JP3786159B2 - Center bearing support - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車両の駆動系において、プロペラシャフトを回転自在にかつ弾性的に支持するセンターベアリングサポートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図5に示すセンターベアリングサポートが知られており、以下のように構成されている。
【0003】
すなわち先ず、ベロー部3を備えたゴム状弾性材製の弾性体2を介して内環4および外環5を接続したセンターベアリングサポート本体1が設けられており、内環4の内周側に、プロペラシャフト(図示せず)を回転自在に支持するセンターベアリング6が装着されており、外環5の外周側であってその下側に、当該センターベアリングサポートを車体(図示せず)の下面に取り付けるためのブラケット7が溶接固定されている。また、このブラケット7の左右両端部にそれぞれ取付部8が設けられて、その平面中央に取付孔9が設けられており、この取付孔9の周縁部に防振ブッシュ10が装着されるとともに、その内側に下側から取付ボルト(図示せず)が差し通されて、ブラケット7が車体の下面に取り付けられる。
【0004】
上記センターベアリングサポートには、また、万一の事故に備えて、車両の衝突時にこのセンターベアリングサポートが車体から自動的に外れるように安全機構が設けられている。
【0005】
すなわち、車両の正面衝突時にセンターベアリングサポートが車体から外れることなく車体に取り付けられたままであると、このセンターベアリングサポートによって支持されるプロペラシャフトが衝撃によりジョイント部から大きく「く」の字状に折れ曲がって折れ曲がり部が車室内に飛び込む虞があり、これに対して、このような事態の発生を未然に防止すべく、車両衝突時の衝撃によりセンターベアリングサポートが車体から自動的に外れるようになっており、その具体的手段として上記センターベアリングサポートでは、ブラケット7の取付部8に離脱案内部11が設けられており、この離脱案内部11が、取付孔9の周縁部に車両の正面方向に向けて設けられた切欠12により構成されている。
【0006】
したがって、このような離脱構造を備えた安全機構によると、車両衝突時の衝撃が、この衝撃により「く」の字状に折れ曲がろうとするプロペラシャフトおよびセンターベアリングサポート本体1を介してブラケット7に入力すると、切欠12が取付ボルトおよびこれに外挿された防振ブッシュ10により押し開かれてブラケット7が取付ボルトおよび防振ブッシュ10から離脱し、センターベアリングサポートが全体として車体から外れ、よってこれによりプロペラシャフトが大きく「く」の字状に折れ曲がるのを防止することができる。
【0007】
しかしながら、上記従来のセンターベアリングサポートにおいては、上記したように離脱案内部11が、取付孔9の周縁部の円周上一箇所に予め設けられた切欠12により構成されているために、以下のような不都合がある。
【0008】
すなわち、取付孔9の周縁部の円周上一箇所に予め切欠12が設けられることにより取付孔9の周縁部が円周上一箇所で常に開放された状態とされているために、車両衝突時以外の常用時に車両の走行等に伴う振動荷重等がブラケット7に入力すると、取付孔9の周縁部に円周上不均一な応力が発生し、切欠12の180度対称位置近くに応力集中部が発生し、その結果として同図(A)に示すように、この応力集中部にクラック13等の破損が発生することがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上の点に鑑み、車両の衝突時にセンターベアリングサポートが車体から外れるようにブラケットの離脱構造が備えられたセンターベアリングサポートにおいて、常用時にブラケットに応力集中が発生しにくく、もってブラケットにクラック等の破損が発生するのを未然に防止することができるとともに、ブラケットの強度を高めることが可能なセンターベアリングサポートを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1によるセンターベアリングサポートは、車両の衝突時にセンターベアリングサポートが車体から外れるように取付ブラケットに離脱案内部が設けられ、前記離脱案内部が、取付孔の周縁部に設けられた切欠により構成されているセンターベアリングサポートにおいて、常用時に前記ブラケットに固定されて前記切欠を閉塞し、車両衝突時の衝撃により前記ブラケットから外れて前記切欠を開放する補強部材が設けられていることを特徴とするものである。
【0011】
上記構成を備えた本発明の請求項1よるセンターベアリングサポートにおいては、ブラケットに従来と同様、切欠が設けられるが、本発明ではこれに加えて、常用時にブラケットに固定されて切欠を閉塞し、車両衝突時の衝撃によりブラケットから外れて切欠を開放する補強部材が設けられているために、常用時には、取付孔がその全周を取付部および補強部材により囲まれることになる。したがって従来のように取付孔の周縁部の円周上一箇所に極端な応力集中が発生するのを防止することが可能となる。
【0012】
尚、このように補強部材を設ける構成としては、切欠を閉塞するようにブラケットの取付部の両面または片面に補強部材を固定しておき、車両衝突時の衝撃によりこの補強部材がブラケットから外れたり剥れたりするようにするのが好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
【0014】
第一実施形態・・・
図1(A)は、当該実施形態に係るセンターベアリングサポートの要部平面を示しており、同図(B)は、同図(A)におけるB−B線断面を示している。
【0015】
当該実施形態に係るセンターベアリングサポートは、先ず、ベロー部を備えたゴム状弾性材製の弾性体を介して内環および外環を接続したセンターベアリングサポート本体を有しており、内環の内周側に、プロペラシャフトを回転自在に支持するセンターベアリングが装着されており、外環の外周側であってその下側に、当該センターベアリングサポートを車体の下面に取り付けるためのブラケット(取付ブラケットとも称する)7が溶接固定されている。また、このブラケット7の左右両端部にそれぞれ取付部8が設けられて、この取付部8の平面中央に取付孔9が設けられており、この取付孔9の周縁部に防振ブッシュ10が装着されるとともに、その内側に下側から取付ボルト14が差し通されて、この取付ボルト14によりブラケット7が車体の下面に取り付けられる。
【0016】
防振ブッシュ10は、ブラケット7側に固定される取付金具(ブッシュ金属部とも称する)と取付ボルト14側に固定される取付金具(ブッシュ金属部とも称する)とをゴム状弾性材製の弾性体(ブッシュゴム部とも称する)を介して接続したものであって、上記センターベアリングサポート本体の弾性体とともに二重防振作用を奏するように上記弾性体とは異なる固有振動数を設定されており、更に、ブラケット7の取付孔9に後付けされるように、以下のような上下分割式とされている。
【0017】
すなわち、上端部にフランジ19aを設けた円筒状の上側内周金具19と断面略L字形を呈する環状の上側外周金具20とに環状の上側弾性体21が加硫接着されて上側の分割体18が構成されるとともに、上側内周金具19の下端部外周に配置される環状の下側内周金具23と断面略L字形を呈する環状の下側外周金具24とに環状の下側弾性体25が加硫接着されて下側の分割体22が構成されており、上下の外周金具19,23により取付孔9の周縁部を上下から挟むことによって両金具19,23がブラケット7側に固定されるとともに、上下の内周金具20,24を取付ボルト14の頭部14aと車体との間に挟むことによって両金具20,24が取付ボルト14側に固定されており、以上の構成によりブラケット7側に固定される取付金具19,23と取付ボルト14側に固定される取付金具20,24とをゴム状弾性材製の弾性体21,25を介して接続した防振ブッシュ10が形成されている。
【0018】
上記センターベアリングサポートには、また、以下のような安全機構が設けられている。
【0019】
すなわち、この安全機構は、車両の衝突時に当該センターベアリングサポートが車体から自動的に外れるようにブラケット7に離脱案内部11を設けたものであって、この離脱案内部11が、取付孔9の周縁部に車両の正面方向に向けて設けられた切欠12により構成されており、この切欠12の形成による取付部8の強度の不足を補うために、常用時にブラケット7に固定されて切欠12を閉塞するとともに車両衝突時の衝撃によりブラケット7から外れて切欠12を開放する補強部材(補強板または補強リングとも称する)26が設けられており、この補強部材26により切欠12が閉塞されて、取付孔9はその全周が取付部8および補強部材26の剛材により囲まれた状態とされている。
【0020】
補強部材26は、以下のようなものである。
【0021】
すなわち、この補強部材26は、金属板等の剛材によって平板のリング状に成形されており、その内径寸法を取付孔9の内径寸法より若干小さく設定されており、二枚が一組とされて取付部8の取付孔9の周縁部の上下にそれぞれ固定されており、この取付部8および補強部材26よりなる積層部に対して防振ブッシュ10の外周金具20,24が固定されている。
【0022】
取付部8に対する補強部材26の固定は、上記したように車両衝突時の衝撃が作用したときに補強部材26が取付部8から外れるものであるために、以下のような方法で固定されている。
【0023】
すなわち先ず、第一案として、図2(A)に示すように、取付部8に対して補強部材26を溶接により固定する。溶接箇所27は円周上数箇所(図では四箇所)で十分である。また第二案として、同図(B)に示すように、取付部8に対して補強部材26をロウ付けにより固定する。ロウ付け箇所28は円周上数箇所(図では四箇所)で十分である。また第三案として、図3に示すように、取付部8に対して補強部材26をカシメ固定する。
【0024】
上記構成のセンターベアリングサポートにおいて、車両衝突時の衝撃が、この衝撃により「く」の字状に折れ曲がろうとするプロペラシャフトおよびセンターベアリングサポート本体を介してブラケット7に入力すると、プロペラシャフトが大きく「く」の字状に折れ曲がる以前に、補強部材26がブラケット7の取付部8から相対に外れて切欠12を開放し、この切欠12が取付ボルト14およびこれに外挿された防振ブッシュ10により押し開かれてブラケット7が取付ボルト14および防振ブッシュ10から離脱し、センターベアリングサポートが全体として車体から外れることになる。したがって先ずは、プロペラシャフトが大きく「く」の字状に折れ曲がって折れ曲がり部が車室内に飛び込むのを防止し、車両衝突時の安全性を確保することができる。
【0025】
また、車両衝突時以外の常用時においては、ブラケット7の取付部8に設けられた取付孔9がその全周を取付部8および補強部材26により囲まれた状態であるために、車両の走行等に伴う振動荷重等がブラケット7に入力しても取付孔9の周縁一箇所に極端な応力集中が発生せず、この応力集中により取付部8にクラック等が発生するのを未然に防止することができる。したがってブラケット7の取付部8の強度を高め、その耐久性を向上させることができる。また、取付部8の強度が高められれば、振動荷重等がラジアル方向に入力するときのブラケット7の変位が小さくなり、よってブラケット7とセンターベアリングサポート本体との溶接部が破損すると云った不具合が発生するのを防止することもできる。
【0026】
第二実施形態・・・
図4(A)は、当該実施形態に係るセンターベアリングサポートの要部平面を示しており、同図(B)は、同図(A)におけるD−D線断面を示している。
【0027】
当該実施形態に係るセンターベアリングサポートは、上記第一実施形態に係るセンターベアリングサポートと同様に、先ず、ベロー部を備えたゴム状弾性材製の弾性体を介して内環および外環を接続したセンターベアリングサポート本体を有しており、内環の内周側に、プロペラシャフトを回転自在に支持するセンターベアリングが装着されており、外環の外周側であってその下側に、当該センターベアリングサポートを車体の下面に取り付けるためのブラケット(取付ブラケットとも称する)7が溶接固定されている。また、このブラケット7の左右両端部にそれぞれ取付部8が設けられて、この取付部8の平面中央に取付孔9が設けられており、この取付孔9の周縁部に防振ブッシュ10が装着されるとともに、その内側に下側から取付ボルト14が差し通されて、この取付ボルト14によりブラケット7が車体の下面に取り付けられる。
【0028】
防振ブッシュ10は、ブラケット7側に固定される取付金具(ブッシュ金属部とも称する)と取付ボルト14側に固定される取付金具(ブッシュ金属部とも称する)とをゴム状弾性材製の弾性体(ブッシュゴム部とも称する)を介して接続したものであって、上記センターベアリングサポート本体の弾性体とともに二重防振作用を奏するように上記弾性体とは異なる固有振動数を設定されており、更に、ブラケット7の取付孔9に後付けされるように、以下のような上下分割式とされている。
【0029】
すなわち、上端部にフランジ19aを設けた円筒状の上側内周金具19と断面略L字形を呈する環状の上側外周金具20とに環状の上側弾性体21が加硫接着されて上側の分割体18が構成されるとともに、上側内周金具19の下端部外周に配置される環状の下側内周金具23と断面略L字形を呈する環状の下側外周金具24とに環状の下側弾性体25が加硫接着されて下側の分割体22が構成されており、上下の外周金具19,23により取付孔9の周縁部を上下から挟むことによって両金具19,23がブラケット7側に固定されるとともに、上下の内周金具20,24を取付ボルト14の頭部14aと車体との間に挟むことによって両金具20,24が取付ボルト14側に固定されており、以上の構成によりブラケット7側に固定される取付金具19,23と取付ボルト14側に固定される取付金具20,24とをゴム状弾性材製の弾性体21,25を介して接続した防振ブッシュ10が形成されている。
【0030】
上記センターベアリングサポートには、また、以下のような安全機構が設けられている。
【0031】
すなわち、この安全機構は、車両の衝突時に当該センターベアリングサポートが車体から自動的に外れるようにブラケット7に離脱案内部11を設けたものであって、この離脱案内部11が、取付孔9の周縁部に車両の正面方向に向けて設けられた切欠12により構成されており、この切欠12の形成による取付部8の強度の不足を補うために、常用時にブラケット7に固定されて切欠12を閉塞するとともに車両衝突時の衝撃によりブラケット7から外れて切欠12を開放する補強部材(補強板とも称する)30が設けられており、この補強部材30により切欠12が閉塞されて、取付孔9はその全周が取付部8および補強部材30の剛材により囲まれた状態とされている。
【0032】
補強部材30は、以下のようなものである。
【0033】
すなわち、この補強部材30は、金属板等の剛材によって平面矩形の平板状に成形されており、その下面に左右一対の突起状のスライド部31が互いに平行に設けられており、この一対のスライド部31の内面にそれぞれ蟻溝状の係合部31aが設けられている。一方、これに対応して、ブラケット7の取付部8の上面であって切欠12の両側に左右一対の突起状のスライドガイド部29が互いに平行に設けられており、この一対のスライドガイド部29の外面にそれぞれ蟻溝状の係合部29aが設けられている。そして、補強部材30のスライド部31がその係合部31aにおいて取付部8のスライドガイド部29の係合部29aに対して相対にスライド可能に組み付けられており、この組付けには所定の大きさの締め代が設定されており、よって所定の大きさ以上の荷重が入力したときのみ、補強部材30が取付部8に対して相対にスライドし、取付部8から外れるようになっている。
【0034】
上記構成のセンターベアリングサポートにおいて、車両衝突時の衝撃が、この衝撃により「く」の字状に折れ曲がろうとするプロペラシャフトおよびセンターベアリングサポート本体を介してブラケット7に入力すると、プロペラシャフトが大きく「く」の字状に折れ曲がる以前に、補強部材30がブラケット7の取付部8から相対に外れて切欠12を開放し、この切欠12が取付ボルト14およびこれに外挿された防振ブッシュ10により押し開かれてブラケット7が取付ボルト14および防振ブッシュ10から離脱し、センターベアリングサポートが全体として車体から外れることになる。したがって先ずは、プロペラシャフトが大きく「く」の字状に折れ曲がって折れ曲がり部が車室内に飛び込むのを防止し、車両衝突時の安全性を確保することができる。
【0035】
また、車両衝突時以外の常用時においては、ブラケット7の取付部8に設けられた取付孔9がその全周を取付部8および補強部材30により囲まれた状態であるために、車両の走行等に伴う振動荷重等がブラケット7に入力しても取付孔9の周縁一箇所に極端な応力集中が発生せず、この応力集中により取付部8にクラック等が発生するのを未然に防止することができる。したがってブラケット7の取付部8の強度を高め、その耐久性を向上させることができる。また、取付部8の強度が高められれば、振動荷重等がラジアル方向に入力するときのブラケット7の変位が小さくなり、よってブラケット7とセンターベアリングサポート本体との溶接部が破損すると云った不具合が発生するのを防止することもできる。
【0036】
【発明の効果】
本発明は、以下の効果を奏する。
【0037】
上記構成を備えた本発明の請求項1によるセンターベアリングサポートにおいては、車両衝突時の衝撃によりブラケットを車体から自動的に離脱させる離脱案内部として切欠が設けられ、更に、常用時にブラケットに固定されて切欠を閉塞するとともに車両衝突時の衝撃によりブラケットから外れて切欠を開放する補強部材が設けられているために、車両衝突時以外の常用時においては、ブラケットの取付部に設けられた取付孔がその全周を取付部および補強部材により囲まれた状態とされる。したがって車両の走行等に伴う振動荷重等がブラケットに入力しても取付孔の周縁一箇所に極端な応力集中が発生せず、この応力集中により取付部にクラック等が発生するのを未然に防止することができる。したがってブラケットの取付部の強度を高めることができ、その耐久性を向上させることができる。また車両の衝突時には、補強部材がブラケットの取付部から相対に外れることによりセンターベアリングサポート全体が確実に車体から外れる。したがってプロペラシャフトが大きく「く」の字状に折れ曲がって折れ曲がり部が車室内に飛び込むのを防止することができ、車両衝突時の安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明の第一実施形態に係るセンターベアリングサポートの要部平面図、(B)は同図(A)におけるB−B線断面図
【図2】 (A)および(B)ともそれぞれ、同センターベアリングサポートにおける補強部材の固定方法を示す説明図
【図3】 (A)は同センターベアリングサポートにおける補強部材の固定方法を示す説明図、(B)は同図(A)におけるC−C線断面図
【図4】 (A)は本発明の第二実施形態に係るセンターベアリングサポートの要部平面図、(B)は同図(A)におけるD−D線断面図
【図5】 (A)は従来例に係るセンターベアリングサポートの一部切欠した平面図、(B)は同センターベアリングサポートの一部切欠した正面図
【符号の説明】
1 センターベアリングサポート本体
2 弾性体
3 ベロー部
4 内環
5 外環
6 センターベアリング
7 ブラケット
8 取付部
9 取付孔
10 防振ブッシュ
11 離脱案内部
12 切欠
14 取付ボルト
26,30 補強部材
27 溶接箇所
28 ロウ付け箇所
29 スライドガイド部
29a,31a 係合部
31 スライド部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a center bearing support that rotatably and elastically supports a propeller shaft in a drive system of a vehicle such as an automobile.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, the center bearing support shown in FIG. 5 is known, and is configured as follows.
[0003]
That is, first, a center bearing support main body 1 in which an
[0004]
The center bearing support is also provided with a safety mechanism so that the center bearing support is automatically detached from the vehicle body in the event of a vehicle collision, in case of an accident.
[0005]
In other words, if the center bearing support remains attached to the vehicle body without being detached from the vehicle body at the time of a frontal collision of the vehicle, the propeller shaft supported by the center bearing support is greatly bent into a “<” shape from the joint due to impact. In order to prevent such a situation from occurring, the center bearing support is automatically detached from the vehicle body due to an impact at the time of a vehicle collision. In the center bearing support, as a specific means, a
[0006]
Therefore, according to the safety mechanism having such a detachment structure, the impact caused by the collision of the vehicle is caused by the
[0007]
However, in the above-described conventional center bearing support, as described above, the
[0008]
That is, since the
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
In view of the above points, the present invention is a center bearing support provided with a bracket detaching structure so that the center bearing support is detached from the vehicle body in the event of a vehicle collision. It is an object of the present invention to provide a center bearing support that can prevent the occurrence of damage such as the above and can increase the strength of the bracket.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a center bearing support according to claim 1 of the present invention is provided with a detachment guide portion on the mounting bracket so that the center bearing support is detached from the vehicle body in the event of a vehicle collision, and the detachment guide portion includes a mounting hole. In a center bearing support constituted by a notch provided at the peripheral edge of the vehicle, the reinforcing member is fixed to the bracket during normal use to close the notch, and is released from the bracket by an impact at the time of a vehicle collision to open the notch Is provided.
[0011]
In the center bearing support according to claim 1 of the present invention having the above-described configuration, the bracket is provided with a notch as in the prior art, but in the present invention, in addition to this, the bracket is fixed to the bracket during normal use to close the notch, Since a reinforcing member is provided to release the notch from the bracket due to an impact at the time of a vehicle collision , the mounting hole is surrounded by the mounting portion and the reinforcing member all around in normal use . Therefore, it is possible to prevent an extreme stress concentration from occurring at one place on the circumference of the peripheral edge of the mounting hole as in the prior art.
[0012]
In addition, as a configuration in which the reinforcing member is provided in this manner, the reinforcing member is fixed to both surfaces or one surface of the mounting portion of the bracket so as to close the notch, and the reinforcing member is detached from the bracket due to an impact at the time of a vehicle collision. It is preferable to peel off.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0014]
First embodiment
FIG. 1 (A) shows a main plane of the center bearing support according to the embodiment, and FIG. 1 (B) shows a cross section taken along line BB in FIG. 1 (A).
[0015]
The center bearing support according to the embodiment first has a center bearing support body in which an inner ring and an outer ring are connected via an elastic body made of a rubber-like elastic material having a bellows portion. A center bearing that rotatably supports the propeller shaft is mounted on the circumferential side, and a bracket for attaching the center bearing support to the lower surface of the vehicle body on the outer circumferential side of the outer ring and below the outer ring. 7) is fixed by welding. Further, mounting
[0016]
The
[0017]
That is, an annular upper
[0018]
The center bearing support is also provided with the following safety mechanism.
[0019]
In other words, the safety mechanism is provided with the
[0020]
The reinforcing
[0021]
That is, the reinforcing
[0022]
The
[0023]
That is, first, as a first proposal, as shown in FIG. 2A , the reinforcing
[0024]
In the center bearing support configured as described above, when the impact at the time of the vehicle collision is input to the
[0025]
Further, during normal use other than when the vehicle collides, the mounting
[0026]
Second embodiment ...
FIG. 4A shows a main part plane of the center bearing support according to the embodiment, and FIG. 4B shows a cross section taken along the line DD in FIG.
[0027]
As with the center bearing support according to the first embodiment , the center bearing support according to the embodiment first has an inner ring and an outer ring connected via an elastic body made of a rubber-like elastic material having a bellows portion. A center bearing support body is provided, and a center bearing for rotatably supporting the propeller shaft is mounted on the inner peripheral side of the inner ring, and the center bearing is provided on the outer peripheral side of the outer ring and below it. A bracket (also referred to as a mounting bracket) 7 for attaching the support to the lower surface of the vehicle body is fixed by welding. Further, mounting
[0028]
The
[0029]
That is, an annular upper
[0030]
The center bearing support is also provided with the following safety mechanism.
[0031]
In other words, the safety mechanism is provided with the
[0032]
The reinforcing
[0033]
That is, the reinforcing
[0034]
In the center bearing support configured as described above, when the impact at the time of the vehicle collision is input to the
[0035]
Further, during normal use other than when the vehicle collides, the mounting
[0036]
【The invention's effect】
The present invention has the following effects.
[0037]
In the center bearing support according to the first aspect of the present invention having the above-described configuration, a notch is provided as a separation guide part for automatically detaching the bracket from the vehicle body by an impact at the time of a vehicle collision, and is further fixed to the bracket during normal use. Since the reinforcing member that closes the notch and releases the notch from the bracket due to an impact at the time of a vehicle collision is provided, the mounting hole provided in the bracket mounting portion during normal use other than during the vehicle collision However, the entire circumference is surrounded by the mounting portion and the reinforcing member. Therefore, even if a vibration load or the like due to vehicle running is input to the bracket, extreme stress concentration does not occur at one peripheral edge of the mounting hole, and cracks and the like can be prevented from occurring due to this stress concentration. can do. Therefore, the strength of the bracket mounting portion can be increased, and the durability thereof can be improved. Further, in the event of a vehicle collision, the reinforcing member is disengaged relative to the bracket mounting portion, so that the entire center bearing support is reliably detached from the vehicle body. Therefore, it is possible to prevent the propeller shaft from being greatly bent into a “<” shape and the bent portion from jumping into the vehicle interior, and to ensure safety in the event of a vehicle collision.
[Brief description of the drawings]
1A is a plan view of a main part of a center bearing support according to a first embodiment of the present invention, and FIG. 1B is a cross-sectional view taken along line BB in FIG. FIG. 3B is an explanatory view showing a fixing method of the reinforcing member in the center bearing support. FIG. 3A is an explanatory view showing a fixing method of the reinforcing member in the center bearing support. FIG. FIG. 4A is a plan view of a main part of a center bearing support according to the second embodiment of the present invention, and FIG. 4B is a cross-sectional view taken along the line DD in FIG. [Fig. 5] (A) is a plan view in which a center bearing support according to a conventional example is partially cut out, and (B) is a front view in which the center bearing support is partially cut out. [Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Center bearing support
Claims (1)
常用時に前記ブラケット(7)に固定されて前記切欠(12)を閉塞し、車両衝突時の衝撃により前記ブラケット(7)から外れて前記切欠(12)を開放する補強部材(26)(30)が設けられていることを特徴とするセンターベアリングサポート。The mounting bracket (7) is provided with a detachment guide portion (11) so that the center bearing support is detached from the vehicle body at the time of a vehicle collision, and the detachment guide portion (11) is provided at the peripheral portion of the mounting hole (9). In the center bearing support constituted by the notch (12),
Reinforcing members (26), (30) fixed to the bracket (7) during normal use, closing the notch (12), and coming off from the bracket (7) by an impact at the time of a vehicle collision to open the notch (12) Center bearing support characterized in that is provided.
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