JP3814077B2 - 糖度計 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、みかんやグレープフルーツなどの柑橘類をはじめとする果汁の糖度やその他の糖度を、サンプルの屈折率から測定するところの糖度計に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の糖度計の取付け板50への取付けは、図6、図7に示すように、パッキン41でシールされた凹状の測定部42を一方の面Aに有するサンプルセル43に、パッキン41を介してプリズム44を押さえ板45でビス45a止めにより固定し、更に、押さえ板45の後面から光学ブロック46をサンプルセル43にビス止めすることにより、投光部47、受光部48を含む光学系ユニット49をサンプルセル43に取り付け、サンプルセル43の他方の面Bの取り付け部分43aを取付け板50の開口51の周囲に当てた状態でサンプルセル43を取付け板50にビス止めすることで行われていた。なお、押さえ板45、光学ブロック46およびサンプルセル43における符号bはそれぞれビス穴である。52はサンプル注入部で、測定部42の一端側に設けた注入口42aに連通している。53はサンプル排出部で、測定部42の他端側に設けた排出口42bに連通している。また、54は温度センサの差し込み部である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
よって、検出窓であるプリズム面aが汚れたときには、まず、光学ブロック46をサンプルセル43から取り外し、次に、押さえ板45をサンプルセル43から取り外すという手間のかかる作業を行わなければプリズム44を取り出すことはできなかった。
【0004】
しかも、プリズム面aの汚れを拭き取ってプリズム面aの清掃を行った後、元の状態に戻す場合に、光学系ユニット49を分解したことにより、光学調整を行う必要があった。
【0005】
この光学調整にはオシロスコープが必要であり作業性が悪い上、光学調整後に標準液で較正し、測定を再開しても、光学系ユニット49を分解するため、常に同じ測定性能を維持することは難しかった。
【0006】
この発明は、上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、プリズム面の清掃を容易に行える糖度計を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明においては、パッキンでシールされた測定部を有するサンプルセルと、測定部に前記パッキンを介してプリズム面を当接させた状態で、測定部に注入されたサンプルに投光し、その反射光を受光する光学系ユニットと、この光学系ユニットおよびサンプルセルが取付けられる取付け板とを備え、サンプルの屈折率から糖度を測定する糖度計において、前記取付け板に開口を設け、この取付け板の一方の面に前記開口内に収まる大きさの投・受光穴を有する光学ベースを取り付け、この光学ベースにおける前記投・受光穴の外周にOリングを設け、このOリングを介して光学ベースにプリズム面を当接させた状態で光学系ユニットを光学ベースに取り付ける一方、前記取付け板の他方の面にサンプルセルを着脱自在に設けたことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1〜図5において、1は酸糖度分析装置の筐体で、この筐体1内には、糖度計2の他に酸度計(図示せず)も収容されている。
【0009】
3はサンプルセルで、パッキン4でシールされた凹状の測定部5を一方の面Aに有し、サンプルセル3の他方の面Bの左右端にはビス穴8aが形成されている。7は、後述する取付け板6の他方の面Cの側にサンプルセル3を着脱自在に取り付けるための取付け金具で、この取付け金具7の左右端にも前記ビス穴8aに対応するビス穴8bが形成されている。そして、サンプルセル3はビスdによって取付け金具7に固定されている。9はサンプル注入部で、測定部5の一端側に設けた注入口5aに連通している。10は、一端がサンプル注入部9に取り付けられたチューブで、他端は注入器でサンプルの注入が可能なサンプル導入口(図示せず)に接続される。11はサンプル排出部で、測定部5の他端側に設けた排出口5bに連通している。12は、一端がサンプル排出部11に取り付けられたチューブで、このチューブ12の他端は、糖度計2と糖度計2の上流に位置する前記酸度計との間に設けたバルブ(図示せず)に接続される。そして、このバルブは、オーバフロー槽と希釈水タンクにも切り換え可能に接続されている。つまり、前記酸糖度分析装置は、みかんやグレープフルーツなどの柑橘類をはじめとする果汁をサンプルとして前記注入器でサンプルセル3に注入する。この場合、前記バルブは前記オーバフロー槽に接続されており、前記注入器によりサンプルが前記オーバフロー槽にまで至る例えば5ミリリットル程度の一回のサンプル注入により測定が行われ、この測定後は前記バルブを切り換えて前記バルブで計量されたサンプルに希釈水を加えたものを前記酸度計の測定セルに送り込むよう構成されている。また、12は温度センサ13の差し込み部である。
【0010】
そして、前記取付け板6は、他方の面Cにサンプルセル3が着脱自在に取り付けられており、一方の面Dに光学系ユニット14が光学ベース15を介して固定されている。
【0011】
つまり、この発明は、従来のように取付け板50の同じ側に光学系ユニット49とサンプルセル43を設けるのではなく、光学系ユニット14およびサンプルセル3以外に、光学ベース15を設けることにより、取付け板6に、光学系ユニット14とサンプルセル3とを分離設置できるよう構成し、光学系ユニット14を分解しなくても、プリズム面aの清掃を行なえる点に特徴がある。
【0012】
前記取付け板6は開口16を有する一方、光学ベース15は前記開口16内に収まる大きさの投・受光穴17を有している。この光学ベース15には例えば4個のビス穴n(図3参照)が形成されビスbによって取付け板6の一方の面Dに固定される。18はシール用Oリングで、投・受光穴17の外周に形成された環状溝19に嵌まり込む。この環状溝19は、光学ベース15が取付け板6に当接する面Fとは反対側の面Gに形成されている。
【0013】
20はプリズムで、ホルダ21内に例えば接着等により保持されている。そして、このホルダ21は、プリズム20を保持した状態で、光学ベース15の面Gにビスtによって位置決めされる。この場合、サンプルセル3も取付け板6に取り付けられた状態では、サンプルセル3の前記測定部5に前記パッキン4を介してプリズム面aが当接している。
【0014】
以下、取付け板6に対するサンプルセル3の着脱機構について説明する。前記取付け金具7と一体のサンプルセル3は、測定部5を取付け板6の開口16に向けた状態で開口16に嵌め込まれ、閉錠・開錠操作可能な取付手段によって取付け板6に取り付けられる。この取付手段は、例えば、前記取付け金具7の左右にビスpを用いて固定した一対の締結部材22,22と、取付け板6の前記開口16の左右端に形成した一対の突出片23,23と、この突出片23,23にビスqを用いて固定した一対の被締結部材24,24とで構成されている。この取付手段は、通常、パチン錠と呼ばれているもので、前記締結部材22,22の閉錠操作により、この締結部材22,22と被締結部材24,24とが連結され、これによりサンプルセル3が取付け板6に測定可能な状態に装着される。すなわち、測定部3にパッキン4を介してプリズム面aを当接させた状態にでき、サンプルの屈折率から糖度を測定できる。この場合、測定部3に注入されたサンプルに光学系ユニット14の光源(例えばLED)25を一対のレンズ26,27を介して投光し、その反射光28を拡散させるレンズ29とスリット30を通して反射光28が例えばCCDから構成される受光部31に入射し、糖度が測定される。
【0015】
一方、プリズム面aの清掃時には、光学系ユニット14を分解することなく、光学系ユニット14は取付け板6に固定されたままの状態で、前記締結部材22,22の開錠操作により、この締結部材22,22を被締結部材24,24の連結が解除され、サンプルセル3が取付け金具7とともに取付け板6から取り外すことができる。
【0016】
このように、取付け板6に光学ベース15を固定し、この光学ベース15にOリング18を介して光学系ユニット14を固定する一方、取付け板6の光学系ユニット14取り付け面とは反対側の位置から取付け板6にパッキン4を介してサンプルセル3を前記閉錠・開錠操作可能な取付手段により取り付けるように構成したので、使用するにしたがって光学系ユニット14のプリズム面aが汚れたとき、簡易に前記閉錠・開錠操作可能な取付手段によりサンプルセル3を取り外して、プリズム面aの汚れを拭き取ることができる。そして、従来のように光学系ユニットを分解する必要はないので、プリズム面aを清掃後、サンプルセル3を元の状態に戻すだけで、光学調整を行うことなく、標準液で較正し、測定を再開できる。つまり、この発明では、光学系ユニット14を分解しないため、常に同じ測定性能を維持することができる。
【0017】
【発明の効果】
上述のように、取付け板に光学ベースを固定し、この光学ベースにOリングを介して光学系ユニットを固定する一方、取付け板の光学系ユニット取り付け面とは反対側の位置から取付け板にパッキンを介してサンプルセルを着脱自在に設けたので、使用するにしたがって光学系ユニットのプリズム面が汚れたとき、簡易なサンプルセルの取り外しにより、プリズム面の汚れを拭き取ることができる。そして、従来のように光学系ユニットを分解する必要はないので、プリズム面を清掃後、サンプルセルを元の状態に戻すだけで、光学調整を行うことなく、標準液で較正し、測定を再開でき、しかも、光学系ユニットを分解しないため、常に同じ測定性能を維持することができ、測定精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の取り付け状態を示す斜視図である。
【図2】上記実施形態における全体構成説明図である。
【図3】上記実施形態における取り付け状態を示す分解斜視図である。
【図4】上記実施形態における要部構成説明図である。
【図5】上記実施形態における測定原理を示す図である。
【図6】従来例を示す全体構成説明図である。
【図7】従来例における取り付け状態を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
3…サンプルセル、5…測定部、6…取付け板、7…取付け金具、14…光学系ユニット、15…光学ベース、16…開口、17…投・受光穴、18…Oリング、20…プリズム、22…締結部材、23…突出片、24…被締結部材、25…光源、31…受光部、a…プリズム面、C…取付け板の他方の面、D…取付け板の一方の面。
Claims (1)
- パッキンでシールされた測定部を有するサンプルセルと、測定部に前記パッキンを介してプリズム面を当接させた状態で、測定部に注入されたサンプルに投光し、その反射光を受光する光学系ユニットと、この光学系ユニットおよびサンプルセルが取付けられる取付け板とを備え、サンプルの屈折率から糖度を測定する糖度計において、前記取付け板に開口を設け、この取付け板の一方の面に前記開口内に収まる大きさの投・受光穴を有する光学ベースを取り付け、この光学ベースにおける前記投・受光穴の外周にOリングを設け、このOリングを介して光学ベースにプリズム面を当接させた状態で光学系ユニットを光学ベースに取り付ける一方、前記取付け板の他方の面にサンプルセルを着脱自在に設けたことを特徴とする糖度計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12421998A JP3814077B2 (ja) | 1998-04-18 | 1998-04-18 | 糖度計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP12421998A JP3814077B2 (ja) | 1998-04-18 | 1998-04-18 | 糖度計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11304690A JPH11304690A (ja) | 1999-11-05 |
JP3814077B2 true JP3814077B2 (ja) | 2006-08-23 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP12421998A Expired - Fee Related JP3814077B2 (ja) | 1998-04-18 | 1998-04-18 | 糖度計 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3814077B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9709489B2 (en) | 2014-06-02 | 2017-07-18 | Atago Co., Ltd. | Device for measuring polarization degree and refractive index |
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1998
- 1998-04-18 JP JP12421998A patent/JP3814077B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US9709489B2 (en) | 2014-06-02 | 2017-07-18 | Atago Co., Ltd. | Device for measuring polarization degree and refractive index |
KR20170122847A (ko) * | 2014-06-02 | 2017-11-06 | 가부시키가이샤 아타고 | 선광도 및 굴절률 측정장치 |
KR102205783B1 (ko) | 2014-06-02 | 2021-01-21 | 가부시키가이샤 아타고 | 선광도 및 굴절률 측정장치 |
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