JP3797062B2 - Vehicle front structure - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両前部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両においては、車室前方に配設された左右一対のホイールエプロンの上部に、フロントフェンダの上部が所定高さ位置となるように固定される。この所定高さ位置での固定により、フロントフェンダの上部(より具体的には車幅方向内端縁部)とフロントフェンダの間に配設されるボンネット(の側縁部)との高さとが合致される。
【0003】
ところで、ボンネットとフロントフェンダとに跨って障害物が落下される事態を想定したとき、障害物への衝撃緩和のために、所定以上の下方への荷重を受けたときにフロントフェンダ(の車幅方向内端部)が容易に下方へ変位されるようにすることが提案されている。特開平11−180350号公報には、フロントフェンダの車幅方向内方側縁部から下方へ伸びる縦壁部を「く」の字状に曲げ設定して、所定以上の下方への荷重を受けたときに縦壁部が容易につぶれ変形するようにしたものが提案されている。そして、くの字状の曲げ度合いを車体前後方向で相違させて、車体前部では車体後部よりもよりフロントフェンダがより下方へ変位しやすくすることも提案されている。
【0004】
また、特開平11−180350号公報には、フロントフェンダの上部から下方へ伸びる縦壁部を設けて、この縦壁部をホイールエプロン上部に対して固定すると共に、フロントフェンダ上部のうち車幅方向内端縁部を上記縦壁部よりもかなり大きく車幅方向内方側に伸びるようなオーバハング形状として、所定以上の下方への荷重を受けたときにこのオーバハング部分が容易に下方へ変形するようにしたものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記公報記載のものではいずれにあっても、障害物から受ける下方への荷重のうちフロントフェンダの上部に直接作用する荷重のみを利用した下方への変形であり、障害物からの荷重を有効に利用するという点において改善の余地がある。
【0006】
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、障害物から下方への荷重を受けたときに、フロントフェンダの直近に位置するボンネットが受ける下方への変位をも有効に利用して、フロントフェンダの上部をより確実に下方へ変位させることのできるようにした車両前部の構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
フロントフェンダの上部を、ボンネットに対する境界縁部から延設された連結部を介して、ホイールエプロン上部に固定するようにした車両前部の構造において、
前記連結部が、前記境界縁部とホイールエプロン上部に対する固定部との間において、該境界縁部から下方へ伸びる第1縦壁部と、該第1縦壁部の下端部から車幅方向内方側へ伸びると共に上方に向けて開口された凹部が形成された横壁部と、該横壁部の車幅方向内方側端部から下方へ伸びる第2縦壁部とを有し、
前記凹部が、少なくとも、車幅方向において対峙する内壁面を有するように形成され、
前記ボンネットの側縁部に、前記凹部に対して上方から臨む凸状の押圧部が形成され、
前記ボンネットが所定以上の下方への荷重を受けたときに、前記押圧部が前記凹部内に進入されて前記押圧部によって前記凹部が押圧されることにより、前記連結部が変形されつつ前記フロントフェンダの上部が下方へ変位される、
ようにしてある。上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載のとおりである。
【0008】
【発明の効果】
請求項1に記載された発明によれば、連結部の中間部分を構成する横壁部に凹部を形成することにより、下方への大きな荷重を受けたときの連結部の変形、つまりフロントフェンダの上部の下方への変位を効果的に行うことが可能となる。また、障害物がフロントフェンダの上部近傍に位置するボンネットに当接したときは、押圧部を介して凹部が下方へ押圧される、つまりボンネットに作用した下方への荷重がフロントフェンダの上部を下方へ変位させる荷重として有効に利用されて、障害物への衝撃緩和の上でより好ましいものとなる。
請求項2に記載された発明によれば、凹部および押圧部をフロントフェンダの車体前後方向ほぼ全長に渡って形成することにより、請求項1に対応した効果をより効果的に発揮させることができる。
【0009】
請求項3に記載された発明によれば、連結部を介したフロントフェンダ上部のホイールエプロン上部に対する具体的な固定態様が提供される。
請求項4に記載された発明によれば、ボンネットの側縁部を有効に利用して押圧部を形成することができる。
【0010】
請求項5に記載された発明によれば、押圧部の剛性を十分確保して、請求項1に対応した効果を効果的に発揮させることができる。
請求項6に記載された発明によれば、凹部と押圧部との間に上下方向隙間を確保してボンネットの確実な閉じ機能を確保できる。また、ボンネットに障害物が当接したときに、上記隙間の設定を補償して、ボンネットによるフロントフェンダ上部の下方への押圧作用を早いタイミングで確実に得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明が適用される車両の前部を示すものであり、この図1において、1は上下方向に開閉されるボンネット(車体前部のリッド部材)、2は左右一対のフロントフェンダである。このフロントフェンダ2の取付部の詳細が、図2に示される。この図2において、3はホイールエプロンである。ホイールエプロン3は、既知のように、車室前方に構成されるエンジンルーム(エンジンが車室後方に配設されるときはトランクルームとされる場合もある)の左右側壁を構成するもので、このホイールエプロン3の上部3aは、実施形態では車体前後方向に伸びる閉断面構造とされている。
【0012】
フロントフェンダ2の上部が、フロントフェンダ2と一体成形された連結部10を介して、ホイールエプロン3の上部3aに固定される。この連結部10について説明すると、まず、フロントフェンダ2の上部のうち、ボンネット1に対する外観上の見切り線となる境界縁部(側縁部)が符号2aで示される。連結部10は、上記境界縁部2aから下方へ伸びる第1縦壁部11と、第1縦壁部11の下端部から車幅方向内方側へ伸びる横壁部12と、横壁部12の車幅方向内方側から下方へ伸びる第2縦壁部13と、第2縦壁部13の下端部から車幅方向内方側へ伸びる取付部14と、を有する。
【0013】
両縦壁部11と13とは、ほぼまっすぐ下方へ伸びている。横壁部12は、上方へ凹となる凹部12aを形成しており、実施形態では横壁部12が全体的に略半円状となるように形成されている。この凹部12aつまり横壁部12の車幅方向各端部は、両縦壁部11、12に対して円弧状に滑らかに連なっている。取付部14は、ホイールエプロン3の上部3aに対して固定されている(実施形態では溶接による固定)。
【0014】
連結部10(を構成する各部分11〜14)は、フロントフェンダ1の前後方向ほぼ全長に渡って伸びている。そして、取付部14は、レインレールをも構成するものとなっている。なお、第1縦壁部11および横壁部12の車幅方向外端部分(特に凹部12aのほぼ車幅方向中心位置)は、ホイールエプロン上部3aよりも車幅方向外方に位置されて、後述する下方への変形の際にホイールエプロン上部3aとの干渉が確実に回避されるように設定されている。
【0015】
ボンネット1は、主としてボンネット1の外観を構成するボンネット本体21と、ボンネット21の内面側に配設されたレインフォースメント22とで構成されている。ボンネット本体21とレインフォースメント22は、少なくともその側縁部同士が互いに接合(実施形態では溶接)されている。ボンネット1の側縁部、つまりボンネット本体21とレインフォースメント22との接合部分はフランジ部23とされて、下方へほぼまっすぐ伸びるように折曲されており、その先端(下端)は、前記凹部12aに臨んでいる。すなわち、フランジ部23は押圧部を構成するものとなっており、ボンネット1が閉じている状態において、フランジ部23(の下端)は、凹部12aに対して所定の隙間Lを有するように設定されている。
【0016】
ボンネット本体1のうち、フロントフェンダ2の境界縁部2a近傍となる側縁部付近の高さが、フロントフェンダ2の境界縁部2aの高さよりも所定分だけ高くなるように設定されており、この所定分の高さは、前記隙間Lの大きさとほぼ一致されている。より具体的には、ボンネット1(特に外観を構成するボンネット本体21)は、前記フランジ部23における上端23aの高さ位置が境界縁部2aの高さ位置とほぼ一致され、このフランジ部23の上端23aから車幅方向内方側に向けて徐々に高くなるようにされた短い傾斜部24が形成され、この傾斜部24の上端24aからは、車幅方向内方側に向けて略水平に伸びている。なお、当然のことながら、図2に示す車体右側部分と同様な構造が、ほぼ左右対称形状として車体左側部分にも構成されている。
【0017】
いま、ボンネット1とフロントフェンダ2の上部とにまたがって障害物Sが当接したときを考える。この障害物から所定以上の下方への荷重が加わることにより、ボンネット1が下方へ押圧変位される(ボンネット1は、フロントフェンダ2と異なって、下方へ容易に変位され易いものである)。ボンネット1の下方への変位により、そのフランジ部23が凹部12aを下方へ押圧し、これによって連結部10が図2の二点鎖線で示すように変形されて、フロントフェンダ2の上部が下方へ変位される。これにより、障害物Sへの衝撃が緩和される。特に、ボンネット1の傾斜部24の上端24aが、フロントフェンダ2の角部となる境界縁部2aよりも高い位置にあるので、障害物Sがフロントフェンダ2の境界縁部2aに強く当接する前にボンネット1の下方への変位が開始されて、障害物Sが境界縁部2aに強く当接することが防止される。
【0018】
以上実施形態について説明したが、フロントフェンダ2は、金属板に限らず、合成樹脂によって形成することもできる。同様に、ボンネット1(ボンネット本体、レインフォースメント22)も、金属板に限らず、合成樹脂によって形成することができる。
本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された車両前部を示す斜視図。
【図2】図1のX2−X2線相当断面図。
【符号の説明】
1:ボンネット
2:フロントフェンダ
2a:車幅方向内端縁部(境界縁部)
3:ホイールエプロン
3a:ホイールエプロンの上部
10:連結部
11:第1縦壁部
12:横壁部
12a:凹部
13:第2縦壁部
14:取付部
21:ボンネット本体
22:レインフォースメント
23:フランジ部(押圧部)
23a:フランジ部の上端
24:傾斜部
24a:傾斜部の上端
S:障害物
L:隙間[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to the structure of the front portion of a vehicle.
[0002]
[Prior art]
In a vehicle, an upper part of a front fender is fixed to an upper part of a pair of left and right wheel apron disposed in front of a passenger compartment so as to be at a predetermined height position. By fixing at the predetermined height position, the height of the upper part of the front fender (more specifically, the inner edge part in the vehicle width direction) and the bonnet (side edge part) disposed between the front fenders is increased. Matched.
[0003]
By the way, when it is assumed that an obstacle is dropped across the bonnet and the front fender, the vehicle width of the front fender (the vehicle width of the front fender) It has been proposed that the inner end of the direction is easily displaced downward. In Japanese Patent Laid-Open No. 11-180350, the vertical wall portion extending downward from the inner side edge in the vehicle width direction of the front fender is bent and set in a “<” shape so as to receive a downward load exceeding a predetermined value. In such a case, the vertical wall portion is easily crushed and deformed. And it has also been proposed that the front fender is more easily displaced downward in the front part of the vehicle body than in the rear part of the vehicle body by making the degree of bending of the dogleg shape different in the longitudinal direction of the vehicle body.
[0004]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-180350 discloses a vertical wall portion extending downward from the upper portion of the front fender and fixing the vertical wall portion to the wheel apron upper portion. The overhanging shape is such that the inner edge is considerably larger than the vertical wall and extends inward in the vehicle width direction so that the overhanging part can be easily deformed downward when a downward load exceeding a predetermined value is applied. What has been proposed is proposed.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in any of the publications described in the above publications, it is a downward deformation using only the load acting directly on the upper part of the front fender among the downward load received from the obstacle, and the load from the obstacle is reduced. There is room for improvement in terms of effective use.
[0006]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and its purpose is to reduce downward displacement received by a bonnet located in the immediate vicinity of the front fender when receiving downward load from an obstacle. An object of the present invention is to provide a structure of a front portion of a vehicle that can be effectively used to displace the upper portion of a front fender more reliably.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the following solution is adopted in the present invention. That is, as described in
In the structure of the front part of the vehicle in which the upper part of the front fender is fixed to the upper part of the wheel apron via a connecting part extending from the boundary edge to the bonnet,
A first vertical wall portion extending downward from the boundary edge portion and a lower end portion of the first vertical wall portion in the vehicle width direction between the boundary edge portion and a fixing portion for the wheel apron upper portion. A lateral wall portion extending toward the side and having a recess opened upward, and a second vertical wall portion extending downward from an inner side end in the vehicle width direction of the lateral wall portion,
The concave portion is formed so as to have at least inner walls facing each other in the vehicle width direction,
On the side edge of the bonnet, a convex pressing portion that faces the concave portion from above is formed,
When the bonnet receives a downward load greater than or equal to a predetermined value, the pressing portion enters the recess and the recess is pressed by the pressing portion, whereby the connecting portion is deformed and the front fender is deformed. The upper part of is displaced downward,
It is like that. A preferred mode based on the above solution is as described in
[0008]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the concave portion is formed in the lateral wall portion constituting the intermediate portion of the connecting portion, so that the deformation of the connecting portion when receiving a large downward load, that is, the upper portion of the front fender. Can be effectively displaced downward. Further, when the obstacle comes into contact with the bonnet located near the upper part of the front fender, the concave part is pressed downward through the pressing part, that is, the downward load acting on the hood lowers the upper part of the front fender. It is effectively used as a load for displacing to the side, and is more preferable in reducing the impact on the obstacle.
According to the second aspect of the present invention, the effect corresponding to the first aspect can be more effectively exhibited by forming the concave portion and the pressing portion over substantially the entire length of the front fender in the longitudinal direction of the vehicle body. .
[0009]
According to the third aspect of the present invention, a specific fixing mode for the wheel apron upper portion of the front fender upper portion via the connecting portion is provided.
According to the invention described in claim 4, the pressing portion can be formed by effectively utilizing the side edge portion of the bonnet.
[0010]
According to the invention described in claim 5, the rigidity of the pressing portion can be sufficiently ensured, and the effect corresponding to
According to the sixth aspect of the present invention, a vertical gap can be ensured between the concave portion and the pressing portion to ensure a reliable closing function of the bonnet. Further, when an obstacle comes into contact with the bonnet, the setting of the gap can be compensated, and the pressing action of the bonnet below the upper portion of the front fender can be reliably obtained at an early timing.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 shows a front portion of a vehicle to which the present invention is applied. In FIG. 1, 1 is a bonnet (lid member at the front of a vehicle body) that is opened and closed in the vertical direction, and 2 is a pair of left and right front fenders. It is. Details of the mounting portion of the
[0012]
The upper part of the
[0013]
Both
[0014]
The connection part 10 (each part 11-14 which comprises) is extended over the full length of the
[0015]
The
[0016]
Of the
[0017]
Now, consider the case where the obstacle S abuts over the
[0018]
Although the embodiment has been described above, the
The object of the present invention is not limited to what is explicitly stated, but also implicitly includes providing what is substantially preferred or expressed as an advantage.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a front portion of a vehicle to which the present invention is applied.
2 is a cross-sectional view corresponding to line X2-X2 in FIG. 1;
[Explanation of symbols]
1: Bonnet 2: Front fender 2a: Inner edge (boundary edge) in the vehicle width direction
3:
23a: Upper end of the flange portion 24: Inclined portion 24a: Upper end of the inclined portion S: Obstacle L: Gap
Claims (6)
前記連結部が、前記境界縁部とホイールエプロン上部に対する固定部との間において、該境界縁部から下方へ伸びる第1縦壁部と、該第1縦壁部の下端部から車幅方向内方側へ伸びると共に上方に向けて開口された凹部が形成された横壁部と、該横壁部の車幅方向内方側端部から下方へ伸びる第2縦壁部とを有し、
前記凹部が、少なくとも、車幅方向において対峙する内壁面を有するように形成され、
前記ボンネットの側縁部に、前記凹部に対して上方から臨む凸状の押圧部が形成され、
前記ボンネットが所定以上の下方への荷重を受けたときに、前記押圧部が前記凹部内に進入されて前記押圧部によって前記凹部が押圧されることにより、前記連結部が変形されつつ前記フロントフェンダの上部が下方へ変位される、
ことを特徴とする車両前部の構造。In the structure of the front part of the vehicle in which the upper part of the front fender is fixed to the upper part of the wheel apron via a connecting part extending from the boundary edge to the bonnet,
A first vertical wall portion extending downward from the boundary edge portion and a lower end portion of the first vertical wall portion in the vehicle width direction between the boundary edge portion and a fixing portion for the wheel apron upper portion. A lateral wall portion that extends toward the side and is formed with a recess that opens upward, and a second vertical wall portion that extends downward from an inner side end portion in the vehicle width direction of the lateral wall portion,
The concave portion is formed so as to have at least inner walls facing each other in the vehicle width direction,
On the side edge of the bonnet, a convex pressing portion that faces the concave portion from above is formed,
When the bonnet receives a predetermined downward load, the pressing portion enters the concave portion and the concave portion is pressed by the pressing portion, whereby the connecting portion is deformed and the front fender is deformed. The upper part of is displaced downward,
The structure of the vehicle front part characterized by this.
前記凹部および押圧部がそれぞれ、フロントフェンダの車体前後方向ほぼ全長に渡って長く形成されている、
ことを特徴とする車両前部の構造。In claim 1,
Each of the concave portion and the pressing portion is formed long over substantially the entire length of the front fender in the vehicle longitudinal direction.
The structure of the vehicle front part characterized by this.
前記連結部が、前記第2縦壁部の下端部から車幅方向内方側に伸びる取付部を有し、
前記取付部がホイールエプロン上部の上壁部に固定されている、
ことを特徴とする車両前部の構造。In claim 1,
The connecting portion has an attachment portion extending inward in the vehicle width direction from the lower end portion of the second vertical wall portion,
The mounting portion is fixed to the upper wall portion of the upper part of the wheel apron,
The structure of the vehicle front part characterized by this.
前記押圧部が、ボンネットの側縁部から下方へ伸びるフランジ部によって形成されている、
ことを特徴とする車両前部の構造。In claim 1,
The pressing portion is formed by a flange portion extending downward from the side edge portion of the bonnet.
The structure of the vehicle front part characterized by this.
ボンネットが、ボンネット本体とボンネットレインフォースメントとを有して、
少なくとも側縁部において該ボンネット本体とレインフォースメントとが接合されており、
前記押圧部を構成する前記フランジ部が、前記ボンネット本体とボンネットレインフォースメントとの接合部分によって構成されている、
ことを特徴とする車両前部の構造。In claim 4,
The bonnet has a bonnet body and a bonnet reinforcement,
The bonnet body and the reinforcement are joined at least at the side edge,
The flange portion constituting the pressing portion is constituted by a joint portion between the bonnet body and a bonnet reinforcement,
The structure of the vehicle front part characterized by this.
ボンネットが閉じられている状態において、前記押圧部の下端が前記凹部に対して所定分の隙間だけ高い位置に設定され、
ボンネットの側縁部のうちフロントフェンダの境界縁部近傍付近が、前記隙間に対応して、該フロントフェンダの境界縁部の高さ位置よりも高くなるように設定されている、
ことを特徴とする車両前部の構造。In claim 1,
In a state where the bonnet is closed, the lower end of the pressing portion is set at a position that is higher than the concave portion by a predetermined gap,
The vicinity of the boundary edge of the front fender among the side edges of the bonnet is set to be higher than the height position of the boundary edge of the front fender, corresponding to the gap.
The structure of the vehicle front part characterized by this.
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