JP3785987B2 - 空気調和装置およびカビ生育度合い推測装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和装置およびカビ生育度合い推測装置、特に、湿度センサを備えカビの生育に対処することができる空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、除湿機能を有するエアコンや除湿機などにより除湿を行うことで、カビの繁殖が抑えられることが知られている。これに鑑み、除湿によってカビの成長を停止させる又はカビを減少・死滅させる機能を持たせた除湿機、浴室乾燥機、エアコンなどが種々提案されている。
【0003】
例えば、特開2001−235214号公報には、1日1回カビに対して一定時間の低湿度ショックを与えてカビの成長を抑制する装置が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来提案されている除湿機などの空気調和装置では、高温多湿のカビが発生しやすい時期にユーザーが自ら除湿運転をスタートさせるか、あるいは上記公報の装置のように1日といった所定サイクルに1回のカビ抑制除湿制御を行うといった方法を採用している。したがって、カビが生育しているにもかかわらず除湿運転によるカビ減滅処理が為されなかったり、必要以上にカビを抑制するための除湿運転が行われたりする恐れがある。
【0005】
そこで、相対湿度や温度といったデータからカビの生育速度を推定した上で経時的な積算によってカビの生育度合いを推定するという特開平6−113886号に開示されている方法を利用して、空気調和装置において、カビを減滅させる運転の開始タイミングを決めることが考えられる。このようなカビの生育度合いの推定方法を用いれば、カビが生育しておらずカビを減滅させる運転の必要がない場合に無駄なカビ減滅の運転を行わせたり、反対にカビが繁殖していることを見過ごしてしまう不具合がある程度抑えられる。
【0006】
しかしながら、空気調和装置に対して単純に特開平6−113886号に開示されている方法を適用するだけでは、空気調和装置の汎用性が考慮されていることにならず、カビの生育度合いの推定の誤差が大きくなってしまう。すなわち、空気調和装置は、いろいろな場所に設置される可能性があり、想定されるカビが生育する場所やカビが付着する対象物もいろいろであるため、単に湿度や経過時間といったデータだけからカビの生育度合いを推定するのでは、依然として無駄なカビ減滅の運転やカビの繁殖の見過ごしといった不具合が残る。特に、カビセンサと呼ばれる寒天に植えたカビの生育を種々の温度・湿度の条件下で観察した結果を基にしたカビの生育度合いを推定方法は、空気調和装置が設置される種々の場所におけるカビの生育度合いの推定に適用すると誤差が大きくなりすぎ、空気調和装置によるカビを減滅させる運転の開始タイミングを決める方法として不充分である。
【0007】
また、カビの生育度合いを推定してカビの生育が所定レベルを超えたときにユーザーに報知するように構成される空気調和装置においても、その推定の精度が悪ければ、ユーザーが行う対処が遅れたものになったり無駄になってしまったりする。
【0008】
本発明の課題は、カビの生育度合いを高い精度で推測することのできる空気調和装置を提供することにある。
【0009】
また、空気調和装置と同様に、カビの生育度合いを推測する専用装置についても、いろいろな場所に設置される可能性があり、従来のカビの生育度合いの推定方法を適用するだけでは充分な推定精度の確保が難しい。
【0010】
本発明の別の課題は、カビの生育度合いを高い精度で推測することのできるカビ生育度合い推測装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る空気調和装置は、相対湿度を検出する湿度センサと、入力部と、制御部とを備えている。ここでいう空気調和装置は、冷暖房装置、除湿装置、全熱交換器、空気清浄装置、脱臭装置、浴室乾燥装置など、温度や湿度、清浄度(塵埃や臭気の観点からの清浄度)をコントロールする空気調和に関連した種々の装置を包含する概念である。入力部は、設置場所あるいは設置を行う建物の清潔度に関する情報である設置情報を入力させる。制御部は、湿度センサが検出した検出湿度、経過時間、および入力部に入力された設置情報を基にして、カビの生育度合いを推測する。
【0012】
ここでは、カビの生育度合いを推測する際に、湿度センサによる相対湿度および経過時間に加えて、清潔度に関する設置情報を利用している。したがって、いろいろな場所に設置される可能性があるという特徴を持つ空気調和装置であっても、それによる影響を情報として入力部に入力することによって、カビの生育度合いの推測に反映させることが可能である。
【0013】
このように、ここではカビの生育度合いが高い精度で推測されるようになるため、その推測に基づくカビへの対処が遅れたものになったり無駄になったりすることが抑えられる。
【0014】
なお、温度については必ずしもカビの生育度合いの推測において利用しなくてもよいが、温度のデータを加えてカビの生育度合いを推測するようにすれば、より精度の高い推測が為されるようになる。
【0015】
より詳しく説明すると、カビの生育スピードは、湿度に大きく影響されるが、空気調和装置が設置される場所あるいは建物によっても少なくない影響を受ける。設置情報は、直接的、あるいは間接的に、カビの生育し易さの情報あるいはカビの生育に関連する清潔度合いの情報を含んでいる。例えば、ホテルやレストランの厨房は、カビの生育を促進する栄養分も多く、さらに部分的に高温多湿となる可能性が高いため、カビの生育スピードが速くなることが多い。また、病院などの比較的清潔度合いの高い場所に空気調和装置を設置する場合と、工場などの比較的清潔度合いの低い場所に空気調和装置を設置する場合とでは、カビの生育スピードに差が出てくる。
【0016】
そこで、請求項1の装置では、空気調和装置が設置される場所あるいは建物に関する設置情報を入力部に入力させ、その設置情報をカビの生育度合いの推測に生かしている。これにより、カビの生育度合いが高い精度で推測されるようになる。
【0017】
なお、設置情報の入力のさせ方については、具体的に表示ディスプレイ上で使用者に選択的に入力させるような方法を採ってもよいし、操作マニュアルなどに対応する番号を示しておいて空気調和装置の設置業者がディップスライドスイッチを設置時に合わせる方法を採ってもよい。
【0018】
請求項2に係る空気調和装置は、請求項1に記載の空気調和装置であって、入力部は、設置情報を入力させる際に、設置場所の清潔度の高低を入力させる。
【0019】
請求項3に係る空気調和装置は、請求項1に記載の空気調和装置であって、入力部は、設置情報を入力させる際に、設置場所を使う団体の業種を入力させる。
【0020】
請求項4に係る空気調和装置は、請求項3に記載の空気調和装置であって、設置場所の清潔度と前記業種との関係を示す内蔵データをさらに備えている。
【0021】
請求項5に係る空気調和装置は、請求項1に記載の空気調和装置であって、報知手段あるいはカビ減滅手段をさらに備えている。報知手段は、カビの生育度合いが所定レベルを超えたことを報知する。カビ減滅手段は、生育したカビを減滅させる。カビを減滅させるとは、カビを死滅させること以外に、カビを減少させることも含む。また、制御部は、推測したカビの生育度合いが所定レベルを超えたときに、報知手段あるいはカビ減滅手段を作動させる。
【0022】
ここでは、推測されたカビの生育度合いが所定レベルと比較され、所定レベルを超えている場合には、制御部により報知手段あるいはカビ減滅手段が作動する。したがって、ユーザー等が積極的にカビの生育度合いを監視していない場合にも、報知手段によりカビの生育度合いが所定レベルを超えていることをユーザー等が知ったり、カビ減滅手段が作動して生育したカビが自動的に減滅したりすることになる。
【0023】
請求項6に係る空気調和装置は、請求項1から5のいずれかに記載の空気調和装置であって、入力部に対して、さらに、カビが付着して生育する素材に関する素材情報を入力させる。そして、制御部は、さらに素材情報を基にして、カビの生育度合いを推測する。
【0024】
カビの生育スピードは、湿度に大きく影響されるが、カビがどのような素材上で生育するのかにも少なくない影響を受ける。住宅や建物内の壁に多く用いられているベニヤやクロス、衣類や家具に用いられる皮や絹など、カビが生育する可能性のある素材は数多く存在するが、それぞれの素材でカビの生育スピードは異なっている。したがって、このような素材の違いというファクターを考慮せずにカビの生育度合いを推測したのでは、十分な推測精度を確保することは難しい。
【0025】
そこで、請求項6の装置では、カビが付着して生育する素材に関する素材情報を入力部に入力させ、その素材情報をカビの生育度合いの推測に生かしている。したがって、空気調和装置が設置される場所に応じてカビの繁殖を防ぎたい素材を絞り、その素材情報を入力すれば、カビの生育度合いが高い精度で推測されるようになる。
【0026】
なお、素材情報の入力のさせ方については、具体的に表示ディスプレイ上で使用者に素材を選択させるような方法を採ってもよいし、操作マニュアルなどに各素材に対応する番号を示しておいて空気調和装置の設置業者がディップスライドスイッチを設置時に合わせる方法を採ってもよい。
【0027】
請求項7に係る空気調和装置は、請求項1から6のいずれかに記載の空気調和装置であって、入力部に対して、さらに、カビが付着して生育する場所に存在するカビの栄養分に関する栄養情報を入力させる。そして、制御部は、さらに栄養情報を基にして、カビの生育度合いを推測する。
【0028】
カビの生育スピードは、湿度に大きく影響されるが、カビの生育場所に存在する栄養分によっても少なくない影響を受ける。したがって、空気調和装置を設置する室内あるいは建物内にカビの栄養分が多く存在する場合には、栄養情報を抜きにしてカビの生育度合いを推測すると、十分な推測精度を得ることは難しい。
【0029】
そこで、請求項7の装置では、カビが付着して生育する場所に存在するカビの栄養分に関する栄養情報を入力部に入力させ、その栄養情報をカビの生育度合いの推測に生かしている。これにより、カビの生育度合いが高い精度で推測されるようになる。
【0030】
なお、栄養情報の入力のさせ方については、具体的に表示ディスプレイ上で使用者にカビの栄養分の多い少ないを数段階からの選択によって入力させるような方法を採ってもよいし、操作マニュアルなどに栄養分の量に対応する番号を示しておいて空気調和装置の設置業者がディップスライドスイッチを設置時に合わせる方法を採ってもよい。
【0031】
請求項8に係る空気調和装置は、請求項5に記載の空気調和装置であって、入力部は、所定レベルの高低に関する情報をさらに入力させる。
【0032】
ここでは、所定レベルをユーザー等の入力によって調整することができるようになる。すなわち、ユーザー等は、空気調和装置の設置場所にアレルギー体質の人間がいるような場合や、空気調和装置の設置場所が病院や食品工場などのように高い清浄度が要求される場所である場合に、所定レベルが低く設定されるように所定レベルの高低に関する情報の入力を行い、空気調和装置を比較的カビの生育度合いが低い状態で報知手段やカビ減滅手段が作動する状態にすることができる。また、それほど高い清浄度が要求されない場所に空気調和装置を設置する場合には、所定レベルが比較的高く設定されるように入力を行い、必要以上に報知が為されたり無駄にカビ減滅手段の作動が行われエネルギー消費を増やしてしまったりする不都合をなくすことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
<空気調和装置の概略>
本発明の一実施形態に係る空気調和装置の制御ブロック図を図1に示す。この空気調和装置は、冷暖房機能および除湿機能を備える装置であって、室内機1と室外機2とから構成されている。空気調和装置は、空気調和の対象となる空間の空気を吸込口から取り込み、その空気に対して冷房、暖房、除湿、換気といった空気調和を行い、空気調和された空気を吹出口から空間に吹き出す。室内機1内には、室内ファン17、室内ファンモータ61、室内熱交換器などの他、温度センサ62および湿度センサ63が配置されている。また、室外機2内には、圧縮機71、室外ファンモータ72、室外ファン、室外熱交換器などが配置されている。
【0034】
<制御部の構成概略>
この空気調和装置の各駆動部は、図1に示すように、制御部50によって制御される。制御部50は、リモコン3により設定入力された内容や操作に従い、温度センサ62や湿度センサ63からの検知結果を参照して、室内ファンモータ61や圧縮機71、室外ファンモータ72などの動作を制御する。
【0035】
温度センサ62は、空気調和装置の室内機1内に取り込んだ空気の温度を測定することにより、空間内の空気の温度を検出する。湿度センサ63は、空気調和装置の室内機1内に取り込んだ空気の相対湿度を測定することにより、空間内の空気の相対湿度を検出する。
【0036】
リモコン3は、有線あるいは無線を介して制御部50と通信可能とされている。このリモコン3は、ユーザー等(空気調和装置のユーザー、空気調和装置の管理者、空気調和装置の設置業者など)による入力を受け付ける複数の入力画面31〜36を表示させるタッチパネル式の液晶ディスプレイ30を備えている。入力画面31〜36の詳細については後述する。
【0037】
<制御部のカビ減滅運転に関連する構成>
また、この空気調和装置は、通常の冷房運転、暖房運転、および除湿運転の他に、カビ減滅運転を行うことができる装置となっている。カビ減滅運転は、空気調和の対象空間において繁殖するカビの生育を止めたりカビを減少・死滅させたりするために設けられた運転であり、具体的には空間内の空気を低湿化する運転である。このカビ減滅運転に関連して、制御部50は、カビ生育度合い推定部51、カビ減滅運転部52、タイマ53などを備えている。
【0038】
カビ生育度合い推定部51は、温度センサ62により測定された温度および湿度センサ63により測定された湿度から実験データに基づく計算式を用いてカビの生育スピードを推定し、刻一刻と変化する生育スピードに基づき経時的な積算を行いカビの生育度合いを推定する。このカビの生育度合いは、カビの菌糸長の形で求められる。また、カビの生育に関連する入力情報(後述)を基にして、カビ生育度合い推定部51は、カビの生育度合いの推定値を修正する。この修正は、生育スピードを推定する段階で計算式に入力情報を組み込むようにしてもよいし、カビの菌糸長を推定する最終段階で修正係数を乗じる形で行ってもよい。
【0039】
制御部50は、カビ生育度合い推定部51によって推定算出されたカビの菌糸長が所定レベルを超えたときに、原則として後述する確認を行い、その後カビ減滅運転部52に対して運転指令を出す。カビ減滅運転部52は、除湿機能などを用い所定条件で空間内を低湿化してカビを減滅を図る運転(カビ減滅運転)を行う。カビ減滅運転における所定条件は、例えば相対湿度をどこまで低下させるかといった条件や、運転をどれくらいの時間継続するかといった条件などであり、強弱調整部52aにより決定が為される。
【0040】
強弱調整部52aは、カビ減滅運転の強弱に関するユーザー等からの入力情報をリモコン3から得て、その入力情報に基づいてカビ減滅運転の所定条件を決定する。カビ減滅運転の強弱に関する入力については、後に詳述する。また、強弱調整部52aは、カビ減滅運転(低湿化運転)の所定条件と、そのカビ減滅運転によるカビの減滅の効果が持続する期間との相関関係のデータ(以下、相関データという。)52bを有している。そして、強弱調整部52aは、カビ減滅運転の所定条件を決定する際に、この相関データ52bを用いる。相関データ52bは、種々の実験結果から見出されたカビ減滅運転の所定条件と効果持続時間(再びカビ減滅運転が必要となる時間)との関係に基づいている。例えば、相関データ52bでは、1週間、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月というそれぞれの効果持続期間に対して、そのような効果持続時間を確保するために必要な相対湿度レベルおよび運転時間などの所定条件が対応づけされている。また、1時間、3時間、5時間、7時間、9時間といったカビ減滅運転の運転時間に対して、そのような運転時間で少なくとも一定レベルまでカビの減滅させるために必要な相対湿度レベルなどの所定条件が対応づけされている。
【0041】
なお、強弱調整部52aにより決定されカビ減滅運転において用いられる所定条件の中には、以下のような項目も存在する。
・カビ減滅運転前の相対湿度に対する相対湿度変化量。
・カビ減滅運転中の相対湿度の変化スピード。
・1回のカビ減滅運転において複数回の低湿化を図り相対湿度を上げ下げさせる場合における、相対湿度の上げ下げの回数。
・1回のカビ減滅運転において複数回の低湿化を図り相対湿度を上げ下げさせる場合における、相対湿度の上げ下げの周期。
【0042】
<リモコンによるカビ減滅運転に関する初期設定>
この空気調和装置では、カビ減滅運転に関する種々の初期設定を行うことができるようになっている。この初期設定では、カビの生育度合いの推定に寄与するデータの入力、カビ減滅運転に関するユーザー等の要望の入力、およびカビ生育度合いが所定レベルを超えてカビ減滅運転に移行する際における運転の作動確認に関する設定入力を行うことができる。これらの入力は、リモコン3の液晶ディスプレイ30がタッチパネル式となっているので、液晶ディスプレイ30上に表れる入力画面31〜36において選択的に行うことができる。以下、各入力画面31〜36における入力内容について説明する。
【0043】
〔素材に関する入力〕
この空気調和装置では、カビの生育に関連のある情報の1つとして、カビが付着して生育する素材に関する素材情報を入力させる。
【0044】
図2に示す入力画面は、空気調和装置の空気調和の対象となる空間においてカビが繁殖すると思われる素材を入力させるための画面である。図2では、「ベニア」、「クロス」、「皮」、「その他」の選択肢が用意されているので、いずれかを選択的に入力することができる。「その他」を選択した場合には、残る選択肢(素材の名称)が新たに表示される。
【0045】
例えば、室内にベニアが存在する空間に対して空気調和装置が設置されるときには、「ベニア」を選択すればよい。また、クロスを用いた壁に囲まれた部屋に対して空気調和装置が設置される場合には、「クロス」を選択すればよい。また、空気調和装置が設置される部屋に皮を用いた家具や衣類などが存在する場合には、「皮」を選択すればよい。
【0046】
なお、ここでは選択肢として用意していないが、素材中のホルムアルデヒドの含有量が多ければカビが生育しにくいといった傾向も明らかになっているため、素材中の所定の成分の含有量を考慮して選択枝を用意し、そのような情報を入力できるようにすることも可能である。
【0047】
〔設置場所に関する入力〕
この空気調和装置では、カビの生育に関連のある情報の1つとして、空気調和装置が設置される場所あるいは建物に関する設置環境情報を入力させる。
【0048】
図3に示す入力画面は、空気調和装置の設置場所に関する情報を入力させるための画面である。図3では、「清潔度高い」、「清潔度中位」、「清潔度低い」、「業種で入力する」の選択肢が用意されているので、いずれかを選択的に入力することができる。
【0049】
例えば、空気調和装置の設置場所が病院である場合には、通常清潔度が高く保たれているため、「清潔度高い」を選択することになる。特に清潔度が高くも低くもない場合には、「清潔度中位」を選択すればよい。
【0050】
なお、「業種で入力する」を選択したときには、具体的な業種名を羅列した新たな入力画面が表れ、そこで選択的に業種名を選択することになる。この場合には、業種と清潔度との関係を示す内蔵データを用い、強弱調整部52aが業種名の入力を清潔度の情報に変換する。
【0051】
〔栄養分の量に関する入力〕
この空気調和装置では、カビの生育に関連のある情報の1つとして、空気調和装置が設置される場所に存在するカビの栄養分に関する栄養情報を入力させる。
【0052】
図4に示す入力画面は、空気調和装置の設置場所におけるカビの栄養分の量を入力させるための画面である。図4では、「極めて多い」、「比較的多い」、「普通」、「少ない」の選択肢が用意されているので、いずれかを選択的に入力することができる。
【0053】
例えば、厨房に空気調和装置を設置する場合には、「極めて多い」あるいは「比較的多い」を選択することになると思われる。また、特にカビの栄養分が多いとも少ないとも思われないような場合には、「普通」を選択すればよい。
【0054】
〔運転強弱に関する入力〕
図5に示す入力画面は、カビ減滅運転の強弱に関して入力させるための画面である。ここでは、カビ減滅運転の強弱の入力の方法として、効果持続の目安時間を選択する方法と、運転に要する時間を選択する方法とが用意されている。すなわち、ユーザー等は、いずれかの方法で選択入力を行うことができる。
【0055】
ユーザー等により選択入力された効果持続時間あるいは運転の所要時間の情報は、強弱調整部52aにおいて上記の相関データ52bによってカビ減滅運転の所定条件に変換される。
【0056】
〔運転の作動確認に関する入力〕
図6に示す入力画面は、カビ生育度合いが所定レベルを超えたときに無条件にカビ減滅運転に移行させるのか、それとも何らかの確認を行ってからカビ減滅運転に移行させるのか、さらに確認する場合にはどのような確認方法を採るのかといったユーザー等の要望を入力するための画面である。普通の強度にカビ減滅運転を設定している場合には、カビ減滅運転中の空間が過剰に乾燥した状態になり、そのような空間に人が居ると不快な感じを受けてしまうことから、本実施形態の空気調和装置では、このような確認について初期設定できるようになっている。
【0057】
図6に示すように、「確認画面から手動で確認を行う」、「外部入力により自動確認をさせる」、「作動禁止時刻を入力する」、「特に制限を設けず、確認工程を省く」の選択枝が設定されている。
【0058】
「確認画面から手動で確認を行う」が選択入力された場合、制御部50は、カビ生育度合いが所定レベルを超えてカビ減滅運転を行う必要が出てきたときに、カビ減滅運転を即座に実施してもよいかどうかをユーザー等に質問する画面をリモコン3の液晶ディスプレイ30に表示する。ここで、ユーザー等は、即座にカビ減滅運転を実施することを選ぶこともできるし、時間を設定して所定時間後に実施させることを選ぶこともできる。
【0059】
「外部入力により自動確認をさせる」が選択入力されたときには、外部のデータに基づいてカビ減滅運転を実施してもよいかどうかが判断されることになる。例えば、空気調和装置に人検知センサが備えられている場合には、人検知センサが室内に人が居ないことを検出した信号を出しているときに、制御部50がカビ減滅運転を即座に実施してもよいと判断する。また、ホテルの各客室にそれぞれ空気調和装置が設置される場合には、空気調和装置からホテルの空室管理データを見に行けるようにして、その部屋が空室である(あるいは、しばらく空室の状態が続く)場合に制御部50がカビ減滅運転を実施してもよいと判断する。
【0060】
「作動禁止時刻を入力する」が選択入力されたときには、新たに作動禁止時刻を入力する画面が表れ、ユーザー等による入力を受け付ける。例えば、オフィスに空気調和装置が設置される場合に、ユーザー等が作動禁止時刻を午前7時から午後10時までと設定すると、この時間帯にカビ生育度合いが所定レベルを超えたとしても制御部50は午後10時まではカビ減滅運転を開始させない。なお、作動禁止時刻の入力は、日単位、週単位、月単位など、種々の入力を可能にしておくことが望ましい。
【0061】
「特に制限を設けず、確認工程を省く」が選択入力されたときには、制御部50は、カビ生育度合いが所定レベルを超え次第、即座にカビ減滅運転部52に運転指令を送りカビ減滅運転を開始させる。
【0062】
〔運転を開始させるカビ生育度合いのレベル設定に関する入力〕
図7に示す入力画面は、カビ減滅運転を開始させるカビ生育度合いのレベル(所定レベル)に関して入力させるための画面である。ここでは、「通常レベルに設定」という選択肢のほか、「通常レベルよりも生育してから開始」、「生育が低いうちに運転を開始させる」、および「少しでも生育したら運転を開始させる」の3つの選択枝が用意されている。これらの入力選択肢に対応するカビ生育度合いのレベルを高い順に並べると、「通常レベルよりも生育してから開始」、「通常レベルに設定」、「生育が低いうちに運転を開始させる」、「少しでも生育したら運転を開始させる」となる。
【0063】
この図7に示す画面において入力が為されると、制御部50は、その入力情報を対応するカビの菌糸長のレベル(所定レベル)に変換し、それをカビ減滅運転部52に運転指令を出すか否かの判断材料として保持する。
【0064】
<カビ減滅運転の詳細>
カビ生育度合い推定部51が算出したカビの菌糸長が上記の所定レベルを超えると、所定の確認の後に制御部50からカビ減滅運転部52に運転指令が出される。これに従い、カビ減滅運転部52は、温度を上昇させたり除湿機能を用いたりして、強弱調整部52aにより決定された所定条件で空間内を低湿化してカビを減滅させるカビ減滅運転を開始する。初期設定において図6に示す入力画面で何らかの作動確認を行う設定が為されている場合には、カビの菌糸長が所定レベルを超えたと判断されてカビ減滅運転に移行する際に、所定の確認作業が実施される。そして、その作動の条件が満たされた後に、カビ減滅運転が実行される。
【0065】
このカビ減滅運転では、カビを効果的に減少あるいは死滅させるため、所定条件の内容によっては、空間内の相対湿度を低下させてしばらく持続させる動作を複数回繰り返す。カビ減滅運転の強度が比較的大きくなるような初期設定が為されているときには、運転前の相対湿度に対する変化量や相対湿度の変化スピードが大きくなるようにカビ減滅運転が制御される。また、図5に示す入力画面においてユーザー等により効果持続時間が選択入力された場合には、その効果持続時間が確保されるような条件でカビ減滅運転が実行され、運転の所要時間が選択入力されている場合には、その時間内に一定のカビ減滅の効果が得られるようにカビ減滅運転が実行されて時間内にカビ減滅運転が完了する。
【0066】
<本実施形態の空気調和装置の特徴>
(1)
ここでは、制御部50が、カビの生育度合いが所定レベルを超えているときに、所定の確認を経てカビ減滅運転部52によるカビ減滅運転を実行させるという制御を行っている。このため、カビが生育しておらずカビを減滅させる運転の必要がない場合に無駄な運転を行わせたり、反対にカビが繁殖していることを見過ごしてしまう不具合が抑えられる。
【0067】
(2)
ここでは、カビ生育度合い推定部51が、カビの生育度合いを推定する際に、温度、相対湿度、および経過時間に加えて、カビの生育に関連のある入力情報を利用している。したがって、いろいろな場所に設置される可能性があり、想定されるカビが生育する場所やカビが付着する対象物もいろいろであるという特徴を持つ空気調和装置であっても、それによる影響を情報として初期設定においてユーザー等が入力を行うことによって、カビ生育度合い推定部51によるカビの生育度合いの推定にそれが反映される。
【0068】
具体的には、まず、図2に示す入力画面において、カビが繁殖すると思われる素材を入力させている。これにより、各素材でのカビの生育スピードの違いがカビの生育度合いの推定に反映されるようになり、カビの生育度合いが高い精度で推測されるようになっている。
【0069】
また、図3に示す入力画面においては、空気調和装置の設置場所に関する情報を入力させている。これにより、対象となる空間の清潔度がカビの生育度合いの推定に反映されるようになっており、推定精度が向上している。
【0070】
そして、図4に示す入力画面においては、空気調和装置の設置場所におけるカビの栄養分の量を入力させている。これにより、対象となる場所のカビの栄養分の多い少ないがカビの生育度合いの推定に反映されるようになっており、推定精度が向上している。
【0071】
(3)
ここでは、初期設定において、図5に示す入力画面を用いてカビ減滅運転の強弱に関する入力を行わせている。したがって、ユーザー等(空気調和装置のユーザー、空気調和装置の管理人、空気調和装置の設置業者など)は、空気調和装置を設置する空間の状況や制約条件に合うように、効果持続の期間やカビ減滅運転の要する時間を決めることができる。このように、空気調和装置が設置される施設の都合や営業形態の状況に合うカビ減滅運転を容易に設定することができるため、設置場所やユーザー等の都合による制約を満足する形でカビの減滅を図ることが可能である。
【0072】
(4)
ここでは、初期設定の図5に示す入力画面においてカビ減滅運転の強弱を設定することができる。このカビ減滅運転の強弱は、カビを減滅させる効果の強弱であり、作動時間や作動回数、作動の強さなどのカビ減滅運転の所定条件が変わると、それに従ってカビの減滅の度合いも変わってくる。例えば、カビの胞子が死滅するまでカビを減滅させる度合い、カビの菌糸だけが死滅するまでカビを減滅させる度合い、カビの菌糸の生育を止める程度にカビを減滅させる度合いなどである。したがって、一度カビ減滅運転を作動させてから次にカビ減滅運転を作動させるまでの期間(効果持続期間)を長くとりたい場合には、強くカビを減滅させるように初期設定を行えばよい。また、短い時間ならば毎日カビ減滅運転を作動させても問題はないが1回のカビの減滅に長時間かけることは難しいような場所に空気調和装置を設置する場合には、運転の所要時間が短くなるように初期設定を行えばよい。
【0073】
(5)
ここでは、相関データ52bを保持しているため、カビ減滅運転部52の強弱調整部52aは、ユーザー等による所望の効果持続期間の入力を受けたときに、その入力を適切な所定条件(運転条件)に換算してカビ減滅運転の強弱を調整することができる。すなわち、ユーザー等は、カビの減滅の効果を持続させたい目安期間を図5に示す画面において入力するだけでよく、所望の効果持続時間になるように手探り状態で強弱に関する入力を行う必要はない。
【0074】
(6)
ここでは、図7に示す入力画面においてカビ減滅運転を開始させるカビ生育度合いのレベルに関する入力が為され、ユーザー等の意向に沿った形で所定レベル(カビの菌糸長の最大許容値)が決まる。したがって、ユーザー等は、空気調和装置の設置場所にアレルギー体質の人間がいるような場合や、空気調和装置の設置場所が病院や食品工場などのように高い清浄度が要求される場所である場合に、所定レベルが低く設定されるように入力を行い、比較的カビの生育度合いが低い状態でカビ減滅運転が行われるようにすることができる。また、それほど高い清浄度が要求されない場所に空気調和装置を設置する場合には、所定レベルが比較的高く設定されるように入力を行い、必要以上にカビ減滅運転が行われてエネルギー消費が増えてしまうことを抑えることができる。
【0075】
<変形例>
(A)
上記実施形態では、対象空間を低湿化することによりカビを減滅させるカビ減滅運転を行っているが、これに代えて、あるいはこれに加えて、オゾンや紫外線などを利用してカビの減滅を行うことも可能である。オゾン発生装置や紫外線照射装置などは、空気調和装置に内蔵させてもよいし、空気調和装置とは別に設けて制御部50に接続させるようにしてもよい。
【0076】
なお、紫外線を照射するランプなどは高価であり寿命も比較的短いため、紫外線を利用してカビの減滅を行う場合には、各種の入力情報によってカビ生育度合い推定部51における推定精度を高め、その推定に応じてカビ減滅運転を開始させることのメリットが非常に大きくなる。すなわち、カビが生育していないにもかかわらず無駄に紫外線を照射してしまうような現象が少なくなり、紫外線照射装置の寿命が延びコストが抑えられる。
【0077】
また、紫外線照射装置をカビを減滅させるために使用する場合にも、その強度を初期設定においてユーザー等に入力させ、それによりカビの減滅させる運転の所定条件に反映させることができる。
【0078】
(B)
上記実施形態では、図2から図4に示すような入力画面によって各種入力をさせているが、各項目について数種類の段階設定が可能な状態とし、それを室内機1の裏面などに設けたディップスライドスイッチによって設置業者が調整できるようにした上で、設置業者に設定の目安となる資料(表など)を渡しておき、設置業者がユーザー等の意向を聞いて適切なディップスイッチの調整を行うように構成してもよい。
【0079】
(C)
上記実施形態では、カビ減滅運転部52の強弱調整部52aに相関データ52bを持たせ、それを利用してユーザー等の図5に示す入力画面による入力内容を適切な所定条件(運転条件)に換算している。しかし、カビ減滅運転の強弱を数段階に設定し、それを室内機1の裏面などに設けたディップスイッチによって設置業者が調整できるようにした上で、設置業者に強弱の各段階と効果持続時間や運転所要時間との関係を示す表を渡しておき、設置業者がユーザー等の意向を聞いて空気調和装置の設置時に適切なディップスイッチの調整を行うように構成することもできる。
【0080】
(D)
初期設定におけるカビの繁殖が予想される素材に関する入力に関し、図2に示すような入力画面の代わりに、カビの繁殖のし易さを数段階にレベル分けし各レベルの具体例として具体的名称(クロス、皮など)を挙げるような形の入力画面を採用することも考えられる。
【0081】
(E)
上記実施形態では、カビ生育度合い推定部51により推定されたカビの菌糸長が所定レベルを超えた場合にカビ減滅運転を行っているが、リモコン3の液晶ディスプレイ30や室内機1に設けられた発光ダイオード(図示せず)などを用いて単にユーザー等に対して報知する構成を採ることも考えられる。
【0082】
(F)
上記実施形態では、リモコン3の液晶ディスプレイ30から入力させる構成を採っているが、入力については、空気調和装置の電装ユニットに特殊な入力装置を接続して設置時や出荷時などに予め入力させる構成を採ることもできる。
【0083】
(G)
上記実施形態では、ユーザー等の入力情報をカビの生育度合いの推定に生かす技術を空気調和装置に対して適用しているが、カビの生育度合いを推測することに特化した専用装置(カビ生育度合い推測装置)に対して上記技術を適用することもできる。すなわち、カビ生育度合い推定部51、湿度センサ63、および入力画面31〜33に相当する構成を備えたカビ生育度合い推測装置を作り、それをアラーム表示や警報発令を行うことのできる報知手段と接続した場合にも、カビの生育度合いの高い推定精度を確保することができるようになる。このカビ生育度合い推測装置では、設置される場所に応じてカビが生育する場所やカビが付着する対象物が変わった場合にも、それによる影響を情報として初期設定においてユーザー等が入力を行うことによって、カビの生育度合いの推定にそれが反映される。
【0084】
【発明の効果】
本発明に係る空気調和装置では、カビの生育度合いを推測する際に、湿度センサによる相対湿度および経過時間に加えて、清潔度に関する設置情報を利用している。したがって、いろいろな場所に設置される可能性があるという特徴を持つ空気調和装置であっても、それによる影響を情報として入力部に入力することによって、カビの生育度合いの推測に反映させることが可能である。これにより、カビの生育度合いが高い精度で推測されるようになり、その推測に基づくカビへの対処が遅れたものになったり無駄になったりすることが抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る空気調和装置の制御ブロック図。
【図2】 初期設定における入力画面の一つを示す図。
【図3】 初期設定における入力画面の一つを示す図。
【図4】 初期設定における入力画面の一つを示す図。
【図5】 初期設定における入力画面の一つを示す図。
【図6】 初期設定における入力画面の一つを示す図。
【図7】 初期設定における入力画面の一つを示す図。
【符号の説明】
3 リモコン
30 液晶ディスプレイ
50 制御部
51 カビ生育度合い推定部
52 カビ減滅運転部
63 湿度センサ
Claims (8)
- 相対湿度を検出する湿度センサ(63)と、
設置場所あるいは設置を行う建物の清潔度に関する情報である設置情報を入力させる入力部(30)と、
前記湿度センサ(63)が検出した検出湿度、経過時間、および前記入力部(30)に入力された前記設置情報を基にして、カビの生育度合いを推測する制御部(50,51)と、
を備えた空気調和装置。 - 前記入力部(30)は、前記設置情報を入力させる際に、設置場所の清潔度の高低を入力させる、
請求項1に記載の空気調和装置。 - 前記入力部(30)は、前記設置情報を入力させる際に、設置場所を使う団体の業種を入力させる、
請求項1に記載の空気調和装置。 - 設置場所の清潔度と前記業種との関係を示す内蔵データ
をさらに備えた請求項3に記載の空気調和装置。 - カビの生育度合いが所定レベルを超えたことを報知する報知手段、あるいは生育したカビを減滅させるカビ減滅手段(52)をさらに備えており、
前記制御部(50)は、推測した前記カビの生育度合いが所定レベルを超えたときに、前記報知手段あるいは前記カビ減滅手段(52)を作動させる、
請求項1に記載の空気調和装置。 - 前記入力部(30)は、さらに、カビが付着して生育する素材に関する素材情報を入力させ、
前記制御部(50,51)は、さらに前記素材情報を基にして、カビの生育度合いを推測する、
請求項1から5のいずれかに記載の空気調和装置。 - 前記入力部(30)は、さらに、カビが付着して生育する場所に存在するカビの栄養分に関する栄養情報を入力させ、
前記制御部(50,51)は、さらに前記栄養情報を基にして、カビの生育度合いを推測する、
請求項1から6のいずれかに記載の空気調和装置。 - 前記入力部(30)は、前記所定レベルの高低に関する情報をさらに入力させる、
請求項5に記載の空気調和装置。
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