JP3798827B2 - テクスチャー画像と特殊ビデオ効果を生成する方法及びその装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明はテクスチャービデオ画像を生成する方法に係り、特に、ビデオ画像シーケンスに特殊効果を含めるため実時間的でビデオにテクスチャーを生成する方法に関する。
更に、本発明は上記方法を実現する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特殊効果と、殊にコンピュータで生成された画像は映画において周知である。テレビジョンにおいて特殊効果は、一般的に、モザイク、画像の変形、又は、巧妙な画像のつなぎに限定されている。しかし、テレビジョンの分野においても、多数のコンピュータで生成された画像(或いはシーケンス)、殊にテクスチャー画像を作成することが必要とされることがある。現在の専門家用ビデオ装置は、他の画像が上に重ねられる背景画像を作成する場合にだけ使用される粗雑な繰り返しのモティーフ(motif) の形でテクスチャー画像を生成することが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ビデオ画像に散りばめられ、或いは、例えば、芸術的又は公開的な応用のためのシーケンスを生成するために一連の画像に混合用鍵として使用することができるテクスチャーを非常に広い範囲で選択し得るテクスチャービデオ画像を生成する新規の方法を提案する。
【0004】
その上、本発明は、唯一のテクスチャー生成方法を使用して、ステージ又はスタジオの装飾用に織物模様、大理石模様、及び、大気模様(雲模様、霧模様)の如くのテクスチャーを生成し得るテクスチャービデオ画像を生成する新規の方法を提案する。
提案するテクスチャービデオ画像の生成方法は、完全にパラメータで制御されるので、動画化したシーケンスを生成するために外観の変更、或いは、テクスチャーの引伸しを容易に行い得る。
【0005】
最後に、本発明の主たる目的は、実時間的、即ち、毎秒25画像、毎秒30画像等の周期でテクスチャービデオ画像を生成し得る新規の方法を提供することである。
本発明の他の目的は上記の方法を実現する装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記本発明の目的を実現するために、本発明のテクスチャービデオ画像の生成方法は、
ユーザ定義パラメータにより定められ、僅少なブラウン運動形の信号を発生するフラクタル補間関数に基づく微視的なテクスチャーを生成する段階を含み、
上記生成された画像は、サイズがL×Wであり、Lはスクリーン内のアクティブなラインの本数であり、Wはライン毎の点の数であり、
前記方法は、
上記画像をサイズがdl×dh画素のNbc=Bl×Bh個のブロックに分割するステップと、
【数7】
により定められたフラクタル関数を使用するステップとを有し、
整数Bl及びBhは前記ブロックの水平及び垂直位置をそれぞれ表わし、
rは欠損性又は不規則性因子(r>1)であり、
Dは必要とされるフラクタル次数としてH=(3−D)であり、
Nは1画素或いは画像エレメント内に定義をするよう固定されたパラメータであり、
Spln(x,y)は整数の座標で生成された点の格子における実際の点(x,y)のB−スプライン補間であり、
上記関数Spln()の定義域は〔0,Bl〕×〔0,Bh〕であり、
前記関数Spln(r k x,r k y)は組(r k x,r k y)の値を集合〔0,Bl〕×〔0,Bh〕にマッピングすることにより計算されることを特徴とする。
【0010】
本発明による方法は、フラクタル関数の画像と、ユーザインタフェース(コンピュータ又は専用端末)を介して入力されたユーザ定義パラメータとを受け、微視的なテクスチャーを生成するモティーフ生成段階を更に有する。
上記の段階は、例えば、織物模様又は大理石模様の如くのテクスチャーを生成するのに特に有効である。「フラット」なテクスチャーの画像、即ち、面に「マッピング」されていない画像がこの段の出力に得られる。この段の出力において、テクスチャーの微視的なモティーフの設計、或いは、テクスチャーの微視的なモティーフの複製の何れかを得ることができる。その上、フラクタル関数をモティーフ上の位相的ノイズとして利用し、或いは、フラクタル関数を画像上の付加的ノイズとして利用することが可能である。更に、この段階により、二つの糸状のモティーフを織り合わせ、かつ、色を付けることが可能になる。
【0011】
好ましい一実施例において上記の段階は関数:
M1(x,y)=Spln1(r x x + dpx F(x,y), r y y + dpy F(x,y))
M2(x,y)=Spln2(r x x + dpx F(x,y), r y y + dpy F(x,y))
に基づき、式中、rx 及びry は夫々x及びyにおけるモティーフの複製係数であり;dpx 及びdpy は夫々x及びyにおけるモティーフの位相ずれ係数であり;F(x,y)は点(x,y)におけるフラクタル関数の値であり;M1 (x,y)はxに関しrx 回、yに関しry 回複製され、xに関しdpx F(x,y)、yに関しdpy F(x,y)で位相をずらされたモティーフP1 の点(x,y)における値であり;M2 (x,y)はxに関しrx 回、yに関しry 回複製され、xに関しdpx F(x,y)、yに関しdpy F(x,y)で位相をずらされたモティーフP2 の点(x,y)における値である。
【0012】
本発明の他の特徴は、上記方法はテクスチャー画像を面にマッピングし得る再サンプリング段階を更に有することである。
好ましい一実施例において、上記再サンプリング段階は出力−入力法を用いて行われる。
本発明の他の特徴は、表示点に対する距離の関数として面の点の明度を減衰させることにより画像に奥行き効果が付加されることである。
【0013】
上記の方法を実現する本発明の装置はSpln()関数の計算用の特定な回路を含む。
特定の例において、Spln()関数を計算する回路は、最初に、マトリックス計算:
【0014】
【数8】
【0015】
の実行を可能にし、次いで、第2の計算:
【0016】
【数9】
【0017】
と、〔y0 y〕の掛算を行う。
【0018】
【実施例】
本発明は添付図面を参照して以下の一層詳細な説明によってより良く理解できるであろう。
本発明によるテクスチャービデオ画像の生成は、ユーザ定義パラメータから微視的なテクスチャーを生成する第1の段階を有する。実際上、シーンの画像には以下の二通りの情報の形:画像の区域を画定する輪郭及び各区域に含まれる面の性質が含まれる。後者の情報の形はテクスチャーと呼ばれ、画像の種々の部分を関連付ける関係を表わす。その上、テクスチャーは、一般的に、以下の二つのクラス:巨視的なテクスチャー及び微視的なテクスチャーに分類される。巨視的なテクスチャーは、周知の規則に従って空間的に組織化された局部的プリミティブ又は基本モティーフにより画定され、一方、微視的なテクスチャーは確率の法則に従って画素の位置及び色を決定する確率論的な構造により画定される。
【0019】
微視的なテクスチャーを生成するため多数のアルゴリズムが使用されている。しかし、一般的に、芸術の専門家に周知の上記アルゴリズムの生成し得るテクスチャーはある種の形に限定されている。例えば、強い方向性又は規則性を示す縞模様の如くのテクスチャー、或いは、紙又は織物を模倣するテクスチャーはマルコフ場によりモデル化することができる。この方法の欠点は、その繰り返し性構造に起因する複雑さである。例えば、砂又は草を模倣する別のテクスチャーは自動回帰法により得ることができる。上記の方法は常に安定であるとは限らないという欠点がある。
【0020】
雲又は霧のような自然物のテクスチャーを生成するため、フラクタル法が使用される。フラクタルはすべてのサイズのレベルで同一のモティーフを示す構造をなすので、その構造が拡大された場合に、サイズのもっと小さい場合と同じモティーフが存在する。フラクタルは位相的な次数と比較し得るフラクタル次数により特徴付けられる。直線は位相的な次数1を有し、平面は位相的な次数2を有する。これに対し、1−パラメータのフラクタル構造は、平面を占有する程度に依存して1と2の間のフラクタル次数を有する。このことは、例えば、フラクタル構造の構成法を説明する図1に示されている:セグメント1を長さが1/3である三つのセグメントに切断し、中央のセグメントを長さが1/3である別の二つのセグメントで置き換えると、構造2が得られる。新しいセグメントの各々に対しすべてのサイズのレベルでこの処理を繰り返すことにより、構造3が得られる。かかる構成法によれば、上記の構造はすべてのサイズのレベルで相似性を示し、次数は1.2である。
【0021】
本発明によるテクスチャービデオ画像の生成方法は、画質、殊に、高解像度画像の点を考慮すると共に微視的なテクスチャーを実時間で生成する特定のフラクタル補間関数を使用する。上記フラクタル関数は、霧又は雲等の自然物のテクスチャー、織物、大理石等のテクスチャー、及び、すべてのサイズのレベルで繰り返された幾何学的モティーフから構成されるテクスチャーのような数種類のテクスチャーの基本形を生成し得る。
【0022】
使用されるフラクタル補間関数はFbm(僅少なブラウン運動)関数であり、かつ、式:
【0023】
【数10】
【0024】
により特定され、式中、rは欠損性又は不規則性因子(r>1)であり;H=(3−D)であり、ここで、Dは必要とされるフラクタル次数であり;Nは1画素或いは画像エレメント内に定義をするよう固定されたパラメータであり;Spln(x,y)は整数の座標で生成された点の格子において実際の点(x,y)のB−スプライン補間である。上記格子状の点の値は、求めるフラクタルに依存して無作為的或いは決定論的な形である。
【0025】
本発明において、関数F()はサイズがW×Lである画像を生成し得るよう定められ、Wはライン毎の点の数であり、Lはスクリーン内の作動的なラインの本数である。ビデオ画像の生成を含む本発明の基本構造において、画像サイズは720×576から高解像度1920×1250までとし得る。この種の高解像度を実現するため、スクリーンはサイズがdl×dh画素であるNbc=Bl×Bh個のブロックに分割され、ここで、整数Bl及びBhは、図2に示す如く、夫々水平及び垂直位置を表わす。かかる場合に、ブロックの隅は、図2に示す如く、(0,0)から(Bl,Bh)までの整数座標を有するNpt=(Bl+1)×(Bh+1)個の点をなす。従って、xi が空間〔0,W−1〕に属しyi が〔0,L−1〕に属する場合に、スクリーンの点(xi ,yi )に対し以下の式によりF(x,y)を計算する:
【0026】
【数11】
【0027】
かくして、Npt個の整数座標(0,0)乃至(Bl,Bh)において値が得られるので、Spln()関数を定めることができる。
式(1)に従ってr>1及びk<0の場合にSpln(rk x,rk y)を計算する必要がある。即ち、〔0,Bl〕×〔0,Bh〕であるSpln()の定義域の外側を取り扱う。そのため、x及びy方向に周期性を与えることによりこの領域を拡張し:
i∈ 0,Bh であるすべてのiに対し、Spln(Bl,i)=Spln(0,i)
j∈ 0,Bl であるすべてのjに対し、Spln(j,Bl)=Spln(j,0)
全てのk∈N及びl∈Nに対し、Spln(x,y)=Spln(x + k*Bl, y + l*Bh)
が得られる。
【0028】
Spln(rk x,rk y)を計算するためには、組(rk x,rk y)の値を集合〔0,Bl〕×〔0,Bh〕にマッピングすれば足りる。
その上、殊に霧模様又は雲模様の場合にできる限り均一な微視的テクスチャーを得るために、Spln()関数として三次関数が選択される。この場合に、画像内のあらゆる不連続性を回避するため16点に基づく補間関数を使用する。従って、点Pxyにおける値は式:
【0029】
【数12】
【0030】
によって定められ、式中、
【0031】
【数13】
【0032】
であり、MB は双三次多項式の係数の計算を可能にするマトリックスである。
好ましくは、MB は:
【0033】
【数14】
【0034】
で与えられる。
表記:
【0035】
【数15】
【0036】
U=MB X
V=MB Y
を使用すると、式(3)は、
Spln(Px,y )=UT PV
と表わされ、式中、Tは転置演算子である。
【0037】
スクリーン上にNpt個の点の格子を作ることにより、次数NbcのテーブルP〔〕に格納し得るNbc個のマトリックスPの集合が得られる。
上記の場合において、スクリーンの点(xi ,yi )を選択するためのマトリックスのテーブルP〔〕のインデックスIは、式:
I = (xi div dl) + Bl×(yi div dh)
により計算され、式中、div は整数除算演算子を表わす。
【0038】
上記の如く定めることにより、P11とP21の距離はdl画素であり、P11とP12の距離はdh画素である。ベクトルXはdl個の値だけを採り、ベクトルYはdh個の値だけを採る。点でのSpln()の計算は、マトリックスPとベクトルUを先に乗算し、その結果とベクトルVを乗算することだけが必要とされるようdl個のベクトルUとdh個のベクトルVを事前に計算することが可能である。
【0039】
関数(1)のパラメータN及びrを考慮することにより、N+1は並行して実行し得るSpln()の計算の回数を定め、欠損性rは周波数空間における幾何学的な推移を定める。Spln()はBl×Bh個の点の格子のB−スプライン補間であるため、高周波数域においてSpln()のサンプルは、スペクトル上の問題を回避するためBl×Bh画素のサイズよりも小さくできない。その上、Nはrに直接関連付けられる。
【0040】
式(1)及び(2)の関係から、幅BlのSpln()のサンプルは式:
xi =lに対し、rN x=l
【0041】
【数16】
【0042】
により特定され、これにより、
【0043】
【数17】
【0044】
が得られる。
従って、rの信頼性が高くなるに従って、Nは大きくなる。周波数空間における推移を確実に緩めるためrに対して小さい値を有し、並行して行なう演算を最小限に抑えるためNに対し小さい値を有することが利点である。
テクスチャー化した4/3ビデオ画像を生成する基本構成において、N=5及びr=2とし得る。
【0045】
以下に図3を参照してモティーフ生成段について説明する。この段において、微視的テクスチャー生成フェーズの間に生成されたフラクタル関数F()は入力として受けられ、その出力に「フラット」テクスチャーの画像、即ち、面にマッピングされていない画像が得られる。この段において、テクスチャーの微視的モティーフを複製し、モティーフの位相ノイズ及び画像の付加的ノイズとしてフラクタル関数を取り込むことにより、テクスチャーの微視的モティーフが生成される。かくして、二つの糸状のモティーフを織り合わせ、かつ、色を付けることが可能になる。
【0046】
上記の如く、テクスチャーは巨視的及び微視的なレベルで想定することができる。巨視的テクスチャーを生成するため、プリミティブが一般的に使用される。上記の段において、例えば、爬虫類の皮膚、又は、織物の二本の糸を表わすことが可能であるP1 及びP2 と呼ぶ二つのプリミティブを組合せることができる。巨視的テクスチャーを得るため、上記プリミティブは画像内でx及びyに関し複製される。テクスチャーの微視的構造及びプリミティブの見え方の変化は、前段のフラクタル関数F()をプリミティブの位相の動きに相関したノイズ、或いは、画像に相関したノイズの形で取り入れることにより実現される。二つのプリミティブP1 及びP2 は、単一のプリミティブを利用する場合には同じ値を有してもよく、或いは、フラクタル側を優勢にすることを望む場合には中間の値を有してもよい。
【0047】
本発明の方法において、プリミティブP1 及びP2 を計算するために上述のスプライン関数を使用する。図3に示す如く、各プリミティブはB−スプライン関数による複製の関数として補間するNpt個の点により特徴付けられる。かくして、同図の(A)はP1 を画定するNpt個の点を表わし、同図の(B)はP2 を画定するNpt個の点を表わし、同図の(C)はモティーフP1 及びP2 を複製することにより得られる巨視的構造を表わす。大凡、巨視的テクスチャーを生成するため以下の関数を使用する。
【0048】
Spln1 ()は点P1 のテーブルを有するSpln()であり、Spln2 ()は点P2 のテーブルを有するSpln()であると想定する。次いで、関数M1 及びM2 :
M1(x,y)=Spln1(r x x + dpx F(x,y), r y y + dpy F(x,y))
M2(x,y)=Spln2(r x x + dpx F(x,y), r y y + dpy F(x,y))
を定め、式中、rx 及びry は夫々x及びyにおけるモティーフの複製係数であり;dpx 及びdpy は夫々x及びyにおけるモティーフの位相ずれ係数であり;F(x,y)は点(x,y)におけるフラクタル関数の値であり;M1 (x,y)はxに関しrx 回、yに関しry 回複製され、xに関しdpx F(x,y)、yに関しdpy F(x,y)で位相をずらされたモティーフP1 の点(x,y)における値であり;M2 (x,y)はxに関しrx 回、yに関しry 回複製され、xに関しdpx F(x,y)、yに関しdpy F(x,y)で位相をずらされたモティーフP2 の点(x,y)における値である。
【0049】
上記のモティーフ生成段から面に生成される微視的又は巨視的なテクスチャーのマッピングを行い得る。かかるマッピングは再サンプリング段を有することにより実現され、この再サンプリングは「出力−入力(output-to-input) 」法として周知の方法を使用して行うことが好ましい。かかる方法により、二つの画像の画素間の変換を計算する際にフィルタリングの欠点を回避し得る。この例において、地面、天井、壁等の平面にテクスチャーをマッピングする際に使用される方法を以下に図4の(A)乃至(C)を参照して説明する。かかる例において、3次元空間(O,X,Y,Z)のテクスチャー面のスクリーンの平面への透視投影が選択されている。このため、以下の演算:
・フラットなテクスチャー面を空間に配置
・表示スクリーンを空間に配置
・コンバージェンス点として機能する表示点を空間に配置
を行うことが必要である。
【0050】
図4の(A)乃至(C)を参照し、その例に限定されることのない表示点の座標の計算及びテクスチャーの天井へのマッピングのための変換について説明する。表示点に関し透視投影の対象物を配置する技術は、コンピュータによる画像生成の分野で周知の「光線追跡」と呼ばれる方法から得られる。他の面は、同様の方法又はスクリーン面の中心に関し回転することにより得ることができる。
【0051】
同図の(A)に示す如く、以下の表記を使用する:
(Oi ,Xi ,Yi )は最初のテクスチャー面の平面であり、画像の次数を有しモティーフ生成段で生成され、即ち、点C0 、C1 、C2 及びC3 の座標は、夫々、(0,0)、(0,L−1)、(W−1,L−1)及び(W−1,0)であり;
(Oe ,Xe ,Ye )はスクリーンの平面であり;
(Xpv,Ypv)は表示点の平面(Oe ,Xe ,Ye )に垂直な投影であり;dは表示点と点(Xpv,Ypv)との距離であり;
C1 ’(X1’,Y1’)は表示点に関するスクリーン平面へのC1 (X1,Y1)の透視投影であり、C0 ’、C1 ’、C2 ’、C3 ’は、夫々、C0 、C1 、C2 、C3 の投影である。
【0052】
テクスチャー画像及びスクリーンは、スクリーン平面が、例えば、スタジオを表わす立体の正面と一致するよう配置される。次いで:
C0 ’=C0
C3 ’=C3
が得られ、C1 ’及びC2 ’はスクリーンを中央で垂直方向に切断する軸に対し対称的である。
【0053】
点(Xpv,Ypv)はスクリーンを中央で垂直方向に切断する軸にあり、その軸に垂直な軸上で観察する。
次いで、Ypvと、dと、(Oe ,Xe ,Ye )に投影された点と(Oi ,Xi ,Yi )の点との関係とを求めることが必要である。
同図の(B)に示す平面図から関係:
【0054】
【数18】
【0055】
が導かれる。
同様に同図の(C)に示す側面図から関係:
【0056】
【数19】
【0057】
が導かれる。
台形状(C0 ’,C1 ’,C2 ’,C3 ’)のスクリーン上の点(X’,Y’)に対し、テクスチャー平面の元の点(X,Y)の座標を以下の如く計算することができる:
【0058】
【数20】
【0059】
テクスチャー画像の面へのマッピングの実行に加えて、奥行き効果を付加することも可能である。これは表示点からの距離の関数として面の点の明度を減衰させることにより得られる。散漫反射の強度は次式により与えられることは周知であり:
I=Ii .kd cosτ
式中、Ii は入射光度であり;kd は面の反射率であり;cosτは、入射光線ベクトルIと、点Pにおける面に対する法線nとのスカラー積に一致する。
【0060】
従って、散乱光の強度は、面と表示点との距離Spvの平方に反比例して減少する。この距離は:
【0061】
【数21】
【0062】
により表わされる。
奥行きの効果が一層容易に認められるよう面の奥行きに関し(換言すれば、Yの項に関し)際立つ明度を横方向よりも減衰させることが好ましい。このために、Yに関する項と比較してXに関する項を無視することができる。distSPV に対する上述の式に定義される如く、XをY’の関数として表わし、上述の簡略化を行うことにより、Y’の関数として減衰(attenuation) :
【0063】
【数22】
【0064】
に対する式が得られ、式中、Cは正規化定数である。
本発明の補足的な特徴は、再サンプリング段で得られた要素を使用することにより雲模様にレリーフを加えることが可能であるという点であり、再サンプリング段により、コンピュータで生成され、例えば、光の吸収効果を有する雲模様の天井を表わす画像が得られる。再サンプリングレベルにおいて、フラクタル面の特性を有しモティーフ生成段の出力で得られる画像を入力として取り込む。かかる画像の各画素に対し画素の値に比例する厚みを関連付ける。モティーフ生成段からのフラクタル画像は、その表面がフラクタル的である立体を生成するために使用される。この立体は次いで上述の天井の如く空間(0,X,Y,Z)に置かれる。この例の場合における計算法は、テクスチャー画像の面へのマッピングに関し説明したのと同様に「光線追跡」により得られる。図5の(A)及び(B)に上記の段を示す。
【0065】
同図の(A)において、ngで示される濃淡レベルは、雲模様を通過する光の吸収に実質的に比例し、ngは式:
【0066】
【数23】
【0067】
に比例するとして与えられ、式中、α及びβは正規化定数である。
上記の式を解く一つの方法は、同図の(B)に示す如く、画素を走査するにつれて加算が進行することが認められるよう積分を離散化して積分を加算に変換することである。水平線の点から始めて、スクリーンの上部の点に向かって列毎に、上記の如くスクリーンの各画素C’に対しテクスチャー平面上の元の点Cの座標を計算する。Cにおけるフラクタル画像の値は雲模様の厚みhを与える。次いで、Cにおいて垂直方向に透過する光の吸収による影響をうけるスクリーンの画素数を知るため、スクリーン上の高さhの投影he を計算する。
【0068】
【数24】
【0069】
スクリーンのセグメント〔(X’,Y’),(X’,Y’−he )〕を考え、セグメントの各ポイントC”(X’,Y”)(Y”はY”∈〔Y’,Y’−he 〕)に対し、項:
Δng = exp( α.d1(Y',Y",h) + β.d2(Y',Y",h))
を計算する。
【0070】
得られた項は画素C”の値に加算される。スクリーンの水平線から上部に進むにつれて、幾つかの項ΔngがC”において計算され、画素に与えられる。このようにして、極めて充分な視覚的効果を有する指数関数の近似が得られる。
しかし、C”において計算された項Δngは、関数(exp)と、式:
【0071】
【数25】
【0072】
により与えられる α.d1 +β.d2 の計算を使用するので依然として複雑である。
実際には関数(exp)を実装するためにサイズが予め定められているテーブル(exp〔〕)を作成することによって問題を簡略化することが可能である。このテーブルは何ら不利な影響を認めることなく1024個の値に制限することができた。かかる場合に、上記のα.d1 +β.d2 はテーブルexp〔〕のインデックスになり、正規化係数α及びβは、α.d1 +β.d2 の値を〔0,1023〕の範囲の整数にマッピングする。
【0073】
明度が10又は12ビットで符号化される画像を提供する上述の演算に加えて、モティーフ生成段の出力において、画素がモティーフP1 或いはモティーフP2 の色を採用するかどうかを示すため画素毎に補足的なデータビットを使用してもよい。かかる場合に、各画素に対し1ビットが色のLUT(ルックアップテーブル)を選択し、残りの10ビットは色を決める。
【0074】
以下では、上述の種々の段を720×576又は4:2:2のTV(テレビジョン)画像の生成に適用する例について説明する。
720×576のフォーマットのTV画像に対し、L=576、W=720と表わされ:
Bl=12, Bh=9;
Dl=60, Dh=64;
Npt=130, Nbc=108;
を選定する。
【0075】
r及びNの値に関しては、r=2及びN=5を選択することが好ましい。
r=2はSpln関数の効果を認めるのに最適的なrの値である。
電子回路においてr2kによる乗算はビットシフトで実行することができる。
r=2の場合にはN=5である。この場合には、各画素に対し関数F()を得るためSpln()を6回計算することが必要であり、集積回路に実装するのには依然として妥当である。
【0076】
各パラメータHに対し、6個の乗算項rkHを迅速に事前に計算し、テーブルC〔〕に格納することが可能である。
以下に、上記の内容に基づいてF()を計算し、モティーフを生成し、レリーフの影響をTVフォーマットに与え、或いは、与えることなくモティーフを再サンプリングする種々のアルゴリズムを示す。
【0077】
F()の計算アルゴリズム(4:2:2画像):
テーブルP〔〕は初期化され、U〔〕、V〔〕及びC〔〕は計算されていると仮定する。
尚、上記アルゴリズム中のModはモジュロー演算子であり、divは整数除算演算子を表わす。
【0078】
モティーフ生成アルゴリズム(4:2:2画像):
尚、上記アルゴリズム中、aは付加的な相関ノイズ係数であり;
Color()はモティーフ1又はモティーフ2の何れの色であるかを定める
数であり;
Odd_duplicate()はサンプルの織り合わせのテスト関数である。
再サンプリング計算アルゴリズム (4:2:2 画像 )
テーブルY1〔〕、Y2〔〕、Xvp及びdは事前に計算されていると仮定する。
【0079】
テクスチャー平面に画素(X,Y) を配置し、スクリーン上の(X',Y') にそれを表示する。
【0080】
(Y'<Y1')ではないならば 背景(X',Y') を表示する(ELSE display _ba ckground(X',Y')) ** (X',Y') は台形(C0',C1',C2',C3') の下側である。
【0081】
再サンプリング計算アルゴリズム(4:2:2画像)
テーブルY1〔〕、Y2〔〕、Y3〔〕、attenuation 〔〕、d3 〔〕、Xvp及びdは事前に計算されていると仮定する。
【0082】
【0083】
【0084】
尚、上記アルゴリズム中、display(buffer,X’,Y’,val)は、バッファ平面bufferの画素pixel(X’,Y’)で値valを表示する。
【0085】
pixel_value(buffer,X,Y)は、点(X,Y)における値をバッファ平面bufferにマッピングする。
以下に、特に、図6乃至17を参照してr=2及びN=5の場合に関する上述の処理を行う装置の実装モードを説明する。
かかる例の場合に、フラクタル関数F(x,y)は:
と表わされる。
【0086】
従って、Spln(rk x,rk y)を計算するには、組(rk x,rk y)の値を集合〔0,Bl〕×〔0,Bh〕にマッピングすれば充分である。
図6は特に関数Spln()を計算し得る「FitMat」とラベルを付けられた特定の回路の結合を示す図である。第1の回路は以下のマトリックスを乗算する第1のマトリックス計算を実行する:
【0087】
【数26】
【0088】
にベクトル
【0089】
【数27】
【0090】
を乗算する。
このため、係数P00 P01 P02 P03及びP10 P11 P12 P13はRAM(ランダムアクセスメモリ)に格納され、一方、ベクトルX0 X1 X2 X3 の値は回路の入力にそのまま供給してもよく、或いは、別のRAMに格納してもよい。
【0091】
最初に、値X0 は乗算器においてP00で乗算され、その結果はレジスタr0 に格納され;X1 はP01で乗算され、その結果はレジスタr1 に格納され;X2 はP02で乗算され、その結果はレジスタr2 に格納され;X3 はP03で乗算され、その結果はレジスタr3 に格納される。同様に、X0 はP10で乗算され、その結果はレジスタr’0 に格納され;X1 はP11で乗算され、その結果はレジスタr’1 に格納され;X2 はP12で乗算され、その結果はレジスタr’2 に格納され;X3 はP13で乗算され、その結果はレジスタr’3 に格納される。次いで、r0 及びr1 に格納された値は加算され、その結果はr”1 に格納され;r2 及びr3 に格納された値は加算され、その結果はr”0 に格納される。r”0 とr”1 からの二つの値は加算され、その結果R0 は格納される。同様に、r’0 及びr’1 に格納された値は加算され、その結果はr”3 に格納され;r’2 及びr’3 に格納された値は加算され、その結果はr”2 に格納される。r”2 とr”3 からの値は加算され、値R1 が得られる。かくして、値R0 及びR1 が得られ、次いで乗算される。かかる例において、R0 は係数Y0 により乗算され、得られた値はレジスタs0 に格納され;R1 は係数Y1 により乗算され、得られた値はレジスタs1 に格納される。s0 とs1 に格納された値は加算され値sが得られる。式(3)に与えられた関数Spln()を実行するため、図6に示す如く配置された二つの回路を使用する。かかる例において、回路FirMat1は値R0 、R1 及びsを出力し、入力として回路FirMat2から値R2 ×U2 +R3 ×U3 を受ける。回路FirMat2は値R3 及びR2 を更に出力する。二つの回路FirMat1及びFirMat2は入力として、特に、ユーザ側プロセッサからアドレス及び係数V0 ,V1 ,V2 ,V3 を受ける。かくして、図6に示す如く縦続された二つのFirMat回路は、式(3)を以下の式:
【0092】
【数28】
【0093】
の如く分解することにより実行すべきマトリックス計算を行い得る。
以下に、図7乃至10を参照してフラクタル関数の生成回路を説明する。フラクタル関数は、図7において「カード」と呼ばれる「ハードウェア」部品と、図7において「カード外」と呼ばれる部分のプロセッサ1からのデータとによって生成される。簡単に言うと、フラクタル関数を生成する回路は式(4)により表わされる関数F(X,Y)を実行するために使用される計算ブロック2を有する。かかる計算ブロックは図7に示す如く6台のFirMat回路からなる。
【0094】
図7に示す生成器において、各画素に対し、FirMat回路の対(FirMat1及びFirMat2;FirMat3及びFirMat4;FirMat5及びFirMat6)の各々は、二つのSpln()の項を計算する。上記の対、夫々、FirMat2、FirMat4及びFirMat6からの三つの出力は、以下により詳細に説明する評価器(ponderator)3の入力に供給される。その上、生成器の「ハードウェア」部分は以下により詳細に説明するシーケンサ4を有する。評価器及びSpln()計算ブロックからシーケンサ4の入力に供給されたデータは、上述した如く、特に、プロセッサ1と外部手段とから得られる。図7に示す如く、評価器3の出力でフラクタル関数Fが得られる。
【0095】
図8を参照してシーケンサ4の一実施例を簡潔に説明する。シーケンサ4は、計算ブロック2のFirMat回路の各対に画像の画素の関数としてパラメータu、v及びpを供給する。図8のシーケンサは上述の720×576フォーマットのTV画像の取扱いに適合させられ、パラメータrの値は2に設定されている。rk の乗算はビットの左シフトにより行われる。従って、図8のシーケンサはクロック周波数「H画素」で計数する点カウンタ10と、ラインカウンタ11とを有する。点カウンタ10の出力は同一構造の三つの回路の入力に供給され:その各回路は並列した2台のシフトレジスタ12及び13、12’及び13’、12”及び13”により構成される。レジスタ12は点カウンタ10から値を受け、一方、レジスタ13は1ビットだけ左にシフトされたその値を受け;レジスタ12’は2ビットだけ左にシフトされたその値を受け;レジスタ13’は3ビットだけ左にシフトされたその値を受け;レジスタ12”は4ビットだけ左にシフトされたその値を受け;レジスタ13”は5ビットだけ左にシフトされたその値を受ける。レジスタ12及び13に格納された値はマルチプレクサ14に供給される。同様に、レジスタ12’及び13’からの値はマルチプレクサ14’に供給され、レジスタ12”及び13”からの値はマルチプレクサ14”に供給される。上記マルチプレクサは周波数2Hで動作する。マルチプレクサ14、14’及び14”からの値は720による除算を行う除算器15,15’,15”に供給され、この除算の余りは60による除算を行う除算器16,16’,16”に供給される。60による除算の商はインデックスpの一部を形成するため除算器16,16’,16”からレジスタ17,17’,17”に供給され、一方、除算器16,16’,16”による除算の余りは、夫々インデックスuを形成するためレジスタ17,17’,17”に供給される。1ラインのすべての点の計数終了後に、点カウンタはラインカウンタを増加させる。ラインカウンタ11の出力は同一構造の三つの回路に供給され:その出力は二つのレジスタ18及び19、18’及び19’、18”及び19”よりなる三つの組に夫々供給される。これらのレジスタはレジスタ12,13,12’,13,12”,13”と同様に機能するシフトレジスタである。同様にして、二つのシフトレジスタ18及び19の出力は周波数2Hで動作するマルチプレクサ20に供給され、シフトレジスタ18’及び19’の出力はマルチプレクサ20’に供給され、シフトレジスタ18”及び19”の出力はマルチプレクサ20”に供給される。マルチプレクサ20,20’及び20”の出力は、夫々、576による除算を行う除算器21,21’,21”に供給される。かかる除算の余りは64による除算を行う除算器22,22’,22”に供給される。除算器22,22’,22”による除算の商は、インデックスpの一部として夫々レジスタ17,17’,17”に供給され、一方、除算器22,22’,22”による除算の商は、インデックスvの一部として夫々レジスタ17,17’,17”に供給される。実際上、項u、v及びpは、図7の計算ブロック2においてFirMat回路の対により使用されるべく22ビットアドレスに関連付けられる。
【0096】
以下に、図9を参照して、図7の評価器3の一実施例を説明する。評価器は、計算ブロック2からのSpln()の値に適用する必要がある係数C0 ,C1 ,C2 ,C3 ,C4 ,C5 を夫々有するレジスタ30,30’,31,31’,32,32’を含む。より具体的な例では、レジスタ30及び30’は周波数2Hで動作するマルチプレクサ33に接続され、マルチプレクサ33の出力は回路FirMat1及びFirMat2からSpln()項を別の入力に受ける乗算器33’に供給される。同様に、レジスタ31及び31’はマルチプレクサ34に接続され、マルチプレクサ34の出力は回路FirMat3及びFirMat4からSpln()項を別の入力に受ける乗算器34’に供給される。レジスタ32及び32’はマルチプレクサ35に接続され、マルチプレクサ35の出力は回路FirMat5及びFirMat6からSpln()項を別の入力に受ける乗算器35’に供給される。乗算器33’及び34’の結果は、加算器36で加算され、その加算器36の出力は加算器37において乗算器35’の出力に加算される。加算器37の出力に得られる結果は第1の順次の三つのSpln()項に対し第1のレジスタ38に格納され、一方、第2の順次の三つのSpln()項に対し加算器37の結果は第2のレジスタ39に格納される。上記のレジスタ38及び39は周波数27MHzで動作する。レジスタ38及び39の出力は加算器40に供給され、加算器40の出力は、13.5MHzの周波数で動作し、その出力に必要とされるフラクタル関数が得られるレジスタ41に格納される。
【0097】
以下に、図10乃至12を参照して、上述の方法を使用してモティーフを生成し得る装置を説明する。この装置は、図10において「カード」と呼ばれる「ハードウェア」と、プロセッサ1からデータを得ることが可能な「カード外」と呼ばれる部分とを含む。同図に示す如く、上記装置は、シーケンサ50と、計算ブロック60と、評価器70とを含む。シーケンサ50は、その入力でプロセッサ1から得られるパラメータと、ライン及び点カウンタから得られる点の座標と、フラクタル関数生成回路から得られるその点におけるフラクタル関数Fの値とを受ける。シーケンサ50は先に定められた関数M1及びM2を生成する計算ブロック60への22ビットアドレスを生成する。上記二つの関数の値は、出力が再サンプリング回路に供給される評価器70の入力に同時に供給される。同図に示す計算ブロック60は、図6を参照して説明した如く2台毎に配置されFirMat7,FirMat8,FirMat9,FirMat10とラベルを付けられた4台のFirMat回路により構成される。かかる4台のFirMat回路により関数M1及びM2:
M1(x,y)=Spln1(r x x + dpx F(x,y), r y y + dpy F(x,y))
M2(x,y)=Spln2(r x x + dpx F(x,y), r y y + dpy F(x,y))
を評価し得る。
【0098】
次いで、図11を参照して、シーケンサ50の具体的な一実施例を説明する。図10のシーケンサ50は、二つの項Spln1 及びSpln2 を評価するためFirMat回路に供給されるアドレスを計算する必要がある。そのため、モティーフの複製用のパラメータrx ,ry と、モティーフの位相をずらすためのパラメータdpx ,dpy を取り扱う必要がある。シーケンサ50は、係数ry 及びrx を夫々格納するレジスタ500及び500’と、dpy 及びdpx を格納するレジスタ501及び501’を含む。シーケンサは、乗算器502,502’,503,503’を更に有する。乗算器502はラインカウンタからの値を値ry で乗算し;乗算器502’は点カウンタからの値を値rx で乗算し;乗算器503はdpy をフラクタル関数F(x,y)で乗算し;乗算器503’はdpx をフラクタル関数F(x,y)で乗算する。乗算器502及び503の出力は加算器504に供給され、乗算器502’及び503’の出力は加算器504’に供給される。加算器504の出力は加算器505に供給され、加算器505は画像毎にテクスチャーを変位させ得るベクトル処理を構成するレジスタ506に格納された値Mvty を別の入力に受ける。同様にして、加算器504’からの値は加算器505’においてレジスタ506’に格納された値Mvtx に加算される。加算器505の出力における値は64による除算を行う除算器507に供給され;加算器505’からの値は60による除算を行う除算器507’に供給される。64による除算の余りによりインデックスvが得られ、60による除算の余りによりインデックスuが得られる。その上、除算器507の出力における商は、9による除算を行う除算器508に供給され、除算器507’の出力における商は、12による除算を行う除算器508’に供給される。9による除算の余りはインデックスpの第1の部分を形成し、一方、12による除算の余りはインデックスpの第2の部分を形成する。インデックスp,v,uにより構成されるアドレスは、回路FirMat7とFirMat8、及び、FirMat9とFirMat10に供給される。9による除算の商と、12による除算の商は、レジスタ510に格納され、odd-duplicate() 関数のブール代数値の評価器回路70への供給を可能にするプログラムされたレジスタに供給される。かかる場合に、格子の形の関数としてプログラムされた4入力を有するルックアップテーブルが使用され、その入力の値は00,01,10,11であり、その出力は格子に依存する。
【0099】
以下に、図12を参照して評価器70の一実施例を説明する。評価器は、ユーザの選択する閾値と、上記の方法に関する記載で説明したモティーフP1 及びP2 と、場合によっては織り合わせの方法の関数としてテクスチャーを画定する。図12に示す如く、評価器は3台の比較器700,701,702を含む。比較器700は計算ブロック60からの値M1 を閾値と比較し;比較器701は計算ブロック60からの値M2 を閾値と比較し;比較器702は値M1 とM2 を比較する。より詳細には、比較器700の入力Aに値M1 が供給され、その入力Bに閾値が供給され;値M2 は比較器701の入力Aに供給され、閾値はその入力Bに供給され;値M1 は比較器702の入力Aに供給され、閾値はその入力Bに供給される。3台の比較器は比較A>Bを実行する。比較器700及び701の出力はAND回路703に供給される。比較器702の出力はマルチプレクサ704の入力に供給され、マルチプレクサ704は上述の如くシーケンサ50の出力で得られるブール代数値のodd-duplicate() 関数の情報をその別の入力に受ける。マルチプレクサ704はAND回路703により与えられる周波数で切換えを行なう。マルチプレクサ704の出力は、値M1 及びM2 をその入力に受けるマルチプレクサ705にクロック信号として供給される。フラクタル関数F(x,y)は乗算器706において係数aで乗算され;乗算器706の出力は、マルチプレクサ705の出力をその別の入力に受ける加算器707の入力に供給される。加算器707の結果はレジスタ708に格納される。かかる結果は13.5MHzの周波数で再サンプリング回路に供給される。レジスタ708はP1 の色又はP2 の色の何れかを示すため使用される補足的なビットを有する。
【0100】
以下に、図13乃至17を参照して、再サンプリング段の一実施例を説明する。上述の如く、再サンプリング段は、モティーフ生成モジュールのテクスチャーを平面に透視的にマッピングすることを意図している。使用される方法は「出力−入力」法として周知の方法である。その上、式(4)及び(5)により与えられるシステムにおいて、YはX”に依存的ではないことに注意が必要である。従って、0と(Ypv−1)の間で変化するY’に対するYpvの値をプロセッサで事前に計算し、テーブルY1 〔〕に格納することが可能である。同様に、台形(C0 ’,C1 ’,C2 ’,C3 ’)の画素(X’,Y’)の元の点(X,Y)が式:
X = Y2〔Y’〕.(X’−Xpv)+Xpv
Y = Y1〔Y’〕
として求められるよう、Ypvの取り得る値のYpv/Ypv−Y’を事前に計算し、第2のテーブルY2 〔〕に格納することが可能である。
【0101】
ユーザが入力するパラメータに依存して、再サンプリング段で利用されるテーブルY1 〔〕及びY2 〔〕と、他のテーブルY3 〔〕及びd3 〔〕は、プロセッサで事前に計算され、フレームの抑制中にRAMに格納される。従って、再サンプリング段において、最後の画像(X’,Y’)の点の座標から始めて、元の画像(X,Y)内の点の座標を計算する。
【0102】
そのために、図13に示す再サンプリング段は、入力としてクロック周波数Hを受け、最後の画像の点の座標X’及びY’が出力に得られる点及びラインカウンタ80を含む。上記座標は、以下により詳細に説明する投影回路90に供給され、この回路は、元の画像の点のX,Y座標を出力に生成し、かかる元の画像は回路100に格納される。同図に示す如く、元の画像の画素(x,y)の値は二通りの方法で使用できる。上記の画素の値は、回路100から、「レリーフ要求」パルスにより制御され、その出力は奥行き減衰回路110と、レリーフパラメータ計算回路120とに接続されているマルチプレクサ101を介してデータhを送ることにより得られる。上記の回路は以下により詳細に説明する。雲模様にレリーフの効果を与えることを望む場合には、例えば、画素の値は点(X,Y)における雲模様の厚さになる。積分計算は、離散化ループに分割し、演算を並列化することにより行われる。これは、スクリーン上に投影されたhの高さhe を10という値に制限することにより可能になる。かくして、図13に示す如く、10台の積分計算用ブロック130を使用する。レリーフの効果が必要ではない場合に、元の画像の画素(X,Y)の値は奥行き減衰回路110に供給される。減衰回路110の出力は、10台の積分計算ブロック130の出力を受けるマルチプレクサ102の入力に供給される。上記マルチプレクサ102は「レリーフ要求」パルスにより制御され、最後の画像は一方を計算すると同時にもう一方を表示する必要があるので、マルチプレクサの出力は二つの画像格納回路103,104に供給される。平面内の点の値は色を格納するテーブル105に送られる。次いで、テーブル105は最終的なテクスチャーの色とブレークダウン鍵を定める。本発明によれば、上記鍵は画素の明度に閾値化処理を行うことにより計算され:画素の明度がユーザの定義する閾値よりも小さい場合には画素の鍵は64に一致し、閾値を越える場合には939に一致する。
【0103】
以下に投影回路90の一実施例をより詳細に説明する。図14に示す如く、投影回路90は、上述の如く事前に計算されたテーブルY1 及びY2 を夫々格納する二つのRAM91及び92を含む。二つのメモリ91及び92は、点の値Y’をアドレスとして受ける。メモリ91は元の画像の画素の値Yを出力に与え、一方、メモリ92の出力は、減算器93の出力を別の入力に受ける乗算器94の入力に供給される。減算器93は、最後の画像の点の値X’と、上述の再サンプリング法の説明で示した如くの値Xvpをその入力に受ける。乗算器94の出力は加算器95の入力に供給され値Xvpに加算され、その加算器の出力に元の画像の画素の座標が得られる。
【0104】
上述の如く、値Y’とX’は「画素H」の周波数で動作するライン及び点カウンタにより与えられるので、X及びYは「画素H」の周波数で計算される。
図15を参照して、奥行き減衰回路の実施可能な一例を説明する。かかる回路110は、減衰関数用のYpvの取り得る値を格納するRAM111を本質的に含む。各ラインY’に対し、必要とされる減衰値はRAM111から取り込まれ、乗算器112において、同図に「h」として示される元の画像の画素値により乗算される。これにより、同図に「減衰したh」として示される減衰した画素値が得られ、マルチプレクサ102に供給され、最後の画像が得られる。
【0105】
以下に、図16を参照して、上記の方法の説明で示した如く、積分演算の離散化のパラメータ化を可能にするレリーフパラメータを計算するブロック120を説明する。データhe 、βHτ及びY’τは、各ブロックに共通であり、「画素H」の周波数で送られる。実際上、各ブロックは、Y’とY’−he の間にあるY”に対するパラメータngを並行して計算する。かかる計算が最終的な画像において直接これ以上行われることはないが、図17においてΣで示されるバッファレジスタにおいて行われる。カウンタは各ブロックに点Y”と点Y’の間の距離を通知する。ε voiei で示される上記の距離がheに一致する場合に、レジスタΣは点(X’,Y’)における値ngを含むので、レジスタΣの値は結果用メモリに供給される。上記の距離ε voiei がheよりも大きい場合に、これはY”がY’−he未満であることを意味するので、それ以上加算を行い得ない。過大なアドレス値がRAM134(「RAM d3」(図17))に供給され、これにより、RAM136(「RAM expo」)の出力に零値が生ずる。より詳細には、回路120は、アドレスとして値Y’を受けY3 に対応する値を出力する値Y3 のテーブルを格納するRAM121を含み、上記の出力は画像の画素の座標hを別の入力に受け、減衰した値heが出力に得られる乗算器122に供給される。その上、hで示される値は、別の入力にパラメータβを受け、値βhが出力に得られる乗算器123に供給され、上記の値βhは、遅延した値βhτが出力に得られる遅延線124に格納される。その上、値Y’は遅延した値Y’τが出力に得られる遅延線125に供給される。更に、回路120は、直列に取り付けられたレジスタ1271 ,1272 ,1273 ...12710にその出力が接続されたカウンタ126を含む。各レジスタの出力には値ε voiei (iは0乃至9の範囲で変わる)が得られる。上述の如く、かかる値は現在の点Y”と現在の点Y’の間の距離に対応する。
【0106】
以下に図17を参照して積分計算ブロック130の一実施例を説明する。この回路130は、比較A>Bを実行し、レリーフパラメータ計算回路120から値heを入力Aに受ける比較器131を含む。上記回路130は同じ回路120から値ε voiei をその入力Bに受ける。回路130は、回路120から値εvoiei を上位4ビットに受け、回路120から値Y’τを下位10ビットに受ける14ビットレジスタ132を更に有する。レジスタ132からの値及び値214は、比較器131からの値により制御されるマルチプレクサ133の入力に供給される。マルチプレクサ133の出力の値は、値が事前に計算されているメモリRAM134(「RAM d3」)にアドレスとして供給される。RAM134(「RAM d3」)の出力と、上記回路からの値βhτは、加算器135の入力に供給され、この加算器の出力はメモリRAM136(「RAM expo」)にアドレスとして供給される。RAM136(「RAM expo」)の出力は、バッファレジスタΣ138の出力を別の入力に受ける加算器137に供給され、バッファレジスタΣ138の入力は加算器137の出力である。バッファレジスタ138の出力は、ε voiei が0に一致する場合に、得られた値を最終的な画像に送るようにして出力が制御されるレジスタ139にも供給される。
【0107】
上記の回路は本発明による方法を直接に実装し得る、その例に限定されることのない実施例である。上記本発明の実施例を多様に変化させ得ることは当業者にとって明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】フラクタル法の説明図である。
【図2】フラクタル関数の実行用にテレビジョンスクリーンのようなスクリーンを分割する方法を説明する図である。
【図3】本発明による二つのプリミティブを使用するモティーフ生成段を概略的に示す図である。
【図4】(A)乃至(C)は本発明によるテクスチャーを面に「マッピング」する段階の説明図である。
【図5】(A)乃至(B)は雲模様のようなレリーフをテクスチャーに付加する方法の説明図である。
【図6】Spln関数を計算する回路のブロック図である。
【図7】フラクタル関数の生成段のブロック図である。
【図8】図7のシーケンサの回路図である。
【図9】図8の評価器の回路図である。
【図10】モティーフ生成段のブロック図である。
【図11】図10のシーケンサの回路図である。
【図12】図10の評価器の回路図である。
【図13】再サンプリング段の説明図である。
【図14】図13の「投影」回路の説明図である。
【図15】図13の「奥行き減衰」回路の説明図である。
【図16】図13の「レリーフパラメータ計算」回路の説明図である。
【図17】図13の「積分計算ブロック」回路の説明図である。
【符号の説明】
1 プロセッサ
2,60 計算ブロック
3,70 評価器
4,50 シーケンサ
10 点カウンタ
11 ラインカウンタ
12,12’,12”,13,13’,13”,18,18’,18”,19,19’,19” シフトレジスタ
14,14’,14”,20,20’,20”,33,34,35,101,102,133,704,705 マルチプレクサ
15,15’,15”,16,16’,16”,21,21’,21”,22,22’,22”,507,507’,508,508’ 除算器
17,17’,17”,30,30’,31,31’,32,32’,41,1271 ,1272 ,...,12710,139,500,500’,501,501’,506,506’,510,708 レジスタ
33’,34’,35’,94,112,122,123,502,502’,503,503’,706 乗算器
36,37,40,95,135,137,504,504’,505,505’,707 加算器
38 第1のレジスタ
39 第2のレジスタ
80 点及びラインカウンタ
90 投影回路
91,92,111,121,134,136 RAM
93 減算器
100 画像源
103,104 画像格納回路
105 テーブル
110 奥行き減衰回路
120 レリーフパラメータ計算回路
124,125 遅延線
126 カウンタ
130 積分計算ブロック
131,700,701,702 比較器
132 14ビットレジスタ
138 バッファレジスタ
703 AND回路
Claims (7)
- テクスチャービデオ画像の生成方法であって、
ユーザ定義パラメータにより定められ、僅少なブラウン運動形の信号を発生するフラクタル補間関数に基づく微視的なテクスチャーを生成する段階を含み、
上記生成された画像は、サイズがL×Wであり、Lはスクリーン内のアクティブなラインの本数であり、Wはライン毎の点の数であり、
前記方法は、
上記画像をサイズがdl×dh画素のNbc=Bl×Bh個のブロックに分割するステップと、
整数Bl及びBhは前記ブロックの水平及び垂直位置をそれぞれ表わし、
rは欠損性又は不規則性因子(r>1)であり、
Dは必要とされるフラクタル次数としてH=(3−D)であり、
Nは1画素或いは画像エレメント内に定義をするよう固定されたパラメータであり、
Spln(x,y)は整数の座標で生成された点の格子における実際の点(x,y)のB−スプライン補間であり、
上記関数Spln()の定義域は〔0,Bl〕×〔0,Bh〕であり、
前記関数Spln(r k x,r k y)は組(r k x,r k y)の値を集合〔0,Bl〕×〔0,Bh〕にマッピングすることにより計算されることを特徴とする方法。 - 前記ユーザ定義パラメータは無作為的又は決定論的である請求項1記載の方法。
- 前記関数Spln()は三次B−スプライン関数である請求項1または2記載の方法。
- 請求項1ないし3いずれか一項記載の方法により取得した前記フラクタル関数の画像及び前記ユーザ定義パラメータを入力として受け、巨視的なテクスチャを出力するモティーフ生成段階を更に有する請求項1ないし3いずれか一項記載の方法。
- 前記巨視的なテクスチャは2つのプリミティブ P1 、 P2 を用いて取得され、各プリミティブはB−スプライン関数により補間されたNpt個の点により特徴付けられ、前記巨視的構造は前記2つのプリミティブP1、P2のパターンを複製することにより取得されることを特徴とする、請求項4記載の方法。
- 上記テクスチャー画像を面にマッピング可能とする再サンプリング段階を更に有する請求項1ないし5いずれか一項記載の方法。
- 上記面の点の明度を表示点からの距離の関数として減衰させることにより奥行きの効果が上記画像に加えられる請求項1ないし6いずれか一項記載の方法。
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