JP3788976B2 - データ登録システム、データ登録方法及びプログラム - Google Patents

データ登録システム、データ登録方法及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを利用したタイムスタンプシステム等に関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
従来の紙文書に代わって、例えば、電子商取引等においては、契約書面等を電子文書として保存し、ある時刻における所定の電子文書の存在と、この電子文書の非改竄性とを保証する、所謂信頼できる第三者機関(TTP,Trusted Third Party)によるタイムスタンプサービスが提案されている。
【0004】
通常、このタイムスタンプサービスは、(1)データの送信側(ユーザ)が上記の電子文書を構成する電子データからハッシュ値を生成し、(2)このハッシュ値をTTPに送信して電子データを登録し、(3)TTPがハッシュ値を受信し電子データを登録したことを示すレシートをユーザに送信する、という手順で実行される。ここで、ハッシュ値とは、任意のビット列からなるデータの入力に対して、固定長さのビット列を出力するハッシュ関数により変換された値(出力)である。このハッシュ関数は、得られた出力値から入力値を逆算して求めることは実質的に不可能な一方向性関数である。また、ハッシュ関数は、他の暗号化アルゴリズムに比較すると、比較的容易に計算可能である。従って、これらの特性を有するハッシュ関数を利用して、所定のセキュリティ機能を有する実用的なタイムスタンプサービスが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、例えば、下記の特許文献1に開示されるように、従来の処理において、ユーザが個別の電子データ(1件の電子文書)ごとにハッシュ値(メッセージダイジェスト)を生成するので、例えば、大量の電子データ(大量な件数の電子文書)をTTPに登録する場合には、大量の電子データそれぞれに対応するハッシュ値をTTPに送信しなければならない。例えば、インターネットのように通常の通信容量のネットワークを使用する場合には、長い通信時間を必要とし、実用的ではないことがある。また、TTPも、個々のハッシュ値に対して上記処理(データの登録、ハッシュ値の記憶並びにレシートの発行)が必要となる。そのため、従来は、短時間で大量のデータをTTPに登録することは困難であった。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−105057号公報
【0007】
上記実状に鑑みて、本発明は、所定のセキュリティ機能を有し効率的なタイムスタンプサービスを提供可能な、データ登録システム、データ登録方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るデータ登録システムは、複数の電子データを記憶する端末からネットワークを介して少なくとも1つ以上の所望の電子データを、タイムスタンプサービスを提供する信頼できる第三者機関のサーバに登録するためのシステムであって、
前記複数の電子データのそれぞれに所定の一方向性関数を作用させて第1の関数値を生成する第1関数値生成手段と、
前記複数の電子データと前記第1の関数値とを対応させて記憶するデータ記憶手段と、
記憶されている前記複数の電子データの中から、前記所望の電子データを選択する選択手段と、
前記所望の電子データ及び当該所望の電子データに対応する前記第1の関数値に基づいて、前記第1の関数値に、若しくは、前記所望の電子データ及び前記第1の関数値に、前記一方向性関数を作用させて、選択された前記所望の電子データの全体に一意に対応するメッセージダイジェストを示す第2の関数値を生成する第2関数値生成手段と、
前記第2の関数値を前記サーバに送信して前記所望の電子データを登録し、当該登録を識別するための識別番号を前記サーバから受信する識別番号受信手段と、
前記識別番号受信手段にて受信した識別番号を、前記所望の電子データそれぞれと対応付けて記憶する識別番号記憶手段と、を備える、
ことを特徴とする。
【0009】
一方向性関数は、ハッシュ関数であることが好ましい。
【0010】
第1関数値生成手段は、一方向性関数を複数の電子データそれぞれに作用させて第1の関数値を得る代わりに、所定の暗号方式を使用したデジタル署名により第1の関数値を生成するようにしても良い。
【0011】
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係るデータ登録システムは、複数の電子データを記憶する端末と、前記端末とネットワークを介して接続され前記端末から前記複数の電子データを登録するタイムスタンプサービスを提供するサーバと、を備えるデータ登録システムであって、
前記端末は、
前記複数の電子データそれぞれに対応する第1のハッシュ値を生成する第1ハッシュ値生成手段と、
当該第1のハッシュ値のそれぞれを前記複数の電子データと対応付けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段が記憶する前記複数の電子データの中から、登録すべき複数の電子データを選択する選択手段と、
前記第1のハッシュ値に基づいて、若しくは、前記登録すべき複数の電子データと前記第1のハッシュ値とに基づいて、前記選択された登録すべき複数の電子データの全体と対応する第2のハッシュ値を生成する第2ハッシュ値生成手段と、
前記登録すべき複数の電子データを前記サーバに登録するための識別番号を生成する識別番号生成手段と、
前記識別番号と、前記第2のハッシュ値とを、前記サーバに送信するデータ送信手段と、を備え、
前記記憶手段は、前記識別番号生成手段にて生成した識別番号を、前記登録すべき複数の電子データそれぞれと対応付けて記憶する、
ことを特徴とする。
【0012】
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係るデータ登録システムは、複数の電子データを記憶する端末と、前記端末とネットワークを介して接続され前記端末から所定のデータを登録して当該登録を識別するための識別番号を前記端末に送信するタイムスタンプサーバと、を備えるデータ登録システムであって、
前記端末は、
前記複数の電子データそれぞれに対応する第1のハッシュ値を生成する第1ハッシュ値生成手段と、
当該第1のハッシュ値のそれぞれを前記複数の電子データと対応付けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段が記憶する前記複数の電子データの中から、登録すべき複数の電子データを選択する選択手段と、
前記第1のハッシュ値に基づいて、若しくは、前記登録すべき複数の電子データと前記第1のハッシュ値とに基づいて、前記選択された登録すべき複数の電子データの全体と対応する第2のハッシュ値を生成する第2ハッシュ値生成手段と、
前記第2のハッシュ値を前記タイムスタンプサーバに送信して前記選択された複数の電子データを登録し、当該登録を識別するための前記識別番号を前記タイムスタンプサーバから受信する識別番号受信手段と、を備え、
前記記憶手段は、前記識別番号受信手段にて受信した前記識別番号を、登録された前記複数の電子データそれぞれと対応付けて記憶する、
ことを特徴とする。
【0013】
上記目的を達成するため、本発明の第4の観点に係るデータ登録方法は、
複数の電子データを記憶する端末からネットワークを介して少なくとも1つ以上の所望の電子データを、タイムスタンプサービスを提供する信頼できる第三者機関に登録する方法であって、
前記複数の電子データのそれぞれに所定の一方向性関数を作用させて第1の関数値を生成する第1関数値生成ステップと、
前記複数の電子データのぞれぞれと対応させて前記第1の関数値を記憶する関数値記憶ステップと、
記憶されている前記複数の電子データの中から、前記所望の電子データを選択する選択ステップと、
前記所望の電子データ及び当該所望の電子データに対応する前記第1の関数値に基づいて、前記第1の関数値に、若しくは、前記所望の電子データ及び前記第1の関数値に、前記一方向性関数を作用させて、選択された前記所望の電子データの全体と一意に対応するメッセージダイジェストを示す第2の関数値を生成する第2関数値生成ステップと、
前記第2の関数値を前記第三者機関に送信して前記所望の電子データを登録し、当該登録を識別するための識別番号を前記第三者機関から受信する識別番号受信ステップと、
前記識別番号受信ステップにて受信された識別番号を、前記複数の電子データそれぞれと対応付けて記憶する識別番号記憶ステップと、
を備えることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態にかかるデータ登録システム等について、以下図面を参照して説明する。
【0015】
図1は、本発明の実施の形態に係るデータ登録システムの機能構成を模式的に示す。このデータ登録システムは、信頼できる第三者機関(TTP,Trusted Third Party)において、ユーザから受理した(登録を依頼された)電子データの存在時刻と非改竄性とを証明するタイムスタンプサービスを提供するためのシステムとして構成されている。データ登録システムは、複数の端末1−1〜1−mと、この複数の端末1−1〜1−mとインターネット3を介して接続されるタイムスタンプサーバ2と、から構成される。
【0016】
複数の端末1−1〜1−m(以下代表例として端末1−kについて説明する)は、テキストデータ、画像情報、その他電子データを記憶し、記憶している電子データをタイムスタンプサーバ2に登録するためのコンピュータ端末装置である。
この端末1−kは、データ保存部11と、データ選択部12、ハッシュ値生成部13と、データ検証部14とを備える。
【0017】
タイムスタンプサーバ2は、端末1−kからのデータ登録申請を受理し、登録申請の受理日時を認証し、申請されたデータを登録するためのサーバ装置である。タイムスタンプサーバ2は、タイムスタンプ生成部21と、レシート生成部22と、レシート情報データベース23と、時刻認証部24とを備える。
【0018】
データ保存部11は、契約書類等の文書であれば電子文書、写真等の静止画であれば画像情報のように、電子化された電子データを、後述する第1のハッシュ値及びレシートIDと対応させて記憶する。
【0019】
データ選択部12は、データ保存部11に記憶されている個々の電子データから、登録申請を行う所定の数n個(nレコード)の電子データから成るデータ群を選択し、後述するハッシュ値生成部13に入力する。データ選択部12は、ハッシュ値生成部13から出力される、選択したnレコード分の電子データの全体と一意に対応する第2のハッシュ値を、インターネット3を経由して、タイムスタンプサーバ2に送信する。
【0020】
ハッシュ値生成部13は、データ選択部12で選択された個々の電子データに、ハッシュ関数を作用させて、第1のハッシュ値を得る。ここで、ハッシュ関数は、一方向性で、かつ、衝突防止性の関数であり、任意の長さのビット列データを入力すると、固定長さ、例えば、160ビットの長さのビット列データを出力する。この実施形態においては、SHA−1(Secure Hash Algorithm)を使用するが、MD2(Message Digest #2)、MD5、RIPE−MD(Race Integrity Primitive Evaluation Message Digest)等の任意のハッシュ関数を使用することができる。また、ハッシュ関数の出力値は、入力値である任意の長さのビット列データと一意に対応する符号データであるので、メッセージダイジェストとも称されるが、ここでは、ハッシュ値と呼称する。
【0021】
さらに、ハッシュ値生成部13は、nレコード分の電子データのそれぞれから生成した第1のハッシュ値に、再度ハッシュ関数を作用させて、第2のハッシュ値を得る。この第2のハッシュ値は、後述するように、ユーザが端末1−kからnレコード分の電子データの登録申請を行うときの、申請番号(データ)として利用される。
【0022】
データ検証部14は、後述する所定のレシートIDを有する電子データを検索して、当該電子データと対応付けて記憶されている各第1のハッシュ値を抽出し、これらの第1のハッシュ値をハッシュ値生成部13に入力する。ハッシュ値生成部13から出力される第2のハッシュ値と、レシートIDとにより、登録された電子データをタイムスタンプサーバ2に問い合わせる。データ検証部14は、タイプスタンプサーバ2が当該第2のハッシュ値とレシートIDとに基づいて抽出したレシート情報を受信し、受信したレシート情報に含まれる第2のハッシュ値と、送信した第2のハッシュ値とを比較して、電子データの正当性を検証する。
【0023】
タイムスタンプ生成部21は、端末1−kのデータ選択部12から、nレコード分の電子データに対応する第2ハッシュ値を受信すると、受信時刻を示すタイムスタンプデータを生成する。タイムスタンプ生成部21は、生成したタイムスタンプデータを時刻認証部24に送信して、受理時刻の確認と認証とを受ける。タイムスタンプ生成部21は、時刻認証部24にて時刻認証データを含む認証されたタイムスタンプデータを受信する。
【0024】
レシート生成部22は、認証されたタイムスタンプデータを含むレシートを生成する。レシート生成部22は、当該レシートを識別するための識別番号(以下、レシートIDと呼ぶ)を付加して、端末1−kに送信する。
【0025】
レシート情報データベース23は、レシートIDに対応させて、タイムスタンプデータと第2のハッシュ値とをレシート情報として記憶する。また、レシート情報データベース23は、端末1−kからの要求に応答して、レシートIDと第2のハッシュ値とをキーに検索し、該当するレシート情報を抽出して、端末1−kに送信する。
【0026】
時刻認証部24は、現在日時を表す日時情報を連続的に生成する。時刻認証部24は、タイムスタンプ生成部21から受信したタイムスタンプデータを、自己の日時情報と照合することにより、時刻認証データを生成する。時刻認証部24は、該時刻認証データを追加することにより、タイムスタンプデータの認証を行う。
【0027】
図2は、図1に示すデータ登録システムのハードウェア構成を模式的に表すシステム構成図である。図2に示すデータ登録システムは、図1と同様の端末1−1〜1−m(代表例として端末1−kを使用する)と、インターネット3を介して端末1−1〜1−mと接続されるタイムスタンプサーバ2とから構成されるが、理解を容易にするため、端末1−kとタイムスタンプサーバ2とについて、それぞれのハードウェア構成のみを示す。
【0028】
端末1−kは、通信部101と、入力部102と、表示部103と、記憶部104と、演算処理部105とを具備し、これらによって、図1に示した端末1−kのデータ保存部11、データ選択部12、ハッシュ値生成部13、データ検証部14の各機能を実現する。
【0029】
通信部101は、インターネットプロトコル(IP)に対応した所定のインターフェースを有し、インターネット3を介して、タイムスタンプサーバ2と所定のデータの送受信を行う。
【0030】
入力部102は、キーボード、トラックパッド又はマウス等のポインティングデバイス等から構成される。入力部102は、ユーザの操作に応答して、所定の要求、データの送信、データの選択、後述するデータの検証処理の実行等を指示する。
【0031】
表示部103は、CRT(Cathode-Ray Tube)若しくは液晶表示装置(LCD,Liquid Crystalline Display)等の表示装置を備える。表示部103は、ユーザにより入力部102から入力され、選択されたデータ、あるいは、タイムスタンプサーバ2から受信したデータ、若しくは、後述するデータの検証結果等を表示する。
【0032】
記憶部104は、例えば、ハードディスク装置、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成される。記憶部104は、登録申請用の電子データ、第1及び第2のハッシュ値、及びタイムスタンプサーバ2から受信するレシート情報(タイムスタンプデータ、第2のハッシュ値及びレシートIDを含む)等を記憶する。
【0033】
演算処理部105は、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)若しくは端末1−kのCPU(中央演算処理装置)等から構成される。演算処理部105は、ハッシュ関数の演算処理、記憶している電子データの正当性の検証処理を実行する。
【0034】
タイムスタンプサーバ2は、通信部201と、認証処理部202と、登録処理部203と、検索処理部204と、記憶部205、タイマ部206とを具備する。これらによって、図1に示したタイムスタンプサーバのタイムスタンプ生成部21、レシート生成部22、レシート情報データベース23、時刻認証部24の各機能を実現する。
【0035】
通信部201は、インターネットプロトコル(IP)に対応した所定のインターフェースを有し、インターネット3を介して、端末1−kと所定のデータの送受信を行う。
【0036】
認証処理部202、登録処理部203、検索処理部204は、それぞれ、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)若しくはタイムスタンプサーバ2のCPU(中央演算処理装置)等から構成される。
【0037】
認証処理部202は、端末1−kからの登録申請データの受信時の受信時刻を示すタイムスタンプデータの生成、時刻認証データの確認等の処理を制御する。
【0038】
登録処理部203は、さらに、認証されたタイムスタンプデータに基づいて生成されるレシートのレシートIDに対応させて、端末1−kから登録申請されたデータ(nレコード分の電子データに対応する第2のハッシュ値)を記憶部205に記憶する処理を制御する。
【0039】
検索処理部204は、記憶部205に記憶されている登録データ(レシート情報)から、端末1−kから受信する第2のハッシュ値とレシートIDとに基づいて、該当する登録データ(レシート情報)を検索し、抽出する処理を制御する。
【0040】
記憶部205は、磁気ディスク装置、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成される。記憶部205は、登録申請データ(第2のハッシュ値を含む)、タイムスタンプデータ、時刻認証データ等の上記各部の処理に関するデータ及び処理に必要な情報等を格納する。
【0041】
タイマ部206は、例えば、水晶発振器等から構成され、計時機能を有する。タイマ部206は、時刻認証部24における認証時刻データの基準となる現在時刻を連続的に生成する。ここで、例えば、GPS(Global Positioning System)衛星からの標準時刻を表す時刻情報に基づいて、計時される現在時刻を標準時刻に対して適宜補正するようにしてもよい。
【0042】
次に、図1及び図2に示すように構成されたTTPにおけるタイムスタンプサービスの提供を受けるためのデータ登録システムの動作について説明する。端末1−k側におけるユーザによる登録申請処理を、図3に示すフローチャートを参照して説明する。
【0043】
所定の文書等を予め電子化して、1件につき1レコードとして端末1−kの記憶部104に格納されている電子データのうち、データ選択部12が、ユーザの入力部102からの入力に応答して、図4に示す登録申請を行うためのnレコード分のデータを選択する(ステップS11)。
【0044】
次いで、ハッシュ値生成部13は、ステップS11にて選択されたnレコード分の電子データそれぞれに対して、ハッシュ関数SHA−1を作用させて、各電子データに対応するn個の第1のハッシュ値を生成する(ステップS12)。さらに、データ保存部11は、ステップS12にて生成した第1のハッシュ値を各電子データに対応付けて、図4に示すように、各電子データのレコードに追加して記憶する(ステップS13)。
【0045】
各電子データに対応する第1のハッシュ値が生成されたら、ハッシュ値生成部13は、n個の第1のハッシュ値に上記ハッシュ関数SHA−1を再度適用して、nレコード分の電子データに対応する第2のハッシュ値を得る(ステップS14)。ここで、ハッシュ値生成部13は、n個の電子データとn個の第1のハッシュ値の全てを使用して、第2のハッシュ値を得るようにしても良い。
【0046】
データ選択部12は、ステップS14にて得られた第2のハッシュ値を、タイムスタンプサーバ2に送信する(ステップS15)。
【0047】
後述するように、タイムスタンプサーバ2で所定の処理が実行され、端末1−kの通信部201は、レシートIDが付されたレシート(nレコード分の電子データの存在時刻と非改竄性とを保証する証明データ)を受信する(ステップS16)。
【0048】
データ保存部11は、ステップS16にて受信したレシートのレシートIDを、ステップS13で記憶しているnレコードの各行の先頭に追加して格納する(ステップS17)。これで、端末1−k側での登録申請処理を終了する。
【0049】
次に、上記の登録申請処理にてタイムスタンプサーバ2に登録されている登録データと、記憶部104に格納されている電子データとが一致するか否かを検証する、即ち、端末1−kで保有している電子データの正当性を検証する検証処理について、図5に示すフローチャートを参照して説明する。
【0050】
ここでは、図6に示す同一のレシートIDを有するnレコード分の電子データの中で、電子データCの検証を行う場合について説明する。
データ検証部14は、記憶部104に格納されている着目する電子データCを含むレコードから、その行の先頭に有するIDを取得し、同一のIDを有するレコードを検索し、該当する電子データA,B,C・・・X(nレコード分のデータ)に対応するn個の第1のハッシュ値を抽出する(ステップS21)。なお、このとき、データ検証部14は、n個の第1のハッシュ値だけでなく、該当する電子データA,B,C・・・X(nレコード分のデータ)を抽出するようにしても良い。
【0051】
データ検証部14は、ステップS21で抽出されたn個の第1のハッシュ値を、ハッシュ値生成部13に入力し、n個の第1のハッシュ値に対応する第2のハッシュ値を取得する(ステップS22)。なお、このとき、データ検証部14は、抽出した電子データA,B,C・・・X(nレコード分のデータ)と、これらの電子データA,B,C・・・Xに対応するn個の第1のハッシュ値とを全て使用して、第2のハッシュ値を求めることもできる。次に、データ検証部14は、通信部101を介して、タイムスタンプサーバ2に対して、ステップS21にて取得したIDと、ステップS22にて抽出した第2ハッシュ値とに基づいて、該当する登録データについて問い合わせを行う(ステップS23)。
【0052】
端末1−kからの問い合わせに対して、タイムスタンプサーバ2は、指定されたID若しくは第2のハッシュ値に基づいて、記憶部205に格納されている登録データ(レシート情報)の中から、該当する登録データを検索し、抽出して、当該登録データを端末1−kに送信する。
【0053】
データ検証部14は、タイムスタンプサーバ2からの回答(該当登録データ)を受信し、登録データに含まれる第2のハッシュ値と、ステップS22で取得された第2のハッシュ値とを比較し、照合することにより、記憶部104に格納されているnレコード分の電子データの正当性を判別する(ステップS24)。
【0054】
データ検証部14は、nレコード分の電子データが正当であると判別したときには、電子データCに基づいて、ハッシュ値生成部13により、第1のハッシュ値を再計算する(ステップS25)。データ検証部14は、ステップS25で得られた第1のハッシュ値が、電子データCを有するレコード中の第1のハッシュ値と等しいか否かを判別する(ステップS26)。
【0055】
データ検証部14は、ステップS25で得られた第1のハッシュ値が、電子データCを有するレコード中の第1のハッシュ値と等しいと判別した場合には、電子データCは正当であると判断して(ステップS27)、処理を終了する。一方、ステップS25で得られた第1のハッシュ値が、電子データCを有するレコード中の第1のハッシュ値と等しくないと判別した場合には、電子データCは正当ではないと判断して(ステップS28)、処理を終了する。なお、データ検証部14は、ステップS24にて、nレコード分の電子データが正当ではないと判別したときにも、同様にステップS28に移行し、電子データCは正当ではないと判断して処理を終了する。
なお、ステップS24にて、nレコード分の電子データが正当であると判別したときには、ステップS25及びステップS26を省略して直接ステップS27に移行し、正当であるnレコードの中に含まれている電子データCも当然に正当であると判断するようにしても良い。これにより、検証処理の簡略化を図ることができる。
【0056】
最後に、端末1−kから登録申請を受信したタイムスタンプサーバ2側での登録処理について、図7のフローチャートを参照して簡単に説明する。
【0057】
タイムスタンプ生成部21は、端末1−kから、登録申請データ(nレコード分の電子データ及び第1のハッシュ値と、これらのデータに対応する第2ハッシュ値と)を受信すると、受信時刻を示すタイムスタンプデータを生成する(ステップS31)。タイムスタンプ生成部21は、生成したタイムスタンプデータを時刻認証部24に送信して、受理時刻の確認と認証とを受ける。タイムスタンプ生成部21は、時刻認証部24にて時刻認証データを含む認証されたタイムスタンプデータを受信する(ステップS32)。
【0058】
レシート生成部22は、認証されたタイムスタンプデータを含むレシートを生成する(ステップS33)。次いで、レシート生成部22は、当該レシートを識別するためのレシートIDを付加して、端末1−kに送信する(ステップS34)。
一方、レシート情報データベース23は、端末1−kから受理した上記のnレコード分の電子データに対応する第2のハッシュ値を、タイムスタンプデータと共に、レシートIDと対応させて登録(記憶)する(ステップS35)。
【0059】
以上説明したように、本実施の形態によれば、ユーザにより端末側から、信頼できる第三者機関のタイムスタンプサーバに電子データを1件ごとに(1件の電子文書ごとに)送信して登録申請するのではなく、所定の数の電子データ(所定の件数の電子文書に相当する)を一括して登録申請を行う。そのため、インターネット経由での通信に関して、通信量と通信時間とを大幅に低減することが可能となる。また、第三者機関においても、所定の件数の電子文書の登録申請をまとめて受理し、一括して登録処理を行うことができるので、その処理効率が向上する。従って、タイムスタンプサービス全体として、処理時間が短縮され、大量の電子データであっても、短時間で処理することが可能となる。
【0060】
本発明は、上記の実施の形態に限定されず、その応用及び変形等は任意である。
例えば、上記の実施の形態において、端末では、各電子データからそれぞれ第1のハッシュ値を生成し、所定の数(nレコード分)の電子データを一括して、第1のハッシュ値、若しくは、電子データ及び第1のハッシュ値、のいずれかを使用して、第2のハッシュ値を生成すると説明した。
【0061】
しかし、図8に示すように、図1に示す端末1−kに所定の暗号方式を使用して電子データのエンコードを行うデジタル署名部15を追加し、上記第1のハッシュ値の代わりに各電子データに対してそれぞれデジタル署名を生成するようにしても良い。この場合には、所定の数(nレコード分)の電子データを一括して、各デジタル署名、若しくは、各電子データ及び各デジタル署名、のいずれかを使用して、ハッシュ値生成部13により上記第2のハッシュ値に相当する一意のハッシュ値を生成することができる。
【0062】
上記実施の形態では、タイムスタンプサーバにおける登録処理は、端末から送信される第2のハッシュ値に基づいて、逐次タイムスタンプデータを生成し、当該タイムスタンプデータを記憶すると共に、ユーザの端末に返信するという単純なタイムスタンププロトコルに基づく処理として説明した。しかし、使用可能なタイムスタンププロトコルはこれに限定されない。例えば、タイムスタンプサーバが複数のユーザの端末から送信されるユーザのハッシュ値を相互に関連付けるリンク情報を生成し、各タイムスタンプデータがそれまでに生成された全てのタイムスタンプデータに依存するように生成される、所謂リンキングプロトコルを使用してもよい。この場合、タイムスタンプサーバに不正(タイムスタンプデータやリンク情報の改竄)があっても、利用されるデジタル署名やハッシュ関数が安全である限り、改竄を発見できるので、セキュリティレベルの向上が期待できる。
【0063】
上記のリンキングプロトコルの例としては、リニアリンキングプロトコル(Linear Linking Protocol)やツリー構造のリンキングプロトコル(Linking Protocol using Tree Structure)がある。
【0064】
後者は、例えば、図9に示すように、一定時間(ラウンド)内にタイムスタンプサーバに送信されたハッシュ値(図9には4つのハッシュ値の場合を示すが、この数は4つに限定されない)を葉とみなし、ラウンド内のハッシュ値(a,b,c,d)を結合し、ハッシュ化するプロセスを繰り返して(ab,cd)、ルートハッシュと呼ばれるリンク情報(ad)を生成する。このルートハッシュは、直前のラウンドで生成されたスーパーハッシュ値(Super Hash Value)SHV(t−1)と結合されてハッシュ化され、そのラウンドのSHV(t)となる。タイムスタンプサーバは、証明データとして、時刻tにおけるタイムスタンプデータと、レシートIDと、時刻(t−1)におけるスーパーハッシュ値SHV(t−1)と、ルートハッシュの構成要素であるハッシュ値cd及びbと、をユーザの端末に返信する。ユーザは、端末から送信したデータ登録のためのハッシュ値aと、タイムスタンプサーバから送信された上記の証明データとを記憶し、タイムスタンプサーバへ問い合わせるときの使用データとする。一方、タイムスタンプサーバは、各時刻のSHVを記憶しており、ユーザから送信される証明データ(ハッシュ値a’,b,cd及びSHV(t−1))に基づいて、時刻tのSHV(t)を再計算し、記憶しているSHV(t)と比較することにより、データの非改竄性と、時刻tに登録されたものであることを証明することができる。
【0065】
上記の実施の形態では、ハッシュ関数としてSHA−1(Secure Hash Algorithm)を使用すると説明したが、例えば、MD2、MD5、RIPE−MD等の任意のハッシュ関数を使用することができる。さらに、ハッシュ関数以外でも、一方向性関数であれば良い。さらに、例えば、RSA(Rivest Shamir Adleman)暗号方式、DAS(Digital Signature Algorithm)暗号方式、DES(Digital Encryption Standard)暗号方式等の暗号化関数を使用することができる。しかし、暗号化関数は、ハッシュ関数と比較して、その計算が複雑になると共に計算量も膨大になるので、処理の効率化を目的とする場合には、ハッシュ関数を使用することが望ましい。
【0066】
上記の実施の形態では、タイムスタンプサーバが端末からの電子データの登録申請を受理したことを示すレシートに、当該レシートを識別するレシートIDを付して端末に返送すると説明した。しかし、タイムスタンプサーバは、タイムスタンプデータを含むが、レシートIDの付されていないレシートを生成して、当該レシートを端末に送信することもできる。この場合、一括して登録申請した個々の電子データを識別するために、登録申請を行うときに、端末が、自ら一意の識別番号を生成し、生成した識別番号を登録申請する電子データを含む各レコードの先頭に付加して記憶すると共に、タイムスタンプサーバから送信されるレシートにも当該識別番号を付して管理すれば良い。
【0067】
上記の実施の形態では、端末とタイムスタンプサーバとは、インターネットを経由して接続されると説明した。しかし、端末とタイムスタンプサーバとを接続するネットワークは、インターネットに限定されず、公衆ネットワーク、LAN(Local Area Netwaork)、WAN(Wide Area Network)及び無線通信等を適宜組み合わせた任意のネットワークであっても良い。
【0068】
なお、上記の実施の形態において説明したデータ登録システムは、専用のシステムとして構成することなく、通常のコンピュータ装置を用いて実現することができる。例えば、コンピュータ装置に上述の動作の一部若しくは全部を実行させるためのプログラムを格納した記憶媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM等)から、該プログラムをインストールすることにより、上述した処理を実行するデータ登録システムを構築することができる。インストールによって、当該プログラムは、コンピュータ装置内のハードディスク装置等の記憶装置に格納されて、データ登録システムを構成し、実行に供される。
【0069】
また、コンピュータにプログラムを供給するための媒体は、狭義の記憶媒体に限定されず、通信回線、通信ネットワーク及び通信システムのように、一時的且つ流動的にプログラム等の情報を保持する通信媒体等を含む広義の記憶媒体であってもよい。
【0070】
例えば、インターネット等の通信ネットワーク上に設けたFTP(File Transfer Protocol)サーバに当該プログラムを登録し、FTPクライアントにネットワークを介して配信してもよく、通信ネットワークの電子掲示板(BBS,Bulletin Board System)等に該プログラムを登録し、これをネットワークを介して配信してもよい。そして、このプログラムを起動し、OS(Operating System)の制御下において実行することにより、上述の処理を実行することができる。さらに、通信ネットワークを介してプログラムを転送しながら起動実行することによっても、上述した処理を達成することができる。
【0071】
【発明の効果】
本発明によれば、所定のセキュリティ機能を有し効率的なタイムスタンプサービスを提供可能な、データ登録システム、データ登録方法及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデータ登録システムの機能構成を模式的に示すブロック図である。
【図2】図1のデータ登録システムのハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。
【図3】図1のデータ登録システムにおける端末側での申請処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】図1のデータ登録システムにおける端末側での申請処理の動作を説明するための模式図である。
【図5】図1のデータ登録システムにおける端末側でのデータの正当性を検証する処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】図1のデータ登録システムにおける端末側での検証処理の動作を説明するための模式図である。
【図7】図1のデータ登録システムにおけるタイムスタンプサーバ側での登録処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態に係るデータ登録システムの変形例の機能構成を模式的に示すブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るデータ登録システムにおけるタイムスタンプサーバで使用される他のタイムスタンププロトコルを示す模式図である。
【符号の説明】
1 端末
2 タイムスタンプサーバ
3 インターネット
11 データ保存部
12 データ選択部
13 ハッシュ値生成部
14 データ検証部
21 タイムスタンプ生成部
22 レシート生成部
23 レシート情報データベース
24 時刻認証部
101 通信部
102 入力部
103 表示部
104 記憶部
105 演算処理部
201 通信部
202 認証処理部
203 登録処理部
204 検索処理部
205 記憶部
206 タイマ部

Claims (8)

  1. 複数の電子データを記憶する端末からネットワークを介して少なくとも1つ以上の所望の電子データを、タイムスタンプサービスを提供する信頼できる第三者機関のサーバに登録するためのシステムであって、
    前記複数の電子データのそれぞれに所定の一方向性関数を作用させて第1の関数値を生成する第1関数値生成手段と、
    前記複数の電子データと前記第1の関数値とを対応させて記憶するデータ記憶手段と、
    前記データ記憶手段に記憶されている前記複数の電子データの中から、前記所望の電子データを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された電子データに対応する前記第1の関数値、若しくは、前記選択手段により選択された電子データ及び該選択された電子データに対応する前記第1の関数値に、一方向性関数を作用させて、前記選択された電子データの全体と一意に対応するメッセージダイジェストを示す第2の関数値を生成する第2関数値生成手段と、
    前記第2の関数値を前記サーバに送信して登録し、当該登録を識別するための識別情報を前記サーバから受信する識別情報受信手段と、
    前記識別情報受信手段にて受信した識別情報を、前記選択された電子データそれぞれと対応付けて記憶する識別情報記憶手段と、
    前記データ記憶手段に記憶している電子データのうちから正当性を検証する対象である電子データに対応付けられている識別情報を特定し、この識別情報と同一の識別情報が対応付けられている複数の電子データと該複数の電子データに対応する複数の第1の関数値を読み出し、これらの第1の関数値、または読み出した複数の電子データ及び該複数の電子データに対応する第1の関数値に、一方向性関数を作用させて第2の関数値を生成すると共に、前記特定した識別情報を前記サーバに送信して、該サーバから登録されている第2の関数値を受信し、生成した第2の関数値と受信した第2の関数値とに基づいて、前記同一の識別情報が対応付けられている複数の電子データの正当性を判別し、正当であると判別された場合に、前記正当性の検証対象の電子データに、前記所定の一方向性関数を作用させて第1の関数値を生成し、生成した第1の関数値と前記データ記憶手段に記憶している第1の関数値とに基づいて、その電子データの正当性を判別する検証手段と、
    を備えることを特徴とするデータ登録システム。
  2. 前記一方向性関数は、ハッシュ関数である、ことを特徴とする請求項1に記載のデータ登録システム。
  3. 前記第1関数値生成手段は、所定の暗号方式を使用したデジタル署名により前記第1の関数値を生成する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ登録システム。
  4. 複数の電子データを記憶する端末と、前記端末とネットワークを介して接続され前記端末から前記複数の電子データを登録するタイムスタンプサービスを提供するサーバと、を備えるデータ登録システムであって、
    前記端末は、
    前記複数の電子データそれぞれに対応する第1のハッシュ値を生成する第1ハッシュ値生成手段と、
    当該第1のハッシュ値のそれぞれを前記複数の電子データと対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段が記憶する前記複数の電子データの中から、登録すべき複数の電子データを選択する選択手段と、
    前記第1のハッシュ値に基づいて、若しくは、前記選択された電子データと該選択された電子データに対応する前記第1のハッシュ値とに基づいて、前記選択された電子データの全体と対応する第2のハッシュ値を生成する第2ハッシュ値生成手段と、
    前記登録すべき複数の電子データを前記サーバに登録するための識別情報を生成する識別情報生成手段と、前記記憶手段は、前記識別情報生成手段にて生成した識別情報を、前記登録すべき複数の電子データそれぞれと対応付けて記憶し、
    前記登録すべき複数の電子データと対応付けて登録される前記第2のハッシュ値を、前記サーバに送信するデータ送信手段と、
    前記記憶手段に記憶している電子データのうちから正当性を検証する対象である電子データに対応付けられている識別情報を特定し、この識別情報と同一の識別情報が対応付けられている複数の電子データと該複数の電子データに対応する複数の第1のハッシュ値とを読み出し、これらの第1のハッシュ値、または読み出した複数の電子データ及び該複数の電子データに対応する第1のハッシュ値に基づいて、第2のハッシュ値を生成すると共に、前記特定した識別情報を前記サーバに送信して、該サーバから登録されている第2のハッシュ値を受信し、生成した第2のハッシュ値と受信した第2のハッシュ値とに基づいて、前記同一の識別情報が対応付けられている複数の電子データの正当性を判別し、正当であると判別された場合に、前記正当性の検証対象の電子データに基づいて第1のハッシュ値を生成し、生成した第1のハッシュ値と前記記憶手段に記憶している第1のハッシュ値とに基づいて、その電子データの正当性を判別する検証手段と、
    を備えることを特徴とするデータ登録システム。
  5. 複数の電子データを記憶する端末と、前記端末とネットワークを介して接続され前記端末から所定のデータを登録して当該登録を識別するための識別情報を前記端末に送信するサーバと、を備えるデータ登録システムであって、
    前記端末は、
    前記複数の電子データそれぞれに対応する第1のハッシュ値を生成する第1ハッシュ値生成手段と、
    当該第1のハッシュ値のそれぞれを前記複数の電子データと対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段が記憶する前記複数の電子データの中から、登録すべき複数の電子データを選択する選択手段と、
    前記第1のハッシュ値に基づいて、若しくは、前記選択された電子データと該選択された電子データに対応する前記第1のハッシュ値とに基づいて、前記選択された電子データの全体と対応する第2のハッシュ値を生成する第2ハッシュ値生成手段と、
    前記選択された電子データと前記第2のハッシュ値を前記サーバに送信して登録し、当該登録を識別するための前記識別情報を前記サーバから受信する識別情報受信手段と、前記記憶手段は、前記識別情報受信手段にて受信した前記識別情報を、登録された前記複数の電子データそれぞれと対応付けて記憶し、
    前記記憶手段に記憶している電子データのうちから正当性を検証する対象である電子データに対応付けられている識別情報を特定し、この識別情報と同一の識別情報が対応付けられている複数の電子データと該複数の電子データに対応する複数の第1のハッシュ値とを読み出し、これらの第1のハッシュ値、または読み出した複数の電子データ及び該複数の電子データに対応する第1のハッシュ値に基づいて、第2のハッシュ値を生成すると共に、前記特定した識別情報を前記サーバに送信し、該サーバから登録されている第2のハッシュ値を受信し、生成した第2のハッシュ値と受信した第2のハッシュ値とに基づいて、前記同一の識別情報が対応付けられている複数の電子データの正当性を判別し、正当であると判別された場合に、前記正当性の検証対象の電子データに基づいて第1のハッシュ値を生成し、生成した第1のハッシュ値と前記記憶手段に記憶している第1のハッシュ値とに基づいて、その電子データの正当性を判別する検証手段と、
    を備えることを特徴とするデータ登録システム。
  6. 複数の電子データを記憶する端末からネットワークを介して少なくとも1つ以上の所望の電子データを、タイムスタンプサービスを提供する信頼できる第三者機関のサーバに登録する方法であって、
    前記複数の電子データのそれぞれに所定の一方向性関数を作用させて第1の関数値を生成する第1関数値生成ステップと、
    前記複数の電子データのそれぞれと前記第1の関数値とを対応させて記憶するデータ記憶ステップと、
    記憶されている前記複数の電子データの中から、前記所望の電子データを選択する選択ステップと、
    前記選択された電子データに対応する前記第1の関数値若しくは、前記選択された電子データ及び該選択された複数の電子データに対応する前記第1の関数値に、一方向性関数を作用させて、前記選択された電子データの全体と一意に対応するメッセージダイジェストを示す第2の関数値を生成する第2関数値生成ステップと、
    前記第2の関数値を前記サーバに送信して登録し、当該登録を識別するための識別情報前記サーバから受信する識別情報受信ステップと、
    前記識別情報受信ステップにて受信された識別情報を、前記選択された電子データそれぞれと対応付けて記憶する識別情報記憶ステップと、
    前記データ記憶ステップで記憶している電子データのうちから正当性を検証する対象である電子データに対応付けられている識別情報を特定し、この識別情報と同一の識別情報が対応付けられている複数の電子データと該複数の電子データに対応する複数の第1の関数値を読み出し、これらの第1の関数値、または読み出した複数の電子データ及び該複数の電子データに対応する第1の関数値に、一方向性関数を作用させて第2の関数値を生成すると共に、前記特定した識別情報を前記サーバに送信して、該サーバから登録されている第2の関数値を受信し、生成した第2の関数値と受信した第2の関数値とに基づいて、前記同一の識別情報が対応付けられている複数の電子データの正当性を判別し、正当であると判別された場合に、前記正当性の検証対象の電子データに、前記所定の一方向性関数を作用させて第1の関数値を生成し、生成した第1の関数値と前記データ記憶ステップで記憶している第1の関数値とに基づいて、その電子データの正当性を判別する検証ステップと、
    を備えることを特徴とするデータ登録方法。
  7. コンピュータを、
    前記請求項1乃至5のいずれか1項に記載されたデータ登録システムの各手段として機能させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  8. 複数の電子データを記憶する端末からネットワークを介して少なくとも1つ以上の所望の電子データを、タイムスタンプサービスを提供する信頼できる第三者機関のサーバに登録する為のシステムであって、
    前記複数の電子データと、該複数の電子データのそれぞれに所定の一方向性関数を作用させて得られた第1の関数値とを対応させて記憶するデータ記憶手段と、
    前記データ記憶手段に記憶されている前記複数の電子データの中から、前記所望の電子データを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された電子データ及び該選択された電子データに対応する前記第1の関数値に、一方向性関数を作用させて、前記選択された電子データの全体と一意に対応するメッセージダイジェストを示す第2の関数値を生成する関数値生成手段と、
    前記サーバに送信して前記第2の関数値を登録し、当該登録を識別する為の識別情報を前記サーバから受信する識別情報受信手段と、
    前記識別情報受信手段にて受信した識別情報を、前記選択された電子データそれぞれと対応付けて記憶する識別情報記憶手段と、
    前記データ記憶手段に記憶している電子データのうちから正当性を検証する対象である電子データに対応付けられている識別情報を特定し、この識別情報と同一の識別情報が対 応付けられている複数の電子データと該複数の電子データに対応する複数の第1の関数値を読み出し、読み出した複数の電子データ及び該複数の電子データに対応する第1の関数値に、一方向性関数を作用させて第2の関数値を生成すると共に、前記特定した識別情報を前記サーバに送信して、該サーバから登録されている第2の関数値を受信し、生成した第2の関数値と受信した第2の関数値とに基づいて、前記同一の識別情報が対応付けられている複数の電子データの正当性を判別する検証手段と、
    を備えることを特徴とするデータ登録システム。
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