JP3780538B2 - 端子板 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、例えばテレビジョン受像機やビデオテープレコーダ(VTR)の前面若しくは背面に取り付けられ、外部のオーディオビジュアル機器との入出力端子となるピンジャック32やミニDINソケット31等の接続部品3を配設した端子板に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種のオーディオビジュアル機器、例えばテレビ受像器では、図20に示すように映像用で絶縁性ケース4が黄色に着色されたピンジャック32と、音声用で左右の音声信号のために赤色と白色にそれぞれ着色されたピンジャック32の合計3個が一組となっており、又近年はこのピンジャック32の組の他に更にS−VHS方式接続用としてミニDINソケット31を加え一組としたものが、端子板に配設されている。
【0003】
従来のテレビにおいては、これらのピンジャック32からなる組は2組程度であったが、近年の大型テレビでは図21に示すように、BS放送の入出力用端子等が加えられ、5組、6組等更に多くの組が備えられたものも増えている。
【0004】
このような端子板は、端子板上の接続部品3の配列が規格により定められたものではなく、図20、図21の他に例えば図22のように、機種毎に接続部品3の数もその配列も異なるものであった。
【0005】
かかる機器に使用される端子板100は、例えば図23及び図24に示すように、接続部品3であるピンジャック32とミニDINソケット31を収容する収容凹部103を、ハウジング本体102の背面側から上下3段で4列のマトリックス状の位置に凹設している。
【0006】
接続部品3のターミナル6は、細い金属板からなり、直角に下方にL字状に折曲げたL字状のターミナル61である。各ピンジャック32は、2から3本のL字状のターミナル61を備え、又ミニDINソケット31は、5本のL字状のターミナル61を備えている。
【0007】
これらのピンジャック32とミニDINソケット31をハウジング本体102の背面側から収容凹部103に挿入し、外部接続部5をハウジング本体102の前面より突出させた状態で、ピンジャック32のケース4に形成した係合部104をハウジング本体102の係合凹部(図示せず)に係合させ、背面側への抜け止めを行った後に、L字状のターミナル61の脚部をメイン配線基板10へ挿通させ、その電気的な接続を行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成の従来の端子板には、以下のような問題があった。
【0009】
イ、オーディオビジュアル機器の機種毎に接続部品3の数もその配列も異なるものであるため、その都度異なるハウジング本体102を成型する必要があり、コストアップの原因となっていた。
【0010】
例えば、図20の端子板と図21の端子板とを比較すると、ピンジャック32とミニDINソケット31の各接続部品3が左右対称に取り付けられているが、ピンジャック32とミニDINソケット31のケース4外形は、両者の外部接続部5の外径寸法が異なる(ピンジャック32が8.3mmに対し、ミニDINソケット31は12mm)ことから相違し、単純にハウジング本体102を共用して、入れ替えることができない。
【0011】
又、ミニDINソケット31は、取り付けの向きによって方向性を有しているが、図22に示す縦向きから図21の横向きに90度回転させて取り付ける場合であっても、ハウジング本体102全体を成型しなおさなければならない。従って、わずかな変更に対しても大きな労力と費用を要していた。
【0012】
ロ、端子板100に取り付けられた接続部品3に、外部機器からのピンプラグ、DINプラグ等を差し込む際には、接続部品3との接続がロック感覚、ロック音などで確認できない構造であるため、設計者の予測をはるかに越えた大きな挿入力でピンプラグ等が挿入されることがある。
【0013】
しかして、背面側から接続部品3を取り付ける上記従来構造の端子板100にあっては、ピンプラグ等から受ける挿入力が、係合部104に直接に伝達されるため、係合部104の係合がはずれて、接続部品3が背面側に脱落したり、背面側に移動して、メイン配線基板10のパターンと電気的に接続する半田が脱落したり、欠損を生じる。
【0014】
ハ、接続部品3のターミナル6は、直角に下方に折曲げたL字状のターミナル61であるため、図24に示すように上方に配置されればされるほど長いターミナルが必要となり、多くの金属材料を使用する。
【0015】
しかも各ピンジャック32は、2から3本のL字状のターミナル61を備え、又ミニDINソケット31にあっては、5本のL字状のターミナル61を備えていることから、多数段になるとハウジング本体102の背面側にこれらのターミナルが集中し、ターミナル間でショートする可能性がある。
【0016】
ニ、ピンジャック32は、ピンプラグ挿入孔32aがケース4前後に貫通する構造であるため、図24に示すような従来の端子板100のハウジング本体102に取り付けられて、ピンプラグが挿入されていない状態では、外部から誤って導電ピンが挿入され、機器内部の活電部に接触して感電する危険がある。
【0017】
従って、IEC規格により、このような端子板100には、導電ピンが機器内部に挿入されないような措置が要求されているが、この為に遮蔽板など別部品が必要となっていた。
【0018】
ホ、従来の端子板100は、ハウジング本体102をVTR機器等の化粧パネル15にネジ止めして垂直に固定しているが、機器内の修理の際には、このネジを外し検査用のプラグなどを挿入するので、ハウジング本体102が後方へ傾きメイン配線基板10との半田接続部が破壊したり、ターミナル脚部61aが折れ曲がることがあった。
【0019】
又、この後倒れを防止するために、ハウジング本体102に図24に示すような支持脚部105を一体に設けているものもあるが、余分な材料を使用するほか、ハウジング本体102の形状が複雑となり、例えばハウジング本体102を縦置きから横置きとして利用するなどで共用する場合の障害となっていた。
【0020】
本発明は、上述の問題点に鑑みなされたもので、接続部品3の数や配列が異なっても、一つのハウジング本体で共用することができる端子板を提供することを目的とする。
【0021】
更に、本発明はピンプラグ等による大きな挿入力を受けても接続部品3が脱落せず、メイン配線基板との接続不良を防止することができる端子板を提供することを目的とする。
【0022】
更に、本発明はターミナルに使用する金属材料の使用量が少なく、しかもターミナル間がショートする恐れのない端子板を提供することを目的とする。
【0023】
更に、本発明は特に遮蔽板などの別部品を用いることなく、ピンジャックから導電ピンが機器内部に侵入する危険のない端子板を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
この発明は、以上の問題点を解決するために、請求項1の発明に係る端子板は、それぞれ、外部接続部と、ケースと、ケースに取り付けられるターミナルを有する複数の接続部品と、複数の接続部品を収容する略直方体状のハウジング本体とを備え、各接続部品のケースがハウジング本体の収容凹部に嵌合して、外部接続部がハウジング本体の前面より突出するとともに、ターミナルがハウジング本体の背面若しくは底面より突出する端子板において、ハウジング本体は、ハウジング本体の前面より凹設され、M段N列(M、Nは1から始まる正の整数)のマトリックス状の位置に配設された収容凹部と、収容凹部の内底面に、ハウジング本体の背面から各収容凹部に連通するように穿設されたターミナル挿通孔とを備え、各収容凹部の輪郭を接続部品のケースの側面と嵌合する形状として、ケースの側面が同一形状の複数の異なる種類の接続部品を、同一向きで、いずれの収容凹部へも嵌合接続できるようにしたことを特徴とする。
【0025】
更に、請求項2の発明は、各収容凹部の輪郭を、接続部品のケースの縦向きと横向きのいずれの側面とも嵌合する形状として、側面が同一形状のケースを備えた接続部品を、直交する縦向きと横向きのいずれかの向きで、いずれの収容凹部へも嵌合接続できるようにしたことを特徴とする。
【0026】
又、請求項3の発明に係る端子板は、それぞれ、外部接続部と、ケースと、ケースに取り付けられるターミナルを有する複数の接続部品と、垂直に配置され、複数の接続部品を収容する略直方体状のハウジング本体とを備え、各接続部品のケースがハウジング本体の収容凹部に嵌合して、外部接続部がハウジング本体の前面より突出するとともに、ターミナルがハウジング本体より突出して、水平に配置されたメイン配線基板の対応するパターンと電気接続する端子板において、ハウジング本体は、ハウジング本体の前面より凹設され、M段N列(M、Nは1から始まる正の整数)のマトリックス状の位置に配設された収容凹部と、収容凹部の内底面に、ハウジング本体の背面から各収容凹部に連通するように穿設されたターミナル挿通孔とを備え、ハウジング本体の背面にハウジング本体と平行に中継基板を取り付け、各収容凹部の輪郭を、接続部品のケースの側面と嵌合する形状とするとともに、ターミナル突出位置に対応する中継基板上の位置にスルーホールを穿設し、ケースの側面が同一形状で、ケースの同一位置からターミナルが突出する複数の異なる種類の接続部品を、同一向きで、いずれの収容凹部へも嵌合接続できるようにして、嵌合接続された各接続部品のターミナルを中継基板を介して、メイン配線基板のパターンと電気接続させたことを特徴とする。
【0027】
更に、請求項4の発明は、各収容凹部の輪郭を接続部品のケースの縦向きと横向きのいずれの側面とも嵌合する形状とするとともに、ケースの縦向きと横向きのいずれのターミナル突出位置にも対応する中継基板上の位置にスルーホールを穿設し、側面が同一形状のケースとケースの同一位置から突出したターミナルとを備えた接続部品を、直交する縦向きと横向きのいずれかの向きで、いずれの収容凹部へも嵌合接続できるようにして、嵌合接続された接続部品のターミナルを中継基板を介して、メイン配線基板のパターンと電気接続させたことを特徴とする。
【0028】
更に、請求項5の発明は、最下段の収容凹部の底壁にハウジング本体の底辺に沿って前面より複数の鉛直案内溝が凹設され、接続部品のL字状のターミナルを案内することを特徴とする。
【0029】
更に、請求項6の発明は、少なくとも左右いずれか一方側1列の収容凹部の外側壁にハウジング本体の側辺に沿って前面より複数の水平案内溝を凹設し、接続部品のL字状のターミナルを案内することを特徴とする。
【0030】
更に、請求項7の発明は、ハウジング本体の側面にハウジング本体の側面と平行に補助基板を取り付けるとともに、左右いずれか一方側1列の収容凹部の外側壁にハウジング本体の側辺に沿って前面より複数の水平案内溝を凹設し、一方側1列の少なくとも一つの収容凹部にL字状のターミナルを備えた接続部品を横向きに嵌合接続して、L字状のターミナルを補助基板を介して、メイン配線基板のパターンと電気接続させたことを特徴とする。
【0031】
更に、請求項8の発明は、接続部品のターミナルを、ケース背面の中央位置を中心として、水平線上で等ピッチの5箇所の位置のいずれかから突出し、ターミナル挿通孔は、収容凹部に収容された接続部品のターミナルが挿通するように、収容凹部の内底面の中央位置を中心として、水平線上で等ピッチの5箇所の位置に穿設されたことを特徴とする。
【0032】
更に、請求項9の発明は、接続部品のターミナルを、ケース背面の中央位置を中心として、十字形の直線上で等ピッチの9箇所の位置のいずれかから突出し、ターミナル挿通孔は、収容凹部に収容された接続部品のターミナルが挿通するように、収容凹部の内底面の中央位置を中心として十字形の直線上で等ピッチの9箇所の位置に穿設されたことを特徴とする。
【0033】
更に、請求項10の発明は、複数の接続部品が、ミニDINソケット若しくはピンジャックのいずれか1種類、又はミニDINソケットとピンジャックの2種類からなることを特徴とする。
【0034】
更に、請求項11の発明は、複数の接続部品が、ミニDINソケット、ジャック又はピンジャックからなることを特徴とする。
【0035】
【作用】
請求項1の発明によれば、ハウジング本体の前面から収容凹部に挿入された接続部品が収容凹部の内底面に当接して停止する。この収容凹部は、ピンプラグ等を接続部品に差し込む場合の挿入力を受け止める。従って、異常な挿入力を受けても接続部品が脱落せず、又、接続部品の背面側への移動に起因したメイン配線基板との半田接続部の脱落、欠損などの接続不良がなくなる。
【0036】
一方、接続部品がピンプラグ等の抜去力から受ける前面側への力は、両者の接触圧から生じる摩擦力を限度とするもので、簡単な抜け止め機構を設けるか、ハウジング本体の前面に覆われた化粧パネルに当接させるだけで、ピンジャックが抜け出ることがない。
【0037】
又、収容凹部がハウジング本体のM段N列(M、Nは1から始まる正の整数)のマトリックス状の位置に配設され、各収容凹部の輪郭が接続部品のケースの側面と嵌合する形状としているので、接続部品を異なる位置の収容凹部へ嵌合接続することができ、端子板に収容される接続部品の数、レイアウトが異なっても同一のハウジング本体を共用できる。ミニDINソケットとピンジャック等異なる種類の接続部品であっても、ケースの側面を同一形状とすれば、同様に異なる種類の接続部品間でも取り付け位置を変更することができ、レイアウトが異なっても同一のハウジング本体を共用できる。
【0038】
請求項2の発明によれば、各収容凹部の輪郭を接続部品のケースの縦向きと横向きのいずれの側面とも嵌合する形状としているので、接続部品を、直交するいずれかの向きで、いずれの収容凹部へも嵌合接続できる。従って、ハウジング本体を90度回転させれば、M段N列の収容凹部を備えたハウジング本体をN段M列の収容凹部を備えたハウジング本体と共用することができる。又、ミニDINソケット31のように取り付けた状態で方向性のある接続部品は、ハウジング本体を変更することなく、嵌合接続状態を縦向きと横向きのいずれにも変更することができる。
【0039】
請求項3の発明によれば、ハウジング本体の前面から収容凹部に挿入された接続部品が収容凹部の内底面に当接して停止する。接続部品のターミナルは、ターミナル挿通孔を挿通し、ハウジング本体の背面に取り付けられた中継基板のスルーホール11より背面に突出し、中継基板を介してメイン配線基板のパターンと電気接続する。
【0040】
収容凹部は、ピンプラグ等を接続部品に差し込む場合の挿入力を受け止める。従って、異常な挿入力を受けても接続部品が脱落せず、又、接続部品の背面側への移動に起因した中継配線基板との半田接続部の脱落、欠損などの接続不良がなくなる。
【0041】
収容凹部がハウジング本体のM段N列(M、Nは1から始まる正の整数)のマトリックス状の位置に配設され、各収容凹部の輪郭が接続部品のケースの側面と嵌合する形状とし、ターミナルの突出位置に対応する中継基板上の位置にスルーホールが穿設されているので、接続部品を異なる位置の収容凹部へ嵌合接続することができ、端子板に収容される接続部品の数、レイアウトが異なっても同一のハウジング本体を共用できる。
【0042】
ハウジング本体背面より突出したターミナルは、中継基板を介して、メイン配線基板と電気接続するので、ターミナル間でショートすることがない。
【0043】
ピンジャックを通して外部から侵入する導電ピンは、中継基板へ当接し、機器内部へ侵入しない。
【0044】
請求項4の発明によれば、各収容凹部の輪郭を接続部品のケースの縦向きと横向きのいずれの側面とも嵌合する形状とするとともに、ケースの縦向きと横向きのいずれのターミナル突出位置にも対応する中継基板上の位置にスルーホールを穿設しているので、接続部品を、直交するいずれかの向きで、いずれの収容凹部へも嵌合接続して、ターミナルを中継基板を介してメイン配線基板のパターンと電気接続させることができる。従って、ミニDINソケットのように取り付けた状態で方向性のある接続部品は、ハウジング本体を変更することなく、嵌合接続状態を縦向きと横向きのいずれにも変更することができる。
【0045】
請求項5の発明によれば、最下段の収容凹部の底壁71に凹設された鉛直案内溝をL字状のターミナルの脚部が挿通するので、ストレートターミナルとL字状のターミナルのいずれのターミナルを備えた接続部品であっても最下段の収容凹部へ嵌合接続できる。
【0046】
請求項6の発明によれば、左右いずれか一方側1列の収容凹部の外側壁に凹設された水平案内溝に、L字状のターミナルの脚部が挿通するので、ハウジング本体を90度回転させて、M段N列の収容凹部を備えたハウジング本体をN段M列の収容凹部を備えたハウジング本体と共用するときには、水平案内溝が最下段の収容凹部に凹設された鉛直案内溝となる。従って、ハウジング本体を90度回転させても、ストレートターミナルを備えた接続部品とL字状のターミナルを備えた接続部品のいずれをも最下段の収容凹部へ嵌合接続できる。
【0047】
請求項7の発明によれば、一方側1列の収容凹部にL字状のターミナルを備えた接続部品を横向きに嵌合接続することができる。このL字状のターミナル脚部は、水平案内溝を挿通し、ハウジング本体の側面に取り付けられた補助基板を介して、メイン配線基板のパターンと電気接続する。
【0048】
請求項8の発明によれば、ターミナル挿通孔は、収容凹部に収容された接続部品のターミナルが挿通するように、収容凹部の内底面の中央位置を中心として、水平線上で等ピッチの5箇所の位置に穿設されているので、ケース背面の中央位置を中心として、水平線上で等ピッチの5箇所の位置のいずれかからストレートターミナルが突出した接続部品を収容凹部へ嵌合接続することができる。
【0049】
請求項9の発明によれば、ターミナル挿通孔は、収容凹部に収容された接続部品のターミナルが挿通するように、収容凹部の内底面の中央位置を中心として、十字形の直線上で等ピッチの9箇所の位置に穿設されているので、ケース背面の中央位置を中心として、十字形の直線上で等ピッチの9箇所の位置のいずれかからストレートターミナルが突出した接続部品を収容凹部へ嵌合接続することができる。
【0050】
又、ハウジング本体を90度回転させて、M段N列の収容凹部を備えたハウジング本体をN段M列の収容凹部を備えたハウジング本体と共用する場合であっても、ケース背面の中央位置を中心として、十字形の直線上で等ピッチの9箇所の位置のいずれかからストレートターミナルが突出した接続部品であれば、収容凹部へ嵌合接続することができる。
【0051】
請求項10の発明によれば、ミニDINソケットとピンジャックのケースの側面を同一形状とすれば、端子板の異なる位置の収容凹部へ嵌合接続することができ、端子板に収容されるミニDINソケットとピンジャックの数、レイアウトが異なっても同一のハウジング本体を共用できる。
【0052】
請求項11の発明によれば、ミニDINソケット、ジャック又はピンジャックの側面を同一形状とすれば、端子板の異なる位置の収容凹部へ嵌合接続することができ、端子板に収容される接続部品の数、レイアウトが異なっても同一のハウジング本体を共用できる。
【0053】
【実施例】
以下この発明の第一の実施例を図1乃至図13で説明する。
【0054】
図1は、端子板1の組立状態を示す分解斜視図で、複数の接続部品3と、この接続部品3が配設されるハウジング本体2と、ハウジング本体2の背面に取り付けられる接続基板としての中継基板9とを備えている。
【0055】
ハウジング本体2に配設される接続部品3は、図8乃至図10に示すミニDINソケット31と、ストレートターミナル62を備えたピンジャック32と、ライトアングルターミナルであるL字状のターミナル61を備えたピンジャック32の3種類の接続部品3である。
【0056】
ミニDINソケット31は、外部機器からのDINプラグ(図示省略)が挿抜自在に差し込まれる外径12mmの円筒状外部接続部5を備え、この外部接続部5に外接するようにブロック状のケース4が絶縁性合成樹脂で成型されている。このブロック状ケース4を正面から見た輪郭は、一辺を12mmとする正方形の各コーナーを同形状でカットした八角形となっている。
【0057】
ケース4の両側面と頂面には、ケース4をハウジング本体2から前方側へ抜け止めする係止突起41が一体に突設されている。
【0058】
又、ケース4の背面からは、4極の接触子のそれぞれから導出したターミナル6と円筒状アースリングから導出したターミナル6が突出し、その突出位置は図8(b)に示すように、ケース4背面の中央位置を中心として、十字形の直線上で等ピッチの9箇所の位置の内の5箇所となっている。
【0059】
ストレートターミナル62を備えたピンジャック32は、外部機器からのピンプラグ(図示省略)が挿抜自在に差し込まれる円筒状外部接続部5をブロック状のケース4の前面側に有すると共に、ケース4の背面からストレート状のターミナル62が突出している。(図9参照)。SW機能を備えないピンジャック32のターミナル6は、信号ターミナルとアースターミナルの2本からなり、SW付きピンジャック32には、更にスイッチターミナルが備えられ、合計3本のターミナル6がケース4に取り付けられている。
【0060】
このブロック状のケース4の頂面を含む側面形状は、上述のミニDINソケット31のケース4と同一形状であり、従って係止突起41もミニDINソケット31のケース4と同一位置に形成されている。
【0061】
ケース背面のターミナル突出位置は、図9(b)に示すように、ケース背面の中央位置を中心として、水平線上で等ピッチの5箇所の位置の内の3箇所であり、この位置は、ケース背面の中央位置を中心として、十字形の直線上で等ピッチの9箇所の位置の内の3箇所ともなっている。
【0062】
L字状のターミナル61を備えたピンジャック32は、ピンプラグ(図示省略)が挿抜自在に差し込まれる円筒状外部接続部5をブロック状のケース4の前面側に有すると共に、ケース4の底面からL字状のターミナル61の脚部が突出している。
【0063】
ケース底面のターミナル突出位置は、図10(b)に示すように、ケース背面から見て、等間隔となるような位置となっている。
【0064】
このブロック状のケース4の側面形状も、底面のL字状のターミナル挿入用溝を除けば、上述のミニDINソケット31のケース4と同一形状であり、係止突起41もミニDINソケット31のケース4と同一位置に形成されている。
【0065】
つまり、異なる種類の接続部品3であってもケース4を前方より投影した投影形状の輪郭は八角形で同一であり、しかも、各ケース4は図示の縦向きの位置から一側面を底面とした横向きの位置としても、同一の投影形状の輪郭となっている。この輪郭に合わせて、後述するハウジング本体2の収容凹部7が形成されている。
【0066】
ここで、ミニDINソケット31と、左右の音声用の2個のピンジャック32及び映像用の1個のピンジャック32が1組となっており、組となるミニDINソケット31と3個のピンジャック32がハウジング本体2に最上段より順に縦1列に配設される。
【0067】
本実施例にかかる端子板1は、更に2組の合計3組の接続部品3を備えているため、絶縁性合成樹脂で略直方体状に成型されたハウジング本体2には、図1に示すようにマトリックス状に4段3列の接続部品3を収容する収容凹部7がその前面より凹設されている。
【0068】
各収容凹部7を前方より見た輪郭は、上述の通り、接続部品3のケース側面の輪郭である八角形状と略同一形状となっていて、いずれの種類の接続部品3が縦向きと横向きのいずれの向きで挿入されても嵌合できるようになっている。
【0069】
収容凹部7の奥行きは、接続部品3のケース奥行きと略等しく、収容凹部7へケース4を嵌合接続した収容状態では、各接続部品3の外部接続部5がハウジング本体2の前面より突出して、外部機器からのピンプラグ等との挿抜が行われる。
【0070】
最下段の収容凹部7の底壁71には、ハウジング本体2の底辺に沿って等間隔で、前面より5本の鉛直案内溝12が凹設されている。この鉛直案内溝12は、L字状のターミナル61を備えたピンジャック32が前方より収容凹部7に挿入できるように、ケース4底面から突出するL字状のターミナル61のターミナル脚部61aを挿通させ、収容凹部7内に案内するものである。
【0071】
又、図1において右側1列の収容凹部7の外側壁72にも、ハウジング本体2の側辺に沿って等間隔で、前面より5本の水平案内溝13が凹設されている。この水平案内溝13は、L字状のターミナル61を備えたピンジャック32が前方より横向きで収容凹部7に挿入できるように、ケース側面から突出するL字状のターミナル61のターミナル脚部61aを挿通させ、収容凹部7内に案内するものである。
【0072】
L字状のターミナル61を備えたピンジャック32を、横向きで右側1列の収容凹部7に嵌合接続できるようにすると、後述の第2実施例で詳述するようにハウジング側面に取り付けた補助基板14を利用することができ、又、右側1列の収容凹部7を最下段の収容凹部7とするようにハウジング本体2を90度回転すれば、4段3列の収容凹部7を備えた端子板1を、最下段にL字状のターミナル61を備えたピンジャック32を収容可能な3段4列の端子板とすることができる。
【0073】
これらの案内溝が形成されている底壁71と外側壁72の面を除いて、収容凹部7の上下左右の各内面には、係止ガイド溝21と、係止ガイド溝21の後方に係止段部22が設けられている。係止ガイド溝21は、接続部品3が収容凹部7に挿入される際に、各接続部品3の係止突起41を後方へ平行に案内し、接続部品3のケース4が収容凹部7内に完全に収容された位置で、係止段部22と係止突起41とが相互に係合する。
【0074】
これにより接続部品3が前方へ抜け止め状態となり、ピンプラグ等の引き抜きの際における接続部品3の抜けを確実に防止することができる。
【0075】
図2乃至図5に示すように、ハウジング本体2の背面から各収容凹部7に連通するように複数のターミナル挿通孔8が穿設されている。
【0076】
このターミナル挿通孔8は、収容凹部7に収容された接続部品3のターミナル6が挿通するように、収容凹部7の内底面の中央位置を中心として十字形の直線上で等ピッチの9箇所の位置に穿設さている。
【0077】
すなわち、接続部品3が収容凹部7に収容された状態で、ケース背面と収容凹部内底面の中央位置が一致し、ターミナル6の突出位置のピッチL1とターミナル挿通孔8のピッチL2が等しくなるように、各ターミナル挿通孔8が穿設されているので、十字形の直線上で等ピッチの9箇所の位置の内の5箇所からターミナル6が突出するミニDINソケット31及び3箇所からターミナル6が突出するストレートターミナル62を備えたピンジャック32のいずれの接続部品3も、ターミナル6をターミナル挿通孔8へ挿通させ、収容凹部7へ収容させることができる。
【0078】
このターミナル挿通孔8は、最下段の収容凹部内底面にも穿設されているので、最下段の収容凹部7へは、L字状のターミナル61を備えたピンジャック32とストレートターミナル62を備えた接続部品3のいずれをも嵌合接続することができる。
【0079】
更に、いずれの接続部品3のターミナル6も、ケース背面の中央位置を中心として、十字形の直線上で等ピッチの9箇所の位置のいずれかより突出しているので、接続部品3を縦向きから横向きに90度回転しても、十字形の直線上で等ピッチの9箇所の位置のいずれかより突出することとなり、縦向きと横向きのいずれの向きでもターミナル6をターミナル挿通孔8へ挿通させ、収容凹部7へ収容させることができる。
【0080】
最下段の収容凹部7において、水平線上の5箇所の位置に穿設されたターミナル挿通孔8の下方の5箇所の位置に、第1中継ターミナル16を挿通させる中継ターミナル挿通孔18が穿設されている。この内、中央の中継ターミナル挿通孔18は、ターミナル挿通孔8が兼ねている。
【0081】
第1中継ターミナル16は、図6に示すように金属製の細長板状片であり、中継ターミナル挿通孔18を挿通する挿通部16aの前端を下方へ直角に折曲げて、幅広部16bを有する垂直支持部16cとし、垂直支持部16cの下端を更にクランク状に折曲げて、鉛直案内溝12の内底面に沿って下方へ突出する中継ターミナル脚部16dとするものである。
【0082】
16eは、第1中継ターミナル16の長手方向に沿って形成されたリブであり、第1中継ターミナル16を補強するものである。
【0083】
図4及び図12から明らかなように、最下段の収容凹部内底面の中継ターミナル挿通孔18より下方の面は、第1中継ターミナル16の厚みだけ後方に凹設され、収容凹部7内に接続部品3が収容された際に、ケース背面と収容凹部7内底面との間で、第1中継ターミナル16の垂直支持部16cを挟持し、位置決め固定するようにしている。
【0084】
ハウジング本体背面の各中継ターミナル挿通孔18の下方には、それぞれ第2中継ターミナル17を位置決め固定する、位置決め凹部23と位置決め溝24が形成されている。
【0085】
第2中継ターミナル17は、図7に示すように金属製の細長板状片であり、挿通部17aの前端が下方に折曲げられた中継ターミナル脚部の側面には、L字状の固定片17fが一体に形成されている。又、この第2中継ターミナル17にも、補強用のリブ17eが形成されている。
【0086】
図3に示すように、位置決め凹部23は、第2中継ターミナル17の横幅に合わせた矩形状の凹部で、この位置決め凹部23内に、第2中継ターミナル17の固定片17fを嵌入する位置決め溝24が凹設されている。
【0087】
図12に示すように、第2中継ターミナル17は、中継ターミナル脚部17dがハウジング本体背面と中継基板9の間で挟持され、位置決め凹部23と位置決め溝24によってハウジング本体背面に位置決め固定される。
【0088】
上述の中継ターミナル挿通孔18、位置決め凹部23、位置決め溝24などの構成は、ハウジング本体2の最下段の収容凹部7及びその背面に形成されるものであるが、ハウジング本体2を90度回転させて、右側1列の収容凹部7を最下段の収容凹部7とし、その内面及び背面にも第1、第2中継ターミナル16、17が位置決め固定できるように、該対応位置に同様の構成が形成されている。(図1乃至図3参照)。
【0089】
中継基板9は、以上のようなハウジング本体2の背面に取り付けられる。この取り付けを行うため、ハウジング本体2の両側には、図1に示すように、フック19が突出すると共に、中継基板9の対応する位置には、フックスリット20が設けられている。そして、フック19及びフックスリット20が相互に係合することにより、中継基板9の取り付けが行われる。
【0090】
この中継基板9は、ハウジング本体2の収容凹部7に挿入された接続部品3のターミナル6と第1、第2中継ターミナル16、17及び後述のアースプレート26との電気的な接続を行うものである。この電気的接続は、中継基板9の背面側で行われるものであり、このため中継基板9には、図13に示すように、接続部品3のターミナル6と、第1、第2中継ターミナル16、17が挿通するスルーホール11が対応部位に、対応数形成されている。
【0091】
すなわち、ミニDINソケット31を収容する最上段の収容凹部7の背面には、ミニDINソケット31の5本のターミナル6が挿通するように十字形の直線上に5個のスルーホール11が穿設され、ピンジャック321を収容する中段(第2段と第3段)の収容凹部7背面には、それぞれSW機能を備えないピンジャック32の2本のターミナル6が挿通するように、水平線上に2個のスルーホール11が穿設されている。
【0092】
又、最下段の収容凹部7背面には、第1、第2中継ターミナル16、17が挿通する10個のスルーホール11が平行で2列の水平線上に穿設されている。
【0093】
このように本実施例では、スルーホール11は、ターミナル6が突出する対応部位にのみ形成されているが、予め第1、第2中継ターミナル16、17が挿通する10個のスルーホール11と、全ての収容凹部7の背面に相当する位置に、十字形の直線上で等ピッチの9箇所スルーホール11を穿設した汎用基板を用いてもよい。
【0094】
25は中継基板9の背面に上下方向に形成されたカット用スリット25であり、中継基板9を所定寸法にカッティングして任意の列のハウジング本体2に対して使用できるようにするものである。
【0095】
本実施例では、このカット用スリット25を利用して、図11に示すアースプレート26を取り付けている。
【0096】
このアースプレート26は、中継基板9側の端面脚部26aがカット用スリット25に嵌合する。
【0097】
又、アースプレート26の下端面からはアース脚部26bが垂下しており、このアース脚部26bが図に示すように、メイン配線基板10を挿通する。
【0098】
かかるアースプレート26はハウジング本体2及び中継基板9を背面から支持しており、これにより外部機器のピンプラグ等の差し込み時におけるこれらの後倒れを防止するように作用すると共に、中継基板9を通してメイン配線基板10のアースパターンと電気接続するように作用し、中継基板9上のリードパターン28の過密化を防ぐものである。
【0099】
各スルーホール11とカット用スリット25の周囲には、リング状のランドパターン27が形成されており、接続部品3のターミナル6周囲のランドパターン27は、それぞれリードパターン28によって、図13に示すように第1、第2中継ターミナル16、17周囲のランドパターン27及びアースプレート26周囲のランドパターン27に連続している。
【0100】
中継基板背面より突出した各ターミナル6と第1、第2中継ターミナル16、17及びアースプレート26の端面脚部26aは、それぞれその周囲のランドパターン27に半田付けされ、その結果、各接続部品3のアースターミナルは、アースプレート26と、その他のターミナルは、第1、第2中継ターミナル16、17と個々に電気接続する。
【0101】
そして、アースプレート26のアース脚部26bがメイン配線基板10のアースパターンに、第1、第2中継ターミナル脚部16d、17dがメイン配線基板10の所定のパターンに、それぞれ半田接続される。
【0102】
つぎに本実施例の端子板1の組立てについて説明する。
【0103】
始めに、第2中継ターミナル17をハウジング本体2の背面に取り付ける。
【0104】
第1、第2中継ターミナル16、17の取り付け本数は、各列毎に、中段及び上段に収容された接続部品3から突出するターミナル6の本数によって定まる。
【0105】
本実施例においては、アースターミナルを除いて、最上段のミニDINソケット31から4本、中段のピンジャック32から各1本の合計6本が背面側に突出することから、各列毎に、第1中継ターミナル16が3本、第2中継ターミナル17が3本取り付けられる。
【0106】
第2中継ターミナル17の取り付けは、中継ターミナル脚部17dの側面を位置決め凹部23に合わせながら、固定片17fをハウジング本体背面の位置決め溝24へ嵌入させる。
【0107】
次いで、第2中継ターミナル17をスルーホール11へ挿通させながら、フック19とフックスリット20を係合することにより、中継基板9をハウジング本体2の背面に取り付け、第2中継ターミナル17を中継基板9とハウジング本体2の間で挟持し固定する。
【0108】
その後、第1中継ターミナル16をハウジング本体2の前面より鉛直案内溝12に沿って組み入れ、挿通部16aを中継ターミナル挿通孔18とスルーホール11へ挿通させて、収容凹部7内に仮保持しておく。
【0109】
従って、第1、第2中継ターミナル16、17の挿通部16a、17aは、中継基板9の背面側へ突出し、その脚部16d、17dは、ハウジング本体2の下方へ突出している。
【0110】
中継ターミナル16、17を取り付けたハウジング本体2に、接続部品3を取り付ける。
【0111】
接続部品3の取り付けは、収容凹部7に対して、その前面側から行うものであり、収容凹部7に挿入された接続部品3は、ケース4の端面が収容凹部7の内底面に当接し、これと同時にケース4の係止突起41が収容凹部7の係合段部と係合して、収容凹部7内で位置決め固定される。この時、第1中継ターミナル16は、垂直支持部16cがケース4背面と収容凹部7内底面との間で挟持され、位置決め固定される。
【0112】
この状態で、中段及び上段の収容凹部7に嵌合接続された接続部品3のストレートターミナル62は、ターミナル挿通孔8とスルーホール11を挿通して中継基板9の背面側に突出し、最下段の収容凹部7に嵌合接続された接続部品3のL字状のターミナル61は、鉛直案内溝12から、ハウジング本体2の下方へ突出している。
【0113】
L字状のターミナル61は、第1中継ターミナル16と同一の鉛直案内溝12を挿通しているが、図12に示すように第1中継ターミナル16の前方に位置するので、接触することはない。
【0114】
全ての接続部品3の挿入終了後、アースプレート26の端面脚部26aを中継基板9のカット用スリット25に嵌合し、中継基板9の背面側へ突出したターミナル6及び端面脚部26aをそれぞれランドパターン27と半田により接続する。
【0115】
その後図11に示すようにハウジング本体2及び中継基板9をメイン配線基板10に起立状に取り付け、L字状ターミナル脚部61a、第1、第2中継ターミナル脚部16d、17d、アース脚部26bをメイン配線基板10の下面側で対応するパターンと半田接続して、組み立てを終了する。
【0116】
このように組み立てられた端子板1は、VTRなどAV機器の化粧パネル15を挿通する取り付けネジ(図示せず)をハウジング本体2のネジ孔52へ螺着させ、化粧パネル15の内面に沿って取り付けられる。
【0117】
この実施例の端子板1は、外部機器からのピンプラグ等が接続部品3に差し込まれるが、この差し込み時における挿入力をハウジング本体2の内底面が受け止めるため、接続部品3が抜け出ることがなく、接続部品3の移動による半田の脱落、欠損が生じることがない。
【0118】
本実施例では、4段3列の収容凹部7の全てに接続部品3を収容し、4段3列の接続部品3を備えた端子板1について説明したが、必ずしも全ての収容凹部7に接続部品3を収容する必要はなく、例えば、最上段や第3列の収容凹部7に接続部品3を収容せず、3段3列の端子板や4段2列の端子板としてもよい。
【0119】
次ぎに、本発明の第2実施例について、図14乃至図16で説明する。
【0120】
第2実施例に係る端子板53の接続部品3、ハウジング本体2、第1中継ターミナル16、第2中継ターミナル17及びアースプレート26の構成は、第1実施例と同一であるため、同一の番号を付してその説明を省略する。
【0121】
ハウジング本体2の正面から見て右側(第3列)の収容凹部7は、輪郭が接続部品3のケース4側面の輪郭である八角形状と略同一形状であり、又、収容凹部7の外側壁72には、ハウジング本体2の側辺に沿って前面より複数の水平案内溝13が凹設されているので、L字状のターミナル61を備えた接続部品3を横向きに嵌合接続することができる。
【0122】
そこで本実施例においては、図14に示すように、第3列の最上段にL字状のターミナル61を備えたミニDINソケット31を、中段(第2段と第3段)にL字状のターミナル61を備えたピンジャック32を横向きに収容している。尚、最下段の収容凹部7には、L字状のターミナル61を備えたピンジャック32が縦向きに収容されている。
【0123】
ハウジング本体2の右側面には、補助基板14がこの側面と平行に取り付けられる。
【0124】
補助基板14は、上述のL字状のターミナル61と図16に示すプリント配線基板間接続用コネクタ29、電子部品30等のターミナル6が突出する位置にそれぞれスルーホール11が穿設され、補助基板14の外側面には、図15に示すように各スルーホール11の周囲にランドパターン37と、コネクタ29周囲のランドパターン37とその他のランドパターン37間を接続するリードパターン38が形成されている。
【0125】
プリント配線基板間接続用コネクタ29は、一組のコネクタ29、29が補助基板14とメイン配線基板10に搭載され、このコネクタ29間をフラットケーブル39で接続することにより、補助基板14上のリードパターン38をメイン配線基板10上のパターンへ電気接続するものである。
【0126】
又、電子部品30は、抵抗、コンデンサ、IC等本来AV機器の回路素子として、メイン配線基板10へ実装されているものであるが、メイン配線基板10へ実装される部品数を減らして、メイン配線基板10の小型化を図るものである。
【0127】
この実施例の端子板53は、上述のように第3列の収容凹部7に収容された接続部品3のターミナル6が全て補助基板14若しくはメイン配線基板10と直接接続するので、中継基板9の第3列背面のランドパターン27とリードパターン28は、形成する必要がなくなり、又、第1、第2中継ターミナル16、17も不要となる。
【0128】
本実施例の端子板53の組立ては、第1実施例と同様の手順によって、ハウジング本体2へ第1中継ターミナル16、第2中継ターミナル17、中継基板9、接続部品3を取り付けた後、ハウジング本体2側面に突出したL字状のターミナル61を対応するスルーホール11へ挿通するように、補助基板14を外側面に取り付ける。
【0129】
又、図16のようにプリント配線基板間接続用コネクタ29及び所定の電子部品30のターミナル6を補助基板14のスルーホール11へ挿通し、その後、外側面側に突出した各ターミナル6を、その周囲のランドパターン37と半田接続する。
【0130】
この半田付けによって、外側面に突出したL字状のターミナル61と電子部品30のターミナルは、補助基板14のリードパターン38を介してプリント配線基板接続用コネクタ29に電気接続し、更に補助基板14がハウジング本体2の側面に固定される。
【0131】
続いて、フラットケーブル39で接続された他方のプリント配線基板間接続用コネクタ29のターミナルをメイン配線基板10へ挿通し、ハウジング本体2から下方へ突出した他のL字状ターミナル脚部61a、第1、第2中継ターミナル脚部16d、17d等とともにメイン配線基板10の下面側で対応するパターンへ半田接続する。
【0132】
このようにして組み立てられた端子板53は、ハウジング本体2の一方側1列の収容凹部7に収容された接続部品3のターミナル6を補助基板14を介してメイン配線基板10へ電気接続するので、中継ターミナルが不要となり、又、中継基板9に対応するリードパターン28を形成する必要がなくなったので、中継基板9の過密化を防ぐことができる。
【0133】
更に、補助基板14上の余剰スペースにメイン配線基板10へ実装する電子部品類を搭載することができるので、メイン配線基板10を小型化することができる。
【0134】
更に、補助基板14は、ハウジング本体2及び中継基板9を垂直に支持しており、これにより外部機器のピンプラグ等の差し込み時におけるこれらの後倒れを防止することができる。
【0135】
次ぎに、本発明の第3実施例について、図17乃至図19で説明する。
【0136】
この実施例に係る端子板54は、第1実施例に示した端子板1のハウジング本体2を、図17(a)に示す縦1列の収容凹部7を備えた第1ハウジング本体50と、図17(b)に示す縦2列の収容凹部7を備えた第2ハウジング本体51とで構成したものである。
【0137】
この他、第1の実施例に係る端子板1とは、ハウジング本体に水平案内溝13が形成されていないことを除いてほぼ同一構成である。
【0138】
従って、4段1列の収容凹部7を備えた端子板は、第1ハウジング本体50を用いて、4段2列の収容凹部7を備えた端子板は、第2ハウジング本体51を用いて形成することができる。
【0139】
各ハウジング本体の左右の側面形状は、相補的な形状となっていて、第1ハウジング本体50と第2ハウジング本体51から任意のハウジング本体を組み合わせて連結できるようになっている。
【0140】
この第1ハウジング本体50と第2ハウジング本体51は、第1実施例と同様に第1中継ターミナル16、第2中継ターミナル17及び接続部品3を取り付けた後、図18及び図19に示すように、第1ハウジング本体50と第2ハウジング本体51の背面に取り付けられた共通の中継基板9のパターンへこれらのターミナル6を半田接続することによって相互を固定する。
【0141】
本実施例の端子板54によれば、4段1列の端子板に用いる第1ハウジング本体50と、4段2列の端子板に用いる第2ハウジング本体51を用いて形成することができるので、新たに4段3列の収容凹部7を備えたハウジング本体を成型する必要がない。
【0142】
又、第1ハウジングと第2ハウジングをそれぞれ90度回転して横置きとし、1段4列と2段4列の収容孔を備えた端子板のハウジング本体とすることができ、更にこのハウジング本体を積層し、3段4列の収容孔を備えた端子板に用いるハウジング本体とすることもできる。
【0143】
すなわち、基本ユニットのハウジング本体(例えば第1ハウジング本体50と第2ハウジング本体51)を組み合わせて、任意のM段N列(M、Nは1から始まる正の整数)のハウジング本体を形成することができ、ハウジング本体を共用することができる。
【0144】
尚、本実施例において、第1ハウジング本体50と第2ハウジング本体51には、第1実施例の水平案内溝13が形成されていないが、水平案内溝13を設けてあってもよい。
【0145】
この発明は、上記実施例に限定されることなく、種種の変形が可能である。例えば、メイン配線基板10をハウジング本体2の背面に直接取り付けてもよい。この場合は、中継基板9が不要となり、部品点数が減じるメリットがある。
【0146】
又、接続部品3は、ミニDINソケット31、ピンジャック32の他、図20に示すようなピンジャック32等と共に端子板へ取り付けられるヘッドホーンプラグ接続用のミニジャック34や大型ジャック33であってもよい。
【0147】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、接続部品3を収容する収容凹部7が、ハウジング本体2の前面から凹設されているので、接続部品3がピンプラク等から異常な挿入力を受けても接続部品3が脱落せず、又、接続部品3の背面側への移動に起因したメイン配線基板10との半田接続部の脱落、欠損などの接続不良がなくなる。
【0148】
又、収容凹部7がハウジング本体2のM段N列(M、Nは1から始まる正の整数)のマトリックス状の位置に配設され、各収容凹部7の輪郭が接続部品3のケース4の側面と嵌合する形状としているので、接続部品3を任意の異なる位置の収容凹部7へ嵌合接続することができ、端子板に収容される接続部品3の数、レイアウトが異なっても同一のハウジング本体2を共用できる。
【0149】
更に、ミニDINソケット31とピンジャック32等異なる種類の接続部品3であっても、ケース4の側面を同一形状とすれば、同様に異なる種類の接続部品3間でも取り付け位置を変更することができ、レイアウトが異なっても同一のハウジング本体2を共用できる。
【0150】
請求項2の発明によれば、各収容凹部7の輪郭を接続部品3のケース4の縦向きと横向きのいずれの側面とも嵌合する形状としているので、接続部品3を、直交するいずれかの向きで、いずれの収容凹部7へも嵌合接続できる。従って、ハウジング本体2を90度回転させれば、M段N列の収容凹部7を備えたハウジング本体2をN段M列の収容凹部7を備えたハウジング本体2と共用することができる。
【0151】
又、ミニDINソケット31のように取り付けた状態で方向性のある接続部品3は、ハウジング本体2を変更することなく、嵌合接続状態を縦向きと横向きのいずれにも変更することができる。
【0152】
請求項3の発明によれば、ハウジング本体2の前面から収容凹部7に挿入された接続部品3のターミナル6は、中継基板9を介してメイン配線基板10のパターンと電気接続する。従って、ハウジング本体2背面より突出したターミナル6は、メイン配線基板10まで垂下する必要がないので材料を節約することができ、又、ターミナル6間でショートする恐れもない。
【0153】
更に、接続部品3を収容する収容凹部7が、ハウジング本体2の前面から凹設されているので、接続部品3がピンプラク等から異常な挿入力を受けても接続部品3が脱落せず、又、接続部品3の背面側への移動に起因したメイン配線基板10との半田接続部の脱落、欠損などの接続不良がなくなる。
【0154】
更に、収容凹部7がハウジング本体2のM段N列(M、Nは1から始まる正の整数)のマトリックス状の位置に配設され、各収容凹部7の輪郭が接続部品3のケース4の側面と嵌合する形状としているので、接続部品3を任意の異なる位置の収容凹部7へ嵌合接続することができ、端子板に収容される接続部品3の数、レイアウトが異なっても同一のハウジング本体2を共用できる。
【0155】
更に、ミニDINソケット31とピンジャック32等異なる種類の接続部品3であっても、ケース4の側面を同一形状とすれば、同様に異なる種類の接続部品3間でも取り付け位置を変更することができ、レイアウトが異なっても同一のハウジング本体2を共用できる。
【0156】
更に、ハウジング本体2の背面には、中継基板9が取り付けられているので、接続部品3を通して外部から侵入する導電ピンは、中継基板9へ当接し、機器内部へ侵入することがないので、不用意に導電ピンを挿入して機器内部の活電部に触れ感電するという危険がない。
【0157】
請求項4の発明によれば、各収容凹部7の輪郭を接続部品3のケース4の縦向きと横向きのいずれの側面とも嵌合する形状とするとともに、ケース4の縦向きと横向きのいずれのターミナル6突出位置にも対応する中継基板9上の位置にスルーホール11を穿設しているので、接続部品3を、直交するいずれかの向きで、いずれの収容凹部7へも嵌合接続して、ターミナル6を中継基板9を介してメイン配線基板10のパターンと電気接続させることができる。
【0158】
従って、ミニDINソケット31のように取り付けた状態で方向性のある接続部品3は、ハウジング本体2を変更することなく、嵌合接続状態を縦向きと横向きのいずれにも変更することができる。
【0159】
請求項5の発明によれば、最下段の収容凹部7の底壁71に凹設された鉛直案内溝12をL字状のターミナル61の脚部が挿通するので、ストレートターミナル62とL字状のターミナル61のいずれのターミナル6を備えた接続部品3であっても最下段の収容凹部7へ嵌合接続できる。
【0160】
請求項6の発明によれば、左右いずれか一方側1列の収容凹部7の外側壁72に水平案内溝13を凹設したので、ハウジング本体2を90度回転させても、ストレートターミナル62を備えた接続部品3とL字状のターミナルを備えた接続部品3のいずれをも最下段の収容凹部7へ嵌合接続できる。
【0161】
請求項7の発明によれば、一方側1列の収容凹部7に収容された接続部品3のL字状のターミナルをハウジング本体2の側面に取り付けられた補助基板14を介して、メイン配線基板10のパターンと電気接続することができる。
【0162】
従って、この接続部品3に対応する中継基板9のリードパターン28を形成する必要がなくなり、中継基板9のパターン過密化を防ぐことができる。
【0163】
又、補助基板14上にメイン配線基板10へ実装する電子部品30を搭載することができるので、メイン配線基板10を小型化することができる。
【0164】
更に、ハウジング本体2の側面と平行に補助基板14が取り付けられるので、ハウジング本体2を側面で支持し、外部機器のピンプラグ等の差し込み時におけるハウジング本体2の後倒れを防止できる。
【0165】
請求項8の発明によれば、収容凹部7の内底面の中央位置を中心として、水平線上で等ピッチの5箇所の位置にターミナル6挿通孔が穿設されているので、ケース4の側面が同一形状で、ケース4背面の中央位置を中心として5箇所の位置のいずれかからターミナル6が突出する接続部品3であれば、その種類を問わずいずれの収容凹部7へも嵌合接続させることができる。
【0166】
請求項9の発明によれば、収容凹部7の内底面の中央位置を中心として、十字形の直線上で等ピッチの9箇所の位置にターミナル挿通孔8が穿設されているので、ケース4の側面が同一形状で、ケース4背面の中央位置を中心として十字形の直線上で等ピッチの9箇所の位置のいずれかからターミナル6が突出する接続部品3であれば、その種類を問わず、又縦横の取り付け向きを問わず、いずれの収容凹部7へも嵌合接続させることができる。
【0167】
従って、ハウジング本体2を90度回転させて、M段N列の収容凹部7を備えたハウジング本体2をN段M列の収容凹部7を備えたハウジング本体2と共用する場合であっても、接続部品3をレイアウト自在に収容することができる。
【0168】
請求項10の発明によれば、ミニDINソケット31とピンジャック32の
ケース4の側面を同一形状とすれば、それぞれ自由に端子板の異なる位置の収容凹部7へ嵌合接続することができ、端子板に収容されるミニDINソケット31とピンジャック32の数、レイアウトが異なっても同一のハウジング本体2を共用できる。
【0169】
請求項11の発明によれば、ミニDINソケット31、ジャック33又はピンジャック32の側面を同一形状とすれば、端子板の異なる位置の収容凹部7へ嵌合接続することができ、端子板に収容される接続部品3の数、レイアウトが異なっても同一のハウジング本体2を共用できる。
【0170】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す端子板の分解斜視図である。
【図2】ハウジング本体2の正面図である。
【図3】ハウジング本体2の背面図である。
【図4】図2のY−Y断面図である。
【図5】図2のX−X断面図である。
【図6】第1中継ターミナル16の
(a)平面図
(b)背面図
(c)側面図である。
【図7】第2中継ターミナル17の
(a)平面図
(b)背面図
(c)側面図である。
【図8】ミニDINソケット31の
(a)斜視図
(b)背面図である。
【図9】ストレートターミナル62を備えたピンジャック32の
(a)斜視図
(b)背面図である。
【図10】L字状のターミナル61を備えたピンジャック32の
(a)斜視図
(b)背面図である。
【図11】接続部品3を収容した端子板の側面図である。
【図12】接続部品3を収容した端子板の縦断面図である。
【図13】接続部品3を収容した端子板の背面図である。
【図14】本発明の第2実施例に係る端子板の正面図である。
【図15】図14の側面図である。
【図16】図14の平面図である。
【図17】本発明の第3実施例に係る端子板に使用される
(a)4段1列の収容凹部7を備えたハウジング本体の正面図
(b)4段2列の収容凹部7を備えたハウジング本体の正面図である。
【図18】本発明の第3実施例に係る端子板の正面図である。
【図19】図18の背面図である。
【図20】従来の端子板の正面図である。
【図21】他の従来例を示す端子板の正面図である。
【図22】更に他の従来例を示す端子板の正面図である。
【図23】従来の端子板の組立状態を示す分解斜視図である。
【図24】従来の端子板の側面図である。
【符号の説明】
2 ハウジング本体
3 接続部品
4 ケース
5 外部接続部
6 ターミナル
7 収容凹部
8 ターミナル挿通孔
9 中継基板
10 メイン配線基板
11 スルーホール
12 鉛直案内溝
13 水平案内溝
14 補助基板
31 ミニDINソケット
32 ピンジャック
33 ジャック
71 底壁
72 外側壁

Claims (11)

  1. それぞれ、外部接続部(5)と、ケース(4)と、ケース(4)に取り付けられるターミナル(6)を有する複数の接続部品と、
    複数の接続部品(3)を収容する略直方体状のハウジング本体(2)とを備え、
    各接続部品(3)のケース(4)がハウジング本体(2)の収容凹部(7)に嵌合して、外部接続部(5)がハウジング本体(2)の前面より突出するとともに、ターミナル(6)がハウジング本体(2)の背面若しくは底面より突出する端子板において、
    ハウジング本体(2)は、ハウジング本体(2)の前面より凹設され、M段N列(M、Nは1から始まる正の整数)のマトリックス状の位置に配設された収容凹部(7)と、収容凹部(7)の内底面に、ハウジング本体(2)の背面から各収容凹部(7)に連通するように穿設されたターミナル挿通孔(8)とを備え、
    各収容凹部(7)の輪郭を接続部品(3)のケース(4)の側面と嵌合する形状として、ケース(4)の側面が同一形状の複数の異なる種類の接続部品(3)を、同一向きで、いずれの収容凹部(7)へも嵌合接続できるようにしたことを特徴とする端子板。
  2. 各収容凹部(7)の輪郭を、接続部品(3)のケース(4)の縦向きと横向きのいずれの側面とも嵌合する形状として、側面が同一形状のケース(4)を備えた接続部品(3)を、直交する縦向きと横向きのいずれかの向きで、いずれの収容凹部(7)へも嵌合接続できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の端子板。
  3. それぞれ、外部接続部(5)と、ケース(4)と、ケース(4)に取り付けられるターミナル(6)を有する複数の接続部品と、
    垂直に配置され、複数の接続部品(3)を収容する略直方体状のハウジング本体(2)とを備え、
    各接続部品(3)のケース(4)がハウジング本体(2)の収容凹部(7)に嵌合して、外部接続部(5)がハウジング本体(2)の前面より突出するとともに、ターミナル(6)がハウジング本体(2)より突出して、水平に配置されたメイン配線基板(10)の対応するパターンと電気接続する端子板において、
    ハウジング本体(2)は、ハウジング本体(2)の前面より凹設され、M段N列(M、Nは1から始まる正の整数)のマトリックス状の位置に配設された収容凹部(7)と、収容凹部(7)の内底面に、ハウジング本体(2)の背面から各収容凹部(7)に連通するように穿設されたターミナル挿通孔(8)とを備え、
    ハウジング本体(2)の背面にハウジング本体(2)と平行に中継基板(9)を取り付け、
    各収容凹部(7)の輪郭を、接続部品(3)のケース(4)の側面と嵌合する形状とするとともに、ターミナル突出位置に対応する中継基板(9)上の位置にスルーホール(11)を穿設し、
    ケース(4)の側面が同一形状で、ケース(4)の同一位置からターミナル(6)が突出する複数の異なる種類の接続部品(3)を、同一向きで、いずれの収容凹部(7)へも嵌合接続できるようにして、嵌合接続された各接続部品(3)のターミナル(6)を中継基板(9)を介して、メイン配線基板(10)のパターンと電気接続させたことを特徴とする端子板。
  4. 各収容凹部(7)の輪郭を接続部品(3)のケース(4)の縦向きと横向きのいずれの側面とも嵌合する形状とするとともに、ケース(4)の縦向きと横向きのいずれのターミナル(6)突出位置にも対応する中継基板(9)上の位置にスルーホール(11)を穿設し、側面が同一形状のケース(4)とケース(4)の同一位置から突出したターミナル(6)とを備えた接続部品(3)を、直交する縦向きと横向きのいずれかの向きで、いずれの収容凹部(7)へも嵌合接続できるようにして、嵌合接続された接続部品(3)のターミナル(6)を中継基板(9)を介して、メイン配線基板(10)のパターンと電気接続させたことを特徴とする請求項3記載の端子板。
  5. 最下段の収容凹部(7)の底壁(71)にハウジング本体(2)の底辺に沿って前面より複数の鉛直案内溝(12)が凹設され、接続部品(3)のL字状のターミナル(61)を案内することを特徴とする請求項1、2、3または4記載の端子板。
  6. 少なくとも左右いずれか一方側1列の収容凹部(7)の外側壁(72)にハウジング本体(2)の側辺に沿って前面より複数の水平案内溝(13)を凹設し、接続部品(3)のL字状のターミナル(61)を案内することを特徴とする請求項2、4または5記載の端子板。
  7. ハウジング本体(2)の側面にハウジング本体(2)の側面と平行に補助基板(14)を取り付けるとともに、左右いずれか一方側1列の収容凹部(7)の外側壁(72)にハウジング本体(2)の側辺に沿って前面より複数の水平案内溝(13)を凹設し、一方側1列の少なくとも一つの収容凹部(7)にL字状のターミナル(61)を備えた接続部品(3)を横向きに嵌合接続して、L字状のターミナル(61)を補助基板(14)を介して、メイン配線基板(10)のパターンと電気接続させたことを特徴とする請求項2、4または5記載の端子板。
  8. 接続部品(3)のターミナル(6)は、ケース(4)背面の中央位置を中心として、水平線上で等ピッチの5箇所の位置のいずれかから突出し、ターミナル挿通孔(8)は、収容凹部(7)に収容された接続部品(3)のターミナル(6)が挿通するように、収容凹部(7)の内底面の中央位置を中心として、水平線上で等ピッチの5箇所の位置に穿設されたことを特徴とする請求項1、3または5記載の端子板。
  9. 接続部品(3)のターミナル(6)は、ケース(4)背面の中央位置を中心として、十字形の直線上で等ピッチの9箇所の位置のいずれかから突出し、ターミナル挿通孔(8)は、収容凹部(7)に収容された接続部品(3)のターミナル(6)が挿通するように、収容凹部(7)の内底面の中央位置を中心として十字形の直線上で等ピッチの9箇所の位置に穿設されたことを特徴とする請求項1乃至6または7記載の端子板。
  10. 複数の接続部品(3)は、ミニDINソケット(31)若しくはピンジャック(32)のいずれか1種類、又はミニDINソケット(31)とピンジャック(32)の2種類からなることを特徴とする請求項1乃至9記載の端子板。
  11. 複数の接続部品(3)は、ミニDINソケット(31)、ジャック(33、34)又はピンジャック(32)からなることを特徴とする請求項1乃至9記載の端子板。
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