JP3796014B2 - Curtain hook - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カーテンランナーに係止するフックを有する主杆と、ひだ部など、カーテンの止着部に挿入して取り付ける挿入杆とを略U字状湾曲部を介して連設した合成樹脂製カーテンフックに関するもので、特にカーテンに取り付けた状態において、振れ止め・抜け止め機能を有するカーテンフックの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
同様な機能をねらったものとして特許第2588160号が提供されている。このカーテンフックは、カーテンに挿入して取り付けるための挿入杆と、カーテンランナーに係止するフックを有する主杆とを略U字状に連設し、主杆の後部にカーテンを貫通できるように挿入杆に向かって突出する貫通ピンを設け、挿入杆には貫通ピンの先端側を受け入れる凹所を設け、この凹所と貫通ピンに互いに係合する係合部を設けた構成に係るものである。
【0003】
カーテンに装着する際には、挿入杆をカーテンのひだ部へ挿入し、貫通ピンをカーテンに突き刺して凹所に嵌入させ、係合部を弾発的に係合させることによってカーテンに係止しようとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記カーテンフックにおいては、貫通ピンと凹所の係合・離脱を容易にするため、貫通ピンの先端近くの上部に設けられる係合突起は先端から基部に向かって上昇する傾斜面とされ、また、凹所に設けられる係合部は主杆に向かって徐々に開口を縮小する斜面を備えるものとされている。すなわち、係合時においては貫通ピンの傾斜面を利用して係合させ、離脱時には係合部の斜面を利用して離脱しやすくしたものである。
【0005】
しかしながら、係合状態において、貫通ピンの係合突起は係合部の斜面に係合した状態であるため、カーテンの開け閉め時に当該部分に外力が加わると、貫通ピンが凹所から離脱するおそれが予測される。
【0006】
また、凹所は挿入杆に直接貫通状態で形成されているものであるから、この凹所に嵌入する貫通ピンも必然的に細くならざるを得ないため、貫通ピンの強度も弱くなり折損の懸念がある。さらにまた、貫通ピンと凹所の係合であるため、貫通ピンを中心にしてフックが回転しやすく、振れ止め機能が十分達成されないことが予測される。
【0007】
そこで、本発明の目的とするところは、主杆と挿入杆の自由端近傍において互いに係合可能とした振れ止め・抜け止め機能を有するカーテンフックであって、係合状態が確実で、カーテンの開閉によって係合状態が外れるおそれがなく、また、係合部においてフックが回転する懸念がなく、振れ止め機能に優れるとともに、係合部が容易に破損しないカーテンフックを提供するところにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、カーテンランナーに係止するフックを有する主杆と、カーテンの止着部に挿入して取り付ける挿入杆とを略U字状湾曲部を介して連設してなり、主杆と挿入杆の自由端近傍において互いに係合可能とした合成樹脂製カーテンフックを対象とし、前記目的達成のため、主杆と挿入杆の自由端近傍において、両者の近接時、少なくとも一部において互いに面接触する板状の係合片をその板面が鉛直方向となるように各々に設け、一方の係合片の側面には突起を、他方の係合片には前記突起の係合溝を設けたことを特徴としている。
【0009】
このように、主杆と挿入杆の係合部分を、互いに面接触する係合片として構成し、一方の係合片の側面に突起を設け、他方の係合片に係合溝を設けた構成とした場合、係合片の面接触によって係合部分が安定し、突起と係合溝との係合状態も安定するため、カーテンの開閉によっても容易に係合状態が外れるおそれがない。また、係合片をカーテンのひだ形成部の合わせ目に通して取り付けた場合、ピン状物と異なり、回転方向に対する抵抗片としても作用するので、フックが回転しにくく、振れ止め効果が高い。さらに、板状をなすためピン状物よりも機械的強度が強く、容易に破損しない。
【0010】
互いに面接触する係合片としては、一対一の対応関係で設ける場合の他、他方を2枚として相手方係合片を2枚の係合片間で挟持可能とする構成も採用することができる。すなわち、主杆と挿入杆のいずれかにおいて、突起あるいは係合溝を有する係合片と別個に第三の係合片を設け、相手方の係合片を2枚の係合片間で挟持可能とする構成である。このような構成とした場合、係合状態が一層安定し、振れ止め効果も向上する。
【0011】
突起を形成した係合片2枚の間で相手方の係合片を挟持可能とする場合、相手方の係合片に形成される係合溝は、係合片の厚み方向において面上の溝または貫通孔として形成すれば良い。
【0012】
係合片は、主杆および挿入杆から各々相手方に向かって突出状に形成する構成のみならず、主杆側の係合片は突出状に形成し、挿入杆側にはこの係合片が嵌入可能な凹部を設け、その凹部側壁を挿入杆側の係合片とする構成も採用可能である。この場合、凹部両側壁の一方を突起あるいは係合溝を有する係合片、他方を第三の係合片とする構成も採用可能である。
【0013】
凹部側壁に突起を形成する場合、側壁の厚み方向に突出する突起、側壁の厚み方向に突出すると共に挿入杆の軸方向にも伸びて挿入杆の杆部に連続する突起などが採用できる。後者は、杆部に連続するため機械的強度が強くなり係合離脱を繰り返しても欠損し難い利点を有する。
【0014】
挿入杆に形成する凹部は、挿入杆の自由端近傍部において、近傍の杆部よりも厚みと幅を大きくして強度を持たせた拡大部を設け、この拡大部を貫通する状態で形成し、その貫通凹部の側壁を挿入杆側の係合片及び第三の係合片とする構成が採用できる。また、挿入杆の自由端近傍部を反主杆側に湾曲させることによって凹部を形成し、この凹部に嵌入した係合片の表裏面に対し、一方は係合片の上半分、他方は下半分に接する側壁を設ける構成も採用できる。
【0015】
係合状態の安定性、振れ止め効果、製作の容易性、使用勝手、耐久性等の見地から、好ましいカーテンフックは次のように構成される。
【0016】
すなわち、カーテンランナーに係止するフックを有する主杆と、カーテンの止着部に挿入して取り付ける挿入杆とを略U字状湾曲部を介して連設してなり、主杆と挿入杆の自由端近傍において互いに係合可能とした合成樹脂製カーテンフックにおいて、主杆の自由端部近傍において、挿入杆側に向かって突出する係合片を設け、挿入杆の自由端部近傍には、前記係合片が嵌入可能で、嵌入した係合片の表裏面に対し、一方は係合片の上半分、他方は下半分に接する側壁を有する凹部を設け、この凹部側壁の一方に突起を形成するとともに、この突起が係合可能な係合溝を前記主杆から突出する係合片に形成してなるカーテンフックである。挿入杆の自由端を反主杆側に反り返えらせておけば、カーテンの止着部に対する挿入杆の挿入が容易となる。
【0017】
カーテンランナーに係止するフックは、主杆と一体的に設ける場合の外、主杆に対しラチェット式に組み合わせて摺動可能に装着することにより、カーテンの吊り高さを調節できる公知のアジャスター式フックとなし得るのはもちろんである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明の実施の形態について説明する。
【0019】
図1は、本発明の合成樹脂製カーテンフックの一態様を示す正面図で、カーテンランナーに係止するフックを摺動可能に装着する主杆1と、カーテンの止着部に挿入して取り付ける挿入杆2とを略U字状湾曲部3を介して連設しており、主杆1の自由端近傍には挿入杆2側に突出する係合片4が設けられ、挿入杆2側の自由端近傍には主杆1と挿入杆2とが近接した際、前記係合片4の先端部が面接触可能な係合片5、6が形成されている。主杆1から突出する係合片4には係合溝7が形成され、これに対応して、挿入杆2側の係合片5の側面には突起8が係合片5の肉厚方向に突出して形成されている。なお、挿入杆2側の係合片5、6は、成形の便宜性を考慮して、挿入杆2の軸方向に対してワンピッチずらせて形成されている。
【0020】
主杆1は、図4及び図5から明らかな通り、前後に鍔状部1a、1bを有する断面略H字状をなし、前方鍔部1aの背面に複数の下向き突起1cが連続的に形成されている。フックは前方鍔部1aを抱え込むように装着され、下向き突起1cとラチェット式に係合する係合爪を有しており、下方向にのみスライド可能に装着される。なお、この構成はアジャスター式フックとして公知である。
【0021】
この様なカーテンフックをカーテンに装着する場合、カーテンのひだ部等における止着部に挿入杆2を挿入し、ひだ形成部の合わせ目を通して主杆1側の係合片4を挿入杆2側の係合片5、6間において両係合片5、6に面接触するように主杆1と挿入杆2とを近接させれば、突起8が係合溝7に嵌入して、主杆1と挿入杆2は係合状態に保たれる。この場合、主杆1側の係合片4は挿入杆2側の係合片5、6間に挟持される状態となるため、係合状態が安定し、カーテンの開閉動作においても容易に係合状態が離脱することはなく、安定した振れ止め・抜け止め効果が得られる。また、係合片、すなわち、板状体をカーテンのひだ形成部の合わせ目に通すので、ピン状あるいは軸状体と異なり、フックが回転しにくく、より一層振れ止め効果が高い。また、ピン状物よりも機械的強度が強く、容易に破損しない。
【0022】
この例では、主杆1側の係合片4を挿入杆2側の2枚の係合片5、6間で挟持する構成を示したが、突起8を形成した係合片5のみでも、両係合片4、5が面接触すると共に突起8が係合溝7に係合するため、係合状態は安定しており、抜け止め・振れ止め効果を達成し得るのはいうまでもなく、また、板状をなす係合片がフックの回転方向に対する抵抗片としても作用し、振れ止め効果を補強し得る。
【0023】
図6及び図7は、係合部の他例を示すもので、主杆1の自由端近傍において挿入杆2側に突出して形成された係合片9には係合溝10が貫通孔として形成されている。一方、挿入杆2側には前記係合片9の先端部が面接触可能な係合片11、12が挿入杆2の軸方向に対してワンピッチずらせて形成され、この係合片11、12の側面には前記係合溝10に嵌入可能な突起13、13が形成されている。すなわち、この例では、主杆1と挿入杆2の近接時、係合片9と係合片11、12とが互いに面接触すると共に、係合片11、12の側面に形成した両突起13が長孔状貫通孔として主杆1側の係合片9に設けた係合溝10に嵌入係合する構成である。主杆1側の係合片9が挿入杆2側の係合片11、12によって挟持され、しかも係合片11、12の突起13、13が係合溝10に係合するため係合状態が安定し、カーテンの開閉動作においても容易に係合状態が離脱することはなく、安定した振れ止め・抜け止め効果が得られる。また、係合片9、11、12がフックの回転方向に対する抵抗片としても作用し、振れ止め効果を補強し得るのは前記実施態様と同様である。なお、貫通状の係合溝に代えて、係合片9の厚み方向において面上の溝として形成することもできる。すなわち、係合片の両面において係合片11、12の突起13、13がそれぞれ係合する面上の溝を形成し、これを係合溝としても良い。
【0024】
上記の例においては、いずれも主杆1側の係合片及び挿入杆2側の係合片とも相手方に向かって突出状に形成した例を示しているが、挿入杆2はカーテンの止着部に挿入されるため、できるだけ突出片がないことが好ましい。図8、図9に示した例は、主杆1側の係合片14のみを突出させた例を示している。挿入杆2側には係合片14が嵌入可能な凹部15を設け、この凹部15の両側壁を挿入杆2側の係合片16、17とし、係合片16に突起18を形成し、主杆1の係合片14に形成した係合溝19と係合可能としている。凹部15は近傍の杆部よりも厚みと幅を大きくして強度を持たせた拡大部20を貫通する状態で形成されており、従来例のように挿入杆に直接貫通穴を形成する場合に比し、耐久性を向上させることができる。この例においても、係合片14が凹部15に嵌入して両係合片16、17で挟着された状態で突起18が係合溝19と係合するので、カーテンの開閉動作においても容易に係合状態が離脱することはなく、安定した振れ止め・抜け止め効果が得られる。また、係合片14、16、17がフックの回転方向に対する抵抗片としても作用し、振れ止め効果を補強し得る。
【0025】
図10及び図11に示した例は、主杆1側の構成としては図8及び図9の構成と同様であるが、挿入杆2側に設けられる凹部及び係合片の構成において次のように異なっている。すなわち、この例では、挿入杆2の自由端近傍部を反主杆側に湾曲させて凹部21を形成し、この凹部に嵌入した主杆1側の係合片14の表裏面に対し、一方は係合片14の上半分、他方は下半分に接する側壁22、23を形成して、これらを挿入杆2側の係合片とし、側壁22に主杆1の係合片14に形成した係合溝19と係合可能な突起24を側壁から突出状に設けたものである。なお、挿入杆2の凹部21に形成される側壁22、23は、成形の便宜性を考慮して、挿入杆2の軸方向に対してワンピッチずらせて形成されている。この例では、カーテンランナーに係止するフック25の一例を合わせて示しており、前方鍔部1aを抱え込むように装着され、下向き突起1cとラチェット式に係合する係合爪26よって下方向にのみスライド可能に装着されている。また、挿入杆2の下方部において主杆側内面には主杆1との間でカーテンを挟着する薄片27が形成されている。この様なカーテンフックをカーテンに装着する場合、カーテンのひだ部28に挿入杆2を挿入し、主杆1側の係合片14を合わせ目における針飛ばし部分の開口29を通して挿入杆2側の凹部21に嵌入すれば、両側片22、23で挟着された状態で突起24と係合溝19が係合し、確実・強固な係合状態が得られ、カーテンの開閉動作においても容易に離脱することなく、確実な振れ止め・抜け止め機能を達成する。また、係合片14、側壁22、23がフックの回転方向に対する抵抗片としても作用し、振れ止め効果を補強している。さらにまた、この例では、挿入杆2の下方部において主杆1との間でカーテンを挟着する薄片27を設けており、カーテン生地を十分挟持することができ、かつ、薄片27がカーテン生地のひだ形成部の合わせ目に食い込むので、カーテンフックが一層左右方向へずれにくくなっている。なお、この薄片は本例のみならず、すでに述べた実施態様についても適用可能であるのはいうまでもない。
【0026】
図12に示した例は、図10及び図11に示した例とほぼ同様であり、同様な構成部分については同一符号で示している。本例の特徴点は、凹部21の側壁22に形成される突起30が側壁11の厚み方向に突出すると共に、挿入杆2の軸方向にも延びて挿入杆2の杆部に連続させた点である。この様な構成とすれば、突起30が杆部に連続するため機械的強度が強くなり係合離脱を繰り返しても欠損し難い利点を有する。
【0027】
なお、上記いずれの実施態様においても、挿入杆2の自由端2aを反主杆側に反り返えらせておけば、カーテンの止着部に対する挿入杆の挿入が容易となる。
【0028】
【発明の効果】
本発明のカーテンフックは、以上の通り、主杆と挿入杆の係合部分を、互いに面接触する係合片として構成し、一方の係合片の側面に突起を設け、他方の係合片に係合溝を設けた構成としたので、突起と係合溝との係合状態も安定するため、カーテンの開閉によっても容易に係合状態が外れるおそれがなく、安定した振れ止め・抜け止め機能を有するものである。また、係合片がフックの回転方向に対する抵抗片としても作用するので、フックが回転しにくく、振れ止め効果が高いものである。さらに、係合片が板状をなすためピン状物よりも機械的強度が強く、容易に破損することなく耐久性にもすぐれたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の合成樹脂製カーテンフックの一態様を示す正面図、
【図2】同左側面図、
【図3】同右側面図、
【図4】同平面図、
【図5】同底面図
【図6】本発明の合成樹脂製カーテンフックの他例を示す正面図、
【図7】同平面図、
【図8】本発明の合成樹脂製カーテンフックのさらに他例を示す要部正面図、
【図9】同左側面図、
【図10】本発明の合成樹脂製カーテンフックのまたさらに他の例を示す正面図で、カーテンのひだ部と共に示す、
【図11】同例において、挿入杆の要部を主杆側から見た側面図、
【図12】本発明の合成樹脂製カーテンフックのさらにまた他の例を示す正面図。
【符号の説明】
1…主杆 1a、1b…鍔部 1c…係止爪 2…挿入杆
2a…自由端 3…略U字状湾曲部 4…係合片 5、6…係合片
7…係合溝 8…突起 9…係合片 10…係合溝
11、12…係合片 13…突起 14…係合片 15…凹部
16、17…係合片 18…突起 19…係合溝 20…拡大部
21…凹部 22、23…側壁 24…突起 25…フック
26…係合爪 27…薄片 28…ひだ部 29…開口
30…突起[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is made of a synthetic resin in which a main rod having a hook that is locked to a curtain runner and an insertion rod that is inserted into and attached to a curtain fixing portion such as a fold portion are connected via a substantially U-shaped curved portion. The present invention relates to a curtain hook, and more particularly to an improvement of a curtain hook having a steadying / retaining function when attached to a curtain.
[0002]
[Prior art]
Japanese Patent No. 2588160 is provided as a similar function. This curtain hook has an insertion rod for inserting and attaching to the curtain and a main rod having a hook for engaging the curtain runner in a substantially U shape so that the curtain can penetrate the rear portion of the main rod. A penetration pin that protrudes toward the insertion rod is provided, the insertion rod is provided with a recess that receives the tip side of the penetration pin, and an engagement portion that engages with the recess and the penetration pin is provided. is there.
[0003]
When installing to the curtain, insert the insertion rod into the fold of the curtain, pierce the penetrating pin into the curtain, insert it into the recess, and lock the curtain by engaging the engaging part elastically It is what.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the curtain hook, in order to facilitate the engagement and disengagement of the penetrating pin and the recess, the engaging protrusion provided on the upper part near the tip of the penetrating pin is an inclined surface rising from the tip toward the base, The engaging portion provided in the recess is provided with a slope that gradually reduces the opening toward the main shaft. In other words, the engaging surface is engaged using the inclined surface of the penetrating pin at the time of engagement, and is easily released using the inclined surface of the engaging portion at the time of releasing.
[0005]
However, since the engaging protrusion of the penetrating pin is engaged with the slope of the engaging portion in the engaged state, if an external force is applied to the part when the curtain is opened and closed, the penetrating pin may be detached from the recess. Is predicted.
[0006]
In addition, since the recess is formed in a state of penetrating directly into the insertion rod, the penetrating pin that fits into the recess must inevitably be thinned. There are concerns. Furthermore, since the engagement between the penetrating pin and the recess is made, it is predicted that the hook easily rotates around the penetrating pin and the steadying function is not sufficiently achieved.
[0007]
Accordingly, an object of the present invention is a curtain hook having a steadying / retaining function capable of being engaged with each other in the vicinity of the free end of the main rod and the insertion rod, the engagement state being reliable, There is no fear that the engaged state is released by opening and closing, there is no concern that the hook rotates in the engaging portion, and there is a curtain hook that has an excellent anti-sway function and that does not easily break the engaging portion.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In the present invention, a main rod having a hook that is locked to the curtain runner and an insertion rod that is inserted and attached to the fixing portion of the curtain are connected to each other via a substantially U-shaped curved portion. For synthetic resin curtain hooks that can be engaged with each other in the vicinity of the free end of the scissors. Plate-like engagement pieces are provided so that the plate surfaces thereof are in the vertical direction, a protrusion is provided on the side surface of one engagement piece, and an engagement groove for the protrusion is provided on the other engagement piece. It is characterized by that.
[0009]
In this way, the engaging portion of the main rod and the insertion rod is configured as an engaging piece in surface contact with each other, a protrusion is provided on the side surface of one engaging piece, and an engaging groove is provided on the other engaging piece. In the case of the configuration, the engagement portion is stabilized by the surface contact of the engagement piece, and the engagement state between the protrusion and the engagement groove is also stabilized, so that the engagement state is not easily released even when the curtain is opened and closed. Further, when the engagement piece is attached through the joint of the pleat forming portion of the curtain, unlike the pin-like object, it acts as a resistance piece with respect to the rotation direction, so that the hook is difficult to rotate and the anti-sway effect is high. Furthermore, since it has a plate shape, it has a higher mechanical strength than a pin-like material and does not easily break.
[0010]
In addition to the case where the engaging pieces are in surface contact with each other, a configuration in which the other engaging piece can be sandwiched between the two engaging pieces by using the other two pieces can also be adopted. . That is, a third engagement piece can be provided separately from an engagement piece having a protrusion or an engagement groove in either the main rod or the insertion rod, and the other engagement piece can be clamped between the two engagement pieces. The configuration is as follows. In such a configuration, the engaged state is further stabilized and the steadying effect is improved.
[0011]
When the other engagement piece can be clamped between two engagement pieces formed with protrusions, the engagement groove formed on the other engagement piece is a groove on the surface in the thickness direction of the engagement piece. What is necessary is just to form as a through-hole.
[0012]
The engagement piece is not only configured to project from the main rod and the insertion rod toward each other, but the engagement piece on the main rod side is formed to project, and this engagement piece is formed on the insertion rod side. It is also possible to employ a configuration in which a recess that can be fitted is provided and the side wall of the recess is an engagement piece on the insertion rod side. In this case, it is also possible to employ a configuration in which one of the concave side walls is an engagement piece having a protrusion or an engagement groove, and the other is a third engagement piece.
[0013]
When the protrusion is formed on the side wall of the recess, a protrusion that protrudes in the thickness direction of the side wall, a protrusion that protrudes in the thickness direction of the side wall and extends in the axial direction of the insertion rod can be employed. The latter has an advantage that the mechanical strength is increased because it is continuous with the buttocks, and it is difficult to be lost even after repeated engagement and disengagement.
[0014]
The concave portion formed in the insertion rod is formed in a state in which an enlarged portion having a thickness and width larger than that of the neighboring flange portion and having strength is provided in the vicinity of the free end of the insertion rod and penetrating the enlarged portion. A configuration in which the side wall of the penetrating recess is used as the engagement piece on the insertion rod side and the third engagement piece can be employed. In addition, a concave portion is formed by curving the vicinity of the free end of the insertion rod toward the anti-main rod side, and one side is the upper half of the engagement piece and the other is the lower side with respect to the front and back surfaces of the engagement piece fitted in the depression. The structure which provides the side wall which touches half can also be employ | adopted.
[0015]
From the viewpoints of the stability of the engaged state, the steadying effect, the ease of manufacture, the ease of use, the durability, and the like, a preferred curtain hook is configured as follows.
[0016]
That is, a main rod having a hook that is locked to the curtain runner and an insertion rod that is inserted and attached to the curtain fixing portion are connected through a substantially U-shaped curved portion, and the main rod and the insertion rod are In the synthetic resin curtain hooks that can be engaged with each other in the vicinity of the free end, an engagement piece that protrudes toward the insertion rod side is provided in the vicinity of the free end portion of the main rod, and in the vicinity of the free end portion of the insertion rod, The engaging piece can be inserted, and a recess having a side wall in contact with the upper half of the engaging piece and the other half of the engaging piece is provided on the front and back surfaces of the inserted engaging piece. The curtain hook is formed by forming an engaging groove that can be engaged with the protrusion on an engaging piece protruding from the main rod. If the free end of the insertion rod is bent back to the anti-main rod side, the insertion rod can be easily inserted into the curtain fixing portion.
[0017]
The hook that is locked to the curtain runner is a well-known adjuster type that can adjust the hanging height of the curtain by slidably mounting it in combination with a ratchet type on the main rod, when it is provided integrally with the main rod Of course, it can be done as a hook.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
[0019]
FIG. 1 is a front view showing one embodiment of a synthetic resin curtain hook according to the present invention. A
[0020]
As is apparent from FIGS. 4 and 5, the
[0021]
When such a curtain hook is attached to the curtain, the
[0022]
In this example, the configuration is shown in which the engagement piece 4 on the
[0023]
6 and 7 show other examples of the engaging portion. The engaging groove 9 is formed as a through hole in the engaging piece 9 formed to protrude toward the
[0024]
In the above example, both the engagement piece on the
[0025]
The configuration shown in FIGS. 10 and 11 is the same as the configuration shown in FIGS. 8 and 9 on the
[0026]
The example shown in FIG. 12 is substantially the same as the example shown in FIGS. 10 and 11, and the same components are denoted by the same reference numerals. The feature of this example is that the
[0027]
In any of the above embodiments, if the
[0028]
【The invention's effect】
In the curtain hook of the present invention, as described above, the engaging portion of the main hook and the insertion hook is configured as an engaging piece that comes into surface contact with each other, and a protrusion is provided on the side surface of one engaging piece, and the other engaging piece. Since the engagement groove is provided with a stable engagement state between the protrusion and the engagement groove, there is no risk of the engagement state being easily disengaged even when the curtain is opened and closed, and stable steadying and locking are prevented. It has a function. In addition, since the engaging piece also acts as a resistance piece with respect to the rotation direction of the hook, the hook is difficult to rotate and the anti-swaying effect is high. Furthermore, since the engagement piece is plate-shaped, the mechanical strength is stronger than that of the pin-like material, and it is excellent in durability without being easily damaged.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing one embodiment of a synthetic resin curtain hook according to the present invention;
[Figure 2] Left side view,
FIG. 3 is a right side view of the same,
FIG. 4 is a plan view of the same,
FIG. 5 is a bottom view of the same. FIG. 6 is a front view showing another example of the synthetic resin curtain hook of the present invention.
FIG. 7 is a plan view of the same,
FIG. 8 is a main part front view showing still another example of the synthetic resin curtain hook of the present invention;
FIG. 9 is a left side view of the same,
FIG. 10 is a front view showing still another example of the synthetic resin curtain hook according to the present invention, together with a fold portion of the curtain.
FIG. 11 is a side view of the main part of the insertion rod viewed from the main rod side in the same example;
FIG. 12 is a front view showing still another example of the synthetic resin curtain hook of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
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Family Applications (1)
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