JP3818268B2 - アンダーフィル材の充填方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アンダーフィル材の充填方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体チップを回路基板に実装した後、これらの間に形成される間隙には、樹脂(アンダーフィル材)を充填して、硬化させる。
この樹脂の充填方法としては、大別すると、半導体チップ側面部よりディスペンスユニットにより充填する方法(特許文献1参照。)や、回路基板に形成された孔部からディスペンスユニットにより充填する方法(特許文献2参照。)等が挙げられる。
【0003】
しかしながら、これらの方法では、いずれも、少量の樹脂を安定的に(一定量で)供給することが困難であるという問題がある。特に、半導体チップのサイズが小さい(例えば、時計用IC等)場合、樹脂の供給量のバラツキが一層顕著となる。
また、これらの方法では、樹脂を充填する作業を行うのに、比較的広いスペースを要するとともに、高速での作業が困難であるという問題もある。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−118127号公報(図4)
【特許文献2】
特開平5−6913号公報(図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、少量のアンダーフィル材を安定して供給可能なアンダーフィル材の充填方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明のアンダーフィル材の充填方法は、ピンの先端部の外周に形成された凹部内にアンダーフィル材を保持した状態で、前記ピンを配線基板に実装された半導体チップに接近させ、前記アンダーフィル材を前記半導体チップの縁部に接触させることにより、前記半導体チップと前記配線基板との間隙に前記アンダーフィル材を吸収させることを特徴とする。これにより、少量のアンダーフィル材を安定して供給することができる。
【0007】
本発明のアンダーフィル材の充填方法では、前記凹部内に前記半導体チップの縁部が位置するまで、前記ピンを前記半導体チップに接近させることが好ましい。
これにより、少量のアンダーフィル材であっても、間隙に確実に充填する(吸収させる)ことができるとともに、間隙へアンダーフィル材を供給する際に、ピンの半導体チップ近傍における位置精度を比較的ラフにすることができる。
【0008】
本発明のアンダーフィル材の充填方法では、前記凹部は、前記ピンの全周に亘って形成されていることが好ましい。
これにより、ピンの先端部の周方向におけるアンダーフィル材の付着、保持が均一になされるようになる。
本発明のアンダーフィル材の充填方法では、前記凹部は、平面視で環状をなしていることが好ましい。
これにより、ピンの先端部の周方向におけるアンダーフィル材の付着、保持が均一になされるようになる。
【0009】
本発明のアンダーフィル材の充填方法では、前記凹部は、その幅がほぼ一定であることが好ましい。
これにより、ピンの先端部の周方向におけるアンダーフィル材の付着、保持が均一になされるようになる。
本発明のアンダーフィル材の充填方法では、前記ピンの前記凹部が形成された部分の横断面積(平均)をA[mm]とし、前記ピンの前記凹部より基端側の横断面積(平均)をB[mm]としたとき、A/Bが0.05〜0.9なる関係を満足することが好ましい。
これにより、ピンの先端部へ十分な量のアンダーフィル材をより確実に付着、保持させることができる。
【0010】
本発明のアンダーフィル材の充填方法では、前記ピンの前記凹部が形成された部分の長さは、前記半導体チップの前記配線基板と反対側の面と、前記配線基板の前記半導体チップ側の面との距離より大きく設定されていることが好ましい。これにより、ピンの先端部へ十分な量のアンダーフィル材を付着、保持させることができるとともに、間隙へアンダーフィル材を供給する際に、ピンの半導体チップ近傍における位置精度をラフにすることができる。
【0011】
本発明のアンダーフィル材の充填方法では、少なくとも前記凹部の表面には、疎水化処理が施されていることが好ましい。
これにより、アンダーフィル材のピン上部への這い上がりを、より確実に防止することができる。
本発明のアンダーフィル材の充填方法では、前記疎水化処理は、前記ピンの先端から軸方向に沿って10〜15mmの範囲に施されていることが好ましい。
これにより、アンダーフィル材のピン上部への這い上がりを、より確実に防止することができる。
本発明のアンダーフィル材の充填方法では、前記疎水化処理は、フッ素系樹脂を主材料として構成される被膜の形成によるものであることが好ましい。
これにより、ピンへの疎水化処理を容易に行うことができる。
【0012】
本発明のアンダーフィル材の充填方法では、前記ピンを前記半導体チップの厚さ方向に対して傾斜した方向から、前記半導体チップに接近させることが好ましい。
これにより、半導体チップの上面や、目的とする半導体チップに隣接して実装された他の部品(他の半導体チップ)等へのアンダーフィル材の付着を防止することができる。その結果、目的とする間隙へアンダーフィル材を確実に供給、充填する(吸収させる)ことができる。
【0013】
本発明のアンダーフィル材の充填方法では、前記ピンを前記半導体チップの厚さ方向に対して30〜60°傾斜した方向から、前記半導体チップに接近させることが好ましい。
これにより、間隙へのアンダーフィル材の供給作業の狭スペース化を図れるとともに、目的とする間隙へアンダーフィル材をより確実に供給、充填することができる。
本発明のアンダーフィル材の充填方法では、前記アンダーフィル材の粘度(常温)は、0.5〜15Pa・sであることが好ましく、2〜10Pa・sであることがより好ましい。
これにより、少量であっても適正な量を安定して、ピンの先端部に付着、保持させることが可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、アンダーフィル材の充填方法、アンダーフィル材の充填装置、半導体実装基板および電子機器の好適な実施形態について説明する。
本発明における半導体チップには、ベアチップ(個別のチップおよびウェハの双方)および半導体パッケージのいずれのものをも含む。
【0018】
図1は、半導体チップを配線基板に実装する方法を示す工程図(縦断面図)である。なお、以下の説明では、図1中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。
図1(a)に示すように、配線基板4に実装される半導体チップ(半導体素子)1は、基板2と、基板2の一方の面2a側に設けられた複数の端子3とを有している。
【0019】
基板2は、例えば、Si等の半導体材料で構成されている。基板2の厚さ(平均)は、特に限定されないが、通常、50〜650μm程度とされる。
また、基板2は、単層で構成されたもののみならず、複数の層の積層体で構成されたものでもよい。
この基板2の一方の面2a側には、集積回路(図示せず)が形成され、この集積回路の配線パターンの一部に接触するように端子3が配設されている。
【0020】
配線パターンは、例えば、Al、Cu、W、Moまたはこれらを含む合金等で構成されている。
なお、集積回路は、基板2の他方の面2b側に形成されていてもよく、面2a側および面2b側の双方に形成されていてもよい。また、基板2が複数の層の積層体で構成される場合には、集積回路は、基板2の内部に形成されていてもよい。
【0021】
端子3は、ボールバンプやメッキバンプにて形成される。端子3をボールバンプにて形成する場合には、端子3を容易に形成することができるという利点があり、一方、端子3をメッキバンプにて形成する場合には、微細な形状の端子3を高精度で形成することができるという利点がある。
ボールバンプは、例えば、ワイヤボンディング法を用いる方法、予め製造した金属ボールを接合する方法等により形成することができる。
このボールバンプ(スタッドバンプ)の構成材料としては、Auが好適である。
【0022】
一方、メッキバンプは、基板2の面2aに設けられた電極パッド(例えばAl電極)上に、例えば下地層(UBM)を形成し、その上に形成するようにする。このメッキバンプは、例えば、電解メッキ、浸漬メッキ、無電解メッキ等の湿式メッキ法、熱CVD、プラズマCVD、レーザーCVD等の化学蒸着法(CVD)、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング等の乾式メッキ法等により形成することができる。
この場合、下地層(UBM)の構成材料としては、Ni、Ti、Cr、Cuが好適であり、メッキバンプの構成材料としては、Cu、Niが好適である。
【0023】
端子3は、それぞれ、ほぼ等しい厚さ(高さ)に設定されており、その厚さ(平均)は、特に限定されないが、例えば、1〜15μm程度とされる。
このような半導体チップ1は、図1(b)に示すように、複数の端子41を有する配線基板4に、接合材5を介して電気的、機械的に接続される。
配線基板4としては、例えば、セラミックス基板、積層基板、印刷基板等の各種のものを用いることができる。
【0024】
また、接合材5の構成材料としては、例えば、半田または鉛フリー半田、銀ろう、銅ろう、燐銅ろう、黄銅ろう、アルミろう、ニッケルろうのようなろう材が好適に使用される。なお、ここで、鉛フリー半田とは、実質的に鉛を含まないか、または、鉛を含む場合でも、その含有量が極めて少ない半田のことを言う。
また、前記半導体チップ1の端子3をろう材で構成する場合には、接合材5は省略することもできる。
【0025】
そして、図1(c)に示すように、半導体チップ1と配線基板4との間に形成される間隙7、すなわち、半導体チップ1の基板2の面2aと配線基板4の面40との間に形成される間隙7(以下、単に「間隙7」と言う。)に、アンダーフィル材6を充填して、封止する。これにより、間隙7への水分(湿気)の侵入防止、半導体チップ1と配線基板4との密着性(接合強度)の向上、半導体チップ1および配線基板4の保護等の効果が発揮される。
【0026】
アンダーフィル材6は、必要時に硬化させる。このアンダーフィル材6の硬化は、好ましくは加熱(例えば、100〜150℃程度)により行われるが、その他、例えば、紫外線、電子線、放射線等の照射により硬化させる方法もある。
このようなアンダーフィル材6としては、主としてエポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ケトン樹脂等の熱硬化性樹脂、または、その前駆体(未硬化または半硬化の熱硬化性樹脂)で構成されるものが使用されるが、特に、主としてエポキシ樹脂またはその前駆体で構成されるものが好ましい。エポキシ樹脂またはその前駆体を主材料とするアンダーフィル材6は、硬化前は流動性が高く、狭いギャップにも容易に充填されること、硬化後は、強固かつ優れた機械的特性を発揮するという点で優れ、また、取り扱いが容易であるという利点を有している。
【0027】
エポキシ樹脂としては、例えば、ビスフェノール型エポキシ樹脂(ビスフェノールA型、ビスフェノールF型、ビスフェノールAD型等)、ノボラック型エポキシ樹脂(フェノールノボラック型、クレゾールノボラック型等)、ナフタレン型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、シクロペンタジエン型エポキシ樹脂等が挙げられる。また、かかるエポキシ成分以外に、各種変性エポキシ樹脂、たとえば植物油変性エポキシ樹脂(ひまし油変性、亜麻仁油変性、大豆油変性エポキシ樹脂等)、ゴム変性エポキシ樹脂(ポリイソプレン変性、ポリクロロプレン変性、ポリブタジエン変性、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体変性エポキシ樹脂等)、ダイマー酸変性エポキシ樹脂等が適量範囲で添加されていてもよい。なお、これらは、1種類を単独で用いることもできるし、例えば融点の異なる2種類以上の樹脂を混合して用いることもできる。
【0028】
また、アンダーフィル材6には、必要に応じて、硬化促進剤、フラックス剤、熱膨張係数の小さい無機材料(無機充填材)、ゴム粒子等の各種添加剤を添加することができる。
アンダーフィル材6が硬化促進剤を含有することにより、アンダーフィル材6をより短時間かつ確実に硬化させることができる。この硬化促進剤としては、例えば、フェノール樹脂、酸無水物、アミン化合物、イミダゾール化合物等が挙げられる。
【0029】
アンダーフィル材6がフラックス剤を含有することにより、接合すべき端子3、41同士以外の端子との間での短絡が生じるのを好適に防止することができる。このフラックス剤としては、例えば、ロジン系フラックス剤等が挙げられる。アンダーフィル材6が前記無機材料を含有することにより、硬化後のアンダーフィル材6の熱膨張係数を、半導体チップ1や配線基板4の熱膨張係数に近づけることができる。この無機材料としては、例えば、炭酸カルシウム、石英粉、炭化シリコン、窒化シリコン等が挙げられる。
【0030】
また、アンダーフィル材6がゴム粒子を含有することにより、硬化後のアンダーフィル材6における応力集中や歪み等を緩和することができる。このゴム材料としては、例えば、ブタジエンゴム、シリコーンゴム等が挙げられる。
このようなことから、アンダーフィル材6が、硬化促進剤、フラックス剤、熱膨張係数の小さい無機材料やゴム粒子等を含有することにより、半導体チップ1と配線基板4との接続信頼性(接合信頼性)をより向上させることができる。
【0031】
このようなアンダーフィル材6の粘度は、常温で、0.5〜15Pa・s程度であるのが好ましく、2〜10Pa・s程度であるのがより好ましい。アンダーフィル材6の粘度を前記範囲とすることにより、少量であっても適正な量を安定して、後述するピン181の先端部(小径部181a)に付着、保持させることが可能になる。これに対し、アンダーフィル材6の粘度が低すぎると、十分な量をピン181の先端部に付着、保持させることが困難となり、一方、粘度が高過ぎると、過剰な量のアンダーフィル材6がピン181の先端部に付着、保持されるおそれがある。
【0032】
なお、アンダーフィル材6は、例えば色素(顔料、染料等)が添加され、黒色または暗色とされていることが好ましい。後述するように、アンダーフィル材6をピン181の先端部に付着、保持させる際には、測定手段を用いて、ポット(容器)19内におけるアンダーフィル材6の液面高さを測定するが、この際、測定手段としてレーザー変位計を用いる場合には、アンダーフィル材6の液面高さの測定が容易となる。
このようなアンダーフィル材6の間隙7への供給、充填に、本発明のアンダーフィル材の充填装置が用いられる。
【0033】
次に、本発明のアンダーフィル材の充填装置について説明する。
図2は、本発明のアンダーフィル材の充填装置の実施形態を示す上面図、図3は、図2に示すアンダーフィル材の充填装置の側面図、図4は、図2に示すアンダーフィル材の充填装置のブロック図、図5は、図2に示すアンダーフィル材の充填装置が備えるヘッド部の側面図、図6は、図5中のA−A線断面図、図7は、図5に示すヘッド部の下面図である。なお、以下の説明では、図2中紙面手前側を「上」または「上方」、紙面奥側を「下」または「下方」と言い、図3、図5および図6中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言い、図7中紙面奥側を「上」または「上方」、紙面手前側を「下」または「下方」と言う。
【0034】
図2および図3に示すアンダーフィル材の充填装置10(以下、単に「充填装置10」と言う。)は、台座11と、巻き出しユニット12と、巻き取りユニット13と、基板位置検出ユニット14と、基板押さえユニット15と、基板加熱ユニット16と、ヘッド部18を備えるスカラ型ロボット17と、ポット19と、レーザー変位計(測定手段)20と、検査ユニット21とを有している。
【0035】
基板位置検出ユニット14、基板押さえユニット15、基板加熱ユニット16、スカラ型ロボット17、ポット19、レーザー変位計20および検査ユニット21は、それぞれ、台座11上に設けられている。
巻き出しユニット12および巻き取りユニット13は、それぞれ、リール121、131を有し、2つのリール121、131は、互いに台座11を介して対向配置されている。巻き出しユニット12のリール121には、半導体チップ1が実装された配線基板4が巻きつけられており、この配線基板4は、台座11側に供給(巻き出)された後、巻き取りユニット13のリール131に巻き取られるよう構成されている。すなわち、配線基板4は、図2および図3中、左側から右側に向かって搬送されるよう構成されている。
【0036】
基板位置検出ユニット14は、例えば、光センサ、CCD等で構成される検出装置(検出手段)141を有しており、搬送されてきた配線基板4が適正な位置となっているか否かを確認する。
台座11のほぼ中央部には、基板加熱ユニット16が設けられている。基板加熱ユニット16は、例えば、ヒートブロック、ペルチェ素子等で構成される加熱装置(加熱手段)161を有している。
【0037】
配線基板4を加熱(加温)することにより、ピン181側から半導体チップ1側へのアンダーフィル材6の供給や、間隙7におけるアンダーフィル材6の展開(充填)をより円滑かつ確実に行うことができる。配線基板4の加熱の温度(加熱温度)は、50〜100℃程度であるのが好ましく、65〜85℃程度であるのがより好ましい。
【0038】
基板加熱ユニット16の上方には、基板押さえユニット15が備える基板押さえ部材151が設けられている。基板押さえ部材151は、図示しない駆動機構により、基板加熱ユニット16に対して接近および離間する。
基板加熱ユニット16の上方に搬送されてきた配線基板4は、基板押さえ部材151と基板加熱ユニット16とにより挟持、固定される。この状態で、間隙7へのアンダーフィル材6の供給、充填が行われる。
【0039】
検査ユニット21では、間隙7へのアンダーフィル材6の充填が適切になされたか否かを検査、確認する。この検査ユニット21は、図3に示すように、配線基板4の下面側に設けられた発光素子(例えばLED)211と、配線基板4を介して発光素子211と反対側に対向配置された受光素子(例えばCCD)212と、発光素子211をX−Y方向へ移動操作する移動機構213とを有している。
発光素子211から配線基板4に照射された発光光(照射光)は、配線基板4を通過して受光素子212により受光される。受光素子212では、2値化画像認識による面積比判定を行い、これにより、間隙7へアンダーフィル材6が十分に充填されているか否かの他、アンダーフィル材6の充填量の多少を判定する。
【0040】
スカラ型ロボット(ヘッド部移動機構)17は、水平多関節型のロボットである。このスカラ型ロボット17は、アーム部171を有している。アーム部171の機械構造は、平衡軸の回転ジョイントを持ち、軸に直交する平面内で運動する構造とされており、台座11に対して垂直方向からの作業に適したものとなっている。
また、スカラ型ロボット17と台座11との間には、機械的振動が伝わるのを防止する防振手段を設けるのが好ましい。この防振手段としては、例えば、ウレタンゴムのような振動を吸収し易い材料で構成されたシート材を、スカラ型ロボット17と台座11との間に設ける構成等が挙げられる。なお、台座11自体を、鋳鉄のような振動を吸収し易い材料で構成するようにしてもよい。
アーム部171の先端部には、例えば空圧シリンダ等の昇降機構を介してヘッド部18が昇降自在に取り付けられている。このヘッド部18は、アーム部171の作動により、間隙7にアンダーフィル材6を供給、充填する位置と、アンダーフィル材6が貯留されたポット19の位置との間を移動する。
【0041】
ヘッド部18には、図5に示すように、複数(図示の構成では7本)のピン181が下方に向けて突設されている。すなわち、ヘッド部18は、複数のピン181を有する多連構造となっている。ピン181を多連化することにより、一度に多くの間隙7に対して、アンダーフィル材6の供給、充填を行うことができるので、1つの半導体チップ1に対応する間隙7へのアンダーフィル材6の供給、充填を、短いサイクルタイム(例えば1.0秒以下)で行うことができる。
【0042】
また、ヘッド部18は、ピン181を半導体チップ1へ接近させる方向と反対側に、ピン181を退避させるピン退避機構(ショックアブソーバ)を有している。本実施形態では、後述するように、間隙7にアンダーフィル材6を供給する際には、ピン181を半導体チップ1の厚さ方向に対して傾斜した方向から、半導体チップ1に接近させるようにするため、これに対応した構成のピン退避機構が設けられている。以下、このピン退避機構について説明する。
なお、本実施形態のヘッド部18は、図6中左側(図7中上側)から、半導体チップ1に接近させるようにして使用される。
【0043】
ヘッド部18の底面(下面)には、その短手方向(ピン181が配列される方向に対して垂直な方向)に沿って、スリット180が形成されている。一方、ピン181の基端(上方端)には、係止部183が固着(固定)されている。
スリット180にピン181が挿通され、スリット180の縁部に係止部183が係止することにより、ピン181は、ヘッド部18に支持されるとともに、スリット180に沿って移動可能となっている。
また、ヘッド部18内には、係止部183を、図6中左側(図7中上側)に付勢するコイルバネ(付勢部材)184が設けられており、ピン181に外力が付与されない状態では、ピン181がヘッド部18に位置決めされている。
【0044】
この状態から、ピン181に対して図6中右側へ向かう外力が作用すると、ピン181は、図6中右側へ移動(退避)する。なお、このとき、コイルバネ184は、圧縮状態となる。一方、外力が解除されると、係止部183は、コイルバネ184に押圧されて、ほぼ元の位置(図6および図7に示す位置)に戻る。これに伴って、ピン181もほぼ元の位置に戻る。
すなわち、本実施形態では、スリット180、係止部183およびコイルバネ184により、ピン退避機構が構成されている。
【0045】
このようなピン退避機構を設けることにより、次のような効果が得られる。
例えば、目的とする半導体チップ1(アンダーフィル材6を充填すべき半導体チップ1)が配線基板4に正確に実装されず、本来の位置よりもピン181の接近する方向手前側に位置している場合、ピン181は、目的位置に到達する前に、その先端部が半導体チップ1の縁部に当接し、移動が規制される。このとき、ヘッド部18が目的位置までさらに移動しても、移動が規制されたピン181は、ピン退避機構の作用によりヘッド部18に追従して移動しない(半導体チップ1へ接近する方向と反対側に退避することができる)ため、不要な力が作用することが防止される。これにより、このピン181の曲がりや破損等を好適に防止することができる。
【0046】
なお、本実施形態のピン退避機構は、それぞれ、各ピン181に対応して設けられ、各ピン181が独立して退避可能となっているが、ピン退避機構は、複数のピン181のうち少なくとも1つのピン181が半導体チップ1に当接すると、ヘッド部18全体を退避させるような構成であってもよい。このようなピン退避機構は、例えば、スカラ型ロボット17のアーム部171に設けるようにすればよい。
【0047】
各ピン181は、それぞれ、ほぼ円柱状をなす部材で構成されている。
このピン181の先端部には、その外周に凹部182が形成されている。本実施形態では、凹部182は、ピン181の全周に亘って形成されている。
以下、ピン181の凹部182が形成された部分を「小径部181a」と言い、ピン181の凹部182より基端側(図5および図6中上側)の部分を「大径部181b」と言う。
【0048】
小径部181aには、アンダーフィル材6が付着、保持される。また、小径部181aと大径部181bとの境界部には、段差が形成されるため、アンダーフィル材6のピン181上部への這い上がりを防止することができる。
また、間隙7にアンダーフィル材6を供給して、充填する際には、凹部181内に、半導体チップ1の縁部を位置させた状態で、間隙7にアンダーフィル材6が供給される。このような構成により、少量のアンダーフィル材6であっても、間隙7に確実に充填する(吸収させる)ことができるとともに、間隙7へアンダーフィル材6を供給する際に、ピン181の半導体チップ1近傍における位置精度を比較的ラフにすることができる。
【0049】
凹部182は、ピン181の周方向の一部(特に、ピン181を半導体チップ1に接近させる際に、半導体チップ1側となる部分)に形成されるものであってもよいが、本実施形態のように、凹部182をピン181の全周に亘って形成することにより、小径部181a(ピン181の先端部)の周方向におけるアンダーフィル材6の付着、保持が均一になされるようになる。また、ピン181がヘッド部18に対して、不本意に回転した場合でも、間隙7へのアンダーフィル材6の供給を確実に行うことができる。
【0050】
また、凹部182は、図7に示すように、平面視で環状(リング状)をなし、その幅(図7中W)がほぼ一定となるように設定されている。これにより、前述したような効果がより顕著に発揮される。その結果、間隙7へのアンダーフィル材6の供給をより確実行うことができる。
また、ピン181の寸法は、半導体チップ1の寸法等によっても若干異なり、特に限定されないが、例えば、次のようにするのが好ましい。
【0051】
すなわち、小径部181aの長さ(図6中L)は、半導体チップ1の面(配線基板4と反対側の面)2bと、配線基板4の面(半導体チップ1側の面)40との距離(図1(b)中H)より大きく設定されているのが好ましく、1.05H〜1.1H程度であるのがより好ましい。これにより、小径部181aへ十分な量のアンダーフィル材6を付着、保持させることができるとともに、間隙7へアンダーフィル材6を供給する際に、ピン181の半導体チップ1近傍における位置精度をラフにすることができる。なお、小径部181a(凹部182)の長さLが、前記距離Hより小さい場合、ピン181を半導体チップ1へ接近させると、これらが干渉し合い、間隙7へのアンダーフィル材6の供給が困難となるおそれがある。
【0052】
半導体チップ1の寸法が1mm角かつ厚さが300〜400μm程度のものである場合、小径部181aの長さLは、好ましくは0.4〜0.8mm程度、より好ましくは0.5〜0.7mm程度とされる。
また、小径部181aの横断面積(平均)をA[mm]とし、大径部181bの横断面積(平均)をB[mm]としたとき、A/Bが0.05〜0.9なる関係を満足するのが好ましく、0.13〜0.25なる関係を満足するのがより好ましい。これにより、小径部181aへ十分な量のアンダーフィル材6をより確実に付着、保持させることができる。また、間隙7へアンダーフィル材6を供給する際に、ピン181を半導体チップ1により接近させることができるようになり、間隙7へのアンダーフィル材6の充填をより確実に行うことができる。
【0053】
半導体チップ1の寸法が1mm角程度のものである場合、小径部181aの横断面積(平均)Aは、好ましくは0.05〜0.3mm程度、より好ましくは0.07〜0.08mm程度とされ、一方、大径部181bの横断面積(平均)Bは、好ましくは0.15〜1.0mm程度、より好ましくは0.28〜0.5mm程度とされる。
さらに、このようなピン181の先端部(少なくとも凹部182の表面)には、疎水化処理が施されているのが好ましい。これにより、アンダーフィル材6のピン181上部(基端側)への這い上がりを、より確実に防止することができる。
【0054】
この疎水化処理としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体等のフッ素系樹脂等の撥水性材料(疎水性材料)を主材料として構成された被膜の形成によるもの等が挙げられるが、これらの中でも、特に、フッ素系樹脂を主材料として構成された被膜の形成によるものが好ましい。かかる被膜の形成によれば、ピン181への疎水化処理を容易に行うことができる。
【0055】
また、疎水化処理は、ピン181の先端から軸方向に沿って10〜15mm程度(特に、10〜13mm程度)の範囲に施されているのが好ましい。これにより、前記効果をより向上させることができる。
このようなピン181の構成材料としては、例えば、ステンレス鋼、SK、合金工具鋼、炭素鋼、黄銅等の金属等が挙げられる。
【0056】
ポット(容器)19は、アンダーフィル材6を貯留しておくものであり、台座11の所定位置(本実施形態では、前方部)に設けられている。
ポット19は、例えば、ヒートブロック、ペルチェ素子等で構成される加熱装置(加熱手段)191を有しており、ポット19内に貯留されたアンダーフィル材6を加熱し得るように構成されている。
このポット19の構成材料としては、各種金属または各種樹脂材料を用いるのが好適である。
【0057】
アンダーフィル材6を加熱することにより、小径部181a(ピン181の先端部)へ、十分な量のアンダーフィル材6を、より確実に付着、保持させることができる。アンダーフィル材6の加熱の温度(加熱温度)は、25〜50℃程度であるのが好ましく、25〜35℃程度であるのがより好ましい。
ポット19の上方には、レーザー変位計(測定手段)20が設けられている。レーザー変位計20は、ポット19内におけるアンダーフィル材6の液面高さを測定するものである。なお、測定手段は、レーザー変位計20の他、例えば、反射型センサ(レーザー変位)等で構成することもできるが、測定手段をレーザー変位計20で構成することにより、充填装置10の大型化を招くことなく、ポット19内におけるアンダーフィル材6の液面高さを容易に測定することができる。
【0058】
以上説明したような、巻き出しユニット12、巻き取りユニット13、基板位置検出ユニット14、基板押さえユニット15、基板加熱ユニット16、スカラ型ロボット17、ポット19、レーザー変位計20および検査ユニット21は、それぞれ、図4に示すように、制御部(制御手段)30に電気的に接続されている。
制御部30は、スカラ型ロボット17を介して、ヘッド部18のポット19に対する移動を制御する他、充填装置10の各部の作動を制御する。
【0059】
次に、このような充填装置10を用いて、間隙7へアンダーフィル材6を供給、充填する方法(間隙7にアンダーフィル材6を吸収させる方法)の一例、すなわち、アンダーフィル材の充填方法の一例について説明する。
図8は、ピンの先端部をアンダーフィル材に浸漬させた状態を示す縦断面図、図9は、間隙へアンダーフィル材を供給、充填する方法を説明するための図(縦断面図)である。なお、以下の説明では、図8および図9中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。
【0060】
[1] まず、充填装置10を作動させると、半導体チップ1が実装された配線基板4は、巻き出しユニット12から巻き出され、図2および図3中左側から右側に向かって搬送される。
[2] 次に、配線基板4は、基板位置検出ユニット14の下方を通過する際に、搬送されてきた配線基板4が適正な位置となっているか否かが確認される。これにより、後の工程における間隙7へのアンダーフィル材6の供給、充填をより正確に行うことができる。
[3] 次に、配線基板4は、基板加熱ユニット16の上方に至ると、基板押さえユニット15の基板押さえ部材151が下降し、基板押さえ部材151と基板加熱ユニット16とにより挟持、固定される。これにより、配線基板4が、一定の位置で水平に保持される。
【0061】
[4] 前記工程[3]とほぼ同時に、スカラ型ロボット17は、アーム部171を回転、スライドさせることにより、ヘッド部18をポット19の上方に移動させる。さらに、スカラ型ロボット17は、昇降機構の作動によりヘッド部18を下降させる。これにより、ピン181の先端部は、ポット19内に貯留されたアンダーフィル材6の液面61にほぼ垂直に浸漬される。
この状態で、所定時間待機させた後、スカラ型ロボット17は、ヘッド部18を上昇させる。これにより、各小径部181a(ピン181の先端部)に、それぞれ、所定量のアンダーフィル材6が付着、保持される。
【0062】
この待機時間は、特に限定されないが、0.5〜1.5秒程度であるのが好ましく、0.8〜1.2秒程度であるのがより好ましい。待機時間が短過ぎると、十分な量のアンダーフィル材6を小径部181aに付着、保持させることが困難となる場合があり、一方、待機時間が長過ぎると、動作タクトが遅くなり、好ましくない。具体的には、待機時間は、通常、1.0秒程度とされる。
【0063】
また、アンダーフィル材6は、前述したような温度に加熱され、これにより、十分な量のアンダーフィル材6が小径部181aへ付着、保持される。
このとき、ピン181の先端部は、図8に示すように、凹部182の基端がアンダーフィル材6の液面61より上方となるように、アンダーフィル材6へ浸漬される。アンダーフィル材6は、ピン181の先端部に接触し、その表面張力によりピン181の上方に向かって移動するが、小径部181aと大径部181bとの境界部には、段差が形成されているため、この段差部分でアンダーフィル材6のピン181の上方への這い上がりが防止される。これにより、小径部181aにアンダーフィル材6をより確実に付着、保持させることができる。
【0064】
なお、第1回目(初回)に、ピン181をアンダーフィル材6へ浸漬させる際には、凹部182の基端が、アンダーフィル材6の液面61より下方となるように、アンダーフィル材6に浸漬させるのが好ましい。
また、レーザー変位計20は、ポット19内におけるアンダーフィル材6の液面高さを測定しており、この測定結果に基づいて、ピン181のアンダーフィル材6への浸漬量がほぼ一定となるように、ヘッド部18のポット19に対する垂直方向への移動が制御されている。これにより、ピン181の先端部にアンダーフィル材6を付着、保持させる操作の各回において、ピン181へのアンダーフィル材6の付着量(保持量)をほぼ一定とすることができ、その結果、各間隙7へのアンダーフィル材6の充填量をほぼ一定とすることができる。
【0065】
ここで、ピン181のアンダーフィル材6への浸漬量Zとは、図8に示すように、液面61とピン181の先端との間の距離をいうものとする。
なお、ポット19内におけるアンダーフィル材6の液面高さの測定方法およびピン181のポット19に対する移動量を決定する方法については、後に詳述する。
【0066】
[5] 次に、スカラ型ロボット17は、アーム部171を回転、スライドさせることにより、ヘッド部18を、基板押さえ部材151と基板加熱ユニット16とにより挟持、固定された配線基板4の上方に移動させる。
具体的には、図9(a)に示すように、ピン181が半導体チップ1の斜め上方に位置するように、ヘッド部18を移動させる。
【0067】
[6] 次に、スカラ型ロボット17は、アーム部171および昇降機構を作動させることにより、ヘッド部18を下降させる。これにより、小径部181aにアンダーフィル材6を保持した状態のピン181を半導体チップ1に接近させ、図9(b)に示すように、このアンダーフィル材6を半導体チップ1の縁部に接触させることにより、間隙7にアンダーフィル材6を供給する。供給されたアンダーフィル材6は、毛細管現象により間隙7のほぼ全域に展開され、充填される。すなわち、間隙7にアンダーフィル材6を吸収させる。
【0068】
なお、このとき、ピン181の先端は、図9(b)に示すように、配線基板4の面40に接触するが、ピン181自体は、半導体チップ1には接触しないように制御される。この際の半導体チップ1とピン181との距離は、通常、100μm以下とされる。
ここで、充填装置10では、図9(a)に示すように、ヘッド部18(ピン181)を半導体チップ1の厚さ方向に対して、所定角度(図9(a)中θ)傾斜した方向から、半導体チップ1に接近させるように構成されている。
【0069】
ピン181を半導体チップ1の厚さ方向に対して、所定角度傾斜した方向から接近させることにより、半導体チップ1の面2bや、目的とする半導体チップ1に隣接して実装された他の部品(他の半導体チップ1)等へのアンダーフィル材の付着を防止することができる。その結果、目的とする間隙7へアンダーフィル材6を確実に供給、充填する(吸収させる)ことができる。
この角度θは、30〜60°程度であるのが好ましい。角度θを前記範囲とすることにより、間隙7へのアンダーフィル材6の供給作業の狭スペース化を図れるとともに、目的とする間隙7へアンダーフィル材6をより確実に供給、充填することができる。具体的には、角度θは、通常、45°程度とされる。
【0070】
また、小径部181aの長さLは、半導体チップ1の面(配線基板4と反対側の面)2bと、配線基板4の面(半導体チップ1側の面)40との距離Hより大きく設定され、ピン181の凹部182内に半導体チップ1の縁部が位置するまで、ピン181を半導体チップ1に接近させるように構成(制御)されている。これにより、アンダーフィル材6の間隙7への充填をより確実に行うことができる。
【0071】
また、このとき、配線基板4は、基板加熱ユニット16により、前述したような温度に加熱される。これにより、アンダーフィル材6をピン181側から半導体チップ1側へと良好に供給することができるとともに、アンダーフィル材6は、間隙7において良好に展開されるようになる。すなわち、アンダーフィル材6は、間隙7に良好に吸収させるようになる。
【0072】
[7] 次に、スカラ型ロボット17は、アーム部171および昇降機構を作動させることにより、図9(c)に示すように、前記工程[6]とは逆に、ヘッド部18を半導体チップ1から離間させる。これにより、ヘッド部18を上昇させ、この位置で待機させる。
以上のような工程[1]〜[7]を経て、図9(c)に示すように、アンダーフィル材6が間隙7へ充填される。このとき、半導体チップ1の周囲には、適度なサイドフィレット62が形成される。
【0073】
[8] 次に、基板押さえユニット15の基板押さえ部材151を上昇させ、配線基板4の固定状態を解除する。
[9] 次に、間隙7へのアンダーフィル材6の充填が終了した配線基板4は、検査ユニット21により外観検査が行われる。これにより、間隙7へのアンダーフィル材6の充填が適切になされたか否かが検査、確認される。
充填装置10では、検査ユニット21による外観検査が自動化されているため、ラインの合理化に有利である。
【0074】
[10] 次に、配線基板4は、巻き取りユニット13へ搬送され、巻き取りユニット13のリール131に巻き取られる。
[11] 次に、巻き取られた配線基板4をリール131から取り外し、この配線基板4に対して、例えば、不活性ガス雰囲気中で、加熱処理を施す。これにより、間隙7に充填されたアンダーフィル材6を硬化させる。また、この加熱処理の際には、赤外線や紫外線の照射を行うようにしてもよい。なお、本工程[11]は、前記工程[8]の後に設けるようにしてもよい。
[12] 以上のようにして得られた配線基板4、すなわち、半導体チップ1が実装され、この半導体チップ1と配線基板4との間に形成される間隙7に、アンダーフィル材6が充填、封止された配線基板4は、各半導体チップ1毎に個片化される(図9(d)参照。)。これにより、本発明の半導体実装基板100が得られる。
このような半導体実装基板100は、間隙7がアンダーフィル材6により、確実に封止されるため、信頼性の高いものとなる。
【0075】
前述したような充填装置10では、ピン181の先端部に凹部182を形成し、かつ、ピン181を半導体チップ1の厚さ方向に対して所定角度傾斜した方向から、半導体チップ1に接近させるように構成されている。これにより、充填装置10では、狭いスペースに部品が密集した状態で、これらの隙間をぬいながらアンダーフィル材6の供給が可能となるとともに、少量のアンダーフィル材6を安定的かつ高速タクトで、間隙7へ供給することができる。
このようなことから、本発明は、特に、時計用ICのような小型の半導体チップ1に対して、アンダーフィル材6を供給する場合への適用に適している。
【0076】
また、本発明によれば、ほぼ一定量のアンダーフィル材6を、各半導体チップ1に対して確実に供給することができるので、封止された半導体チップ1間において外形寸法のバラツキを抑えることができる。このため、例えば、半導体チップ1が時計用ICの場合、その周辺に他の部品を接近配置することができるようになり、時計全体の小型化を図ることができる。
【0077】
なお、前述したように、ピン181の先端部へアンダーフィル材6を付着、保持させる操作を繰り返すと、ポット19内におけるアンダーフィル材6の液面高さは、徐々に低下していく。また、ポット19内にアンダーフィル材6を追加すると、その液面高さが増加する。すなわち、ピン181の先端部へアンダーフィル材6を付着、保持させる操作毎に、ポット19内におけるアンダーフィル材6の液面高さが変化する。
【0078】
そこで、充填装置10では、ポット19内に貯留されたアンダーフィル材6の液面高さを測定し、この測定結果に基づいて、ピン181のアンダーフィル材6への浸漬量をほぼ一定となるように、ヘッド部18のポット19に対する垂直方向への移動を制御している。これにより、ピン181へのアンダーフィル材6の付着量(保持量)がほぼ一定となり、その結果、各間隙7へのアンダーフィル材6の充填量がほぼ一定となる。
【0079】
以下、アンダーフィル材6の液面高さの測定方法を中心に、間隙7へのアンダーフィル材6の供給操作について説明する。
図10は、アンダーフィル材の液面高さを測定する方法およびピンのポットに対する移動量を決定する方法を説明するための図(部分縦断面図)、図11は、間隙へのアンダーフィル材の供給操作を示すフローチャートである。
ここで、レーザー変位計20は、ドップラーシフトやヘテロダイン光干渉に基づく光干渉を原理として、液面の変位量を測定するものである。
【0080】
[A] まず、小径部181a(ピン181の先端部)へアンダーフィル材6を付着、保持させる操作を開始するのに先立って、ポット19内におけるアンダーフィル材6の液面61(以下、単に「液面61」と言う。)の最上到達位置(最大到達高さ)Yを設定する(ステップS100)。
[B] 次に、ピン181をポット19の上方へ移動させる(ステップS101)。
【0081】
[C] 次に、液面61の現在位置(現在の高さ)Yを測定する(ステップS102)。
[D] 次に、液面61の現在位置Yの測定結果に基づいて、小径部181aを浸漬させるのに十分な量のアンダーフィル材6が、ポット19内に貯留されているか否かを判断する(ステップS103)。
【0082】
[E] 次に、ポット19内に十分な量のアンダーフィル材6が貯留されていないと判断された場合には、エラー処理が行われ(ステップS200)、間隙7へのアンダーフィル材6の供給操作を終了する。
なお、このとき、操作者は、ポット19内へのアンダーフィル材6の追加等を行ない、再度、充填装置10に間隙7へのアンダーフィル材6の供給操作を開始させる。
【0083】
[F] 一方、ポット19内に十分な量のアンダーフィル材6が貯留されていると判断された場合には、次式(I)により、液面61の最上到達位置Yからの深さ(液面61の変位量)Yを算出する(ステップS104)。
Y=Y−Y‥‥‥‥‥‥‥‥(I)
[G] 次に、予め設定されたピン181の基準位置を読み出し、ピン181先端の液面61の最上到達位置Yからの高さZを算出する(ステップS105)。
【0084】
[H] 次に、予め設定されたピン181のアンダーフィル材6への浸漬量Zを読み出す(ステップS106)。
ここで、浸漬量Zは、例えば0.00mm〜9.99mmの範囲で設定可能であり、例えば0.5mmに初期設定される。
[I] 次に、前記工程で得られた各種情報(数値)に基づいて、次式(II)により、ピン181のポット19に対する垂直方向への移動量Zを算出する(ステップS107)。
Z=Z+Y+Z‥‥‥‥‥‥‥‥(II)
【0085】
[J] 次に、算出された移動量Z分だけ、ピン181(ヘッド部18)を、アンダーフィル材6に向かって、ほぼ垂直に降下させる(ステップS108)。
[K] 次に、所定時間経過後、ピン181を上昇させる(ステップS109)。
[L] 次に、ピン181を、基板加熱ユニット16上の配線基板4の上方へ移動させる(ステップS110)。
【0086】
[M] 次に、ピン181を、アンダーフィル材6を供給する半導体チップ1に向かって、半導体チップ1の厚さ方向に対して所定角度傾斜した方向から接近させる(ステップS111)。
[N] 次に、ピン181を、半導体チップ1から離間させる(ステップS112)。
【0087】
[O] 次に、間隙7へのアンダーフィル材6の供給操作を、所定回数繰り返したか否かを判断する(ステップS113)。
[P] 次に、間隙7へのアンダーフィル材6の供給操作を、所定回数繰り返していないと判断された場合には、ステップS101に戻り、ステップS101以降を繰り返す。また、このとき、配線基板4の搬送が併行して行われる。
[Q] 一方、間隙7へのアンダーフィル材6の供給操作を、所定回数繰り返したと判断された場合には、一連の操作を終了する。
【0088】
次に、前述したような半導体実装基板100を備える電子機器、すなわち、本発明の電子機器について説明する。
図12は、本発明の電子機器をデジタル式腕時計に適用した場合の実施形態を示す平面図である。
図12に示すデジタル式腕時計(携帯用の電子機器)1000は、腕時計本体1100と、この腕時計本体1100の両端部(図12中の上端および下端)に取付けられた時計バンド1200、1200とを有している。
【0089】
時計バンド1200、1200は、それぞれ、バンド取付け部材(図示せず)により、腕時計本体1100に回動可能に取付けられている。
腕時計本体1100は、ほぼ矩形状の時計ケース1110と、その内部に設けられたムーブメント1120とを有している。
このムーブメント1120は、表示領域1130を有し、この表示領域1130には、例えば、文字、数字、記号、図形等が表示される。
このようなデジタル式腕時計1000は、本発明の半導体実装基板100として、表示領域1130を制御する機能を有するものが内蔵されている。
【0090】
なお、本発明の電子機器は、図12のデジタル式腕時計の他にも、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンタ)、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダ、パーソナルコンピュータ(ラップトップ型、モバイル型)、携帯電話、ディジタルスチルカメラ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニタ、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレータ等に適用することができる。
【0091】
以上、本発明のアンダーフィル材の充填方法、アンダーフィル材の充填装置、半導体実装基板および電子機器について、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これらに限定されるものではない。
また、前記実施形態では、配線基板として、巻き取り可能な可撓性配線基板(テープ基板)を代表に説明したが、配線基板としては、リジッド基板等の各種形態のものを用いることができる。
また、前記実施形態では、ヘッド部(ピン)が容器に対して移動可能に設けられていたが、ヘッド部と容器とは相対的に移動可能に設けられていればよく、容器がヘッド部に対して移動可能に、または、ヘッド部および容器の双方が移動可能に設けられていてもよい。
また、本発明のアンダーフィル材の充填方法では、必要に応じて、任意の目的の工程を追加することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 半導体チップを配線基板に実装する工程を示す縦断面図である。
【図2】 本発明のアンダーフィル材の充填装置の実施形態を示す上面図である。
【図3】 図2に示すアンダーフィル材の充填装置の側面図である。
【図4】 図2に示すアンダーフィル材の充填装置のブロック図である。
【図5】 図2に示すアンダーフィル材の充填装置が備えるヘッド部の側面図である。
【図6】 図5中のA−A線断面図である。
【図7】 図5に示すヘッド部の下面図である。
【図8】 ピンの先端部をアンダーフィル材に浸漬させた状態を示す縦断面図である。
【図9】 間隙へアンダーフィル材を供給、充填する方法を説明するための縦断面図である。
【図10】 アンダーフィル材の液面高さを測定する方法およびピンのポットに対する移動量を決定する方法を説明するための部分縦断面図である。
【図11】 間隙へのアンダーフィル材の供給操作を示すフローチャートである。
【図12】 本発明の電子機器をデジタル式腕時計に適用した場合の実施形態を示す平面図である。
【符号の説明】
1…半導体チップ
2…基板
2a、2b…面
3…端子
4…配線基板
40…面
41…端子
5…接合材
6…アンダーフィル材
61…液面
62…サイドフィレット
7…間隙
10…アンダーフィル材の充填装置
11…台座
12…巻き出しユニット
121…リール
13…巻き取りユニット
131…リール
14…基板位置検出ユニット
141…検出装置
15…基板押さえユニット
151…基板押さえ部材
16…基板加熱ユニット
161…加熱装置
17…スカラ型ロボット
171…アーム部
18…ヘッド部
180…スリット
181…ピン
181a…小径部
181b…大径部
182…凹部
183…係止部
184…コイルバネ
19…ポット
191…加熱装置
20…レーザー変位計
21…検査ユニット
211…発光素子
212…受光素子
213…移動機構
30…制御部
100…半導体実装基板
1000…デジタル式腕時計
1100…腕時計本体
1110…時計ケース
1120…ムーブメント
1130…表示領域
1200…時計バンド

Claims (8)

  1. ピンの先端部の外周に形成された凹部内にアンダーフィル材を保持した状態で、前記ピンを配線基板に実装された半導体チップに接近させ、
    前記アンダーフィル材を前記半導体チップの縁部に接触させることにより、前記半導体チップと前記配線基板との間隙に前記アンダーフィル材を吸収させることを特徴とするアンダーフィル材の充填方法。
  2. 前記凹部内に前記半導体チップの縁部が位置するまで、前記ピンを前記半導体チップに接近させる請求項1に記載のアンダーフィル材の充填方法。
  3. 前記凹部は、前記ピンの全周に亘って形成されている請求項1または2に記載のアンダーフィル材の充填方法。
  4. 前記凹部は、平面視で環状をなしている請求項3に記載のアンダーフィル材の充填方法。
  5. 前記ピンの前記凹部が形成された部分の長さは、前記半導体チップの前記配線基板と反対側の面と、前記配線基板の前記半導体チップ側の面との距離より大きく設定されている請求項1ないし4のいずれかに記載のアンダーフィル材の充填方法。
  6. 少なくとも前記凹部の表面には、疎水化処理が施されている請求項1ないし5のいずれかに記載のアンダーフィル材の充填方法。
  7. 前記疎水化処理は、フッ素系樹脂を主材料として構成される被膜の形成によるものである請求項6に記載のアンダーフィル材の充填方法。
  8. 前記ピンを前記半導体チップの厚さ方向に対して傾斜した方向から、前記半導体チップに接近させる請求項1ないし7のいずれかに記載のアンダーフィル材の充填方法。
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