JP3817619B2 - Propeller force transmission collar - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水道、ガス、下水道等に用いる流体輸送配管を地下に埋設するための非開削推進工法において、前後の管の間に介装して推進力を伝達するために使用される推進力伝達用カラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ダクタイル鋳鉄管等の流体輸送用配管を埋設する工法として、さや管推進工法及び直押し推進工法がある。さや管推進工法とは、ヒューム管や鋼管内にダクタイル鋳鉄管を挿入する工法であり、直押し推進工法とは、ダクタイル鋳鉄管を非開削で土中に推進する工法である。いずれの工法も開削を必要としないため、広く採用されている。
【0003】
上記した工法によって管の布設を行う場合、後続管から先行する管に推力(管を挿入する時の力)を伝達して行うため、管と管を接合する継手として、例えば図6に示すような耐震管継手であるNS形管継手を用いると、図中の点線のごとく、先端部に挿し口突起25が形成された挿し口22が受口23の奥端部まで押し込まれた状態となるため、押し込み余裕量Lがなくなり、継手が両方向に伸縮する必要がある耐震管としての性能を完全には満たしていないという問題点がある。
【0004】
地震等によって推進管の継手部に大きな圧縮力が作用した場合に、ある程度収縮できるようにして当該継手部の破損を防止するものとして、所定の間隔で対向させて互いに固定した前後一対の環状板体を有する外装枠体の内部に、埋設後に自らの膨張圧によって破砕する環状の脆性成形体を挟持させ、該脆性成形体の破砕によって両環状板体を互いに接近可能とする推進力伝達用カラーが開発されている(特開2000−282779号)。この推進力伝達用カラーを推進方向後側の管の挿し口外周部に嵌着し、前端面を推進方向前側の管の受口端部に当接させて管を推進すると、推進力は後側の管から前側の管の受口端面に伝達されるので、挿し口が受口内にそれ以上押し込まれることなく推進が行われる。推進終了後は当該推進力伝達用カラーが膨張して破砕するので、継手の圧縮シロが確保される。なお、上記脆性成形体としては、例えば膨張剤が混入されたコンクリートが好適に使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記新たに開発された推進力伝達用カラーは、推進力を効率よく伝達するとともに、推進終了後には自ら破砕して継手の収縮を可能とするので、耐震管の推進に使用するに適したものであるが、その膨張圧は全方向に均等に作用するため、推進力伝達用カラーの円周方向だけではなく、管軸方向にも膨張圧が軸力として作用する。
【0006】
一方、ダクタイル管を推進工により布設する場合には、図7に示すように、発進坑S、到達坑Rの内部から曲管により立ち上げて配管することが多い。このため、管路が伸びる方向の軸力が作用すると、この曲管部にも水平方向の力(矢印h)が作用することになり、当該曲管が移動して漏水や破損を生じるおそれがある。このような曲管部の移動の防止を、異形管部で水圧による不平均力を止めるために一般的に採用されているコンクリート防護工によって行うためには、水圧による不平均力の場合に必要な大きさの数倍のコンクリートが必要となり、不経済であるとともに、施工不可能な場所もあるという問題点がある。そこで、本発明は、膨張破砕時に軸方向の膨張が生じず、かつ埋設後に継手の収縮を可能とする推進力伝達用カラーを提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用した。すなわち、本発明にかかる推進力伝達用カラーは、複数の管を接合しつつ推進して地下に埋設するために使用される推進力伝達用カラーであって、前後一対の環状フランジを所定の間隔をおいて対向させた状態で、その円周方向に沿う複数箇所で高張力を有する鋼線を用いて互いに連結するとともに、これら前後一対のフランジの間隔部に、埋設後に自らの膨張圧によって破砕する円筒状の脆性成形体を介装したことを特徴としている。
【0008】
上記脆性成形体は、管の敷設後に自ら破砕して挿し口と受口との間から脱落するもので、例えばコンクリート製の環状体の適所に水和反応によって膨張する静的破砕剤を埋設したもの等が採用され得る。また、高張力を有する鋼線としては、公知のPC鋼線を採用するのが好ましい。
【0009】
本発明によれば、推進工事中は推進力伝達用カラーを介して推進力を先行の管に伝達することができるので、管の推進を効率よく行うことができる。また、推進終了後は、当該推進力伝達用カラーの脆性成形体が自ら破砕して、地震等による大きな力により圧縮され、土中に排出されることにより、押し込み余裕量が確保できることになり、耐震継手としての機能を有するものとなる。この場合、脆性成形体の軸方向の膨張は高張力を有する鋼線によって拘束されるので、継手に軸方向の力は作用しない。また、脆性成形体が破砕した後に継手に圧縮方向の力が作用した時は、鋼線が押し潰されるので、継手の圧縮を阻害することはない。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面に表わされた本発明の実施の形態に基づいて、本発明をより具体的に説明する。
【0011】
図1は、本発明にかかる推進力伝達用カラーを例示するもので、この推進力伝達用カラー(「カラー」と略称する)1は、環状の板体からなる1対のフランジ2,2を所定の間隔で対向させ、両者を高張力を有する鋼線3,…で互いに連結してなる。フランジ2は、後述の脆性成形体(推進力伝達材)の軸方向の膨張力に耐えるだけの断面を有しているもので、例えばSS鋼、SUS鋼等の金属で作られている。また、鋼線3としては、例えばPC鋼線が考えられる。また、この場合、プレストレスは導入してもしなくてもよい。本実施形態でも鋼線3としてPC鋼線を用いるので、以下「PC鋼線3」と呼ぶこともある。
【0012】
フランジ2の外面には、所定間隔で円形の凹部5,…が形成されている。この凹部5の中心部には鋼線3が挿入される通孔2aが設けられている。図示例では、凹部が45度間隔で計8カ所に形成されているが、これに限定されず、フランジ径等の条件に応じてこれよりも多くすることも少なくすることも可能である。フランジの凹部5には円盤状のアンカーヘッド7が嵌め込まれ、これにPC鋼線3の端部が固定されている。図2はこの鋼線固定部の詳細を表すもので、フランジ2の凹部5に、中心部に通孔7aが形成されたアンカーヘッド7が嵌め込まれ、フランジ2とアンカーヘッド7の通孔2a,7aに鋼線3の端部が挿入されている。アンカーヘッド7の通孔7aは外に開く漏斗状に形成され、断面楔状のチャック8が鋼線3と通孔7aの内面との間に挿入されている。鋼線3はこのチャック8によって固定される。
【0013】
この推進力伝達用カラーは、次のようにして製作することができる。まず、両側のフランジ2,2を所定の間隔で対向させて保持し、鋼線3,…をそれぞれの凹部5に嵌合したアンカーヘッド7に装着しておく。この状態で、両フランジの間に膨張剤を含む成形材料例えばコンクリートを打設し、数日間養生する。所定日数経過後(例えば材齢7日以降)に鋼線3を引っ張り、張力を付与した状態で端部をアンカーヘッド7,7に固定する。これにより、鋼線3にプレストレスが導入される。両フランジ2,2の間に打設されたコンクリートは、固化して筒状の脆性成形体10となり、前記鋼線3はこの脆性成形体10に挿通された状態となる。
【0014】
上記のようにして、予めプレストレスが付与されたPC鋼線3,…で両側のフランジ2,2が引っ張られた状態でその間隔部に脆性成形体10が挟持された推進力伝達用カラー1が得られるのである。なお、鋼線3にプレストレスが付与されていなくても、フランジの軸方向の移動を拘束できる場合は、プレストレスを付与しなくてもよいが、プレストレスを付与しておいた方が、脆性成形体10の破砕時に破砕片が両フランジ間で押圧されて土中に排出されやすくなるので好ましい。PC鋼線は、負荷される荷重により伸びが生じるが、その伸びも考慮した上で、その直径と本数を決定する。
【0015】
脆性成形体10は、例えばコンクリート、セラミックス等、適度の脆性と剛性を有する成形材料に適量の静的破砕剤を混和したもので作られている。上記静的破砕剤は、推進完了後に脆性成形体自体を破砕することができるものである。この静的破砕剤には、酸化カルシウム(CaO)を主成分とする石灰系のものと、3CaO・3Al2 O3 ・CaSO4 、CaSO4 およびCaOを主成分とするカルシウム・サルホ・アルミネート系(CSA系)の2種類がある。石灰系のCaOは、水和反応することにより、微細なコロイド状の水酸化カルシウムCa(OH)2 を生成する。このCa(OH)2 は、時間の経過とともに長大な異方性の六角板状結晶へと成長して行くため、拘束状態のもとでも水和反応に伴って生成する結晶の成長により、相互に押し合う結晶圧となり、膨張圧が発生する。また、CSA系の場合においても、以下に示すような一般的な水和反応により、エトリンガイトと呼ばれる針状結晶へと成長して行くため、石灰系と同様に膨張圧が発生する。
【0016】
【化1】
【0017】
引張応力が脆性成形体10の引張強度を越えた時に亀裂が発生し、さらに静的破砕剤の膨張が持続することで亀裂の伝播が起こる。このため、脆性成形体10の円周方向、軸方向共に多数の亀裂が入り、破砕が行われるのである。このように、上記2種類の主成分は石灰系およびCSA系の両方共に推進力伝達用カラーを破砕する効果を有するため、どちらの成分であっても構わない。また、本発明の目的を達成するものであれば、これら2種類以外の成分であっても構わない。
【0018】
この破砕による破片は、直押し推進工法の場合、地震による圧縮側の力により、土中に排出される。このため、その分だけ継手の縮み代が確保できる。また、一対の環状フランジ2,2が縮み方向に付勢された鋼線3によって互いに引き寄せられようとする力が作用するため、破砕片がさらに土中に排出されやすくなる効果もある。鋼線3は、圧縮力に対する抵抗が小さいため、圧縮力が作用した時には、阻害することなく、図3に示すように両環状板体が殆ど密着するまで接近できる。このため縮み代が確保できるのである。
【0019】
上記脆性成形体破砕のための水和反応は、例えば推進工事前に静的破砕剤と水とを攪拌して静的破砕剤挿入孔に充填する方法、水と反応させずに推進した後に管周辺の地山の土中に含まれる水分により反応させる方法等によって実現することができる。特に急ぐ場合は、パイプ等でこの部分に注水してもよい。上記静的破砕剤は、一般に膨張コンクリートに使用されている膨張剤と同様の成分であり、この膨張剤を過剰に含有させることにより、コンクリートなどの破砕を促すものである。また、この静的破砕剤は、一般的に建設工事に伴う岩石やコンクリートの破砕に用いられているもので、振動、騒音、飛び石等を生じることなくコンクリート等を破砕することが可能であり、しかも有害成分を含んでいないため、管体への悪影響も考えられない。
【0020】
なお、上記実施形態では静的破砕剤をコンクリートに混和して成形したが、コンクリートで成形した円筒状の成形体の適所に脆性破砕剤の棒状または塊状のものを挿入しておいてもよい。その挿入形状については、脆性成形体を破砕し、継手の伸縮量を確保するという目的を達成することができるものであれば、どのような形状でもよい。
【0021】
次に、この推進力伝達用カラー1の使用法について説明する。図4はこのカラー1を装着した管継手を例示するもので、この管継手Jは、水道の耐震継手として通常使用されているNS形継手であり、挿し口22と受口23とで構成される。挿し口22はダクタイル管24の先端部外周面に挿し口突起25が一体に設けられている。地震等により大きな引き抜き力が管継手に作用した場合には、この挿し口突起25と後述のロックリング37とが係合することによって挿し口22と受口23との離脱が防止される。
【0022】
上記挿し口突起25は、挿し口22の外周部全体にリング状に設けられている。挿し口22の後方寄りの位置にはフランジ27が一体に設けられている。28,…は、フランジ27の背面部に適当間隔で設けられたバックアップ用の補強リブである。これらフランジ27と補強リブ28は、金属製で溶接等により挿し口22の外周面上に固着されている。
【0023】
受口23は、ダクタイル管24の後部を概略漏斗状に拡径してなり、その内面部にゴム輪装着用の溝30と、ロックリング溝32が設けられている。受口23の後端部には、内向フランジ33が形成され、その端面は軸方向と直角な平面33aとして形成されている。前記溝30には、シール用のゴム輪35が嵌め込まれており、前記ロックリング溝32には一つ割りで拡がり勝手に作られたロックリング37がロックリング芯出し用のゴムリング38を介して嵌着されている。40は外装コンクリートである。前記挿し口22のフランジ27と、受口23の内向フランジ33との間には本発明の推進力伝達用カラー1が介装される。
【0024】
上記継手Jの施工方法について説明すれば、次の通りである。まず、図5(a)に示す如く、挿し口22の外周部に推進力伝達用カラー1を預け入れる。一方、受口23の所定箇所にゴム輪35、ロックリング37を装着し、この受口23に上記挿し口22を挿入する。しかる後、挿し口22が受口23に挿入された管を油圧ジャッキにより、さや管推進工法であればさや管内に順次挿入し、直押し推進工法であれば先頭管で掘削しながら順次管を挿入する。図5(b)の状態であれば、挿し口22のフランジ27と受口23の内向フランジ33とで推進力伝達用カラー1が挟圧された状態となり、油圧ジャッキによる推進力は、当該カラー1を介して先行の管の受口に伝達される。
【0025】
上記静的破砕剤は、推進終了後に膨張して脆性成形体10を破砕するように設定されているので、その膨張により図5(c)に示すように、脆性成形体10自体に亀裂が入って破砕される結果、当該脆性成形体10の圧縮強度がほぼ0となり、両側の環状板体2,2の間隔分に近い距離だけ継手の伸縮量が確保される。この場合、両環状板体に圧縮力が作用しても、両者の間隔部には屈曲した鋼線3が残留するので、その分は押し込み余裕量から除外される。なお、さや管内に管を挿入した場合は、前述の如くさや管と挿入した管の内周面との間に空隙があるため、亀裂の入った脆性成形体10は破片となって脱落する。図5(d)は、脆性成形体10が脱落して継手の押し込み量L1’(残留鋼線3の厚みを無視している)が確保された状態を示す。
【0026】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の推進力伝達用カラーは、推進工法に使用する管継手に介装して推進力を伝達することができ、推進終了後はその脆性成形体が自ら破砕して継手部から除去されるものであるから、管路に耐震継手として十分な押し込み余裕量を確保することが可能となった。脆性成形体を挟持する両フランジは、高張力を有する鋼線で連結されているので、脆性成形体の膨張圧が両フランジに作用しても軸方向の移動は生じない。
【0027】
しかも、このカラーは、壊れやすい脆性成形体が両フランジによって保護されているので、運搬中や推進工事中の取扱いで端部等の欠損が生じにくく、圧縮強度の低下によるトラブルを起こすおそれがない。また、材齢とともに破砕が進行して、推進時に荷重負担面に欠損部が生じても、両面に板材があてがわれているので、推進力を均等に伝達することができる。さらに、フランジの間隔部の外周部には脆性成形体10を覆うものはないので、破砕した破片の大部分は土中に排出される結果、継手伸縮量が十分に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の推進力伝達用カラーの縦断面図(a)、正面図(b)及びX−X断面図(c)である。
【図2】その要部の断面図(a)及び正面図(b)である。
【図3】脆性成形体の圧縮状態の断面図である。
【図4】カラーを介装した継手の断面図である。
【図5】カラーの作用を表す断面図である。
【図6】従来のNS形管継手の断面図である。
【図7】推進工法における配管例の説明図である。
【符号の説明】
1 推進力伝達用カラー
2 フランジ
3 鋼線
5 凹部
7 アンカーヘッド
10 脆性成形体
22 挿し口
23 受口[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a non-open-cut propulsion method for embedding fluid transport piping used for water supply, gas, sewerage, etc. underground, and is used to transmit the propulsive force interposed between the front and rear pipes. It relates to the transmission collar.
[0002]
[Prior art]
As a method of burying a fluid transport pipe such as a ductile cast iron pipe, there are a sheath pipe propulsion method and a direct-push propulsion method. The sheath tube propulsion method is a method of inserting a ductile cast iron pipe into a fume tube or a steel pipe, and the direct-push propulsion method is a method of propelling the ductile cast iron pipe into the soil without cutting. Both methods are widely adopted because they do not require excavation.
[0003]
When laying pipes by the above-described construction method, the thrust (force when inserting the pipe) is transmitted from the succeeding pipe to the preceding pipe. Therefore, as a joint for joining the pipes, for example, as shown in FIG. When an NS type pipe joint that is a seismic resistant pipe joint is used, the
[0004]
When a large compressive force is applied to the joint part of the propulsion pipe due to an earthquake or the like, a pair of front and rear annular plates that are opposed to each other at a predetermined interval and fixed to each other so as to be able to contract to some extent and prevent damage to the joint part A collar for propulsive force transmission, in which an annular brittle molded body that is crushed by its own expansion pressure after being embedded is sandwiched inside an exterior frame body that has a body, and the two annular plate bodies can be made to approach each other by crushing the brittle molded body Has been developed (Japanese Patent Laid-Open No. 2000-282279). When this propulsion force transmission collar is fitted to the outer periphery of the tube insertion port on the rear side in the propulsion direction and the front end surface is brought into contact with the receiving end of the tube on the front side in the propulsion direction, the propulsion force is Since it is transmitted from the side tube to the receiving end surface of the front side tube, the insertion is carried out without being pushed further into the receiving port. After the completion of the propulsion, the propulsion force transmission collar expands and crushes, so that the compression load of the joint is secured. In addition, as said brittle molded object, the concrete in which the expansion agent was mixed is used suitably, for example.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The newly developed propulsion force transmission collar is suitable for use in propelling seismic tubes because it efficiently transmits the propulsion force and allows the joint to contract after the completion of propulsion. However, since the expansion pressure acts equally in all directions, the expansion pressure acts not only in the circumferential direction of the thrust transmission collar but also in the tube axis direction as an axial force.
[0006]
On the other hand, when a ductile pipe is laid by a propulsion worker, as shown in FIG. For this reason, when an axial force in the direction in which the pipe extends extends, a horizontal force (arrow h) also acts on the curved pipe portion, which may cause the curved pipe to move and cause water leakage or breakage. is there. In order to prevent such movement of the curved pipe part by the concrete protector generally adopted to stop the non-average force due to water pressure in the deformed pipe part, it is necessary in the case of non-average force due to water pressure. This requires several times the size of the concrete, which is uneconomical and that there are places where construction is impossible. SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a collar for transmitting a propulsive force that does not cause axial expansion during expansion and crushing and that enables contraction of a joint after being embedded.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention employs the following configuration. That is, the propulsion force transmission collar according to the present invention is a propulsion force transmission collar that is used to bury and embed a plurality of pipes in the basement, and has a pair of front and rear annular flanges at a predetermined interval. In the state where they face each other, they are connected to each other by using steel wires having high tension at a plurality of locations along the circumferential direction, and are crushed by their own expansion pressure after being embedded in the space between the pair of front and rear flanges. It is characterized by interposing a cylindrical brittle shaped body.
[0008]
The brittle molded body is crushed by itself after laying the pipe and dropped from between the insertion port and the receiving port. For example, a static crushing agent that expands due to a hydration reaction is embedded in a suitable place of a concrete annular body. A thing etc. may be employ | adopted. Moreover, it is preferable to employ | adopt a well-known PC steel wire as a steel wire which has high tension.
[0009]
According to the present invention, during the propulsion work, the propulsive force can be transmitted to the preceding pipe via the propulsive force transmission collar, so that the pipe can be efficiently promoted. In addition, after the completion of the propulsion, the brittle molded body of the propulsive force transmission collar is crushed by itself, compressed by a large force due to an earthquake, etc., and discharged into the soil, so that a sufficient amount of pushing can be secured. It has a function as a seismic joint. In this case, since the expansion in the axial direction of the brittle shaped body is restrained by the steel wire having a high tension, no axial force acts on the joint. Further, when a force in the compression direction is applied to the joint after the brittle shaped body is crushed, the steel wire is crushed, so that the joint compression is not hindered.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described more specifically based on the embodiments of the present invention shown in the drawings.
[0011]
FIG. 1 illustrates a propulsion force transmission collar according to the present invention. The propulsion force transmission collar (abbreviated as “color”) 1 includes a pair of
[0012]
[0013]
This propulsive force transmission collar can be manufactured as follows. First, the
[0014]
As described above, the propulsive
[0015]
The brittle shaped
[0016]
[Chemical 1]
[0017]
Cracks occur when the tensile stress exceeds the tensile strength of the brittle shaped
[0018]
In the case of the direct-pressing propulsion method, the fragments resulting from this crushing are discharged into the soil by the force on the compression side caused by the earthquake. For this reason, the joint shrinkage allowance can be ensured accordingly. Moreover, since the force which tries to draw a pair of
[0019]
The hydration reaction for crushing the brittle shaped body is, for example, a method in which the static crushing agent and water are stirred and filled in the static crushing agent insertion hole before the propulsion work, or a tube after propelling without reacting with water. It can be realized by a method of reacting with moisture contained in the soil of the surrounding natural ground. In particular, when rushing, water may be poured into this part with a pipe or the like. The said static crushing agent is a component similar to the expansion agent generally used for expansive concrete, and crushing concrete etc. is promoted by containing this expansive agent excessively. In addition, this static crushing agent is generally used for crushing rocks and concrete accompanying construction work, and can crush concrete etc. without generating vibration, noise, stepping stones, etc. Moreover, since no harmful components are contained, there is no possibility of adverse effects on the tube.
[0020]
In the above embodiment, the static crushing agent is mixed with concrete and molded. However, a brittle crushing agent in the form of a rod or a lump of brittle crushing agent may be inserted into a cylindrical shaped body formed of concrete. About the insertion shape, what kind of shape may be sufficient if the objective of crushing a brittle molded object and ensuring the expansion-contraction amount of a joint can be achieved.
[0021]
Next, how to use the propulsion
[0022]
The
[0023]
The receiving
[0024]
The construction method of the joint J will be described as follows. First, as shown in FIG. 5A, the propulsive
[0025]
Since the static crushing agent is set so as to expand and crush the brittle molded
[0026]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, the propulsion force transmission collar of the present invention can be transmitted through a pipe joint used in the propulsion method, and the brittle molded body itself can be transmitted after the completion of the propulsion. Since it is crushed and removed from the joint, it is possible to secure a sufficient push-in margin as a seismic joint in the pipeline. Since both the flanges sandwiching the brittle molded body are connected by a steel wire having high tension, no axial movement occurs even if the expansion pressure of the brittle molded body acts on both flanges.
[0027]
In addition, the brittle molded body, which is fragile, is protected by both flanges in this collar, so it is difficult for the edges to be damaged during handling or during propulsion work, and there is no risk of trouble due to a decrease in compressive strength. . Further, even if crushing progresses with the age of the material and a defect portion is generated on the load bearing surface during propulsion, the propulsive force can be transmitted evenly because the plate material is applied to both surfaces. Furthermore, since there is nothing which covers the brittle molded
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view (a), a front view (b) and an XX sectional view (c) of a collar for propulsive force transmission according to the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view (a) and a front view (b) of the main part.
FIG. 3 is a sectional view of a brittle molded body in a compressed state.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a joint with a collar interposed.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing the action of a collar.
FIG. 6 is a cross-sectional view of a conventional NS type pipe joint.
FIG. 7 is an explanatory diagram of an example of piping in the propulsion method.
[Explanation of symbols]
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