JP3817212B2 - 一括配管式流体圧装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のポートに配管を一括して接続することができる一括配管式流体圧装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、電磁弁でエアシリンダーなどのアクチュエーターを駆動する際には、これらの電磁弁とアクチュエーターとが配管で接続される。複数のアクチュエーターを駆動する場合には複数の電磁弁が使用されるが、このように複数の電磁弁を使用する場合、それらの設置作業や配管作業等を容易化するため、これら複数の電磁弁を集合化して電磁弁アセンブリとした状態で設置し、対応する電磁弁とアクチュエーターとを配管で接続することが多い。また、上記配管には、例えば合成樹脂製の可撓性チューブが使用される。
【0003】
一方、電磁弁やアクチュエーターなどの流体圧機器に配管を接続する場合、一般にクイック接続式の管継手が使用される。この管継手は、上記流体圧機器のポートに挿入してクリップで固定し、その状態で該管継手の配管接続口に上記配管を挿入して接続するもので、このような管継手の構造や固定方式自体は既に公知である(例えば、特許文献1参照)。この管継手は、流体圧機器の各ポートにそれぞれ取り付けられるため、流体圧機器が電磁弁アセンブリである場合のようにポートの数が多いと、それだけ管継手やクリップの数が多くなって取付作業が面倒になるだけでなく、組立時や保守管理時等に管継手を着脱する際に上記クリップが紛失し易いといった問題がある。
【0004】
【特許文献1】
特許第2623207号公報(段落0008−0009、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の技術的課題は、流体圧機器の複数のポートに管継手を一括して簡単に取り付けることができると共に、組立時や保守管理時等に該管継手を着脱する際にクリップが紛失するおそれのない、取り扱いが容易な一括配管式流体圧装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明によれば、一端面に集中的に開口する複数のポートを備えた流体圧機器;上記ポートに挿入式に接続可能なポート接続部及び配管を着脱自在に接続可能な配管接続口を有する複数の管継手を、継手ホルダーに集中的に保持させることにより構成された管継手アセンブリ;該管継手アセンブリを上記流体圧機器に接続状態に固定するための固定機構;を有し、上記固定機構が、流体圧機器の少なくとも一部のポートと対応する位置に、該ポートの直径方向の両端部を横切るように形成されたクリップ挿入孔と、上記管継手におけるポート接続部の外周に設けられたクリップ係止溝と、上記クリップ挿入孔内に挿入したとき上記クリップ係止溝に係合する第1及び第2の係止アームを備えた複数の弾性クリップと、各弾性クリップを固定位置と非固定位置とに変移自在なるように保持するレール状のクリップホルダとで構成されていて、該クリップホルダが上記流体圧機器に着脱自在であることを特徴とする一括配管式流体圧装置が提供される。
【0007】
本発明は上記構成を有しているので、管継手アセンブリにおける各管継手のポート接続部を流体圧機器のポートに挿入し、クリップ挿入孔に弾性クリップの係止アームを挿入すると、この係止アームが管継手のクリップ係止溝に係合するため、管継手アセンブリが流体圧機器に固定される。
【0008】
この場合に、複数の管継手を継手ホルダーに集中的に保持させることにより管継手アセンブリとし、これを流体圧機器に一括して取り付けるようにしたので、複数のポートに管継手を個々に取り付ける場合に比べ、その取付作業を非常に簡単に行うことができる。
【0009】
また、管継手を固定する複数のクリップをクリップホルダに保持させ、このクリップホルダを流体圧機器に取り付けるようにしたので、上記弾性クリップは、管継手アセンブリの着脱作業中常に上記クリップホルダに保持されていて、単にそれらを固定位置と非固定位置とに前後進させるだけで良いため、管継手アセンブリの着脱作業が非常に簡単であり、しかも、各弾性クリップが脱落して紛失するおそれがない。
【0010】
本発明においては、上記クリップホルダが、各弾性クリップとの対応位置に、該弾性クリップを変移自在なるように挿入可能なクリップ保持孔を有し、上記弾性クリップが、上記第1及び第2の係止アームの先端部寄りの位置に、該弾性クリップを管継手のクリップ係止溝から外れる非固定位置まで移動させたとき上記クリップホルダに係止して該弾性クリップをその位置に保持する突起を有している。
【0011】
本発明の他の具体的な構成態様によれば、上記弾性クリップが、上記第1及び第2の係止アームの他に、これらの係止アームと平行に延びる第3の係止アームを有し、この第3の係止アームが、上記第1及び第2の係止アームが係止する管継手と隣接する位置にある管継手のクリップ係止溝に係合するように構成されている。
【0012】
本発明のさらに他の具体的な構成態様によれば、上記流体圧機器が電磁弁アセンブリであって、上面に電磁弁が搭載されかつ前端面に該電磁弁に通じる上下2つの出力ポートが開口する複数の分割形マニホールドブロックと、これらのマニホールドブロックを順次接合したものの両側に配置された2つのサイドブロックとを有し、少なくとも一方のサイドブロックが給排気ブロックを兼ねていて、前端面に上記各マニホールドブロックに通じる給気ポート及び排気ポートを有しており、また、上記クリップホルダが、上記2つのサイドブロックに跨がる長さを有していて、両端をこれらのサイドブロックに係止させることによって上記流体圧機器に取り付けられている。
【0013】
本発明のさらに他の具体的な構成態様によれば、上記2つのサイドブロックがそれぞれ給排気ブロックを兼ねると共に、上記管継手アセンブリの継手ホルダーがこれら両サイドブロックに跨がる長さを有していて、該継手ホルダーの左右両端部には、上記両サイドブロックの給気ポートに挿着するための管継手と、排気ポートに挿着するためのスリーブ又は管継手とがそれぞれ保持され、該継手ホルダーの中間部には、長孔式の継手保持孔が上下2列に設けられていて、これらの継手保持孔内に、上記各マニホールドブロックの上下の出力ポートに取り付けるための複数の管継手が保持されている。
【0014】
本発明の他の構成態様によれば、上記2つのサイドブロックの間で給気ポートと排気ポートとの設置間隔が相互に異なると共に、上記管継手アセンブリの左右両側に取り付けられた給気ポート用の管継手と排気ポート用のスリーブ又は管継手との間隔が相互に異なっている。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は本発明に係る一括配管式流体圧装置の好ましい一実施例を示すもので、この流体圧装置は、一端面に集中的かつ列状に開口する複数のポート5A,5B,6,7を備えた流体圧機器1と、複数のクイック接続式管継手8,9を一つの継手ホルダー10に集中的かつ列状に保持させて構成した管継手アセンブリ2と、この管継手アセンブリ2を上記流体圧機器1に接続状態に固定するための固定機構3とを含んでいる。
【0016】
上記流体圧機器1は、複数の電磁弁13を関連部材と共に一つに結合して形成した電磁弁アセンブリとしての形態を有している。即ち、上記各電磁弁13は、分割形のマニホールドブロック14の上にそれぞれ個別に搭載されていて、これらのマニホールドブロック14を横幅方向に順次接合し、それらの両側に配置されたサイドブロック15,16と一緒に図示しないタイロッド等で一体に結合することにより、集合化されている。
【0017】
上記各マニホールドブロック14は互いに同じ形態を有していて、その前端面には、搭載した電磁弁13だけに通じる第1及び第2の2つの出力ポート5A,5Bが上下相対する位置に設けられており、これらのマニホールドブロック14を互いに結合することにより、上記流体圧機器1の前端面に、上記出力ポート5A,5Bが集中的かつ列状に配置されている。図示の例では、第1出力ポート5Aからなるポート列と第2出力ポート5Bからなるポート列とが、上下2段に配設されていて、それらのポート列は互いに平行している。
【0018】
また、上記2つのサイドブロック15,16は、何れも給排気ブロックを兼ねており、従って各サイドブロック15,16の前端面には、給気ポート6と排気ポート7とが上下の相対する位置に開口している。このうち給気ポート6は、上記各マニホールドブロック14の内部を貫通して互いに連通している共通の給気流路に通じ、排気ポート7は、同様に各マニホールドブロック14の内部を貫通して互いに連通している共通の排気流路に通じている。これらの給気ポート6と排気ポート7とは、互いに同径であるが、上記マニホールドブロック14の出力ポート5A,5Bよりは大径である。そして、これらの給気ポート6及び排気ポート7と上記各出力ポート5A,5Bとは、全体として上下2列に配置され、それらは上下対称及び左右対称をなしている。
【0019】
上記2つのサイドブロック15,16のうち、一方の第1サイドブロック15は、給排気ブロックだけを兼ねており、他方の第2サイドブロック16は、さらに給電ブロックをも兼ねている。従って上記第2サイドブロック16には、各電磁弁13に通じる電気コネクター17が設けられ、この電気コネクター17に、制御装置からの図示しない導電線が、その先端に取り付けられた電気コネクターを介して接続されるようになっている。
【0020】
なお、上述したように複数の電磁弁13を集合化して電磁弁アセンブリとする技術は既に公知であって、本実施例における上記以外の構成も実質的に公知のものと同じであり、また発明の要旨とも直接関係がないため、ここでのこれ以上の具体的な説明は省略する。
【0021】
上記管継手アセンブリ2は、上記流体圧機器1の各ポート5A,5B,6に取り付けるための複数の管継手8,9を、上記継手ホルダー10に、上記各ポート5A,5B,6と同じ配列で保持させることにより構成されている。
【0022】
上記管継手8,9のうち、マニホールドブロック14の出力ポート5A,5Bに接続される管継手8,8は、これらの出力ポート5A,5Bが小径であるため小径に形成され、上記サイドブロック15,16の給気ポート6に接続される管継手9は、この給気ポート6が大径であるため大径に形成されているが、それらの構成は実質的に同じである。即ち、これらの管継手8,9は、上記各ポート5A,5B,6に挿入式に接続可能な円筒状のポート接続部8a,9aと、配管を着脱自在に接続可能な配管接続口8b,9bとを有している。上記ポート接続部8a,9aの外周には、シール用のOリング20が取り付けられると共に、後述する弾性クリップ30が係合するクリップ係止溝21(図3参照)が設けられている。また、上記配管接続口8b,9bは、例えば合成樹脂製の可撓性チューブで形成された配管の先端を挿入することにより、該配管を抜止状態に接続できるものである。なお、このようなクイック接続式の管継手の構造は既に公知であるから、これ以上の具体的な説明は省略する。
【0023】
上記継手ホルダー10はプレート状をしていて、両サイドブロック15,16に跨がる長さを有しており、その中間部には、該ホルダーの長手方向に延びる長孔形の継手保持孔25,25が上下2列に設けられ、該継手ホルダー10の両端部には、単孔形の継手保持孔26,26が上下2つずつ設けられている。これらの継手保持孔は、全体として上下対称形及び左右対称形をなすように形成されている。ここで、「長孔形」とは、複数の管継手を列状に嵌合させ得る大きさのものを言い、「単孔形」とは、1つの管継手だけを単独で嵌合させ得る大きさのものを言う。
【0024】
上記長孔形をした2つの継手保持孔25,25は、上下に平行に設けられていて、上段に位置する一方の継手保持孔25内には、第1出力ポート5Aに接続される複数の管継手6が嵌合、保持され、下段に位置する他方の継手保持孔25内には、第2出力ポート5Bに接続される複数の管継手6が同様に嵌合、保持されている。そして、上記各継手保持孔25,25の複数箇所には、両孔壁の相対する位置に該継手保持孔25内に突出して管継手6に係止する突起25a,25aが形成され、これらの突起25a,25aによってこれらの継手保持孔25が複数の孔部分に区画され、各孔部分内においてそれぞれ複数の管継手6が、他の孔部分への移動を規制された状態で保持されるようになっている。
【0025】
一方、上記単孔形の継手保持孔26,26は、円形又は長円形をなしていて、継手ホルダー10の両端部の上下相対する位置にそれぞれ形成されている。そして、給気ポート6に対応する上段の継手保持孔26内だけに、該給気ポート6に接続される大径の管継手9が嵌合、保持されている。排気ポート7に対応する下段の継手保持孔26には、円筒形のスリーブ27が取り付けられ、このスリーブ27が上記排気ポート7に接続されている。しかし、上記排気ポート7にも配管を接続する必要がある場合には、下段の継手保持孔26にも管継手9が取り付けられる。
【0026】
また、上記管継手アセンブリ2を流体圧機器1に接続状態に固定するための上記固定機構3は、図3及び図4からも分かるように、第1及び第2の2つの係止アーム30a,30bを有する略U字形の上記弾性クリップ30と、複数の弾性クリップ30を保持するレール状のクリップホルダ31と、上記各マニホールドブロック14の出力ポート5A,5Bと対応する位置に、両出力ポート5A,5Bの直径方向の両端部を横切るように縦向きに設けられたクリップ挿入孔32,32と、上記管継手8のポート接続部8aに設けられた上記クリップ係止溝21とで構成されている。そして、各弾性クリップ30の係止アーム30a,30bを上記クリップ挿入孔32,32内に挿入することにより、これらの係止アーム30a,30bが上下の管継手8,8のクリップ係止溝21,21に係合して該管継手8,8が接続状態に固定され、それによって管継手アセンブリ2全体が流体圧機器1に固定されるようになっている。
【0027】
上記クリップホルダ31は、溝形の断面形状を有すると共に、2つのサイドブロック15,16に跨がる長さを有するもので、上記クリップ挿入孔32,32の上方の位置に各マニホールドブロック14を横断するように配置され、その両端部を両サイドブロック15,16の凹部18内に係止させることにより、上記流体圧機器1に着脱自在に取り付けられている。そして、このクリップホルダ31の上記各弾性クリップ30との対応位置には、これらの弾性クリップ30を変移自在なるように嵌合、保持可能なスリット状のクリップ保持孔33が複数設けられている。このクリップ保持孔33の長さLは、弾性クリップ30の横幅Wより僅かに大きい。
【0028】
また、上記弾性クリップ30は、2つの係止アーム30a,30bの先端部寄りの位置にそれぞれ第1突起35及び第2突起36を有していて、該弾性クリップ30を、係止アーム30a,30bが管継手8のクリップ係止溝21に係合する図3の固定位置Xから、該クリップ係止溝21から外れる非固定位置Yまで変移させたとき、上記両突起35,36がクリップホルダ31の表裏両面に係止して該弾性クリップ30がその位置に保持されるようになっている。
【0029】
上記両突起のうち、各係止アーム30a,30bの先端寄りに位置する第1突起35は、抜止用として機能するもので、上記第2突起36よりは高さが高く形成されており、弾性クリップ30を上記非固定位置Yまで後退させたとき、上記クリップホルダ31の裏面に係止して該弾性クリップ30をその位置に停止させるものである。他方の第2突起36は、上記第1突起35よりは高さが低く、かつ丸みを帯びた滑らかな形状に形成されていて、上記弾性クリップ30を固定位置Xまで押し込んだり非固定位置Yまで後退させるときには、両係止アーム30a,30bの弾性変形によって上記クリップ保持孔33の位置を通過できるが、上記非固定位置Yで弾性クリップ30を離すと、この第2突起36がクリップホルダ31の表面側に係止し、弾性クリップ30をその位置に停止させるように機能する。
【0030】
しかし、上記第2突起36は、図5に示すように、全体が一定の高さであっても良い。第2突起36をこのような形に形成することにより、この第2突起36がクリップ保持孔33の孔縁に弾力的に当接、係合することにより、弾性クリップ30がその位置に安定的に保持される。
【0031】
上記弾性クリップ30は、全てのマニホールドブロック14と対応する位置にそれぞれ設けても良いが、図示した実施例のように、複数個置きのマニホールドブロック14に対応させて設けることが望ましく、これにより、管継手アセンブリ2を、管継手8,9の数より少ない弾性クリップ30で流体圧機器1に簡単に固定することができる。
【0032】
また、上記クリップ挿入孔32,32については、上記流体圧機器1が同じ形態の複数のマニホールドブロック14を有しているため、全てのマニホールドブロック14にこのクリップ挿入孔32,32が設けられているが、このクリップ挿入孔32,32は、流体圧機器1の上記弾性クリップ30と対応する位置だけに選択的に設けることもできる。
【0033】
上記流体圧装置はこのような構成を有しているので、図2のように管継手アセンブリ2を取り外した状態から、各管継手8,9のポート接続部8a,9aを流体圧機器1の各ポート5A,5B,6に挿入したあと、非固定位置Yにある各弾性クリップ30を押し下げて、2つの係止アーム30a,30bを管継手8,8の両側のクリップ挿入孔32,32内に挿入すると、この弾性クリップ30が上下の管継手8,8のクリップ係止溝21,21に係合して該管継手8,8を接続状態に固定するため、管継手アセンブリ2は、図1に示すように流体圧機器1に固定される。
【0034】
また、上記管継手アセンブリ2を流体圧機器1から取り外すときは、固定位置Xにある各弾性クリップ30を指や工具等で持ち上げ、非固定位置Yまで後退させる。すると、該弾性クリップ30の両係止アーム30a,30bが上下の管継手8,8のクリップ係止溝21,21から外れ、該管継手8,8が非固定状態となるため、管継手アセンブリ2を図2に示すように流体圧機器1から取り外すことができる。
【0035】
ここで、上記管継手アセンブリ2の着脱作業中に上記弾性クリップ30は、流体圧機器1に取り付けられたクリップホルダ31に保持されていて、単にそれらを固定位置Xと非固定位置Yとに変移させるだけで良いため、作業が非常に簡単であり、各弾性クリップ30が脱落して紛失するおそれもない。
なお、上記クリップホルダ31を流体圧機器1から取り外すときは、左右のサイドブロック15,16のうち一方の固定を緩めてそれらの間隔が広がる方向に移動させるか、又は取り外すことにより、上記クリップホルダ31を抜き取ることができる。
【0036】
また、上記流体圧機器1に配管を接続する場合には、該流体圧機器1に管継手アセンブリ2を取り付けたあと、各管継手8,9に配管を接続しても良いが、取り付ける前の管継手アセンブリ2の各管継手8,9に予め配管を接続しておき、その状態で該管継手アセンブリ2を流体圧機器1に取り付けることにより、各配管を一括して流体圧機器1に接続することができる。
【0037】
上記実施例では、流体圧機器1の各ポート5A,5B,6,7、及び管継手アセンブリ2の各管継手8,9を、それぞれ上下及び左右対称に配置することにより、上記管継手アセンブリ2を上下逆向きに取り付けられるようにしている。しかし、該管継手アセンブリ2を逆向きに取り付けた場合に誤配管を生じるおそれがある場合には、上記各ポートと各管継手とを、それぞれ非対象形に配置することが望ましい。例えば、2つのサイドブロック15,16の間で給気ポート6と排気ポート7との設置間隔を相互に違えると共に、管継手アセンブリ2の左右両側に位置する給気ポート用の管継手9と排気ポート用のスリーブ27又は管継手との設置間隔を、上記給気ポート6と排気ポート7との間隔に合わせて相互に違えれば良い。
【0038】
図6は本発明に係る流体圧装置の第2実施例の要部を示すもので、この第2実施例においては、弾性クリップとクリップホルダの形態が上記第1実施例と相違している。即ち、図7に示すように、この第2実施例で用いられている弾性クリップ30Aは、第1及び第2の2つの係止アーム30a,30bの他に、これらの係止アームと平行に延びる第3の係止アーム30cを備えている。この第3の係止アーム30cは、上記第2の係止アーム30bを挟んで第1の係止アーム30aとは反対側の位置に設けられていて、この第3の係止アーム30cと第2の係止アーム30bとの間の間隔が、第1係止アーム30aと第2の係止アーム30bとの間の間隔より若干広くなっている。そして、該弾性クリップ30Aの第1及び第2の係止アーム30a,30bを管継手8A,8Aの両側のクリップ挿入孔32,32内に挿入したとき、上記第3の係止アーム30cが、上記管継手8A,8Aと隣接する位置にある管継手8B,8Bのクリップ係止溝21に、その一側から係合するように構成されている。
【0039】
また、上記弾性クリップ30Aを保持するクリップホルダ31Aには、上記第1及び第2の2つの係止アーム30a,30bが嵌合するクリップ保持孔33の他に、上記第3の係止アーム30cが嵌合するクリップ保持孔33aが設けられている。
【0040】
なお、この第2実施例における上記以外の構成及び作用については、実質的に第1実施例と同じであるから、主要な同一構成部分に第1実施例と同じ符号を付してその説明は省略する。
【0041】
ここで、上記第1実施例では、2つの係止アーム30a,30bを有する弾性クリップ30のみが使用され、第2実施例では、3つの係止アーム30a,30b,30Cを有する弾性クリップ30Aのみが使用されているが、これら2種類の弾性クリップ30と30Aとを併用するように構成することも可能である。
【0042】
また、上記実施例では、各管継手8,9が、配管接続口8b,9bに配管を差し込み式に接続するように構成されているが、これらの管継手は、配管をねじ込み式に接続する構成であっても良い。
【0043】
さらに、マニホールドブロック14列の両側に配置された2つのサイドブロック15,16がそれぞれ給排気ブロックを兼ねているが、何れか一方のサイドブロックだけに給排気ブロックを兼ねさせることもできる。あるいは、給排気ブロックをサイドブロック15,16とは別に形成し、何れか一方又は両方のサイドブロックの内側にこの給排気ブロックを設けることもできる。両サイドブロック15,16の内側にそれぞれ給排気ブロックを設けた場合は、これらの給排気ブロックにクリップホルダ31が支持され、一方のサイドブロックの内側だけに一つの給排気ブロックを設けた場合は、この給排気ブロックと反対側のサイドブロックとにクリップホルダ31が支持される。
なお、給電ブロックについても、サイドブロックから独立させて形成しても良い。
【0044】
また、上記実施例では、上記流体圧機器1に分割形のマニホールドブロック14が使用されているが、複数の電磁弁13を同時に搭載できる単体形のマニホールドブロックを使用することもできる。この場合には、このマニホールドブロックに各電磁弁13に通じる複数組の出力ポート5A,5Bが形成される。
【0045】
さらに、上記流体圧機器1は、上述したような電磁弁アセンブリに限るものではなく、複数のポートを有するその他の機器であっても良く、また、ポートは複数列でなく、一列だけ備えていても良い。
【0046】
【発明の効果】
このように本発明によれば、複数の管継手を継手ホルダーに集中的に保持させることにより管継手アセンブリとし、これを流体圧機器に一括して取り付けるようにしたので、複数のポートに管継手を個々に取り付ける場合に比べ、その取付作業を非常に簡単に行うことができる。
また、管継手を固定する複数のクリップをクリップホルダに保持させ、このクリップホルダを流体圧機器に取り付けるようにしたので、上記弾性クリップは、管継手アセンブリの着脱作業中常に上記クリップホルダに保持されていて、単にそれらを固定位置と非固定位置とに前後進させるだけで良いため、管継手アセンブリの着脱作業が非常に簡単であり、しかも、各弾性クリップが脱落して紛失するおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流体圧装置の第1実施例を示すもので、管継手アセンブリを取り付けた状態の斜視図である。
【図2】図1の流体圧装置の、管継手アセンブリを取り外した状態の斜視図である。
【図3】図1における流体圧機器の部分拡大断面図である。
【図4】管継手アセンブリを固定するための弾性クリップとクリップホルダの分解斜視図である。
【図5】弾性クリップの変形例を示す正面図である。
【図6】本発明に係る流体圧装置の第2実施例を示す要部断面図である。
【図7】第2実施例における弾性クリップの正面図である。
【符号の説明】
1 流体圧機器1
2 管継手アセンブリ
3 固定機構
5A,5B 出力ポート
6 給気ポート
7 排気ポート
8,8A,8B,9 管継手
10 継手ホルダー
13 電磁弁
14 マニホールドブロック
15,16 サイドブロック
21 クリップ係止溝
25,26 継手保持孔
30,30A 弾性クリップ
30a,30b,30c 係止アーム
31,30A クリップホルダ
32 クリップ挿入孔
33,33a クリップ保持孔
35 第1突起
36 第2突起

Claims (6)

  1. 一端面に集中的に開口する複数のポートを備えた流体圧機器;上記ポートに挿入式に接続可能なポート接続部及び配管を着脱自在に接続可能な配管接続口を有する複数の管継手を、継手ホルダーに集中的に保持させることにより構成された管継手アセンブリ;該管継手アセンブリを上記流体圧機器に接続状態に固定するための固定機構;を有し、
    上記固定機構が、流体圧機器の少なくとも一部のポートと対応する位置に、該ポートの直径方向の両端部を横切るように形成されたクリップ挿入孔と、上記管継手におけるポート接続部の外周に設けられたクリップ係止溝と、上記クリップ挿入孔内に挿入したとき上記クリップ係止溝に係合する第1及び第2の係止アームを備えた複数の弾性クリップと、各弾性クリップを固定位置と非固定位置とに変移自在なるように保持するレール状のクリップホルダとで構成されていて、該クリップホルダが上記流体圧機器に着脱自在である、
    ことを特徴とする一括配管式流体圧装置。
  2. 上記クリップホルダが、各弾性クリップとの対応位置に、該弾性クリップを変移自在なるように挿入可能なクリップ保持孔を有し、
    上記弾性クリップが、上記第1及び第2の係止アームの先端部寄りの位置に、該弾性クリップを管継手のクリップ係止溝から外れる非固定位置まで移動させたとき上記クリップホルダに係止して該弾性クリップをその位置に保持する突起を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の流体圧装置。
  3. 上記弾性クリップが、上記第1及び第2の係止アームの他に、これらの係止アームと平行に延びる第3の係止アームを有し、この第3の係止アームが、上記第1及び第2の係止アームが係止する管継手と隣接する位置にある管継手のクリップ係止溝に係合するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の流体圧装置。
  4. 上記流体圧機器が電磁弁アセンブリであって、上面に電磁弁が搭載されかつ前端面に該電磁弁に通じる上下2つの出力ポートが開口する複数の分割形マニホールドブロックと、これらのマニホールドブロックを順次接合したものの両側に配置された2つのサイドブロックとを有し、少なくとも一方のサイドブロックが給排気ブロックを兼ねていて、前端面に上記各マニホールドブロックに通じる給気ポート及び排気ポートを有しており、また、上記クリップホルダが、上記2つのサイドブロックに跨がる長さを有していて、両端をこれらのサイドブロックに係止させることによって上記流体圧機器に取り付けられていることを特徴とする請求項1から3までの何れかに記載の流体圧装置。
  5. 上記2つのサイドブロックがそれぞれ給排気ブロックを兼ねると共に、上記管継手アセンブリの継手ホルダーがこれら両サイドブロックに跨がる長さを有していて、該継手ホルダーの左右両端部には、上記両サイドブロックの給気ポートに挿着するための管継手と、排気ポートに挿着するためのスリーブ又は管継手とがそれぞれ保持され、該継手ホルダーの中間部には、長孔式の継手保持孔が上下2列に設けられていて、これらの継手保持孔内に、上記各マニホールドブロックの上下の出力ポートに取り付けるための複数の管継手が保持されていることを特徴とする請求項1から4までの何れかに記載の流体圧装置。
  6. 上記2つのサイドブロックの間で給気ポートと排気ポートとの設置間隔が相互に異なると共に、上記管継手アセンブリの左右両側に位置する給気ポート用の管継手と排気ポート用のスリーブ又は管継手との設置間隔が相互に異なっていることを特徴とする請求項5に記載の流体圧装置。
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