JP3775996B2

JP3775996B2 - Formation method of coating layer

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Publication number: JP3775996B2
Application number: JP2001037770A
Authority: JP
Inventors: 文雄金城; 典彦吉岡
Original assignee: SK Kaken Co Ltd
Current assignee: SK Kaken Co Ltd
Priority date: 2001-02-14
Filing date: 2001-02-14
Publication date: 2006-05-17
Anticipated expiration: 2021-02-14
Also published as: JP2002239452A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、水分を多く含有する床面等に適用できる塗床層の形成方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、建築物、工場、倉庫等の屋内床面、あるいは一般歩道、歩道橋、プラットホーム等の屋外床面に対し、塗床材による塗装を施し、美観性、防塵性、耐薬品性等の機能を付与することが行われている。塗装の対象となる床面は、一般にコンクリート製であり、含水していることが多い。
このような床面に塗床材を塗装する場合は、一般に、下地に対する被膜形成性や密着性が良好な下塗材を塗装した後に、前述のような機能を付与する塗床材を施している。この際用いられる下塗材としては、湿気硬化形ウレタン樹脂系、エポキシ樹脂系が主であり、これらはコンクリート表面を非常に強固にすることができ、塗床材との密着性を高め、得られた塗床層はシール性にも非常に優れたものである。しかしながら、前述のような含水下地においては、このようなシール性の良好さがかえって災いして、逃げ場を失った水分が、局所的に内部から被膜を押し上げるため、経時的に被膜に膨れ、浮き、剥れ等を生じる場合がある。
これに対し、粒子径の大きな骨材（通常数ミリ〜十数ミリ）を少量の樹脂で結合させたタイプの透湿性塗床材が提案されている（例えば、特開昭５３−８３３１５号公報等）。しかしながら、このような透湿性塗床材においては、形成された床表面に骨材による凹凸が現れてしまい、平滑性が高く、表面光沢を有する床面を得ることは困難である。また、透湿性を有する反面、遮水性が十分でなく、下地の含水率を再び上昇させてしまうという欠点もある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来の塗床材が有するこのような問題点に鑑みなされたもので、膨れ、浮き、剥れ等が発生せず、表面が平滑で高い光沢を付与することもでき、さらには遮水性が良好な透湿性の塗床層を得ることを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
このような問題を解決するため、本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、特定の親水性樹脂と、特定粒子径の粉粒体を含有する塗床材を塗付することが有効であることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【０００５】
即ち、本発明は下記の特徴を有するものである。
１．床面に対し、（Ａ）硬化被膜の水に対する接触角が７０度以下である親水性反応硬化型樹脂、（Ｃ）平均粒子径３００μｍ以下の粉粒体を含有し、単位体積当たりの粉粒体比率が３〜５５体積％（但し、５５体積％は除く。）の被膜を形成する塗床材を塗付することを特徴とする塗床層の形成方法。
２．（Ａ）成分が、（ａ）主剤及び（ｂ）硬化剤からなる２液反応硬化型樹脂であり、これらの少なくとも一方が水溶性化合物または水分散性化合物であることを特徴とする１．に記載の塗床層の形成方法。
３．（ａ）成分が自己乳化型エポキシ樹脂、（ｂ）成分が自己乳化型ポリアミン化合物であることを特徴とする２．に記載の塗床層の形成方法。
４．乾燥膜厚０．５ｍｍにおける水蒸気透過度が２０ｇ／ｍ^２・２４ｈ以上の被膜を形成する塗床材を塗付することを特徴とする１．〜３．のいずれかに記載の塗床層の形成方法。
５．（Ｃ）成分の平均粒子径が５０μｍ以下であり、単位体積当たりの粉粒体比率が５〜２０体積％の被膜を形成する塗床材を塗付することを特徴とする１．〜４．のいずれかに記載の塗床層の形成方法。
６．光沢度７０以上の被膜を形成する塗床材を塗付することを特徴とする５．に記載の塗床層の形成方法。
７．床面に対し、水蒸気透過度が４０ｇ／ｍ^２・２４ｈ以上の被膜を形成する下塗材を塗付した後、１．〜６．のいずれかに記載の塗床材を塗付することを特徴とする塗床層の形成方法。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態に基づき詳細に説明する。
【０００７】
［親水性反応硬化型樹脂］
親水性反応硬化型樹脂（以下「（Ａ）成分」という）は、（Ｃ）成分の結合材としてはたらくとともに、本発明塗床層に透湿性を付与するために重要な役割を果たす成分である。
（Ａ）成分によって形成される被膜は、硬化被膜の水に対する接触角が７０度以下、好ましくは６５度以下であることが必要である。（Ａ）成分単独の被膜がこのような親水性を有さない場合は、十分な透湿機能を発揮させることが困難となり、膨れ、浮き、剥れ等が発生しやすくなる。なお、硬化被膜の水に対する接触角は、樹脂をアルミニウム板に０．１２５ｍｍの厚みで塗付し、温度２０℃、相対湿度６５％雰囲気下にて７２時間乾燥させた後に、接触角計で測定される値である。
（Ａ）成分は、反応硬化性を有するものであり、１液タイプ、２液タイプのいずれも使用することができるが、強度、付着性等を考慮すると２液タイプのほうが好ましい。（Ａ）成分が反応硬化性を有さない場合は、膨れ防止性、強度、付着性、耐摩耗性等において十分な物性を得ることができない。
【０００８】
（Ａ）成分としては、（ａ）主剤（以下「（ａ）成分」という）、及び（ｂ）硬化剤（以下「（ｂ）成分」という）からなる２液反応硬化型樹脂で、これらの少なくとも一方が水溶性化合物または水分散性化合物であることが望ましい。このような態様では、（ａ）成分と（ｂ）成分とを混合することで、これらの一方が疎水性であっても、親水性を高くすることが可能となり、含水下地への適性を高めることもできる。
水分散性化合物としては、エマルション型化合物、強制乳化型化合物、自己乳化型化合物等があげられる。これらの中で、含水下地への適性、形成される塗床材層の耐水性等を考慮すると、自己乳化型化合物が好適に用いられる。
【０００９】
（ａ）成分、（ｂ）成分の組合せとしては、例えば、エポキシ−アミン、ポリオール−イソシアネート、カルボキシル−エポキシ、カルボキシル−金属イオン、カルボキシル−カルボジイミド、カルボキシル−オキサゾリン、カルボニル−ヒドラジド等があげられる。このうち、エポキシ−アミン、ポリオール−イソシアネート等の組み合わせが好適に用いられる。
【００１０】
エポキシ樹脂としては、例えば、ビスフェノールＡ型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールＦ型エポキシ樹脂、臭素化エポキシ樹脂、環式脂肪族エポキシ樹脂等、あるいはこれらをポリエステル樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂等で変性したもの等をあげることができる。
【００１１】
アミン化合物としては、例えば、例えば脂肪族ポリアミン、脂環式ポリアミン、芳香族ポリアミン、ポリアミド、ポリアミドアミン、複素環状アミンなど、またはこれらの変性物などが使用できる。
【００１２】
ポリオールとしては、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、アクリルポリオール、フェノールレジンポリオール、エポキシポリオール、ポリブタジエンポリオール、ポリイソプレンポリオール、ポリエステル−ポリエーテルポリオール、ウレア分散ポリオール、カーボネートポリオール等があげられる。
【００１３】
イソシアネートとしては、例えば、トルエンジイソシアネート（ＴＤＩ）、４，４−ジフェニルメタンジイソシアネート（ｐｕｒｅ−ＭＤＩ）、ポリメリックＭＤＩ、キシリレンジイソシアネート（ＸＤＩ）、ヘキサメチレンジイソシアネート（ＨＭＤＩ）、イソホロンジイソシアネート（ＩＰＤＩ）、水添ＸＤＩ、水添ＭＤＩ等のイソシアネートモノマーをアロハネート、ビウレット、２量化（ウレチジオン）、３量化（イソシアヌレート）、アダクト化、カルボジイミド反応等により、誘導体化したもの、及びそれらの混合物等を使用することができる。
【００１４】
（ａ）成分と（ｂ）成分の混合比率は、それぞれの反応性官能基の当量比が１００：１０〜４００となるように配合されることが望ましい。
【００１５】
本発明では、優れた透湿性、膨れ防止性、強度、付着性、耐摩耗性等が得られることから、特に、（ａ）成分が自己乳化型エポキシ樹脂、（ｂ）成分が自己乳化型ポリアミン化合物であることが望ましい。
【００１６】
［粉粒体］
本発明に用いる粉粒体（以下「（Ｃ）成分」という）は、その平均粒子径が３００μｍ以下であることが必要である。平均粒子径が３００μｍより大きい場合は平滑性が失われ、有光沢の床面を形成することができない。さらに光沢の高い床面を形成させる場合、（Ｃ）成分の平均粒子径は５０μｍ以下、さらには２０μｍ以下とすることが望ましい。
【００１７】
（Ｃ）成分としては、平均粒子径が上記範囲内であれば、特に限定されず、天然品、人工品のいずれも使用することができる。具体的には、例えば、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、寒水石、カオリン、クレー、陶土、チャイナクレー、珪藻土、タルク、バライト粉、沈降性硫酸バリウム、炭酸バリウム、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、カーボンブラック、珪砂、砂利、ガラスビーズ、樹脂ビーズ、金属粒、あるいは岩石、ガラス、陶磁器、焼結体、コンクリート、モルタル、プラスチック、ゴム等の破砕品等が挙げられる。このような粉粒体に着色を施したものも使用することができる。様々な色の粉粒体を適宜混合することにより、意匠性を高めることもできる。
【００１８】
本発明では、形成される被膜において単位体積当たりの粉粒体比率が３〜５５体積％、好ましくは３〜４０体積％、さらに好ましくは５〜２０体積％となるように、（Ａ）成分と（Ｃ）成分を混合する。この比率が３体積％より少ないと、透湿性が低下する傾向となり、膨れ、浮き、剥れ等が発生しやすくなる。５５体積％より多いと、遮水性、付着性等が低下する傾向となり、また有光沢の床面を得ることができない。
【００１９】
本発明の塗床材においては、上述の成分の他、通常塗床材に使用可能な添加剤、例えば、繊維、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防黴剤、防藻剤、消泡剤、増粘剤等を使用することもできる。
【００２０】
［形成方法］
本発明は、建築物、工場、倉庫等の屋内床面、あるいは一般歩道、歩道橋、プラットホーム等の屋外床面に対し適用することができる。
特に、本発明は、含水率の高い床面に対しても適用することができるものである。また、本発明の方法によって形成された塗床層においては、下地床面の含水率が上昇しても、膨れ、浮き、剥れ等が発生せず、初期の外観を維持することができる。
【００２１】
本発明では、このような床面に対し、必要に応じ、下地補修、下地処理等を行った後、上述の塗床材を金ごて等を用いて均一に塗付することにより塗床層が形成できる。樹脂として、水溶性化合物または水分散性化合物を用いた場合は、水を用いて希釈することが可能となり、環境面においても好ましいものである。
塗床層の乾燥膜厚は、通常０．３ｍｍ以上、好ましくは０．５ｍｍ以上である。本発明では０．５ｍｍ以上の厚膜で塗装を行っても、膨れ、浮き、剥れ等の発生を防止することができる。また、厚膜で塗装を行った場合は、下地が微細な凹凸を有していても、平坦で均一な床面を形成することができる。
塗床材の乾燥は常温にて行えばよいが、加熱することもできる。
【００２２】
本発明における塗床層の水蒸気透過度は、乾燥膜厚０．５ｍｍにおいて２０ｇ／ｍ^２・２４ｈ以上、さらには４０〜２００ｇ／ｍ^２・２４ｈであることが望ましい。このような水蒸気透過度を有する塗床層は、優れた膨れ防止性を発揮することができる。なお、本発明における水蒸気透過度は、ＪＩＳＫ５４００「塗料一般試験方法」８．１７に準じて測定されるものである。
【００２３】
塗床材の塗装に先立って下地処理を行う場合は、その硬化被膜の水蒸気透過度が４０ｇ／ｍ^２・２４ｈ以上となる下塗材を塗付することが望ましい。このような下塗材を塗付しておくことにより、十分な膨れ防止性を発揮することができる。下塗材としては、床面及び塗床層との密着性に優れるものが使用でき、例えば、アクリル樹脂下塗材、エポキシ樹脂下塗材、ウレタン樹脂下塗材等が挙げられる。本発明では、特に、前述の塗床材における（ａ）成分、（ｂ）成分を含有する下塗材が好ましく用いられる。下塗材は、スプレーガン、ローラー、刷毛等によって塗付することができ、その乾燥膜厚は、概ね０．００１〜０．０３ｍｍ程度である。
【００２４】
本発明では、表面光沢を有する塗床層を形成することができる。具体的に、その光沢度は３０以上、好ましくは７０以上、さらに好ましくは８０以上、最も好ましくは８５以上である。光沢度は、粉粒体の粒子径や混合比率等によって調製することができる。なお、本発明における光沢度は、ＪＩＳＫ５４００「塗料一般試験方法」７．６に準じて測定され、入射角６０度時の値を示すものである。
【００２５】
【実施例】
以下に実施例及び比較例を示し、本発明の特徴をより明確にする。
【００２６】
（実施例１）
表１に示す原料のうち、樹脂としては、樹脂▲２▼と樹脂▲４▼を混合したもの（混合重量比２：３）を用いた。この樹脂をアルミニウム板に０．１２５ｍｍの厚みで塗付し、温度２０℃、相対湿度６５％雰囲気下（以下、標準状態という）にて７２時間乾燥させた後、硬化被膜の水に対する接触角を接触角計「ＣＡ−ＤＴ」（協和界面科学社製）で測定したところ、その接触角は５９度であった。
上記樹脂▲２▼、▲４▼の混合物に対し、表１に示す粉粒体▲１▼、粉粒体▲４▼（混合重量比８：１）を、被膜の単位体積当たりの粉粒体比率が１３．１体積％となるように混合して、塗床材１を得た。この塗床材１について下記の方法にて試験を行った。
なお、下塗材としては、表１の樹脂▲２▼と樹脂▲４▼の混合物（混合重量比２：３）を用いた。
【００２７】
【表１】

【００２８】
○光沢度
予め下塗材が塗付されたスレート板に、乾燥膜厚が０．５ｍｍとなるように塗床材を塗付し、標準状態で７日間養生したものを試験体とした。得られた試験体の光沢度を、光沢度計（日本電色工業（株）社製）を用いて測定した。測定時の入射角は６０度とした。
【００２９】
○水蒸気透過度
離型紙を貼ったガラス板の上にろ紙を置き、このろ紙上に乾燥膜厚が０．５ｍｍとなるように塗床材を塗付し、標準状態で１週間養生を行った。養生後、塗床材が塗付されたろ紙を剥がし、その水蒸気透過度をＪＩＳＫ５４００８．１７に準じて測定した。評価は、水蒸気透過度が４０ｇ／ｍ^２・２４ｈｒ以上のものを◎、２０〜４０ｇ／ｍ^２・２４ｈｒのものを○、２０ｇ／ｍ^２・２４ｈｒ未満のものを×とした。
【００３０】
○温冷繰返し試験
ＪＩＳＡ６９１６６．３（３）により作製した標準モルタル（７０×７０×２０ｍｍ）を更に温度２０±２℃、湿度６５±５％の条件で１ヶ月間乾燥した後、裏面および側面をエポキシ樹脂にて完全にシールしたものの重量を測定し、その重量に対し３重量％の水を刷毛で塗付したものを、含水率３％の試験用基材とした。この試験用基材の表面の濡れ色が残った状態で下塗材を塗付量１５０ｇ／ｍ^２で塗付し（下塗材の水蒸気透過度：１６０ｇ／ｍ^２・２４ｈｒ）、１６時間後に、乾燥膜厚が０．５ｍｍとなるように塗床材を塗付し、標準状態において７日間養生したものを含水率３％の試験体とした。同様にして、含水率７％、１０％の試験体を作製した。
作製した試験体について、１サイクルが「２０℃水浸漬１８時間→−２０℃３時間→８０℃３時間」の温冷繰返し試験を３０サイクル行ない、被膜の状態の変化を目視にて観察した。このとき異常が認められないものを○、一部に異常（膨れ、浮き、剥れ）が認められるものを△、著しい異常（膨れ、浮き、剥れ）が認められるものを×として評価を行った。
【００３１】
○遮水性試験
予め下塗材が塗付されたスレート板に、乾燥膜厚が０．５ｍｍとなるように塗床材を塗付し、標準状態で７日間養生した後、口径約７５ｍｍの漏斗を取り付けたものを試験体とした。
作製した試験体の漏斗内に水を注入し、２４時間放置後の状態を観察した。評価は、透水量が０．５ｍｌ／ｍ^２・２４ｈｒ以下のものを○、０．５ｍｌ／ｍ^２・２４ｈｒを超えるものを×とした。
【００３２】
結果を表２に示す。
【００３３】
【表２】

【００３４】
塗床材１によって得られた被膜は、光沢度、水蒸気透過度が高く、温冷繰返し試験、遮水性試験のいずれにおいても優れた結果となった。
【００３５】
（実施例２）
表２に示すように樹脂、粉粒体を組み合わせた塗床材２を用いて、実施例１と同様にして試験を行った。塗床材２によって得られた被膜は、光沢度、水蒸気透過度が高く、温冷繰返し試験、遮水性試験のいずれにおいても優れた結果となった。
【００３６】
（実施例３）
表２に示すように樹脂、粉粒体を組み合わせた塗床材３を用いて、実施例１と同様にして試験を行った。塗床材３によって得られた被膜は、塗床材１、２に比べると光沢度は低かったが、温冷繰返し試験、遮水性試験において優れた結果となった。
【００３７】
（実施例４）
表２に示すように樹脂、粉粒体を組み合わせた塗床材４を用いて、実施例１と同様にして試験を行った。塗床材４によって得られた被膜は、塗床材１、２に比べると光沢度は低かったが、水蒸気透過度が高く、温冷繰返し試験、遮水性試験において優れた結果となった。
【００３８】
（実施例５）
表２に示すように樹脂、粉粒体を組み合わせた塗床材５を用いて、実施例１と同様にして試験を行った。塗床材５によって得られた被膜は、塗床材１、２に比べると光沢度は低かったが、水蒸気透過度が高く、温冷繰返し試験、遮水性試験において優れた結果となった。
【００３９】
（比較例１）
表２に示すように樹脂、粉粒体を組み合わせた塗床材６を用いて、実施例１と同様にして試験を行った。塗床材６によって得られた被膜は、水蒸気透過度が低く、温冷繰返し試験において異常が認められた。
【００４０】
（比較例２）
表２に示すように樹脂、粉粒体を組み合わせた塗床材７を用いて、実施例１と同様にして試験を行った。塗床材７によって得られた被膜は、水蒸気透過度が低く、温冷繰返し試験において異常が認められた。
【００４１】
（比較例３）
表２に示すように樹脂、粉粒体を組み合わせた塗床材８を用いて、実施例１と同様にして試験を行った。塗床材８によって得られた被膜は、水蒸気透過度が低く、温冷繰返し試験において異常が認められた。
【００４２】
（比較例４）
表２に示すように樹脂、粉粒体を組み合わせた塗床材９を用いて、実施例１と同様にして試験を行った。塗床材９によって得られた被膜は、光沢度が低く、遮水性に劣る結果となった。
【００４３】
【発明の効果】
本発明によれば、下地の水蒸気を透過させる機能が高く、膨れ、浮き、剥れ等を防止することができる塗床層を形成することができる。また、その表面は平滑性が高く、高光沢の外観を表出することができるものである。さらに、形成された塗床層は、十分な遮水性を有する。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a method for forming a coating layer that can be applied to a floor surface containing a large amount of moisture.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, indoor floors such as buildings, factories and warehouses, or outdoor floors such as general walkways, pedestrian bridges, platforms, etc., have been painted with coating materials to provide functions such as aesthetics, dust resistance and chemical resistance. Giving is done. The floor to be painted is generally made of concrete and often contains water.
When coating a flooring material on such a floor surface, in general, after applying a primer that has good film-forming properties and adhesion to the base, a flooring material that imparts the functions described above is applied. . The primer used in this case is mainly moisture-curing urethane resin and epoxy resin, which can make the concrete surface very strong and improve the adhesion to the flooring material. The coated layer is very excellent in sealing properties. However, in the water-containing base as described above, such good sealing performance is damaged, and the water that has lost its escape area locally pushes up the film from the inside. , Peeling may occur.
On the other hand, a moisture-permeable coating material of a type in which an aggregate having a large particle size (usually several millimeters to several tens of millimeters) is bonded with a small amount of resin has been proposed (for example, JP-A-53-83315) etc). However, in such a moisture-permeable coating floor material, irregularities due to aggregate appear on the formed floor surface, and it is difficult to obtain a floor surface having high smoothness and surface gloss. Further, while having moisture permeability, there is also a drawback that the water content of the base is increased again due to insufficient water shielding.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of such problems of conventional coating materials, and does not swell, float, peel, etc., and can impart a high gloss with a smooth surface. An object of the present invention is to obtain a moisture-permeable coating layer having good water barrier properties.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve such problems, the present inventors have conducted extensive studies, and as a result, it is effective to apply a coating material containing a specific hydrophilic resin and a granular material having a specific particle diameter. I found something and came to complete the present invention.
[0005]
That is, the present invention has the following characteristics.
1. (A) Hydrophilic reaction curable resin having a contact angle with water of 70 degrees or less with respect to the floor surface, (C) Granules having an average particle diameter of 300 μm or less, and granules per unit volume A method for forming a coating layer, comprising applying a coating material for forming a coating having a body ratio of 3 to 55% by volume (excluding 55% by volume) .
2. The component (A) is a two-component reaction curable resin comprising (a) a main agent and (b) a curing agent, and at least one of these is a water-soluble compound or a water-dispersible compound. The method for forming a coating layer as described in 1.
3. 1. The component (a) is a self-emulsifying epoxy resin, and the component (b) is a self-emulsifying polyamine compound. The method for forming a coating layer as described in 1.
4). 1. A coating floor material that forms a film having a water vapor permeability of 20 g / m ² · 24 h or more at a dry film thickness of 0.5 mm is applied. ~ 3. The method for forming a coating layer according to any one of the above.
5). (C) The average particle diameter of a component is 50 micrometers or less, and the coating material which forms the film whose powder body ratio per unit volume is 5-20 volume% is characterized by the above-mentioned. ~ 4. The method for forming a coating layer according to any one of the above.
6). 4. A coating floor material that forms a film having a glossiness of 70 or more is applied. The method for forming a coating layer as described in 1.
7). After applying a primer for forming a film having a water vapor permeability of 40 g / m ² · 24 h or more on the floor surface, ~ 6. A method for forming a coating layer, comprising applying the coating material according to any one of the above.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on the embodiments.
[0007]
[Hydrophilic reaction curable resin]
The hydrophilic reaction curable resin (hereinafter referred to as “component (A)”) serves as a binder for the component (C) and plays an important role for imparting moisture permeability to the coating layer of the present invention. .
The coating formed by the component (A) needs to have a contact angle with water of the cured coating of 70 degrees or less, preferably 65 degrees or less. When the coating of the component (A) alone does not have such hydrophilicity, it is difficult to exert a sufficient moisture permeability function, and swelling, floating, peeling, etc. are likely to occur. The contact angle of the cured film with respect to water was measured with a contact angle meter after the resin was applied to an aluminum plate with a thickness of 0.125 mm and dried at a temperature of 20 ° C. and a relative humidity of 65% for 72 hours. Is the value to be
The component (A) has reaction curability, and either a one-component type or a two-component type can be used, but the two-component type is preferable in consideration of strength, adhesion, and the like. When the component (A) does not have reaction curability, sufficient physical properties cannot be obtained in terms of swelling prevention, strength, adhesion, abrasion resistance, and the like.
[0008]
The component (A) is a two-component reaction curable resin composed of (a) a main agent (hereinafter referred to as “(a) component”) and (b) a curing agent (hereinafter referred to as “(b) component”). It is desirable that at least one is a water-soluble compound or a water-dispersible compound. In such an aspect, by mixing the component (a) and the component (b), even if one of them is hydrophobic, it becomes possible to increase the hydrophilicity and to improve the suitability for the water-containing base. You can also
Examples of the water dispersible compound include an emulsion type compound, a forced emulsification type compound, and a self-emulsification type compound. Among these, a self-emulsifying compound is preferably used in consideration of suitability for a water-containing base, water resistance of a coating layer to be formed, and the like.
[0009]
Examples of the combination of the component (a) and the component (b) include epoxy-amine, polyol-isocyanate, carboxyl-epoxy, carboxyl-metal ion, carboxyl-carbodiimide, carboxyl-oxazoline, carbonyl-hydrazide and the like. Among these, combinations such as epoxy-amine and polyol-isocyanate are preferably used.
[0010]
Examples of the epoxy resin include a bisphenol A type epoxy resin, a novolac type epoxy resin, a bisphenol F type epoxy resin, a brominated epoxy resin, a cyclic aliphatic epoxy resin, and the like, or a polyester resin, a phenol resin, a melamine resin, and the like. Examples thereof include modified ones.
[0011]
As the amine compound, for example, aliphatic polyamines, alicyclic polyamines, aromatic polyamines, polyamides, polyamidoamines, heterocyclic amines, or modified products thereof can be used.
[0012]
Examples of the polyol include polyether polyol, polyester polyol, acrylic polyol, phenol resin polyol, epoxy polyol, polybutadiene polyol, polyisoprene polyol, polyester-polyether polyol, urea-dispersed polyol, and carbonate polyol.
[0013]
Examples of the isocyanate include toluene diisocyanate (TDI), 4,4-diphenylmethane diisocyanate (pure-MDI), polymeric MDI, xylylene diisocyanate (XDI), hexamethylene diisocyanate (HMDI), isophorone diisocyanate (IPDI), and hydrogenated XDI. It is possible to use derivatized isocyanate monomers such as hydrogenated MDI by allohanate, biuret, dimerization (uretidione), trimerization (isocyanurate), adduct formation, carbodiimide reaction, and mixtures thereof. .
[0014]
The mixing ratio of the component (a) and the component (b) is desirably blended so that the equivalent ratio of each reactive functional group is 100: 10 to 400.
[0015]
In the present invention, excellent moisture permeability, anti-swelling property, strength, adhesion, abrasion resistance and the like can be obtained. In particular, the component (a) is a self-emulsifying epoxy resin, and the component (b) is a self-emulsifying polyamine. A compound is desirable.
[0016]
[Powder]
The granular material (hereinafter referred to as “component (C)”) used in the present invention needs to have an average particle size of 300 μm or less. When the average particle size is larger than 300 μm, the smoothness is lost and a glossy floor surface cannot be formed. When a floor surface with higher gloss is formed, the average particle size of the component (C) is preferably 50 μm or less, and more preferably 20 μm or less.
[0017]
The component (C) is not particularly limited as long as the average particle diameter is within the above range, and any of natural products and artificial products can be used. Specifically, for example, heavy calcium carbonate, light calcium carbonate, cryolite, kaolin, clay, porcelain clay, china clay, diatomaceous earth, talc, barite powder, precipitated barium sulfate, barium carbonate, titanium oxide, iron oxide, oxidation Examples include zinc, carbon black, silica sand, gravel, glass beads, resin beads, metal grains, or crushed products such as rocks, glass, ceramics, sintered bodies, concrete, mortar, plastics, and rubber. A material obtained by coloring such a granular material can also be used. The designability can also be improved by appropriately mixing powders of various colors.
[0018]
In the present invention, the component (A) is formed so that the ratio of the granular material per unit volume is 3 to 55% by volume, preferably 3 to 40% by volume, more preferably 5 to 20% by volume in the coating film to be formed. (C) A component is mixed. When this ratio is less than 3% by volume, moisture permeability tends to decrease, and swelling, floating, peeling, and the like are likely to occur. When it is more than 55% by volume, the water shielding property, adhesion and the like tend to decrease, and a glossy floor surface cannot be obtained.
[0019]
In the flooring material of the present invention, in addition to the above-mentioned components, additives that can be used in ordinary flooring materials, such as fibers, ultraviolet absorbers, antioxidants, antiseptics, antifungal agents, algaeproofing agents, A foaming agent, a thickener, etc. can also be used.
[0020]
[Formation method]
The present invention can be applied to indoor floor surfaces such as buildings, factories, and warehouses, or outdoor floor surfaces such as general sidewalks, pedestrian bridges, and platforms.
In particular, the present invention can be applied to a floor surface having a high moisture content. Further, in the coating layer formed by the method of the present invention, even if the moisture content of the base floor surface is increased, the initial appearance can be maintained without causing swelling, floating, peeling or the like.
[0021]
In the present invention, after such a floor surface is subjected to foundation repair, foundation treatment, etc., if necessary, the above-mentioned flooring material is uniformly applied using a metal iron etc. Can be formed. When a water-soluble compound or a water-dispersible compound is used as the resin, it can be diluted with water, which is preferable in terms of the environment.
The dry film thickness of the coating layer is usually 0.3 mm or more, preferably 0.5 mm or more. In the present invention, even when coating is performed with a thick film of 0.5 mm or more, the occurrence of swelling, floating, peeling, etc. can be prevented. In addition, when coating is performed with a thick film, a flat and uniform floor surface can be formed even if the base has fine irregularities.
The coating material may be dried at room temperature, but can also be heated.
[0022]
Water vapor permeability of the coated floor layer in the present invention, the dry thickness of 0.5mm 20g ^/ m 2 · 24h or more, more desirably is 40~200g ^/ m 2 · 24h. The coating layer having such a water vapor permeability can exhibit excellent swelling prevention properties. The water vapor permeability in the present invention is measured according to JIS K5400 “General Test Method for Paints” 8.17.
[0023]
When the ground treatment is performed prior to the coating of the coating material, it is desirable to apply a primer that makes the cured film have a water vapor permeability of 40 g / m ² · 24 h or more. By applying such a primer, sufficient swelling prevention can be exhibited. As the primer, those having excellent adhesion to the floor and the coating layer can be used, and examples thereof include an acrylic resin primer, an epoxy resin primer, and a urethane resin primer. In the present invention, in particular, an undercoat material containing the component (a) and the component (b) in the above-mentioned coating material is preferably used. The undercoat material can be applied by a spray gun, a roller, a brush, or the like, and the dry film thickness is about 0.001 to 0.03 mm.
[0024]
In the present invention, a coating layer having surface gloss can be formed. Specifically, the glossiness is 30 or more, preferably 70 or more, more preferably 80 or more, and most preferably 85 or more. The glossiness can be adjusted according to the particle size, mixing ratio, etc. of the powder. The glossiness in the present invention is measured according to JIS K5400 “Paint General Test Method” 7.6, and indicates a value at an incident angle of 60 degrees.
[0025]
【Example】
Examples and Comparative Examples are shown below to clarify the features of the present invention.
[0026]
(Example 1)
Of the raw materials shown in Table 1, as the resin, a mixture of resin (2) and resin (4) (mixing weight ratio 2: 3) was used. This resin was applied to an aluminum plate to a thickness of 0.125 mm, dried for 72 hours in an atmosphere at a temperature of 20 ° C. and a relative humidity of 65% (hereinafter referred to as a standard state), and then the contact angle of the cured coating with water was determined. When measured with a contact angle meter “CA-DT” (manufactured by Kyowa Interface Science Co., Ltd.), the contact angle was 59 degrees.
With respect to the mixture of the resins (2) and (4), the powder (1) and the powder (4) (mixing weight ratio 8: 1) shown in Table 1 were added to the powder per unit volume of the coating. The coating material 1 was obtained by mixing so that the ratio was 13.1% by volume. This coating material 1 was tested by the following method.
As a primer, a mixture of resin (2) and resin (4) shown in Table 1 (mixing weight ratio 2: 3) was used.
[0027]
[Table 1]

[0028]
○ Glossiness A test specimen was prepared by applying a coating floor material to a slate plate to which a primer material had been applied in advance so that the dry film thickness was 0.5 mm, and curing for 7 days in a standard state. The glossiness of the obtained specimen was measured using a gloss meter (manufactured by Nippon Denshoku Industries Co., Ltd.). The incident angle during measurement was 60 degrees.
[0029]
○ Water vapor permeability A filter paper was placed on a glass plate with release paper, and a coating material was applied on the filter paper so that the dry film thickness was 0.5 mm, followed by curing for one week in a standard state. . After curing, the filter paper coated with the coating material was peeled off, and the water vapor permeability was measured according to JIS K5400 8.17. In the evaluation, a water vapor permeability of 40 g / m ² · 24 hr or more was evaluated as ◎, a water vapor permeability of 20 to 40 g / m ² · 24 hr was evaluated as ◯, and a water vapor permeability of less than 20 g / m ² · 24 hr was evaluated as x.
[0030]
○ Warm / Cool Repeat Test After the standard mortar (70 × 70 × 20 mm) prepared in accordance with JIS A6916 6.3 (3) is further dried for 1 month at a temperature of 20 ± 2 ° C. and a humidity of 65 ± 5%, The weight of what was completely sealed with an epoxy resin on the side surface was measured, and a test substrate having a water content of 3% was obtained by applying 3% by weight of water to the weight with a brush. With the wet color on the surface of the test substrate remaining, the primer was applied at a coating amount of 150 g / m ² (water vapor permeability of the primer: 160 g / m ² · 24 hr), and dried after 16 hours. A coating material was applied so that the film thickness was 0.5 mm, and the specimen cured for 7 days in a standard state was used as a specimen having a moisture content of 3%. Similarly, specimens having a moisture content of 7% and 10% were prepared.
With respect to the prepared specimen, a cycle of “cooling at 20 ° C. in water for 18 hours → −20 ° C. for 3 hours → 80 ° C. for 3 hours” was performed 30 cycles, and the change in the state of the coating was visually observed. At this time, evaluation was made with ○ indicating that no abnormality was observed, △ indicating that some abnormalities (bulging, floating, peeling) were observed, and X indicating significant abnormalities (blowing, floating, peeling). It was.
[0031]
○ Water-impervious test A flooring material is applied to a slate plate that has been previously coated with an undercoat so that the dry film thickness is 0.5 mm. After curing for 7 days in a standard state, a funnel with a diameter of about 75 mm is used. The attached sample was used as a test specimen.
Water was poured into the funnel of the produced test specimen, and the state after standing for 24 hours was observed. In the evaluation, a water permeation amount of 0.5 ml / m ² · 24 hr or less was evaluated as “◯”, and a water permeability exceeding 0.5 ml / m ² · 24 hr was evaluated as “x”.
[0032]
The results are shown in Table 2.
[0033]
[Table 2]

[0034]
The film obtained from the coating material 1 had high glossiness and water vapor permeability, and was excellent in both the hot and cold repeated test and the water shielding test.
[0035]
(Example 2)
As shown in Table 2, tests were performed in the same manner as in Example 1 using the coating material 2 in which the resin and the granular material were combined. The coating film obtained from the coating material 2 had high glossiness and water vapor permeability, and was excellent in both the hot and cold repeated test and the water shielding test.
[0036]
(Example 3)
As shown in Table 2, tests were conducted in the same manner as in Example 1 using the coating material 3 in which the resin and the granular material were combined. The coating obtained with the flooring material 3 had a lower gloss than the flooring materials 1 and 2, but was excellent in hot and cold repeated tests and water shielding tests.
[0037]
(Example 4)
As shown in Table 2, a test was conducted in the same manner as in Example 1 by using a coating material 4 in which a resin and a granular material were combined. The coating obtained by the flooring material 4 had a lower gloss than the flooring materials 1 and 2, but the water vapor permeability was high, and excellent results were obtained in the hot and cold repeated test and the water shielding test.
[0038]
(Example 5)
As shown in Table 2, tests were conducted in the same manner as in Example 1 using the coating material 5 in which the resin and the granular material were combined. The coating obtained with the flooring material 5 had a lower gloss than the flooring materials 1 and 2, but the water vapor transmission rate was high, and excellent results were obtained in the hot and cold repeated test and the water shielding test.
[0039]
(Comparative Example 1)
As shown in Table 2, a test was conducted in the same manner as in Example 1 using a coating material 6 in which a resin and a granular material were combined. The film obtained with the coating material 6 had a low water vapor transmission rate, and abnormalities were observed in the hot and cold repeated test.
[0040]
(Comparative Example 2)
As shown in Table 2, a test was conducted in the same manner as in Example 1 using a coating material 7 in which a resin and a granular material were combined. The film obtained with the coating material 7 had a low water vapor permeability, and abnormalities were observed in the hot and cold repeated test.
[0041]
(Comparative Example 3)
As shown in Table 2, tests were performed in the same manner as in Example 1 using a coating material 8 in which a resin and a granular material were combined. The film obtained from the coating material 8 had a low water vapor permeability, and abnormalities were observed in the hot and cold repeated test.
[0042]
(Comparative Example 4)
As shown in Table 2, a test was performed in the same manner as in Example 1 using a coating material 9 in which a resin and a granular material were combined. The film obtained by the coating floor material 9 had a low glossiness and a poor water barrier property.
[0043]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the function to permeate | transmit water vapor | steam of a foundation | substrate is high, and the coating layer which can prevent a swelling, a float, peeling, etc. can be formed. Moreover, the surface has high smoothness and can express a high gloss appearance. Furthermore, the formed coating layer has a sufficient water barrier property.

Claims

(A) Hydrophilic reaction curable resin having a contact angle with water of 70 degrees or less with respect to the floor surface, (C) Granules having an average particle diameter of 300 μm or less, and granules per unit volume A method for forming a coating layer, comprising applying a coating material for forming a coating having a body ratio of 3 to 55% by volume (excluding 55% by volume) .

The component (A) is a two-component reaction curable resin composed of (a) a main agent and (b) a curing agent, and at least one of these is a water-soluble compound or a water-dispersible compound. The method for forming a coating layer as described in 1.

The method for forming a coating layer according to claim 2, wherein the component (a) is a self-emulsifying epoxy resin, and the component (b) is a self-emulsifying polyamine compound.

The coating floor layer according to any one of claims 1 to 3, wherein a coating material for forming a coating having a water vapor permeability of 20 g / m ² · 24 h or more at a dry film thickness of 0.5 mm is applied. Forming method.

(C) The average particle diameter of a component is 50 micrometers or less, and the coating material which forms the film whose powder body ratio per unit volume is 5-20 volume% is applied. The method for forming a coating layer according to any one of the above.

6. The method for forming a coating layer according to claim 5, wherein a coating material for forming a coating having a glossiness of 70 or more is applied.

After applying a primer which forms a film having a water vapor permeability of 40 g / m ² · 24 h or more to the floor surface, the floor material according to any one of claims 1 to 6 is applied. A method for forming a coating layer.