JP3819125B2

JP3819125B2 - Long blow molded product

Info

Publication number: JP3819125B2
Application number: JP25277497A
Authority: JP
Inventors: 邦彦小川; 潔渡辺
Original assignee: Inoac Corp
Current assignee: Inoac Corp
Priority date: 1997-09-01
Filing date: 1997-09-01
Publication date: 2006-09-06
Anticipated expiration: 2017-09-01
Also published as: JPH1177810A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車用サイドマッドガード等として用いられる長尺のブロー成形品に関する。
【０００２】
【従来の技術】
図５に示すように、自動車Ｃの側面のドア下部には、前後方向に沿ってサイドマッドガード４０が取り付けられている。近年、そのサイドマッドガード４０として、図６、その裏面を示す図７、８−８断面を示す図８及び長手方向に沿って切断した９−９断面を示す図９のように、横断面形状が略Ｄ形をした中空の長尺ブロー成形品４１が用いられるようになった。この長尺ブロー成形品４１は、公知のブロー成形法によって成形されたもので、軽量性に優れ、しかも樹脂の使用量が少ないため経済的である。符号４２はブロー成形時に固着された取付用クリップ、４６、４７は長尺成形品４１の両端を車体に固定するための固定孔である。なお、「長尺」の語句は、長手方向がそれと直交する方向に比べて極端に長いことを意味し、単に長いあるいは細長いとも称されることがある。
【０００３】
ところで、ブロー成形法は、図１０に示すように、ブロー成形型５１の型間に熱可塑性プラスチックからなるパリソン５２を溶融状態で配置し、閉型してパリソン５２内に圧搾空気を吹き込んで型面形状に膨らませ、それにより型面形状に賦形した後、冷却して形状固定し、その後脱型して成形品を得る方法である。このようにして成形される前記ブロー成形品４１にあっては、パリソン５２がブロー成形型５１の分割面Ｐａと接する部分にパーティングラインＰ（型の分割線）を生じるのが避けられなかった。このパーティングラインＰは、成形品の目立つ場所に存在すると成形品の外観を損なうため、通常目立たない位置となるようにブロー成形型５１が設計される。前記長尺ブロー成形品４１においては、図８に示すように、パーティングラインＰは、目立たない位置で、しかも型の開閉が妨げられない位置となる、前記膨出側（意匠側）の面４３とその反対の非膨出側（取付側）の面４４との境界位置４５に長手方向に沿って設定される。なお、この発明および従来技術における「非膨出側」の語句は、「膨出側」に比べて膨らみ程度が少ないことを意味し、全く膨らんでいない状態のみを意味するものではない。
【０００４】
前記のようにパーティングラインＰが設定される結果、長尺ブロー成形品４１は、膨出側の面４３でパリソン５２が大きく膨らまされて肉厚が薄くなり、反対に非膨出側の面４４ではパリソン５２の伸びが少なくなって肉厚が厚くなり、不均一な肉厚分布となる。そのため、ブロー成形時の熱、さらにはその後に行われる成形品塗装時の熱が成形品４１内に不均一に蓄積されることになり、その後の冷却により、成形品４１が、図９のように厚肉の非膨出側で大きく収縮して、鎖線のように、長手方向に沿って弓形に変形し易かった。特に一方向に長い長尺ブロー成形品４１において、前記収縮による変形の度合いは大きく、取付性および美観に与える悪影響が大であった。
【０００５】
そこで、従来においては、長尺ブロー成形品をその温度が高い間、矯正治具（図示せず）にセットして変形を防止し、冷却後に矯正治具から外すことを行っている。しかし、矯正治具の費用が嵩むという経済的な問題のみならず、矯正治具に対する成形品のセット作業や取り外し作業が余分に必要となるという作業性の問題がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、前記の点に鑑みなされたもので、肉厚の不均一に起因する変形を防止でき、しかも変形防止用の矯正治具も不要にできる、作業性及び経済性に優れる長尺ブロー成形品を提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
この発明は、成形品の長手方向に沿ってパーティングラインが設けられ、該パーティングラインで区画される一側が膨出程度の大なる膨出側、反対側が前記膨出側よりも膨出程度の少ない非膨出側として形成された中空の長尺ブロー成形品であって、前記非膨出側の面に変形防止溝を当該ブロー成形品の長手方向と交差させて前記長手方向に複数並設すると共に、前記変形防止溝の開口周縁基部の肉厚Ｙを、前記非膨出側の面の一般部の肉厚Ｘよりも薄くして膨出側の面の肉厚Ｚとほぼ同じ厚みにしたことを特徴とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。
図１はこの発明の一実施例に係る長尺ブロー成形品を裏側から見た斜視図、図２は図１の２−２断面図、図３は図２の部分断面図、図４は長尺ブロー成形品の収縮時の部分断面図である。
【０００９】
図１に示すこの発明の長尺ブロー成形品１０は、熱可塑性プラスチック中空体からなり、自動車のドア下部に前後方向に沿ってサイドマッドガードとして取り付けられる。車体への取り付け用として、長尺ブロー成形品１０の長手方向両端に設けられた取付部１３には固定穴１４が形成され、長尺成形品１０下側にも固定穴１５が形成され、それぞれボルト等の固定部品が挿通されるようになっている。なお、この長尺ブロー成形品１０は、車体の色に合わせて表面が塗装されている。
【００１０】
この長尺ブロー成形品１０は、従来技術の項で述べたパリソンを用いる公知のブロー成形によって形成されたもので、そのブロー成形時の型によるパーティングラインＰが成形品１０の長手方向に沿って形成されている。前記パーティングラインＰで区画される一側は、外方への膨出程度が大きい膨出側Ｋとして形成され、反対側は前記膨出側Ｋに比べて外方への膨出程度が少ない非膨出側Ｌとなっている。この例では前記膨出側Ｋと非膨出側Ｌとで横断面形状が略Ｄ形を構成している。なお、パーティングラインＰの部分は前記膨出側Ｋと非膨出側Ｌとの境界１６となる。また、前記非膨出側Ｌの面２１には取付用クリップが、長尺成形品１０の成形時に固着されている。なお、この長尺ブロー成形品１０は、車体の色に合わせて表面が塗装されている。
【００１１】
前記膨出側Ｋの面１１は、ブロー成形時にパリソンが大きく膨らまされて肉厚が薄くなっており、それに対して非膨出側Ｌの面２１はブロー成形時にパリソンの膨らみが小さく形成されて肉厚が厚くなっている。
【００１２】
前記肉厚の厚い非膨出側Ｌの面２１には、図２に示すように、成形品１０の長手方向と交差し、かつ前記長手方向に一定間隔でまたは異なる間隔で変形防止溝２３が複数並設されている。この変形防止溝２３は、ブロー成形時あるいはその後の塗装時に成形品１０内に蓄積される熱量が、前記薄肉の膨出側の面１１と厚肉の非膨出側の面２１とで異なり、冷却後の収縮量が前記蓄熱量の差によって非膨出側の面２１で大きくなって、成形品１０の長手方向に沿って弓形に変形するのを防ぐためのものである。
【００１３】
前記変形防止溝２３は、図２の拡大図３から理解されるように、成形品１０裏側の非膨出側の面２１に、表側の膨出側の面１１へ向かって成形品１０内部へ窪んだ一種の縦リブ状に形成され、長さが１８００ｍｍのこの実施例の成形品１０においては、変形防止溝２３同士の間隔ｄは、約２００ｍｍ〜３００ｍｍ、各変形防止溝２３の溝幅Ｗは約１ｍｍ〜２ｍｍに形成されている。また変形防止溝２３の開口周縁基部２４の肉厚Ｙは、非膨出側の面２１の一般部２５の肉厚Ｘよりも薄くされて膨出側の面１１の肉厚Ｚとほぼ同じ厚みにされている。これによって非膨出側の面２１の収縮時に変形防止溝２３が開き易くなり、成形品１０の変形を効率良く防止できるようになる。また、変形防止溝２３の深さｈは、前記開口周縁部基部２４の肉厚Ｙと一般部の肉厚Ｘとの関係から考慮して適宜設定される。なお、この変形防止溝２３の形成は、ブロー成形時に非膨出側Ｌを賦形するブロー成形型の型面に、変形防止溝２３と対応する突起を形成しておくことにより、成形品１０の成形と同時に形成することができる。
【００１４】
前記ブロー成形品１０は、ブロー成形時の熱やその後に行われる塗装時の熱が肉厚によって不均一に蓄積され、冷却時の収縮が厚肉の非膨出側の面２１で大になる。その非膨出側の面２１での収縮は、図３および図４に示すように、変形防止溝２３間の一般部２５で成形品１０の長手方向に沿って矢印Ｋ方向へ生じ、隣合う変形防止溝２３、２３間の距離を狭くする力が働く。その力により変形防止溝２３の開口周縁の基部２４，２４が両外側へ引っ張られて溝幅ＷからＷ’に広がり、厚肉の一般部２５の収縮分を溝幅Ｗの広がりで相殺して補う。このように、変形防止溝２３は肉厚部に生じる収縮量に応じて溝幅Ｗが変化するため、常に薄肉の膨出側の面１１と厚肉の非膨出側の面２１間の収縮程度の違いによる成形品１０の変形を防止することができる。したがって、この成形品は、従来のように前記熱収縮に起因する変形によって成形品１０の取付精度が低下したり、外観を損ねたりする不具合を確実に回避することができる。
【００１５】
【発明の効果】
以上図示し説明したように、この発明の長尺ブロー成形品によれば、膨出程度の少ない非膨出側の面に長手方向と交差する変形防止溝を長手方向に複数並設し、変形防止溝の開口周縁基部の肉厚Ｙを、非膨出側の面の一般部の肉厚Ｘよりも薄くして膨出側の面の肉厚Ｚとほぼ同じ厚みにしたため、薄肉の膨出側の面と厚肉の非膨出側の面との収縮量の差を、変形防止溝の開きによって吸収し、成形品が変形するのを防止することができる。したがって、この発明の長尺ブロー成形品は、成形後の収縮による変形が無く、外観が良好で、車体等に装着する際にも精度よく取り付けることができる。また、この発明の長尺ブロー成形品においては、従来必要とされた変形防止用の矯正治具を必要とせず、通常のブロー成形により得ることができるため、設備費を軽減できるのみならず、余分な作業が不要になって作業性を向上させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の一実施例に係る長尺ブロー成形品を裏側から見た斜視図である。
【図２】図１の２−２断面図である。
【図３】図２の部分拡大断面図である。
【図４】図１に示す成形品の収縮時の作用を示す拡大断面図である。
【図５】一般的な自動車の斜視図である。
【図６】従来の長尺ブロー成形品を表側から見た斜視図である。
【図７】図５の長尺ブロー成形品を裏側から見た斜視図である。
【図８】図６の８−８断面図である。
【図９】図６の９−９断面図である。
【図１０】一般的なブロー成形を示す断面図である。
【符号の説明】
１０長尺ブロー成形品
１１膨出側の面
１６膨出側の面と非膨出側の面の境界位置
２１非膨出側の面
２２取り付け用クリップ
２３変形防止溝
２４変形防止溝の開口周縁基部
Ｋ膨出側
Ｌ非膨出側
Ｐパーティングライン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a long blow molded product used as a side mudguard for automobiles.
[0002]
[Prior art]
As shown in FIG. 5, a side mud guard 40 is attached to the lower part of the side door of the automobile C along the front-rear direction. In recent years, as the side mud guard 40, the cross-sectional shape is as shown in FIG. 6, FIG. 7 showing the back surface, FIG. 8 showing the 8-8 cross section, and FIG. 9 showing the 9-9 cross section cut along the longitudinal direction. A hollow long blow-molded product 41 having a substantially D shape has been used. The long blow molded article 41 is formed by a known blow molding method, is excellent in light weight, and is economical because the amount of resin used is small. Reference numeral 42 denotes an attachment clip fixed during blow molding, and 46 and 47 denote fixing holes for fixing both ends of the long molded product 41 to the vehicle body. Note that the phrase “long” means that the longitudinal direction is extremely longer than the direction perpendicular to the longitudinal direction, and may be simply referred to as long or elongated.
[0003]
By the way, in the blow molding method, as shown in FIG. 10, a parison 52 made of a thermoplastic plastic is arranged in a molten state between molds of a blow mold 51, and the mold is closed and blown with compressed air into the parison 52. This is a method of inflating to a surface shape, thereby forming a mold surface shape, cooling and fixing the shape, and then removing the mold to obtain a molded product. In the blow molded product 41 molded in this way, it is inevitable that the parison 52 generates a parting line P (parting line of the mold) at a portion where the parison 52 contacts the dividing surface Pa of the blow molding die 51. . If this parting line P exists in a conspicuous place of the molded product, the appearance of the molded product is impaired. Therefore, the blow molding die 51 is designed so as to be in an inconspicuous position. In the long blow-molded product 41, as shown in FIG. 8, the parting line P is an inconspicuous position and is a position where the opening and closing of the mold is not hindered. It is set along the longitudinal direction at a boundary position 45 between 43 and the opposite non-bulging side (mounting side) surface 44. It should be noted that the phrase “non-bulging side” in the present invention and the prior art means that the degree of swelling is less than that of “bulging side”, and does not mean only a state where no swelling occurs.
[0004]
As a result of setting the parting line P as described above, in the long blow molded product 41, the parison 52 is greatly inflated on the bulging side surface 43 to reduce the wall thickness, and conversely, the non-bulging side surface. In 44, the parison 52 is less stretched and thicker, resulting in a non-uniform wall thickness distribution. Therefore, heat at the time of blow molding, and further heat at the time of painting the molded product to be performed thereafter, is accumulated non-uniformly in the molded product 41, and the molded product 41 becomes as shown in FIG. It shrank greatly on the non-bulged side of the thick wall, and it was easy to deform into an arcuate shape along the longitudinal direction as indicated by a chain line. In particular, in the long blow-molded product 41 that is long in one direction, the degree of deformation due to the shrinkage is large, and the adverse effect on the attachment property and the aesthetic appearance is large.
[0005]
Therefore, conventionally, a long blow-molded product is set on a correction jig (not shown) while the temperature is high to prevent deformation, and is removed from the correction jig after cooling. However, there is not only an economical problem that the cost of the correction jig is increased, but also a problem of workability that an extra work for setting and removing the molded product from the correction jig is required.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above points, and can prevent deformation due to uneven thickness, and can eliminate the need for a correction jig for preventing deformation. A molded article is provided.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, a parting line is provided along the longitudinal direction of the molded product, and one side defined by the parting line is on the bulging side where the degree of swelling is large, and the opposite side is about the degree of swelling than the bulging side. A hollow long blow-molded product formed as a non-bulging side with a small amount of deformation, and a plurality of deformation prevention grooves are formed on the surface of the non-bulging side so as to intersect the longitudinal direction of the blow-molded product. In addition, the thickness Y of the opening peripheral base of the deformation preventing groove is made thinner than the thickness X of the general portion of the non-bulged surface to be substantially the same as the thickness Z of the bulged surface. characterized in that the.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
1 is a perspective view of a long blow molded article according to an embodiment of the present invention as seen from the back side, FIG. 2 is a sectional view taken along the line 2-2 in FIG. 1, FIG. 3 is a partial sectional view of FIG. It is a fragmentary sectional view at the time of shrinkage | contraction of a scale blow molded product.
[0009]
A long blow molded article 10 of the present invention shown in FIG. 1 is made of a thermoplastic hollow body, and is attached as a side mud guard along the front-rear direction to the lower part of the door of an automobile. For attachment to the vehicle body, fixing holes 14 are formed in the attachment portions 13 provided at both ends in the longitudinal direction of the long blow molded product 10, and fixing holes 15 are formed below the long molded product 10. Fixing parts such as bolts are inserted. The long blow molded article 10 has a surface coated in accordance with the color of the vehicle body.
[0010]
This long blow molded product 10 is formed by a known blow molding using a parison described in the section of the prior art, and the parting line P by the mold at the time of blow molding is along the longitudinal direction of the molded product 10. Is formed. One side defined by the parting line P is formed as a bulging side K having a large degree of outward bulging, and the opposite side is less bulging outward than the bulging side K. It is the non-bulging side L. In this example, the bulging side K and the non-bulging side L form a substantially D-shaped cross section. The parting line P is the boundary 16 between the bulging side K and the non-bulging side L. An attachment clip is fixed to the non-bulged side L surface 21 when the long molded product 10 is molded. The long blow molded article 10 has a surface coated in accordance with the color of the vehicle body.
[0011]
The surface 11 on the bulging side K is greatly bulged during blow molding to reduce the wall thickness, whereas the surface 21 on the non-bulging side L is formed with small bulging of the parison during blow molding. The wall thickness is thick.
[0012]
As shown in FIG. 2, the thick non-bulged side L surface 21 has deformation preventing grooves 23 that intersect with the longitudinal direction of the molded product 10 and at regular intervals or different intervals in the longitudinal direction. A plurality are arranged side by side. The deformation preventing groove 23 is different in the amount of heat accumulated in the molded article 10 during blow molding or after coating between the thin bulging side surface 11 and the thick non-bulging side surface 21. This is to prevent the amount of shrinkage after cooling from increasing on the non-bulged surface 21 due to the difference in the amount of heat storage, and deforming into an arcuate shape along the longitudinal direction of the molded product 10.
[0013]
As can be understood from the enlarged view 3 of FIG. 2, the deformation prevention groove 23 is formed on the non-bulged surface 21 on the back side of the molded product 10 and into the bulged surface 11 on the front side. In the molded product 10 of this embodiment, which is formed into a kind of hollow vertical rib and has a length of 1800 mm, the distance d between the deformation prevention grooves 23 is about 200 mm to 300 mm, and the groove width W of each deformation prevention groove 23. Is formed to be about 1 mm to 2 mm. Further, the thickness Y of the opening peripheral base 24 of the deformation preventing groove 23 is made thinner than the thickness X of the general portion 25 of the non-bulged surface 21 and is substantially the same as the thickness Z of the bulged surface 11. Has been. As a result, the deformation preventing groove 23 is easily opened when the non-bulged surface 21 contracts, and deformation of the molded product 10 can be efficiently prevented. Further, the depth h of the deformation preventing groove 23 is appropriately set in consideration of the relationship between the thickness Y of the opening peripheral edge base 24 and the thickness X of the general portion. The deformation prevention groove 23 is formed by forming protrusions corresponding to the deformation prevention groove 23 on the mold surface of the blow mold that shapes the non-bulging side L during blow molding. It can be formed at the same time as the molding.
[0014]
In the blow molded product 10, heat at the time of blow molding and heat at the time of painting performed thereafter are accumulated non-uniformly due to the thickness, and shrinkage at the time of cooling becomes large on the thick non-bulging side surface 21. . The shrinkage on the non-bulged surface 21 occurs in the direction of the arrow K along the longitudinal direction of the molded product 10 at the general portion 25 between the deformation prevention grooves 23 as shown in FIGS. A force that narrows the distance between the deformation preventing grooves 23 and 23 acts. With this force, the bases 24 and 24 at the periphery of the opening of the deformation preventing groove 23 are pulled outward to expand from the groove width W to W ′, and the contraction of the thick general portion 25 is offset by the expansion of the groove width W. compensate. Thus, since the groove width W of the deformation preventing groove 23 changes according to the amount of shrinkage generated in the thick portion, the shrinkage between the thin bulging surface 11 and the thick non-bulging surface 21 is always performed. Deformation of the molded product 10 due to the difference in degree can be prevented. Therefore, this molded product can reliably avoid problems such as a decrease in mounting accuracy of the molded product 10 or a loss of appearance due to the deformation caused by the thermal shrinkage.
[0015]
【The invention's effect】
As illustrated and described above, according to the long blow molded product of the present invention, a plurality of deformation preventing grooves intersecting the longitudinal direction are arranged in parallel in the longitudinal direction on the non-bulging side surface with a small degree of bulging , and deformation is performed. Since the wall thickness Y of the opening peripheral edge base of the prevention groove is made thinner than the wall thickness X of the general part of the non-bulging side surface, it is made substantially the same as the wall thickness Z of the bulging side surface. The difference in shrinkage between the surface on the side and the surface on the non-bulged side of the thick wall is absorbed by the opening of the deformation preventing groove, and the molded product can be prevented from being deformed. Therefore, the long blow molded product of the present invention is free from deformation due to shrinkage after molding, has a good appearance, and can be attached with high precision when mounted on a vehicle body or the like. Further, in the long blow molded product of the present invention, it does not require a correction jig for preventing deformation required conventionally, and can be obtained by ordinary blow molding, not only can the equipment cost be reduced, Extra work is not required and workability can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a long blow molded product according to an embodiment of the present invention as viewed from the back side.
2 is a cross-sectional view taken along the line 2-2 in FIG.
3 is a partially enlarged cross-sectional view of FIG.
FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view showing an action when the molded article shown in FIG. 1 is contracted.
FIG. 5 is a perspective view of a general automobile.
FIG. 6 is a perspective view of a conventional long blow molded product as viewed from the front side.
7 is a perspective view of the long blow molded product of FIG. 5 viewed from the back side.
8 is a cross-sectional view taken along the line 8-8 in FIG.
9 is a cross-sectional view taken along line 9-9 in FIG.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing general blow molding.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Long blow molded product 11 The surface of the bulging side 16 The boundary position of the surface of the bulging side and the surface of the non-bulging side 21 The surface of the non-bulging side 22 The attachment clip 23 The deformation preventing groove 24 The opening peripheral edge of the deformation preventing groove Base K Swelling side L Non-swelling side P Parting line

Claims

A parting line is provided along the longitudinal direction of the molded product, and one side defined by the parting line is a bulging side having a large degree of bulging, and the opposite side is a non-bulging that has a smaller degree of bulging than the bulging side. A hollow long blow-molded product formed as an exit side, and a plurality of deformation prevention grooves on the non-expanded side surface intersecting with the longitudinal direction of the blow-molded product in parallel in the longitudinal direction , The thickness Y of the opening peripheral base of the deformation preventing groove is made thinner than the thickness X of the general part of the non-bulged side surface to be substantially the same as the thickness Z of the bulging side surface. Characteristic long blow molded product.