JP3815240B2 - 高位脛骨骨切り術に使用する治具 - Google Patents

高位脛骨骨切り術に使用する治具 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、変形性膝関節症に対する高位脛骨骨切り術において使用する治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高齢化人口の増加で関節軟骨の変性を原因とする変形性膝関節症、特に、O脚変形に伴う内反型膝関節症が増加している。この内反型膝関節症を矯正して歩行を改善させるための有効な整形外科手術として、膝関節下で脛骨を楔状に骨切りする高位脛骨骨切り術が一般的に採用されている。この高位脛骨骨切り術の手術成績に最も影響するものは、手術による変性の矯正角度であり、術後、脛骨の外側に荷重線が移動して内反モーメントが生じないようにすることが重要とされている。
このため、従来は、脛骨をその左右方向に楔状に骨切りするために、楔状の2つの骨切り予定面に沿って、遠位ガイドワイヤと近位ガイドワイヤを脛骨の左右方向に挿通させ、それらのガイドワイヤに沿って骨切り刃具を操作して骨皮質を摘出するようにしたり、楔状の骨切り角度を設定するガイド面を設けた治具を用意し、そのガイド面に沿って骨切り刃具を移動させて骨切りする等によって、脛骨における近位骨片の骨切り面と遠位骨片の骨切り面を正確に形成するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ガイドワイヤやガイド面を設けた治具を用いた骨切り術では、骨切り面の角度を一定に管理することはできるが、前記ガイドワイヤや治具には、骨切り後に脛骨の遠位骨片を近位骨片の適正な位置に位置決めさせる機能を有していないので、骨切り後に脛骨の遠位骨片を一定の角度位置に移動させてその矯正角を適切に管理することができない問題があった。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、脛骨の楔状骨切り部の骨切りを容易に行うことができると共に、骨切り後の脛骨の矯正移動の位置決めを正確に行うことができる高位脛骨骨切り術に使用する治具を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、構造が簡単で、取扱も容易な高位脛骨骨切り術に使用する治具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために、以下の点を特徴としている。
すなわち、請求項1に係る高位脛骨骨切り術に使用する治具は、高位脛骨の楔状骨切り部における近位骨切り面と遠位骨切り面に沿ってガイドワイヤを刺入し、各ガイドワイヤの方向に従って骨切りした後、遠位骨片をそれに刺入した矯正ワイヤの位置を参照しながら近位骨片側に圧迫して膝関節症の変形を矯正する高位脛骨骨切り術に使用する治具において、
前記近位骨切り面に刺入したガイドワイヤの脛骨外に位置する部分に、円弧状の支持プレートに設けた保持部を挿通して支持される治具本体と、該治具本体の支持プレートの外周部に着脱自在に装着され、その周方向に移動、固定可能な円弧状の可動プレートに、前記遠位骨切り面に刺入するガイドワイヤを導入する第1の案内部および前記矯正ワイヤを導入する第2の案内部を、それぞれ、可動プレートの周方向の前後に位置をずらして設けた可動治具とを備えていることを特徴とする。
【0006】
前記高位脛骨骨切り術に使用する治具においては、予め、治具本体の保持部と可動治具の第1の案内部の相互の軸線のなす角度を、高位脛骨の楔状骨切り部の楔角度に合うように調節して、治具本体に可動治具を装着、固定しておく。そして、前記楔状骨切り部における近位骨切り面に沿って刺入したガイドワイヤの脛骨外に位置する部分に、円弧状の支持プレートの凹部側を脛骨側に向けた状態で支持プレートに設けた保持部を挿通して治具本体を支持し、しかる後、可動治具の前記第1の案内部と第2の案内部からガイドワイヤと矯正ワイヤをそれぞれ差し込んで押圧して、高位脛骨の遠位骨片に該ガイドワイヤと矯正ワイヤを刺入すると、楔状骨切り部における遠位骨切り面に沿ってガイドワイヤが、その下位に矯正ワイヤがそれぞれ刺入される。
【0007】
一旦、治具本体と可動治具を各ガイドワイヤと矯正ワイヤから取り外して、前記近位骨切り面と遠位骨切り面に刺入された各ガイドワイヤを参照しながら楔状骨切り部における骨皮質を摘出した後に、遠位骨切り面のガイドワイヤを抜き去って、足部に圧迫を加えて近位骨切り面に遠位骨切り面を近づける。
このとき、近位骨片に刺入されているガイドワイヤと遠位骨片に刺入した矯正ワイヤとに、それぞれ、支持プレートの保持部と可動プレートの第1の案内部を挿入して、治具本体に沿って可動治具を移動させると、近位骨片に対する遠位骨片の矯正状況が監視できると共に、可動治具の第1の案内部が治具本体の保持部と整列した状態によって、所定の矯正位置に遠位骨片が矯正移動されたことが確認できる。
【0008】
このように、前記高位脛骨骨切り術に使用する治具によれば、可動治具の第1、第2の案内部によって導入、誘導してガイドワイヤと矯正ワイヤとを、それぞれ、高位脛骨の楔状骨切り部における遠位骨切り面とその下位に沿って円滑に、かつ、正確に刺入することができるので、ガイドワイヤに沿った楔状骨切り部の骨きりが的確に行え、骨切り後における近位骨片に対する遠位骨片の移動を、治具本体に沿って可動治具を移動させることにより円滑に制御しながら行うことができ、該遠位骨片を正確な矯正位置に確実、容易に位置決めすることができる。
【0009】
請求項2に係る高位脛骨骨切り術に使用する治具は、請求項1に記載の治具において、治具本体の保持部と可動治具の第1の案内部は、それぞれ、軸孔を前記円弧の中心を通る半径方向に向けて支持プレートと可動プレートとに固定した円筒部材で構成され、前記可動治具の第2の案内部は、軸孔を前記第1の案内部を構成する円筒部材の軸孔と平行にして可動プレートに固定された円筒部材で構成されていることを特徴とする。
この高位脛骨骨切り術に使用する治具においては、治具本体の保持部と可動治具の第1、第2の案内部が円筒部材で構成されているので、各ガイドワイヤと矯正ワイヤを導入するワイヤ刺入ガイドが長く形成され、該ワイヤ刺入ガイドに沿って各ワイヤが誘導されることによって脛骨片への刺入方向が安定し、各ワイヤが脛骨片の所定位置に正確に刺入される。
【0010】
請求項3に係る高位脛骨骨切り術に使用する治具は、請求項1または2に記載の治具において、治具本体の支持プレートと可動治具の可動プレートとのうちの一方に、支持プレートに対する可動プレートの幅方向における相対移動を規制し周方向の相対移動を誘導するガイド部が設けられ、他方に該ガイド部に誘導される被ガイド部が設けられていることを特徴とする。
この高位脛骨骨切り術に使用する治具においては、ガイド部によって被ガイド部が誘導されることによって、治具本体に対して可動治具が幅方向に安定して周方向に円滑に移動され、近位骨片に対する遠位骨片の矯正移動の監視、制御が確実、円滑に行われる。
【0011】
請求項4に係る高位脛骨骨切り術に使用する治具は、請求項3に記載の治具において、ガイド部は支持プレートの外周部に周方向に沿って形成されている係合突条であり、被ガイド部は可動プレートの内周部に周方向に沿って形成され前記係合突条に嵌合する誘導溝であることを特徴とする。
この高位脛骨骨切り術に使用する治具においては、支持プレートの係合突条と可動プレートの誘導溝との嵌合により、治具本体に対する可動治具の周方向の誘導が確実に行え、治具本体に対する可動治具の着脱も容易に行える。
【0012】
請求項5に係る高位脛骨骨切り術に使用する治具は、請求項4に記載の治具において、可動プレートに、その幅方向に向けて形成されたねじ穴に螺合され、先端部を誘導溝内に突き出して支持プレートの係合突条に当接し、支持プレートに対し可動プレートを固定する止めねじが設けられていることを特徴とする。
この高位脛骨骨切り術に使用する治具においては、止めねじを締め付けることによって、可動プレートの誘導溝に支持プレートの係合突条を押し付けて、治具本体に対しその周方向の任意の位置に可動治具を固定することができる。
【0013】
請求項6に係る高位脛骨骨切り術に使用する治具は、請求項1〜5のいずれかに記載の治具において、近位骨片と遠位骨片との接合状態を維持すべく近位骨片に係合した結束ワイヤを結びつける固定用ワイヤを遠位骨片に刺入する際に導入する円筒部材を設けた固定治具が、治具本体の周方向の後端側において支持プレートの外周部に着脱自在に備えられていることを特徴とする。
この高位脛骨骨切り術に使用する治具においては、固定治具の円筒部材に沿って固定用ワイヤを押圧することによって該固定用ワイヤを遠位骨片の所定位置に円滑、容易に刺入することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る高位脛骨骨切り術に使用する治具の一実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図4は一実施の形態における治具Aの一つの組立状態を示す。治具Aは中心Cを有する円弧状の治具本体1と、治具本体1の外周面に着脱自在に装着される中心Cを有する円弧状の可動治具2と、治具本体1の外周面の後端部側(図1で下端側)に着脱自在に取り付けられる中心Cを有する円弧状の固定治具3とからなる。
前記治具本体1は、図5〜図8に示すように、中心Cから半径R1の内周面を有する厚さtの円弧状の支持プレート4を備えており、該支持プレート4の幅方向(図6で左右方向、図7で上下方向)の中央には周方向に沿って外周側に突出する係合突条(ガイド部)5が設けられている。前記半径R1は、患者の脛骨の左右方向の平均的な大きさH(図12A参照)を参考にしてそれより若干大きく設定されている。
【0015】
前記支持プレート4の幅方向における一側(図6で左側)には、前記係合突条5に沿って支持プレート4の円弧長方向(長さ方向)の両端部近くまで延長された長穴6が貫通して設けられている。また、支持プレート4の幅方向における他側(図6で右側)には、支持プレート4の長さ方向の両端部付近に、前記長穴6の端部の円弧の中心位置とほぼ同じ長さ方向における位置に中心を有する円筒部材(保持部)7と貫通穴8とが設けられている。該円筒部材7は、治具本体1に形成したねじに内端部を螺合され治具本体1の外周部に半径方向に突出して固定され、その軸孔7aの軸線S1が前記中心Cを通るようになっており、前記貫通穴8は、その軸線が支持プレート4の後端面(図1で下端面)と中心Cとを結ぶ線に平行にされて、図1で中心Cのやや上方を通るようになっている。さらに、前記治具本体1の他側の側面には、図8に示すように、治具本体1の円弧の一端側から他端側に向けて前記中心Cを中心とする角度を表示する目盛4aが、例えば最小目盛1°毎に刻印により設けられている。
【0016】
前記可動治具2は、図9〜図11に示すように、前記支持プレート4の内周面の半径R1にその厚さtを加えた大きさに相当する半径R2の円弧状の内周面を有する厚さtの可動プレート9を備えており、該可動プレート9の内周部には、幅方向(図10で左右方向、図11で上下方向)の中央よりやや一側(図10で左側)寄りの位置に、周方向に沿って延長され内周側に突出する突条10が可動プレート9の全長にわたって設けられていると共に、幅方向の他側端付近(図10で右側端付近、図11で上端付近)に周方向に沿って延長され外周側に向けて切り込まれた誘導溝(被ガイド部)11が可動プレート9の全長にわたって形成され、前記治具本体1の係合突条5に嵌合するように設けられている。また、前記可動プレート9には、その前端側(図9,10で上方側)であって前記誘導溝11に接近した位置に、第1の案内部である円筒部材(円筒鋼線ガイド)12が、その内端を前記突条10の内周縁と同一の位置まで内側へ突き出し、外端を可動プレート9の半径方向に延長して固定されており、該第1の円筒部材12は、前記治具本体1の円筒部材7よりやや長さが短く直径が同一であり、その軸線は前記中心Cを通るようになっている。
【0017】
さらに、前記可動プレート9には、その後端側(図9、10で下方側)であって前記突条10の外側(図10で左側)の位置に、第2の案内部である円筒部材(円筒鋼線ガイド)13が、その内端を前記突条10の内周縁と同一の位置まで内側へ突き出し、外端を可動プレート9の半径方向に延長して固定されている。該第2の円筒部材13は、第1の円筒部材12と同一の直径、同一の長さを有しており、その軸線が第1の円筒部材12と平行に設定されている。また、可動プレート9には、その幅方向に沿って一側部から他側部の前記誘導溝11に貫通して一対のねじ孔9a,9bがあけられており、該ねじ孔9a,9bには、それぞれ、一対の止めねじ14a,14bがねじ込まれている。なお、前記可動プレート9の後端部(図10で下端部)にあけたねじ孔9bに対向する前記誘導溝11の外側壁部には、前記止めねじ14bが通過する穴9cがあけられている。
【0018】
前記固定治具3は、図1〜図3に示すように、前記可動治具2と同一の半径R2の内周面を有する厚さtの円弧状の固定プレート15を備えている。該固定プレート15の内周部には、幅方向(図4で上下方向)の中央位置に、周方向に沿って延長され外周側に向けて切り込まれた溝16が固定プレート15の長さ方向(図1,図2で上下方向)の全長にわたって形成され、前記治具本体1の係合突条5に嵌合するように設けられている。また、前記固定プレート15には、その長さ方向の略中央部であって幅方向において前記溝16の両側に位置して、前記円筒部材7,12,13より僅かに直径が大きい一対の円筒部材17,17が、その内端を前記可動治具2の突条10の内周縁と同一の位置まで内側へ突き出し、外端を固定プレート15の半径方向に延長して固定されており、該円筒部材17は、その軸線が固定プレート15の円弧の中心Cと固定プレート15の後端面(図1で下端面)とを結ぶ直線S3に平行に設定されて、前記支持プレート4の貫通穴8の軸線と同様に中心Cのやや上方を通るようになっており、長さが前記円筒部材12,13の長さと同一に設定されている。
【0019】
なお、前記治具本体1と可動治具2と固定治具3とは、図1〜図3に示す組立状態では、治具本体1の外周部の最前端側に配置された可動治具2が、その誘導溝11を治具本体1の係合突条5に嵌合されると共に、第2の円筒部材12の内端部側を治具本体1の長穴6に挿入されて、内周面を治具本体1の外周面に接触されている。そして、固定治具3が、その溝16を治具本体1の係合突条5に嵌合されると共に、一方の円筒部材17の内端部を治具本体1の長穴6に、他方の円筒部材17の内端部を貫通穴8にそれぞれ挿入されて、内周面を治具本体1の外周面に接触され、前端部を可動治具2の後端部に当接されている。この場合には、治具本体1の長さ(弧長)ないしは円弧角度θと、可動治具2と固定治具3の長さ(弧長)ないしは円弧角度θ1,θ2を合わせた長さ(総合弧長)ないしは総合円弧角度とが、ほぼ同一になるように各治具本体1,可動治具2、固定治具3の各長さ(円弧角度θ、θ1、θ2)が設定されている。
【0020】
治具本体1に可動治具2を組み立てたときに、前記止めねじ14a,14bを締め付けると、該止めねじ14a,14bの先端が前記治具本体1の係合突条5を前記誘導溝11の外側の壁面に押し付け、これにより、可動治具2が治具本体1に対して周方向の適宜位置で固定できるようになっている。可動治具2が治具本体1の最前端位置にあるとき後端側の止めねじ14bを締め付けると、前記係合突条5の長さ方向の中央よりやや後方寄りに設けたねじ孔5aに、前記止めねじ14bの先端部が螺合されて、治具本体1に対し可動治具2を一体的に固定できるようになっている。
【0021】
次に、前記のように構成された治具Aを高位脛骨骨切り術において使用する方法について図12を参照して説明する。
予め、医師が被施術者(患者)の膝関節を診断してその診断結果に応じて、例えば、左脚における高位脛骨Bの近位骨切り面E1の位置と、該近位骨切り面E1と遠位骨切り面E2との間の楔状骨切り部Eの骨切り角度αとを定める。そして、前記治具本体1の係合突条5と長穴6に可動治具2の誘導溝11と円筒部材12の内端部を係合させて、治具本体1の外周部に可動治具2を接触させながら周方向に移動させることにより、治具本体1の円筒部材7の軸線S1と可動治具2の第1の円筒部材12の軸線S2とのなす角度α1が前記骨切り角度αに一致する取付位置に位置決めし、該取付位置で止めねじ14a,14bを締め付けて治具本体1に可動治具2を固定しておく。また、前記近位骨切り面E1に近いその上方位置に、近位骨切り面E1と平行に高位脛骨Bの左右方向に細径長尺の第1のガイドワイヤ20aを、その外端部を電動ドリル等で回転しながら押圧することにより刺入させる。
【0022】
次に、前記治具本体1の円筒部材7を、該円筒部材7が上位(図12(A)で上方)になり、支持プレート4の円弧の凹部側が高位脛骨B側になるようにして、前記第1のガイドワイヤ20aに挿入させて高位脛骨Bの左側面(図14で右側面)に接触する位置に位置決めする。このとき、ストッパ21を第1のガイドワイヤ20aに挿入して止めねじ22で固定し治具本体1が第1のガイドワイヤ20aの軸方向へ移動するのを阻止するのが好ましい(図12(A)参照)。次に、可動治具2の第1の円筒部材12の外端側から第2のガイドワイヤ20bを差込み、該円筒部材12の傾斜に沿って第2のガイドワイヤ20bを、第1のガイドワイヤ20aと同様にして、高位脛骨Bにその左側面(図12(B)では右側面)から右側面に貫通するまで挿入する。これにより、高位脛骨Bの遠位骨切り面E2に沿って第2のガイドワイヤ20bが挿入固定された状態になる(図12(B)参照)。さらに、可動治具2の第2の円筒部材13に矯正ワイヤ20cを差込み、該円筒部材13の傾斜に沿って矯正ワイヤ20cを、第1,第2のガイドワイヤ20a,20bと同様にして、高位脛骨Bにその左側面から中央付近まで挿入する(図12(C)参照)。
【0023】
次に、治具本体1と可動治具2を第1、第2のガイドワイヤ20a,20b、矯正ワイヤ20cから抜き去った後、前記第1、第2のガイドワイヤ20a,20bの方向を確認しながらそれらに沿ってノミ等の骨切り具23を操作し、前記高位脛骨Bの楔状骨切り部Eの前面と後面の骨皮質のみを楔状に摘出する。これにより、高位脛骨Bが近位骨切り面E1と遠位骨切り面E2に沿って近位骨片B1と遠位骨片B2とに分離される(図12(D)参照)。この後に、第2のガイドワイヤ20bを遠位骨片B2から抜くと共に、近位骨片B1の外側部に沿って前後一対の孔h1,h2をあけ、該孔h1,h2に一本の結束ワイヤWを通してその両自由端を近位骨片の下方から外方へ取り出しておく(図12(E)参照)。
【0024】
次に、再び、第1のガイドワイヤ20aに円筒部材7を挿入して治具本体1を支持すると共に、可動治具2を治具本体1に装着し、その第2の円筒部材13を矯正ワイヤ20cに差込んだ後、足部から圧迫を加えて治具本体1の外周に沿って可動治具2を上方へ案内移動させながら、遠位骨片B2を近位骨片B1に近づけて行き(図12(F)参照)、近位骨切り面E1に遠位骨切り面E2を合わせるようにする。このとき、遠位骨質は近位骨質内に押し入れられ、前記第1のガイドワイヤ20aと矯正ワイヤ20cとは平行な状態となる(図12(G)参照)。
前記第1のガイドワイヤ20a、矯正ワイヤ20cに円筒部材7、第2の円筒部材13を挿入する際は、可動治具2の止めねじ14a,14bを緩めて、可動治具2が治具本体1の外周部に沿って自由に移動できる状態にしておき、矯正ワイヤ20cへの第2の円筒部材13の挿入を容易にする。
【0025】
その後に、固定治具3の円筒部材17,17の内端部を治具本体1の長穴6と貫通穴8に挿入して、固定プレート15の上端を可動治具2の下端側に当接させるようにして、治具本体1の外周側に固定治具3を装着する。この固定治具3の治具本体1への装着により、可動治具2が治具本体1に対して位置決めされて、第1のガイドワイヤ20aと矯正ワイヤ20cが平行にされ、遠位骨片B2が近位骨片B1に正しく矯正されて接合された状態が維持される。この状態で、固定治具3の各円筒部材17,17から前記各ガイドワイヤ20a,20bと矯正ワイヤ20cよりやや太めの固定用ワイヤ(ねじ切りワイヤ)20d,20dを差し込み、遠位骨片B2の左側部に孔あけ挿入し、その先端部を近位骨片B1の右側部における下方部位(近位骨切り面E1の約5mm上方の部位)まで到達させて遠位骨片B2と近位骨片B1を貫くピン固定を行う(図12(H)参照)。
そして、各固定用ワイヤ20d,20dを外側骨皮質より2cm突出した箇所で切断した後、前記結束ワイヤWの両自由端部側を途中で交差させ、矯正ワイヤ20c、固定用ワイヤ20d,20dに緊張をかけて巻き掛けた後結びつけることにより、前記遠位骨片B2と近位骨片B1とが矯正されて接合された状態を固定維持させる(図12(I)参照)。これにより、矯正後の骨片は、整形外科の骨折手術固定法であるテンション・バンド・ワイヤリング固定が可能となる。
【0026】
この後は、治具本体1、可動治具2、固定治具3を第1のガイドワイヤ20a、矯正ワイヤ20c、固定用ワイヤ20dから取り外してから、第1のガイドワイヤ20aを近位骨片B1と遠位骨片B2から抜き去ると共に、矯正ワイヤ20cと固定用ワイヤ20dの脛骨外の部分を切断し、手術個所を縫合して高位脛骨骨切り術を完了する。適宜治癒期間が経過した後に、前記固定用ワイヤ20dや結束ワイヤWは高位脛骨Bから取り出される。
【0027】
前記実施の形態の高位脛骨骨切り術に使用する治具Aによれば、高位脛骨の楔状骨切り部Eにおける近位骨切り面E1に沿って刺入されたガイドワイヤ20aに治具本体1を支持し、該治具本体1に装着した可動治具2の第1、第2の円筒部材12,13によってガイドワイヤ20bと矯正ワイヤ20cとを案内、誘導することができるので、該ガイドワイヤ20bと矯正ワイヤ20cをそれぞれ、楔状骨切り部Eにおける遠位骨切り面E2とその下位に沿って円滑に、かつ、正確に刺入することができ、ガイドワイヤ20a,20bに沿った楔状骨切りが的確に行えると共に、骨切り後における近位骨片B1に対する遠位骨片B2の矯正移動を、治具本体1に沿って可動治具2を移動させることにより、監視、制御しながら円滑に行うことができ、該遠位骨片B2を正確な矯正位置に確実、容易に位置決めすることができ、術後の成績を良好に保持することができる。治具Aの構造も簡単であり、容易に製作できる。
【0028】
なお、前記実施の形態においては、前記治具本体1の保持部と、可動治具2の第1、第2の案内部と、固定治具3における固定用ワイヤ20dを導入するための部材とを、それぞれ、円筒部材7,12,13、17,17で構成したが、これに限らず、治具本体1の支持プレート4、可動治具2の可動プレート9、固定治具3の固定プレート15の厚さを十分大きくする場合には、円筒部材に代えてそれらのプレートに設けた貫通穴によって構成してもよい。
【0029】
また、前記実施の形態においては、前記治具本体1の外周に係合突条5を設けてガイド部を構成し、可動治具2の内周に誘導溝11を設けて被ガイド部を構成したが、これとは逆に、治具本体1の外周に誘導溝を、また、可動治具2の内周に係合突条を設けて、ガイド部とこれに誘導される被ガイド部とを構成するようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば以下の優れた効果を奏する。
請求項1に係る高位脛骨骨切り術に使用する治具によれば、可動治具の第1、第2の案内部によって導入、誘導してガイドワイヤと矯正ワイヤとを、それぞれ、高位脛骨の楔状骨切り部における遠位骨切り面とその下位に沿って円滑に、かつ、正確に刺入することができるので、ガイドワイヤに沿った楔状骨切り部の骨切りを的確に行うことができると共に、骨切り後における近位骨片に対する遠位骨片の矯正移動を、治具本体に沿って可動治具を移動させることにより、監視、制御しながら円滑に行うことができ、該遠位骨片を正確な矯正位置に確実、容易に位置決めすることができ、術後の成績を良好に保持することができる。
【0031】
請求項2に係る高位脛骨骨切り術に使用する治具によれば、治具本体の保持部と可動治具の第1、第2の案内部が円筒部材で構成されているので、各ガイドワイヤと矯正ワイヤを導入するワイヤ刺入ガイドが長く形成され、該ワイヤ刺入ガイドに沿って各ワイヤが誘導されることによって脛骨片への刺入方向が安定し、各ワイヤを脛骨片の所定位置に正確に刺入することができる。
【0032】
請求項3に係る高位脛骨骨切り術に使用する治具によれば、ガイド部によって被ガイド部が誘導されることによって、治具本体に対して可動治具を幅方向に安定して周方向に円滑に移動させることができ、近位骨片に対する遠位骨片の矯正移動の監視、制御を確実、円滑に行うことができる。
請求項4に係る高位脛骨骨切り術に使用する治具によれば、支持プレートの係合突条と可動プレートの誘導溝との嵌合により、治具本体に対する可動治具の周方向の誘導を確実に行うことができると共に、治具本体に対する可動治具の着脱も容易に行うことができる。
【0033】
請求項5に係る高位脛骨骨切り術に使用する治具によれば、止めねじを締め付けることによって、可動プレートの誘導溝に支持プレートの係合突条を押し付けて、治具本体に対しその周方向の任意の位置に可動治具を容易に固定することができる。
請求項6に係る高位脛骨骨切り術に使用する治具によれば、固定治具の円筒部材に沿って固定用ワイヤを押圧することによって、該固定用ワイヤを遠位骨片の所定位置に刺入方向を正確にして円滑、容易に刺入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る高位脛骨骨切り術に使用する治具の一実施の形態を示す正面図である。
【図2】 同じく側面図である。
【図3】 同じく平面図である。
【図4】 図1のイ矢視図である。
【図5】 治具を構成する治具本体の正面図である。
【図6】 同じく側面図である。
【図7】 同じく平面図である。
【図8】 図6のロ矢視図である。
【図9】 可動治具の正面図である。
【図10】 同じく側面図である。
【図11】 同じく図9のハ−ハ断面図である。
【図12】 治具の使用方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 治具本体 2 可動治具
3 固定治具 4 支持プレート
5 係合突条(ガイド部) 6 長穴
7 円筒部材(保持部) 8 貫通穴
9 可動プレート 11 誘導溝(被ガイド部)
12,13 円筒部材(円筒鋼線ガイド) 14a,14b、22 止めねじ
15 固定プレート 16 溝
17 円筒部材 20a,20b ガイドワイヤ
20c 矯正ワイヤ 20d 固定用ワイヤ
21 ストッパ A 治具
B 脛骨 E 楔状骨切り部
E1 近位骨切り面 E2 遠位骨切り面
α 骨切り角度 W 結束ワイヤ

Claims (6)

  1. 高位脛骨の楔状骨切り部における近位骨切り面と遠位骨切り面に沿ってガイドワイヤを刺入し、各ガイドワイヤの方向に従って骨切りした後、遠位骨片をそれに刺入した矯正ワイヤの位置を参照しながら近位骨片側に圧迫して膝関節症の変形を矯正する高位脛骨骨切り術に使用する治具において、
    前記近位骨切り面に刺入したガイドワイヤの脛骨外に位置する部分に、円弧状の支持プレートに設けた保持部を挿通して支持される治具本体と、該治具本体の支持プレートの外周部に着脱自在に装着され、その周方向に移動、固定可能な円弧状の可動プレートに、前記遠位骨切り面に刺入するガイドワイヤを導入する第1の案内部および前記矯正ワイヤを導入する第2の案内部を、それぞれ、可動プレートの周方向の前後に位置をずらして設けた可動治具とを備えていることを特徴とする高位脛骨骨切り術に使用する治具。
  2. 前記治具本体の保持部と可動治具の第1の案内部は、それぞれ、軸孔を前記円弧の中心を通る半径方向に向けて前記支持プレートと可動プレートとに固定した円筒部材で構成され、前記可動治具の第2の案内部は、軸孔を前記第1の案内部を構成する円筒部材の軸孔と平行にして可動プレートに固定された円筒部材で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の高位脛骨骨切り術に使用する治具。
  3. 前記治具本体の支持プレートと可動治具の可動プレートとのうちの一方に、支持プレートに対する可動プレートの幅方向における相対移動を規制し周方向の相対移動を誘導するガイド部が設けられ、他方に該ガイド部に誘導される被ガイド部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の高位脛骨骨切り術に使用する治具。
  4. 前記ガイド部は前記支持プレートの外周部に周方向に沿って形成されている係合突条であり、前記被ガイド部は前記可動プレートの内周部に周方向に沿って形成され前記係合突条に嵌合する誘導溝であることを特徴とする請求項3に記載の高位脛骨骨切り術に使用する治具。
  5. 前記可動プレートに、その幅方向に向けて形成されたねじ穴に螺合され、先端部を前記誘導溝内に突き出して前記支持プレートの係合突条に当接し、支持プレートに対し可動プレートを固定する止めねじが設けられていることを特徴とする請求項4に記載の高位脛骨骨切り術に使用する治具。
  6. 前記近位骨片と遠位骨片との接合状態を維持すべく近位骨片に係合した結束ワイヤを結びつける固定用ワイヤを遠位骨片に刺入する際に導入する円筒部材を設けた固定治具が、前記治具本体の周方向の後端側において前記支持プレートの外周部に着脱自在に備えられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の高位脛骨骨切り術に使用する治具。
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