JP3784958B2 - プリフォームのネック部結晶化装置及び結晶化方法 - Google Patents

プリフォームのネック部結晶化装置及び結晶化方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリフォームのネック部結晶化装置及び結晶化方法に関し、特に、耐熱性容器のネック部の耐熱性や機械的特性を向上させるためのプリフォームのネック部結晶化装置及び結晶化方法に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】
耐熱性の樹脂製容器を成形するにあたり、そのプリフォームのネック部を白化結晶化する方法として、特公昭61−1288号公報及び特公昭61−24170号公報に示されるようなものが知られている。
【0003】
これらの公報に示されるプリフォームのネック部を結晶化する方法は、プリフォームのネック部内に、コアを挿入し、ネック部の内周面とコアの外周面とを係合させた状態で、ネック部を結晶化させることで、ネック部の形状を規制するようにしている。
【0004】
また、結晶化に際しては、プリフォームのネック部と他の部分とを断熱材で熱的に遮断し、ネック部を熱風雰囲気に露出させて熱処理を行うようにしており、しかも、この場合、プリフォームのネック部下に形成されたフランジ部の下面と前記断熱材の上面との間に隙間を持たせて熱処理を行うようにしている。
【0005】
このように、フランジ部の下面と、断熱材の上面との間に隙間を持たせることで、断熱材からフランジ部の熱が逃げるのを防止して、フランジ部の温度低下を防止して熱処理不足を解消することができる。
【0006】
しかし、このような結晶化方法にあっては、プリフォームのネック部に挿入されるコアは、ネック部の形状を規制しているのみで、プリフォームのネック部を加熱した後、積極的にネック部を冷却することができず、結晶化から取出しまでの成形サイクルが長くなるおそれがある。
【0007】
また、ネック部の内周面とコアの外周面とを係合させた状態でネック部を結晶化させるようにしているが、熱処理終了後にコアとネック部とを離型する装置についての開示がなく、自動化しにくいものである。
【0008】
また、フランジ部の下面と断熱材の上面との間に隙間を持たせて熱処理を行うようにしており、熱処理によってフランジ部が変形した場合に、整形する手段がなく、整形できない状態となっている。
【0009】
本発明の目的は、プリフォームのネック部の形状をコアを用いて確実に整形することができ、しかも、コアをネック部から確実に引き抜くことができる自動化に適したプリフォームのネック部結晶化装置及び結晶化方法を提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、フランジ部の下面と断熱材の上面との間に隙間を持たせて熱処理を行った後、フランジ部の下面を確実に整形することができるプリフォームのネック部結晶化装置及び結晶化方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1記載のプリフォームのネック部結晶化装置は、ネック部と、このネック部に続く有底筒状の胴部と、前記ネック部と前記胴部との間に形成されたフランジ部とを有する複数のプリフォームを搬送する搬送路と、前記搬送路の途中に設けられ、前記ネック部を結晶化温度まで加熱する加熱部と、前記加熱部で加熱された前記ネック部を冷却する冷却部と、冷却された前記プリフォームを取り出す取出部とを有し、前記搬送路には、前記プリフォームの胴部を受け入れてネック部を露出した状態でプリフォームを搬送する複数の搬送部材が設けられ、前記搬送部材は、前記プリフォームの胴部外周を覆う筒部材と、前記プリフォームの底部を受ける底部材とを有し、前記プリフォームが少なくとも前記加熱部を搬送されている際に、前記筒部材の上面と前記プリフォームのフランジ部下面との間に隙間が設けられ前記筒部材の上面には、前記フランジ部下面を整形するための整形面が設けられ、前記フランジ部の下面と前記筒部材の整形面が押圧手段により押圧されることで、前記フランジ部の下面が整形されることを特徴とする。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
本発明によれば、プリフォームの搬送部材を筒部材と底部材とで形成すると共に、筒部材の上面にフランジ部の下面を整形する整形面を設け、押圧手段により筒部材の整形面とフランジ部下面とを押圧することで、加熱によってフランジ部が変形しても、確実にフランジ部の下面を筒部材の整形面によって整形することができる。
【0017】
したがって、加熱時には、フランジ部の下面をも確実に加熱すると共に、筒部材によって熱を奪われないようにすることで、厚肉で結晶化しにくいフランジ部の結晶化を確実にすることができ、しかも、フランジ部下面を整形することで、ネック部の垂直度を確実に出すことができる。
【0018】
請求項記載の発明は、請求項において、前記押圧手段は、前記搬送路の途中に配置された押圧カムを有し、前記筒部材は、前記押圧カムと当接するカムフォロアを有し、前記搬送部材が前記押圧カムの位置に搬送されると、前記カムフォロアが前記押圧カムに当接して前記筒部材を上昇させ、前記フランジ部の下面を前記整形面で押圧して形することを特徴とする。
【0019】
本発明によれば、請求項の状態に加え、押圧手段によって、底部材をそのままに、筒部材のみを上昇させて、簡単な構造で、フランジ部の下面を整形することができる。請求項3記載の発明は、請求項1において、前記冷却部には、加熱された前記プリフォームのネック部内に挿入されてネック部内面を整形しつつ冷却する冷却コアと、前記冷却コアを前記ネック部内から抜き出す際に前記ネック部に接触して前記ネック部内面と冷却コアを離型させる離型用筒部材とが設けられていることを特徴とする。本発明によれば、加熱されたプリフォームのネック部内に冷却コアを挿入することで、ネック部を内面から冷却してプリフォームの加熱終了から取出しまでの時間を短縮して成形サイクルを短縮化でき、しかも、冷却と同時にプリフォームのネック部内面を確実に整形することができる。また 、冷却コアによるネック部の冷却後、冷却コアをネック部から引き抜く際に、離型用筒部材がプリフォームのネック部に接触して、プリフォームの持ち上がりを防止するため、ネック部内からの冷却コアの引き抜きを確実に行うことができ、自動化に適したものとすることができる。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
請求項記載の発明は、プリフォームの胴部外周を覆う筒部材と前記プリフォームの底部を受ける底部材とを有する搬送部材に保持されたプリフォームのネック部を結晶化温度に加熱する加熱工程と、加熱された前記プリフォームを前記搬送部材で保持した状態で前記ネック部を冷却する工程と、冷却された前記プリフォームを前記搬送部材より取り出す取出工程とを有し、少なくとも前記加熱工程では、前記プリフォームは、筒部材の上面と前記ネック部下に形成されたフランジ部の下面との間に隙間を有する状態で搬送され、前記筒部材の上面には、前記フランジ部の下面を整形するための整形面が設けられ、前記冷却工程では、前記フランジ部の下面と前記筒部材の整形面が押圧されることで、前記フランジ部の下面を整形するフランジ部整形工程を含むことを特徴とする。
【0026】
本発明によれば、冷却工程のフランジ部整形工程において、押圧手段により筒部材上面の整形面とフランジ部の下面とを押圧することで、加熱によってフランジ部が変形しても、確実にフランジ部の下面を筒部材の整形面によって整形することができる。
【0027】
したがって、加熱時には、フランジ部の下面をも確実に加熱すると共に、筒部材によって熱を奪われないようにすることで、厚肉で結晶化しにくいフランジ部の結晶化を確実にすることができ、しかも、フランジ部下面を整形することで、ネック部の垂直度を確実に出すことができる。
【0028】
請求項記載の発明は、請求項において、前記搬送部材が搬送される搬送路には、押圧カムが配置され、前記フランジ部整形工程は前記搬送部材を前記押圧カムの位置に搬送し、前記筒部材に設けられたカムフォロアを前記押圧カムに当接させて前記筒部材を上昇させ、前記フランジ部下面を前記整形面で押圧して整形するすることを特徴とする。
【0029】
本発明によれば、請求項の状態に加え、筒部材を上昇させて整形面をフランジ部下面に押圧することで、容易にフランジ部下面の整形を行うことができる。請求項6記載のプリフォームのネック部結晶化方法は、プリフォームのネック部を結晶化温度に加熱する加熱工程と、加熱された前記プリフォームのネック部を冷却する工程と、冷却された前記プリフォームを取り出す取出工程とを有し、前記冷却工程では、加熱された前記プリフォームのネック部内に冷却コアを接触させて前記ネック部内面を整形しつつ下降挿入する冷却コア挿入工程と、前記プリフォームのネック部に接触するまで離型用筒部材を下降させる離型用筒部材下降工程と、前記離型用筒部材を下降させたまま前記冷却コアを上昇させて前記離型用筒部材により前記ネック部をおさえつつ前記冷却コアと前記ネック部内面とを離型させ、前記冷却コアを前記ネック部内から引き抜く冷却コア引き抜き工程と、前記冷却コア引き抜き後、前記離型用筒部材を上昇させる工程と、を含むことを特徴とする。本発明によれば、冷却工程の冷却コア挿入工程で、加熱されたプリフォームのネック部内に冷却コアを挿入することで、ネック部を内面から冷却してプリフォームの加熱終了から取出しまでの時間を短縮して成形サイクルを短縮化でき、しかも、冷却と同時にプリフォームのネック部内面を確実に整形することができる。また、離型用筒部材下降工程で、冷却コアをネック部から引き抜く際に、離型用筒部材がプリフォームのネック部に接触して、 プリフォームの持ち上がりを防止するため、ネック部内からの冷却コアの引き抜きを確実に行うことができ、自動化に適したものとすることができる。請求項7記載の発明は、請求項6において、前記離型用筒部材下降工程は、前記冷却コア挿入工程と共に行われることを特徴とする。本発明によれば、請求項6の状態に加え、離型用筒部材下降工程と冷却コア挿入工程とを同時に行うことで、より加熱終了から取出しまでの時間を短縮することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0031】
図1〜図8は、本発明の一実施の形態に係るプリフォームのネック部結晶化装置を示す図である。
【0032】
プリフォーム10は、図4に示すように、開口を有するネック部12と、このネック部12に続く有底筒状の胴部14と、ネック部12と胴部14との間に形成されたフランジ部16とを有し、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂により射出成形されている。
【0033】
そして、ネック部12と、フランジ部16とが本実施の形態に係る結晶化装置18によって白化結晶化されるようになっている。
【0034】
この結晶化装置18は、図1に示すように、機台1上に、プリフォーム10を搬送し、その搬送途中にて加熱することで結晶化させるための搬送路20が設けられている。
【0035】
搬送路20はトラック形状をなし、平行な2本の第1、第2直線搬送路22、24と、その両端側の第1、第2半円搬送路26、28を有している。
【0036】
プリフォーム10は、図1〜図3に示すように、トラック状の搬送路20に沿って循環する多数の搬送部材30に、1つずつ保持されて搬送される。
【0037】
この多数の搬送部材30の内側面には、図2、図3、図5、図7に示すように、搬送チェーン32が固定されている。この搬送チェーン32は、トラック状の搬送路20に沿って無端状に張り渡されている。
【0038】
一方、第1、第2半円搬送路26、28の中心を回転中心として回転する2つのスプロケット34a、34bが配置されている。無端状の搬送チェーン32は、この2つのスプロケット34a、34bに噛合することで回転駆動される。
【0039】
これら第1、第2半円搬送路26、28は、ほぼ同一の構成を有するため、その具体的構成について、第2半円搬送路28を参照して説明する。
【0040】
第2半円搬送路28の中心には、図2に示すように、支軸80が機台1に固定されている。
【0041】
この支軸80には、スプロケット34a及びその下面に固定された第1のギア84が、ベアリング82を介して回転可能に支持されている。
【0042】
一方、機台1上にはモータ86が固定され、このモータ86の出力軸に固着した第2のギア88が、第1のギア84と噛合している。
【0043】
このモータ86の駆動によりスプロケット34aが回転駆動され、これと噛合する搬送チェーン32を固定した搬送部材30が、搬送路20に沿って搬送駆動される。
【0044】
なお、第1半円搬送路26にも、同様に支軸80にスプロケット34bが回転可能に支持されているが、このスプロケット34bを回転駆動するためのギア、モータなどは配置されていない。
【0045】
第1半円搬送路26に設けたスプロケット34bは、第1半円搬送路26側のスプロケット34aの駆動力が搬送チェーン32を介して伝達され、この搬送チェーン32によって回転従動する。
【0046】
搬送部材30は、図3、図5、図7に示すように、搬送チェーン32に固定された搬送ブロック36と、この搬送ブロック36に回転可能に支持され下端に溝付プーリ38を有するホルダ40と、このホルダ40に支持されてプリフォーム10の胴部14外周を覆う筒部材42と、この筒部材42内にあってプリフォーム10の底部を受ける底部材44と、ホルダ40を貫通して下端に筒部材上昇用カムフォロア46を有する筒部材上昇ロッド48とを有している。
【0047】
搬送ブロック36は、搬送路20に沿って配設されたレール50上を転動するカムフォロア52を有し、レール50に沿って移動可能にされている。
【0048】
ホルダ40は、溝付プーリ38を回転駆動することで、底部材44を介してプリフォーム10が回転駆動されるようになっている。
【0049】
筒部材42は、プリフォーム10のネック部12及びフランジ部16を露出した状態でプリフォーム10を保持するようになっている。また、この筒部材42は、上面がフランジ部16の下面を整形する整形面とされている。
【0050】
底部材44は、図4に示すように、底部材固定ロッド54を介して、プリフォーム10のフランジ部16の下面と、筒部材42の上面との間に隙間aを有する状態でプリフォーム10の底部を支持するようになっている。
【0051】
この底部材固定ロッド54は、筒部材42の貫通孔56を貫通して、ホルダ40と筒部材42とを回転方向で一体化させると共に、貫通孔56の上下方向の長さを隙間a分長くして、筒部材42を隙間a分上昇可能にしている。
【0052】
筒部材上昇ロッド48は、筒部材上昇用カムフォロア46の作動により、筒部材42を上昇させて、筒部材42の上面をフランジ部16の下面に押圧して、フランジ部16の下面を成形する押圧手段を構成するようになっている。
【0053】
また、トラック状の搬送路20のうちの第1直線搬送路22には、図1に示すように、搬送部材30に、プリフォーム10を一つずつ供給する供給部58が設けられ、この供給部58よりも下流側の第1直線搬送路22と第2直線搬送路24にそれぞれ第1、第2加熱部60a、60bが設けられている。
【0054】
さらに、第1半円搬送路26には保温部62が設けられ、第2半円搬送路28には冷却部64が設けられ、そしてさらに、第1直線搬送路22の供給部58の上流側に取出部66が設けられている。
【0055】
供給部58は、第1直線搬送路22途中にてプリフォーム10を供給するように構成されている。
【0056】
この供給部58は、内部に収納されたプリフォーム10を回転攪拌して供給するプリフォームフィーダ68を有している。
【0057】
このプリフォームフィーダ68には、そのほぼ接線方向に沿って伸びる供給用シュータ70が設けられている。
【0058】
この供給用シュータ70の出口端には、プリフォーム供給機構72が設けられている。
【0059】
このプリフォーム供給機構72は、図2に示すように、供給開閉部材74と、供給コマ76と、供給シリンダ78とを有し、プリフォーム10を1つずつ筒部材42に支持させるようになっている。
【0060】
供給開閉部材74は、供給用シュータ70の出口端で、ばねによって開閉可能にされ、プリフォーム10のフランジ部16下面を支持するようになっている。供給コマ76は、供給開閉部材74の上方に配設され、プリフォーム10のネック部12内に挿入可能にされている。
【0061】
供給シリンダ78は、供給コマ76を下降させて、プリフォーム10のネック部12内に入り込ませ、そのままプリフォーム10を押し下げることで、プリフォーム10が供給開閉部材74を開いて供給開閉部材74を通過し、筒部材42内に挿入されるようになっている。
【0062】
第1、第2加熱部60a、60bは、第1、第2直線搬送路22、24に沿って第1、第2加熱ボックス69a、69bが配設されている。
【0063】
これら加熱ボックス69a、69b内には、プリフォーム10の搬送路を挟んだネック部12対応位置の両側に、例えば、遠赤外線ヒータ67(図2参照)が配設され、ネック部12及びフランジ部16を白化結晶化温度まで加熱できるようになっている。
【0064】
また、遠赤外線ヒータ67には、反射板(図示せず)が設けられ、遠赤外線ヒータ64からの光を反射して効率よくネック部12及びフランジ部16を加熱できるようにしている。
【0065】
さらに、この第1、第2加熱部60a、60bには、プリフォーム10を自転させるための機構が設けられている。
【0066】
すなわち、第1、第2加熱ボックス69a、69b内には、搬送部材30とともに移動する溝付プーリ38と対向する位置に、自転用プーリ90に掛け渡された溝付ベルト92が設けられている。
【0067】
この溝付ベルト92は、第1、第2加熱ボックス69a、69bのほぼ全長に沿って配置されている。
【0068】
したがって、第1、第2加熱部60a、60b内に搬入されたプリフォーム10は、溝付ベルト92と溝付プーリ38との係合により回転駆動されることになる。
【0069】
保温部62は、第1半円搬送路26を保温カバー94にて覆い、第1加熱部60aで加熱されたプリフォーム10が、第1半円搬送路26を搬送されて第2加熱部60bに至るまでの間プリフォーム10の保温を行うようにしている。
【0070】
冷却部64は、第1、第2加熱部60a、60bで加熱して白化結晶化されたプリフォーム10が、第2加熱部60aから取出部66まで第2半円搬送路28を搬送される間に、プリフォーム10の冷却と整形を行うようにしている。
【0071】
すなわち、冷却部64は、第2半円搬送路28を搬送されるプリフォーム10のネック部12内に挿入されてネック部12を内面から冷却すると共にネック部12の内面を整形する複数の冷却コア96と、冷却コア96をネック部12内から抜き出す際にフランジ部16の上面に接触してネック部12の内面と冷却コア96を離型させる複数の離型用筒部材98とを有している。
【0072】
これら冷却コア96及び離型用筒部材98は、連動機構100を介してスプロケット34aと連動して回転可能にされると共に、昇降機構102によって昇降可能にされている。
【0073】
連動機構100は、スプロケット34aの上方領域に、これと平行に回転板104を有する。
【0074】
この回転板104は、連結軸106によってスプロケット34aと固定されて一体回転する。
【0075】
この回転板104には、その鉛直軸上方に沿って延びる2本のガイド軸108、110が円周状に搬送部材30と対応した間隔で固定されている。
【0076】
ガイド軸108、110の上部は、プレート112にて固定されるとともに、ガイド軸110の上端は冷却水分配器114を支持する冷却水分配器支持板116に固定され、冷却水分配器支持板116も回転板104と共に回転可能にされている。
【0077】
また、ガイド軸108、110には、上部側に冷却コア固定板118、下部側に離型用筒部材固定板120が昇降可能に設けられている。
【0078】
各冷却コア固定板118には、冷却ホース122を介して冷却水分配器114と接続した冷却コア96が下方に突出した状態で取り付けられている。
【0079】
この冷却コア96の外径は、プリフォーム10のネック部12の内径に相応させて形成されている。
【0080】
各離型用筒部材固定板120には、冷却コア96を貫通させる孔が形成され、その孔の周囲から冷却コア96を覆うように離型用筒部材98が下方に突出した状態で取り付けられている。
【0081】
この離型用筒部材98の内径は、ネック部12の外径よりも大きく、フランジ部16の上面に接触可能な大きさに形成されている。
【0082】
昇降機構102は、支軸80の上端に固定され、回転板104の上方に位置するカム固定板124の円周上に設けられたカム126と、カム固定板124の第2半円搬送路28側の周囲に配設したカム132と、冷却コア固定板118及び離型用筒部材固定板120のそれぞれの両端部に設けられた冷却用カムフォロア128及び離型用カムフォロア130とを有し、これら冷却用カムフォロア128及び離型用カムフォロア130をカム126、132にて規制することで、冷却コア96及び離型用筒部材98を昇降可能にしている。
【0083】
カム固定板124のカム126は、内方側に位置する冷却用カムフォロア128及び離型用カムフォロア130を規制し、カム固定板124周囲のカム132は外方側に位置する冷却用カムフォロア128及び離型用カムフォロア130を規制するようになっている。
【0084】
カム126は、冷却コア挿入部126aと、冷却コア挿入維持部126bと、冷却コア引き抜き部126cと、離型用筒部材上昇部126dと、上昇維持部126eとを有し、冷却コア挿入部126aから離型用筒部材上昇部126dまでの間にカム132が配設されている。
【0085】
冷却コア挿入部126aは、図2、図5、図6に示すように、内方側の冷却用カムフォロア128上方から押さえるように形成され、冷却コア固定板118及び離型用筒部材固定板120を下方に押し付け可能にされ、カム132は冷却用カムフォロア128を上方から押さえるようになっている。
【0086】
冷却コア挿入維持部126bも冷却コア挿入部126aと同様の構成となっている。
【0087】
冷却コア引き抜き部126cは、図7及び図8に示すように、離型用カムフォロア130を上下から挟むと共に、冷却用カムフォロア128の下面を支持して離型用筒部材98をそのままにして、冷却コア96のみを上昇させるように形成されている。
【0088】
離型用筒部材上昇部126dは、冷却コア96をそのままに、離型用筒部材98のみを上昇させて、図3及び図4に示すような上昇維持部126eの状態となるようにしている。
【0089】
この上昇維持部126eでは、離型用カムフォロア130の下面のみを支持する状態となっており、カム132による規制もなされていない。
【0090】
また、この冷却部64においては、冷却コア96が下降する際に、筒部材42の上面をフランジ部16の下面に押し付けて、フランジ部16の下面を整形するようにしている。
【0091】
すなわち、図5に示すように、筒部材42の押し付け位置と対応する機台1上の位置に、押圧手段を構成する押圧カム134が突設されており、この押圧カム134位置に搬送部材30が搬送されてくると、筒部材上昇ロッド48の下端に設けられた筒部材上昇用カムフォロア46が押圧カム134上に載り、筒部材上昇ロッド48を介して筒部材42が隙間a分上昇して、フランジ部16の下面を押圧するようになっている。筒部材42の上面は、フランジ部16下面の最終形状に形成されていて、熱処理によって収縮・変形したフランジ部16の下面を整形することができる。
【0092】
取出部66は、複数、例えば4つのプリフォーム10のフランジ部16付近を把持する取出し開閉部材136と、この取出し開閉部材136を昇降させる取出し昇降シリンダ138と、この取出し昇降シリンダ138及び取出し開閉部材136を機外の取出位置まで水平移動させる取出し進退シリンダ140とを有している。
【0093】
そして、取出し開閉部材136を開いた状態で下降させて待機し、取出部66に所定本数のプリフォーム10がそろった時点で、取出し開閉部材136を閉じて所定本数のプリフォーム10を把持させ、そのまま取り出し昇降シリンダ138により取り出し開閉部材136を上昇させて筒部材42からプリフォーム10を抜き取り、取出し進退シリンダ140により機外の取出位置まで水平移動させた後、取出し開閉部材136を開いてプリフォーム10を取り出すようにしている。
【0094】
次に、前記結晶化装置18を用いて、プリフォーム10のネック部16を結晶化させる方法について説明する。
【0095】
まず、トラック状の搬送路20に沿って搬送駆動される搬送部材30に対して、図1に示す供給部58の位置で、プリフォーム10が供給される。
【0096】
このプリフォーム10は、プリフォームフィーダ68による攪拌回転により、直線状に延びる供給用シュータ70に沿って一列に整列される。
【0097】
この供給用シュータ70の出口端にはプリフォーム供給機構72が設けられ、このプリフォーム供給機構72によりプリフォーム10が1つずつ各搬送部材30に設けられた筒部材42内に挿入される。
【0098】
このプリフォーム供給機構72では、供給シリンダ78によって供給コマ76を下降させ、供給開閉部材74にフランジ部16の下面が保持されたプリフォーム10のネック部12内に、供給コマ76を入り込ませ、そのままプリフォーム10を押し下げることで、プリフォーム10が供給開閉部材74を開いて供給開閉部材74を通過し、筒部材42内に挿入される。
【0099】
この際、プリフォーム10は、底部材44によって底部が支持され、ネック部12及びフランジ部16を筒部材42から露出した状態とされると共に、フランジ部16の下面と筒部材42の上面との間に隙間aを有する状態で保持されている。
【0100】
プリフォーム10を筒部材42内に挿入した後、供給コマ76が上昇されて、供給開閉部材74が閉じ、次のプリフォーム10が供給される。
【0101】
プリフォーム10が供給された搬送部材30は、その後、第1直線搬送路22上で第1加熱部60aに搬送される。
【0102】
搬送部材30が第1加熱部60a内に搬入されると、この搬送部材30とともに移動するプリフォーム10のネック部12への一次加熱工程が実施される。
【0103】
この加熱工程は、図2に示す第1加熱ボックス69a内の遠赤外線ヒータ67により、プリフォーム10の搬送路を挟んでネック部12の両側から、その輻射熱により、ネック部12及びフランジ部16が白化結晶化可能な温度に加熱することによって行われる。
【0104】
第1加熱ボックス69a内には自転用プーリ90掛け渡された溝付ベルト92が固定され、この溝付ベルト92と噛合する溝付プーリ38により、プリフォーム10が自転駆動されている。
【0105】
したがって、遠赤外線ヒータ67により、ネック部12及びフランジ部16の外表面全周にわたって輻射することができ、ネック部12及びフランジ部16全体の白化結晶化が可能となる。
【0106】
第1加熱部60aから搬出された搬送部材30は、第1半円搬送部26を保温カバー94で覆った保温部62で保温されながら、第2加熱部60bに搬入される。
【0107】
この第2加熱部60b内においては、一次加熱工程と同様にしてプリフォーム10のネック部12に対する二次加熱工程が実施される。
【0108】
この加熱工程では、筒部材42の上面とフランジ部16の下面との間に隙間aがあるため、フランジ部16下面にも十分に遠赤外線ヒータ67の光を当てることができ、しかも、筒部材42との接触によってフランジ部16の熱を奪われることがなく、白化結晶化させにくいフランジ部16をも確実に白化結晶化させることができる。
【0109】
一次加熱工程及び二次加熱工程を経て、ネック部12及びフランジ部16が白化結晶化されたプリフォーム10は、搬送部材30によって第2直線搬送路24から第2半円搬送路28へと移動して冷却部64に搬送される。
【0110】
冷却部64においては、搬送部材30が搬送されてきた状態では、図3及び図4に示すように、冷却コア96が挿入前の状態にある。
【0111】
すなわち、離型用筒部材固定板120の離型用カムフォロア130が、カム126の上昇維持部126e上にあって、離型用筒部材固定板120と共に、冷却コア固定板118が上昇位置に維持されている。
【0112】
また、搬送筒部材30の筒部材42は、下降した状態となっており、筒部材42の上面とプリフォーム10のフランジ部16の下面との間に隙間aがある状態となっている。
【0113】
この状態で、図1に示す冷却コア挿入工程へと搬送されて、図5及び図6に示すように、冷却コア固定板118の冷却用カムフォロア128がカム120の冷却コア挿入部126aによって下降され、冷却コア96が離型用筒部材98内に挿入された状態を維持しながら下降して、冷却コア96がプリフォーム10のネック部12内に挿入される。
【0114】
この冷却コア96の挿入によって、冷却コア96の外周面がネック部12の内面に接触して、ネック部12を内面から冷却すると共に、ネック部12の内面形状を整形する。
【0115】
そして、冷却コア96の挿入時に、押圧カム134が筒部材上昇用カムフォロア46を押し上げ、筒部材上昇ロッド48を介して筒部材42の上面を隙間aに相当する分押し上げて、フランジ部16の下面を押圧し、フランジ部16の下面を整形する。
【0116】
これによって、加熱時にフランジ部16の下面と筒部材42の上面との間に隙間aがあるにもかかわらず、確実にフランジ部16の下面を整形することができる。
【0117】
この状態から搬送部材30が第2半円搬送路28に沿って搬送され、冷却用カムフォロア128がカム126の冷却コア挿入維持部126bによって規制されつつ、冷却コア96をネック部12内に挿入した状態でプリフォーム10が搬送される。
【0118】
この場合、離型用筒部材98は、その下面がプリフォーム10のフランジ部16の上面に接触した状態となっている。
【0119】
このようにして、所定時間冷却コア96によってプリフォーム10のネック部12を冷却した後、図1に示す冷却コア引き抜き工程が行われる。
【0120】
この冷却コア引き抜き工程では、図7及び図8に示すように、カム126の冷却コア引き抜き部126cによって、離型用筒部材固定板120をそのままに、冷却コア固定板118のみを上昇させることにより、離型用筒部材120の下面をプリフォーム10のフランジ部16の上面に接触させて、プリフォーム10の持ち上がりを防止することで、確実な離型を行う。これによって、プリフォーム10の取出しの自動化が容易となる。
【0121】
また、この離型の際には、筒部材42を下降させておくようにしている。
【0122】
その後、図1に示す、離型用筒部材上昇工程で、カム126の離型用筒部材上昇部126dによって離型用筒部材固定板120を上昇させれば、プリフォーム10の取り出しが可能になる。
【0123】
このように、加熱して白化結晶化されたプリフォーム10のネック部12を冷却することで、加熱から取出しまでの時間を短縮して、成形効率を向上させることができる。
【0124】
そして、搬送部材30に保持されたプリフォーム10が取出部66に搬送されると、取出部66では、取出し開閉部材136を開いた状態で下降させて待機し、取出部66に所定本数のプリフォーム10がそろった時点で、取出し開閉部材136を閉じて所定本数のプリフォーム10のフランジ部16付近を把持させる。
【0125】
プリフォーム10を把持すると、そのまま取り出し昇降シリンダ138により取り出し開閉部材136を上昇させて筒部材42からプリフォーム10を抜き取る。
【0126】
その後、取出し進退シリンダ140により機外の取出位置まで水平移動させた後、取出し開閉部材136を開いてプリフォーム10を取り出すことで1サイクルが終了することとなる。
【0127】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の形態に変形可能である。
【0128】
例えば、前記実施の形態では、2つの加熱部を設けるようにしているが、これに限らず、加熱条件に応じて、1または3以上設けることも可能である。
【0129】
また、冷却コア、離型用筒部材及び筒部材の駆動手段としてカムを用いているが、これに限らず、シリンダ等の駆動手段により駆動させることも可能である。
【0130】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係るプリフォームのネック部結晶化装置を示す概略平面図である。
【図2】 図1のII-II線に沿う拡大断面図である。
【図3】 図1の冷却部における冷却コア挿入前の状態を一部断面にして示す側面図である。
【図4】 図3の拡大図である。
【図5】 図1の冷却部における冷却コア挿入及び筒部材上昇時の状態を一部断面にして示す側面図である。
【図6】 図5の拡大図である。
【図7】 図1の冷却部における冷却コア上昇及び筒部材下降時の状態を一部断面にして示す側面図である。
【図8】 図7の拡大図である。
【符号の説明】
1 機台
10 プリフォーム
12 ネック部
14 胴部
16 フランジ部
18 結晶化装置
20 搬送路
22 第1直線搬送路
24 第2直線搬送路
26 第1半円搬送路
28 第2半円搬送路
30 搬送部材
42 筒部材
44 底部材
60a 第1加熱部
60b 第2加熱部
64 冷却部
66 取出部
96 冷却コア
98 離型用筒部材
126 カム
134 押圧カム

Claims (7)

  1. ネック部と、このネック部に続く有底筒状の胴部と、前記ネック部と前記胴部との間に形成されたフランジ部とを有する複数のプリフォームを搬送する搬送路と、
    前記搬送路の途中に設けられ、前記ネック部と前記フランジ部を結晶化温度まで加熱する加熱部と、
    前記加熱部で加熱された前記ネック部を冷却する冷却部と、
    冷却された前記プリフォームを取り出す取出部とを有し、
    前記搬送路には、前記プリフォームの胴部を受け入れてネック部と前記フランジ部を露出した状態でプリフォームを搬送する複数の搬送部材が設けられ、
    前記搬送部材は、前記プリフォームの胴部外周を覆う筒部材と、
    前記プリフォームの底部を受ける底部材とを有し、
    前記プリフォームが少なくとも前記加熱部を搬送されている際に、前記筒部材の上面と前記プリフォームのフランジ部下面との間に隙間が設けられ、
    前記筒部材の上面には、前記フランジ部下面を整形するための整形面が設けられ、
    前記フランジ部の下面と前記筒部材の整形面が押圧手段により押圧されることで、前記フランジ部の下面が整形されることを特徴とするプリフォームのネック部結晶化装置。
  2. 請求項において、
    前記押圧手段は、前記搬送路の途中に配置された押圧カムを有し、
    前記筒部材は、前記押圧カムと当接するカムフォロアを有し、
    前記搬送部材が前記押圧カムの位置に搬送されると、前記カムフォロアが前記押圧カムに当接して前記筒部材を上昇させ、前記フランジ部の下面を前記整形面で押圧して形することを特徴とするプリフォームのネック部結晶化装置。
  3. 請求項1において、
    前記冷却部には、加熱された前記プリフォームのネック部内に挿入されてネック部内面を整形しつつ冷却する冷却コアと、前記冷却コアを前記ネック部内から抜き出す際に前記ネック部に接触して前記ネック部内面と冷却コアを離型させる離型用筒部材とが設けられていることを特徴とするプリフォームのネック部結晶化装置
  4. プリフォームの胴部外周を覆う筒部材と前記プリフォームの底部を受ける底部材とを有する搬送部材に保持されたプリフォームのネック部と前記フランジ部を結晶化温度に加熱する加熱工程と、
    加熱された前記プリフォームを前記搬送部材で保持した状態で前記ネック部を冷却する工程と、
    冷却された前記プリフォームを前記搬送部材より取り出す取出工程とを有し、
    少なくとも前記加熱工程では、前記プリフォームは、筒部材の上面と前記ネック部下に形成されたフランジ部の下面との間に隙間を有する状態で搬送され、
    前記筒部材の上面には、前記フランジ部の下面を整形するための整形面が設けられ、
    前記冷却工程では、前記フランジ部の下面と前記筒部材の整形面が押圧されることで、前記フランジ部の下面を整形するフランジ部整形工程を含むことを特徴とするプリフォームのネック部結晶化方法。
  5. 請求項において、
    前記搬送部材が搬送される搬送路には、押圧カムが配置され、
    前記フランジ部整形工程は前記搬送部材を前記押圧カムの位置に搬送し、前記筒部材に設けられたカムフォロアを前記押圧カムに当接させて前記筒部材を上昇させ、前記フランジ部下面を前記整形面で押圧して整形することを特徴とするプリフォームのネック部結晶化方法。
  6. 請求項4において、
    前記冷却工程では、加熱された前記プリフォームのネック部内に冷却コアを接触させて 前記ネック部内面を整形しつつ下降挿入する冷却コア挿入工程と、
    前記プリフォームのネック部に接触するまで離型用筒部材を下降させる離型用筒部材下降工程と、
    前記離型用筒部材を下降させたまま前記冷却コアを上昇させて前記離型用筒部材により前記ネック部をおさえつつ前記冷却コアと前記ネック部内面とを離型させ、前記冷却コアを前記ネック部内から引き抜く冷却コア引き抜き工程と、
    前記冷却コア引き抜き後、前記離型用筒部材を上昇させる工程と、
    を含むことを特徴とするプリフォームのネック部結晶化方法。
  7. 請求項において、
    前記離型用筒部材下降工程は、前記冷却コア挿入工程と共に行われることを特徴とするプリフォームのネック部結晶化方法。
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