JP3796820B2 - ダンパ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダンパ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、石炭焚ボイラ等のように、排ガス中にフライアッシュ等のダストが含まれるものの場合、図3及び図4に示される如く、排ガスのダクト1途中に集塵機2が設けられる。
【0003】
前記集塵機2は、内部に多数のサイクロン3が配設され、該各サイクロン3の旋回翼4により上流側から流れてくる排ガスを旋回流とし、遠心力によって排ガス中からダストを分離してホッパ5内に落下させると共に、ダストが分離除去された清浄ガスをパイプ6から下流側へ流すようになっている。
【0004】
又、前記集塵機2は、その容量(排ガスの通過面積)の比がおよそ2:1となるよう、仕切板7によって二つの室2a,2bに仕切られており、それに対応させて集塵機2の上流側のダクト1と下流側のダクト1にもそれぞれ仕切板8,9が設けられ、前記各室2a,2bの出口側にはそれぞれ、ダンパ装置10a,10bが配設されている。
【0005】
前記ダンパ装置10a,10bは、図5に示される如く、ダクト1に接続されるダンパハウジング11内に、ダンパ羽根12を軸13を中心として図示していない駆動装置により回動可能に配設してなる構成を有しており、全開状態と全閉状態とに切り換えられるようになっている。
【0006】
通常のボイラの場合、ボイラ負荷が増加すると排ガス量も増加し、又、ボイラ負荷が減少すると排ガス量も減少するため、図3及び図4に示す例においては、ボイラ負荷の変化、即ち排ガス量の変化に応じて、両方のダンパ装置10a,10bを全開として両方の室2a,2bに排ガスを流通させる場合と、容量の小さい側のダンパ装置10bを全閉とし且つ容量の大きい側のダンパ装置10aを全開として容量の大きい側の室2aのみに排ガスを流通させる場合と、容量の小さい側のダンパ装置10bを全開とし且つ容量の大きい側のダンパ装置10aを全閉として容量の小さい側の室2bのみに排ガスを流通させる場合というように、三段階に切り換えを行うことにより、集塵機2、即ち各サイクロン3へ流入する排ガスの流速を略一定に保持し、ダストの捕集効率を確保するようになっている。
【0007】
尚、図3及び図4の例ではダンパ装置10a,10bが集塵機2の出口側に配設される例を示したが、入口側に配設される場合もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の如く、ダンパ装置10a,10bを全閉或いは全開とした場合、集塵機2によって捕集しきれなかったダストが、図5中仮想線で示されるように、ダンパハウジング11の底面に堆積し、ダンパ羽根12を回動させることができなくなり、開閉操作を行えなくなる虞れがあった。
【0009】
本発明は、斯かる実情に鑑み、ダクト内を流れるガス中に含まれるダストのダンパハウジングの底面への堆積を最小限に抑制し得、且つ仮にダストがダンパハウジングの底面に堆積したとしてもダンパ羽根を回動させることができ、開閉操作に支障を来すことを防止し得るダンパ装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ダクトに接続されるダンパハウジング内に、ダンパ羽根を垂直な軸を中心として回動可能に複数配設してなるダンパ装置において、前記ダンパハウジングの底面を側面から見て台形状に隆起せしめ、ダンパ羽根が配設される開口部の高さがダクトの高さより小さくなり且つダンパ羽根が配設される開口部のガス流通方向における底面の長さがダンパハウジングのガス流通方向における長さより小さくなるよう、構成したことを特徴とするダンパ装置にかかるものである。
【0011】
前記ダンパ装置においては、ダンパハウジングの底面を側面から見て台形状に隆起せしめるようにすることができる。
【0012】
上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
【0013】
ダクトに接続されるダンパハウジングの底面を隆起せしめ、ダンパ羽根が配設される開口部の高さをダクトの高さより小さくすると、ダンパ羽根が配設される開口部を通過する際のガスの流速が高まり、ダンパ羽根が配設される開口部の底面に、ガス中のダストが堆積しにくくなる。
【0014】
しかも、ダンパ羽根が配設される開口部のガス流通方向における底面の長さをダンパハウジングのガス流通方向における長さより小さくしてあるため、仮にダンパ羽根が配設される開口部の底面にダストが堆積したとしても、該ダストの量は従来に比べ大幅に少なくなり、ダンパ羽根を回動させれば、前記ダストを払い除けることが可能となり、開閉操作が常に円滑に行われる形となる。
【0015】
又、ダンパハウジングの底面を側面から見て台形状に隆起せしめるようにしてあるため、ダンパハウジングの形状も安定したものとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0017】
図1及び図2は本発明を実施する形態の一例であって、図中、図3〜図5と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、基本的な構成は図3〜図5に示す従来のものと同様であるが、本図示例の特徴とするところは、図1及び図2に示す如く、ダクト1に接続されるダンパハウジング11の底面を側面から見て台形状に隆起せしめ、ダンパ羽根12が配設される開口部の高さhをダクト1の高さHより小さくすると共に、ダンパ羽根12が配設される開口部のガス流通方向における底面の長さL’をダンパハウジング11のガス流通方向における長さLより小さくした点にある。
【0018】
尚、前述の如く、ダンパ羽根12が配設される開口部の高さhをダクト1の高さHより小さくした場合、圧力損失が増加するため、こうした圧力損失の増加が、系統計画値の範囲内に収まるように、前記開口部の高さhを決定するようにする。
【0019】
又、前記ダンパ羽根12が配設される開口部のガス流通方向における底面の長さL’については、図1及び図2の例では、ダンパハウジング11のガス流通方向における長さLの半分程度としてあるが、ダストが仮に前記開口部の底面に堆積した場合に、それを払い除けてダンパ羽根12を回動させるのに必要なトルクがなるべく小さくなるよう、前記長さL’は可能な限り小さくすることが望ましい。
【0020】
次に、上記図示例の作動を説明する。
【0021】
ダクト1に接続されるダンパハウジング11の底面を側面から見て台形状に隆起せしめ、ダンパ羽根12が配設される開口部の高さhをダクト1の高さHより小さくすると、ダンパ羽根12が配設される開口部を通過する際の排ガスの流速がviからvdへ高まり、ダンパ羽根12が配設される開口部の底面に、集塵機2によって捕集しきれなかったダストが堆積しにくくなる。
【0022】
しかも、ダンパ羽根12が配設される開口部のガス流通方向における底面の長さL’をダンパハウジング11のガス流通方向における長さLより小さくしてあるため、仮にダンパ羽根12が配設される開口部の底面にダストが堆積したとしても、該ダストの量は従来に比べ大幅に少なくなり、ダンパ羽根12を回動させれば、前記ダストを払い除けることが可能となり、開閉操作が常に円滑に行われる形となる。
【0023】
こうして、ダクト1内を流れる排ガス中に含まれるダストのダンパハウジング11の底面への堆積を最小限に抑制し得、且つ仮にダストがダンパハウジング11の底面に堆積したとしてもダンパ羽根12を回動させることができ、開閉操作に支障を来すことを防止し得る。
【0024】
尚、本発明のダンパ装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0025】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明のダンパ装置によれば、ダンパハウジングの形状を安定化させつつ、ダクト内を流れるガス中に含まれるダストのダンパハウジングの底面への堆積を最小限に抑制し得、且つ仮にダストがダンパハウジングの底面に堆積したとしてもダンパ羽根を回動させることができ、開閉操作に支障を来すことを防止し得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施する形態の一例の側断面図である。
【図2】 図1のII−II断面図である。
【図3】 一般的な機械式集塵機の側断面図である。
【図4】 図3のIV−IV矢視図である。
【図5】 従来のダンパ装置の一例の側断面図であって、図3のV部相当図である。
【符号の説明】
1 ダクト
10a ダンパ装置
10b ダンパ装置
11 ダンパハウジング
12 ダンパ羽根
H 高さ
h 高さ
L 長さ
L’ 長さ

Claims (1)

  1. ダクトに接続されるダンパハウジング内に、ダンパ羽根を垂直な軸を中心として回動可能に複数配設してなるダンパ装置において、前記ダンパハウジングの底面を側面から見て台形状に隆起せしめ、ダンパ羽根が配設される開口部の高さがダクトの高さより小さくなり且つダンパ羽根が配設される開口部のガス流通方向における底面の長さがダンパハウジングのガス流通方向における長さより小さくなるよう、構成したことを特徴とするダンパ装置。
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