JP3782540B2 - Anchor bolt support member - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はアンカーボルト支持部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、アンカーボルトの支持部材としては、例えば実公昭56−28276号公報に記載されたコンクリート仮枠支持金物における上場用部材がある。該支持金物における上場用部材は、アンカーボルト支持筒を貫通固定してなり、該支持筒には、横一文字の切込みを施してこの切込みに外側より線状バネの途中を嵌入させ、このバネに常時入り込み方向の復元弾性を付与してなるものである。
【0003】
上記上場用部材は、バネにより支持筒内に挿通されたアンカーボルトをその復元弾性によって支持筒内において支持筒内面に押しつけて固定状態とし、アンカーボルトの高さを定めることができるものである。
【0004】
通常、アンカーボルトを設置する場合は、基礎コンクリート内に埋め込む鉄筋に結わえ付けて固定する。しかしこれはアンカーボルトがある程度長い場合に可能な方法であり、アンカーボルトが短く、そのボルト部分を基礎コンクリート上面から突出させるようにすると反対側端部が下方に位置する鉄筋に届かず宙に浮いた状態となり、この状態で位置固定するには工夫が必要であった。この点、上記実公昭56−28276号公報のアンカーボルト支持部材は有用といえる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の支持部材は、基礎コンクリートの上面が、施工用枠板の天場(上面)よりもかなり低い場合、基礎コンクリート上方へ突出するボルト部分の長さを適当なようにしようとすると、アンカーボルト上端が支持部材に届かず支持部材で支持することができないという問題があったり、またアンカーボルト下端が土台にも届かない場合はアンカーボルトを支持することが不可能であるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、上記従来の欠点を解消し、長さが短く下端が土台にも鉄筋にも届かないアンカーボルトを使用した場合でも、また、基礎コンクリートの上面が施工枠板の天場よりもかなり下方に位置していても、基礎コンクリート上面に適当長さにアンカーボルト上部を突出させ得るような位置にアンカーボルトを確実に支持することができるアンカーボルト支持部材を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、(1)建築における基礎コンクリート用のアンカーボルト支持部材であって、アンカーボルトを支持するための、透孔を有する支持部と、該支持部から外側の少なくとも2方向へ向かって設けられた腕部と、上記支持部の一方の先端に回転自在に設けられ且つアンカーボルトをそれに螺入可能に構成されたナット部材と、該ナット部材に連結され且つ上記支持部の透孔を通りその一端が上記支持部の透孔を挟んで他方の先端に臨ませられて支持部に回転自在に設けられた摘み部材とからなり、アンカーボルトを腕部よりも下方に配置した状態で支持することができるように構成されていることを特徴とするアンカーボルト支持部材、(2)支持部の透孔が、アンカーボルトを挿通できる径を有していると共に、ナット部材と摘み部材とが別部材からなる別体として構成されていて相互に着脱自在であり、上記両者の連結状態を解いた時は支持部から取り外すことができるように構成されている上記(1)記載のアンカーボルト支持部材、(3)支持部は、その上下端が腕部よりも上下方向に突出していると共に上下の突出長さが異なっている上記(1)又は(2)記載のアンカーボルト支持部材、(4)腕部が、その長さを同一ピッチで段階的に変化させることができるように構成されている上記(1)〜(3)のいずれかに記載のアンカーボルト支持部材、(5)支持部から外側へ対称方向に向かって設けられた各腕部が、支持部の外側の対称位置に設けられた取着間隔保持部と、該各取着間隔保持部の外側の非上下端位置に設けられた取着部と、上記取着間隔保持部と支持部とを連結する連結部とからなるものであり、上記各取着間隔保持部は上記支持部側とは反対側に相互に平行な平面を有しており、上記各取着部は上記各取着間隔保持部における上記相互に平行な平面に対して直角な平面を上下に有している上記(1)〜(3)のいずれかに記載のアンカーボルト支持部材、(6)連結部が、その長さを同一ピッチで段階的に変化させることができるように構成されている上記(5)記載のアンカーボルト支持部材を要旨とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づき詳細に説明する。図1は本発明のアンカーボルト支持部材の一例を示す斜視図、図2は図1のA−A線断面図である。アンカーボルト支持部材1は、建築において基礎コンクリート内に、その上端ボルト部分を基礎コンクリート上面に突出させるようにしてその下端を埋設されて用いられるアンカーボルトを、基礎コンクリート打設のために、その面間に所定間隔を保持して組まれる型枠板の間に配置して支持するための支持部材である。
【0009】
アンカーボルト支持部材1は、透孔2を有する支持部3と、該支持部3から外側へ対称方向に向かって設けられた腕部4と、上記支持部3の一方の先端5に回転自在に設けられたナット部材6と、該ナット部材6に連結され且つ支持部3の透孔2を通りその一端が支持部3の透孔2を挟んで他方の先端7に臨ませられて支持部3に回転自在に設けられた摘み部材8とからなる。透孔2は摘み部材8を挿通できる、好ましくは嵌挿できる径を有している。上記支持部3は、ナット部材6を介してアンカーボルト9を、腕部4よりも下方に配置した状態で支持することができるようになっている。
【0010】
アンカーボルト9を、腕部4から比較的長距離の下方にて支持できるようにするためには、ナット部材6が比較的長い所定長さを有しているか、又は支持部3が少なくとも下方に向かっては比較的長い所定長さを有しているか、少なくともいずれかの必要があるが、図1に示す本実施例では、ナット部材6としては特別長いものを用いず、その代わりに支持部3は腕部4より下方に長く突出した略円筒状に構成されている。尚、図では支持部3は腕部4の上方にも所定長さを有している。支持部3の腕部4よりも下方へ突出させる突出長さとしては任意であり、通常、枠板天場と基礎コンクリート上面との距離が比較的長くなる施工例としては該距離が110mmの場合が多く、また、基礎コンクリート上面からのアンカーボルト先端の突出長さを90mmとする場合が多いので、支持部3の腕部4との付け根からナット部材下端までの距離が20mmより大きくなるようにする。支持部3下端からナット部材6下端までの長さが10mmとなるようなナット部材を用いた場合、支持部3の腕部4より下方部分の長さは10mm超、通常、12〜13mmより大きくする。上記支持部3の下方部分の長さは、長さの異なるナット部材を使用する場合を考慮して、好ましくは20〜40mm、更に好ましくは25〜35mmとする。図1のように支持部が腕部の上下方向へ突出していていてその突出長さが異なっている場合、支持部のどちら側を上下どちらに向けてもよい。ナット部材6としては通常、支持部下端側への突出長さが10mm程度のものが用いられるが、これに限られない。
【0011】
腕部4は、基礎コンクリートとして形成されるための生コンクリートが流し込まれる空間を形成して所定間隔を隔てて配置される2列で1組を構成する枠板の、2列の間に支持部3を位置させるようにして両側の枠板の上面(天場という)に懸架させられるなどして仮固定に用いられる部分である。通常、該腕部4は枠板天場に釘等にて仮固定されて用いられる。4aは枠板への固定用の釘孔である。尚、腕部4の長さは左右共に同一でも、或いは異なっていてもよい。各腕部4の長さは任意であるが、腕部4面上の支持部3中心から100〜130mm程度とすることができる。各腕部4の長さが異なっている場合としては、例えば一方は支持部3中心から120mm、他方は105mmとすることができる。
【0012】
上記ナット部材6と摘み部材8とは、両者が連結された状態では支持部3から離脱しないように構成されている。具体的には例えば図1に示すように、支持部3の下端に透孔2よりも大径の凹陥部10が設けられ、該凹陥部10の中にナット部材6が嵌挿されるようになっており、ナット部材6の上端は凹陥部10の上面に当接されることによりそれ以上支持部3の内方へは進入しないようになっている。或いは、ナット部材6の下端部周囲に鍔部11を設け、該鍔部11の上面が支持部3下端面に当接されて引っ掛かることにより、ナット部材6がそれ以上支持部3の内方へは進入しないように構成してもよい。またそれと共に、摘み部材8の上端には広径部12が設けられており、該広径部12の下面が支持部3の上端面に当接して引っ掛かることにより、摘み部材8がそれ以上支持部3の内方へは進入しないようになっている。尚、支持部3下端部に凹陥部10を設けず、図3に示すように、支持部3の下端面にナット部材6の上面が当接するように、透孔2の径よりも大きい外径を有するナット部材を用いるようにしてもよい。また、ナット部材全体が支持部下端に嵌入されるようにしてもよい。支持部3の上下方向を変更可能とするため、ナット部材6と支持部3との当接部或いは嵌合部の形状と、摘み部材8と支持部3との当接部或いは嵌合部の形状とを同一としておくのが好ましい。
【0013】
摘み部材8の広径部12の周囲には、指で摘んで回転させる際の滑り止めとして、複数の凸条乃至凹状が所定間隔で設けられている。
【0014】
上記ナット部材6と摘み部材8とは別部材からなる別体として構成されており、支持部3の一端側に配置したナット部材6と、透孔2を挟んだ支持部3の他端側から透孔2に挿通した摘み部材8とを連結できるように構成されている。例えば、摘み部材8のナット部材側先端に、ナット部材6のネジ孔13の径とほぼ同径であって、ナット部材のネジ孔13にネジ込むには多少きつめの大きさの外径を有する雄螺子を形成したネジ部14を設けておき、ナット部材6を挿通部下方に配置し、摘み部材8を挿通部上方から透孔2に挿通し、ネジ部14をネジ孔13に強引に螺入することによりナット部材6と摘み部材8とを固定的に連結する。この状態では、ナット部材6と摘み部材8とを支持部3から抜き出すことはできない。
【0015】
摘み部材8をナット部材6に螺合する時のために、摘み部材8の広径部12の上面には六角レンチを用いて摘み部材8を回すことができるレンチ孔12aが設けられており、更に、ナット部材6の外形はスパナで該ナット部材が回せるように六角ナット状に形成されている。
【0016】
ナット部材6と摘み部材8とは、それらの螺合状態を解くことにより、それらの連結状態を解くことができ、両者を支持部3から取り外すことができる。このように構成されていれば、ナット部材と摘み部材とだけを交換して使用することができる。また、後述するような、ナット部材6と摘み部材8とを取り外した状態で使用することもできる。また、アンカーボルトの、基礎コンクリート上面からの突出長さを変えて使用したい場合にも、支持部3の上下方向を反転させて変えることによって対応できる。
【0017】
本発明においては、ナット部材6と摘み部材8とは必ずしも相互に着脱自在に構成されていなくともよい。即ち、当初両者を別体として構成し、支持部3を挟んだ形で両者を連結した後は、再び両者を取り外すことができなくなるような、接着剤による接着等の方法で連結してもよい。
【0018】
本発明のアンカーボルト支持部材1を用いてアンカーボルト9を支持するためには、図4に示すように、アンカーボルト9のボルト部分先端を支持部3下端のナット部材6のネジ孔13の端部にあてがい、摘み部材8を締め付け方向へ指で回転させると、摘み部材8の回転に伴いナット部材6も回転し、それによりアンカーボルト9はナット部材6のネジ孔13内へと、図中矢印a方向に螺入させられる。アンカーボルト9を支持部3から取り外すには、上記と逆の手順で行なえばよい。この、アンカーボルトの取り外しの際、摘み部材8を回転させてナット部材6を回転せしめるが、ナット部材6と摘み部材8とが螺合により連結されていた場合でも、この程度の操作では両者の連結状態は解かれないように両者はきつめに締結されている。
【0019】
本発明において、アンカーボルト支持部材1の少なくとも支持部3及び腕部4はプラスチック製であると、プラスチック成形にて一体成形できるので大量生産に好適である。ナット部材6と摘み部材8とは金属製でもプラスチック製でもよいが、生産性を考慮すればやはりプラスチック製が好ましい。上記プラスチックとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル、フッ素樹脂、シリコン樹脂等、従来公知の材料を用いることができる。
【0020】
本発明においては、透孔2はアンカーボルト9が挿通できる径、好ましくは嵌挿できる径を有している態様とするのが好ましい。このように構成されていれば、長さの充分に長いアンカーボルトを用いる場合や、基礎コンクリートの上面から枠板の天場までの距離が非常に短い(即ち、枠板の高さが低めの)場合にも本発明品を使用できる。つまり、上記の場合はアンカーボルトのボルト部分が枠板よりもかなりの長さで上方へ突出することとなるが、支持部の中にアンカーボルトが通されるようになっているとアンカーボルトを支持部で直接、確実に支持することができるため、上記のような場合にも本発明品を適用することができて適用範囲が広くなる。
【0021】
上記のような構造とした場合、図1、図2に示すように、支持部3は、その上下端を腕部4よりも上下方向に突出させると共に上下の突出長さを異ならしめたものとするのが好ましい。このように構成すれば、基礎コンクリート上面と枠板の天場との距離が短い場合は、支持部3の、腕部4からの突出長さの短い方を下側に向けて使用し、支持部3が基礎コンクリートに埋没しないようにすることができる。基礎コンクリートに埋没するか否かの点だけでみれば、基礎コンクリート上面と枠板天場との距離が長い場合は支持部3のどちら側を下側に向けても構わない。また、万一、支持部3が基礎コンクリートに埋没してしまった時の引き抜き易さを考慮して、支持部3を離型性の良いプラスチックにて、腕部4から離れるに従い漸次細径となるようにテーパー状に形成するのが好ましい。
【0022】
図5は、本発明の別の実施例を示す図である。本発明においては、腕部4を図5に示すように構成することもできる。即ち、図に基づき説明すれば、腕部4としては、支持部3の外側の対称位置に設けられた取着間隔保持部15と、該各取着間隔保持部15の外側の非上下端位置に設けられた取着部16と、上記取着間隔保持部15と支持部3とを連結する連結部17とから構成し、上記各取着間隔保持部15は上記支持部3側とは反対側に相互に平行な平面18を有しており、上記各取着部16は上記各取着間隔保持部15における上記相互に平行な平面18に対して直角な平面19を上下に有しているものである。
【0023】
連結部17は、支持部3の透孔2の方向に対して直角に設けられた2本の平板状部材からなる。連結部17は、支持部3及び取着間隔保持部15とそれより外側の部分を保持するためのものである。支持部3を挟んで対称な連結部17の長さは、通常、同一とされる。
【0024】
また、各連結部17の先端に設けられている各取着間隔保持部15においては、支持部3側とは反対側に位置して設けられている平面18,18が相互に平行である。取着間隔保持部15は図5に示すように平板状とすることができる。そして、平面18,18は連結部17に対して直角となるように位置している。該平面18,18は支持部3の透孔2の長さ方向(軸方向)に対して平行である。取着間隔保持部15は、アンカーボルト支持部材1を基礎コンクリート打設用の2枚の枠板上に配置した時、取着間隔保持部15の外側面18,18を各枠板の内面に当接させて型枠間隔を保持するためのものである。取着間隔保持部15の、連結部17との結合部基部20からの上下方向長さは、通常、同じ長さとされるが、これに限られない。
【0025】
また、各取着間隔保持部15の外側の上下方向中央位置に設けられている取着部16は、取着間隔保持部15における平面18,18に対して直角な平面19,19を上下両方に有しており、通常、図5に示すような平板状とされる。該平面19,19は連結部17と平行であり、支持部3の透孔2の長さ方向(軸方向)に対して直角である。取着部16は、それを基礎コンクリート打設用の2枚の枠板の上端面に載置することにより、アンカーボルト支持部材1を所定高さに位置固定するためのものである。
【0026】
上記各部は全て前記した如きプラスチックで構成されているが、金属で構成されていてもよい。尚、図5において支持部3はその上下端が連結部17よりも上下方向へ突出していると共に、上下の突出長さが相互に異なったものとして構成されている。
【0027】
また、本発明においては、図5に示すように、取着部16の幅方向両端が、取着間隔保持部15の幅方向両端よりも突出しているのが好ましい。このように構成されていると、図14、図15に示すように、取着部16における取着間隔保持部15の幅方向両端部より外側の突出部21,21の上面側から、従来から用いられている、基礎コンクリート打設用型枠の幅止め金具22で押さえるようにして取り付けることにより、アンカーボルト支持部材1をより強固に型枠に固定することができる。尚、本発明においては、このような態様に限られるものではなく、またこのような使用方法に限られない。尚、23は枠板への取り付けの際に釘等が挿通される孔である。
【0028】
図6〜図8は本発明の更に別の実施例を示す図である。図7は図6の支持部材を斜め方向から見た分解斜視図である。また図8は腕部4の一部を構成する連結部17を最大に延ばした状態を示す図である。本発明においては、腕部4の長さを、後述する連結部17と同様に構成することにより同一ピッチで段階的に変化させることができるように構成することができる(図示せず)。尚、腕部4の長さを可変にしない代わりに、図1に一点鎖線で示すように腕部4の幅方向中央位置で且つ長手方向に沿って所定ピッチで釘孔4bを設けてもよい。釘孔4bは例えば支持部3の中心から45mm離れた位置から始まり、外方へ7.5mmピッチで数個設けることができる。腕部4が取着間隔保持部15と取着部16と連結部17とからなる場合は、図6〜図8に示すように、連結部17が、その長さを同一ピッチで段階的に変化させることが可能であり、かつ支持部3を挟んで対称な各連結部17の長さを同一にすることができるように構成されたものとすることができる。
【0029】
図6〜図8において、連結部17は、支持部3に設けられた固定部24と、該固定部24の上方に重なるようにして設けられた可動部25とからなり、可動部25の外側先端には取着間隔保持部15が設けられている。固定部24と可動部25にはそれぞれ孔24a、25aが設けられており、24aは支持部3と取着間隔保持部15とを結ぶ方向に長い長孔である。尚、孔25aが長孔であっても、両方の孔が長孔であってもよい。上記いずれかの孔に雌螺子が切ってあり、雄螺子を通すことによるか、或いは上記両孔24a、25aにボルトを挿通して反対側をナットで締結することにより、固定部24と可動部25とを締結できるようになっている。図6〜図8においては、固定部24の長孔24aにビス26を通し、該ビス26を更に可動部25のネジ孔25aに通して該ネジ孔25aに螺合させて締結し、それによって可動部25を固定部24に対して固定した状態となるように構成されている。
【0030】
固定部24の下面には側面視山切り状の凸条24bが設けられており、また該固定部24の凸条24bに面する、可動部25の上面にも側面視山切り状の凸条25bが設けられており、両者における山切り状の凸条の凹凸ピッチは同一である。尚、固定部24と可動部25の噛み合う面の形状は必ずしも山切り状でなくとも、両者が互いに噛み合うことができるように、所定の一定ピッチの凸条と、それに噛み合うことができる上記と同一ピッチの凹条を結果的に有する凸条とから構成されていてもよい。図6〜図8では、支持部3はその長い方が固定部24の凸条24bとは反対側に、短い方が固定部24の凸条24b側になるように設けられているが、この逆でもよい。
【0031】
連結部17の長さを変化させるには、まず、ビス26を充分緩める。次いで、可動部25を長孔24aの長径の方向にスライドさせる。支持部3に対して対称方向の可動部についても同様にし、対称方向にある連結部17の長さが同一となるようにする。その後、各連結部17におけるビス26をネジ孔25aにネジ込み締結して可動部25を固定部24に対して固定状態とする。この固定状態では、支持部3を挟んで両側に配置された取着間隔保持部15の間において、支持部3は取着間隔保持部15,15の丁度中間に位置している。このように、図6〜図8の如き態様を採用すれば、支持部3を取着間隔保持部15,15の丁度中間位置に容易に位置させることが可能であり、また中間位置に精度よく位置させることが可能である。尚、支持部3を取着間隔保持部15,15の中間位置から偏らせた状態で固定することもできる。この場合、対称方向にある連結部17の長さを異ならしめるように変化させる。
【0032】
図9〜図11は、本発明の更に別の例を示す図であり、図9、図10は連結部17を最も縮めた状態のそれぞれ平面図、側面図であり、図11は連結部17を最大に延ばした状態の側面図である。本発明においては、図9〜図11に示すように、連結部17を2つの相互にスライド可能な可動部27,28から構成し、該可動部27,28に対してスライド可能に支持部3を設けて構成することもできる。図において、可動部27,28とは相対向する面が相互に噛み合うように、凹凸ピッチが同一の山切り状の凸条27b,28bがそれぞれ設けられている。可動部27にも28にも、支持部3と取着間隔保持部15とを結ぶ方向に長い長径を有し、短径は支持部3が挿通可能な大きさの長孔27a,28aがそれぞれ設けられており、該長孔27a,28aに支持部3が長孔27a,28aの長径方向にスライド可能に挿通されている。支持部3の長手方向途中には、鍔部29が設けられており、該鍔部29が可動部27の上面に位置するように設けられている。
【0033】
鍔部29において支持部3を挟んで対称位置にはビス孔30,30が設けられている。一方、上記可動部27,28において長孔27a、28aの短径方向両側には、該長孔27a,28aと平行であって長径方向を同一とするビス長孔27c,27c、及び28c,28cが設けられている。そして、ビス31が、ビス孔30と長孔28aと長孔27aとに通され、長孔27aから突出したビス31の先端側にナット32を螺合して締結されることにより、支持部3に設けられた鍔部29と、可動部28と、可動部27とが固定状態となるように構成されている。連結部17の長さを変化させるには、前記図6〜図8に基づき説明したのと同様の要領で行なう。尚、支持部3は、連結部17(可動部27及び28)の基部からの上下方向の長さが相互に異なっており、また、鍔部29から上下端側に行くにつれて漸次細径となるように構成されている。
【0034】
上記図9〜図11の如き態様を採用すれば、取着間隔保持部15,15の間隔をより広範囲に変化させることが可能であり、また支持部3の偏芯の程度を顕著なものとすることが可能である。
【0035】
尚、図9〜図11の態様の支持部材において、図12に示すように、支持部材1の片側において、ビス孔27cと28cのうち、内側即ち支持部3側寄りの縁端部e1 と、取着間隔保持部15の外側面における取着部16との結合基部f1 との間の長さw1 が、反対側における上記と同様の部分であるe2 とf2 との間の長さw2 と等しくなるように構成されていれば、支持部3を容易に中央位置に位置させることも可能である。即ち、図12に示すように、鍔部29を斜めにして、各ビス31がビス孔27c(28c)の縁端部に当接するように鍔部29を位置させることにより、必然的にf1 とf2 との真ん中に支持部3が位置することとなり、容易に、支持部3を真ん中に位置させることができる。
【0036】
図9において、32は定規として用いる目盛り線であり、裏面にも付いている。この目盛り線32があれば、図13に使用状態を示す平面図として示すように、土台33の端面34などの、アンカーボルト設置基準となる線に対して目盛り線32を適宜位置合わせすることにより、例えばアンカーボルトを土台33の中央などの所望の位置に位置決めすることが容易となる。このような目盛り線は、前記したどの実施例にも設けることができる。35は枠板を表わす。
【0037】
また、図5〜図11に示す態様において、取着部16を図14に示すように、少なくとも片側の取着間隔保持部15との付け根部16aから取着間隔保持部15の両側方向へわたって切り欠いた形とし、該切り欠き部縁辺16bが取着間隔保持部15の外側面18と相互に平行となるように構成してもよい。このようにしておけば、枠板間隔が広く腕部4(連結部17)を最大に延ばしても対応できない場合でも、上記切り欠き部縁辺16bを枠板内面上辺に位置合わせすることにより適正位置に取り付けることができる。
【0038】
図15、図16は本発明アンカーボルト支持部材の使用方法を説明するための説明図である。本発明のアンカーボルト支持部材を用いるに当たっては、例えば図15、図16に示すように、支持部材1を枠板35,35の上面に載置する。具体的には、取着部16を枠板35の上面に載せるようにする。その際、取着間隔保持部15,15が枠板35,35の内側に当接するように、腕部4(連結部17)の長さを前記した如き手順によって調節する。
【0039】
支持部材1として、その取着部の幅方向両端が、取着間隔保持部の幅方向両端よりも突出しているものを用いた場合は、次いで、図15〜図16に示すように、従来公知の基礎コンクリート打設用枠板の幅止め金具22を取着部16の突出部21,21の上面側から釘36等を打ち込むことにより取り付けて、該幅止め金具22で取着部16を押さえるようにすることにより、アンカーボルト支持部材1をより強固に枠板35に固定する。尚、幅止め金具22を用いずに取着部16を枠板35上面に取り付けるだけでもよい。また、図15(b)に示すように、枠板35が桟39を有するメタルホームのようなものである場合、取着部16をバイス(小型の簡易万力である)40を用いて桟39に固定することもできる。この方法は、腕部4が単に平板状のものでも適用できる。37は主筋である。アンカーボルトは主筋37に固定してもしなくともよい。
【0040】
本発明のアンカーボルト支持部材1の使用態様としては、支持部材1の取り付けに際しては、支持部3が2列の枠板の間になるように腕部4の両端を両枠板の上面に載置、固定した後、図4に示すように、アンカーボルト9の上部先端ボルト部分をナット部材6にあてがって摘み部材8を回すことによりナット部材6のネジ孔13に螺入させる。腕部4の長さが調節できるようになっている場合は、更に、両枠板間の間隔に合わせて腕部4の長さを調節する。上記操作手順は必要に応じて任意に変更可能である。
【0041】
本発明のアンカーボルト支持部材の別の使用態様として、図17に示すように、基礎コンクリート38の上面が充分に下方であるが基礎コンクリート上面へのボルト部分の突出長さも充分に長くする必要があって腕部よりも上方にボルト部分先端が突出するような場合に対しては、ナット部材と摘み部材とを取り外した形で使用する態様が挙げられる。この場合、支持部3の長い方を下側にしても、或いはその逆向きで使用してもどちらでもよい。また、基礎コンクリート38の上面がかなり上方であり枠板上面に近く、しかもボルト部分のコンクリート面からの突出長さを長くする必要があってボルト部分先端が枠板上面よりも上方へ突出する場合に対しては、図18に示すように、ナット部材と摘み部材とを取り外した形で支持部3の短い方を下側に向けて使用するのが望ましい。このようにすれば、コンクリート38の上面が支持部材1の下方間際まで到達しても、支持部3がコンクリートに埋没することがない。但し、図19に示すように、コンクリート38の上面がかなり上方にきても、支持部3の上下先端部が先細に形成されていれば、たとえコンクリート38内に支持部3が埋没しても容易に抜き取ることができるので、支持部の長い方がどちらの向きとなる使用法も可能である。尚、透2がアンカーボルト9を嵌挿できる径を有していると、支持部3下方がコンクリートに埋没してもアンカーボルト9と透孔2内壁との間に浸入しないので、支持部材1をコンクリートから一層抜き取り易い。
【0042】
【発明の効果】
本発明のアンカーボルト支持部材は以上のように構成されているので、長さが短く下端が土台にも鉄筋にも届かないアンカーボルトを使用した場合でも、また、基礎コンクリートの上面が施工枠板の天場よりもかなり下方に位置していても、基礎コンクリート上面に適当長さにアンカーボルト上部を突出させ得るような位置にアンカーボルトを確実に支持することができるという効果を奏する。
【0043】
また、支持部の透孔がアンカーボルトを挿通できる径を有していると共に、ナット部材と摘み部材とが相互に着脱自在に構成されており、両者を支持部から取り外すことができるように構成されている場合は、両者を支持部から取り外すことにより、アンカーボルトを支持部に通して支持部上方へ突出させた態様で使用できるので、基礎コンクリートの上面と施工枠板の天場との距離が小さくなる場合においても、基礎コンクリート上面に適当長さにアンカーボルト上部を突出させ得るような位置にアンカーボルトを支持する形で適用することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンカーボルト支持部材の一例を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】ナット部材の支持部端部への取り付け態様を示す縦断面図である。
【図4】本発明アンカーボルト支持部材へのアンカーボルトの取り付け方法の説明図である。
【図5】本発明のアンカーボルト支持部材の別の例を示す斜視図である。
【図6】本発明のアンカーボルト支持部材の更に別の例を示す斜視図である。
【図7】図6のアンカーボルト支持部材の下方斜視図である。
【図8】図6のアンカーボルト支持部材の連結部伸長状態の下方斜視図である。
【図9】本発明のアンカーボルト支持部材の更に別の例を示す平面図である。
【図10】図9のアンカーボルト支持部材の側面図である。
【図11】図9のアンカーボルト支持部材の連結部伸長状態の側面図である。
【図12】本発明のアンカーボルト支持部材の更に別の例を示す平面図である。
【図13】図9と図12のアンカーボルト支持部材の使用方法を示す平面図である。
【図14】取着部の形状の例を示す平面図である。
【図15】本発明のアンカーボルト支持部材の使用方法について説明するための説明図であり、(a)はその一例、(b)は別の例を示す図である。
【図16】図15(a)の要部拡大図である。
【図17】本発明のアンカーボルト支持部材の一使用態様を示す図である。
【図18】ナット部材と摘み部材とを取り外したアンカーボルト支持部材の一使用態様を示す図である。
【図19】ナット部材と摘み部材とを取り外したアンカーボルト支持部材の別の使用態様を示す図である。
【符号の説明】
1 アンカーボルト支持部材
2 透孔
3 支持部
4 腕部
6 ナット部材
8 摘み部材
9 アンカーボルト
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an anchor bolt support member.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as an anchor bolt support member, for example, there is a listing member in a concrete temporary frame support hardware described in Japanese Utility Model Publication No. 56-28276. The listing member in the support hardware is formed by penetrating and fixing an anchor bolt support cylinder. The support cylinder is cut in one horizontal letter, and the middle of a linear spring is inserted into the notch from the outside. It is provided with restoring elasticity in the always entering direction.
[0003]
The listing member can determine the height of the anchor bolt by pressing the anchor bolt inserted into the support cylinder by a spring against the inner surface of the support cylinder in the support cylinder by its restoring elasticity.
[0004]
Normally, when anchor bolts are installed, they are tied and fixed to the reinforcing bars embedded in the foundation concrete. However, this is possible when the anchor bolt is long to some extent. If the anchor bolt is short and the bolt part protrudes from the upper surface of the foundation concrete, the opposite end will not reach the rebar located below and will float in the air. It was necessary to devise in order to fix the position in this state. In this respect, it can be said that the anchor bolt support member disclosed in the Japanese Utility Model Publication No. 56-28276 is useful.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the upper surface of the foundation concrete is considerably lower than the ceiling (upper surface) of the construction frame plate, the conventional support member described above tries to make the length of the bolt portion protruding above the foundation concrete appropriate. There is a problem that the upper end of the anchor bolt does not reach the support member and cannot be supported by the support member, or that the anchor bolt cannot be supported if the lower end of the anchor bolt does not reach the base. there were.
[0006]
The present invention has been made in view of the above points, and eliminates the above-mentioned conventional drawbacks. Even when an anchor bolt having a short length and a lower end that does not reach the foundation or the reinforcing bar is used, An anchor bolt that can reliably support the anchor bolt at a position that allows the upper portion of the anchor bolt to protrude to an appropriate length on the upper surface of the foundation concrete even if the upper surface is located considerably below the top of the construction frame plate. An object is to provide a support member.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is (1) an anchor bolt support member for foundation concrete in a building, which is provided with a support part having a through hole for supporting the anchor bolt and at least two directions outward from the support part. An arm member, a nut member rotatably provided at one end of the support portion, and configured to allow an anchor bolt to be screwed into the arm portion. The nut member is connected to the nut member and passes through the through hole of the support portion. One end thereof is composed of a knob member that is provided on the other end with the through hole of the support portion interposed therebetween and is rotatably provided on the support portion, and supports the anchor bolt in a state of being arranged below the arm portion. (2) The through hole of the support part has a diameter through which the anchor bolt can be inserted, and the nut member and the knob part. The anchor according to (1), wherein the anchor is configured as a separate member made of separate members and is detachable from each other, and can be removed from the support portion when the connection state between the two is released. The bolt support member, (3) The anchor bolt support member according to (1) or (2), wherein the upper and lower ends of the support portion protrude in the vertical direction from the arm portion and the vertical protrusion length is different. (4) The anchor bolt support member according to any one of (1) to (3), wherein the arm portion is configured so that the length thereof can be changed stepwise at the same pitch, (5) Each arm portion provided in the direction of symmetry from the support portion toward the outside is an attachment interval holding portion provided at a symmetrical position outside the support portion, and a non-upper and lower end position outside the attachment interval holding portion. And an attachment interval holding part Each of the attachment interval holding portions has a plane parallel to each other on the side opposite to the support portion side, and each of the attachment portions is the above-described attachment portion. The anchor bolt support member according to any one of the above (1) to (3), which has upper and lower planes perpendicular to the planes parallel to each other in each of the attachment interval holding portions, (6) the coupling portion However, the gist of the anchor bolt support member according to the above (5) is configured such that the length thereof can be changed stepwise at the same pitch.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a perspective view showing an example of an anchor bolt support member of the present invention, and FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line AA of FIG. The anchor bolt support member 1 is a surface of an anchor bolt used for foundation concrete placement in the foundation concrete in which the lower end is embedded in the foundation concrete so that the upper end bolt portion protrudes from the upper surface of the foundation concrete. It is a support member for arrange | positioning and supporting between the formwork boards which hold | maintain a predetermined space | interval between them.
[0009]
The anchor bolt support member 1 is rotatable to a support part 3 having a through hole 2, an arm part 4 provided in a symmetrical direction outward from the support part 3, and one end 5 of the support part 3. The provided nut member 6, and connected to the nut member 6, passes through the through hole 2 of the support portion 3, and one end of the support member 3 faces the other end 7 across the through hole 2 of the support portion 3. And a knob member 8 provided rotatably. The through-hole 2 has a diameter through which the knob member 8 can be inserted, preferably inserted. The support portion 3 can support the anchor bolt 9 via the nut member 6 in a state where the anchor bolt 9 is disposed below the arm portion 4.
[0010]
In order to be able to support the anchor bolt 9 at a relatively long distance below the arm 4, the nut member 6 has a relatively long predetermined length or the support 3 is at least downward. However, in the present embodiment shown in FIG. 1, no specially long nut member 6 is used, and a support portion is used instead. Reference numeral 3 denotes a substantially cylindrical shape that protrudes longer than the arm portion 4. In the figure, the support portion 3 also has a predetermined length above the arm portion 4. The projecting length that projects downward from the arm part 4 of the support part 3 is arbitrary, and as a construction example in which the distance between the frame plate top and the upper surface of the basic concrete is relatively long, the distance is 110 mm. Since the protrusion length of the anchor bolt tip from the upper surface of the foundation concrete is often 90 mm, the distance from the root of the support portion 3 to the arm portion 4 to the lower end of the nut member is larger than 20 mm. To do. When using a nut member such that the length from the lower end of the support portion 3 to the lower end of the nut member 6 is 10 mm, the length of the portion below the arm portion 4 of the support portion 3 is more than 10 mm, usually larger than 12 to 13 mm. To do. The length of the lower part of the support part 3 is preferably 20 to 40 mm, more preferably 25 to 35 mm, considering the case where nut members having different lengths are used. As shown in FIG. 1, when the support portion protrudes in the vertical direction of the arm portion and the protruding lengths thereof are different, either side of the support portion may be directed upward or downward. As the nut member 6, a member having a protrusion length of about 10 mm toward the lower end side of the support portion is usually used, but is not limited thereto.
[0011]
The arm portion 4 is a support portion between two rows of frame plates that form a space in which raw concrete to be formed as foundation concrete is poured and is arranged at a predetermined interval in two rows. 3 is a part used for temporary fixing, such as being suspended on the upper surfaces (called the heavens) of the frame plates on both sides. Usually, the arm portion 4 is temporarily fixed to the frame plate top with a nail or the like. 4a is a nail hole for fixing to the frame plate. In addition, the length of the arm part 4 may be the same on both the left and right sides, or may be different. Although the length of each arm part 4 is arbitrary, it can be about 100-130 mm from the support part 3 center on the arm part 4 surface. As a case where the length of each arm part 4 is different, for example, one can be 120 mm from the center of the support part 3 and the other can be 105 mm.
[0012]
The nut member 6 and the knob member 8 are configured so as not to be detached from the support portion 3 in a state where both are connected. Specifically, for example, as shown in FIG. 1, a recessed portion 10 having a diameter larger than that of the through hole 2 is provided at the lower end of the support portion 3, and the nut member 6 is inserted into the recessed portion 10. The upper end of the nut member 6 is brought into contact with the upper surface of the recessed portion 10 so that the nut member 6 does not enter further into the support portion 3. Alternatively, the flange member 11 is provided around the lower end portion of the nut member 6, and the upper surface of the flange portion 11 is brought into contact with and caught by the lower end surface of the support portion 3, so that the nut member 6 moves further inward of the support portion 3. May be configured not to enter. At the same time, a wide-diameter portion 12 is provided at the upper end of the knob member 8, and the lower surface of the wide-diameter portion 12 is in contact with and caught by the upper end surface of the support portion 3, so that the knob member 8 is supported further. It does not enter the inside of the part 3. In addition, the outer diameter larger than the diameter of the through-hole 2 is provided so that the upper surface of the nut member 6 abuts on the lower end surface of the support portion 3 as shown in FIG. You may make it use the nut member which has. Moreover, you may make it the whole nut member fit in the support part lower end. In order to be able to change the vertical direction of the support part 3, the shape of the contact part or fitting part between the nut member 6 and the support part 3, and the contact part or fitting part between the knob member 8 and the support part 3 It is preferable to keep the shape the same.
[0013]
Around the wide-diameter portion 12 of the knob member 8, a plurality of ridges or recesses are provided at predetermined intervals as a slip stopper when picking and rotating with a finger.
[0014]
The nut member 6 and the knob member 8 are configured as separate members. The nut member 6 disposed on one end side of the support portion 3 and the other end side of the support portion 3 with the through hole 2 interposed therebetween. It is comprised so that the knob | pick member 8 inserted in the through-hole 2 can be connected. For example, the outer diameter of the nut member 8 at the tip of the nut member 8 is substantially the same as the diameter of the screw hole 13 of the nut member 6 and is somewhat tight to screw into the screw hole 13 of the nut member 6. A screw part 14 having a male screw is provided, the nut member 6 is disposed below the insertion part, the knob member 8 is inserted into the through hole 2 from above the insertion part, and the screw part 14 is forcibly inserted into the screw hole 13. The nut member 6 and the knob member 8 are fixedly connected by screwing. In this state, the nut member 6 and the knob member 8 cannot be extracted from the support portion 3.
[0015]
In order to screw the knob member 8 into the nut member 6, a wrench hole 12a through which the knob member 8 can be turned using a hexagon wrench is provided on the upper surface of the wide diameter portion 12 of the knob member 8, Further, the outer shape of the nut member 6 is formed in a hexagonal nut shape so that the nut member can be rotated with a spanner.
[0016]
The nut member 6 and the knob member 8 can be uncoupled by unscrewing them and can be removed from the support portion 3. If constituted in this way, only a nut member and a knob member can be exchanged and used. Moreover, it can also be used in the state which removed the nut member 6 and the knob member 8 which are mentioned later. Further, when it is desired to use the anchor bolt by changing the protruding length from the upper surface of the foundation concrete, it can be dealt with by changing the vertical direction of the support portion 3 to be reversed.
[0017]
In the present invention, the nut member 6 and the knob member 8 are not necessarily configured to be detachable from each other. In other words, the two may be initially configured as separate bodies and connected by a method such as bonding with an adhesive so that the two cannot be removed again after being connected with the support 3 interposed therebetween. .
[0018]
In order to support the anchor bolt 9 using the anchor bolt support member 1 of the present invention, as shown in FIG. 4, the bolt portion tip of the anchor bolt 9 is connected to the end of the screw hole 13 of the nut member 6 at the lower end of the support portion 3. When the knob member 8 is rotated with a finger in the tightening direction, the nut member 6 is also rotated with the rotation of the knob member 8, whereby the anchor bolt 9 is moved into the screw hole 13 of the nut member 6. Screwed in the direction of arrow a. In order to remove the anchor bolt 9 from the support portion 3, the procedure may be reversed. When the anchor bolt is removed, the knob member 8 is rotated to rotate the nut member 6. Even when the nut member 6 and the knob member 8 are connected by screwing, both operations are not performed in this degree of operation. Both are tightened so that the connected state is not unraveled.
[0019]
In the present invention, if at least the support portion 3 and the arm portion 4 of the anchor bolt support member 1 are made of plastic, it can be integrally formed by plastic molding, which is suitable for mass production. The nut member 6 and the knob member 8 may be made of metal or plastic, but are preferably made of plastic in consideration of productivity. As the plastic, conventionally known materials such as polyethylene, polypropylene, vinyl chloride, fluororesin, and silicon resin can be used.
[0020]
In the present invention, it is preferable that the through hole 2 has a diameter through which the anchor bolt 9 can be inserted, preferably a diameter through which the anchor bolt 9 can be inserted. If configured in this way, the distance from the upper surface of the foundation concrete to the top of the frame plate is very short (that is, the height of the frame plate is low). ), The product of the present invention can also be used. That is, in the above case, the bolt portion of the anchor bolt protrudes upward with a considerably longer length than the frame plate, but if the anchor bolt is passed through the support portion, the anchor bolt is Since it can be directly and reliably supported by the support portion, the product of the present invention can be applied even in the above case, and the application range is widened.
[0021]
In the case of the above structure, as shown in FIG. 1 and FIG. 2, the support part 3 has its upper and lower ends projecting in the vertical direction from the arm part 4 and having different vertical projecting lengths. It is preferable to do this. If comprised in this way, when the distance between the upper surface of the foundation concrete and the heavens of the frame plate is short, use the one with the shorter protruding length of the support part 3 from the arm part 4 facing downward. It is possible to prevent the portion 3 from being buried in the foundation concrete. From the standpoint of whether or not to be buried in the basic concrete, if the distance between the upper surface of the basic concrete and the frame plate ceiling is long, either side of the support portion 3 may be directed downward. Also, considering the ease of pulling out when the support part 3 is buried in the foundation concrete, the support part 3 is made of a plastic having good releasability, and gradually becomes smaller in diameter as it moves away from the arm part 4. It is preferable to form in a tapered shape.
[0022]
FIG. 5 is a diagram showing another embodiment of the present invention. In the present invention, the arm 4 can be configured as shown in FIG. That is, if it demonstrates based on a figure, as the arm part 4, the attachment space | interval holding | maintenance part 15 provided in the symmetrical position of the outer side of the support part 3, and the non-upper / lower end position of the outer side of each said attachment space | interval holding | maintenance part 15 The connecting portion 16 is provided with a connecting portion 17 that connects the attaching interval holding portion 15 and the supporting portion 3, and each attaching interval holding portion 15 is opposite to the supporting portion 3 side. The attachment portions 16 have upper and lower planes 19 perpendicular to the mutually parallel planes 18 in the attachment interval holding portions 15. It is what.
[0023]
The connecting part 17 is composed of two flat members provided at right angles to the direction of the through hole 2 of the support part 3. The connecting portion 17 is for holding the support portion 3 and the attachment interval holding portion 15 and portions outside thereof. The lengths of the linking portions 17 that are symmetric with respect to the support portion 3 are usually the same.
[0024]
Moreover, in each attachment space | interval holding | maintenance part 15 provided in the front-end | tip of each connection part 17, the planes 18 and 18 provided in the opposite side to the support part 3 side are mutually parallel. The attachment interval holding portion 15 can be formed in a flat plate shape as shown in FIG. The planes 18 and 18 are positioned so as to be perpendicular to the connecting portion 17. The planes 18 and 18 are parallel to the length direction (axial direction) of the through hole 2 of the support portion 3. When the anchor bolt support member 1 is disposed on two frame plates for foundation concrete placement, the attachment interval holding portion 15 has the outer surfaces 18, 18 of the attachment interval holding portion 15 on the inner surface of each frame plate. This is for keeping the formwork interval by abutting. The vertical length of the attachment interval holding portion 15 from the coupling portion base 20 to the connecting portion 17 is usually the same length, but is not limited thereto.
[0025]
Further, the attachment portion 16 provided at the center in the vertical direction outside each attachment interval holding portion 15 has both upper and lower planes 19 and 19 perpendicular to the planes 18 and 18 in the attachment interval holding portion 15. Usually, it has a flat plate shape as shown in FIG. The planes 19 and 19 are parallel to the connecting portion 17 and are perpendicular to the length direction (axial direction) of the through hole 2 of the support portion 3. The attachment part 16 is for fixing the position of the anchor bolt support member 1 at a predetermined height by placing it on the upper end surfaces of the two frame plates for placing the basic concrete.
[0026]
Each of the above parts is made of plastic as described above, but may be made of metal. In FIG. 5, the upper and lower ends of the support portion 3 protrude in the vertical direction from the connecting portion 17, and the vertical protrusion lengths are different from each other.
[0027]
In the present invention, as shown in FIG. 5, it is preferable that both ends in the width direction of the attachment portion 16 protrude from both ends in the width direction of the attachment interval holding portion 15. When configured in this manner, as shown in FIGS. 14 and 15, from the upper surface side of the projecting portions 21, 21 outside the both ends in the width direction of the attachment interval holding portion 15 in the attachment portion 16, conventionally. The anchor bolt support member 1 can be more firmly fixed to the formwork by being attached so as to be pressed by the width stop fitting 22 of the used foundation concrete placing formwork. In addition, in this invention, it is not restricted to such an aspect, Moreover, it is not restricted to such a usage method. Reference numeral 23 denotes a hole through which a nail or the like is inserted when being attached to the frame plate.
[0028]
6 to 8 are views showing still another embodiment of the present invention. FIG. 7 is an exploded perspective view of the support member of FIG. 6 viewed from an oblique direction. FIG. 8 is a view showing a state in which the connecting portion 17 constituting a part of the arm portion 4 is extended to the maximum. In the present invention, the length of the arm portion 4 can be configured to be changed stepwise at the same pitch by configuring in the same manner as the connecting portion 17 described later (not shown). Instead of making the length of the arm part 4 variable, the nail holes 4b may be provided at a predetermined pitch along the longitudinal direction at the center position in the width direction of the arm part 4 as shown by a one-dot chain line in FIG. . For example, the nail holes 4b can be provided at a pitch of 7.5 mm outward from a position 45 mm away from the center of the support portion 3. When the arm portion 4 includes the attachment interval holding portion 15, the attachment portion 16, and the connecting portion 17, as shown in FIGS. 6 to 8, the connecting portion 17 has its length stepwise at the same pitch. It can be changed, and it can be constituted so that the length of each symmetrical connecting part 17 across the support part 3 can be made the same.
[0029]
6 to 8, the connecting portion 17 includes a fixed portion 24 provided on the support portion 3 and a movable portion 25 provided so as to overlap above the fixed portion 24. An attachment interval holding part 15 is provided at the tip. The fixed portion 24 and the movable portion 25 are provided with holes 24a and 25a, respectively, and 24a is a long hole extending in a direction connecting the support portion 3 and the attachment interval holding portion 15. In addition, even if the hole 25a is a long hole, both holes may be a long hole. The fixed part 24 and the movable part can be obtained by cutting a female screw in one of the holes and passing the male screw, or by inserting a bolt into the holes 24a and 25a and fastening the opposite side with a nut. 25 can be fastened. 6 to 8, the screw 26 is passed through the long hole 24a of the fixed portion 24, and the screw 26 is further passed through the screw hole 25a of the movable portion 25 to be screwed into the screw hole 25a and fastened. The movable portion 25 is configured to be fixed to the fixed portion 24.
[0030]
On the lower surface of the fixed portion 24, a convex ridge 24b having a side view in a side view is provided, and on the upper surface of the movable portion 25 facing the convex ridge 24b of the fixed portion 24, a convex strip having a side view in a side view is also provided. 25b is provided, and the concavo-convex pitch of the ridges of the ridges in both is the same. The shapes of the meshing surfaces of the fixed portion 24 and the movable portion 25 are not necessarily chopped, but are the same as described above so that they can mesh with each other with a predetermined constant pitch so that they can mesh with each other. You may be comprised from the convex stripe which has the concave stripe of a pitch as a result. In FIGS. 6 to 8, the support portion 3 is provided so that the longer side is on the side opposite to the ridge 24 b of the fixing portion 24 and the shorter side is on the side of the ridge 24 b of the fixing portion 24. The reverse is also possible.
[0031]
In order to change the length of the connecting portion 17, first, the screw 26 is sufficiently loosened. Next, the movable portion 25 is slid in the direction of the long diameter of the long hole 24a. The same applies to the movable part in the symmetric direction with respect to the support part 3 so that the length of the connecting part 17 in the symmetric direction is the same. Thereafter, the screws 26 in the respective connecting portions 17 are screwed into the screw holes 25 a and fastened so that the movable portion 25 is fixed to the fixed portion 24. In this fixed state, the support part 3 is located just between the attachment interval holding parts 15 and 15 between the attachment interval holding parts 15 arranged on both sides of the support part 3. As described above, if the modes as shown in FIGS. 6 to 8 are adopted, the support portion 3 can be easily positioned at the intermediate position between the attachment interval holding portions 15 and 15, and the intermediate position can be accurately positioned. Can be located. In addition, the support part 3 can also be fixed in a state of being deviated from the intermediate position between the attachment interval holding parts 15 and 15. In this case, the length of the connecting portion 17 in the symmetrical direction is changed so as to be different.
[0032]
9 to 11 are diagrams showing still another example of the present invention. FIGS. 9 and 10 are a plan view and a side view, respectively, in a state in which the connecting portion 17 is most contracted, and FIG. It is a side view of the state which extended to the maximum. In the present invention, as shown in FIGS. 9 to 11, the connecting portion 17 is composed of two movable portions 27, 28 slidable with respect to each other, and the support portion 3 is slidable with respect to the movable portions 27, 28. It is also possible to provide a configuration. In the figure, the ridges 27b and 28b having the same concavo-convex pitch are provided so that the surfaces facing the movable portions 27 and 28 mesh with each other. Both the movable part 27 and 28 have a long major axis in the direction connecting the support part 3 and the attachment interval holding part 15, and the minor axis has long holes 27a and 28a large enough to allow the support part 3 to be inserted. The support portion 3 is inserted into the long holes 27a and 28a so as to be slidable in the long diameter direction of the long holes 27a and 28a. A flange portion 29 is provided in the middle of the support portion 3 in the longitudinal direction, and the flange portion 29 is provided on the upper surface of the movable portion 27.
[0033]
Screw holes 30, 30 are provided at symmetrical positions with the support portion 3 sandwiched between the flange portions 29. On the other hand, in the movable portions 27 and 28, screw long holes 27c and 27c and 28c and 28c which are parallel to the long holes 27a and 28a and have the same long diameter direction are provided on both sides of the long holes 27a and 28a in the short diameter direction. Is provided. The screw 31 is passed through the screw hole 30, the long hole 28a, and the long hole 27a, and is fastened by screwing the nut 32 to the tip side of the screw 31 protruding from the long hole 27a. It is comprised so that the collar part 29, the movable part 28, and the movable part 27 which were provided in may be fixed. In order to change the length of the connection part 17, it carries out in the way similar to having demonstrated based on the said FIGS. In addition, the support part 3 differs in the length of the up-down direction from the base part of the connection part 17 (movable part 27 and 28) mutually, and becomes a small diameter gradually as it goes to the upper-lower-end side from the collar part 29. FIG. It is configured as follows.
[0034]
If the embodiment as shown in FIGS. 9 to 11 is adopted, the interval between the attachment interval holding portions 15 and 15 can be changed in a wider range, and the degree of eccentricity of the support portion 3 is remarkable. Is possible.
[0035]
In addition, in the support member of the aspect of FIGS. 9-11, as shown in FIG. 12, in one side of the support member 1, the edge part e inside screw hole 27c and 28c, ie, the support part 3 side side. 1 And a coupling base f with the attachment portion 16 on the outer surface of the attachment interval holding portion 15 1 Length w between 1 E is the same part as above on the opposite side 2 And f 2 Length w between 2 Can be easily positioned at the center position. That is, as shown in FIG. 12, the flange portions 29 are inclined and the flange portions 29 are positioned so that the screws 31 come into contact with the edge portions of the screw holes 27c (28c). 1 And f 2 Therefore, the support part 3 is located in the middle, and the support part 3 can be easily located in the middle.
[0036]
In FIG. 9, 32 is a scale line used as a ruler, and is also attached to the back surface. If this scale line 32 exists, as shown in FIG. 13 as a plan view showing the state of use, the scale line 32 is appropriately positioned with respect to a line serving as an anchor bolt installation reference, such as the end face 34 of the base 33. For example, it becomes easy to position the anchor bolt at a desired position such as the center of the base 33. Such a scale line can be provided in any of the embodiments described above. Reference numeral 35 denotes a frame plate.
[0037]
In addition, in the embodiment shown in FIGS. 5 to 11, as shown in FIG. 14, the attachment portion 16 extends from the root portion 16 a with at least one attachment interval holding portion 15 to both sides of the attachment interval holding portion 15. The notch portion edge 16b may be configured to be parallel to the outer surface 18 of the attachment interval holding portion 15. In this way, even when the frame plate interval is wide and the arm portion 4 (connecting portion 17) is not extended to the maximum, it is not possible to cope with the problem by aligning the notch edge 16b with the upper side of the inner surface of the frame plate. Can be attached to.
[0038]
15 and 16 are explanatory views for explaining a method of using the anchor bolt support member of the present invention. In using the anchor bolt support member of the present invention, for example, as shown in FIGS. 15 and 16, the support member 1 is placed on the upper surfaces of the frame plates 35 and 35. Specifically, the attachment portion 16 is placed on the upper surface of the frame plate 35. At this time, the length of the arm portion 4 (connecting portion 17) is adjusted by the procedure as described above so that the attachment interval holding portions 15 and 15 are in contact with the inside of the frame plates 35 and 35.
[0039]
When the support member 1 is used in which both ends in the width direction of the attachment portion protrude from both ends in the width direction of the attachment interval holding portion, then, as shown in FIGS. The width stop fitting 22 of the foundation concrete placing frame plate is attached by driving a nail 36 or the like from the upper surface side of the projecting portions 21 and 21 of the attachment portion 16, and the attachment portion 16 is pressed by the width stop fitting 22. By doing so, the anchor bolt support member 1 is more firmly fixed to the frame plate 35. Note that the attachment portion 16 may be simply attached to the upper surface of the frame plate 35 without using the width stop metal fitting 22. Further, as shown in FIG. 15B, when the frame plate 35 is a metal home having a crosspiece 39, the attachment portion 16 is attached to a crosspiece using a vise (which is a small simple vise) 40. It can also be fixed to 39. This method can be applied even when the arm portion 4 is simply flat. Reference numeral 37 denotes a main muscle. The anchor bolt may or may not be fixed to the main muscle 37.
[0040]
As the usage mode of the anchor bolt support member 1 of the present invention, when attaching the support member 1, both ends of the arm portion 4 are placed on the upper surfaces of both frame plates so that the support portion 3 is between two rows of frame plates. After the fixing, as shown in FIG. 4, the upper end bolt portion of the anchor bolt 9 is applied to the nut member 6, and the knob member 8 is turned to be screwed into the screw hole 13 of the nut member 6. When the length of the arm portion 4 can be adjusted, the length of the arm portion 4 is further adjusted in accordance with the interval between the two frame plates. The operation procedure can be arbitrarily changed as necessary.
[0041]
As another use mode of the anchor bolt support member of the present invention, as shown in FIG. 17, the upper surface of the foundation concrete 38 is sufficiently lower, but the protrusion length of the bolt portion to the upper surface of the foundation concrete needs to be sufficiently long. For such a case where the bolt part tip protrudes above the arm part, an embodiment in which the nut member and the knob member are removed may be used. In this case, the longer side of the support part 3 may be on the lower side or may be used in the opposite direction. In addition, when the upper surface of the foundation concrete 38 is considerably above and close to the upper surface of the frame plate, and it is necessary to lengthen the protruding length of the bolt portion from the concrete surface, and the tip of the bolt portion protrudes above the upper surface of the frame plate On the other hand, as shown in FIG. 18, it is desirable to use the short side of the support portion 3 facing downward with the nut member and the knob member removed. In this way, even if the upper surface of the concrete 38 reaches just below the support member 1, the support portion 3 is not buried in the concrete. However, as shown in FIG. 19, even if the top surface of the concrete 38 is considerably upward, even if the support portion 3 is buried in the concrete 38 as long as the top and bottom tips of the support portion 3 are tapered. Since it can be easily pulled out, it can be used in such a way that the longer support part is oriented in either direction. If the through hole 2 has a diameter that allows the anchor bolt 9 to be inserted, the support member 1 does not enter between the anchor bolt 9 and the inner wall of the through hole 2 even if the lower portion of the support 3 is buried in the concrete. Is easier to extract from concrete.
[0042]
【The invention's effect】
Since the anchor bolt support member of the present invention is configured as described above, even when an anchor bolt whose length is short and the lower end does not reach the foundation or the reinforcing bar is used, the upper surface of the foundation concrete is the construction frame plate. The anchor bolt can be reliably supported at a position where the upper portion of the anchor bolt can be protruded to an appropriate length on the upper surface of the foundation concrete even if the anchor bolt is positioned considerably below the top.
[0043]
In addition, the through hole of the support part has a diameter through which the anchor bolt can be inserted, and the nut member and the knob member are configured to be detachable from each other, and can be removed from the support part. If it is, it can be used in a mode in which the anchor bolt is passed through the support part and protrudes upwards by removing both from the support part, so the distance between the top surface of the foundation concrete and the ceiling of the construction frame plate Even when is small, the anchor bolt can be applied to a position where the anchor bolt upper portion can be projected to an appropriate length on the upper surface of the foundation concrete.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an example of an anchor bolt support member of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view showing a manner of attaching a nut member to an end portion of a support portion.
FIG. 4 is an explanatory view of a method of attaching an anchor bolt to the anchor bolt support member of the present invention.
FIG. 5 is a perspective view showing another example of the anchor bolt support member of the present invention.
FIG. 6 is a perspective view showing still another example of the anchor bolt support member of the present invention.
7 is a lower perspective view of the anchor bolt support member of FIG. 6. FIG.
FIG. 8 is a lower perspective view of the anchor bolt support member of FIG.
FIG. 9 is a plan view showing still another example of the anchor bolt support member of the present invention.
10 is a side view of the anchor bolt support member of FIG. 9. FIG.
11 is a side view of the anchor bolt support member of FIG.
FIG. 12 is a plan view showing still another example of the anchor bolt support member of the present invention.
13 is a plan view showing how to use the anchor bolt support member of FIGS. 9 and 12. FIG.
FIG. 14 is a plan view showing an example of the shape of the attachment portion.
FIGS. 15A and 15B are explanatory views for explaining a method of using the anchor bolt support member of the present invention, in which FIG. 15A shows an example thereof, and FIG. 15B shows another example.
FIG. 16 is an enlarged view of a main part of FIG.
FIG. 17 is a view showing one usage mode of the anchor bolt support member of the present invention.
FIG. 18 is a view showing one usage mode of an anchor bolt support member from which a nut member and a knob member are removed.
FIG. 19 is a view showing another usage mode of the anchor bolt support member from which the nut member and the knob member are removed.
[Explanation of symbols]
1 Anchor bolt support member
2 through holes
3 support parts
4 arms
6 Nut member
8 Picking material
9 Anchor bolt

Claims (6)

建築における基礎コンクリート用のアンカーボルト支持部材であって、アンカーボルトを支持するための、透孔を有する支持部と、該支持部から外側の少なくとも2方向へ向かって設けられた腕部と、上記支持部の一方の先端に回転自在に設けられ且つアンカーボルトをそれに螺入可能に構成されたナット部材と、該ナット部材に連結され且つ上記支持部の透孔を通りその一端が上記支持部の透孔を挟んで他方の先端に臨ませられて支持部に回転自在に設けられた摘み部材とからなり、アンカーボルトを腕部よりも下方に配置した状態で支持することができるように構成されていることを特徴とするアンカーボルト支持部材。An anchor bolt support member for foundation concrete in a building, the support portion having a through hole for supporting the anchor bolt, and the arm portion provided toward at least two directions outward from the support portion, A nut member rotatably provided at one end of the support portion and configured to allow an anchor bolt to be screwed therein; and one end of the support portion passing through the through hole of the support portion and connected to the nut member. It consists of a knob member that faces the other tip across the through hole and is rotatably provided on the support portion, and is configured to be able to support the anchor bolt in a state of being arranged below the arm portion. An anchor bolt support member characterized by comprising: 支持部の透孔が、アンカーボルトを挿通できる径を有していると共に、ナット部材と摘み部材とが別部材からなる別体として構成されていて相互に着脱自在であり、上記両者の連結状態を解いた時は支持部から取り外すことができるように構成されている請求項1記載のアンカーボルト支持部材。The through hole of the support portion has a diameter through which the anchor bolt can be inserted, and the nut member and the knob member are configured as separate bodies made of different members and are detachable from each other. The anchor bolt support member according to claim 1, wherein the anchor bolt support member is configured to be able to be removed from the support portion when unraveling. 支持部は、その上下端が腕部よりも上下方向に突出していると共に上下の突出長さが異なっている請求項1又は2記載のアンカーボルト支持部材。The anchor bolt support member according to claim 1 or 2, wherein upper and lower ends of the support portion protrude in the vertical direction from the arm portion, and the vertical protrusion length is different. 腕部が、その長さを同一ピッチで段階的に変化させることができるように構成されている請求項1〜3のいずれかに記載のアンカーボルト支持部材。The anchor bolt support member according to any one of claims 1 to 3, wherein the arm portion is configured so that the length thereof can be changed stepwise at the same pitch. 支持部から外側へ対称方向に向かって設けられた各腕部が、支持部の外側の対称位置に設けられた取着間隔保持部と、該各取着間隔保持部の外側の非上下端位置に設けられた取着部と、上記取着間隔保持部と支持部とを連結する連結部とからなるものであり、上記各取着間隔保持部は上記支持部側とは反対側に相互に平行な平面を有しており、上記各取着部は上記各取着間隔保持部における上記相互に平行な平面に対して直角な平面を上下に有している請求項1〜3のいずれかに記載のアンカーボルト支持部材。Each arm portion provided in the direction of symmetry from the support portion toward the outside is an attachment interval holding portion provided at a symmetrical position outside the support portion, and a non-upper and lower end position outside the attachment interval holding portion. And a connecting portion that connects the attachment interval holding portion and the support portion, and each of the attachment interval holding portions is mutually opposite to the support portion side. 4. The apparatus according to claim 1, further comprising a plane parallel to each other, wherein each of the attachment portions has a plane perpendicular to the plane parallel to each other in each of the attachment interval holding portions. An anchor bolt support member according to claim 1. 連結部が、その長さを同一ピッチで段階的に変化させることができるように構成されている請求項5記載のアンカーボルト支持部材。The anchor bolt support member according to claim 5, wherein the connecting portion is configured so that the length thereof can be changed stepwise at the same pitch.
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