JP3820494B2 - アクチエータ内蔵型のヒンジ - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、機械系、或いは大形構造物の建築・土木系をはじめ、その他の技術分野の別を問わず、ヒンジ要素として適用、応用できるアクチエータ内蔵型のヒンジに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ヒンジ乃至ヒンジ機構は、機械、建築、土木等々の技術分野で各種各様に多用されている。
従来、ヒンジを作動させる手段としては、ドアヒンジに代表されるように、ヒンジ結合された要素(例えばドア)を直接駆動する方式が一般的であり、アクチエータを内蔵したヒンジは見聞しない。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】
従来、アクチエータを内蔵したヒンジの技術がないので、ヒンジ結合された要素(例えばドア)を回転運動させるには、外部に別途駆動部を設置することにより目的を実現している。その結果、駆動部の数が多くなる。しかも納まり上、及び外観上に問題を生じている。
【0004】
本発明の目的は、少ない部品数でシンプルに構成され、内蔵したアクチエータでヒンジ機構を直接駆動して回転運動をスムーズに発生するアクチエータ内蔵型のヒンジを提供することである。
本発明の次の目的は、ヒンジを構成する面材の形態、用途などの如何を問わずに適用、応用することができ、面材の回転運動を効率良く実現する、アクチエータ内蔵型のヒンジを提供することである。
【0005】
本発明の更なる目的は、流体圧力で膨張し又は収縮するチューブの内圧の差又は体積(容積)の差を利用して回転運動を生じさせ、動力源としての空気圧或いは油圧等(流体圧)で作動するアクチエータ内蔵型のヒンジを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための手段として、請求項1記載の発明に係るアクチエータ内蔵型のヒンジは、
ヒンジ軸により回転可能に結合された一対の面材の前記ヒンジ結合部が筒形の剛性容器の中に収納されており、前記ヒンジ結合部と剛性容器との間に流体圧力で大きく膨張し又は小さく収縮するチューブがヒンジ結合部の長さ方向に長い形態で内蔵されており、前記チューブの膨張と収縮によりヒンジ結合された一対の面材に回転運動を発生させることをそれぞれ特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載したアクチエータ内蔵型のヒンジにおけるチューブが、一対の面材の前記ヒンジ結合部によって二分された筒形の剛性容器の二つの空間にそれぞれ内蔵されており、それぞれのチューブは膨張と収縮を正反対に発生して一対の面材に回転運動を発生させることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施形態及び実施例】
請求項1及び2に記載した発明に係るアクチエータ内蔵型のヒンジは、図1A〜Dに構造原理と作動態様を示した形態で実施される。
ヒンジ軸(中心軸)1により回転可能に結合された左右一対の面材2、3の前記ヒンジ結合部は、筒形の剛性容器4の中に収納されている。前記ヒンジ結合部が剛性容器4内の空間を仕切って出来る二つの空間に、空気圧、油圧等の流体圧力で大きく膨張し又は排気、排油等による圧力低下によって小さく収縮する二つのチューブ5、6が、ヒンジ結合部の長さ方向に長い形態で内蔵されている。前記二つのチューブ5、6の交互に正反対に発生する膨張と収縮により、ヒンジ結合された一対の面材2、3は回転運動を発生する。
【0009】
図1Aは、二つのチューブ5、6が等しい大きさに膨張して、左右一対の面板5、6が一直線状になった、所謂中立(ニュートラル)の状態を示している。図1Bは、図中上側のチューブ5が収縮を開始し、逆に下側のチューブ6は更に膨張度合いを高めて、左右一対の面板5、6はヒンジ軸1を中心として下向きに少し屈折した動作段階を示している。図1C,Dでは図中上側のチューブ5は益々収縮し、逆に下側のチューブ6は更に膨張度合いを高めて、左右一対の面板5、6はヒンジ軸1を中心として次第に屈折角度を大きくして、図1Dでは約90°まで回転した段階を示している。
【0010】
以上の動作から明らかなように、本発明のヒンジのアクチエータを構成するチューブ5、6は、一つの剛性容器4内の仕切られた空間の一方に1個のみ設置して同様に実施することもできる。又は剛性容器4内の仕切られた二つの空間のそれぞれに複数ずつのチューブを内蔵させて実施することもできる。
このアクチエータ内蔵型のヒンジは、敢えて図示することまでは省略したが、図1A〜Dとは正反対に、図1Aの状態から上側のチューブ5が膨張し、下側のチューブ6が収縮する動作を行なわせることにより、左右一対の面材2と3は前記ヒンジ軸1を中心として上向きにも対称的に屈折する正反対の回転運動を全く同様に行う。図1A〜Dの実施例を180°回転して見たに等しい動作をする。結局、左右一対の面板2、3は、約90°の回転角で上下方向に回転運動をするので、面板2、3のこのような回転運動を各技術分野で積極的に応用、利用して実用に供することができる。
【0011】
図2は、上記アクチエータ内蔵型のヒンジのより具体的な構成を示している。左右一対の面板2と3に互い違いに嵌まり合うフィンガー継手を形成し、このフィンガー継手を互い違いに嵌め合わせて各々の軸孔を一直線状の配置とし、その軸孔へ共通軸としてのヒンジ軸(中心軸)1を通して回転(屈折)が自在な結合が行われている。そして、筒形の剛性容器4との関係としては、同剛性容器4の筒壁に形成した窓孔4aへフィンガー継手の各フィンガー部分2a、3aを通し、同剛性容器4の中で双方のフィンガー継手をヒンジ軸1により一連に結合して、ヒンジ結合部が剛性容器4の中に収納された構成とされている。左右の面板2と3は、各フィンガー部分2a,3aが、剛性容器4の窓孔4aによって許容される角度まで回転運動をする。剛性容器4とチューブ5、6及びヒンジ軸1の長さは、面板2、3に必要とされるヒンジ結合部の長さと等しくされている。剛性容器4は金属、或いは合成樹脂(繊維強化合成樹脂)など剛性の高い材料で製作される。チューブ5、6はゴム製又は合成樹脂(補強材入りを含む)製として製造されたものを好適に使用できる。
【0012】
左右の面板2、3をどのような材質、構造、形態とするかは、当該アクチエータ内蔵型のヒンジを使用する対象(用途、機能)に応じて決定する事項である。
図3と図4は一例として階段を構成する段板10と蹴上げ板11との接合部(稜線部)に本発明のアクチエータ内蔵型ヒンジ12を適用した場合の実施例を示している。図1の面板2と3を、段板10と蹴上げ板11とに置き換えた構成であり、必要に応じて形態が種々変化する階段を実現する実施例である。図3中の符号18は階段の仕上げ材である。図3は段板10と蹴上げ板11とが図1Dのように90°屈折した状態を固定して、階段としての形態を実現している。図4に示した階段の最上部の段板11Aと最低部の蹴上げ板10Aは、それぞれ端部構造部13に連結されている。
【0013】
ヒンジ12の各チューブ5、6を膨張させる手段としてコンプレッサ15が用意されている。このコンプレッサ15で発生した空気圧を供給する空気配管は、電磁切換弁その他を含む空気圧制御部14を中継して各チューブ5、6と接続されている。ヒンジ12の二つのチューブ5、6との接続を主とする空気圧供給回路を、図5に概念的に示している。一つのヒンジ12を構成する二つのチューブ5、6に共通な1個の電磁切換弁16を使用し、空気圧の供給と排気を交互に制御する構成で実施される。符号17は排気系の絞り弁である。
【0014】
従って、上記構成の階段は、各ヒンジ12を駆動することにより、その形態を大きく変化させることが出来る。例えば図6のように太鼓橋のような形態、又は図7のように直角2辺の形態に変化させて、階段としての使用を完全に妨げる機能を働くように実施することができる。
或いは図8のような折板形態の屋根板の各稜線位置に本発明のアクチエータ内蔵型のヒンジ12を適用すると、必要に応じて図9のように上方へ膨らむ形態に変化させて開放状態とし、外部空気を取り入れる実施も可能である。図8および図9において符号23は側壁である。
【0015】
【本発明が奏する効果】
本発明に係るアクチエータ内蔵型のヒンジは、既存の材料、部品の組み合わせて、少ない部品構成でシンプルに製作できる。しかも空気圧や油圧等の流体圧力を動力源として作動し、面板の構成態様の如何により、機械系、土木建築系その他の技術分野の別を問わず、例えばドアや階段、その他のヒンジ要素を必要とするところへ広範囲に適用、応用することができ、直接回転運動を発生する動作を活用して広く実施出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】A〜Dは本発明に係るアクチエータ内蔵型ヒンジの構造原理と動作を概念的に示した断面図である。
【図2】本発明に係るアクチエータ内蔵型ヒンジの構造概念を示した斜視図である。
【図3】階段へ適用した実施例の主要部を示した断面図である。
【図4】階段へ適用した実施例の全体構成を示す斜視図である。
【図5】空気圧回路の概念図である。
【図6】階段の形態を変化させた例の概念図である。
【図7】階段の形態を変化させた例の概念図である。
【図8】ヒンジを屋根へ適用した場合の概念図である。
【図9】屋根の形態を変化させた例の概念図である。
【符号の説明】
1 ヒンジ軸
2 面材
3 面材
4 剛性容器
5 チューブ
6 チューブ
【発明の属する技術分野】
この発明は、機械系、或いは大形構造物の建築・土木系をはじめ、その他の技術分野の別を問わず、ヒンジ要素として適用、応用できるアクチエータ内蔵型のヒンジに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ヒンジ乃至ヒンジ機構は、機械、建築、土木等々の技術分野で各種各様に多用されている。
従来、ヒンジを作動させる手段としては、ドアヒンジに代表されるように、ヒンジ結合された要素(例えばドア)を直接駆動する方式が一般的であり、アクチエータを内蔵したヒンジは見聞しない。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】
従来、アクチエータを内蔵したヒンジの技術がないので、ヒンジ結合された要素(例えばドア)を回転運動させるには、外部に別途駆動部を設置することにより目的を実現している。その結果、駆動部の数が多くなる。しかも納まり上、及び外観上に問題を生じている。
【0004】
本発明の目的は、少ない部品数でシンプルに構成され、内蔵したアクチエータでヒンジ機構を直接駆動して回転運動をスムーズに発生するアクチエータ内蔵型のヒンジを提供することである。
本発明の次の目的は、ヒンジを構成する面材の形態、用途などの如何を問わずに適用、応用することができ、面材の回転運動を効率良く実現する、アクチエータ内蔵型のヒンジを提供することである。
【0005】
本発明の更なる目的は、流体圧力で膨張し又は収縮するチューブの内圧の差又は体積(容積)の差を利用して回転運動を生じさせ、動力源としての空気圧或いは油圧等(流体圧)で作動するアクチエータ内蔵型のヒンジを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための手段として、請求項1記載の発明に係るアクチエータ内蔵型のヒンジは、
ヒンジ軸により回転可能に結合された一対の面材の前記ヒンジ結合部が筒形の剛性容器の中に収納されており、前記ヒンジ結合部と剛性容器との間に流体圧力で大きく膨張し又は小さく収縮するチューブがヒンジ結合部の長さ方向に長い形態で内蔵されており、前記チューブの膨張と収縮によりヒンジ結合された一対の面材に回転運動を発生させることをそれぞれ特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載したアクチエータ内蔵型のヒンジにおけるチューブが、一対の面材の前記ヒンジ結合部によって二分された筒形の剛性容器の二つの空間にそれぞれ内蔵されており、それぞれのチューブは膨張と収縮を正反対に発生して一対の面材に回転運動を発生させることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施形態及び実施例】
請求項1及び2に記載した発明に係るアクチエータ内蔵型のヒンジは、図1A〜Dに構造原理と作動態様を示した形態で実施される。
ヒンジ軸(中心軸)1により回転可能に結合された左右一対の面材2、3の前記ヒンジ結合部は、筒形の剛性容器4の中に収納されている。前記ヒンジ結合部が剛性容器4内の空間を仕切って出来る二つの空間に、空気圧、油圧等の流体圧力で大きく膨張し又は排気、排油等による圧力低下によって小さく収縮する二つのチューブ5、6が、ヒンジ結合部の長さ方向に長い形態で内蔵されている。前記二つのチューブ5、6の交互に正反対に発生する膨張と収縮により、ヒンジ結合された一対の面材2、3は回転運動を発生する。
【0009】
図1Aは、二つのチューブ5、6が等しい大きさに膨張して、左右一対の面板5、6が一直線状になった、所謂中立(ニュートラル)の状態を示している。図1Bは、図中上側のチューブ5が収縮を開始し、逆に下側のチューブ6は更に膨張度合いを高めて、左右一対の面板5、6はヒンジ軸1を中心として下向きに少し屈折した動作段階を示している。図1C,Dでは図中上側のチューブ5は益々収縮し、逆に下側のチューブ6は更に膨張度合いを高めて、左右一対の面板5、6はヒンジ軸1を中心として次第に屈折角度を大きくして、図1Dでは約90°まで回転した段階を示している。
【0010】
以上の動作から明らかなように、本発明のヒンジのアクチエータを構成するチューブ5、6は、一つの剛性容器4内の仕切られた空間の一方に1個のみ設置して同様に実施することもできる。又は剛性容器4内の仕切られた二つの空間のそれぞれに複数ずつのチューブを内蔵させて実施することもできる。
このアクチエータ内蔵型のヒンジは、敢えて図示することまでは省略したが、図1A〜Dとは正反対に、図1Aの状態から上側のチューブ5が膨張し、下側のチューブ6が収縮する動作を行なわせることにより、左右一対の面材2と3は前記ヒンジ軸1を中心として上向きにも対称的に屈折する正反対の回転運動を全く同様に行う。図1A〜Dの実施例を180°回転して見たに等しい動作をする。結局、左右一対の面板2、3は、約90°の回転角で上下方向に回転運動をするので、面板2、3のこのような回転運動を各技術分野で積極的に応用、利用して実用に供することができる。
【0011】
図2は、上記アクチエータ内蔵型のヒンジのより具体的な構成を示している。左右一対の面板2と3に互い違いに嵌まり合うフィンガー継手を形成し、このフィンガー継手を互い違いに嵌め合わせて各々の軸孔を一直線状の配置とし、その軸孔へ共通軸としてのヒンジ軸(中心軸)1を通して回転(屈折)が自在な結合が行われている。そして、筒形の剛性容器4との関係としては、同剛性容器4の筒壁に形成した窓孔4aへフィンガー継手の各フィンガー部分2a、3aを通し、同剛性容器4の中で双方のフィンガー継手をヒンジ軸1により一連に結合して、ヒンジ結合部が剛性容器4の中に収納された構成とされている。左右の面板2と3は、各フィンガー部分2a,3aが、剛性容器4の窓孔4aによって許容される角度まで回転運動をする。剛性容器4とチューブ5、6及びヒンジ軸1の長さは、面板2、3に必要とされるヒンジ結合部の長さと等しくされている。剛性容器4は金属、或いは合成樹脂(繊維強化合成樹脂)など剛性の高い材料で製作される。チューブ5、6はゴム製又は合成樹脂(補強材入りを含む)製として製造されたものを好適に使用できる。
【0012】
左右の面板2、3をどのような材質、構造、形態とするかは、当該アクチエータ内蔵型のヒンジを使用する対象(用途、機能)に応じて決定する事項である。
図3と図4は一例として階段を構成する段板10と蹴上げ板11との接合部(稜線部)に本発明のアクチエータ内蔵型ヒンジ12を適用した場合の実施例を示している。図1の面板2と3を、段板10と蹴上げ板11とに置き換えた構成であり、必要に応じて形態が種々変化する階段を実現する実施例である。図3中の符号18は階段の仕上げ材である。図3は段板10と蹴上げ板11とが図1Dのように90°屈折した状態を固定して、階段としての形態を実現している。図4に示した階段の最上部の段板11Aと最低部の蹴上げ板10Aは、それぞれ端部構造部13に連結されている。
【0013】
ヒンジ12の各チューブ5、6を膨張させる手段としてコンプレッサ15が用意されている。このコンプレッサ15で発生した空気圧を供給する空気配管は、電磁切換弁その他を含む空気圧制御部14を中継して各チューブ5、6と接続されている。ヒンジ12の二つのチューブ5、6との接続を主とする空気圧供給回路を、図5に概念的に示している。一つのヒンジ12を構成する二つのチューブ5、6に共通な1個の電磁切換弁16を使用し、空気圧の供給と排気を交互に制御する構成で実施される。符号17は排気系の絞り弁である。
【0014】
従って、上記構成の階段は、各ヒンジ12を駆動することにより、その形態を大きく変化させることが出来る。例えば図6のように太鼓橋のような形態、又は図7のように直角2辺の形態に変化させて、階段としての使用を完全に妨げる機能を働くように実施することができる。
或いは図8のような折板形態の屋根板の各稜線位置に本発明のアクチエータ内蔵型のヒンジ12を適用すると、必要に応じて図9のように上方へ膨らむ形態に変化させて開放状態とし、外部空気を取り入れる実施も可能である。図8および図9において符号23は側壁である。
【0015】
【本発明が奏する効果】
本発明に係るアクチエータ内蔵型のヒンジは、既存の材料、部品の組み合わせて、少ない部品構成でシンプルに製作できる。しかも空気圧や油圧等の流体圧力を動力源として作動し、面板の構成態様の如何により、機械系、土木建築系その他の技術分野の別を問わず、例えばドアや階段、その他のヒンジ要素を必要とするところへ広範囲に適用、応用することができ、直接回転運動を発生する動作を活用して広く実施出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】A〜Dは本発明に係るアクチエータ内蔵型ヒンジの構造原理と動作を概念的に示した断面図である。
【図2】本発明に係るアクチエータ内蔵型ヒンジの構造概念を示した斜視図である。
【図3】階段へ適用した実施例の主要部を示した断面図である。
【図4】階段へ適用した実施例の全体構成を示す斜視図である。
【図5】空気圧回路の概念図である。
【図6】階段の形態を変化させた例の概念図である。
【図7】階段の形態を変化させた例の概念図である。
【図8】ヒンジを屋根へ適用した場合の概念図である。
【図9】屋根の形態を変化させた例の概念図である。
【符号の説明】
1 ヒンジ軸
2 面材
3 面材
4 剛性容器
5 チューブ
6 チューブ
Claims (2)
- ヒンジ軸により回転可能に結合された一対の面材の前記ヒンジ結合部が筒形の剛性容器の中に収納されており、前記ヒンジ結合部と剛性容器との間に流体圧力で大きく膨張し又は小さく収縮するチューブがヒンジ結合部の長さ方向に長い形態で内蔵されており、前記チューブの膨張と収縮によりヒンジ結合された一対の面材に回転運動を発生させることをそれぞれ特徴とする、アクチエータ内蔵型のヒンジ。
- チューブは、一対の面材の前記ヒンジ結合部によって二分された筒形の剛性容器の二つの空間にそれぞれ内蔵されており、それぞれのチューブは膨張と収縮を正反対に発生して一対の面材に回転運動を発生させることを特徴とする、請求項1に記載したアクチエータ内蔵型のヒンジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10797798A JP3820494B2 (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | アクチエータ内蔵型のヒンジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10797798A JP3820494B2 (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | アクチエータ内蔵型のヒンジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11303491A JPH11303491A (ja) | 1999-11-02 |
JP3820494B2 true JP3820494B2 (ja) | 2006-09-13 |
Family
ID=14472866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10797798A Expired - Fee Related JP3820494B2 (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | アクチエータ内蔵型のヒンジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3820494B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2969524B1 (fr) * | 2010-12-23 | 2013-09-06 | Thales Sa | Articulation auto-motorisee et ensemble articule auto-regules |
-
1998
- 1998-04-17 JP JP10797798A patent/JP3820494B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11303491A (ja) | 1999-11-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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