JP3807272B2 - 改質燃料焚きガスタービン及びその燃料系統パージ方法 - Google Patents

改質燃料焚きガスタービン及びその燃料系統パージ方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3807272B2
JP3807272B2 JP2001282575A JP2001282575A JP3807272B2 JP 3807272 B2 JP3807272 B2 JP 3807272B2 JP 2001282575 A JP2001282575 A JP 2001282575A JP 2001282575 A JP2001282575 A JP 2001282575A JP 3807272 B2 JP3807272 B2 JP 3807272B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
reformed fuel
supply system
light
gas turbine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001282575A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003090231A (ja
Inventor
真一 稲毛
浩美 小泉
明典 林
成嘉 小林
隆 池口
知彦 宮本
信幸 穂刈
宏和 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2001282575A priority Critical patent/JP3807272B2/ja
Publication of JP2003090231A publication Critical patent/JP2003090231A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3807272B2 publication Critical patent/JP3807272B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスタービンに関係し、特に重質油を超臨界水乃至超臨界蒸気により軽質化し、前記改質燃料にて運用されるガスタービン及びその燃料系統パージ方法に関わる。
【0002】
【従来の技術】
従来の灯軽質油等の軽質燃料焚きのガスタービンの停止時のパージ方法は、例えば、ガスタービン停止時には、軽質油コントロールバルブにより軽質油の供給量をコントロールして停止させるものがある。そして、燃焼器の燃料ノズル等、高温空気にさらされる部品は、ガスタービン停止直後も400℃前後となっている。燃料ノズル中に軽質油が残留する場合には、余熱により燃料中の不飽和成分が重合し、ガム状の物質を生成し、ノズルの目詰り等を引き起こす可能性がある。その防止のために、従来一般的に、空気圧縮機により空気を圧縮し、空気を軽質油燃料系統に供給し、残留する軽質油を除去している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
重質油の改質燃料焚きのガスタービンでは、重質油は、高温条件下で重合,ガム状物質を生成しやすいオレフィン成分,芳香成分の占める比率が高い。改質した場合でも、前記のオレフィン成分,芳香成分を完全に軽質化することは難しく、一定量の前記成分は燃料供給系統へ輸送される。そのため、従来の軽質燃料に比べて、燃料供給系統に残留する改質燃料が重合し、系統に目詰りを発生させる可能性が高い。
【0004】
従来のように、空気乃至窒素でパージする場合、残留する改質燃料を冷却する作用が強いために、燃料ノズル等の余熱を持つ部分に接している個所で、重合を引き起こす可能性がある。特に、燃料ノズルと供給配管の接合部のように、継目,段差がある部分に改質燃料が停留している場合には、前記の重合作用は顕著となる。
【0005】
本発明の目的は、重質油の改質燃料焚きのガスタービンで、改質燃料と軽質油との切替え時の燃料供給系統の詰まりを抑制することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
重質油を水の超臨界乃至亜臨界蒸気により軽質化する改質器を有し、軽質油及び前記改質器にて軽質化された改質燃料を負荷に応じて切替えて燃焼させる燃焼器を備えたガスタービンであって、該改質燃料から該軽質油に切替える場合には、改質燃料供給停止後に改質器及び改質燃料を燃焼器に供給する系統に水の超臨界乃至亜臨界蒸気を供給し、改質器及び供給系統中に残存する重質油をパージすることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
まず、一般的な灯軽質油等の軽質燃料焚きのガスタービンの停止時のパージ方法を図2に示す。図2で、1は圧縮機、2はタービン、3は燃焼器、4は空気、12は軽質燃料、19は軽質油燃料コントロールバルブ、23は軽質油燃料供給系統、25は空気圧縮機、26は空気供給系統、27は空気である。
【0009】
ガスタービン停止時には、軽質油燃料コントロールバルブ19により軽質燃料12の供給量をコントロールして停止させる。燃焼器3の燃料ノズル等、高温空気にさらされる部品は、ガスタービン停止直後も400℃前後となっている。燃料ノズル中に軽質燃料12が残留する場合には、余熱により燃料中の不飽和成分が重合し、ガム状の物質を生成し、ノズルの目詰り等を引き起こす可能性がある。その防止のために、空気圧縮機25により空気を圧縮し、空気27を空気供給系統26に供給し、残留する軽質燃料を除去するのが従来の一般的な燃料パージ方法となっている。
【0010】
本発明の実施の形態に係わる第一の重質油改質燃料焚きガスタービンは、超臨界蒸気を発生させる装置と重質油を前記超臨界蒸気により軽質化する改質器を有し、軽質燃料及び前記改質燃料を負荷に応じて切替えて燃焼させる燃焼器からの高温ガスにて駆動されるガスタービンにおいて、改質燃料から軽質燃料に切替える場合には、改質燃料供給停止後に改質器及び改質燃料を燃焼器に供給する系統に超臨界乃至亜臨界蒸気のみを流し、改質器及び供給系統中に残存する重質燃料をパージすることにより構成される。
【0011】
超臨界蒸気は、有機物の溶解作用が極めて強く、さらに溶解した有機物を容易に分解する作用を持つ。改質燃料は、重質油を超臨界蒸気により改質するが、軽質燃料への切替え時には、改質反応器への燃料の供給を遮断し、超臨界蒸気のみを供給する。改質反応器を通過した超臨界蒸気は、改質燃料供給系統を経て、前記軽質燃料を燃焼させている燃焼器へ流出する。超臨界蒸気は、前記のように化学的に非常に活性が高いため、燃料供給系統に残存する重質油分を容易に溶解,分解する。溶解した重質油を含んだ蒸気は、燃焼器内の軽質油燃焼ガスにより重質油分を完全に燃焼させた後に、ガスタービンへ流出する。これにより、燃料ノズル等の余熱を持つ部分に接している個所でも、重合を抑制し防止できる。
【0012】
本発明の実施の形態に係わる第二の重質油改質燃料焚きガスタービンは、第一の発明において、灯軽質油等の軽質燃料を改質燃料に切替える際に、軽質燃料供給停止後に軽質燃料供給系統にも超臨界乃至亜臨界蒸気を供給し、供給系統に残存する軽質燃料をパージすることにより構成される。
【0013】
軽質油の中にも、上記課題の部分に記載したオレフィン成分,芳香成分を含むものがある。例えば、従来の灯軽油に比べて安価なライトサイクルオイルと呼ばれる軽質油がガスタービン燃料として利用されつつある。ライトサイクルオイル中には、約70%の芳香成分が含まれる。このような軽質油が供給系統及び燃料ノズルに座温存し、加熱された場合には、改質燃料同様に、重合による詰まりが懸念される。超臨界蒸気を軽質油供給系統に供給することにより、軽質燃料の重合を抑制し防止できる。
【0014】
本発明の実施の形態に係わる第三の重質油改質燃料焚きガスタービンは、第一,第二の発明において、改質燃料及び軽質燃料の供給系統を超超臨界乃至亜臨界蒸気にてパージした後に、さらに空気或いは窒素にてパージすることにより構成される。
【0015】
超臨界蒸気乃至亜臨界蒸気でパージした場合、燃料供給系統内に前記蒸気が残存したまま、ガスタービンが冷却されると、蒸気が水に相変化し、燃料供給系統や燃料ノズル内に錆を発生させる場合が想定される。前記錆はやはり、供給系統及び燃料ノズルを詰まらせる要因となる。蒸気パージ後、窒素乃至空気でさらに供給系統に残存するドレインをパージすることにより、錆等の発生を抑制し防止できる。
【0016】
(第一実施例)
以下図1及び図3に基づいて本発明の第一実施例を説明する。図1で、1は圧縮機、2はタービン、3は燃焼器、4は空気、5は高温排ガス、6は排熱回収ボイラー、7は水、8は超臨界蒸気、9は重質油、10は改質器、11は改質燃料、12は軽質燃料、16は燃焼ガス、17は改質燃料供給系統、18は重質油コントロールバルブ、19は軽質油燃料コントロールバルブ、20は改質燃料パージライン、21及び22は改質燃料用コントロールバルブである。また、図3で、4は空気、13は軽質油用燃料ノズル、14は改質燃料用燃料ノズル、15はスワーラー、16は燃焼ガスである。
【0017】
図3は、図1中に示す燃焼器3の詳細構造を示したものである。本実施例では、圧縮機1で圧縮された空気4と、軽質燃料12により起動される。空気4と軽質燃料の燃焼ガス16にてタービン2を駆動する。タービン2を駆動した後の排ガス5は排熱回収ボイラー6にて、水7と熱交換し、超臨界蒸気8を発生させる。改質に適した超臨界蒸気になった時点で、超臨界蒸気及び重質燃料9を改質器へ供給し、改質燃料11を製造する。
【0018】
一定の部分負荷運転までは、改質燃料11の組成が燃焼に適しないために、コントロールバルブ22を閉止し、コントロールバルブ21を開いてパージライン20へ捨てる。負荷が上昇し、改質燃料11の組成が安定した時点で、コントロールバルブ21を閉止、バルブ22を開いて改質燃料11を燃焼器3へ供給、同時に軽質燃料12をバルブ19によりコントロールし、改質燃料11のみでガスタービンを運用する。
【0019】
逆に負荷が低下する場合は、軽質油燃料のコントロールバルブ19を開いて軽質燃料12を供給すると同時に、改質燃料用コントロールバルブ22を閉止することにより改質燃料11の燃焼器への供給を停止し、バルブ21を開いて20の改質燃料パージラインへと排出される。軽質燃料12による排熱を利用し、排熱回収ボイラー6内で、超臨界蒸気8を継続的に発生させる。
【0020】
改質燃料11供給停止時には、重質燃料9の供給を止め、超臨界蒸気8のみを改質器10に供給する。超臨界蒸気8は、改質器10を素通りし、まず改質燃料パージライン20の流路を十分にパージする。ついで、コントロールバルブ21を閉止し、コントロールバルブ22を開くことにより、超臨界蒸気8は燃料供給系統17を経て、燃焼器3へ流入する。燃焼器3内の軽質燃料12と空気4による燃焼ガス16中に、改質燃料供給系統17中に残存した重質油9を溶解した超臨界蒸気8が噴射されることにより、重質燃料11は完全に燃焼された後、タービン2へ流出する。
【0021】
本実施例によれば、改質燃料から軽質燃料への切替え時は、改質燃料供給系統に残存する重質燃料分を改質燃料供給系統へ超臨界蒸気を注入することにより容易に溶解,分解することでき、燃料供給系統の余熱による前記残存重質油の重合を抑制して防止し、引いては前記重合による改質燃料供給系統の詰まりを抑制して防止できる。
【0022】
逆に、軽質燃料から改質燃料への切替える時は、前記軽質燃料供給系統にも超臨界蒸気を注入することにより、供給系統中の残存軽質燃料を溶解,分解することにより、余熱による前記残存軽質燃料の重合を抑制して防止し、引いては前記重合による軽質燃料供給系統の詰まりを抑制して防止できる。
【0023】
(第二実施例)
以下、図4に基づいて本発明の第二実施例を説明する。図4で1は圧縮機、2はタービン、3は燃焼器、4は空気、5は高温排ガス、6は排熱回収ボイラー、7は水、8は超臨界蒸気、9は重質油、10は改質器、11は改質燃料、12は軽質燃料、16は燃焼ガス、17は改質燃料供給系統、18は重質油コントロールバルブ、19は軽質油燃料コントロールバルブ、20は改質燃料パージライン、21及び22は改質燃料用コントロールバルブ、23は軽質油燃料供給系統、24は軽質油供給系統への超臨界蒸気コントロールバルブである。
【0024】
図4中の燃焼器3は、図3と同様の構造により構成される。本実施例では、圧縮機1で圧縮された空気4と、軽質燃料12により起動される。空気4と軽質燃料の燃焼ガス16にてタービン2を駆動する。タービン2を駆動した後の排ガス5は排熱回収ボイラー6にて、水7と熱交換し、超臨界蒸気8を発生させる。改質に適した超臨界蒸気になった時点で、超臨界蒸気及び重質燃料9を改質器へ供給し、改質燃料11を製造する。
【0025】
一定の部分負荷運転までは、改質燃料11の組成が燃焼に適しないために、コントロールバルブ22を閉止し、コントロールバルブ21を開いてパージライン20へ捨てる。負荷が上昇し、改質燃料11の組成が安定した時点で、コントロールバルブ21を閉止、バルブ21を開いて改質燃料11を燃焼器3へ供給、同時に軽質燃料12をバルブ19によりコントロールし、改質燃料11のみでガスタービンを運用する。その後、バルブ24を開き、超臨界蒸気8を、軽質油燃料供給系統23へ供給する。超臨界蒸気8は、軽質油燃料供給系統23中を経て、燃焼器3へ流入する。燃焼器3内の軽質燃料12と空気4による燃焼ガス16中に、軽質油燃料供給系統23中に残存した軽質燃料12を溶解した超臨界蒸気8が噴射されることにより、軽質燃料12は完全に燃焼された後、タービン2へ流出する。そして、軽質油燃料供給系統23の目詰まりを抑制する。
【0026】
(第三実施例)
以下、図5に基づいて本発明の第三実施例を説明する。図5で1は圧縮機、2はタービン、3は燃焼器、4は空気、5は高温排ガス、6は排熱回収ボイラー、7は水、8は超臨界蒸気、9は重質油、10は改質器、11は改質燃料、12は軽質燃料、16は燃焼ガス、17は改質燃料供給系統、18は重質油コントロールバルブ、19は軽質油燃料コントロールバルブ、20は改質燃料パージライン、21及び22は改質燃料用コントロールバルブ、23は軽質油燃料供給系統、24は軽質油供給系統への超臨界蒸気コントロールバルブ25は空気圧縮機、
26は空気供給系統、27は空気、28は改質器への超臨界蒸気コントロールバルブ、29は軽質燃料供給系統への空気コントロールバルブ、30は改質燃料供給系統への空気コントロールバルブである。
【0027】
図5中の燃焼器3は、図3と同様の構造により構成される。本実施例では、圧縮機1で圧縮された空気4と、軽質燃料12により起動される。空気4と軽質燃料の燃焼ガス16にてタービン2を駆動する。タービン2を駆動した後の排ガス5は排熱回収ボイラー6にて、水7と熱交換し、超臨界蒸気8を発生させる。改質に適した超臨界蒸気になった時点で、超臨界蒸気及び重質燃料9を改質器へ供給し、改質燃料11を製造する。
【0028】
一定の部分負荷運転までは、改質燃料11の組成が燃焼に適しないために、コントロールバルブ22を閉止し、コントロールバルブ21を開いてパージライン20へ捨てる。負荷が上昇し、改質燃料11の組成が安定した時点で、コントロールバルブ21を閉止、バルブ21を開いて改質燃料11を燃焼器3へ供給、同時に軽質燃料12をバルブ19によりコントロールし、改質燃料11のみでガスタービンを運用する。以上が、起動から定格までの運転方法である。この場合は、第二実施例で示したように、バルブ24を開き、超臨界蒸気8を、軽質油燃料供給系統23へ供給する。超臨界蒸気8は、供給系統23中の残存軽質燃料12を溶解した後、燃焼器3へ流入する。十分に、軽質油燃料供給系統23及び軽質油用燃料ノズル13を超臨界蒸気8でパージした後に、蒸気コントロールバルブ24を閉止する。次いで、空気圧縮機25を起動し、圧縮空気27を軽質燃料供給系統23へ供給し、供給系統23に残存する蒸気又はドレインをパージする。その際、改質燃料系統への空気コントロールバルブ30は閉止される。パージ後、空気圧縮機25は停止し、パージ操作を終了する。
【0029】
逆に負荷が低下する場合は、軽質油燃料のコントロールバルブ19を開いて軽質燃料12を供給すると同時に、改質燃料用コントロールバルブ22を閉止することにより改質燃料11の燃焼器への供給を停止し、バルブ21を開いて20の改質燃料パージラインへと排出される。軽質燃料12による排熱を利用し、排熱回収ボイラー6内で、超臨界蒸気8を継続的に発生させる。改質燃料11供給停止時には、重質燃料9の供給を止め、超臨界蒸気8のみを改質器10に供給する。超臨界蒸気8は、改質器10を素通りし、まず改質燃料パージライン20の流路を十分にパージする。
【0030】
ついで、コントロールバルブ21を閉止し、コントロールバルブ22を開くことにより、超臨界蒸気8は燃料供給系統17を経て、燃焼器3へ流入する。十分に、改質燃料供給系統17及び改質燃料ノズル14を超臨界蒸気8でパージした後に、蒸気コントロールバルブ28を閉止する。次いで、空気圧縮機25を起動し、圧縮空気27を改質燃料供給系統17へ供給し、供給系統17に残存する蒸気又はドレインをパージする。その際、軽質燃料系統への空気コントロールバルブ29は閉止される。パージ後、空気圧縮機25は停止し、パージ操作を終了する。これにより、前記各流路中に残存する蒸気分をパージすることができる。
【0031】
【発明の効果】
本発明によると、重質油の改質燃料焚きのガスタービンで、改質燃料と軽質油との切替え時の燃料供給系統の詰まりを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例によるガスタービンの燃料系統図。
【図2】ガスタービンの燃料系統図。
【図3】本実施例による燃焼器構造図。
【図4】本実施例によるガスタービンの燃料系統図。
【図5】本実施例によるガスタービンの燃料系統図。
【符号の説明】
1…圧縮機、2…タービン、3…燃焼器、4,27…空気、5…高温排ガス、6…排熱回収ボイラー、7…水、8…超臨界蒸気、9…重質油、10…改質器、11…改質燃料、12…軽質燃料、13…軽質油用燃料ノズル、14…改質燃料用燃料ノズル、15…スワーラー、16…燃焼ガス、17…改質燃料供給系統、18…重質油コントロールバルブ、19…軽質油燃料コントロールバルブ、20…改質燃料パージライン、21,22…改質燃料用コントロールバルブ、23…軽質油燃料供給系統、24…軽質油供給系統への超臨界蒸気コントロールバルブ、25…空気圧縮機、26…空気供給系統、28…改質器への超臨界蒸気コントロールバルブ、29…軽質燃料供給系統への空気コントロールバルブ、30…改質燃料供給系統への空気コントロールバルブ。

Claims (4)

  1. 重質油を水の超臨界乃至亜臨界蒸気により軽質化する改質器を有し、軽質油及び前記改質器にて軽質化された改質燃料を負荷に応じて切替えて燃焼させる燃焼器を備えたガスタービンであって、
    該改質燃料から該軽質油に切替える場合には、改質燃料供給停止後に改質器及び改質燃料を燃焼器に供給する系統に水の超臨界乃至亜臨界蒸気を供給し、改質器及び供給系統中に残存する重質油をパージすることを特徴とする改質燃料焚きガスタービン。
  2. 請求項1に記載の改質燃料焚きガスタービンにおいて、軽質油を改質燃料に切替える際にも、軽質油供給停止後に軽質油供給系統にも水の超臨界乃至亜臨界蒸気を供給し、供給系統に残存する軽質油をパージすることを特徴とする改質燃料焚きガスタービン。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の改質燃料焚きガスタービンにおいて、改質燃料供給系及び軽質油供給系統を上記超臨界乃至亜臨界蒸気にてパージした後に、
    さらに空気或いは窒素にて供給系統中に残存するドレインをパージすることを特徴とする改質燃料焚きガスタービン。
  4. 重質油を水の超臨界乃至亜臨界蒸気により改質器で軽質化した改質燃料と軽質油とを負荷に応じて切替えて燃焼させる燃焼器を備えたガスタービンの燃料系統パージ方法であって、
    該改質燃料から該軽質油に切替える場合に、該改質燃料の供給停止後に該改質器及び改質燃料供給系統に水の超臨界乃至亜臨界蒸気を供給し、該改質器及び該改質燃料供給系統中に残存する重質油をパージすることを特徴とする改質燃料焚きガスタービンの燃料系統パージ方法。
JP2001282575A 2001-09-18 2001-09-18 改質燃料焚きガスタービン及びその燃料系統パージ方法 Expired - Fee Related JP3807272B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001282575A JP3807272B2 (ja) 2001-09-18 2001-09-18 改質燃料焚きガスタービン及びその燃料系統パージ方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001282575A JP3807272B2 (ja) 2001-09-18 2001-09-18 改質燃料焚きガスタービン及びその燃料系統パージ方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003090231A JP2003090231A (ja) 2003-03-28
JP3807272B2 true JP3807272B2 (ja) 2006-08-09

Family

ID=19106208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001282575A Expired - Fee Related JP3807272B2 (ja) 2001-09-18 2001-09-18 改質燃料焚きガスタービン及びその燃料系統パージ方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3807272B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9650955B2 (en) * 2011-11-10 2017-05-16 General Electric Company System for purging gas fuel circuit for a gas turbine engine
US20130219909A1 (en) * 2012-02-27 2013-08-29 General Electric Company Fuel Purging System for a Turbine Assembly

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003090231A (ja) 2003-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4253389B2 (ja) ガスタービンの燃料系から液体燃料を確実に除去する方法及びこの方法を実施するための装置
JP5946690B2 (ja) ガスタービン燃焼器のパージ方法及びパージ装置
US20060288705A1 (en) Modified fuel burning gas turbine and method of operating the same
JP3866976B2 (ja) ガス・蒸気複合タービン設備
KR20070038446A (ko) NOx 트랩 및/또는 디젤 엔진에 합성가스의 간헐적인사용
CN1659100A (zh) 在控制NOx中储存和注入氨
JP3807272B2 (ja) 改質燃料焚きガスタービン及びその燃料系統パージ方法
KR102086437B1 (ko) 화력발전소의 황연저감장치
JP3807273B2 (ja) 重質油改質装置を備えた発電プラント及びその運用方法
JP6106455B2 (ja) タービン組立体用燃料パージシステム
JP2004345904A (ja) 硫黄回収方法及び硫黄回収装置
JP2003097290A (ja) 発電プラント及びその運転方法
JP3555235B2 (ja) 加圧流動層ボイラの燃料パージ方法
JP2870243B2 (ja) 石炭ガス化プラントとその運転方法
FR2827852A1 (fr) Unite de reformage pour generer un reformat
JP2008075966A (ja) 貫流式排熱回収ボイラ
JP2009221921A (ja) 排気ガス浄化装置
JP4685644B2 (ja) 重質油改質装置、重質油改質装置の停止方法及び重質油改質装置を備えたガスタービン
JP2005003294A (ja) 触媒燃焼型再燃器及び再燃器型ガスタービン
JPH06280677A (ja) 高圧噴霧燃焼装置
JPH0979044A (ja) ガスタービンノズルパージ方法
JP2003128401A (ja) 水素発生装置とその運転方法
CN114515509B (zh) 用于硫磺回收系统的停工除硫装置及除硫方法
JPS5971921A (ja) 高濃度スラリ−バ−ナの燃料管のパ−ジ方法
JP4512506B2 (ja) 改質燃料焚きガスタービン設備

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050308

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050506

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050506

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060130

TRDD Decision of grant or rejection written
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060419

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060508

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100526

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110526

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110526

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120526

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120526

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130526

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130526

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees