JP3798820B2 - 給油装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、1つの給油装置を構成している各機器を複数の制御手段で分担して制御するようにした給油装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
給油装置の各機器のシーケンス制御や給油データの信号処理を行う複数の制御手段とを同一筐体に収容するとともに、各制御手段をそれぞれ独立の防爆ケースに収容して制御対象となる給油機構の近傍に配置し、各制御手段には、筐体に収容されている共通の直流電力発生手段から給電線により作動用直流電力を供給するように構成されている。
【0003】
そして給油装置の給油機構に関係する各機器は筐体の下部に、また給油量表示器や直流電力発生手段は通常筐体の上部に配置されているため、直流電力発生手段と下部に配置されている制御手段とを接続する給電線はかなりの長さを引き回され、しかもこの直流電源によりポンプモータの電力をオンオフするパワーリレや、電磁止弁のソレノイドを駆動する電力をも賄っていて大電流が流れるため、給電線にかなりの電圧降下が発生する。このため、安定な作動電圧を必要とするマイクロコンピュータを主体とする制御手段の作動電圧が電圧変動を起こし、動作の安定性が損なわれる虞がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、共通の直流電力発生手段から複数の制御手段に供給する電力を、その制御手段に隣接した電力変換手段により電圧の安定した電力として供給し、直流電力発生手段と各制御手段との間で生じる各種外乱の侵入を防止して信頼性の高い動作を保証することができる給油装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような問題を解消するために本発明においては、表示器、前記表示器を駆動する表示器駆動手段、前記表示器駆動手段を制御する制御手段を第1の防爆ケースに収容し、電磁弁を駆動するリレー、ポンプモータを駆動する電磁開閉器、前記電磁開閉器を駆動するリレー、流量パルス発信器とノズルスイッチからの信号を受けて2つの前記リレーを制御する制御手段を第2の防爆ケースに収容した給油装置において、前記第1の防爆ケースには外部から商用電源の供給を受けて直流電力を発生するAC−DCコンバータからなる直流電力発生手段及び前記直流電力発生手段から直流電力の供給を受け、第1の防爆ケースに収容されている前記制御手段に適した電圧の直流電力を発生するDC−DCコンバータを収容し、また第2の防爆ケースには前記直流電力発生手段から直流電力の供給を受け、前記第2の防爆ケースに収容されている前記制御手段に適した電圧の直流電力を発生するDC−DCコンバータを収容して構成され、さらに前記直流電力発生手段の出力電圧は、前記第1、及び第2の防爆ケースに収容されているDC−DCコンバータのそれぞれの出力電圧よりも高く設定されている。
【0006】
【作用】
共通の直流電力発生手段からの直流電力の電圧の如何に関りなく、各防爆ケースのDC−DCコンバータにより一定電圧の直流電力に変換して、それぞれの防爆ケースの制御手段に供給するため、制御手段に適した電圧の直流電力を供給できる。
【0007】
【実施例】
そこで以下に本発明の詳細を図示した実施例に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施例を示すものであって、図中符号1は、本発明が特徴とする給油装置で、この実施例では筐体2に給油機構と、給油機構を制御する後述する制御手段を収容するとともに、表面に給油ノズル3、及び表示器20を備えて自動車に給油できるように構成されている。
【0008】
給油機構は、給油ポンプ5、給油ポンプ5を駆動するポンプモータ6、給油ポンプ5からの燃料油の流量を測定する流量計7、及び電磁止弁8とで構成され、給油ホース13を介して給油ノズル3に燃料油を供給するようになっている。
【0009】
各ポンプモータ6は、制御手段32からの信号により開閉される電磁開閉器15を介して三相交流電力16の供給を受け、また流量計7には流量に比例して流量パルスを出力する流量パルス発信器17が設けられている。
【0010】
24は、電力線25により外部から供給される交流電力を直流電力に変換するAC−DCコンバータで、交流電力を電磁止弁8や、電磁開閉器15のソレノイドを付勢するのに適した電圧、例えば24ボルトの直流電力で、かつ制御手段32、33や表示器駆動手段41等を同時駆動するのに十分な電力を供給できる容量を備えている。
【0011】
30は、制御手段32や、これを駆動するためのDC−DCコンバータ43、電磁開閉器15、リレー37〜39等、発火源となる部材を収容する下部の防爆ケースで、ここには後述する上部の防爆ケース31内に設けられた共通のAC−DCコンバータ24からの直流電力が給電線27により引き込まれている。
【0012】
31は、制御手段33と表示器駆動手段41と表示器20と、これらを駆動するためのDCーDCコンバータ44を収容し、さらにACーDCコンバータ24を収容した上部の防爆ケースである。
【0013】
32、33は、それぞれ比較的低電圧、例えば5ボルト程度の直流電力で作動するマイクロコンピュータ等の論理回路により構成された制御手段で、制御手段32は流量パルス発信器17、ノズルスイッチ34から信号が入力し、また電磁バルブ8を駆動するリレー37、及び電磁開閉器15を駆動するリレー39に制御信号を出力し、さらに流量パルスを計数して給油量データを制御手段33に伝送するものであり、また制御手段33は、表示器駆動手段41を介して表示器20に給油量を表示するものである。
【0014】
図中符号43、44は、それぞれ防爆ケース30、31に収容されたDC−DCコンバータで、給電線27により引き込まれている比較的高い電圧の直流電力を論理回路の駆動に適した比較的低い電圧、例えば5ボルトの直流電力に変換して接続線C、C’により制御手段32、33に供給されている。
【0015】
一方、給電線27により引き込まれた比較的高い電圧の直流電力は、各リレー37、39を介して電磁弁8、電磁開閉器15のソレノイドにそのまま供給されている。45は、DC−ACコンバータで、表示器20を構成しているデバイス、たとえばプラズマデイスプレイのような作動のためには高電圧、例えば交流の100ボルト程度の電力が必要とするものを駆動する場合に、この駆動電力を発生するためのものである。
【0016】
この実施例において、単相電力、及び三相電力を供給すると、AC−DCコンバータ24は、単相交流電力を24ボルトの直流電力に変換して給電線27を介して各防爆ケース30、31に供給する。各防爆ケース30、31においてはそれぞれのDC−DCコンバータ43、44が給電線27により供給される比較的電圧の高い直流電力を論理回路を駆動するのに適した5ボルト程度の低い直流電力に変換して制御手段32、33や、表示器駆動手段41に供給する。
【0017】
すなわち、たとえ給電線27からの直流電力の電圧が、給電線27の線路抵抗により大きく電圧降下していても、DCーDCコンバータ43、44により所定の電圧に変換されたものを、短い接続線C、C’を介して供給されるため、制御手段32、33や表示器駆動手段41は、規定値通りの作動電圧で作動することになる。
【0018】
この状態で、給油を行うべくノズル3をノズル掛けから取り外すと、ノズルスイッチ34がオンとなるから、制御手段32は、ポンプモータ駆動信号、及び電磁弁開放信号をリレー37、39に出力する。これによりリレー37、39がオンとなって給電線27により供給されている比較的高い電圧の直流電力を電磁止弁8、及び電磁開閉器15のソレノイドに供給して電磁止弁8を開放し、またポンプモータ6に交流三相電力を供給する。いうまでもなく、ソレノイドは、その作動電圧のマージンが大きい為、リレー37、39を介して供給された直流電圧が少々変動していても確実に作動する。
【0019】
給油ノズル3を自動車燃料タンクに挿入して給油レバーを引き上げると、ノズル3から自動車燃料タンクに燃料油が給油され、給油量に比例して流量パルスが出力する。制御手段32は、流量パルスを計数するとともにこの積算値を制御手段33に送り、給油量は表示器駆動手段41により表示器20に表示する。表示器駆動手段41は、DC−DCコンバータ43からの比較的低い直流電圧で信号処理を行うとともに、DC−ACコンバータ45からの高電圧交流電圧により表示器20を駆動する。
【0020】
このように給油ノズル4が取り上げられると、リレー37、39がオンとなって電磁止弁8、電磁開閉器15のソレノイドに給電線27を介してAC−DCコンバータ24の直流電力が供給され、場合によっては給電線27の電圧が大きく降下する。しかしながら、DC−DCコンバータ43、44は、その入力電圧の如何に関りなく、予め設定された基準電圧に一致するように出力電圧を生成するように機能するものであるから、各制御手段32、33は、給電線27、28の電圧変動に関りなく、作動に適した一定電圧の直流電力の供給を受ける。
【0021】
所定量の給油が終了した段階で、給油レバーを引き下げて燃料油の吐出を停止させてノズル3を元の位置に戻すと、ノズルスイッチ34がオフとなる。制御手段32は、各リレー37、39への駆動信号を断って電磁止弁8を閉じ、またポンプモータ6を停止させる。
この給油終了時にもやはり電磁止弁8や電磁開閉器15への電力の供給中断にともなって給電線27に電圧上昇が生じるが、前述の電圧降下の場合と同様に制御手段32、33には電圧が安定した直流電力が供給されているため、動作に支障を来すことにはならない。
【0022】
なお、この実施例においては、1台の給油機構を2つの制御手段で分担して制御するものに例を採って説明したが、制御手段を2台以上設けて、それぞれに制御を分担させるものに適用しても同様の作用を奏することは明らかである。
またこの実施例においては、1つの給油機構のものに提供した場合について説明したが、同一の筐体に複数の給油機構を設け、制御手段がそれぞれ独立の防爆ケースに収容されていて、これらに共通の直流電力発生手段からの直流電力を各防爆ケースに供給する形式の給油装置に適用しても同様の作用を奏することは明らかである。
【0023】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、共通の直流電力発生手段から直流電力の電圧が給電線でいかように降下しても、制御手段に専属のDC−DCコンバータにより安定な電圧の直流電力を作り出して制御手段に供給することができ、安定な給油動作を保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 給油装置
2 ケース
3 給油ノズル
5 給油ポンプ
6 ポンプモータ
7、11 流量計
8、12 電磁止弁
15 電磁開閉器
17 流量パルス発信器
20 表示器
27 給電線
30、31 防爆ケース
37〜40 リレー
43、44 DC−DCコンバータ
Claims (1)
- 表示器、前記表示器を駆動する表示器駆動手段、前記表示器駆動手段を制御する制御手段を第1の防爆ケースに収容し、
電磁弁を駆動するリレー、ポンプモータを駆動する電磁開閉器、前記電磁開閉器を駆動するリレー、流量パルス発信器とノズルスイッチからの信号を受けて2つの前記リレーを制御する制御手段を第2の防爆ケースに収容した給油装置において、
前記第1の防爆ケースには外部から商用電源の供給を受けて直流電力を発生するAC−DCコンバータからなる直流電力発生手段及び前記直流電力発生手段から直流電力の供給を受け、第1の防爆ケースに収容されている前記制御手段に適した電圧の直流電力を発生するDC−DCコンバータを収容し、
また第2の防爆ケースには前記直流電力発生手段から直流電力の供給を受け、前記第2の防爆ケースに収容されている前記制御手段に適した電圧の直流電力を発生するDC−DCコンバータを収容して構成され、さらに前記直流電力発生手段の出力電圧は、前記第1、及び第2の防爆ケースに収容されているDC−DCコンバータのそれぞれの出力電圧よりも高く設定されている給油装置。
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JPH07165297A JPH07165297A (ja) | 1995-06-27 |
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1993
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