JP3815497B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、脱臭材料を用いて吸引した塵埃の臭気を除去し、排気の臭気を低減することと、除塵機能を有する電気掃除機に関するものである。
従来から電気掃除機の排気脱臭に関しては、排気経路に脱臭フィルターを搭載する構成のものが提案されており、近年では光触媒の酸化作用により脱臭する思想のものが見受けられる(例えば、特許文献1参照)。
また、塵埃分離部と、塵埃分離部を通過した空気に含まれる細塵を捕捉するプリーツ状のフィルターと、電源コードの巻き取り動作に連動して回転するギアと、前記ギアに設けられた突起とを備え、電源コードの巻き取り時に、前記ギアが回転し、突起がフィルターのプリーツを乗り越えながら、フィルターの後面を回転移動する事により、フィルターに振動を与え、フィルターに付着した塵埃を落下させるようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
特許第3238055号公報 特許第3490081号公報
しかしながら、上記の排気経路に脱臭フィルターを搭載する方法では、電気掃除機の吸引量が大きいため、脱臭フィルターと臭気を含む排気空気との接触時間が短くなり、脱臭効率が小さく臭気の低減も小さいという課題を有するものであった。
また、塵埃がフィルターの表面に、空気の流れ方向と逆方向に堆積していくにもかかわらず、プリーツに直交する方向から、即ち、空気の流れに直交する方向からフィルターに振動を与える為除塵効率が悪く、また、フィルターに突起で直接加振するので頑丈に作る必要があり,高価になるという課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するものであり、脱臭材を直接集塵部に投入し、塵埃の臭気を除去することにより、排気の臭気を大幅に低減し、さらには除塵効率の優れた電気掃除機を提供することを目的としている。
従来の課題を解決するために、本発明は、塵埃を収集する集塵部と、電動送風機と、電源コ−ド巻取り装置と、前記集塵部より通気上流部に設けられた、固形体の脱臭材を収納する脱臭材収納部と、前記電源コ−ド巻取り装置の巻取り動作あるいは引き出し動作に連動して、前記脱臭材収納部に振動を加え、前記脱臭材を粒状化または粉化し、粒状化または粉化した脱臭材を前記集塵部に投入する構成としたもので、電源コ−ド巻取り装置の巻取り動作あるいは引き出し動作に連動して、吸引した塵埃に直接脱臭材を投入することで、強力に塵埃の臭気を除去し、使用時だけでなく静置時にも脱臭できるため、集塵部内での臭気の滞留が低減され、次回の掃除機使用時、特に臭気レベルの高い使用の初期時にも排気臭気の低減を図ることができる。
また、脱臭材は自重で投入されるため、特殊な機構を用いることなく、また、大型化することなく、コンパクトで簡便な手段で有用な電気掃除機とすることができる。また、脱臭材の補充や交換が容易に行なえる。
本発明の電気掃除機は、簡便な手段により塵埃の臭気を除去することにより、排気の臭気を大幅に低減する電気掃除機とすることができる。
の発明は、塵埃を収集する集塵部と、電動送風機と、電源コ−ド巻取り装置と、前記集塵部より通気上流部に設けられた、固形体の脱臭材を収納する脱臭材収納部と、前記電源コ−ド巻取り装置の巻取り動作あるいは引き出し動作に連動して、前記脱臭材収納部に振動を加え、前記脱臭材を粒状化または粉化し、粒状化または粉化した脱臭材を前記集塵部に投入する構成としたので、電源コ−ド巻取り装置の巻取り動作あるいは引き出し動作に連動して、吸引した塵埃に直接脱臭材を投入することで、強力に塵埃の臭気を除去し、使用時だけでなく静置時にも脱臭するため、集塵部内での臭気の滞留が低減され、次回の掃除機使用時、特に臭気レベルの高い使用の初期時にも排気臭気の低減を図ることができる。また、脱臭材は自重で投入されるため、特殊な機構を用いることなく、また、大型化することなく、コンパクトで簡便な手段で有用な電気掃除機とすることができる。また、脱臭材の補充や交換が容易に行なえる。
の発明は、第の発明に加えて、脱臭材収納部と電源コ−ド巻取り装置とを連結するワイヤ−と、前記脱臭材収納部に設けられた切削刃とを備え、電源コ−ド巻取り装置の巻取り動作あるいは引き出し動作に連動して前記ワイヤ−を摺動させ、前記ワイヤ−の摺動と連動して固形体の脱臭材を前記切削刃にて切削して粒状化または粉化し、粒状化または粉化した脱臭材を集塵部に投入する構成としたので、より確実に粒状にした脱臭材が投入されるものとなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態における電気掃除機について、図1〜12を用いて説明する。
図1は、本実施の形態における電気掃除機の全体斜視図、図2は、同電気掃除機の断面図である。
図1において、1は掃除機本体で、後部に電動送風機2を内蔵した電動送風機室3が配され、前部に、着脱自在で塵埃を分離捕集するダストボックスユニット4を収納するダストボックス収納部5が配され、後方下部の両側に1対の走行用の車輪6が回転自在に取着され、底面前部には、同じく走行用のキャスター7が取着されている。掃除機本体1の前部には、ホース8の一端に設けた接続パイプ9が着脱自在に接続される吸気口10が設けられている。
ホース8の他端には、掃除の際に握る把手11を備えた先端パイプ12が設けられている。13は、伸縮自在或いは継ぎ自在の延長管で、下流側端部が前記先端パイプ12に着脱自在に接続され、他端は、塵埃掻き揚げ用の回転ブラシ14と、その回転ブラシ14を回転駆動するモータ15を内蔵した吸い込み具16に着脱自在に接続される。
17は、掃除機本体1の両側面に設けられた透明部で、ダストボックス収納部5に装着されたダストボックスユニット4の透明材料で形成された外郭側面が外から見えるようになっている。
18は、弾性材料から形成され掃除機本体1の前側から両側に延設されたバンパーで、掃除機本体1の走行時に家具、柱などに衝突してもそれらに傷をつけないようにするためのもので、また、掃除機本体1に設けた透明部17の外周部分が図に示されるように、弾性材料で形成されている。
19は、掃除機本体1を持ち運ぶ際に立てて使用する本体ハンドルで、掃除機本体1の重心を通る垂直線上に回動中心が位置するように掃除機本体1の上部に回動自在に取り付けられている。
20は、ダストボックスユニット4を収納する蓋で掃除機本体1に開閉自在に軸支されている。
図2〜4において、掃除機本体1の外郭は、その下部を形成すると共に後方にコードリール(電源コード巻取り装置)22を収納するコードリール収納部23を形成した下ボディ1aと、後部に電動送風機室3を形成した上ボディ1bからなり、電動送風機室3の底部は下ボディ1aで覆われる。21は電動送風機室3とコードリール収納部23を仕切る隔壁であり、隔壁21に軸支部25でコードリール22が回動自在に軸支されている。
コードリール22は、電源コード32を巻き付けると共に上下にフランジ部22aを有するドラム部22bと、前記ドラム部22bを電源コード32を巻き付ける方向に付勢するバネ材22cから構成されている。
26は、コードリール22に内蔵されたバネ材22cの付勢力に抗して外部に引き出された電源コード32を、コードリール22内に巻き戻す際に操作する巻き戻し釦で、その巻き戻し釦26を下方に押すことにより、ブレーキローラー24によるコードリール22の回動阻止が解除され、コードリール22がバネ材22cの付勢力で電源コード32を巻き上げるようになっている。
また、吸気口10の上方には脱臭材収納部36が設けられている。
電動送風機2の前部は、弾性材料からなるサポート前(図示せず)で、後部は、同じく弾性材料からなるサポート後(図示せず)で、電動送風機室3内に支持されている。29は、電動送風機室3とダストボックス収納部5とを仕切る隔壁で、略中央に電動送風機2の吸入開口2aと連通する格子状の隔壁開口部30が設けられている。
図4は、掃除機本体1からダストボックスユニット4を取り外した時の斜視図であり、吸気口10の後方にパッキン37が設けられ、ダストボックス収納部5の後方下部には、電源コード32の引き出し操作に連動して回転して後述の除塵板57を弾く弾きローラー33(除塵駆動体としての回転体)が設けられている。39は、弾きローラー33の周囲を覆うカバーで、弾きローラー33に髪の毛等が巻きついたときに、カバー39を外せば、容易に取り除くことができる。
図5は、電源コード32の引き出し操作から弾きローラー33までの回転力の伝達構成と脱臭材収納部36の伝達構成を示すもので、コードリール22の一方のフランジ部22aの外周面に歯22dが円環状に配され、弾きローラー33を固定したシャフトA34の端部にギヤーA35が設けられている。また、ギヤーB27とギヤーC28は軸31を中心に並列に配置され同時に回転するようにしている。
よって、歯22dとギヤーA35間にギヤーB27とギヤーC28が介在され、電源コード32の引き出し動作に応じてコードリール22のフランジ22aが回転すると、その回転力が、歯22d、ギヤーC28、ギヤーB27、ギヤーA35、シャフトA34の順に伝達され、弾きローラー33が回転するようになっている。
弾きローラー33は、弾き片33aと、それを挟み込むように形成されたフランジ33bで形成されている。
次に、脱臭材収納部36の構成について図5〜7を用いて説明する。
40は略四角形状の脱臭材であり、脱臭材40は平均粒径20マイクロメートルの粉末状活性炭をコロイダルシリカをバインダーとして、略四角形状に固めたものである。
また、脱臭材40は収納箱41に収納され、収納箱41上方には脱臭材40を押圧させるための弁42がバネ43で付勢されて蓋体44に回動自在に軸固定されている。また蓋体44は収納箱41に開閉自在に軸固定されている。
収納箱41下方には脱臭材40を粒状化するための開口穴を有した切削刃45と刃受台46、刃押え枠47および切削刃45を往復動作させるためのバネ48で付勢されたワイヤー部49が設けられている。ワイヤー部49は被服49aの内面にワイヤー49bが摺動自在に配設されている。また、ワイヤー49bの先端には切削刃45を仮固定するための凸部49cが設けられている。またワイヤー部49の凸部49cと反対側の端部には、ギヤーD38と同軸回転するフランジ38aと軸中心を偏心させた係止部38bに係止されている。前記刃受台46下方にはパッキン37側面に設けられた開口穴37aと連通する連通路46aが設けられている。
上記構成による作用は以下の通りである。
電源コード32の引き出し動作に応じてコードリール22のフランジ22aが回転すると、その回転力が、歯22d、ギヤーC28、ギヤーD38、フランジ38a、係止部38bが回転するようになっている。ここで係止部38bは軸中心を偏心させているので、係止部38bに係止されたワイヤー49bは凸部49c側では往復運動させることができる。
よって、凸部49cに固定された切削刃45は、ワイヤー49bが引っ張られて移動を開始するとバネ48が圧縮される。圧縮されたバネ48は反発して元の長さに戻ると切削刃45も元の位置に戻る。前記動作を繰り返すことにより、切削刃45は往復運動を繰り返すことになる。同時に脱臭材40の底面が削られて切削刃の開口穴から落下し、刃受台46を通り、連通路46aに溜まる。連通路46aに溜まった粒状化した脱臭材40は掃除機本体1が運転されるとパッキン37側面に設けられた開口穴37aから吸引され、ダストボックスユニット4内に塵埃と吸引される。
また、切削刃45が無くても脱臭材40が衝突する際に破壊されて粒状化することができる。しかしこの場合、脱臭材40と脱臭材収納箱41の隙間の大きさによっては脱臭材40の移動慣性がつきすぎて、大きく破壊する可能性があるので、脱臭材40と脱臭材収納箱41の隙間寸法を適切に確保することが条件となるものである。
以上の構成の電気掃除機を用いて、本発明の効果を調べる。
上記の掃除機を用いて実部屋の掃除を15分間行った。対照実験として脱臭材なしでも実部屋の掃除を15分間行なった。排気臭気に気をつけながら、この掃除実験を10日間続けた。結果は対照実験のものは5日目くらいから排気の臭気が気になったが、本実施例のものは10日目の終了時までほとんど気にならなかった。
掃除機に吸引された塵埃量を比べてみたところ、10日間の掃除で、本実施の形態も対照実験も、どちらもほぼ30g吸引していた。また本実施の形態の掃除機に設置した脱臭材40は1.2g減量していた。よって、1日あたり平均3gの塵埃を吸引し、0.12gの脱臭材が投入されたことになる。
このとき、吸引により収集された塵埃を観察したところ、脱臭材40が粉体として塵埃にまとわりつき、また塵埃と混合されていることが確認された。これは、脱臭材が粉体として投入され、吸引した塵埃と接触、混合されているものである。
次に、塵埃を30g吸引したこの状態で1日静置した後、1mの密閉チャンバ内に掃除機をセットし30秒間運転させた。チャンバ内に排気された臭気をパネル6名で実際ににおいをかぎ官能評価した。結果は、本実施の形態は平均の臭気強度が1.8であったのに対して、対照実験は3.0であり、大幅な臭気の低減効果が確認された。
臭気強度2がにおいの認知閾値であることを考慮に入れると、臭気強度1.8はにおいとしては検知できても何のにおいかわからないレベルで、高いレベルで臭気の低減ができていることがわかる。
以上から、本実施の形態のように、吸引した塵埃に直接脱臭材を投入することで、強力に塵埃の臭気を除去し、使用時だけでなく、静置時にも脱臭するため集塵部内での臭気の滞留が低減し、特に臭気レベルの高い掃除機使用初期時にも排気臭気の低減を図ることができる。また、脱臭材の磨耗を利用した投入とすることにより、簡単な構成でコンパクトなものとすることができる。
なお、本実施の形態では脱臭材として活性炭を使用したが、活性炭以外にも、シリカ、アルミナ、ゼオライトなどでも、掃除塵埃のような複合臭気を低減させ、同様の効果があるものである。
次に、ダストボックスユニット4の構成について図8〜14を用いて説明する。
図において、ダストボックスユニット4は、ダストボックス本体50と、ダストボックス本体50の後方開口部に着脱自在に装着されるフィルターユニット51から構成されている。
最初に、吸い込み具16から空気と共に吸引された塵埃の捕集構成について述べる。ダストボックス本体50の前部に、ダストボックスユニット4を掃除機本体1のダストボックス収納部5に装着した時に、掃除機本体1の吸気口10の後方に設けたパッキン37に気密に圧接し連通する吸入口A52が設けられている。
ダストボックス本体50は、さらに、吸入口A52に直接連通すると共に粗塵を収納する粗塵室53と、連通口A54を介して粗塵室53と連通すると共に吸引風に含まれた細塵を遠心分離する遠心分離室55と、遠心分離室55の周壁の一部に設けた連通口B56から落下する細塵を捕集する細塵室57と、前記粗塵室53と細塵室57の夫々の開口部53b、57bを覆うと共に後方端部がダストボックス本体50に回動自在に軸支された蓋体58を備えている。蓋体48は、コイルバネ59により開成方向に付勢されており、通常は、ダストボックス本体50に設けた係止片60で、その前部が閉じた状態に保持されており、ボックスハンドル75の前部に設けた解除釦61を押すと、それに連結された連結機構(図示せず)を介して係止片60が外方に移動し、蓋体58がコイルバネ59の付勢力で開くようになっている。
図8(c)に示すように、遠心分離室55の前部断面形状は、天面が平坦なDカット状に形成されている。これは、掃除機本体1の外郭の一部を成すダストボックスユニット4の前部の表面を低く見せ、デザイン状のバリエーションを広げるためである。さらに連通口B56の細塵室57側には、筒状のリブ55cが延設され、細塵室57に流入した細塵が遠心分離室55に逆流させないためのものである。
また、ダストボックス本体50の粗塵室53と細塵室57を形成している外郭部分は、半透明材料で形成され、外部から堆積した塵埃の量がわかるようになっている。
ダストボックス本体50の後側には、ダストボックスユニット4や、その構成部品に付着した塵埃を清掃する為のクリーニングブラシ63を収納するブラシ収納部50aが設けられている。
フィルターユニット51は、枠体64と、プリーツ折りされそのプリーツ目を縦方向にして枠体64に設けられた二次フィルター65と、枠体64の内側に橋渡し状に形成され、二次フィルター65をその折り目方向に直交する方向で保持するリブ体66と、鋼鈑など弾性に富んだ金属材からなり、下部がそれ自信の弾性力で枠体64側に押しつけられるように上部が枠体64の上部に取り付けられた除塵板67とを備えている。フィルターユニット51の枠体64の下流側端部には全周に渡ってリップ68が、一体又は一体的に形成され、ダストボックスユニット4を、ダストボックス収納部5に装着した時に、そのリップ68が、掃除機本体1の隔壁29のダストボックス収納部5側の面に圧接され、電動送風機2の運転時に外気が吸引されないようになっている。
フィルターユニット51の前面69は、二次フィルター65の上流側を覆うと共に、フィルターユニット51をダストボックス本体50に装着した時に、粗塵室53、遠心分離室55、細塵室57の夫々の後方開口部53a、55a、57aを気密に覆うようになっている。さらにフィルターユニット51の前面69の、前記後方開口部53a、55a、57aの夫々に対応する位置に、開口A70、開口B71、開口C72が設けられ、かつ、各開口A70、開口B71、開口C72には一次フィルター70a、71a、72aが設けられて、フィルターユニット51内に粗塵や、細塵が浸入するのを防止している。
除塵板67の下端には、突片67aが延設され、図13、図14の要部断面図に示すように、ダストボックスユニット4をダストボックス収納部5に装着した時に、掃除機本体1に設けた弾きローラー33に近接するように配されており、この状態で電源コード32を引き出すと、その引き出し動作に連動して弾きローラー33が回転し、山状に形成された弾き片33aが、除塵板57の弾性力に抗して除塵板67の突片67aを、空気の流れ方向に、すなわち後方に移動させ、その突片67aが弾き片33aを乗り越えると(図14参照)、除塵板67の弾性力で元の左方向に一気に戻ろうとする。この時、除塵板67の一部がリブ体66の先端に当たってリブ体66に強い衝撃が加わり、これにより二次フィルター65に強い振動が加わり、二次フィルター65に付着していた細塵が振り落とされ、二次フィルター65の濾過性能が復活する。
上記構成による動作、作用は以下の通りである。
電気掃除機の使用開始に当たり、掃除機本体1より電源コード32を引き出すと、その引き出し動作に連動して、コードリール22のフランジ22aが回転し、その回転力が、ギヤーC28、ギヤーB27、ギヤーA35と伝達され、弾きローラー33が回転する。弾きローラー33が回転すると、その弾き片33aが除塵板67に設けた突片67aを弾き、フィルターユニット51のリブ体66に強い衝撃が加わり、前回までの掃除の際に二次フィルター65に付着した細塵がふるい落とされ、二次フィルター65の濾過能力が回復する。
次に、電源コード32を図示しない壁のコンセントにさし込んで、電気掃除機の運転を開始すると、電動送風機2による吸引力が、開口A70、開口B71、開口C72、一次フィルター70a、71a、72aを経て、粗塵室53、遠心分離室55、細塵室57及び、ホース8、延長管13を経て吸い込み具16に至る。そして、吸い込み具16から吸引された塵埃を含んだ空気が、掃除機本体1の吸気口10を通って、ダストボックス本体50の吸入口52から真っ直ぐ粗塵室53に入り、一次フィルター70aに当たりそこで捕集され、堆積していく。
電動送風機2による吸引力は、遠心分離室55にも作用しているので、粗塵室53で、粗塵が除去された空気の一部は、吸入口A52側に位置する連通口54を通って、遠心分離室55に流入する。ここで、空気は、一次フィルター71aの表面に沿ってかつその接線方向から遠心分離室55に流入するので、塵埃の遠心分離が効果的に行なわれると共に、一次フィルター71aに塵埃が付着し難くなり、塵埃による目詰まりが起き難いので、一次フィルター71aでの空気圧損の低下を抑制する事ができる。
遠心分離室55で遠心分離された細塵は、遠心分離室55の周壁の一部に設けた連通口56から細塵室57に落下する。一方、一次フィルター70a、71a、72aを通過した細塵を含む空気は、プリーツ状の二次フィルター65に流れそこで、細塵が捕捉される。捕捉された細塵は、上記したように、次回電気掃除機を使用する為に、電源コード32を引き出した時に、除塵板67により振るい落とされる。
上記構成によれば、粗塵が粗塵室53で予め捕集されるので、遠心分離室55での塵埃の遠心分離のための負担が軽減され、しかもそこで分離された細塵が細塵室57で捕集されるので、遠心分離室55に細塵が残るのが抑制され、高い遠心分離性能を長期にわたって維持することができる。
また、細塵室57における吸気圧損を、遠心分離室55及び粗塵室53における吸気圧損より大きくなるように設定しておけば、遠心分離室55に細塵が残るのが抑制され、高い遠心分離性能を長期にわたって維持できる。
さらに、遠心分離室55の吸気風量を、少なくとも1.3立方m/分以上になるように一次フィルター70a、71a、72aの夫々のフィルターの目の大きさや、材料、開口A、B、C70、71、72の面積を設定しておけば、電動送風機2を冷却するための空気量が十分確保され、電動送風機2の寿命が長くなり、かつ電動送風機2の異常発熱、焼損を防止することができる。
また、図12に示すように、一次フィルター70a、71a、72aが同一面上に設けられているので、それらを清掃するのが非常に簡単で、しかも清掃漏れもなく、非常に使用勝手が良いものである。なお、上記実施の形態では、一次フィルター70a、71a、72aが面一に設けられているが、多少の段差、具体的には6mm位までの段差が、一次フィルター70a、71a、72a間で、或いはそれらと前面69の表面との間にあっても、清掃がやり易いことにはかわりはない。
また、弾きローラー33を回転させて除塵板67の突片67aを弾き、その反発力で前記枠体64に衝撃を与えるようにしたので、除塵板67によって枠体64に空気の流れと逆方法、即ち塵埃の堆積方向に加わる衝撃で二次フィルター55の上流側の面に付着した塵埃がふるい落とされ二次フィルター65の濾過能力が復活すると共に、二次フィルター65に除塵板67が直接衝撃を与えないので二次フィルター65の寿命が長い。
また、電源コード32の引き出し動作に連動して弾きローラー33を回転させるようにしたので、弾きローラー33を回転させるための特別な駆動源を必要とせず、除塵機構を安価に形成する事ができる。なお、電源コード32の収納動作に連動して、あるいは、電源コード32の引き出し動作及び収納動作の両動作に連動して弾きローラー33を回転させるようにすれば、弾きローラー33の回転する機会が増え、除塵効果が向上する。
また、弾きローラー33を、図示しないが、別途設けたモータで回転駆動するようにすれば、除塵構成が簡素化され、しかも除塵効果を安定させることができる。
さらに、除塵板67の上端を枠体64の上端に固定しているので、掃除機本体1側の構成が簡素化され、除塵効果が安定する。
また、二次フィルター65をプリーツ折りし、かつそのプリーツ目を縦方向にしたので、叩き出した塵埃を効率良く下方に落とすことができると共に、塵埃の二次フィルター65への再付着を防止することができる。
また、二次フィルター65の上流側の面を僅かに下を向くように傾斜させるようにすれば、叩き出した塵埃が効率良く下方に落とされ、二次フィルター65に、叩き出された塵埃が再付着する事が無い。
また、枠体64を樹脂で成型し、前記枠体64に二次フィルター65のプリーツ部を連結するリブ体66を一体に設け、このリブ体66を除塵板67で弾くようにしたので、リブ体66を介して衝撃を二次フィルター65全域に渡って伝える事ができ、塵埃の叩き出し効果が向上する。
また、図10に示すように、除塵板67を途中から左右に2分割し、夫々の突片67aを弾きローラー33でタイミングをずらして弾くようにすれば、電源コード32を引き出す時の引き出し力あるいは、弾きローラー33を回転駆動するモータのトルクを半減できる。なお、除塵板67の途中からの分割は、2分割に限らず3分割、4分割でも構わない。
また、除塵板67により枠体64を介して二次フィルター65に加えられる衝撃力を150G(重力加速度)以上にすれば、風量を初期の80%程度まで回復できるものである。
また、弾きローラー33を、除塵板67の突片67aを弾く弾き片33aと、前記弾き片33aを挟むように両側に設けたフランジ33bで形成し、突片67aが両フランジ33b間に入り込むようにしたので、除塵の際に除塵体が弾き片33aから外れることを防止できるとともに、弾きローラー33に塵埃等がひっかかりにくくなる。
以上のように、本発明にかかる電気掃除機は、簡便な手段により塵埃の臭気を除去し、大幅に排気の臭気を低減でき、さらにはフィルターの除塵性能に優れ、しかもフィルターに除塵板が直接衝撃を与えないのでフィルターが破損する事が無いので、各種家庭用、業務用電気掃除機、空気清浄機等に広く適用できる。
本発明の実施の形態1における電気掃除機の全体斜視図 同電気掃除機の断面図 同コ−ドリ−ルの断面図 同電気掃除機の掃除機本体の斜視図 同電気掃除機内部の動力伝達構成を示す図 同脱臭材収納部の分解斜視図 同脱臭材収納部の断面図 (a)同電気掃除機のダストボックスユニットの側面図(b)同ダストボックスユニットの平面図(c)前記図8(b)のA−A断面図(d)前記図8(b)のB−B断面図 同ダストボックスユニットの正面図 同ダストボックスユニットの背面図 同ダストボックスユニットのダストボックス本体の斜視図 同ダストボックスユニットのフィルターユニットの斜視図 同ダストボックスユニットの要部断面図 同ダストボックスユニットの要部断面図
符号の説明
1 掃除機本体
2 電動送風機
10 吸気口
22 コードリール(電源コード巻取り装置)
33 弾きローラー(除塵駆動体)
36 脱臭材収納部
40 脱臭材
42 弁
43 バネ
45 切削刃
49 ワイヤー部
51 フィルターユニット
64 枠体
65 二次フィルター(フィルター)
67 除塵板
67a 突片(他端)

Claims (2)

  1. 塵埃を収集する集塵部と、電動送風機と、電源コ−ド巻取り装置と、前記集塵部より通気上流部に設けられた、固形体の脱臭材を収納する脱臭材収納部と、前記電源コ−ド巻取り装置の巻取り動作あるいは引き出し動作に連動して、前記脱臭材収納部に振動を加え、前記脱臭材を粒状化または粉化し、粒状化または粉化した脱臭材を前記集塵部に投入する構成とした電気掃除機。
  2. 脱臭材収納部と電源コ−ド巻取り装置とを連結するワイヤ−部と、前記脱臭材収納部に設けられた切削刃とを備え、電源コ−ド巻取り装置の巻取り動作あるいは引き出し動作に連動して前記ワイヤ−部を摺動させ、前記ワイヤ−部の摺動と連動して固形体の脱臭材を前記切削刃にて切削して粒状化または粉化し、粒状化または粉化した脱臭材を集塵部に投する請求項に記載の電気掃除機。
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