JP3776139B2 - Topical skin preparation - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は多価金属塩が存在する系で、適度な粘度を有し使用感が良好で保湿力が高く安定性が良好な皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
使用感に優れ、効果の高い皮膚外用剤を得るためには適度な粘度が必要である。
【0003】
しかし、多価金属塩が存在する系においては従来、皮膚外用剤の増粘に用いられているポリアクリル酸、カルボキシメチルセルロース又はグアーガム等では、増粘できない、増粘力が低い、または粘度安定性、乳化安定性が悪い等の問題があった。また、(A)キサンタンガム又はカッパカラギーナンと、(B)ローカストビーンガムの組合せによる増粘も広く知られているが、配合量が多くなると生成するゲルがゼリー状になり固くなる等の問題があった。
【0004】
そこで、多価金属塩が存在しても増粘でき、適度な粘度を有すると同時に、使用感に優れ、かつ安定な皮膚外用剤が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、かかる実情に鑑み鋭意検討した結果、特定の増粘剤を組合せて配合することにより多価金属塩が存在する系でも増粘してチクソトロピー性を有するゲルを与え、これにより適度な粘度を有すると同時に、使用感に優れ、かつ安定な皮膚外用剤を得ることができることを見出し、本発明を完成した。
【0006】
すなわち、本発明は、下記成分(A)、(B)、(C)及び(D);
(A)キサンタンガム又はカッパカラギーナン
(B)ローカストビーンガム
(C)ヒアルロン酸若しくはその塩
(D)L−アスコルビン酸リン酸エステル、硫酸、塩酸、酢酸、パラフェノールスルホン酸又はリン酸の多価金属塩
を含有し、(A):(B)が1:4〜4:1で、(A)+(B):(C)が1:4〜4:1であることを特徴とする皮膚外用剤を提供するものである。
【0007】
本発明に使用される成分(A)のキサンタンガムは、炭水化物を培養基材としてキサントモナス・キャンペストリス(Xanthomonus campe−stris)により、その菌体外に生産される天然水溶性高分子多糖類の一種である。
【0008】
カッパカラギーナンは、紅藻類より抽出した天然水溶性高分子多糖類の一種であり、1,3−結合したガラクトース−4−サルフェートと1,4−結合した3、6−アンヒドロ−D−ガラクトースからなり、強いゲル形成能を示す。
【0009】
成分(A)は一種でも二種を混合して用いても良いが、特にキサンタンガムが少量で高い増粘効果を示すため好ましい。
【0010】
上記成分(A)の本発明皮膚外用剤への配合量は0.01〜10重量%(以下、単に「%」という。)が好ましく、より好ましくは0.01〜3%、特に好ましくは0.03〜1%である。0.01%以下だと水分を抱えきれず、10%以上だと、ゲルが固くなり溶解性、使用感上問題がある。
【0011】
本発明に使用される成分(B)のローカストビーンガムは、豆科植物であるカロブ樹種子の胚乳部を粉砕した天然水溶性高分子多糖類の一種であり、溶解性に優れ高い透明性を示す。このうち、溶解ろ過後、アルコールにより脱水沈殿させ、皮表成分、タンパク質、繊維及び油脂等の不純物を除去した精製品が特に好ましい。
【0012】
上記成分(B)の本発明皮膚外用剤への配合量は0.01〜10重量%(以下、単に「%」という。)が好ましく、より好ましくは0.01〜3%、特に好ましくは0.03〜1%である。0.01%以下だと水分を抱えきれず、10%以上だと、ゲルが固くなり溶解性、使用感上問題がある。
【0013】
本発明に使用される成分(C)のヒアルロン酸又はその塩は、酸性ムコ糖類の一種でβ−D−N−アセチルグルコサミンとβ−D−グルクロン酸とが交互に結合した連鎖状の多糖類である。たとえば連鎖状球菌の一種、ストレプトコッカスズーエピデミカス(Streptococcus zooepidemic−us)を用い、発酵法で生産されたものが挙げられ、水に溶かすと透明性の高い溶液が得られる。また、その塩としてはナトリウム塩が挙げられる。
【0014】
ヒドロキシエチルセルロースはアルカリセルロースと酸化エチレンを反応させて得られる水溶性のセルロース誘導体である。分子内に親水性のヒドロキシエチル基を持つため水によく溶け、耐酸、耐アルカリ性にも優れ、腐敗を起こしにくいノニオン性合成高分子多糖類である。
【0015】
成分(C)は一種でも二種以上を混合して用いても良いが、好ましくはヒアルロン酸又はその塩、特に好ましくはヒアルロン酸ナトリウムが感触の良いゲルを得ることができる点で好ましい。
【0016】
上記成分(C)の本発明皮膚外用剤への配合量は0.01〜10重量%(以下、単に「%」という。)が好ましく、より好ましくは0.01〜3%、特に好ましくは0.03〜1%である。0.01%以下だと水分を抱えきれず、10%以上だとゲルが固くなり溶解性、使用感上問題がある。
【0017】
上記成分(A)、(B)、(C)の本発明皮膚外用剤への配合比率は、(A):(B)=1:4〜4:1、より好ましくは2:3〜3:2であり、(A)+(B):(C)=1:4〜4:1である。
【0018】
上記成分(A)と成分(C)の組合せとしてはキサンタンガムとヒアルロン酸又はその塩、特にキサンタンガムとヒアルロン酸ナトリウムの組合せが増粘効果と感触の点から好ましい。
【0019】
本発明に使用される成分(D)の多価金属塩としてはカルシウムイオン、マグネシウムイオン、鉄イオン、亜鉛イオンなどの多価金属イオンを有する塩、例えばL−アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム、L−アスコルビン酸リン酸エステルカルシウム、L−アスコルビン酸リン酸エステルアルミニウム等のL−アスコルビン酸リン酸エステル多価金属塩、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、硫酸亜鉛等の硫酸多価金属塩、塩化亜鉛等の塩酸多価金属塩、酢酸カルシウム等の酢酸多価金属塩、パラフェノールスルホン酸亜鉛等のパラフェノールスルホン酸多価金属塩、リン酸水素カルシウム等のリン酸多価金属塩が挙げられる。
【0020】
成分(D)は一種でも二種以上を混合して用いても良いが、美白化粧料にはL−アスコルビン酸リン酸エステル多価金属塩が、乳液にはパラフェノールスルホン酸多価金属塩が好ましい。
【0021】
上記成分(D)の本発明皮膚外用剤への配合量は成分によって異なるが、一般に0.01〜20%、その中でもL−アスコルビン酸リン酸エステル多価金属塩では0.01〜20%、好ましくは0.01〜10%である。
【0022】
本発明の皮膚外用剤には、本発明の効果を損なわない範囲において、上記必須成分以外の通常化粧品、医薬部外品、医薬品等に用いられる各種任意成分を適宜配合することができる。かかる任意成分としては、たとえば精製水、エタノール、油性物質、保湿剤、防腐剤、乳化剤、薬効成分、粉体、紫外線吸収剤、色素、香料、乳化安定剤、pH調整剤等を挙げることができる。具体的には、油性成分としては流動パラフィン、ワセリン、パラフィンワックス、スクワラン、ミツロウ、カルナウバロウ、オリーブ油、ラノリン、高級アルコール、脂肪酸、高級アルコールと脂肪酸の合成エステル油、シリコーン油等が挙げられ、保湿剤としては、ソルビトール、キシリトール、グリセリン、マルチトール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム、ポリオキシプロピレン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール等が挙げられ、防腐剤としては尿素、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン、安息香酸ナトリウム等が挙げられ、乳化剤としてはポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤が挙げられ、粉体としてはタルク、セリサイト、マイカ、カオリン、シリカ、ベントナイト、バーミキュライト、亜鉛華、雲母、雲母チタン、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、ベンガラ、酸化鉄、群青等が挙げられ、緩衝剤としては乳酸−乳酸ナトリウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム等が挙げられる。
【0023】
本発明の皮膚外用剤は、混合、加熱、撹拌等、常法に従って、乳液、クリーム、ペースト、ゲル等各種剤型とすることができる。
【0024】
また、本発明の皮膚外用剤は、皮膚化粧料ばかりでなく医薬部外品、外用医薬品等にも使用できる。
【0025】
【発明の効果】
本発明の皮膚外用剤は多価金属塩の存在下でも増粘して適度な粘度を有し、使用感に優れ、特に乳化系において良好な乳化安定性を有する。
【0026】
【実施例】
以下に本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。
【0027】
実施例1〜4及び比較例1〜7(美容液)
表1に組成を示す美容液を下記製法により得た。
【0028】
(製法)
成分(a)、(b)、(c)を成分(d)によく分散させた後、撹拌しながら70°Cで溶解した水相成分(e)を徐々に加える。70°Cで30分間プロペラで撹拌し、更に室温で放冷しながら、プロペラで1時間撹拌する。その後、脱気する。
【0029】
得られた化粧料のそれぞれについて40°Cにて1ケ月保存後の乳化状態を目視により下記基準で乳化安定性を評価した。結果を併せて表1に示す。
【0030】
(乳化安定性評価基準)
○:乳化状態は良好である。
△:わずかに水相のしみだしがある。
×:分離、凝集が見られる。
【0031】
女性パネラー20名に、得られた化粧料のそれぞれを洗顔後の顔の全体に塗布してもらい、その使用感を下記基準で官能評価した。結果を併せて表1に示す。
【0032】
(使用感の評価基準)
○:16名以上が使用感が良いと答えた。
△:6〜15名が使用感が良いと答えた。
×:5名以下が使用感が良いと答えた。
【0033】
女性パネラー20名に、得られた化粧料のそれぞれを洗顔後の顔の半面に塗布してもらい、20°C、湿度40%のもとで30分間放置後の角層水分量を3回測定して平均し、未塗布部との比で保湿力を評価した。結果を併せて表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】
実施例5〜8(クリーム)
表2に示すクリームを下記製法により得た。
【0036】
(製法)
成分(c)を成分(b)に均一に分散させた後、70°Cで加熱溶解した成分(d)を撹拌しながら徐々に加え、30分間撹拌したものを水相とする。油相成分(a)を70°Cで加熱溶解したものに、撹拌しながら70°Cに加熱した水相を加えて乳化した後、撹拌しながら室温まで冷却する。
【0037】
【表2】
【0038】
得られたクリームはいずれも乳化安定性、使用感及び保湿力に優れるものであった。
【0039】
実施例9〜12(乳液)
表3に示す乳液を下記製法により得た。
【0040】
(製法)
成分(c)を成分(b)に均一に分散させた後、70°Cで加熱溶解した成分(d)を撹拌しながら徐々に加え、30分間撹拌したものを水相とする。油相成分(a)を70°Cで加熱溶解したものに、撹拌しながら70°Cに加熱した水相を加えて乳化した後、撹拌しながら室温まで冷却する。
【0041】
【表3】
【0042】
得られた乳液はいずれも乳化安定性、使用感及び保湿力に優れるものであった。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to an external preparation for skin having a moderate viscosity, good usability, high moisturizing power and good stability.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
In order to obtain a skin external preparation that is excellent in use feeling and highly effective, an appropriate viscosity is required.
[0003]
However, polyacrylic acid, carboxymethyl cellulose, guar gum, etc., which are conventionally used for thickening skin external preparations in systems where polyvalent metal salts are present, cannot be thickened, have low thickening power, or are stable in viscosity. There were problems such as poor emulsification stability. In addition, thickening by the combination of (A) xanthan gum or kappa carrageenan and (B) locust bean gum is also widely known, but there are problems such as the gel produced becomes jelly-like and hardens as the blending amount increases. It was.
[0004]
Therefore, there has been a demand for a skin external preparation that can be thickened even in the presence of a polyvalent metal salt, has an appropriate viscosity, and has excellent usability and is stable.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies in view of such circumstances, the present inventors have given a gel having thixotropy by thickening even a system in which a polyvalent metal salt is present by combining specific thickeners. The inventors have found that a skin external preparation having an appropriate viscosity and an excellent usability can be obtained, and the present invention has been completed.
[0006]
That is, the present invention includes the following components (A), (B), (C) and (D);
(A) xanthan gum or kappa carrageenan (B) locust bean gum (C) hyaluronic acid or salt thereof (D) L-ascorbic acid phosphate, sulfuric acid, hydrochloric acid, acetic acid, paraphenolsulfonic acid or polyvalent metal salt of phosphoric acid (A) :( B) is 1: 4-4: 1, and (A) + (B) :( C) is 1: 4-4: 1 Is to provide.
[0007]
The xanthan gum of component (A) used in the present invention is a kind of natural water-soluble polymer polysaccharide produced outside the cell by Xanthomonus campestris using carbohydrate as a culture substrate. It is.
[0008]
Kappa carrageenan is a kind of natural water-soluble polymeric polysaccharide extracted from red algae, and consists of 1,3-linked galactose-4-sulfate and 1,4-linked 3,6-anhydro-D-galactose. Shows strong gel-forming ability.
[0009]
Component (A) may be used singly or as a mixture of two types, but xanthan gum is particularly preferable because it exhibits a high thickening effect in a small amount.
[0010]
The blending amount of the component (A) in the external preparation for skin of the present invention is preferably 0.01 to 10% by weight (hereinafter simply referred to as “%”), more preferably 0.01 to 3%, particularly preferably 0. 0.03 to 1%. If it is 0.01% or less, moisture cannot be held, and if it is 10% or more, the gel becomes hard and there are problems in terms of solubility and usability.
[0011]
Locust bean gum of component (B) used in the present invention is a kind of natural water-soluble polymer polysaccharide obtained by pulverizing the endosperm portion of carob tree seeds, which are legumes, and has excellent solubility and high transparency. Show. Of these, a refined product obtained by dehydrating and precipitating with alcohol after dissolution and filtration to remove impurities such as skin surface components, proteins, fibers and fats and oils is particularly preferable.
[0012]
The blending amount of the component (B) in the skin external preparation of the present invention is preferably 0.01 to 10% by weight (hereinafter simply referred to as “%”), more preferably 0.01 to 3%, particularly preferably 0. 0.03 to 1%. If it is 0.01% or less, moisture cannot be held, and if it is 10% or more, the gel becomes hard and there are problems in terms of solubility and usability.
[0013]
The component (C) hyaluronic acid or a salt thereof used in the present invention is a kind of acidic mucosaccharide and is a linked polysaccharide in which β-DN-acetylglucosamine and β-D-glucuronic acid are alternately bound. It is. For example, a streptococcus, Streptococcus zooepidemic-us, is used which is produced by a fermentation method. When dissolved in water, a highly transparent solution is obtained. Moreover, sodium salt is mentioned as the salt.
[0014]
Hydroxyethyl cellulose is a water-soluble cellulose derivative obtained by reacting alkali cellulose with ethylene oxide. It is a nonionic synthetic polymer polysaccharide that has a hydrophilic hydroxyethyl group in the molecule, is well soluble in water, has excellent acid resistance and alkali resistance, and is resistant to spoilage.
[0015]
Component (C) may be used singly or in combination of two or more, but preferably hyaluronic acid or a salt thereof, particularly preferably sodium hyaluronate is preferred in that a gel having a good touch can be obtained.
[0016]
The blending amount of the component (C) in the skin external preparation of the present invention is preferably 0.01 to 10% by weight (hereinafter simply referred to as “%”), more preferably 0.01 to 3%, and particularly preferably 0. 0.03 to 1%. If it is 0.01% or less, moisture cannot be held, and if it is 10% or more, the gel becomes hard and there is a problem in solubility and usability.
[0017]
The blending ratio of the components (A), (B), and (C) to the external preparation for skin of the present invention is (A) :( B) = 1: 4-4: 1, more preferably 2: 3-3: 2. (A) + (B) :( C) = 1: 4-4: 1.
[0018]
As a combination of the component (A) and the component (C), xanthan gum and hyaluronic acid or a salt thereof, particularly a combination of xanthan gum and sodium hyaluronate is preferable from the viewpoint of thickening effect and feel.
[0019]
As the polyvalent metal salt of the component (D) used in the present invention, a salt having a polyvalent metal ion such as calcium ion, magnesium ion, iron ion, zinc ion, for example, L-ascorbic acid phosphate magnesium, L- L-ascorbic acid phosphate polyvalent metal salt such as calcium ascorbate phosphate, aluminum as L-ascorbate phosphate, polyvalent metal sulfate such as calcium sulfate, magnesium sulfate, aluminum sulfate, zinc sulfate, zinc chloride Examples include hydrochloric acid polyvalent metal salts such as calcium acetate, acetic acid polyvalent metal salts such as calcium acetate, paraphenolsulfonic acid polyvalent metal salts such as zinc paraphenolsulfonate, and phosphoric acid polyvalent metal salts such as calcium hydrogen phosphate.
[0020]
Component (D) may be used singly or in combination of two or more. For whitening cosmetics, L-ascorbic acid phosphate polyvalent metal salt is used, and for emulsion, paraphenolsulfonic acid polyvalent metal salt is used. preferable.
[0021]
The blending amount of the component (D) in the external preparation for skin of the present invention varies depending on the component, but is generally 0.01 to 20%, among which 0.01 to 20% for L-ascorbic acid phosphate polyvalent metal salt, Preferably it is 0.01 to 10%.
[0022]
In the external preparation for skin of the present invention, various optional components used for normal cosmetics, quasi-drugs, pharmaceuticals and the like other than the above essential components can be appropriately blended within the range not impairing the effects of the present invention. Examples of such optional components include purified water, ethanol, oily substances, humectants, preservatives, emulsifiers, medicinal ingredients, powders, ultraviolet absorbers, dyes, fragrances, emulsion stabilizers, pH adjusters, and the like. . Specifically, oily components include liquid paraffin, petrolatum, paraffin wax, squalane, beeswax, carnauba wax, olive oil, lanolin, higher alcohol, fatty acid, synthetic ester oil of higher alcohol and fatty acid, silicone oil, etc. As sorbitol, xylitol, glycerin, maltitol, propylene glycol, 1,3-butylene glycol, 1,4-butylene glycol, sodium pyrrolidonecarboxylate, lactic acid, sodium lactate, polyoxypropylene fatty acid ester, polyethylene glycol and the like Examples of preservatives include urea, methyl paraben, ethyl paraben, butyl paraben, sodium benzoate and the like, and emulsifiers include polyoxyethylene alkyl ether, polyoxyethylene. Nonionic surfactants such as fatty acid esters, polyoxyethylene sorbitan fatty acid esters, glycerin fatty acid esters, polyglycerin fatty acid esters, polyoxyethylene glycerin fatty acid esters, polyoxyethylene hydrogenated castor oil, polyoxyethylene sorbitol fatty acid esters , Powders include talc, sericite, mica, kaolin, silica, bentonite, vermiculite, zinc white, mica, mica titanium, titanium oxide, magnesium oxide, zirconium oxide, barium sulfate, bengara, iron oxide, ultramarine, etc. Examples of the buffer include lactic acid-sodium lactate and citric acid-sodium citrate.
[0023]
The external preparation for skin of the present invention can be made into various dosage forms such as emulsions, creams, pastes and gels according to conventional methods such as mixing, heating and stirring.
[0024]
Moreover, the external preparation for skin of the present invention can be used not only for skin cosmetics but also for quasi-drugs, external medicines and the like.
[0025]
【The invention's effect】
The skin external preparation of the present invention is thickened even in the presence of a polyvalent metal salt, has an appropriate viscosity, is excellent in use feeling, and has a good emulsification stability particularly in an emulsification system.
[0026]
【Example】
EXAMPLES The present invention will be specifically described below with reference to examples, but the present invention is not limited thereto.
[0027]
Examples 1-4 and Comparative Examples 1-7 (Cosmetics)
A cosmetic liquid having the composition shown in Table 1 was obtained by the following production method.
[0028]
(Manufacturing method)
After the components (a), (b) and (c) are well dispersed in the component (d), the aqueous phase component (e) dissolved at 70 ° C. is gradually added with stirring. The mixture is stirred with a propeller at 70 ° C. for 30 minutes, and further stirred with a propeller for 1 hour while cooling at room temperature. Then deaerate.
[0029]
Emulsification stability of each of the obtained cosmetics was evaluated by visual observation of the emulsified state after storage for 1 month at 40 ° C. based on the following criteria. The results are also shown in Table 1.
[0030]
(Emulsification stability evaluation criteria)
○: The emulsified state is good.
Δ: Slightly oozing out of the aqueous phase.
X: Separation and aggregation are observed.
[0031]
Twenty female panelists applied each of the obtained cosmetics to the entire face after washing the face, and the sensory evaluation was performed based on the following criteria. The results are also shown in Table 1.
[0032]
(Usage evaluation criteria)
○: More than 16 people answered that the feeling of use was good.
Δ: Six to fifteen people answered that the feeling of use was good.
X: 5 or less responded that the feeling of use was good.
[0033]
Twenty female panelists applied each of the obtained cosmetics to the face half after washing their face and measured the moisture content of the stratum corneum after standing for 30 minutes at 20 ° C and 40% humidity. Then, the moisturizing power was evaluated by the ratio with the uncoated part. The results are also shown in Table 1.
[0034]
[Table 1]
[0035]
Examples 5-8 (cream)
The cream shown in Table 2 was obtained by the following production method.
[0036]
(Manufacturing method)
After the component (c) is uniformly dispersed in the component (b), the component (d) heated and dissolved at 70 ° C. is gradually added with stirring, and the mixture stirred for 30 minutes is used as the aqueous phase. The oil phase component (a) is dissolved by heating at 70 ° C., and the water phase heated to 70 ° C. is added and emulsified with stirring, and then cooled to room temperature with stirring.
[0037]
[Table 2]
[0038]
All of the obtained creams were excellent in emulsion stability, feeling of use and moisturizing power.
[0039]
Examples 9-12 (milky lotion)
The emulsion shown in Table 3 was obtained by the following production method.
[0040]
(Manufacturing method)
After the component (c) is uniformly dispersed in the component (b), the component (d) heated and dissolved at 70 ° C. is gradually added with stirring, and the mixture stirred for 30 minutes is used as the aqueous phase. The oil phase component (a) is dissolved by heating at 70 ° C., and the water phase heated to 70 ° C. is added and emulsified with stirring, and then cooled to room temperature with stirring.
[0041]
[Table 3]
[0042]
All the obtained emulsions were excellent in emulsification stability, usability and moisturizing power.
Claims (5)
(A)キサンタンガム又はカッパカラギーナン
(B)ローカストビーンガム
(C)ヒアルロン酸若しくはその塩
(D)L−アスコルビン酸リン酸エステル、硫酸、塩酸、酢酸、パラフェノールスルホン酸又はリン酸の多価金属塩
を含有し、(A):(B)が1:4〜4:1で、(A)+(B):(C)が1:4〜4:1であることを特徴とする皮膚外用剤。The following components (A), (B), (C) and (D);
(A) xanthan gum or kappa carrageenan (B) locust bean gum (C) hyaluronic acid or salt thereof (D) L-ascorbic acid phosphate, sulfuric acid, hydrochloric acid, acetic acid, paraphenolsulfonic acid or polyvalent metal salt of phosphoric acid (A) :( B) is 1: 4-4: 1, and (A) + (B) :( C) is 1: 4-4: 1 .
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