JP3816881B2 - 商品販売データ処理装置の操作権限規定方法、商品販売データ処理装置の操作権限規定システム、商品販売データ処理装置及び商品販売データ処理装置の操作権限規定用プログラム - Google Patents

商品販売データ処理装置の操作権限規定方法、商品販売データ処理装置の操作権限規定システム、商品販売データ処理装置及び商品販売データ処理装置の操作権限規定用プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品販売データ処理装置における操作権限の規制についての技術に係り、特に、商品販売データ処理装置の操作権限規定方法、この方法を実施するシステム、商品販売データ処理装置及び商品販売データ処理装置で実行される操作権限規定用プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
POS端末(POSはPoint of Salesの略称)等の商品販売データ処理装置は、店長(マネージャ)、社員、アルバイト等、各種の操作者が操作する可能性があるため、操作者の種類に応じて操作権限を規定することができるようになっているのが一般的である。このような操作権限の規定は、通常、商品販売データ処理装置に設けられて複数のモード設定位置に切り替えられる鍵キーによって設定される。つまり、鍵キーは、モード設定用の鍵穴とこの鍵穴に差し込んで回動させるキーとによって構成される。鍵穴に差し込むキーは、操作権限が異なる毎に異なるキー形状を有し、操作権限がないモード設定位置には回らないように形成されている。一例として、「登録」、「設定」、「点検」、「精算」という操作モードがあるとすると、店長(マネージャ)用のキーは全てのモード位置まで回動するように形成され、社員用のキーは「登録」、「設定」、「点検」というモード位置には回るが「精算」というモード位置には回らないように形成され、アルバイト用のキーは「登録」というモード位置にのみ回動するように形成される。これにより、店長(マネージャ)と社員とアルバイトとの操作権限が規定される。
【0003】
一方、近年、携帯電話の使用用途が拡大傾向にあり、携帯電話の多機能化が進んでいる。拡大された携帯電話の機能としては、例えば、携帯電話に端末IDを予め登録しておき、携帯電話に登録された端末IDを読み出して本人認証に使用するような機能が考えられている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−63658公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
鍵キーによってモード設定をして使用者権限を規定する方式は、商品販売データ処理装置において一般的な方式として定着している。
【0006】
しかしながら、鍵キーは不正操作が比較的容易であるため、不正行為が行なわれる原因となり易い。
【0007】
また、POS端末等の商品販売データ処理装置に鍵キーを設けると、その分の配置スペースが必要となることから、操作部等の自由なレイアウトを妨げる原因となってしまうという問題もある。
【0008】
本発明の目的は、商品販売データ処理装置の操作権限を規定するに際して発生し易い不正行為を防止してそのセキュリティー性を向上させることである。
【0009】
本発明の目的は、商品販売データ処理装置において操作部等のレイアウトの自由度を向上させることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の商品販売データ処理装置の操作権限規定方法の発明は、認証コンテンツを提供するサーバと、この認証コンテンツに通信回線網を介して無線通信によってアクセスする移動体通信端末(例えば、携帯電話等)との間のデータ通信処理と、前記移動体通信端末と商品販売データ処理装置(例えば、POS端末等)との間の赤外線通信によるデータ通信処理とによって実行される。前記サーバのプロセッサは、前記認証コンテンツにアクセスしてきた移動体通信端末に対して、この移動体通信装置が入力したパスワードに基づいて記憶領域に記憶されているパスワードファイルから商品販売データ処理装置の操作権限を決定するための権限ランクデータと個人を特定する個人認証データとを検索し、検索した前記権限ランクデータと前記個人認証データとをこれらの権限ランクデータ及び個人認証データを赤外線通信によって送信するセキュリティープログラムと共に前記移動体通信端末にダウンロードする。前記移動体通信装置のプロセッサは、受信した前記権限ランクデータ、前記個人認証データ及び前記セキュリティープログラムを記憶領域に記憶保存し、前記記憶領域に記憶保存した前記セキュリティープログラムに従い赤外線通信によって前記権限ランクデータ及び前記個人認証データを送信する。前記商品販売データ処理装置のプロセッサは、受信した権限ランクデータに応じて操作権限を規定し、規定された権限内の操作のみを許容し、また、受信した前記個人認証データを担当者として登録する。これにより、商品販売データ処理装置の操作権限を規定するに際して発生し易い不正行為が防止されてそのセキュリティー性が向上する。また、鍵キーが不要となることから、商品販売データ処理装置において操作部等のレイアウトの自由度が向上する。
【0012】
本発明は、上述した商品販売データ処理装置の操作権限規定方法を実行する商品販売データ処理装置の操作権限規定システム、前記商品販売データ処理装置を規定し、更に、前記商品販売データ処理装置が実行する商品販売データ処理装置の操作権限規定用プログラムについて規定する。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態を図1ないし図16に基づいて説明する。
【0014】
本実施の形態は、商品販売データ処理装置の操作権限を規定する方法、この方法を実施するシステム、このシステムを構築するサーバ、移動体通信装置、商品販売データ処理装置、サーバで実行されるセキュリティープログラム送信用プログラム、移動体通信装置で実行されるセキュリティープログラム、及び商品販売データ処理装置で実行される操作権限規定用プログラムに関する。また、本実施の形態は、商品販売データ処理装置としてPOS端末101への適用例を示し、移動体通信端末として携帯電話201への適用例を示す。
【0015】
[全体の概要]
ます、本実施の形態におけるPOS端末101の操作権限を規定する方法やこの方法を実施するシステム等の概要を説明する。
【0016】
図1は、POS端末101と携帯電話201とサーバ301とを含むPOS端末101の操作権限規定システム全体のシステム構成例とPOS端末101の操作権限規定方法を説明するための模式図である。POS端末101、携帯電話201及びサーバ301は、いずれもマイクロコンピュータを内蔵するコンピュータであり、インストールされていたり記憶保存されていたりするコンピュータプログラムに従い各種の処理を実行する。
【0017】
本実施の形態では、POS端末101の操作者の操作権限を規定するために、携帯電話201を利用する。そのために、本実施の形態では、POS端末101の操作権限を決定するための権限ランクデータをサーバ301から携帯電話201にダウンロードする事前登録段階(図1(a)参照)と、携帯電話201からPOS端末101に権限ランクデータを赤外線送信し、POS端末101が操作権限を規定する操作権限ランク規定段階(図1(b)参照)との二段階を経る。
【0018】
まず、事前登録段階について説明する。図1(a)に示すように、POS端末101を操作する必要がある操作者、例えば店長(マネージャー)、社員、アルバイト等は、本部側からパスワードを知らされる。このパスワードは、例えば店長(マネージャー)、社員、アルバイト等のPOS端末101を操作する必要が生じた者に割り当てられる記号データである。この場合、人毎に異なるパスワードが割り当てられても、店長(マネージャー)、社員、アルバイト等の権限ランク毎に異なるパスワードが割り当てられても、いずれでも良い。但し、パスワードに基づいてPOS端末101を操作する担当者を特定する場合には、人毎に異なるパスワードを割り当てる必要がある。
【0019】
パスワードを知らされた店長(マネージャー)、社員、アルバイト等は、サーバ301が提供する認証コンテンツ351に対して、通信回線網である例えば電話回線網401を介して無線通信により携帯電話201でアクセスする(通信回線網である電話回線網401を介してサーバ301が提供する認証コンテンツ351に移動体通信端末である携帯電話201が無線通信によってアクセスする工程、手段)。そして、認証コンテンツ351上でパスワードを入力する。
【0020】
これに応じて、サーバ301は、インストールされているセキュリティープログラム送信用プログラム352に従い、パスワードとPOS端末101の操作権限を決定するための権限ランクデータと個人認証データとの関係を定義するパスワードファイル353から権限ランクデータと個人認証データとを検索する(認証コンテンツ351上で移動体通信端末である携帯電話201によって入力されたパスワードに基づいて、パスワードファイル353から権限ランクデータと個人認証データとをサーバ301が検索する工程、手段)。
【0021】
そして、サーバ301は、パスワードファイル353から検索した権限ランクデータ及び個人認証データを、それらの権限ランクデータ及び個人認証データを赤外線通信によって送信するセキュリティープログラム354と共にサーバ301から携帯電話201にダウンロードする(検索された権限ランクデータと個人認証データとをそれらの権限ランクデータ及び個人認証データを赤外線通信によって送信するセキュリティープログラム354と共に移動体通信端末である携帯電話201にダウンロードする工程、手段)。
【0022】
権限ランクデータ及び個人認証データをセキュリティープログラム354と共にサーバ301からダウンロードされた携帯電話201は、ダウンロードされた権限ランクデータと個人認証データとをセキュリティープログラム354と共に記憶領域に記憶保存する(移動体通信端末である携帯電話201がダウンロードされたセキュリティープログラム354を記憶領域に記憶保存する工程)。
【0023】
次いで、操作権限ランク規定段階について説明する。図1(b)は、携帯電話201を利用し、POS端末101の操作者の操作権限を規定する操作を説明するための模式図である。POS端末101を操作する必要がある操作者、例えば店長(マネージャー)、社員、アルバイト等は、権限ランクデータと個人認証データとをセキュリティープログラム354と共に予め記憶領域に記憶保存した携帯電話201を操作し、記憶領域に記憶保存したセキュリティープログラム354を起動させる。これにより、携帯電話201は、記憶領域に記憶保存した権限ランクデータ及び個人認証データを赤外線通信によって外部に送信する(記憶領域に記憶保存したセキュリティープログラム354に従い、移動体通信端末である携帯電話201から赤外線通信によって権限ランクデータ及び個人認証データを送信する工程、手段)。
【0024】
POS端末101は、その赤外線通信機能によって、送信された権限ランクデータ及び個人認証データを受信する(商品販売データ処理装置であるPOS端末101が赤外線通信によって送信された権限ランクデータ及び個人認証データを受信する工程、手段)。そして、POS端末101は、受信した権限ランクデータに応じて操作権限を規定し、規定した権限内の操作のみを許容する(受信した権限ランクデータに応じて商品販売データ処理装置であるPOS端末101が操作権限を規定して規定された権限内の操作のみを許容する工程、手段)。また、POS端末101は、受信した個人認証データを担当者として登録する(受信した個人認証データを商品販売データ処理装置であるPOS端末101が担当者として登録する工程、手段)。
【0025】
以上説明したように、本実施の形態では、携帯電話201を利用してPOS端末101の操作者の操作者権限を規定し、担当者登録を実行する。これにより、POS端末101の操作権限を規定するに際して発生し易い不正行為が防止されてそのセキュリティー性が向上する。また、鍵キーが不要となることから、POS端末101において操作部等のレイアウトの自由度が向上する。
【0026】
[システムの詳細]
次いで、本実施の形態におけるPOS端末101の操作権限を規定する方法やこの方法を実施するシステム等の詳細を説明する。説明に当っては、POS端末101、携帯電話201、サーバ301の順に、システムを構築する各要素について個々に説明した後、前述した事前登録段階での処理と操作権限ランク規定段階での処理とを説明する。
【0027】
まず、POS端末101について説明する。
【0028】
図1に示すように、POS端末101はドロワ102に載置されて使用される。このようなPOS端末101は、携帯電話201と共通の規格下にある赤外線通信機能を備えている。このような赤外線通信機能の規格としては、例えばIrda等が採用されている。もっとも、POS端末101及び携帯電話201の赤外線通信機能として、他の規格等を採用しても良い。
【0029】
図2は、POS端末101のハードウェア構成を示すブロック図である。POS端末101は、その概略構成として、各種演算処理を実行して各部を集中的に制御するCPU103に、固定データを格納するROM104、可変データを書き替え自在に格納するRAM105、各種表示デバイス106、各種入力デバイス107、記憶装置108、インターフェース109、通信インターフェース110及び赤外線通信モジュール111がシステムバス112を介して接続された構成を有している。
【0030】
ここで、表示デバイス106には、図1に外観を例示するオペレータ用表示器113aと客面表示器113bとが含まれている。
【0031】
記憶装置108としては、例えばハードディスクドライブが用いられる。このような記憶装置108には、オペレーティングシステム114(以下、OS114と略称する)の他、プログラム115がインストールされ、各種ファイル116が記憶保存されている。これらのOS114、プログラム115及び各種ファイル116は、例えば、通信インターフェース110に例えばLANを介して接続された図示しないストアコントローラ等の外部機器からインストールされる。こうしてインストールされたプログラム115として、本実施の形態のPOS端末101は、商品販売データ処理用のプログラム及び操作権限規定用プログラムがインストールされている。この意味で、記憶装置108は、プログラム115を格納する記憶媒体として機能する。
【0032】
そして、記憶装置108にインストールされたOS114、プログラム115及び各種ファイル116は、POS端末101の起動時やプログラム115の起動時、その全部又は一部がRAM105にコピーされ、アクセス速度の高速度化が図られている。
【0033】
ここで、POS端末101は、通信インターフェース110として、図示しないネットワークカードを有しており、図示しないLAN環境に接続可能な構成を備えている。そして、OS114が含むプログラム又は専用のプログラム115は、LAN環境への接続を支援する。これにより、POS端末101は、LAN環境においてクライアントPCとして機能する。
【0034】
本実施の形態のPOS端末101は、記憶装置108に格納されてPOS端末101の起動時にその全部又は一部がRAM105にコピーされるプログラム115に従ったCPU103の制御により、商品販売データ処理を実行する。つまり、一例として、入力デバイス107より入力された商品コード、この商品コードに基づいて検索された単価情報及び数量情報をRAM105のキャッシュエリアに一時記憶して小計計算を行ない、入力デバイス107からの締め入力によってRAM105のキャッシュエリアに一時記憶しているその取引についての取引情報を各種ファイル116に含まれている図示しない売上登録ファイルに登録する、というような処理が実行される。もっとも、このような処理は商品販売データ処理の一例であり、実施に際して、別の処理手法が採用されることを妨げるものではない。
【0035】
次いで、携帯電話201について説明する。
【0036】
図3(a)は、蓋が開かれた携帯電話201の側面図、図3(b)は、蓋が開かれた携帯電話201の正面図、図3(c)は、蓋が閉じられた携帯電話21の正面図である。
【0037】
携帯電話201は、折り畳み式であり、その基本的な外観構成としては特殊性を有していない。つまり、操作者が手で持つ側の基部ハウジング202に蓋様のカバーハウジング203が回動自在に取り付けられている。そして、基部ハウジング202には、伸縮自在のアンテナ204と、操作部205と、マイク206とが設けられている。また、カバーハウジング203には、その内部に大型のメイン表示器207が設けられ、その上部にはスピーカ208が設けられている。カバーハウジング203の外側には小型のサブ表示器209も備えられている。
【0038】
ここで、操作部205は、テンキー210、電源・通話終了キー211、通話開始キー212、ウェブキー213、メールキー214、4接点キー215及びメニュー・エンターキー216を有している。テンキー210は、電話番号入力等の置数入力に際して用いられるキーである。電源・通話終了キー211は、電源のオン・オフ切り替えと、通話を終了させるためのキーである。通話開始キー212は、通話を開始するためのキーである。ウェブキー213は、インターネットを閲覧するためのキーである。メールキー214は、電子メール機能を使用する際に操作するキーである。4接点キー215は、カーソル移動等のために操作すべきキーである。メニュー・エンターキー216は、メイン表示器207にメニュー画面を表示させたり、選択項目を確定させたりする場合に用いるキーである。
【0039】
図4は、携帯電話201のハードウェア構成を示すブロック図である。携帯電話201は、その概略構成として、各種演算処理を実行して各部を集中的に制御するCPU217に、固定データを格納するROM218、可変データを書き替え自在に格納する記憶領域としてのRAM219、操作部205、メイン表示器207、サブ表示器209、変復調部220、及び赤外線通信モジュール221がシステムバス222を介して接続された構成を有している。赤外線通信モジュール221における赤外線通信機能の規格としては、POS端末101と共通する例えばIrda等が採用されている。もっとも、POS端末101及び携帯電話201の赤外線通信機能として、他の規格等を採用しても良い。
【0040】
ROM218は、OSや各種のプログラムをインストールしている。このようなOSやプログラムに従い、CPU217は各部を駆動制御して携帯電話201に各種の機能を生じさせる。特に、本実施の形態では、ROM218に格納されたOS及びプログラムは、インターネット接続機能、ウェブブラウザ機能、電子メール機能、プログラムダウンロード機能、及び赤外線通信モジュール221を用いた赤外線通信機能等を携帯電話201に実行させる。携帯電話201で実行されるプログラムダウンロード機能は、インターネット接続機能及びウェブブラウザ機能によってインターネット上の特定のコンテンツに接続し、そのコンテンツからプログラムファイルをダウンロードした場合、ダウンロードしたプログラムファイルをRAM219の記憶領域に記憶保存する機能である。
【0041】
RAM219は、不揮発性記憶領域又はバッテリバックアップ領域を有している。特に、本実施の形態のRAM219は、インターネットを介してアクセスするコンテンツからダウンロードしたプログラムファイルを記憶保存する記憶領域を有している。
【0042】
変復調部220には、アンテナ204を介して音声信号やデータ信号を送受信する送受信部223と、音声処理部224とが接続されている。音声処理部224は、変復調部220から送信された音声データをD/A変換してスピーカ208から音響信号として出力させ、また、マイク206から取り込まれた音声信号をA/D変換して変復調部220に送信する。
【0043】
次いで、サーバ301について説明する。
【0044】
図5は、サーバ301のハードウェア構成を示すブロック図である。サーバ301は、その概略構成として、各種演算処理を実行して各部を集中的に制御するCPU302に、固定データを格納するROM303、可変データを書き替え自在に格納するRAM304、各種表示デバイス305、各種入力デバイス306、記憶装置307、インターフェース308、及び通信インターフェース309がシステムバス310を介して接続された構成を有している。
【0045】
記憶装置307としては、例えばハードディスクドライブが用いられる。このような記憶装置307には、OSの他、各種のプログラムがインストールされ、各種ファイルが記憶保存されている。記憶装置307にインストールされたOS、プログラム及び各種ファイルは、POS端末101の起動時やプログラムの起動時、その全部又は一部がRAM304にコピーされ、アクセス速度の高速度化が図られている。
【0046】
また、サーバ301には、インターフェース308を介して大容量記憶装置355が接続されている。この大容量記憶装置355には、前述した認証コンテンツ351、セキュリティープログラム送信用プログラム352、パスワードファイル353、及びセキュリティープログラム354が記憶保存されている。
【0047】
ここで、図6は、パスワードファイル353のデータ構造を例示する模式図である。パスワードファイル353は、パスワード353aに、個人情報353b、個人認証データ353c、及び権限ランクデータ353dを対応付けて記憶する。このようなパスワードファイル353は、POS端末101を操作する必要がある操作者、例えば店長(マネージャー)、社員、アルバイト等が発生する度に更新される。つまり、新たなPOS端末101の操作者、例えば店長(マネージャー)、社員、アルバイト等が発生した場合、パスワードファイル353中に新たなパスワード353aを設定し、このパスワード353aに対応させて、その新たな操作者の個人情報、例えば氏名、住所、電話番号等を個人情報353bとして設定し、その者を特定するための個人認証番号等の個人認証データ353cを設定し、その者の操作権限ランクに一致する権限ランクデータ353dを設定する。こうして、パスワードファイル353の更新が重ねられる。
【0048】
[システムにおける処理内容]
以上説明したようなPOS端末101、携帯電話201及びサーバ301から構築されるPOS端末101の操作権限規定システムの処理内容について説明する。POS端末101、携帯電話201及びサーバ301での処理は、それらのCPU103、217、302が処理プログラムに従い実行することによってなされる。
【0049】
まず、図1(a)に模式的に示される事前登録段階での処理について、図7及び図8に示すフローチャート、並びに図11〜図13に示す携帯電話201の表示画面例を参照して説明する。
【0050】
事前登録段階では、図1(a)に基づいて[全体の概要]の項で既に説明した通り、POS端末101を操作する必要がある操作者、例えば店長(マネージャー)、社員、アルバイト等は、本部側からパスワードを知らされる。これが事前登録段階での大前提となる。そして、事前登録段階での処理は、携帯電話201とサーバ301との間のデータ送受信によって実行される。
【0051】
図7は、サーバ301がそのセキュリティープログラム送信用プログラム352に従い実行する処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートは、サーバ301が備えるCPU302によって実行される。セキュリティープログラム送信用プログラム352は、サーバ301が提供する認証コンテンツ351に電話回線網401を介して携帯電話201がアクセスし、このアクセスが確立した場合、権限ランク入力画像データを携帯電話201に送信する(ステップS101)。
【0052】
これにより、携帯電話201では、そのメイン表示器207に図11に例示するようなセキュリティープログラムダウンロードメニューの画面表示がなされる。このセキュリティープログラムダウンロードメニューでは、操作者の権限ランク、ここでは店長(マネージャー)、社員、アルバイトの別が入力可能となっている。権限ランクの選択は、携帯電話201の操作部205における4接点キー215の操作によって店長(マネージャー)、社員、アルバイトを選択することによって実行される。携帯電話201の操作者は、操作者の権限ランクを選択した後、セキュリティープログラムダウンロードメニューに表示される「選択」と表示されているボタンを携帯電話201の操作部205におけるメニュー・エンターキー216で選択する。
【0053】
すると、サーバ301は携帯電話201で選択された権限ランクを受信し、ステップS102で権限レベル受信と判定する(ステップS102のY)。そして、受信した権限ランクをRAM304の記憶領域に一時保存する(ステップS103)。その後、サーバ301は、受信した権限ランクに応じたパスワード入力画面データを携帯電話201に送信する(ステップS104)。
【0054】
パスワード入力画面データを受信した携帯電話201では、そのメイン表示器207に、図12に例示するようなダウンロードメニューが画面表示される。図12(a)は、図11に例示するセキュリティープログラムダウンロードメニューにおいて店長(マネージャー)が選択された場合の次画面表示例(店長(マネージャー)用ダウンロードメニュー)を示す模式図、図12(b)は、図11に例示するセキュリティープログラムダウンロードメニューにおいて社員が選択された場合の次画面表示例(社員用ダウンロードメニュー)を示す模式図、図12(c)は、図11に例示するセキュリティープログラムダウンロードメニューにおいてアルバイトが選択された場合の次画面表示例(アルバイト用ダウンロードメニュー)を示す模式図である。このような携帯電話201の各画面表示には、パスワードを入力するためのパスワード入力エリア251が表示され、パスワードの入力が許容される。そこで、携帯電話201の操作者は、テンキー210を用いて本部から通知されたパスワードをパスワード入力エリア251に入力し、「選択」と表示されているボタンをメニュー・エンターキー216で選択する。
【0055】
これに応じて、サーバ301は、携帯電話201で入力されたパスワードの受信を判定し(ステップS105のY)、ステップS106の処理を実行する。ステップS106では、受信したパスワードに対応するパスワード353aをパスワードファイル353から見出し、そのパスワード353aに対応させて設定されている個人認証データ353c及び権限ランクデータ353dを検索する。そして、サーバ301は、こうして検索された権限ランクデータ353dをステップS103でRAM304の記憶領域に一時保存した権限ランクと比較し、その一致不一致を判定する(ステップS107)。この判定において、検索された権限ランクデータ353dと一時保存された権限ランクとが一致していると判定した(ステップS107のY)サーバ301は、個人認証データと権限ランクデータとをパッケージした認証キーを、この認証キーを携帯電話201にて赤外線通信させるセキュリティープログラム354と共に携帯電話201に送信する(ステップS108)。この場合、セキュリティープログラム354は、その使用期限を規定していることが望ましい。
【0056】
これにより、図8のフローチャートに示すように、携帯電話201では、そのROM218に格納されたOS及びプログラムによって実行されるプログラムダウンロード機能により、サーバ301からダウンロードされた認証キー及びセキュリティープログラム354をRAM219の記憶領域に記憶保存する。
【0057】
サーバ301では、ステップS108で、認証キー及びセキュリティープログラム354を携帯電話201にダウンロードした後、携帯電話201に成功通知を行なう(ステップS109)。あるいは、サーバ301は、ステップS107で、検索された権限ランクデータ353dと一時保存された権限ランクとが一致していないと判定した場合(ステップS107のN)、携帯電話201にエラー通知を行なう(ステップS110)。
【0058】
図13(a)は、サーバ301から成功通知が送信された携帯電話201のメイン表示器207に表示される画面表示例を示し、図13(b)は、サーバ301からエラー通知が送信された携帯電話201のメイン表示器207に表示される画面表示例を示す。
【0059】
以上説明した処理によって、携帯電話201におけるRAM105の記憶領域に、個人認証データと権限ランクデータとをパッケージした認証キーと、この認証キーを携帯電話201にて赤外線通信させるセキュリティープログラム354とが記憶保存される。この場合の個人認証データと権限ランクデータとは、携帯電話201の操作者が本部等から知らされたパスワードに基づく。したがって、携帯電話201の操作者は、その携帯電話201に記憶保存された個人認証データと権限ランクデータとが如何なるものであるのかを知ることができない。
【0060】
次いで、図1(b)に模式的に示される操作権限ランク規定段階での処理について、図9及び図10に示すフローチャート、並びに図14〜図16に示す携帯電話201の表示画面例を参照して説明する。この操作権限ランク規定段階での処理は、POS端末101と携帯電話201との間での赤外線通信によるデータ通信によって実行される。
【0061】
まず、携帯電話201において、そのRAM219の記憶領域に記憶保存したダウンロードプログラムファイルを起動させるためのアプリケーションメニューを表示させる。このアプリケーションメニューは、例えば、メニュー・エンターキー216の操作で出現し、一例として図14に示すような画面表示として提供される。そこで、操作者は、図14に「POSセキュリティー」として示されているセキュリティープログラム354を選択し、「選択」と表示されているボタンをメニュー・エンターキー216で選択する。これにより、携帯電話201のRAM219の記憶領域に記憶保存されているセキュリティープログラム354が起動する。
【0062】
もっとも、セキュリティープログラム354にその使用期限が規定されている場合、使用期限を経過して起動が命令されると、その起動が生じ得ないようにすることもできる。あるいは、使用期限を経過して起動が命令されると、セキュリティープログラム354は起動したとしても、図9に示すようなその後の処理を正常に行ない得ないようにすることも容易である。このようなセキュリティープログラム354の使用期限が過ぎた場合の処理は、例えば携帯電話201のカレンダー時計機能を参照することによって容易に実施可能である。
【0063】
図9は、携帯電話201がサーバ301からダウンロードして記憶領域に記憶保存したセキュリティープログラム354に従い実行する処理の流れを示すフローチャートである。また、図10は、POS端末101がその記憶装置108にインストールされたプログラム115の一つである操作権限規定用プログラムに従い実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【0064】
図9のフローチャートに示すように、携帯電話201は、セキュリティープログラム354を起動させると、その赤外線通信モジュール221を起動させて赤外線通信応答要求を送信出力する(ステップS251)。この際、携帯電話201は、そのメイン表示器207に、赤外線通信中画面表示を行なう(ステップS302)。図15は、携帯電話201のメイン表示器207に表示される赤外線通信中画面表示の一例である。
【0065】
図10のフローチャートに示すように、POS端末101は、その赤外線通信モジュール111によって赤外線通信応答要求の受信有無判定に待機している(ステップS301)。そこで、図9のステップS301で携帯電話201が送信出力した赤外線通信応答要求を受信(ステップS301のY)したPOS端末101は、赤外線通信モジュール111による赤外線通信で応答を返信する(ステップS302)。
【0066】
すると、携帯電話201は、図9のフローチャートに示すように、POS端末101からの応答を受信したと判定する(ステップS253のY)。そして、携帯電話201において起動中のセキュリティープログラム354は、認証キー(個人認証データ、権限ランクデータ)の送信画面表示にメイン表示器207の表示を切り替える。これにより、メイン表示器207の表示は、一例として、図16に示すような表示となる。つまり、「認証キー********送信?」という問いかけが表示され、「実行」ボタンが出現する。これに対して、携帯電話201は、ステップS253で予め決められた規定時間経っても応答受信を判定しない場合(ステップS253のN)、タイムアウトエラーとなって処理を終了する(ステップS254)。
【0067】
そこで、携帯電話201の操作者が、例えばメニュー・エンターキー216によって「実行」を選択すると、携帯電話201は、図9のフローチャートに示すように、送信決定と認識され(ステップS256のY)、赤外線通信モジュール111を介して認証キー(個人認証データ、権限ランクデータ)を赤外線通信で送信する(ステップS258)。これに対して、携帯電話201は、予め決められた規定時間経っても送信決定を判定しない場合(ステップS256のN)、タイムアウトエラーとなって処理を終了する(ステップS257)。
【0068】
POS端末101は、図10のフローチャートに示すように、図9のステップS258で携帯電話201が赤外線通信で送信した認証キー(個人認証データ、権限ランクデータ)の受信を判定すると(ステップS301のY)、RAM105の一時記憶領域に受信した認証キーに含まれている個人認証データをPOS端末101の使用者として一時保存する(ステップS305)。これにより、POS端末101において担当者登録がなされる。また、POS端末101は、RAM105の一時記憶領域に一時保存した認証キーに含まれる権限ランクデータに応じた権限ランクを設定し、設定された権限ランクに応じた操作モードの設定のみを許容する(ステップS306)。そして、操作モードの設定画面をそのオペレータ用表示器113aに表示する(ステップS307)。これに対して、POS端末101は、ステップS303で予め決められた規定時間経っても応答受信を判定しない場合(ステップS303のN)、タイムアウトエラーとなって処理を終了する(ステップS304)。
【0069】
ここで、一例として、POS端末101の操作モードとして、「登録」、「設定」、「点検」、「精算」という操作モードがあり、操作者の権限ランクとして、「店長(マネージャ)」、「社員」、「アルバイト」があるとことを想定する。この場合、POS端末101において実行されるステップS306では、一例として、携帯電話201から受信して一時保存した認証キーが含む権限ランクとして、権限ランクが店長(マネージャ)の場合には全ての操作モードの設定を許容し、権限ランクが社員の場合には「登録」、「設定」、「点検」という操作モードの設定のみを許容し、権限ランクがアルバイトの場合には「登録」という操作モードの設定のみを許容する。より詳細には、POS端末101は、そのオペレータ用表示器113aに表示する操作モードの設定画面として、携帯電話201から受信して一時保存した認証キーが含む権限ランクが店長(マネージャ)の場合には「登録」、「設定」、「点検」、「精算」という操作モードの選択を許容する画面表示を行ない、権限ランクが社員の場合には「登録」、「設定」、「点検」という操作モードの選択のみを許容する画面表示を行ない、権限ランクがアルバイトの場合には「登録」という操作モードの選択のみを許容する画面表示を行なう。これにより、POS端末101の操作者は、自分の操作権限ランクに応じた操作のみを行なうことができる。
【0070】
以上説明したように、本実施の形態のシステムでは、サーバ301が提供する認証コンテンツから携帯電話201にダウンロードした認証キー(個人認証データ、権限ランクデータ)でPOS端末101の操作権限を規定することになる。この場合、携帯電話201にダウンロードした認証キー(個人認証データ、権限ランクデータ)は、本部から知らされたパスワードに基づいてサーバ301が提供したものであることから、携帯電話201を所持している者でも知り得ない。これにより、POS端末101の操作権限を規定するに際して発生し易い不正行為を防止してそのセキュリティー性を向上させることができる。しかも、従来機器に必要な鍵キーが不要となることから、POS端末101において操作部等のレイアウトの自由度を向上させることができる。
【0071】
また、本実施の形態では、サーバ301から携帯電話201に送信される認証キーに個人認証データが含まれ、この個人認証データが携帯電話201からPOS端末101に赤外線送信され(図9のステップS258)、POS端末101において個人認証データが担当者として登録される(図10のステップS305)。このため、担当者登録のための操作が省略されるばかりか、POS端末101のセキュリティー性をより向上させることが可能となる。つまり、携帯電話201を所持している者は、携帯電話201にダウンロードした認証キーに個人データが含まれているのかどうか、あるいは個人データが含まれているとしたらそれがどのようなデータなのかということについて、全く知り得ない。このため、携帯電話201によってPOS端末101に認証キーを送信した場合、担当者登録がなされたという意識が生じない。このようなことから、その者がもしも不正行為を行なった場合、POS端末101の担当者登録の履歴を参照することで、誰が不正行為を働いたかが一目瞭然となる。これにより、不正行為の追及が容易となる。
【0072】
加えて、セキュリティープログラム354にその使用期限を規定した場合には、よりセキュリティー性を向上させることが可能である。携帯電話201に一度でもダウンロードしたセキュリティープログラム354を長期に渡り起動可能とする、例えば、元従業員や元アルバイト店員であった者は、その携帯電話201を用いてPOS端末101の操作権限を獲得してしまう可能性がある。これにより、例えばドロワ102に収納されている現金や商品券等が盗難にあったりすることも十分に考えられる。これに対して、セキュリティープログラム354にその使用期限を規定した場合には、そのような不都合な事態を未然に防止可能となる。実際の運用例としては、セキュリティープログラム354の使用期限をその日一日限りとすることがセキュリティー上望ましい。つまり、POS端末101を使用する者に本部から毎日パスワードを知らせ、その者はサーバ301が提供する認証コンテンツから認証キーを毎日獲得する、というような運用である。これにより、きわめて高いセキュリティー性を確保することが可能となる。
【0073】
【発明の効果】
本発明によれば、移動体通信装置がサーバからダウンロードした商品販売データ処理装置の操作権限を決定するための権限ランクデータを商品販売データ処理装置に赤外線通信によって送信し、商品販売データ処理装置が受信した権限ランクデータに応じて操作権限を規定して規定された権限内の操作のみを許容するようにしたので、商品販売データ処理装置の操作権限を規定するに際して発生し易い不正行為を防止してそのセキュリティー性を向上させることができ、また、鍵キーが不要となることから、商品販売データ処理装置において操作部等のレイアウトの自由度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態として、商品販売データ処理装置の操作権限規定方法及びシステムの概要を示す模式図である。
【図2】商品販売データ処理装置(POS端末)におけるハードウェアのブロック図である。
【図3】(a)は蓋が開かれた移動体通信装置の側面図、(b)は蓋が開かれた移動体通信装置の正面図、(c)は蓋が閉じられた移動体通信装置の正面図である。
【図4】移動体通信装置におけるハードウェアのブロック図である。
【図5】サーバにおけるハードウェアのブロック図である。
【図6】パスワードファイルの一例を示す模式図である。
【図7】サーバがそのセキュリティープログラム送信用プログラムに従い実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】サーバからダウンロードされたデータを移動体通信装置である携帯電話が記憶領域に記憶保存する処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】移動体通信装置がサーバからダウンロードして記憶領域に記憶保存したセキュリティープログラムに従い実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】商品販売データ処理装置がその操作権限規定用プログラムに従い実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】サーバが提供する認証コンテンツにアクセスする移動体通信装置に表示されるセキュリティープログラムダウンロードメニューの画面表示例を示す模式図である。
【図12】(a)は、図11に例示するセキュリティープログラムダウンロードメニューにおいて店長(マネージャー)が選択された場合の次画面表示例(店長(マネージャー)用ダウンロードメニュー)を示す模式図、(b)は、図11に例示するセキュリティープログラムダウンロードメニューにおいて社員が選択された場合の次画面表示例(社員用ダウンロードメニュー)を示す模式図、(c)は、図11に例示するセキュリティープログラムダウンロードメニューにおいてアルバイトが選択された場合の次画面表示例(アルバイト用ダウンロードメニュー)を示す模式図である。
【図13】(a)は、サーバから移動体通信装置にセキュリティープログラムダウンロードメニューが適正にダウンロードされたことを示す成功通知がなされた移動体通信装置の画面表示例を示す模式図、(b)は、サーバから移動体通信装置にセキュリティープログラムダウンロードメニューが適正にダウンロードされなかったことを示すエラー通知がなされた移動体通信装置の画面表示例を示す模式図である。
【図14】移動体通信装置におけるダウンロードしたプログラムの一覧画面表示例を示す模式図である。
【図15】ダウンロードしたプログラムの一覧画面からセキュリティープログラムが選択された場合の移動体通信装置の画面表示例を示す模式図である。
【図16】起動したセキュリティープログラムに従い権限ランクデータ及び個人認証データを赤外線送信中の移動体通信装置の画面表示例を示す模式図である。
【符号の説明】
101 商品販売データ処理装置(POS端末)、201 移動体通信端末(携帯電話)、219 記憶領域(RAM)、301 サーバ、351 認証コンテンツ、353 パスワードファイル、353d 権限ランクデータ、353c個人認証データ、401 通信回線網(電話回線網)

Claims (6)

  1. 移動体通信端末のプロセッサが、サーバが提供する認証コンテンツに通信回線網を介して無線通信によってアクセスする工程と、
    前記サーバのプロセッサが、前記認証コンテンツ上で前記移動体通信端末によって入力されたパスワードに基づいて、このパスワードと商品販売データ処理を実行する商品販売データ処理装置の操作権限を決定するための権限ランクデータと個人を特定する個人認証データとの関係を定義する記憶領域に記憶されているパスワードファイルから対応する前記権限ランクデータと前記個人認証データとを検索する工程と、
    前記サーバのプロセッサが、検索された前記権限ランクデータと前記個人認証データとをそれらの権限ランクデータ及び個人認証データを赤外線通信によって送信するセキュリティープログラムと共に前記サーバから前記移動体通信端末にダウンロードする工程と、
    前記移動体通信端末のプロセッサが、ダウンロードされた前記権限ランクデータと前記個人認証データとを前記セキュリティープログラムと共に記憶領域に記憶保存する工程と、
    前記移動体通信端末のプロセッサが、前記記憶領域に記憶保存した前記セキュリティープログラムに従い、前記移動体通信端末から赤外線通信によって前記権限ランクデータ及び前記個人認証データを送信する工程と、
    前記商品販売データ処理装置のプロセッサが、赤外線通信によって送信された前記権限ランクデータ及び前記個人認証データを受信する工程と、
    前記商品販売データ処理装置のプロセッサが、受信した前記権限ランクデータに応じて操作権限を規定して規定された権限内の操作のみを許容する工程と、
    前記商品販売データ処理装置のプロセッサが、受信した前記個人認証データを担当者として登録する工程と、
    を具備する商品販売データ処理装置の操作権限規定方法。
  2. 前記セキュリティープログラムは、赤外線通信によってデータ送信を可能とする有効期限を限る請求項1記載の商品販売データ処理装置の操作権限規定方法。
  3. プロセッサを備え、当該プロセッサが、通信回線網を介してアクセスする機器にコンテンツを提供する手段を有するサーバと、
    プロセッサを備え、当該プロセッサが、無線通信により前記通信回線網を介して前記サーバにアクセスする手段と、当該プロセッサが、前記サーバから提供された前記コンテンツをブラウズする手段と、当該プロセッサが、赤外線通信によってデータの送受信を行なう赤外線通信手段とを有する移動体通信端末と、
    プロセッサを備え、当該プロセッサが、商品販売データ処理を実行する手段と、当該プロセッサが、赤外線通信によってデータの送受信を行なう赤外線通信手段とを有する商品販売データ処理装置と、
    を具備し、
    前記サーバは、自らの前記プロセッサが、前記移動体通信端末にパスワードの入力を許容する認証コンテンツを提供する手段と、当該プロセッサが、前記認証コンテンツ上で前記移動体通信端末によって入力されたパスワードに基づいて、このパスワードと前記商品販売データ処理装置の操作権限を決定するための権限ランクデータと個人を特定する個人認証データとの関係を定義する記憶領域に記憶されているパスワードファイルから対応する前記権限ランクデータと前記個人認証データとを検索する手段と、当該プロセッサが、検索された前記権限ランクデータと前記個人認証データとをそれらの権限ランクデータ及び個人認証データを赤外線通信によって送信するセキュリティープログラムと共に前記移動体通信端末にダウンロードする手段とを有し、
    前記移動体通信端末は、自らの前記プロセッサが、ダウンロードされた前記権限ランクデータと前記個人認証データとを前記セキュリティープログラムと共に記憶領域に記憶保存する手段と、当該プロセッサが、前記記憶領域に記憶保存した前記セキュリティープログラムを起動する手段と、当該プロセッサが、起動した前記セキュリティープログラムに従い、前記移動体通信端末から赤外線通信によって前記権限ランクデータ及び前記個人認証データを送信する手段とを有し、
    前記商品販売データ処理装置は、自らの前記プロセッサが、赤外線通信によって送信された前記権限ランクデータ及び前記個人認証データを受信する手段と、当該プロセッサが、受信した前記権限ランクデータに応じて操作権限を規定して規定された権限内の操作のみを許容する手段と、当該プロセッサが、受信した前記個人認証データを前記商品販売データ処理装置が担当者として登録する手段とを有する、
    商品販売データ処理装置の操作権限規定システム。
  4. 前記セキュリティープログラムは、赤外線通信によってデータ送信を可能とする有効期限を限る請求項3記載の商品販売データ処理装置の操作権限規定システム。
  5. プロセッサを備え、
    前記プロセッサが、商品販売データ処理を実行する手段と、
    前記プロセッサが、赤外線通信によってデータの送受信を行なう赤外線通信手段と、
    前記プロセッサが、前記赤外線通信手段が送信された商品販売データ処理装置の操作権限を決定するための権限ランクデータと個人を特定する個人認証データとを含む認証キー前記赤外線通信によって受信した場合、受信した前記権限ランクデータに応じて操作権限を規定して規定された権限内の操作のみを許容する手段と、
    前記プロセッサが、前記認証キーを前記赤外線通信によって受信した場合、受信した前記個人認証データを記憶領域に担当者として登録する手段と、
    を具備し、前記認証キーは、
    移動体通信端末のプロセッサが、サーバが提供する認証コンテンツに通信回線網を介して無線通信によってアクセスする工程と、
    前記サーバのプロセッサが、前記認証コンテンツ上で前記移動体通信端末によって入力されたパスワードに基づいて、このパスワードと前記権限ランクデータと前記個人認証データとの関係を定義する記憶領域に記憶されているパスワードファイルから対応する前記権限ランクデータと前記個人認証データとを検索する工程と、
    前記サーバのプロセッサが、検索された前記権限ランクデータと前記個人認証データとをそれらの権限ランクデータ及び個人認証データを赤外線通信によって送信するセキュリティープログラムと共に前記サーバから前記移動体通信端末にダウンロードする工程と、
    前記移動体通信端末のプロセッサが、ダウンロードされた前記権限ランクデータと前記個人認証データとを前記セキュリティープログラムと共に記憶領域に記憶保存する工程と、
    を経て、前記移動体通信端末のプロセッサが、前記記憶領域に記憶保存した前記セキュリティープログラムに従い赤外線通信によって送信する当該記憶領域に記憶保存した前記権限ランクデータ及び前記個人認証データを含むデータである、
    商品販売データ処理装置。
  6. プロセッサを備え、当該プロセッサが、商品販売データ処理を実行する手段と、当該プロセッサが、赤外線通信によってデータの送受信を行なう赤外線通信手段とを具備する商品販売データ処理装置のコンピュータにインストールされ、このコンピュータの前記プロセッサに、
    送信された商品販売データ処理装置の操作権限を決定するための権限ランクデータと個人を特定する個人認証データとを含む認証キーを前記赤外線通信によって受信した場合、受信した前記権限ランクデータに応じて操作権限を規定して規定された権限内の操作のみを許容する機能と、
    前記認証キーを前記赤外線通信によって受信した場合、受信した前記個人認証データを記憶領域に担当者として登録する機能と、
    を実行させる商品販売データ処理装置の操作権限規定用プログラムであって、前記認証キーは、
    移動体通信端末のプロセッサが、サーバが提供する認証コンテンツに通信回線網を介して無線通信によってアクセスする工程と、
    前記サーバのプロセッサが、前記認証コンテンツ上で前記移動体通信端末によって入力されたパスワードに基づいて、このパスワードと前記権限ランクデータと前記個人認証データとの関係を定義する記憶領域に記憶されているパスワードファイルから対応する前記権限ランクデータと前記個人認証データとを検索する工程と、
    前記サーバのプロセッサが、検索された前記権限ランクデータと前記個人認証データとをそれらの権限ランクデータ及び個人認証データを赤外線通信によって送信するセキュリティープログラムと共に前記サーバから前記移動体通信端末にダウンロードする工程と、
    前記移動体通信端末のプロセッサが、ダウンロードされた前記権限ランクデータと前記個人認証データとを前記セキュリティープログラムと共に記憶領域に記憶保存する工程と、
    を経て、前記移動体通信端末のプロセッサが、前記記憶領域に記憶保存した前記セキュリティープログラムに従い赤外線通信によって送信する当該記憶領域に記憶保存した前記権限ランクデータ及び前記個人認証データを含むデータである、
    商品販売データ処理装置の操作権限規定用プログラム。
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