JP3805261B2 - 給紙カセット及びこれを備えた給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、給紙カセット及びこれを備えた給紙装置及び画像形成装置に関し、特にシートを収納するシート収納部と、手差しされたシートを給送する手差し給紙部とを有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の複写機やプリンタ等の画像形成装置において、シートを収納する給紙カセットを画像形成装置本体に引き出し可能に装着するようにしたものがある。ここで、このような給紙カセットとしては、シートを収納するシート収納部の他に、このシート収納部よりも引き出し方向側に、手差しされたシートを給送する手差し給紙部を備えた、所謂マルチ給紙が可能なものがある。
【0003】
そして、このようなマルチ給紙が可能な給紙カセットを装着した画像形成装置において、手差しされたシートに画像を形成する場合には、画像形成装置本体に開閉自在に設けられた手差し用のホルダを開き、この後、このホルダにシートを積載しながら給紙カセットの手差し給紙部にシートを手差しするようにしている。
【0004】
なお、このように手差しされたシートは、手差し給紙部の給送部に設けられたピックアップローラ及び分離部材により1枚ずつ分離されて画像形成装置に設けられた画像形成部に向けて給送されて行く。
【0005】
ところで、このようなマルチ給紙が可能な給紙カセットにおいて、例えばピックアップローラや分離部材等の消耗部品を交換する場合、図8に示すように、給紙カセット本体60からカセット前カバー61を取り外し、この後、ピックアップローラ62や不図示の分離部材等を取り外すようにしている。
【0006】
ここで、このカセット前カバー61はロック部材63を用いて給紙カセット本体60に取り付けられており、ピックアップローラ62等の消耗部品を交換する場合は、まずロック部材63を取り外してカセット前カバー61を給紙カセット本体60から外し、次にアクセス可能となったピックアップローラ62等を交換するようにしている。
【0007】
なお、ピックアップローラ62等の交換が終了した後は、カセット前カバー61を給紙カセット本体60の一端部に合わせた後、ロック穴64a,64bにロック部材63を差し込むことによりカセット前カバー61を給紙カセット本体60に取り付けるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような構成の従来の給紙カセットにおいて、カセット前カバー61には給紙カセットを画像形成装置に着脱する際にユーザーが手を掛ける取っ手65が設けられている。ここで、このようにカセット前カバー61に取っ手65を設けた場合、従来のようなロック部材63を用いてカセット前カバー61を固定するようにすると、カセット前カバー61の取り付け強度がロック部材63の部品強度に委ねられることになり、ロック部材63の材質等によっては取り付け強度が弱くなる場合がある。
【0009】
このため、例えば給紙カセットがA3サイズ対応などの大きいサイズのものの場合、給紙カセット全体が非常に重く、ユーザーが給紙カセットを着脱したり、持ち運んだりする際にロック部材63が壊れ、カセット前カバー61が給紙カセット本体60から外れる恐れがある。
【0010】
そこで、本発明はこのような現状に鑑みてなされたものであり、強度を確保しつつ、消耗部品の交換が容易な給紙カセット及びこれを備えたシート給送装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、給紙カセット本体に、シートを収納するシート収納部と、前記シート収納部の引き出し方向側に設けられ、手差しされるシートを給送する手差し給紙部とを設け、画像形成装置本体に引き出し可能に装着される給紙カセットであって、前記手差し給紙部に設けられ、引き出された際、該手差し給紙部の上方を開放することが可能なカバーと、前記給紙カセット本体の側面に形成され、前記手差しされるシートを前記手差し給紙部に差し入れるための開口部と、前記手差しされたシートを給送する際、前記開口部を開放するドアと、前記画像形成装置本体に開閉自在に設けられ、手差し給紙される際、開放され、前記手差し給紙部に差し入れられるシートを保持するホルダと、を備え、前記ホルダの開放動作に連動して前記ドアを、前記開口部を開放する位置に移動させ、前記ホルダの閉鎖動作に連動して前記ドアを、前記開口部を閉じる位置に移動させるようにしたことを特徴とするものである。
【0014】
また本発明は、前記ドアが開口部を開放する位置にあるとき、前記カバーを閉じると該ドアが前記開口部を閉じる位置に移動するようにしたことを特徴とするものである。
【0015】
また本発明は、前記カバーが開いた状態で前記画像形成装置本体に装着されると、該カバーが閉じるようにしたことを特徴とするものである。
【0016】
また本発明は、前記カバーは、前記給送されるシートを案内するガイドを兼ねていることを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明の第1実施の形態に係る給紙カセットを備えた画像形成装置の一例であるカラーレーザプリンタの概略構成を示す図である。
【0019】
同図において、50はカラーレーザプリンタ、51はカラーレーザプリンタ本体(以下、プリンタ本体という)であり、このプリンタ本体51にはシートに画像を形成する画像形成部52と、プリンタ本体下部に引き出し可能に装着された給紙カセット1、給紙カセット1に収納されたシートを給送する給紙装置54、給紙装置54から給送されたシートSを画像形成部52に搬送するシート搬送装置30、シートSに形成された画像を定着させる定着部32が設けられている。
【0020】
ここで、画像形成部52は、上下方向に配置され、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色のトナー画像を担持する像担持体である感光体ドラム34a〜34dと、画像情報に基づいてレーザビームを照射して感光体ドラム上に静電潜像を形成する露光手段35a〜35d、感光体ドラム上に形成された静電潜像を現像する形成する現像手段36a〜36d等を備えている。
【0021】
また、後述するシートを搬送する転写搬送ベルト30aの内側には、4個の感光体ドラム34a〜34dと共に転写搬送ベルト30aを挟持する不図示の転写部材がそれぞれ併設されている。ここで、これら転写部材は転写バイアス用電源に接続されており、この転写部材から正極性の電荷が転写搬送ベルト30aを介してシートに印加されるようになっている。そして、このように転写バイアスを印加することにより、感光体ドラム34a〜34dに接触中のシートに、感光体ドラム上の負極性の各色トナー像が順次転写され、多色画像が形成されるようになっている。
【0022】
シート搬送装置30は、駆動ローラ30bと従動コロ30c〜30eとにより張架支持され、すべての感光体ドラム34a〜34dに対向して配設されているシート担持体としての転写搬送ベルト30aを備えている。ここで、この転写搬送ベルト30aは、感光体ドラム34a〜34dに対向する外周面にシートを静電吸着すると共に、感光体ドラム34a〜34dにシートを接触させるべく、駆動ローラ30bによって循環移動するようになっている。そして、このように循環移動する転写搬送ベルト30aに静電吸着されることにより、シートは転写搬送ベルト30aにより転写位置まで搬送され、感光体ドラム上のトナー像が転写される。
【0023】
次に、このように構成されたカラーレーザプリンタ50の画像形成動作について説明する。
【0024】
まず、不図示の帯電器により一様に帯電された感光体ドラム34a〜34dの表面に露光装置35a〜35dから射出された画像情報に対応するレーザ光が走査されると感光体ドラム表面には潜像が形成され、さらにこの潜像を現像器36a〜36dによって現像することにより、感光体ドラム表面にイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色のトナー画像が形成されるようになっている。
【0025】
また、このトナー画像形成動作に並行して給紙カセット1に収容されたシート、或は手差しされたシートは、レジストローラ対38に導かれた後、レジストローラ対38によって画像形成動作に同期するようにして転写搬送ベルト30aに吸着され、感光体ドラム34a〜34dと転写搬送ベルト30aとが圧接する転写部に搬送される。
【0026】
次に、このように転写部に搬送されたシートに対し、各転写部に配置されトナーと逆極性の電圧を印加された転写部材の作用により感光体ドラム34a〜34d上の各色のトナー画像が、シート上に順次重ね合わせて転写される。そして、このように4色のトナー画像が多重転写されたシートは、転写搬送ベルト30aから分離されて定着器32に搬送される。
【0027】
次に、この未定着トナー画像が形成されたシートは、定着器32を通過する際、加圧加熱され、これによりシート上の未定着トナー画像が加熱定着される。この結果、フルカラーのプリント画像が永久画像としてシート上に定着される。そして、このようにフルカラーのプリント画像が永久画像として定着された後、シートは排出部39に排出、積載される。
【0028】
ところで、給紙カセット1は図2及び図3に示すように、シート収納部1Aと、このシート収納部1Aの引き出し方向側に設けられた手差し給紙部1Bとを備えている。ここで、シート収納部1Aは給紙カセット1の本体を構成するカセットハウジング1aに回動支点3を支点として上下方向に回動自在に設けられ、シートSを積載する中板2と、この中板2を、シートSの上面が適正な給送位置になるまで持ち上げるリフタ4と備えている。
【0029】
なお、5、6は、シートSの側面を規制するサイド規制板であり、このサイド規制板5,6は幅方向(矢印B方向)に移動可能に取り付けられている。ここで、このサイド規制板5,6にはラックギヤ5a,6aが備えられており、これらラックギヤ5a,6aはピニオンギヤ7によって連結されている。これにより、サイド規制板5,6はピニオンギヤ7を中心にして対称的に連動しつつ、シートSを挟持する構成となっている。また、8はシートSの後端を規制する後端規制板であり、この後端規制板8はシート搬送方向と平行方向(矢印Aの方向)に移動可能に取り付けられている。
【0030】
そして、これらサイド規制板5,6及び後端規制板8を、使用者が手動で移動させることによりA5、EXE、A4、LTR、A3、LDRなどに代表される多様なサイズのシートSを選択的に給紙カセット1に積載収納することができる。
【0031】
なお、このシート収納部1AにセットされたシートSは、画像形成装置側に取り付けられた給紙装置54の給送手段としてのピックアップローラ9、フィードローラ10、搬送コロ22および給紙カセット1側に設けられたリタードローラ11、搬送ローラ12により、給紙カセット1から送り出されるようになっている。
【0032】
また、シート収納部1Aよりもシート引き出し方向側に設けられた手差し給紙部1Bは、手差しされたシートを積載する積載部を構成する給紙板15と、この給紙板15に積載されたシートを給送する給送手段である給紙ローラ16と、マルチカバー14を備えている。
【0033】
ここで、このマルチカバー14は、図4に示すようにカセットハウジング1aの一側面に設けられた後述するカセット前カバー20に形成され、手差し給紙部1BにシートS1を手差しするための開口部1Cを開閉するためのドアを構成するものである。
【0034】
なお、同図において、13は装置本体51に開閉自在に設けられ、手差し給紙する際に開放され、手差しされるシートS1を載置する載置台を兼ねるホルダであるマルチトレイであり、本実施の形態においては、ユーザーがマルチトレイ13を開くと、これに連動してマルチカバー14が同図に示す開口部1Cを開放する位置に移動するようになっている。
【0035】
また、図4において、17は給紙ローラ16に対して圧接し、シートS1の重送を防ぐ分離パッドであり、この分離パッド17は押圧部材である分離バネ18によって給紙ローラ16に押し付けられるようになっている。
【0036】
次に、このような構成の給紙カセット1における手差し給紙について説明する。まず、給紙カセット1を装置本体51に装着し、ユーザーがマルチトレイ13を開くと、これに連動してマルチカバー14が開き、開放部1Cが開放される。
【0037】
次に、このように開放部1Cを開放した後、手差しシートS1をマルチトレイ13にセットすると、シート先端は給紙板15に載置される。そして、この状態で給紙ローラ16が回転すると、この給紙ローラ16の回転に同期して給紙板15が給紙バネ15aによって押し上げられ、これに伴ってシートS1が給紙ローラ16に押し付けられる。これにより、手差しシートS1は給紙ローラ16によって給送され、この後、分離パッド17により1枚に分離され、搬送ローラ対19により給紙カセット1から送り出される。
【0038】
なお、このような構成の給紙カセット1においては、マルチトレイ13を閉じると、これに連動してマルチカバー14も図3のような開口部1Cを閉じる位置に移動するようになっている。これにより、ユーザーが給紙カセット1を装置本体51から着脱する際はマルチカバー14は常に閉じていることになり、ユーザーがカセット前カバー20の取っ手20aに手を入れても、誤って給紙ローラ16やその他の部品に触れることはない。
【0039】
ところで、図4において、20は給紙カセット1のカセット前カバーであり、このカセット前カバー20には取っ手20aが設けられている。ここで、本実施の形態においては、このカセット前カバー20は強いスナップフィットで給紙カセットハウジング1aに固定されている。さらに図2に示すように、ビス20bにより上方から固定されている。
【0040】
これにより、ユーザーが非常に乱暴な扱いをしたとしてもカセット前カバー20は、給紙カセットハウジング1aから外れることはなく、給紙カセット1の強度を確保することができる。
【0041】
また、21は給紙カセットハウジング1aに支点21bを中心に開放自在に、且つ不図示の弾性部材により上方回動する方向に付勢されたカバーであるカセット上カバーであり、給紙ローラ16や分離パッド17等の消耗部品を交換する際には、支点21bを中心として上方に開かれるようになっている。なお、このカセット上カバー21は、通常、開放端側に形成されたスナップフィット21aを、カセット前カバー20の内壁面上部に設けられた図5に示す係止部20cに弾性的に係止することにより、閉じられている。
【0042】
そして、このようなカセット上カバー21を備えた給紙カセット1において、分離パッド17や給紙ローラ16を交換する際は、給紙カセット1を装置本体51から引き出した後、まず図5に示すようにスナップフィット21aの係止を解除してカセット上カバー21を支点21bを中心に開き、給紙ローラ16(手差し給紙部1B)の上方を開放するようにしている。これによりユーザーは無理なく給紙ローラ16や分離パッド17を交換することができる。
【0043】
このように、この給紙カセット1の手差し給紙部1Bに、給紙ローラ16(手差し給紙部1B)の上方を開放することが可能なカセット上カバー21を設け、引き出された際、このカセット上カバー21を開放することにより、給紙ローラ16や分離パッド17等の消耗部品の交換を容易に行うことができる。
【0044】
また、このようにカセット上カバー21を開放して消耗部品の交換を行うことにより、取っ手20aが設けられているカセット前カバー20を給紙カセットハウジング1aに固定することができるので、給紙カセット1の強度を確保することができる。
【0045】
なお、カセット上カバー21の支点側の端部には搬送ガイド21cが形成されれており、これにより図4に示すようにカセット上カバー21が閉じられた際、手差しシートS1は、この搬送ガイド21cにガイドされながらスムーズに装置本体内に給送されるようになる。
【0046】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0047】
図6は本実施の形態に係る給紙カセットの手差し給紙部の構成を示す図である。なお、同図において、図5と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0048】
同図において、14aはマルチカバー14に形成された係止爪、20dはカセット前カバー20の内壁面上部に設けられた係止部である。
【0049】
そして、本実施の形態においては、給紙カセット1を引き出した後、マルチカバー14を上方回動させると、マルチカバー14の係止爪14aがカセット前カバー20の内壁面上部に設けられた係止部20dに引っかかるようになっている。これにより、マルチカバー14を上方回動した状態で保持することができるようになり、マルチカバー14は開口部1Cを開放した状態のままにすることができる。
【0050】
この結果、同図に示すように給紙ローラ16の回転軸16aの下方に分離パッド17が配置されている場合でも、給紙カセット1を引き出し、同図に示すようにカセット上カバー21を開き、給紙ローラ16を取り外した後、給紙ローラ16の回転軸16aに邪魔されることなく、分離パッド17を矢印の方向へ取り外すことができる。これにより、交換になれていないユーザーでもスムーズに分離パッド17の交換を行うことができる。
【0051】
なお、このマルチカバー14は、カセット上カバー21が閉じることにより、カセット上カバー21の開放端の下部に形成された押圧部21eにより上面が押圧され、通常の閉じている状態に戻るようになっている。
【0052】
また、本実施の形態においては、同図に示すように、カセット上カバー21が開いた状態のまま給紙カセット1を装置本体内に挿入した場合、カセット上カバー21が装置本体51に設けられた不図示の押圧部により押圧されて下方回動するようになっている。
【0053】
そして、このようにカセット上カバー21が開いた状態のまま給紙カセット1を装置本体内に挿入した場合、カセット上カバー21が下方に回動し、またカセット上カバー21が閉じるとマルチカバー14が押圧されて閉じる状態に戻るようにすることにより、万が一カセット上カバー21及びマルチカバー14が開いた状態のまま給紙カセット1を装置本体内に挿入した場合でも、給紙カセット1は壊れることなく、通常通りの給紙動作を行うことができる。
【0054】
なお、図7はカセット上カバー21が開いた状態のまま給紙カセット1を装置本体内に挿入した場合において、カセット上カバー21が装置本体51に押圧されて閉じる寸前の状態を示している。
【0055】
そして、この後、カセット上カバー21がさらに挿入され、これに伴って装置本体51によりさらに押圧されると、カセット上カバー21は、マルチカバー14を破線に示す開口部1Cを閉じる位置に押し下げながら、スナップフィット21aがカセット前カバー20にきちんとはまるところまで下方回動して完全に閉まるようになる。これにより、給紙カセット1を壊れることなく、装置本体51に装着することができる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、手差し給紙部に、手差し給紙部の上方を開放することが可能なカバーを設け、引き出された際、このカバーを開放して消耗部品を交換するようにすることにより、強度を確保しつつ、消耗部品の交換を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る給紙カセットを備えた画像形成装置の一例であるカラーレーザプリンタの概略構成を示す図。
【図2】上記給紙カセットの上面図。
【図3】上記給紙カセットの断面図。
【図4】上記給紙カセットの手差し給紙部の構成を示す図。
【図5】上記給紙カセットにおける消耗部品交換動作を説明する図。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る給紙カセットの手差し給紙部の構成を示す図。
【図7】上記給紙カセットを装置本体に装着する際の様子を説明する図。
【図8】従来のマルチ給紙が可能な給紙カセットにおけるピックアップローラ交換動作を説明する図。
【符号の説明】
1 給紙カセット
1A シート収納部
1B 手差し給紙部
1C 開口部
1a カセットハウジング
13 マルチトレイ
14 マルチカバー
14a 係止爪
16 給紙ローラ
17 分離パッド
20 カセット前カバー
20d 係止部
21 カセット上カバー
50 カラーレーザプリンタ
51 プリンタ本体
54 給紙装置
S1 手差しシート
Claims (6)
- 給紙カセット本体に、シートを収納するシート収納部と、前記シート収納部の引き出し方向側に設けられ、手差しされるシートを給送する手差し給紙部とを設け、画像形成装置本体に引き出し可能に装着される給紙カセットであって、
前記手差し給紙部に設けられ、引き出された際、該手差し給紙部の上方を開放することが可能なカバーと、
前記給紙カセット本体の側面に形成され、前記手差しされるシートを前記手差し給紙部に差し入れるための開口部と、
前記手差しされたシートを給送する際、前記開口部を開放するドアと、
前記画像形成装置本体に開閉自在に設けられ、手差し給紙される際、開放され、前記手差し給紙部に差し入れられるシートを保持するホルダと、を備え、
前記ホルダの開放動作に連動して前記ドアを、前記開口部を開放する位置に移動させ、前記ホルダの閉鎖動作に連動して前記ドアを、前記開口部を閉じる位置に移動させるようにしたことを特徴とする給紙カセット。 - 前記ドアが開口部を開放する位置にあるとき、前記カバーを閉じると該ドアが前記開口部を閉じる位置に移動するようにしたことを特徴とする請求項1記載の給紙カセット。
- 前記カバーが開いた状態で前記画像形成装置本体に装着されると、該カバーが閉じるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の給紙カセット。
- 前記カバーは、前記給送されるシートを案内するガイドを兼ねていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の給紙カセット。
- 前記請求項1乃至4のいずれか1項に記載の給紙カセットを備えたことを特徴とする給紙装置。
- 画像形成部と、前記画像形成部にシートを給送する請求項5記載の給紙装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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