JP3780963B2 - 電子機器用電源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器用の電源装置、特に、電子機器が無負荷あるいは軽負荷時において動作状態と停止状態の2つのモードを繰り返すことを可能とした電源装置に関する。尚、本明細書において、無負荷とは、電源装置はONされているが、その先は電力を必要としていない状態をいうものとする。また、軽負荷とは、出力側の機器が一定の電圧を必要としない場合であり、例えば、プリンタでは、印字ヘッドが停止している状態などをいうものとする。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電子機器用の電源装置には、商用電源を1次側とし電子機器の駆動部等を2次側とする変圧器と、その変圧器の1次側に配置される交流生成用スイッチングトランジスタとを有する、スイッチング電源が一般的に用いられている(特開平5−137331号公報、特開平6−165489号公報、特開平8−300775号公報参照)。
【0003】
例えば、かかる電源装置をプリンタの電源部に安定化電源として用いる場合には、上記交流生成用スイッチングトランジスタのスイッチング動作を制御することにより、プリンタ制御部及びプリンタ機構部への供給電力を調節する。この形式の電源装置を用いたプリンタでは、プリンタ制御部及びプリンタ機構部への電力供給を停止する場合、例えば、上記変圧器の2次側に配置した発光素子及び1次側に配置した受光素子を含むフォトカプラを用い、2次側の発光素子からの光制御信号を1次側の受光素子で受信し、この1次側の受光素子が出力する信号に基づいて、上記交流生成用スイッチングトランジスタを非スイッチング状態にセットする(上記特開平8−300775号公報参照)。
【0004】
最近では、かかるスイッチング電源の一つとして、リンギングチョークコンバータ(以下、RCCと呼ぶ)回路方式のものが、電源装置の構成部品が少ないという利点から、プリンタ等の電子機器用の電源装置に多く用いられている。
【0005】
図9は、一般的なRCC方式の電源装置の定電圧制御検出回路部を抜粋した回路図である。図9の回路構成では、図中のツェナーダイオードZD1のツェナー電圧を越えると、上述したフォトカプラの2次側の発光素子を構成するフォトダイオードPD1から、スイッチング動作を抑制する信号である制御信号S1が、上述したフォトカプラの1次側の受光素子を構成するフォトトランジスタPT1で受信され、1次側制御回路が上記交流生成用スイッチングトランジスタを制御することにより、出力電圧を安定的に維持している。
【0006】
図10は、図9の回路の出力電圧の時間変化を示した模式図であり、図9に示した出力(端子)1の電圧は安定的にほぼ一定に保たれている。図11は、電源装置の電力損失の内訳を一般的に説明する図である。電力損失には、出力電力の大小に関わらずほぼ一定量の損失[図11(b)参照]と、出力電力に比例する損失[図11(c)参照]とがあるため、図11(a)から明らかなように、出力電力が小さい軽負荷時ほど一定量の損失の占める比率が高くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、出力電力の変化が広範囲に及ぶスイッチング電源を、当該電子機器の状態(例えば動作状態と待機状態)により出力電力が異なるような電子機器に用いる場合、動作状態のように出力電力が大きい場合には電源変換効率が向上するが、待機状態のような軽負荷時には駆動能力余剰となり電源変換効率が低下してしまう。これは、電源装置の損失には、図11(a)、(b)及び(c)に示したように、出力電力の大小に関わらずほぼ一定量を示す損失と、出力電力に比例する損失とがあるため、出力電力が小さい軽負荷時ほど一定量の損失の占める比率が高くなるためである。特に、上述したRCC方式の電源装置では、図12(b)に示すように、無負荷あるいは軽負荷時には一次側スイッチングトランジスタのVceがオン期間においても十分下がりきらなくなるため、同トランジスタの電力損失が増大するという問題があった。
【0008】
本発明の目的は、無負荷あるいは軽負荷状態において、従来と同様の出力電力を得ることができ、且つその損失は従来よりも著しく低減させることができる電子機器用電源装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、無負荷あるいは軽負荷時においては、電源装置が動作状態と停止状態の2つのモードを繰り返すようにしている。これにより、無負荷あるいは軽負荷時における電力損失を大幅に低減させることができる。また、特にRCC方式を採用した電源装置において、例えば、回路の効率が良い最大出力動作と、同じく損失が極めて小さい停止状態とを繰り返し切り替えて動作させる間欠動作モードを取り入れるようにしている。これにより、RCC方式の電源装置において、平均的な出力電力は軽負荷相当であるが、その損失を著しく低減させることが可能となる。ただし、出力電圧は、動作状態では電圧上昇傾向を、停止状態では電圧下降傾向を示すので、実質的には出力電圧の許容範囲内にて制御することになる。
【0010】
即ち、本発明では、スイッチング動作により出力電圧を制御する出力電圧制御回路と、該出力電圧制御回路の動作状態と停止状態の切替えを所定のタイミングで行う制御手段と、を備え、前記出力電圧制御回路のスイッチング動作による出力電力増大に伴う装置電力損失が飽和傾向を示し、又は、スイッチング動作による出力電力増大に伴う装置電力損失が一次関数的に増大し、前記制御手段は、前記動作状態における前記スイッチング動作が最大出力動作になるように前記動作状態と停止状態の切替えを行うことを特徴とする。
【0011】
また、本発明では、前記出力電圧制御回路は、前記出力電圧が、設定された最大出力電圧以下のとき動作状態から停止状態に切替えられることを特徴とする。
【0012】
また、本発明では、前記制御手段は、時間をパラメータとして前記切替えを行うことを特徴とする。
【0013】
また、本発明では、前記制御手段は、前記出力電圧が、設定された最大出力電圧以下である第1の電圧に達したときに前記出力電圧制御回路を動作状態から停止状態に切替えるとともに、前記第1の電圧よりも低い第2の電圧に達したときに停止状態から動作状態に切替えることを特徴とする。
【0014】
また、本発明では、前記出力電圧制御回路はリンギングチョークコンバータであることを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、スイッチング動作により出力電圧を制御する出力電圧制御回路の動作状態と停止状態の切替えを所定のタイミングで行う電源制御方法であって、前記出力電圧制御回路のスイッチング動作による出力電力増大に伴う装置電力損失が飽和傾向を示し、又は、スイッチング動作による出力電力増大に伴う装置電力損失が一次関数的に増大し、前記動作状態における前記スイッチング動作が最大出力動作になるように前記動作状態と停止状態の切替えを行うことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。まず、図1〜図3を参照して、本発明の第1の実施形態について述べる。本実施形態では、本発明の電子機器用電源装置をインクジェットプリンタの電源部に安定化電源として用いる例に適用した。図1には、本実施形態の電源装置の主要部である定電圧制御検出回路部が抜粋して示されている。本実施形態の電源装置も、一般的なRCC方式のものであり、その基本的構成は公知のものと同様であり、従来例で述べたところと異なるものでもない。
【0017】
即ち、本実施形態のプリンタ用電源装置は、図1に示すように、商用電源[AC](図示せず)を1次側としプリンタの駆動部等(図示せず)を2次側とする変圧器43と、変圧器43の1次側に配置される交流生成用スイッチングトランジスタQ44とを有する。この電源装置は、制御信号用フォトカプラPcを備え、この制御信号用フォトカプラPcは、変圧器43の2次側に配置された発光素子としてのフォトダイオードPD1及び1次側に配置した受光素子としてのフォトトランジスタPT1を含んでいる。そして、2次側のフォトダイオードPD1からの制御信号S1を1次側のフォトトランジスタPT1で受光し、このフォトトランジスタPT1が導通することにより、1次側制御回路CCが交流生成用スイッチングトランジスタQ44を非スイッチング状態にセットする。また、図中のツェナーダイオードZD1のツェナー電圧(42V)を越えると、上述した制御信号用フォトカプラPcの2次側のフォトダイオードPD1からスイッチング動作を抑制する信号である制御信号S1が発せられ、1次側のフォトトランジスタPT1で受光され、1次側制御回路CCが上記交流生成用スイッチングトランジスタQ44を制御することにより、出力電圧を安定的に維持している。
【0018】
本実施形態の定電圧制御検出回路部が図9に示した従来例と相違するのは、図9の回路構成に停止信号用フォトカプラPsと切替えトランジスタQ1を追加した点である。本実施形態の特徴は、電源装置に上述した動作状態と停止状態の2つのモードを繰り返させるため、或いは間欠動作モードを取らせるために、上述した制御信号S1とは別に、停止信号S2によりスイッチング動作を任意に停止させる点にある。
【0019】
即ち、この定電圧制御検出回路部は、上述した構成に加え、停止信号用フォトカプラPsと切替えトランジスタQ1を有している。停止信号用フォトカプラPsは、変圧器43の2次側に配置された発光素子としてのフォトダイオードPD2及び1次側に配置した受光素子としてのフォトトランジスタPT2を含んでいる。そして、2次側のフォトダイオードPD2からの停止信号S2を1次側のフォトトランジスタPT2で受光し、このフォトトランジスタPT2が導通することにより、1次側制御回路CCが交流生成用スイッチングトランジスタQ44のスイッチング動作を停止させる。また、切替えトランジスタQ1は、エミッタ接地のバイポーラトランジスタから成り、そのコレクタは抵抗を介してフォトダイオードPD2の陰極に接続され、そのベースは切替え信号の入力端子Tmiに接続されている。この入力端子Tmiには、切替え信号のパルスが入力される。
【0020】
さて、上記定電圧制御検出回路部の動作を説明すれば、図1の回路構成において、入力端子Tmiに入力される切替信号Scが“L”のときは切替トランジスタQ1は遮断状態なので、停止信号用フォトカプラPsのフォトダイオードPD2は停止信号S2を発せず、出力(端子)1に現われる本電源装置の出力電圧はツェナーダイオードZD1のツェナー電圧で定まる。本実施形態では、インクジェットプリンタの印字ヘッドに加える電圧を考慮して、ZD1としてツェナー電圧42Vのものを選択している。従って、切替信号Scが“L”のときは出力設定電圧は42Vに設定され、安定的に出力(端子)1へ電圧供給されるので、プリンタの動作状態において、印字ヘッド等のプリンタ機構部に42Vの定電圧が供給される。一方、切替信号Scが“H”のときは切替トランジスタQ1は導通状態となり停止信号用フォトカプラPsのフォトダイオードPD2から停止信号S2が発せられ、この停止信号S2を1次側のフォトトランジスタPT2で受光し、このフォトトランジスタPT2が導通することにより、1次側制御回路CCが交流生成用スイッチングトランジスタQ44のスイッチング動作を停止させる。
【0021】
図2は、図1の回路の出力電圧の時間変化を示した模式図であり、出力(端子)1の電圧は切替信号の“L”、“H”に応じて上昇、下降を繰り返す時間変化を示す。図2では、切り替え方法として以下の3つの例を示している。図2に示すように、切替方法1は、出力電圧が42Vに達した後しばらくして切替信号が“L”から“H”へ切り替わる制御例である。切替方法2は、出力電圧が42Vに達した時点で切替信号が“L”から“H”へ切り替わる制御例である。切替方法3は、出力電圧が42Vに達する以前に切替信号が“L”から“H”へ切り替わる制御例である。
【0022】
上述したように、切替方法1は、出力電圧が42Vに達した後しばらくして切替信号が“L”から“H”へ切り替わる制御例を表している。即ち、図2に示すように、期間1になり切替信号がそれまでの“L”から“H”に変わると停止信号用フォトカプラPsのフォトダイオードPD2から停止信号S2が発せられ、この停止信号S2を1次側のフォトトランジスタPT2で受光し、このフォトトランジスタPT2が導通することにより、1次側制御回路CCが交流生成用スイッチングトランジスタQ44のスイッチング動作を停止させる。このときの出力電圧の時間変化は、負荷に接続されたインピーダンスと出力側のコンデンサ容量によって定まる特性で時間とともに下降していく。
【0023】
ある時間が経過し、期間2になり切替信号がそれまでの“H”から“L”に変わると停止信号用フォトカプラPsのフォトダイオードPD2からの停止信号S2は発せられなくなる。この時点で出力電圧は出力電圧設定値である42Vを下回る過小電圧状態となり、スイッチング動作を抑制する制御信号S1は発せられず、1次側制御回路CCは交流生成用スイッチングトランジスタQ44に最大限のスイッチング動作をさせる。このときの出力電圧の時間変化は、負荷に接続されたインピーダンスと出力側のコンデンサ容量とスイッチング素子の電流制限値によって定まる特性で時間とともに上昇していく。出力電圧が出力電圧設定値である42Vに達すると、1次側制御回路CCは軽負荷状態でのスイッチング動作へと移行する。これが期間3である。
【0024】
図3は図11(a)と同様の図で、切替方法1,2,3の場合の電源装置電力損失と出力電力との関係を説明する図である。図11(a)で説明したように、電源装置電力損失と出力電力との関係は図3のO点からC点、A点、を通りB点に達する特性線を示す。ここで、O点は停止時の動作点、A点は軽負荷時の動作点、B点は最大動作時の動作点、Paは軽負荷時の出力電力、Pbは最大動作時の出力電力、である。
【0025】
本実施形態のように、電源装置が停止状態と最大動作状態の2つの状態のみを繰り返すときの平均電力損失は、図3中のO点とB点を結ぶ直線上にあり、出力電力が軽負荷時Paの場合の平均電力損失は図中のL点となる。L点は線分OBを停止状態と最大動作状態の時間比の逆数比で内分した点となる。さらに、停止状態と最大動作状態に軽負荷状態を加えた3つの状態を繰り返す場合の平均電力損失は、L点とA点を結ぶ線分LAを、停止状態と最大動作状態の時間和と軽負荷状態の時間との比の逆数比で内分したM点となる。ここで、仮に、図2の期間1〜3の時間比率を4:1:1として図3に当てはめてみると、L点は線分OBを1:4に内分する点であり、M点は線分LAを1:(4+1)に内分する点となり、電力損失M点を軽負荷時の電力損失A点よりも小さくすることができることは明らかである。
【0026】
切替方法2は、出力電圧が42Vに達した時点で切替信号が“L”から“H”へ切り替わる制御例を表している。これは切替方法1において、期間3=0とおくことと等価である。ここで、仮に、図2の期間1〜3の時間比率を4:1:0として図3に当てはめてみると、L点は線分OBを1:4に内分する点となり、電力損失L点を軽負荷時の電力損失A点よりも小さくすることができることは明らかである。
【0027】
切替方法3は、出力電圧が42Vに達する以前に切替信号が“L”から“H”へ切り替わる制御例を表している。期間4になり切替信号がそれまでの“L”から“H”に変わると停止信号用フォトカプラPsのフォトダイオードPD2から停止信号S2が発せられ、1次側制御回路CCは交流生成用スイッチングトランジスタQ44のスイッチング動作を停止する。このときの出力電圧の時間変化は、負荷に接続されたインピーダンスと出力側のコンデンサ容量によって定まる特性で時間とともに下降していく。
【0028】
ある時間が経過し、期間5になり切替信号がそれまでの“H”から“L”に変わると停止信号用フォトカプラPsのフォトダイオードPD2からの停止信号S2は発せられなくなる。この時点で出力電圧は出力電圧設定値である42Vを下回る過小電圧状態となり、スイッチング動作を抑制する制御信号S1は発せられず、1次側制御回路は最大限のスイッチング動作をする。このときの出力電圧の時間変化は、負荷に接続されたインピーダンスと出力側のコンデンサ容量とスイッチング素子の電流制限値によって定まる特性で時間とともに上昇していく。
【0029】
出力電圧が出力電圧設定値である42Vに達する前に切替信号がそれまでの“L”から“H”に変わると、停止信号用フォトカプラPsのフォトダイオードPD2から停止信号S2が発せられ、先の動作を繰り返し行う。ここで、仮に、図2の期間4、5の時間比率を4:1として図3に当てはめてみると、L点は線分OBを1:4に内分する点となり、電力損失L点を軽負荷時の電力損失A点よりも小さくすることができることは明らかである。なお、切り替え信号は時間をパラメータとして生成してもよいし、出力電圧を検出しその電圧に応じて適切に生成してもよい。出力電圧を検出しその電圧に応じて適切に生成する方が制御しやすい。また、切替信号が“L”の継続時間、“H”の継続時間は一定である必要もない。
【0030】
次に、図4〜図5を参照して、本発明の第2の実施形態について述べる。本実施形態においても、本発明の電子機器用電源装置をインクジェットプリンタの電源部に安定化電源として用いる例に適用した。
【0031】
図4には、本発明の第2の実施形態の電源装置の主要部である定電圧制御検出回路部が抜粋して示されている。本実施形態の電源装置も、一般的なRCC方式のものであり、その基本的構成は公知のものと同様であり、従来例や第1の実施形態で述べたところと異なるものでもない。第1の実施形態と同様の部分は、同様の参照符号にて示してある。
【0032】
即ち、本実施形態のプリンタ用電源装置は、図4に示すように、第1の実施形態のような停止信号用フォトカプラは有しておらず、従来例では単一のツェナーダイオードZD1を用いていたのを、ツェナーダイオードZD1に直列にツェナーダイオードZD2を接続し、2段構成としたものである。そして、ツェナーダイオードZD1、ZD2の陽極に切替トランジスタQ1´のコレクタ、エミッタをそれぞれ接続している。本実施形態の特徴は、定電圧検出信号(制御信号S1)を故意に上下させることで電源停止状態を作り出すものである。
【0033】
図4の回路構成における電源装置の出力設定電圧は、切替信号が“L”のときは切替トランジスタQ1´は遮断状態なので2段のツェナーダイオードZD1、ZD2のツェナー電圧和で、切替信号が“H”のときは切替トランジスタQ1´が導通状態なのでZD2はバイパスされZD1のみのツェナー電圧で定まる。本実施形態では、ZD1としてツェナー電圧40Vのものを、ZD2としてツェナー電圧4Vのものを選択した。従って、切替信号が“L”のときは出力設定電圧は44Vに、切替信号が“H”のときはZD2はバイパスされZD1のみの40Vにそれぞれ設定され、しかも各々は安定的に電圧供給される。 図5は、図4の回路の出力電圧の時間変化を示した模式図であり、出力(端子)1の電圧は切替信号の“L”、“H”に応じて上昇、下降を繰り返す時間変化を示す。ここで、電源装置がスイッチング動作を行い出力電圧が40Vから44Vまで上昇するのに要する時間をTup、電源装置がスイッチング動作を停止し出力電圧が44Vから40Vまで下降するのに要する時間をTdownと表すと、Tupは負荷に接続されたインピーダンスと出力側のコンデンサ容量とスイッチング素子の電流制限値によって定まり、Tdownは負荷に接続されたインピーダンスと出力側のコンデンサ容量によって定まる。
【0034】
図5では、上述した第1の実施形態における切替方法1〜3に対し、本実施形態における切り替え方法として、以下の切替方法4〜6から成る3つの例を示している。
【0035】
切替方法4は、切替信号が“L”である時間がTupより長く、また切替信号が“H”である時間がTdownより長い制御例である。切替方法5は、切替信号が“L”である時間がTupと等しく、また切替信号が“H”である時間がTdownと等しい制御例である。切替方法6は、切替信号が“L”である時間がTupより短く、また切替信号が“H”である時間がTdownより短い制御例である。切替方法4は、切替信号が“L”である時間がTupより長く、また切替信号が“H”である時間がTdownより長い制御例を表している。
【0036】
期間1になり切替信号がそれまでの“L”から“H”に変わるとそれに応じて出力設定電圧がそれまでの44Vから40Vへ引き下げられるので、それまでの出力電圧44Vは出力電圧設定値を越えた過大電圧状態となり、スイッチング動作を抑制する制御信号S1が1次側制御回路CCに発せられ、1次側制御回路CCはスイッチング動作を停止する。このときの出力電圧の時間変化は先に記したように、負荷に接続されたインピーダンスと出力側のコンデンサ容量によって定まる特性で時間とともに下降していく。出力電圧が出力電圧設定値である40Vに達すると、1次側制御回路CCは軽負荷状態でのスイッチング動作を再開する。これが期間2である。
【0037】
ある時間が経過し、期間3になり切替信号がそれまでの“H”から“L”に変わるとそれに応じて出力設定電圧がそれまでの40Vから44Vへ引き上げられるので、それまでの出力電圧40Vは出力電圧設定値を下回る過小電圧状態となり、スイッチング動作を抑制する制御信号S1は発せられず、1次側制御回路CCは最大限のスイッチング動作をする。このときの出力電圧の時間変化は先に記したように、負荷に接続されたインピーダンスと出力側のコンデンサ容量とスイッチング素子の電流制限値によって定まる特性で時間とともに上昇していく。出力電圧が出力電圧設定値である44Vに達すると、1次側制御回路CCは軽負荷状態でのスイッチング動作へと移行する。これが期間4である。
【0038】
ここで、図3を用いて、上述した第1の実施形態と同様に、切替方法4,5,6の場合の電源装置電力損失と出力電力との関係を説明する。まず、切替方法4の場合を説明する。ここで、仮に、図5の期間1〜4の時間比率を4:1:1:2として図3に当てはめてみると、L点は線分OBを1:4に内分する点であり、M点は線分LAを(1+2):(4+1)に内分する点となり、電力損失M点を軽負荷時の電力損失A点よりも小さくすることができることは明らかである。
【0039】
切替方法5は、切替信号が“L”である時間がTupと等しく、また切替信号が“H”である時間がTdownと等しい制御例を表している。これは切替方法4において、期間2=0、期間4=0とおくことと等価である。ここで、仮に、図5の期間1〜4の時間比率を4:0:1:0として図3に当てはめてみると、L点は線分OBを1:4に内分する点となり、電力損失L点を軽負荷時の電力損失A点よりも小さくすることができることは明らかである。切替方法4の場合に比べ、軽負荷時の期間2,4が無いので平均電力損失は一層低減されている。
【0040】
切替方法6は、切替信号が“L”である時間がTupより短く、また切替信号が“H”である時間がTdownより短い制御例を表している。
【0041】
期間5になり切替信号がそれまでの“L”から“H”に変わるとそれに応じて出力設定電圧がそれまでの44Vから40Vへ引き下げられるので、それまでの出力電圧Vhighは出力電圧設定値を越えた過大電圧状態となり、スイッチング動作を抑制する信号が1次側制御回路CCに発せられ、1次側制御回路CCはスイッチング動作を停止する。このときの出力電圧の時間変化は先に記したように、負荷に接続されたインピーダンスと出力側のコンデンサ容量によって定まる特性で時間とともに下降していく。
【0042】
出力電圧が出力電圧設定値である40Vに達する前に期間6となり、切替信号がそれまでの“H”から“L”に変わるとそれに応じて出力設定電圧がそれまでの40Vから44Vへ引き上げられるので、それまでの出力電圧Vlowは出力電圧設定値を下回る過小電圧状態となり、スイッチング動作を抑制する制御信号S1は発せられず、1次側制御回路CCは最大限のスイッチング動作をする。このときの出力電圧の時間変化は先に記したように、負荷に接続されたインピーダンスと出力側のコンデンサ容量とスイッチング素子の電流制限値によって定まる特性で時間とともに上昇していく。出力電圧が出力電圧設定値である44Vに達する前に切替信号がそれまでの“L”から“H”に変わると、それに応じて出力設定電圧がそれまでの44Vから40Vへ引き下げられ、先の動作を繰り返し行う。
【0043】
さて、切替方法6の場合の電源装置電力損失と出力電力との関係を説明する。ここで、仮に、図5の期間5、6の時間比率を4:1として図3に当てはめてみると、L点は線分OBを1:4に内分する点となり、電力損失L点を軽負荷時の電力損失A点よりも小さくすることができることは明らかである。切替方法5の場合と同様に、切替方法4の場合に比べ、軽負荷時の期間2,4が無いので平均電力損失は一層低減されている。 なお、切替方法5、6においては、切替信号は時間をパラメータとして生成してもよいし、出力電圧を検出しその電圧に応じて適切に生成してもよい。出力電圧を検出しその電圧に応じて適切に生成する方が制御しやすい。また、切替信号が“L”の継続時間、“H”の継続時間は一定である必要もない。
【0044】
次に、図6を参照して、本発明の第3の実施形態について述べる。図6に、本発明の第3の実施形態の電源装置の主要部である定電圧制御検出回路部を抜粋して示す。本実施形態の電源装置も、一般的なRCC方式のものであり、その基本的構成は従来例や第1及び第2の実施形態で述べたところと異なるものでもない。第1及び第2の実施形態と同様の部分は、同様の参照符号にて示してある。
【0045】
即ち、本実施形態のプリンタ用電源装置は、上述した第2の実施形態の変形例とも言うことができるものであり、図6に示すように、第1の実施形態のような停止信号用フォトカプラは有しておらず、制御信号用フォトカプラを切替信号により点滅することで、交流生成用スイッチングトランジスタQ44のスイッチング動作を制御する。
【0046】
即ち、本実施形態では、図6に示すように、制御信号用フォトカプラPcの発光素子としてのフォトダイオードPD1の陰極側を接地し、その陽極側に抵抗を介してツェナーダイオードZD1の陽極を接続し、このツェナーダイオードZD1の陰極を出力(端子)1側に接続している。そして、フォトダイオードPD1の陰極と上記抵抗との間に切替トランジスタQ1´´のエミッタを接続している。切替トランジスタQ1´´のコレクタは抵抗を介してVccに接続され、そのベースは切替信号Scの入力端子Tmiに接続されている。
【0047】
さて、本実施形態の定電圧制御検出回路部は、入力端子Tmiからパルス状の切替信号Scを入力することにより、定電圧検出信号(制御信号S1)を任意に点滅させることで電源停止状態を作り出すものである。その切替え方法は、上述した第2の実施形態における切替方法4〜6等と同様である。
【0048】
上述した第2の実施形態では、2段のツェナーダイオードZD1、ZD2を用い、定電圧検出信号(制御信号S1)を故意に上下させることで電源停止状態を作り出すようにしたが、本実施形態では、ツェナーダイオードZD2を追加することなく、切替信号Scにより直接2次側のフォトダイオードPD1からの光制御信号S1を点滅させることで、電源停止状態を制御する。
【0049】
以上、本発明を特定の実施形態について述べたが、本発明はこれらに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内で他の実施形態についても適用される。例えば、以上の実施形態では、RCC方式を採用した電源装置の定電圧制御検出回路部に、切替トランジスタを設け、この切替トランジスタをパルス状の切替信号によりON/OFFさせて電源停止状態を制御したが、他の回路構成乃至は手段により、電源停止状態を作り出してもよい。要は、図9(従来例)と図2(第1の実施形態)及び図5(第2の実施形態)を比較すれば明らかなように、例えば、RCC方式を採用した電源装置において、回路の効率が良い最大出力動作と、同じく損失が極めて小さい停止状態とを繰り返し切り替えて動作させる間欠動作モードを取れるようにすれば良い。
【0050】
更に、以上の実施形態では、主として、切替信号により最大出力動作状態と停止状態とを繰り返し切り替える例について説明したが、必ずしも最大出力動作状態と停止状態とを切り替える必要はなく、最大出力動作状態よりは出力の小さい、所定の動作状態を最適動作状態とし、この最適動作状態と停止状態とを切り替えるようにしても良い。
【0051】
以下、この最適動作状態の考え方につき、図7(a)〜(c)を用いて説明しておく。図7(a)、(b)及び(c)は、電源装置電力損失と出力電力との関係を示す図である。図7(a)は、出力電力増大に伴う電源装置電力損失が二次関数的に増大する例を説明する図である。図7(b)は、出力電力増大に伴う電源装置電力損失が飽和傾向を示しながら増加する例を説明する図である。図7(c)は図3(a)と同様の図で、出力電力増大に伴う電源装置電力損失が直線的に(一次関数的に)増大する例を説明する図である。
【0052】
ここで、停止状態と動作状態の2つの状態のみを繰り返すときの平均電力損失を最小にするための動作状態を最適動作状態と呼ぶものとする。この最適動作状態を求めるには、前出の図3で示したように、図中の線分OBの傾斜角が小さく(傾きが緩やかに)なるような動作状態を最適動作状態として選べばよい。
【0053】
具体的には、図7(a)で示したような該電源装置の電力損失特性図OCABD(図3ではOCABとなる)をあらかじめ調べ、該特性図上で、停止時動作点Oを通り該特性線に接する接線との交点Bに対応した動作状態を最適動作状態として選べばよい。従って、図7(b)、図7(c)では最適動作状態は最大動作状態となるのに対し、図7(a)では動作状態を最大動作状態D点にとるよりも出力電力Pbestに対応する図中のB点にとるほうが平均電力損失も最小になるので、B点が最適動作状態となる。
【0054】
従って、図7(a)のように、出力電力増大に伴う電源装置電力損失が二次関数的に増大する電源装置に本発明を適用する場合には、図3で示したように、図中の線分OBの傾斜角が小さく(傾きが緩やかに)なるような動作状態を最適動作状態として求め、この最適動作状態と停止状態とを切り替えるようにすれば良い。
【0055】
そして、上述した実施形態のようなRCC方式を採用した電源装置において、動作時の最大出力電力を最適動作状態に切り替えるためには、例えば、図8に示すような回路構成を採用すれば良い。即ち、本発明の第4の実施形態の電源装置の定電圧制御検出回路部は、図1に示した回路構成に加え、更に、最大出力電力切替信号用フォトカプラPmcと、切替トランジスタQ2を追加した構成を備えている。最大出力電力切替信号用フォトカプラPmcは、フォトトランジスタPT3と、フォトダイオードPD3から成り、図8に示すように、最大出力電力切替信号用フォトカプラPmcの発光素子としてのフォトダイオードPD3の陽極側はVccに接続され、その陰極側には抵抗を介して切替トランジスタQ2のコレクタを接続している。また、切替トランジスタQ2のエミッタ側は接地され、ベースは入力端子Tmi´に接続されている。この入力端子Tmi´には、最大出力電力切替信号Spが入力される。尚、入力端子Tmiには、間欠動作の切替信号Scが入力されるのは、図1に示した第1の実施形態と同様である。
【0056】
(間欠動作の)切替信号Scと最大出力電力切替信号Sp、最大出力電力制御信号S3との時間関係は、例えば、最大出力電力切替信号Spの制御論理が“H”のとき最適動作状態となるよう抑制し、“L”のときに電源装置本来の最大出力電力になっているものとすると、(間欠動作の)切替信号Scが“L”のとき、即ち、スイッチング回路が動作状態にある時に、最大出力電力切替信号Spが“H”となっていれば良い。(間欠動作の)切替信号Scが“H”のときは、そもそも電源装置がスイッチング動作を停止しているので、最大出力電力切替信号Spは“L”又は“H”のいずれでも良い。
【0057】
尚、以上の実施形態では、インクジェットプリンタを例に本発明を説明したが、レーザプリンタなど他のプリンタはもとより、広く他の電子機器にも適用し得るのは勿論である。
【0058】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の電子機器用電源装置によって、無負荷あるいは軽負荷状態で連続動作させると損失が大きくなり効率が低下する電源装置において、動作状態と停止状態の2つのモードを取ることで、その損失を従来の連続動作よりも低減させることができる。
【0059】
また、例えば、無負荷あるいは軽負荷状態で連続動作させると損失が大きくなり効率が低下するRCC回路において、同回路の効率が良い最大出力動作と、同じく損失が極めて小さい停止状態とを繰り返し切り替えて動作させる間欠動作モードを取り入れることで、平均的な出力電力は軽負荷相当であるが、その損失は従来の連続動作よりも著しく低減させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の電源装置の主要部である定電圧制御検出回路部を抜粋して示す図である。
【図2】 図1の回路の出力電圧の時間変化を示した模式図であり、出力(端子)1の電圧は切替信号の“L”、“H”に応じて上昇、下降を繰り返す時間変化を示す。
【図3】 切替方法1〜3(4〜6)の場合の電源装置電力損失と出力電力との関係を説明する図である。
【図4】 本発明の第2の実施形態の電源装置の主要部である定電圧制御検出回路部を抜粋して示す図である。
【図5】 図4の回路の出力電圧の時間変化を示した模式図であり、出力(端子)1の電圧は切替信号の“L”、“H”に応じて上昇、下降を繰り返す時間変化を示す。
【図6】 本発明の第3の実施形態の電源装置の主要部である定電圧制御検出回路部を抜粋して示す図である。
【図7】 電源装置電力損失と出力電力との関係を示す図であり、(a)は出力電力増大に伴う電源装置電力損失が二次関数的に増大する例、(b)は出力電力増大に伴う電源装置電力損失が飽和傾向を示しながら増加する例、(c)は出力電力増大に伴う電源装置電力損失が直線的に(一次関数的に)増大する例を説明する図である。
【図8】 本発明の第4の実施形態の電源装置の主要部である定電圧制御検出回路部を抜粋して示す図である。
【図9】 一般的なRCC方式の電源装置の定電圧制御検出回路部を抜粋した回路図である。
【図10】 図9の回路の出力電圧の時間変化を示した模式図である。
【図11】 電源装置の電力損失の内訳を一般的に説明する図である。
【図12】 スイッチング素子のスイッチング損失電力の発生要因を示す図であり、(a)は大負荷時におけるスイッチング素子のスイッチング損失電力の発生要因、(b)は軽負荷時におけるスイッチング素子のスイッチング損失電力の発生要因を示す。
【符号の説明】
ZD1 ツェナーダイオード
PD1 フォトダイオード
S1 制御信号
S2 停止信号
PT1 フォトトランジスタ
43 変圧器
Q44 交流生成用スイッチングトランジスタ
Pc 制御信号用フォトカプラ
CC 1次側制御回路
Ps 停止信号用フォトカプラ
Q1 切替トランジスタ
PD2 フォトダイオード
PT2 フォトトランジスタ
Tmi 入力端子
Sc 切替信号
ZD2 ツェナーダイオード
Q1´ 切替トランジスタ
Q1´´ 切替トランジスタ
Pmc 最大出力電力切替信号用フォトカプラ
Q2 切替トランジスタ
PT3 フォトトランジスタ
PD3 フォトダイオード
Tmi´ 入力端子
Sp 最大出力電力切替信号
S3 最大出力電力制御信号

Claims (6)

  1. スイッチング動作により出力電圧を制御する出力電圧制御回路と、
    該出力電圧制御回路の動作状態と停止状態の切替えを所定のタイミングで行う制御手段と、を備え、
    前記出力電圧制御回路のスイッチング動作による出力電力増大に伴う装置電力損失が飽和傾向を示し、又は、スイッチング動作による出力電力増大に伴う装置電力損失が一次関数的に増大し、
    前記制御手段は、前記動作状態における前記スイッチング動作が最大出力動作になるように前記動作状態と停止状態の切替えを行うことを特徴とする電源システム。
  2. 前記出力電圧制御回路は、前記出力電圧が、設定された最大出力電圧以下のとき動作状態から停止状態に切替えられることを特徴とする請求項1記載の電源システム。
  3. 前記制御手段は、時間をパラメータとして前記切替えを行う請求項1又は2記載の電源システム。
  4. 前記制御手段は、前記出力電圧が、設定された最大出力電圧以下である第1の電圧に達したときに前記出力電圧制御回路を動作状態から停止状態に切替えるとともに、前記第1の電圧よりも低い第2の電圧に達したときに停止状態から動作状態に切替えることを特徴とする請求項2記載の電源システム。
  5. 前記出力電圧制御回路はリンギングチョークコンバータであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電源システム。
  6. スイッチング動作により出力電圧を制御する出力電圧制御回路の動作状態と停止状態の切替えを所定のタイミングで行う電源制御方法であって、
    前記出力電圧制御回路のスイッチング動作による出力電力増大に伴う装置電力損失が飽和傾向を示し、又は、スイッチング動作による出力電力増大に伴う装置電力損失が一次関数的に増大し、
    前記動作状態における前記スイッチング動作が最大出力動作になるように前記動作状態と停止状態の切替えを行うことを特徴とする電源制御方法。
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