JP2017144145A - 物品取付具 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、設置面に物品を取り付ける際に容易に位置決めを行うことが可能な物品取付具を提供する。
【解決手段】平坦部16の右上端部からは舌状の舌片17が右方向に延出し、舌片17には切り欠き部18が形成されている。切り欠き部18の幅寸法は、ビス105a,105bの軸部の径寸法よりも大きく設定されている。切り欠き部18の深さ寸法は、ビス105a,105bの軸部の径寸法と同程度に設定されている。このため、舌片17を取付プレート103と壁面100との間に挿入した際に、切り欠き部18をビス105aに係合させる。物品取付具1を左右方向に移動させると、ビス105aが切り欠き部18の内壁面18aに当接して、これ以上の移動が規制される。すなわち、中央部11と照明スイッチ101との相対位置を位置決めすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、設置面に物品を取り付ける物品取付具に関する。
リモコンホルダや掃除機の充電器などの物品を壁面に取り付ける場合には、ネジを用いて壁面に取り付けることが一般的である。
この場合、ネジ止めするための孔を壁面に設ける必要があるために壁面に傷が残り、物品を取り外した後の壁面の見映えが良くないという問題があった。
このため、壁面に設けられたコンセントボックスなどの構造物を利用して物品を取り付ける技術が提案されている。例えば、特許文献1には、ベースプレートから延出する部位である一対の周縁部を、壁面とコンセントボックスのユニットプレートとの隙間に挿入した後、ユニットプレートのネジを締め直し、挟持されたベースプレートの保持構造部に物品を取り付けることにより物品を壁面に取り付ける技術が開示されている。
特開2015−141870号公報
しかし、上記特許文献1に記載の技術では、ユニットプレートのネジを締め直すまでは、ベースプレートの周縁部がユニットプレートと壁面との間で圧接されず、ベースプレートが左右方向に移動可能であるため、ベースプレートの左右方向の位置決めが容易ではない。
なお、特許文献1には、上下の周縁部のそれぞれをユニットプレートと壁面との間に挿入した後に、上下の周縁部の端部同士を別部材である枠部で連結する技術が開示されている。この技術によれば、上下の周縁部の端部同士を枠部で連結することにより、保持構造部および枠部が左右方向にベースプレートが移動することを阻止し、ベースプレートの左右方向の位置決めを行うことができる。
しかし、上記技術では、枠部を別途用意する必要があるため、部品点数が増加する。また、枠部がベースプレートから外れたり紛失したりするおそれもある。
本発明は、こうした問題にかんがみてなされたものであり、簡単な構成で、設置面に物品を取り付ける際に容易に位置決めを行うことが可能な物品取付具を提供することを目的としている。
本発明の物品取付具は、取付具本体と、延出挿入部と、を備える。
取付具本体は、物品が取り付けられる。
延出挿入部は、取付具本体を設置面に設置する位置である設置位置に配置された取付具本体から延出して、固定具を用いて設置面に固定された構造物である設置面構造物と設置面との間に挿入される形状を有する。
延出挿入部には位置決め部が設けられている。
位置決め部は、設置面構造物と設置面との間で固定具に係合する形状を有する部位である。
このように構成すれば、当該物品取付具が設置面へ設置される際の位置決めが可能となる。さらに、上述のような位置決め部が延出挿入部に設けられている。このため、上下の周縁部の端部同士を別部材である枠部で連結する特許文献1の技術とは異なり、別部材を別途用意する必要がなく、部品点数も増加しない。また、別部材が当該物品取付具から外れたり紛失したりするおそれもない。
したがって、本発明の物品取付具によれば、簡単な構成で、設置面に物品を取り付ける際に容易に位置決めを行うことができる。
本発明の物品取付具においては、延出挿入部には複数の位置決め部が設けられているとよい。このように構成すれば、位置決め部の数量と同数の設置位置が存在することとなり、複数の設置位置から物品取付具を設置する位置を選択することができる。
本発明の物品取付具においては、延出挿入部が複数存在するとよい。このように構成すれば、延出挿入部の数量と同数の設置位置が存在することとなる。延出挿入部に複数の位置決め部が設けられている場合には、延出挿入部の数量よりも多い数量の設置位置が存在することとなる。このため、複数の設置位置から物品取付具を設置する位置を選択することができる。
本発明の物品取付具においては、固定具が複数存在する場合に、複数の延出挿入部が備える位置決め部のそれぞれが、複数の固定具のそれぞれを係合するとよい。このように構成すれば、固定具に係合された位置決め部を中心として、物品取付具を回転させようとする力に対する耐性が高まり、より重量の大きい物品を物品取付具に取り付けることができる。
第1実施形態の物品取付具1の構成図である。 第2実施形態の物品取付具2の構成図である。 第3実施形態の物品取付具3の構成図である。
以下、図面を参照しながら、発明を実施するための形態を説明する。以下の説明においては、物品取付具1を構成する各部の相対的な位置関係を簡潔に説明するために、図中に併記した上下左右前後の各方向を利用して説明を行う。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1に示す物品取付具1は、設置面としての壁面100にリモコンホルダや掃除機の充電器などの物品を取り付けるのに用いられる。本実施形態では、物品取付具1は、ステンレス鋼などの金属の薄板をプレス加工することによって成形されている。物品取付具1は、水平方向の線分に対して線対称となるよう形成されている。
本実施形態では、壁面100に取り付けられた照明スイッチ101を利用して、物品取付具1を壁面100に取り付ける例を示す。照明スイッチ101は、取付プレート102と、スイッチボックス103と、カバープレート104と、を備える。取付プレート102は、壁面100の開口部100aに取り付けられている。取付プレート102には、2つの貫通孔102a,102bが形成されている。スイッチボックス103は、取付プレート102の背後に配置されている。スイッチボックス103には、ネジ孔103a,103bが形成されている。スイッチボックス103は、貫通孔102a,102bに挿通されたビス105a,105bをネジ孔103a,103bに螺合させることで、取付プレート102に固定されている。カバープレート104は、取付プレート102の前面側に着脱可能である。
物品取付具1の中央部11は、平板状で平面視方形に形成されている。中央部11には、縦長の開口部12が形成されている。中央部11の左側には、左方向に行くに従って後方に傾斜する傾斜部13が形成されている。傾斜部13の左側には、返し14が形成されている。中央部11の右側は、右方向に行くに従って後方に傾斜する傾斜部15となっている。傾斜部15の右側は、平坦な平坦部16となっている。
このような構成により、物品取付具1を壁面100に設置した際に、壁面100と中央部11との間には空間が形成される。したがって、中央部11には、開口部12を利用して物品を取り付けることができる。一例を挙げると、開口部12を背面側から挿通させたビスを、リモコンホルダや掃除機の充電器などの物品に螺合させることで、中央部11に物品を取り付けるといった具合である。また、ハンガーなどの物品のフックを開口部12に引っ掛けることで、中央部11に物品を取り付けることもできる。
平坦部16の右上端部からは舌状の舌片17が右方向に延出している。平坦部16の右下端部からは舌状の舌片19が右方向に延出している。舌片17と舌片19とは、図中でいう上下方向について対称な形状に形成されている。舌片17は、中央部11が照明スイッチ101の左側にある場合に、取付プレート102と壁面100との間に挿入される形状を有する。本実施形態では、照明スイッチ101の左側が設置位置に該当する。他にも、照明スイッチ101の右側や照明スイッチ101の上側、照明スイッチ101の下側などを設置位置として設定してもよい。舌片17には、切り欠き部18が形成されている。切り欠き部18は、舌片17の下側の端面17aから舌片17の内部に向けて形成されている。切り欠き部18の幅寸法は、ビス105a,105bの軸部の径寸法よりも大きく設定されている。切り欠き部18の深さ寸法は、ビス105a,105bの軸部の径寸法と同程度に設定されている。このため、切り欠き部18には、舌片17を取付プレート102と壁面100との間に挿入した際に、ビス105aまたはビス105bを係合させることができる。舌片19に設けられた切り欠き部20についても切り欠き部18と同様の構成を有する。
中央部11は、取付具本体に該当する。舌片17,19は、延出挿入部に該当する。切り欠き部18,20は、位置決め部に該当する。
[1−2.取付手順]
次に、物品取付具1を、照明スイッチ101を利用して壁面100に取り付ける手順について説明する。
カバープレート104を取付プレート102から取り外す。取付プレート102にスイッチボックス103を固定している二本のビス105a,105bを緩める。取付プレート102と壁面100との間の隙間を広げる。
物品取付具1を照明スイッチ101の左側に配置する場合には、舌片17が舌片19に対して上側となり且つ舌片17および舌片19が中央部11に対して右側となる姿勢で、物品取付具1を取付プレート102の左側に配置する。
物品取付具1を右方向に移動させて、取付プレート102と壁面100との間の隙間に舌片17,19を挿入させる。切り欠き部18がビス105aの上方となり且つ切り欠き部20がビス105bの下方となるまで、物品取付具1を右方向に移動させる。物品取付具1を下方に移動させ、切り欠き部18にビス105aを係合させる。物品取付具1を左右方向に移動させると、ビス105aが切り欠き部18の内壁面18aに当接して、これ以上の移動が規制される。すなわち、中央部11と照明スイッチ101との相対位置を位置決めすることができる。
切り欠き部18をビス105aに係合させたら、二本のビス105a,105bを締める。取付プレート102と壁面100との間の隙間が狭まり、取付プレート102と壁面100との間に舌片17,19が挟まれて固定される。カバープレート104を取付プレート102に取り付ける。
物品取付具1を照明スイッチ101の右側に配置する場合には、舌片19が舌片17に対して上側となり且つ舌片17および舌片19が中央部11に対して左側となる姿勢で、物品取付具1を取付プレート102の右側に配置し、上述の物品取付具1を照明スイッチ101の左側に配置する場合と同様の手順で、照明スイッチ101を利用して壁面100に取り付ける。
物品取付具1を、壁面100から取り外す場合には、上述の物品取付具1を壁面100に取り付ける手順を逆に行う。
[1−3.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)物品取付具1においては、平坦部16の右上端部からは舌状の舌片17が右方向に延出し、舌片17には切り欠き部18が形成されている。舌片17を取付プレート102と壁面100との間に挿入した際に、切り欠き部18をビス105aに係合させる。物品取付具1を左右方向に移動させると、ビス105aが切り欠き部18の内壁面18aに当接して、これ以上の移動が規制される。すなわち、中央部11と照明スイッチ101との相対位置を位置決めすることができる。また、上述のような切り欠き部18が舌片17に設けられている。このため、上下の周縁部の端部同士を別部材である枠部で連結する特許文献1の技術とは異なり、別部材を別途用意する必要がなく、部品点数も増加しない。また、別部材が当該物品取付具から外れたり紛失したりするおそれもない。切り欠き部20をビス105aに係合させた場合も同様である。したがって、簡単な構成で、壁面100に物品を取り付ける際に容易に位置決めを行うことができる。
(2)物品取付具1においては、舌片17,19を備えることから、延出挿入部が複数存在し、延出挿入部と同数の設置位置が存在する。このことにより、物品取付具1を壁面100に設置する設置位置を複数候補から選択することができる。
(3)物品取付具1においては、舌片17と舌片19とが、図中でいう上下方向について対称な形状に形成されている。物品取付具1を照明スイッチ101の左側に配置する場合には切り欠き部18をビス105aに係合させ、物品取付具1を照明スイッチ101の右側に配置する場合には、切り欠き部20をビス105aに係合させる。このため、設置面構造物としての照明スイッチ101を挟んだ両側のそれぞれが設置位置となる。このことにより、物品取付具1を壁面100に設置する設置位置を、設置面構造物を挟んだ両側のそれぞれの設置位置から選択することができる。
[2.第2実施形態]
[2−1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
前述した第1実施形態の物品取付具1では、図1に示すように、舌片17には切り欠き部18が形成されている。これに対し、第2実施形態の物品取付具2では、図2に示すように、舌片17には一対の突起部21,22が形成されるとともに、一対の突起部21,22の間に凹部23が形成され、一対の突起部21,22の右側に凹部24が形成されている。突起部21,22は、端面17aから下方向に向けて延出するように形成されている。突起部21,22のそれぞれの高さ寸法は、ビス105a,105bの軸部の径寸法と同程度に設定されている。凹部23,24は、端面17aから舌片17の内部に向けて形成されている。凹部23,24のそれぞれの幅寸法は、ビス105a,105bの軸部の径寸法よりも大きく設定されている。凹部23,24のそれぞれの深さ寸法は、ビス105a,105bの軸部の径寸法と同程度に設定されている。このため、凹部23,24のそれぞれには、舌片17を取付プレート102と壁面100との間に挿入した際に、ビス105aまたはビス105bを嵌め込ませることができる。突起部21と突起部22との間の幅寸法は、凹部23の幅寸法にビス105a,105bの軸部の径寸法を加えた値よりも大きく設定されている。このため、一対の突起部21,22の間には、舌片17を取付プレート102と壁面100との間に挿入した際に、ビス105aまたはビス105bを入り込ませることができる。舌片19についても舌片17と同様の構成を有する。
前述した第1実施形態の物品取付具1では、図1に示すように、中央部11には、縦長の開口部12が形成されている。これに対し、第2実施形態の物品取付具2では、図2に示すように、中央部11には、縦長の開口部29,30が上下方向に並べて形成されている。
突起部21,22,25,26は、位置決め部に該当する。
[2−2.取付手順]
次に、物品取付具2を、照明スイッチ101を利用して壁面100に取り付ける手順について説明する。
カバープレート104を取付プレート102から取り外す。取付プレート102にスイッチボックス103を固定している二本のビス105a,105bを緩める。取付プレート102と壁面100との間の隙間を広げる。
物品取付具2を照明スイッチ101の左側に配置する場合には、舌片17が舌片19に対して上側となり且つ舌片17および舌片19が中央部11に対して右側となる姿勢で、物品取付具2を取付プレート102の左側に配置する。物品取付具2を右方向に移動させて、取付プレート102と壁面100との間の隙間に舌片17,19を挿入させる。ビス105aが突起部22に当接するとともにビス105bが突起部26に当接するまで、物品取付具2を右方向に移動させる。物品取付具2を上方向に移動させ、凹部28にビス105bを嵌り込ませる。物品取付具2を図中でいう時計回りに凹部28を中心にして回転させ、凹部23をビス105aの上方に位置させる。物品取付具2を下方向に移動させ、凹部28とビス105bとの係合状態を解除させるとともに、凹部23にビス105aを嵌り込ませる。物品取付具2を図中でいう反時計回りに凹部23を中心にして回転させ、凹部27をビス105bの下方に位置させる。物品取付具2を上方向に移動させ、凹部23とビス105aとの係合状態を解除させる。物品取付具2を右方向に移動させ、一対の突起部21,22の間の端面17bを載置させる。物品取付具2を左右方向に移動させると、ビス105aが一対の突起部21,22の何れかに当接するか、ビス105bが一対の突起部25,26の何れかに当接して、これ以上の移動が規制される。すなわち、中央部11と照明スイッチ101との相対位置を位置決めすることができる。
一対の突起部21,22の間にビス105aを係合させたら、二本のビス105a,105bを締める。取付プレート102と壁面100との間の隙間が狭まり、取付プレート102と壁面100との間に舌片17,19が挟まれて固定される。カバープレート104を取付プレート102に取り付ける。
物品取付具2を照明スイッチ101の右側に配置する場合には、舌片19が舌片17に対して上側となり且つ舌片17および舌片19が中央部11に対して左側となる姿勢で、物品取付具2を取付プレート102の右側に配置し、上述の物品取付具2を照明スイッチ101の左側に配置する場合と同様の手順で、照明スイッチ101を利用して壁面100に取り付ける。
物品取付具2を、壁面100から取り外す場合には、上述の物品取付具2を壁面100に取り付ける手順を逆に行う。
[2−3.効果]
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果に加え、以下の効果が得られる。
(1)物品取付具2を照明スイッチ101の左側に配置する場合に、二本のビス105a,105bを緩めた状態で、物品取付具2が傾いた場合であっても、一対の突起部21,22がビス105aを乗り越えにくく、物品取付具2が照明スイッチ101から取り外れにくい。物品取付具2を照明スイッチ101の右側に配置する場合でも同様の効果が得られる。
[3.第3実施形態]
[3−1.第1実施形態との相違点]
第3実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
前述した第1実施形態の物品取付具1では、図1に示すように、平板状で平面視方形に形成された中央部11を備えている。これに対し、第3実施形態の物品取付具3では、図3に示すように、平板状で平面視方形に形成された中央部31を備える点は同様であるが、中央部31の上下方向の長さ寸法が、中央部11の上下方向の長さ寸法に比べて大きく設定されている。
前述した第1実施形態の物品取付具3では、図1に示すように、中央部11には、縦長の開口部12が形成されている。これに対し、第3実施形態の物品取付具3では、図3に示すように、中央部31には、縦長の開口部32,33が上下方向に並べて形成されている。
前述した第1実施形態の物品取付具1では、図1に示すように、舌片17には切り欠き部18が形成されている。これに対し、第3実施形態の物品取付具3では、図3に示すように、舌片17には3つの凹部34,35,36が形成されている。凹部34,35,36は、端面17aから舌片17の内部に向けて形成されている。凹部34,35,36のそれぞれの幅寸法は、ビス105a,105bの軸部の径寸法よりも大きく設定されている。凹部34,35,36のそれぞれの深さ寸法は、ビス105a,105bの軸部の径寸法と同程度に設定されている。このため、凹部34,35,36には、舌片17を取付プレート102と壁面100との間に挿入した際に、ビス105aまたはビス105bを嵌め込ませることができる。舌片19についても舌片17と同様の構成を有する。
中央部31は、取付具本体に該当する。凹部34,35,36,37,38,39は、位置決め部に該当する。
[3−2.取付手順]
次に、物品取付具3を、照明スイッチ101を利用して壁面100に取り付ける手順について説明する。
カバープレート104を取付プレート102から取り外す。取付プレート102にスイッチボックス103を固定している二本のビス105a,105bを取り外す。なお、上側のビス105aを緩め、下側のビス105bを取り外すようにしてもよい。
物品取付具3を照明スイッチ101の左側に配置する場合には、舌片17が舌片19に対して上側となり且つ舌片17および舌片19が中央部11に対して右側となる姿勢で、物品取付具3を取付プレート102の左側に配置する。
物品取付具3を右方向に移動させて、取付プレート102と壁面100との間の隙間に舌片17,19を挿入させる。凹部35が貫通孔102aおよびネジ孔103aと連通し且つ凹部38が貫通孔102bおよびネジ孔103bと連通するまで、物品取付具3を右方向に移動させる。上側のビス105aを緩めた場合には、凹部35にビス105aが嵌り込むようにする。ビス105aを貫通孔102aおよび凹部34に挿入した後にネジ孔103aに螺合させて凹部35をビス105aに係合させるとともに、ビス105bを貫通孔102bおよび凹部38に挿入した後にネジ孔103bに螺合させて凹部38をビス105bに係合させる。上側のビス105aを緩めた場合には、ビス105aを締める。すなわち、中央部11と照明スイッチ101との相対位置を位置決めすることができる。カバープレート104を取付プレート102に取り付ける。
凹部35,38の左側にある凹部34,37を用いて、その分物品取付具3を左側に位置決めしてもよい。凹部35,38の右側にある凹部36,39を用いて、その分物品取付具3を右側に位置決めしてもよい。
物品取付具3を照明スイッチ101の右側に配置する場合には、舌片19が舌片17に対して上側となり且つ舌片17および舌片19が中央部11に対して左側となる姿勢で、物品取付具3を取付プレート102の右側に配置し、上述の物品取付具3を照明スイッチ101の左側に配置する場合と同様の手順で、照明スイッチ101を利用して壁面100に取り付ける。
物品取付具3を、壁面100から取り外す場合には、上述の物品取付具3を壁面100に取り付ける手順を逆に行う。
[3−3.効果]
以上詳述した第3実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果に加え、以下の効果が得られる。
(1)物品取付具3を照明スイッチ101の左側に配置する場合に、凹部35をビス105aに係合させるとともに凹部38をビス105bに係合させるので、物品取付具3を図中でいう時計回りまたは反時計回りに回転させようとする力に対する耐性が高まり、より重量の大きい物品を中央部31に取り付けることができる。物品取付具3を照明スイッチ101の右側に配置する場合でも同様の効果が得られる。
(2)舌片17には位置決め部として凹部34,35,36が形成されるとともに、舌片19には位置決め部として凹部37,38,39が形成されるので、複数の設置位置から物品取付具3を設置する位置を選択することができる。
[4.他の実施形態]
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(1)上記実施形態では、位置決め部を有する延出挿入部を二つ備えるが、これに限定されるものではない。例えば、位置決め部を有する延出挿入部を一つ備えるようにしてもよい。また、位置決め部を有する延出挿入部を三つ以上備えるようにしてもよい。
(2)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
1,2,3…物品取付具、11,31…中央部、12,29,30,32,33…開口部、13,15…傾斜部、14…返し、16…平坦部、17,19…舌片、17a,17b,19a…端面、18,20…切り欠き部、18a,20a…内壁面、21,22,25,26…突起部、23,24,27,28,34,35,36,37,38,39…凹部、100…壁面、100a…開口部、101…照明スイッチ、102…取付プレート、102a,102b…貫通孔、103…スイッチボックス、103a,103b…ネジ孔、104…カバープレート、105a,105b…ビス。

Claims (4)

  1. 設置面に物品を取り付ける物品取付具であって、
    前記物品が取り付けられる取付具本体と、
    前記取付具本体を前記設置面に設置する位置である設置位置に配置された前記取付具本体から延出して、固定具を用いて前記設置面に固定された構造物である設置面構造物と前記設置面との間に挿入される形状を有する延出挿入部と、を備え、
    前記延出挿入部には、前記設置面構造物と前記設置面との間で前記固定具に係合する形状を有する部位である位置決め部が設けられている
    ことを特徴とする物品取付具。
  2. 請求項1に記載の物品取付具であって、
    前記延出挿入部には複数の前記位置決め部が設けられている
    ことを特徴とする物品取付具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の物品取付具であって、
    前記延出挿入部が複数存在する
    ことを特徴とする物品取付具。
  4. 請求項3に記載の物品取付具であって、
    前記固定具が複数存在する場合に、
    前記複数の延出挿入部が備える前記位置決め部のそれぞれが、前記複数の固定具のそれぞれを係合する
    ことを特徴とする物品取付具。
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