JP3804964B2 - 電気音響変換器用振動板の製造方法およびその製造装置 - Google Patents

電気音響変換器用振動板の製造方法およびその製造装置 Download PDF

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Description

この発明は、音響機器の一種であるスピーカやマイクロホン等の電気音響変換器用振動板の製造方法およびその振動板を製造する装置に関する。
電気音響変換器用振動板としては、種々のものが存在するが、軽量で高剛性であり、製造条件のコントロールにより、目的とする性能が容易に得られ、自由度を有するパルプ抄紙振動板が古くから多く用いられてきた。
この振動板は抄紙工程を経て製造されるが、通常、1回の抄紙工程で単層のものを製造できる。
しかし、振動板として要求される物理的性質として、弾性、剛性、内部損失等がある。また、環境安定性として、耐水性、耐熱性、難燃性等があり、加えて最近では意匠面からの要求もあり、これらの相反する要求事項を満たすには1種類の材料から抄造される単層の振動板では困難である。
これらの相反する各種要求事項を満たす方法として、振動板を様々な機能を有
する層を積層して構成し、単層では得られない性能を有する多層構造とする製造
方法が種々提案されている。
この振動板を得る方法としては、一般的には、複数個の単層の振動板を用意し
ておき、これらをそれぞれ接着剤で貼り合わせて多層振動板を得ている。
しかしながら、この場合、各層間の接着層は本来の接着機能の他に、振動板本
体の一部を構成することとなり、質量が増加するなど、振動板に求められる性質
を満足するには却って障害となる場合が多い。
このため、接着剤を用いることなく、抄紙段階で多層構造をとり、各層間を材
料相互の抄紙時の絡み合いを利用して結合して一体化し、加熱乾燥して振動板を
製造する、湿式の多層抄紙振動板が種々、提案されている。
この従来例として、例えば特開昭48−29421が存在する。この従来例では同一の抄紙槽内に順次異なるパルプスラリー(紙料分散液)を供給し、順次抄紙を行い、多層の振動板を製造するようにしている。
この従来例では同一の抄紙槽を用いているため、前工程のパルプスラリーが残っていると各層は明確な界面とならなかったりする。
また、パルプスラリーは水に高密度の紙パルプ、有機繊維、無機繊維、無機粉体などを分散させたものであり、その大半が水より高い比重を持ち水中で沈殿し易く、繊維においてはその形態から絡み合い易く、粉体では凝集し易い。したがって、抄紙槽の中に撹拌手段を設け、パルプスラリーを撹拌し続け、強い乱流状態にし、沈殿や、絡み合い、凝集を防いでいる。したがって、前工程での残っていたパルプスラリーと次工程で抄紙槽に投入した物性の異なる新たなパルプスラリーとが混ざってしまい所望の振動板が得られない、という欠点がある。
このため、特許第3517736号や特開2004−80465に見られるように、抄紙槽を複数にし、それぞれの抄紙槽で抄紙を行い多層の振動板を製造する方法がある。
特開昭48−29421 特許第3517736号 特開2004−80465
特許第3517736号では一次抄紙槽で一次抄紙を行い、堆積した紙料を二次抄紙網に転写し、吸着せしめた状態を維持しながら一次抄紙を二次抄紙槽内のパルプスラリーの液中に置き、上方に排水して一次抄紙上に二次抄紙を堆積させて多層の振動板を製造するようにしている。
この場合、二次抄紙槽内のパルプスラリーは、沈殿や、繊維の絡み合い、凝集等を防止するために例えば特開昭48−29421の第1図に示すような抄紙槽内に設けられた撹拌手段によって撹拌され、パルプスラリーは強い乱流状態にある。
その乱流状態にある二次抄紙槽内のパルプスラリーの液中に一次抄紙を置くと、この一次抄紙は十分に水を含んで、粥状であり、粘度が低下し、流動し易いため、強い乱流状態のパルプスラリーの力を受けて変形したり、一部が剥離するなどの擾乱現象がおき、所望の振動板を得ることができない、という課題がある。
本願出願人によって先に提出した特開2004−80465では上記課題を解決するために第2の抄紙網の外周部に円筒状の圧力隔壁を設けている。
すなわち、特開2004−80465では、第1の抄紙槽内のパルプスラリーを抄紙して一次紙料を作製し、それに二次の紙料を堆積させるべく一次紙料を吸着して第2の抄紙槽側へ搬送手段を介し搬送させ、圧力隔壁の下端が第2の抄紙槽内のパルプスラリーの液面に入った時点で搬送手段の下降を停止している。
つまり、圧力隔壁の下端のみがパルプスラリーの液面下に入り一次紙料は第2の抄紙槽内の強い乱流状態にあるパルプスラリーの液中に置かないようにしている。
搬送手段に設けた真空ポンプは吸引を行うため、圧力隔壁の下端が第2の抄紙槽内のパルプスラリーの液面に入った時点で吸引により圧力隔壁の内側のパルプスラリーの液面は上昇を開始し、2層目の抄紙を開始するようにし、一時紙料が強い乱流状態にある第2の抄紙槽内のパルプスラリーによって擾乱されないようにし、二次の抄紙層の安定かつ均一な堆積が行われるようにし、多層の振動板を製造するようにしている。
しかしながら、二次抄紙が終了した時点で圧力隔壁の下端を液面上に引き上げるが、圧力隔壁の下端がパルプスラリーの液面から出た瞬間に圧力隔壁内のパルプスラリーが一気に流下してしまうため、圧力隔壁内の上部にある水を含んで流動性のある紙料の堆積物は液の流下の影響により変形を起こしたり、一部が剥離するなどの擾乱を受け、せっかく安定的に堆積させ形成させた紙層を損なう、という課題がある。
この発明は上記の点に鑑み提案されたもので、その目的とするところは、圧力隔壁の内部の液面を安定して徐々に低下させ第2の抄紙槽内に戻し、紙層の形成物を損なうことのない電気音響変換器用振動板の製造方法およびその製造装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、少なくとも第1の抄紙網1が設けられた第1の抄紙槽2を有する第1の抄紙装置3と、ほぼ水平方向およびほぼ上下方向に移動自在な第2の抄紙網4および定位置に配された第2の抄紙槽7とを有する第2の抄紙装置8とを備え、第1の抄紙装置3によって一層目の紙層25を形成し、この一層目の紙層25を前記第2の抄紙網4を前記第1の抄紙槽2側に位置させ吸着し、前記第2の抄紙槽7側に移動させ逆さ漉きによって前記一層目の紙層25に二層目の紙層26を堆積させる製造方法において、前記第2の抄紙網4の下方外側位置に、下部に複数個の圧力隔壁下部スリット32が形成されたほぼ円筒状の圧力隔壁5が設けられ、この圧力隔壁下部スリット32を徐々に前記第2の抄紙槽7内のパルプスラリーP2に入れ完全に入った時点で前記パルプスラリーP2の液面を上昇させ前記一層目の紙層25に二層目の紙層26を堆積させ、堆積後、前記第2の抄紙網4および前記圧力隔壁5を徐々に上昇させ、前記圧力隔壁下部スリット32の上端が前記第2のパルプスラリーP2の液面より上に出た時点で前記圧力隔壁下部スリット32を介し前記圧力隔壁5内に大気を流入させ、前記圧力隔壁5の上昇に伴い前記大気を徐々に流入させ前記圧力隔壁5内の液面を徐々に水平かつ層流に近い安定した状態で低下させる構成とし、上記目的を達成している。
請求項2記載は本発明の製造装置にかかり、少なくとも一層目の紙層25を形成する第1の抄紙網1が設けられた第1の抄紙槽2を有する第1の抄紙装置3と、ほぼ水平方向および上下方向に移動自在であって、前記一層目の紙層25を吸着しつつ二層目の紙層26を形成する第2の抄紙網4および定位置に配された第2の抄紙槽7とを有する第2の抄紙装置8とを備え、前記第2の抄紙網4の下方外側位置に圧力隔壁5が設けられ、この圧力隔壁5の下部に、前記第2の抄紙槽7内のパルプスラリーP2の液面下に徐々に入り、徐々に液面上に引き上げられる圧力隔壁下部スリット32を形成する構成としている。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の電気音響変換器用振動板の製造装置において、前記圧力隔壁下部スリット32は間隔を介し複数形成されたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の電気音響変換器用振動板の製造装置において、前記第2の抄紙網4は、第2の真空ポンプ19と接続された内部が細管構造の第2の抄紙網支持部16の下部に設けられたことを特徴とする。
以上のように本発明の方法、装置によれば、二次の抄紙工程において、一層目の紙層25を吸着した状態の上下動自在な第2の抄紙網を降下させ、その下方外側に設けられた圧力隔壁5の下部の圧力隔壁下部スリット32を第2のパルプスラリーP2の液面下に徐々に入れ完全に入った状態で降下を停止し、上方に排水して圧力隔壁5の中の液面を層流状態で上昇させて二層目の抄紙を行い、抄紙完了後、圧力隔壁5を上昇させ圧力隔壁下部スリット32を徐々に液面から出すことにより、圧力隔壁5内に徐々に空気が入るようにし、内部の液面を水平かつ層流に近い状態でもって安定して低下させ第2の抄紙槽7内に戻すようにしているため、形成された一層目、二層目の紙層25、26の損傷を防止できる。
以下、図面に沿って本発明の一実施例を説明する。
[実施例]
図1は本発明で用いられる抄紙装置の概略構成を示す。
図1において、左側の破線A内の装置は第1の抄紙装置3、右側の破線B内は第2の抄紙装置8を示す。
左側の破線A内において、図中1は抄紙網支持台9aに支持された第1の抄紙網で作製される振動板形状に対応した形状となっている。2はほぼ円筒状をなす第1の抄紙槽で、この第1の抄紙槽2は下部が開口し、かつ上部は塞がれ伸縮自在なピストンロッド2a’を有するエアシリンダー2aに連結され上下方向に昇降自在となっている。また、このエアシリンダー2aは水平方向に配置された支持部材2bによって支持されている。
第1の抄紙槽2は第1の抄紙網1上に位置させ、第1の抄紙槽2は第1の抄紙網支持部9に対し着脱自在に構成されている。エアシリンダー2aを伸ばし第1の抄紙槽2を第1の抄紙網支持部9にセットした場合、上部に設けられたパルプスラリー供給管11を介し後述するように第1のパルプスラリーP1が内部に注入され、孔13を介し第1のパルプスラリーP1は排水管13aの後方に設けられた第1の真空ポンプ15を介し吸引され、抄紙が行われる。
6は搬送手段で、この搬送手段6はガイドレール20を有している。20aはガイドレール支持部であり、支持台34上に設けられている。
図中右側の破線B内において、符号5はほぼ円筒状の圧力隔壁、32はこの圧力隔壁5の下部に形成された圧力隔壁下部スリットであり、円周方向に複数個適間隔に形成されている。この実施例では、頂部が半円形をした形状のスリットが好ましくは6個形成されているが、必要に応じ、形状は適形状にすれば良く、数も適宜増減し得る。
圧力隔壁5の上部にはフランジ5aが形成され、圧力隔壁固定板30の円形の孔を介し円筒状の圧力隔壁5が圧力隔壁固定板30の下方に突設され、圧力隔壁5はフランジ5aによって圧力隔壁固定板30に支持され、かつ上方には別体の第2の抄紙網支持部16が設けられている。第2の抄紙網支持部16内には、詳しくは図5に示すように、第2の抄紙網4が設けられ、この第2の抄紙網4は、同図5に示すように、第2の抄紙網支持部16の下部に設けられている。
この第2の抄紙網支持部16内は、詳しくは図6に示すように、内部が細管構造をなし、吸着排気機能を有する孔16Aが形成されている。すなわち、この吸着排気用の孔16Aは、垂直方向に延びる第1の孔16aと、その下部において水平方向に屈曲して延びる第2の孔16bと、この第2の孔16bの下部において分枝し垂直方向下方に延びる多数の細管状の第3の孔16cとからなり、第3の孔16cの下部は第2の抄紙網4の上面に臨設している。そして、第1の孔16aの上方は、図1に示すように、第2の真空ポンプ19に接続され、真空ポンプ19を駆動することにより、後述するように一層の紙層25(図4参照)を吸着したり、第2の抄紙槽7内のパルプスラリーP2を第2の抄紙網4に吸着可能に構成されている。
なお、圧力隔壁5は圧力隔壁固定板30に支持されている。そして、この圧力隔壁固定板30は第2の抄紙槽4の側方であって圧力隔壁固定板30の四隅にそれぞれ立設された圧力隔壁固定板ストッパー45に支持されている。
この圧力隔壁固定板ストッパー45は、図1(b)に示すように、上下ストロークが潤滑に行えるポストおよびガイドブッシュからなる構造体からなり、下部に円筒状のストッパー45aが設けられ、ストッパー45aの位置で下動は停止する。すなわち、詳しくは図7以降において詳述するが、圧力隔壁下部スリット32が第2のパルプスラリーP2の液面下に完全に入ると圧力隔壁固定板30の下降が停止する。また、周囲にスプリング45bが設けられ、スプリング45bの反発力により圧力隔壁固定板30は定位置に維持される。図1(a)は定位置の状態を示す。なお、図1(a)〜図16において圧力隔壁板ストッパー45は概略して図示している。
また、図4に示すように、圧力隔壁5と第2の抄紙網支持部16とは別体となっており、また、第2の抄紙網支持部16は適宜の支持手段により移動自在な、搬送手段6を構成する移動体31に支持され、移動体31と一体となっている。この移動体31はガイドレール20に沿って移動可能となっている。
移動体31は2本のガイドレール20に跨るように支持され、図示しない周知の移動手段により第1、第2の抄紙装置3、8間等を移動可能に構成されている。抄紙網支持部16は周知の回転機構(図示せず)により、後述する図16に示すように回転移動するため、移動体31の上部プレート板31aは回転時の干渉を防ぐため、ほぼ円状にくりぬかれている。
移動体31の移動手段としては、モータ、歯車機構等を組み合わせれば実現できる。
さらに、第2の抄紙網支持部16の上部にはエアシリンダー48が設けられ、上下に昇降自在に構成されている。
なお、第1の抄紙網支持部9、第2の抄紙槽7、ガイドレール支持部20a等は支持台34に支持されている。
次に本発明による電気音響変換器用振動板の製造方法について説明する。
まず、図2に示すように、第1の抄紙網1の上方に、予め用意されている第1の抄紙槽2をエアシリンダー2aのピストンロッド2a’を伸ばして降下させ、第1の抄紙網支持台9aに固定する。この固定構造は周知の適宜の固定手段を用いれば良い。そして、第1の原料タンク10より第1の調整弁12,パイプ11等を介し第1の抄紙槽2内に第1のパルプスラリーP1を送り、次いで第1の真空ポンプ15を駆動して第1のパルプスラリーP1を吸引して第1の抄紙網1上に、図3に示すように、一層目の紙層25を形成する。
抄紙を終了した後、図3(a)に示すように、第2の抄紙装置8による2層目の紙層形成のため、抄紙網支持台9aから、エアシリンダー2aのピストンロッド2a’を縮めるなどして第1の抄紙槽2を上昇させ、第1の抄紙網1および一層目の紙層25から分離する。図3(b)は図3(a)中丸で囲んだ部分の拡大図で第1の抄紙網1上に形成された一層目の紙層25を示す。
次に、図4に示すように、圧力隔壁固定板30の上方の定位置に予め用意されていた第2の抄紙装置8を構成する第2の抄紙網4および第2の抄紙網支持部16を移動体31を介してガイドレール20に沿って一層目の紙層25の上方に移動する。そして、第2の抄紙網支持部16および第2の抄紙網4を降下し、第2の真空ポンプ19を駆動し、一層目の紙層25を第2の抄紙網4の下面に吸着、移載した後にエアシリンダー48を介し上昇させ、この吸着した状態を第2の抄紙工程が終了し、後述する取出し盤35側へ吸着、移載(図17)するまで維持する。
次に、図5に示すように、一層目の紙層25を吸着した状態の第2の抄紙網4および第2の抄紙網支持部16を再び移動体31を介しガイドレール20に沿って圧力隔壁固定板30の上方の定位置、すなわち圧力隔壁5上に移動させる。
なお、図5において、33は第2の抄紙槽7の底部に設けられた撹拌制御用じゃま板、46は撹拌制御用じゃま板33の後方であって第2の抄紙槽7の底部ほぼ中央に連結された第2のパルプスラリーP2を第2の抄紙槽7内に圧送するパルプスラリー供給用の管、47は第2の抄紙槽7の上部に設けられ、オバーフローした第2のパルプスラリーP2を循環タンク(図示せず)に送る管である。
次に、一層目の紙層25を吸着した状態の第2の抄紙網4および第2の抄紙網支持部16を降下させ、下方の定位置にある圧力隔壁5を設けた圧力隔壁固定板30と一体となす。
この時点で、上から順に第2の抄紙網支持部16、第2の抄紙網4、一層目の紙層25、圧力隔壁固定板30、圧力隔壁下部スリット32を有する圧力隔壁5が一体となる。
さらに降下を続け、圧力隔壁下部スリット32を有する圧力隔壁5の下端が第2の抄紙槽7の中の第1のパルプスラリーP1とは物性が異なる第2のパルプスラリーP2の液面に達する。
さらに降下を続けると、図6に示すように、圧力隔壁下部スリット32を設けた圧力隔壁5の下端の一部が第2のパルプスラリーP2の液面に入る。この時、圧力隔壁下部スリット32の上端は未だ第2のパルプスラリーP2の液面の上にあり、圧力隔壁5の内部は圧力隔壁下部スリット32を通じて大気圧と等しくなっている。
なお、第2の抄紙槽7内の第2のパルプスラリーP2はパルプスラリー供給用の管46を介し内部に圧送され、撹拌制御用じゃま板33を介し下側から上流に循環し乱流状態にあり、液面は丸で囲んだBで示すように波だっているが、圧力隔壁5内の液面は丸で囲んだAで示すように圧力隔壁5によって波立ちが遮られ外側に比べ穏やかになっている。
さらに降下を続け、図7に示すように、圧力隔壁下部スリット32が完全に第2のパルプスラリーP2の液面の下、すなわち液中に入った状態で降下を停止する。この時点では、圧力隔壁5の上部、圧力隔壁固定板30、一層目の紙層25、第2の抄紙網4、第2の抄紙網支持部16は第2のパルプスラリーP2の液面の上に位置し、液中に入っていない。
圧力隔壁下部スリット32が完全にパルプスラリーP2の液中に入ったことにより圧力隔壁5の中は大気と遮断される。
一層目の紙層25を吸着、移載の後、常に真空ポンプ19、第2の抄紙網支持部16、その吸着排気用の孔16Aなどによって吸着排気状態にあることにより、大気との遮断によって圧力隔壁5の中の空気の減圧が開始され、圧力隔壁5の中の空気が減圧するにつれ、第2のパルプスラリーP2の液面にかかる大気圧との間に圧力差を生じて圧力隔壁5の中の液面は上昇を始める。この圧力隔壁5内の液面は穏である。
そして、図8に示すように、圧力隔壁5の内外の圧力差により圧力隔壁5の中の液面はさらに上昇を続ける。この時、第2の抄紙槽7の中にある第2のパルプスラリーP2はその液中に分散されている高密度のパルプ、セラミック、雲母などの原料の均一な分散状態を保ち、沈降を防ぐために、撹拌制御用じゃま板33下部より圧入され、循環される第2のパルプスラリーP2により撹拌され、第2の抄紙槽7内は前述のように強い乱流状態になっている。
第2の抄紙層7の中を出て圧力隔壁5の中を上昇するパルプスラリーP3は圧力隔壁5の外壁により、この強い乱流から保護されて、水平かつ層流に近い状態で上昇を続ける。
図9に示すように、圧力隔壁5の中を上昇するパルプスラリーP3の液面が、その上方に位置する一層目の紙層25に接した時点で第2の抄紙、すなわち上方へ排水しての紙層形成が開始される。圧力隔壁5内のパルプスラリーを符号P3とし、第2のパルプスラリーP2と区別したのは、圧力隔壁5内のパルプスラリーP3は乱流していないことを意味している。
すなわち、第2のパルプスラリーP2の強い乱流状態中に直接一層目の紙層25を置くと第2のパルプスラリーP2との接触により十分に水を含んで粘度が低下し、流動し易くなった一層目の紙層25は強い乱流の力を受けて変形したり、一部が剥離するなどの擾乱現象がおきる。
しかしながら、この構成では一層目の紙層25が第2のパルプスラリーP2の強い乱流状態の中に直接、置かれることがなく、なおかつ圧力隔壁5の中を上昇するパルプスラリーP3は、液中に置かれた圧力隔壁5の下部により、第2のパルプスラリーP2の強い乱流から保護され、層流に近い状態で上昇して一層目の紙層25に接するため、十分に水を含んで、粘度が低下し、流動し易くなった一層目の紙層25をパルプスラリーP3が擾乱することはない。
そして、図10に示すように、第2の抄紙網支持部16の上方に排水しながら一層目の紙層25の表面に二層目の紙層26が形成する。二層目の紙層26が目的とする質量に達するのに必要な所定の時間にわたり第2の抄紙網支持部16の上方に排水して紙層26を形成する。
このように下方から上方に向って第2のパルプスラリーP2を排水して抄紙を行うことを逆さ漉きという。
所定の時間、二層目の紙層26を形成した後、図11に示すように、上方への排水を維持しながら一体となった第2の抄紙網支持部16、第2の抄紙網4等をエアシリンダー48を介し上昇させ、圧力隔壁固定板30、圧力隔壁5、圧力隔壁下部スリット32も上昇させる。
上昇の過程で、圧力隔壁下部スリット32の上端が第2の抄紙層7の中にあるパルプスラリーP2の液面より上に出てパルプスラリーP3で満たされた圧力隔壁5の中に大気が徐々に流入し始める。
この大気の流入量は圧力隔壁下部スリット32の数、幅、形状等と圧力隔壁5の上昇速度により最適状態に制御される。
流入した大気は気泡となって上昇し、二層目の紙層26の下に達する。
図12に示すように、さらに上昇を続けるにつれ、圧力隔壁下部スリット32が第2のパルプスラリーP2の液面より上に出る面積が増加し、これに比例して圧力隔壁5の中への大気の流入量を制御しながら滑らかに増加させる。
この滑らかな空気の流入量の増加に合わせて圧力隔壁5の中にあるパルプスラリーP3の液面が徐々に、水平かつ層流に近い安定した状態で低下を続ける。そして、この液面が二層目の紙層26の表面より離れた時点で二層目の紙層26の形成が終了する。
図13に示すように、さらに上昇を続け、圧力隔壁5の下端が第2の抄紙層7の中にある第2のパルプスラリーP2の液面より完全に離れた時点で、圧力隔壁5の中のパルプスラリーP3は既に第2の抄紙槽7の中に流下しており、大気に満たされている。
この圧力隔壁下部スリット32が無いと、圧力隔壁5の下端が第2の抄紙層7の中にある第2のパルプスラリーP2の液面より一斉に離れるため、圧力隔壁5の中に満たされているパルプスラリーP3の中に大気が一気に流入し、これに合わせて圧力隔壁5の中に満たされているパルプスラリーP3が一気に落下する。
このパルプスラリーP3の落下は圧力隔壁5の中で制御不可能な、不規則かつ激しく落下する液流を生み出し、パルプスラリーP3と接して、十分に水を含んで、粘度が低下し、流動し易くなっている二層目の紙層26を変形させたり、一部が剥離するなどの擾乱現象を起こす。
この現象は、特許第3517736号のような、圧力隔壁5を持たない重力に逆らって排水を行ういわゆる逆さ漉き製法には程度の差は現れ、共通して発生する欠点である。
図14に示すように、さらに上昇を続け、圧力隔壁5を設けた圧力隔壁固定板30が定位置に至って停止する。エアシリンダー48を介し第2の抄紙網支持部16、第2の抄紙網4、一層目の紙層25、二層目の紙層26は、停止した圧力隔壁5が設けられた圧力隔壁固定板30から分離され、さらに上昇を続け、定位置に戻った時点で停止する。
第2の抄紙装置8の近くには取出し盤35が位置している。この取出し盤35は取出し盤移動用スライドレール36に対し移動可能に設けられ、かつ上部に設けられたエアシリンダー42によって昇降自在に構成されている。
次に、図15に示すように、一層目の紙層25、二層目の紙層26を吸着した第2の抄紙網支持部16を移動体31を介しガイドレール20に沿って次工程の取出し盤35の下方に移動する。
なお、第2の抄紙網支持部16の上方に排水しながら、一層目の紙層25の表面に二層目の紙層26を形成する際、第2の抄紙網支持部16の内部は排水で満たされている。二層目の紙層26の形成が終了すると、この紙層を通して空気が吸引され第2の抄紙網支持部16の内部に入り、排水と上昇する空気の混合した状態となる。
一般的にポンプなどを用いて水を上方に吸引して揚水しようとした場合、この水に空気が混じると、軽い空気が上方に集まり、揚水の効率が極端に低下する現象が見られる。この現象が発生すると、第2の抄紙網支持部16の内部には排水仕切れなかった水が残留する。第2の抄紙網支持部16の上部からの吸着排気が続く限り、この残留水は第2の抄紙網支持部16の内部に保持されるが、形成した紙層を第2の抄紙網支持部16から取出すためにこの吸引、排気を止めると、残留水は重力により、その下方にある形成した紙層に流下してくる。
これにより形成した紙層の一部が水を含んで流動性を増し、変形や剥離を起こす現象が出る。これは、重力に逆らって上方に排水する、逆さ漉きの原理的な欠点であり、本発明では、これを解消するため、図6〜図13等に示したように、第2の抄紙網支持部16の内部を単なる空洞とせず、多くの排水用細管状の第3の孔16c等を設けて、内部の実質容積を減少させ、単位面積当たりの吸引圧力を上げて極力残留水を減少させている。
次に、図16に示すように、取出し盤35の下方に静止した状態で、第2の抄紙網支持部16に設けられている回転装置(図示せず)を駆動して第2の抄紙網支持部16を180度回転させる。この回転機構は公知である。これにより、第2の抄紙網支持部16の上方に一層、二層の紙層25、26からなる形成物が位置し、さらにその上方に、取出し盤35が位置している。この取出し盤35の内部も細管構造に形成している。
次に、図17に示すように、エアシリンダー42を駆動して取出し盤35を降下させ、第2の抄紙網支持部16上に保持されている一層目の紙層25と二層目の紙層26の形成物を吸着、移載の後に取出し盤35を上昇させる。この場合、吸着した状態は維持される。
取出し盤35の内部には細管状の複数の吸着用の孔43が形成され、かつ吸着用の真空ポンプ44と接続され、真空ポンプ44を駆動することにより一層目の紙層25と二層目の紙層26は吸着される。この吸着状態は維持される。
なお、図17中、符号37は脱水盤、39は脱水盤37の上部に設けられた金網で、一層目の紙層25と二層目の紙層26が含んでいる水分を除去するためのものである。これらの構成は公知である。
次に、図18に示すように、一層目の紙層25と二層目の紙層26を吸着した状態の取出し盤35を、取出し盤移動用スライドレール36に沿って脱水盤37の上に置かれた金網39の上方に移動する。この移動手段は周知の適宜の構成のものを用いれば良い。
次に、図19に示すように、一層目の紙層25と二層目の紙層26が保持されている取出し盤35をエアシリンダー42を動作させ降下させ、脱水盤37の上に置かれた金網39に一層目の紙層25と二層目の紙層26を吸着、移載する。その後、取出し盤35は上昇させられる。
次に、図20に示すように、金網39上に置かれた一層目の紙層25と二層目の紙層26を、金網39を固定する金網ホルダー38と共に人力により、脱水盤37から取出す。そして、予め用意されている凹成形金型40の上に移載する。
さらに、凸成形金型41を降下して重ね合わせ、金網39、一層目の紙層25、二層目の紙層26を同時に加熱プレス成形する。
次に、金型から取出して金網39より乾燥した紙料を取出せば多層構造の振動板が完成する。
図21は作製された多層振動板の一例の半断面図を示す。
なお、上記実施例では二層の場合について説明したが、第3、第4等の抄紙槽(図示せず)を別途用意しておき、一層目の紙層25と二層目の紙層26とが吸着された第2の抄紙網4を第3、第4等の抄紙槽側に移動し、逆さ漉きによって三層目以降の紙層を形成することも可能であり、この場合も本発明によれば形成物を損なうことがなく品質の安定した多層構造の振動板を製造することができる。
(a)は本発明の一実施例にかかる製造装置の概略説明図、(b)は圧力隔壁固定板ストッパー45の説明図を示す。 本発明の製造方法の一工程説明図。 本発明の製造方法の次の工程説明図。 本発明の製造方法の次の工程説明図。 本発明の製造方法の次の工程説明図。 本発明の製造方法の次の工程説明図。 本発明の製造方法の次の工程説明図。 本発明の製造方法の次の工程説明図。 本発明の製造方法の次の工程説明図。 本発明の製造方法の次の工程説明図。 本発明の製造方法の次の工程説明図。 本発明の製造方法の次の工程説明図。 本発明の製造方法の次の工程説明図。 本発明の製造方法の次の工程説明図。 本発明の製造方法の次の工程説明図。 本発明の製造方法の次の工程説明図。 本発明の製造方法の次の工程説明図。 本発明の製造方法の次の工程説明図。 本発明の製造方法の次の工程説明図。 本発明の製造方法の次の工程説明図。 本発明の製造装置、製造方法によって製造された振動板の半断面図を示す。
符号の説明
1 第1の抄紙網
2 第1の抄紙槽
3 第1の抄紙装置
4 第2の抄紙網
5 圧力隔壁
5a 圧力隔壁フランジ
6 搬送手段
7 第2の抄紙槽
8 第2の抄紙装置
9 第1の抄紙網支持部
9a 抄紙網支持台
10 第1の原料タンク
11 パルプスラリー供給管
12 第1の調整弁
13 孔
13a 排水管
15 第1の真空ポンプ
16 第2の抄紙網支持部
16A 吸着排気用の孔
19 第2の真空ポンプ
20 ガイドレール
20a ガイドレール支持部
25 一層目の紙層
26 二層目の紙層
30 圧力隔壁固定板
31 移動体
32 圧力隔壁下部スリット
33 撹拌制御用じゃま板
34 支持台
35 取出し盤
36 取出し盤移動用スライドレール
37 脱水盤
38 金網ホルダー
39 金網
40 凹成形金型
41 凸成形金型
42 エアシリンダー
43 吸着用の孔
44 吸着用の真空ポンプ
45 圧力隔壁固定板ストッパー
46 パルプスラリー供給用の管
47 管
48 エアシリンダー
P1 第1のパルプスラリー
P2 第2のパルプスラリー
P3 パルプスラリー

Claims (4)

  1. 少なくとも第1の抄紙網(1)が設けられた第1の抄紙槽(2)を有する第1の抄紙装置(3)と、ほぼ水平方向およびほぼ上下方向に移動自在な第2の抄紙網(4)および定位置に配された第2の抄紙槽(7)とを有する第2の抄紙装置(8)とを備え、第1の抄紙装置(3)によって一層目の紙層(25)を形成し、この一層目の紙層(25)を前記第2の抄紙網(4)を前記第1の抄紙槽(2)側に位置させ吸着し、前記第2の抄紙槽(7)側に移動させ逆さ漉きによって前記一層目の紙層(25)に二層目の紙層(26)を堆積させる製造方法において、
    前記第2の抄紙網(4)の下方外側位置に、下部に複数個の圧力隔壁下部スリット(32)が形成されたほぼ円筒状の圧力隔壁(5)が設けられ、この圧力隔壁下部スリット(32)を徐々に前記第2の抄紙槽(7)内のパルプスラリー(P2)に入れ完全に入った時点で前記パルプスラリー(P2)の液面を上昇させ前記一層目の紙層(25)に二層目の紙層(26)を堆積させ、堆積後、前記第2の抄紙網(4)および前記圧力隔壁(5)を徐々に上昇させ、
    前記圧力隔壁下部スリット(32)の上端が前記第2のパルプスラリー(P2)の液面より上に出た時点で前記圧力隔壁下部スリット(32)を介し前記圧力隔壁(5)内に大気を流入させ、
    前記圧力隔壁(5)の上昇に伴い前記大気を徐々に流入させ前記圧力隔壁(5)内の液面を徐々に水平かつ層流に近い安定した状態で低下させることを特徴とする電気音響変換器用振動板の製造方法。
  2. 少なくとも一層目の紙層(25)を形成する第1の抄紙網(1)が設けられた第1の抄紙槽(2)を有する第1の抄紙装置(3)と、ほぼ水平方向および上下方向に移動自在であって、前記一層目の紙層(25)を吸着しつつ二層目の紙層(26)を形成する第2の抄紙網(4)および定位置に配された第2の抄紙槽(7)とを有する第2の抄紙装置(8)とを備え、
    前記第2の抄紙網(4)の下方外側位置に圧力隔壁(5)が設けられ、この圧力隔壁(5)の下部に、前記第2の抄紙槽(7)内のパルプスラリー(P2)の液面下に徐々に入り、徐々に液面上に引き上げられる圧力隔壁下部スリット(32)を形成したことを特徴とする電気音響変換器用振動板の製造装置。
  3. 請求項2記載の電気音響変換器用振動板の製造装置において、
    前記圧力隔壁下部スリット(32)は間隔を介し複数形成されたことを特徴とする電気音響変換器用振動板の製造装置。
  4. 請求項2記載の電気音響変換器用振動板の製造装置において、
    前記第2の抄紙網(4)は、第2の真空ポンプ(19)と接続された内部が細管構造であって吸着排気機能を有する第2の抄紙網支持部(16)の下部に設けられたことを特徴とする電気音響変換器用振動板の製造装置。
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