JP3809033B2 - 絶縁物貼り付け装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、長尺導体に絶縁物を接着材で貼り付ける装置に係るもので、特に大型発電機(10MW以上)のローターコイル材と絶縁物を接着剤を介して接着する際に接着剤を加圧および加熱して硬化させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
大型発電機のローター内には、ローターコイル材(長尺導体:純銅に近い組成)にワニス(接着材)を塗布した絶縁物を貼り付けて接着したものが組み込まれている。ここで、ローターコイル材にワニスを塗布した絶縁物を貼り付けて接着する際に加圧および加熱の処理が施され、例えば加圧の場合は万力や収縮テープを使用し、加熱の場合は加熱炉を使用したりリボン状の電熱ヒーターをローターコイル材に巻き付けたりして実施されるようになっている。
【0003】
上記の絶縁物貼り付け工程で加圧処理を施す主な理由は、(1)ローターコイル材と絶縁物との間の接着材を薄く漏れなく塗布したり、(2)ローターコイル材とは熱膨張率(量)が異なる絶縁物を導体の熱膨張および収縮に合わせ伸縮させたりできるためである。
【0004】
さらに、ローターコイル材には上述したように一般に冷却用の通風穴や通風溝が設けられるため、これに貼り付ける絶縁物もこれらの穴や溝の位置に合わせて対応する穴をその貼り付け前に先に開けておいたものが使用されている。この場合、貼り付け後にそれらの穴の位置がズレているとローターの冷却能力が低下するため、これを防ぐために少なくとも接着材が硬化するまでは絶縁物とローターコイル材はその穴や溝の位置がズレないように拘束する等の処置が必要となっている。そこで、従来はローターコイル材の冷却用の穴とその穴に対応した絶縁物の穴の位置を貼り付け後にもズレないように加熱前に万力や収縮テープを用いて加圧すると同時にローターコイル材と絶縁物を強く一体化する処理が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来例の絶縁物貼り付け工程にあっては、ローターコイル材と絶縁物は大容量の大型発電機の場合に長いものでは10m以上もあり、それを万力や収縮テープを用いて人手で強く一体化するために多大な工数を要するといった問題があった。
【0006】
また、このように一体化したローターコイル材および絶縁物(ワーク)の加熱方法は上述のように加熱炉や電熱ヒーターを用いて行われていたが、加熱炉を用いる場合にはその出し入れ作業が、また電熱ヒーターを用いる場合には電熱ヒーターの巻き付け作業がそれぞれ煩雑なものとなる。
【0007】
しかも、いずれの加熱方法でも、大型発電機用ローター1本当たりではローターコイルの数が数10本に達するため、全体では大きな工数を必要し、作業に人手を要するとともにそのための時間もかなり必要であった。加熱に時間を要するばかりではなく加熱後の冷却は自然放熱冷却であり、1ロット複数本を冷却するだけでも数時間必要とし、そのため極めて作業効率が悪かった。
【0008】
本発明は、このような従来技術の問題を改善するためになされたものであり、接着材を塗布した接着剤および長尺導体(ワーク)を加圧・加熱する工程を簡素化することを主要な目的とする。
【0009】
また、本発明は、ワークを加圧・加熱する工程の段取りやそのワークの移動などに関して人が行う部分をより簡単化することを別の目的とする。
【0010】
さらに、本発明は、加熱が終了したワークを強制冷却することでリードタイムを短縮することをさらに別の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記目的を達成させるため、加圧機構と加熱要素とにより長尺導体および絶縁物を加圧下で加熱して接着材で貼り付ける装置であって、加圧機構は複数からなりこれらが共通の支持部材に各々接合され、加熱要素はその加熱により長尺導体および絶縁物をその長手方向に熱膨張させることが可能なものであり、共通の支持部材は加熱要素により長尺導体および絶縁物が加熱されその長手方向に熱膨張するときに長尺導体および絶縁物の伸びに対応してその長手方向に加圧中のそれぞれの加圧機構を移動可能に支持し得る構成に着目した。
【0012】
上記の構成においては、加圧機構は、ワークを押しつけるエアシリンダー、油圧シリンダー等のアクチュエーターのほか、このアクチュエーターを保持するケーシング等を含み、加熱要素は加熱用電源又は熱源を備え、必要によりダミー材等を含むものが望ましい。
【0013】
例えば、複数の加圧機構は、リンク機構を介して共通の支持部材に接合される一方、各アクチュエータとしてエアシリンダーを備え、エアシリンダーによりワーク(長尺導体及び絶縁物)を押す。このワークは加熱要素の熱源により加熱されるとその長手方向に熱膨張で伸びる。このとき、加圧機構は絶縁物を介して熱源との間で熱的に隔離されているため、温度上昇は殆どなく、従ってこの部分の熱膨張量はワークより少なく、このままではこの熱膨脹差により設備の構造に無理を生じる。しかし、上記の構成では、共通の支持部材が加圧中のそれぞれの加圧機構をワーク長手方向に移動可能に支持してあるため、この各加圧機構の移動によりワークの伸びに追従させることにより上記の熱膨張差に起因する設備への無理を解消できる。
【0014】
上述の支持部材は、例えば長尺導体および絶縁物に平行なビームで構成される。このビームは、例えば複数のリンク機構を介して複数の加圧機構に接合される。これにより、長尺導体および絶縁物が加熱により長手方向に膨張する際、リンク機構が長手方向に自由に動くことを利用して加圧中の加圧機構がビームに対して移動可能となる。上述のリンク機構は、例えばピンを回転軸として振り子運動を行うもので構成される。このリンク機構の一例としては、ビームと加圧機構との間にそれぞれピンを介してそのピンを中心に振り子運動が可能なリンクを設け、このリンクを介して加圧機構側(下側)をビーム側(上側)に対して横方向(ほぼ水平方向)に自由に移動させる構成を挙げることができる。この構成においては、ピンが通されるリンク側の穴でビーム側の部分をピン径の幅でほぼ上下に伸びる長穴に形成することもできる。これにより、長穴に沿ってリンク及び加圧機構側が一体に上下動し、これにより、上下方向のズレを吸収できる。
【0015】
上記の構成においては、加圧機構と加熱要素のほか、長尺導体・絶縁物を置く台をさらに設け、この台上に長尺導体・絶縁物を置いた状態で加圧・加熱し、それが終了してから加圧機構を上方に待避させる上下機構をさらに設けることもできる。この上下機構により加圧機構と支持部材を上方に移動させることで加圧・加熱前後のワークを前後方向に容易に移動させることができる。また、ワークとしてハーフコイルの状態にある長尺導体および絶縁物を対象とする場合、このハーフコイルの両端部は、通常、円弧状に形成されており、この端部の円弧部分を下に向けて台上におくとセットが容易となり、加圧機構をワークから外す場合に加圧機構を上方に容易に移動できる。
【0016】
上記の構成においては、上述と同様の加圧機構、加熱要素、上下機構、ワークを置く台のほか、この台に例えば前後方向の所定位置に準備域、加圧・加熱域、ストック域を設定し、この各位置にワークを移動させる移動機構を設けることができる。この移動機構によれば、例えば現在の作業対象であるワークの加圧・加熱が終了してから加圧機構を上方に待避させた後にワークを加圧・加熱域からストック域に移動させると共に、その後にさらに次の作業対象のワークを準備域から加熱・加圧域に移動させることが可能となる。
【0017】
移動機構は、例えば台上でワークを上下させるエアシリンダー、ワークを台内で水平移動させるアクチュエーター等を含むものが望ましく、この場合、エアシリンダーによりワークを所定位置で上方に一旦持ち上げ、そこからアクチュエーターにより水平方向に移動させ、そして次の所定位置でワークを下ろす動作が可能となる。この移動機構により、ワークを横移動させることで作業を円滑かつ迅速に実施できる。
【0018】
上記の構成においては、ワークの最外側に位置する絶縁物の外側に長尺導体と同等の線熱膨張率の材料からなるダミー材を配置することができる。この場合には、ダミー材を加圧機構で加圧すれば、その加圧力を受けたダミー材が絶縁物と長尺導体を加圧し、この加圧下で長尺導体、絶縁物,ダミー材が同時に加熱され、これらが同等長さに伸び、これにより絶縁物の最もダミー材側のもの、すなわち熱膨張量が同等の長尺導体及びダミー材に挟まれているものが横の長尺導体と同じ長さで膨張するため、絶縁物はそれらに対して位置ズレは生じない。
【0019】
上記の場合、ダミー材は長尺導体と同じ材料で構成することが望ましい。この両者を同じ材料とすることで線熱膨脹率を同一に設定できるため、同じ温度上昇率で加熱するだけで同等の熱膨張量が得られ、その制御が容易となるためである。
【0020】
上記の場合、加熱要素は、長尺導体及びダミー材を通電加熱で行うものであることが望ましい。通電加熱で行えば、外部から加熱する方式と比較して長尺導体及びダミー材への内部伝熱を考慮しなくて済むので温度制御が容易となるためである。この場合、加熱要素は、長尺導体及びダミー材をそれぞれ別電源で通電加熱を行うものであることがさらに望ましい。長尺導体及びダミー材を同じ温度上昇率で加熱するには、同一電源の場合、それぞれの断面積が同一であることが必要であり、そのためにダミー材もワークのサイズに合わせて取り替える必要があるが、別電源の場合、ダミー材を取り付けたままでの使用が可能となり、取り替えが容易となるためである。
【0021】
上記の構成においては、長尺導体、絶縁物又はダミー材を押す加圧機構の部材が耐熱性を備えた滑りを有する材質からなり、加圧機構のケーシングは加熱中に長尺導体,絶縁物又はダミー材に対して長手方向に熱膨張差を有するものとすることができる。これにより、滑り材質の部材が長尺導体,絶縁物又はダミー材に対して滑ることで加圧機構のケーシングとダミー材との間の熱膨張差を吸収できる。
【0022】
上記の構成においては、ワークの加圧・加熱が終了してからその位置でワークの冷却を行う冷却要素を設けることができる。これにより、後工程での冷却スペースを別途設けなくても済む。
【0023】
冷却要素は、例えば気体吹き出し装置で構成される。また、冷却要素はダミー材を用いて構成することもできる。この場合には、ダミー材内に通水管を設け、この通水管に水を通して長尺導体・絶縁物を冷却できる。このようにダミー材を冷却に用いることで冷却専用の部品増加を抑制し、また水で冷却することで冷却効率(時間短縮)を高めることが可能となる。この場合、通水管は、ダミー材と同等の熱膨張率を有する材料で構成することが望ましい。加熱時及び冷却時に通水管とダミー材との位置ズレを小さくできるためである。
【0024】
上記の構成においては、長尺導体と絶縁物の対が複数あるものを対象とし、加熱要素はこの対を構成する複数の長尺導体を互いに電気的に直列に接合して通電加熱を行うものとすることができる。電源装置のコストは主に電流値に左右されるが、この構成では電源装置の電圧を高めるだけで1本の長尺導体を加熱する電流と同じ電流出力機器を使用でき、これにより電源装置を低コストに構成できる。この場合、長尺導体と絶縁物の外側に1対の計2個のダミー材を設けると共に、加熱要素はこの1対のダミー材を互いに電気的に直列に接合して通電加熱を行うものであることが望ましい。
【0025】
上記の構成においては、ダミー材を加圧機構に取り付けることもできる。この場合、ダミー材は、上下機構によって加圧機構と同時に上下すると共に加圧機構により押されてワークを両側から押し付け可能となる。このようにダミー材を加圧機構に取り付けることで、一回の加圧・加熱毎にダミー材をセットする段取りを省略できる。
【0026】
本発明は、以上の着想に基づいて完成されたものである。
【0027】
すなわち、請求項1記載の発明に係る絶縁物貼り付け装置は、一定の作業位置で接着材を介して重ね合わせた長尺導体と絶縁物とを互いに加圧下で加熱することにより、前記長尺導体上に前記接着材を介して前記絶縁物を貼り付ける装置であって、前記長尺導体および絶縁物をその長手方向の複数位置で互いに重ね合わせた方向に加圧する複数の加圧機構と、この複数の加圧機構による加圧下で前記長尺導体および絶縁物を加熱する加熱要素と、この加熱要素により前記長尺導体および絶縁物が加熱されその長手方向に膨張して伸びるときにその伸びに対応して前記複数の加圧機構を前記長手方向に移動可能に支持する支持部材とを備えたとことを特徴とする。
【0028】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記支持部材は、前記作業位置に配置された長尺導体及び絶縁物の上方でその長手方向に平行に配置されるビームと、このビームの長手方向の複数位置に接合され、前記複数の加圧機構を垂下状態で支持する複数のリンク機構とを備えたことを特徴とする。
【0029】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記作業位置に前記長尺導体および絶縁物をワークとして置く作業台をさらに備え、前記支持部材は、前記ビームおよび複数のリンク機構を介して前記複数の加圧機構を上下動させる上下機構を備え、前記作業台は、前記上下機構が前記複数の加圧機構を上方に待避させている間に前記ワークを前記作業台内の水平方向の異なる位置に予め設定された準備域、加圧・加熱域、およびストック域にそれぞれ移動させる機構を備えたことを特徴とする。
【0030】
請求項4記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記長尺導体と同等の線熱膨張率をもつ材料で構成され、前記ワークの加圧および加熱時にその両側に配置されるダミー材をさらに備え、前記複数の加圧機構は、前記ワークをその両端側に配置された前記ダミー材を介して加圧するものであり、前記加熱要素は、前記複数の加圧機構による加圧下で前記ワークおよびダミー材を同時に加熱するものであり、これにより前記ワークを成す長尺導体および絶縁物と共に前記ダミー材が同等長さに伸びることを特徴とする。
【0031】
請求項5記載の発明は、請求項4の発明において、前記ワークをその加圧および加熱後に所定位置で冷却する冷却要素を備え、この冷却要素は前記ダミー材内に配置された通水管を備え、この通水管はその内部に通される水により前記ワークを成す長尺導体および絶縁物を冷却するものであることを特徴とする。
【0032】
請求項6記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記複数の加圧機構は、前記作業台に置かれた少なくともワークをその上方側からはめ込み可能な開口を有するケーシングと、このケーシングの開口内にはめ込まれたワークをその開口内壁に押し付けて加圧する押し付け部材とを備え、前記押し付け部材は、少なくともワーク側に耐熱性部材を備え、この耐熱性部材は前記ワークの加熱中にそのワークと前記ケーシングの開口内壁との間でその長手方向に発生する熱膨張差を吸収可能な滑り特性を有するものであることを特徴とする。
【0033】
請求項7記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記ワークは、対を成す長尺導体および絶縁物を複数重ね合わせたものであり、前記加熱要素は、前記複数の長尺導体を電気的に直列に接続した状態で通電加熱を行う通電加熱装置を備えたことを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る絶縁物貼り付け装置の実施の形態を図1〜図8に基づいて具体的に説明する。この実施の形態は、大型発電機のローターコイル材上に接着材を介して絶縁物を貼り付ける装置に適用したものである。
【0035】
ここで、大型発電機にあっては、そのローターコイルに冷却のための穴や溝が設けられるが、この穴や溝は複雑な形状をしているのでコイルを巻き終えた後では加工できず、そのために巻回前の段階で直線状の素材に対して穴や溝を加工し、この加工後にその素材の端部を曲げたもの(以下「ハーフコイル」と称す)を10本〜数10本用意し、それらの最端部同士を直列に順次接合することにより1個のコイルが形成されるようになっている。
【0036】
この実施の形態では、このようなローターコイルの製造工程で用意されるハーフコイル、例えば直線状に延びた胴体およびその長手方向の端部を曲げて形成される肩体で構成される略コ字状の銅等の長尺導体と、これにワニス等の接着材で貼り付けるガラス繊維入りエポキシ樹脂等の絶縁物とを対象とし、この両者をその幅方向に交互に重ね合わせた積層体(後述の図2、図3(b)など参照)をワーク(作業対象物)OBとするものである。
【0037】
図1に示す絶縁物貼り付け装置は、上述のハーフコイルとしての長尺導体OB1および絶縁物OB2で構成されるワークOBを、その肩体の腕部が下向きとなる状態で支持しうる作業台1と、この作業台1により支持されたワークOBに対してその胴体の長手方向の複数位置でその幅方向に予め用意されたダミー材DMを介して加圧する複数の加圧機構2…2と、これらの各加圧機構2…2による加圧中にワークOBを加熱する加熱要素3と、この加熱要素3によりワークOBがその長手方向に熱膨張する際にそのワークOBの熱膨張により受ける影響を除去するように加圧中のそれぞれの加圧機構2…2をワークOBの長手方向に移動可能に支持する支持部材SPとを備えている。
【0038】
支持部材SPは、複数の加圧機構2…2をその上方から垂下状態で支持する複数のリンク機構4…4と、この各リンク機構4…4を保持する共通の支持体としてのビーム5と、このビーム5及び各リンク機構4…4を介して各加圧機構2…2を上下動させることにより加圧・加熱前後のワークOBの前後方向の移動を容易にする上下機構6とを備えている。この上下機構6によりビーム5、各リンク機構4…4、および各加圧機構2…2を一体に上方に移動(待避)させた状態を図2に示す。
【0039】
この内、複数のリンク機構4…4のそれぞれは、図3に示すように複数の加圧機構2…2の上面とビーム5の底側面上とにそれぞれ固定される上側ブラケット22a及び下側ブラケット22bと、この両ブラケット22a、22bの間を上側ピン23a及び下側ピン23bを介してその各ピン23a、23bを中心に振り子運動が可能となるように機構的に結合するリンク24とを備え、これらの各要素を介して各加圧機構2…2をビーム5に対して横方向(ほぼ水平方向)に自由に移動させることができる。なお、上側ピン23a側のリンク穴は長穴となっており、これにより上下方向のズレを吸収可能となっている。
【0040】
また、ビーム5上には、図4に示すように本発明の冷却要素の一部として冷却空気吹き出しノズル7が設置され、このノズル7から空気を吹き出すことにより加熱後のワークOBをその位置で冷却可能となっている。
【0041】
作業台1は、図4に示すように装置が設置される床上に予め配置されたレール10上に沿ってワークOBのサイズに応じてその長手方向に移動可能なローラ11を有する台車12と、この台車12上に所定高さの脚部13を介して設置される断熱・電気絶縁用テフロン板14を載せたワーク搭載用台15と、この台15と台車12との間に設置される移動機構16とを備えている。テフロン板14は摩擦が小さいので、この板14上でワークOBの引き揃え作業がより容易にできるといった利点がある。
【0042】
移動機構16は、図4に示すようにワーク搭載用台15上に載せたワークOBをその底部側からはめ込み可能な所定寸法の凹部が形成されたワーク受け17と、このワーク受け17内に受け入れたワークOBをそのワーク受け17を介して上方に持ち上げ且つその状態から下降自在にワークOBを上下動させるエアシリンダー18と、このエアシリンダー18およびこれで支持されたワークOBを一体にワーク搭載用台15上の前後方向(図4中の二点鎖線矢印参照)の水平位置の異なる複数の設定領域、すなわち準備域A1、加圧・加熱域A2、およびストック域A3の間で平行に横移動させる直動機構等のアクチュエーター19とで構成されている。
【0043】
複数の加圧機構2…2のそれぞれは、図5(a)〜(c)および図6に示すように作業台1上に置かれたワークOBをその長手方向にほぼ直交する方向(長尺導体及び絶縁物の重ね合わせ方向)に挟んで対向配置される前側板20aおよび後側板20b、この両板20a、20bを接続する上側板20cで構成される略コ字状のケーシング20と、このケーシング20内に伸縮自在に配置されるピストン(押し付け部材)21aを有する複数(図5(b)中では1つの加圧機構2に対して3個)のエアーシリンダー21…21とを備え、この各エアーシリンダー21…21の駆動により、そのピストン21aのヘッド側とケーシング20内の前側板20aの内壁側との間にテフロン材TF(滑りを有する耐熱性部材)およびダミー材DMを介してワークOBを挟み込んで押し付け、これによってワークOBを加圧するようになっている。
【0044】
ここで、テフロン材TFがない場合、ダミー材DMはワークOBの加熱時にケーシング20に対してずれを生じるが、ダミー材DMの外側にテフロン材TFを配置した場合、ダミー材DMはこのテフロン材TFに対して滑ることでケーシング20との間のずれを吸収可能となっている。
【0045】
また、上記のダミー材DM内には、上記の冷却空気吹き出しノズル7とは別の冷却要素として冷却管8が配置され、この冷却管8内に冷却水を通すことにより加熱終了後のワークをその位置で冷却可能となっている。
【0046】
加熱要素3は、図7に示すようにワークOBをなす積層体内の各長尺導体OB1…OB1に対してその端部を複数の通電板29…29を介して電気的に直列に接続した状態(図7中の丸数字1〜4参照)で通電加熱する長尺導体用加熱電源30aと、この長尺導体用加熱電源30aによる加熱温度を設定値となるように制御する長尺導体用温度制御盤30bとを備えている。
【0047】
また、この加熱要素3は、図6に示すようにワークOBの両側に配置された2つのダミー材DM、DMを電気的に直列に接続した状態(図7中の丸数字11、12参照)で通電加熱するダミー材用加熱電源31aと、このダミー材用加熱電源31による加熱温度を長尺導体の場合と同等の温度上昇カーブとなる条件で制御するダミー材用温度制御盤31bとを備えている。
【0048】
上記2つの加熱電源30a、31aは、例えば直流の低電圧・大電流出力の通電加熱電源(実際仕様の水準:電圧数V〜数10V、電流数1000A)で構成される。この電源に伴うコストは電圧依存度が小さく電流値で殆ど決まるため、長尺導体OB1とダミー材DMとをそれぞれ直列に接続することで設備の少ない低コストで導入できるといった利点がある。
【0049】
上記2つの温度制御盤30b、31bは、ダミー材DMを長尺導体OB1と同様の材質(例えば銅)で構成した場合、それぞれの加熱時に温度勾配が互いに同等となる条件で昇温し、これによりワークOBとダミー材DMとの両者の熱膨張量が同等となるように加熱温度を制御する。この加熱温度は、作業台1の準備域A1(図4参照)に置くまでにワークOBの長尺導体OB1側に塗布される接着材(ワニス)を固着させるのに必要な温度範囲に設定されるためそのワニスの種類によって異なるが、通常は100℃から200℃の範囲である。
【0050】
ここで、この実施の形態の全体動作を説明する。
【0051】
まず、ワークOBを設置台1上の準備域A1に置き、上下機構6によりビーム5および各リンク機構4…4を介して各加圧機構2…2を上方に待避させた状態で設置台1の移動機構16を駆動させてワークOBを加熱・加熱域A2に移動させる(図4参照)。
【0052】
このワークOBの移動は、移動機構16のエアシリンダー18によりワーク受け17を介してワークOBを持ち上げた状態でこれらを一体にアクチュエーター19により水平方向に準備域A1から加熱・加熱域A2に移動させ、そのA2の位置でエアシリンダー18によりワークOBを下ろして設置することで行う。
【0053】
次いで、上下機構6により上方に待避させていた各加圧機構2…2を設置台1上の加熱・加熱域A2にあるワークOBの加圧位置まで下降させると共に、ワークOB及びダミー材DMとそれらの各加熱電源30a、31aとを通電可能に接続し、この状態で各加圧機構2…2による加圧および加熱要素3による加熱を開始する。
【0054】
このワークOBの加圧および加熱が行われる間、ワークOBが長手方向に熱膨張で伸びるが、各加圧機構2…2の熱膨張量はそれより少なくて、全体が図1に示す矢印方向に移動し、この移動によりワークOBの伸びに追従できる。例えば、ワークOBの長さが10mの場合、加熱温度150℃の条件で約10mm横に伸びるが、各リンク機構4…4の上側ピン23aと下側ピン23bの間の距離を100mmとすれば、各加圧機構2…2がほぼ水平方向に移動可能となる。
【0055】
ワークOBの加圧・加熱が終了すると、その設置台1上の加圧・加熱域A1の位置でワークOBの冷却が行われる。ワークOBの冷却は、その周囲への放熱を利用することはもちろんのこと、冷却空気吹き出しノズル7から空気を吹き出してワークOBに当てたり、ダミー材DM内の冷却管8に水を通したりすることで行われる。
【0056】
このワークOBの冷却が終了すると、上下機構6により各加圧機構2…2を上方に移動させ、その状態で移動機構16を駆動させることにより冷却済みのワークOBをストック域A3に移動させる。これと並行して、次のワークOBを準備域A1に置くことで上記と同様の工程が順次繰り返し行われる。
【0057】
従って、この実施の形態によれば、接着材を塗布したワークをビーム(共通の支持部材)に接合した加圧機構により加圧すると同時に加熱要素により加熱し、その加熱に伴うワークの熱膨張に対して各加圧機構を無理なく追従して移動するように構成したため、従来例よりもワークの加圧・加熱工程を大幅に簡素化できる。また、従来例と比べて以下の有利な効果も得られる。
【0058】
1)ワークを置く台をその各工程に応じて準備域、加圧・加熱域、およびストック域に区分けし、その領域間のワーク移動を移動機構により行うようにしたため、従来例よりも絶縁物貼り付け工程の段取りが一層容易になり、ワークを効率良く移動させることが出来る。
2)絶縁物の外側にダミー材を置くことで熱膨張する際に絶縁物がずれないようにでき、これにより生産性をより一層上げることが可能となる。
3)ワークとダミー材を通電加熱することでワークが多数の長尺導体と絶縁物の組み合わせからなる場合でも短時間で加熱でき、かつ制御もより容易にできる。
4)加圧した位置で強制冷却することで本工程を短いリードタイムで繰り返し行うことが可能となる。
【0059】
なお、この実施の形態では加熱要素として通電加熱による加熱手段を採用してあるが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば板型などの電熱ヒーターによる加熱手段も可能である。
【0060】
また、この実施の形態では長尺導体としてハーフコイルの場合を例に挙げて説明してあるが、本発明はこれに限らず、ハーフコイル以外の長い導体に絶縁物を貼る工程であっても、もちろん適用できる。
【0061】
さらに、この実施形態ではダミー材を加圧機構とは別体で設置する構成としてあるが、これに限らず、両者を一体に構成することも可能である。この例を図8に示す。
【0062】
図8は、ワークOBを挟むケーシング20の前側板20a側及びピストン21aのヘッド側のそれぞれにダミー材DMを複数の爪状部材40…40を介して取り付けた加圧機構の例を説明するものである。この場合、ダミー材DMは、爪状部材40を介して加圧機構と共に上下機構の駆動により一体に上下動可能となる。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数の加圧機構、加熱要素、および支持部材を備え、加熱要素により長尺導体および絶縁物が加熱されその長手方向に膨張して伸びるときにその伸びに対応して複数の加圧機構を共通の支持部材により長手方向に移動可能に支持するようにしたため、接着材を塗布したワークを加圧および加熱する際、支持部材に接合した各加圧機構を長尺導体および絶縁物の熱膨張に対して無理なく追従させることができ、これにより従来例よりもワークの加圧・加熱工程を大幅に簡素化できる。
【0064】
上記の構成において、移動領域が区分けされたワークを置く作業台と、その移動領域にワークを移動させる移動機構とをさらに加えた場合、上記工程の段取りをより一層容易にでき、ワークをより簡単に移動できるといった利点もある。
【0065】
上記の構成において、絶縁物の外側にダミー材をさらに配置する場合、ワークが熱膨張する際にそのダミー材により絶縁物がずれないようにでき、これにより生産性をより一層高めることも可能となる。
【0066】
上記の構成において、ワークとダミー材とを通電加熱する場合、ワークが多数の長尺導体と絶縁物の組み合わせからなる場合でも短時間で加熱でき、かつ制御も容易とすることが可能になる。
【0067】
上記の構成において、ワークを加圧した位置で強制冷却する場合、加熱から冷却までのサイクルタイムをより一層短縮でき、これにより本工程をより一層短いリードタイムで繰り返し実施できるといった利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る絶縁物貼り付け装置の全体構成を示す概略正面図。
【図2】上下機構により各加圧機構を持ち上げた状態を説明する概略正面図。
【図3】リンク機構の要部構成を説明する図で、(a)は概略正面図、(b)は概略側面図。
【図4】図1中のA−A線に沿って作業台を見た場合の概略図。
【図5】加圧機構の要部構成を説明する図で、(a)は概略正面図、(b)は(a)中のB−B線に沿って見た概略平面図、(c)は概略側面図。
【図6】加圧機構の詳細を説明する概略側面図。
【図7】通電加熱を用いた加熱要素の要部構成を説明する概略の電源接続図。
【図8】加圧機構にダミー材を爪状部材を介して一体に取り付けた場合を説明する概略側面図。
【符号の説明】
OB ワーク
OB1 長尺導体
OB2 絶縁物
DM ダミー材
TF テフロン板
1 作業台
A1 準備域
A2 加圧・加熱域
A3 ストック域
2 加圧機構
SP 支持部材
4 リンク機構
5 ビーム
6 上下機構
7 冷却空気吹き出しノズル
8 冷却管
10 レール
11 ローラ
12 台車
13 脚部
14 テフロン板
15 ワーク搭載用台
16 移動機構
17 ワーク受け
18 エアーシリンダー
19 アクチュエーター
20 ケーシング
20a 前側板
20b 後側板
20c 上側板
21 エアーシリンダ
22a 上側ブラケット
22b 下側ブラケット
23a 上側ピン
23b 下側ピン
24 リンク
29 通電板
30a 長尺導体用加熱電源
30b 長尺導体用温度制御盤
31a ダミー材用加熱電源
31b ダミー材用温度制御盤
40 爪状部材

Claims (8)

  1. 一定の作業位置で接着材を介して重ね合わせた長尺導体と絶縁物とを互いに加圧下で加熱することにより前記長尺導体上に前記接着材を介して前記絶縁物を貼り付ける装置であって、
    前記長尺導体および絶縁物をその長手方向の複数位置で互いに重ね合わせた方向に加圧する複数の加圧機構と、この複数の加圧機構による加圧下で前記長尺導体および絶縁物を加熱する加熱要素と、この加熱要素により前記長尺導体および絶縁物が加熱されその長手方向に膨張して伸びるときにその伸びに対応して前記複数の加圧機構を前記長手方向に移動可能に支持する支持部材とを備えたとことを特徴とする絶縁物貼り付け装置。
  2. 請求項1記載の発明において、
    前記支持部材は、前記作業位置に配置された長尺導体及び絶縁物の上方でその長手方向に平行に配置されるビームと、このビームの長手方向の複数位置に接合され、前記複数の加圧機構を垂下状態で支持する複数のリンク機構とを備えたことを特徴とする絶縁物貼り付け装置。
  3. 請求項2記載の発明において、
    前記作業位置に前記長尺導体および絶縁物をワークとして置く作業台をさらに備え、
    前記支持部材は、前記ビームおよび複数のリンク機構を介して前記複数の加圧機構を上下動させる上下機構を備え、
    前記作業台は、前記上下機構が前記複数の加圧機構を上方に待避させている間に前記ワークを前記作業台内の水平方向の異なる位置に予め設定された準備域、加圧・加熱域、およびストック域にそれぞれ移動させる機構を備えたことを特徴とする絶縁物貼り付け装置。
  4. 請求項2記載の発明において、
    前記長尺導体と同等の線熱膨張率をもつ材料で構成され、前記ワークの加圧および加熱時にその両側に配置されるダミー材をさらに備え、
    前記複数の加圧機構は、前記ワークをその両端側に配置された前記ダミー材を介して加圧するものであり、
    前記加熱要素は、前記複数の加圧機構による加圧下で前記ワークおよびダミー材を同時に加熱するものであり、これにより前記ワークを成す長尺導体および絶縁物と共に前記ダミー材が同等長さに伸びることを特徴とする絶縁物貼り付け装置。
  5. 請求項4の発明において、
    前記ワークをその加圧および加熱後に所定位置で冷却する冷却要素を備え、この冷却要素は前記ダミー材内に配置された通水管を備え、この通水管はその内部に通される水により前記ワークを成す長尺導体および絶縁物を冷却するものであることを特徴とする絶縁物貼り付け装置。
  6. 請求項2記載の発明において、
    前記複数の加圧機構は、前記作業台に置かれた少なくともワークをその上方側からはめ込み可能な開口を有するケーシングと、このケーシングの開口内にはめ込まれたワークをその開口内壁に押し付けて加圧する押し付け部材とを備え、
    前記押し付け部材は、少なくともワーク側に耐熱性部材を備え、この耐熱性部材は前記ワークの加熱中にそのワークと前記ケーシングの開口内壁との間でその長手方向に発生する熱膨張差を吸収可能な滑り特性を有するものであることを特徴とする絶縁物貼り付け装置。
  7. 請求項2記載の発明において、
    前記ワークは、対を成す長尺導体および絶縁物を複数重ね合わせたものであり、
    前記加熱要素は、前記複数の長尺導体を電気的に直列に接続した状態で通電加熱を行う通電加熱装置を備えたことを特徴とする絶縁物貼り付け装置。
  8. 請求項1から7の絶縁物貼り付け装置を用いることを特徴とするローターコイルの絶縁物貼り付け方法。
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