JP3804955B2 - Joiner and rehabilitation tube - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、ジョイナに関し、特にたとえば老朽化した下水管等の内面に沿って螺旋状に巻回されるストリップの幅方向側縁どうしを接合するジョイナに関する。
【0002】
【従来技術】
この種のジョイナの一例として、図15に示すものがある(たとえば特許文献1参照。)。このジョイナ1は、下水管5の内面に沿って螺旋状に巻回されたストリップ3の幅方向側縁どうしを接合するためのものであり、各側縁に第1および第2の突条2,2が形成されている。この第1および第2の突条2,2がストリップ3の各側縁に形成されている第1および第2の条溝4,4に嵌合して、このストリップ3の側縁どうしを接合する。
【0003】
ただし、ストリップ3の第1の突条2が形成されている第1部材6と、第2の突条2が形成されている第2部材7とが互いに屈伸変形部8によって連結されている。この屈伸変形部8は、たとえば下水管5の内面に段差5aがある場合に、段差5aに沿って引き伸ばされ、これによってストリップ3の側縁どうしをこのジョイナ1によって接合できるようにするものである。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−242931号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図15に示すジョイナ1では、屈伸変形部8が下水管5の内面に向って突出する湾曲形状であるため、屈伸変形部8の内側の窪みに下水が溜まる恐れがある。したがって、屈伸変形部8の窪みに下水が溜まらないようにするために、その窪みに充填材9を充填してジョイナ1の内面を平滑にする必要がある。そのために、施工に手間と時間が掛かる。
【0006】
そして、下水管5の内面に螺旋状に巻回されたストリップ3のピッチがたとえば地振動によって大きく広がったときに、ジョイナ1の第1および第2の各突条2,2と、ストリップ3の第1および第2の各条溝4,4との嵌合が外れてジョイナ1がストリップ3から外れることがある。
【0007】
なお、ストリップ3のピッチが地振動等によって大きく広がる時は、ジョイナ1の第1部材6と第2部材7とを互いに引き離す方向の大きな外力がジョイナ1に掛かる。この時、屈伸変形部8が開く方向に変形しようとするが、湾曲するこの屈伸変形部8の内側に充填材9が充填されているので、図15に示す状態よりも開く方向に変形することができない。つまり、充填材9は、屈伸変形部8の内側から外れないように充填されているものであり、屈伸変形部8および充填材9が一体となっている。これによって、第1部材6と第2部材7とが互いに離れる方向に広がらないので、第1および第2の突条2,2等の嵌合部が外れてジョイナ1がストリップ3から外れることになる。
【0008】
それゆえに、この発明の主たる目的は、ジョイナの内面を平坦にするための内面加工が不要であり、ストリップのピッチがたとえば地振動によって大きく広がった場合でも、ジョイナがストリップから外れることがない、ジョイナを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、管、管の内面に沿って螺旋状に巻回される帯状ストリップ、ストリップの幅方向側縁どうしを接合するジョイナ、および管の内面と、ストリップおよびジョイナとの間に充填された裏込材を備えた更生管において、ジョイナが、ストリップの幅方向一方側縁と嵌まり合う第1突条、および案内部を有する第1部材、ストリップの幅方向他方側縁と嵌まり合う第2突条、およびスライド部を有する第2部材、ならびに案内部とスライド部との隙間を水密封止する水密手段を有し、第1部材および第2部材の内面が平坦であり、スライド部が案内部に案内されることによって、第2部材がストリップの幅方向に移動自在であることを特徴とする、更生管である。
【0010】
第2の発明は、管の内面に沿って螺旋状に巻回される帯状ストリップの幅方向側縁どうしを接合するためのジョイナであって、ストリップの幅方向一方側縁と嵌まり合い、この嵌合部の水密性を保持する弾性シール材で形成した第1突条を有する第1部材、ストリップの幅方向他方側縁と嵌まり合い、この嵌合部の水密性を保持する弾性シール材で形成した第2突条を有する第2部材、および第1部材と第2部材とを互いに連結する伸縮変形部を備え、第1部材,伸縮変形部および第2部材の内面が平坦であり、第1突条および第2突条がともに変形可能である、ジョイナである。
【0011】
第3の発明は、管の内面に沿って螺旋状に巻回される帯状ストリップの幅方向側縁どうしを接合するためのジョイナであって、幅方向側縁間に配置される帯状部、帯状部に設けられ、ストリップの幅方向側縁のそれぞれと嵌まり合う第1および第2の突条、帯状部を屈曲して形成された屈曲部、ならびに幅方向の各側縁が帯状部に固着され、かつ屈曲部を覆うように形成されたフレキシブル部を備える、ジョイナである。
【0012】
第4の発明は、管、管の内面に沿って螺旋状に巻回される帯状ストリップ、ストリップの幅方向側縁どうしを接合するジョイナ、および管の内面と、ストリップおよびジョイナとの間に充填された裏込材を備えた更生管において、ジョイナが、幅方向側縁間に配置される帯状部、帯状部に設けられ、ストリップの幅方向側縁のそれぞれと嵌まり合う第1および第2の突条、帯状部を屈曲して形成された屈曲部、ならびに幅方向の各側縁が帯状部に固着され、かつ屈曲部を覆うように形成されたフレキシブル部を備えることを特徴とする、更生管である。
【0013】
【作用】
1の発明によると、管の内面に沿って螺旋状に巻回されたストリップのピッチが、たとえば地振動によって少し変化する場合は、ストリップの各側縁とジョイナの第1および第2の突条との嵌まり合いがそのまま維持された状態でそれぞれが弾性変形する。したがって、ジョイナがストリップから外れることがない。
【0015】
の発明によると、ストリップのピッチが、たとえば地振動によって大きく広がる場合は、第1および第2の突条と、ストリップの各側縁との嵌まり合いが外れる前に、スライド部が案内部に案内されることによって第2部材が第1部材から離れる方向に相対的に移動する。これによって、ストリップのピッチの大きな広がりを許容することができる。そして、第2部材が第1部材から離れる方向に相対的に移動した状態でも、案内部とスライド部との隙間が水密手段によって水密封止されている。
【0016】
2−の各発明によると、ストリップのピッチが、たとえば地振動によって少し変化する場合は、ストリップの各側縁とジョイナの第1および第2の突条との嵌まり合いがそのまま維持された状態で、第1および第2の突条、ならびに伸縮変形部または屈曲部が弾性変形する。したがって、ジョイナがストリップから外れることがない。
【0017】
の発明によると、ストリップのピッチが、たとえば地振動によって大きく広がる場合は、第1および第2の突条と、ストリップの各側縁との嵌まり合いが外れる前に、伸縮変形部がさらに伸張する。これによって、ストリップのピッチの広がりを許容することができる。そして、第1および第2の突条が変形した状態でも、第1および第2の突条の弾性的性質によって、この第1および第2の突条とストリップの各側縁との密着性が維持されて水密性が保持される。
【0018】
3および第4の発明によると、ストリップのピッチが、たとえば地振動によって大きく広がる場合は、ジョイナの第1および第2の突条と、ストリップの各側縁との嵌まり合いが外れる前に、帯状部を幅方向に広げる外力によってこの帯状部が屈曲部の箇所で破断する。これによって、ストリップのピッチの広がりを許容することができる。帯状部が屈曲部の箇所で破断して帯状部の各側部が互いに引き離された状態となっても、この両方の側部がフレキシブル部によって互いに連結されており、しかもこのフレキシブル部が帯状部の長手方向に沿って形成されているので、ジョイナの互いに引き離された側部と側部との間の隙間をこのフレキシブル部によって水密封止することができる。
【0019】
【発明の効果】
この発明によれば、管の内面に沿って螺旋状に巻回されたストリップのピッチが、地振動によって少し変化した場合および大きく広がった場合のいずれの場合でも、ジョイナがストリップから外れないようにすることができるし、互いに隣合うストリップの側縁間の水密性を保持することができる。このように、比較的大きい地震動があった場合でも、ストリップとジョイナとによって形成された内管を補修するための手間を削減することができる。
【0020】
そして、第1および2の各発明では、ジョイナの内面を平坦に形成してあるので、また、第3および第4の発明では、屈曲部の隙間を比較的小さくすることによって、施工の際に従来のような内面加工が不要となり、管を更生するための労力を軽減することができる。
【0021】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0022】
【実施例】
図1〜図3に示す第1実施例のジョイナ10は、老朽化した下水管12を更生するために、あるいは新設の下水管12の内面を保護するために、下水管12の内面に沿って螺旋状に巻回された帯状ストリップ14の幅方向側縁どうしを接合して内管16を形成するためのものである。この実施例では下水管12はヒューム管である。もちろん、この発明は、ヒューム管以外のたとえば合成樹脂製管や金属製管の下水管12にも適用することができる。
【0023】
ストリップ14は、たとえば硬質塩化ビニル等のような合成樹脂の押出成形によって連続的に形成されるものであり、帯状の本体18を含む。本体18の一方主面には、下水管12の内面に当接する断面略T状の脚部20が形成され、また、本体18の幅方向両側縁には、条溝22,22が形成されている。各条溝22は、本体18に近い第1壁24と本体18から遠い第2壁26とによって形成され、第2壁26の内面には、図1に示すように、断面略鋸歯状の突起28,28が条溝22に沿って連続して形成されている。また、各条溝22の底部には、下水管12の内面に当接する断面略コ状の脚部30が形成されている。これら脚部20,条溝22,第1壁24,第2壁26,突起28および脚部30は、本体18の長手方向に沿ってその全体に亘って形成されている。
【0024】
ジョイナ10は、たとえば硬質塩化ビニル等のような硬質合成樹脂の押出成形によって連続的に形成された帯状の本体(帯状部)32を含む。この本体32は、平坦な内面32aを有する。本体32の幅方向両端部のそれぞれには、ストリップ14の条溝22に嵌合される突条34、および挟持部36が外面から突出して形成されている。これら突条34および挟持部36は、互いに協働してストリップ14の第2壁26を挟持する。挟持部36は、断面形状が略く字状であり、屈曲部が第2壁26と当接している。そして、突条34には、第2壁26に形成された突起28と係合される断面略鋸歯状の突起38が形成されている。この突条34,挟持部36および突起38は、本体32の長手方向に沿ってその全体に亘って連続して形成されている。さらに、本体32の外面には、この本体32の長手方向に沿ってフレキシブル部40が形成されている。
【0025】
フレキシブル部40は、材質がたとえば合成ゴム,軟質合成樹脂またはエラストマ等であって、帯状に形成されたものである。このフレキシブル部40は、図1に示すように、幅方向の各側縁40a,40aが互いに間隔を隔てた状態で、ジョイナ10の本体32の長手方向に沿って本体32の外面に固着されている。また、本体32に固着するフレキシブル部40の側縁40aと側縁40aとの間の位置あって、本体32の外面に切欠部42が形成されている。
【0026】
切欠部42は、条溝であって、フレキシブル部40と同様に本体32の長手方向の全体に亘って連続して形成されている。なお、フレキシブル部40の各側縁40a,40aおよび切欠部42は、本体32の幅方向の略中央に配置されている。
【0027】
下水管12の内面に内管16を形成する際には、図1および図2に示すように、ストリップ14を下水管12の内面に沿って螺旋状に巻回し、ジョイナ10の一対の各突条34をストリップ14の一対の各条溝22に嵌め込む。これによって、ストリップ14の幅方向側縁どうしをジョイナ10によって接合することができる。これで、内管16を形成することができる。
【0028】
内管16を形成した後、下水管12の内面とストリップ14およびジョイナ10との間にセメントミルク等のような裏込材78を充填する。すると、ジョイナ10に形成された挟持部36が裏込材78内に埋め込まれ、裏込材78の硬化後は、挟持部36が裏込材78に強固に固定される。なお、ジョイナ10における本体32の内面(内管16の内側空間に向う面)32aは平坦に形成されているので、この内面32aを従来のように充填材9を充填する等の後処理をする必要はない。なお、フレキシブル部40も裏込材78内に埋め込まれるが、フレキシブル部40と本体32とによって形成されたフレキシブル部40の内側空間40bは閉じた状態にあるので、この内側空間40bには裏込材78が充填されていない。
【0029】
図1に示す第1実施例のジョイナ10によると、下水管12の内面に沿って螺旋状に巻回されたストリップ14のピッチPが、たとえば地振動によって狭まる方向または広がる方向に少し変化した場合は、ジョイナ10の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌まり合いがそのまま維持された状態で、各突条34、ならびにストリップ14の各条溝22を構成する第1および第2壁24および26が弾性変形する。したがって、ジョイナ10がストリップ14から外れることがない。この状態では、突条34と条溝22との一対の各嵌合部の水密性が保持されており、下水がこの内管16から漏れて出ることがないし、下水管12の外から雨水等が内管16内に流入することもない。
【0030】
次に、図3に示すように、ストリップ14のピッチPがたとえば地振動によって大きく広がる場合は、ジョイナ10の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌まり合いがずれたり外れる前に、本体32を幅方向に広げる外力によってこの本体32が切欠部42の箇所で破断することになる。これによって、ストリップ14のピッチPの広がりを許容することができる。そして、本体32が切欠部42の箇所で破断して本体32の各側部44,46が互いに引き離された状態となっても、この両方の側部44,46がフレキシブル部40によって互いに連結されており、しかもこのフレキシブル部40が本体32の長手方向に沿ってその全体に亘って設けられているので、ジョイナ10の互いに引き離された側部44と側部46との間の隙間48をこのフレキシブル部40によって水密封止することができる。
【0031】
なお、図3に示すように、ジョイナ10の各側部44,46が互いに引き離されていくときは、フレキシブル部40の内側空間40bに充填材9が充填されていないので、同図に示すように幅方向に広がる方向に変形することができる。そして、ジョイナ10の各側部44,46が引き離された状態では、ジョイナ10の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌合部には、嵌合を引き離す外力が掛かっていない状態となっているので、各嵌合部の水密性が保持されている。
【0032】
そして、図3に示すジョイナ10の互いに引き離された各側部44,46が、地震動によって互いに接近する方向に移動する場合は、フレキシブル部40が折り畳まれる方向に変形していき、各側部44,46の移動を許容することができる。
【0033】
このように、比較的大きい地震動があった場合でも、ジョイナ10がストリップ14から外れることがないし、内管16の水密性が保持されるので、内管16を補修するための手間を削減することができる。ただし、この実施例のフレキシブル部40は、ジョイナ10の各側部44,46が約50mm引き離されるまで広がる大きさとなっている。もちろん、フレキシブル部40の幅を広くして、ジョイナ10の各側部44,46が約50mm以上の所定の長さまで引き離された場合でも広がる大きさとすることができる。
【0034】
次に、図4および図5を参照して、この発明の第2実施例のジョイナ50を説明する。図1に示す第1実施例と図4に示す第2実施例とが相違するところは、ストリップ14のピッチPがたとえば地振動によって大きく広がる場合のその広がりを許容するための手段として、第1実施例では、図1に示すフレキシブル部40および切欠部42を設けたのに対して、第2実施例では、図4に示す伸縮機構部52を設けたところである。これ以外は、第1実施例と同等であるので同等部分を同一の図面符号で示し、それらの詳細な説明を省略する。
【0035】
ジョイナ50は、図4に示すように、左側に現れているストリップ14の条溝22に嵌合する第1部材54と、右側に現れているストリップ14の条溝22に嵌合する第2部材56とを含んでいる。この第1部材54および第2部材56は、それぞれが別々にたとえば硬質塩化ビニル等のような硬質合成樹脂の押出成形によって連続的に形成されたものである。第1部材54と第2部材56とは、伸縮機構部52を介して互いに連結している。伸縮機構部52は、案内部52aおよびスライド部52bを含んでいる。
【0036】
この案内部52aおよびスライド部52bは、ジョイナ50の帯状の本体50aの中央部分を構成している。そして、図4に示すように、伸縮機構部52およびこの伸縮機構部52の各側縁から幅方向の外側に延びている縁部54a,56aは、帯状の本体50aを形成している。この本体50a(第1部材54および第2部材56)の内面58は、案内部52aの内側にスライド部52bを収容している状態で、平坦な面となっている。
【0037】
案内部52aは、第1部材54に形成され、所定の間隔を隔てて互いに平行する第1案内壁60および第2案内壁62を含む。第1案内壁60は本体50aの外面を形成し、第2案内壁62は本体50aの内面58を形成する。この第1案内壁60と第2案内壁62との間に案内溝が形成されており、この案内溝は、第2部材56に向って開口している。この第1案内壁60には、案内溝内に突出する断面略鋸歯状の第1〜第4突起64a〜64dが互いに間隔を隔てて形成されている。これら第1〜第4突起64a〜64dは、ジョイナ50の長手方向に沿って本体50aの全体に亘って延びている。
【0038】
スライド部52bは、第2部材56に形成され、第1部材54に向って延びており、案内溝内に収容される厚みの帯状体である。そして、ジョイナ50の長手方向に沿って本体50aの全体に亘って形成されている。このスライド部52bの第1部材54に向う側縁には、シール部66が固着している。このシール部66は、材質がたとえば合成ゴム,軟質合成樹脂(たとえばシリコーン系樹脂)またはエラストマ等であって、スライド部52bの側縁の全体に亘って固着されている。このシール部66は、案内部52aとスライド部52bとの隙間を水密封止するものである。そして、シール部66は、第1案内壁60に形成されている第1〜第4突起64a〜64dに係合する大きさであるが、或る一定以上の力がスライド方向に掛かると、各突起64a〜64cを乗り越えて移動するようになっている。
【0039】
このスライド部52bが形成されている第2部材56は、スライド部52bが案内部52aに案内されることによって、第1部材54から引き離される方向、およびこの引き離された位置から第1部材54に接近する方向に相対的に移動自在である。また、スライド部52bに形成されたシール部66が第1案内壁60に形成された第1〜第4の各突起64a〜64dに係合することによって、第1部材54と第2部材56とが互いに広がる方向、または互いに接近する方向に移動しないように所定の力で留めておくことができる。
【0040】
下水管12の内面に内管16を形成する際には、図4および図2に示すように、第1実施例と同様にして螺旋状に巻回されたストリップ14の幅方向側縁どうしをジョイナ50によって接合すればよいので、その詳細な説明を省略する。
【0041】
そして、第1実施例と同様に、内管16を形成した後、下水管12の内面とストリップ14およびジョイナ50との間にセメントミルク等のような裏込材78を充填する。なお、ジョイナ50における本体50aの内面58は平坦に形成されているので、この内面58を従来のように充填材9を充填する等の後処理をする必要はない。
【0042】
図4に示す第2実施例のジョイナ50によると、下水管12の内面に沿って螺旋状に巻回されたストリップ14のピッチPが、地振動等によって狭まる方向または広がる方向に少し変化する場合は、第1実施例と同様に、ジョイナ50の突条34,34と、ストリップ14の各条溝22との嵌まり合いがそのまま維持された状態で、各突条34、ならびにストリップ14の各条溝22を構成する第1および第2壁24,26が弾性変形する。したがって、ジョイナ50がストリップ14から外れることがない。このとき、シール部66が第1突起64aに係合した状態のままである。この状態では、スライド部52bと案内部52aとの隙間がシール部66によって水密保持されており、しかも突条34と条溝22との一対の各嵌合部の水密性が保持されているので、下水がこの内管16から漏れて出ることがないし、下水管12の外から地下水等が内管16内に流入することもない。
【0043】
次に、図5に示すように、ストリップ14のピッチPが、たとえば地振動によって大きく広がる場合は、ジョイナ50の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌まり合いがずれたり外れる前に、第1部材54と第2部材56とを幅方向に広げる外力によって案内部52a内に収容されているスライド部52bが案内部52aに案内されて外側に引き出されていく。つまり、第2部材56が第1部材54から離れる方向に相対的に移動して、ストリップ14のピッチPの大きな広がりを許容することができる。そして、第2部材56が第1部材54から離れる方向に相対的に移動した状態でも、案内部52aとスライド部52bとの隙間がシール部66によって水密封止されている。
【0044】
そして、図5に示すように、ジョイナ50の第1部材54と第2部材56とが互いに引き離された状態では、ジョイナ50の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌合部には、嵌合を引き離す方向の外力が掛かっていない状態となっているので、各嵌合部の水密性が保持されている。
【0045】
次に、図5に示すジョイナ50の互いに引き離された第1および第2部材54,56が、地震動によって接近する方向に移動する場合は、スライド部52bが案内部52a内に挿入される方向に移動していき、第1および第2部材54,56の互いに接近する方向の移動を許容することができる。そして、第1および第2部材54,56が互いに接近するときの各移動位置においても、案内部52aとスライド部52bとの隙間がシール部66によって水密封止されているし、ジョイナ50の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌合部の水密性が保持されている。
【0046】
このように、比較的大きい地震動があった場合でも、第1実施例と同様に、ジョイナ50がストリップ14から外れることがないし、内管16の水密性が保持されるので、内管16を補修するための手間を削減することができる。ただし、この実施例の伸縮機構部52は、ジョイナ50の第1および第2部材54,56が互いに約50mm引き離されるまで広がる大きさとなっている。もちろん、伸縮機構部52の伸縮のストロークを長くすることによって、ジョイナ50の第1および第2部材54,56が約50mm以上の所定の長さまで引き離された場合でも伸張させることができる。また、内管16の施工の際において、ジョイナ50における本体50aの内面58は平坦に形成されているので、本体50aの内面58を従来のように充填材9を充填する等の後処理をする必要はない。
【0047】
次に、図6および図7を参照して、この発明の第3実施例のジョイナ68を説明する。図1に示す第1実施例と図6に示す第3実施例とが相違するところは、ストリップ14のピッチPがたとえば地振動によって大きく広がる場合のその広がりを許容するための手段として、第1実施例では、図1に示すフレキシブル部40および切欠部42を設けたのに対して、第3実施例では、図6に示す伸縮変形部70を設けるとともに、突条34,34の材質を変更したところである。これ以外は、第1実施例と同等であるので同等部分を同一の図面符号で示し、それらの詳細な説明を省略する。
【0048】
ジョイナ68は、図6に示すように、左側に現れているストリップ14の条溝22に嵌合する突条34を有する第1部材72,右側に現れているストリップ14の条溝22に嵌合する突条34を有する第2部材74,および第1部材72と第2部材74とを互いに連結する伸縮変形部70を含んでいる。一対の突条34の材質は、弾性シール材であり、合成ゴム,軟質合成樹脂またはエラストマ等である。伸縮変形部70の材質は、合成ゴム,軟質合成樹脂またはエラストマ等の軟質材料である。そして、ジョイナ68のこれら以外の部分の材質は硬質塩化ビニル等のような硬質合成樹脂である。このジョイナ68は、一体ものとして押出成形によって連続的に形成されたものである。
【0049】
この伸縮変形部70は、ジョイナ68の本体68aの中央部分を構成している。そして、図6に示すように、伸縮変形部70およびこの伸縮変形部70の各側縁から幅方向の外側に延びている縁部72a,74aは、一定の厚みおよび幅の帯状の本体68aを形成している。この本体68aを構成する第1部材72,伸縮変形部70および第2部材74の内面76は、平坦な面となっている。
【0050】
また、伸縮変形部70および突条34,34の弾力性は、図7に示すように、第1部材72と第2部材74とが互いに引き離されていくときに、一対の各突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌まり合いが外れる前に、本体68aを幅方向に広げる外力によって伸縮変形部70の伸張、および弾性シール材で形成した各突条34,34の変形によってストリップ14のピッチPの大きな広がりを許容することができるように定められている。そして、各突条34,34が変形した状態でも、突条34,34の弾性的性質によって各突条34,34とストリップ14の各条溝22,22との密着性が維持されて水密性が保持される。
【0051】
下水管12の内面に内管16を形成する際には、図6および図2に示すように、第1実施例と同様にして螺旋状に巻回されたストリップ14の幅方向側縁どうしをジョイナ68によって接合すればよいので、その詳細な説明を省略する。
【0052】
そして、第1実施例と同様に、内管16を形成した後、下水管12の内面とストリップ14およびジョイナ68との間にセメントミルク等のような裏込材78を充填する。なお、ジョイナ68における本体68aの内面76は平坦に形成されているので、この内面76を従来のように充填材9を充填する等の後処理をする必要はない。
【0053】
図6に示す第3実施例のジョイナ68によると、下水管12の内面に沿って螺旋状に巻回されたストリップ14のピッチPが、地振動等によって狭まる方向または広がる方向に少し変化する場合は、ジョイナ68の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌まり合いがそのまま維持された状態で、突条34,34および伸縮変形部70が弾性変形する。したがって、ジョイナ68がストリップ14から外れることがない。
【0054】
そして、ストリップ14のピッチPが、たとえば地振動によって大きく広がる場合は、ジョイナ68の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌まり合いが外れる前に、伸縮変形部70がさらに弾性変形して伸張し、これによってストリップ14のピッチPの広がりを許容することができる。そして、図7に示すように、ジョイナ68の第1部材72と第2部材74とが互いに引き離された状態では、ジョイナ68の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌合部には、嵌合を引き離す方向の外力が掛かっているので、各突条34,34が変形した状態となっている。ただし、各突条34,34は弾性的性質を有しているので、これら各突条34,34とストリップ14の各条溝22,22の内面との密着性が維持され、各嵌合部の水密性が保持される。
【0055】
次に、図7に示すジョイナ68の互いに引き離された第1および第2部材72,74が、地震動によって接近する方向に移動する場合は、弾性変形している伸縮変形部70、ストリップ14の各条溝22を構成する第1および第2壁24,26、各条溝22に嵌まり合う各突条34、ならびに挟持部36が、図6に示す状態に戻る方向に変形することになり、第1および第2部材72,74の互いに接近する方向の移動を許容することができる。そして、第1および第2部材72,74が互いに接近するときの各移動位置においても、ジョイナ68の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌合部の水密性が保持されている。
【0056】
このように、比較的大きい地震動があった場合でも、第1実施例と同様に、ジョイナ68が外れることがないし、内管16の水密性が保持されるので、内管16を補修するための手間を削減することができる。ただし、この実施例の伸縮変形部70および突条34,34等は、ジョイナ68の第1および第2部材72,74が互いに約50mm引き離されるまで広がるように材質および大きさが定められている。もちろん、伸縮変形部70の伸縮変形が可能な寸法を長くするとともに、突条34,34等の変形許容量を大きくすることによって、ジョイナ68の第1および第2部材72,74が約50mm以上の所定の長さまで引き離された場合でも、これらが伸張および変形できるようにすることができる。また、内管16の施工の際において、ジョイナ68における本体68aの内面76は平坦に形成されているので、本体68aの内面76を従来のように充填材9を充填する等の後処理をする必要はない。
【0057】
次に、図8および図9を参照して、この発明の第4実施例のジョイナ80を説明する。図1に示す第1実施例と図8に示す第4実施例とが相違するところは、ストリップ14のピッチPがたとえば地振動によって大きく広がった場合にジョイナを破断させるための手段として、第1実施例では、図1に示す切欠部42を設けたのに対して、第4実施例では、図8に示す屈曲部82を設けたところである。これ以外は、第1実施例と同等であるので同等部分を同一の図面符号で示し、それらの詳細な説明を省略する。
【0058】
屈曲部82は、図8に示すように、断面形状がほぼ逆U字状であり、ジョイナ本体32の幅方向の略中央部を屈曲して形成されたものである。屈曲部82は、本体32の長手方向の全体に亘って連続して形成されており、本体32の外面側(下水管12の側)に突出している。
【0059】
下水管12の内面に内管16を形成する際には、図8および図2に示すように、第1実施例と同様にして、螺旋状に巻回されたストリップ14の幅方向側縁どうしをジョイナ80によって接合すればよいので、その詳細な説明を省略する。
【0060】
そして、第1実施例と同様に、内管16を形成した後、下水管12の内面とストリップ14およびジョイナ80との間にセメントミルク等のような裏込材78を充填する。なお、ジョイナ80における本体32の内面32aには、逆U字状の屈曲部82による隙間84が形成されているが、この隙間84は内管16における下水の流下性能に支障をきたさないように小さい寸法(たとえば約1mm以下)に形成されている。したがって、この隙間84には、パテ等の充填材を充填する等の後処理をする必要はない。そして、第1実施例と同様に、フレキシブル部40の内側空間40bには裏込材78が充填されていない。
【0061】
図8に示す第4実施例のジョイナ80によると、下水管12の内面に沿って螺旋状に巻回されたストリップ14のピッチPが、たとえば地振動によって狭まる方向または広がる方向に少し変化した場合は、ジョイナ80の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌まり合いがそのまま維持された状態で、屈曲部82が閉じる方向または開く方向に弾性変形するとともに、各突条34、ならびにストリップ14の各条溝22を構成する第1および第2壁24および26が弾性変形する。したがって、ジョイナ80がストリップ14から外れることがない。この状態では、突条34と条溝22との一対の各嵌合部の水密性が保持されている。
【0062】
次に、図9に示すように、ストリップ14のピッチPがたとえば地振動によって大きく広がる場合は、ジョイナ80の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌まり合いがずれたり外れる前に、本体32を幅方向に広げる外力によってこの本体32が屈曲部82の底部82aで破断することになる。これによって、ストリップ14のピッチPの広がりを許容することができる。
【0063】
屈曲部82が破断するときのメカニズムは、本体32を幅方向に広げる外力(変位)によって、屈曲部82の隙間84が広がり、このときに屈曲部82の底部82aに大きなモーメントが働き、このモーメントによってこの底部82aに応力が集中して破断することとなる。このように、屈曲部82に働くモーメントを利用して屈曲部82の底部82aが破断するようにしているので、本体32を幅方向に広げる予め定めた外力(変位)が掛かったときに、屈曲部82を確実に破断させるための設定を簡単に行うことができる。その結果、ジョイナ80の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌合部の損傷を確実に防止して、ストリップ14のピッチPの広がりを許容することができる。
【0064】
そして、本体32が屈曲部82の底部82aで破断して本体32の各側部44,46が互いに引き離された状態となっても、第1実施例と同様に、ジョイナ80の互いに引き離された側部44と側部46との間の隙間48をフレキシブル部40によって水密封止することができる。
【0065】
また、第1実施例と同様に、図9に示すように、ジョイナ80の各側部44,46が互いに引き離されていくときは、フレキシブル部40が広げられることによって、各側部44,46の移動を許容することができる。さらに、ジョイナ80の互いに引き離された各側部44,46が、地震動によって互いに接近する方向に移動するときは、フレキシブル部40が折り畳まれる方向に変形することによって、各側部44,46の移動を許容することができる。そして、ジョイナ80の各側部44,46が図8および図9に示す各状態、およびこの2つの状態の間にある状態では、ジョイナ80の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌合部には、大きな外力が掛からないので、各嵌合部の水密性が保持されている。
【0066】
このように、比較的大きい地震動があった場合でも、ジョイナ80がストリップ14から外れることがないし、内管16の水密性が保持されるので、内管16を補修するための手間を削減することができる。
【0067】
次に、図10を参照して、この発明の第5,第6および第7実施例を説明する。この第5,第6および第7実施例のジョイナ86,88,90は、第4実施例のジョイナ80を変形したものであり、第5〜第7の各実施例のジョイナ86,88,90と、第4実施例のジョイナ80とが相違するところは、特に、屈曲部82,92,94,96が相違するところである。これ以外の構成,作用およびその使用方法は、第4実施例と同等であるので、それらの詳細な説明を省略する。
【0068】
第5実施例のジョイナ86は、図10(A)に示すように、屈曲部92の断面形状が第4実施例と同様の逆U字状であるが、この屈曲部92の脚部92a,92aの間隔が第4実施例よりも広く形成されている。この場合、屈曲部92の隙間84が広くなるので、この隙間84において、本体32の内面32a側に開口する開口部92bを狭くするために、この開口部92bを形成する各側部44,46の各縁部に凸部98を形成してある。
【0069】
このように、凸部98を形成することによって、本体32の内面32a側に形成される開口部92bを狭くすることができるので、この開口部92bが、内管16における下水の流下性能に支障をきたさないようにすることができる。そして、凸部98を形成して開口部92bを狭くすることができるので、屈曲部92を所望の形状に形成することができる。このジョイナ86の各側部44,46が互いに引き離されていくときに、屈曲部92の破断する箇所は、第4実施例と同様に底部92cである。
【0070】
そして、図10(B)に示す第6実施例のジョイナ88は、図10(A)に示す第5実施例のジョイナ86において、その屈曲部92の断面形状を逆V字状に変更したものである。このジョイナ88の屈曲部94の破断する箇所は、その底部94aである。
【0071】
図10(C)に示す第7実施例のジョイナ90は、図8に示す第4実施例のジョイナ80において、その屈曲部82の断面形状を逆三角形に変更したものである。この第7実施例のジョイナ90は、本体32の各側部44,46の互いに向かい合う各端部100,100が当接しており、これによって屈曲部96の隙間84が閉じられている。このジョイナ90の屈曲部96の破断する箇所は、屈曲部96に形成されている底部の両端部(角部)96a,96aのうちのいずれか一方、または両方である。
【0072】
次に、図11〜図14を参照して、この発明の第8実施例のジョイナ102を説明する。この図11に示す第8実施例のジョイナ102は、図8に示す第4実施例のジョイナ80に切欠部104を設けたものである。切欠部104は、条溝であって、本体32の長手方向に沿って本体32の外面に形成されている。そして、各切欠部104は、フレキシブル部40のそれぞれの側縁40a,40aと屈曲部82との間の各位置に形成されている。
【0073】
このジョイナ102によると、図11に示すように、屈曲部82が形成されている中央部106を備えている状態で使用して、ストリップ14とともに内管16を形成することができるし、図12に示すように、中央部106を除去した状態で使用して、ストリップ14とともに内管16のたとえば一部を形成することができる。
【0074】
このジョイナ102によると、内管16を形成する際に、ストリップ14のピッチPが一定である箇所では、図11に示すように、中央部106を備えている状態で使用する。そして、たとえば図13および図14に示すように、ストリップ14のピッチPが狭くなっている箇所や広くなっている箇所等に対しては、中央部106を除去して使用することができる。このように、このジョイナ102は、中央部106を除去することによって、下水管12の内面形状に応じた形状に変形させて、ストリップ14の幅方向側縁どうしをこのジョイナ102によって接合することができる。
【0075】
なお、このジョイナ102を、図12に示すように、中央部106を除去した状態で使用するときは、たとえば、図11に示すジョイナ102の中央部106をフレキシブル部40から引き離す方向に引っ張ることによって、2条の各切欠部104に沿って本体32を切断すればよい。これによって、屈曲部82を含む中央部106をジョイナ102から取り外すことができる。
【0076】
次に、このジョイナ(中央部106を備えている状態のもの、および中央部106を除去した状態のものを含む。)102を使用して、ストリップ14とともに内管16を形成するときは、上記各実施例と同様に、ストリップ14を下水管12の内面に沿って螺旋状に巻回するとともに、ジョイナ102の一対の各突条34をストリップ14の一対の各条溝22に嵌め込む。このようにして、ストリップ14の幅方向側縁どうしをジョイナ102によって接合する。これで、内管16を形成することができる。そして、内管16を形成した後、下水管12の内面とストリップ14およびジョイナ102との間に裏込材78を充填する。これ以外の構成および作用は、第4実施例と同等であるので、それらの詳細な説明を省略する。
【0077】
図13(A)に示すジョイナ102の施工例は、ストリップ14のピッチPが狭くなっている箇所に図12に示すジョイナ102を適用した場合であり、ジョイナ本体32の各側部44,46の互いに向かい合う端部108と端部108との隙間110が極めて小さい状態で取り付けられている。そして、フレキシブル部40の内側空間40bには、充填材が充填されていない。
【0078】
図13(B)に示すジョイナ102の施工例は、ストリップ14のピッチPが広くなっている箇所に図12に示すジョイナ102を適用した場合であり、ジョイナ本体32の各側部44,46の互いに向かい合う端部108と端部108とが間隔を隔てた状態で取り付けられている。フレキシブル部40の内側空間40bには、充填材112が充填されている。
【0079】
図14(A)に示すジョイナ102の施工例は、下水管12の内面に段差114がある箇所に図12に示すジョイナ102を適用した場合であり、フレキシブル部40の内側空間40bには、充填材112が充填されている。
【0080】
図14(B)に示すジョイナ102の施工例は、下水管12の曲がり部116の箇所に図12に示すジョイナ102を適用した場合であり、フレキシブル部40の内側空間40bには、充填材112が充填されている。
【0081】
ただし、第1〜第8の各実施例では、図1に示す形状のストリップ14の幅方向側縁どうしをジョイナ10,50,68等によって接合する例を示したが、これ以外の形状のストリップの幅方向側縁どうしをジョイナ10等によって接合することができる。要は、ジョイナ10等の各突条34,34が嵌まり合って接合可能な条溝または突条等を有するストリップであればよい。
【0082】
そして、図1に示す第1実施例において、図11〜図14に示す第8実施例と同様に、フレキシブル部40の側縁40a,40a間にたとえば2条の切欠部104を設けてもよい。このように、2条の切欠部104を設けることによって、この2条の切欠部104の間に形成される中央部を備えている状態で使用することができるし、この中央部を除去した状態で使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の使用状態を示す縦断面図である。
【図2】図1第1実施例を使用して下水管の内面に内管を形成した状態を示す縦断面図である。
【図3】図1実施例のジョイナのフレキシブル部が地振動によって広がった状態を示す縦断面図である。
【図4】この発明の第2実施例の使用状態を示す縦断面図である。
【図5】図4第2実施例のジョイナの伸縮機構部が地振動によって伸張した状態を示す縦断面図である。
【図6】この発明の第3実施例の使用状態を示す縦断面図である。
【図7】図6第3実施例のジョイナの伸縮変形部が地振動によって伸張した状態を示す縦断面図である。
【図8】この発明の第4実施例の使用状態を示す縦断面図である。
【図9】図8第4実施例のジョイナの屈曲部が破断してフレキシブル部が広がった状態を示す縦断面図である。
【図10】(A)はこの発明の第5実施例に係るジョイナの縦断面図、(B)はこの発明の第6実施例に係るジョイナの縦断面図、(C)はこの発明の第7実施例に係るジョイナの縦断面図である。
【図11】この発明の第8実施例に係るジョイナの縦断面図である。
【図12】図11第8実施例に係るジョイナの中央部を除去した縦断面図である。
【図13】(A)は図12第8実施例の中央部を除去したジョイナの使用状態を示す縦断面図、(B)は図12第8実施例の中央部を除去したジョイナの他の使用状態を示す縦断面図である。
【図14】(A)は図12第8実施例の中央部を除去したジョイナのさらに他の使用状態を示す縦断面図、(B)は図12第8実施例の中央部を除去したジョイナのさらに他の使用状態を示す縦断面図である。
【図15】従来のジョイナの使用状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10、50、68、80、86、88、90、102 …ジョイナ
12 …下水管
14 …ストリップ
16 …内管
18 …ストリップの本体
22 …条溝
24 …第1壁
26 …第2壁
32、50a、68a …ジョイナの本体
32a、58、76 …本体の内面
34 …突条
40 …フレキシブル部
42 …切欠部
52 …伸縮機構部
52a …案内部
52b …スライド部
54 …第1部材
56 …第2部材
66 …シール部
70 …伸縮変形部
72 …第1部材
74 …第2部材
78 …裏込材
82、92、94、96 …屈曲部
82a、92c、94a …底部
96a …底部の端部
104 …切欠部
106 …中央部
[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a joiner, and more particularly to a joiner that joins widthwise side edges of strips spirally wound along an inner surface of an aged sewer pipe or the like.
[0002]
[Prior art]
An example of this type of joiner is shown in FIG. 15 (see, for example, Patent Document 1). This joiner 1 is for joining the width direction side edges of the strip 3 spirally wound along the inner surface of the sewage pipe 5, and the first and second protrusions 2 are connected to each side edge. , 2 are formed. The first and second protrusions 2 and 2 are fitted into the first and second grooves 4 and 4 formed on the respective side edges of the strip 3, and the side edges of the strip 3 are joined to each other. To do.
[0003]
However, the 1st member 6 in which the 1st protrusion 2 of the strip 3 is formed, and the 2nd member 7 in which the 2nd protrusion 2 is formed are mutually connected by the bending deformation part 8. For example, when there is a step 5 a on the inner surface of the sewage pipe 5, the bending / extension / deformation portion 8 is stretched along the step 5 a so that the side edges of the strip 3 can be joined by the joiner 1. .
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-9-242931
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the joiner 1 shown in FIG. 15, since the bending / deformation deforming portion 8 has a curved shape protruding toward the inner surface of the sewage pipe 5, there is a possibility that sewage may accumulate in a recess inside the bending / deformation deforming portion 8. Therefore, in order to prevent sewage from accumulating in the depression of the bending / extending deformation portion 8, it is necessary to fill the depression with the filler 9 to smooth the inner surface of the joiner 1. Therefore, it takes time and effort for the construction.
[0006]
When the pitch of the strip 3 spirally wound around the inner surface of the sewer pipe 5 is greatly expanded by, for example, ground vibration, each of the first and second protrusions 2 and 2 of the joiner 1 and the strip 3 The fitting with the first and second grooves 4 and 4 may be disengaged and the joiner 1 may be disengaged from the strip 3.
[0007]
When the pitch of the strip 3 is greatly expanded due to ground vibration or the like, a large external force is applied to the joiner 1 in the direction of separating the first member 6 and the second member 7 of the joiner 1 from each other. At this time, the bending / extension / deformation portion 8 tends to be deformed in the opening direction, but since the filler 9 is filled inside the bending / extension / deformation deformation portion 8, the bending / extension / deformation portion 8 is deformed in the opening direction from the state shown in FIG. I can't. That is, the filling material 9 is filled so as not to be detached from the inside of the bending / extending / deformed portion 8, and the bending / extending / deformed portion 8 and the filler 9 are integrated. As a result, the first member 6 and the second member 7 do not spread in the direction away from each other, so that the fitting portions such as the first and second protrusions 2 and 2 are detached and the joiner 1 is detached from the strip 3. Become.
[0008]
Therefore, a main object of the present invention is that inner surface processing for flattening the inner surface of the joiner is unnecessary, and even when the pitch of the strip is greatly expanded by, for example, ground vibration, the joiner does not come off the strip. Is to provide.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
  The first invention isA tube, a strip that is spirally wound along the inner surface of the tube, a joiner that joins the lateral edges of the strip, and a backing material filled between the inner surface of the tube and the strip and the joiner. In the rehabilitating pipe provided, the first protrusion that fits the widthwise one side edge of the strip, and the first member having a guide portion, the second protrusion that fits the other widthwise edge of the strip, And a second member having a slide portion, and watertight means for watertightly sealing a gap between the guide portion and the slide portion, the inner surfaces of the first member and the second member are flat, and the slide portion guides to the guide portion By doing so, the second member is movable in the width direction of the strip.
[0010]
  The second invention isJoiner for joining widthwise side edges of strips spirally wound along the inner surface of the tube, and fits with the widthwise one side edge of the strip. A first member having a first protrusion formed of an elastic sealing material that holds the first protrusion, and a second protrusion formed of an elastic sealing material that fits with the other side edge in the width direction of the strip and maintains the watertightness of the fitting portion. A second member having a strip, and an expansion / contraction deformation portion for connecting the first member and the second member to each other, and the inner surfaces of the first member, the expansion / contraction deformation portion and the second member are flat, and the first protrusion and the second protrusion It is a joiner in which the two ridges can be deformed together.
[0011]
  The third invention isA joiner for joining widthwise side edges of a strip-like strip wound spirally along the inner surface of a tube, the strip provided between the side edges in the widthwise direction, provided in the strip-like strip, First and second protrusions that fit into each of the side edges in the width direction, a bent portion formed by bending the belt-shaped portion, and each side edge in the width direction is fixed to the belt-shaped portion, and the bent portion is It is a joiner provided with the flexible part formed so that it might cover.
[0012]
  The fourth invention is:A tube, a strip that is spirally wound along the inner surface of the tube, a joiner that joins the lateral edges of the strip, and a backing material filled between the inner surface of the tube and the strip and the joiner. In the rehabilitated pipe provided, a joiner is provided in the band-shaped part and the band-shaped part disposed between the side edges in the width direction, and the first and second ridges and band-shaped parts fitted to the respective side edges in the width direction of the strip. A rehabilitating pipe comprising: a bent portion formed by bending a bent portion; and a flexible portion formed so that each side edge in the width direction is fixed to the belt-like portion and covers the bent portion.
[0013]
[Action]
  First1 departureAccording to Ming, if the pitch of the spirally wound strip along the inner surface of the tube changes slightly due to ground vibrations, for example, the side edges of the strip and the first and second ridges of the joiner Each is elastically deformed in a state where the fit is maintained as it is. Therefore, the joiner does not come off the strip.
[0015]
  First1According to the invention, when the pitch of the strip is greatly expanded due to, for example, ground vibration, the slide portion is moved to the guide portion before the first and second protrusions are fitted to the side edges of the strip. By being guided, the second member relatively moves in a direction away from the first member. This allows a large spread of the strip pitch. Even in the state where the second member moves relatively in the direction away from the first member, the gap between the guide portion and the slide portion is watertightly sealed by the watertight means.
[0016]
  First2-First4According to each of the inventions, when the pitch of the strip slightly changes due to, for example, ground vibration, the fitting between the side edges of the strip and the first and second protrusions of the joiner is maintained as it is, The first and second protrusions and the expansion / contraction deformation portion or the bending portion are elastically deformed. Therefore, the joiner does not come off the strip.
[0017]
  First2According to the present invention, when the pitch of the strip is greatly widened by, for example, ground vibration, the expansion / contraction deformation portion is further expanded before the fitting between the first and second protrusions and each side edge of the strip is released. To do. Thereby, the spread of the pitch of the strip can be allowed. Even in a state where the first and second protrusions are deformed, due to the elastic properties of the first and second protrusions, the adhesion between the first and second protrusions and each side edge of the strip is improved. Maintains watertightness.
[0018]
  First3rd and 3rdAccording to the invention of claim 4, when the pitch of the strip is greatly expanded due to, for example, ground vibration, the strip-shaped portion is removed before the fitting between the first and second protrusions of the joiner and each side edge of the strip is released. The belt-like portion is broken at the bent portion by an external force that extends in the width direction. Thereby, the spread of the pitch of the strip can be allowed. Even if the belt-like portion breaks at the bent portion and the side portions of the belt-like portion are separated from each other, both the side portions are connected to each other by the flexible portion, and the flexible portion is connected to the belt-like portion. Therefore, the gap between the side portions of the joiner that are separated from each other can be water-tightly sealed by this flexible portion.
[0019]
【The invention's effect】
According to the present invention, the pitch of the strip wound spirally along the inner surface of the tube is prevented from being detached from the strip regardless of whether the pitch is slightly changed by the ground vibration or widened. And can maintain water tightness between the side edges of adjacent strips. Thus, even when there is a relatively large earthquake motion, it is possible to reduce time and labor for repairing the inner pipe formed by the strip and the joiner.
[0020]
  And firstandFirst2In each invention, the inner surface of the joiner is formed flat.3rd and 3rdIn the invention of No. 4, by making the gap between the bent portions relatively small, the conventional inner surface processing becomes unnecessary at the time of construction, and the labor for renovating the pipe can be reduced.
[0021]
The above object, other objects, features and advantages of the present invention will become more apparent from the following detailed description of embodiments with reference to the drawings.
[0022]
【Example】
The joiner 10 of the first embodiment shown in FIGS. 1 to 3 is arranged along the inner surface of the sewage pipe 12 in order to rehabilitate the old sewage pipe 12 or to protect the inner face of the new sewage pipe 12. This is for forming the inner tube 16 by joining the widthwise side edges of the strip 14 wound spirally. In this embodiment, the sewage pipe 12 is a fume pipe. Of course, the present invention can also be applied to the sewer pipe 12 other than the fume pipe, for example, a synthetic resin pipe or a metal pipe.
[0023]
The strip 14 is continuously formed by extrusion molding of a synthetic resin such as hard vinyl chloride, and includes a strip-shaped main body 18. On one main surface of the main body 18, leg portions 20 having a substantially T-shaped cross section that abut against the inner surface of the sewer pipe 12 are formed, and on both side edges in the width direction of the main body 18, grooves 22 and 22 are formed. Yes. Each groove 22 is formed by a first wall 24 close to the main body 18 and a second wall 26 far from the main body 18, and the inner surface of the second wall 26 has a substantially serrated cross section as shown in FIG. 28 and 28 are continuously formed along the groove 22. Further, a leg portion 30 having a substantially U-shaped cross section that abuts against the inner surface of the sewer pipe 12 is formed at the bottom of each groove 22. The leg portion 20, the groove 22, the first wall 24, the second wall 26, the projection 28, and the leg portion 30 are formed along the entire length of the main body 18.
[0024]
The joiner 10 includes a band-shaped main body (band-shaped portion) 32 continuously formed by extrusion molding of a hard synthetic resin such as hard vinyl chloride. The main body 32 has a flat inner surface 32a. On both ends in the width direction of the main body 32, a protrusion 34 and a sandwiching part 36 that are fitted in the groove 22 of the strip 14 are formed so as to protrude from the outer surface. The protrusions 34 and the sandwiching portions 36 cooperate with each other to sandwich the second wall 26 of the strip 14. The sandwiching portion 36 has a substantially square cross-sectional shape, and the bent portion is in contact with the second wall 26. Further, the protrusion 34 is formed with a protrusion 38 having a substantially sawtooth cross section that is engaged with the protrusion 28 formed on the second wall 26. The protrusions 34, the sandwiching portions 36, and the protrusions 38 are continuously formed along the entire length of the main body 32. Further, a flexible portion 40 is formed on the outer surface of the main body 32 along the longitudinal direction of the main body 32.
[0025]
The flexible portion 40 is made of, for example, synthetic rubber, soft synthetic resin, elastomer, or the like, and is formed in a belt shape. As shown in FIG. 1, the flexible portion 40 is fixed to the outer surface of the main body 32 along the longitudinal direction of the main body 32 of the joiner 10 with the side edges 40a, 40a in the width direction spaced apart from each other. Yes. Further, a notch 42 is formed on the outer surface of the main body 32 at a position between the side edge 40 a and the side edge 40 a of the flexible portion 40 fixed to the main body 32.
[0026]
The cutout portion 42 is a groove, and is formed continuously over the entire length of the main body 32 in the same manner as the flexible portion 40. Note that the side edges 40 a and 40 a and the cutout portion 42 of the flexible portion 40 are disposed at substantially the center in the width direction of the main body 32.
[0027]
When the inner pipe 16 is formed on the inner surface of the sewage pipe 12, as shown in FIGS. 1 and 2, the strip 14 is spirally wound along the inner face of the sewage pipe 12, and a pair of protrusions of the joiner 10 are formed. The strip 34 is fitted into the pair of strip grooves 22 of the strip 14. Thereby, the width direction side edges of the strip 14 can be joined by the joiner 10. Thus, the inner tube 16 can be formed.
[0028]
After the inner pipe 16 is formed, a backing material 78 such as cement milk is filled between the inner surface of the sewer pipe 12 and the strip 14 and the joiner 10. Then, the clamping part 36 formed in the joiner 10 is embedded in the backing material 78, and after the backing material 78 is cured, the clamping part 36 is firmly fixed to the backing material 78. In addition, since the inner surface 32a (surface facing the inner space of the inner tube 16) 32a of the main body 32 in the joiner 10 is formed flat, this inner surface 32a is subjected to post-processing such as filling with the filler 9 as in the prior art. There is no need. The flexible portion 40 is also embedded in the backing material 78, but the inner space 40b of the flexible portion 40 formed by the flexible portion 40 and the main body 32 is in a closed state. The material 78 is not filled.
[0029]
According to the joiner 10 of the first embodiment shown in FIG. 1, when the pitch P of the strip 14 spirally wound along the inner surface of the sewage pipe 12 is slightly changed, for example, in a narrowing direction or a spreading direction due to ground vibration. In the state in which the fitting between the protrusions 34 and 34 of the joiner 10 and the grooves 22 and 22 of the strip 14 is maintained as they are, the protrusions 34 and the respective grooves 22 of the strip 14 are configured. The first and second walls 24 and 26 are elastically deformed. Therefore, the joiner 10 does not come off the strip 14. In this state, the water tightness of each of the pair of fitting portions of the protrusion 34 and the groove 22 is maintained, so that sewage does not leak out from the inner pipe 16, and rainwater or the like from the outside of the sewage pipe 12. Does not flow into the inner pipe 16.
[0030]
Next, as shown in FIG. 3, when the pitch P of the strip 14 is greatly expanded due to, for example, ground vibration, the fitting between the protrusions 34 and 34 of the joiner 10 and the grooves 22 and 22 of the strip 14 is shifted. Before the main body 32 is detached, the main body 32 is broken at the position of the notch 42 by an external force that expands the main body 32 in the width direction. Thereby, the spread of the pitch P of the strip 14 can be allowed. Even when the main body 32 is broken at the notch portion 42 and the side portions 44 and 46 of the main body 32 are separated from each other, both the side portions 44 and 46 are connected to each other by the flexible portion 40. In addition, since the flexible portion 40 is provided over the entire length of the main body 32, the gap 48 between the side portion 44 and the side portion 46 of the joiner 10 which are separated from each other is formed. Watertight sealing can be performed by the flexible portion 40.
[0031]
As shown in FIG. 3, when the side portions 44, 46 of the joiner 10 are separated from each other, the inner space 40 b of the flexible portion 40 is not filled with the filler 9. It can be deformed in a direction spreading in the width direction. In a state where the side portions 44 and 46 of the joiner 10 are separated, an external force for separating the fitting is applied to the fitting portion between the protrusions 34 and 34 of the joiner 10 and the grooves 22 and 22 of the strip 14. Since it is in the state which has not applied, the watertightness of each fitting part is maintained.
[0032]
When the side parts 44 and 46 separated from each other of the joiner 10 shown in FIG. 3 move in a direction approaching each other due to the earthquake motion, the flexible part 40 is deformed in a direction in which the side part 44 is folded. , 46 can be allowed to move.
[0033]
In this way, even when there is a relatively large earthquake motion, the joiner 10 does not come off the strip 14 and the water tightness of the inner pipe 16 is maintained, so that the labor for repairing the inner pipe 16 is reduced. Can do. However, the flexible portion 40 of this embodiment is sized to expand until the side portions 44 and 46 of the joiner 10 are separated by about 50 mm. Of course, the width of the flexible portion 40 can be widened so that the side portions 44 and 46 of the joiner 10 can be widened even when they are separated to a predetermined length of about 50 mm or more.
[0034]
Next, a joiner 50 according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The difference between the first embodiment shown in FIG. 1 and the second embodiment shown in FIG. 4 is that, as a means for allowing the spread when the pitch P of the strip 14 spreads greatly due to ground vibration, for example, In the embodiment, the flexible portion 40 and the notch portion 42 shown in FIG. 1 are provided, whereas in the second embodiment, the expansion / contraction mechanism portion 52 shown in FIG. 4 is provided. Other than this, since it is the same as the first embodiment, the same parts are denoted by the same reference numerals and their detailed description is omitted.
[0035]
As illustrated in FIG. 4, the joiner 50 includes a first member 54 that fits into the groove 22 of the strip 14 that appears on the left side, and a second member that fits into the groove 22 of the strip 14 that appears on the right side. 56. The first member 54 and the second member 56 are each formed continuously by extrusion molding of a hard synthetic resin such as hard vinyl chloride. The first member 54 and the second member 56 are connected to each other via the expansion / contraction mechanism 52. The telescopic mechanism 52 includes a guide 52a and a slide 52b.
[0036]
The guide portion 52a and the slide portion 52b constitute a central portion of the band-shaped main body 50a of the joiner 50. And as shown in FIG. 4, the expansion-contraction mechanism part 52 and the edge parts 54a and 56a extended to the outer side of the width direction from each side edge of this expansion-contraction mechanism part 52 form the strip | belt-shaped main body 50a. The inner surface 58 of the main body 50a (the first member 54 and the second member 56) is a flat surface in a state where the slide portion 52b is accommodated inside the guide portion 52a.
[0037]
The guide part 52a includes a first guide wall 60 and a second guide wall 62 that are formed on the first member 54 and are parallel to each other at a predetermined interval. The first guide wall 60 forms the outer surface of the main body 50a, and the second guide wall 62 forms the inner surface 58 of the main body 50a. A guide groove is formed between the first guide wall 60 and the second guide wall 62, and the guide groove opens toward the second member 56. The first guide wall 60 is formed with first to fourth protrusions 64a to 64d having a substantially sawtooth cross-section projecting into the guide groove at intervals. These first to fourth protrusions 64 a to 64 d extend over the entire body 50 a along the longitudinal direction of the joiner 50.
[0038]
The slide portion 52b is a band-shaped body formed on the second member 56, extending toward the first member 54, and having a thickness accommodated in the guide groove. And it is formed over the whole main body 50a along the longitudinal direction of the joiner 50. A seal portion 66 is fixed to the side edge of the slide portion 52b facing the first member 54. The seal portion 66 is made of, for example, synthetic rubber, soft synthetic resin (for example, silicone resin), elastomer, or the like, and is fixed over the entire side edge of the slide portion 52b. The seal portion 66 seals the gap between the guide portion 52a and the slide portion 52b in a watertight manner. And the seal | sticker part 66 is a magnitude | size engaged with the 1st-4th processus | protrusion 64a-64d currently formed in the 1st guide wall 60, but when a certain fixed force is applied to a slide direction, It moves over the protrusions 64a to 64c.
[0039]
The second member 56 in which the slide portion 52b is formed is moved from the first member 54 to the first member 54 in the direction in which the slide portion 52b is guided by the guide portion 52a. It is relatively movable in the approaching direction. Further, the seal portion 66 formed on the slide portion 52b is engaged with the first to fourth protrusions 64a to 64d formed on the first guide wall 60, whereby the first member 54 and the second member 56 Can be held with a predetermined force so that they do not move in the direction in which they spread or approach each other.
[0040]
When the inner pipe 16 is formed on the inner surface of the sewage pipe 12, as shown in FIGS. 4 and 2, the side edges in the width direction of the strips 14 spirally wound in the same manner as in the first embodiment are used. Since it may be joined by the joiner 50, the detailed description thereof is omitted.
[0041]
As in the first embodiment, after the inner pipe 16 is formed, a backing material 78 such as cement milk is filled between the inner surface of the sewage pipe 12 and the strip 14 and the joiner 50. In addition, since the inner surface 58 of the main body 50a in the joiner 50 is formed flat, it is not necessary to perform post-processing such as filling the inner surface 58 with the filler 9 as in the prior art.
[0042]
According to the joiner 50 of the second embodiment shown in FIG. 4, when the pitch P of the strip 14 spirally wound along the inner surface of the sewer pipe 12 slightly changes in a direction narrowing or spreading due to ground vibration or the like. In the same manner as in the first embodiment, each of the protrusions 34 and each of the strips 14 is maintained in a state where the engagement between the protrusions 34 and 34 of the joiner 50 and the respective grooves 22 of the strip 14 is maintained. The first and second walls 24 and 26 constituting the groove 22 are elastically deformed. Therefore, the joiner 50 does not come off the strip 14. At this time, the seal portion 66 remains engaged with the first protrusion 64a. In this state, the gap between the slide portion 52b and the guide portion 52a is watertightly held by the seal portion 66, and the watertightness of each pair of fitting portions of the protrusion 34 and the groove 22 is maintained. Sewage does not leak out from the inner pipe 16, and groundwater or the like does not flow into the inner pipe 16 from the outside of the sewer pipe 12.
[0043]
Next, as shown in FIG. 5, when the pitch P of the strip 14 is greatly expanded due to, for example, ground vibration, the fitting between the protrusions 34 and 34 of the joiner 50 and the grooves 22 and 22 of the strip 14 is performed. Before the displacement or disengagement, the slide part 52b accommodated in the guide part 52a is guided to the guide part 52a by the external force that expands the first member 54 and the second member 56 in the width direction, and is pulled out to the outside. That is, the second member 56 moves relatively in the direction away from the first member 54, and a large spread of the pitch P of the strip 14 can be allowed. Even when the second member 56 is relatively moved in the direction away from the first member 54, the gap between the guide portion 52 a and the slide portion 52 b is watertightly sealed by the seal portion 66.
[0044]
As shown in FIG. 5, when the first member 54 and the second member 56 of the joiner 50 are separated from each other, the protrusions 34 and 34 of the joiner 50 and the grooves 22 and 22 of the strip 14 are formed. Since the fitting portion is not subjected to an external force in a direction in which the fitting is pulled apart, the water tightness of each fitting portion is maintained.
[0045]
Next, when the first and second members 54 and 56 separated from each other of the joiner 50 shown in FIG. 5 move in the approaching direction due to the earthquake motion, the slide portion 52b is inserted in the guide portion 52a. The first and second members 54 and 56 are allowed to move in a direction approaching each other. Even in the respective movement positions when the first and second members 54 and 56 approach each other, the gap between the guide portion 52a and the slide portion 52b is watertightly sealed by the seal portion 66, and the joiner 50 protrudes. The water tightness of the fitting portion between the strips 34 and 34 and the strip grooves 22 and 22 of the strip 14 is maintained.
[0046]
As described above, even when there is a relatively large earthquake motion, the joiner 50 is not detached from the strip 14 and the water tightness of the inner pipe 16 is maintained as in the first embodiment, so that the inner pipe 16 is repaired. Can be saved. However, the telescopic mechanism 52 of this embodiment has a size that expands until the first and second members 54 and 56 of the joiner 50 are separated from each other by about 50 mm. Of course, by extending the expansion / contraction stroke of the expansion / contraction mechanism 52, the first and second members 54 and 56 of the joiner 50 can be extended even when they are separated to a predetermined length of about 50 mm or more. Further, since the inner surface 58 of the main body 50a of the joiner 50 is formed flat when the inner pipe 16 is constructed, post-processing such as filling the inner surface 58 of the main body 50a with the filler 9 as in the prior art is performed. There is no need.
[0047]
Next, a joiner 68 according to a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The difference between the first embodiment shown in FIG. 1 and the third embodiment shown in FIG. 6 is that, as a means for allowing the spread when the pitch P of the strip 14 spreads greatly due to ground vibration, for example, In the embodiment, the flexible portion 40 and the notch portion 42 shown in FIG. 1 are provided. In the third embodiment, the expansion / contraction deformation portion 70 shown in FIG. 6 is provided and the material of the protrusions 34 and 34 is changed. It has just been done. Other than this, since it is the same as the first embodiment, the same parts are denoted by the same reference numerals and their detailed description is omitted.
[0048]
As shown in FIG. 6, the joiner 68 is fitted into the first member 72 having a protrusion 34 that fits into the groove 22 of the strip 14 appearing on the left side, and to the groove 22 of the strip 14 appearing on the right side. The second member 74 having the protruding ridge 34 and the expansion / contraction deformation part 70 that connects the first member 72 and the second member 74 to each other are included. The material of the pair of protrusions 34 is an elastic sealing material, such as synthetic rubber, soft synthetic resin, or elastomer. The material of the elastic deformation part 70 is a soft material such as synthetic rubber, soft synthetic resin, or elastomer. The material of the other parts of the joiner 68 is a hard synthetic resin such as hard vinyl chloride. The joiner 68 is continuously formed as an integral body by extrusion molding.
[0049]
The expansion / contraction deformation portion 70 constitutes a central portion of the main body 68 a of the joiner 68. As shown in FIG. 6, the stretchable deformable portion 70 and the edge portions 72 a and 74 a extending from the respective side edges of the stretchable deformable portion 70 to the outside in the width direction are formed of a band-shaped main body 68 a having a constant thickness and width. Forming. The inner surface 76 of the first member 72, the expansion / contraction deformation part 70, and the second member 74 constituting the main body 68a is a flat surface.
[0050]
Further, the elasticity of the expansion / contraction deformable portion 70 and the protrusions 34, 34 is shown in FIG. 7, when the first member 72 and the second member 74 are separated from each other, the pair of protrusions 34, 34 and the strips 14, 22 of the strip 14 are unfitted, and the protrusions 34, 34 formed by the elastic seal material are stretched by an external force that expands the main body 68a in the width direction. It is determined so that a large spread of the pitch P of the strip 14 can be allowed by the deformation. Even in the state in which the protrusions 34 and 34 are deformed, the elastic properties of the protrusions 34 and 34 maintain the adhesion between the protrusions 34 and 34 and the grooves 22 and 22 of the strip 14, thereby ensuring watertightness. Is retained.
[0051]
When the inner pipe 16 is formed on the inner surface of the sewage pipe 12, as shown in FIGS. 6 and 2, the side edges in the width direction of the strips 14 wound spirally as in the first embodiment are used. Since it may be joined by the joiner 68, the detailed description thereof is omitted.
[0052]
As in the first embodiment, after the inner pipe 16 is formed, a backing material 78 such as cement milk is filled between the inner surface of the sewer pipe 12 and the strip 14 and the joiner 68. Since the inner surface 76 of the main body 68a in the joiner 68 is formed flat, it is not necessary to perform post-processing such as filling the inner surface 76 with the filler 9 as in the prior art.
[0053]
According to the joiner 68 of the third embodiment shown in FIG. 6, when the pitch P of the strip 14 spirally wound along the inner surface of the sewer pipe 12 slightly changes in a direction narrowing or spreading due to ground vibration or the like. In other words, the protrusions 34, 34 and the expansion / contraction deformation portion 70 are elastically deformed in a state where the fitting between the protrusions 34, 34 of the joiner 68 and the grooves 22, 22 of the strip 14 is maintained as they are. Therefore, the joiner 68 does not come off the strip 14.
[0054]
When the pitch P of the strip 14 is greatly expanded due to, for example, ground vibration, the expansion / contraction deformation portion 70 is released before the fitting between the protrusions 34 and 34 of the joiner 68 and the groove 22 and 22 of the strip 14 is released. Can be further elastically deformed and stretched, thereby allowing the pitch P of the strip 14 to be widened. As shown in FIG. 7, when the first member 72 and the second member 74 of the joiner 68 are separated from each other, the protrusions 34 and 34 of the joiner 68 and the grooves 22 and 22 of the strip 14 Since an external force is applied to the fitting portion in the direction of separating the fitting, the protrusions 34 and 34 are in a deformed state. However, since each protrusion 34, 34 has an elastic property, the adhesion between each protrusion 34, 34 and the inner surface of each groove 22, 22 of the strip 14 is maintained, and each fitting portion The water tightness is maintained.
[0055]
Next, when the first and second members 72 and 74 separated from each other of the joiner 68 shown in FIG. 7 move in an approaching direction due to the earthquake motion, each of the elastically deformable expansion / contraction deformation portion 70 and the strip 14 is moved. The first and second walls 24 and 26 constituting the groove 22, each protrusion 34 fitted to each groove 22, and the sandwiching portion 36 are deformed in a direction to return to the state shown in FIG. The first and second members 72 and 74 can be allowed to move toward each other. Even in the respective moving positions when the first and second members 72 and 74 approach each other, the water tightness of the fitting portion between the protrusions 34 and 34 of the joiner 68 and the grooves 22 and 22 of the strip 14 is maintained. Is retained.
[0056]
As described above, even when there is a relatively large earthquake motion, the joiner 68 does not come off as in the first embodiment, and the water tightness of the inner pipe 16 is maintained, so that the inner pipe 16 is repaired. Time and effort can be reduced. However, the material and size of the expansion / contraction deformation portion 70 and the protrusions 34 and 34 of this embodiment are determined so as to spread until the first and second members 72 and 74 of the joiner 68 are separated from each other by about 50 mm. . Of course, the first and second members 72 and 74 of the joiner 68 are about 50 mm or more by lengthening the dimension of the elastic deformation part 70 that can be elastically deformed and increasing the deformation allowable amount of the protrusions 34 and 34 and the like. Even when they are pulled apart to a predetermined length, they can be stretched and deformed. Further, since the inner surface 76 of the main body 68a of the joiner 68 is formed flat when the inner pipe 16 is constructed, post-processing such as filling the inner surface 76 of the main body 68a with the filler 9 as in the prior art is performed. There is no need.
[0057]
Next, a joiner 80 according to a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The difference between the first embodiment shown in FIG. 1 and the fourth embodiment shown in FIG. 8 is that, as a means for breaking the joiner when the pitch P of the strip 14 is greatly expanded due to ground vibration, for example, In the embodiment, the cutout portion 42 shown in FIG. 1 is provided, whereas in the fourth embodiment, a bent portion 82 shown in FIG. 8 is provided. Other than this, since it is the same as the first embodiment, the same parts are denoted by the same reference numerals and their detailed description is omitted.
[0058]
As shown in FIG. 8, the bent portion 82 has a substantially inverted U-shaped cross section, and is formed by bending a substantially central portion in the width direction of the joiner body 32. The bent portion 82 is continuously formed over the entire longitudinal direction of the main body 32 and protrudes to the outer surface side (the sewer pipe 12 side) of the main body 32.
[0059]
When the inner pipe 16 is formed on the inner surface of the sewage pipe 12, as shown in FIGS. 8 and 2, the widthwise side edges of the spirally wound strips 14 are similar to the first embodiment. Can be joined by the joiner 80, and detailed description thereof will be omitted.
[0060]
As in the first embodiment, after the inner pipe 16 is formed, a backing material 78 such as cement milk is filled between the inner surface of the sewer pipe 12 and the strip 14 and joiner 80. The inner surface 32a of the main body 32 of the joiner 80 has a gap 84 formed by an inverted U-shaped bent portion 82. The gap 84 does not hinder the sewage flow performance in the inner pipe 16. It is formed in a small dimension (for example, about 1 mm or less). Therefore, it is not necessary to perform post-processing such as filling the gap 84 with a filler such as putty. As in the first embodiment, the inner space 40b of the flexible portion 40 is not filled with the backing material 78.
[0061]
According to the joiner 80 of the fourth embodiment shown in FIG. 8, when the pitch P of the strip 14 spirally wound along the inner surface of the sewage pipe 12 is slightly changed, for example, in a narrowing direction or a spreading direction due to ground vibration. In the state where the fitting between the protrusions 34, 34 of the joiner 80 and the grooves 22, 22 of the strip 14 is maintained as it is, the bending portion 82 is elastically deformed in the closing direction or the opening direction, and each protrusion The first and second walls 24 and 26 constituting the strip 34 and the strip grooves 22 of the strip 14 are elastically deformed. Therefore, the joiner 80 does not come off the strip 14. In this state, the watertightness of each pair of fitting portions of the protrusion 34 and the groove 22 is maintained.
[0062]
Next, as shown in FIG. 9, when the pitch P of the strip 14 is greatly expanded due to, for example, ground vibration, the fitting between the protrusions 34 and 34 of the joiner 80 and the grooves 22 and 22 of the strip 14 is shifted. Before the main body 32 is detached, the main body 32 is broken at the bottom 82a of the bent portion 82 by an external force that expands the main body 32 in the width direction. Thereby, the spread of the pitch P of the strip 14 can be allowed.
[0063]
The mechanism for breaking the bent portion 82 is that the gap 84 of the bent portion 82 is expanded by an external force (displacement) that expands the main body 32 in the width direction, and at this time, a large moment acts on the bottom portion 82a of the bent portion 82. As a result, stress concentrates on the bottom 82a and breaks. As described above, since the bottom 82a of the bent portion 82 is broken by using the moment acting on the bent portion 82, the bending is performed when a predetermined external force (displacement) is applied to widen the main body 32 in the width direction. Setting for reliably breaking the portion 82 can be easily performed. As a result, it is possible to reliably prevent damage to the fitting portion between the protrusions 34, 34 of the joiner 80 and the grooves 22, 22 of the strip 14, and allow the pitch P of the strip 14 to be widened.
[0064]
Even when the main body 32 is broken at the bottom 82a of the bent portion 82 and the side portions 44 and 46 of the main body 32 are separated from each other, the joiners 80 are separated from each other as in the first embodiment. The gap 48 between the side portion 44 and the side portion 46 can be watertightly sealed by the flexible portion 40.
[0065]
Similarly to the first embodiment, as shown in FIG. 9, when the side portions 44 and 46 of the joiner 80 are separated from each other, the flexible portion 40 is widened, so that the side portions 44 and 46 are expanded. Can be allowed to move. Further, when the side parts 44 and 46 that are separated from each other of the joiner 80 move in a direction approaching each other due to the earthquake motion, the movement of the side parts 44 and 46 is performed by deforming in the direction in which the flexible part 40 is folded. Can be tolerated. In each state shown in FIGS. 8 and 9 and between the two states, the side portions 44 and 46 of the joiner 80 and the strips 22 of the strip 14 and the strips 22 of the strip 14 are provided. , 22 is not subjected to a large external force, so that the water tightness of each fitting portion is maintained.
[0066]
In this way, even when there is a relatively large earthquake motion, the joiner 80 does not come off the strip 14 and the water tightness of the inner pipe 16 is maintained, so that the labor for repairing the inner pipe 16 is reduced. Can do.
[0067]
Next, fifth, sixth and seventh embodiments of the present invention will be described with reference to FIG. The joiners 86, 88, 90 of the fifth, sixth, and seventh embodiments are modifications of the joiner 80 of the fourth embodiment, and the joiners 86, 88, 90 of the fifth to seventh embodiments. And the joiner 80 of the fourth embodiment are particularly different in the bent portions 82, 92, 94, 96. Since the other configuration, operation, and usage thereof are the same as those of the fourth embodiment, their detailed description is omitted.
[0068]
In the joiner 86 of the fifth embodiment, as shown in FIG. 10A, the cross-sectional shape of the bent portion 92 is an inverted U shape similar to that of the fourth embodiment, but the leg portions 92a, The interval 92a is formed wider than in the fourth embodiment. In this case, since the gap 84 of the bent portion 92 is widened, in order to narrow the opening 92b that opens to the inner surface 32a side of the main body 32 in the gap 84, the side portions 44 and 46 that form the opening 92b. Convex portions 98 are formed at the respective edges.
[0069]
Thus, by forming the convex portion 98, the opening 92b formed on the inner surface 32a side of the main body 32 can be narrowed, and this opening 92b hinders the sewage flow performance in the inner pipe 16. You can avoid it. And since the convex part 98 can be formed and the opening part 92b can be narrowed, the bending part 92 can be formed in a desired shape. When the side portions 44 and 46 of the joiner 86 are separated from each other, the portion where the bent portion 92 breaks is the bottom portion 92c as in the fourth embodiment.
[0070]
The joiner 88 of the sixth embodiment shown in FIG. 10B is obtained by changing the cross-sectional shape of the bent portion 92 to an inverted V shape in the joiner 86 of the fifth embodiment shown in FIG. It is. A portion where the bent portion 94 of the joiner 88 is broken is a bottom portion 94a.
[0071]
The joiner 90 of the seventh embodiment shown in FIG. 10C is obtained by changing the cross-sectional shape of the bent portion 82 to an inverted triangle in the joiner 80 of the fourth embodiment shown in FIG. In the joiner 90 of the seventh embodiment, the end portions 100 and 100 of the side portions 44 and 46 of the main body 32 which are opposed to each other are in contact with each other, whereby the gap 84 of the bent portion 96 is closed. The breakage point of the bent portion 96 of the joiner 90 is either one or both of the bottom end portions (corner portions) 96a and 96a formed in the bent portion 96.
[0072]
Next, a joiner 102 according to an eighth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The joiner 102 of the eighth embodiment shown in FIG. 11 is obtained by providing a notch 104 in the joiner 80 of the fourth embodiment shown in FIG. The notch 104 is a groove and is formed on the outer surface of the main body 32 along the longitudinal direction of the main body 32. Each notch 104 is formed at each position between the side edges 40 a and 40 a of the flexible portion 40 and the bent portion 82.
[0073]
According to this joiner 102, as shown in FIG. 11, the inner tube 16 can be formed together with the strip 14 by using the central portion 106 in which the bent portion 82 is formed. As shown, the inner tube 16 can be used together with the strip 14 to form, for example, a portion of the inner tube 16 with the central portion 106 removed.
[0074]
According to this joiner 102, when the inner tube 16 is formed, the strip 14 is used in a state where the central portion 106 is provided, as shown in FIG. For example, as shown in FIG. 13 and FIG. 14, the central portion 106 can be removed and used for a portion where the pitch P of the strip 14 is narrowed or a portion where the pitch P is wide. In this manner, the joiner 102 is deformed into a shape corresponding to the inner surface shape of the sewer pipe 12 by removing the central portion 106, and the side edges in the width direction of the strip 14 can be joined by the joiner 102. it can.
[0075]
When using the joiner 102 with the central portion 106 removed as shown in FIG. 12, for example, by pulling the central portion 106 of the joiner 102 shown in FIG. The main body 32 may be cut along the two notches 104. As a result, the central portion 106 including the bent portion 82 can be removed from the joiner 102.
[0076]
Next, when the inner tube 16 is formed together with the strip 14 by using the joiner (including the one having the central portion 106 and the one having the central portion 106 removed) 102, As in each embodiment, the strip 14 is spirally wound along the inner surface of the sewer pipe 12 and the pair of protrusions 34 of the joiner 102 are fitted into the pair of grooves 22 of the strip 14. In this way, the side edges in the width direction of the strip 14 are joined by the joiner 102. Thus, the inner tube 16 can be formed. Then, after forming the inner pipe 16, a backing material 78 is filled between the inner surface of the sewer pipe 12 and the strip 14 and the joiner 102. Since other configurations and operations are the same as those of the fourth embodiment, a detailed description thereof will be omitted.
[0077]
The construction example of the joiner 102 shown in FIG. 13 (A) is a case where the joiner 102 shown in FIG. 12 is applied to a portion where the pitch P of the strip 14 is narrow, and the side portions 44 and 46 of the joiner main body 32 are arranged. A gap 110 between the end portion 108 and the end portion 108 facing each other is attached in a very small state. The inner space 40b of the flexible part 40 is not filled with a filler.
[0078]
The construction example of the joiner 102 shown in FIG. 13 (B) is a case where the joiner 102 shown in FIG. 12 is applied to a portion where the pitch P of the strip 14 is wide, and the side parts 44 and 46 of the joiner main body 32 are formed. The end portion 108 and the end portion 108 facing each other are attached in a state of being spaced apart. The inner space 40b of the flexible portion 40 is filled with a filler 112.
[0079]
The construction example of the joiner 102 shown in FIG. 14A is a case where the joiner 102 shown in FIG. 12 is applied to a place where the step 114 is on the inner surface of the sewage pipe 12, and the inner space 40b of the flexible portion 40 is filled. The material 112 is filled.
[0080]
The construction example of the joiner 102 shown in FIG. 14B is a case where the joiner 102 shown in FIG. 12 is applied to the bent portion 116 of the sewage pipe 12, and the filler 112 is provided in the inner space 40 b of the flexible portion 40. Is filled.
[0081]
However, in each of the first to eighth embodiments, the example in which the side edges in the width direction of the strip 14 having the shape shown in FIG. 1 are joined by the joiners 10, 50, 68, etc. has been shown. The side edges in the width direction can be joined by the joiner 10 or the like. In short, any strip may be used as long as the strips 34 or 34 of the joiner 10 or the like are fitted and joined to each other.
[0082]
In the first embodiment shown in FIG. 1, for example, two notches 104 may be provided between the side edges 40 a and 40 a of the flexible portion 40, as in the eighth embodiment shown in FIGS. 11 to 14. . Thus, by providing the two notches 104, it can be used with a central portion formed between the two notches 104, and the central portion is removed. Can be used in
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing a use state of a first embodiment of the present invention.
2 is a longitudinal sectional view showing a state in which an inner pipe is formed on the inner surface of a sewer pipe using the first embodiment of FIG.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view showing a state in which a flexible portion of the joiner of FIG. 1 embodiment has spread due to ground vibration.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view showing a usage state of a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a longitudinal sectional view showing a state in which the expansion / contraction mechanism of the joiner of FIG. 4 second embodiment is extended by ground vibration.
FIG. 6 is a longitudinal sectional view showing a usage state of a third embodiment of the present invention.
7 is a longitudinal sectional view showing a state in which the expansion / contraction deformation portion of the joiner of the third embodiment is extended by ground vibration. FIG.
FIG. 8 is a longitudinal sectional view showing a usage state of a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a longitudinal sectional view showing a state where a bent portion of the joiner of the fourth embodiment is broken and a flexible portion is expanded.
10A is a longitudinal sectional view of a joiner according to a fifth embodiment of the present invention, FIG. 10B is a longitudinal sectional view of a joiner according to the sixth embodiment of the present invention, and FIG. It is a longitudinal cross-sectional view of the joiner which concerns on 7 Example.
FIG. 11 is a longitudinal sectional view of a joiner according to an eighth embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a longitudinal sectional view in which a central portion of the joiner according to the eighth embodiment is removed.
13A is a longitudinal sectional view showing a use state of the joiner from which the central portion of FIG. 12 is removed in FIG. 12, and FIG. 13B is another view of the joiner from which the central portion of FIG. It is a longitudinal cross-sectional view which shows a use condition.
14A is a longitudinal sectional view showing still another usage state of the joiner from which the center part of the eighth embodiment of FIG. 12 is removed, and FIG. 14B is a joiner from which the center part of the eighth embodiment of FIG. 12 is removed. It is a longitudinal cross-sectional view which shows the other use condition of.
FIG. 15 is a longitudinal sectional view showing a use state of a conventional joiner.
[Explanation of symbols]
10, 50, 68, 80, 86, 88, 90, 102 ... Joiner
12 ... sewer pipe
14 ... Strip
16 ... Inner pipe
18 ... the body of the strip
22 ...
24 ... 1st wall
26 ... 2nd wall
32, 50a, 68a ... Joiner's body
32a, 58, 76 ... inner surface of the main body
34 ...
40 ... Flexible part
42 ... notch
52 ... Telescopic mechanism
52a ... guide section
52b ... Slide part
54 ... 1st member
56. Second member
66 ... Seal part
70 ... Expansion / contraction deformation part
72 ... 1st member
74 ... Second member
78 ... Backing material
82, 92, 94, 96 ... bent portion
82a, 92c, 94a ... bottom
96a ... bottom end
104 ... Notch
106 ... Central part

Claims (4)

管、前記管の内面に沿って螺旋状に巻回される帯状ストリップ、前記ストリップの幅方向側縁どうしを接合するジョイナ、および前記管の内面と、前記ストリップおよび前記ジョイナとの間に充填された裏込材を備えた更生管において、
前記ジョイナが、前記ストリップの幅方向一方側縁と嵌まり合う第1突条、および案内部を有する第1部材、前記ストリップの幅方向他方側縁と嵌まり合う第2突条、およびスライド部を有する第2部材、ならびに前記案内部と前記スライド部との隙間を水密封止する水密手段を有し、
前記第1部材および前記第2部材の内面が平坦であり、前記スライド部が前記案内部に案内されることによって、第2部材が前記ストリップの幅方向に移動自在であることを特徴とする、更生管。
A tube, a strip that is spirally wound along the inner surface of the tube, a joiner that joins the widthwise side edges of the strip, and a space between the inner surface of the tube and the strip and the joiner. In the rehabilitation pipe with the back lining material,
A first member having a first protrusion that fits the widthwise one side edge of the strip and a guide member, a second protrusion that fits the other edge of the strip in the width direction, and a slide part. And a watertight means for watertightly sealing a gap between the guide portion and the slide portion,
The inner surfaces of the first member and the second member are flat, and the second member is movable in the width direction of the strip when the slide portion is guided by the guide portion. Rehabilitation tube.
管の内面に沿って螺旋状に巻回される帯状ストリップの幅方向側縁どうしを接合するためのジョイナであって、
前記ストリップの幅方向一方側縁と嵌まり合い、この嵌合部の水密性を保持する弾性シール材で形成した第1突条を有する第1部材、
前記ストリップの幅方向他方側縁と嵌まり合い、この嵌合部の水密性を保持する弾性シール材で形成した第2突条を有する第2部材、および
前記第1部材と前記第2部材とを互いに連結する伸縮変形部を備え、
前記第1部材,前記伸縮変形部および前記第2部材の内面が平坦であり、
前記第1突条および前記第2突条がともに変形可能である、ジョイナ。
A joiner for joining widthwise side edges of a strip that is spirally wound along the inner surface of a tube,
A first member having a first protrusion that is formed of an elastic sealing material that fits with one side edge in the width direction of the strip and maintains the watertightness of the fitting portion;
A second member having a second protrusion formed by an elastic sealing material that fits with the other side edge in the width direction of the strip and maintains water tightness of the fitting portion; and the first member and the second member; It has an elastic deformation part that connects the
The inner surfaces of the first member, the expansion / contraction deformation part and the second member are flat,
The joiner in which both the first protrusion and the second protrusion are deformable.
管の内面に沿って螺旋状に巻回される帯状ストリップの幅方向側縁どうしを接合するためのジョイナであって、
前記幅方向側縁間に配置される帯状部、
前記帯状部に設けられ、前記ストリップの前記幅方向側縁のそれぞれと嵌まり合う第1および第2の突条、
前記帯状部を屈曲して形成された屈曲部、ならびに
幅方向の各側縁が前記帯状部に固着され、かつ前記屈曲部を覆うように形成されたフレキシブル部を備える、ジョイナ。
A joiner for joining widthwise side edges of a strip that is spirally wound along the inner surface of a tube,
A band-like portion disposed between the side edges in the width direction;
First and second ridges provided on the belt-like portion and fitted to each of the widthwise side edges of the strip;
A joiner comprising: a bent portion formed by bending the belt-like portion; and a flexible portion formed so that each side edge in the width direction is fixed to the belt-like portion and covers the bent portion.
管、前記管の内面に沿って螺旋状に巻回される帯状ストリップ、前記ストリップの幅方向側縁どうしを接合するジョイナ、および前記管の内面と、前記ストリップおよび前記ジョイナとの間に充填された裏込材を備えた更生管において、
前記ジョイナが、前記幅方向側縁間に配置される帯状部、前記帯状部に設けられ、前記ストリップの前記幅方向側縁のそれぞれと嵌まり合う第1および第2の突条、前記帯状部を屈曲して形成された屈曲部、ならびに幅方向の各側縁が前記帯状部に固着され、かつ前記屈曲部を覆うように形成されたフレキシブル部を備えることを特徴とする、更生管。
A tube, a strip that is spirally wound along the inner surface of the tube, a joiner that joins the widthwise side edges of the strip, and a space between the inner surface of the tube and the strip and the joiner. In the rehabilitation pipe with the back lining material,
First and second protrusions that are provided in the band-shaped part, the band-shaped part disposed between the side edges in the width direction, and fit to each of the side edges in the width direction of the strip, the band-shaped part A rehabilitating tube comprising: a bent portion formed by bending a bent portion; and a flexible portion formed so that each side edge in the width direction is fixed to the belt-like portion and covers the bent portion.
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