JP3782335B2

JP3782335B2 - Spray hair cosmetics

Info

Publication number: JP3782335B2
Application number: JP2001337807A
Authority: JP
Inventors: 泰三藤山
Original assignee: Shiseido Co Ltd
Current assignee: Shiseido Co Ltd
Priority date: 2001-11-02
Filing date: 2001-11-02
Publication date: 2006-06-07
Anticipated expiration: 2021-11-02
Also published as: JP2003137739A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はスプレー式毛髪化粧料に関する。
更に詳しくは、髪に毛束感を与え、なめらかにし、程度な整髪力とつやを与え、スプレーが詰まりにくいスプレー式毛髪化粧料に関する。
【０００２】
【従来の技術】
毛髪につやを付与するヘアスプレーとして、流動油分とアルコールとからなるディスペンサーミスト、エアゾール化粧料がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のヘアスプレーは、髪が毛束にはなるが、整髪力が劣り、油分によるぎらぎらしたつやを与え、自然な風合いを持つつやが得られにくいという問題点があった。
【０００４】
また、流動油分に固形油分を配合しようとすると、毛髪のなめらかさや毛束感が失われるという問題点、あるいは、スプレーに充填すると詰まりやすいという問題点があった。
【０００５】
本発明は上述の問題点を解決したものであり、髪に毛束感を与え、なめらかにし、適度な整髪力とつやを与え、スプレーが詰まりにくいスプレー式毛髪化粧料を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は下記の通りである。
１．流動油分とエタノールを含有する非乳化系原液において、
固形油分を、質量比で、流動油分／固形油分＝１〜１０の範囲になるように配合し、かつ、流動油分と固形油分の合計量が原液全量に対して５％以上（質量百分率）であって、前記固形油分が高級アルコールであり、その配合量が原液全量に対して１〜２０％（質量百分率）であり、さらに、両性高分子樹脂化合物、カチオン性高分子樹脂化合物、アニオン性高分子樹脂化合物または非イオン性高分子樹脂からなる群から選ばれた一種または二種以上の樹脂を配合し、その配合量が原液全量に対して１〜１０％（質量百分率）であることを特徴とするスプレー式毛髪化粧料。
２．前記流動油分が、エステル油、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル油及びシリコーン油からなる群から選ばれた一種または二種以上であることを特徴とする上記のスプレー式毛髪化粧料。
３．さらに液化石油ガス及び／又はジメチルエーテルからなる噴射剤を有し、原液と噴射剤との質量比率が、原液／噴射剤＝８０／２０〜３０／７０となるようにエアゾール缶に充填したことを特徴とする上記のスプレー式毛髪化粧料。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳述する。
【０００８】
本発明に用いる流動油分は、化粧料に通常使用される常温（１５℃）にて液状の油分である。
具体的には、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等のシリコーン油；セチルイソオクタノエート、グリセリルトリヘキサノエート、イソプロピルミリステート等のエステル油；流動パラフィン，スクワラン等の炭化水素油；イソステアリルアルコール等の液状高級アルコール；ヒマシ油，オリーブ油，ツバキ油，マカデミアナッツ油，ホホバ油，アボガド油，アマニ油，サフラワー油等の天然植物油が挙げられる。
特に、エステル油、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル油、シリコーン油が好ましく、中でもシリコーン油が特に好ましい。また、エステル油ではセチルイソオクタノエートが最も好ましい。
【０００９】
本発明で用いる固形油分は、化粧料に通常使用される常温（１５℃）にて固体ないし半固体の油分である。
具体的には、セチルアルコール，ステアリルアルコール，ベヘニルアルコール等の高級アルコール；パラフィンワックス，マイクロクリスタリンワックス，セレシン，ルナセラ，ポリエチレン，カルナバロウ，キャンデリラロウ，ミツロウ，綿ロウ，ベイベリーロウ，モンタンロウ，ラノリン，モクロウ，オゾケライト，酢酸ラノリン，液状ラノリン，ラノリン脂肪酸イソプロピル，還元ラノリン，硬質ラノリン，POEラノリンアルコールエーテル，POEラノリンアルコールアセテート，POEコレステロールエーテル，ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール，脂肪酸グリセリド，硬化ヒマシ油，ヤシ油，パーム油，ワセリン，セラックロウ，ビースワックス等が挙げられる。
好ましくは、高級アルコールであり、中でもセタノールとステアリルアルコールが特に好ましくこの二種を組み合わせて用いても好ましい。
【００１０】
上記の流動油分及び固形油分はそれぞれ一種または二種以上を混合して使用される。
配合量は、固形油分を、質量比で、流動油分／固形油分＝１〜１０の範囲になるように配合し、かつ、流動油分と固形油分の合計量が原液全量に対して５％以上（質量百分率）である。
また、前記固形油分は、原液全量に対して通常１〜２０％（質量百分率）配合されることが好ましく、高級アルコールを配合する場合は１〜２０％である。
流動油分は、目的とする使用感に応じ、原液全量に対して１０〜４０％（質量百分率）を固形油分配合量の１〜１０倍の範囲で好ましく配合される。
【００１１】
本発明は、毛髪のセット力を上げるために、両性高分子樹脂化合物、カチオン性高分子樹脂化合物、アニオン性高分子樹脂化合物または非イオン性高分子樹脂化合物の任意の一種または二種以上を組み合わせて用いることが好ましい。
また、皮膜剤として使用されるシリコーン樹脂を使用しても好ましい。
【００１２】
両性高分子樹脂化合物としては、例えば、以下の一般式「化１」
【化１】

（式中、ｎ：ｍ＝２：８〜８：２の範囲であり、分子量は５００００〜５０００００の範囲である。Ｒ¹およびＲ⁶は水素原子またはメチル基、Ｒ³およびＲ⁴は１〜４個の炭素原子を有するアルキル基、Ｒ²およびＲ⁵は１〜４個の炭素原子を有するアルキレン基、Ｒ⁷は１〜２４個の炭素原子を有する飽和または不飽和のアルキル基、Ａは酸素原子またはＮＨ基またはなし。）で表されるジアルキルアミノエチルアクリレート；ジアルキルアミノエチルメタクリレート、ダイアセトアクリルアミド等とアクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステル等を共重合し、ハロゲン化酢酸で両性化した化合物〔上市品として、ユカフォーマーＡＭ−７５（三菱化学社製）等がある。〕が挙げられる。
【００１３】
カチオン性高分子樹脂化合物としては、例えば、ポリ（ジメチルジアリルアンモニウムハライド）型カチオン性ポリマー〔上市品として、マーコート１００（米国メルク社製）等がある。〕、ジメチルジアリルアンモニウムハライドとアクリルアミドの共重合体カチオン性ポリマー〔上市品として、マーコート５５０（米国メルク社製）等がある。〕、第４級窒素含有セルロースエーテル〔上市品として、ポリマーＪＲ−４００、ポリマーＪＲ−１２５、ポリマーＪＲ−３００Ｍ（米国ユニオンカーバイド社製）等がある。〕、ポリエチレングリコール、エピクロルヒドリン、ジプロピレントリアミン、牛脂アルキルアミンの縮合物、またはポリエチレングリコール、エピクロヒドリン、ジプロピレントリアミン、ヤシ油アルキルアミンの縮合物〔上市品として、ポリコートＨ（ヘンケル社製）等がある。〕、ビニルピロリドン・ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体カチオン化物〔上市品として、ガフコート７５５、ガフコート７３４（米国ＧＡＦ社製）等がある。〕等が挙げられる。
【００１４】
アニオン性高分子樹脂化合物としては、例えば、アクリル酸及び／又はメタクリル酸と、アクリル酸アルキルエステル及び／又はメタクリル酸アルキルエステルの共重合体であるアクリル樹脂アルカノールアミン〔上市品として、プラスサイズＬ−３３、プラスサイズＬ−５３シリーズ（互応化学社製）等がある。〕、メチルビニルエーテルとマレイン酸モノブチルエステルとの共重合体〔上市品として、ガントレッツＥＳ−４２５、ガントレッツＥＳ−２２５、ガントレッツＥＳ−３３５（ＧＡＦ社製）等がある。〕、アクリル酸ヒドロキシプロピル、メタクリル酸ブチルアミノエチル、アクリル酸オクチルアミドの共重合体〔上市品として、AmphomerＬＶ−７１、Amphomer２８−２９３０（ＮＳＣ社製）等がある。〕、酢酸ビニル、クロトン酸、ネオデカン酸ビニルの共重合体〔上市品として、RESYN２８−２９３０（ＮＳＣ社製）等がある。〕等が挙げられる。
【００１５】
非イオン性高分子樹脂化合物としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリドン及びビニルピロリドンと酢酸ビニルの共重合体〔上市品として、ＰＶＰ−Ｋ、ＰＶＰ／ＶＡ（ＧＡＦ社製）等がある。〕、ビニルピロリドン、酢酸ビニル、アクリルアミノアクリレート共重合体等が挙げられる。
【００１６】
皮膜剤としてのシリコーン樹脂としては、トリメチルシロキシケイ酸が挙げられる。このトリメチルシロキシケイ酸は低粘度ジメチルポリシロキサン、環状ジメチルポリシロキサン、低粘度イソパラフィン等に溶解させた形で配合される。
【００１７】
高分子樹脂化合物の配合量は、原液全量中、０．１〜２０質量％であり、好ましくは１〜５質量％である。
原液とはエアゾールに充填する噴射剤を含まない化粧料である。
【００１８】
上記の高分子樹脂化合物は、原液の溶媒であるエタノールに溶解して、本発明の化粧料に配合される。上記必須成分を含有する原液は非乳化系原液である。
【００１９】
非乳化系原液の化粧料には、製品目的に応じて、上記必須成分の他に、本発明の効果を損なわない質的、量的範囲で、通常、化粧料に配合可能な成分、例えば、水溶性高分子、キレート剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防腐剤、ビタミン、ホルモンなどの薬剤、香料等を添加して、常法により製造することが出来る。
【００２０】
非乳化系原液はエアゾール若しくはディスペンサー容器に充填されてスプレー式毛髪化粧料として利用される。特にエアゾール缶に充填して用いることが好ましい。
本発明に用いる噴射剤は、エアゾール製品全般に用い得る噴射剤であれば、特に限定されない。
例えば、各種の液化石油ガス（ＬＰＧ）、ジメチルエーテル、液化石油ガスとジメチルエーテルの混合物のような液化ガスや、窒素ガスや炭酸ガスのような圧縮ガス等が用いられ得る。ＬＰＧはプロパン、ブタン、イソブタンを主成分とする液化石油ガスである。これらの中でも、噴射性、溶解性の観点から、液化石油ガス及び／またはジメチルエーテルからなる液化ガスが望ましい。
【００２１】
上記の噴射剤の配合量は、液化ガスの場合、質量比で、原液：噴射剤＝８０：２０〜３０：７０となるように配合することが好ましい。特に質量比が、原液／噴射剤＝６０／４０〜４０／６０となることがさらに好ましい。
窒素ガスを使用する場合は、原液／噴射剤＝９９．１／０．９〜９９．５／０．５となることがさらに好ましい。
炭酸ガスを使用する場合は、原液／噴射剤＝９７／３〜９３／７となることがさらに好ましい。
このとき初期内圧が２５℃で０．５ＭＰａを越えてはならず、好ましくは０．３ＭＰａ以下である。
本発明のエアゾール式スプレーは上記の構成成分をエアゾール缶に密閉し常法により製造される。
【００２２】
【実施例】
以下、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。配合量は％（質量百分率）である。
【００２３】
各表に示す配合処方で常法により毛髪化粧料を製造し、エアゾール容器に充填し、攪拌するための金属球を入れ、ガスを充填した。その容器にチップ口径０．５ｍｍアクチュエーターを取り付けた。
このスプレー式毛髪化粧料を下記のように評価した。
【００２４】
（評価方法）
上記毛髪化粧料をパネリスト１０人に毛髪に使用させ、▲１▼髪の毛束感、▲２▼整髪力、▲３▼髪のつや、▲４▼髪のなめらかさのについてアンケートを行った。
各パネリストがそれぞれの項目に対し以下の基準で判定し、その合計点数で評価した。
よい：２点
普通：１点
悪い：０点
合計点数
１１点以上：○
５〜１０点：△
５点未満：×
【００２５】
▲５▼詰まり試験については、上記毛髪化粧料を充填したエアゾール５０本を、５０℃保存後、５℃噴霧を繰り返し、４０回噴霧を行い、下記基準で評価した。
○：５０本すべてにおいて４０回噴霧して問題なし
△：５０本すべて４０回噴霧したさいに、スプレーパターンの異常、または、５℃では噴霧不可能な状態になる延べ本数が１本以上１０本未満
×：５０本すべて４０回噴霧したさいに、スプレーパターンの異常、または、５℃では噴霧不可能な状態におちいる延べ本数が１０本以上。もしくは、完全に詰まって元に戻らない試料が１本以上ある場合。
【００２８】
【表３】

＊１：日石アイソゾール４００Ｋ（日本石油株式会社）
＊２：ＫＦ−９６Ａ（信越化学工業株式会社）
＊３：アデカポールＭＰ３７０（旭電化株式会社）
＊４：９９％エタノール（配合量は全体を１００とする残量）
＊５：アクリル樹脂アルカノールアミン（プラスサイズＬ−５３Ｐ：互応化学株式会社）
＊６：Ｎ−メタクリロイルオキシエチルＮ，Ｎ−ジメチルアンモニウム−α−Ｎ−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体液（ユカフォーマーＳＭ：三菱化学株式会社）
＊７：ポリビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体（ＰＶＰ／ＶＡ：ＧＡＦ社）
＊８：ビニルピロリドン・ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体カチオン化物（ガフコート７５５：ＧＡＦ社）
＊９：噴射剤Ｌ．Ｐ．Ｇ．０．２５ＭＰａ（２０℃）
評価▲１▼：髪の毛束感
評価▲２▼：整髪力
評価▲３▼：髪のつや
評価▲４▼：髪のなめらかさ
評価▲５▼：詰まり試験
【００２９】
【表４】

＊１：日石アイソゾール４００Ｋ（日本石油株式会社）
＊２：ＫＦ−９６Ａ（信越化学工業株式会社）
＊３：アデカポールＭＰ３７０（旭電化株式会社）
＊４：９９％エタノール（配合量は全体を１００とする残量）
＊５：アクリル樹脂アルカノールアミン（プラスサイズＬ−５３Ｐ：互応化学株式会社）
＊６：噴射剤Ｌ．Ｐ．Ｇ．０．２５ＭＰａ（２０℃）
評価▲１▼：髪の毛束感
評価▲２▼：整髪力
評価▲３▼：髪のつや
評価▲４▼：髪のなめらかさ
評価▲５▼：詰まり試験
【００３０】
上記試験結果から明らかなように、本発明のスプレー式毛髪化粧料は、▲１▼髪の毛束感、▲２▼整髪力、▲３▼髪のつや、▲４▼髪のなめらかさ、▲５▼詰まり試験のすべての項目について良好な結果を示している。
以下に本発明のその他の実施例を挙げる。いずれも、上記の効果を有する毛髪化粧料である。
【００３５】
【発明の効果】
本発明のスプレー式毛髪化粧料の効果は下記の通りである。
１．髪に好ましい毛束感を与える。
２．整髪力に優れている。
３．髪に好ましいつやを与える。
４．髪になめらかさを与える。
５．スプレーの詰まりがない。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a spray-type hair cosmetic.
More particularly, the present invention relates to a spray-type hair cosmetic that gives hair a feeling of hair bundle, smoothes it, gives a moderate hair-styling power and gloss, and prevents spray clogging.
[0002]
[Prior art]
As a hair spray that gives gloss to hair, there are a dispenser mist composed of fluid oil and alcohol, and aerosol cosmetics.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional hair spray has a problem that although the hair becomes a hair bundle, the hair styling power is inferior, the gloss due to oil is given, and it is difficult to obtain a gloss having a natural texture.
[0004]
Further, when trying to add a solid oil component to the fluid oil component, there is a problem that the smoothness of the hair and the feeling of hair bundle are lost, or there is a problem that clogging tends to occur when filled in a spray.
[0005]
The present invention solves the above-described problems, and provides a spray-type hair cosmetic that gives hair a feeling of hair bundle, smoothes it, gives an appropriate hair-styling power and gloss, and prevents spray clogging.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is as follows.
1. In non-emulsifying stock solution containing fluid oil and ethanol,
The solid oil is blended so that the mass ratio of fluid oil / solid oil is 1 to 10, and the total amount of fluid oil and solid oil is 5% or more (mass percentage) with respect to the total amount of the stock solution. The solid oil is a higher alcohol, and its blending amount is 1 to 20% (mass percentage) with respect to the total amount of the stock solution. Furthermore, the amphoteric polymer resin compound, the cationic polymer resin compound, the anionic polymer One or two or more resins selected from the group consisting of molecular resin compounds or nonionic polymer resins are blended, and the blending amount is 1 to 10% (mass percentage) with respect to the total amount of the stock solution. Spray hair cosmetics.
2. The above-mentioned spray hair cosmetic, wherein the fluid oil is one or more selected from the group consisting of ester oil, polyoxypropylene alkyl ether oil and silicone oil.
3. Furthermore, it has a propellant composed of liquefied petroleum gas and / or dimethyl ether, and is filled in an aerosol can so that the mass ratio of the stock solution to the propellant is stock solution / propellant = 80/20 to 30/70. The above-mentioned spray-type hair cosmetic.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0008]
The fluid oil used in the present invention is a liquid oil at normal temperature (15 ° C.) usually used in cosmetics.
Specifically, silicone oils such as methylpolysiloxane and methylphenylpolysiloxane; ester oils such as cetyl isooctanoate, glyceryl trihexanoate, and isopropyl myristate; hydrocarbon oils such as liquid paraffin and squalane; isostearyl Liquid higher alcohols such as alcohol; natural vegetable oils such as castor oil, olive oil, camellia oil, macadamia nut oil, jojoba oil, avocado oil, linseed oil, safflower oil and the like.
In particular, ester oil, polyoxypropylene alkyl ether oil, and silicone oil are preferable, and silicone oil is particularly preferable. Also, cetyl isooctanoate is most preferred for ester oils.
[0009]
The solid oil used in the present invention is a solid or semi-solid oil at normal temperature (15 ° C.) usually used in cosmetics.
Specifically, higher alcohols such as cetyl alcohol, stearyl alcohol, and behenyl alcohol; paraffin wax, microcrystalline wax, ceresin, luna cera, polyethylene, carnauba wax, candelilla wax, beeswax, cotton wax, bayberry wax, montan wax, lanolin, moclaw, ozokerite Lanolin acetate, liquid lanolin, lanolin fatty acid isopropyl, reduced lanolin, hard lanolin, POE lanolin alcohol ether, POE lanolin alcohol acetate, POE cholesterol ether, lanolin fatty acid polyethylene glycol, fatty acid glyceride, hardened castor oil, palm oil, palm oil, petroleum jelly , Shellac wax, bees wax and the like.
Higher alcohols are preferred, with cetanol and stearyl alcohol being particularly preferred, and a combination of the two is also preferred.
[0010]
The fluid oil component and the solid oil component are used alone or in combination of two or more.
The blending amount is blended so that the solid oil content is in the range of fluid oil content / solid oil content = 1 to 10 by mass ratio, and the total amount of fluid oil and solid oil content is 5% or more with respect to the total amount of the stock solution ( Mass percentage).
Moreover, it is preferable that the said solid oil content is normally mix | blended 1-20% (mass percentage) with respect to the undiluted | stock solution whole quantity, and when mix | blending a higher alcohol, it is 1-20%.
The fluid oil component is preferably blended in an amount of 10 to 40% (mass percentage) with respect to the total amount of the stock solution in a range of 1 to 10 times the blend amount of the solid oil depending on the intended use feeling.
[0011]
The present invention combines any one or two or more of amphoteric polymer resin compounds, cationic polymer resin compounds, anionic polymer resin compounds or nonionic polymer resin compounds in order to increase the ability to set hair. Are preferably used.
It is also preferable to use a silicone resin used as a film agent.
[0012]
Examples of the amphoteric polymer resin compound include the following general formula “Chemical Formula 1”.
[Chemical 1]

(Wherein n: m = 2: 8 to 8: 2 and molecular weight is in the range of 50,000 to 500,000. R ¹ and R ⁶ are hydrogen atoms or methyl groups, R ³ and R ⁴ are 1 to An alkyl group having 4 carbon atoms, R ² and R ⁵ are alkylene groups having 1 to 4 carbon atoms, R ⁷ is a saturated or unsaturated alkyl group having 1 to 24 carbon atoms, A is Dialkylaminoethyl acrylate represented by the following formula: oxygen atom or NH group; or dialkylaminoethyl methacrylate, diacetoacrylamide, etc., and acrylic acid, methacrylic acid, alkyl acrylate, alkyl methacrylate, etc. Compound amphoteric with chloroacetic acid [as a commercial product, there is Yuka Former AM-75 (manufactured by Mitsubishi Chemical Corporation). ].
[0013]
Examples of the cationic polymer resin compound include poly (dimethyldiallylammonium halide) type cationic polymer [as a commercial product, Marcoat 100 (manufactured by Merck & Co., USA). ], Copolymer cationic polymer of dimethyldiallylammonium halide and acrylamide [as a commercial product, there is Marquat 550 (manufactured by Merck & Co., USA). ], Quaternary nitrogen-containing cellulose ethers [as marketed products, polymer JR-400, polymer JR-125, polymer JR-300M (manufactured by Union Carbide, USA) and the like. ] Polyethylene glycol, epichlorohydrin, dipropylene triamine, beef tallow alkylamine condensate, or polyethylene glycol, epichlorohydrin, dipropylene triamine, coconut oil alkylamine condensate [Polycoat H (produced by Henkel), etc. . ], Vinylpyrrolidone / dimethylaminoethyl methacrylate copolymer cationized product [as commercially available products, Guffcoat 755, Guffcoat 734 (manufactured by GAF, USA) and the like. ] Etc. are mentioned.
[0014]
Examples of the anionic polymer resin compound include an acrylic resin alkanolamine which is a copolymer of acrylic acid and / or methacrylic acid and an alkyl acrylate ester and / or an alkyl methacrylate ester [as a commercial product, plus size L- 33, plus size L-53 series (manufactured by Reciprocal Chemical). ] Copolymers of methyl vinyl ether and monobutyl maleate [as commercially available products, GANTREZ ES-425, GANTREZ ES-225, GANTREZ ES-335 (manufactured by GAF) and the like. ], A copolymer of hydroxypropyl acrylate, butylaminoethyl methacrylate, and octylamide acrylate [As commercial products, there are Amphomer LV-71, Amphomer 28-2930 (manufactured by NSC), and the like. ], Vinyl acetate, crotonic acid, vinyl neodecanoate copolymer [as commercial products, RESYN 28-2930 (manufactured by NSC) and the like. ] Etc. are mentioned.
[0015]
Nonionic polymer resin compounds include, for example, polyvinyl alcohol, polyvinyl pyrrolidone, carboxymethyl cellulose, carboxy vinyl polymer, polyvinyl pyrrolidone and vinyl pyrrolidone and vinyl acetate copolymers [PVP-K, PVP / VA ( GAF)). ], Vinylpyrrolidone, vinyl acetate, acrylaminoacrylate copolymer and the like.
[0016]
A trimethylsiloxysilicic acid is mentioned as a silicone resin as a film agent. This trimethylsiloxysilicic acid is blended in a form dissolved in low viscosity dimethylpolysiloxane, cyclic dimethylpolysiloxane, low viscosity isoparaffin and the like.
[0017]
The compounding amount of the polymer resin compound is 0.1 to 20% by mass, preferably 1 to 5% by mass in the total amount of the stock solution.
The stock solution is a cosmetic that does not contain a propellant that fills the aerosol.
[0018]
Said polymer resin compound is melt | dissolved in ethanol which is a solvent of a stock solution, and is mix | blended with the cosmetics of this invention. The stock solution containing the essential components is a non-emulsifying stock solution.
[0019]
The non-emulsifying stock solution cosmetics, in addition to the essential components described above, in addition to the above essential components, in a qualitative and quantitative range that does not impair the effects of the present invention, usually components that can be blended in cosmetics, for example, Water-soluble polymers, chelating agents, antioxidants, UV absorbers, preservatives, vitamins, hormones and other drugs, fragrances, and the like can be added to produce them by conventional methods.
[0020]
The non-emulsifying stock solution is filled in an aerosol or dispenser container and used as a spray-type hair cosmetic. It is particularly preferable to fill an aerosol can.
The propellant used for this invention will not be specifically limited if it is a propellant which can be used for aerosol products in general.
For example, various liquefied petroleum gas (LPG), dimethyl ether, liquefied gas such as a mixture of liquefied petroleum gas and dimethyl ether, compressed gas such as nitrogen gas and carbon dioxide gas, and the like can be used. LPG is a liquefied petroleum gas mainly composed of propane, butane and isobutane. Among these, liquefied gas composed of liquefied petroleum gas and / or dimethyl ether is desirable from the viewpoints of jetting properties and solubility.
[0021]
In the case of a liquefied gas, the amount of the above propellant is preferably blended so that the ratio by mass is stock solution: propellant = 80: 20 to 30:70. In particular, the mass ratio is more preferably stock solution / propellant = 60/40 to 40/60.
In the case of using nitrogen gas, it is more preferable that the stock solution / propellant = 99.1 / 0.9 to 99.5 / 0.5.
In the case of using carbon dioxide gas, it is more preferable that stock solution / propellant = 97/3 to 93/7.
At this time, the initial internal pressure should not exceed 0.5 MPa at 25 ° C., preferably 0.3 MPa or less.
The aerosol spray of the present invention is produced by a conventional method in which the above-described constituent components are sealed in an aerosol can.
[0022]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to examples and comparative examples. The present invention is not limited by these examples. A compounding quantity is% (mass percentage).
[0023]
Hair cosmetics were produced by a conventional method with the formulation shown in each table, filled in an aerosol container, charged with metal balls for stirring, and filled with gas. An actuator with a tip diameter of 0.5 mm was attached to the container.
This spray hair cosmetic was evaluated as follows.
[0024]
(Evaluation methods)
Ten panelists used the above hair cosmetics on their hair, and a questionnaire was conducted on (1) hair bundle feeling, (2) hair styling ability, (3) hair gloss, and (4) smoothness of hair.
Each panelist judged on the following criteria for each item, and evaluated by the total score.
Good: 2 points Normal: 1 point Bad: 0 points Total score 11 points or more: ○
5-10 points: △
Less than 5 points: ×
[0025]
(5) For the clogging test, 50 aerosols filled with the above-mentioned hair cosmetics were stored at 50 ° C., sprayed at 5 ° C., sprayed 40 times, and evaluated according to the following criteria.
○: No problem when spraying 40 times for all 50 △: Abnormal spray pattern when spraying all 50 for 40 times, or a total of 1 to 10 that cannot be sprayed at 5 ℃ Less than x: When all 50 are sprayed 40 times, the spray pattern is abnormal, or the total number of sprays that cannot spray at 5 ° C is 10 or more. Or, if there are one or more samples that are completely clogged and cannot be restored.
[0028]
[Table 3]

* 1: Nisseki Isosol 400K (Japan Petroleum Corporation)
* 2: KF-96A (Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)
* 3: Adekapol MP370 (Asahi Denka Co., Ltd.)
* 4: 99% ethanol (blending amount is 100)
* 5: Acrylic resin alkanolamine (plus size L-53P: Mutsumi Chemical Co., Ltd.)
* 6: N-methacryloyloxyethyl N, N-dimethylammonium-α-N-methylcarboxybetaine / methacrylic acid alkyl ester copolymer liquid (Yukaformer SM: Mitsubishi Chemical Corporation)
* 7: Polyvinylpyrrolidone / vinyl acetate copolymer (PVP / VA: GAF)
* 8: Vinylpyrrolidone / dimethylaminoethyl methacrylate copolymer cationized product (Guff Coat 755: GAF)
* 9: Propellant P. G. 0.25 MPa (20 ° C.)
Evaluation (1): Hair bundle feel evaluation (2): Hair styling evaluation (3): Hair gloss evaluation (4): Hair smoothness evaluation (5): Clogging test [0029]
[Table 4]

* 1: Nisseki Isosol 400K (Japan Petroleum Corporation)
* 2: KF-96A (Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)
* 3: Adekapol MP370 (Asahi Denka Co., Ltd.)
* 4: 99% ethanol (blending amount is 100)
* 5: Acrylic resin alkanolamine (plus size L-53P: Mutsumi Chemical Co., Ltd.)
* 6: Propellant P. G. 0.25 MPa (20 ° C.)
Evaluation (1): Hair bundle feel evaluation (2): Hair styling evaluation (3): Hair gloss evaluation (4): Hair smoothness evaluation (5): Clogging test
As is clear from the above test results, the spray-type hair cosmetic composition of the present invention has (1) hair bundle feeling, (2) hair styling power, (3) hair gloss, (4) smooth hair, (5) Good results are shown for all items in the clogging test.
Other examples of the present invention will be given below. Both are hair cosmetics having the above effects.
[0035]
【The invention's effect】
The effects of the spray hair cosmetic composition of the present invention are as follows.
1. Gives hair a favorable hair bundle feeling.
2. Excellent hair styling power.
3. Gives the hair a favorable gloss.
4). Gives hair smoothness.
5. There is no spray clogging.

Claims

In the non-emulsifying stock solution containing fluid oil and ethanol, the solid oil is blended in a mass ratio such that fluid oil / solid oil = 1 to 10, and the total amount of fluid oil and solid oil is 5% or more (mass percentage) with respect to the total amount of the stock solution, the solid oil is a higher alcohol, and its blending amount is 1 to 20% (mass percentage) with respect to the total amount of the stock solution. One or two or more resins selected from the group consisting of resin compounds, cationic polymer resin compounds, anionic polymer resin compounds or nonionic polymer resins are blended, and the blending amount is based on the total amount of the stock solution. A spray-type hair cosmetic characterized by being 1 to 10% (percentage by mass) .

2. The spray-type hair cosmetic composition according to claim 1, wherein the fluid oil component is one or more selected from the group consisting of ester oil, polyoxypropylene alkyl ether oil and silicone oil.

Furthermore, it has a propellant composed of liquefied petroleum gas and / or dimethyl ether, and is filled in an aerosol can so that the mass ratio of the stock solution to the propellant is stock solution / propellant = 80/20 to 30/70. The spray-type hair cosmetic composition according to claim 1 or 2 .