JP3817925B2

JP3817925B2 - Vehicle capacitors

Info

Publication number: JP3817925B2
Application number: JP26099298A
Authority: JP
Inventors: 明彦杉本; 忠之川田
Original assignee: Suzuki Motor Co Ltd
Current assignee: Suzuki Motor Co Ltd
Priority date: 1998-08-31
Filing date: 1998-08-31
Publication date: 2006-09-06
Anticipated expiration: 2018-08-31
Also published as: JP2000074530A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は車両用コンデンサに係り、特に、部品点数を削減し得て、部品制作費を低減し得て、空調パイプと取付相手部品との傷つきを防止し得て、作業順序に融通性をもたせることができ、取付けの作業性を向上し得て、冷媒充填の作業性を向上し得て、冷媒充填時の空調パイプの変形を防止し得る車両用コンデンサに関する。
【０００２】
【従来の技術】
車両には、車室を冷房するために空調装置を搭載しているものがある。空調装置としては、図１２に示すものがある。図１２において、１０２は車両、１０４はアッパメンバ、１０６はロアメンバ、１０８はダッシュパネル、１１０は空調装置である。
【０００３】
空調装置１１０は、図示しないコンプレッサにより圧縮されて高温高圧となった冷媒をアッパメンバ１０４及びロアメンバ１０６に取付けられた車両用コンデンサ１１２に送り、冷却して液化する。車両用コンデンサ１１２により低温高圧となった冷媒は、レシーバドライヤ１１４に一旦蓄えられ、空調パイプ１１６によりダッシュパネル１０８内に配設されるエバポレータ１１８に送られ、気化して車室内を冷却する。
【０００４】
このような空調装置１１０としては、特開平６−４５５９号公報、特開平１０−４４７５５号公報に開示されるものがある。
【０００５】
特開平６−４５５９号公報に開示されるものは、冷媒凝縮器にレシーバブラケットを介して支持されるレシーバを備え、一端側が冷媒凝縮器のコンデンサブラケットに支持されて他端側がレシーバ近傍を通る金属製パイプに前記レシーバブラケットを固定して設けたものである。
【０００６】
特開平１０−４４７５５号公報に開示されるものは、コンデンサとエバポレータコアとの間に配設され、レシーバ本体とチャージバルブとを有する車両用レシーバにおいて、チャージバルブに連結部材を介してサイトグラスを設けたブロックを接続し、前記サイトグラスでレシーバ本体内の冷媒の充填量を視認するものである。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記空調装置１１０においては、車両用コンデンサ１１２に取付けらたレシーバドライヤ１１４からダッシュパネル１０８内のエバポレータ１１８に冷媒を送る空調パイプ１１６を固定する必要がある。
【０００８】
例えば、図１３においては、空調パイプ１１６をクリップ１２０の保持部１２２により予め保持し、クリップ１２０の係止部１２４をダッシュパネル１０８の取付孔１２６に弾性係合させることにより固定している。
【０００９】
ところが、空調パイプ１１６に予め保持させたクリップ１２０は、空調パイプ１１６の軸方向に移動し易いとともに周方向に回転し易い問題があり、取付けの作業性を低下させる不都合がある。また、このクリップ１２０は、図１４に示す如く、規制部１２８から係止部１２４先端までの取付け代Ａを必要とすることにより、空調パイプ１１６の両端を固定してからでは作業性が悪い不都合がある。
【００１０】
このような不都合は、図１５に示す如く、略Ω形状の保持部１３０を有するクリップ１３２を使用することにより、解消することができるものである。
【００１１】
ところが、図１６に示す如く、このようなクリップ１３２によりダッシュパネル１０８に空調パイプ１１６を取付けた場合には、車両用コンデンサ１１２の振動により空調パイプ１１６がダッシュパネル１０８に接触し、両者を傷つける不都合があり、この傷つけによってダッシュパネル１０８の塗装が剥され、空調パイプ１１６が削れ、また、クリップ１３２の取付部より車室側への水漏れのおそれ等がある。
【００１２】
空調パイプ１１６とダッシュパネル１０８との傷つきを防止する手段には、図１７〜図１９に示すものがある。図１７に示すものは、規制部１３４から保持部１３６までの間に延長部１３８を設けたクリップ１４０を使用し、ダッシュパネル１０８から離間させて空調パイプ１１６を取付けるものである。図１８に示すものは、インシュレータ１４２を介して空調パイプ１１６を保持するクリップ１４４を使用し、空調パイプ１１６の振動を抑制するものである。図１９に示すものは、ダッシュパネル１０８にクリップ取付用ブラケット１４６を取付け、このクリップ用ブラケット１４６の取付孔１４８にクリップ１５０を取付けてダッシュパネル１０８から空調パイプ１１６を離間させるものである。
【００１３】
しかし、これら図１７〜図１９に示すものは、構造の複雑化や部品点数の増加によりコストの上昇を招く不都合がある。
【００１４】
また、空調パイプ１１６の取付けには、図２０に示す如く、空調パイプ１１６にバンドクリップ１５２を取付け、このバンドクリップ１５２をアッパメンバ１０４等にボルト１５４により取付けて設けたものがある。
【００１５】
しかし、バンドクリップ１５２による空調パイプ１１６の取付けは、振動吸収のための弾性体１５６を介装する必要があり、また、ボルト１５４による取付けに対して回転防止のための回り止め部１５８を形成する必要があり、部品点数や形状の複雑化を招く不都合がある。また、このように空調パイプ１１６をアッパメンバ１０４に取付ける場合には、車両用コンデンサ１１２と別体に取付ける必要があり、作業が煩雑になる不都合がある。
【００１６】
さらに、空調パイプ１１６が固定されていない場合には、図２１に示す如く、この空調パイプ１１６に冷媒充填用のチャージバルブ１６０を設けていると、ソケット１６２を接続する際に空調パイプ１１６が変形するおそれがある。
【００１７】
さらにまた、チャージバルブ１６０は、組立・整備時の作業性を考慮すると、図２２に実線で示す如く、車両用コンデンサ１２２とともに車両１０２の前方に配設することが望ましい。これは、図２２に破線で示す位置にチャージバルブ１６０を配設すると、工場等における冷媒充填の際に、冷媒充填装置１６４から垂下されるホース１６６がフード１６８と接触して曲げられる問題があり、また、充填完了後にチャージバルブ１６０からソケット１６２が自動離脱した際に、ホース１６６がフード１６８との接触点を支点に矢印で示す方向に大きく揺れる問題があるからである。
【００１８】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明は、上述の不都合を除去するために、車両に搭載した空調装置の車両用コンデンサの背面にコンデンサファンを覆うファンシュラウドを取付けて設け、このファンシュラウドの背面に空調パイプを挟んで係止する爪形状の係止部を形成して設け、この係止部と前記空調装置のレシーバドライヤとの間の空調パイプに冷媒充填用のチャージバルブを取付けて設けたことを特徴とする。
【００１９】
前記係止部は、車両用コンデンサの幅方向一側に取付けられたレシーバドライヤに対して反対側の幅方向他側に位置させて前記ファンシュラウドの背面に形成して設けたことを特徴とする。また、前記空調パイプは、車両用コンデンサの幅方向一側の前記レシーバドライヤに一端側を接続して設けるとともに途中を幅方向他側の前記係止部に係止して設け、他端側を前記車両のダッシュパネル内のエバポレータに直接接続されるよう延設して設けたことを特徴とする。
【００２０】
【発明の実施の形態】
この発明の車両用コンデンサは、背面にコンデンサファンを覆うファンシュラウドを取付けて設け、このファンシュラウドの背面に空調パイプを挟んで係止する爪形状の係止部を形成して設けたことにより、空調パイプ専用のクリップを不要にし得て、車両用コンデンサの振動による空調パイプとダッシュパネルとの衝突を回避し得て、ファンシュラウドに空調パイプを取付けた状態で車両用コンデンサを車体メンバに取付け得て、また、係止部と空調装置のレシーバドライヤとの間の空調パイプに冷媒充填用のチャージバルブを取付けて設けたことにより、チャージバルブを車両コンデンサとともに車体前方に配設することができ、冷媒充填用のソケットをチャージバルブに接続する際に空調パイプに作用する力を係止部とレシーバドライヤとによって支持することができる。
【００２１】
【実施例】
以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。図１〜図７は、この発明の実施例を示すものである。図３において、２は図示しない車両の前方のアッパメンバ、４はロアメンバ、６はダッシュパネル、８は空調装置である。
【００２２】
車両の前方に搭載される空調装置８は、図１・図２に示す如く、図示しないコンプレッサにより圧縮されて高温高圧となった冷媒をアッパメンバ２及びロアメンバ４に取付けられた車両用コンデンサ１０に送り、冷却して液化する。車両用コンデンサ１０により低温高圧となった冷媒は、レシーバドライヤ１２に一旦蓄えられ、空調パイプ１４によりダッシュパネル６内に配設されるエバポレータ１６に送られ、気化して車室内を冷却する。
【００２３】
この空調装置８の車両用コンデンサ１０は、四角厚板形状のコンデンサコア１８の上側及び下側に夫々上側部材２０及び下側部材２２を設け、上側部材２０及び下側部材２２に夫々上側ブラケット２４及び下側ブラケット２６を取付けている。車両用コンデンサ１０は、上側ブラケット２４及び下側ブラケット２６によってブッシュを介してアッパメンバ２及びロアメンバ４に取付けられる。
【００２４】
また、車両用コンデンサ１０は、幅方向一側の上側部材２０の端部に取付部材２８を取付けて設けている。取付部材２８には、取付ボルト３０によりレシーバドライヤ１２を取付けて設けている。これにより、レシーバドライヤ１２は、車両用コンデンサ１０の幅方向一側に取付けて設けている。
【００２５】
この空調装置８の車両用コンデンサ１０は、背面にファンシュラウド３２を取付けて設けている。ファンシュラウド３２は、図４・図５に示す如く、コンデンサコア１８の背面全域を囲む大きさの短四角筒形状の縁部３４を設け、この縁部３４の背面側を覆うカバー部３６を設け、このカバー部３６の略中央に短円筒形状のファンガイド３８を設け、ファンガイド３８内に風路４０を形成するとともにファンガイド３８の略中央部位にモータ取付部４２を設けている。
【００２６】
ファンシュラウド３２は、図２・図３に示す如く、コンデンサコア１８の背面全域を囲むように、上側取付ボルト４４及び下側取付ボルト４６により上側ブラケット２４及び下側ブラケット２６に夫々取付けられる。ファンシュラウド３２のモータ取付部４２には、
ファンモータ４８が取付けられる。ファンモータ４８には、ファンガイド３８内に位置させてコンデンサファン５０が取付けられる。
【００２７】
車両用コンデンサ１０の背面に取付けられてコンデンサファン５０を覆うファンシュラウド３２の背面には、空調パイプ１４を上下方向両側から挟んで係止する爪形状の係止部５２を形成して設けている。係止部５２は、車両用コンデンサ１０の幅方向一側に取付けられた前記レシーバドライヤ１２に対して、反対側の幅方向他側に位置させてファンシュラウド３２の背面に形成して設けている。
【００２８】
係止部５２は、図６・図７に示す如く、車両用コンデンサ１０の幅方向一側に位置するカバー部３６に幅方向に長い長四角形状の開口５４を形成して設け、この開口５４の幅方向両縁に一対の対向する支持壁５６・５６をカバー部３６の背面側に突出させて形成して設け、開口５４の上下方向両縁に一対の対向する係止壁５８・５８を前記支持壁５６・５６よりも長く突出させて形成して設け、一対の係止壁５８・５８の各突出先端に対向する係止突縁６０・６０を形成して設けている。
【００２９】
前記空調パイプ１４は、図１〜図３に示す如く、車両用コンデンサ１２の幅方向一側のレシーバドライヤ１２に一端側を接続して設けるとともに途中を車両用コンデンサ１２の幅方向他側の係止部５２に係止して設け、他端側を車両のダッシュパネル６内のエバポレータ１６に直接接続されるよう延設して設けている。この係止部５２とレシーバドライヤ１２との間の空調パイプ１４には、冷媒充填用のチャージバルブ６２を取付けて設けている。なお、符号６４は、レシーバドライヤ１２のパイプ接続部、符号６６は空調パイプ１４をエバポレータ１６に接続するフランジである。
【００３０】
次に作用を説明する。
【００３１】
この空調装置８の車両用コンデンサ１０は、背面にコンデンサファン５０を覆うファンシュラウド３２を取付けて設けている。ファンシュラウド３２の背面には、空調パイプ１４を上下方向両側から挟んで係止する爪形状の係止部５２を形成して設けている。
【００３２】
この係止部５２は、車両用コンデンサ１０の幅方向一側に取付けられたレシーバドライヤ１２に対して反対側の、車両用コンデンサ１０の幅方向他側に位置させてファンシュラウド３２の背面に形成して設けている。
【００３３】
前記空調パイプ１４は、車両用コンデンサ１０の幅方向一側のレシーバドライヤ１２に一端側を接続して設けるとともに途中を車両用コンデンサ１２の幅方向他側の係止部５２に係止して設け、他端側を車両のダッシュパネル６内のエバポレータ１６に直接接続されるよう延設して設けている。この係止部５２とレシーバドライヤ１２との間の空調パイプ１４には、冷媒充填用のチャージバルブ６２を取付けて設けている。
【００３４】
このように、車両用コンデンサ１０は、コンデンサファン５０を覆うファンシュラウド３２の背面に空調パイプ１４を挟んで係止する爪形状の係止部５２を形成して設けたことにより、空調パイプ１４専用のクリップを不要にすることができ、係止部５２をスライドコア等を使用することなく形成することができ、車両用コンデンサ１０の振動による空調パイプ１４とダッシュパネル６との接触を回避し得て、ファンシュラウド３２に空調パイプ１４を取付けた状態で車両用コンデンサ１０を車体メンバであるアッパメンバ２及びロアメンバ４に取付けることができる。
【００３５】
このため、この車両用コンデンサ１０は、空調パイプ１４専用のクリップを不要にし得ることにより、部品点数を削減し得て、係止部５２をスライドコア等を使用することなく形成し得ることにより、部品制作費を低減し得て、車両用コンデンサ１０の振動による空調パイプ１４とダッシュパネル６との接触を回避し得ることにより、空調パイプ１４と取付相手部品であるダッシュパネル６との傷つきを防止し得て、ファンシュラウド３２に空調パイプ１４を取付けた状態で車両用コンデンサ１０をアッパメンバ２及びロアメンバ４に取付け得ることにより、作業順序に融通性をもたせることができ、取付けの作業性を向上することができる。
【００３６】
また、この車両用コンデンサ１０は、係止部５２と空調装置８のレシーバドライヤ１２との間の空調パイプ１４に冷媒充填用のチャージバルブ６２を取付けて設けたことにより、チャージバルブ６２を車両コンデンサ１０とともに車体前方に配設することができ、冷媒充填用のソケット（図示せず）をチャージバルブ６２に接続する際に空調パイプ１４に作用する力を係止部５２とレシーバドライヤ１２とによって支持することができる。
【００３７】
このため、この車両用コンデンサ１０は、チャージバルブ６２を車両コンデンサ１０とともに車体前方に配設することができることにより、冷媒充填の作業性を向上し得て、冷媒充填用のソケット（図示せず）をチャージバルブ６２に接続する際に空調パイプ１４に作用する力を係止部５２とレシーバドライヤ１２とによって支持することができることにより、空調パイプ１４の変形を防止することができる。
【００３８】
なお、この実施例においては、空調パイプ１４を係止部５２に直接係止させたが、図８に示す如く、空調パイプ１４にインシュレータ６８を捲回して係止部５２に係止させることもできる。
【００３９】
このように、インシュレータ６８を介して空調パイプ１４を係止部５２に係止させることにより、空調パイプ１４へのファンモータ４８からの振動伝達を防止することができ、振動による傷つきを防止できるとともに、カバー部３６に形成した係止部５２の開口５４をインシュレータ６８によって閉鎖することができ、コンデンサコア１８の冷却用空気の漏れを防止して冷却性能の低下を回避することができる。
【００４０】
また、この実施例においては、ファンシュラウド３２に係止部５２に形成して設けたが、図９に示す如く、係止部５２に代えて、ファンシュラウド３２に既設の一対の補強リブ７０・７０を利用して、この補強リブ７０・７０に空調パイプ１４を係止させることもできる。この場合には、空調パイプ１４を保持すべき位置に形成されている補強リブ７０・７０を利用する。
【００４１】
このように、ファンシュラウド３２に既設の一対の補強リブ７０・７０を利用して空調パイプ１４を係止させることにより、係止部５２の形成を不要にし得て、部品点数を削減し得て、部品制作費を低減し得て、さらなるコストの低減を果たすことができる。
【００４２】
図１０は、この発明の別の実施例ＳＧ１を示すものである。この別の実施例の車両用コンデンサ１０は、コンデンサファン５０を覆うファンシュラウド３２の背面の幅方向一側に取付けられたレシーバドライヤ１２に対して、反対側の幅方向他側に位置させて係止部５２を形成して設けるとともに、チャージバルブ６２を挟んでファンシュラウド３２の背面の幅方向一側の前記レシーバドライヤ１２近傍に前記係止部５２と同様の構造の第２の係止部７２を形成して設けている。
【００４３】
このように、ファンシュラウド３２の背面の幅方向各側にチャージバルブ６２を挟んで係止部５２・７２を形成することにより、空調パイプ１４を堅固に支持することができるとともに、冷媒充填用のソケット（図示せず）をチャージバルブ６２に接続する際に空調パイプ１４に作用する力を２つの支持部５２・７２によって支持することができ、空調パイプ１４の変形を確実に防止することができる。
【００４４】
図１１は、この発明のさらに別の実施例ＳＧ２を示すものである。このさらに別の実施例の車両用コンデンサ１０は、空調パイプ１４のチャージバルブ６２が取付けられた部位の下側を支持する支持部７４をファンシュラウド３２背面のカバー部３６に形成して設けたものである。
【００４５】
このように、ファンシュラウド３２の背面に空調パイプ１４のチャージバルブ６２が取付けられた部位を支持する支持部７４を形成することにより、冷媒充填用のソケット（図示せず）をチャージバルブ６２に接続する際に空調パイプ１４に作用する力を支持部７４によって支持することができ、空調パイプ１４の変形を確実に防止することができる。
【００４６】
【発明の効果】
このように、この発明の車両用コンデンサは、空調パイプ専用のクリップを不要にし得ることにより、部品点数を削減し得て、部品制作費を低減し得て、車両用コンデンサの振動による空調パイプとダッシュパネルとの接触を回避し得ることにより、空調パイプと取付相手部品との傷つきを防止し得て、ファンシュラウドに空調パイプを取付けた状態で車両用コンデンサを車体メンバに取付け得ることにより、作業順序に融通性をもたせることができ、取付けの作業性を向上し得る。
【００４７】
また、この発明の車両用コンデンサは、チャージバルブを車両コンデンサとともに車体前方に配設することができることにより、冷媒充填の作業性を向上し得て、冷媒充填用のソケットをチャージバルブに接続する際に空調パイプに作用する力を係止部とレシーバドライヤとによって支持することができることにより、空調パイプの変形を防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施例を示す車両用コンデンサの背面斜視図である。
【図２】空調パイプを取付けた車両用コンデンサの正面図である。
【図３】空調パイプを取付けた車両用コンデンサの側面図である。
【図４】ファンシュラウドの背面図である。
【図５】ファンシュラウドの一部破断側面図である。
【図６】図４の矢印ＶＩ部位の拡大背面図である。
【図７】図６のＶＩＩ−ＶＩＩ線による断面図である。
【図８】係止部の別の実施例を示す断面図である。
【図９】係止部のさらに別の実施例を示す断面図である。
【図１０】この発明の別の実施例を示す車両用コンデンサの背面図である。
【図１１】この発明のさらに別の実施例を示す車両用コンデンサの背面図である。
【図１２】従来例を示す車両用コンデンサの斜視図である。
【図１３】空調パイプを固定するクリップの側面図である。
【図１４】クリップの取付け代を示す側面図である。
【図１５】略Ω形状の保持部を有するクリップの側面図である。
【図１６】空調パイプのダッシュパネルへの取付けを示す平面図である。
【図１７】延長部を設けたクリップの側面図である。
【図１８】インシュレータを介して空調パイプを保持するクリップの平面図である。
【図１９】ダッシュパネルのクリップ取付用ブラケットに取付けられるクリップの平面図図である。
【図２０】バンドクリップの斜視図である。
【図２１】チャージバルブへのソケット接続を説明する正面図である。
【図２２】冷媒充填を説明する車両の側面図である。
【符号の説明】
２アッパメンバ
４ロアメンバ
６ダッシュパネル
８空調装置
８コンプレッサ
１０車両用コンデンサ
１２レシーバドライヤ
１４空調パイプ
１６エバポレータ
１８コンデンサコア
３２ファンシュラウド
５２係止部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a capacitor for a vehicle. In particular, the number of parts can be reduced, the production cost of parts can be reduced, the air-conditioning pipe can be prevented from being damaged, and the work order can be made flexible. The present invention relates to a vehicle capacitor that can improve mounting workability, improve refrigerant filling workability, and prevent deformation of an air-conditioning pipe during refrigerant filling.
[0002]
[Prior art]
Some vehicles are equipped with an air conditioner to cool the passenger compartment. As an air conditioner, there is one shown in FIG. In FIG. 12, 102 is a vehicle, 104 is an upper member, 106 is a lower member, 108 is a dash panel, and 110 is an air conditioner.
[0003]
The air conditioner 110 sends the refrigerant that has been compressed by a compressor (not shown) to a high temperature and high pressure to the vehicle condenser 112 attached to the upper member 104 and the lower member 106, and cools and liquefies. The refrigerant that has become low-temperature and high-pressure by the vehicle condenser 112 is temporarily stored in the receiver dryer 114, sent to the evaporator 118 disposed in the dash panel 108 by the air conditioning pipe 116, and is vaporized to cool the vehicle interior.
[0004]
As such an air conditioner 110, there are those disclosed in JP-A-6-4559 and JP-A-10-44755.
[0005]
Japanese Patent Laid-Open No. 6-4559 discloses a metal that includes a receiver that is supported by a refrigerant condenser via a receiver bracket, one end of which is supported by the condenser bracket of the refrigerant condenser, and the other end that passes through the vicinity of the receiver. The receiver bracket is fixed to a pipe made.
[0006]
JP-A-10-44755 discloses a vehicle receiver having a receiver body and a charge valve that is disposed between a capacitor and an evaporator core. A sight glass is connected to the charge valve via a connecting member. The provided blocks are connected, and the amount of refrigerant charged in the receiver body is visually confirmed with the sight glass.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the air conditioner 110, it is necessary to fix the air conditioning pipe 116 for sending the refrigerant from the receiver dryer 114 attached to the vehicle condenser 112 to the evaporator 118 in the dash panel 108.
[0008]
For example, in FIG. 13, the air conditioning pipe 116 is held in advance by the holding part 122 of the clip 120, and the locking part 124 of the clip 120 is fixed by elastically engaging with the mounting hole 126 of the dash panel 108.
[0009]
However, the clip 120 held in advance by the air conditioning pipe 116 has a problem that it easily moves in the axial direction of the air conditioning pipe 116 and easily rotates in the circumferential direction, and there is a problem in that the workability of the attachment is lowered. Further, as shown in FIG. 14, the clip 120 requires an installation allowance A from the restricting portion 128 to the distal end of the locking portion 124, so that the workability is poor after both ends of the air-conditioning pipe 116 are fixed. There is.
[0010]
Such inconvenience can be eliminated by using a clip 132 having a holding portion 130 having a substantially Ω shape as shown in FIG.
[0011]
However, as shown in FIG. 16, when the air conditioning pipe 116 is attached to the dash panel 108 with such a clip 132, the air conditioning pipe 116 contacts the dash panel 108 due to the vibration of the vehicle condenser 112, and both are damaged. Due to this damage, the paint on the dash panel 108 is peeled off, the air conditioning pipe 116 is scraped, and there is a risk of water leakage from the mounting portion of the clip 132 to the vehicle compartment side.
[0012]
Means for preventing the air-conditioning pipe 116 and the dash panel 108 from being damaged include those shown in FIGS. In FIG. 17, a clip 140 provided with an extension portion 138 between the regulating portion 134 and the holding portion 136 is used, and the air conditioning pipe 116 is attached at a distance from the dash panel 108. In FIG. 18, a clip 144 that holds the air conditioning pipe 116 via the insulator 142 is used to suppress vibration of the air conditioning pipe 116. In FIG. 19, a clip mounting bracket 146 is attached to the dash panel 108, and a clip 150 is attached to the mounting hole 148 of the clip bracket 146 to separate the air conditioning pipe 116 from the dash panel 108.
[0013]
However, those shown in FIGS. 17 to 19 have a disadvantage that the cost increases due to the complexity of the structure and the increase in the number of parts.
[0014]
As shown in FIG. 20, the air-conditioning pipe 116 may be attached by attaching a band clip 152 to the air-conditioning pipe 116 and attaching the band clip 152 to the upper member 104 or the like with bolts 154.
[0015]
However, the attachment of the air-conditioning pipe 116 by the band clip 152 needs to interpose the elastic body 156 for absorbing vibration, and forms a rotation preventing portion 158 for preventing rotation relative to the attachment by the bolt 154. There is a disadvantage that the number of parts and the shape are complicated. Further, when the air conditioning pipe 116 is attached to the upper member 104 as described above, it is necessary to attach the air conditioning pipe 116 separately from the vehicle capacitor 112, and there is a disadvantage that the operation becomes complicated.
[0016]
Furthermore, when the air-conditioning pipe 116 is not fixed, as shown in FIG. 21, if the air-conditioning pipe 116 is provided with a charge valve 160 for charging refrigerant, the air-conditioning pipe 116 is deformed when the socket 162 is connected. There is a risk.
[0017]
Furthermore, in consideration of workability during assembly and maintenance, the charge valve 160 is desirably disposed in front of the vehicle 102 together with the vehicle capacitor 122 as shown by a solid line in FIG. This is because if the charge valve 160 is disposed at the position indicated by the broken line in FIG. 22, the hose 166 suspended from the refrigerant charging device 164 may be bent in contact with the hood 168 when the refrigerant is charged in a factory or the like. In addition, when the socket 162 is automatically detached from the charge valve 160 after the filling is completed, there is a problem that the hose 166 greatly shakes in the direction indicated by the arrow with the contact point with the hood 168 as a fulcrum.
[0018]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, in order to eliminate the above-mentioned inconvenience, the present invention is provided with a fan shroud that covers the condenser fan on the back of the vehicle condenser of the air conditioner mounted on the vehicle, and an air conditioning pipe is sandwiched between the back of the fan shroud A claw-shaped locking portion for locking is formed and provided, and a charge valve for charging refrigerant is attached to an air conditioning pipe between the locking portion and the receiver dryer of the air conditioner.
[0019]
The locking portion is formed on the back side of the fan shroud and is positioned on the other side in the width direction opposite to the receiver dryer attached to one side in the width direction of the vehicle capacitor. . In addition, the air conditioning pipe is provided with one end connected to the receiver dryer on one side in the width direction of the vehicular capacitor, and is provided with the middle being locked to the locking portion on the other side in the width direction, and the other end is provided. It is provided to extend so as to be directly connected to an evaporator in the dash panel of the vehicle.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The vehicle capacitor of the present invention is provided by attaching a fan shroud covering the condenser fan on the back surface, and by forming a claw-shaped locking portion that locks the air conditioning pipe on the back surface of the fan shroud, Clips dedicated to air conditioning pipes can be eliminated, collision between the air conditioning pipe and the dash panel due to vibration of the vehicle condenser can be avoided, and the vehicle condenser can be attached to the vehicle body member with the air conditioning pipe attached to the fan shroud. In addition, by providing a charge valve for charging the refrigerant in the air conditioning pipe between the locking portion and the receiver dryer of the air conditioner, the charge valve can be disposed in front of the vehicle body together with the vehicle capacitor. The force acting on the air conditioning pipe when connecting the refrigerant charging socket to the charge valve It can be supported by the.
[0021]
【Example】
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. 1 to 7 show an embodiment of the present invention. In FIG. 3, 2 is an upper member in front of the vehicle (not shown), 4 is a lower member, 6 is a dash panel, and 8 is an air conditioner.
[0022]
As shown in FIGS. 1 and 2, the air conditioner 8 mounted in front of the vehicle sends the refrigerant compressed by a compressor (not shown) to a high temperature and high pressure to the vehicle capacitor 10 attached to the upper member 2 and the lower member 4. Cool and liquefy. The refrigerant that has become low-temperature and high-pressure by the vehicle capacitor 10 is temporarily stored in the receiver dryer 12 and sent to the evaporator 16 disposed in the dash panel 6 by the air-conditioning pipe 14, and is vaporized to cool the vehicle interior.
[0023]
The vehicular capacitor 10 of the air conditioner 8 is provided with an upper member 20 and a lower member 22 on the upper and lower sides of a square thick plate-shaped capacitor core 18, respectively, and an upper bracket 24 on each of the upper member 20 and the lower member 22. And the lower bracket 26 is attached. The vehicle capacitor 10 is attached to the upper member 2 and the lower member 4 via the bush by the upper bracket 24 and the lower bracket 26.
[0024]
Further, the vehicle capacitor 10 is provided with an attachment member 28 attached to the end of the upper member 20 on one side in the width direction. The receiver dryer 12 is mounted on the mounting member 28 by mounting bolts 30. Thus, the receiver dryer 12 is provided on one side in the width direction of the vehicle capacitor 10.
[0025]
The vehicle capacitor 10 of the air conditioner 8 is provided with a fan shroud 32 attached to the back surface. As shown in FIGS. 4 and 5, the fan shroud 32 is provided with a short rectangular tube-shaped edge portion 34 that surrounds the entire back surface of the capacitor core 18 and a cover portion 36 that covers the back side of the edge portion 34. In addition, a short cylindrical fan guide 38 is provided in the approximate center of the cover portion 36, an air passage 40 is formed in the fan guide 38, and a motor mounting portion 42 is provided in a substantially central portion of the fan guide 38.
[0026]
2 and 3, the fan shroud 32 is attached to the upper bracket 24 and the lower bracket 26 by the upper mounting bolt 44 and the lower mounting bolt 46 so as to surround the entire back surface of the capacitor core 18. The motor mounting portion 42 of the fan shroud 32 has
A fan motor 48 is attached. A condenser fan 50 is attached to the fan motor 48 so as to be positioned in the fan guide 38.
[0027]
On the back surface of the fan shroud 32 that is attached to the back surface of the vehicle capacitor 10 and covers the capacitor fan 50, a claw-shaped locking portion 52 that locks the air conditioning pipe 14 from both sides in the vertical direction is formed. . The locking portion 52 is provided on the back side of the fan shroud 32 so as to be positioned on the other side in the width direction opposite to the receiver dryer 12 attached to one side in the width direction of the vehicle capacitor 10. .
[0028]
As shown in FIGS. 6 and 7, the locking portion 52 is provided by forming a long rectangular opening 54 in the width direction in the cover portion 36 located on one side in the width direction of the vehicle capacitor 10. A pair of opposing support walls 56, 56 are formed on both sides in the width direction so as to protrude from the back side of the cover portion 36, and a pair of opposing locking walls 58, 58 are provided on both edges in the vertical direction of the opening 54. The support walls 56 and 56 are formed so as to project longer than the support walls 56 and 56, and the locking projection edges 60 and 60 are formed to face the protruding tips of the pair of locking walls 58 and 58.
[0029]
As shown in FIGS. 1 to 3, the air-conditioning pipe 14 is provided with one end connected to the receiver dryer 12 on one side in the width direction of the vehicle capacitor 12, and is connected to the other side in the width direction of the vehicle capacitor 12. The other end is provided so as to be directly connected to the evaporator 16 in the dash panel 6 of the vehicle. A charge valve 62 for charging refrigerant is attached to the air conditioning pipe 14 between the locking portion 52 and the receiver dryer 12. Reference numeral 64 denotes a pipe connection portion of the receiver dryer 12, and reference numeral 66 denotes a flange that connects the air conditioning pipe 14 to the evaporator 16.
[0030]
Next, the operation will be described.
[0031]
The vehicle capacitor 10 of the air conditioner 8 is provided with a fan shroud 32 that covers the capacitor fan 50 on the back surface. On the back surface of the fan shroud 32, a claw-shaped locking portion 52 that locks the air conditioning pipe 14 from both sides in the vertical direction is formed.
[0032]
The engaging portion 52 is formed on the back side of the fan shroud 32 so as to be positioned on the other side in the width direction of the vehicle capacitor 10, opposite to the receiver dryer 12 attached to one side in the width direction of the vehicle capacitor 10. Provided.
[0033]
The air-conditioning pipe 14 is provided with one end connected to the receiver dryer 12 on one side in the width direction of the vehicle capacitor 10, and is provided halfway with a locking portion 52 on the other side in the width direction of the vehicle capacitor 12. The other end side is provided so as to be directly connected to the evaporator 16 in the dash panel 6 of the vehicle. A charge valve 62 for charging refrigerant is attached to the air conditioning pipe 14 between the locking portion 52 and the receiver dryer 12.
[0034]
Thus, the vehicular capacitor 10 is provided with the claw-shaped locking portion 52 that locks the air-conditioning pipe 14 on the back surface of the fan shroud 32 that covers the capacitor fan 50, and thus is dedicated to the air-conditioning pipe 14. And the locking portion 52 can be formed without using a slide core or the like, and contact between the air conditioning pipe 14 and the dash panel 6 due to vibration of the vehicle capacitor 10 can be avoided. Thus, the vehicle capacitor 10 can be attached to the upper member 2 and the lower member 4 which are vehicle body members with the air conditioning pipe 14 attached to the fan shroud 32.
[0035]
For this reason, this vehicle capacitor 10 can reduce the number of parts by eliminating the need for a clip dedicated to the air-conditioning pipe 14, and can form the locking portion 52 without using a slide core or the like. Parts production costs can be reduced, and contact between the air conditioning pipe 14 and the dash panel 6 due to vibration of the vehicle capacitor 10 can be avoided, thereby preventing damage to the air conditioning pipe 14 and the dash panel 6 that is the mounting counterpart. In addition, since the vehicle capacitor 10 can be attached to the upper member 2 and the lower member 4 with the air conditioning pipe 14 attached to the fan shroud 32, the work sequence can be made flexible, and the attachment workability can be improved. be able to.
[0036]
In addition, the vehicle capacitor 10 is provided with a charge valve 62 for charging a refrigerant mounted on the air conditioning pipe 14 between the locking portion 52 and the receiver dryer 12 of the air conditioner 8. 10, and the force acting on the air conditioning pipe 14 when the socket (not shown) for charging the refrigerant is connected to the charge valve 62 is supported by the locking portion 52 and the receiver dryer 12. can do.
[0037]
For this reason, this vehicle capacitor 10 can improve the workability of refrigerant filling by being able to arrange the charge valve 62 in front of the vehicle body together with the vehicle capacitor 10, and a refrigerant filling socket (not shown). Since the force acting on the air conditioning pipe 14 when connecting to the charge valve 62 can be supported by the locking portion 52 and the receiver dryer 12, deformation of the air conditioning pipe 14 can be prevented.
[0038]
In this embodiment, the air conditioning pipe 14 is directly locked to the locking portion 52. However, as shown in FIG. 8, the insulator 68 may be wound around the air conditioning pipe 14 to be locked to the locking portion 52. it can.
[0039]
In this way, by locking the air conditioning pipe 14 to the locking portion 52 via the insulator 68, vibration transmission from the fan motor 48 to the air conditioning pipe 14 can be prevented, and damage due to vibration can be prevented. The opening 54 of the locking portion 52 formed in the cover portion 36 can be closed by the insulator 68, so that the cooling air of the capacitor core 18 can be prevented from leaking and the cooling performance can be prevented from deteriorating.
[0040]
Further, in this embodiment, the locking portion 52 is formed on the fan shroud 32, but instead of the locking portion 52, as shown in FIG. The air-conditioning pipe 14 can be locked to the reinforcing ribs 70 and 70 by using 70. In this case, reinforcing ribs 70 and 70 formed at positions where the air conditioning pipe 14 should be held are used.
[0041]
As described above, the air-conditioning pipe 14 is locked using the existing pair of reinforcing ribs 70 and 70 on the fan shroud 32, so that the formation of the locking portion 52 can be eliminated and the number of parts can be reduced. Therefore, it is possible to reduce the part production cost and to further reduce the cost.
[0042]
FIG. 10 shows another embodiment SG1 of the present invention. The vehicle capacitor 10 according to another embodiment is located on the other side in the opposite width direction with respect to the receiver dryer 12 mounted on one side in the width direction on the back surface of the fan shroud 32 covering the capacitor fan 50. A stopper 52 is formed and provided, and a second locking part 72 having a structure similar to that of the locking part 52 is provided in the vicinity of the receiver dryer 12 on one side in the width direction on the back surface of the fan shroud 32 with the charge valve 62 interposed therebetween. Are provided.
[0043]
Thus, by forming the locking portions 52 and 72 with the charge valve 62 sandwiched on each side in the width direction of the back surface of the fan shroud 32, the air conditioning pipe 14 can be firmly supported, and the refrigerant charging The force acting on the air conditioning pipe 14 when the socket (not shown) is connected to the charge valve 62 can be supported by the two support portions 52 and 72, and the deformation of the air conditioning pipe 14 can be reliably prevented. .
[0044]
FIG. 11 shows still another embodiment SG2 of the present invention. The vehicular capacitor 10 according to yet another embodiment is provided with a support portion 74 for supporting the lower side of the portion of the air conditioning pipe 14 to which the charge valve 62 is attached, formed on the cover portion 36 on the rear surface of the fan shroud 32. It is.
[0045]
In this way, a support portion 74 that supports the portion of the air conditioning pipe 14 where the charge valve 62 is attached is formed on the back surface of the fan shroud 32, thereby connecting a socket (not shown) for charging refrigerant to the charge valve 62. In doing so, the force acting on the air conditioning pipe 14 can be supported by the support portion 74, and the deformation of the air conditioning pipe 14 can be reliably prevented.
[0046]
【The invention's effect】
As described above, the vehicular capacitor of the present invention can reduce the number of parts by reducing the need for a dedicated clip for the air conditioning pipe, thereby reducing the production cost of the air conditioner pipe due to the vibration of the vehicular capacitor. By avoiding contact with the dash panel, it is possible to prevent damage to the air conditioning pipe and the mounting counterpart part, and by attaching the vehicle capacitor to the vehicle body member with the air conditioning pipe attached to the fan shroud, It is possible to provide flexibility in order and improve the workability of installation.
[0047]
Further, the vehicle capacitor of the present invention can improve the workability of the refrigerant filling by arranging the charge valve in front of the vehicle body together with the vehicle capacitor, and when connecting the socket for filling the refrigerant to the charge valve. Further, the force acting on the air conditioning pipe can be supported by the locking portion and the receiver dryer, so that deformation of the air conditioning pipe can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a rear perspective view of a vehicle capacitor showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view of a vehicle capacitor with an air conditioning pipe attached thereto.
FIG. 3 is a side view of a vehicle capacitor to which an air conditioning pipe is attached.
FIG. 4 is a rear view of the fan shroud.
FIG. 5 is a partially cutaway side view of a fan shroud.
6 is an enlarged rear view of a portion indicated by an arrow VI in FIG.
7 is a cross-sectional view taken along line VII-VII in FIG.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing another embodiment of the locking portion.
FIG. 9 is a cross-sectional view showing still another embodiment of the locking portion.
FIG. 10 is a rear view of a vehicle capacitor showing another embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a rear view of a vehicle capacitor showing still another embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a perspective view of a vehicle capacitor showing a conventional example.
FIG. 13 is a side view of a clip for fixing an air conditioning pipe.
FIG. 14 is a side view showing a clip mounting margin.
FIG. 15 is a side view of a clip having a substantially Ω-shaped holding portion.
FIG. 16 is a plan view showing attachment of an air conditioning pipe to a dash panel.
FIG. 17 is a side view of a clip provided with an extension.
FIG. 18 is a plan view of a clip that holds an air-conditioning pipe via an insulator.
FIG. 19 is a plan view of a clip attached to the clip mounting bracket of the dash panel.
FIG. 20 is a perspective view of a band clip.
FIG. 21 is a front view illustrating socket connection to a charge valve.
FIG. 22 is a side view of the vehicle illustrating refrigerant charging.
[Explanation of symbols]
2 Upper member 4 Lower member 6 Dash panel 8 Air conditioner 8 Compressor 10 Vehicle capacitor 12 Receiver dryer 14 Air conditioning pipe 16 Evaporator 18 Capacitor core 32 Fan shroud 52 Locking portion

Claims

A fan shroud that covers the condenser fan is attached to the back of the vehicle condenser of the air conditioner mounted on the vehicle, and a claw-shaped locking portion that locks the air conditioning pipe on the back of the fan shroud is provided. A vehicle capacitor, wherein a charge valve for charging a refrigerant is attached to an air conditioning pipe between the engaging portion and a receiver dryer of the air conditioner.

The locking portion is formed on the back side of the fan shroud and is positioned on the other side in the width direction opposite to the receiver dryer attached to one side in the width direction of the vehicle capacitor. The vehicle capacitor according to claim 1.

The air-conditioning pipe is provided with one end connected to the receiver dryer on one side in the width direction of the vehicle capacitor, and is provided with a middle portion locked to the locking portion on the other side in the width direction, and the other end is provided on the vehicle. The vehicular capacitor according to claim 1, wherein the vehicular capacitor is provided so as to be directly connected to an evaporator in the dash panel.