JP3805700B2 - 多機能性紫外線障害防御剤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紫外線障害防御剤に関し、さらに詳しくは、有害な紫外線から皮膚を保護し皮膚障害を防止するとともに、損傷を受けた皮膚に対し優れた治療作用を有する多機能性紫外線障害防御剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、オゾン層破壊によって地表に到達する太陽光中の紫外線量が増加していることが報告され、社会的にも紫外線防御に対する関心が高まっている。
紫外線は、可視光線の紫よりもさらに短い波長領域の光線であり、400〜320nmの長波長紫外線(以下UV−Aという)、320〜280nmの中波長紫外線(以下UV−Bという)、280nm以下の短波長紫外線(以下UV−Cという)に分類される。
【0003】
太陽から地球に降り注いでいる紫外線のうち、地表に到達するものは皮膚に対して様々な悪影響を及ぼすことが明らかとなっている。UV−Aは、既存のメラニンを酸化させて皮膚に即時性黒化をもたらすだけでなく、高い皮膚浸透性により真皮組織に作用して皮膚の弾力性を低下させ、結果的にしわやたるみの発生を促進することが知られている。
UV−Bは皮膚に急性の炎症、紅斑をもたらし、甚だしくは火傷と同様な水疱を生じさせる。UV−Bによる皮膚炎症により、種々の因子が放出されメラノサイトが活性化し、遅延性黒化を生じさせる。さらに損傷を受けた表皮組織においては角化が進み、角質層の水分量が減少して肌荒れが生じる。また真皮においては繊維芽細胞の活性低下に伴った真皮細胞外マトリックスの量的減少と質的変化によりしわを発生させる。UV−Bを反復照射することにより、皮膚癌を引き起こすことも知られている。
メラノサイトで生成されるメラニンは、紫外線による影響から身体を保護するという役割を担う医学上重要な因子である。しかし、メラニンが過剰に生成されると、しみ、そばかすなど色素沈着の原因となり、美容上好ましくない。
UV−Cは生物に対する作用が強く、殺菌性、発癌性の高い紫外線である。そのほとんどがオゾン層で遮断されたり、二酸化炭素によって吸収されたりして、地表に到達する量は極微量であるため、これまであまり注目されていなかった。ところが、オゾン層破壊が問題となり、UV−Cによる皮膚癌の増加が懸念されるようになってきた。
【0004】
このように有害な紫外線から皮膚を保護することを目的に、化粧品などの皮膚外用剤に様々な有効成分を配合することが提案されている。とりわけ、ビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化剤、β−カロチンなどの過酸化脂質生成抑制剤、スーパーオキシドディスムターゼ(SOD)、カタラーゼなどの活性酸素消去剤、ハイドロキノン、コウジ酸、グルタチオン、過酸化水素などのチロシナーゼ活性阻害剤、栄養補助剤としての各種ビタミン類、この他、紫外線吸収/遮断剤、美白剤、メラニン色素還元/分解物質、ターンオーバーの促進作用/細胞賦活物質、抗炎症剤などの配合が試みられている。
【0005】
しかしながら、これらの物質は、皮膚に対する安全性、紫外線に対する安定性、汎用される溶媒に対する溶解性、物質特有の異臭ならびに色調、さらにその効果の点において、実用するには十分でなく、紫外線による多様な皮膚障害の一部に多少の有効性を示すに止まり、満足のいく効果を挙げるには至っていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような現状に鑑みて行われたものであり、その目的とするところは、安全性、安定性、溶解性のそれぞれに優れ、特異臭、着色がないなど皮膚外用剤の原料として用いることができ、かつ有害な紫外線から皮膚を有効に保護するとともに、損傷を受けた皮膚に対して治療作用をも有する多機能性紫外線障害防御剤を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、繭または生糸に存在する天然タンパク質セリシンが低濃度で紫外線照射後の細胞保護作用、紅斑抑制作用、色素沈着抑制作用、しわ形成抑制作用を有すること、さらには損傷を受けた皮膚に対して優れた治療作用を有することを見出し本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、セリシンを有効成分とする多機能性紫外線障害防御剤をその要旨とするものである。また、本発明によれば、前記多機能性紫外線障害防御剤を配合してなる皮膚外用剤が提供され、さらに繊維製品に適用して多様な紫外線障害防御作用を有する繊維製品が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の多機能性紫外線障害防御剤は、セリシンを有効成分として含んでなるものである。
本発明においてセリシンは、天然物由来のものであっても、人工的に合成されたものであってもよく、いずれのものであっても包含される。したがって、セリシンは化学合成されたものであっても、または遺伝子工学的手段により得られたものであってもよいが、本発明においては、セリシンは天然物由来のものであることが好ましい。天然物由来であると、人体の安全性が高く、また比較的安価であるため、有利である。また、本発明においてセリシンというときは、セリシンタンパク質そのものの他に、該タンパク質の加水分解物をも包含するものとする。
本発明の好ましい態様によれば、セリシンは、蚕が吐出する繭又は生糸から溶媒によって抽出したもの、あるいは物理的に剥離したものが用いられる。なおここで繭とは蚕繭のことをいい、また生糸とは所謂蚕糸のことである。
【0009】
本発明で使用する蚕としては、人間に飼育されて生育する家蚕、および自然環境の中で生育する野蚕いずれでも使用可能であり、特別な種類に限定されない。繭は蛹が入っている状態のもの、または繭の一部を切開して蛹を取り出した状態のもの、若しくは粉砕処理したもの、また生糸についても製糸したもの、織り、編み等により布帛化したもの、縫製したもの、若しくは粉砕処理したものなどいずれも使用できる。
【0010】
上記材料からセリシンを得るための抽出溶媒としては、冷水、熱水、含水アルコール等の親水性溶媒が挙げられる。例えば、家蚕繭をその20〜30倍量の熱水で数分間煮沸処理することにより、セリシンを水中に溶出させる。このとき、必要に応じて電気分解した水や、酸、アルカリまたは酵素を併用してセリシンを部分加水分解させてもよい。次いで、ろ過、遠心分離などにより固形物を除去することにより、セリシン抽出液を得る。
【0011】
さらに得られた抽出液を分離精製することにより、目的とするセリシンを回収することができる。ここで用いられる分離精製法は、特に限定されたものではなく、例えば塩析、有機溶媒沈殿、ゲルろ過クロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィー、逆相クロマトグラフィー、逆浸透、限外ろ過、超遠心分離、電気透析等の公知の方法を単独で、あるいは組み合わせて用いることができる。さらに、凍結乾燥、噴霧乾燥により乾燥しても良い。このようにして得られたセリシンの分子量は通常、500〜500000の範囲内にあり、そのいずれも使用可能であるが、好ましくは重量平均分子量5000〜100000のセリシンである。重量平均分子量が5000未満では、紫外線障害防御作用が低下する虞があり、100000よりも大きい場合は、適宜用いられる外用剤原料との混合性が不良となる虞がある。
【0012】
本発明で用いられるセリシンは、高分子量であるが親水性が高く冷水に易溶で、他の外用剤原料との混合性が良く、かつ水溶液がゲル化せず、低粘度で取り扱いが容易である。また、特異臭や着色がなく、皮膚外用剤に添加しても官能特性に影響を与えない。さらに、紫外線に対し安定な性状をするとともに、皮膚に対しては刺激性及び感作性がなく安全性に優れている。
【0013】
このようなセリシンを有効成分とする紫外線障害防御剤は、細胞保護作用、紅斑抑制作用、色素沈着抑制作用、しわ形成抑制作用など、紫外線に対して多様な防御作用を有するとともに、損傷を受けた皮膚に対しては、優れた治療作用を有するものである。本発明の多機能性紫外線障害防御剤は、目的や用途に応じて適宜の形態で用いることができる。すなわち、水溶液あるいはアルコール溶液の状態で皮膚に塗布したり、化粧品、医薬部外品、医薬品などの皮膚外用剤に配合して用いることができる。さらに、日常着用する肌着の他、手足に巻くサポーター、くつ下、ストッキング、手袋などの繊維製品に付与して用いることもできる。
【0014】
皮膚外用剤の剤型としては特に限定されるものではなく、例えば、カプセル、粉末、顆粒、固形、液体、ゲル、気泡、乳液、クリーム、軟膏、シートなどを挙げることができる。
具体的には、例えば油/水型、水/油型の乳化化粧料、クリーム、化粧乳液、化粧水、美容液、クレンジングクリーム、パック剤、洗浄料、ファンデーション等の化粧料、分散状、顆粒状、軟膏状等の医薬品として用いることができる。
紫外線障害防御成分セリシンは、人体への安全性が高く、皮膚外用剤への配合量は特に限定されるものではないが、効果や製剤安定性の観点から、乾燥固形分として0.0001〜10重量%とすることが好ましく、より好ましくは0.001〜5重量%である。0.0001重量%未満では十分な作用効果が得られない虞があり、10重量%を超えると作用効果に顕著な差が認められないばかりか、製剤安定性が低下する虞がある。
この際、本発明の効果を損なわない範囲内で、皮膚外用剤に通常用いられる各種原料を任意に配合することができる。このような原料として、以下のものが例示できる。
【0015】
(1)各種油脂類:アボガド油、アーモンド油、ウイキョウ油、エゴマ油、オリーブ油、オレンジ油、オレンジラファー油、ゴマ油、カカオ脂、カミツレ油、カロット油、キューカンバー油、牛脂脂肪酸、ククイナッツ油、サフラワー油、シア脂、液状シア脂、大豆油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、パーシック油、ヒマシ油、綿実油、落花生油、タートル油、ミンク油、卵黄油、パーム油、パーム核油、モクロウ、ヤシ油、牛脂、豚脂又はこれら油脂類の水素添加物(硬化油等)等。
(2)ロウ類:ミツロウ、カルナバロウ、鯨ロウ、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、カンデリラロウ、モンタンロウ、セラックロウ、ライスワックス、スクワレン、スクワラン、プリスタン等。
(3)鉱物油:流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、オゾケライド、セレシン、マイクロクリスタンワックス等。
(4)脂肪酸類:ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール油、ラノリン脂肪酸等の天然脂肪酸、イソノナン酸、カプロン酸、2−エチルブタン酸、イソペンタン酸、2−メチルペンタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソペンタン酸等の合成脂肪酸。
【0016】
(5)アルコール類:エタノール、イソピロパノール、ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール等の天然アルコール、2−ヘキシルデカノ−ル、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール等の合成アルコール。
(6)多価アルコール類:酸化エチレン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ポリエチレングリコール、酸化プロピレン、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ペンタエリトリトール、ソルビトール、マンニトール等。
(7)エステル類:ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、酢酸ラノリン、モノステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール等。
(8)金属セッケン類:ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、パルミチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛等。
【0017】
(9)ガム質、糖類又は水溶性高分子化合物:アラビアゴム、ベンゾインゴム、ダンマルゴム、グアヤク脂、アイルランド苔、カラヤゴム、トラガントゴム、キャロブゴム、クインシード、寒天、カゼイン、乳糖、果糖、ショ糖又はそのエステル、トレハロース又はその誘導体、デキストリン、ゼラチン、ペクチン、デンプン、カラギーナン、カルボキシメチルキチン又はキトサン、エチレンオキサイド等のアルキレン(C2〜C4)オキサイドが付加されたヒドロキシアルキル(C2〜C4)キチン又はキトサン、低分子キチン又はキトサン、キトサン塩、硫酸化キチン又はキトサン、リン酸化キチン又はキトサン、アルギン酸又はその塩、ヒアルロン酸又はその塩、コンドロイチン硫酸又はその塩、ヘパリン、エチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、カルボキシエチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、結晶セルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメタアクリレート、ポリアクリル酸塩、ポリエチレンオキサイドやポリプロピレンオキサイド等のポリアルキレンオキサイド又はその架橋重合物、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレンイミン等。
【0018】
(10)界面活性剤:アニオン界面活性剤(アルキルカルボン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルリン酸エステル塩)、カチオン界面活性剤(アルキルアミン塩、アルキル四級アンモニウム塩)、両性界面活性剤:カルボン酸型両性界面活性剤(アミノ型、ベタイン型)、硫酸エステル型両性界面活性剤、スルホン酸型両性界面活性剤、リン酸エステル型両性界面活性剤、非イオン界面活性剤(エーテル型非イオン界面活性剤、エーテルエステル型非イオン界面活性剤、エステル型非イオン界面活性剤、ブロックポリマー型非イオン界面活性剤、含窒素型非イオン界面活性剤)、その他の界面活性剤(天然界面活性剤、タンパク質加水分解物の誘導体、高分子界面活性剤、チタン・ケイ素を含む界面活性剤、フッ化炭素系界面活性剤)等。
(11)各種ビタミン類:レチノール、レチナール(ビタミンA1)、デヒドロレチナール(ビタミンA2)、カロチン、リコピン(プロビタミンA)、チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)、ピリドキシン(ビタミンB6)、シアノコバラミン(ビタミンB12)、葉酸類、ニコチン酸類、パントテン酸類、ビオチン類、コリン、イノシトール類、ビタミンC酸又はその誘導体、エルゴカルシフェロール(ビタミンD2)、コレカルシフェロール(ビタミンD3)、ジヒドロタキステロール、ビタミンE群:ビタミンE又はその誘導体、ユビキノン類、フィトナジオン(ビタミンK1)、メナキノン(ビタミンK2)、メナジオン(ビタミンK3)、メナジオール(ビタミンK4)、その他、必須脂肪酸(ビタミンF)、カルニチン、フェルラ酸、γ−オリザノール、オロット酸、ビタミンP類(ルチン、エリオシトリン、ヘスペリジン)、ビタミンU等。
(12)各種アミノ酸類:バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒスチジン等や、それらの硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、或いはピロリドンカルボン酸のごときアミノ酸誘導体等。
【0019】
(13)植物又は動物系原料由来の種々の添加物:これらは、添加しようとする製品種別、形態に応じて常法的に行われる加工(例えば、粉砕、製粉、洗浄、加水分解、醗酵、精製、圧搾、抽出、分画、ろ過、乾燥、粉末化、造粒、溶解、滅菌、pH調整、脱臭、脱色等を任意に選択、組み合わせた処理)を行い、各種の素材から任意に選択して供すれば良い。
尚、抽出に用いる溶媒については、供する製品の使用目的、種類、或いは後に行う加工処理等を考慮した上で選択すれば良いが、通常では、水、水溶性有機溶媒(例えば、エタノール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等)の中から選ばれる1種もしくは2種以上の混液を用いるのが望ましい。但し、用途により有機溶媒の含有が好ましくない場合においては、水のみを使用したり、あるいは抽出後に除去しやすいエタノールを採用し、単独又は水との任意の混液で用いたりすれば良く、又、搾取抽出したものでも良い。
【0020】
原料とする具体的な植物(生薬)としては、例えば、アーモンド(へん桃)、アイ(藍葉)、アオカズラ(清風藤)、アオキ(青木)、アオギリ又はケナシアオギリ(梧桐)、アオツヅラフジ(木防巳)、アカシア、アカショウマ(赤升麻)、アカスグリ「果実」、アカツメクサ、アカブドウ、アカミノキ(ログウッド)、アカメガシワ(赤芽柏)、アカネ(茜草根)、アカヤジオウ又はジオウ(地黄)、アギ(阿魏)、アキカラマツ、アキニレ(榔楡皮)、アグアイー・グァスー、アグアヘ(オオミテングヤシ)、アケビ(木通)、アサ(麻子仁)、マルバアサガオ又はアサガオ(牽牛子)、アジサイ(紫陽花)、アシタバ(明日葉)、アズキ(赤小豆)、アセロラ、アセンヤク(阿仙薬)、アチラ(ショクヨウカンナ)、アニス、アビウ、アビウラーナ、アブラナ、アベマキ「果実」、アボカド、アマ、アマチャ(甘茶)、アマチャヅル、アマドコロ(玉竹)、アマナ(光慈姑)、アマランサス(ヒユ、ハゲイトウ、ヒモゲイトウ、センニンコク、スギモリゲイトウ、ホソアオゲイトウ、アオゲイトウ、ハリビユ、アマラントウス・ヒポコンドリアクス)、アミガサユリ又はバイモ(貝母)、アリストロメリア(ユリズイセン)、アルカナ(アルカンナ)、アルガローボ(キャベ)、アルテア、アルニカ、アルピニア又はカツマダイ(ソウズク)、アロエ(蘆薈)、アロエベラ、アンジェリカ、アンズ又はホンアンズ(杏仁)、アンソッコウ(安息香)、イエローサポテ、イガコウゾリナ(地胆頭)、イカリソウ又はヤチマタイカリソウ(インヨウカク)、イグサ(灯心草)、イタドリ(虎杖根)、イチイ(一位)、イチゴ、イチジク(無花果「果実、葉」)、イチハツ(一初)、イチビ(冬葵子)、イチヤクソウ(一薬草)、イチョウ(銀杏「種子、葉」)、イトヒメハギ(遠志)、イナゴマメ、イヌナズナ(テイレキシ)、イヌビユ(ホナガイヌビユ)、イネ「種子、種皮」、イノンド「種子」、イブキジャコウソウ、イラクサ、イランイラン、イワタバコ(岩萵苣)、イワヒバ又はイワマツ(巻柏)、ウーロン茶、ウイキョウ(茴香)、ウィート(チブサノキ)、ウキヤガラ(三稜)、ウグイスカグラ「果実」、ヒメウイキョウ、ウコン(鬱金)、ウキクサ(浮萍)、ウスバサイシン又はケイリンサイシン又はオウシュウサイシン(細辛)、ウスベニアオイ、ウスベニタチアオイ、ウツボグサ(夏枯草)、ウド又はシシウド(羌活、独活、唐独活)、ウニャデガト(ウンカリア、キャッツクロー)、ウバ茶、ウメ(烏梅「種子、果肉」)、ウラジロガシ、ウワウルシ(クサコケモモ)、ウンシュウミカン(陳皮)、エストラゴン、エゾウコギ(蝦夷五加)、エチナシ(ホソバムラサキバレンギク)、エニシダ、エノキタケ(榎茸)、エビスグサ又はカッシア・トーラ(決明子)、エルカンプレ、エルダーベリー「果実」、エレミ、エリンギィ又はプレロータスエリンジ、エンジュ(槐花、槐花米)、オウギ又はキバナオウギ(黄耆)、オウセイ(ナルコユリ、カギクルマバナルコユリ)、オウヒササノユキ又はササノユキ、オウレン(黄連)、オオガタホウケン、オオカラスウリ(カロコン)、オオグルマ(土木香)、オオツヅラフジ(防己)、オオバコ(車前子、車前草)、オオハシバミ(榛子)、オオハシラサボテン、オオバナオケラ又はオケラ(白朮)、オオバナサルスベリ(バナバ)、オオバヤシャブシ「果実」、オオホシグサ(穀精草)、オオミアカテツ、オオミサンザシ又はサンザシ(山査子)、オオムギ(大麦)、オカ、オカゼリ(蛇床子)、オクラ「果実」、オグルマ(旋覆)、オタネニンジン又はトチバニンジン (人参)、オトギリソウ又はコゴメバオトギリソウ又はセイヨウオトギリソウ(弟切草)、オドリコソウ(続断)、オナモミ(蒼耳子)、オニグルミ、オニドコロ又はトコロ又はナガドコロ(ヒカイ)、オニノヤガラ(天麻)、オニユリ又はササユリ又はハカタユリ(百合)、オノニス、オヒョウ(裂葉楡)、オミナエシ(敗醤)、オユーコ、オランダカラシ(クレソン)、オランダゼリ、オランダミツバ、オリーブ「果実、種子、葉」、オレガノ、オレンジ「果実、果皮」、カイケイジオウ(熟地黄)、カカオ「果実、果皮、種子」、カキ(柿蒂「葉」)、カギカズラ(釣藤鈎)、カキドオシ又はカントリソウ(蓮銭草)、ガクアジサイ、カシア、カジノキ(楮実「果実」)、ガジュツ(莪朮)、カシワ(槲樹、槲葉)、カスカリラ、カスカラサグラダ、カスミソウ、カセンソウ、カニクサ(金沙藤)、カニーワ、カーネーション、カノコソウ(吉草根)、カバノキ又はシダレカンバ(白樺)、ガーベラ、カボチャ、カポックノキ「種子」、カホクサンショウ(蜀椒)、ガマ(蒲黄)、カミツレ又はローマカミツレ、カミヤツデ(通草)、カムカム(カモカモ)、カラー、カラクサケマン、カラスウリ又はシナカラスウリ(王瓜)、カラスビシャク(半夏)、カラスムギ、ガラナ「種子」、カラホオ(厚朴)、カラヤ、ガリュウ、カリン(木瓜)、ガルシニア、カワミドリ、カワラサイコ(委陵菜、翻白草)、カワヂシャ、カワラタケ、カワラナデシコ(石竹)又はエゾカワラナデシコ(瞿麦、瞿麦子)、カワラニンジン(青蒿)、カワラヨモギ(茵チン蒿)、カンスイ(甘遂)、カンゾウ(甘草)、カンタラアサ、カンデリラ、カントウ、カンナ、キイチゴ(エゾイチゴ、オランダイチゴ、エビガライチゴ、ナワシロイチゴ、モミジイチゴ、ヨーロッパキイチゴ)、キウイ「果実、葉」、キカラスウリ(瓜呂根)、キキョウ(桔梗、桔梗根)、キク(菊花、シマカンギク、チョウセンノギク)、キクタニギク、キササゲ(梓実)、ギシギシ(羊蹄根)、キジツ(枳実)、キズタ、キダチアロエ、キダチハッカ、キナ、キナノキ(シンコーナ、アカキナノキ)、キヌア(キノア)、キハダ(黄柏)、ギムネマ・シルベスタ、キメンカク、キャベツ、キャベブ「未熟果」、キュウリ、ギョリュウ(西河柳、てい柳)、キラジャ・サポナリア、キラヤ、キランソウ(金瘡小草)、キンカン「果実」、ギンセカイ、キンブセン、キンマ、キンミズヒキ(仙鶴草)、グァペーバ・ヴェルメーリャ、グアバ「果実」、グアユーレ、クェルクス・インフェクトリア(没食子)、ククイナッツ、クコ(枸杞、枸杞子、枸杞葉、地骨皮)、クサスギカズラ(天門冬)、クズ(葛根)、クスノキ、グースベリー「果実」、クソニンジン(黄花蒿)、クティティリバー、クチナシ(山梔子)、クヌギ(樸ソウ)、クプアス、クマザサ、クマツヅラ(馬鞭草)、クララ(苦参)、クランベリー「果実」、クリ「種子、果実、渋皮」、クルクリゴ・ラチフォリア「果実」、グレープフルーツ「果実・葉」、クロウメモドキ、クロガネモチ(救必応)、クロバナヒキオコシ又はヒキオコシ(延命草)、クローブ(丁子、丁香)、グンバイナズナ(セキメイ、セキメイシ)、ケイガイ(荊芥、荊芥穂)、ケイトウ(鶏冠花、鶏冠子)、ゲッカビジン、ゲッケイジュ(月桂樹)、ケナシサルトリイバラ(土茯苓、山帰来)、ゲンチアナ、ゲンノショウコ(老鸛草)、ケンポナシ(キグシ)、コウキセッコク、キシュウミカン(コウジ、タチバナ、オオベニミカン、フクレミカン、サガミコウジ、ポンカン、サンタラ(橘皮))、コウシンバラ(月季花)、コウスイハッカ、コウゾ「果実」、コウチャ(紅茶)、コウホネ(川骨)、コウホン(藁本、唐藁本)、コウリャン、コウリョウキョウ(高良姜)、コエンドロ「果実」、コオウレン(胡黄連)、コガネバナ(黄ゴン)、コケモモ(越橘)、ココヤシ「果実」、ゴシュユ(呉茱萸)、ゴショイチゴ(覆盆子)、コショウ(胡椒)、コスモス、コパイババルサム、コーヒー「種子、葉」、コブシ又はモクレン(辛夷)、ゴボウ(牛蒡、牛蒡子)、コボタンヅル、ゴマ(胡麻)、ゴマノハグサ(玄参)、ゴミシ(五味子)、サネカズラ又はビナンカズラ又はマツブサ、コムギ(小麦)、米又は米糠「赤糠、白糠」、コメ油、コーラ・アクミナタ「種子」、コーラ・ベラ「種子」、コロニーリャ、コロハ「果実」、コロンボ、コンズランゴ、コンブ、コンニャク、コンフリー(鰭張草)、サイザル(サイザルアサ)、サキシマボタンヅル又はシナボタンヅル又はシナセンニンソウ(威霊仙)、サクラ(オオシマザクラ、ヤマザクラ、オオヤマザクラ、エドヒガシ、マメザクラ、ミヤマザクラ、ソメイヨシノ、タカネザクラ、カスミザクラ、コヒガン、サトザクラ、カンザクラ「葉、花、果実、樹皮(桜皮)」)、サクランボ、ザクロ、ササ、サザンカ、サジオモダカ(沢瀉)、サツマイモ、サトウキビ、サトウダイコン、サネブトナツメ(酸棗仁)、サフラン(番紅花、西紅花)、サポジラ、サポテアマリヨ、ザボン「果実」、サボンソウ、サーモンベリー「果実」、サラシナショウマ(升麻)、サルビア(セージ)、サワギキョウ(山梗菜)、サワグルミ(山胡桃)、サンカクサボテン、サングレデグラード(クロトン)、サンシクヨウソウ、サンシチニンジン(三七人参)、サンシュユ(山茱萸)、サンショウ(山椒)、サンズコン(山豆根)、シア(カリテ)、シアノキ「果実」、シイタケ(椎茸)、シオン(紫苑)、ジキタリス、シクンシ(使君子)、シソ又はアオジソ又はチリメンジソ又はカタメンジソ(紫蘇葉、紫蘇子)、シタン、シナノキ、シナホオノキ、シナレンギョウ(連翹)、シメジ(ヒンシメジ、シャカシメジ、ハタケシメジ、オシロイシメジ、ブナシメジ、ホンジメシ、シロタモギタケ)、シモクレン(辛夷)、シモツケソウ、ジャガイモ、シャクヤク(芍薬)、シャジン(沙参)、ジャスミン(マツリカ)、ジャノヒゲ(麦門冬)、シュクコンカスミソウ、シュクシャミツ(砂仁、縮砂)、ジュズダマ、シュロ「果実」、ショウガ(生姜)、ジョウザンアジサイ(常山)、ショウブ(菖蒲、菖蒲根)、ショズク「果実」、シラカシ「種子」、シロゴチョウ「種子」、シロツメクサ(クローバー)、シロトウアズキ(鶏骨草)、シロバナイリス(ニオイイリス)、シロバナツタ「花」、シロミナンテン(南天実)、シンコナサクシルブラ、ジンチョウゲ(瑞香、瑞香花、沈丁花)、シンナモン、シンナモムム・カッシア(桂皮)、スイカ(西瓜)、スイカズラ(金銀花、忍冬)、スイバ(酸模)、スイムベリー「果実」、スターアップル、ステビア、ストロベリー「果実」、スズサイコ(徐長卿)、スギナ(問荊)、スベリヒユ(馬歯けん、馬歯けん子)、スモモ「果実」、セイヨウアカマツ「球果」、セイヨウカラマツ、セイヨウキズタ、セイヨウグルミ、セイヨウサンザシ、セイヨウタンポポ、セイヨウトチノキ(マロニエ)、セイヨウナシ「果実」、セイヨウナツユキソウ、セイヨウニワトコ(エルダー)、セイヨウネズ(ジュニパー、杜松)、セイヨウノコギリソウ(ミルフォイル)、セイヨウバラ、セイヨウフウチョウボク、セイヨウヤドリギ、セイヨウハッカ又はセイヨウヤマハッカ、セイヨウワサビ、セキショウ(石菖根)、セッコク(石斛)、セドロン(ボウシュウボク)、ゼニアオイ、ヒロハセネガ、セネガ、セリ、セロリ、センキュウ(川キュウ)、センシンレン(穿心連)、センダン、センニンサボテン、センナ「果実、葉」、センニンソウ(大蓼)、センブリ(当薬)、ソウカ(草果)、ゾウゲチュウ、ソシンロウバイ、ソバ「種実」、ソメモノイモ、ダイオウ(大黄)、大根、大豆、ダイダイ(橙皮、枳実)、タカサブロウ(旱蓮草)、タカトウダイ(大戟)、タカワラビ(狗脊)、ダークスィートチェリー「果実」、タチアオイ、タチジャコウソウ(タイム、百里香)、タチドコロ(ヒカイ)、タチヤナギ、タマリンド「種子」、タマネギ、タムシバ(辛夷)、タラノキ「果実、葉、根皮」、ダリア(テンジクボタン)、タルウィ、タンシウチワ、タンジン(丹参)、タンポポ(蒲公英)又はシロバナタンポポ又はモウコタンポポ、ダンマル、チェリー「果実」、チガヤ「果実、根、芽」、チクセツニンジン(竹節人参)、チコリ、チャンカピエドラ(キダチコミカンソウ)、チョウセンダイオウ(大黄)、チョウセンニレ(蕪夷)、チョウセンヨモギ(艾葉)、チョレイマイタケ(猪苓)、チョロギ、ツキミソウ、ツクリタケ(マッシュルーム)、ツバキ、ツボクサ、ツメクサ(漆姑草)、ツユクサ(鴨跖草)、ツルアズキ(赤小豆)、ツルドクダミ(何首烏)、ツルナ(蕃杏)、ツルニンジン(四葉参)、ツワブキ、デイコ、テウチグルミ、デュベリー「果実」、チューリップ、チョコノステイ、テングサ、テンチャ(甜茶)、テンダイウヤク(烏薬)、トウガ(冬瓜子)、トウカギカズラ、トウガラシ(番椒)、トウキ(当帰)、トウキンセンカ(マリーゴールド)、トウナベナ(川断)、トウモロコシ又はトウモロコシ毛(南蛮毛)、トウネズミモチ(女貞子)、トウリンドウ又はチョウセンリンドウ(竜胆)、トクサ(木賊)、ドクダミ(十薬)、トコン(吐根)、トシシ又はマメダオシ又はネナシカズラ、トチュウ(杜仲「樹皮、葉、根」)、トネリコ(秦皮)、トマト、トラガント、トリアカンソス「種子」、トルコキキョウ、トルメンチラ、ドロノキ、トロロアオイ、ナイゼリアベリー「果実」、ナガイモ又はヤマノイモ(山薬)、ナギイカダ(ブッチャーブルーム)、ナギナタコウジュ、ナズナ、ナタネ、ナタマメ又はタテハキ(刀豆)、ナツミカン、ナツメ(大棗)、ナニワイバラ(金桜子)、ナベナ(続断)、ナメコ、ナルコユリ(黄精)、ナンキンマメ(落花生)、ナンテン(南天実)、ナンバンカラムシ(苧麻)、ニオイスミレ、ニガキ(苦木)、ニガヨモギ(苦艾)、ニクズク、ケイ又はニッケイ又はセイロンニッケイ又はヤブニッケイ(桂皮)又はケイシ(桂枝)、ニラ(韮子)、ニワトコ(接骨木「果実、花、茎、葉」)、ニンニク(大蒜)、ヌルデ(五倍子)、ネギ、ネムノキ又はネブ又はネビ又はネムリノキ又はジゴクバナ(合歓)、ノアザミ(大薊)、ノイバラ(営実)、ノウゼンカズラ(凌霄花)、ノゲイトウ、ノコギリソウ、ノダケ(前胡)、ノバラ、ノモモ、パイナップル「果実」、ハイビスカス(ブッソウゲ、フウリンブッソウゲ、ローゼル)、ハイリンドウ、ハウチワ、パウ・ドーセ、ハカマウラボシ(骨砕補)、ハクセン(白癬皮)、ハクルベリー「果実」、ハコベ(繁縷)、ハシバミ(榛子)、ハシリドコロ(ロート根)、バジル、ハス(蓮、蓮肉、蓮子)、パセリ(オランダゼリ)、ハダカムギ、バタタ、ハチク又はマダケ(竹茹)、パチョリー、ハッカ(薄荷、薄荷葉)、ハトムギ(ヨクイニン)、ハナスゲ(知母)、バナナ、ハナハッカ、ハナビシ(シツリシ、シシツリ)、バニラビンズ、パパイヤ、ハハコグサ(鼠麹草)、パハロボボ、ハブ「全草、茎、葉」、パプリカ、ハマゴウ又はミツバハマゴウ(蔓荊子)、ハマスゲ(香附子)、ハマビシ(シツ莉子)、ハマナス(マイカイ花)、ハマボウフウ(浜防風)、ハマメリス、パーム、バラ(薔薇)、バラータ、バラタゴムノキ、ハラタケ(ハラタケ、シロオオハラタケ、ウスキモリノカサ)、ハラン、パリウルス(セイヨウハマナツメ)、パリエタリア、バルサミーナ(ツルレイシ、ニガウリ)、ハルニレ(楡皮、楡白皮、楡葉)、バルバスコ、ハルリンドウ、ハンダイカイ(胖大海)、パンノキ、ヒオウギ(射干)、ヒカゲツルニンジン(党参)、ピーカンナッツ、ヒガンバナ(石蒜、蔓珠沙華)、ヒグルマダリア、ヒシ(菱実)、ピスタチオ、ビート、ヒトツバ(石葦)、ヒトツバエニシダ、ヒナギク(デージー)、ヒナタイノコズチ(牛膝)、ヒノキ、ヒバ、ヒマシ、ヒマワリ、ピーマン、ヒメウズ(天葵)、ヒメガマ(香蒲)、ヒメマツタケ(カワリハラタケ、ヒロマツタケ)、ピメンタ「果実」、ビャクシ、ビャッキュウ、ヒユ「果実」、ビロウドアオイ、ヒロハオキナグサ(白頭翁)、ビワ「果実、葉、茎」、ビンロウ(大服皮、檳榔子)、プーアル茶、フウトウカズラ(南籐)、フキ、フキタンポポ(款冬花、款冬葉)、フジバカマ(蘭草)、フジマメ(扁豆)、フジモドキ(チョウジザクラ、芫花)、ブドウ「果実、果皮、種子、葉」、ブナ、フユムシナツクサタケ(冬虫夏草)、ブラジルカンゾウ、ブラジルニンジン、ブラックカーラント「果実」、ブラックベリー、ブラーニェン、プラム「果実」、フルセラリア、ブルーベリー(セイヨウヒメスノキ)、プルーン、フローラルブランカ、ブロンドサイリウム、ブンドウ(緑豆)、ヘーゼルナッツ、ヘチマ、ベニバナ(紅花)、ヘネケン、ベラドンナ、ベリー「果実」、ペルセア、ペルビアンバーグ、ペレスキア・グランディフォリア、ベンケイソウ又はイキクサ(景天)、ボイセンベリー「果実」、ホウキギ又はニワクサ又はネンドウ又はハハキギ・コキア(地膚子)、ホウセンカ(鳳仙、急性子、透骨草)、ポウテリア・サポタ、ポウテリア・ルクマ、ホウノキ、ボウフウ(防風)、ホウレンソウ、ホオズキ(登呂根)、ホオノキ(和厚朴、朴)、ボケ(木瓜)、ホソバアブラギク(苦ヨク)、ホソバオグルマ、ホソバナオケラ(蒼朮)、ホソバノキリンソウ(景天三七)、ホソババレンギク、ボダイジュ(菩醍樹)、ボタン(牡丹「花、葉、茎、樹皮」)、ボタンピ(牡丹皮)、ホップ、ホホバ、ボリジ(ルリチシャ)、ボルドー、ホワートルベリー「果実」、ホンオニク(肉じゅ蓉、大芸)、ホンセッコク(鉄皮石斛、雀山石斛)、マイズルテンナンショウ(天南星)、マイタケ(舞茸)、マオウ(麻黄)、マカ、マカデミアナッツ、マーガレット(モクシュンギク)、マクリ(海人草)、マグワ(桑白皮「樹皮、葉」)、マグノリア・スプレンゲリ、マサランヅーバ、マサランズーバ・ド・セアラー、マシェイラ・デ・ボイ、マシュア(タマノウゼンハレン、キュウコンキンレンカ)、マタタビ(木天蓼)、マツカサ、松「葉、樹皮、根」、マッタ・オーリョ、マツホド(茯苓)、マティコ(コルドンシージョ)、マヨラム(ハナハッカ)、マルバノジャジン(苦参)、マルベリー「果実」、マルメロ、マレイン(ビロウドモウズイカ)、マンゴー、マンゴスチン、マンサーニャ(アンデスカミツレ)、マンシュウグルミ、マンダリン「果実」、マンネンタケ(霊芝)、キジツ(枳実「果実」)、ミシマサイコ(柴胡)、ミズオオバコ又はミズアサガオ(竜舌草)、ミゾカクシ(半辺蓮)、ミソハギ(千屈菜)、ミチヤナギ又はニワヤナギ(篇蓄)、ミツガシワ、ミツバ、ミドリサポテ、ミドリハッカ、ミモザ、ミョウガ、ミラクルフルーツ「果実」、ミルラ、ミロバラン、ムギワラギク、ムクゲ(木槿)、ムクノキ、ムクロジ(延命皮)、ムニャ、ムラサキ(紫根)、ムラサキシキブ又はオオムラサキシキブ(紫珠)、ムラサキトウモロコシ、ムラサキナツフジ(昆明鶏血藤)、メガカンサ・オプンティカ、メハジキ(益母草)、メボウギ、メラロイカ、メリッサ、メリロート、メロン「果実」、モウコヨモギ、モウソウチク、モクキリン、モジェ(コショウボク)、モッコウ(木香)、モミジバダイオウ、モモ(桃「葉、種子、花、果実」)、モヤシ、モレロチェリー「果実」、モロヘイヤ(黄麻)、ヤカワムラサキイモ、ヤクチ(益智)、ヤグルマソウ(ヤグルマギク)、ヤグルマハッカ、ヤーコン、ヤシャブシ(矢車)又はヒメヤシャブシ又はオオバヤシャブシ「果実、果皮、果穂」、ヤチヤナギ、ヤツデ(八角金盤)、ヤドリギ(柳寄生)、ヤナギ(カワヤナギ、タチヤナギ、シダレヤナギ、アカメヤナギ、ネコヤナギ、イヌコリヤナギ、キヌヤナギ、コリヤナギ、ウンリュウヤナギ、ミヤマヤナギ、ヤシ、ヤマヤナギ、オオバヤナギ、タイリクキヌヤナギ、キツネヤナギ、ドロノキ)、ヤナギタデ「葉、茎」、ヤブガラシ、ヤブコウジ(紫金牛)、ヤブタバコ(鶴虱、天名精)、ヤマゴボウ(商陸)、ヤマハンノキ(山榛)、ヤマモモ(楊梅皮)、ヤマヨモギ、 ユーカリ、ユキノシタ(虎耳草)、ユッカ又はフレビフォリア、ユズ「果実」、ユリ、ヨロイグサ、ヨモギ(艾葉)、ライガン(雷丸)、ライム「果実」、ライムギ、ラカンカ「果実」、ラズベリー「葉、果実」、ラタニア(クラメリア)、ラッキョウ又はエシャロット(薤白)、ラベンダー、リュウガン(竜眼肉)、リュウゼツラン(アオノリュウゼツラン、フクリンリュウゼツラン)、リョクチャ(緑茶)、リンゴ「果実、種子、葉、根」、リンドウ、ルバス又はスアビシムス(甜涼)、レイシ(茘枝、茘枝核)、レタス(チシャ)、レッドカーラント「果実」、レッドピタヤ、レモン「果実」、レモングラス、レンギョウ又はシナレンギョウ(連翹)、レンゲソウ、ロウバイ(蝋梅)、ロウヤシ、ロコン(ヨシ、蘆根)、ローガンベリー「果実」、ローズマリー(マンネンロウ)、ローズヒップ(ノバラ)、ワサビ、ワタフジウツギ(密蒙花)、ワレモコウ(地楡)等が挙げられる。
【0021】
又、その他の海水類、例えば、海水塩、海水乾燥物、死海又は大西洋又は太平洋の海より得た無機塩(塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化カリウム等)、海泥又は泥(ファンゴ)類、例えば、イタリアファンゴ、ドイツファンゴ、アイフェルファンゴ、フライブルグファンゴ等の各地の海泥又は泥(含有成分:二酸化珪素、二酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化マンガン、酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、クロム、鉄、銅、ニッケル、亜鉛、鉛、マンガン、ヒ素、水)、聖徳石等。
【0022】
海藻類としては、海藻[緑藻類:クロレラ・ブルガリス、クロレラ・ピレノイドサ、クロレラ・エリプソイデイア、アオノリ(ウスバアオノリ、スジアオノリ、ヒラアオノリ、ボウアオノリ、ホソエダアオノリ)、アナアオサ(アオサ)]、海藻[褐藻類:コンブ(マコンブ、リシリコンブ、ホソメコンブ、ミツイシコンブ)、ワカメ、ヒロメ、アオワカメ、ジャイアントケルプ(マクロシスティス・ピリフェラ、マクロシスティス・インテグリフォリア、ネオシティス・ルエトケアーナ)、ヒジキ、ヒバマタ、ウミウチワ、ウスバウミウチワ、キレバノウミウチワ、アカバウミウチワ、コナウミウチワ、オキナウチワ、ウスユキウチワ、エツキウミウチワ]、海藻[紅藻類:ヒジリメン、マクサ(テングサ)、ヒラクサ、オニクサ、オバクサ、カタオバクサ、ヤタベグサ、ユイキリ、シマテングサ、トサカノリ、トゲキリンサイ、アマクサキリンサイ、キリンサイ、ビャクシンキリンサイ、ツノマタ、オオバツノマタ、トチャカ(ヤハズツノマタ)、エゾツノマタ、トゲツノマタ、ヒラコトジ、コトジツノマタ、イボツノマタ、マルバツノマタ、ヒラコトジ、スギノリ、シキンノリ、カイノリ、ヤレウスバノリ、カギウスバノリ、スジウスバノリ、ハイウスバノリ、アカモミジノリ]等が代表的なものとして挙げられる。
【0023】
又、その他の藻類、例えば、緑藻類(クラミドモナス属:クラミドモナス、アカユキモ、ドゥナリエラ属:ドゥナリエラ、クロロコッカス属:クロロコッカス、クワノミモ属:クワノミモ、ボルボックス属:オオヒゲマワリ、ボルボックス、パルメラ属、ヨツメモ属、アオミドロ属:ヒザオリ、アオミドロ、ツルギミドロ属、ヒビミドロ属:ヒビミドロ、アオサ属:アナアオサ、アミアオサ、ナガアオサ、カワノリ属:カワノリ、フリッチエラ属、シオグサ属:オオシオグサ、アサミドリシオグサ、カワシオグサ、マリモ、バロニア属:タマゴバロニア、タマバロニア、マガタマモ属:マガタマモ、イワヅタ属:フサイワヅタ、スリコギヅタ、ヘライワヅタ、クロキヅタ、ハネモ属、ミル属:ミル、クロミル、サキブチミル、ナガミル、ヒラミル、カサノリ属:カサノリ、ジュズモ属:フトジュズモ、タマジュズモ、ミゾジュズモ、ミカヅキモ属、コレカエテ属、ツヅミモ属、キッコウグサ属:キッコウグサ、ヒトエグサ属:ヒトエグサ、ヒロハノヒトエグサ、ウスヒトエグサ、モツキヒトエ、サヤミドロ属、クンショウモ属、スミレモ属:スミレモ、ホシミドロ属、フシナシミドロ属等)。
【0024】
藍藻類(スイゼンジノリ属:スイゼンジノリ、アオコ属、ネンジュモ属:カワタケ、イシクラゲ、ハッサイ、ユレモ属、ラセンモ(スピルリナ)属:スピルリナ、トリコデスミウム(アイアカシオ)属等)。
褐藻類(ピラエラ属:ピラエラ、シオミドロ属:ナガミシオミドロ、イソブドウ属:イソブドウ、イソガワラ属:イソガワラ、クロガシラ属:グンセンクロガシラ、カシラザキ属:カシラザキ、ムチモ属:ムチモ、ヒラムチモ、ケベリグサ、アミジグサ属:アミジグサ、サキビロアミジ、サナダグサ属:サナダグサ、フクリンアミジ、コモングサ属:コモングサ、ヤハズグサ属:エゾヤハズ、ヤハズグサ、ウラボシヤハズ、ジガミグサ属:ジガミグサ、ウミウチワ属:ウミウチワ、コナウミウチワ、アカバウミウチワ、ナミマクラ属:ヒルナミマクラ、ソメワケグサ属:ソメワケグサ、ナバリモ属:ナバリモ、チャソウメン属:モツキチャソウメン、マツモ属:マツモ、ナガマツモ属:ナガマツモ、オキナワモズク属:オキナワモズク、ニセフトモズク属:ニセフトモズク、フトモズク属:フトモズク、イシモズク属:イシモズク、クロモ属:クロモ、ニセモズク属:ニセモズク、モズク属:モズク、イシゲ属:イシゲ、イロロ、イチメガサ属:イチメガサ、ケヤリ属:ケヤリ、ウミボッス属:ウミボッス、ウルシグサ属:ウルシグサ、ケウルシグサ、タバコグサ、コンブモドキ属:コンブモドキ、ハバモドキ属:ハバモドキ、ハバノリ属:ハバノリ、セイヨウハバノリ属:セイヨウハバノリ、コモンブクロ属:コモンブクロ、エゾブクロ属:エゾブクロ、フクロノリ属:フクロノリ、ワタモ、チシマフクロノリ属:チシマフクロノリ、カゴメノリ属:カゴメノリ、ムラリドリ属:ムラチドリ、サメズグサ属:サメズグサ、イワヒゲ属:イワヒゲ、ヨコジマノリ属:ヨコジマノリ、カヤモノリ属:カヤモノリ、ウイキョウモ属:ウイキョウモ、ツルモ属:ツルモ、アナメ属:アナメ、スジメ属:スジメ、ミスジコンブ属:ミスジコンブ、アツバミスジコンブ、コンブ属:ガツガラコンブ、カキジマコンブ、オニコンブ、ゴヘイコンブ、ナガコンブ、エンドウコンブ、オオチヂミコンブ、トロロコンブ属:トロロコンブ、アントクメ属:アントクメ、カジメ属:カジメ、ツルアラメ、クロメ、キクイシコンブ属:キクイシコンブ、ネジレコンブ属:ネジレコンブ、クロシオメ属:クロシオメ、ネコアシコンブ属:ネコアシコンブ、アラメ属:アラメ、アイヌワカメ属:アイヌワカメ、チガイソ、オニワカメエゾイシゲ属:エゾイシゲ、ヤバネモク属:ヤバネモク、ラッパモク属:ラッパモク、ジョロモク属:ウガノモク、ジョロモク、ヒエモク、ホンダワラ属:タマナシモク、イソモク、ナガシマモク、アカモク、シダモク、ホンダワラ、ネジモク、ナラサモ、マメタワラ、タツクリ、ヤツマタモク、ウミトラノオ、オオバモク、フシズシモク、ハハキモク、トゲモク、ヨレモク、ノコギリモク、オオバノコギリモク、スギモク属:スギモク、ウキモ属:オオウキモ、ブルウキモ属:ブルウキモ、カヤモノリ属:カヤモノリ等)。
【0025】
紅藻類(ウシケノリ属:ウシケノリ、フノリノウシケ、アマノリ属:アサクサノリ、スサビノリ、ウップルイノリ、オニアマノリ、タサ、フイリタサ、ベニタサ、ロドコルトン属:ミルノベニ、アケボノモズク属:アケボノモズク、コナハダ属:ハイコナハダ、ヨゴレコナハダ、アオコナハダ、ウミゾウメン属:ウミゾウメン、ツクモノリ、カモガシラノリ、ベニモズク属:ベニモズク、ホソベニモズク、カサマツ属:カサマツ、フサノリ属:フサノリ、ニセフサノリ属:ニセフサノリ、ソデガラミ属:ソデガラミ、ガラガラ属:ガラガラ、ヒラガラガラ、ヒロハタマイタダキ属:ヒロハタマイタダキ、タマイタダキ属:タマイタダキ、カギケノリ属:カギノリ、カギケノリ、テングサ属:ヒメテングサ、ハイテングサ、オオブサ、ナンブグサ、コヒラ、ヨヒラ、キヌクサ、ヒビロウド属:ヒビロウド、ヒメヒビロウド、イソムメモドキ属:イソムメモドキ、 ミチガエソウ属:ミチガエソウ、リュウモンソウ属:リュウモンソウ、ヘラリュウモン、ニセカレキグサ属:ニセカレキグサ、オキツバラ属:オオバオキツバラ、アカバ属:アカバ、マルバアカバ、ナミノハナ属:ホソバナミノハナ、ナミノハナ、サンゴモドキ属:ガラガラモドキ、シオグサゴロモ属:シオグサゴロモ、イワノカワ属:エツキイワノカワ、カイノカワ属:カイノカワ、カニノテ属:カニノテ、サンゴモ属:サンゴモ、ムカデノリ属:ムカデノリ、スジムカデ、カタノリ、ヒラムカデ、キョウノヒモ、サクラノリ、ニクムカデ、タンバノリ、ツルツル、フダラク、マルバフダラク、イソノハナ属:ヌラクサ、クロヌラクサ、オオムカデノリ、ヒラキントキ属:ヒラキントキ、マタボウ属:マタボウ、キントキ属:チャボキントキ、キントキ、マツノリ、コメノリ、トサカマツ、ヒトツマツ、フシキントキ、ツノムカデ、ナガキントキ、スジムカデ、カクレイト属:オオバキントキ、イトフノリ属:イトフノリ、ナガオバネ属:ナガオバネ、フノリ属:ハナフノリ、フクロフノリ、マフノリ、カレキグサ属:カレキグサ、トサカモドキ属:ホソバノトサカモドキ、ヒロハノトサカモドキ、ヤツデガタトサカモドキ、クロトサカモドキ、ネザシノトサカモドキ、ユウソラ、エツキノトサカモドキ、ナンカイトサカモドキ、ヒメトサカモドキ、キヌハダ属:キヌハダ、エゾトサカ属:エゾトサカ、ツカサノリ属:エナシカリメニア、オオツカサノリ、ハナガタカリメニア、ホウノオ属:ホウノオ、ヒカゲノイト属:ヒカゲノイト、ウスギヌ、ニクホウノオ属:ニクホウノオ、ベニスナゴ属:ベニスナゴ、ススカケベニ属:ススカケベニ、オカムラグサ属:ヤマダグサ、ミリン属:ミリン、ホソバミリン、トサカノリ属:キクトサカ、エゾナメシ属:エゾナメシ、イソモッカ属:イソモッカ、ユカリ属:ユカリ、ホソユカリ、イバラノリ属:イバラノリ、サイダイバラ、タチイバラ、カギイバラノリ、キジノオ属:キジノオ、イソダンツウ属:イソダンツウ、アツバノリ属:アツバノリ、オゴノリ属:オゴノリ、ツルシラモ、シラモ、オオオゴノリ、ミゾオコノリ、カバノリ、ベニオゴノリ、フクレシノリ、ムラサキカバノリ、シンカイカバノリ、トゲカバノリ、カタオゴノリ、リュウキュウオゴノリ、セイヨウオゴノリ、イツツギヌ、ユミガタオゴノリ、クビレオゴノリ、モサオゴノリ、キヌカバノリ、テングサモドキ属:ハチジョウテングサモドキ、フシクレノリ属:フシクレノリ、ナミイワタケ属:ナミイワタケ、カイメンソウ属:カイメンソウ、オキツノリ属:オキツノリ、サイミ属:イタニグサ、サイミ、ハリガネ、ハスジグサ属:ハスジグサ、スギノリ属:イカノアシ、ホソイボノリ、ノボノリ、クロハギンナンソウ属:クロハギンナンソウ、アカバギンナンソウ属:アカバギンナンソウ、ヒシブクロ属:ヒシブクロ、マダラグサ属:トゲマダラ、エツキマダラ、タオヤギソウ属:タオヤギソウ、ハナサクラ、フクロツナギ属:フクロツナギ、スジコノリ、ハナノエダ属:ハナノエダ、ヒラタオヤギ属:ヒラタオヤギ、ダルス属:ダルス、マサゴシバリ、アナダルス、ウエバグサ属:ウエバグサ、ベニフクロノリ属:ベニフクロノリ、フシツナギ属:フシツナギ、ヒメフシツナギ、ヒロハフシツナギ、ワツナギソウ属:ヒラワツナギソウ、ウスバワツナギソウ、イギス属:イギス、ケイギス、ハリイギス、ハネイギス、アミクサ、エゴノリ属:エゴノリ、フトイギス、サエダ属:サエダ、チリモミジ属:チリモミジ、コノハノリ科:ハブタエノリ、コノハノリ、スズシロノリ、ウスベニ属:ウスベニ、ハスジギヌ属:ハスジギヌ、ナガコノハノリ属:ナガコノハノリ、スジギヌ属:スジギヌ、アツバスジギヌ、ハイウスバノリ属:カギウスバノリ、ヤレウスバノリ、スジウスバノリ、ハイウスバノリ、ウスバノリモドキ属:ウスバノリモドキ、アヤニシキ属:アヤニシキ、アヤギヌ属:アヤギヌ、ダジア属:エナシダジア、シマダジア属:イソハギ、シマダジア、ダジモドキ属:ダジモモドキ、イトグサ属:モロイトグサ、フトイグサ、マクリ属:マクリ、ヤナギノリ属:ハナヤナギ、ユナ、ヤナギノリ、モツレユナ、ベニヤナギコリ、モサヤナギ、ササバヤナギノリ、ソゾ属:クロソゾ、コブソゾ、ハネソゾ、ソゾノハナ、ハネグサ属:ハネグサ、ケハネグサ、コザネモ属:コザネモ、イソムラサキ、ホソコザネモ、ヒメゴケ属:ヒメゴケ、クロヒメゴケ、ヒオドシグ属:キクヒオドシ、ヒオドシグサ、ウスバヒオドシ、アイソメグサ属:アイソメグサ、スジナシグサ属:スジナシグサ、イソバショウ属:イソバショウ、フジマツモ属:フジマツモ、ノコギリヒバ属:ハケサキノコギリヒバ、カワモズク属:カワモズク、アオカワモズク、ヒメカワモズク、イデユコゴメ属:イデユコゴメ、オキチモズク属:オキチモズク、イトグサ属、チノリモ属:チノリモ、チスジノリ属:チスジノリ等)。
車軸藻類(シャジクモ属、シラタマモ属、ホシツリモ属:ホシツリモ、リクノタムヌス属、フラスコモ属:ヒメフラスコモ、チャボフラスコモ、トリペラ属等)、黄色藻類(ヒカリモ属:ヒカリモ等)等。
【0026】
又、動物系原料由来の素材としては、鶏冠抽出物、牛又は人の胎盤抽出物、豚又は牛の胃や十二指腸或いは腸の抽出物若しくはその分解物、豚又は牛の脾臓の抽出物若しくはその分解物、豚又は牛の脳組織の抽出物、水溶性コラーゲン、アシル化コラーゲン等のコラーゲン誘導体、コラーゲン加水分解物、エラスチン、エラスチン加水分解物、水溶性エラスチン誘導体、ケラチン及びその分解物又はそれらの誘導体、豚又は牛血球蛋白分解物(グロビンペプチド)、豚又は牛ヘモグロビン分解物(ヘミン、ヘマチン、ヘム、プロトヘム、ヘム鉄等)、牛乳、カゼイン及びその分解物又はそれらの誘導体、脱脂粉乳及びその分解物又はそれらの誘導体、ラクトフェリン又はその分解物、鶏卵成分、魚肉分解物、核酸関連物質(リボ核酸、デオキシリボ核酸)等。
【0027】
(14)微生物培養代謝物酵母代謝物:酵母菌抽出エキス、納豆菌代謝物、納豆抽出エキス、米発酵エキス、米糠(赤糠、白糠)発酵エキス、ユーグレナ抽出物、生乳又は脱脂粉乳の乳酸発酵物やトレハロース又はその誘導体等。
(15)α−ヒドロキシ酸類:グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸等。
(16)無機顔料:無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、カオリン、ベントナイト、マイカ、雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、グンジョウ、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、カラミン等。
【0028】
(17)紫外線吸収/遮断剤:ベンゾフェノン誘導体(2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン−スルホン酸ナトリウム、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン等)、p−アミノ安息香酸誘導体(パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチルアミノ安息香酸オクチル等)、メトキシ桂皮酸誘導体(パラメトキシ桂皮酸エチル、パラメトキシ桂皮酸イソプロピル、パラメトキシ桂皮酸オクチル、パラメトキシ桂皮酸2−エトキシエチル、パラメトキシ桂皮酸ナトリウム、パラメトキシ桂皮酸カリウム、ジパラメトキシ桂皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル等)、サリチル酸誘導体(サリチル酸オクチル、サリチルフェニル、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸ジプロピレングリコール、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸ミリスチル、サリチル酸メチル等)、アントラニル酸誘導体(アントラニル酸メチル等)、ウロカニン酸誘導体(ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル等)、クマリン誘導体、アミノ酸系化合物、ベンゾトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、イミダゾリン誘導体、ピリミジン誘導体、ジオキサン誘導体、カンファー誘導体、フラン誘導体、ピロン誘導体、核酸誘導体、アラントイン誘導体、ニコチン酸誘導体、ビタミンB6誘導体、ウンベリフェロン、エスクリン、桂皮酸ベンジル、シノキサート、オキシベンゾン、ジオキシベンゾン、オクタベンゾン、スリソベンゾン、ベンゾレソルシノール、アルブチン、グアイアズレン、シコニン、バイカリン、バイカレイン、ベルベリン、ネオヘリオパン、エスカロール、酸化亜鉛、タルク、カオリン等。
【0029】
(18)美白剤:p−アミノ安息香酸誘導体、サルチル酸誘導体、アントラニル酸誘導体、クマリン誘導体、アミノ酸系化合物、ベンゾトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、イミダゾリン誘導体、ピリミジン誘導体、ジオキサン誘導体、カンファー誘導体、フラン誘導体、ピロン誘導体、核酸誘導体、アラントイン誘導体、ニコチン酸誘導体、ビタミンC又はその誘導体(ビタミンCリン酸エステルマグネシウム塩、ビタミンCグルコシド等)、ビタミンE又はその誘導体、コウジ酸又はその誘導体、オキシベンゾン、ベンゾフェノン、アルブチン、グアイアズレン、シコニン、バイカリン、バイカレイン、ベルベリン、胎盤エキス、エラグ酸、ルシノール等。
(19)チロシナーゼ活性阻害剤:ビタミンC又はその誘導体(ビタミンCリン酸エステルマグネシウム塩、ビタミンCグルコシド等)、ハイドロキノン又はその誘導体(ハイドロキノンベンジルエーテル等)、コウジ酸又はその誘導体、ビタミンE又はその誘導体、N−アセチルチロシン又はその誘導体、グルタチオン、過酸化水素、過酸化亜鉛、胎盤エキス、エラグ酸、アルブチン、ルシノール、シルク抽出物、植物エキス(カミツレ、クワ、トウキ、ワレモコウ、クララ、ヨモギ、スイカズラ、キハダ、ドクダミ、マツホド、ハトムギ、オドリコソウ、ホップ、サンザシ、ユーカリ、セイヨウノコギリソウ、アルテア、ケイヒ、マンケイシ、ハマメリス、ヤマグワ、延命草、桔梗、トシシ、続随子、射干、麻黄、センキュウ、ドッカツ、サイコ、ボウフウ、ハマボウフウ、オウゴン、牡丹皮、シャクヤク、ゲンノショウコ、葛根、甘草、五倍子、アロエ、ショウマ、紅花、緑茶、紅茶、阿仙薬)等。
(20)メラニン色素還元/分解物質:フェニル水銀ヘキサクロロフェン、酸化第二水銀、塩化第一水銀、過酸化水素水、過酸化亜鉛、ハイドロキノン又はその誘導体(ハイドロキノンベンジルエーテル)等。
【0030】
(21)ターンオーバーの促進作用/細胞賦活物質:ハイドロキノン、乳酸菌エキス、胎盤エキス、霊芝エキス、ビタミンA、ビタミンE、アラントイン、脾臓エキス、胸腺エキス、酵母エキス、発酵乳エキス、植物エキス(アロエ、オウゴン、スギナ、ゲンチアナ、ゴボウ、シコン、ニンジン、ハマメリス、ホップ、ヨクイニン、オドリコソウ、センブリ、トウキ、トウキンセンカ、アマチャ、オトギリソウ、キュウリ、タチジャコウソウ、ローズマリー、パセリ)等。
(22)収斂剤:コハク酸、アラントイン、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、酸化亜鉛、カラミン、p−フェノールスルホン酸亜鉛、硫酸アルミニウムカリウム、レゾルシン、塩化第二鉄、タンニン酸(カテキン化合物を含む)等。
(23)活性酸素消去剤:スーパーオキシドディスムターゼ(SOD)、カタラーゼ、グルタチオンパーオキシダーゼ等。
(24)抗酸化剤:ビタミンC又はその塩、ステアリン酸エステル、ビタミンE又はその誘導体、ノルジヒドログアセレテン酸、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、ヒドロキシチロソール、パラヒドロキシアニソール、没食子酸プロピル、セサモール、セサモリン、ゴシポール、プロポリス等。
(25)過酸化脂質生成抑制剤:β−カロチン、植物エキス(ゴマ培養細胞、アマチャ、オトギリソウ、ハマメリス、チョウジ、メリッサ、エンメイソウ、シラカバ、サルビア、ローズマリー、南天実、エイジツ、イチョウ、緑茶)等。
(26)抗炎症剤:イクタモール、インドメタシン、カオリン、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、サリチル酸メチル、アセチルサリチル酸、塩酸ジフェンヒドラミン、d−カンフル、dl−カンフル、ヒドロコルチゾン、グアイアズレン、カマズレン、マレイン酸クロルフェニラミン、グリチルリチン酸又はその塩、グリチルレチン酸又はその塩、甘草エキス、シコンエキス、エイジツエキス、プロポリス等。
【0031】
(27)抗菌・殺菌・消毒薬:アクリノール、イオウ、グルコン酸カルシウム、グルコン酸クロルヘキシジン、スルファミン、マーキュロクロム、ラクトフェリン又はその加水分解物、塩化アルキルジアミノエチルグリシン液、トリクロサン、次亜塩素酸ナトリウム、クロラミンT、サラシ粉、ヨウ素化合物、ヨードホルム、ソルビン酸又はその塩、サルチル酸、デヒドロ酢酸、パラヒドロキシ安息香酸エステル類、ウンデシレン酸、チアミンラウリル硫酸塩、チアミンラウリル硝酸塩、フェノール、クレゾール、p−クロロフェノール、p−クロロ−m−キシレノール、p−クロロ−m−クレゾール、チモール、フェネチルアルコール、o−フェニルフェノール、イルガサンCH3565、ハロカルバン、ヘキサクロロフェン、クロロヘキシジン、エタノール、メタノール、イソプロピルアルコール、ベンジルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、フェノキシエタノール、クロロブタノール、イソプロピルメチルフェノール、非イオン界面活性剤(ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル等)、両性界面活性剤、アニオン界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンカリウム等)、カチオン界面活性剤(臭化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化メチルロザニリン)、ホルムアルデヒド、ヘキサミン、ブリリアントグリーン、マラカイトグリーン、クリスタルバイオレット、ジャーマル、感光素101号、感光素201号、感光素401号、N−長鎖アシル塩基性アミノ酸誘導体及びその酸附加塩、酸化亜鉛、ヒノキチオール、クジン、プロポリス等。
【0032】
(28)保湿剤:グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヒアルロン酸又はその塩、ポリエチレングリコール、コンドロイチン硫酸又はその塩、水溶性キチン或いはキトサン誘導体、ピロリドンカルボン酸又はその塩、乳酸ナトリウム、ミニササニシキエキス、納豆菌代謝物、納豆抽出エキス、ヘチマ水、シラカバ(白樺)又は赤松の樹液、尿素等。
(29)エラスターゼ活性阻害剤:フロオロリン酸ジイソプロピル、植物エキス(オウゴン、オトギリソウ、クララ、桑の葉、ケイヒ、ゲンノショウコ、コンフリー、サルビア、セイヨウニワトコ、ボダイジュ、ボタンピ)、海藻エキス等。
(30)末梢血管血流促進剤:ビタミンE又はその誘導体、センブリエキス、ニンニクエキス、人参エキス、アロエエキス、ゲンチアナエキス、トウキエキス、セファランチン、塩化カルプロニウム、ミノキシジル等。
(31)刺激剤:トウガラシチンキ、ノニル酸バニルアミド、カンタリスチンキ、ショウキョウチンキ、ハッカ油、l−メントール、カンフル、ニコチン酸ベンジル等。
(32)代謝活性剤:感光素301号、ヒノキチオール、パントテン酸又はその誘導体、アラントイン、胎盤エキス、ビオチン、ペンタデカン酸グリセリド等。
(33)抗脂漏剤:ピリドキシン又はその誘導体、イオウ、ビタミンB6等。
(34)角質溶解剤:レゾルシン、サリチル酸、乳酸等。
【0033】
(35)香料:ジャコウ、シベット、カストリウム、アンバーグリス等の天然動物性香料、アニス精油、アンゲリカ精油、イランイラン精油、イリス精油、ウイキョウ精油、オレンジ精油、カナンガ精油、カラウェー精油、カルダモン精油、グアヤクウッド精油、クミン精油、黒文字精油、ケイ皮精油、シンナモン精油、ゲラニウム精油、コパイババルサム精油、コリアンデル精油、シソ精油、シダーウッド精油、シトロネラ精油、ジャスミン精油、ジンジャーグラス精油、杉精油、スペアミント精油、西洋ハッカ精油、大茴香精油、チュベローズ精油、丁字精油、橙花精油、冬緑精油、トルーバルサム精油、バチュリー精油、バラ精油、パルマローザ精油、桧精油、ヒバ精油、白檀精油、プチグレン精油、ベイ精油、ベチバ精油、ベルガモット精油、ペルーバルサム精油、ボアドローズ精油、芳樟精油、マンダリン精油、ユーカリ精油、ライム精油、ラベンダー精油、リナロエ精油、レモングラス精油、レモン精油、ローズマリー精油、和種ハッカ精油等の植物性香料、その他合成香料等。
(36)色素・着色剤:赤キャベツ色素、赤米色素、アカネ色素、アナトー色素、イカスミ色素、ウコン色素、エンジュ色素、オキアミ色素、柿色素、カラメル、金、銀、クチナシ色素、コーン色素、タマネギ色素、タマリンド色素、スピルリナ色素、ソバ全草色素、チェリー色素、海苔色素、ハイビスカス色素、ブドウ果汁色素、マリーゴールド色素、紫イモ色素、紫ヤマイモ色素、ラック色素、ルチン等。
【0034】
その他、ホルモン類、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、防腐・防バイ剤、清涼剤、安定化剤、乳化剤、動・植物性蛋白質及びその分解物、動・植物性多糖類及びその分解物、動・植物性糖蛋白質及びその分解物、血流促進剤、消炎剤・抗アレルギー剤、角質溶解剤、創傷治療剤、増泡剤、増粘剤、酵素等が上げられ、これらとの併用によって、相加的及び相乗的な各種の効果が期待できる。
尚、皮膚外用剤への添加の方法については、予め加えておいても、製造途中で添加しても良く、作業性を考えて適宜選択すれば良い。
【0035】
繊維製品に付与する場合には、紫外線障害防御成分セリシンの水溶液を繊維に作用させることにより、繊維表面にセリシンを付与することができる。繊維に対するセリシンの付与量はその効果を発現しうる量であれば特に制限はないが、繊維重量に対し乾燥固形分として0.01〜10重量%とすることが好ましく、より好ましくは0.2〜3重量%である。0.01重量%未満では十分な作用効果が得られない虞があり、10重量%を超えると作用効果に顕著な差が認められない。また、耐久性向上を目的に、本発明の効果を損なわない範囲内で、アクリル系、ウレタン系、ポリエステル系、エポキシ系などの樹脂を併用してもよい。
【0036】
用いられる繊維は特に限定されるものでなく、天然繊維、再生繊維、半合成繊維、合成繊維、無機繊維などを挙げることができ、繊維形態も原綿、トウ、糸状、布帛(織物、編物、不織布など)、あるいは最終繊維製品(衣服など)など任意である。作用方法は一般公知の方法を採用することができ、パディング法、浸漬法、スプレー法、プリント法、コーティング法などが挙げられる。
【0037】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
まず、本発明に係る多機能性紫外線障害防御剤の有効成分セリシンの製造について説明する。
[製造例]
繭100gを沸騰した蒸留水1Lに加え、1時間煮沸した。室温で放置、冷却した後、ろ過して抽出液を得た。室温で、放置、冷却した後、ろ過して抽出液を得た。これをゲルろ過クロマトグラフィーにかけて、分子量10000から50000までの分画を分取し、凍結乾燥して、重量平均分子量30000のセリシン固体を得た。
【0038】
このようにして得たセリシンを用いて、以下のような評価試験を行った。
[試験例1]ヒト皮膚表皮角化細胞の紫外線保護作用
24ウェル培養プレートを用意し、表皮角化細胞培養用の培地(CCM−3111、Clonetics Corporation(米国カリフォルニア州)製)に、新生児の表皮角化細胞(Normal Human Epidermal Keratinocytes cells、Clonetics Corporation(米国カリフォルニア州)製)を細胞密度がそれぞれ1.0×10(cells/ml)となるように播種し、UV−B領域の紫外線を照射(1.3mW、5分間)後、セリシンを0.01重量%の濃度となるように添加した。
細胞培養は、5%容量CO−95%空気の雰囲気下、37℃で3日間行った。培養後の培養物中の生細胞密度を、通常の血球計算盤を用いて計測した。またコントロールとして培地のみを添加したもの、比較としてBSA(牛血清アルブミン)を培地に添加したものをセリシンと同様に試験した。結果を表1に示す。
【表1】
Figure 0003805700
【0039】
[試験例2]紫外線紅斑抑制作用
ヘアレスマウス(HR/ICR、実験開始時6週齢)の背部に、UV−B領域の紫外線を照射(1.3mW、2分間)後、セリシン(2.5重量%エタノール溶液、200μl)を塗布した。紫外線照射およびセリシン塗布を1日1回、7日間連続して行った後、背部の紅斑の程度を日本皮膚科学会基準(スコア化基準)に従い目視判定した。また、コントロールとしてエタノールのみを塗布したもの、比較としてBSA(牛血清アルブミン)を塗布したものをセリシンと同様に試験した。結果を表1に示す。
【0040】
日本皮膚科学会基準
0 (−) :反応なし。
0.5(±) :軽度又は部分的紅斑。
1.0(+) :明らかな全面紅斑。
2.0(++) :紅斑と浮腫。
3.0(+++):紅斑と浮腫と小水疱。
【表2】
Figure 0003805700
【0041】
[試験例3]紫外線による色素沈着抑制作用
黒色モルモットの背部毛をバリカンとシェーバーにて剃毛した後、UV−B領域の紫外線を照射(1.3mW、9分間)後、セリシン(2.5重量%エタノール溶液、200μl)を塗布し、紫外線照射2週間後に背部の黒化の程度を調べた。また、コントロールとしてエタノールのみを塗布したもの、比較としてBSA(牛血清アルブミン)を塗布したものをセリシンと同様に試験した。
評価は色差計(村上色彩製、CMS−1200)を用いて測定を行い、得られたマンセル値からL値を算出し、下記式に従って△Lを求め、色素沈着の程度を比較した。−△Lの値が大きいほど色素沈着の程度が強いことを示す。結果を表2に示す。
△L=(UV−B照射2週間後のL値)−(UV−B照射前のL値)
【表3】
Figure 0003805700
【0042】
[試験例4]ヘアレスマウスによるしわ形成抑制作用
ヘアレスマウス(HR/ICR、実験開始時5週齢)の背部に、UV−B領域の紫外線を照射(1.3mW、1分間)後、セリシン(2.5重量%エタノール溶液、200μl)を塗布した。紫外線照射およびセリシン塗布を1日1回、5週間連続して行った後、背部に形成されたしわの程度を下記基準(しわ指数)に従い目視判定した。また、コントロールとしてエタノールのみを塗布したもの、比較としてBSA(牛血清アルブミン)を塗布したものをセリシンと同様に試験した。結果を表3に示す。
【0043】
しわ指数
0:しわが無形成。
1:しわがかすかに形成。
2:しわが微量形成。
3:しわが若干形成。
4:しわが強固に形成。
【表4】
Figure 0003805700
【0044】
[試験例5]紫外線紅斑治療作用
ヘアレスマウス(HR/ICR、実験開始時6週齢)の背部に、UV−B領域の紫外線照射(1.3mW、2分間)を1日1回、7日間連続して行い、背部に紅斑を発現させた。実験開始8日後からセリシン塗布(2.5%重量エタノール溶液、200μl)を1日1回、14日間連続して行い、セリシンを塗布し始めてから7日後、14日後の紅斑の程度を日本皮膚科学会基準(スコア化基準)に従い目視判定した。また、コントロールとしてエタノールのみを塗布したもの、比較としてBSA(牛血清アルブミン)を塗布したものをセリシンと同様に試験した。結果を表5に示す。
【0045】
日本皮膚科学会基準
0 (−) :反応なし。
0.5(±) :軽度又は部分的紅斑。
1.0(+) :明らかな全面紅斑。
2.0(++) :紅斑と浮腫。
3.0(+++):紅斑と浮腫と小水疱。
【表5】
Figure 0003805700
【0046】
以下に、本発明に係る皮膚外用剤の処方例を示す。各処方例は各製品の製造における常法により製造したもので良く、配合量のみを示した。また、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0047】
[処方例1]乳液 重量%
(1)スクワラン 8.0
(2)ホホバ油 7.0
(3)セチルアルコール 1.5
(4)グリセリンモノステアレート 2.0
(5)ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル 3.0
(6)ポリオキシエチレン(20)ソオルビタンモノオレート 2.0
(7)1,3−ブチレングリコール 1.0
(8)グリセリン 2.0
(9)セリシン 1.0
(10)防腐剤(パラオキシ安息香酸エステル) 適量
(11)精製水 残余
【0048】
[処方例2]乳液 重量%
(1)スクワラン 8.0
(2)ホホバ油 7.0
(3)パラアミノ安息香酸グリセリル 1.0
(4)ウロカニン酸エチル 1.0
(5)ビタミンCリン酸エステルマグネシウム塩 1.0
(6)セチルアルコール 1.5
(7)グリセリンモノステアレート 2.0
(8)ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル 3.0
(9)ポリオキシエチレン(20)ソオルビタンモノオレート 2.0
(10)1,3−ブチレングリコール 1.0
(11)グリセリン 2.0
(12)セリシン 1.0
(13)防腐剤(パラオキシ安息香酸エステル) 適量
(14)精製水 残余
【0049】
[処方例3]化粧用オイル 重量%
(1)流動パラフィン 30.0
(2)スクワラン 20.0
(3)オリーブ油 20.0
(4)パルミチン酸イソプロピル 10.0
(5)クレープフルーツ熱水抽出物 1.0
(6)セリシン 0.5
(7)オリーブ油 1.0
(8)シア脂 1.0
(9)ブチルヒドロキシアニソール 0.1
(10)ビタミンE誘導体 0.1
(11)防腐剤(塩化ベンザルコニウム) 適量
(12)香料(ジャコウ水) 適量
(13)精製水 残余
【0050】
[処方例4]柔軟性化粧水 重量%
(1)グリセリン 5.0
(2)1,3−ブチレングリコール 5.0
(3)モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 1.0
(20E.O.)
(4)エタノール 15.0
(5)セリシン 1.0
(6)グレープフルーツ50%エタノール抽出物 1.0
(7)キウイ50%エタノール抽出物 1.0
(8)抗菌・防腐剤(ラクトフェリン溶液) 適量
(9)香料(西洋薄荷水) 適量
(10)精製水 残余
【0051】
[処方例5]収れん化粧水 重量%
(1)ソルビット 2.0
(2)POE(20)オレイルアルコール 1.0
(3)エタノール 15.0
(4)セリシン 1.0
(5)ゲンチアナ50%エタノール抽出物 1.0
(6)セージ50%エタノール抽出物 1.0
(7)アラントイン 0.2
(8)収れん剤(スルホ石炭酸亜鉛) 0.2
(9)抗菌・防腐剤(チアミンラウリル硫酸塩) 適量
(10)香料(ラベンダー水) 適量
(11)精製水 残余
【0052】
[処方例6]2層式化粧水(液〜液型) 重量%
(1)スクワラン 8.0
(2)POEソルビタンテトラオレイン酸エステル 0.3
(3)ソルビット 1.0
(4)エタノール 15.0
(5)セリシン 1.0
(6)ゼニアオイ30%エタノール抽出物 2.0
(7)シャクヤク50%エタノール抽出物 1.0
(8)セイヨウサンザシ50%エタノール抽出物 1.0
(9)アスコルビン酸 0.2
(10)収れん剤(カラミン) 0.1
(11)防腐剤(フェノキシエタノール) 適量
(12)香料(レモン水) 適量
(13)精製水 残余
【0053】
[処方例7]カーマインローション(液〜固型) 重量%
(1)グリセリン 3.0
(2)1,3−ブチレングリコール 5.0
(3)エタノール 15.0
(4)酸化鉄(ベンガラ) 0.2
(5)酸化亜鉛 0.5
(6)カオリン 2.0
(7)セリシン 1.0
(8)カロット50%プロピレングリコール抽出物 1.0
(9)プラセンタエキス 1.0
(10)カンファー 0.2
(11)フェノール 0.03
(12)防腐剤(感光素201&401号) 適量
(13)香料(菩提樹水) 適量
(14)精製水 残余
【0054】
[処方例8]パック 重量%
(1)ポリビニルアルコール 15.0
(2)カルボキシメチルセルロースナトリウム 5.0
(3)プロピレングリコール 3.0
(4)エタノール 10.0
(5)セリシン 0.5
(6)タイム50%エタノール抽出物 1.0
(7)メリッサ50%エタノール抽出物 1.0
(9)防腐剤(パラオキシ安息香酸エステル) 適量
(9)香料(当帰水) 適量
(10)精製水 残余
【0055】
[処方例9]ピールオフパック 重量%
(1)グリセリン 5.0
(2)プロピレングリコール 4.0
(3)ポリビニルアルコール 15.0
(4)エタノール 8.0
(5)ポリオキシエチレングリコール 1.0
(6)パントテニルエチルエーテル 1.0
(7)セリシン 0.5
(8)ベニバナ50%エタノール抽出物 1.0
(9)ユズ50%エタノール抽出物 1.0
(10)防腐剤(パラオキシ安息香酸エステル) 適量
(11)香料(檜葉水) 適量
(12)精製水 残余
【0056】
[処方例10]コールドクリーム 重量%
(1)サラシミツロウ 11.0
(2)流動パラフィン 22.0
(3)ラノリン 10.0
(4)オリーブ油 5.0
(5)カミツレ油 5.0
(6)パーム油 5.0
(7)ホウ砂 0.5
(8)セリシン 0.1
(9)液状シア脂 1.0
(10)防腐剤(アクリノール) 0.1
(11)香料(セージ水) 適量
(12)精製水 残余
【0057】
[処方例11]エモリエントクリーム 重量%
(1)ステアリン酸 2.0
(2)ステアリルアルコール 7.0
(3)還元ラノリン 2.0
(4)スクワラン 5.0
(5)オクチルドデカノール 6.0
(6)ポリオキシエチレンセチルエーテル(25E.O.) 3.0
(7)親油性モノステアリン酸グリセリン 2.0
(8)プロピレングリコール 5.0
(9)セリシン 0.5
(10)ローズマリー50%1,3−ブチレングリコール抽出物 2.0
(11)防腐剤(パラベン) 適量
(12)香料(丁子水) 適量
(13)精製水 残余
【0058】
[処方例12]洗顔クリーム 重量%
(1)ミリスチン酸 25.0
(2)ステアリン酸 5.0
(3)牛脂脂肪酸 5.0
(4)プロピレングリコール 10.0
(5)水酸化カリウム 6.0
(6)ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 6.0
(7)セリシン 0.1
(8)ヘチマ45%1,3−ブチレングリコール抽出物 2.0
(9)グリチルレチン酸ジカリウム 1.0
(10)防腐剤(サルチル酸) 0.1
(11)香料(セージ水) 適量
(12)精製水 残余
【0059】
[処方例13]洗顔クリーム 重量%
(1)ステアリン酸 10.0
(2)パルミチン酸 10.0
(3)ミリスチン酸 12.0
(4)ラウリン酸 4.0
(5)オレイルアルコール 1.5
(6)ラノリン誘導体(E.O.付加物) 1.0
(7)グリセリン 18.0
(8)水酸化カリウム 6.0
(9)セリシン 0.1
(10)ローヤルゼリー抽出物 1.0
(エタノール:1,3−ブチレングリコール=1:1)
(11)グリチルリレチン酸 1.0
(12)防腐剤(サルチル酸) 0.1
(13)香料(当帰水) 適量
(14)精製水 残余
【0060】
[処方例14]ボディーソープ 重量%
(1)ラウリン酸カリウム 15.0
(2)ミリスチン酸カリウム 5.0
(3)プロピレングリコール 5.0
(4)乳清 1.5
(5)セリシン 0.3
(6)アマチャヅル70%1,3−ブチレングリコール抽出物 0.5
(7)ポリエチレン末 0.5
(8)ヒドロキシプロピルキトサン溶液 0.5
(9)アミノ酸(グリシン、グルタミンなど) 0.5
(10)防腐剤(ウンデシレン酸、フェノール) 適量
(11)pH調整剤 適量
(12)香料(ラベンダー水) 適量
(13)精製水 残余
【0061】
[処方例15]サンスクリーン化粧品(O/W型) 重量%
(1)オキシベンゾン 2.0
(2)パラメトキシケイ皮酸オクチル 5.0
(3)スクワラン 10.0
(4)ワセリン 5.0
(5)ステアリルアルコール 3.0
(6)ステアリン酸 3.0
(7)グリセリルモノステアレート 2.0
(8)ポリアクリル酸エチル 1.0
(9)1,3−ブチレングリコール 6.0
(10)エデト酸二ナトリウム 0.1
(11)トリエタノールアミン 1.0
(12)二酸化チタン 5.0
(13)セリシン 1.0
(14)スイカズラ50%ジプロピレングリコール抽出物 0.5
(15)ソウハクヒ50%ジプロピレングリコール抽出物 0.5
(16)シコン50%ジプロピレングリコール抽出物 0.5
(17)防腐剤(パラベン) 適量
(18)香料(林檎水) 適量
(19)精製水 残余
【0062】
[処方例16]サンスクリーン化粧品(オイルタイプ) 重量%
(1)流動パラフィン 70.0
(2)パラアミノ安息香酸エチル 1.0
(3)テトラヒドロキシベンゾフェノン 1.0
(4)セチルオクタノエート 25.5
(5)セリシン 0.5
(6)アロエ50%1,3−ブチレングリコール抽出物 0.5
(7)ユキノシタ30%1,3−ブチレングリコール抽出物 0.5
(8)ヨクイニン50%1,3−ブチレングリコール抽出物 0.5
(9)ボダイジュ45%1,3−ブチレングリコール抽出物 0.5
(10)酸化防止剤(ブチルヒドロキシトルエン) 適量
(11)香料(ボダイジュ水) 適量
【0063】
[処方例17]クリームファンデーション(O/W型) 重量%
(1)ステアリン酸 4.0
(2)モノステアリン酸グリセリン 3.0
(3)セタノール 1.5
(4)ミリスチン酸イソプロピル 7.0
(5)流動パラフィン 10.0
(6)サラシミツロウ 3.0
(7)トリエタノールアミン 1.5
(8)グリセリン 3.0
(9)ベントナイト 1.0
(10)酸化チタン 8.0
(11)2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン 8.0
(12)カオリン 3.0
(13)タルク 3.0
(14)着色顔料(黄酸化鉄) 1.0
(15)セリシン 0.5
(16)防腐剤(パラベン) 適量
(17)香料(ローズ水) 適量
(18)精製水 残余
本発明の処方例については、いずれも、紫外線障害防御作用に優れた皮膚外用剤であることが確認された。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の紫外線障害防御剤は、紫外線照射後の細胞保護作用、紅斑抑制作用、色素沈着抑制作用、シワ形成抑制作用に優れるとともに、損傷を受けた皮膚に対しては、優れた治療作用を有する。本発明の紫外線障害防御剤は、天然物由来のセリシンを有効成分とするため人体に対する安全性が高く、安定性にも優れ、水溶性で適用範囲が広く、さらには特異臭、着色がないなど、皮膚外用剤原料としての要件を兼ね備えている。これにより、有害な紫外線から皮膚を保護する効果に優れ、皮膚の健全化に有効な皮膚外用剤が提供される。さらに繊維製品に適用することにより、多様な紫外線障害防御作用を有する繊維製品が提供される。

Claims (2)

  1. セリシンを有効成分として含んでなる、紫外線照射後の細胞保護作用、紅斑抑制作用および皮膚障害に対する治療作用を有する多機能性紫外線障害防御剤
  2. 請求項1記載の多機能性紫外線障害防御剤を配合してなる皮膚外用剤
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