JP3780647B2 - Air-cooled absorption refrigeration system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
本願発明は、空冷吸収式冷凍装置に関するものである。
【従来の技術】
【0003】
従来の空冷吸収式冷凍装置は、例えば図16および図17に示すように、略立方体形状の装置本体(本体ハウジング)10の中央部に大径のプロペラファン15を設けるとともに、その3方側壁面に各々空気吸込口(図示省略)を形成し、それらの内側に空冷吸収器17,17、空冷凝縮器19を配設する一方、上記空冷吸収器17,17の上部に蒸発器18,18を、空冷凝縮器19の上部に低温再生器34を各々設置して構成されている。
【0004】
そして、図17に示すように上記プロペラファン15により上記各空気吸込口から吸込んだ空気を空冷吸収器17,17および空冷凝縮器19に通して装置本体10上方側の空気吹出口7から上方に略90度向きを変えて吹き出すようになっている(例えば類似の公知例として特開平1−225868号公報参照)。
【0005】
なお、図16および図17中において、符号22は冷媒ポンプ、23は溶液ポンプ、31は高温再生器、32はガスバーナ等の加熱源、33は気液分離器、35はレシーバタンク、41,42は電装品ボックスである。
【0006】
ところが、このような従来の横吸込み、上吹出し型の構成の場合、次のような問題がある。
【0007】
(1) 装置本体10の3方面に空気吸込面が形成されていることから、該3方面方向外方にそれぞれ所定幅の空気吸込空間を必要とすることになり、装置本体10自体の占有面積に加え、メンテナンスサービス時の作業スペースを含めた4面方向の広い設置スペースが必要となる。
【0008】
(2) 空気吸込口から空気吹出口に到る空気流が水平方向から垂直方向に直交するので、特に図17中に仮想線で示す領域を通る空気流の流速分布が不均一になって、通風抵抗が増大し、空冷吸収器17,17および空冷凝縮器19各々の熱交換性能が低下するとともに、騒音発生の原因となる。
【0009】
そこで、このような問題を解決するために、例えば図18および図19に示すように、空気吸込口16を装置本体10の背面側縦壁部10b側に形成する一方、該空気吸込口16と対向する前面側縦壁部10a側に第1,第2のファン15a,15bを有する第1,第2の空気吹出口14a,14bを斜め上方に向けて形成し、それらの間に空冷吸収器17および空冷凝縮器19を直交させて配設することが考えられる。
【0010】
このようにすると、装置高を低くすることができるとともに送風通路が空気吸込口16から空気吹出口14a,14bまで直交することなくスムーズに連続する形状となり、図16、図17のものに比べると、通風抵抗が減少して空冷吸収器17および空冷凝縮器19各熱交部の空気流速分布が均一化されて熱交性能が向上し、騒音も低減されるようになる。そして、同図16、図17のもののように装置本体の方向の異なる3方面に空気吸込口を設けなければならない構成に比べて、より装置本体を小型コンパクトに形成することができるようになるとともに、単一の空気吸込口面に対応した空気吸込スペースとメンテナンスサービスに必要な作業スペースとの比較的小さな設置スペースで足りるようになり、装置本体の設置スペースを縮小することができる。
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
ところが、この図18のような横吸込み、横吹出し構成を採用した場合にも、上記空冷凝縮器19側を通る空気の流速分布は、例えば図19に詳細に示すように、空気吹出口14a,14bから遠い上流側よりも空気吹出口14a,14bに近い下流側領域の方が高い偏流状態となり、その熱交換性能を低下させるとともに騒音を増大させる問題が生じる。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本願発明は、このような問題を解決することを目的としてなされたもので、該目的を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
【0013】
すなわち、先ず本願請求項1の発明は、空冷吸収器17用の空気吸込口16aと空冷凝縮器9用の空気吸込口16bとを装置本体10の背面側縦壁部10bの上下に形成するとともに、これら空気吸込口16a,16bと対向する装置本体10の前面側縦壁部10a上部の傾斜面部13に、ファン15a,15bを有する空気吹出口14a,14bを形成することによって、装置本体10内に上記背面側空気吸込口16a,16bから前面側空気吹出口14a,14b方向に向かう送風通路を形成し、同送風通路の空気流上流側上部の空冷吸収器17用空気吸込口16aの上方から下方にかけて空冷吸収器17を、また同送風通路の上記空冷吸収器17の下端部から上記前面側縦壁部10aにかけて空冷凝縮器19を配設し、上記送風通路の空気流上流側下部の空冷凝縮器19用空気吸込口16bから吸込んだ空気を、上記空冷凝縮器19の下方側送風通路空間を介して上記空冷凝縮器19に供給するようにしてなる空冷吸収式冷凍装置において、上記空冷凝縮器19の上記空気吹出口14a,14bに近い前端側空気吹出面上方に、上記空冷凝縮器19の前端側からの吹出し空気流を上記空気吹出口14a,14bから遠ざかる方向に偏向させることによって、上記空冷凝縮器19を通る空気流の流速分布を均一にする整流手段50を設けて構成されている。
【0014】
また、本願請求項2の発明は、上記請求項1の発明の構成において、上記整流手段50が、上記空気吹出口14a,14bに近い上記空冷凝縮器19の前端側からの吹出し空気流を、上記空気吹出口14a,14bから遠ざかる方向に偏向させる偏向斜面50aを有する突状体により形成されている。
【0015】
また、本願請求項3の発明は、空冷吸収器17用の空気吸込口16aと空冷凝縮器9用の空気吸込口16bとを装置本体10の背面側縦壁部10bの上下に形成するとともに、これら空気吸込口16a,16bと対向する装置本体10の前面側縦壁部10a上部の傾斜面部13に、ファン15a,15bを有する空気吹出口14a,14bを形成することによって、装置本体10内に上記背面側空気吸込口16a,16bから前面側空気吹出口14a,14b方向に向かう送風通路を形成し、同送風通路の空気流上流側上部の空冷吸収器17用空気吸込口16aの上方から下方にかけて空冷吸収器17を、また同送風通路の上記空冷吸収器17の下端部から上記前面側縦壁部10aにかけて空冷凝縮器19を配設し、上記送風通路の空気流上流側下部の空冷凝縮器19用空気吸込口16bから吸込んだ空気を、上記空冷凝縮器19の下方側送風通路空間を介して上記空冷凝縮器19に供給するようにしてなる空冷吸収式冷凍装置において、上記空冷凝縮器19の上記空気吹出口14a,14bに近い前端側空気吸込面下方に、同下方領域における送風通路断面積を小さくすることによって、上記空冷凝縮器19を通る空気流の流速分布を均一にする整流手段51を設けて構成されている。
【0016】
また、本願請求項4の発明は、上記請求項3の発明の構成において、上記整流手段51が、上記空冷凝縮器19の空気吹出口14a,14bに近い前端側空気吸込面下方の空気吸込側送風通路空間領域のコーナ部を閉塞するコーナ部材により形成されている。
【0017】
また、本願請求項5の発明は、空冷吸収器17用の空気吸込口16aと空冷凝縮器9用の空気吸込口16bとを装置本体10の背面側縦壁部10bの上下に形成するとともに、これら空気吸込口16a,16bと対向する装置本体10の前面側縦壁部10a上部の傾斜面部13に、ファン15a,15bを有する空気吹出口14a,14bを形成することによって、装置本体10内に上記背面側空気吸込口16a,16bから前面側空気吹出口14a,14b方向に向かう送風通路を形成し、同送風通路の空気流上流側上部の空冷吸収器17用空気吸込口16aの上方から下方にかけて空冷吸収器17を、また同送風通路の上記空冷吸収器17の下端部から上記前面側縦壁部10aにかけて空冷凝縮器19を配設し、上記送風通路の空気流上流側下部の空冷凝縮器19用空気吸込口16bから吸込んだ空気を、上記空冷凝縮器19の下方側送風通路空間を介して上記空冷凝縮器19に供給するようにしてなる空冷吸収式冷凍装置において、上記空冷凝縮器19の空気吸込面側に、同空冷凝縮器19の空気吸込面における空気吸込抵抗を、上記空気吹出口14a,14bから遠い後端側に比べて上記空気吹出口14a,14bに近い前端側の方を大きくすることによって、上記空冷凝縮器19を通る空気流の流速分布を均一にする整流手段52,53を設けて構成されている。
【0018】
また、本願請求項6の発明は、上記請求項5の発明の構成において、上記整流手段52が、上記空冷凝縮器19の空気吸込面の全体に設けられ、上記空気吹出口14a,14bから遠い後端側部分から上記空気吹出口14a,14bに近い前端側部分にかけて次第に穴径を小さくしたパンチングプレートにより形成されている。
【0019】
また本願請求項7の発明は、上記請求項5の発明の構成において、上記整流手段53が、上記空冷凝縮器19の上記空気吹出口14a,14bに近い前端側空気吸込面に設けられたパンチングプレートにより形成されている。
【0020】
さらに、本願請求項8の発明は、上記請求項5の発明の構成おいて、上記整流手段が、メッシュ部材により形成されている。
【作用】
【0021】
本願発明は、上記課題解決手段に対応して、それぞれ次のような作用を奏する。
【0022】
すなわち、先ず本願請求項1の発明の構成では、以上のように、空冷吸収器17用の空気吸込口16aと空冷凝縮器9用の空気吸込口16bとを装置本体10の背面側縦壁部10bの上下に形成するとともに、これら空気吸込口16a,16bと対向する装置本体10の前面側縦壁部10a上部の傾斜面部13に、ファン15a,15bを有する空気吹出口14a,14bを形成することによって、装置本体10内に上記背面側空気吸込口16a,16bから前面側空気吹出口14a,14b方向に向かう送風通路を形成し、同送風通路の空気流上流側上部の空冷吸収器17用空気吸込口16aの上方から下方にかけて空冷吸収器17を、また同送風通路の上記空冷吸収器17の下端部から上記前面側縦壁部10aにかけて空冷凝縮器19を配設し、上記送風通路の空気流上流側下部の空冷凝縮器19用空気吸込口16bから吸込んだ空気を、上記空冷凝縮器19の下方側送風通路空間を介して上記空冷凝縮器19に供給するようにしてなる空冷吸収式冷凍装置において、上記空冷凝縮器19の上記空気吹出口14a,14bに近い前端側空気吹出面上方に、上記空冷凝縮器19の前端側からの吹出し空気流を上記空気吹出口14a,14bから遠ざかる方向に偏向させることによって、上記空冷凝縮器19を通る空気流の流速分布を均一にする整流手段50を設けて構成されている。
【0023】
以上の構成では、先ず空冷吸収器17用と空冷凝縮器9用の各空気吸込口16a,16bを空気吸込口として装置本体10の単一面である背面側縦壁部10b内に集約させて共通に形成し、かつ該単一面の空気吸込口から略対向方向の同じく単一面である装置本体10の前面側縦壁部10aの傾斜面部13に形成した空気吹出口14a,14b方向に向かう送風通路を形成し、該送風通路の空気流上流側上部に空冷吸収器17を、また同送風通路の上記空冷吸収器17の下端部から上記前面側縦壁部10aにかけて空冷凝縮器19を配設している。
【0024】
したがって、以上の構成では、ファン15a,15bが、駆動されると、先ず空冷吸収器17用の空気吸込口16aから吸い込まれた空気が空冷吸収器17を通って均一に流れる一方、空冷凝縮器19用の空気吸込口16bから送風通路空間を介して吸込まれた空気が空冷凝縮器19を通って均一に流れ、その後、ファン15a,15bを介して空気吹出口14a,14bから斜め上方に向けてスムーズに外部に吹き出されるようになる。
【0025】
そのため、従来のように装置本体の方向の異なる複数面(3面方向)にそれぞれ空気吸込口を設けなければならない構成に比べて、装置本体を可及的に薄型のコンパクトな形状に形成することができるようになり、それ自体の占有面積が小さくなるとともに、単一の空気吸込面に対応した空気吸込スペースとその対向面側の空気吹出スペースとの比較的小さな設置スペースさえあれば設置できるようになる。
【0026】
しかも、メンテナンス作業に必要なスペースは、空冷吸収器17下方の空冷凝縮器19用の空気吸込スペースと共用化できるから、実質的には空気吸込スペースのみで足りることになる。
【0027】
そして、その場合において、上述のように空冷凝縮器19の上記空気吹出口14a,14bに近い前端側空気吹出面の上方部分には、当該空冷凝縮器19の前端側からの吹出し空気流を上記空気吹出口14a,14bから遠ざかる方向に偏向させる整流手段50が設けられている。
【0028】
したがって、上記空冷凝縮器19の前端側空気吹出面上方に設けられた上記整流手段50により、上記空冷凝縮器19の空気吹出側の上記空気吹出口14a,14bに近い前端側領域の高流速の吹出し空気流が、低流速の上記空気吹出口14a,14bから遠い後端 側領域に向けて偏向させられ、上記空冷凝縮器19を通る空気流全体の流速分布が均一化されて、通風抵抗が低減され、熱交換性能が向上するとともに騒音が低減される。
【0029】
次に、本願請求項2の発明は、上記請求項1の発明の構成において、上記整流手段50が、上記空気吹出口14a,14bに近い空冷凝縮器19の前端側からの吹出し空気流を空気吹出口14a,14bから遠ざかる方向に偏向させる偏向斜面50aを有する突状体により形成されている。
【0030】
その結果、該突状体の偏向斜面50aにより、上記空気吹出口14a,14bに近い空冷凝縮器19の前端側からの高流速の吹出し空気流が、上記空気吹出口14a,14bから遠く、空気の吹出し風速が低い後端側領域方向に偏向せしめられ、上記空冷凝縮器19を通る空気流全体の流速分布の均一化作用が実現される。
【0031】
次に、本願請求項3の発明は、空冷吸収器17用の空気吸込口16aと空冷凝縮器9用の空気吸込口16bとを装置本体10の背面側縦壁部10bの上下に形成するとともに、これら空気吸込口16a,16bと対向する装置本体10の前面側縦壁部10a上部の傾斜面部13に、ファン15a,15bを有する空気吹出口14a,14bを形成することによって、装置本体10内に上記背面側空気吸込口16a,16bから前面側空気吹出口14a,14b方向に向かう送風通路を形成し、同送風通路の空気流上流側上部の空冷吸収器17用空気吸込口16aの上方から下方にかけて空冷吸収器17を、また同送風通路の上記空冷吸収器17の下端部から上記前面側縦壁部10aにかけて空冷凝縮器19を配設し、上記送風通路の空気流上流側下部の空冷凝縮器19用空気吸込口16bから吸込んだ空気を、上記空冷凝縮器19の下方側送風通路空間を介して上記空冷凝縮器19に供給するようにしてなる空冷吸収式冷凍装置において、上記空冷凝縮器19の上記空気吹出口14a,14bに近い前端側空気吸込面下方に、同下方領域における送風通路断面積を小さくすることによって、上記空冷凝縮器19を通る空気流の流速分布を均一にする整流手段51を設けて構成されている。
【0032】
以上の構成では、先ず空冷吸収器17用と空冷凝縮器9用の各空気吸込口16a,16bを空気吸込口として装置本体10の単一面である背面側縦壁部10b内に集約させて共通に形成し、かつ該単一面の空気吸込口から略対向方向の同じく単一面である装置本体10の前面側縦壁部10aの傾斜面部13に形成した空気吹出口14a,14b方向に向かう送風通路を形成し、該送風通路の空気流上流側上部に空冷吸収器17を、また同送風通路の上記空冷吸収器17の下端部から上記前面側縦壁部10aにかけて空冷凝縮器19を配設している。
【0033】
したがって、以上の構成では、ファン15a,15bが、駆動されると、先ず空冷吸収器17用の空気吸込口16aから吸い込まれた空気が空冷吸収器17を通って均一に流れる一方、空冷凝縮器19用の空気吸込口16bから送風通路空間を介して吸込まれた空気が空冷凝縮器19を通って均一に流れ、その後、ファン15a,15bを介して空気吹出口14a,14bから斜め上方に向けてスムーズに外部に吹き出されるようになる。
【0034】
そのため、従来のように装置本体の方向の異なる複数面(3面方向)にそれぞれ空気吸込口を設けなければならない構成に比べて、装置本体を可及的に薄型のコンパクトな形状に形成することができるようになり、それ自体の占有面積が小さくなるとともに、単一の空気吸込面に対応した空気吸込スペースとその対向面側の空気吹出スペースとの比較的小さな設置スペースさえあれば設置できるようになる。
【0035】
しかも、メンテナンス作業に必要なスペースは、空冷吸収器17下方の空冷凝縮器19用の空気吸込スペースと共用化できるから、実質的には空気吸込スペースのみで足りるこ とになる。
【0036】
そして、その場合において、上述のように上記空冷凝縮器19の上記空気吹出口14a,14bに近い前端側空気吹出面の下方には、同下方領域における送風通路断面積を小さくすることによって、上記空冷凝縮器19を通る空気流全体の流速分布を均一にする整流手段51が設けられている。
【0037】
したがって、上記空冷凝縮器19の上記空気吹出口14a,14bに近い前端側空気吸込面下方に設けられた上記整流手段20により、上記空気吹出口14a,14bに近い空冷凝縮器19の前端側領域における送風通路空間の通路断面積が小さくなり、同領域の通路風量が減少して上記空冷凝縮器19を通る空気流全体の流速分布が均一化されて、通風抵抗が低減され、熱交換性能が向上するとともに騒音が低減される。
【0038】
次に、本願請求項4の発明は、上記請求項3の発明の構成において、上記の整流手段51が、上記空冷凝縮器19の上記空気吹出口14a,14bに近い前端側空気吸込面下方の空気吸込側送風通路空間のコーナ部を閉塞するコーナ部材により形成されている。
【0039】
その結果、同構成では、当該コーナ部材による空冷凝縮器19の前端側空気吸込面下方の空気吸込側送風通路空間の空気吹出口14a,14bに近い前端側領域のコーナ部の閉塞により、同領域の送風通路空間が狭くなって通路風量が減少し、上記空冷凝縮器19を通る空気流全体の流速分布の均一化作用が実現される。
【0040】
次に、本願請求項5の発明は、空冷吸収器17用の空気吸込口16aと空冷凝縮器9用の空気吸込口16bとを装置本体10の背面側縦壁部10bの上下に形成するとともに、これら空気吸込口16a,16bと対向する装置本体10の前面側縦壁部10a上部の傾斜面部13に、ファン15a,15bを有する空気吹出口14a,14bを形成することによって、装置本体10内に上記背面側空気吸込口16a,16bから前面側空気吹出口14a,14b方向に向かう送風通路を形成し、同送風通路の空気流上流側上部の空冷吸収器17用空気吸込口16aの上方から下方にかけて空冷吸収器17を、また同送風通路の上記空冷吸収器17の下端部から上記前面側縦壁部10aにかけて空冷凝縮器19を配設し、上記送風通路の空気流上流側下部の空冷凝縮器19用空気吸込口16bから吸込んだ空気を、上記空冷凝縮器19の下方側送風通路空間を介して上記空冷凝縮器19に供給するようにしてなる空冷吸収式冷凍装置において、上記空冷凝縮器19の空気吸込面側に、同空冷凝縮器19の空気吸込面における空気吸込抵抗を、上記空気吹出口14a,14bから遠い後端側に比べて上記空気吹出口14a,14bに近い前端側の方を大きくすることによって、上記空冷凝縮器19を通る空気流の流速分布を均一にする整流手段52,53を設けて構成されている。
【0041】
以上の構成では、先ず空冷吸収器17用と空冷凝縮器9用の各空気吸込口16a,16bを空気吸込口として装置本体10の単一面である背面側縦壁部10b内に集約させて共通に形成し、かつ該単一面の空気吸込口から略対向方向の同じく単一面である装置本体10の前面側縦壁部10aの傾斜面部13に形成した空気吹出口14a,14b方向に向かう送風通路を形成し、該送風通路の空気流上流側上部に空冷吸収器17を、また同送風通路の上記空冷吸収器17の下端部から上記前面側縦壁部10aにかけて空冷凝縮器19を配設している。
【0042】
したがって、以上の構成では、ファン15a,15bが、駆動されると、先ず空冷吸収器17用の空気吸込口16aから吸い込まれた空気が空冷吸収器17を通って均一に流れる一方、空冷凝縮器19用の空気吸込口16bから送風通路空間を介して吸込まれた空気が空冷凝縮器19を通って均一に流れ、その後、ファン15a,15bを介して空気吹出 口14a,14bから斜め上方に向けてスムーズに外部に吹き出されるようになる。
【0043】
そのため、従来のように装置本体の方向の異なる複数面(3面方向)にそれぞれ空気吸込口を設けなければならない構成に比べて、装置本体を可及的に薄型のコンパクトな形状に形成することができるようになり、それ自体の占有面積が小さくなるとともに、単一の空気吸込面に対応した空気吸込スペースとその対向面側の空気吹出スペースとの比較的小さな設置スペースさえあれば設置できるようになる。
【0044】
しかも、メンテナンス作業に必要なスペースは、空冷吸収器17下方の空冷凝縮器19用の空気吸込スペースと共用化できるから、実質的には空気吸込スペースのみで足りることになる。
【0045】
そして、その場合において、上述のように上記空冷凝縮器19の空気吸込面側には、同空冷凝縮器19の空気吸込面における空気吸込抵抗を、上記空気吹出口14a,14bから遠い後端側に比べて上記空気吹出口14a,14bに近い前端側の方を大きくすることによって上記空冷凝縮器19を通る空気流の流速分布を均一にする整流手段52,53が設けられている。
【0046】
したがって、上記空冷凝縮器19の空気吸込面側に設けられた上記整流手段22,23により、上記空冷凝縮器19の空気吸込面における空気吸込抵抗が上記空気吹出口14a,14bに近い後端側領域で大きく、同空気吹出口14a,14bから遠い後端側領域で小さくなるように変えられ、その結果、上記空冷凝縮器19を通る空気流全体の流速分布が均一化されて、通風抵抗が低減され、熱交換性能が向上するとともに騒音が低減される。
【0047】
次に、本願請求項6の発明は、上記請求項5の発明の構成において、上記整流手段52が、上記空冷凝縮器19の空気吸込面の全体に設けられ、上記空気吹出口14a,14bから遠い後端側部分から上記空気吹出口14a,14bに近い前端側部分にかけて次第に穴径を小さくしたパンチングプレートにより形成されている。
【0048】
その結果、該パンチングプレートのパンチング穴径の相違による流量調整により、上記空冷凝縮器19の全体を通る空気流全体の流速分布の均一化作用が実現される。
【0049】
次に本願請求項7の発明は、上記請求項5の発明の構成において、上記整流手段53が、上記空冷凝縮器19の空気吸込面側の上記空気吹出口14a,14bに近い前端側領域に設けられたパンチングプレートにより形成されている。
【0050】
その結果、該パンチングプレートによる空冷凝縮器19の空気吹出口14a,14bに近い前端側領域の吹出し空気流量の抑制により、上記空冷凝縮器19を通る空気流全体の流速分布の均一化作用が実現される。
【0051】
さらに、本願請求項8の発明は、上記請求項5の発明の構成において、上記整流手段が、メッシュ部材により形成されている。
【0052】
その結果、該メッシュ部材による空気吹出口14a,14bに近い領域の流量抑制により、上記空冷凝縮器19を通る空気流全体の流速分布均一化作用が実現される。
【発明の効果】
【0053】
以上の結果、上記本願各発明の空冷吸収式冷凍装置によると、それぞれ次のような有益な効果を得ることができる。
(1) 装置本体がコンパクトで、その設置面積が小さく、しかも低コストな空冷吸収式冷凍装置を提供することが可能となる。
(2) 空冷凝縮器を通る空気流の流速分布を均一にすることができ、通風抵抗が低減されて、その熱交換性能を向上させることが可能となる。
(3) また、その結果、低騒音化が図られる。
(4) さらに、ファンモータの消費電力も節減することができる。
【発明の実施の形態】
【0054】
(実施の形態1)
図1〜図3は、本願発明の実施の形態1に係る空冷吸収式冷凍装置の構成を示している。
【0055】
図中、先ず符号10は当該空冷吸収式冷凍装置の装置本体(本体ハウジング)である。該装置本体10は、例えば図1に示すように、全体として前後に薄く、かつ横に長いコンパクトな形状のものとなっており、その前面側縦壁部10aの中間部を上方から下方に台形面状に傾斜させることによって、上方側内部空間12aよりも下方側内部空間12bの方が前後方向に所定幅広くなるような構造に形成されている。
【0056】
そして、該傾斜部によって形成された上下方向中央の傾斜面部13に位置して第1,第2の左右2組の円形の空気吹出口14a,14bが左右両方向に所定の間隔をおいて形成され、それらの内側(ファンガイド内)に位置して各々ファン軸を斜め上方に向けた第1,第2の左右2組のファン(プロペラファン)15a,15bが、それぞれ吹出し回転可能に設置されている。
【0057】
一方、上記装置本体10の背面側縦壁部10bには、上下左右方向の略全体に亘って方形の空気吸込口16が形成されており、それによって該空気吸込口16から上記第1,第2の空気吹出口14a,14bに向かう略ストレートな送風通路が形成されている。そして、上記空気吸込口16の上方部16a内側には略上記背面側縦壁部10bの上部部分に近い大きさで扁平な構造の空冷吸収器17が設けられている。該空冷吸収器17は、その下方部一方側に後述する高温再生器31や溶液ポンプ22、冷媒ポンプ23等の設置スペース12cを、同下方部他方側に空冷凝縮器のための送風空間12dを各々残して立設状態で配設されており、さらに同空冷吸収器17の上方部には、上記装置本体10の前後幅の狭い上方側内部空間12aを利用して蒸発器18が当該装置本体10の左右幅方向の全体に延びて設置されている。
【0058】
そして、上記のように装置本体10の背面側から前面側傾斜面部13方向に略ストレートに形成された単一の系路よりなる送風通路内において、上記空冷吸収器17の下部には、その空気吹出側(空気流下流側)に位置し、かつ上記送風空間12dの上方に位置する略水平な状態で左右方向の幅を上記空冷吸収器17の略1/2程度に小さくした空冷凝縮器19が直交して設けられている。
【0059】
さらに、該空冷凝縮器19空気吹出側の上記第2のファン15bに近い部分(前端側領域)には、図示のように断面三角形状の突状体よりなる整流手段50が設けられており、該整流手段50の下方側の斜面50aの風向偏向作用によって当該第2のファン15bに近い領域の高流速の空気流を第2のファン15bから遠い領域方向に向けて流し、上記空冷凝縮器19を通過する空気流全体の流速分布を図2の矢印に示すような均一な状態に整流するようになっている。
【0060】
したがって、以上の構成では、上記第1,第2のファン15a,15bが、駆動されると、先ず上記空気吸込口16の上方部16aから吸い込まれた空気が空冷吸収器17を通って均一に流れ、さらに同空気吸込口16の下方部16bから送風空間12dを介して吸込まれた空気が空冷凝縮器19を通って均一に流れ、それぞれ装置本体10内の上記略ストレートな送風通路を図2に矢印で示すように共に均一に流れ、その後、上記第1,第2のファン15a,15bを介して上記第1,第2の空気吹出口14a,14bから斜め上方に向けてスムーズに外部に吹き出されるようになる。
【0061】
つまり、以上の構成では、空冷吸収器17用と空冷凝縮器9用の各空気吸込口16a,16bを空気吸込口16として装置本体10の単一面である背面側縦壁部10b内に集約させて共通に形成し、かつ該単一面の空気吸込口16から略対向方向の同じく単一面である装置本体10の前面側縦壁部10aの傾斜面部13に形成した第1,第2の空気吹出口14a,14b方向に向かう略ストレートな送風通路を形成し、該送風通路の空気流上流側上部に空冷吸収器17を、また下部に空冷凝縮器19を相互に直交させた状態で配設している。そして、上述のように空冷凝縮器19の空気吹出側の第2のファン15bに近い前端側部分に、風向偏向斜面50aを有した断面三角形状の突状体よりなる整流手段50を設けることによって当該空冷凝縮器19を流れる空気の流速分布を均一にすることによって、結局空冷吸収器17および空冷凝縮器19何れの各熱交部をも均一な流速分布で空気が流れるようにしている。
【0062】
そのため、従来のように装置本体の方向の異なる複数面(3面方向)にそれぞれ空気吸込口を設けなければならない構成に比べて、装置本体を可及的に薄型のコンパクトな形状に形成することができるようになり、それ自体の占有面積が小さくなるとともに、単一の空気吸込面に対応した空気吸込スペースとその対向面側の空気吹出スペースとの比較的小さな設置スペースさえあれば設置できるようになる。
【0063】
しかも、メンテナンス作業に必要なスペースは空気吸込スペースと共用化できるから、実質的には空気吸込スペースのみで足りることになる。
【0064】
また、以上の構成では、上記のように第1,第2の空気吹出口14a,14bが斜め上方に向けて配置され、該空気吹出口14a,14bに対応して各々ファン軸が斜め上方に向けて配置された第1,第2のファン15a,15bが設けられている。
【0065】
したがって、該構成では、外部に吹出される空気の流れが上方に向かうようになり、その前方側の設置面積を、さらに縮小することができる。
【0066】
それらの結果、装置本体がコンパクトで、その設置面積が小さく、しかも低コストな空冷吸収式冷凍装置を提供することが可能となる。
【0067】
また、その結果、上記装置本体10を複数台連結して設置することも可能となる。
【0068】
さらに、それらとともに上記構成では、特に整流手段50を有し、上記空冷凝縮器19部分を通る空気流全体の流速分布を均一にすることができるようになっていることから、十分に通風抵抗が低減され、その熱交換性能を向上させることが可能になるとともに、低騒音化が図られ、かつファンモータの消費電力も節減される。
【0069】
次に、上記のような構造を採用した空冷吸収式冷凍装置の冷凍回路(二重効用型)の構成を図3に示す。
【0070】
この図3に示す空冷吸収式冷凍装置においては、吸収液として例えば臭化リチウム水溶液(LiBr水溶液)が採用され、また冷媒(被吸収液)として水蒸気が採用されている。
【0071】
図3において、先ず符号31は高温再生器であり、ガスバーナ等の加熱源32を備えている。該高温再生器31の上方には、揚液管を介して連通された気液分離器33が設けられている。前記高温再生器31においては、吸収後の臭化リチウム希溶液cを加熱沸騰させて、揚液管を介して上方に位置する気液分離器33に供給し、ここで水蒸気aと臭化リチウム中間濃溶液(中間濃度吸収液)bとに分離再生するようになっている。
【0072】
前記臭化リチウム希溶液cは、後述する空冷吸収器17において吸収液である臭化リチウム中間濃溶液bに冷媒である水蒸気aを吸収して得られ、低温溶液熱交換器24および高温溶液熱交換器25を経て予熱された後に高温再生器31へ還流されるようになっている。
【0073】
上記気液分離器33で分離された水蒸気aは低温再生器34に送られる。また臭化リチウム中間濃溶液bの方は冷房時、前記高温溶液熱交換器25において前記臭化リチウム希溶液cと熱交換した上で前記低温再生器34へ供給される。
【0074】
前記低温再生器34においては、冷房時において気液分離器33から供給された水蒸気aと臭化リチウム中間濃溶液bとを熱交換させることにより、水蒸気aを凝縮させるとともに臭化リチウム濃溶液b中に含まれる残余水分を蒸発させてさらに高濃度の臭化リチウム溶液をとりだす。
【0075】
また前記低温再生器34において臭化リチウム中間濃溶液bから蒸発された水蒸気aは、空冷凝縮器19に送られて凝縮液化されて凝縮水dとなり、前記低温再生器34において凝縮液化された凝縮水dとともに冷媒ポンプ22により蒸発器18へ供給される。また、前記低温再生器34から取り出された臭化リチウム濃溶液bは、低温溶液熱交換器24において前記した臭化リチウム希溶液cと熱交換した後に空冷吸収器17に供給される。蒸発器18は、利用側熱交換器を含む二次側冷媒サイクルを循環する冷媒(例えば、R407C)と上記空冷凝縮器19から送られる凝縮水dとを熱交換させるものであり、冷房運転時の冷熱源となる。
【0076】
そして、前記空冷吸収器17から取り出された臭化リチウム希溶液cは、冷媒ポンプ23により前述したように低温溶液熱交換器24および高温溶液熱交換器25を経て高温再生器31に戻される。
【0077】
前記空冷吸収器17は、例えば吸収液bが垂直に流される複数本の吸収伝熱管と、該吸収伝熱管の外周部に設けられた放熱フィンと、前記吸収伝熱管の上部に設けられ、それらの吸収伝熱管の上方から下方に吸収液bを分配する吸収液分配容器とを備えて構成されている。そして、前記吸収液分配容器内には、前記蒸発器18と該蒸発器18における蒸発用伝熱管の外周部に冷媒液dを供給する散布装置とが内蔵されている。
【0078】
(実施の形態2)
次に図4および図5は、本願発明の実施の形態2に係る空冷吸収式冷凍装置の構成を示している。
【0079】
この実施の形態では、上記実施の形態1の構成における空冷凝縮器19と異なり、その空気吸込側に、第2のファン15bに近い送風空間12dの通路断面積を小さくすることによって同第2のファン15bに近い領域の空気流量を減少させる整流手段21を設けて、同様に空冷凝縮器19を流れる空気流全体の流速分布を均一にするようにしたことを特徴とするものである。
【0080】
図中、先ず符号10は当該空冷吸収式冷凍装置の装置本体(本体ハウジング)である。該装置本体10は、前述の実施の形態1のものと同様に、例えば図4に示すように、全体として前後に薄く、かつ横に長いコンパクトな形状のものとなっており、その前面側縦壁部10aの中間部を上方から下方に台形面状に傾斜させることによって、上方側内部空間12aよりも下方側内部空間12bの方が前後方向に所定幅広くなるような構造に形成されている。
【0081】
そして、該傾斜部によって形成された上下方向中央の傾斜面部13に位置して第1,第2の左右2組の円形の空気吹出口14a,14bが左右両方向に所定の間隔をおいて形成され、それらの内側(ファンガイド内)に位置してファン軸を斜め上方にした第1,第2の左右2組のファン(プロペラファン)15a,15bが、それぞれ吹出し回転可能に設置されている。
【0082】
一方、上記装置本体10の背面側縦壁部10bには、上下左右方向の略全体に亘って方形の空気吸込口16が形成されており、それによって該空気吸込口16から上記第1,第2の空気吹出口14a,14bに向かう略ストレートな送風通路が形成されている。そして、上記空気吸込口16の上方部16a内側には略上記背面側縦壁部10bの上部部分に近い大きさで扁平な構造の空冷吸収器17が設けられている。該空冷吸収器17は、その下方部一方側に後述する高温再生器31や溶液ポンプ22、冷媒ポンプ23等の設置スペース12cを、同下方部他方側に空冷凝縮器のための送風空間12dを各々残して立設状態で配設されており、さらに同空冷吸収器17の上方部には、上記装置本体10の前後幅の狭い上方側内部空間12aを利用して蒸発器18が当該装置本体10の左右幅方向の全体に延びて設置されている。
【0083】
そして、上記のように装置本体10の背面側から前面側傾斜面部13方向に略ストレートに形成された単一の系路よりなる送風通路内において、上記空冷吸収器17の下部には、その空気吹出側(空気流下流側)に位置し、かつ上記送風空間12dの上方に位置する略水平な状態で左右方向の幅を上記空冷吸収器17の略1/2程度に小さくした空冷凝縮器19が直交して設けられている。
【0084】
さらに、該空冷凝縮器19空気吸込側送風空間12dの上記第2のファン15bに近い部分(送風空間12dの前端側下部コーナ領域)には、図示のように断面三角形状のコーナ部材よりなる整流手段51が設けられており、該整流手段51の背面側斜面51aによって第2のファン15bに近い送風空間12dの通路断面積を狭くすることによって、同領域の通路風量を少なく上記空冷凝縮器19を通過する空気流の流速分布を図5の矢印に示すような均一な状態に整流するようになっている。
【0085】
したがって、以上の構成では、上記第1,第2のファン15a,15bが、駆動されると、先ず上記空気吸込口16の上方部16aから吸い込まれた空気が空冷吸収器17を通って均一に流れ、さらに同空気吸込口16の下方部16bから送風空間12dを介して吸込まれた空気が空冷凝縮器19を通って均一に流れ、それぞれ装置本体10内の上記略ストレートな送風通路を図2に矢印で示すように共に均一に流れ、その後、上記第1,第2のファン15a,15bを介して上記第1,第2の空気吹出口14a,14bから斜め上方に向けてスムーズに外部に吹き出されるようになる。
【0086】
つまり、以上の構成では、空冷吸収器17用と空冷凝縮器9用の各空気吸込口16a,16bを空気吸込口16として装置本体10の単一面である背面側縦壁部10b内に集約させて共通に形成し、かつ該単一面の空気吸込口16から略対向方向の同じく単一面である装置本体10の前面側縦壁部10aの傾斜面部13に形成した第1,第2の空気吹出口14a,14b方向に向かう略ストレートな送風通路を形成し、該送風通路の空気流上流側上部に空冷吸収器17を、また下部に空冷凝縮器19を相互に直交させた状態で配設している。そして、上述のように空冷凝縮器19の空気吸込側送風空間12dの第2のファン15bに近い前端側下部領域部分に断面三角形状のコーナ部材よりなる整流手段51を設けることによって送風空間12dの通路断面積を調整し、第2のファン15bに近い領域の風量を少なくすることによって当該空冷凝縮器19を流れる空気流全体の流速分布を均一にし、結局空冷吸収器17および空冷凝縮器19何れの各熱交部をも均一な流速分布で空気が流れるようにしている。
【0087】
そのため、従来のように装置本体の方向の異なる複数面(3面方向)にそれぞれ空気吸込口を設けなければならない構成に比べて、装置本体を可及的に薄型のコンパクトな形状に形成することができるようになり、それ自体の占有面積が小さくなるとともに、単一の空気吸込面に対応した空気吸込スペースとその対向面側の空気吹出スペースとの比較的小さな設置スペースさえあれば設置できるようになる。
【0088】
しかも、メンテナンス作業に必要なスペースは空気吸込スペースと共用化できるから、実質的には空気吸込スペースのみで足りることになる。
【0089】
また、以上構成では、上記のように第1,第2の空気吹出口14a,14bが斜め上方に向けて配置され、該空気吹出口14a,14bに対応して各々ファン軸が斜め上方に向けて配置された第1,第2のファン15a,15bが設けられている。
【0090】
したがって、該構成では、外部に吹出される空気の流れが上方に向かうようになり、その前方側の設置面積を、さらに縮小することができる。
【0091】
それらの結果、装置本体がコンパクトで、その設置面積が小さく、しかも低コストな空冷吸収式冷凍装置を提供することが可能となる。
【0092】
また、その結果、上記装置本体10を複数台連結して設置することも可能となる。
【0093】
さらに、それらとともに上記構成では、特に上記空冷凝縮器19を通る空気流の流速分布を均一にすることができることから、十分に通風抵抗が低減され、その熱交換性能を向上させることが可能になるとともに、低騒音化が図られ、かつファンモータの消費電力も節減される。
【0094】
(実施の形態3)
次に図6および図7は、本願発明の実施の形態3に係る空冷吸収式冷凍装置の構成を示している。
【0095】
この実施の形態では、上記実施の形態1の構成における空冷凝縮器19の空気吸込面側に、パンチングプ穴の穴径を異にするパンチングプレートよりなる整流手段52を設けて同様に空冷凝縮器19を流れる空気流全体の流速分布を均一にするようにしたことを特徴とするものである。
【0096】
図中、先ず符号10は当該空冷吸収式冷凍装置の装置本体(本体ハウジング)である。該装置本体10は、前述の実施の形態1のものと同様に、例えば図6に示すように、全体として前後に薄く、かつ横に長いコンパクトな形状のものとなっており、その前面側縦壁部10aの中間部を上方から下方に台形面状に傾斜させることによって、上方側内部空間12aよりも下方側内部空間12bの方が前後方向に所定幅広くなるような構造に形成されている。
【0097】
そして、該傾斜部によって形成された上下方向中央の傾斜面部13に位置して第1,第2の左右2組の円形の空気吹出口14a,14bが左右両方向に所定の間隔をおいて形成され、それらの内側(ファンガイド内)に位置してファン軸を斜め上方に向けた第1,第2の左右2組のファン(プロペラファン)15a,15bが、それぞれ吹出し回転可能に設置されている。
【0098】
一方、上記装置本体10の背面側縦壁部10bには、上下左右方向の略全体に亘って方形の空気吸込口16が形成されており、それによって該空気吸込口16から上記第1,第2の空気吹出口14a,14bに向かう略ストレートな送風通路が形成されている。そして、上記空気吸込口16の上方部内側には略上記背面側縦壁部10bの上部部分に近い大きさで扁平な構造の空冷吸収器17が設けられている。該空冷吸収器17は、その下方部一方側に後述する高温再生器31や溶液ポンプ22、冷媒ポンプ23等の設置スペース12cを、同下方部他方側に空冷凝縮器のための送風空間12dを各々残して立設状態で配設されており、さらに同空冷吸収器17の上方部には、上記装置本体10の前後幅の狭い上方側内部空間12aを利用して蒸発器18が当該装置本体10の左右幅方向の全体に延びて設置されている。
【0099】
そして、上記のように装置本体10の背面側から前面側傾斜面部13方向に略ストレートに形成された単一の系路よりなる送風通路内において、上記空冷吸収器17の下部には、その空気吹出側(空気流下流側)に位置し、かつ上記送風空間12dの上方に位置する略水平な状態で左右方向の幅を上記空冷吸収器17の略1/2程度に小さくした空冷凝縮器19が直交して設けられている。
【0100】
さらに、該空冷凝縮器19の空気吸込面側全体には、図7のように第2のファン15bに遠い部分から近くなるに連れてパンチング穴52a,52a・・・の穴径を次第に小さくしたパンチングプレートよりなる整流手段52が設けられており、該整流手段52のパンチング穴52a,52a・・・の穴径の相違による流量調整作用によって空気吸込抵抗を変え、上記空冷凝縮器19を通過する空気流全体の流速分布を図6の矢印に示すような均一な状態に整流するようになっている。
【0101】
したがって、以上の構成では、上記第1,第2のファン15a,15bが、駆動されると、先ず上記空気吸込口16の上方部16aから吸い込まれた空気が空冷吸収器17を通って均一に流れ、さらに同空気吸込口16の下方部16bから送風空間12dを介して吸込まれた空気が空冷凝縮器19を通って均一に流れ、それぞれ装置本体10内の上記略ストレートな送風通路を図7に矢印で示すように共に均一に流れ、その後、上記第1,第2のファン15a,15bを介して上記第1,第2の空気吹出口14a,14bから斜め上方に向けてスムーズに外部に吹き出されるようになる。
【0102】
つまり、以上の構成では、空冷吸収器17用と空冷凝縮器9用の各空気吸込口16a,16bを空気吸込口16として装置本体10の単一面である背面側縦壁部10b内に集約させて共通に形成し、かつ該単一面の空気吸込口16から略対向方向の同じく単一面である装置本体10の前面側縦壁部10aの傾斜面部13に形成した第1,第2の空気吹出口14a,14b方向に向かう略ストレートな送風通路を形成し、該送風通路の空気流上流側上部に空冷吸収器17を、また下部に空冷凝縮器19を相互に直交させた状態で配設している。そして、上述のように空冷凝縮器19の空気吸込側に第2のファン15bから遠い部分ではパンチング穴52a,52a・・・の穴径が大きく、近くなるに連れて穴径が小さくなるパンチングプレートよりなる整流手段52によって当該空冷凝縮器19を流れる空気の流速分布を均一にすることによって、結局空冷吸収器17および空冷凝縮器19何れの各熱交部をも均一な流速分布で空気が流れるようにしている。
【0103】
そのため、従来のように装置本体の方向の異なる複数面(3面方向)にそれぞれ空気吸込口を設けなければならない構成に比べて、装置本体を可及的に薄型のコンパクトな形状に形成することができるようになり、それ自体の占有面積が小さくなるとともに、単一の空気吸込面に対応した空気吸込スペースとその対向面側の空気吹出スペースとの比較的小さな設置スペースさえあれば設置できるようになる。
【0104】
しかも、メンテナンス作業に必要なスペースは空気吸込スペースと共用化できるから、実質的には空気吸込スペースのみで足りることになる。
【0105】
また、以上の構成では、上記のように第1,第2の空気吹出口14a,14bが斜め上方に向けて配置され、該空気吹出口14a,14bに対応して各々ファン字句が斜め上方に向けて配置された第1,第2のファン15a,15bが設けられている。
【0106】
したがって、該構成では、外部に吹出される空気の流れが上方に向かうようになり、その前方側の設置面積を、さらに縮小することができる。
【0107】
それらの結果、装置本体がコンパクトで、その設置面積が小さく、しかも低コストな空冷吸収式冷凍装置を提供することが可能となる。
【0108】
また、その結果、上記装置本体10を複数台連結して設置することも可能となる。
【0109】
さらに、それらとともに上記構成では、特に上記空冷凝縮器19を通る空気流の流速分布を均一にすることができることから、十分に通風抵抗が低減され、その熱交換性能を向上させることが可能になるとともに、低騒音化が図られ、かつファンモータの消費電力も節減される。
【0110】
なお、このパンチングプレートと同様の作用は、メッシュ部材を用いても全く同様に実現することができる。
【0111】
(実施の形態4)
次に図8および図9は、本願発明の実施の形態4に係る空冷吸収式冷凍装置の構成を示している。
【0112】
この実施の形態では、上記実施の形態3の構成と同様に空冷凝縮器19の空気吸込側にパンチングプレートよりなる整流手段51を設けて同様に空冷凝縮器19を流れる空気流の流速分布を均一にするようにしたものであるが、その場合にパンチングプレートの前後幅を略1/2程度にするとともに、その穴径を全体に等しくし、第2のファン15bに近い領域にのみ設置したことを特徴とするものである。
【0113】
このような構成によっても、上記実施の形態3のものと同様に第2のファン15bに近い領域部分の空気流速をセーブし、全体の流速分布を均一にすることができる。
【0114】
なお、このパンチングプレートと同様の作用は、メッシュ部材を用いても全く同様に実現することができる。
【0115】
(実施の形態5)
次に図10は、本願発明の実施の形態5に係る空冷吸収式冷凍装置の構成を示している。
【0116】
この実施の形態では、上記実施の形態3の構成と同様に空冷凝縮器19の空気吸込面側全体に、パンチングプレートよりなる整流手段54を設けて同様に空冷凝縮器19を流れる空気流の流速分布を均一にするようにしたものにおいて、空冷凝縮器用下方側の空気吸込口16b部分に上下方向の各開口55a,55a・・・の開口径が等しいガラリ55を設けたことを特徴とするものである。
【0117】
このような構成によっても、上記実施の形態3のものと同様の作用効果を得ることができる。
【0118】
(実施の形態6)
次に図11は、本願発明の実施の形態6に係る空冷吸収式冷凍装置の構成を示している。
【0119】
この実施の形態では、上記実施の形態5の構成のようにガラリ55を設けるようにした場合において、その上下方向の各開口55a,55bの開口径を上方を大きく、下方を小さくすることによって空気吸込量を可変し、同様に空冷凝縮器19を流れる空気流の流速分布を均一にするようにしたことを特徴とするものである。
【0120】
このような構成によっても、相対的に第2のファン15bに近い部分の流速低減機能を実現することができ、空冷凝縮器19全体の空気流速分布の均一化を図ることができる。
【0121】
(変形例)
以上に述べた各実施の形態における空冷凝縮器19の大きさや設置形態(空冷吸収器17との相対角)は、例えば図12〜図15のように種々の変更が可能であり、これらの各変更形態においても各々同様に適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の実施の形態1に係る空冷吸収式冷凍装置の斜視図である。
【図2】 同装置の縦断面図である。
【図3】 同装置の冷凍回路図である。
【図4】 本願発明の実施の形態2に係る空冷吸収式冷凍装置の斜視図である。
【図5】 同装置の縦断面図である。
【図6】 本願発明の実施の形態3に係る空冷吸収式冷凍装置の縦断面図である。
【図7】 同装置の水平断面図である。
【図8】 本願発明の実施の形態4に係る空冷吸収式冷凍装置の縦断面図である。
【図9】 同装置の水平断面図である。
【図10】 本願発明の実施の形態5に係る空冷吸収式冷凍装置の縦断面図である。
【図11】 本願発明の実施の形態6に係る空冷吸収式冷凍装置の縦断面図である。
【図12】 本願発明の各実施の形態に係る空冷吸収式冷凍装置における空冷凝縮器の第1の形態を示す縦断面図である。
【図13】 同第2の形態を示す縦断面図である。
【図14】 同第3の形態を示す縦断面図である。
【図15】 同第4の形態を示す縦断面図である。
【図16】 第1の従来例に係る空冷吸収式冷凍装置の斜視図である。
【図17】 同空冷吸収式冷凍装置の縦断面図である。
【図18】 第2の従来例に係る空冷吸収式冷凍装置の斜視図である。
【図19】 同空冷吸収式冷凍装置の縦断面図である。
【符号の説明】
10は装置本体、10aは前面側縦壁部、10bは背面側縦壁部、13は傾斜面部、14aは第1の空気吹出口、14bは第2の空気吹出口、15aは第1のファン、15bは第2のファン、16は背面側空気吸込口、17は空冷吸収器、18は蒸発器、19は空冷凝縮器、22は溶液ポンプ、23は冷媒ポンプ、50,51,52,53は整流手段である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
[0002]
The present invention relates to an air-cooled absorption refrigeration apparatus.
[Prior art]
[0003]
For example, as shown in FIGS. 16 and 17, a conventional air-cooled absorption refrigeration apparatus is provided with a large-
[0004]
Then, as shown in FIG. 17, the air sucked from the air suction ports by the
[0005]
16 and 17,
[0006]
However, in the case of such a conventional side suction and top blowing type configuration, there are the following problems.
[0007]
(1) Since air suction surfaces are formed in the three directions of the apparatus
[0008]
(2) Since the air flow from the air inlet to the air outlet is orthogonal from the horizontal direction to the vertical direction, the flow velocity distribution of the air flow passing through the region indicated by the phantom line in FIG. Ventilation resistance increases, and the heat exchange performance of each of the air-cooled
[0009]
In order to solve such a problem, for example, as shown in FIGS. 18 and 19, the
[0010]
In this way, the height of the apparatus can be reduced, and the air passage is smoothly continuous from the
[Problems to be solved by the invention]
[0011]
However, even when the horizontal suction and horizontal blowout configuration as shown in FIG. 18 is adopted, the flow velocity distribution of the air passing through the air-cooled
[Means for Solving the Problems]
[0012]
The present invention has been made for the purpose of solving such a problem, and in order to achieve the object, the present invention includes the following problem solving means.
[0013]
That is, first, the invention of
[0014]
Further, in the invention of claim 2 of the present application, in the configuration of the invention of
[0015]
The invention of claim 3 of the present application isAn
[0016]
Further, the invention of claim 4 of the present application is the configuration of the invention of claim 3 wherein the rectifying means 51 isthe aboveAir-cooled condenser 19sky ofClose to
[0017]
The invention of claim 5 of the present applicationAn
[0018]
Further, the invention of claim 6 of the present application is the configuration of the invention of claim 5 wherein the rectifying means 52 isThe air-cooled condenser 19Provided on the entire air suction surface,the
[0019]
The invention of
[0020]
Further, the invention of claim 8 of the present application is the configuration of the invention of claim 5 above.the aboveThe rectifying means is formed of a mesh member.
[Action]
[0021]
The present invention has the following actions corresponding to the above problem solving means.
[0022]
That is, first, in the configuration of the invention of
[0023]
In the above configuration, first, the
[0024]
Therefore, in the above configuration, when the
[0025]
Therefore, the apparatus body is formed as thin and compact as possible in comparison with the conventional configuration in which air inlets are provided on a plurality of surfaces (three surface directions) having different directions of the apparatus body. It can be installed if there is only a relatively small installation space between the air suction space corresponding to a single air suction surface and the air blowing space on the opposite surface side. become.
[0026]
Moreover, the space required for the maintenance work can be shared with the air suction space for the air-cooled
[0027]
In that case, as described above, the air flow from the front end side of the air-cooled
[0028]
Accordingly, the rectifying means 50 provided above the front end side air blowing surface of the air-cooled
[0029]
Next, in the invention of claim 2 of the present application, in the configuration of the invention of
[0030]
As a result, it is close to the
[0031]
Next, the invention of claim 3 of the present application isAn
[0032]
In the above configuration, first, the
[0033]
Therefore, in the above configuration, when the
[0034]
Therefore, the apparatus body is formed as thin and compact as possible in comparison with the conventional configuration in which air inlets are provided on a plurality of surfaces (three surface directions) having different directions of the apparatus body. It can be installed if there is only a relatively small installation space between the air suction space corresponding to a single air suction surface and the air blowing space on the opposite surface side. become.
[0035]
Moreover, the space required for the maintenance work can be shared with the air suction space for the air-cooled
[0036]
In that case, as described above, below the front-end side air blowing surface near the
[0037]
Therefore, the above air cooling condenser 19Front end side near
[0038]
Next, in the invention of claim 4 of the present application, in the configuration of the invention of claim 3, the rectifying means 51 isthe aboveOf the air-cooled condenser 19the aboveClose to
[0039]
as a result,In the same configuration,The air-cooled
[0040]
Next, the invention of claim 5 of the present application isAn
[0041]
In the above configuration, first, the
[0042]
Therefore, in the above configuration, when the
[0043]
Therefore, the apparatus body is formed as thin and compact as possible in comparison with the conventional configuration in which air inlets are provided on a plurality of surfaces (three surface directions) having different directions of the apparatus body. It can be installed if there is only a relatively small installation space between the air suction space corresponding to a single air suction surface and the air blowing space on the opposite surface side. become.
[0044]
Moreover, the space required for the maintenance work can be shared with the air suction space for the air-cooled
[0045]
In that case, as described above, on the air suction surface side of the air-cooled
[0046]
Therefore, the air cooling condenser 19InlayBy the rectifying means 22 and 23 provided on the side, air suction resistance on the air suction surface of the air-cooled
[0047]
Next, in the invention of claim 6 of the present application, in the configuration of the invention of claim 5, the rectifying means 52 is provided on the entire air suction surface of the air-cooled
[0048]
As a result, the flow rate adjustment based on the difference in punching hole diameters of the punching plate realizes the uniform flow velocity distribution of the entire air flow through the air-cooled
[0049]
Next, the invention of
[0050]
As a result, the flow rate distribution of the entire air flow passing through the air-cooled
[0051]
Further, in the invention of claim 8 of the present application, in the configuration of the invention of claim 5, the rectifying means is formed of a mesh member.
[0052]
As a result, the flow rate distribution in the entire air flow passing through the air-cooled
【The invention's effect】
[0053]
As a result, according to the air-cooled absorption refrigeration apparatus of each invention of the present application, the following beneficial effects can be obtained.
(1) It is possible to provide an air-cooled absorption refrigeration apparatus having a compact apparatus main body, a small installation area, and low cost.
(2) The flow velocity distribution of the air flow passing through the air-cooled condenser can be made uniform, the ventilation resistance can be reduced, and the heat exchange performance can be improved.
(3) As a result, noise reduction is achieved.
(4) Furthermore, the power consumption of the fan motor can be reduced.
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[0054]
(Embodiment 1)
1 to 3 show the configuration of an air-cooled absorption refrigeration apparatus according to
[0055]
In the figure,
[0056]
The first and second right and left two sets of
[0057]
On the other hand, a rectangular
[0058]
And in the ventilation path which consists of a single system path formed substantially straight from the back side of the apparatus
[0059]
Furthermore, the
[0060]
Therefore, in the above configuration, when the first and
[0061]
That is, in the above configuration, the
[0062]
Therefore, the apparatus body is formed as thin and compact as possible in comparison with the conventional configuration in which air inlets are provided on a plurality of surfaces (three surface directions) having different directions of the apparatus body. It can be installed if there is only a relatively small installation space between the air suction space corresponding to a single air suction surface and the air blowing space on the opposite surface side. become.
[0063]
In addition, since the space required for the maintenance work can be shared with the air suction space, substantially only the air suction space is sufficient.
[0064]
In the above configuration, the first and
[0065]
Therefore, in this configuration, the flow of air blown to the outside is directed upward, and the installation area on the front side can be further reduced.
[0066]
As a result, it is possible to provide an air-cooled absorption refrigeration apparatus having a compact apparatus body, a small installation area, and low cost.
[0067]
As a result, a plurality of the apparatus
[0068]
Furthermore, in the above-mentioned configuration together with them, the flow rate distribution of the entire air flow passing through the air-cooled
[0069]
Next, FIG. 3 shows a configuration of a refrigeration circuit (double effect type) of an air-cooled absorption refrigeration apparatus adopting the above-described structure.
[0070]
In the air-cooled absorption refrigeration apparatus shown in FIG. 3, for example, a lithium bromide aqueous solution (LiBr aqueous solution) is employed as the absorbing liquid, and water vapor is employed as the refrigerant (absorbed liquid).
[0071]
In FIG. 3, first,
[0072]
The lithium bromide dilute solution c is obtained by absorbing water vapor a, which is a refrigerant, in a lithium bromide intermediate concentrated solution b, which is an absorbent, in an air-cooled
[0073]
The water vapor a separated by the gas-
[0074]
In the low-
[0075]
Further, the water vapor a evaporated from the lithium bromide intermediate concentrated solution b in the low-
[0076]
Then, the lithium bromide dilute solution c taken out from the air-cooled
[0077]
The air-cooled
[0078]
(Embodiment 2)
Next, FIG. 4 and FIG. 5 show the configuration of an air-cooled absorption refrigeration apparatus according to Embodiment 2 of the present invention.
[0079]
In this embodiment, unlike the air-cooled
[0080]
In the figure,
[0081]
The first and second right and left two sets of
[0082]
On the other hand, a rectangular
[0083]
And in the ventilation path which consists of a single system path formed substantially straight from the back side of the apparatus
[0084]
Further, the
[0085]
Therefore, in the above configuration, when the first and
[0086]
That is, in the above configuration, the
[0087]
Therefore, the apparatus body is formed as thin and compact as possible in comparison with the conventional configuration in which air inlets are provided on a plurality of surfaces (three surface directions) having different directions of the apparatus body. It can be installed if there is only a relatively small installation space between the air suction space corresponding to a single air suction surface and the air blowing space on the opposite surface side. become.
[0088]
In addition, since the space required for the maintenance work can be shared with the air suction space, substantially only the air suction space is sufficient.
[0089]
In the above configuration, the first and
[0090]
Therefore, in this configuration, the flow of air blown to the outside is directed upward, and the installation area on the front side can be further reduced.
[0091]
As a result, it is possible to provide an air-cooled absorption refrigeration apparatus having a compact apparatus body, a small installation area, and low cost.
[0092]
As a result, a plurality of the apparatus
[0093]
Furthermore, in the above-mentioned configuration together with them, since the flow velocity distribution of the air flow that particularly passes through the air-cooled
[0094]
(Embodiment 3)
Next, FIGS. 6 and 7 show the configuration of an air-cooled absorption refrigeration apparatus according to Embodiment 3 of the present invention.
[0095]
In this embodiment, a rectifying means 52 made of a punching plate having different hole diameters of punching holes is provided on the air suction surface side of the
[0096]
In the figure,
[0097]
The first and second right and left two sets of
[0098]
On the other hand, a rectangular
[0099]
And in the ventilation path which consists of a single system path formed substantially straight from the back side of the apparatus
[0100]
Further, on the entire air suction surface side of the air-cooled
[0101]
Therefore, in the above configuration, when the first and
[0102]
That is, in the above configuration, the
[0103]
Therefore, the apparatus body is formed as thin and compact as possible in comparison with the conventional configuration in which air inlets are provided on a plurality of surfaces (three surface directions) having different directions of the apparatus body. It can be installed if there is only a relatively small installation space between the air suction space corresponding to a single air suction surface and the air blowing space on the opposite surface side. become.
[0104]
In addition, since the space required for the maintenance work can be shared with the air suction space, substantially only the air suction space is sufficient.
[0105]
In the above configuration, as described above, the first and
[0106]
Therefore, in this configuration, the flow of air blown to the outside is directed upward, and the installation area on the front side can be further reduced.
[0107]
As a result, it is possible to provide an air-cooled absorption refrigeration apparatus having a compact apparatus body, a small installation area, and low cost.
[0108]
As a result, a plurality of the apparatus
[0109]
Furthermore, in the above-mentioned configuration together with them, since the flow velocity distribution of the air flow that particularly passes through the air-cooled
[0110]
Note that the same action as this punching plate can be realized in the same manner even if a mesh member is used.
[0111]
(Embodiment 4)
Next, FIGS. 8 and 9 show the configuration of an air-cooled absorption refrigeration apparatus according to Embodiment 4 of the present invention.
[0112]
In this embodiment, the flow rate distribution of the air flow flowing through the air-cooled
[0113]
Even with such a configuration, it is possible to save the air flow velocity in the region close to the
[0114]
Note that the same action as this punching plate can be realized in the same manner even if a mesh member is used.
[0115]
(Embodiment 5)
Next, FIG. 10 shows a configuration of an air-cooled absorption refrigeration apparatus according to Embodiment 5 of the present invention.
[0116]
In this embodiment, the flow rate of the air flow that similarly flows through the air-cooled
[0117]
Even with such a configuration, the same effects as those of the third embodiment can be obtained.
[0118]
(Embodiment 6)
Next, FIG. 11 shows a configuration of an air-cooled absorption refrigeration apparatus according to Embodiment 6 of the present invention.
[0119]
In this embodiment, when the
[0120]
Even with such a configuration, it is possible to realize a flow velocity reduction function in a portion that is relatively close to the
[0121]
(Modification)
The size and installation mode (relative angle with respect to the air-cooled absorber 17) of the air-cooled
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of an air-cooled absorption refrigeration apparatus according to
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of the apparatus.
FIG. 3 is a refrigeration circuit diagram of the apparatus.
FIG. 4 is a perspective view of an air-cooled absorption refrigeration apparatus according to Embodiment 2 of the present invention.
FIG. 5 is a longitudinal sectional view of the apparatus.
FIG. 6 is a longitudinal sectional view of an air-cooled absorption refrigeration apparatus according to Embodiment 3 of the present invention.
FIG. 7 is a horizontal sectional view of the apparatus.
FIG. 8 is a longitudinal sectional view of an air-cooled absorption refrigeration apparatus according to Embodiment 4 of the present invention.
FIG. 9 is a horizontal sectional view of the apparatus.
FIG. 10 is a longitudinal sectional view of an air-cooled absorption refrigeration apparatus according to Embodiment 5 of the present invention.
FIG. 11 is a longitudinal sectional view of an air-cooled absorption refrigeration apparatus according to Embodiment 6 of the present invention.
FIG. 12 is a longitudinal sectional view showing a first form of an air-cooled condenser in the air-cooled absorption refrigeration apparatus according to each embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a longitudinal sectional view showing the second embodiment.
FIG. 14 is a longitudinal sectional view showing the third embodiment.
FIG. 15 is a longitudinal sectional view showing the fourth embodiment.
FIG. 16 is a perspective view of an air-cooled absorption refrigeration apparatus according to a first conventional example.
FIG. 17 is a longitudinal sectional view of the air-cooled absorption refrigeration apparatus.
FIG. 18 is a perspective view of an air-cooled absorption refrigeration apparatus according to a second conventional example.
FIG. 19 is a longitudinal sectional view of the air-cooled absorption refrigeration apparatus.
[Explanation of symbols]
10 is an apparatus main body, 10a is a front side vertical wall portion, 10b is a rear side vertical wall portion, 13 is an inclined surface portion, 14a is a first air outlet, 14b is a second air outlet, and 15a is a first fan. , 15b is a second fan, 16 is a back side air inlet, 17 is an air-cooled absorber, 18 is an evaporator, 19 is an air-cooled condenser, 22 is a solution pump, 23 is a refrigerant pump, 50, 51, 52, 53 Is a rectifying means.
Claims (8)
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