JP3808217B2 - 棒状化粧品繰出し容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は口紅等の棒状化粧品の繰出し容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、実開昭63−95518号等が示すように、下部が形成する摘み筒部を除く上方筒部分を収納筒部となし、該収納筒部に複数の割溝を縦設する主筒と、収納筒部外面へ回動可能に嵌合された、内面に複数条の螺溝を有する螺筒と、収納筒部内面に上下動可能に嵌合され、かつ外面から突出した係合ピンを割溝に上下動自在に挿通させて該ピン先端を螺溝内に係合させた棒状化粧品保持筒とからなる棒状化粧品繰出し容器が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
棒状化粧品が使用により減少してその高さが棒状化粧品保持筒の上面よりも低下すると、棒状化粧品の塗布が困難となり、全部を使い切る前に廃棄しなければならなかった。
【0004】
請求項1記載の発明に係る棒状化粧品繰出し容器は、棒状化粧品保持筒の可動底壁を上昇可能に形成して、棒状化粧品減少時に、可動底壁を押上げ棒で下降不能に固定させることにより、棒状化粧品保持筒だけを下降させて可動底壁を相対的に上昇させることにより、棒状化粧品を余すことなく使用可能にしようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として、摘み筒2の上端内周部から内筒3を起立して、該内筒に割溝を縦設すると共に、摘み筒底壁5中央部上面から内筒3下部内へ押上げ棒6を起立し、更に摘み筒上方後部に透孔9を穿設した回動筒1と、上記内筒3外面へ回動自在に嵌合させた外筒12内面に螺旋溝13を形成した把持筒11と、
上記内筒3下部内面へ上下動自在に嵌合させた昇降筒15の下端部を、摘み筒2上部内面へ上下動自在に嵌合させると共に、昇降筒15上部外面から係合ピン16を突設して、該係合ピンを上記割溝下端より上方割溝部分へ挿通させ、かつその先端部を螺旋溝13へ摺動自在に係合させた棒状化粧品保持筒14と、
上記昇降筒15下部内面へ周壁20を上下動自在に、かつ回動不能に嵌合させ、かつ周壁20上端を閉塞する頂壁21下面中央部を、上記押上げ棒6上端へ近接させた筒状の可動底壁19と、
上記摘み筒2に形成した透孔9へ挿通させたストッパピン23前部を上記棒状化粧品保持筒14下端へ離脱可能に係合させ、かつ透孔9後面から露出するストッパピン23後部に係合腕24を付設して、該係合腕を摘み筒2外面へ離脱可能に係合させたストッパ部材22とを有し、
上記ストッパ部材は、ストッパピン23前部を棒状化粧品保持筒14下端へ係合させて、上記係合ピン16の割溝への挿通位置から割溝下端までの割溝延長部分沿いの棒状化粧品保持筒14の繰下げ下降を阻止する装着位置と、ストッパピン23前部を棒状化粧品保持筒下端から後方へ離脱させることで棒状化粧品保持筒の割溝延長部分沿いの繰下げ下降を可能にして、押上げ棒6による可動底壁19の相対押上げを可能にする非装着位置とを有する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る棒状化粧品繰出し容器の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1において、1は回動筒で、摘み筒2の上端内周部から内筒3を起立して、該内筒の左右両部の上下方向中間部に第1の縦割溝4aを縦設し、図2に明示するように、その上端部を周方向へ屈曲して第1の横割溝4bに形成すると共に、その下端部を周方向へ第1の横割溝4bと反対方向に屈曲して第2の横割溝4cに形成し、かつこの第2の横割溝先端から第2の縦割溝4dを縦設する。
【0007】
一方、摘み筒底壁5中央部上面から内筒3下端部内へ押上げ棒6を起立する。さらに、摘み筒2上部外面に嵌合溝8を周設すると共に、摘み筒2の上方後部に穿設した径方向への透孔9後面を嵌合溝8前面に開口させる。
なお、10は内筒3上端部外面に周設した第1突条である。
【0008】
11は把持筒で、内筒3外面へ外筒12を回動自在に嵌合させて、その下端を摘み筒2上端の外周部上面へ回動自在に載置させると共に、その内面に2条の螺旋溝13を形成して、各螺旋溝下端を第2の縦割溝4d下端に、かつ各螺旋溝上端を第1の横割溝4b先端に、それぞれ開口させ、さらに外筒12上端内周部を第1突条10下面へ回動可能に係合させる。
【0009】
14は棒状化粧品保持筒で、内筒3下部内面へ上下動自在に嵌合させた昇降筒15の下端部を、摘み筒2上端部内面へ上下動自在に嵌合させると共に、昇降筒15の左右両部の上端部外面から係合ピン16を突設して、各係合ピンを第2の横割溝4cへ上下動自在に挿通させ、かつその先端部を螺旋溝13へ摺動自在に係合させる。
さらに、昇降筒15内面に複数の係合突条17を縦設すると共に、昇降筒下端部内面に第2突条18を周設する。
【0010】
19は可動底壁で、昇降筒15下部内面へ周壁20を上下動自在に嵌合させて、その下端を第2突条18上面へ載置させると共に、周壁20外面に複数の係合凹溝を縦設して、これら係合凹溝を係合突条17へ上下動自在に係合させ、さらに周壁20上端を閉塞する頂壁21下面中央部を、押上げ棒6上端へ近接させる。
【0011】
22はストッパ部材で、図3にも示すように、摘み筒2に形成した透孔9へ挿通させたストッパピン23前部を棒状化粧品保持筒14の第2突条18下面へ係合させ、かつ透孔9後面から露出するストッパピン23後面に、後方へ湾曲する半円弧状の係合腕24の中央部内面を連結して、この係合腕を嵌合溝8後半部へ着脱自在に嵌合させる。
なお、25はキャップで、把持筒11を筒内に挿入させて筒下端部を摘み筒2上部外面へ着脱自在に嵌合させると共に、筒下端を嵌合溝8の下面外周部へ載置させる。
【0012】
次に本実施形態の作用について説明する。
棒状化粧品を繰り出すには、図1に示すキャップ25の閉栓状態において、把持筒11からキャップ25を上方へ離脱させた後、把持筒11を把持して摘み筒2を開方向へ回動させればよく、すると第2の横割溝4cへ挿通させた係合ピン16が螺旋溝13に案内されて上昇し、これと共に棒状化粧品保持筒14が上昇する。
【0013】
使用後、図示しない棒状化粧品を収納するには、摘み筒2を上記と反対の閉方向へ回動させて棒状化粧品保持筒14を下降させる。この棒状化粧品保持筒の下降はその後部下端がストッパピン23へ当接したところで停止する。この時点で係合ピン16は第2の横割溝4cに位置し、かつ棒状化粧品は内筒3内に完全に収納される。
使用により棒状化粧品の量が減少して塗布が困難になった場合には、ストッパ部材22を摘み筒2から取り外すことによりストッパピン23を第2突条18から離脱させればよく、これにより棒状化粧品保持筒14の更なる下降が可能になる。
【0014】
この状態において摘み筒2を閉方向に回動させると、棒状化粧品保持筒14が繰下り、これと共に可動底壁19も下降するが、この可動底壁の下降はその下面が押上げ棒6上端へ当接することによりすぐに停止する。このため棒状化粧品保持筒14のみが下降し、図4に示すように、可動底壁19が相対的に上昇する。この可動底壁の相対的な上昇により棒状化粧品保持筒14へ嵌合させた図示しない棒状化粧品が押し上げられる。
【0015】
【発明の効果】
請求項1記載の発明に係る棒状化粧品繰出し容器は、棒状化粧品保持筒の可動底壁を上下動可能に形成し、かつ棒状化粧品保持筒をその繰下げ下限よりもさらに繰下げ可能に形成すると共に、可動底壁を押上げ棒上端へ当接可能にし、さらに所望時以外は棒状化粧品保持筒の繰下げ下限よりも下方への繰下げを不能にするストッパ部材を設けたので、棒状化粧品減少時に、ストッパ部材を摘み筒から取り外して棒状化粧品保持筒をその繰下げ下限よりも繰り下げて、可動底壁を押上げ棒上端へ当接させて下降不能に固定させることにより、棒状化粧品保持筒だけを下降させて可動底壁を相対的に上昇させることができ、このため棒状化粧品を棒状化粧品保持筒底部に余すことなくそのすべてを使用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る棒状化粧品繰出し容器を示すもので、棒状化粧品保持筒が繰下げ下限に位置する断面図。
【図2】同じく、割溝の正面図。
【図3】同じく、ストッパ部材の斜視図。
【図4】同じく、可動底壁が相対的に押し上げられた状態を示す作用説明図。
【符号の説明】
1 回動筒
2 摘み筒
3 内筒
5 摘み筒底壁
6 押上げ棒
9 透孔
11 把持筒
13 螺旋溝
14 棒状化粧品保持筒
15 昇降筒
16 係合ピン
19 可動底壁
20 周壁
21 頂壁
22 ストッパ部材
23 ストッパピン
24 係合腕
Claims (1)
- 摘み筒2の上端内周部から内筒3を起立して、該内筒に割溝を縦設すると共に、摘み筒底壁5中央部上面から内筒3下部内へ押上げ棒6を起立し、更に摘み筒上方後部に透孔9を穿設した回動筒1と、
上記内筒3外面へ回動自在に嵌合させた外筒12内面に螺旋溝13を形成した把持筒11と、
上記内筒3下部内面へ上下動自在に嵌合させた昇降筒15の下端部を、摘み筒2上部内面へ上下動自在に嵌合させると共に、昇降筒15上部外面から係合ピン16を突設して、該係合ピンを上記割溝下端より上方割溝部分へ挿通させ、かつその先端部を螺旋溝13へ摺動自在に係合させた棒状化粧品保持筒14と、
上記昇降筒15下部内面へ周壁20を上下動自在に、かつ回動不能に嵌合させ、かつ周壁20上端を閉塞する頂壁21下面中央部を、上記押上げ棒6上端へ近接させた筒状の可動底壁19と、
上記摘み筒2に形成した透孔9へ挿通させたストッパピン23前部を上記棒状化粧品保持筒14下端へ離脱可能に係合させ、かつ透孔9後面から露出するストッパピン23後部に係合腕24を付設して、該係合腕を摘み筒2外面へ離脱可能に係合させたストッパ部材22とを有し、
上記ストッパ部材は、ストッパピン23前部を棒状化粧品保持筒14下端へ係合させて、上記係合ピン16の割溝への挿通位置から割溝下端までの割溝延長部分沿いの棒状化粧品保持筒14の繰下げ下降を阻止する装着位置と、ストッパピン23前部を棒状化粧品保持筒下端から後方へ離脱させることで棒状化粧品保持筒の割溝延長部分沿いの繰下げ下降を可能にして、押上げ棒6による可動底壁19の相対押上げを可能にする非装着位置とを有する、ことを特徴とする棒状化粧品繰出し容器。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP29460198A JP3808217B2 (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 棒状化粧品繰出し容器 |
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JP3808217B2 true JP3808217B2 (ja) | 2006-08-09 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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1998
- 1998-09-30 JP JP29460198A patent/JP3808217B2/ja not_active Expired - Fee Related
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