JP3799141B2 - Air outlet structure for vehicles - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車に設備される空調装置の空気吹出口構造に係り、特に1個のダイヤルで、送風量の調整と、空気吹出口の開閉操作を行なうことができるようにした車両用空気吹出口構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車に設備されている空調装置の駆動によって生じる空気を、車室内へ供給するための空気吹出口構造の従来例として、例えば実公昭52−35648号公報で開示されている空気吹出口構造がある。この空気吹出口構造は、図5、図6で示すように、筒形のアウトレットグリル2が、グリルベース1内でピン3を中心として回動される構造となっており、そして、上記のアウトレットグリル2を適宜回転せしめることにより、グリルベース1に設けられている開口部1aを完全閉鎖することができ、またそのアウトレットグリル2を、完全閉鎖位置から約90度回動させることにより、開口部1aが開口し、車室内方向への送風が可能となる。つまりアウトレッドグリル2の回動操作によって、グリルベース1に設けられている開口部1aの開閉を行なうことができるものであり、そのアウトレットグリル2が開口部1aを完全開放する位置から、完全閉鎖する位置までの間で車室内への送風量を調整することができるようにすると共に、送風を要求しないときは、アウトレットグリル2による開口部1aの完全閉鎖によって空気吹出口の見栄えを高めることができる構造となっている。尚4はアウトレットグリル内で軸支されている縦フィン、5は横フィンを示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、かかる従来の空気吹出口構造では、開口部1aから吹き出される空気の風量を、例えば最大供給量の約1/2にしようとするために、上記アウトレットグリル2を半ば閉塞させたとすると、そのアウトレットグリル2の回動向きによって、自と風向が決められてしまい特に風量調整時には、風向を所望位置方向へ調整することが不可能であるといった不具合が生じている。
【0004】
また上記アウトレットグリル2の向きを変えて開口部1aから吐出される送風量が小さくなるように調整した場合には、開口部1aの口縁とアウトレットグリル2の外周面との間を通過する空気の流通抵抗が増大し、これが原因で異音が発生する。
【0005】
また上記アウトレットグリル2の変向動作は、そのアウトレットグリル2に直接触れて、該アウトレットグリル2を回動させるものであるから、そのアウトレットグリル2の変向動作時に、アウトレットグリル2と開口部1aとの間で操作者の指を挟んでしまうこともあった。
【0006】
本発明は、かかる従来の欠点に着目してなされたもので、車両のエアダクトに接続される送風口ケースの内部に送風量を調整するためのダンパーと、風向を調整するためのルーバーを内装したルーバーハウジングとを軸支せしめると共に、上記のダンパーと、ルーバーハウジングの双方を回動させることができる1個のダイヤルを具備せしめて、その1個のダイヤル操作により風量及び風向の調整を行なうことができるようにして、風量及び風向調整のための作業性を高めることを第1の目的としている。
【0007】
また本発明では、ルーバーハウジングによるエア吹出口の閉塞時においては、ダンパーによる送風路の閉鎖を維持させるようにして、エア吹出口とルーバーハウジングとの間でのエア漏れ及びエア漏れによる異音の発生を未然に防止することを第2の目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記第1及び第2の目的を達成せしめるために、請求項1では、エア吹出口を有するフィニッシャに接続される吐気口と、エアダクトに接続される導入口とを有する送風口ケースを備え、そのケース内の上記導入口近傍に、該送風口ケース内部の送風路を開閉させて風量を調整するためのダンパーを軸支せしめると共に、該ダンパーよりも上記送風口ケース内の上記吐気口寄りに、上記エア吹出口を略全閉塞しうる側壁面を有する筒状のルーバーハウジングを軸支せしめ、さらに、上記ダンパーを、上記送風口ケースの全開位置から全閉位置まで回動することができ、かつ上記ダンパーが全閉位置となった後に引き続いて上記ルーバーハウジングを、その側壁面が上記エア吹出口を閉塞する位置まで回動せしめることができる吹出口開閉制御機構を設けた車両用空気吹出口構造であることを特徴としている。
【0009】
また請求項2では、上記の請求項1に加えて、上記吹出口開閉制御機構は、上記送風口ケースの外側に軸支せしめた1個のダイヤルを備え、該ダイヤルには、ダンパーの軸孔と係止されるアームに突設されているガイドピンが遊嵌されて、ダイヤルの回動と連動してダンパーを、全開位置から全閉位置の範囲内で回動せしめるための第2の溝部と、ダンパーが全閉位置となった後に継続されるダイヤルの回動で、ルーバーハウジングの支軸に係合されるピニオンと噛合して、該ルーバーハウジングを、その側面壁が上記エア吹出口を閉塞する位置まで回動せしめるためのラックと、上記ダンパーが全閉位置に達した後は、上記アームに突設されているガイドピンと第2の溝部との係合を解く第1の溝部を設けている車両用空気吹出口構造であることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図1乃至図4に基いて詳細に説明する。先ず本発明の空気吹出口構造を構成する構成部材を図1で説明すると、11は、不図示である車載空調装置のエアダクトに接続される筒状の送風口ケースであって、この送風口ケース11は、前後両方向が開口して、その後方開口部が上記のエアダクトに接続される導入口12Aになっており、また前方開口部は半円筒形状の吐気口12であって、該吐気口12には、エア吹出口13を有するフィニッシャ14が、そのフィニッシャ14に設けられている係止片15と、送風口ケース11に設けられている係止片16との係止作用によって被着される構成となっている。
【0011】
上記送風口ケース11の内部における後方開口部近傍には、送風口ケース11の内部の通風路を開閉し風量制御を行なうためのダンパー17が軸支されている。このダンパー17の周縁には、送風口ケース11の内面との気密性を高めるための枠状シール片18が接着保持されている。さらに上記のダンパー17には、送風口ケース11の外側に位置されるアーム19の一端に設けられている角軸20が送風口ケース11に穿設された貫通孔11Aを介して係合されており、このアーム19の他端にはガイドピン21が突設されている。
【0012】
22は、フイニッシャ14の外側面に形成されている支軸23により回転可能に軸支される軸孔24を有しているダイヤルであって、このダイヤル22には、上記のガイドピン21が遊嵌されるガイド溝25が形成されているが、このガイド溝25は、上記軸孔24を中心とする円弧形状の第1の溝部25Aと、この第1の溝部25Aの一端から軸孔24方向へ延びる第2の溝部25Bとで形成されている。
【0013】
また上記ダイヤル22の側面には、上記軸孔24を中心とする円弧面に沿って形成される円弧状のラック26が形成されており(図1(A)、(B)参照)、このラック26には、ピニオン27が噛合される。このピニオン27の一側には丸軸27Aが突設され、またその中心には角軸孔28が穿設されており、さらにピニオン27の外周面には突起29が突設されている。
【0014】
30は、上記送風ケース11内の吐気口12近傍位置で嵌合位置されるルーバーハウジングであって、このルーバーハウジング30は上下壁面30A、30B及び左右側壁面30C、30Dにより略筒状に形成され、かつこの上壁面30Aは上記エア吹出口13を略閉塞しうる面積を有すると共に上記フィニッシャ14の曲面と略同一の曲面を有する。また、このルーバーハウジング30の内部には、複数枚の横フィン31と、縦フィン32とがルーバーハウジング30に穿設された軸孔33を介して回動可能に軸支される。各横フィン31はリンク34を介して相互に連結され、各縦フィン32はリンク35を介して相互に連結されると共に、中央に位置される一つの横フィン31にはその先端係合爪36Aが縦フィン32に係合するように操作ノブ36が取付けられていて、この操作ノブ36を横方向又は縦方向へ移動することにより各縦フィン32又は各横フィン31を変向させることができる。
【0015】
さらに、上記ルーバーハウジング30の左右側壁面30C、30Dのうち上記ピニオン27側の一方の側壁面30Cには上記ピニオン27の角軸孔28に嵌合する角軸37が突設され(図1(A)参照)、またそれとは反対側の他方の側壁面30Dには丸軸37Aが突設されている(図1(D)参照)。しかして、このルーバーハウジング30の一方の側壁面30C側はその角軸37をピニオン27の角軸孔28に嵌合させることによりそのピニオン27の丸軸27Aを上記送風口ケース11に設けられている左右軸溝39、39の一方に回転可能に嵌合支持させ、またルーバーハウジング30の他方の側壁面30D側はその丸軸37Aを上記送風口ケース11に設けられている左右軸溝39、39の他方に回転可能に嵌合支持させてなる。また、ルーバーハウジング30の左右両側面には、突起38が突設されており、その突起38は、送風口ケース11の左右両側壁の内側面に形成されている弧状溝40内に嵌入されている。なお左右双方の弧状溝40の両端部における溝底には図1(E)で明らかなように、山形の突起41が設けられていて、弧状溝40内で案内される突起38の球状先端部38Aが、その突起41を乗り越えて、弧状溝40の端部に位置されたとき、ルーバーハウジング30が送風口ケース11の内部でガタを生じないように位置決めされるものである。なお送風口ケース11の外側面に突設されているストッパー42は、ダイヤル22の回動位置を規制するものである(図2(C)参照)。
【0016】
以上が本実施形態の部材構成であるが、次にその組立てについて述べる。先ず送風口ケース11の内部に、シール片18を取付けてなるダンパー17を軸支せしめておく。そしてルーバーハウジング30の内部には、リンク34及び35で連結した複数枚の横フィン31及び縦フィン32を軸孔33に軸支せしめた後、該ルーバーハウジング30を送風口ケース11の吐気口12側より送風口ケース11内に組込む。このときルーバーハウジング30の側面に突設された角軸37と丸軸37Aとを送風口ケース11の軸溝39内へ嵌入させると同時に、ルーバーハウジング30の側面に突設されている突起38を送風口ケース11の内側面に形成されている弧状溝40内へ嵌入する。
【0017】
次に、上記送風口ケース11の吐気口12へフィニッシャ14を被せ、該フィニッシャ14を、係止片15及び係止爪16により、送風口ケース11に被着させた後、上記送風口ケース11の軸溝39から側方へ突出されている角軸37に、ピニオン27の角軸孔28を係合させる。
【0018】
次いでフィニッシャ14の側面に突設されている支軸23へ、ダイヤル22に設けられている軸孔24を嵌合支持せしめながら、ダイヤル22に設けられているラック26に上記のピニオン27を対応位置せしめる。その後アーム19の一端に設けられている角軸20を、ダンパー17の軸孔17A内に嵌合させ、またアーム19の他端に設けられているガイドピン21を、ダイヤル22のガイド溝25内に遊嵌させて目的とする空気吹出口を構成する。
【0019】
次に上記空気吹出口の作用について述べる。図2で示すように、ダンパー17が全開位置にあるときのルーバーハウジング30の向きは、そのルーバーハウジング30の送風路軸心が送風口ケース11の送風路軸心と一致するように予め設定し、さらにこのときのダイヤル22はストッパー42に当接されていると共に、上記ダンパー17に回転結合されているアーム19に突設されているガイドピン21は、ダイヤル22に形成されている第2の溝部25Bの第1の溝部25A寄りに位置されている。
【0020】
この状態で不図示の空調装置を駆動すれば、その空調装置からエアダクト(図示せず)を通って送られてくる空気は、送風口ケース11及びフィニッシャ14のエア吹出口13を経て車室内へ送風される。そこで送風をダンパー17の操作で止めたい場合には、フィニッシャ14の前面の長孔14Aから一部が突き出ているダイヤル22の突出部分を図2(C)における矢印方向(A)へ回動させると、そのダイヤル22の回動に追従して、ガイド溝25に係合されているガイドピン21を介してアーム19が、図2(C)における矢印方向(B)の時計方向へ回動する。このアーム19の時計方向への回動に追従して、ダンパー17も送風口ケース11内で回動し、その結果ダンパー17によって送風口ケース11内が閉塞され車室内への送風が中断される(図3参照)。
【0021】
かくして送風口ケース11内がダンパー17により閉塞された時点から、さらに上記のダイヤル22を上記A方向へ回動を継続すると、ピニオン27に設けられている突起29がラック26の端面26Aと当接し、しかる後ラック26とピニオン27とが噛合する。さらにダイヤル22のA方向への回動を継続するとラック26とピニオン27との噛合により、ルーバーハウジング30が図3(C)における矢印方向(C)へ回動し、該ルーバーハウジング30が略90度回動された時点で該ルーバーハウジング30の上壁面30Aによりエア吹出口13が完全閉塞される(図4参照)。このルーバーハウジング30を回動させようとするときのダイヤル22の回動時には、アーム19に設けられているガイドピン21は、ダイヤル22に設けられている第1の溝部25Aに入り込むので、ダンパー17が動作されなくてもダイヤル22の回動を継続させることができる。
【0022】
本実施形態では、上記のようにして、ダンパー17の回動により送風口ケース11内の通気路を完全閉塞した後にフィニッシャ14に設けられているエア吹出口13を完全閉塞することができ、またその状態から逆の方向へ戻すダイヤル操作をすることによってエア吹出口13が完全に開放されるので、ダイヤル22によりダンパー17の角度を所望の角度にすれば不図示のエアダクトから送られてくるエアーを所望の風量で車室内へ送風することができるものである。
【0023】
【発明の効果】
以上のように、この発明の車両用空気吹出口構造によれば、1個のダイヤル22の操作で、ダンパー19と、ルーバハウジング30を動作させることができ、これにより、1個のダイヤル22で、車室内への送風量の調整と、不使用時におけるエア吹出口13の閉塞操作を行なうことができるので、操作性に優れている。
【0024】
また本発明では、ダンパー19の回動により送風口ケース11内の送風路が完全に閉塞された後でないとエア吹出口13が閉塞できず、又エア吹出口13が完全に開放された後でないと上記送風路を開くことができない構造となっているので、ルーバーハウジング30の動作に伴なうエア吹出口13の閉塞途中、又は開放途中におけるルーバーハウジング30とエア吹出口13との間隙から送風漏れが生じるようなことがなく、これにより送風漏れによる異音の発生等を未然に防止することができる。
【0025】
またルーバーハウジング30によるエア吹出口13の閉塞時には、そのルーバーハウジング30の上壁面30Aがフィニッシャ14の表面と面一となって段差を生じないので空気吹出口の見栄えが向上する。
【0026】
さらに本発明では、ダンパー17及びルーバーハウジング30を回動させるための操作は、空気吹出口の正面側方で一部が突設されているダイヤル22を回動させるという単純な操作で行なうことができるので、風量調整作業及びエア吹出口13の開閉作業が容易であり、また従来のようなエア吹出口13とルーバーハウジングとの間で指を挟み込むようなこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明よりなる空気吹出口構造の分解斜視図、(B)はダイヤルの反対面を示す斜視図、(C)は(A)におけるピニオンの他の側面を示す斜視図、(D)は(A)におけるルーバーハウジングの矢視Dの斜視図、(E)は弧状溝の内部を示す断面図。
【図2】(A)は本発明よりなる空気吹出口構造の正面図、(B)はその側断面図、(C)はその右側面図。
【図3】(A)は本発明よりなる空気吹出口構造のダンパー閉塞時の正面図、(B)はその側断面図、(C)はその右側面図。
【図4】(A)は本発明よりなる空気吹出口構造のダンパー及びエア吹出口の閉塞時の正面図、(B)はその側断面図、(C)はその右側面図。
【図5】従来の空気吹出口を示した正面図。
【図6】図5の要部断面図。
【符号の説明】
11…送風口ケース 11A…貫通孔
12…吐気口 13…エア吹出口
14…フィニッシャ 14A…長孔
15…係止片 16…係止片
17…ダンパー 18…シール片
19…アーム 20…角軸
21…ガイドピン 22…ダイヤル
23…支軸 24…軸孔
25…ガイド溝
26…ラック 26A…端面
27…ピニオン 27A…丸軸
28…角軸孔 29…突起
30…ルーバーハウジング
30A,30B…上下壁面
30C,30D…左右側壁面
31…横フィン 32…縦フィン
33…軸孔 34…リンク
35…リンク
36…操作ノブ 36A…係合リンク
37…角軸 37A…丸軸
38…突起 38A…球状先端
39…軸溝 40…弧状溝
41…突起 42…ストッパー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE
[0002]
[Prior art]
As a conventional example of an air outlet structure for supplying air generated by driving an air conditioner installed in an automobile into a passenger compartment, there is an air outlet structure disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 52-35648, for example. . As shown in FIGS. 5 and 6, this air outlet structure has a structure in which a
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a conventional air outlet structure, if the
[0004]
Also, when the direction of the
[0005]
Further, since the turning operation of the
[0006]
The present invention has been made paying attention to such conventional drawbacks, and is equipped with a damper for adjusting the amount of air flow and a louver for adjusting the direction of air inside the air outlet case connected to the air duct of the vehicle. The louver housing can be pivotally supported, and the above-described damper and the louver housing can be provided with one dial that can be rotated, and the air volume and direction can be adjusted by operating the one dial. The first object is to improve the workability for adjusting the air volume and the wind direction.
[0007]
In the present invention, when the air outlet is closed by the louver housing, the air passage between the air outlet and the louver housing is maintained between the air outlet and the louver housing so that the air passage is closed by the damper. The second purpose is to prevent the occurrence.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the first and second objects, in
[0009]
According to a second aspect of the present invention, in addition to the first aspect, the blower opening / closing control mechanism includes a single dial pivotally supported on the outer side of the blower case, and the dial includes a shaft hole of a damper. A guide pin projecting on the arm to be locked is loosely fitted, and a second groove for rotating the damper within the range from the fully open position to the fully closed position in conjunction with the rotation of the dial The rotation of the dial that continues after the damper reaches the fully closed position meshes with the pinion engaged with the support shaft of the louver housing, and the side wall of the louver housing A rack for rotating to a closing position, and a first groove portion for releasing the engagement between the guide pin protruding from the arm and the second groove portion after the damper reaches the fully closed position are provided. The air outlet structure for vehicles It is characterized in that.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below in detail with reference to FIGS. First, components constituting the air outlet structure of the present invention will be described with reference to FIG. 1.
[0011]
In the vicinity of the rear opening inside the
[0012]
[0013]
An arc-
[0014]
[0015]
Further, of the left and right side wall surfaces 30C and 30D of the
[0016]
The above is the member configuration of the present embodiment. Next, the assembly will be described. First, a
[0017]
Next, a
[0018]
Next, while the
[0019]
Next, the operation of the air outlet will be described. As shown in FIG. 2, the direction of the
[0020]
If an air conditioner (not shown) is driven in this state, air sent from the air conditioner through an air duct (not shown) passes through the
[0021]
Thus, when the
[0022]
In the present embodiment, as described above, the
[0023]
【The invention's effect】
As described above, according to the air outlet structure for a vehicle of the present invention, the
[0024]
In the present invention, the
[0025]
Further, when the
[0026]
Further, in the present invention, the operation for rotating the
[Brief description of the drawings]
1A is an exploded perspective view of an air outlet structure according to the present invention, FIG. 1B is a perspective view showing an opposite surface of a dial, and FIG. 1C is a perspective view showing another side surface of a pinion in FIG. FIG. 4D is a perspective view of the louver housing in the direction of arrow D in FIG.
2A is a front view of an air outlet structure according to the present invention, FIG. 2B is a side sectional view thereof, and FIG. 2C is a right side view thereof.
3A is a front view of the air outlet structure according to the present invention when the damper is closed, FIG. 3B is a side sectional view thereof, and FIG. 3C is a right side view thereof.
4A is a front view of the air blower outlet damper according to the present invention when the air blower is closed, FIG. 4B is a side sectional view thereof, and FIG. 4C is a right side view thereof.
FIG. 5 is a front view showing a conventional air outlet.
6 is a cross-sectional view of the main part of FIG.
[Explanation of symbols]
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