JP3815673B2 - 電波発生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ミリ波などの電波を発生する電波発生装置に関し、特に、スペクトル幅が極めて狭い電波を発生できるようにする電波発生装置に関する。
【0002】
モバイル機器などでは電波を使って情報をやり取りする。このとき、多重化通信を実現すべく、電波の周波数を分割して複数のチャンネルを実現するという構成を採っている。これから、このチャンネル数を増加させるには、各チャンネルを構成する電波のスペクトル幅を狭くする必要がある。
【0003】
このようなことを背景にして、スペクトル幅がなるべく狭くなる電波を発生できるようにする新たな電波発生技術の構築が叫ばれている。
【0004】
【従来の技術】
従来では、様々な方法で電波を発生するようにしているが、いずれの方法を用いる場合にあっても、従来の電波発生技術で発生される電波のスペクトル幅は数MHz程度といったように非常に大きなものとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の電波発生技術に従っていると、発生電波のスペクトル幅が非常に大きなものとなる。
【0006】
これから、電波の周波数を分割して複数のチャンネルを実現するという構成を採る場合、チャンネル間の干渉を防ぐために、隣同士のチャンネル間の周波数の差を大きくしなければならず、これがためにチャンネル数を多くできないという問題点がある。
【0007】
このようなことを背景にして、最近、高速なフォトダイオードを用いた電波発生の試みが学会で発表されるようになってきているが、周波数バンドが狭いといった問題点があり、実用性に乏しいというのが実情である。
【0008】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、スペクトル幅が極めて狭い電波を発生できるようにする新たな電波発生装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明の電波発生装置は、(1)1つのレーザ光から、波長の隔たりが発生電波の周波数と一致する2つのレーザ光を生成するレーザ光生成手段と、(2)入力する光強度に応じて屈折率を非線形に変化させる光学導波路で構成されて、レーザ光生成手段の生成した2つのレーザ光を入力として、その2つのレーザ光の波長の隔たりに応じた周波数を持つ電波を発生する電波発生手段と、(3)電波発生手段の光学導波路に当接あるいは規定以下の隙間を持つ形態で配設される金属のストリップ導波路で構成され、その光学導波路の導波路方向から突出する形態で設けられる突出部を有して、その突出部から電波発生手段により発生された電波を取り出す電波取出手段とを備えるように構成する。
【0010】
この構成を採るときに、電波発生手段は、リチウム・ナイオベートの基板にチタンが拡散されることにより構成される光学導波路で構成されることがある。
また、レーザ光生成手段は、発生電波の周波数の1/2の周波数のバイアス信号でもって入力レーザ光の光強度を変調する光強度変調器と、その光強度変調器の出力するレーザ光をフィルタリングする光学的フィルタとで構成されることがある。
【0015】
このように構成される本発明の電波発生装置では、レーザ光生成手段は、例えば、発生電波の周波数の1/2の周波数のバイアス信号でもって入力レーザ光の光強度を変調する光強度変調器と、その光強度変調器の出力するレーザ光をフィルタリングする光学的フィルタという構成に従って、1つのレーザ光から、波長の隔たりが発生電波の周波数と一致する2つのレーザ光を生成する。
【0016】
これを受けて、電波発生手段は、レーザ光生成手段の生成した2つのレーザ光を入力として、光学導波路の持つ非線形光学効果に従って、その2つのレーザ光の波長の隔たりに応じた周波数を持つ電波を発生し、これを受けて、電波取出手段は、金属のストリップ導波路の持つ突出部からその発生した電波を出力することにより、その発生した電波を取り出す。
【0017】
このようにして、本発明の電波発生装置では、波長の隔たりが発生電波の周波数と一致するスペクトル幅の極めて狭い2つのレーザ光を、非線形光学効果を示す光学導波路に入力することで電波を発生するという構成を採ることから、スペクトル幅が極めて狭い電波を発生できるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に従って本発明を詳細に説明する。
【0019】
図1に、本発明を具備するミリ波発生装置の一実施形態例を図示する。
【0020】
本発明のミリ波発生装置は、スペクトル幅が極めて狭いミリ波を発生するものであって、このスペクトル幅が極めて狭いミリ波の発生を実現するために、レーザ光源1と、光強度変調器2と、ファブリーペロー干渉フィルタ3と、ファイバアンプ4と、バンドパスフィルタ5と、LN光学導波路6と、ミリ波増幅アンプ7とを備える。
【0021】
ここで、図中に示す8はスペクトルアナライザーであって、本発明の有効性を検証すべく備えられるものである。また、レーザ光源1と光強度変調器2との間には、好ましくは偏波面コントローラが備えられることになる。
【0022】
次に、本発明のミリ波発生装置の実現のために備えられる各構成要素について詳細に説明する。
【0023】
(1)レーザ光源1
レーザ光源1は、例えば1554.1nmのレーザ光を連続発振する。
【0024】
(2)光強度変調器2
光強度変調器2は、レーザ光源1の発生するレーザ光(1554.1nmのレーザ光)を入力として、発生電波の周波数の1/2の周波数のバイアス信号でもって入力レーザ光の光強度を変調する。
【0025】
この動作に従って、光強度変調器2は、例えば40GHzのミリ波を発生するときには、20GHzのバイアス信号でもって入力レーザ光の光強度を変調することで、キャリアのレーザ光(1554.1nmのレーザ光)を中心として、20GHzずつ離れた波長位置に光強度のピークを持つレーザ光を生成する。
【0026】
なお、図中に示す50Ωは、50Ωのターミネイターを示している。
【0027】
(3)ファブリーペロー干渉フィルタ3
ファブリーペロー干渉フィルタ3は、光強度変調器2の出力するレーザ光を入力として、ファブリーペロー干渉計の構成に従って、その入力するレーザ光の中から、キャリアのレーザ光(1554.1nmのレーザ光)に最も近いピークを持つ2つのレーザ光のみを透過させる。
【0028】
光強度変調器2が20GHzのバイアス信号でもって入力レーザ光の光強度を変調する場合、光強度変調器2の出力するレーザ光には、キャリアのレーザ光(1554.1nmのレーザ光)の他に、キャリアのレーザ光を中心として20GHzずつ離れた波長位置に光強度のピークを持つレーザ光が生成されることになるので、ファブリーペロー干渉フィルタ3は、ファブリーペロー干渉計の構成に従って、その中から、キャリアのレーザ光に最も近いピークを持つ2つのレーザ光のみを透過させるのである。
【0029】
(4)ファイバアンプ4
ファイバアンプ4は、エルビウムがドープされた光ファイバで構成されて、ファブリーペロー干渉フィルタ3の出力するレーザ光を例えば5mWへと増幅する。
【0030】
(5)バンドパスフィルタ5
バンドパスフィルタ5は、例えば1554±1.5nm のみの光を透過させる3nmのバンドパスフィルタで構成されて、ファイバアンプ4により発生された光ノイズを除去する。
【0031】
(6)LN光学導波路6
LN光学導波路6は、▲1▼非線形光学効果を示すリチウム・ナイオベート(LiNbO3) の基板にチタンが拡散されることで構成される光学導波路60(例えば、光路長0.04mで、断面積7.85×10-11 m2)と、▲2▼光学導波路60に好ましくは当接する形態で配設されて、ミリ波の出力口となる突出部62を有する金属のストリップ導波路61とで構成されて、バンドパスフィルタ5の出力するレーザ光(例えば波長の隔たりが40GHzとなる2つのレーザ光から構成される)の入力に応答して例えば40GHzのミリ波を生成して、それを突出部62から出力する。
【0032】
ここで、ストリップ導波路61は、光学導波路60に当接する形態で配設される必要はなく、光学導波路60との間に規定以下の隙間を持つ形態で配設されてもよい。但し、光学導波路60に当接する形態で配設されると、発生するミリ波の損失が少なくなることを実現できるので好ましい。
【0033】
(7)ミリ波増幅アンプ7
ミリ波増幅アンプ7は、LN光学導波路6から出力されるミリ波(MMW)を増幅する。
【0034】
なお、スペクトルアナライザー8は、上述したように、本発明の有効性を検証すべく設けられて、ミリ波増幅アンプ7の増幅するミリ波のスペクトル解析を行う。
【0035】
次に、このように構成される本発明のミリ波発生装置の動作について説明する。
【0036】
光強度変調器2は、レーザ光源1の発生するレーザ光(1554.1nmのレーザ光)を入力すると、例えば40GHzのミリ波を発生するときには、20GHzのバイアス信号でもって入力レーザ光の光強度を変調することで、キャリアのレーザ光(1554.1nmのレーザ光)を中心として、20GHzずつ離れた波長位置に光強度のピークを持つレーザ光を生成して出力する。
【0037】
この光強度変調器2の出力するレーザ光を受けて、ファブリーペロー干渉フィルタ3は、ファブリーペロー干渉計の構成に従って、光強度変調器2の出力するレーザ光の中から、キャリアのレーザ光に最も近いピークを持つ2つのレーザ光のみを透過させる。
【0038】
光強度変調器2が20GHzのバイアス信号でもって入力レーザ光の光強度を変調する場合、光強度変調器2の出力するレーザ光には、キャリアのレーザ光(1554.1nmのレーザ光)の他に、キャリアのレーザ光を中心として20GHzずつ離れた波長位置に光強度のピークを持つレーザ光が生成されることになるので、ファブリーペロー干渉フィルタ3は、ファブリーペロー干渉計の構成に従って、図2に示すように、その中から、キャリアのレーザ光に最も近いピークを持つ2つのレーザ光(図2中の▲1▼のレーザ光(波長1554.25nm)と、▲2▼のレーザ光(波長1553.95nm)) のみを透過させるのである。
【0039】
なお、図2では、キャリアのレーザ光に最も近いピークを持つ2つのレーザ光以外のレーザ光もある程度透過してしまっているが、これは、ファブリーペロー干渉フィルタ3の調整が十分でないからであり、この調整が十分行われると、これらのレーザ光はかなりなレベルで遮断できることになる。
【0040】
このとき透過させる2つのレーザ光の波長の隔たりは、図2に示すように40GHzとなる。そして、このとき透過させる2つのレーザ光のスペクトル幅は、図中に示すように、おおよそ0.007nm と極めて狭いものとなっている。
【0041】
このファブリーペロー干渉フィルタ3の出力するレーザ光を受けて、ファイバアンプ4は、ファブリーペロー干渉フィルタ3の出力するレーザ光を例えば5mWへと増幅し、これを受けて、バンドパスフィルタ5は、ファイバアンプ4により発生された光ノイズを除去しつつ、ファイバアンプ4の増幅したレーザ光をLN光学導波路6の光学導波路60へと入力する。
【0042】
このようにして、LN光学導波路6の光学導波路60には、波長の隔たりが例えば40GHzとなる2つのレーザ光から構成されるレーザ光が入力されることになる。
【0043】
この波長の隔たりが40GHzとなる2つのレーザ光から構成されるレーザ光の入力を受けて、LN光学導波路6の光学導波路60では、非線形光学効果に従ってミリ波が発生して、そのようにして発生したミリ波はストリップ導波路61の突出部62から出力される。
【0044】
このようにして、LN光学導波路6は、バンドパスフィルタ5の出力するレーザ光(例えば波長の隔たりが40GHzとなる2つのレーザ光から構成される)の入力に応答して例えば40GHzのミリ波を生成して、それを突出部62から出力するように動作するのである。
【0045】
図3に、このようにして発生したミリ波のスペクトル解析の実験結果(スペクトルアナライザー8により得られた解析結果)を図示する。
【0046】
このスペクトル解析の実験結果から、LN光学導波路6の発生する40GHzのミリ波は、約3kHzという極めて狭いスペクトル幅を持つミリ波であるということが検証できた。
【0047】
これから、本発明のミリ波発生装置を用いると、電波の周波数を分割して複数のチャンネルを実現するという構成を採る場合に、隣同士のチャンネル間の周波数の差を従来に比べて極めて小さくすることができることで、チャンネル数を大きく増加させることができるようになることが検証できた。
【0048】
図4及び図5に、本発明のミリ波発生装置の有効性を検証するために行ったその他の実験の結果を図示する。
【0049】
図4に示す実験結果は、LN光学導波路6に入力するレーザ光のパワーを変化させたときに、発生するミリ波のパワーがどのように変化するのかを調べた実験の結果である。
【0050】
この実験は40GHzのミリ波を発生することで行った。図4の横軸はLN光学導波路6に入力するレーザ光のパワーを示し、縦軸は発生ミリ波のパワーを示している。
【0051】
この実験結果から、発生ミリ波のパワーは、LN光学導波路6に入力するレーザ光のパワーにほぼ比例することが検証できた。
【0052】
図5に示す実験結果は、LN光学導波路6に入力するレーザ光の持つ波長の隔たりを変化させたときに、発生するミリ波のパワーがどのように変化するのかを調べた実験の結果である。
【0053】
この実験は10GHz〜40GHzのミリ波を発生することで行った。図5の横軸はLN光学導波路6に入力するレーザ光の持つ波長の隔たりを示し、縦軸は発生ミリ波のパワーを示している。
【0054】
この実験結果から、10GHzから40GHzの間の広い周波数範囲で、安定したパワーのミリ波を発生できることが検証できた。なお、発生するミリ波の周波数が増加するに従ってパワーが減少しているのは、ストリップ導波路61の特性によるものと考えられる。
【0055】
以上説明したことから分かるように、本発明のミリ波発生装置によれば、スペクトル幅が極めて狭いミリ波を発生できるようになるとともに、広い周波数範囲のミリ波を発生できることになり、これにより、図6に示すように、光通信ネットワークと電波通信ネットワークとの間の通信を効率的に実現できるようになる。
【0056】
図7に、本発明に関連するミリ波発生装置の装置構成を図示する。
【0057】
ここで、図中、図1で説明したものと同じものについては同一の記号で示してある。但し、光学導波路60の大きさについては、図1の実施形態例のものと若干異なっている(光路長0.05mで、断面積4.2×10-11 m2)。また、図中に示すP.Cは偏波面コントローラである。
【0058】
この図に示すミリ波発生装置では、LN光学導波路6の発生するミリ波を取り出すための手段として、ストリップ導波路61の代わりにミリ波導波管63を用いるとともに、LN光学導波路6の形状に工夫を凝らしている。
【0059】
図8に、この装置構成を実現する場合のLN光学導波路6の一構成例を図示する。
【0060】
この図8に示すLN光学導波路6では、ストリップ導波路61の代わりに、LN光学導波路6を取り囲む形態で配設されるミリ波導波管63を用意することで、LN光学導波路6の発生するミリ波を外部に取り出すという構成を採っている。
【0061】
このとき、LN光学導波路6の光学導波路60から放射されるミリ波がリチウム・ナイオベート基板(図中に示すLN)の内部を伝播してミリ波導波管63に放射されていくことになるが、その放射を効率的なものとするために、図8に示すように、ミリ波の放射端となるリチウム・ナイオベート基板の先端部分がテーパ形状を有するように構成されている。
【0062】
また、LN光学導波路6の光学導波路60を伝播するレーザ光はTE波しか存在しないとともに、ミリ波導波管63を伝播するミリ波の示す電界は図9(a)中の破線で示すようになることから、発生するミリ波の損失を少なくするために、図9(a)に示すように、光学導波路60を伝播するレーザ光の示す電界と、ミリ波導波管63を伝播するミリ波の示す電界とが平行となる形になるようにと、ミリ波導波管63を配置するという構成を採ることが好ましい。
【0063】
また、LN光学導波路6の表面からリチウム・ナイオベート基板の外部に放射されるミリ波をリチウム・ナイオベート基板のテーパ形状部分に効率的に伝播させるために、図9(b)に示すように、光学導波路60に当接する形態でテフロン(登録商標)やアルミナなどの誘電体を配設するという構成を採ったり、図9(c)に示すように、光学導波路60の配置面と対向する面に当接する形態でテフロンやアルミナなどの誘電体を配設するという構成を採ることが好ましい。
【0064】
このとき、その誘電体を光学導波路60に当接する形態で配設するのではなくて、光学導波路60との間に規定以下の隙間を持つ形態で配設してもよい。但し、光学導波路60に当接する形態で配設すると、ミリ波の損失が少なくなることを実現できるので好ましい。
【0065】
図示実施形態例に従って本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、実施形態例では、光強度変調器2を使って、波長の隔たりが発生ミリ波の周波数と一致する2つのレーザ光を生成して、それをLN光学導波路6に入力するという構成を採ったが、光強度変調器2以外のものを使って、波長の隔たりが発生ミリ波の周波数と一致する2つのレーザ光を生成して、それをLN光学導波路6に入力するという構成を採ってもよい。
【0066】
また、実施形態例では、リチウム・ナイオベートで構成される光学導波路60を使ってミリ波を発生するという構成を採ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の非線形光学効果を示す光学導波路を使ってミリ波を発生するという構成を採ってもよい。
【0067】
そして、実施形態例では、ミリ波の発生を具体例にして本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の波長領域の電波に対しても適用できるものである。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、スペクトル幅が極めて狭い電波を発生できるようになるとともに、広い周波数範囲の電波を発生できるようになる。
【0069】
これから、本発明の電波発生装置を用いることで、レーザ光という光信号を使って電波を生成するという構成を採ることから、光通信ネットワークと電波通信ネットワークとの間の通信を効率的に実現できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例である。
【図2】ファブリーペロー干渉フィルタの出力するレーザ光の説明図である。
【図3】実験結果の説明図である。
【図4】実験結果の説明図である。
【図5】実験結果の説明図である。
【図6】本発明の適用される通信システムの説明図である。
【図7】 本発明に関連するミリ波発生装置の装置構成図である。
【図8】LN光学導波路の説明図である。
【図9】LN光学導波路の説明図である。
【符号の説明】
1 レーザ光源
2 光強度変調器
3 ファブリーペロー干渉フィルタ
4 ファイバアンプ
5 バンドパスフィルタ
6 LN光学導波路
7 ミリ波増幅アンプ
8 スペクトルアナライザー
60 光学導波路
61 ストリップ導波路
62 突出部
63 ミリ波導波管
Claims (3)
- 規定の波長の電波を発生する電波発生装置であって、
1つのレーザ光から、波長の隔たりが発生電波の周波数と一致する2つのレーザ光を生成するレーザ光生成手段と、
入力する光強度に応じて屈折率を非線形に変化させる光学導波路で構成されて、上記2つのレーザ光を入力として、上記波長の隔たりに応じた周波数を持つ電波を発生する電波発生手段と、
上記光学導波路に当接あるいは規定以下の隙間を持つ形態で配設される金属のストリップ導波路で構成され、上記光学導波路の導波路方向から突出する形態で設けられる突出部を有して、該突出部から上記電波発生手段により発生された電波を取り出す電波取出手段とを備えることを、
特徴とする電波発生装置。 - 請求項1記載の電波発生装置において、
上記電波発生手段は、リチウム・ナイオベートの基板にチタンが拡散されることにより構成される光学導波路で構成されることを、
特徴とする電波発生装置。 - 請求項1又は2記載の電波発生装置において、
上記レーザ光生成手段は、発生電波の周波数の1/2の周波数のバイアス信号でもって入力レーザ光の光強度を変調する光強度変調器と、該光強度変調器の出力するレーザ光をフィルタリングする光学的フィルタとで構成されることを、
特徴とする電波発生装置。
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