JP3810938B2 - 壁コンセント付設用電気機器の取付装置 - Google Patents

壁コンセント付設用電気機器の取付装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、室内の壁コンセントに付設して使用する電力量測定装置やガス検診器等の電気機器をその壁コンセントに隣接して取り付けるための壁コンセント付設用電気機器の取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
各家庭のエアコン、テレビ、電子レンジ等の個別の電気製品の電気使用状況を把握し、電力供給の平準化等のピーク対策をとるために、その個別の各電気製品に対してそれぞれ電力量測定装置を接続し、電気使用状況の実態について調査をするような場合がある。
【0003】
この場合、配電線搬送技術を利用した電力量測定装置が用いられ、この測定装置により電気製品の電力使用量が一定間隔で測定され、そのデータが屋内の電気配電線を利用してセンタ装置に伝送され、実態調査のデータとして集計処理される。
【0004】
図21には、電力量測定装置のセット時の状況を示してあり、101は電力量測定装置、102はその本体、103はこの本体102から導出した電気コード、104はこのコード103の先端部に取り付けられたプラグ、105は本体102の端面に設けられた接続コンセント、106は室内の壁に一部を埋め込んで取り付けられた壁コンセント、107はこの壁コンセント106に設けられた差込口、108は室内に設けられたエアコン等の電気製品、109はこのエアコン108から導出された電気コード、110はこのコード109の先端部に取り付けられたプラグである。
【0005】
電力量測定装置101をセットする際には、測定装置101のプラグ104を壁コンセント106の差込口107に差込んで接続し、また電気製品108のプラグ110を電力量測定装置101の差込口105に差込んで接続する。そしてこのセットした電力量測定装置101で電気製品108の電気使用状況を測定する。
【0006】
このように測定装置101は壁コンセント106の近傍に設けるものであるが、その測定装置101を室内の床上に置いたままであると、配線が煩雑で邪魔となり、また電気製品108の電気コード109が測定装置101に届かないようなことがある。
【0007】
このため従来においては、図22(A)に示すように、壁コンセント106の近傍に測定装置101を複数のねじ112、または強力な両面テープ等で室内の壁に取り付けたり、あるいは図22(B)に示すように、壁コンセント106の近傍の室内の壁に専用金具113を複数のねじ114で取り付け、この金具113に測定装置101を複数のねじ115で取り付けるようにしている。
【0008】
図23には、ガスの自動検診システムの場合を示してあり、この場合は電話機120の近傍に電気機器としての通信網端末装置101aと、これに接続した無線装置(親機)101bとが設置され、無線装置101bの子機101b′がガスメータ121に付設されている。
【0009】
そして、図23(B),(C)に示すように、通信網端末装置101aは1本のモジュラーコード122を介して電話機120に接続されているとともに、他の1本のモジュラーコード123を介して室内のモジュラー式の壁コンセント106に接続されている。
【0010】
このような場合においても、図23(C)に示すように、電気機器としての通信網端末装置101aおよび無線装置101bを室内の床の上に設置すると、配線が煩雑で邪魔となり、このため一般には図23(B)に示すように、通信網端末装置101aおよび無線装置101bを室内の壁に複数のねじ124で取り付けて固定するようにしている。
【0011】
さらに図24に示す例は、電気機器がガス検知器101cの場合であり、このガス検知器101cから導出された電気コード103の先端のプラブ104が室内の壁コンセント106に接続されている。
【0012】
この場合においても、電気機器としてのガス検知器101cを室内の床の上に設置すると、配線が煩雑で邪魔となるから、そのガス検知器101cを室内の壁にねじや両面テープを用いて固定し、さらに電気コード103を粘着テープや金具等の複数の止め部材125で室内に壁に係止するようにしている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来においては、壁コンセント付設用の電気機器を室内の壁にねじや両面テープ、あるいは専用の取付金具を用いて取り付けて固定するようにしている。しかしながらこのような固定手段であると、室内の壁に穴をあけたり両面テープを貼り付けなければならないから、作業に手間がかかるばかりでなく、電力量測定装置のように一定期間の調査が終わり、その測定装置を室内の壁から取り外して撤去するような場合に、壁に穴が残ったり、両面テープの跡が残るなどして外観が悪くなって見苦しさが生じ、壁紙の張り替えが必要となってしまう。また、コードを壁に止め部材で係止するような場合も同様に撤去後の外観が悪くなる。
【0014】
この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、壁コンセント付設用の電気機器をその壁コンセントに隣接して容易に能率よくかつ見栄えよく取り付けることができるとともに、撤去後の外観も良好に保つことができる壁コンセント付設用電気機器の取付装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、請求項1の発明は、室内の壁に設けられた壁コンセントと、この壁コンセントへの付設用の電気機器を取り付けるための取付パネルとを備え、前記壁コンセントは、室内の壁に形成された開口内に配置したコンセント本体と、このコンセント本体に設けられた固定用締め部材と、この固定用締め部材に対向して壁の裏面側に設けられた固定用挟み部材と、前記固定用締め部材から固定用挟み部材に亘って螺挿されたコンセント固定用のねじとを有し、前記コンセント固定用のねじの締め付けにより前記固定用締め部材と固定用挟み部材とで壁の開口縁が挟着されてコンセント本体が壁に固定され、前記取付パネルはその一部が前記固定用締め部材と前記壁の表面との間に挿入され、前記コンセント固定用のねじの締め付けによりその締め部材と壁の表面とで挟着されて壁の表面に固定され、さらにこの取付パネルは壁コンセントの下部側に配置する第1のパネルと上部側に配置する第2のパネルとに分割され、そのそれぞれが固定用締め部材と壁の表面との間に挟着されているとともに、固定用締め部材と壁の表面との間への挿入時の横方向へのスライド動作でコンセント固定用のねじに引掛って係合する係合部が前記各パネルに形成されていることを特徴としている。
【0016】
請求項2の発明は、室内の壁に設けられた壁コンセントと、この壁コンセントへの付設用の電気機器を取り付けるための取付パネルとを備え、前記壁コンセントは、室内の壁に形成された開口内に配置したコンセント本体と、このコンセント本体に設けられた固定用締め部材と、この固定用締め部材に対向して壁の裏面側に設けられた固定用挟み部材と、前記固定用締め部材から固定用挟み部材に亘って螺挿されたコンセント固定用のねじとを有し、前記コンセント固定用のねじの締め付けにより前記固定用締め部材と固定用挟み部材とで壁の開口縁が挟着されてコンセント本体が壁に固定され、前記取付パネルはその一部が前記固定用締め部材と前記壁の表面との間に挿入され、前記コンセント固定用のねじの締め付けによりその締め部材と壁の表面とで挟着されて壁の表面に固定され、さらにこの取付パネルは壁コンセントの下部側に配置する第1のパネルと上部側に配置する第2のパネルとに分割され、そのそれぞれの一部が固定用締め部材と壁の表面との間に挟着されているとともに、壁コンセントの下部側に配置する一方の第1のパネルには固定用締め部材と壁の表面との間への挿入時の横方向へのスライド動作でコンセント固定用のねじに引掛って係合する係合部が、壁コンセントの上部側に配置する他方の第2のパネルには固定用締め部材と壁の表面との間への挿入時の縦方向へのスライド動作でコンセント固定用のねじに係合する係合部がそれぞれ形成されていることを特徴としている。
【0017】
請求項3の発明は、室内の壁に設けられた壁コンセントと、この壁コンセントへの付設用の電気機器を取り付けるための取付パネルとを備え、前記壁コンセントは、室内の壁に形成された開口内に配置したコンセント本体と、このコンセント本体に設けられた固定用締め部材と、この固定用締め部材に対向して壁の裏面側に設けられた固定用挟み部材と、前記固定用締め部材から固定用挟み部材に亘って螺挿されたコンセント固定用のねじとを有し、前記コンセント固定用のねじの締め付けにより前記固定用締め部材と固定用挟み部材とで壁の開口縁が挟着されてコンセント本体が壁に固定され、前記取付パネルはその一部が前記固定用締め部材と前記壁の表面との間に挿入され、前記コンセント固定用のねじの締め付けによりその締め部材と壁の表面とで挟着されて壁の表面に固定され、さらにこの取付パネルは壁コンセントの左右側に配置する第1のパネルと第2のパネルとに分割され、そのそれぞれの一部が固定用締め部材と壁の表面との間に挟着されているとともに、その第1のパネルと第2パネルとの配置を左右に交換することが可能となっていることを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図1ないし図20を参照して説明する。
【0024】
図1ないし図8には、第1の実施形態を示してあり、この実施形態は壁コンセント付設用電気機器としての電力量測定装置1を壁コンセント2に隣接して取り付ける場合の例で、電力量測定装置1はその本体3内に電力量を測定する回路が内蔵されている。本体3は合成樹脂製のベース4と、このベース4の上に取り付けられた合成樹脂製のカバー5とからなり、ベース4の両端側の端部に取付突起6が一体に突出形成されている。
【0025】
そして本体3の一端面からは電気コード7が導出し、この電気コード7の先端にプラブ8が取り付けられ、また本体3の他端面に差込口9が設けられている。
【0026】
壁コンセント2は既成のものであって、この既成の壁コンセント2に対して取付パネル10が設けられている。この取付パネル10は、壁コンセント2の下部側に配置した第1のパネル11と上部側に配置した第2のパネル12とに分割されている。
【0027】
また、13は室内に設置された電気製品、14はこの電気製品13から導出された電気コード、15はこの電気コード14の先端に取り付けられたプラグである。
【0028】
図6には壁コンセント2の分解状態の構造を示してあり、16が室内の壁、17がこの室内の壁16に形成された開口、18がコンセント本体で、このコンセント本体18の前面に差込口19が設けられている。
【0029】
コンセント本体18の両端部には固定用締め部材22が取り付けられ、これら固定用締め部材22に対向してそれぞれ固定用挟み部材23が設けられている。これら固定用挟み部材23の一端部には爪片24が設けられ、これら爪片24を介して図4および図5に示すように各固定用挟み部材23がその対応する固定用締め部材22に遊動自在に連結されている。
【0030】
そしてコンセント本体18は壁16の開口17内に配置され、各固定用締め部材22が壁16の表面側に、各固定用挟み部材23が壁16の裏面側に配され、この状態で各固定用締め部材22から各固定用挟み部材23に亘ってそれぞれコンセント固定用のねじ25が螺挿され、これらねじ25の締め付けにより締め部材22と挟み部材23とで開口17の周縁の壁16が強固に挟着され、この挟着でコンセント本体18が壁16に固定される構造となっている。
【0031】
そしてコンセント本体18の表面側にはその周囲を囲んで固定用締め部材22を覆うフレーム26がねじ27を介して取り付けられ、さらにこのフレーム26の上に化粧板28が複数の係合爪28aを介して取り付けられ、この化粧板28に形成されている開口28bを通してコンセント本体18の表面が外部に露出するようになっている。
【0032】
第1および第2のパネル11,12の構造を図7および図8に示してあり、これらパネル11,12はそれぞれ板金製であって、壁コンセント2の下側に付設する第1のパネル11はその長さ寸法が大きく、壁コンセント2の上側に付設する第2のパネル12はその長さ寸法が小さく形成されている。
【0033】
そしてこれらパネル11,12の一端縁にはコンセント本体18の端部の介入が可能な切欠部31,32が形成されているとともに、さらにこれら切欠部31,32の奥行側の端縁に係合部としてL形に屈曲する鉤状の切込み33,34が形成されている。
【0034】
各パネル11,12の周縁には、切欠部31,32の部分の縁部を除いてその背面側に直角に折曲する高さ寸法の小さな補強用の折曲片35が一体に形成され、また第1のパネル11には、図8に示すようにバーリング加工によりその背面側に突出する複数のねじ孔36が形成されている。そしてこれらパネル11,12には、その背面を除く全体すなわち外表面から外周面、さらに折曲片35の端面に亘る部分に壁紙(図示せず)が貼り付けられている。
【0035】
パネル11,12を室内の壁16に既に取り付けられている壁コンセント2に付設する際には、まずコンセント固定用のねじ25を緩め、固定用締め部材22と壁16の表面との間にパネル11,12の挿入が可能な隙間をあける。
【0036】
次に、コンセント本体18の下部側における固定用締め部材22と壁16との隙間内にその下側から第1のパネル11の一端側の端部、すなわち切欠部31が形成されている側の端部を挿入して切欠部31の内側にコンセント本体18を介入させるととともに、さらにパネル11を縦方向および横方向にスライドさせて鉤状の切込み33内にコンセント固定用のねじ25の軸部を介入させる。
【0037】
また、同様に、コンセント本体18の上部側における固定用締め部材22と壁16との隙間内に第2のパネル12の一端側の端部を挿入して切欠部32の内側にコンセント本体18を介入させるととともに、さらにパネル12を縦方向および横方向にスライドさせて鉤状の切込み34内にコンセント固定用のねじ25の軸部を介入させる。
【0038】
そしてこの後、コンセント固定用の各ねじ25を締め付ける。この締め付けにより、図4に示すように、各固定用締め部材22と固定用挟み部材23とで壁16および各パネル11,12が強く挟着され、この挟着によりコンセント本体18と共に各パネル11,12が壁に固定される。
【0039】
次に、コンセント本体18の周囲を囲んで固定用締め部材22の上にフレーム26を配置し、このフレーム26から固定用締め部材22に亘ってねじ27を螺挿し、締め付けてフレーム26を固定する。
【0040】
さらにこの後、フレーム26の上に化粧板28を取り付け、この化粧板28でフレーム26を覆うとともに、この化粧板28の開口28bを通してコンセント本体18の表面を外部に露出させる。
【0041】
このようにして壁コンセント2に対してパネル11,12を付設した後に、図1ないし図3に示すように、第1のパネル11の表面の上に、電気機器としての電力量測定装置1を配置し、この測定装置1の各取付突起6からパネル11の各ねじ孔36に亘ってねじ39を螺挿し、これらねじ39の締め付けにより測定装置1をパネル11に固定する。
【0042】
そして測定装置11の電気コード7のプラグ8を壁コンセント2の差込口19に差し込んで接続し、また室内の電気製品13の電気コード14のプラグ15を測定装置1の差込口9に差し込んで接続する。これにより測定装置1を介して電気製品13に電力が供給されるとともに、この測定装置1により電気製品13の電気使用量が測定される。
【0043】
このような構成においては、既成の壁コンセント2に設けられているコンセント固定用のねじ25を利用してパネル11,12を壁16に固定することができ、したがって壁16にその専用のねじ孔をあける必要がなく、このため作業の手間が省け、能率よくパネル11,12を壁16に取り付けることができる。
【0044】
各パネル11,12は壁コンセント2の締め部材22と挟み部材23とで挟着されているとともに、L形に屈曲した鉤状の切込み33,34がコンセント固定用のねじ25の軸部に係合しており、このため壁16に対する取付状態が安定し、ずれ動いたり脱落するようなことがない。
【0045】
また、各パネル11,12の鉤状の切込み33,34をコンセント固定用のねじ25の軸部に係合させることにより、これらパネル11,12の上下方向の動きを規制することができ、したがってその取付時にパネル11,12を特に手で保持するような手間を要することなく、コンセント固定用のねじ25を締め付けて各パネル11,12を壁16に能率よく固定することができる。
【0046】
そしてパネル11,12は壁コンセント2に対して一体的に組み付けられるから、その全体が一体感のある調和のとれた良好な外観となる。各パネル11,12は板金製であるが、壁16と接触する折曲片35の端面には壁紙が貼り付けられており、したがって壁16の壁紙に傷を付けるようなことがなく、またパネル11,12の外表面にも壁紙が貼り付けられているから、室内の壁16に対する違和感もなく、より一層良好な外観を保つことができる。
【0047】
さらに、各パネル11,12の折曲片35はその高さ寸法が小さくなっており、したがってコンセント固定用のねじ25を緩めて締め部材22と壁16の表面との間に隙間をあけてパネル11,12を挿入する際に、その隙間をそれ程大きくあける必要がなく、このためコンセント固定用のねじ25を緩め過ぎて挟み部材23がねじ25から離脱するというような問題を招くことがない。
【0048】
一方、パネル11,12はコンセント固定用のねじ25を利用して壁16に取り付けているものであるから、これらパネル11,12を撤去したときに、壁16にねじ孔が残ったり、あるいは両面テープを用いた場合のような汚れ跡が残るようなことがなく、パネル11,12の撤去後においても壁16を綺麗な状態に保つことができる。
【0049】
なお、パネル11,12の撤去は、その取付時の逆手順により容易に行なうことができ、その撤去後には壁コンセント2をその固定用のねじ25を用いて再度容易に壁16に固定することができる。
【0050】
図9には第2の実施形態を示してあり、この実施形態においては、壁コンセント2の上部側に付設する第2のパネル12における切込み34が上下方向のみに延びる直線形状となっている。
【0051】
したがって、この実施形態の場合には、第2のパネル12の端部を固定用締め部材22と壁16との隙間内に挿入して切込み34をコンセント固定用のねじ25に係合させるときに、その第2のパネル12を下側に向けてスライドさせるだけでよく、横方向のスライドが不要となり、その分作業を容易に能率よく行なうことができる。
【0052】
図10には第3の実施形態を示してあり、この実施形態においては、第1および第2のパネル11,12がそれぞれ合成樹脂で一体に成形されている。そして各パネル11,12の背面には、図10(B)に示すように補強用の複数のリブ11a,12aが形成されている。
【0053】
このようなパネル11,12においては、板金製のものに比べ軽量で取り扱いが容易となり、また背面に多数のリブ11a,12aが設けられているから、壁16に対する接触面積が増して面圧が小さくなり、このため壁16に貼られている壁紙に対して締付け跡がほとんど生じることがなく、さらにパネル11,12が樹脂製であるから、その色彩や模様等を任意に選定でき、板金製の場合のような壁紙の貼り付けを不要とすることができる。
【0054】
図11ないし図15には第4の実施形態を示してある。壁コンセント2が室内の床の近くに配設されているような場合には、その壁コンセント2の下方側に電力量測定装置等の電気機器を取り付けることがスペース的に困難となる。
【0055】
そこで、この第4の実施形態においては、壁コンセント2の左右側にパネル11,12を付設するようにしてある。この場合の第1のパネル11は、図14および図15に示すように、コンセント本体18の上部および一側部を囲む囲み部41を、第2のパネル12はコンセント本体18の下部および他側部を囲む囲み部42を有している。そして第1のパネル11の囲み部41の上部の縁に係合部としてL形に屈曲する鉤状の切込み33が形成され、第2のパネル12の囲み部42の下部の縁にL形に屈曲する鉤状の切込み34が形成されている。
【0056】
この実施形態の場合においても前記第1の実施形態の場合と同様に、パネル11,12を壁コンセント2に取り付けるときには、まずコンセント固定用のねじ25を緩め、締め部材22と壁16の表面との間に隙間をあけ、その隙間内に第1のパネル11および第2のパネル12を挿入するとともに、縦方向および横方向にスライドさせて鉤状の切込み33,34をコンセント固定用のねじ25に係合させ、この後、ねじ25を締め付け、締め部材22と挟み部材23とで壁16および各パネル11,12を挟着してコンセント本体18と共に各パネル11,12を壁16に固定する。
【0057】
そして第1のパネル11の表面の上に、図11ないし図13に示すように、電気機器としての電力量測定装置1を配置し、この測定装置1の各取付突起6からパネル11の各ねじ孔36に亘ってねじ39を螺挿し、これらねじ39の締め付けにより測定装置1をパネル11に固定する。
【0058】
このように壁コンセント2の側方に測定装置1を配置させる構成においては、壁コンセント2の下方側に充分なスペースがない場合であっても、その壁コンセント2に隣接して電気機器としての測定装置1を何ら妨げなく取り付けることができる。
【0059】
そしてこの実施形態の場合、第1および第2のパネル11,12を図14および図15の状態からそれぞれ180°反転させることにより、図16に示すように、第1のパネル11を壁コンセント2に対して向って右側に配置する状態から左側に、第2のパネル12を向って左側に配置する状態から右側にそれぞれその位置を変換して取り付けることができ、これにより電気機器としての測定装置1の取り付け位置を壁コンセント2の左右のいずれの位置にでも選択して取り付けることが可能となる。
【0060】
図17ないし図20には第5の実施形態を示してあり、この実施形態においては、電気機器としての測定装置1の各取付突起6の根元部に、図17ないし図19に示すように溝状の切込み6aが形成され、この切込み6aにより必要に応じて取付突起6をその切込み6aの部分からペンチ等を用いて折り取ることができるようになっている。
【0061】
したがって、この実施形態の場合においては、図20に示すように、室内の電気製品13の配置の関係から壁コンセント2の下方や側方、あるいは壁コンセント2の近傍の床の上に、電気機器としての測定装置1をスペース的に配置させることができないときやそのスペースから測定装置1が突出してしまうような場合であっても、測定装置1の各取付突起6を切込み6aの部分から折り取って除去し、測定装置1の実質的な長さの寸法を短縮することにより、そのスペース部分に測定装置1を配置させることができる。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1の発明によれば、壁コンセント付設用の電気機器をその壁コンセントに隣接して容易に能率よくかつ見栄えよく取り付けることができるとともに、撤去後の外観も良好に保つことができる。そして、第1および第2のパネルに横方向へのスライド動作でコンセント固定用のねじに引掛って係合する係合部が形成されているから、その係合で壁に対する各パネルの取付状態を安定させてずれ動きや脱落を確実に防止でき、またその係合で各パネルの上下方向の動きを規制することができるから、その取付時にパネルを特に手で保持するような手間を要することなく、コンセント固定用のねじを締め付けて各パネルを壁に能率よく固定することができる。
【0064】
請求項2の発明によれば、壁コンセントの上部側に配置したパネルにはその縦方向へのスライド動作でコンセント固定用のねじに係合する係合部が形成されているから、そのパネルの端部を壁コンセントの固定用締め部材と壁との隙間内に挿入してコンセント固定用のねじに係合させるときに、パネルを下側に向けてスライドさせるだけで横方向のスライドが不要となり、その分作業を容易に能率よく行なうことができる。
【0065】
請求項3の発明によれば、第1のパネルと第2のパネルとを壁コンセントを境とする左右側に適宜交換して配置でき、したがって壁コンセントの周囲の状況に応じる適合位置に電気機器を取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係る取付装置を設けた室内の状況を示す斜視図。
【図2】その取付装置の正面図。
【図3】その取付装置の側面図。
【図4】その取付装置の要部の断面図。
【図5】その取付装置の要部の分解状態の斜視図。
【図6】その取付装置における壁コンセントの分解状態の斜視図。
【図7】その取付装置における取付パネルの正面図。
【図8】その取付装置における取付パネルの斜視図。
【図9】この発明の第2の実施形態に係る取付装置における取付パネルの正面図。
【図10】この発明の第3の実施形態に係る取付装置における取付パネルの正面図。
【図11】この発明の第4の実施形態に係る取付装置を設けた室内の状況を示す斜視図。
【図12】その取付装置の正面図。
【図13】その取付装置の側面図。
【図14】その取付装置における取付パネルの正面図。
【図15】その取付パネルにおける第1のパネルと第2のパネルとを離間させた状態を示す正面図。
【図16】その第1のパネルと第2のパネルとの配置の位置を左右変換させたときの状態を示す正面図。
【図17】この発明の第5の実施形態に係る取付装置における電気機器の正面図。
【図18】その電気機器の側面図。
【図19】その電気機器の要部の斜視図。
【図20】その第5の実施形態の作用を説明するための斜視図。
【図21】従来技術の第1の例を示す斜視図。
【図22】従来技術の第2の例を示す斜視図。
【図23】従来技術の第3の例を示す斜視図。
【図24】従来技術の第4の例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…電力量測定装置(電気機器)
2…壁コンセント
6…取付突起
10…取付パネル
11…第1のパネル
12…第2のパネル
13…電気製品
16…壁
17…開口
18…コンセント本体
22…固定用締め部材
23…固定用挟み部材
25…コンセント固定用ねじ
33,34…切込み(係合部)
35…折曲片

Claims (3)

  1. 室内の壁に設けられた壁コンセントと、この壁コンセントへの付設用の電気機器を取り付けるための取付パネルとを備え、前記壁コンセントは、室内の壁に形成された開口内に配置したコンセント本体と、このコンセント本体に設けられた固定用締め部材と、この固定用締め部材に対向して壁の裏面側に設けられた固定用挟み部材と、前記固定用締め部材から固定用挟み部材に亘って螺挿されたコンセント固定用のねじとを有し、前記コンセント固定用のねじの締め付けにより前記固定用締め部材と固定用挟み部材とで壁の開口縁が挟着されてコンセント本体が壁に固定され、前記取付パネルはその一部が前記固定用締め部材と前記壁の表面との間に挿入され、前記コンセント固定用のねじの締め付けによりその締め部材と壁の表面とで挟着されて壁の表面に固定され、さらにこの取付パネルは壁コンセントの下部側に配置する第1のパネルと上部側に配置する第2のパネルとに分割され、そのそれぞれが固定用締め部材と壁の表面との間に挟着されているとともに、固定用締め部材と壁の表面との間への挿入時の横方向へのスライド動作でコンセント固定用のねじに引掛って係合する係合部が前記各パネルに形成されていることを特徴とする壁コンセント付設用電気機器の取付装置。
  2. 室内の壁に設けられた壁コンセントと、この壁コンセントへの付設用の電気機器を取り付けるための取付パネルとを備え、前記壁コンセントは、室内の壁に形成された開口内に配置したコンセント本体と、このコンセント本体に設けられた固定用締め部材と、この固定用締め部材に対向して壁の裏面側に設けられた固定用挟み部材と、前記固定用締め部材から固定用挟み部材に亘って螺挿されたコンセント固定用のねじとを有し、前記コンセント固定用のねじの締め付けにより前記固定用締め部材と固定用挟み部材とで壁の開口縁が挟着されてコンセント本体が壁に固定され、前記取付パネルはその一部が前記固定用締め部材と前記壁の表面との間に挿入され、前記コンセント固定用のねじの締め付けによりその締め部材と壁の表面とで挟着されて壁の表面に固定され、さらにこの取付パネルは壁コンセントの下部側に配置する第1のパネルと上部側に配置する第2のパネルとに分割され、そのそれぞれの一部が固定用締め部材と壁の表面との間に挟着されているとともに、壁コンセントの下部側に配置する一方の第1のパネルには固定用締め部材と壁の表面との間への挿入時の横方向へのスライド動作でコンセント固定用のねじに引掛って係合する係合部が、壁コンセントの上部側に配置する他方の第2のパネルには固定用締め部材と壁の表面との間への挿入時の縦方向へのスライド動作でコンセント固定用のねじに係合する係合部がそれぞれ形成されていることを特徴とする壁コンセント付設用電気機器の取付装置。
  3. 室内の壁に設けられた壁コンセントと、この壁コンセントへの付設用の電気機器を取り付けるための取付パネルとを備え、前記壁コンセントは、室内の壁に形成された開口内に配置したコンセント本体と、このコンセント本体に設けられた固定用締め部材と、この固定用締め部材に対向して壁の裏面側に設けられた固定用挟み部材と、前記固定用締め部材から固定用挟み部材に亘って螺挿されたコンセント固定用のねじとを有し、前記コンセント固定用のねじの締め付けにより前記固定用締め部材と固定用挟み部材とで壁の開口縁が挟着されてコンセント本体が壁に固定され、前記取付パネルはその一部が前記固定用締め部材と前記壁の表面との間に挿入され、前記コンセント固定用のねじの締め付けによりその締め部材と壁の表面とで挟着されて壁の表面に固定され、さらにこの取付パネルは壁コンセントの左右側に配置する第1のパネルと第2のパネルとに分割され、そのそれぞれの一部が固定用締め部材と壁の表面との間に挟着されているとともに、その第1のパネルと第2パネルとの配置を左右に交換することが可能となっていることを特徴とする壁コンセント付設用電気機器の取付装置。
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