JP3774389B2 - 車載装置、情報提供装置および情報提供方法 - Google Patents
車載装置、情報提供装置および情報提供方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ナビゲーション装置等の車載装置および車載装置に情報を提供する情報提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のナビゲーション装置は、ルート誘導や地図表示以外にも、様々な機能をユーザに提供できるようになってきている。例えば、携帯電話等の通信装置を利用して情報提供装置にアクセスし、交通情報や気象情報などの様々な情報を入手して、ユーザに提供することができるナビゲーション装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、ナビゲーション装置には複数の操作ボタンが設けられている。ユーザが操作ボタンを操作すると、ナビゲーション装置は、この操作ボタンに割り当てられている機能を実現するためのプログラムを実行する。これにより、ユーザは、所望の機能の提供を受けることができる。
【0004】
ところで、従来のナビゲーション装置では、各操作ボタンに割り当てられる機能が固定されており、ある操作ボタンに割り当てられている機能を別の操作ボタンに割り当てるような変更を行なうことはできなかった。
【0005】
上述したように、近年のナビゲーション装置は、様々な機能をユーザに提供できるようになってきている。しかし、ナビゲーション装置では、設置場所の関係等から許容される装置本体のサイズが限定されるため、操作ボタンの数も限定される。このため、近年のナビゲーション装置では、複数の操作ボタンのそれぞれに複数の機能を割り当て、これらの操作ボタンとは別に設けられたページ送りボタン等を用いて、各操作ボタンに割り当てる機能を切り替えて使用することができるような工夫がなされている。しかしながら、複数の操作ボタンのそれぞれに割り当てられる複数の機能は固定であるため、ユーザにとって有用な機能を呼び出すために、ページ送りボタン等の操作が必要になるなど、ユーザにとって使い勝手が悪くなっている。ここで、ユーザにとって有用な機能は、ユーザの置かれた状況に応じて変化するものと考えられる。
【0006】
また、上述したように、ナビゲーション装置本体のサイズは、設置場所の関係等から許容範囲が限定されるが、表示部の表示画面のサイズも、車内の環境等を損なわないように、他の車内装置との調和がとれる範囲内とすることが好ましい。例えば、表示部を装置本体と一体化し、ナビゲーション装置全体のサイズを一般的なカーステレオと同じ1DIN(Deutsches Institut fuer Normung)とした場合、表示画面は、4.2インチ程度のワイド(横長)画面となる。このような小型のワイド画面を用いて、ユーザに分かりやすいルート表示やルート誘導のための表示を行なうことについて、従来は何ら考慮されていない。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ナビゲーション装置等の車載装置の使い勝手を向上させることにある。
【0008】
具体的には、本発明の目的の1つは、各操作ボタンに割り当てられる機能を柔軟に変更できる車載装置を提供することにある。
【0009】
また、本発明の目的の1つは、車載装置に情報を提供し、ユーザにとって有用と思われる機能の呼び出しが容易となるよう、車載装置を設定することができる情報提供装置を提供することにある。
【0010】
さらに、本発明の目的の1つは、小型の横長画面を用いて、ユーザに分かりやすいルート表示やルート誘導のための表示を行なうことができる車載装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、無線を利用して情報提供装置より受信した情報を処理する車載装置を提供する。
【0012】
本態様の車載装置は、前記情報提供装置より受信したメニュー情報(例えばHTML(Hyper Text Markup Language)ドキュメント)に従い、前記車載装置が提供可能な各機能を示す項目情報(テキストデータやイメージデータなどの視認可能な情報)を、車載装置の表示画面に表示させる。前記メニュー情報には、前記各機能を示す項目情報のそれぞれについて、前記表示画面上での表示位置が、前記項目情報が示す機能に割り当てる車載装置の操作ボタンに応じて予め定められた位置となるように設定されている。また、前記項目情報が示す機能を呼び出すための情報が前記項目情報に関連付けられている。ここで、前記項目情報が示す機能を呼び出すための情報とは、例えば、プログラムを指定する情報や、情報の格納場所(例えば、URL(Uniform Resource Locator))を指定する情報などである。
【0013】
また、本態様の車載装置は、操作ボタンに対する操作を検出すると、前記メニュー情報を解析して、操作された操作ボタンに応じて予め定めれた位置へ表示するように設定されている項目情報を特定し、特定した項目情報に関連付けられている情報に従い、当該項目情報が示す機能を実行する。例えば、前記特定した項目情報に関連付けられている情報が指定するプログラムを実行することで、前記特定した項目情報が示す機能を実行する。あるいは、前記特定した項目情報に関連付けられている情報が指定する格納場所にアクセスして、入手した情報を表示画面に表示させる。
【0014】
本態様の車載装置によれば、車載装置に設けられている複数の操作ボタン各々に対する機能の割り当ては、情報提供装置よりダウンロードしたメニュー情報に従って設定される。これにより、情報提供装置よりダウンロードするメニュー情報の内容を変更するだけで、各操作ボタンに割り当てられる機能を柔軟に変更できる。これにより、車載装置の使い勝手が向上する。また、メニュー情報により、表示画面には、操作ボタンに割り当てられている機能を示す項目情報がこの操作ボタンに応じて予め定められた位置に表示されるので、ユーザは、どの操作ボタンにどの機能が割り当てられているかについて視覚的に知ることができる。
【0015】
次に、本発明の第2の態様は、ナビゲーション装置等の車載装置に情報を提供する情報提供装置を提供する。
【0016】
本態様の情報提供装置は、前記車載装置より車両位置情報を含むメニュー要求を受信すると、前記メニュー要求に含まれる車両位置情報を考慮して、前記車載装置のユーザが、前記車載装置が提供可能な各機能の中から任意の機能を選択するためのメニュー情報を作成する。そして、作成したメニュー情報を車載装置に送信して、当該車載装置の表示画面にメニューを表示させる。
【0017】
ここで、車載装置が本発明の第1の態様の車載装置である場合、メニュー情報の作成は、次のようにして行なう。すなわち、車載装置より受信したメニュー要求に含まれる車両位置情報を考慮して、車載装置がユーザに提供可能な各機能に割り当てる操作ボタンと、前記各機能を示す項目情報とを決定する。例えば、各地域の交通情報を管理するための交通情報データベースを用いて、車両位置情報により特定される地点付近で交通障害が発生しているか否かを調査する。交通障害が発生している場合は、車載装置がこの交通障害の情報を入手するための機能に対して操作ボタンが優先的に割り当てられるように、前記各機能に割り当てる操作ボタンと前記各機能を示す項目情報とを決定する。そして、この決定に従ってメニュー情報を作成する。
【0018】
本態様の情報提供装置によれば、車載装置より受け取った車両位置情報を考慮し、ユーザにとって有用と思われる機能の呼び出しが容易となるように、この車載装置にメニューを表示させることができる。例えば、車両位置付近で交通障害が発生していれば、この交通障害の情報を入手するための機能が他の機能よりも優先されるように、メニューを表示させることができる。これにより、車載装置の使い勝手が向上する。
【0019】
次に、本発明の第3の態様は、横長サイズの表示画面とルート誘導機能とを備えた車載装置を提供する。
【0020】
本態様の車載装置は、車両進行方向が前記表示画面の上側となるように、車両位置およびルートを前記表示部に表示する第1の表示モードと、2つの地点の一方が前記表示画面の右側に表示され、前記2つの地点の他方が前記表示画面の左側に表示されるように、前記2つの地点間のルートを前記表示部に表示する第2の表示モードと、を有する。
【0021】
ここで、第2の表示モードでは、前記2つの地点が表示画面の対角に位置するように、前記2つの地点間のルートを表示するとよい。
【0022】
本態様の車載装置によれば、ルート誘導のための表示を第1の表示モードで行なうことにより、車両進行方向が前記表示画面の上側となるため、ユーザにとって分かり易い。また、ルート誘導に使用するルートの表示を第2の表示モードで行なうことにより、ルートが横方向に表示されるため、横長の表示画面を有効に使ってルートを表示できる。このため、車載装置の使い勝手が向上する。
【0023】
ここで、第1のモードでは、車両位置が表示画面の下部に表示され、車両進行方向のルートが表示画面の車両位置より上側に表示されるように、車両位置およびルートを表示するとよい。あるいは、表示画面を左右に分割することで得られる第1の分割画面に、車両位置を含むルートが表示され、前記左右に分割することで得られる第2の分割画面に、前記第1の分割画面に表示するルートよりも目的地側のルートが表示されるように、車両位置およびルートを表示してもよい。
【0024】
いずれにしても、このようにすることで、表示画面に表示される車両進行方向のルートを長くすることができる。これにより、ユーザは、横長の小さな表示画面でもルートの把握が容易となり、車載装置の使い勝手がさらに向上する。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
【0026】
図1は、本発明の一実施形態が適用された通信システムの概略図である。
【0027】
図示するように、本実施形態の通信システムは、車両に搭載されて用いられるナビゲーション装置20と、地図データ、ルートデータ、交通データ、観光データおよび気象データなどのナビゲーションに関係するデータや、その他の様々なデータを、ナビゲーション装置20に提供する情報提供センタ10と、を備えて構成されている。
【0028】
ここで、ナビゲーション装置20は、携帯電話機30と接続可能に構成されており、この携帯電話30、無線基地局60および公衆網50を介して、情報提供センタ10と通信を行なう。また、ナビゲーション装置20には、GPS受信機40や、図示していない車速センサ、ジャイロセンサなどの車両に搭載された各種センサが接続可能に構成されている。
【0029】
さて、上記構成の通信システムにおいて、ナビゲーション装置20は、車両位置データや車両データやナビゲーション装置20の機種データなどを含むメニュー要求を、情報提供センタ10に送信する。情報提供センタ10は、ナビゲーション装置20よりメニュー要求を受け取ると、このメニュー要求に含まれる車両位置データや車両データや機種データなどを考慮して、ナビゲーション装置20が提供可能な各機能の中からユーザが任意の機能を選択するためのメニューを、ナビゲーション装置20の表示画面に表示させるためのメニューデータを作成する。そして、作成したメニューデータをナビゲーション装置20に送信する。ナビゲーション装置20は、情報提供センタ10より受け取ったメニューデータに従い表示画面にメニューを表示する。そして、メニューに表示されている項目の中からユーザが選択した項目に対応する機能を実行する。
【0030】
次に、上記の通信システムを構成するナビゲーション装置20および情報提供センタ10について説明する。
【0031】
まず、ナビゲーション装置20について説明する。
【0032】
図2は、ナビゲーション装置20の概略構成図である。
【0033】
図示するように、ナビゲーション装置20は、CPU201と、CPU201のワークエリアとして機能するRAM202と、ナビゲーション装置20がユーザに提供可能な各機能を実現するための各種プログラムが格納されたフラッシュROM203と、携帯電話30を接続するための携帯電話IF(インターフェース)204と、メニューデータ2101や地図データ2102などの各種データを保存するために利用するメモリカード(カード型のハードディスク装置を含む)210を接続するためのメモリカードIF205と、GPS受信機40や、車速センサ、ジャイロセンサなどの各種センサを接続するためのセンサIF206と、操作ボタン群207と、ディスプレイ208と、これらの各部201〜208を相互接続するためのバス209と、を有する。
【0034】
ここで、フラッシュROM203には、OS(オペレーションシステム)PG(プログラム)2031、メニュー表示PG2032、機能実行PG2033、および、車両位置算出PG2034が格納されている。また、ナビゲーション装置20がユーザに提供可能な各機能を実現するためのアプリケーションPGとして、機能拡張PG2035、WebブラウザPG2036、電子メールPG2037およびナビゲーションPG2038が格納されている。
【0035】
OSPG2031は、ナビゲーション装置20に電源が投入されると、最初にRAM202にロードされ、CPU201によって実行されるプログラムであり、図2に示す各部201〜208を統括的に制御するためのものである。
【0036】
メニュー表示PG2032は、メニュー要求を作成して情報提供センタ10に送信すると共に、情報提供センタ10より受け取ったメニューデータに従いディスプレイ208にメニューを表示するためのプログラムである。OSPG2031と同様に、ナビゲーション装置20の電源投入時に、RAM202にロードされてCPU201に実行される。
【0037】
機能実行PG2033は、OSPG2031が操作ボタン群207に対する操作を検出した場合に、ディスプレイ208に表示されているメニューの中からこの操作によりユーザが選択した項目に対応する機能を特定して、これを実行するためのプログラムである。OSPG2031と同様に、ナビゲーション装置20の電源投入時に、RAM202にロードされてCPU201に実行される。
【0038】
車両位置算出PG2034は、センサIF206に接続されたGPS受信機40、車速センサ、ジャイロセンサなどから得た測定データを基に、ナビゲーション装置20が搭載された車両の車両位置(現在地)を算出するためのプログラムである。OSPG2031と同様に、ナビゲーション装置20の電源投入時に、RAM202にロードされてCPU201に実行される。
【0039】
機能拡張PG2035は、フラッシュROM203に格納されている各種プログラムを更新したり、新たなプログラムをフラッシュROM203に格納するためのプログラムである。
【0040】
WebブラウザPG2036は、図示していないISP(Internet Service Provider)経由でインターネットにアクセスし、Webページを閲覧するためのプログラムである。また、電子メールPG2037は、図示していない電子メールサーバにアクセスして電子メールを利用するためのプログラムである。なお、図1において、情報提供センタ10が、ISPや電子メールサーバとしての役割を果たすようにしてもよい。
【0041】
そして、ナビゲーションPG2038は、ルート誘導や地図表示などのナビゲーションに関係する様々な処理を行なうプログラムである。
【0042】
なお、これらのアプリケーションPG2035〜2038は、機能実行PG2033によって呼び出されてRAM202にロードされる。そして、CPU201に実行される。
【0043】
本実施形態のナビゲーション装置20は、ディスプレイ208がナビゲーション装置20の本体と一体化されている。ナビゲーション装置20の本体のサイズは、一般的なカーステレオと同じ1DINである。
【0044】
図3に、ナビゲーション装置20の前面に配置される操作ボタン群207およびディスプレイ208の一例を示す。ここで、ディスプレイ208の表示パネル2081は、1DINサイズの装置本体の前面に納まるように、4.2インチ程度のワイド画面となっている。
【0045】
本体前面の下部に配置されているボタンF1〜F4は、機能ボタン2071である。OSPG2031は、機能ボタン2071が操作されると、その旨を機能実行PG2033に通知する。機能実行PG2033は、表示パネル2081に表示されているメニューの中から、この操作によりユーザが選択した項目に対応する機能を特定して、実行する。
【0046】
また、本体前面の右下部に配置されているメニュー切替えボタン2072は、表示パネル2081に表示されているメニューの表示を切り替えるためのボタンである。OSPG2031は、メニュー切替えボタン2072が操作されると、その旨をメニュー表示PG2032に通知する。これを受けて、メニュー表示PG2032は、情報提供センタ10より受け取ったメニューデータに従いディスプレイ208に表示するメニューを切り替える。
【0047】
そして、本体前面の右上部に配置されている十字ボタン2073および決定ボタン2074は、表示パネル2081に表示されているカーソルを移動し、項目を選択するためのボタンである。OSPG2031は、十字ボタン2073に対する操作に従って表示パネル2081上のカーソルを移動させる。そして、決定ボタン2074が操作されると、そのときのカーソル位置を、表示パネル208に情報を表示している稼動中のアプリケーションPG2035〜2038に通知する。これを受けて、稼動中のアプリケーションPG2035〜2038は、通知されたカーソル位置が示す項目に応じた処理を行なう。
【0048】
次に、上記構成のナビゲーション装置20の動作について説明する。
【0049】
図4は、ナビゲーション装置20の動作を説明するためのフロー図である。
【0050】
上述したように、CPU201は、ナビゲーション装置20に電源が投入されると、OSPG2031をRAM202にロードして実行する。それから、車両位置算出PG2034、機能実行PG2033およびメニュー表示PG2032をRAM202にロードし実行する。
【0051】
以下では、車両位置算出PG2034の実行により実現されるプロセスを車両位置算出モジュール、機能実行PG2033の実行により実現されるプロセスを機能実行モジュール、そして、メニュー表示PG2032の実行により実現されるプロセスをメニュー表示制御モジュールとして説明する。
【0052】
車両位置算出モジュールは、定期的に、センサIF206に接続されているGPS受信機40、車速センサ、ジャイロセンサなどから測定データを入手し、これらの測定データを基に車両位置の算出を行なう。
【0053】
さて、メニュー表示制御モジュールは、フラッシュROM203あるいはメモリカードIF205に接続されたメモリカード210に予め格納されている、ナビゲーション装置20の機種IDを入手する(S4001)。それから、フラッシュROM203に格納されている各プログラム2031〜2038、および、稼動中のアプリケーションPG2035〜2038の、プログラムID、名称およびバージョン情報などの管理データを入手する(S4002)。
【0054】
なお、情報提供センタ10は、この機種IDから、ナビゲーション装置20が提供可能な機能、表示パネル2081のサイズ、機能ボタン2071の数、および、各機能ボタン2071に対応する表示パネル2081上の位置を特定できるものとする。
【0055】
次に、メニュー表示制御モジュールは、センサIF206に接続されている図示していない計器類から、残存燃料、バッテリ状態などの車両データを入手する(S4003)。それから、車両位置算出モジュールで測定された最新の車両位置のデータを入手する(S4004)。
【0056】
以上のようにして各種データを入手したならば、メニュー表示制御モジュールは、これらのデータを含んだメニュー要求を作成し、これを携帯電話IF204を介して携帯電話30から情報提供センタ10へ送信する(S4005)。
【0057】
情報提供センタ10は、メニュー要求を受け取ると、このメニュー要求に含まれている各種データを考慮して、ナビゲーション装置20が提供可能な各機能の中からユーザが任意の機能を選択するためのメニューを、ナビゲーション装置20の表示画面に表示させるためのメニューデータを作成する。
【0058】
本実施形態では、メニューデータはHTML形式で作成されるものとする。そして、このメニューデータには、ナビゲーション装置20が提供可能な各機能を示す項目情報(テキストデータやイメージデータなどの視認可能な情報)のそれぞれについて、表示パネル2081上での表示位置が、前記項目情報が示す機能に割り当てる機能ボタン2071に応じて予め定められた位置となるように設定されており、且つ、前記項目情報が示す機能を実行するための情報(例えば、アプリケーションPG2034〜2038の指定や、URLなどの格納場所の指定)が、前記項目情報に関連付けられているものとする。
【0059】
なお、情報提供センタ10は、機能ボタン2071のそれぞれに複数の機能を割り当てる場合、複数ページ分のメニューデータを作成し、これらに優先順位を付けて、ナビゲーション装置20に送信するものとする。
【0060】
さて、メニュー表示制御モジュールは、メニュー要求を情報提供センタ10に送信したならば、これに応答して、情報提供センタ10からメニューデータが送られてくるのを待つ(S4006)。そして、メニューデータを受信したならば、このメニューデータに従って、表示パネル2081にメニューを表示する。具体的には、メニューデータに従い、ナビゲーション装置20が提供可能な各機能を示す項目情報を、表示パネル2081上に、OSD(On Screen Display)により表示する(S4007)。
【0061】
図5は、表示パネル2081上に表示される項目情報の一例を示している。
【0062】
図示するように、項目情報2082は、メニューデータの設定内容に従い、その項目情報2082が示す機能に割り当てる機能ボタン2071に応じて予め定められた表示パネル2081上の位置にOSD表示される。ここで、符号2083は、アプリケーションPG2035〜2038が稼動していない場合にOSPG2031によって表示される初期画面である。
【0063】
図5では、項目情報「**GS情報」が機能ボタンF1に対応する位置に表示され、項目情報「**道路情報」が機能ボタンF2に対応する位置に表示され、項目情報「ルート探索」が機能ボタンF3に対応する位置に表示され、そして、項目情報「機能拡張」が機能ボタンF4に対応する位置に表示されている場合を例示している。この場合、メニューデータにおいて、「**GS情報」の格納場所が項目情報「**GS情報」に関連付けられ、「**道路情報」の格納場所が項目情報「**道路情報」に関連付けられ、ナビゲーションPG2038の指定および要求する処理内容「ルート探索」が、項目情報「ルート探索」に関連付けられ、そして、機能拡張PG2035の指定が項目情報「機能拡張」に関連付けられる。
【0064】
なお、情報提供センタ10より複数ページ分のメニューデータを受信した場合、メニュー表示制御モジュールは、最も優先順位の高いメニューデータに従って項目情報2082を表示パネル2081上に表示する。OSPG2031より、メニュー切替えボタン2072が操作された旨の通知を受けたならば、次に優先順位の高いメニューデータに従って項目情報2082を表示パネル2081上に表示する。そして、最も優先順位の低いメニューデータに従って項目情報2082を表示パネル2081上に表示している最中に、OSPG2031より、メニュー切替えボタン2072が操作された旨の通知を受けたならば、最も優先順位の高いメニューデータに従って項目情報2082を表示パネル2081上に表示する。このように、メニュー切替えボタン2072の操作によって、メニュー表示を切り替えるようにする。
【0065】
さて、機能実行モジュールは、メニュー表示制御モジュールによるメニュー表示が開始されてから所定の表示時間を経過するまでに、OSPG2031より、いずれの機能ボタン2071についても操作された旨の通知を受けなかった場合(S4008でNo、S4009でYes)、非表示指示をメニュー表示制御モジュールに通知する。これを受けて、メニュー表示制御モジュールは、図6に示すように、メニューデータに従った表示パネル2081へのメニュー表示を停止する(S4010)。
【0066】
そして、機能実行モジュールは、メニュー表示制御モジュールによるメニュー表示が停止された状態で、OSPG2031より、いずれかの機能ボタン2071が操作された旨の通知を受けると(S4008でYes、S4012でNo)、表示指示をメニュー表示制御モジュールに通知する。これを受けて、メニュー表示制御モジュールは、S4007に戻り、メニューデータに従った表示パネル2081へのメニュー表示を開始する。
【0067】
一方、機能実行モジュールは、メニュー表示制御モジュールにより表示パネル2081上にメニューが表示された状態で、OSPG2031より、いずれかかの機能ボタン2071が操作された旨の通知を受けると(S4008でYes、S4012でYes)、メニュー表示制御モジュールが表示しているメニューの元となったメニューデータを解析する(S4013)。そして、操作された機能ボタン2071に応じて定められた表示パネル2081上の位置に表示するように設定されている項目情報を特定する(S4014)。
【0068】
例えば、図5において、機能ボタンF1が操作されたならば、項目情報「**GS情報」を特定する。機能ボタンF2が操作されたならば、項目情報「**道路情報」を特定する。機能ボタンF3が操作されたならば、項目情報「ルート探索」を特定する。そして、機能ボタンF4が操作されたならば、項目情報「機能拡張」を特定する。
【0069】
それから、機能実行モジュールは、メニューデータにおいて、特定した項目情報2082に関連付けられている情報に従ってアプリケーションPG2035〜2038を起動させる。
【0070】
具体的には、特定した項目情報2082に、WebブラウザPG2036の指定あるいはURLなどの格納場所の指定が関連付けられている場合、WebブラウザPG2036を起動する(S4015)。そして、特定した項目情報2082に格納場所の指定が関連付けられている場合は、指定されている格納場所の情報をWebブラウザPG2036に渡す。また、特定した項目情報2082に、電子メールPG2037の指定が関連付けられている場合は、電子メールPG2037を起動する(S4016)。また、特定した項目情報2082に、機能拡張PG2035の指定が関連付けられている場合は、機能拡張PG2034を起動する(S4017)。そして、特定した項目情報2082に、ナビゲーションPG2038の指定が関連付けられている場合は、ナビゲーションPG2038を起動する(S4018)。このとき、特定した項目情報2082に、「ルート探索」といった処理内容も関連付けられている場合は、この処理内容をナビゲーションPG2038に渡す。
【0071】
以上により、ユーザが選択した機能が呼び出される。
【0072】
さて、メニュー表示制御モジュールは、メニューデータの更新タイミングになったならば(S4011でYes)、S4001に戻り、再度、各種データを入手してメニュー要求を作成し、情報提供センタ10に送る。これにより、表示パネル2081に表示するメニューの内容を更新する。ここで、メニューデータの更新タイミングとしては、メニュー要求を送信してから所定時間経過した場合や、車両位置算出モジュールで測定された最新の車両位置が、前回送信したメニュー要求に含めた車両位置から所定距離以上遠ざかった場合や、センサIF206に接続されている計器類から入手した最新の車両データが、燃料切れ、バッテリ異常などを示している場合などが考えられる。
【0073】
次に、図4のS4015〜S4018で起動されるアプリケーションPG2035〜2038について説明する。
【0074】
まず、図4のS4015で起動されるWebブラウザPG2036について説明する。図7は、WebブラウザPG2036の動作を説明するためのフロー図である。
【0075】
上述したように、図4のS4015において、機能実行モジュールは、WebブラウザPG2036を起動する。つまり、WebブラウザPG2036は、RAM202にロードされてCPU201に実行される。以下では、WebブラウザPG2036の実行により実現されるプロセスをWebブラウザモジュールとして説明する。
【0076】
Webブラウザモジュールは、機能実行モジュールより格納場所が通知されているならば(S7001でYes)、ISP経由で通知されている格納場所にアクセスし、情報を入手して表示パネル2081に表示する(S7003)。通知されていなければ、予め登録されているデフォルトの格納場所にアクセスして、情報を入手し表示パネル2081に表示する(S7002)。その後は、通常のWebブラウザと同様に、ユーザより受け付けた指示に従い処理を実行する(S7004、S7005)。
【0077】
図8は、図5において、機能ボタンF2が操作された場合に、表示パネル2081に表示される情報の一例を示している。この場合、Webブラウザモジュールは、機能実行モジュールより通知された「**道路情報」の格納場所へアクセスして、「**道路情報」を入手し、表示パネル2081に表示する。なお、図8では、項目情報2082が表示されていないが、メニュー表示制御モジュールによりメニューのOSD表示が行なわれている場合は、表示パネル2081に表示されている「**道路情報」の上に、項目情報2082が重畳表示されることになる。
【0078】
図8において、符号2084はカーソルである。Webブラウザモジュールは、OSPG2031より通知された十字ボタン2073の操作内容に応じてカーソル2084を移動させる。そして、OSPG2031より決定ボタン2074が操作されたことを通知されると、そのときにカーソル2084が指し示す項目を選択し、選択した項目に応じた処理を行なう。なお、本実施形態のWebブラウザモジュールは、格納場所を直接指定して情報を閲覧する場合などの文字入力が必要になる場合、文字の一覧画像を表示パネル2081に表示し、ユーザが十字ボタン2073および決定ボタン2074を用いて文字を選択できるようにしている。
【0079】
次に、図4のS4016で起動される電子メールPG2037について説明する。上述したように、図4のS4016において、機能実行モジュールは、電子メールPG2037を起動する。つまり、電子メールPG2037は、RAM202にロードされてCPU201に実行される。以下では、電子メールPG2037の実行により実現されるプロセスを電子メールモジュールとして説明する。
【0080】
電子メールモジュールの動作は、一般的な電子メーラと基本的に同様である。つまり、ユーザによって電子メールの受信が指示されると、電子メールサーバにアクセスして、ユーザ宛の電子メールを受信し、その内容を表示パネル2081に表示する。電子メールの送信が指示されると、送信対象の電子メールを電子メールサーバに送信する。なお、本実施形態の電子メールモジュールは、電子メールの作成などの文字入力が必要になる場合、文字の一覧画像を表示パネル2081に表示し、ユーザが十字ボタン2073および決定ボタン2074を用いて文字を選択できるようにしている。
【0081】
次に、図4のS4017で起動される機能拡張PG2035について説明する。図9は、機能拡張PG2035の動作を説明するためのフロー図である。
【0082】
上述したように、図4のS4017において、機能実行モジュールは、機能拡張PG2035を起動する。つまり、機能拡張PG2035は、RAM202にロードされてCPU201に実行される。以下では、機能拡張PG2035の実行により実現されるプロセスを機能拡張モジュールとして説明する。
【0083】
まず、機能拡張モジュールは、フラッシュROM203あるいはメモリカードIF205に接続されたメモリカード210に予め格納されている、ナビゲーション装置20の機種IDを入手すると共に、フラッシュROM203に格納されている各プログラム2031〜2038のプログラムIDや名称やバージョン情報などの管理データを入手する(S9001)。それから、機能拡張モジュールは、機種IDおよびプログラム管理データを含んだ更新・追加要求を作成し、これを携帯電話IF204を介して携帯電話30から情報提供センタ10へ送信する(S9002)。
【0084】
情報提供センタ10は、更新・追加要求を受け取ると、この更新・追加要求に含まれている機種IDが示すナビゲーション装置20で、動作可能なプログラムのプログラムID、名称およびバーション情報を特定する。次に、この特定したプログラムのプログラムID、名称およびバーション情報と、更新・追加要求のプログラム管理データに記述されているプログラムのプログラムID、名称およびバーション情報とを比較して、ナビゲーション装置20で動作可能なプログラムのうち、更新あるいは追加可能なプログラムのリストを作成する。そして、このようにして作成したリストのデータをナビゲーション装置20に送信する。
【0085】
さて、機能拡張モジュールは、更新・追加要求を情報提供センタ10に送信したならば、これに応答して、情報提供センタ10から更新・追加可能なプログラムのリストデータが送られてくるのを待つ(S9003)。そして、リストデータを受信したならば、このリストデータに従って、表示パネル2081に更新・追加可能なプログラムのリストを表示する(S9004)。
【0086】
図10は、表示パネル2081に表示される更新・追加可能なプログラムリストの一例を示している。なお、図10では、項目情報2082が表示されていないが、メニュー表示制御モジュールによりメニューのOSD表示が行なわれている場合は、表示パネル2081に表示されているリストの上に、項目情報2082が重畳表示されることになる。
【0087】
図10において、符号2085はチェックボックスである。機能拡張モジュールは、OSPG2031より通知された十字ボタン2073の操作内容に応じてカーソル2084を移動させる。そして、OSPG2031より決定ボタン2074が操作されたことを通知されると、そのときにカーソル2084が指し示すチェックボックス2085にチェックを入れる。その後、ユーザによる十字ボタン2073および決定ボタン2074の操作により、送信ボタンが選択されたならば、その時点でチェックボックスにチェックが入れられているプログラムのダウンロード要求を情報処理センタ10に送信し、情報処理センタ10からプログラムをダウンロードする(S9005、S9006)。
【0088】
次に、機能拡張モジュールは、情報提供センタ10からダウンロードしたプログラムをフラッシュROM203に格納する。このとき、ダウンロードしたプログラムの旧バージョンが現在稼動中ならば、このプログラムの実行を停止してから、このプログラムをダウンロードした最新バージョンのものに書き換える(S9007)。
【0089】
なお、図10に示す表示画面において、ユーザによる十字ボタン2073および決定ボタン2074の操作により、終了ボタンが選択された場合(S9008でYes)は、処理を終了する。
【0090】
次に、図4のS4018で起動されるナビゲーションPG2038について説明する。図11は、ナビゲーションPG2038の動作を説明するためのフロー図である。
【0091】
上述したように、図4のS4018において、機能実行モジュールは、ナビゲーションPG2038を起動する。つまり、ナビゲーションPG2038は、RAM202にロードされてCPU201に実行される。以下では、ナビゲーションPG2038の実行により実現されるプロセスをナビゲーションモジュールとして説明する。
【0092】
ナビゲーションモジュールは、機能実行モジュールより処理内容が通知されていない場合(S1101でNo)、ナビゲーションの初期メニューを表示パネル2081に表示する(S1102)。
【0093】
図12は、表示パネル2081に表示されるナビゲーションの初期メニューの一例を示している。なお、図12では、項目情報2082が表示されていないが、メニュー表示制御モジュールによりメニューのOSD表示が行なわれている場合は、表示パネル2081に表示されている初期メニューの上に、項目情報2082が重畳表示されることになる。
【0094】
図12において、ナビゲーションモジュールは、OSPG2031より通知された十字ボタン2073の操作内容に応じてカーソル2084を移動させる。そして、OSPG2031より決定ボタン2074が操作されたことを通知されると(S1103でYes)、そのときにカーソル2084が指し示す項目を処理内容と判定する(S1105)。なお、図12に示す初期メニューにおいて、ユーザによる十字ボタン2073および決定ボタン2074の操作により、終了ボタンが選択された場合(S1104でYes)は、処理を終了する。
【0095】
さて、ナビゲーションモジュールは、初期メニューを介してユーザより処理内容が指定された場合(S1103でYes)、あるいは、機能実行モジュールより処理内容が通知されている場合(S1101でYes)、その処理内容を判定する(S1105)。そして、判定結果に従って処理を行なう。
【0096】
具体的には、S1105において判定した処理内容が「地図表示」である場合、ナビゲーションモジュールは、以下の処理を実行する。
【0097】
まず、ナビゲーションモジュールは、地図表示すべき地域あるいはその地域の中心地点を指定を受け付ける(S1106)。例えば、文字の一覧画像を表示パネル2081に表示し、ユーザが十字ボタン2073および決定ボタン2074を用いて文字を選択することで、地域名あるいは住所の入力を受け付ける。あるいは、予めフラッシュROM203に格納しておいた概略地図をカーソルと共に、表示パネル2081に表示し、ユーザが十字ボタン2073および決定ボタン2074を用いてカーソルを移動させ、概略地図上の地点を選択することで、地図表示すべき地域の中心地点の指定を受け付ける。
【0098】
次に、ナビゲーションモジュールは、指定された地域あるいは地点付近の地図データが、メモリカードIF205に接続されているメモリカード210に格納されているか否かを調べる(S1107)。格納されていないならば、指定された地域あるいは地点付近の地図データのダウンロード要求を情報処理センタ10に送信し、情報処理センタ10から地図データをダウンロードし、メモリカード210に格納する(S1108)。それから、ナビゲーションモジュールは、指定された地域あるいは地点付近の地図データをメモリカード210から読み出して、表示パネル2081に表示する(S1109)。
【0099】
なお、本実施形態のナビゲーションモジュールは、表示パネル2081上に、地図と共にメニュー表示ボタンを表示するようにしている。ユーザが十字ボタン2073および決定ボタン2074を用いてカーソル2084を移動させ、メニュー表示ボタンを選択したならば(S1110でYes)、S1102に移行して、表示パネル2081に、図12に示すようなナビゲーションの初期メニューを表示する。
【0100】
また、S1105において判定した処理内容が「ルート探索」である場合、ナビゲーションモジュールは、以下の処理を実行する。
【0101】
まず、ナビゲーションモジュールは、探索すべきルートの出発地と目的地の指定を受け付ける(S1111)。
【0102】
図13は、表示パネル2081に表示される出発地および目的地の指定受付画面の一例を示している。なお、図13では、項目情報2082が表示されていないが、メニュー表示制御モジュールによりメニューのOSD表示が行なわれている場合は、表示パネル2081に表示されている指定受付画面の上に、項目情報2082が重畳表示されることになる。
【0103】
図13に示す例では、出発地について、十字ボタン2073および決定ボタン2074を用いてカーソル2084を移動し、チェックボックス2085にチェックを入れることにより、現在地とするか、それとも、空欄2087に直接入力するかを選ぶことができるようになっている。また、目的地については、空欄2087に直接入力するようになっている。指定した出発地および目的地を確定させる場合は、送信ボタンを選択する。ここでは、出発地と目的地の指定のみを受け付けるようにしているが、出発地および目的地間の経由地も指定できるようにしてもかまわない。
【0104】
なお、後述するS1123によりルート誘導が開始されている場合、ナビゲーションモジュールは、図13に示すような指定受付画面を表示パネル2081に表示するのに先だって、ユーザにルート再探索するか否かを確認するとよい。そして、ユーザよりルート再探索する旨の確認がとれた場合は、出発地として現在地が指定され、目的地としてルート誘導に使用している誘導用ルートの目的地が指定されたものとして扱い、図13に示すような指定受付画面を表示することなく、次のS1112へ移行するとよい。
【0105】
次に、ナビゲーションモジュールは、指定された出発地および目的地を含むルート探索要求を作成し、情報提供センタ10に送信する(S1112)。
【0106】
情報提供センタ10は、ルート探索要求を受け取ると、この要求に含まれている出発地および目的地間の推奨ルートを探索する。そして、探索した推奨ルートのデータをナビゲーション装置20に送信する。
【0107】
さて、ナビゲーションモジュールは、ルート探索要求を情報提供センタ10に送信したならば、これに応答して、情報提供センタ10から推奨ルートデータが送られてくるのを待つ(S1103)。そして、推奨ルートデータを受信したならば、これをメモリカード210に格納する。また、この推奨ルートデータに基づいて、出発地が表示パネル2081の左右いずれか一方の側部に位置し、目的地が他方の側部に位置し、且つ、推奨ルート全体が表示パネル2081内に納まるようにして、推奨ルートを表示パネル2081に表示する(S1114)。
【0108】
図14は、表示パネル2081に表示される推奨ルートの一例を示している。なお、図14では、項目情報2082が表示されていないが、メニュー表示制御モジュールによりメニューのOSD表示が行なわれている場合は、表示パネル2081に表示されている推奨ルートの上に、項目情報2082が重畳表示されることになる。
【0109】
図14に示す例では、出発地が表示パネル2081の左下に位置し、目的地が右上に位置し、且つ、推奨ルート全体が表示パネル2081内に納まるようにして、推奨ルート2088が表示されている。
【0110】
このような表示は、例えば次の要領で推奨ルートの縮尺率を決定することで行なえる。すなわち、表示パネル2081上の位置を表すXY座標系において、出発地を表示パネル2081の左下に位置する所定の座標値に配置する。また、目的地を表示パネル2081の右上に位置する所定の座標値に配置する。次に、出発地の座標値および目的地の座標値間の距離と、出発地および目的地間の実際の距離との比率に応じて定まる縮尺率で、出発地および目的地間の推奨ルートをXY座標系上に配置する。このとき、推奨ルートが採り得る最大X座標値、最小X座標値および最大Y座標値、最小Y座標値が、表示パネル2081が採り得るXY座標値範囲内に納まっていない場合は、納まるように推奨ルートの縮尺を変える(これにより、出発地および目的地の座標値も変わる)。このようにして、出発地が表示パネル2081の左下に位置し、目的地が右上に位置し、且つ、推奨ルート全体が表示パネル2081内に納まるための、推奨ルートの縮尺率と出発地および目的地の座標値とを決定し、この決定内容に従って、推奨ルートを表示する。
【0111】
なお、図14に示す例では、推奨ルートを全体表示する場合を示しているが、推奨ルート2088上の任意の2地点(2地点の指定は、例えば、ユーザが十字ボタン2073および決定ボタン2074を用いてカーソルを移動させ、全体表示されている推奨ルート上の地点を選択することで行なえるようにすればよい)間のルートを表示パネル2081に表示する場合も、一方の地点が表示パネル2081の左側部に位置し、他方の地点が右側部に位置するようにして、この2地点間のルートを表示パネル2081に表示すればよい。
【0112】
本実施形態のナビゲーションモジュールは、表示パネル2081上に、推奨ルートと共にメニュー表示ボタンを表示するようにしている。ユーザが十字ボタン2073および決定ボタン2074を用いてカーソル2084を移動させメニュー表示ボタンを選択したならば(S1115でYes)、S1102に移行して、表示パネル2081に、図12に示すようなナビゲーションの初期メニューを表示する。
【0113】
また、S1105において判定した処理内容が「ルート表示」である場合、ナビゲーションモジュールは、以下の処理を実行する。
【0114】
まず、ナビゲーションモジュールは、メモリカードIF205に接続されているメモリカード210に推奨ルートデータが格納されているか否かを調べる(S1116)。格納されていない場合は、S1111に移行して、情報提供センタ10より推奨ルートデータを入手するために必要な処理を実行する。格納されている場合は、S1114に移行して、メモリカード210に格納されている推奨ルートデータに従い、推奨ルートを表示パネル2081に表示する。ここで、メモリカード210に推奨ルートデータが複数格納されている場合は、表示パネル2081に、ルート切替えボタンを推奨ルートと共に表示させ、ルート切替えボタンの選択により、表示パネル2081に表示する推奨ルートを切り替えることができるようにするとよい。
【0115】
また、S1105において判定した処理内容が「ルート誘導」である場合、ナビゲーションモジュールは、以下の処理を実行する。
【0116】
まず、ナビゲーションモジュールは、ルート誘導に使用する推奨ルートの目的地の指定を受け付ける(S1117)。例えば、図13に示す指定受付画面から出発地の指定を受け付けるための項目を省略した画面を用いて、ユーザより目的地の指定を受付ける。
【0117】
次に、ナビゲーションモジュールは、指定された目的地への推奨ルートであって、この推奨ルート上に車両位置算出モジュールで測定された最新の車両位置が位置する推奨ルートのデータが、メモリカードIF205に接続されているメモリカード210に格納されているか否かを調べる(S1118)。このような推奨ルートデータがメモリカード210に格納されている場合は、このルートデータが示す推奨ルートをルート誘導に用いる誘導用ルートに決定する。メモリカード210に格納されていない場合は、出発地である車両位置と指定された目的地とを含むルート探索要求を作成し、情報提供センタ10に送信し(S1119)、情報提供センタ10より推奨ルートデータが送られてくるのを待つ(S1120)。そして、送られてきた推奨ルートデータをメモリカード210に格納すると共に、このデータが示す推奨ルートを誘導用ルートに決定する。
【0118】
次に、ナビゲーションモジュールは、誘導用ルート沿いの地図データがメモリカードIF205に接続されているメモリカード210に格納されているか否かを調べる(S1121)。格納されていなければ、誘導ルート沿いの地域の地図データのダウンロード要求を情報処理センタ10に送信する。そして、情報処理センタ10から地図データをダウンロードし、メモリカード210に格納する(S1122)。
【0119】
さて、以上のようにして、ルート誘導に用いる誘導用ルートデータおよび誘導用ルート沿いの地図データの準備ができたならば、ナビゲーションモジュールは、これらのデータを用いてルート誘導を開始する(S1123)。
【0120】
なお、本実施形態において、ナビゲーションモジュールは、ルート誘導の表示モードとして、「標準モード」、「鳥瞰モード」および「分割モード」の3つの表示モードを用意している。デフォルトでは、「標準モード」を用いてルート誘導を行なうようにしている。
【0121】
図15は、「標準モード」を用いてルート誘導を行なう場合の表示パネル2081の表示例を示している。なお、図15では、項目情報2082が表示されていないが、メニュー表示制御モジュールによりメニューのOSD表示が行なわれている場合は、表示パネル2081に項目情報2082が重畳表示されることになる。
【0122】
図15に示す例では、車両位置を示す車両マーク2086が表示パネル2081の中央下部に位置し、車両位置より目的地側の誘導用ルート2088’が表示パネル2081の車両マーク2086より上側に位置するようにして、車両マーク2086、誘導用ルート2088’および誘導用ルート沿いの地図を表示している。このようにすることで、車両進行方向に誘導用ルート2088’が少しでも多く表示されるようにしている。ここで、地図の縮尺率は、所定の縮尺率あるいはユーザより指定された縮尺率とすればよい。
【0123】
本実施形態のナビゲーションモジュールは、ルート誘導の際に、表示パネル2081上に、表示モード切替えボタンとメニュー表示ボタンを表示するようにしている。ユーザが十字ボタン2073および決定ボタン2074を用いてカーソル2084を移動させ、表示モード切替えボタンを選択したならば(S1124でYes)、ナビゲーションモジュールは、ルート誘導の表示モードを、3つの表示モードのうちのいずれか1つに切り替える(S1125)。
【0124】
図16は、「鳥瞰モード」を用いてルート誘導を行なう場合の表示パネル2081の表示例を示している。なお、図16では、項目情報2082が表示されていないが、メニュー表示制御モジュールによりメニューのOSD表示が行なわれている場合は、表示パネル2081に項目情報2082が重畳表示されることになる。
【0125】
「鳥瞰モード」では、図16に示すように、車両位置の後上方に視点を設け、この視点から車両位置付近の地図を鳥瞰視する(つまり、XY平面上に2次元平面地図が配置された3次元座標系をスクリーン座標系へ透視変換する)ことにより得られる鳥瞰地図が、表示パネル2081に表示される。なお、図16に示す例では、図15と同様に、車両位置を示す車両マーク2086が表示パネル2081の中央下部に位置し、車両位置より目的地側の誘導用ルート2088’が表示パネル2081の車両マーク2086より上側に位置するようにして、車両進行方向の誘導用ルート2088’が少しでも多く表示されるようにしている。
【0126】
図17および図18は、「分割モード」を用いてルート誘導を行なう場合の表示パネル2081の表示例を示している。なお、図17および図18では、項目情報2082が表示されていないが、メニュー表示制御モジュールによりメニューのOSD表示が行なわれている場合は、表示パネル2081に項目情報2082が重畳表示されることになる。
【0127】
「分割モード」では、図17および図18に示すように、表示パネル2081を第1分割画面2081aと第2分割画面2081bの2つに分割している。
【0128】
第1分割画面2081aには、図15と同様に、車両位置を示す車両マーク2086が表示パネル2081の中央下部に位置し、車両位置より目的地側の誘導用ルート2088’が表示パネル2081の車両マーク2086より上側に位置するようにして、車両マーク2086、誘導用ルート2088’および誘導用ルート沿いの地図を表示する。
【0129】
一方、第2分割画面2081bには、図17に示すように、第1分割画面2081aに表示している誘導用ルート2088’の先のルート(目的地側の誘導用ルート2088’)を誘導用ルート沿いの地図と共に表示する。このようにすることで、車両進行方向の誘導用ルート2088’が少しでも多く表示されるようにしている。但し、車両位置算出モジュールで測定された最新の車両位置が、誘導ルート2088’上の所定条件を満たす地点(例えば道路が分岐する地点など)に所定距離まで近づいた場合には、車両位置がこの地点を通過するまで、図18に示すように、この地点付近の拡大地図を誘導用ルート2088’と共に表示する。
【0130】
なお、図17および図18に示す例では、表示パネル2081を2つの分割画面に分割した場合について説明したが、分割画面の数は複数であればよい。例えば、表示パネル2081を3つの分割画面に分割した場合、一番左側の第1分割画面に、車両マーク2086、誘導用ルート2088’および誘導用ルート沿いの地図を表示し、真中の第2分割画面に、第1分割画面に表示している誘導用ルート2088’の先のルートを誘導用ルート沿いの地図と共に表示し、そして、一番右側の第3分割画面に、第2分割画面に表示している誘導用ルート2088’のさらに先のルートを誘導用ルート沿いの地図と共に表示する。そして、車両位置が誘導ルート2088’上の所定条件を満たす地点に近づいた場合には、車両位置がこの地点を通過するまで、第3分割画面に、この地点付近の拡大地図を誘導用ルート2088’と共に表示する。
【0131】
さて、ユーザが十字ボタン2073および決定ボタン2074を用いてカーソル2084を移動させ、メニュー表示ボタンを選択したならば(S1126でYes)、ナビゲーションモジュールは、S1102に移行して、表示パネル2081に、図12に示すようなナビゲーションの初期メニューを表示する。
【0132】
以上、ナビゲーション装置20について説明した。
【0133】
本実施形態のナビゲーション装置20は、情報提供センタ10より受信したメニューデータに従い、ナビゲーション装置20が提供可能な各機能を示す項目情報2082を、表示パネル2081にOSD表示する。メニューデータには、項目情報2082のそれぞれについて、表示パネル2081上での表示位置が、項目情報2082が示す機能に割り当てる機能ボタン2071に応じて予め定められた位置となるように設定されている。また、項目情報2082が示す機能を呼び出すための情報(アプリケーションPG2035〜2038の指定や格納場所の指定など)がその項目情報2082に関連付けられている。
【0134】
また、本実施形態のナビゲーション装置20は、機能ボタン2071に対する操作を検出すると、表示パネル2081にOSD表示しているメニューの元となったメニューデータを解析して、操作された機能ボタン2071に応じて予め定めれた位置へ表示するように設定されている項目情報2082を特定し、特定した項目情報2982に関連付けられている情報に従い、当該項目情報2082が示す機能を呼び出す。
【0135】
このように、本実施形態のナビゲーション装置20によれば、複数の機能ボタン2071各々に対する機能の割り当ては、情報提供センタ10よりダウンロードしたメニューデータに従って設定される。これにより、情報提供センタ10よりダウンロードするメニューデータの内容を変更するだけで、各機能ボタン2071に割り当てられる機能を柔軟に変更できる。これにより、ナビゲーション装置20の使い勝手が向上する。また、メニューデータにより、表示パネル2081には、機能ボタン2071に割り当てられている機能を示す項目情報2082がこの操作ボタン2071に応じて予め定められた位置に表示されるので、ユーザは、どの機能ボタン2071にどの機能が割り当てられているかについて視覚的に知ることができる。
【0136】
また、本実施形態のナビゲーション装置20は、推奨ルート2088を表示パネル2081に表示する場合、推奨ルート2088が横方向に表示されるため、横長の表示パネル2081を有効に使って推奨ルート2088を表示できる。また、ルート誘導に際し、上記の「標準モード」、「鳥瞰モード」および「分割モード」のいずれかで表示することにより、表示パネル2081に表示される車両進行方向の誘導用ルート2088’を長くすることができる。これにより、ユーザは、横長の小さな表示画面でも、誘導ルートの把握が容易となり、ナビゲーション装置20の使い勝手がさらに向上する。
【0137】
なお、本実施形態のナビゲーション装置20では、情報提供センタ10よりメニューデータをダウンロードするようにしている。しかし、メモリカード210やフラッシュROM203にメニューデータを予め格納しておき、通常は、このメニューデータを用いて表示パネル2081にメニューを表示するようにしてもよい。そして、ユーザより指示があった場合にのみ、メニュー要求を作成し、情報提供センタ10に送信して、情報提供センタ10よりメニューデータをダウンロードし、このメニューデータを用いて表示パネル2081にメニューを表示するようにしてもよい。
【0138】
同様に、本実施形態のナビゲーション装置20では、情報提供センタ10より地図データをダウンロードするようにしている。しかし、メモリカード210やフラッシュROM203に概略地図データを予め格納しておき、通常は、この概略地図データを用いて、地図表示やルート誘導のための表示を行なうようにしてもよい。そして、ユーザより指示があった場合にのみ、必要に応じて情報提供センタ10から地図データをダウンロードし、この地図データを用いて地図表示やルート誘導のための表示を行なうようにしてもよい。
【0139】
次に、情報提供センタ10について説明する。
【0140】
図19は、情報提供センタ10の機能構成図である。
【0141】
図示するように、情報提供センタ10は、公衆網50を介して相手装置と通信を行なう通信部101と、通信部101を介してナビゲーション装置20より受信したメニュー要求に従いメニューデータを作成して、ナビゲーション装置20へ送信するメニューデータ作成部102と、通信部101を介してナビゲーション装置20より受信したルート探索要求に従いルート探索を行なって、推奨ルートデータをナビゲーション装置20へ送信するルート探索部103と、通信部101を介してナビゲーション装置20より受信した地図データ要求に従い地図データをナビゲーション装置20へ送信する送信用地図データ作成部104と、通信部101を介してナビゲーション装置20より受信した更新・追加要求に従い、このナビゲーション装置20が更新・追加可能プログラムを検索し、ナビゲーション装置20へ送信する更新・追加プログラム検索部105と、各種データベース106〜113と、を有する。
【0142】
ここで、地図データベース106には、ナビゲーション装置20での地図表示やルート表示やルート誘導のための表示などに使用するための地図データが登録されている。ルート情報データベース107には、ルート探索に使用する道路データが登録されている。
【0143】
プログラム管理データベース108には、各種プログラムの管理データが登録されている。図20に、プログラム管理データベース108への登録内容例を示す。図示するように、各レコードは、プログラムの識別番号であるプログラムIDを登録するフィールド1081、プログラムの名称を登録するフィールド1082、プログラムのバージョンを登録するフィールド1083、および、プログラムの格納場所を登録するフィールド1084を備えて構成されている。このプログラム管理データベース108は、例えば情報提供センタ10の操作者により定期的に更新される。
【0144】
機種情報管理データベース109には、ナビゲーション装置20の機種毎に、ナビゲーション装置20で動作可能なプログラムや、ナビゲーション装置20の機能ボタン2071の数や、ナビゲーション装置20の表示パネル2081のサイズなどに関する情報が登録されている。図21に、機種情報管理データベース109への登録内容例を示す。図示するように、各レコードは、ナビゲーション装置20の機種の識別番号である機種IDを登録するフィールド1091、ナビゲーション装置20の表示パネル2081のサイズを登録するフィールド1092、ナビゲーション装置20の機能ボタン2071の数を登録するフィールド1093、各機能ボタン2071に対応する表示パネル2081上の位置(座標値)を登録するフィールド1094、および、ナビゲーション装置20で動作可能なプログラムのプログラムIDを登録するフィールド1095を備えて構成されている。この機種情報管理データベース109も、プログラム管理データベース108と同様、例えば情報提供センタ10の操作者により定期的に更新される。
【0145】
交通情報管理データベース110には、道路毎に、渋滞や交通事故等による交通障害に関する情報が登録されている。図22に、交通情報管理データベース110への登録内容例を示す。図示するように、各レコードは、地域名を登録するフィールド1101、道路名を登録するフィールド1102、交通事故や渋滞といった交通障害の有無を登録するフィールド1103、交通障害が発生している場合にその道路上の区間を登録するフィールド1104、および、その道路の交通情報の格納場所、つまり、この交通情報を提供しているサイト(情報提供センタ10自身の場合も有り得る)を登録するフィールド1095を備えて構成されている。この交通情報管理データベース110は、プログラム管理データベース108や機種情報管理データベース109と同様に、例えば情報提供センタ10の操作者により定期的に更新されるようにしてもよいし、あるいは、通信部101もしくは図示していないネットワークインターフェースを介して、交通情報の提供サイトに定期的にアクセスして最新の交通情報を入手し、この情報に基づいて更新されるようにしてもかまわない。
【0146】
気象情報管理データベース111には、地域毎に、雨や雪や強風などの走行注意に関する情報が登録されている。図23に、気象情報管理データベース111への登録内容例を示す。図示するように、各レコードは、地域名を登録するフィールド1111、雨や雪や強風などの走行注意が必要な気象現象の有無を登録するフィールド1112、および、その地域の気象情報の格納場所、つまり、この気象情報を提供しているサイト(情報提供センタ10自身の場合も有り得る)を登録するフィールド1113を備えて構成されている。この気象情報管理データベース111は、交通情報管理データベース110と同様に、例えば情報提供センタ10の操作者により定期的に更新されるようにしてもよいし、あるいは、通信部101もしくは図示していないネットワークインターフェースを介して、気象情報の提供サイトに定期的にアクセスして最新の気象情報を入手し、この情報に基づいて更新されるようにしてもかまわない。
【0147】
観光情報管理データベース112には、地域毎に、観光に関する情報が登録されている。図24に、観光情報管理データベース112への登録内容例を示す。図示するように、各レコードは、地域名を登録するフィールド1121およびその地域の観光情報の格納場所、つまり、この観光情報を提供しているサイト(情報提供センタ10自身の場合も有り得る)を登録するフィールド1122を備えて構成されている。この観光情報管理データベース112は、機種情報管理データベース109やプログラム管理データベース108と同様に、例えば情報提供センタ10の操作者により定期的に更新される。
【0148】
施設情報管理データベース113には、施設に関する情報が登録されている。図25に、施設情報管理データベース113への登録内容例を示す。図示するように、各レコードは、地域名を登録するフィールド1131、ガソリンスタンド(GS)やレストランといった施設の種別を登録するフィールド1132、施設名を登録するフィールド1133、および、その施設の施設情報の格納場所、つまり、この施設情報を提供しているサイト(情報提供センタ10自身の場合も有り得る)を登録するフィールド1134を備えて構成されている。この施設情報管理データベース113も、機種情報管理データベース109やプログラム管理データベース108と同様に、例えば情報提供センタ10の操作者により定期的に更新される。
【0149】
以上のような構成を有する情報提供センタ10は、例えば、図26に示すような、CPU151と、メモリ152と、ハードディスク装置等の外部記憶装置153と、CD-ROMやDVD-ROM等の可搬性を有する記憶媒体159からデータを読み取る読取装置157と、キーボードやマウス等の入力装置155と、モニタ等の出力装置156と、公衆網50を介して通信を行う通信装置154と、これらの各装置を接続するバス158とを備えた、一般的な構成を有するコンピュータシステム、あるいは、複数のこのコンピュータシステムを、図示していないネットワークインターフェースを用いてネットワーク接続することで構成したネットワークシステム上に構築することができる。
【0150】
なお、このようなコンピュータシステムあるいはネットワークシステム上に、上記の情報提供センタ10を構築するためのプログラムは、外部記憶装置153から、あるいは、読取装置157を介して記憶媒体159から、メモリ152上にロードして、CPU151に実行させるようにしてもよい。もしくは、通信装置154を介して公衆網50から、あるいは、図示していないネットワークインターフェースを介してネットワークからメモリ152上にロードして、CPU151に実行させるようにしてもよい。
【0151】
次に、上記構成の情報提供センタ10の動作について説明する。
【0152】
図27は、情報提供センタ10の動作を説明するためのフロー図である。
【0153】
通信部101は、公衆網50を介してナビゲーション装置20より要求が送られてくると(S2701)、その要求の内容を解析する(S2702)。その結果、要求が地図データ要求であれば、当該要求を送信用地図データ作成部104に通知する。ルート探索要求であれば、当該要求をルート探索部103に通知する。更新・追加要求であれば、当該要求を更新・追加プログラム検索部105に通知する。そして、メニュー要求であれば、当該要求をメニューデータ作成部102に通知する。
【0154】
さて、送信用地図データ作成部104は、通信部101を介してナビゲーション装置20より地図データ要求を受け取ると、当該要求に含まれている地域もしくは地点を含む地域の地図データを、地図データベース106から読み出す(S2703)。そして、読み出した地図データを、通信部101を介して、前記地図データ要求を送信したナビゲーション装置20に送信する(S2704)。
【0155】
また、ルート探索部103は、通信部101を介してナビゲーション装置20よりルート探索要求を受け取ると、ルート情報データベース107を用いて、前記ルート探索要求に含まれている出発地および目的地間の推奨ルートを、ダイクストラ法などを利用して探索する(S2705)。この際、前記ルート探索要求に経由地が含まれている場合、推奨ルートがこの経由地を経由するように条件を設定して、推奨ルートの探索を行なう。そして、探索した推奨ルートのデータを、通信部101を介して、前記ルート探索要求を送信したナビゲーション装置20に送信する(S2706)。
【0156】
また、更新・追加プログラム検索部105は、通信部101を介してナビゲーション装置20より更新・追加要求を受け取ると、機種情報管理データベース109から、前記更新・追加要求に含まれる機種IDがフィールド1091に登録されているレコードを特定して、このレコードのフィールド1095に登録されている各プログラムIDを抽出する。それから、抽出したプログラムID各々について、プログラム管理データベース108から、フィールド1081にこのプログラムIDが登録されているレコードを抽出する(S2707)。
【0157】
次に、更新・追加プログラム検索部105は、抽出したレコード各々のプログラムID、名称およびバージョンの情報と、前記更新・追加要求に含まれているプログラムID、名称およびバージョンの情報とを比較して、更新可能なプログラムおよび追加可能なプログラムを特定する(S2708)。
【0158】
それから、更新・追加プログラム検索部105は、ナビゲーション装置20のユーザが前記特定したプログラムの中からダウンロードするプログラムを選択するためのリストデータを作成し(S2709)、このリストデータを、通信部101を介して、前記更新・追加要求を送信したナビゲーション装置20に送信する(S2710)。
【0159】
さて、更新・追加プログラム検索部105は、リストデータをナビゲーション装置20に送信したならば、このナビゲーション装置20からダウンロード指示が送られてくるのを待つ(S2711)。そして、プログラム管理データベース108を用いて、ダウンロード対象プログラムについてのレコードのフィールド1084に登録されている格納先からダウンロード対象プログラムを読み出し(S2712)、通信部101を介して、このナビゲーション装置20に送信する(S2713)。
【0160】
また、メニューデータ作成部102は、通信部101を介してナビゲーション装置20よりメニュー要求を受け取ると、前記メニュー要求を送信したナビゲーション装置20の搭載車両に、注意すべき事態が発生しているか否かを調査する(S2714)。具体的には、前記メニュー要求に含まれている車両データが燃料切れやバッテリ異常などを示しているか否かを調べる。
【0161】
次に、メニューデータ作成部102は、前記メニュー要求を送信したナビゲーション装置20の現在地付近に、交通障害や、雨、雪、強風などの走行注意すべき事態が発生しているか否かを調査する(S2715)。前記メニュー要求に含まれている車両位置を含む地域を特定する。そして、交通情報管理データベース110から、特定した地域がフィールド1101に登録されているレコードであって、且つ、フィールド1103に交通障害「あり」が登録されているレコードを抽出する。また、気象情報管理データベース111から、特定した地域がフィールド1111に登録されているレコードであって、且つ、フィールド1112に走行注意「あり」が登録されているレコードを抽出する。
【0162】
次に、メニューデータ作成部102は、前記メニュー要求を送信したナビゲーション装置20に稼動中のプログラムがあるか否かを調査する(S2716)。前記メニュー要求の稼動中プログラムのプログラムIDが含まれているか否かを調べ、含まれている場合は、プログラム管理データベース108から、フィールド1081にそのプログラムIDが登録されているレコードを抽出する。
【0163】
次に、メニューデータ作成部102は、前記メニュー要求を送信したナビゲーション装置20に更新・追加可能プログラムがあるか否かを調査する。まず、機種情報管理データベース109から、前記メニュー要求に含まれる機種IDがフィールド1091に登録されているレコードを特定して、このレコードのフィールド1095に登録されている各プログラムIDを抽出する。そして、抽出したプログラムID各々について、プログラム管理データベース108から、フィールド1081にこのプログラムIDが登録されているレコードを抽出する(S2717)。それから、抽出したレコード各々のプログラムID、名称およびバージョンの情報と、前記メニュー要求に含まれているプログラムID、名称およびバージョンの情報とを比較して、更新可能なプログラムおよび追加可能なプログラムがあるか否か調べる(S2718)。
【0164】
さて、メニューデータ作成部102は、以上の調査(S2714〜S2718)が終了したならば、これらの調査結果を基に、前記メニュー要求を送信したナビゲーション装置20が提供可能な機能の優先順位を決定する(S2719)。
【0165】
優先順位は、例えば以下のルールに従い決定する。
【0166】
(1)S2714において、前記メニュー要求に含まれている車両データが燃料切れやバッテリ異常などを示していることが判明した場合は、ガソリンスタンド等の施設情報閲覧の優先順位を第1位に設定する。
【0167】
(2)S2715において、前記メニュー要求に含まれている車両位置付近に、交通障害が発生していることが判明した場合は、交通情報閲覧の優先順位を第2位に設定する。
【0168】
(3)S2715において、前記メニュー要求に含まれている車両位置付近に、雨、雪、強風などの走行注意すべき事態が発生していることが判明した場合は、気象情報閲覧の優先順位を第3位に設定する。
【0169】
(4)S2716において、前記メニュー要求を送信したナビゲーション装置20に稼動中のアプリケーションPG2035〜2038があることが判明した場合は、そのプログラムが実施可能な予め定められた処理内容の優先順位を第4位に設定する。
【0170】
(5)S2718において、前記メニュー要求を送信したナビゲーション装置20に更新・追加可能プログラムがあることが判明した場合は、機能拡張PG2035の起動の優先順位を第5位に設定する。
【0171】
(6)観光情報閲覧の優先順位を第6位に設定する。
【0172】
(7)前記メニュー要求に含まれているプログラムIDから特定される、ナビゲーション装置20に搭載されているアプリケーションPG2035〜2038のそれぞれについて、そのプログラムの起動の優先順位を第7位以降の予め定められた順位に設定する。ただし、機能拡張PG2035の起動について、上記(5)により優先順位が第5位に設定されている場合は、この順位を優先する。
【0173】
以上のようにして、各機能の優先順位を決定したならば、メニューデータ作成部102は、前記各機能について、機能を示す項目情報、および、当該項目情報に関連付ける機能実現のための情報を決定する(S2720)。具体的には、例えば以下のようにして決定する。
【0174】
アプリケーションPG2035〜2038の起動については、「Webブラウザ」、「電子メール」、「ナビゲーション」、「機能拡張」といった、アプリケーションPGの種別に応じて予め定められている情報を項目情報に決定する。また、起動すべきアプリケーションPG2035〜2038の指定を、前記項目情報に関連付ける情報に決定する。
【0175】
施設情報閲覧については、フィールド1131に、前記メニュー要求に含まれている車両位置を含む地域が登録され、且つ、フィールド1132に、前記メニュー要求に含まれている車両データが示す状態(燃料切れやバッテリ異常など)に応じて予め定められている施設種別が登録されているレコードを、施設情報管理データベース113から特定する。そして、特定したレコードのフィールド1133に登録されている施設名称「****」を含んだ情報「****施設情報」を、項目情報に決定する。また、このレコードのフィールド1134に格納されている格納場所の指定を、前記項目情報に関連付ける情報に決定する。
【0176】
交通情報閲覧については、フィールド1101に、前記メニュー要求に含まれている車両位置を含む地域が登録され、かつ、フィールド1103に、交通障害「あり」が登録されているレコードを、交通情報管理データベース110から特定する。そして、特定したレコードのフィールド1102に登録されている道路名称「****」を含んだ情報「***道路情報」を、項目情報に決定する。また、このレコードのフィールド1105に格納されている格納場所の指定を、前記項目情報に関連付ける情報に決定する。
【0177】
気象情報閲覧については、前記メニュー要求に含まれている車両位置を含む地域「***地区」を含んだ情報「***地区気象情報」を、項目情報に決定する。また、フィールド1111に前記地域が登録され、かつ、フィールド1112に気象注意「あり」が登録されているレコードを、気象情報管理データベース111から特定し、特定したレコードのフィールド1113に格納されている格納場所の指定を、前記項目情報に関連付ける情報に決定する。
【0178】
観光情報閲覧については、前記メニュー要求に含まれている車両位置を含む地域「***地区」を含んだ情報「***地区観光情報」を、項目情報に決定する。また、フィールド1121に前記地域が登録されているレコードを、観光情報管理データベース112から特定し、特定したレコードのフィールド1122に格納されている格納場所の指定を、前記項目情報に関連付ける情報に決定する。
【0179】
次に、メニューデータ作成部102は、前記メニュー要求を送信したナビゲーション装置20にメニュー表示させるためのメニューデータを作成する(S2721)。まず、前記メニュー要求に含まれている機種IDがフィールド1091に登録されているレコードを特定して、このレコードのフィールド1093に登録されている機能ボタンの数を抽出する。次に、このナビゲーション装置20が提供可能な機能の数(S2719で優先順位が設定された機能の数)を、前記抽出した機能ボタンの数で割ることにより、作成すべきメニューデータの数を決定する。そして、決定した数分のメニューデータを作成し、作成したメニューデータのそれぞれに優先順位を付ける。
【0180】
各メニューデータの作成は、具体的には以下のようにして行なう。
【0181】
まず、ナビゲーション装置20が提供可能な機能を、S2719で設定された優先順位の高いものから前記抽出した機能ボタンの数だけ選ぶ。そして、選び出した機能のそれぞれについて、S2720で決定した項目情報が、前記特定したレコードのフィールド1094に登録されている機能ボタンの表示パネル2081上の対応位置に、表示されるように、メニューデータを作成する。また、作成したメニューデータに、このメニューデータにて表示指示されている各項目情報に関連付けられている機能実現のための情報を含める。
【0182】
このとき、選び出した機能のそれぞれについて、優先順位の高さに応じて、項目情報を表示すべき対応位置が決定されるようにする。例えば、優先順位の高い機能を示す項目画像が表示パネル2081上の右側にある対応位置に表示され、優先順位の低い機能を示す項目画像が表示パネル2081上の左側にある対応位置に表示されるように、メニューデータを作成する。以上のようにして作成したメニューデータの優先順位を第1位に設定する。
【0183】
次に、ナビゲーション装置20が提供可能な機能のうち、優先順位が第1位のメニューデータにて表示指示されている項目情報が示す機能を除いた機能を、S2719で設定された優先順位の高いものから前記抽出した機能ボタンの数だけ選ぶ。そして、選び出した各機能の項目情報が上記と同様に表示されるように、メニューデータを作成する。また、メニューデータに、このメニューデータにて表示指示されている各項目情報に関連付けられている機能実現のための情報を含める。このようにして作成したメニューデータの優先順位を第2位に設定する。
【0184】
以上の処理を、ナビゲーション装置20が提供可能な機能のすべてについて、その機能を示す項目画像がいずれかのメニューデータで表示指示されるまで行なう。これにより、前記決定した数分のメニューデータを作成する。
【0185】
次に、メニューデータ作成部102は、以上のようにしてメニューデータを作成したならば、前記メニュー要求を送信したナビゲーション装置20に前記メニューデータを送信する(S2722)。
【0186】
以上、情報提供センタ10について説明した。
【0187】
本実施形態の情報提供センタ10は、ナビゲーション装置20より車両位置を含むメニュー要求を受信すると、このメニュー要求に含まれる車両位置を考慮して、ナビゲーション装置20のユーザが、このナビゲーション装置20が提供可能な各機能の中から任意の機能を選択するためのメニューデータを作成する。そして、作成したメニューデータをナビゲーション装置20に送信して、このナビゲーション装置20の表示パネル2081に、メニューを表示させる。
【0188】
したがって、本実施形態の情報提供センタ10によれば、ナビゲーション装置20より受け取った車両位置を考慮し、ユーザにとって有用と思われる機能の呼び出しが容易となるように、このナビゲーション装置20にメニューを表示させることができる。例えば、車両位置付近で交通障害が発生していれば、この交通障害の情報を入手するための機能が優先されるように、メニューを表示させることができる。これにより、ナビゲーション装置20の使い勝手が向上する。
【0189】
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形が可能である。
【0190】
例えば、上記の実施形態において、メニューデータは、HTMLドキュメントであるとしたが、本発明はこれに限定されない。ナビゲーション装置20が提供可能な各機能を示す項目情報のそれぞれについて、表示パネル2081上での表示位置が、この項目情報が示す機能に割り当てる機能ボタン2071に応じて予め定められた位置となるように設定されており、且つ、この項目情報が示す機能実現のための情報が、この項目情報に関連付けられているものであれば、どのような形式のデータでもよくい。また、プログラム形式のものでもかまわない。
【0191】
また、上記の実施形態では、ナビゲーション装置20を例にとり説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明は、ナビゲーション装置20以外の車載装置はもちろんのこと、PDA(Personal Digital Assistance)等の情報端末にも同様に適用できる。また、アプリケーションPG2035〜2038は、あくまでも例示にすぎない。
【0192】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ナビゲーション装置等の車載装置の使い勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が適用された通信システムの概略図である。
【図2】図1に示すナビゲーション装置20の概略構成図である。
【図3】図2に示すナビゲーション装置20の前面に配置される操作ボタン群207およびディスプレイ208の一例を示す。
【図4】図2に示すナビゲーション装置20の動作を説明するためのフロー図である。
【図5】図3に示す表示パネル2081上の表示例を示す図である。
【図6】図3に示す表示パネル2081の表示例を示す図である。
【図7】図2に示すWebブラウザPG2036の動作を説明するためのフロー図である。
【図8】図5において、機能ボタンF2が操作された場合の表示パネル2081に表示例を示す図である。
【図9】図2に示す機能拡張PG2035の動作を説明するためのフロー図である。
【図10】図3に示す表示パネル2081の表示例を示す図である。
【図11】図2に示すナビゲーションPG2038の動作を説明するためのフロー図である。
【図12】図3に示す表示パネル2081の表示例を示す図である。
【図13】図3に示す表示パネル2081の表示例を示す図である。
【図14】図3に示す表示パネル2081の表示例を示す図である。
【図15】図3に示す表示パネル2081の表示例を示す図である。
【図16】図3に示す表示パネル2081の表示例を示す図である。
【図17】図3に示す表示パネル2081の表示例を示す図である。
【図18】図3に示す表示パネル2081の表示例を示す図である。
【図19】図1に示す情報提供センタ10の機能構成図である。
【図20】図19に示すPG管理データベース108の登録内容例を示す図である。
【図21】図19に示す機種情報管理データベース109の登録内容例を示す図である。
【図22】図19に示す交通情報管理データベース110の登録内容例を示す図である。
【図23】図19に示す気象情報管理データベース111の登録内容例を示す図である。
【図24】図19に示す観光情報管理データベース112の登録内容例を示す図である。
【図25】図19に示す施設情報管理データベース113の登録内容例を示す図である。
【図26】図19に示す情報提供センタ10のハードウエア構成例を示す図である。
【図27】図19に示す情報提供センタ10の動作を説明するためのフロー図である。
【符号の説明】
10…情報提供センタ、 20…ナビゲーション装置、 30…携帯電話機、40…GPS受信機、 50…公衆網、 60…基地局、 101…通信部、102…メニューデータ作成部、 103…ルート探索部、 104…送信用地図データ作成部、 105…更新・追加プログラム検索部、 106…地図データベース、 107…ルート情報データベース、 108…プログラム管理データベース、 109…機種情報管理データベース、 110…交通情報管理データベース、 111…気象情報管理データベース、 112…交通情報管理データベース、 113…施設情報管理データベース、151、201…CPU、152…メモリ、 153…外部記憶装置、 154…通信装置、 155…入力装置、 156…出力装置、 157…読取装置、 158、209…バス、 159…記憶媒体、 202…RAM、 203…フラッシュROM、 204…携帯電話インターフェース、 205…メモリカードインターフェース、206…センサインターフェース、 207…操作ボタン群、 208…ディスプレイ、 2031…OSプログラム、 2032…メニュー表示プログラム、 2033…機能実行プログラム、 2034…車両位置算出プログラム、 2035…機能拡張プログラム、 2036…Webブラウザプログラム、 2037…電子メールプログラム、 2038…ナビゲーションプログラム、 2071…機能ボタン、 2072…メニュー切替えボタン、 2073…十字ボタン、 2074…決定ボタン、 2081…表示パネル2081
Claims (6)
- 複数の操作ボタンと、表示部と、情報提供センタとの通信手段とを備えた車載装置のメニュー表示方法であって、
前記複数の操作ボタンのうちの所定の操作ボタンが操作されると、前記車載装置の種別を示す機種データを前記通信手段を用いて前記情報提供センタに送信して、前記情報提供センタより前記機種データに基づいて作成されたメニュー情報を受信し、前記メニュー情報に基づいて、前記表示部付近に配置された、前記複数の操作ボタンのうちの一部の操作ボタン各々に対応した前記表示部の画面上の位置に、対応する操作ボタンの操作により前記車載装置が提供できる機能を示す項目情報がそれぞれ配置されたメニューを表示し、この際、前記メニュー情報が複数枚の画面データを保有している場合には、前記メニュー情報に含まれる優先順位に従って最も優先順位の高い機能を示す項目情報が配置された画面データを表示し、その後、前記複数の操作ボタンのうちの他の操作ボタンが操作される毎に、残りの画面データを画面データに配置される項目情報が示す機能の優先順位に従って切替えて表示すること
を特徴とする車載装置のメニュー表示方法。 - 装置本体に設置された複数の操作ボタンと、表示部と、情報提供センタとの通信手段とを備えた車載装置のメニュー表示方法であって、
前記車載装置の種別を示す機種データを前記通信手段を用いて前記情報提供センタに送信して、前記情報提供センタより前記機種データに基づいて作成されたメニュー情報を受信し、前記メニュー情報に基づいて、前記表示部付近に配置された、前記複数の操作ボタンのうちの一部の操作ボタン各々に対応した前記表示部の画面上の位置に、対応する操作ボタンの操作により前記車載装置が提供できる機能を示す項目情報がそれぞれ配置されたメニューを表示すること
を特徴とする車載装置のメニュー表示方法。 - 車載装置であって、
装置本体に設置された複数の操作ボタンと、
表示部と、
情報提供センタとの通信手段と、
前記車載装置の種別を示す機種データおよびメニュー情報要求データを前記通信手段を用いて前記情報提供センタに送信し、前記情報提供センタより前記機種データに基づいて作成されたメニュー情報を受信するメニュー情報要求部と、
前記メニュー情報に基づいて、前記表示部付近に配置された、前記複数の操作ボタンのうちの一部の操作ボタン各々に対応した前記表示部の画面上の位置に、対応する操作ボタンの操作により前記車載装置が提供できる機能を示す項目情報がそれぞれ配置されたメニューを表示する表示制御部と、
前記一部の操作ボタンのうちのいずれかの操作ボタンが操作されると、当該操作ボタンに対応した前記表示部の画面上の位置に配置された項目情報が示す機能を実現するためのプログラムを起動させる機能実行部と、備えること
を特徴とする車載装置。 - 車載装置であって、
装置本体に設置された複数の操作ボタンと、
表示部と、
情報提供センタとの通信手段と、
前記車載装置の種別を示す機種データおよびメニュー情報要求データを前記通信手段を用いて前記情報提供センタに送信し、前記情報提供センタより前記機種データに基づいて作成されたメニュー情報を受信するメニュー情報要求部と、
前記メニュー情報に基づいて、前記表示部付近に配置された、前記複数の操作ボタンのうちの一部の操作ボタン各々に対応した前記表示部の画面上の位置に、対応する操作ボタンの操作により前記車載装置が提供できる機能を示す項目情報がそれぞれ配置されたメニューを表示する表示制御部と、
前記一部の操作ボタンのうちのいずれかの操作ボタンが操作されると、当該操作ボタンに対応した前記表示部の画面上の位置に配置された項目情報が示す機能を実現するためのプログラムを起動させる機能実行部と、を備え、
前記機能実行部は、
前記表示部に表示されている各項目情報のうち、URLが割付られている項目情報に対応付けられている操作ボタンが操作されると、Webブラウザプログラムを起動させ、前記通信手段を用いて前記URLで指定されるアクセス先にアクセスして情報を取得し前記表示部に表示させること
を特徴とする車載装置。 - 請求項3または4記載の車載装置であって、
車両の計器類に接続され、車両の状態を検出するセンサ部をさらに有し、
前記メニュー情報要求部は、
前記センサ部で検出された車両の状態が異常を示している場合、前記車載装置の種別を示す機種データ、前記車両の異常を示す車両データ、前記車両の現在位置情報および前記メニュー情報要求データを、前記通信手段を用いて前記情報提供センタへ送信し、前記情報提供センタより新しいメニュー情報を取得すること
を特徴とする車載装置。 - 請求項5記載の車載装置であって、
前記車両の異常とは、燃料切れあるいはバッテリ異常であることを特徴とする車載装置。
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