JP3816789B2 - Stator for rotating magnetic field type motor and method for manufacturing the same - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転磁界型電動機の固定子及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
回転磁界型電動機には、円環状の固定子(ステータ)と、その固定子の内側に配置される回転子(ロータ)とからなる所謂インナロータ型のものがある。このような電動機の固定子は、円環状のアウタコア(鉄心)と、先端部がアウタコアの中心部に向くように基端部が該アウタコアの内周縁に連結、若しくは一体に形成され、周方向に所定間隔を以って複数個配置されるティースと、各ティースに巻回される巻線とを備えている。
【0003】
ところで、このような固定子は、例えば、特開平11−215744号公報や、特開2001−95189号公報に示されているように、円環状のアウタコアとティースとが一体に形成されているものがある。
【0004】
しかしながら、各ティース間のスロット内に巻線を巻くためのノズルを挿入して各ティースに巻線を巻回する場合、この公報では、各ティースの先端部間の狭い間隙から巻線を巻くことになるため、その巻線作業が困難である。又、そのノズルにより巻線が巻けない空間が多く生じ、巻線の占積率が低くなるという問題がある。
【0005】
そこで、特許3017085号公報に示されているように、アウタコアを各ティース毎に外周部になる部分で折り曲げ可能に連結し、各ティースに巻線を巻回する際、そのティースの両側に位置するティースを有したアウタコアを外側に折り曲げた状態で巻線を巻回すれば、各ティース間のスロット内に巻線を巻くためのノズルが隣接するティースに干渉しなくなるので、巻線の占積率を高くすることが可能となる。
【0006】
しかしながら、各アウタコアの形状が複雑となるばかりか、各アウタコアの連結作業が面倒である。又、この場合、巻線がティース及びアウタコアの接触し得る部位を被覆するインシュレータを各ティースに装着する場合、個々のティース毎に独立したインシュレータが必要となり、部品点数が増加するという問題がある。
【0007】
そのため、従来、本出願人は、特開2001−119874号公報、特開平11−252842号公報、特開2893684号公報、特開平10−225038号公報、特開平11−178259号公報等に示されているように、アウタコアとティースとを別体とし、ティースに巻線を装着してから互いを連結するような構成を採用している。又、巻線がティース及びアウタコアの接触し得る部位を被覆するインシュレータを各ティースに装着する構成とした。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開2001−119874号公報では、各ティースの基端部間の広い間隙から巻回できるので、その巻線作業の作業性は向上するが、まだまだ作業性を向上する余地がある。又、上記と同様に、各ティース間のスロット内に巻線を巻くためのノズルを挿入して各ティースに巻線を巻回する場合、そのノズルにより巻線が巻けない空間が多く生じ、巻線の占積率が依然低いという問題がある。
【0009】
又、特開平11−252842号公報では、各ティースをアウタコアに連結する前に、予め巻線を巻回した状態としたコイル成形体を各ティースの基端部からそれぞれ挿入するので、スロット内に巻線を巻くためのノズルを挿入する必要がなく、巻線の占積率を高くすることができる。しかしながら、コイル形成体をそれぞれ巻回する手間と、コイル形成体をそれぞれ装着する手間、コイル形成体を互いに接続する手間が必要で、組立てが容易でない。そのため、上記のようにティースに巻回することが望ましい。又、この場合、巻線がティース及びアウタコアの接触し得る部位を被覆するインシュレータを各ティースに装着する場合、個々のティース毎に独立したインシュレータが必要となり、部品点数が増加するという問題がある。
【0010】
又、特開2893684号公報では、各ティースに装着されるインシュレータに予め巻線を巻回し、そのインシュレータが各ティースの基端部からそれぞれ挿入される。このインシュレータは、各ティースに装着される部位が連続して設けられた一体物をなしている。このようにすれば、インシュレータが一体物であるため部品点数が少なく、しかも巻線をインシュレータに予め巻回するので、巻線の占積率は高い。しかしながら、このインシュレータは、インシュレータに巻線を巻き易くするためにアウタコアを被覆する部分が設けられていないので、巻線がアウタコアと接触する可能性があり、絶縁性が不十分である。
【0011】
又、特開平11−178259号公報や特開平10−225038号公報では、各ティースがそれぞれ独立した構成となっており、巻線は、各ティースをアウタコアに連結する前に、各ティースに巻線が巻回されるか、各ティースに装着するインシュレータに予め巻線を巻回し、そのインシュレータが各ティースにそれぞれ装着される。このようにすれば、各ティースがそれぞれ独立しているので、巻線の占積率を高くすることができる。しかしながら、各ティースが独立しており、各ティースをアウタコアにそれぞれ連結させるので、アウタコアに連結する作業が煩雑である。又、個々のティース毎に独立したインシュレータが必要であるため、部品点数が増加するという問題がある。
【0012】
従って、アウタコアとティースとを別体とし、ティースに巻線を巻回してから互いに連結するような構成を採用した固定子において、固定子の組立て作業及び巻線作業の容易化、巻線の占積率の向上、インシュレータによる絶縁性の向上をともに高度に達成し得ることが要求されている。
【0013】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、アウタコアとティースとを別体とし、ティースに巻線を巻回してから互いに連結するような構成を採用した回転磁界型電動機の固定子において、固定子の組立て作業及び巻線作業の容易化、巻線の占積率の向上、インシュレータによる絶縁性の向上をともに高度に達成し得る回転磁界型電動機の固定子及びその製造方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、請求項1に記載の発明は、円環状のアウタコアと、先端部が前記アウタコアの中心部に向くように基端部が該コアに連結され、周方向に所定間隔を以って複数配置されるティースと、前記ティースに装着され、該ティースを絶縁被覆するインシュレータと、前記インシュレータにて絶縁被覆された前記ティースに巻回される巻線とを備えた回転磁界型電動機の固定子であって、前記ティースは、隣接するティースと先端部同士が互いに連結されて円環状をなし、そのティース間連結部は、隣接するティースの基端部間が拡開可能となるように屈曲可能に形成されており、前記インシュレータは、軸方向に延びて前記ティース及び前記アウタコアで囲まれるスロット内周面を被覆するスロット内被覆部と、そのスロット内被覆部の軸方向一端から周方向に延びて隣接するスロット内被覆部を連結するとともに前記ティースの少なくとも軸方向一方の端面を被覆するティース端面被覆部とを有して円環状若しくは周方向に帯状に一体化されて前記円環状をなすティースと組み付けられ、更にそのスロット内被覆部は、前記アウタコア内周面を被覆する部位にスリットを有するとともに、そのスリットから該スロット内被覆部を拡開可能とすべく前記ティースの先端部側のティース間に位置するインシュレータ側連結部が屈曲可能に形成されている。
【0015】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の回転磁界型電動機の固定子において、前記ティース間連結部は、弾性的に屈曲可能に形成されている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の回転磁界型電動機の固定子において、前記ティース間連結部は、湾曲状に形成されている。
【0016】
請求項4に記載の発明は、円環状のアウタコアと、先端部が前記アウタコアの中心部に向くように基端部が該コアに連結され、周方向に所定間隔を以って複数配置されるティースと、前記ティースに装着され、該ティースを絶縁被覆するインシュレータと、前記インシュレータにて絶縁被覆された前記ティースに巻回される巻線とを備えた回転磁界型電動機の固定子であって、前記ティースは、互いに独立して形成されており、前記インシュレータは、軸方向に延びて前記ティース及び前記アウタコアで囲まれるスロット内周面を被覆するスロット内被覆部と、そのスロット内被覆部の軸方向一端から周方向に延びて隣接するスロット内被覆部を連結するとともに前記ティースの少なくとも軸方向一方の端面を被覆するティース端面被覆部とを有して円環状若しくは周方向に帯状に一体化されて前記独立したティースがそれぞれ組み付けられ、更にそのスロット内被覆部は、前記アウタコア内周面を被覆する部位にスリットを有するとともに、そのスリットから該スロット内被覆部を拡開可能とすべく前記ティースの先端部側のティース間に位置するインシュレータ側連結部が屈曲可能に形成されている。
【0017】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転磁界型電動機の固定子において、前記インシュレータ側連結部は、弾性的に屈曲可能に形成されている。
【0018】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の回転磁界型電動機の固定子において、前記インシュレータ側連結部は、湾曲状に形成されている。
請求項7に記載の発明は、円環状のアウタコアと、先端部が前記アウタコアの中心部に向くように基端部が該コアに連結され、周方向に所定間隔を以って複数配置されるティースと、前記ティースに装着され、該ティースを絶縁被覆するインシュレータと、前記インシュレータにて絶縁被覆された前記ティースに巻回される巻線とを備え、前記ティースは、隣接するティースと先端部同士が互いに連結されて円環状をなし、そのティース間連結部は、隣接するティースの基端部間が拡開可能となるように屈曲可能に形成されており、前記インシュレータは、軸方向に延びて前記ティース及び前記アウタコアで囲まれるスロット内周面を被覆するスロット内被覆部と、そのスロット内被覆部の軸方向一端から周方向に延びて隣接するスロット内被覆部を連結するとともに前記ティースの少なくとも軸方向一方の端面を被覆するティース端面被覆部とを有して円環状若しくは周方向に帯状に一体化されて前記円環状をなすティースと組み付けられ、更にそのスロット内被覆部は、前記アウタコア内周面を被覆する部位にスリットを有するとともに、そのスリットから該スロット内被覆部を拡開可能とすべく前記ティースの先端部側のティース間に位置するインシュレータ側連結部が屈曲可能に形成されている回転磁界型電動機の固定子の製造方法であって、前記ティースと前記インシュレータとを組み付ける工程と、前記巻線を巻回する前記ティースの両側のスロット内被覆部を拡開するように前記ティース間連結部及び前記インシュレータ側連結部を屈曲し、その後、該ティースに巻線を巻回してティース及びインシュレータを元の状態に戻し、これを全ティースに繰り返す工程と、前記巻線を巻回した前記ティースを前記アウタコアと連結固定する工程とを備えている。
【0019】
請求項8に記載の発明は、円環状のアウタコアと、先端部が前記アウタコアの中心部に向くように基端部が該コアに連結され、周方向に所定間隔を以って複数配置されるティースと、前記ティースに装着され、該ティースを絶縁被覆するインシュレータと、前記インシュレータにて絶縁被覆された前記ティースに巻回される巻線とを備え、前記ティースは、互いに独立して形成されており、前記インシュレータは、軸方向に延びて前記ティース及び前記アウタコアで囲まれるスロット内周面を被覆するスロット内被覆部と、そのスロット内被覆部の軸方向一端から周方向に延びて隣接するスロット内被覆部を連結するとともに前記ティースの少なくとも軸方向一方の端面を被覆するティース端面被覆部とを有して円環状若しくは周方向に帯状に一体化されて前記独立したティースがそれぞれ組み付けられ、更にそのスロット内被覆部は、前記アウタコア内周面を被覆する部位にスリットを有するとともに、そのスリットから該スロット内被覆部を拡開可能とすべく前記ティースの先端部側のティース間に位置するインシュレータ側連結部が屈曲可能に形成されている回転磁界型電動機の固定子の製造方法であって、前記ティースと前記インシュレータとを組み付ける工程と、前記巻線を巻回する前記ティースの両側のスロット内被覆部を拡開するように前記インシュレータ側連結部を屈曲し、その後、該ティースに巻線を巻回してインシュレータを元の状態に戻し、これを全ティースに繰り返す工程と、前記巻線を巻回した前記ティースを前記アウタコアと連結固定する工程とを備えている。
【0020】
(作用)
請求項1,7に記載の発明によれば、基端部がアウタコアに連結されるティースは、隣接するティースと先端部同士が互いに連結されて円環状をなし、そのティース間連結部は、隣接するティースの基端部間が拡開可能となるように屈曲可能に形成される。このようなティースに装着されるインシュレータは、軸方向に延びてティース及びアウタコアで囲まれるスロット内周面を被覆するスロット内被覆部と、そのスロット内被覆部の軸方向一端から周方向に延びて隣接するスロット内被覆部を連結するとともにティースの少なくとも軸方向一方の端面を被覆するティース端面被覆部とを有して円環状若しくは周方向に帯状に一体化されて円環状をなすティースと組み付けられる。スロット内被覆部は、アウタコア内周面を被覆する部位にスリットを有するとともに、そのスリットから該スロット内被覆部を拡開可能とすべくティース間に位置するインシュレータ側連結部が屈曲可能に形成される。
【0021】
このような構成の固定子を組み立てる際には、先ず、ティースとインシュレータとが組み付けられる。次に、巻線を巻回するティースの両側のインシュレータのスロット内被覆部を拡開すべくティース間連結部及びインシュレータ側連結部が屈曲され、そのティースの基端部側から巻線を巻回するためのノズルが挿入されて巻線が巻回され、巻装後、ティース及びスロット内被覆部が元の状態に戻される。これらを繰り返して、全ティースに対して巻線が巻回される。そして、巻線が巻回されたティースがアウタコアに連結され、固定子が完成する。
【0022】
これにより、巻線を巻回するティースの両側のティース及びスロット内被覆部を拡開して巻線を巻回できるので、巻線作業が容易であり、しかもスロット内に巻線を巻回するためのノズル分のスペース考慮することなくティースに巻線を巻回できるので、巻線の占積率を高くすることができる。又、このように巻線を巻回することで、スロット内被覆部をティース及びアウタコアで囲まれるスロット内周面全体を被覆する形状とすることができるので、絶縁性を高くすることができる。又、ティース及びインシュレータがともに一体型のものを用いているので、固定子の組立て時の部品数を少なくでき、固定子の組立作業を容易とすることができる。
【0023】
請求項2に記載の発明によれば、ティース間連結部は、弾性的に屈曲可能に形成される。従って、ティースを容易に拡開することができるとともに、元の状態に容易に復帰することができる。
【0024】
請求項3に記載の発明によれば、ティース間連結部を湾曲状に形成するだけで、容易に弾性的に屈曲可能に構成することができる。
請求項4,8に記載の発明によれば、基端部がアウタコアに連結されるティースは、互いに独立して形成される。このようなティースに装着されるインシュレータは、軸方向に延びてティース及びアウタコアで囲まれるスロット内周面を被覆するスロット内被覆部と、そのスロット内被覆部の軸方向一端から周方向に延びて隣接するスロット内被覆部を連結するとともにティースの少なくとも軸方向一方の端面を被覆するティース端面被覆部とを有して円環状若しくは周方向に帯状に一体化されて独立したティースがそれぞれ組み付けられる。スロット内被覆部は、アウタコア内周面を被覆する部位にスリットを有するとともに、そのスリットから該スロット内被覆部を拡開可能とすべくティース間に位置するインシュレータ側連結部が屈曲可能に形成される。
【0025】
このような構成の固定子を組み立てる際には、先ず、ティースがインシュレータにそれぞれ組み付けられる。次に、巻線を巻回するティースの両側のインシュレータのスロット内被覆部を拡開すべくインシュレータ側連結部が屈曲され、そのティースの基端部側から巻線を巻回するためのノズルが挿入されて巻線が巻回され、巻装後、ティース及びスロット内被覆部が元の状態に戻される。これらを繰り返して、全ティースに対して巻線が巻回される。そして、巻線が巻回されたティースがアウタコアに連結され、固定子が完成する。
【0026】
これにより、巻線を巻回するティースの両側のティース及びスロット内被覆部を拡開して巻線を巻回できるので、巻線作業が容易であり、しかもスロット内に巻線を巻回するためのノズル分のスペース考慮することなくティースに巻線を巻回できるので、巻線の占積率を高くすることができる。又、このように巻線を巻回することで、スロット内被覆部をティース及びアウタコアで囲まれるスロット内周面全体を被覆する形状とすることができるので、絶縁性を高くすることができる。又、独立したティースが一体型のインシュレータに一体に組み付けるようにしたので、固定子の組立て時の部品数を少なくでき、固定子の組立作業を容易とすることができる。
【0027】
請求項5に記載の発明によれば、インシュレータ側連結部は、弾性的に屈曲可能に形成される。従って、スロット内被覆部を容易に拡開することができるとともに、元の状態に容易に復帰することができる。
【0028】
請求項6に記載の発明によれば、インシュレータ側連結部を湾曲状に形成するだけで、容易に弾性的に屈曲可能に構成することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
【0030】
図1及び図2は、回転磁界型電動機1を示す。電動機1のハウジング2内には、円環状の固定子(ステータ)3が固定されている。固定子3は、円環状のアウタコア(鉄心)4を有している。アウタコア4の内周縁には、複数の矩形状の連結凹部4aが周方向に等間隔に形成されている。各連結凹部4aには、複数のティース5の基端部が圧入され固定される。各ティース5は、先端部がアウタコア4の中心部に向かって延びている。又、各ティース5の先端部には、周方向に隣接するティース5に向かってそれぞれ円弧状に延びるポール部5aが形成されている。更に、このポール部5aは、隣接するティース5のポール部5aと連結部5bを介して連結されている。連結部5bは、弾性的に屈曲するように湾曲状に形成されている。つまり、連結部5bは、隣接するティース5の基端部間が容易に拡開するように形成されている。そして、各ティース5は、このような連結部5bにより隣接するティース5と連結され円環状に一体をなすインナコア6を構成している。尚、インナコア6及び前記アウタコア4は、板状のコア材7を複数枚積層させた積層型のコアである。
【0031】
前記アウタコア4及びインナコア6(ティース5)に巻線8が接触し得る部位には、図3及び図4に示すように、一対の第1,第2インシュレータ9,10にて被覆され、各コア4,6と巻線8とが絶縁される。第1,第2インシュレータ9,10は、樹脂材料にて円環状に同形状に形成されている。第1インシュレータ9は、ティース5(インナコア6)の上方からスロットS内にスロット内被覆部11が嵌挿されて装着され、第2インシュレータ10は、ティース5(インナコア6)の下方からスロットS内にスロット内被覆部11が嵌挿されて装着される。
【0032】
第1インシュレータ9は、軸方向に延びて各ティース5間のスロットS内周面を被覆するスロット内被覆部11と、そのスロット内被覆部11の軸方向一端から周方向に延びて隣接するスロット内被覆部11を連結するとともにティース5の上面(軸方向一方の端面)を被覆するティース端面被覆部12とを備えている。このスロット内被覆部11は、前記両コア4,6の軸方向長さの半分の長さで形成されている。
【0033】
又、図3に示すように、スロット内被覆部11は、前記アウタコア4の内周面を被覆する部位の中央にスリット13を有し、そのスリット13から図3において左側に位置する略コ字状をなす第1被覆部14aと、そのスリット13から図3において右側に位置する略コ字状をなす第2被覆部14bと、両被覆部14a,14bを連結する連結部14cを有している。第1被覆部14aは、スリット13からティース5側面までのアウタコア4の内周面、ティース5の側面及びポール部5aの内側面を被覆し、第2被覆部14bは、スリット13から隣接するティース5側面までのアウタコア4の内周面、隣接するティース5の側面及びポール部5aの内側面を被覆し、各ポール部5aを被覆する部位が連結部14cにより連結されている。
【0034】
連結部14cは、インナコア6(ティース5間)の連結部5bを被覆すべく該連結部5bと同形状の湾曲状をなしている。つまり、隣接するティース5の基端部間を拡開する際、その拡開に第1,第2被覆部14a,14bが容易に追従するように連結部14cも弾性的に屈曲するように湾曲状に形成されている。
【0035】
第2インシュレータ10は、上記したように、前記第1インシュレータ9と同形状に形成されている。この第2インシュレータ10では、ティース端面被覆部12がティース5の下面を被覆することになる。
【0036】
各ティース5には、第1,第2インシュレータ9,10を装着した状態で巻線8が巻回される。
ここで、本実施形態の巻線方法を図5〜図7に従って説明する。
【0037】
図5に示すように、先ず、インナコア6(ティース5)に対して第1,第2インシュレータ9,10が装着される。
次いで、図6に示すように、インナコア6を図中の矢印で示すように図示しない装置にて内側に変形させることにより、巻線8を巻回するティース5に対して、両側のティース5の基端部及びインシュレータ9,10のスロット内被覆部11(第1,第2被覆部14a,14b)が拡開される。この場合、各ティース5の基端部間及び第1,第2被覆部14a,14bとが湾曲形状をなす連結部5b,14cにより容易に拡開される。そして、巻線8を巻回するためのノズルNがスリット13からスロット内被覆部11内(第1,第2被覆部14a,14b内)に挿入され、該ノズルNがティース5の回りを周回することにより該ティース5に巻線8が巻回される。巻線8が巻回された後、ノズルNがティース5から離れ、該ティース5及びスロット内被覆部11は連結部5b,14cの弾性力により元の状態に復帰する。これらの手順を繰り返して、全てのティース5に対して巻線8が巻回される。尚、巻線8は、全てのティース5、若しくは所定個のティース5群で連続して巻回される。
【0038】
次いで、図7に示すように、インシュレータ9,10及び巻線8を装着したインナコア6は、アウタコア4の軸方向から挿入されて装着される。この場合、各ティース5の基端部がアウタコア4の連結凹部4a内に圧入され両コア4,6が固定され、固定子3が完成する。
【0039】
このような固定子3の内側には、図1及び図2に示すように、回転子(ロータ)15が回転可能に収容されている。回転子15は回転軸16を有し、該回転軸16は前記ハウジング2に設けられる一対の軸受17により回転可能に支持されている。回転軸16には、円盤状の基部18が固定されている。基部18の外周面には、周方向に等間隔に配置された複数のマグネット19が固定されている。そして、前記固定子3に装着された巻線8に駆動電流が供給されると、回転子15が回転するように構成されている。
【0040】
上記したように、本実施形態の電動機1(固定子3)は、以下のような特徴を有している。
(1)ティース5は、隣接するティース5と先端部同士が互いに連結されて円環状をなし、そのティース5間の連結部5bは、隣接するティース5の基端部間が拡開可能となるように屈曲可能に形成されている。インシュレータ9,10は、軸方向に延びてティース5及びアウタコア4で囲まれるスロットS内周面を被覆するスロット内被覆部11と、そのスロット内被覆部11の軸方向一端から周方向に延びて隣接するスロット内被覆部11を連結するとともにティース5の軸方向一方の端面を被覆するティース端面被覆部12とを有して円環状をなすティース5(インナコア6)と組み付けられる。スロット内被覆部11は、アウタコア4内周面を被覆する部位にスリット13を有するとともに、そのスリット13から該スロット内被覆部11を拡開可能とすべくティース5間に位置する連結部14cが屈曲可能に形成されている。
【0041】
そして、このような構成の固定子3を組み立てる際には、先ず、ティース5とインシュレータ9,10とが組み付けられる。次に、巻線8を巻回するティース5の両側のスロット内被覆部11を拡開すべくティース5間及びインシュレータ9,10の連結部5b,14cが屈曲され、そのティース5の基端部側から巻線8を巻回するためのノズルNが挿入されて巻線8が巻回され、巻装後、ティース5及びスロット内被覆部11が元の状態に戻される。これらを繰り返して、全ティース5に対して巻線8が巻回される。そして、巻線8が巻回されたティース5がアウタコア4に連結され、固定子3が完成する。
【0042】
これにより、巻線8を巻回するティース5の両側のティース5及びスロット内被覆部11を拡開して巻線8を巻回できるので、巻線作業が容易であり、しかもスロットS内に巻線8を巻回するためのノズルN分のスペースを考慮することなくティース5に巻線8を巻回できるので、巻線8の占積率を高くすることができる。又、このように巻線8を巻回することで、スロット内被覆部11をティース5及びアウタコア4で囲まれるスロットS内周面全体を被覆する形状とすることができるので、絶縁性を高くすることができる。又、ティース5及びインシュレータ9,10がともに一体型のものを用いているので、固定子3の組立て時の部品数を少なくでき、固定子3の組立作業を容易とすることができる。
【0043】
(2)巻線8を複数のティース5にわたって連続して巻回することが可能であるので、巻線8の無用な接続作業を行う必要がない。
(3)巻線8を巻回する場合、本実施形態ではティース5間を屈曲させるが、特許3017085号公報のようにアウタコアを大きく折り曲げないので、巻線8間の渡り線が極端に長くなることを防止することができる。
【0044】
(4)全ティース5は一体化されているので、少ない部品数で固定子3を構成することができる。
(5)ティース5間の連結部5bは、湾曲状、即ち弾性的に屈曲可能に形成されている。従って、ティース5を容易に拡開することができるとともに、元の状態に容易に復帰することができる。又、連結部5bを湾曲状に形成するだけで、容易に弾性的に屈曲可能に構成することができる。しかも、連結部5bを湾曲状とすることで、ティース5間の磁路長が長くなり、漏れ磁束を極力低減することができる。更に、巻線8の巻回時に連結部5bを変形させることにより、該連結部5bの磁気特性が悪化するので、より漏れ磁束を低減することができる。
【0045】
(6)インシュレータ9,10は一体化されているので、少ない部品数で固定子3を構成することができる。
(7)インシュレータ9,10の連結部14cは、湾曲状、即ち弾性的に屈曲可能に形成されている。従って、スロット内被覆部11を容易に拡開することができるとともに、元の状態に容易に復帰することができる。又、連結部14cを湾曲状に形成するだけで、容易に弾性的に屈曲可能に構成することができる。
【0046】
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図面に従って説明する。尚、説明の便宜上、前記実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
【0047】
本実施形態では、図8に示すように、インシュレータ21の形状が異なっている。インシュレータ21は、前記第1実施形態の第1,第2インシュレータ9,10を一体化したような形状をなしている。
【0048】
詳述すると、インシュレータ21は、両コア4,6の軸方向長さの同等の長さで軸方向に延びて各ティース5間のスロットS内周面を被覆するスロット内被覆部11aと、そのスロット内被覆部11aの軸方向両端から周方向にそれぞれ延びて隣接するスロット内被覆部11aを連結するとともにティース5の上面及び下面(軸方向の両端面)を被覆するティース端面被覆部12とを備えている。つまり、スロット内被覆部11aとティース端面被覆部12とで囲まれた空間にティース5が収容されるティース収容部11bが形成されている。又、スロット内被覆部11aは、アウタコア4の内周面を被覆する部位の中央にスリット13を、ティース5間に位置する部位に湾曲状の連結部14cをそれぞれ備えている。尚、このインシュレータ21は、その全体を図示しないが、周方向に帯状に形成されている。
【0049】
そして、本実施形態のインシュレータ21は、例えば、その周方向の一端から順にティース5(インナコア6)が内側からティース収容部11b内に挿入されて装着される。この場合、インシュレータ21は、若干伸縮することが要求されるため、伸縮性の高い樹脂材料で形成する必要がある。こうしてインシュレータ21が組み付けられたティース5(インナコア6)には、前記第1実施形態と同様にして巻線が巻回され、その後、アウタコア4と連結されて固定される。
【0050】
このようにしても前記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。又、本実施形態では、インシュレータ21が1つですむので、より少ない部品数で固定子3を構成することができる。
【0051】
(第3実施形態)
以下、本発明を具体化した第3実施形態を図面に従って説明する。尚、説明の便宜上、前記実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
【0052】
本実施形態では、図9に示すように、インシュレータ22の形状が異なっている。インシュレータ22は、前記第1実施形態の第1インシュレータ9のスロット内被覆部11を軸方向に延出した形状をなしている。
【0053】
詳述すると、インシュレータ22は、両コア4,6の軸方向長さの同等の長さで軸方向に延びて各ティース5間のスロットS内周面を被覆するスロット内被覆部11cと、そのスロット内被覆部11cの軸方向一端から周方向に延びて隣接するスロット内被覆部11cを連結するとともにティース5の上面(軸方向一方の端面)を被覆するティース端面被覆部12と、スロット内被覆部11cから軸方向に延び、巻線8の巻回時にティース5の下面側に折れ曲がることによりティース5の下面を被覆するティース端面被覆部12aとを備えている。又、スロット内被覆部11cは、アウタコア4の内周面を被覆する部位の中央にスリット13を、ティース5間に位置する部位に湾曲状の連結部14cをそれぞれ備えている。尚、このインシュレータ22は、その全体を図示しないが、円環状に形成されている。
【0054】
そして、本実施形態のインシュレータ22は、例えば、ティース5(インナコア6)の上方からスロットS内にスロット内被覆部11cが挿入されて装着される。こうしてインシュレータ22が組み付けられたティース5(インナコア6)には、前記第1実施形態と同様にして巻線が巻回され、その後、アウタコア4と連結されて固定される。
【0055】
このようにしても前記第1実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、本実施形態においても、インシュレータ22が1つですむので、より少ない部品数で固定子3を構成することができる。
【0056】
(第4実施形態)
以下、本発明を具体化した第4実施形態を図面に従って説明する。尚、説明の便宜上、前記実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
【0057】
本実施形態では、図10に示すように、本実施形態のティース5は、連結部5bが省略され、互いに独立して形成されている。又、インシュレータ23の形状が第2実施形態のインシュレータ21と略同形状をなしている。
【0058】
詳述すると、インシュレータ23は、両コア4,6の軸方向長さの同等の長さで軸方向に延びて各ティース5間のスロットS内周面を被覆するスロット内被覆部11aと、そのスロット内被覆部11aの軸方向両端から周方向にそれぞれ延びて隣接するスロット内被覆部11aを連結するとともにティース5の上面及び下面(軸方向の両端面)を被覆するティース端面被覆部12とを備えている。つまり、スロット内被覆部11aとティース端面被覆部12とで囲まれた空間にティース5が収容されるティース収容部11bが形成されている。又、スロット内被覆部11aは、アウタコア4の内周面を被覆する部位の中央にスリット13を、ティース5間に位置する部位に湾曲状の連結部14cをそれぞれ備えている。又、本実施形態のインシュレータ23は、その全体を図示しないが、前記第2実施形態と異なり、円環状に形成されている。又、本実施形態のインシュレータ23は、前記第2実施形態と異なり、ティース5装着時に伸縮する必要がないため、特に伸縮性の高い樹脂材料で形成する必要はない。
【0059】
そして、本実施形態の固定子3を組み立てる際には、先ず、インシュレータ23に独立したティース5が内側からティース収容部11b内にそれぞれ挿入されて組み付けられる。次に、巻線8を巻回するティース5の両側のスロット内被覆部11aを拡開すべくインシュレータ23の連結部14cが屈曲されて、その後、前記第1実施形態と同様に全ティース5に巻線8が巻回される。そして、巻線8が巻回されたティース5がアウタコア4に連結され、固定子3が完成する。
【0060】
このようにしても前記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。又、本実施形態では、ティース5が独立しているが、巻線8の巻回時にはインシュレータ23により一体化されるので、固定子3の組立て時の部品数を少なくでき、固定子3の組立作業を容易とすることができる。又、ティース5が独立しているので、ティース5をコア材からプレス加工機により打ち抜きして形成する場合において、打ち抜き後のコア材の無用な部分が少なくてすみ、コア材の材料取りがいい。又、ティース5が独立しているので、漏れ磁束を確実に低減することができる。
【0061】
(第5実施形態)
以下、本発明を具体化した第5実施形態を図面に従って説明する。尚、説明の便宜上、前記実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
【0062】
本実施形態では、図11に示すように、インシュレータ24の形状が前記第3実施形態と略同形状をなしている。
詳述すると、インシュレータ24は、両コア4,6の軸方向長さの同等の長さで軸方向に延びて各ティース5間のスロットS内周面を被覆するスロット内被覆部11dと、そのスロット内被覆部11dの軸方向一端から周方向に延びて隣接するスロット内被覆部11dを連結するとともにティース5の上面(軸方向一方の端面)を被覆するティース端面被覆部12と、スロット内被覆部11dから軸方向に延び、巻線8の巻回時にティース5の下面側に折れ曲がることによりティース5の下面を被覆するティース端面被覆部12aとを備えている。又、スロット内被覆部11dは、アウタコア4の内周面を被覆する部位の中央にスリット13を備えるとともに、本実施形態では、スロット内被覆部11dの第1被覆部14aと第2被覆部14bとが回動可能(屈曲可能)に連結する連結部14dを備えている。尚、このインシュレータ24は、その全体を図示しないが、円環状に形成されている。
【0063】
そして、本実施形態のインシュレータ24は、例えば、ティース5(インナコア6)の上方からスロットS内にスロット内被覆部11dが挿入されて装着される。こうしてインシュレータ24が組み付けられたティース5(インナコア6)には、前記第1実施形態と同様にして巻線が巻回され、その後、アウタコア4と連結されて固定される。
【0064】
このようにしても前記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
○上記実施形態では、ティース5間の連結部5b及びインシュレータ9,10,21〜23の連結部14cを湾曲状としたが、屈曲可能であれば、その他の形状であってもよい。この場合、弾性的に屈曲可能であるとなおよい。
【0065】
○上記実施形態では、ティース5を周方向に等間隔に配置したが、等間隔でなく所定の間隔を以って配置してもよい。又、ティース5の数を適宜変更してもよい。
【0066】
○上記実施形態では、マグネット19を周方向に等間隔に配置したが、等間隔でなく所定の間隔を以って配置してもよい。又、マグネット19の数を適宜変更してもよい。
【0067】
○上記実施形態では、ティース5の基端部と連結する連結凹部4aを矩形状としたが、その他の形状であってもよい。
○上記実施形態では、両コア4,6を複数のコア材7を積層して構成したが、両コア4,6を一体物で構成してもよい。
【0068】
上記各実施形態から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(イ) 請求項1〜6のいずれか1項に記載の回転磁界型電動機の固定子において、前記アウタコア及び前記ティースは、板状部材を複数枚積層してなることを特徴とする回転磁界型電動機の固定子。
【0069】
(ロ) 円環状のアウタコアと、先端部が前記アウタコアの中心部に向くように基端部が該コアに連結され、周方向に所定間隔を以って複数配置されるティースと、前記ティースに巻回される巻線とを備えた回転磁界型電動機の固定子に装着され、前記ティースを絶縁被覆するインシュレータであって、軸方向に延びて前記ティース及び前記アウタコアで囲まれるスロット内周面を被覆するスロット内被覆部と、周方向に延びて隣接するスロット内被覆部を連結するとともに前記ティースの少なくとも軸方向一方の端面を被覆するティース端面被覆部とを有して円環状若しくは周方向に帯状に一体化されており、更にそのスロット内被覆部は、前記アウタコア内周面を被覆する部位にスリットを有するとともに、そのスリットから該スロット内被覆部を拡開可能とすべく前記ティース間に位置するインシュレータ側連結部が屈曲可能に形成されていることを特徴とするインシュレータ。
【0070】
(ハ) 上記(ロ)に記載のインシュレータにおいて、前記インシュレータ側連結部は、弾性的に屈曲可能に形成されていることを特徴とするインシュレータ。
【0071】
(ニ) 上記(ハ)に記載のインシュレータにおいて、前記インシュレータ側連結部は、湾曲状に形成されていることを特徴とするインシュレータ。
(ホ) 請求項1〜6のいずれか1項に記載の固定子を備えたことを特徴とする回転磁界型電動機。
【0072】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、アウタコアとティースとを別体とし、ティースに巻線を巻回してから互いに連結するような構成を採用した回転磁界型電動機の固定子において、固定子の組立て作業及び巻線作業の容易化、巻線の占積率の向上、インシュレータによる絶縁性の向上をともに高度に達成し得る回転磁界型電動機の固定子及びその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の回転磁界型電動機の断面図である。
【図2】 図1のA−A断面図である。
【図3】 固定子の拡大図である。
【図4】 固定子の分解斜視図である。
【図5】 固定子の組立て手順を説明するための説明図である。
【図6】 固定子の組立て手順を説明するための説明図である。
【図7】 固定子の組立て手順を説明するための説明図である。
【図8】 第2実施形態の固定子の分解斜視図である。
【図9】 第3実施形態の固定子の分解斜視図である。
【図10】 第4実施形態の固定子の分解斜視図である。
【図11】 第5実施形態の固定子の分解斜視図である。
【符号の説明】
1…回転磁界型電動機、3…固定子、4…アウタコア、5…ティース、5b…ティース間連結部としての連結部、8…巻線、9,10…インシュレータとしての第1,第2インシュレータ、11,11a,11c,11d…スロット内被覆部、12…ティース端面被覆部、14c,14d…インシュレータ側連結部としての連結部、21〜24…インシュレータ、S…スロット。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a stator of a rotating field motor and a method for manufacturing the same.
[0002]
[Prior art]
There is a so-called inner rotor type of rotating magnetic field type electric motor, which includes an annular stator (stator) and a rotor (rotor) arranged inside the stator. The stator of such an electric motor has an annular outer core (iron core) and a base end connected to the inner peripheral edge of the outer core such that the distal end faces the center of the outer core, or is formed integrally with the outer core. A plurality of teeth arranged at a predetermined interval and a winding wound around each tooth are provided.
[0003]
By the way, in such a stator, as shown in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-215744 and Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-95189, an annular outer core and teeth are integrally formed. There is.
[0004]
However, when inserting a nozzle for winding a coil into a slot between teeth and winding the coil around each tooth, in this publication, the coil is wound from a narrow gap between the tips of the teeth. Therefore, the winding work is difficult. In addition, there is a problem that a space in which the winding cannot be wound is generated by the nozzle, and the space factor of the winding is lowered.
[0005]
Therefore, as shown in Japanese Patent No. 3017085, the outer core is connected to each tooth so that it can be bent at the outer peripheral portion, and when winding the winding around each tooth, the outer core is located on both sides of the tooth. If the winding is wound with the outer core having teeth folded outward, the nozzle for winding the winding in the slot between the teeth will not interfere with the adjacent teeth, so the winding space factor Can be increased.
[0006]
However, not only the shape of each outer core becomes complicated, but the connecting operation of each outer core is troublesome. Further, in this case, when an insulator that covers a portion where the winding can come into contact with the teeth and the outer core is attached to each tooth, an independent insulator is required for each individual tooth, which increases the number of parts.
[0007]
Therefore, conventionally, the applicant is disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open Nos. 2001-119874, 11-252842, 2889384, 10-225038, 11-178259, and the like. As shown, the outer core and the teeth are separated from each other, and a configuration is adopted in which the windings are attached to the teeth and then connected to each other. In addition, an insulator that covers a portion where the winding can come into contact with the teeth and the outer core is attached to each tooth.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, in Japanese Patent Laid-Open No. 2001-119874, since winding can be performed from a wide gap between the base end portions of each tooth, the workability of the winding work is improved, but there is still room for improving the workability. Similarly to the above, when a nozzle for winding a coil is inserted in a slot between each tooth and the coil is wound around each tooth, a lot of space is created where the coil cannot be wound. There is a problem that the space factor of the line is still low.
[0009]
Further, in Japanese Patent Laid-Open No. 11-252842, before each tooth is connected to the outer core, a coil molded body in which a winding is wound in advance is inserted from the base end portion of each tooth. It is not necessary to insert a nozzle for winding the winding, and the space factor of the winding can be increased. However, it is not easy to assemble the coil forming body because it takes time to wind the coil forming body, to mount the coil forming body, and to connect the coil forming bodies to each other. Therefore, it is desirable to wind around the teeth as described above. Further, in this case, when an insulator that covers a portion where the winding can come into contact with the teeth and the outer core is attached to each tooth, an independent insulator is required for each individual tooth, which increases the number of parts.
[0010]
Further, in Japanese Patent Laid-Open No. 2893684, a winding is wound in advance around an insulator attached to each tooth, and the insulator is inserted from a base end portion of each tooth. This insulator is an integrated body in which the portions to be attached to the teeth are continuously provided. In this way, since the insulator is a single body, the number of parts is small, and the winding is wound around the insulator in advance, so that the space factor of the winding is high. However, since this insulator is not provided with a portion that covers the outer core in order to make it easier to wind the winding around the insulator, the winding may come into contact with the outer core, and insulation is insufficient.
[0011]
Further, in JP-A-11-178259 and JP-A-10-225038, each tooth has an independent configuration, and the winding is wound around each tooth before connecting each tooth to the outer core. Is wound, or a coil is wound around an insulator attached to each tooth in advance, and the insulator is attached to each tooth. In this way, since each tooth is independent, the space factor of the winding can be increased. However, since each tooth is independent and each tooth is connected to the outer core, the operation of connecting to the outer core is complicated. Further, since an independent insulator is required for each individual tooth, there is a problem that the number of parts increases.
[0012]
Therefore, in a stator adopting a configuration in which the outer core and the teeth are separated and the windings are wound around the teeth and then connected to each other, the assembly work of the stator and the winding work are facilitated, and the winding is occupied. Both the improvement of the volume factor and the improvement of insulation by the insulator are required to be achieved at a high level.
[0013]
The present invention has been made in order to solve the above-described problems, and the object thereof is to adopt a configuration in which the outer core and the teeth are separated and the windings are wound around the teeth and then connected to each other. Rotating magnetic field type motor stators that can easily achieve both stator assembly and winding work, improved winding space factor, and improved insulation using insulators. It is providing a child and its manufacturing method.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the invention according to claim 1 is characterized in that an annular outer core and a base end portion are connected to the core so that a distal end portion faces the center portion of the outer core, and a predetermined interval is provided in the circumferential direction. A rotating magnetic field type comprising: a plurality of teeth disposed on the teeth; an insulator attached to the teeth and insulatingly covering the teeth; and a winding wound around the teeth insulated and coated by the insulator. A stator of an electric motor, wherein the teeth have an annular shape in which adjacent teeth and tip portions are connected to each other, and the connecting portion between the teeth can be expanded between the base ends of the adjacent teeth. The insulator is formed so as to be bendable, and the insulator extends in the axial direction and covers the slot inner circumferential surface surrounded by the teeth and the outer core, and the slot covering portion. An annular or circumferential direction having a tooth end surface covering portion that extends in the circumferential direction from one axial end of the inner covering portion and connects adjacent slot inner covering portions and covers at least one axial end surface of the teeth. The slot inner covering portion has a slit at a portion covering the outer peripheral surface of the outer core, and the slot inner covering portion is expanded from the slit. To make it open Teeth tip side An insulator side connecting portion located between the teeth is formed to be bendable.
[0015]
According to a second aspect of the present invention, in the stator of the rotating field type electric motor according to the first aspect, the inter-tooth connecting portion is formed to be elastically bendable.
According to a third aspect of the present invention, in the stator of the rotating field type electric motor according to the second aspect, the inter-tooth connecting portion is formed in a curved shape.
[0016]
According to a fourth aspect of the present invention, a plurality of annular outer cores and a base end portion are connected to the core so that a distal end portion faces the central portion of the outer core, and a plurality of circumferential outer directions are arranged at predetermined intervals. A stator of a rotating field type electric motor including a tooth, an insulator attached to the tooth and insulatingly covering the tooth, and a winding wound around the tooth that is insulated and coated by the insulator, The teeth are formed independently of each other, and the insulator extends in the axial direction and covers an inner peripheral surface of the slot surrounded by the teeth and the outer core, and an axis of the inner cover portion of the slot A tooth end surface covering portion that extends in the circumferential direction from one end in the direction and connects adjacent in-slot covering portions and covers at least one axial end surface of the teeth; The independent teeth are assembled in a ring shape or in a belt shape in the circumferential direction, and the in-slot covering portion has a slit in a portion covering the inner peripheral surface of the outer core. In order to be able to expand the in-slot covering portion, Teeth tip side An insulator side connecting portion located between the teeth is formed to be bendable.
[0017]
According to a fifth aspect of the present invention, in the stator of the rotating field type electric motor according to any one of the first to fourth aspects, the insulator-side coupling portion is formed to be elastically bendable.
[0018]
According to a sixth aspect of the present invention, in the stator of the rotating field type electric motor according to the fifth aspect, the insulator side connecting portion is formed in a curved shape.
According to the seventh aspect of the present invention, a plurality of annular outer cores and a base end portion are connected to the core so that a distal end portion faces the central portion of the outer core, and a plurality of them are arranged at a predetermined interval in the circumferential direction. A tooth, an insulator attached to the tooth and insulatingly covering the tooth, and a winding wound around the tooth insulatingly coated by the insulator, the teeth being adjacent to each other Are connected to each other to form an annular shape, and the connecting portion between the teeth is formed to be bendable so that the base end portion between adjacent teeth can be expanded, and the insulator extends in the axial direction. A slot inner covering portion that covers the inner peripheral surface of the slot surrounded by the teeth and the outer core, and an adjacent slot extending in the circumferential direction from one axial end of the slot inner covering portion. A tooth end surface covering portion that connects the cover portion and covers at least one end surface in the axial direction of the tooth, and is integrated with the teeth that are integrated in an annular shape or a belt shape in the circumferential direction, and further, The in-slot covering portion has a slit at a portion covering the inner peripheral surface of the outer core, and the in-slot covering portion can be expanded from the slit. Teeth tip side A method of manufacturing a stator of a rotating field type electric motor in which an insulator side connecting portion positioned between teeth is formed to be bendable, the step of assembling the teeth and the insulator, and winding the winding Bending the connecting portion between the teeth and the insulator-side connecting portion so as to expand the in-slot covering portions on both sides of the teeth, and then winding the winding around the teeth to return the teeth and the insulator to the original state, A step of repeating this for all teeth, and a step of connecting and fixing the teeth wound with the windings to the outer core.
[0019]
In the invention according to
[0020]
(Function)
According to the first and seventh aspects of the present invention, the teeth whose base end portions are connected to the outer core form an annular shape by connecting the adjacent teeth and the tip portions to each other, and the connecting portions between the teeth are adjacent to each other. It is formed to be bendable so that the space between the base end portions of the teeth can be expanded. An insulator attached to such a tooth extends in the circumferential direction from an axially extending end portion of the slot inner covering portion that extends in the axial direction and covers the inner peripheral surface of the slot surrounded by the teeth and the outer core. A tooth end surface covering portion that connects adjacent in-slot covering portions and covers at least one end surface in the axial direction of the teeth and is integrated with an annular or circumferentially integrated belt-like tooth. . The in-slot covering portion has a slit in a portion covering the inner peripheral surface of the outer core, and an insulator side connecting portion located between the teeth is formed to be bendable so that the in-slot covering portion can be expanded from the slit. The
[0021]
When assembling the stator having such a configuration, first, a tooth and an insulator are assembled. Next, the inter-tooth connecting portion and the insulator-side connecting portion are bent to expand the in-slot covering portion of the insulator on both sides of the tooth around which the winding is wound, and the winding is wound from the base end side of the tooth. Nozzle is inserted to wind the winding, and after winding, the teeth and the in-slot covering portion are returned to the original state. By repeating these steps, the winding is wound around all the teeth. Then, the teeth around which the windings are wound are connected to the outer core, and the stator is completed.
[0022]
As a result, it is possible to wind the winding by expanding the teeth on both sides of the teeth around which the winding is wound and the coating in the slot, so that the winding work is easy and the winding is wound in the slot. Since the winding can be wound around the teeth without considering the space for the nozzle for the purpose, the space factor of the winding can be increased. Further, by winding the winding in this way, the in-slot covering portion can be formed to cover the entire inner peripheral surface of the slot surrounded by the teeth and the outer core, so that the insulation can be enhanced. In addition, since the teeth and the insulator are both integrated, the number of parts when assembling the stator can be reduced, and the assembling work of the stator can be facilitated.
[0023]
According to invention of
[0024]
According to the third aspect of the present invention, it is possible to easily and flexibly configure the connecting portion between the teeth only by forming the connecting portion in a curved shape.
According to the fourth and eighth aspects of the present invention, the teeth whose base end portions are connected to the outer core are formed independently of each other. An insulator attached to such a tooth extends in the circumferential direction from an axially extending end portion of the slot inner covering portion that extends in the axial direction and covers the inner peripheral surface of the slot surrounded by the teeth and the outer core. A tooth end surface covering portion that connects adjacent in-slot covering portions and covers at least one end surface of the teeth in the axial direction is integrated into an annular shape or a belt shape in the circumferential direction, and independent teeth are assembled. The in-slot covering portion has a slit in a portion covering the inner peripheral surface of the outer core, and an insulator side connecting portion located between the teeth is formed to be bendable so that the in-slot covering portion can be expanded from the slit. The
[0025]
When assembling the stator having such a configuration, first, the teeth are each assembled to the insulator. Next, the insulator-side connecting portion is bent to expand the in-slot covering portion of the insulator on both sides of the tooth around which the winding is wound, and a nozzle for winding the winding from the base end side of the tooth is provided. The winding is wound by being inserted, and after the winding, the teeth and the in-slot covering portion are returned to the original state. By repeating these steps, the winding is wound around all the teeth. Then, the teeth around which the windings are wound are connected to the outer core, and the stator is completed.
[0026]
As a result, it is possible to wind the winding by expanding the teeth on both sides of the teeth around which the winding is wound and the coating in the slot, so that the winding work is easy and the winding is wound in the slot. Since the winding can be wound around the teeth without considering the space for the nozzle for the purpose, the space factor of the winding can be increased. Further, by winding the winding in this way, the in-slot covering portion can be formed to cover the entire inner peripheral surface of the slot surrounded by the teeth and the outer core, so that the insulation can be enhanced. In addition, since the independent teeth are integrally assembled to the integrated insulator, the number of parts when the stator is assembled can be reduced, and the assembly work of the stator can be facilitated.
[0027]
According to the invention described in
[0028]
According to the sixth aspect of the present invention, it is possible to easily and flexibly configure the insulator-side connecting portion by simply forming the insulator-side connecting portion in a curved shape.
[0029]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
A first embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0030]
1 and 2 show a rotating magnetic field type electric motor 1. An annular stator (stator) 3 is fixed in the
[0031]
As shown in FIGS. 3 and 4, portions where the winding 8 can contact the
[0032]
The
[0033]
Further, as shown in FIG. 3, the slot
[0034]
The connecting
[0035]
As described above, the
[0036]
A winding 8 is wound around each
Here, the winding method of the present embodiment will be described with reference to FIGS.
[0037]
As shown in FIG. 5, first and
Next, as shown in FIG. 6, the
[0038]
Next, as shown in FIG. 7, the
[0039]
As shown in FIGS. 1 and 2, a rotor (rotor) 15 is rotatably accommodated inside the
[0040]
As described above, the electric motor 1 (stator 3) of the present embodiment has the following characteristics.
(1) The
[0041]
And when assembling the
[0042]
As a result, the
[0043]
(2) Since the winding 8 can be continuously wound over the plurality of
(3) When winding the winding 8, the
[0044]
(4) Since all the
(5) The connecting
[0045]
(6) Since the
(7) The connecting
[0046]
(Second Embodiment)
Hereinafter, a second embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. For convenience of explanation, the same components as those in the above embodiment are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
[0047]
In this embodiment, as shown in FIG. 8, the shape of the
[0048]
More specifically, the
[0049]
And the
[0050]
Even if it does in this way, the effect similar to the said 1st Embodiment can be acquired. In this embodiment, since only one
[0051]
(Third embodiment)
Hereinafter, a third embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. For convenience of explanation, the same reference numerals are given to the same components as those in the above-described embodiment, and the explanation is omitted.
[0052]
In the present embodiment, as shown in FIG. 9, the shape of the
[0053]
More specifically, the
[0054]
And the
[0055]
Even if it does in this way, while being able to acquire the effect similar to the said 1st Embodiment, since the
[0056]
(Fourth embodiment)
Hereinafter, a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. For convenience of explanation, the same components as those in the above embodiment are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
[0057]
In the present embodiment, as shown in FIG. 10, the
[0058]
More specifically, the
[0059]
And when assembling the
[0060]
Even if it does in this way, the effect similar to the said 1st Embodiment can be acquired. In the present embodiment, the
[0061]
(Fifth embodiment)
Hereinafter, a fifth embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. For convenience of explanation, the same components as those in the above embodiment are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
[0062]
In the present embodiment, as shown in FIG. 11, the shape of the
More specifically, the
[0063]
And the
[0064]
Even if it does in this way, the effect similar to the said 1st Embodiment can be acquired.
In addition, you may change embodiment of this invention as follows.
In the above embodiment, the connecting
[0065]
In the above embodiment, the
[0066]
In the above embodiment, the
[0067]
In the above embodiment, the connecting
In the above embodiment, both the
[0068]
The technical idea that can be grasped from each of the above embodiments will be described below.
(A) In the stator of the rotating field type electric motor according to any one of claims 1 to 6, the outer core and the teeth are formed by laminating a plurality of plate-like members. Electric motor stator.
[0069]
(B) An annular outer core, teeth that are connected to the core so that the distal end faces the center of the outer core, and a plurality of teeth are arranged at predetermined intervals in the circumferential direction; An insulator that is attached to a stator of a rotating magnetic field type motor including a wound winding and that insulates and coats the teeth, and has an inner circumferential surface that extends in the axial direction and is surrounded by the teeth and the outer core. An in-slot covering portion that extends in the circumferential direction and connects the adjacent in-slot covering portions in the circumferential direction and has a tooth end surface covering portion that covers at least one end face in the axial direction of the teeth. Further, the slot inner covering portion has a slit at a portion covering the outer peripheral surface of the outer core, and the slit inner portion is formed in the slot. An insulator, characterized in that an insulator side connecting portion located between the teeth is formed so as to be bendable so that the covering portion can be expanded.
[0070]
(C) The insulator according to (b), wherein the insulator-side connecting portion is formed to be elastically bendable.
[0071]
(D) The insulator according to (c) above, wherein the insulator side connecting portion is formed in a curved shape.
(E) A rotating field type electric motor comprising the stator according to any one of claims 1 to 6.
[0072]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, in the stator of a rotating field type electric motor in which the outer core and the teeth are separated and the winding is wound around the teeth and then connected to each other, the stator is fixed. To provide a stator for a rotating magnetic field type electric motor and a method for manufacturing the same, which can easily achieve both the assembly work and winding work of the child, the improvement of the space factor of the winding, and the improvement of insulation by the insulator. it can.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a rotating field motor according to a first embodiment.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line AA of FIG.
FIG. 3 is an enlarged view of a stator.
FIG. 4 is an exploded perspective view of a stator.
FIG. 5 is an explanatory diagram for explaining an assembly procedure of the stator.
FIG. 6 is an explanatory diagram for explaining an assembly procedure of the stator.
FIG. 7 is an explanatory diagram for explaining an assembly procedure of the stator.
FIG. 8 is an exploded perspective view of a stator according to a second embodiment.
FIG. 9 is an exploded perspective view of a stator according to a third embodiment.
FIG. 10 is an exploded perspective view of a stator according to a fourth embodiment.
FIG. 11 is an exploded perspective view of a stator according to a fifth embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Rotary magnetic field type | mold motor, 3 ... Stator, 4 ... Outer core, 5 ... Teeth, 5b ... Connection part as a connection part between teeth, 8 ... Winding | winding, 9, 10 ... 1st, 2nd insulator as an insulator, DESCRIPTION OF
Claims (8)
先端部が前記アウタコアの中心部に向くように基端部が該コアに連結され、周方向に所定間隔を以って複数配置されるティースと、
前記ティースに装着され、該ティースを絶縁被覆するインシュレータと、
前記インシュレータにて絶縁被覆された前記ティースに巻回される巻線と
を備えた回転磁界型電動機の固定子であって、
前記ティースは、隣接するティースと先端部同士が互いに連結されて円環状をなし、そのティース間連結部は、隣接するティースの基端部間が拡開可能となるように屈曲可能に形成されており、
前記インシュレータは、軸方向に延びて前記ティース及び前記アウタコアで囲まれるスロット内周面を被覆するスロット内被覆部と、そのスロット内被覆部の軸方向一端から周方向に延びて隣接するスロット内被覆部を連結するとともに前記ティースの少なくとも軸方向一方の端面を被覆するティース端面被覆部とを有して円環状若しくは周方向に帯状に一体化されて前記円環状をなすティースと組み付けられ、更にそのスロット内被覆部は、前記アウタコア内周面を被覆する部位にスリットを有するとともに、そのスリットから該スロット内被覆部を拡開可能とすべく前記ティースの先端部側のティース間に位置するインシュレータ側連結部が屈曲可能に形成されていることを特徴とする回転磁界型電動機の固定子。An annular outer core,
Teeth whose base end is connected to the core so that the tip is directed to the center of the outer core, and a plurality of teeth are arranged at predetermined intervals in the circumferential direction;
An insulator attached to the teeth and insulatingly covering the teeth;
A stator of a rotating magnetic field type electric motor comprising a winding wound around the teeth insulated by the insulator;
The teeth are adjacent to each other and the tip portions are connected to each other to form an annular shape, and the connecting portion between the teeth is formed to be bendable so that the base end portion of the adjacent teeth can be expanded. And
The insulator extends in the axial direction and covers a slot inner peripheral surface surrounded by the teeth and the outer core, and an adjacent slot inner coating extends in the circumferential direction from one axial end of the slot inner covering portion. And a tooth end surface covering portion that covers at least one end surface in the axial direction of the teeth, and is integrated with the teeth that are integrated in an annular shape or a belt shape in the circumferential direction, and further, The in-slot covering portion has a slit in a portion covering the inner peripheral surface of the outer core, and an insulator side positioned between the teeth on the tip end side of the teeth so that the in-slot covering portion can be expanded from the slit. A stator of a rotating field type electric motor characterized in that the connecting portion is formed to be bendable.
前記ティース間連結部は、弾性的に屈曲可能に形成されていることを特徴とする回転磁界型電動機の固定子。In the stator of the rotating field type electric motor according to claim 1,
The inter-tooth connecting portion is formed so as to be elastically bendable.
前記ティース間連結部は、湾曲状に形成されていることを特徴とする回転磁界型電動機の固定子。In the stator of the rotating field type electric motor according to claim 2,
The inter-tooth connecting portion is formed in a curved shape, and is a stator of a rotating magnetic field type electric motor.
先端部が前記アウタコアの中心部に向くように基端部が該コアに連結され、周方向に所定間隔を以って複数配置されるティースと、
前記ティースに装着され、該ティースを絶縁被覆するインシュレータと、
前記インシュレータにて絶縁被覆された前記ティースに巻回される巻線と
を備えた回転磁界型電動機の固定子であって、
前記ティースは、互いに独立して形成されており、
前記インシュレータは、軸方向に延びて前記ティース及び前記アウタコアで囲まれるスロット内周面を被覆するスロット内被覆部と、そのスロット内被覆部の軸方向一端から周方向に延びて隣接するスロット内被覆部を連結するとともに前記ティースの少なくとも軸方向一方の端面を被覆するティース端面被覆部とを有して円環状若しくは周方向に帯状に一体化されて前記独立したティースがそれぞれ組み付けられ、更にそのスロット内被覆部は、前記アウタコア内周面を被覆する部位にスリットを有するとともに、そのスリットから該スロット内被覆部を拡開可能とすべく前記ティースの先端部側のティース間に位置するインシュレータ側連結部が屈曲可能に形成されていることを特徴とする回転磁界型電動機の固定子。An annular outer core,
Teeth whose base end is connected to the core so that the tip is directed to the center of the outer core, and a plurality of teeth are arranged at predetermined intervals in the circumferential direction;
An insulator attached to the teeth and insulatingly covering the teeth;
A stator of a rotating magnetic field type electric motor comprising a winding wound around the teeth insulated by the insulator;
The teeth are formed independently of each other,
The insulator extends in the axial direction and covers a slot inner peripheral surface surrounded by the teeth and the outer core, and an adjacent slot inner coating extends in the circumferential direction from one axial end of the slot inner covering portion. And a tooth end surface covering portion that covers at least one end surface in the axial direction of the teeth and is integrated into an annular shape or a belt shape in the circumferential direction, and the independent teeth are assembled to each other. The inner covering portion has a slit in a portion covering the inner peripheral surface of the outer core, and an insulator side connection located between the teeth on the tip end side of the teeth so that the inner covering portion of the slot can be expanded from the slit. A stator of a rotating field type electric motor characterized in that the portion is formed to be bendable.
前記インシュレータ側連結部は、弾性的に屈曲可能に形成されていることを特徴とする回転磁界型電動機の固定子。In the stator of the rotating field type electric motor according to any one of claims 1 to 4,
The insulator-side coupling portion is formed to be elastically bendable, and is a stator of a rotating field type electric motor.
前記インシュレータ側連結部は、湾曲状に形成されていることを特徴とする回転磁界型電動機の固定子。In the stator of the rotating field type electric motor according to claim 5,
The stator of a rotating field type electric motor, wherein the insulator side connecting portion is formed in a curved shape.
先端部が前記アウタコアの中心部に向くように基端部が該コアに連結され、周方向に所定間隔を以って複数配置されるティースと、
前記ティースに装着され、該ティースを絶縁被覆するインシュレータと、
前記インシュレータにて絶縁被覆された前記ティースに巻回される巻線と
を備え、
前記ティースは、隣接するティースと先端部同士が互いに連結されて円環状をなし、そのティース間連結部は、隣接するティースの基端部間が拡開可能となるように屈曲可能に形成されており、
前記インシュレータは、軸方向に延びて前記ティース及び前記アウタコアで囲まれるスロット内周面を被覆するスロット内被覆部と、そのスロット内被覆部の軸方向一端から周方向に延びて隣接するスロット内被覆部を連結するとともに前記ティースの少なくとも軸方向一方の端面を被覆するティース端面被覆部とを有して円環状若しくは周方向に帯状に一体化されて前記円環状をなすティースと組み付けられ、更にそのスロット内被覆部は、前記アウタコア内周面を被覆する部位にスリットを有するとともに、そのスリットから該スロット内被覆部を拡開可能とすべく前記ティースの先端部側のティース間に位置するインシュレータ側連結部が屈曲可能に形成されている回転磁界型電動機の固定子の製造方法であって、
前記ティースと前記インシュレータとを組み付ける工程と、
前記巻線を巻回する前記ティースの両側のスロット内被覆部を拡開するように前記ティース間連結部及び前記インシュレータ側連結部を屈曲し、その後、該ティースに巻線を巻回してティース及びインシュレータを元の状態に戻し、これを全ティースに繰り返す工程と、
前記巻線を巻回した前記ティースを前記アウタコアと連結固定する工程と
を備えていることを特徴とする回転磁界型電動機の固定子の製造方法。An annular outer core,
Teeth whose base end is connected to the core so that the tip is directed to the center of the outer core, and a plurality of teeth are arranged at predetermined intervals in the circumferential direction;
An insulator attached to the teeth and insulatingly covering the teeth;
A winding wound around the tooth that is insulation-coated with the insulator;
The teeth are adjacent to each other and the tip portions are connected to each other to form an annular shape, and the connecting portion between the teeth is formed to be bendable so that the base end portion of the adjacent teeth can be expanded. And
The insulator extends in the axial direction and covers a slot inner peripheral surface surrounded by the teeth and the outer core, and an adjacent slot inner coating extends in the circumferential direction from one axial end of the slot inner covering portion. And a tooth end surface covering portion that covers at least one end surface in the axial direction of the teeth, and is integrated with the teeth that are integrated in an annular shape or a belt shape in the circumferential direction, and further, The in-slot covering portion has a slit in a portion covering the inner peripheral surface of the outer core, and an insulator side positioned between the teeth on the tip end side of the teeth so that the in-slot covering portion can be expanded from the slit. A method for manufacturing a stator of a rotating magnetic field type motor in which a connecting portion is formed to be bendable,
Assembling the teeth and the insulator;
The inter-tooth connecting portion and the insulator-side connecting portion are bent so as to expand the in-slot covering portions on both sides of the teeth around which the winding is wound, and then the winding is wound around the teeth to Returning the insulator to its original state and repeating this for all teeth;
And a step of coupling and fixing the teeth wound with the winding with the outer core.
先端部が前記アウタコアの中心部に向くように基端部が該コアに連結され、周方向に所定間隔を以って複数配置されるティースと、
前記ティースに装着され、該ティースを絶縁被覆するインシュレータと、
前記インシュレータにて絶縁被覆された前記ティースに巻回される巻線と
を備え、
前記ティースは、互いに独立して形成されており、
前記インシュレータは、軸方向に延びて前記ティース及び前記アウタコアで囲まれるスロット内周面を被覆するスロット内被覆部と、そのスロット内被覆部の軸方向一端から周方向に延びて隣接するスロット内被覆部を連結するとともに前記ティースの少なくとも軸方向一方の端面を被覆するティース端面被覆部とを有して円環状若しくは周方向に帯状に一体化されて前記独立したティースがそれぞれ組み付けられ、更にそのスロット内被覆部は、前記アウタコア内周面を被覆する部位にスリットを有するとともに、そのスリットから該スロット内被覆部を拡開可能とすべく前記ティースの先端部側のティース間に位置するインシュレータ側連結部が屈曲可能に形成されている回転磁界型電動機の固定子の製造方法であって、
前記ティースと前記インシュレータとを組み付ける工程と、
前記巻線を巻回する前記ティースの両側のスロット内被覆部を拡開するように前記インシュレータ側連結部を屈曲し、その後、該ティースに巻線を巻回してインシュレータを元の状態に戻し、これを全ティースに繰り返す工程と、
前記巻線を巻回した前記ティースを前記アウタコアと連結固定する工程と
を備えていることを特徴とする回転磁界型電動機の固定子の製造方法。An annular outer core,
Teeth whose base end is connected to the core so that the tip is directed to the center of the outer core, and a plurality of teeth are arranged at predetermined intervals in the circumferential direction;
An insulator attached to the teeth and insulatingly covering the teeth;
A winding wound around the tooth that is insulation-coated with the insulator;
The teeth are formed independently of each other,
The insulator extends in the axial direction and covers a slot inner peripheral surface surrounded by the teeth and the outer core, and an adjacent slot inner coating extends in the circumferential direction from one axial end of the slot inner covering portion. And a tooth end surface covering portion that covers at least one end surface in the axial direction of the teeth and is integrated into an annular shape or a belt shape in the circumferential direction, and the independent teeth are assembled to each other. The inner covering portion has a slit in a portion covering the inner peripheral surface of the outer core, and an insulator side connection located between the teeth on the tip end side of the teeth so that the inner covering portion of the slot can be expanded from the slit. A method of manufacturing a stator of a rotating field type motor in which a portion is formed to be bendable,
Assembling the teeth and the insulator;
Bending the insulator side connecting portion so as to expand the in-slot covering portions on both sides of the teeth around which the winding is wound, and then winding the winding around the teeth to return the insulator to the original state, The process of repeating this for all teeth,
And a step of coupling and fixing the teeth wound with the winding with the outer core.
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