JP3798131B2

JP3798131B2 - Abnormality diagnosis device for combustion equipment

Info

Publication number: JP3798131B2
Application number: JP28296697A
Authority: JP
Inventors: 喜久雄岡本; 尚樹大林; 健生山口; 究鈴木
Original assignee: 株式会社ガスター
Priority date: 1997-09-30
Filing date: 1997-09-30
Publication date: 2006-07-19
Anticipated expiration: 2017-09-30
Also published as: JPH11108441A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃焼機器の異常（故障）を診断する燃焼機器の異常診断装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
図３には燃焼機器のシステム構成の一例が示されている。図３に示す燃焼機器は複合給湯器（風呂給湯複合器）に関するものであり、器具１内には仕切り部２を介して、給湯燃焼室３と、風呂燃焼室４とに区画されており、給湯燃焼室３には給湯バーナ５が設けられ、風呂燃焼室４には風呂バーナ６が設けられている。
【０００３】
前記給湯バーナ５と風呂バーナ６は仕切り部２を介して並設されており、各バーナ５、６のガス導入口側には、ガスノズルを対向させてガスノズルホルダ１２、１３がそれぞれ配置され、ガスノズルホルダ１２、１３に通じるガス供給通路３６には、元電磁弁３７と比例弁３８が設けられており、比例弁３８の下流側のガス供給通路３６を分岐させてそれぞれ給湯側ガス開閉弁３９、風呂側ガス開閉弁４０を介してガスノズルホルダ１２、１３に燃料であるガスが導かれる。給湯バーナ５と風呂バーナ６の下方側は共通の空気チャンバ（空気室）７となっており、この空気チャンバ７の底面側には給排気用の燃焼ファン８が連設されている。この燃焼ファン８にはファン回転数を検出するファン回転数検出センサ１７が設けられている。
【０００４】
前記給湯燃焼室３には、給湯バーナ５の上方側に給湯熱交換器１５が設置されており、この給湯熱交換器15は、水道等の水供給源から給水通路１９を介して導入される水を、給湯バーナ５の燃焼火炎によって加熱して設定温度の湯を作り出し、この湯を、給湯熱交換器１５の出側に接続される給湯通路２０を介して台所や浴室等の所望の給湯場所に導き出湯を行う。なお、図中、３０は入水温度センサ、３１は出湯温度センサを示しており、これらのセンサによって給湯熱交換器１５への入水温度と給湯熱交換器１５からの出湯温度とがそれぞれ検出される。また、４１は水供給源から給湯熱交換器１５に供給される水の流量を検出する流量センサを示している。
【０００５】
前記風呂燃焼室４には前記風呂バーナ６の上方側に追い焚き熱交換器１６が設置されており、この追い焚き熱交換器16の入口側には管路２２の一端側が接続され、管路２２の他端側は循環ポンプ２３の吐出側に接続されている。この管路２２には追い焚き熱交換器１６の入側の通水温度を検出するサーミスタ等の風呂温度センサ（入側温度センサ）２４が設けられている。
【０００６】
循環ポンプ２３の吸込側には戻り管２６が接続されており、戻り管２６の戻り口側（入口側）は浴槽２１の側壁に循環金具２７を介して接続されている。この戻り管２６には通水を検知してオン信号を出力するフローセンサや流水スイッチ等で構成される流水検出センサ２８が設けられている。追い焚き熱交換器１６の出口側には往管２９の入口側が接続されており、往管２９の出口側は循環金具２７を介して浴槽２１の側壁に接続されている。前記戻り管２６と管路２２と追い焚き熱交換器１６と往管２９は循環金具２７を介して浴槽２１の湯水の循環を行う追い焚き循環路２５を構成し、追い焚き熱交換器１６は、浴槽からの循環湯水を導入して風呂バーナ６の燃焼火炎によって加熱し、この加熱した湯を浴槽２１に戻すことで、風呂の追い焚きを行う。風呂燃焼室４および前記給湯燃焼室３は、共に、共通の排気口４２に連通しており、給湯バーナ５の排気ガスと風呂バーナ６の排気ガスとが共通の排気口４２から排出されるようになっている。
【０００７】
前記給湯通路２０には湯張り用管３２が分岐されて管路２２と接続されており、この湯張り用管３２には、注湯制御弁としての注湯弁３５と、浴槽水位を検出する水位検出センサとしての圧力センサ３４とが設けられている。
【０００８】
なお、図中、４４は追い焚き熱交換器１６の出側湯温を検出する追い焚き熱交換器出側温度センサである出側温度センサを示し、４５は燃焼ファン８のファン風量を検出するファン風量検出センサを示している。
【０００９】
この種の複合給湯器には、給湯バーナ燃焼および風呂バーナ燃焼等の制御を行う制御装置５６が設けられており、制御装置５６にはリモコン５５が接続されている。この制御装置５６には、前記流量センサ４１等の様々なセンサからの信号や、リモコン５５の情報が加えられるようになっており、例えば、給湯通路２０が導かれている台所等の給湯場所に設けられた給湯栓（図示せず）が開かれ、水道等の水供給源から給水通路１９に水が導入されると、制御装置５６は流量センサ４１から入水信号を受けたときに燃焼ファン８を回転し、ガス供給通路３６の元電磁弁３７と比例弁３８と給湯側ガス開閉弁３９を開き、その状態で給湯バーナ５の点着火を行い、炎を検知した以降に、出湯温度センサ３１で検出される出湯温度がリモコン５５で設定される設定温度となるように給湯モードでの給湯運転を制御する。
【００１０】
この給湯運転の制御に際し、前記制御装置５６には、予め、給湯燃焼の最小燃焼時の燃焼能力（最小燃焼能力）と最大燃焼時の燃焼能力（最大燃焼能力）とが与えられており、制御装置５６は、前記最小燃焼能力から最大燃焼能力までの範囲内で給湯バーナ燃焼が行われるように、ガス供給通路３６から給湯バーナ５への供給ガス量、つまり、比例弁３８の開弁量（比例弁電流量）と、燃焼ファン８から給湯バーナ５への供給空気量を制御し、これらの制御により、安定した設定温度の湯が給湯熱交換器１５から給湯通路２０を経て所望の給湯場所に供給されるようにしている。
【００１１】
前記制御装置５６は、電磁弁等の注湯弁３５を開けることにより、給湯熱交換器１５側で作り出した湯を追い焚き循環路２５を介して浴槽２１内に落とし込んで湯張りを行う湯張りモードの運転動作機能を備えている。この自動湯張り動作はリモコン５５等の指令により行われ、圧力センサ３４により湯張りの水位がリモコン５５等で設定される設定水位に達したときに注湯弁３５が閉じられて湯張りの停止が行われ、次に循環ポンプ２３を起動して追い焚きモードでの運転が行われるものである。
【００１２】
この追い焚き運転に際して、制御装置５６は、まず、追い焚き循環路２５の循環ポンプ２３を回転させて、浴槽２１内の湯水を追い焚き循環路２５を介して循環させる。そして、流水検出センサ２８が湯水の流れを検知したときに、制御装置５６は燃焼ファン８を回転し、風呂側ガス開閉弁40を開き、点着火により風呂バーナ６を燃焼させて追い焚き熱交換器１６を通る循環湯水を加熱して浴槽２１内の湯水の追い焚きを行う。
【００１３】
この種の複合給湯器においては、追い焚き運転の終了時から所定の時間（例えば４時間）にかけて保温モードに移り、この保温モードでは、例えば３０分等の時間間隔で循環ポンプ２３を起動して浴槽湯水を追い焚き循環路２５を通して循環し、このとき風呂温度センサ２４で検出される浴槽湯水の温度が風呂設定温度に対し、所定の温度を越えて低下したときには、風呂バーナ６を燃焼して浴槽湯水の温度を設定温度に高める等の動作を行って浴槽湯水の保温を行う。この保温動作において、水位保持機能を備えた風呂装置のものにあっては、保温モードの期間中、常に、圧力センサ３４の水位検出信号によって浴槽水位を監視し、浴槽水位が設定水位から許容範囲を越えて低下したときには、注湯弁３５を開けて設定水位までの不足分の水量を給湯熱交換器１５側から足し湯し、浴槽水位を設定水位に保持する保水モードでの動作を行う。
【００１４】
制御装置５６は図２に示すように、燃焼制御部４６を備えており、この燃焼制御部４６の制御動作により前記燃焼機器の燃焼制御が行われるものである。すなわち、制御装置５６には燃焼運転を制御するためのシーケンスプログラムを格納するＲＯＭ４７と、燃焼機器１の各センサの時々刻々変化するセンサ検出情報を格納するＲＡＭ４８等のメモリを備えており、燃焼制御部５６はＲＯＭ４７に格納されている燃焼運転の制御シーケンスプログラムに従い、ＲＡＭ４８内に格納される各種情報をシーケンスプログラムの情報取り込み指令に基づき取り込んで燃焼運転の制御を行っている。
【００１５】
ところで、最近の燃焼機器は自己診断機能を内蔵しており、燃焼運転中に異常が検出されたときには、その異常の検出結果をエラー信号として出力し、そのエラー信号の内容がエラーコード等によりリモコン５５の表示部に表示されるようになっている。
【００１６】
このエラーコードがリモコン５５に表示されたときには、器具１の使用者はサービスステーション等に連絡し、器具の点検修理を要請し、サービスステーションの作業員はそのリモコン５５に表示されているエラーコードから器具異常の原因を突きとめ、故障の場合は修理を行うこととなるが、エラーコードは、例えば、燃焼ファン８が異常であることを大まかに示すに過ぎず、燃焼ファン８の異常のエラーコードの発生が燃焼ファン８の駆動電圧の異常によるものなのか、燃焼ファン８のファン回転数を検出するファン回転数検出センサ１７の異常なのか、あるいはファン風量検出センサ４５の異常なのか、さらには吸気フィルタや排気系の詰まりによるものなのかの究極の原因を突きとめるのが難しく、点検修理の作業に時間がかかりすぎるという問題が生じていた。
【００１７】
最近においては、このような燃焼機器１の異常の原因を効率的に判定するための異常診断装置５０が提案されている。
【００１８】
この異常診断装置５０は、燃焼機器１に接続して使用するもので、診断指令部５１と、異常診断部５２と、表示部５３とを有して構成されるものである。
【００１９】
診断指令部５１は例えばリモコン５５で表示されているエラーコードを例えばキーボード、カード、フロッピーディスクやＣＤ等の入力手段によって入力するものである。異常診断部５２は前記診断指令部５１で入力されたエラーコードに関連する燃焼機器１側の動作状態の情報として燃焼機器１側のＲＡＭ４８に記憶されているセンサ等の情報を取り込み、予め与えられる異常診断のプログラムに従いエラーコードの発生原因を判断し、その判断結果を表示部５３に表示する。
【００２０】
例えば、エラーコードが燃焼ファン８の異常に関するものである場合には、その燃焼ファン８の異常に関連するデータ、例えば、ファン回転数検出センサ１７のファン回転数検出データ、ファン風量検出センサ４５のファン風量検出データ等のＲＡＭ４８に格納されているデータと、電流検出プローブ等で検出される燃焼ファン８の駆動電力等の情報を取り込み、これらの取り込み情報を比較して異常診断を行う。具体的には、燃焼ファン８の駆動電力に対応するファン風量が検出されている場合に、ファン回転数がそのファン風量に対応する誤差範囲内から大きくはずれている場合にはファン回転数検出センサ１７が異常であるという如く、エラーコードに関連するデータを参照してエラーコードの発生原因を自動的に突きとめ、その診断結果を表示部５３に表示するのである。
【００２１】
点検修理の作業者は、この表示部５３の表示を見ることによって、エラーコードの発生原因がわかり、そのエラーコードの発生原因の部品を交換する等して、燃焼機器１の点検修理を的確に行うことが可能となるものである。
【００２２】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、異常診断装置５０を用いて燃焼機器１の異常原因を突きとめて、異常原因の部品を交換する場合、その交換する部品を持ち合わせていないときや、その部品をメーカ等から取り寄せなければならないときには、その部品が到着するまで燃焼機器１の使用ができなくなるという不便が生じる。
【００２３】
本発明は上記課題を解決するために成されたものであり、その目的は、異常原因の交換用部品を持ち合わせていない場合にあっても、その交換用部品がくるまで、応急的に燃焼機器を運転して燃焼機器の使用を可能状態にすることが可能な燃焼機器の異常診断装置を提供することにある。
【００２４】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、次のような手段を講じている。すなわち、第１の発明は、燃焼機器の異常診断時に燃焼機器に信号接続されて燃焼機器の動作状態の情報を取り込み、その取り込み情報に基づき燃焼機器の異常を診断する燃焼機器とは別個の携帯用の異常診断装置において、燃焼機器の燃焼制御運転に必要な燃焼機器の構成要素に異常が生じたときにその異常の構成要素を使用しないで応急的に燃焼運転を行わせる暫定運転プログラムが予め指定される構成要素毎に対応させて与えられている暫定プログラム格納手段と、異常診断により予め指定された構成要素が異常と診断された以降のプログラム選択指令を受けてその異常と診断された構成要素に対応する暫定運転プログラムを前記暫定プログラム格納手段から選択して読み出すプログラム選択読み出し部と、このプログラム選択読み出し部により読み出された暫定運転プログラムを燃焼機器の燃焼運転のプログラム格納メモリに燃焼制御運転のプログラムとして書き込むプログラム書き込み手段とを有する構成をもって課題を解決する手段としている。
【００２５】
また、第２の発明は、前記第１の発明の構成を備えたものにおいて、予め指定される燃焼機器の構成要素には１個以上のセンサが含まれており、各指定されるセンサに対応させてダミーのセンサ出力データを格納するダミーデータ格納メモリが設けられ、センサに対応する暫定運転プログラムのセンサ出力の読み込み動作を行うプログラム部分はセンサの実測値を避けて前記ダミーのセンサ出力データを読み込む構成と成し、プログラム書き込み手段のセンサに対応する暫定運転プログラムの書き込み動作の際に前記ダミーデータ格納メモリに格納されている当該センサのダミーデータを燃焼装置側の指定の位置に書き込むダミーデータ書き込み部を有している構成をもって課題を解決する手段としている。
【００２６】
上記構成の本発明においては、燃焼機器に異常が生じたときには、異常診断装置を燃焼機器に接続し、従来例と同様に燃焼機器の異常診断を行う。
【００２７】
そして、燃焼機器を構成する部品に異常があるものと診断されて、その異常原因の部品を交換する場合に、交換用の部品を持ち合わせていない場合や、その交換用部品をメーカ等に取り寄せなければならない場合には、その異常原因の燃焼機器の構成要素に対応するプログラム選択指令を入力する。
【００２８】
このプログラム選択指令を受けて、プログラム選択読み出し部は、異常と判断された構成要素に対応して暫定プログラム格納手段に与えられている暫定プログラムを読み出す。そしてその読み出された暫定プログラムは、燃焼機器のプログラム格納メモリに燃焼制御運転のプログラムとして書き込むことで、燃焼機器はその書き込まれた暫定プログラムに従って燃焼運転を制御する。
【００２９】
暫定プログラムは異常と判断された構成要素を使用しないで応急的に燃焼運転を行わせるプログラムであるから、その暫定運転プログラムを用いて燃焼機器の運転が行われることで、燃焼運転の危険が解消され、正規の運転プログラムを用いて燃焼機器を運転させるよりは多少運転制御の性能（精度）が低下するが、異常と判断された構成要素の交換用の部品がくるまでの間、応急的に燃焼機器を運転可能状態として、異常と判断された構成要素の交換用部品がないために燃焼機器が運転出来ないという不便が解消されることとなる。
【００３０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に基づき説明する。図１は本発明に係る燃焼機器の異常診断装置の第１実施形態例の要部構成を燃焼機器１との接続状態で示すものである。なお、本実施形態例において、図２に示す従来例と同一の部分には同一符号を付し、その重複説明は省略する。また、本実施形態例においては、異常診断装置を用いた異常診断対象の燃焼機器１のシステムとして、前記図３に示した複合給湯器を例にして説明する。
【００３１】
本実施形態例における異常診断装置１００は診断指令部５１と、異常診断部５２と、表示部５３と、プログラム選択指令部５７と、プログラム選択読み出し部５８と、プログラム書き込み手段５９と、暫定プログラム格納手段６０とを有して構成されている。なお、異常診断装置１００は燃焼機器１とインターフェイスを介して信号接続されるが、これらインターフェイスを用いた信号の通信構成は周知であるので、図示を省略してある。
【００３２】
診断指令部５１と異常診断部５２と表示部５３は前記図２に示す従来例の構成と同様であるので、その重複説明は省略する。
【００３３】
本実施形態例において特徴的なことは、異常診断部５２により燃焼機器１の異常が診断されたのちに、その異常と診断された燃焼機器１の構成要素の部品交換を行うような場合に、その交換用部品を持ち合わせていない場合に、その異常の部品（構成要素）を使用せずに、交換用部品がくるまでの間応急的に安全な燃焼機器の運転を可能にするための構成を異常診断装置１００に装備したことである。
【００３４】
この特徴的な構成は、プログラム選択指令部５７と、プログラム選択読み出し部５８と、プログラム書き込み手段５９と、暫定プログラム格納手段６０とを有して構成されている。
【００３５】
前記暫定プログラム格納手段６０には、異常診断の対象となる燃焼機器の構成要素に対応させて予め与えられる暫定運転プログラムのデータが格納される。この暫定運転プログラムは、燃焼機器の構成要素が異常と診断されたときに、その異常の構成要素を使用せずに燃焼機器１の燃焼運転を応急的に行うためのプログラムであり、これらのプログラムは、異常判断の対象となる各構成要素毎に対応させて与えられている。
【００３６】
プログラム選択指令部５７は、異常診断部５２により燃焼機器１を構成する構成要素（構成部品）の異常が診断されたときに、その異常と診断された構成要素に対応するプログラム選択指令をプログラム選択読み出し部５８に加えるものである。このプログラム選択指令は、前記異常診断部５２の異常診断結果に基づき自動的に出力してもよく、また、作業者が表示部５３に表示される異常判断の結果をみて、その異常の構成要素に対応するプログラム選択指令をその作業者のボタン操作等によって指令してもよいものである。
【００３７】
プログラム選択読み出し部５８は、前記プログラム選択指令部５７から加えられるプログラムの選択指令を受けて、異常と診断された構成要素に対応する暫定運転プログラムを暫定プログラム格納手段６０から読み出す。
【００３８】
プログラム書き込み手段５９は前記プログラム選択読み出し部５８が読み出した暫定運転プログラムを燃焼機器１の燃焼運転のシーケンスプログラムを格納するＲＯＭ４７に書き込む。すなわち、プログラム書き込み手段５９はＲＯＭライターとしての機能を有している。このプログラム書き込み手段５９の書き込み動作により、ＲＯＭ４７に暫定運転プログラムが燃焼運転１の燃焼制御運転のプログラムとして書き込まれることとなる。
【００３９】
したがって、本実施形態例においては、異常診断部５２により燃焼機器１の構成要素に異常が生じているものと診断されたときには、その異常と診断された構成要素（部品）を使用せずに暫定運転プログラムに従って燃焼運転が制御されることとなり、交換用の構成要素（部品）がくるまでの間、応急的に安全に燃焼機器１を運転可能状態に維持することができ、交換用の部品がないために燃焼機器１が運転できなくなるという不便を解消することが可能となる。
【００４０】
次に、この暫定運転プログラムによる応急的な燃焼運転の制御例を簡単に説明する。通常の湯張りの動作では、前述した如く、給湯熱交換器１５側から湯張り用管３２、追い焚き循環路２５を介して湯が浴槽２１に落とし込まれ、浴槽２１の水位が圧力センサ（水位センサ）３４で検出され、圧力センサ３４が設定水位を検出したときに注湯弁３５が閉じられて湯張りの動作が終了するが、水位センサ３４が故障したときには、水位の検出ができないので、湯張りの運転が出来なくなり、この圧力センサ３４の部品交換が必要となる。
【００４１】
点検修理の作業者は、異常診断装置１００を用いて圧力センサ３４の異常がわかったときに、その圧力センサ３４の交換作業を行うが、圧力センサ３４を持ち合わせていないとき、あるいは在庫がないときにはその圧力センサ３４を取り寄せなければならない。
【００４２】
このような場合、本実施形態例では、圧力センサ３４が手に入って交換作業が行われるまでの間、燃焼機器１を応急的に、且つ、安全に運転可能状態とするための暫定運転プログラムを燃焼機器１のＲＯＭ４７に書き込む。
【００４３】
つまり、プログラム選択指令部５７から圧力センサ３４に対応する暫定プログラムの選択指令を入力し、暫定プログラム格納手段６０から圧力センサ３４に対応する暫定運転プログラムを読み出してその読み出した暫定運転プログラムを燃焼運転制御用のプログラムとしてＲＯＭ４７に書き込む。
【００４４】
この圧力センサ３４に対応する暫定運転プログラムは、例えば次のように湯張り運転を制御する。まず、湯張り運転の開始後、注湯弁３５を開けて、給湯熱交換機１５側から所定量の湯を浴槽２１に落とし込む。落とし込みの流量は流量センサ４１の検出流量を積算することにより求められる。次に、循環ポンプ２３を起動して、流水検出センサ２８により、追い焚き循環路２５の循環流の有無を検出する。流水検出センサ２８から流水検出のオン信号が加えられないときにはさらに所定量の湯を給湯熱交換器１５側から浴槽２１内に落とし込み、追い焚き循環路２５の流水の有無を検出する。流水が検出されたときには、浴槽２１内の湯は循環金具２７の上側に達しているものと判断し、所定時間だけ追い焚き運転を行う。
【００４５】
そして、追い焚き運転の開始前から所定時間の追い焚き運転後の浴槽２１内の風呂温度の上昇変化量を風呂温度センサ２４で検出する。そして、所定時間の追い焚き運転に投入した追い焚き熱量Ｗ、追い焚き側の追い焚きの熱効率η、追い焚きによる浴槽湯温の上昇変化量ΔＴのデータから浴槽２１内の湯の水量Ｑを次の（１）式によって求める。
【００４６】
Ｑ＝η・Ｗ／ΔＴ・・・・・・・・・（１）
【００４７】
次に、設定水位の水量Ｑ_H（この値は既値）から演算により求められた現時点での水量Ｑの差引演算（Ｑ_H−Ｑ）を行い、設定水位までの残水量Ｑ_W（Ｑ_W＝Ｑ_H−Ｑ）を給湯熱交換器１５側から浴槽２１に落とし込んで設定水位までの湯を浴槽２１に張り、湯張りの暫定運転を終了する。なお、この湯張りの終了ののち、追い焚き運転が行われ、浴槽２１内の湯水は風呂設定温度に沸き上げられる。
【００４８】
前記の如く、圧力センサ３４が故障してその交換用の圧力センサに手持ちがない場合には圧力センサ３４を用いての湯張りの運転制御動作から残水量を演算しての湯張りの運転動作に切り換えて、圧力センサ３４を使用せずに設定水位の湯張りを代替運転させることができ、使用者は、圧力センサ３４がくるまでの間応急的な暫定運転プログラムによって風呂の使用が可能となり、圧力センサ３４が手に入るまで風呂の使用が出来なくなるという従来の不便を解消することができる。なお、圧力センサ３４の交換を行ったときには、プログラム書き込み手段５９によって元の正規の運転プログラムがＲＯＭ４７に書き込まれ、部品交換後はこの正規の運転プログラムを用いて、つまり、圧力センサ３４を用いての湯張りの運転制御が行われる。
【００４９】
次に本発明の第２実施形態例を説明する。この第２実施形態例は燃焼機器１の動作状態を検出するセンサが異常と診断されたときに、その異常と診断されたセンサの出力値をダミーの値に代替して応急的な燃焼運転を行うように構成したものであり、それ以外の構成は前記第１実施形態例と同様である。この第２実施形態例は、図１の破線で示すように、前記第１実施形態例の構成に付加してダミーデータ格納メモリ６１と、ダミーデータ書き込み部６２とが設けられ、燃焼機器１側にはＥＥＰＲＯＭ６３のメモリが設けられる。
【００５０】
前記ダミーデータ格納メモリ６１には、予め定められる各種のセンサにそれぞれ対応させてセンサ出力のダミーデータが格納される。このダミーデータは燃焼運転を安全に行うことができ、且つ、燃焼運転の性能が大幅に低下しないデータの値で与えられるもので、このデータの値は予め実験や理論演算等に基づき定められるものである。
【００５１】
ダミーデータ書き込み部６２は、異常診断部５２でセンサの異常が診断されたときに、その異常と判断されたセンサのダミーデータをダミーデータ格納メモリ６１から読み出してその読み出したダミーデータを燃焼機器１側のＥＥＰＲＯＭ６３に書き込むものである。
【００５２】
この第２実施形態例においては、センサに対応する暫定運転プログラムは、そのセンサの出力の読み込み動作を行うプログラム部分はセンサの実測値を避けてダミーのセンサ出力データを読み込むように構成される。例えば、正規の運転プログラムでは、センサの検出出力のデータはＲＡＭ４８の番地を指定してセンサ出力データを読み込むプログラム構成とするのに対し、暫定運転プログラムでは、センサの出力データはＥＥＰＲＯＭ６３に格納されたダミーデータの番地を指定してダミーデータを読み込むプログラム構成として作成される。
【００５３】
この第２実施形態例では、前記ダミーデータ書き込み部６２は、ＥＥＰＲＯＭ６３にダミーデータを書き込む場合、前記プログラム書き込み手段５９の暫定運転プログラムの書き込み動作に連動して同時に、あるいは、前後させて、ＥＥＰＲＯＭ６３にダミーデータを書き込むようにしている。
【００５４】
この第２実施形態例では、プログラム選択指令部５７から異常と判断されたセンサに対応する暫定運転プログラムの選択指令が出力されることにより、プログラム選択読み出し部５８は前記第１実施形態例と同様にそのセンサに対応する暫定運転プログラムを暫定プログラム格納手段６０から読み出し、その読み出された暫定運転プログラムはプログラム書き込み手段５９により燃焼機器１側の運転プログラムを書き込むＲＯＭ４７に書き込む。そして、このプログラム書き込み手段５９のプログラム書き込み動作に連動させて、ダミーデータ書き込み部６２はその異常と診断されたセンサに対応するダミーデータをダミーデータ格納メモリ６１から読み出して燃焼機器１側のＥＥＰＲＯＭ６３の指定の番地に書き込む。
【００５５】
この第２実施形態例の具体例を簡単に説明すると次の如くである。例えば、給湯設定温度が４０℃に設定されている状態で、給湯燃焼の運転が行われているときに、入水温度を給湯設定温度に高める要求熱量でもって給湯バーナ５を燃焼させているにも拘わらず、出湯温度センサ３１から例えば９０℃の温度検出データが出力されたときには、燃焼機器はこの高温の湯が出湯されることによる火傷の危険を防止するために、燃焼機器の運転を停止し、給湯温度の異常をエラーコードとしてリモコン５５に表示する。このエラーコードの表示により、燃焼機器の使用者から点検修理の要請を受けて、サービスステーション等の作業者は、異常診断装置１００を携帯して現場に赴き、異常診断装置１００を燃焼機器に接続して、燃焼機器１の異常診断を行う。この異常診断により、異常診断部５２により出湯温度センサ３１の異常が診断され、出湯温度センサ３１が異常であることが表示部５３に表示される。
【００５６】
この場合には、プログラム選択指令部５７に出湯温度センサ３１に対応する暫定運転プログラムの選択指令が行われ、このプログラム選択指令を受けて、プログラム選択読み出し部５８は出湯温度センサ３１に対応する暫定運転プログラムを暫定プログラム格納手段６０から読み出し、その読み出した暫定運転プログラムはプログラム書き込み手段５９により、燃焼機器１のＲＯＭ４７に書き込まれる。
【００５７】
その一方で、ダミーデータ書き込み部６２は、前記プログラム選択指令部５７からの出湯温度センサ３１のプログラム選択指令を受けて出湯温度センサ３１のダミーデータをダミーデータ格納メモリ６１から読み出し、その読み出したダミーデータをＥＥＰＲＯＭ６３の指定の番地に書き込む。
【００５８】
このダミーデータの書き込みと暫定運転プログラムの書き込みにより燃焼機器１は暫定運転プログラムを用いての燃焼運転が可能状態となる。
【００５９】
すなわち、給湯運転が開始されると、燃焼制御部４６はＲＯＭ４７に書き込まれた暫定運転プログラムを用いて燃焼運転を行い、出湯温度センサ３１の検出温度をＲＡＭ４８内の実測値でなくＥＥＰＲＯＭ６３に書き込まれているダミーデータを取り込んで燃焼運転を行う。ＥＥＰＲＯＭ６３に書き込まれる出湯温度のダミーデータは例えば４０℃という如く、火傷等の危険がなく、しかも、湯の使用に際して違和感を生じない温度の値に設定されるものであり、燃焼機器１は暫定運転プログラムを用いて出湯温度センサ３１の交換用のセンサが手に入るまでの間、応急的に給湯運転を行うことができ、出湯温度センサ３１の異常により燃焼運転が停止されて、燃焼機器１の使用が出来なくなってしまうという従来の不便を効果的に解消することが可能となる。
【００６０】
なお、本発明は上記各実施形態例に限定されることはなく、様々な実施の形態を採り得る。例えば、上記実施形態例では、暫定運転プログラムを燃焼制御用の運転プログラムが格納されるＲＯＭ４７に書き込むようにしたが、これを、例えば、ＥＥＰＲＯＭ６３に書き込むようにしてもよい。この場合は、燃焼機器１の燃焼制御部４６は、ＥＥＰＲＯＭ６３に暫定運転プログラムが書き込まれているか否かを判断し、書き込まれていない場合にはＲＯＭ４７に書かれている正規の運転プログラムを用いて燃焼運転を制御し、ＥＥＰＲＯＭ６３に暫定運転プログラムが書き込まれているときにはそのＥＥＰＲＯＭ６３に書き込まれている暫定運転プログラムを用いて燃焼運転を行うように構成することになる。
【００６１】
また、ＥＥＰＲＯＭ６３に暫定運転プログラムを書き込むように構成する場合、例えば、切り換えスイッチを燃焼機器１側に設けておき、ＥＥＰＲＯＭ６３に書き込まれている暫定運転プログラムとＲＯＭ４７に書かれている正規の運転プログラムを選択スイッチにより切り換え選択するように構成してもよいものである。
【００６２】
また、上記実施形態例では、燃焼機器として、給湯複合器を例にして説明したが、燃焼機器は、給湯単能器（給湯機能のみの給湯器）、風呂釜等の様々なタイプの燃焼機器に適用することが可能であり、また、給湯複合器の場合には、給湯熱交換器１５と追い焚き熱交換器１６を一体化し、その一体化した給湯と追い焚きの熱交換器を共通のバーナによって燃焼加熱する一缶二水路式の複合給湯器であってもよく、本発明の異常診断装置の診断の対象となる燃焼機器は特に限定されることはない。
【００６３】
【発明の効果】
本発明の異常診断装置は、燃焼機器の燃焼制御運転に必要な燃焼機器の構成要素に異常が生じたときには、その異常の構成要素を使用しないで応急的に燃焼運転を行わせる暫定運転プログラムを予め指定される構成要素毎に対応させて暫定プログラム格納手段に与えておき、異常診断装置を用いて燃焼機器の異常診断を行ったときに、予め指定された燃焼機器の構成要素が異常と診断された場合には、その異常と診断された構成要素に対応する暫定運転プログラムを前記暫定プログラム格納手段から読み出して燃焼機器のプログラム格納メモリに書き込み、その暫定運転プログラムを用いて燃焼機器を応急的に運転できるように構成したものであるから、燃焼機器の構成要素である部品やセンサが異常と診断されてその部品やセンサの交換を行う場合に、その交換用の構成要素（部品やセンサ）が点検作業者の手元にない場合には、その異常と診断された構成要素に対応する暫定運転プログラムを用いて交換用の構成要素が手に入るまでの間応急的に運転することができるので、燃焼機器の使用者は、その構成要素の異常によって、燃焼機器が使用できなくなってしまうという従来の不便を効果的に解消することが可能となる。
【００６４】
また、燃焼機器の構成要素がセンサである場合には、そのセンサに対応する暫定運転プログラムのセンサ出力の読み込み動作を行うプログラム部分はセンサの実測値を避けてダミーのセンサ出力データを読み込む構成とし、その暫定運転プログラムの前記燃焼機器側のプログラム格納メモリへの書き込みに際し、そのセンサのダミーデータを燃焼機器側の指定の位置に書き込むように構成した発明（請求項２の発明）にあっては、センサの異常が診断されて、ダミーのデータとそのセンサの暫定運転プログラムが燃焼機器側に書き込まれた後は、その異常と判断されたセンサの検出値は、実測値ではなくダミーの値が読み込まれて暫定運転プログラムに従い燃焼機器の運転が行われるので、センサの異常によって燃焼機器が使用出来なくなってしまうという従来の不便を解消することが可能となり、前記ダミーのデータとして危険を防止し、運転性能に支障の生じない値を設定することで、燃焼機器を違和感の生じない性能でもって運転使用することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態例の要部構成を示すブロック図である。
【図２】従来例の異常診断装置を使用状態で示すブロック図である。
【図３】燃焼機器の一例を示すシステム図である。
【符号の説明】
５２異常診断部
５７プログラム選択指令部
５８プログラム選択読み出し部
５９プログラム書き込み手段
６０暫定プログラム格納手段
６１ダミーデータ格納メモリ
６２ダミーデータ書き込み部
１００異常診断装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an abnormality diagnosis apparatus for a combustion device that diagnoses an abnormality (failure) in the combustion device.
[0002]
[Prior art]
FIG. 3 shows an example of the system configuration of the combustion equipment. The combustion apparatus shown in FIG. 3 relates to a composite water heater (bath water heater complex), and is partitioned into a hot water combustion chamber 3 and a bath combustion chamber 4 via a partition 2 in the appliance 1. The hot water supply combustion chamber 3 is provided with a hot water supply burner 5, and the bath combustion chamber 4 is provided with a bath burner 6.
[0003]
The hot water supply burner 5 and the bath burner 6 are juxtaposed via the partition part 2, and gas nozzle holders 12, 13 are respectively arranged on the gas inlet side of each burner 5, 6 with the gas nozzles facing each other. The gas supply passage 36 communicating with the holders 12 and 13 is provided with an original solenoid valve 37 and a proportional valve 38. The gas supply passage 36 on the downstream side of the proportional valve 38 is branched to supply a hot water supply side gas on-off valve 39, respectively. Gas as fuel is led to the gas nozzle holders 12 and 13 through the bath side gas on-off valve 40. A lower side of the hot water supply burner 5 and the bath burner 6 is a common air chamber (air chamber) 7, and a combustion fan 8 for supplying and exhausting air is connected to the bottom surface side of the air chamber 7. The combustion fan 8 is provided with a fan speed detection sensor 17 for detecting the fan speed.
[0004]
A hot water supply heat exchanger 15 is installed in the hot water supply combustion chamber 3 above the hot water supply burner 5, and the hot water supply heat exchanger 15 is introduced from a water supply source such as a water supply via a water supply passage 19. Water is heated by the combustion flame of the hot water supply burner 5 to create hot water of a set temperature, and this hot water is supplied to a desired hot water supply such as a kitchen or bathroom via a hot water supply passage 20 connected to the outlet side of the hot water supply heat exchanger 15. Lead to the place and do hot water. In the figure, reference numeral 30 denotes an incoming water temperature sensor, and 31 denotes a hot water temperature sensor, and these sensors detect the incoming water temperature to the hot water supply heat exchanger 15 and the outgoing hot water temperature from the hot water supply heat exchanger 15, respectively. . Reference numeral 41 denotes a flow rate sensor that detects the flow rate of water supplied from the water supply source to the hot water supply heat exchanger 15.
[0005]
In the bath combustion chamber 4, a reheating heat exchanger 16 is installed on the upper side of the bath burner 6, and one end side of a pipe line 22 is connected to the inlet side of the reheating heat exchanger 16. The other end side of 22 is connected to the discharge side of the circulation pump 23. This pipe line 22 is provided with a bath temperature sensor (inlet temperature sensor) 24 such as a thermistor for detecting the inlet water temperature of the reheating heat exchanger 16.
[0006]
A return pipe 26 is connected to the suction side of the circulation pump 23, and a return port side (inlet side) of the return pipe 26 is connected to the side wall of the bathtub 21 via a circulation fitting 27. The return pipe 26 is provided with a water flow detection sensor 28 configured by a flow sensor, a water flow switch, or the like that detects water flow and outputs an ON signal. The inlet side of the forward pipe 29 is connected to the outlet side of the reheating heat exchanger 16, and the outlet side of the forward pipe 29 is connected to the side wall of the bathtub 21 via the circulation fitting 27. The return pipe 26, the pipe line 22, the reheating heat exchanger 16, and the outgoing line 29 constitute a recirculation circulation path 25 that circulates the hot water in the bathtub 21 via the circulation fitting 27, and the reheating heat exchanger 16 is Then, circulating hot water from the bathtub is introduced and heated by the combustion flame of the bath burner 6, and the heated hot water is returned to the bathtub 21, thereby replenishing the bath. Both the bath combustion chamber 4 and the hot water supply combustion chamber 3 communicate with a common exhaust port 42 so that the exhaust gas of the hot water burner 5 and the exhaust gas of the bath burner 6 are discharged from the common exhaust port 42. It has become.
[0007]
A hot water filling pipe 32 is branched into the hot water supply passage 20 and connected to the pipe line 22. The hot water filling pipe 32 detects a hot water filling valve 35 as a hot water filling control valve and a bathtub water level. A pressure sensor 34 as a water level detection sensor is provided.
[0008]
In the figure, reference numeral 44 denotes an outlet side temperature sensor that is an outlet side temperature sensor for detecting the outlet side hot water temperature of the reheating heat exchanger 16, and 45 indicates the fan air volume of the combustion fan 8. A fan air volume detection sensor is shown.
[0009]
This type of composite water heater is provided with a control device 56 that controls hot water burner combustion, bath burner combustion, and the like, and a remote controller 55 is connected to the control device 56. Signals from various sensors such as the flow rate sensor 41 and information from the remote controller 55 are added to the control device 56. For example, in the hot water supply place such as a kitchen where the hot water supply passage 20 is guided. When the provided hot water tap (not shown) is opened and water is introduced into the water supply passage 19 from a water supply source such as a water supply, the control device 56 receives the incoming water signal from the flow sensor 41 and the combustion fan 8. , And the original solenoid valve 37, the proportional valve 38 and the hot water supply side gas on / off valve 39 of the gas supply passage 36 are opened, and the hot water supply burner 5 is ignited in this state to detect a flame. The hot water supply operation in the hot water supply mode is controlled so that the hot water temperature detected in step S1 becomes the set temperature set by the remote controller 55.
[0010]
In controlling the hot water supply operation, the control device 56 is previously provided with a minimum combustion capacity (minimum combustion capacity) during hot water combustion and a maximum combustion capacity (maximum combustion capacity). The apparatus 56 supplies the amount of gas supplied from the gas supply passage 36 to the hot water supply burner 5, that is, the valve opening amount of the proportional valve 38 so that the hot water supply burner combustion is performed within the range from the minimum combustion capacity to the maximum combustion capacity. The proportional valve current amount) and the amount of air supplied from the combustion fan 8 to the hot water supply burner 5 are controlled. With these controls, hot water having a stable set temperature passes from the hot water supply heat exchanger 15 through the hot water supply passage 20 to a desired hot water supply location. To be supplied to.
[0011]
The control device 56 opens the pouring valve 35 such as an electromagnetic valve to replenish the hot water produced on the hot water supply heat exchanger 15 side and drop it into the bathtub 21 via the circulation path 25 to fill the hot water. It has a mode operation function. This automatic hot water filling operation is performed by a command from the remote controller 55 or the like, and when the hot water level reaches the set water level set by the remote controller 55 or the like by the pressure sensor 34, the hot water filling valve 35 is closed and the hot water filling is stopped. Then, the circulation pump 23 is started and the operation in the reheating mode is performed.
[0012]
In this reheating operation, the controller 56 first rotates the circulation pump 23 of the recirculation circuit 25 to circulate hot water in the bathtub 21 via the recirculation circuit 25. When the flowing water detection sensor 28 detects the flow of hot water, the control device 56 rotates the combustion fan 8, opens the bath side gas on-off valve 40, burns the bath burner 6 by spot ignition, and reheats the heat exchange. The circulating hot water passing through the vessel 16 is heated to replenish the hot water in the bathtub 21.
[0013]
In this type of combined water heater, the heat transfer mode is shifted from the end of the reheating operation to a predetermined time (for example, 4 hours), and in this heat retention mode, the circulation pump 23 is activated at a time interval of, for example, 30 minutes. The bath hot water is circulated through the circulation path 25, and when the bath hot water temperature detected by the bath temperature sensor 24 falls below a predetermined temperature with respect to the bath set temperature, the bath burner 6 is burned. The bath hot water is kept warm by performing an operation such as raising the temperature of the bath hot water to the set temperature. In this warming operation, in the case of a bath apparatus having a water level maintaining function, the bath water level is always monitored by the water level detection signal of the pressure sensor 34 during the warming mode, and the bath water level is within an allowable range from the set water level. When the temperature drops below the upper limit, the hot water supply valve 35 is opened to add a short amount of water up to the set water level from the hot water supply heat exchanger 15 side, and the operation in the water retention mode for holding the bathtub water level at the set water level is performed.
[0014]
As shown in FIG. 2, the control device 56 includes a combustion control unit 46, and the combustion control of the combustion equipment is performed by the control operation of the combustion control unit 46. That is, the control device 56 includes a ROM 47 that stores a sequence program for controlling the combustion operation, and a memory such as a RAM 48 that stores sensor detection information that changes from time to time for each sensor of the combustion device 1. In accordance with the combustion operation control sequence program stored in the ROM 47, the unit 56 takes in various information stored in the RAM 48 based on the information fetch command of the sequence program and controls the combustion operation.
[0015]
By the way, recent combustion equipment has a built-in self-diagnosis function. When an abnormality is detected during combustion operation, the abnormality detection result is output as an error signal, and the content of the error signal is controlled by an error code or the like. 55 is displayed on the display unit.
[0016]
When this error code is displayed on the remote controller 55, the user of the instrument 1 contacts the service station, etc., and requests the inspection and repair of the instrument, and the service station worker uses the error code displayed on the remote controller 55. The cause of the instrument abnormality is determined, and repair is performed in the case of a failure. However, the error code merely indicates, for example, that the combustion fan 8 is abnormal, and the error code of the abnormality of the combustion fan 8 is provided. Is caused by an abnormality in the drive voltage of the combustion fan 8, an abnormality in the fan rotation speed detection sensor 17 for detecting the fan rotation speed of the combustion fan 8, an abnormality in the fan air volume detection sensor 45, or It is difficult to find the ultimate cause of a clogged intake filter or exhaust system, and inspection and repair work takes time. A problem that has occurred.
[0017]
Recently, an abnormality diagnosis device 50 for efficiently determining the cause of the abnormality of the combustion device 1 has been proposed.
[0018]
This abnormality diagnosis device 50 is used by being connected to the combustion device 1 and includes a diagnosis command unit 51, an abnormality diagnosis unit 52, and a display unit 53.
[0019]
The diagnosis command unit 51 inputs an error code displayed on the remote controller 55 by an input means such as a keyboard, card, floppy disk or CD. The abnormality diagnosing unit 52 is information on the operation state on the combustion equipment 1 side related to the error code input by the diagnosis command unit 51. As Information such as sensors stored in the RAM 48 on the combustion device 1 side is fetched, the cause of the error code is determined according to an abnormality diagnosis program given in advance, and the determination result is displayed on the display unit 53.
[0020]
For example, when the error code is related to an abnormality of the combustion fan 8, data related to the abnormality of the combustion fan 8, for example, the fan rotation number detection data of the fan rotation number detection sensor 17, the fan air volume detection sensor 45 Data stored in the RAM 48 such as fan airflow detection data and information such as the driving power of the combustion fan 8 detected by a current detection probe and the like are fetched, and the fetched information is compared to perform abnormality diagnosis. Specifically, when the fan air volume corresponding to the driving power of the combustion fan 8 is detected, and the fan rotational speed deviates significantly from the error range corresponding to the fan air volume, the fan rotational speed detection sensor. The error code generation cause is automatically identified by referring to the data related to the error code as if the error 17 is abnormal, and the diagnosis result is displayed on the display unit 53.
[0021]
The inspection / repair operator can see the cause of the error code by looking at the display on the display unit 53, and replace the part causing the error code to perform the inspection / repair of the combustion device 1 accurately. It can be done.
[0022]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the abnormality diagnosis device 50 is used to determine the cause of the abnormality in the combustion device 1 and replace the part causing the abnormality, the parts to be replaced must be available or the parts must be obtained from the manufacturer. Sometimes, the inconvenience that the combustion device 1 cannot be used until the parts arrive.
[0023]
The present invention has been made to solve the above-described problems. The purpose of the present invention is to provide an emergency combustion device until the replacement part comes even if the replacement part causing the abnormality is not present. It is an object to provide an abnormality diagnosis device for a combustion device that can operate the combustion device to enable the use of the combustion device.
[0024]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention takes the following measures. That is, the first invention is When diagnosing abnormalities in combustion equipment Combustion equipment that is connected to the combustion equipment as a signal, captures information on the operating state of the combustion equipment, and diagnoses abnormality of the combustion equipment based on the information Portable separately from In the abnormality diagnosis device, when a malfunction occurs in the components of the combustion equipment required for the combustion control operation of the combustion equipment, a provisional operation program is specified in advance to perform the emergency combustion operation without using the abnormal components The provisional program storage means provided corresponding to each component to be provided, and the component that has been diagnosed as having received the program selection command after the component specified in advance by the abnormality diagnosis is diagnosed as abnormal A program selection reading unit that selects and reads out the provisional operation program corresponding to the provisional program storage means, and the provisional operation program read out by the program selection reading unit Combustion equipment A means for solving the problems is provided with a program writing means for writing the program for the combustion control operation in the program storage memory for the combustion operation.
[0025]
Further, the second invention includes the configuration of the first invention, wherein the constituent elements of the combustion equipment designated in advance include one or more sensors, and each of the designated sensors is supported. Dummy data storage memory for storing dummy sensor output data is provided, and the program portion that reads the sensor output of the provisional operation program corresponding to the sensor avoids the actual measurement value of the sensor and stores the dummy sensor output data. Dummy data which is configured to read and writes dummy data of the sensor stored in the dummy data storage memory at a specified position on the combustion apparatus side in the writing operation of the temporary operation program corresponding to the sensor of the program writing means A configuration having a writing unit serves as means for solving the problem.
[0026]
In the present invention configured as described above, when an abnormality occurs in the combustion equipment, an abnormality diagnosis device is connected to the combustion equipment, and abnormality diagnosis of the combustion equipment is performed in the same manner as in the conventional example.
[0027]
Then, when it is diagnosed that there is an abnormality in the parts that make up the combustion equipment, and the part that caused the abnormality is replaced, if you do not have a replacement part, you must order the replacement part from the manufacturer. If it is necessary, a program selection command corresponding to the component of the combustion device causing the abnormality is input.
[0028]
In response to this program selection command, the program selection reading unit reads the provisional program given to the provisional program storage unit corresponding to the component determined to be abnormal. The read provisional program is written as a combustion control operation program in the program storage memory of the combustion device, and the combustion device controls the combustion operation according to the written provisional program.
[0029]
The provisional program is a program that allows the combustion operation to be performed immediately without using the components that are judged to be abnormal, so the combustion operation can be eliminated by using the provisional operation program. However, the performance (accuracy) of the operation control is somewhat lower than when the combustion equipment is operated using a regular operation program, but it is urgently necessary until replacement parts for components judged to be abnormal have arrived. The inconvenience that the combustion equipment cannot be operated because the combustion equipment is in an operable state and there is no replacement part for the component determined to be abnormal will be solved.
[0030]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention are described below with reference to the drawings. FIG. 1 shows the main configuration of a first embodiment of a combustion equipment abnormality diagnosis apparatus according to the present invention in a connected state with a combustion equipment 1. In this embodiment, the same parts as those in the conventional example shown in FIG. Further, in the present embodiment example, the composite water heater shown in FIG. 3 will be described as an example of the system of the combustion equipment 1 that is an abnormality diagnosis target using the abnormality diagnosis device.
[0031]
The abnormality diagnosis apparatus 100 according to the present embodiment includes a diagnosis instruction unit 51, an abnormality diagnosis unit 52, a display unit 53, a program selection instruction unit 57, a program selection reading unit 58, a program writing unit 59, and a temporary program storage. And means 60. The abnormality diagnosis device 100 is signal-connected to the combustion device 1 through an interface, but the communication configuration of signals using these interfaces is well known, and is not shown.
[0032]
The diagnosis command unit 51, the abnormality diagnosis unit 52, and the display unit 53 are the same as the configuration of the conventional example shown in FIG.
[0033]
What is characteristic in the present embodiment is that, after abnormality of the combustion device 1 is diagnosed by the abnormality diagnosis unit 52, component replacement of the component of the combustion device 1 diagnosed with the abnormality is performed. If you do not have the replacement parts, do not use the abnormal parts (components), and make a configuration to enable emergency and safe operation of the combustion equipment until the replacement parts arrive. It is equipped in the abnormality diagnosis apparatus 100.
[0034]
This characteristic configuration includes a program selection command unit 57, a program selection reading unit 58, a program writing unit 59, and a provisional program storage unit 60.
[0035]
The provisional program storage means 60 stores provisional operation program data given in advance corresponding to the components of the combustion equipment to be subjected to abnormality diagnosis. This provisional operation program is a program for performing the combustion operation of the combustion device 1 as soon as possible without using the abnormal component when the component of the combustion device is diagnosed as abnormal. Is given in correspondence with each component to be determined for abnormality.
[0036]
The program selection command unit 57 selects a program selection command corresponding to the component diagnosed as abnormal when the abnormality diagnosis unit 52 diagnoses the abnormality of the component (component) constituting the combustion device 1. This is added to the reading unit 58. This program selection command may be automatically output based on the abnormality diagnosis result of the abnormality diagnosing unit 52, and the operator can see the result of the abnormality determination displayed on the display unit 53, and the component of the abnormality May be instructed by the operator's button operation or the like.
[0037]
The program selection reading unit 58 receives the program selection command added from the program selection command unit 57 and reads the temporary operation program corresponding to the component diagnosed as abnormal from the temporary program storage unit 60.
[0038]
The program writing means 59 writes the temporary operation program read by the program selection reading unit 58 in the ROM 47 that stores the sequence program for the combustion operation of the combustion device 1. That is, the program writing means 59 has a function as a ROM writer. By this writing operation of the program writing means 59, the temporary operation program is written in the ROM 47 as a combustion control operation program of the combustion operation 1.
[0039]
Therefore, in this embodiment, when the abnormality diagnosis unit 52 diagnoses that an abnormality has occurred in the component of the combustion device 1, the component (part) diagnosed as abnormal is temporarily not used. Combustion operation is controlled according to the operation program, and the combustion device 1 can be maintained in an operable state in an emergency manner until the replacement component (part) comes. Therefore, the inconvenience that the combustion device 1 cannot be operated can be solved.
[0040]
Next, an example of emergency combustion operation control by this provisional operation program will be briefly described. In the normal hot water filling operation, as described above, hot water is dropped into the bathtub 21 from the hot water supply heat exchanger 15 side through the hot water filling pipe 32 and the recirculation circuit 25, and the water level in the bathtub 21 is measured by the pressure sensor ( The water pouring valve 35 is closed when the pressure sensor 34 detects the set water level and the hot water filling operation is completed. However, when the water level sensor 34 fails, the water level cannot be detected. The hot water filling operation cannot be performed, and the parts of the pressure sensor 34 must be replaced.
[0041]
The inspection / repair operator performs replacement work of the pressure sensor 34 when the abnormality of the pressure sensor 34 is found using the abnormality diagnosis apparatus 100, but when the pressure sensor 34 is not held or when there is no stock. The pressure sensor 34 must be ordered.
[0042]
In such a case, in the present embodiment, a provisional operation program for making the combustion device 1 ready to operate quickly and safely until the pressure sensor 34 is obtained and the replacement operation is performed. Is written in the ROM 47 of the combustion device 1.
[0043]
That is, a temporary program selection command corresponding to the pressure sensor 34 is input from the program selection command unit 57, the temporary operation program corresponding to the pressure sensor 34 is read from the temporary program storage means 60, and the read temporary operation program is burned. Write to the ROM 47 as a control program.
[0044]
The provisional operation program corresponding to the pressure sensor 34 controls the hot water operation as follows, for example. First, after the hot water filling operation is started, the pouring valve 35 is opened, and a predetermined amount of hot water is dropped into the bathtub 21 from the hot water supply heat exchanger 15 side. The dropped flow rate is obtained by integrating the detected flow rate of the flow sensor 41. Next, the circulation pump 23 is activated, and the flowing water detection sensor 28 detects the presence or absence of the circulation flow in the recirculation circuit 25. When the ON signal for detecting the flowing water is not applied from the flowing water detection sensor 28, a predetermined amount of hot water is further dropped into the bathtub 21 from the hot water supply heat exchanger 15 side, and the presence or absence of flowing water in the recirculation circuit 25 is detected. When flowing water is detected, it is determined that the hot water in the bathtub 21 has reached the upper side of the circulation fitting 27, and the reheating operation is performed for a predetermined time.
[0045]
Then, the bath temperature sensor 24 detects the increase in the bath temperature in the bathtub 21 after the chasing operation for a predetermined time from the start of the chasing operation. Then, the amount Q of hot water in the bathtub 21 is calculated from the data of the amount of reheating heat W input to the reheating operation for a predetermined time, the heat efficiency η of the reheating of the reheating side, and the increase amount ΔT of the bath water temperature due to reheating. (1).
[0046]
Q = η · W / ΔT (1)
[0047]
Next, water volume Q at the set water level _H (This value is the existing value) Subtraction calculation (Q _H -Q), and the remaining water amount Q to the set water level _W (Q _W = Q _H -Q) is dropped into the bathtub 21 from the hot water supply heat exchanger 15 side, hot water up to the set water level is applied to the bathtub 21, and the provisional operation of hot water filling is completed. In addition, after this hot water filling is completed, a chasing operation is performed, and the hot water in the bathtub 21 is heated to the bath set temperature.
[0048]
As described above, when the pressure sensor 34 breaks down and the replacement pressure sensor is not available, the hot water filling operation by calculating the remaining water amount from the hot water filling operation control operation using the pressure sensor 34. Can be used instead of the pressure sensor 34, and the hot water filling at the set water level can be used as an alternative operation. The user can use the bath by the temporary provisional operation program until the pressure sensor 34 comes. The conventional inconvenience that the bath cannot be used until the pressure sensor 34 is obtained can be solved. When the pressure sensor 34 is replaced, the original normal operation program is written in the ROM 47 by the program writing means 59, and after the replacement of the parts, this normal operation program is used, that is, the pressure sensor 34 is used. The hot water filling operation is controlled.
[0049]
Next, a second embodiment of the present invention will be described. In the second embodiment, when a sensor that detects the operating state of the combustion device 1 is diagnosed as abnormal, the output value of the sensor diagnosed as abnormal is replaced with a dummy value to perform an emergency combustion operation. The other configurations are the same as those in the first embodiment. As shown by the broken line in FIG. 1, this second embodiment is provided with a dummy data storage memory 61 and a dummy data writing unit 62 in addition to the configuration of the first embodiment. Is provided with a memory of an EEPROM 63.
[0050]
In the dummy data storage memory 61, dummy data of sensor output is stored in correspondence with various predetermined sensors. This dummy data is given as a data value that can safely perform the combustion operation and the performance of the combustion operation is not significantly reduced. This data value is determined in advance based on experiments, theoretical calculations, etc. It is.
[0051]
When the abnormality diagnosis unit 52 diagnoses the abnormality of the sensor, the dummy data writing unit 62 reads out the dummy data of the sensor determined to be abnormal from the dummy data storage memory 61 and uses the read dummy data as the combustion device 1. Is written to the EEPROM 63 on the side.
[0052]
In the second embodiment, the provisional operation program corresponding to a sensor is configured such that a program portion that reads an output of the sensor reads dummy sensor output data while avoiding a measured value of the sensor. For example, in the normal operation program, the sensor output data is configured to read the sensor output data by designating the address of the RAM 48, whereas in the provisional operation program, the sensor output data is stored in the EEPROM 63. It is created as a program configuration that reads the dummy data by specifying the address of the dummy data.
[0053]
In the second embodiment, when the dummy data writing unit 62 writes dummy data to the EEPROM 63, the dummy data writing unit 62 loads the EEPROM 63 on the EEPROM 63 simultaneously or simultaneously with the writing operation of the provisional operation program of the program writing unit 59. Dummy data is written.
[0054]
In the second embodiment, the program selection reading unit 58 is the same as the first embodiment by outputting a selection command for the provisional operation program corresponding to the sensor determined to be abnormal from the program selection command unit 57. Then, the provisional operation program corresponding to the sensor is read from the provisional program storage means 60, and the read provisional operation program is written in the ROM 47 where the program writing means 59 writes the operation program on the combustion equipment 1 side. In conjunction with the program writing operation of the program writing means 59, the dummy data writing unit 62 reads the dummy data corresponding to the sensor diagnosed as abnormal from the dummy data storage memory 61 and stores it in the EEPROM 63 on the combustion device 1 side. Write to the specified address.
[0055]
A specific example of the second embodiment will be briefly described as follows. For example, when the hot water supply set temperature is set to 40 ° C. and the hot water supply combustion operation is being performed, the hot water supply burner 5 is burned with the required amount of heat that raises the incoming water temperature to the hot water supply set temperature. Regardless, when temperature detection data of, for example, 90 ° C. is output from the hot water temperature sensor 31, the combustion device stops the operation of the combustion device in order to prevent the risk of burns due to the hot water being discharged. The abnormality of the hot water supply temperature is displayed on the remote controller 55 as an error code. In response to the request for inspection and repair from the user of the combustion equipment by the display of this error code, an operator such as a service station uses the abnormality diagnosis device 100. Mobile phone The abnormality diagnosis device 100 is connected to the combustion equipment and the abnormality diagnosis of the combustion equipment 1 is performed. By this abnormality diagnosis, abnormality of the hot water temperature sensor 31 is diagnosed by the abnormality diagnosis unit 52, and the display unit 53 displays that the hot water temperature sensor 31 is abnormal.
[0056]
In this case, a provisional operation program selection command corresponding to the tapping temperature sensor 31 is issued to the program selection command unit 57, and the program selection reading unit 58 receives the program selection command and the provisional operation program corresponding to the tapping temperature sensor 31 is provisionally selected. The operation program is read from the temporary program storage means 60, and the read temporary operation program is written to the ROM 47 of the combustion device 1 by the program writing means 59.
[0057]
On the other hand, the dummy data writing unit 62 receives the program selection command of the hot water temperature sensor 31 from the program selection command unit 57, reads the dummy data of the hot water temperature sensor 31 from the dummy data storage memory 61, and reads the read dummy data. Data is written to a designated address in the EEPROM 63.
[0058]
By writing the dummy data and the provisional operation program, the combustion device 1 becomes in a state where combustion operation using the provisional operation program is possible.
[0059]
That is, when the hot water supply operation is started, the combustion control unit 46 performs the combustion operation using the provisional operation program written in the ROM 47, and the temperature detected by the hot water temperature sensor 31 is written in the EEPROM 63 instead of the actually measured value in the RAM 48. The dummy operation is taken in and the combustion operation is performed. The dummy data of the tapping temperature written in the EEPROM 63 is set to a temperature value that does not cause a burn or the like, such as 40 ° C., and does not cause a sense of incongruity when hot water is used. Until the replacement sensor for the hot water temperature sensor 31 is obtained using the program, the hot water supply operation can be performed as soon as possible, and the combustion operation is stopped due to an abnormality in the hot water temperature sensor 31, and the combustion device 1 It is possible to effectively eliminate the conventional inconvenience of being unable to use.
[0060]
The present invention is not limited to the above embodiments, and various embodiments can be adopted. For example, in the above embodiment, the provisional operation program is written in the ROM 47 in which the operation program for combustion control is stored. However, this may be written in the EEPROM 63, for example. In this case, the combustion control unit 46 of the combustion device 1 determines whether or not the provisional operation program is written in the EEPROM 63, and if not, the regular operation program written in the ROM 47 is used. The combustion operation is controlled, and when the provisional operation program is written in the EEPROM 63, the combustion operation is performed using the provisional operation program written in the EEPROM 63.
[0061]
When the provisional operation program is written in the EEPROM 63, for example, a changeover switch is provided on the combustion device 1 side, and the provisional operation program written in the EEPROM 63 and the regular operation program written in the ROM 47 are used. It may be configured to be switched and selected by a selection switch.
[0062]
In the above embodiment, the hot water supply complex has been described as an example of the combustion device. However, the combustion device may be various types of combustion devices such as a single hot water supply device (a hot water supply device having only a hot water supply function), a bathtub, and the like. In the case of a hot water supply complex, the hot water heat exchanger 15 and the reheating heat exchanger 16 are integrated, and the integrated hot water supply and reheating heat exchanger are shared. It may be a single can two-water channel type combined water heater that burns and heats with a burner, and the combustion equipment to be diagnosed by the abnormality diagnosis device of the present invention is not particularly limited.
[0063]
【The invention's effect】
The abnormality diagnosis apparatus according to the present invention provides a provisional operation program for performing an emergency combustion operation without using an abnormal component when an abnormality occurs in the component of the combustion device necessary for the combustion control operation of the combustion device. Corresponding to each component designated in advance, it is given to the temporary program storage means, and when the abnormality diagnosis of the combustion device is performed using the abnormality diagnosis device, the component of the combustion device specified in advance is diagnosed as abnormal. If it is, the provisional operation program corresponding to the component diagnosed as abnormal is read from the provisional program storage means and written in the program storage memory of the combustion equipment, and the combustion equipment is urgently used using the provisional operation program. Since the parts and sensors that are components of the combustion equipment are diagnosed as abnormal, the parts and sensors must be replaced. In such a case, if the replacement component (parts or sensors) is not in the hands of the inspection operator, the replacement component can be obtained using a provisional operation program corresponding to the component diagnosed as abnormal. Because it is possible to drive as soon as possible until it is available, the user of the combustion equipment can effectively eliminate the conventional inconvenience that the combustion equipment cannot be used due to the abnormality of its components. It becomes possible.
[0064]
In addition, when the component of the combustion equipment is a sensor, the program part that reads the sensor output of the provisional operation program corresponding to the sensor is configured to read dummy sensor output data while avoiding the measured value of the sensor. When the temporary operation program is written to the program storage memory on the combustion equipment side, the dummy data of the sensor is written to a designated position on the combustion equipment side (invention of claim 2). After the abnormality of the sensor is diagnosed and the dummy data and the provisional operation program of the sensor are written on the combustion equipment side, the detected value of the sensor determined to be abnormal is not a measured value but a dummy value. Since the combustion equipment is operated in accordance with the provisional operation program after being read, the combustion equipment cannot be used due to a sensor abnormality. It is possible to eliminate the conventional inconvenience, and to prevent the danger as the dummy data, and to set the value that does not interfere with the operation performance, the combustion equipment can be used with the performance that does not cause a sense of incongruity Is possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a main configuration of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing a conventional abnormality diagnosis apparatus in use.
FIG. 3 is a system diagram showing an example of a combustion device.
[Explanation of symbols]
52 Abnormality diagnosis section
57 Program selection command section
58 Program selection readout section
59 Program writing means
60 Provisional program storage means
61 Dummy data storage memory
62 Dummy data writing unit
100 Abnormality diagnosis device

Claims

Combustion is performed in a portable abnormality diagnosis device that is connected to the combustion device at the time of abnormality diagnosis of the combustion device, captures information on the operation state of the combustion device, and diagnoses abnormality of the combustion device based on the captured information. A provisional operation program that allows emergency combustion operation to be performed without using the abnormal component when an abnormality occurs in the component of the combustion device required for the combustion control operation of the device is supported for each component specified in advance Provisional program storage means provided, and a provisional operation program corresponding to the component diagnosed as having received the program selection command after the component designated in advance by the abnormality diagnosis is diagnosed as abnormal. A program selection read unit that is selected and read from the temporary program storage means, and a temporary read by the program selection read unit. Abnormality diagnosis apparatus for a combustion apparatus and having a program writing means for writing the operation program as a program of the combustion control operation in the program storage memory of combustion operation of the combustion equipment.

One or more sensors are included in the components of the combustion equipment specified in advance, and a dummy data storage memory for storing dummy sensor output data corresponding to each specified sensor is provided. The program part that performs the reading operation of the sensor output of the provisional operation program is configured to read the dummy sensor output data while avoiding the actual measurement value of the sensor. The combustion apparatus abnormality diagnosis device according to claim 1, further comprising a dummy data writing unit that writes dummy data of the sensor stored in the dummy data storage memory to a specified position on the combustion device side.