JP3773635B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食器類を移動させながら洗浄とすすぎを行う食器洗浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりこの種食器洗浄機は、例えば実公昭55−51415号公報(A47L15/42)に示される如く、洗浄室内の洗浄領域(公報では洗浄室と称している)に上下洗浄ノズルとすすぎ領域(公報ではすすぎ室と称している)内に上下すすぎノズルとを配設すると共に、上下のノズル間にはラック送り機構を取り付け、食器類を収納したラックを、ラックレール上において一定速度で移送する。
【0003】
そして、洗浄室の下方には上面に開口する洗浄タンクを設け、洗浄領域では上下洗浄ノズルから洗浄タンク内の洗浄水をポンプにより食器類に噴射し、その後、すすぎ領域において上下すすぎノズルから温水であるすすぎ水を食器類に噴射することにより、順次連続して洗浄とすすぎが行われるように構成されていた。
【0004】
ここで、従来の前記ラック送り機構を図8及び図9に示す。図中101はラック送りであり、図示しない洗浄室内の手前側と奥側に配置されると共に、ラック送り101、101間には連結板104が差し渡って固定されると共に、各ラック送り101には所定間隔で図示しないラック送りピンが取り付けられている。一方、102は吊り板であり、洗浄室内の手前側と奥側に二本ずつ上下に設けられている。
【0005】
各吊り板102は上端を回動自在に枢支されており、その下端部には上下に長い長孔103が穿設されている。そして、この長孔103にラック送り101の連結板104を宛い、ボルト105を連結板104と長孔103に挿通して締め付けることによって、吊り板102・・・にラック送り101、101を取り付けていた。
【0006】
そして、ラック送り101は図示しないモータとクランク機構によって、ラック送り101の長手方向に往復移動される。このとき、ラック送りピンはラックレール上のラックに順次係合し、略定速度で順次移動させるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、ラック送りピンをラックレール上のラックに順次係合させる必要があるため、ラックレールからラック送りピンが突出する寸法が丁度良くないと、ラックを円滑に移送できなくなる。そのため、この突出寸法を調節する必要が生じるが、従来ではラック送り101を手で持ち上げながら各吊り板102・・・に対するラック送り101、101の高さを合わせ、長孔103の範囲内においてボルト105を締め付けることによって調節していたため、作業性が悪く、各吊り板102・・・毎にバラツキが生じ易くなる問題があった。
【0008】
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、ラック送りの高さ調節を簡単、且つ、確実に行うことができる食器洗浄機を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の食器洗浄機は、洗浄室内に設けた洗浄ノズル及びすすぎノズルと、洗浄室下方において開口する洗浄タンクとを備え、洗浄室内のラックレール上を移送されるラック内の食器類に洗浄ノズルから洗浄タンク内の洗浄水を噴射して洗浄を行うと共に、すすぎ水をすすぎノズルから噴射してすすぎを行うものであって、洗浄室内に吊り板にて移動自在に支持されたラック送りと、このラック送りを往復動させる駆動機構と、ラック送りに複数設けられ、ラックに順次係合することによって、当該ラックを移動させるラック送りピンと、吊り板にラック送りを保持する保持手段と、この保持手段にて吊り板にラック送りが保持された状態で、当該吊り板に対するラック送りの高さを調節する調節手段とを備えたものである。
【0010】
本発明によれば、洗浄室内に設けた洗浄ノズル及びすすぎノズルと、洗浄室下方において開口する洗浄タンクとを備え、洗浄室内のラックレール上を移送されるラック内の食器類に洗浄ノズルから洗浄タンク内の洗浄水を噴射して洗浄を行うと共に、すすぎ水をすすぎノズルから噴射してすすぎを行う食器洗浄機において、洗浄室内に吊り板にて移動自在に支持されたラック送りと、このラック送りを往復動させる駆動機構と、ラック送りに複数設けられ、ラックに順次係合することによって、当該ラックを移動させるラック送りピンと、吊り板にラック送りを保持する保持手段と、この保持手段にて吊り板にラック送りが保持された状態で、当該吊り板に対するラック送りの高さを調節する調節手段とを設けたので、ラック送りを吊り板に保持させた状態で、吊り板に対するラック送りの高さを調節することが可能となる。
【0011】
これにより、従来如くラック送りを作業者が保持しながら高さを調節する必要が無くなり、ラック送りの高さ調節作業を極めて円滑且つ確実に行えるようになり、食器洗浄機の組立作業性が著しく改善されるものである。
【0012】
また、保持手段が、吊り板に形成された上下方向の長孔と、この長孔に挿通されて吊り板にラック送りを固着するボルトとから構成されると共に、調節手段は、吊り板に形成された透孔と、この透孔に挿通された調節ネジと、ラック送りに形成され、調節ネジのネジ部が螺合するネジ孔とから構成され、前記保持手段のボルトを緩く止めてから前記調節手段の調節ネジで高さ方向の調節を行った後、前記保持手段のボルトを締め付けて固定するものである。
【0013】
更に、保持手段を、吊り板に形成された上下方向の長孔と、この長孔に挿通されて吊り板にラック送りを固着するボルトとから構成すると共に、調節手段を、吊り板に形成された透孔と、この透孔に挿通された調節ネジと、ラック送りに形成され、調節ネジのネジ部が螺合するネジ孔とから構成し、前記保持手段のボルトを緩く止めてから前記調節手段の調節ネジで高さ方向の調節を行った後、前記保持手段のボルトを締め付けて固定したので、調節ネジをネジ孔に螺合させて行くことによって、吊り板に対するラック送りの高さは徐々に高くなる。
【0014】
これにより、ラック送りの微妙な高さ調節を容易に行えるようになると共に、構造も簡単であり、部品コストも低減されるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明の食器洗浄機DWの縦断正面図、図2は食器洗浄機DWのもう一つの縦断正面図、図3は食器洗浄機DWのラック送り25と吊り板61の斜視図である。
【0016】
各図において、1は内部を洗浄室2と成し、両側壁3、4に相対向してラックRの入出用の開口6、7を形成した外装体であり、底壁8の後部を下方へ凹陥させて上面に開口する洗浄タンク10を形成すると共に、洗浄室2内下部の前後に、前記ラックRを開口6側より開口7側へ移動自在に支持する一対のラックレール12、12が取り付けられている。
【0017】
洗浄室2内は入口となる一方の開口6側が洗浄領域W1、出口となる他方の出口側がすすぎ領域W2とされ、前記洗浄領域W1内の上下に前段の洗浄を行う一対の上下洗浄ノズル13A、13Bが設けられると共に、すすぎ領域W2内の上下には終段のすすぎを行う一対の上下すすぎノズル14A、14Bがそれぞれ設けられている。また、前記ラックレール12、12は上記洗浄領域W1からすすぎ領域W2まで渡って設けられると共に、開口6及び開口7と領域W1とW2間にはカーテンCがそれぞれ吊下されている。
【0018】
そして、上洗浄ノズル13A及び上すすぎノズル14Aは外装体1の天壁15等に取り付けられ、その噴射口16A・・、17Aからは下方に洗浄水或いはすすぎ水を噴射すると共に、下洗浄ノズル13B及び下すすぎノズル14Bはラックレール12、12の直下に位置して取り付けられ、その噴射口16B・・、17Bからは上方に洗浄水或いはすすぎ水を噴射する構成とされている。
【0019】
18は前記洗浄タンク10内に貯留された洗浄水を吸引し、加圧して前記上下洗浄ノズル13A、13Bにそれぞれ中空管20、21を介して供給する洗浄ポンプである。また、洗浄タンク10は洗浄室2の後部下方において上方に開口しており、この開口部分には洗浄水中の比較的大きな残菜を濾過するために目の細かい透孔が複数穿設されたタンクフィルタ31・・が着脱自在に複数並設されている。更に、外装体1の前面には扉19が設けられている。
【0020】
尚、上下すすぎノズル14A、14Bには外装体1の外に別置きしたボイラーなど適宜の給水装置(図示せず)からこれも図示しない弁やパイプを介してすすぎ水を供給する。また、この下すすぎノズル14Bの下方には、それに対応して前記洗浄タンク10上部に位置するようすすぎ水受け23が配設され、前記タンクフィルタ31・・の側方に位置している。
【0021】
このすすぎ水受け23は、上面開口の矩形状容器であり、長手方向を食器洗浄機1の前後方向に向けて配設されると共に、上面全体は図示しないフィルタにて覆われ、その底面には複数の目の細かい透孔が穿設されている。このすすぎ水受け23の下方には、後壁からオーバーフローパイプ43が洗浄タンク10内に引き込まれている。このオーバーフローパイプ43は後壁から前方に向けて水平に延在している。そして、円筒状を呈したパイプの先端(前端)開口の下半分は閉塞され、そこから後方に向け、所定範囲で上側半分が切り欠かれて、そこに開口部44が形成されている。
【0022】
また、オーバーフローパイプ43の前端はすすぎ水受け23下面のフィルタ部37内に挿入されると共に、オーバーフローパイプ43の後端は外部に連通されている。
【0023】
更に、洗浄タンク10の左右方向の略中央部にはもう一つの安全用オーバーフローパイプ47が立設されている。この安全用オーバーフローパイプ47の上端開口はドレンハンドル48内に挿入され、その状態で前記オーバーフローパイプ43の開口部44よりも高い位置の洗浄タンク10内にて上方に向け開口している。そして、オーバーフローパイプ47の下端は洗浄タンク10の下方外部に連通されている。
【0024】
次ぎに、25、25は図3に示す如く四本の吊り板61・・・にて左右方向(開口6−7方向)に往復移動自在に吊り下げ支持されたラック送りであり、それぞれラックレール12、12の下側に配置され、ラック送りモータ24(駆動手段)にて駆動されるクランク機構26などにて左右方向(開口6−7方向)に往復移動される。このラック送り25には複数のラック送りピン49・・が支軸27を中心に反復円弧作動されるように取り付けられている。そして、このラック送りピン49・・が前記ラックレール12、12に載置された食器類Dを収納せるラックRに順次係合することにより、入口用の開口6から出口用の開口7に略定速度で当該ラックRを順次移動させるものである。
【0025】
この場合、各吊り板61・・・は上端部を外装体1に回動自在に枢支されており、その下部には水平方向に屈曲して延在する当て板63(吊り板61の一部となる)がそれぞれ固定されている。また、各吊り板61・・・の下端部には上下に長い長孔64が穿設されており、前記当て板63には透孔66が形成されている。
【0026】
一方、前後のラック送り25、25の左右間には図3に示す如く連結板62、62(ラック送り25、25の一部となる)が差し渡し固定されて連結されている。この連結板62の両端側面には図示しない透孔と上面にはネジ孔68がそれぞれ形成されており、前記透孔を前記長孔64に宛った状態で、連結板62のネジ孔68は当て板63の透孔66の下側に対応する(図4、図5)。
【0027】
そして、67は保持手段としてのボルトであり、前記連結板62の透孔と吊り板61の長孔64に挿通され、両者を締め付けることにより、ラック送り25、25を各吊り板61・・・に取り付けるものである。また、71は調節ネジであり、頭部72とそれから下方に突出したネジ部73を備え、当て板63の透孔66に上から挿通されて、ネジ部73が連結板62のネジ孔68に螺合されている。
【0028】
また、前記ラックレール12、12の上側には、洗浄領域W1に位置して洗浄スイッチ51が取り付けられると共に、すすぎ領域W2に位置してすすぎスイッチ52が取り付けられている。更に、53は洗浄タンク10内に設けられた液位スイッチであり、54は洗浄タンク10を加熱する補助ヒータである。また、56は洗浄タンク10の前側に設けられた電装ボックスで、その前面には食器洗浄機DWの運転のON−OFFを行うための運転スイッチ57や、補助ヒータ54のスイッチ58などが設けられている。そして、59は外装体1の上面に設けられたスイッチボックスである。
【0029】
以上の構成で、食器類Dを洗浄する際には、ラックR内にそれらを収納した後、入口側となる開口6から外装体1の洗浄室2内に挿入する。そして、運転スイッチ57をONすると、ラック送りモータ24が駆動され、前述した如くラックRは以後ラック送り25により定速度で開口6側から開口7側に移動される。そして、ラックRが洗浄領域W1の洗浄スイッチ51のところまで来ると、それが閉じられて前記洗浄ポンプ18が起動される。
【0030】
これによって、上下洗浄ノズル13A、13Bの噴射口16A・・、16B・・からは洗浄タンク10内の洗浄水が食器類Dに噴射され、移動されながら洗浄される。洗浄に使用された洗浄水はタンクフィルタ31・・を経て、最終的に洗浄タンク10内に流入し、再び洗浄ポンプ18に吸引されることになる。
【0031】
ラック送り25によりラックRが更に移送されてすすぎ領域W2のすすぎスイッチ52のところまで来ると、それが閉じられて前記弁が開放され、それによって、上下すすぎノズル14A、14Bの噴射口17A・・、17B・・からは温水から成るすすぎ水が食器類Dに噴射され、移動されながら洗剤をすすがれる。すすぎに使用されたすすぎ水は、前記フィルタを介してすすぎ水受け23内に流入し、約半分が透孔34・・から洗浄タンク10内に流入するが、残りはすすぎ水受け23の排水口から直接オーバーフローパイプ43の開口部44内に入って外部に排出される。
【0032】
そして、最終的にラックRは出口側の開口7から外装体1外に送り出される。係る洗浄とすすぎは所定間隔で挿入された複数のラックR・・に対して連続的に行われるものであるが、前述の如くすすぎ水の約半分は洗浄タンク10内に流入するため、その洗浄水の液位は上昇する。そして、オーバーフローパイプ43の開口部44の高さより上昇すると、その分はすすぎ水受け23のフィルタ部37を経てオーバーフローパイプ43の開口部44からオーバーフローパイプ43内に入り、外部に排出されることになる。
【0033】
次ぎに、食器洗浄機DWの組立時に前記吊り板61・・・に対するラック送り25、25の高さ調節を行う作業を説明する。前述の如くラック送りピン49はラックレール12上のラックRに順次係合して移送するものであるため、ラック送りピン49がラックレール12から10mm程度上方に突出しないと、ラックRがラック送りピン49に係合できない。
【0034】
そこで、係るラック送りピン49の突出寸法を確保するために、先ず、ボルト67を緩く止めて連結板62が吊り板61に対して上下移動できるようにラック送り25を吊り板61に保持させる(図4、図5)。次ぎに、調節ネジ71のネジ部73をネジ孔68にねじ込んで行くと、やがて頭部72が当て板63の透孔66の上面周囲に当接する。
【0035】
そして、更にねじ込んで行くと、連結板62は調節ネジ71のネジ部73に沿って上昇するので、ラック送り25の吊り板61に対する高さは上昇する。そして、ラック送りピン49がラックレール12から10mm程上に突出した段階で調節ネジ71のねじ込みを停止する。
【0036】
これを四本の吊り板61・・・全てについて行った後、各ボルト67を締め付けて連結板62、62を吊り板61・・・に固着することにより、ラック送り25を吊り板61・・・に取り付けるものである。
【0037】
これにより、本発明によればラック送り25、25を吊り板61・・・に保持させた状態で、吊り板61・・・に対するラック送り25、25の高さを調節することが可能となるので、従来如くラック送り25を作業者が保持しながら高さを調節する必要が無くなり、ラック送り25の高さ調節作業を極めて円滑且つ確実に行えるようになり、食器洗浄機DWの組立作業性が著しく改善される。
【0038】
特に、調節ネジ71をネジ孔68に螺合させて行くことによって、吊り板61に対するラック送り25の高さは徐々に高くするように構成したので、ラック送り25の微妙な高さ調節を容易に行えるようになると共に、構造も簡単であり、部品コストも低減される。
【0039】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、洗浄室内に設けた洗浄ノズル及びすすぎノズルと、洗浄室下方において開口する洗浄タンクとを備え、洗浄室内のラックレール上を移送されるラック内の食器類に洗浄ノズルから洗浄タンク内の洗浄水を噴射して洗浄を行うと共に、すすぎ水をすすぎノズルから噴射してすすぎを行う食器洗浄機において、洗浄室内に吊り板にて移動自在に支持されたラック送りと、このラック送りを往復動させる駆動機構と、ラック送りに複数設けられ、ラックに順次係合することによって、当該ラックを移動させるラック送りピンと、吊り板にラック送りを保持する保持手段と、この保持手段にて吊り板にラック送りが保持された状態で、当該吊り板に対するラック送りの高さを調節する調節手段とを設けたので、ラック送りを吊り板に保持させた状態で、吊り板に対するラック送りの高さを調節することが可能となる。
【0040】
これにより、従来如くラック送りを作業者が保持しながら高さを調節する必要が無くなり、ラック送りの高さ調節作業を極めて円滑且つ確実に行えるようになり、食器洗浄機の組立作業性が著しく改善されるものである。
【0041】
また、保持手段を、吊り板に形成された上下方向の長孔と、この長孔に挿通されて吊り板にラック送りを固着するボルトとから構成すると共に、調節手段を、吊り板に形成された透孔と、この透孔に挿通された調節ネジと、ラック送りに形成され、調節ネジのネジ部が螺合するネジ孔とから構成し、前記保持手段のボルトを緩く止めてから前記調節手段の調節ネジで高さ方向の調節を行った後、前記保持手段のボルトを締め付けて固定したので、調節ネジをネジ孔に螺合させて行くことによって、吊り板に対するラック送りの高さは徐々に高くなる。
【0042】
これにより、ラック送りの微妙な高さ調節を容易に行えるようになると共に、構造も簡単であり、部品コストも低減されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の食器洗浄機の縦断正面図である。
【図2】本発明の食器洗浄機のもう一つの縦断正面図である。
【図3】本発明の食器洗浄機のラック送りと吊り板の斜視図である。
【図4】本発明の食器洗浄機のラック送りと吊り板の取付部分の拡大正面図である。
【図5】本発明の食器洗浄機のラック送りと吊り板の取付部分の拡大側面図である。
【図6】本発明の食器洗浄機のラック送りと吊り板の取付部分のもう一つの拡大正面図である。
【図7】本発明の食器洗浄機のラック送りと吊り板の取付部分のもう一つの拡大側面図である。
【図8】従来の食器洗浄機のラック送りと吊り板の取付部分の拡大正面図である。
【図9】従来の食器洗浄機のラック送りと吊り板の取付部分の拡大側面図である。
【符号の説明】
DW 食器洗浄機
D 食器類
W1 洗浄領域
W2 すすぎ領域
R ラック
1 外装体
2 洗浄室
10 洗浄タンク
12 ラックレール
13A、13B 上下洗浄ノズル
14A、14B 上下すすぎノズル
18 洗浄ポンプ
24 ラック送りモータ
25 ラック送り
26 クランク機構
49 ラック送りピン
61 吊り板
62 連結板
63 当て板
66 透孔
67 ボルト
68 ネジ孔
71 調節ネジ
73 ネジ部

Claims (1)

  1. 洗浄室内に設けた洗浄ノズル及びすすぎノズルと、前記洗浄室下方において開口する洗浄タンクとを備え、前記洗浄室内のラックレール上を移送されるラック内の食器類に前記洗浄ノズルから前記洗浄タンク内の洗浄水を噴射して洗浄を行うと共に、すすぎ水を前記すすぎノズルから噴射してすすぎを行う食器洗浄機において、前記洗浄室内に吊り板にて移動自在に支持されたラック送りと、このラック送りを往復動させる駆動機構と、前記ラック送りに複数設けられ、前記ラックに順次係合することによって、当該ラックを移動させるラック送りピンと、前記吊り板に前記ラック送りを保持する保持手段と、この保持手段にて前記吊り板にラック送りが保持された状態で、当該吊り板に対するラック送りの高さを調節する調節手段とを備え、保持手段は、吊り板に形成された上下方向の長孔と、この長孔に横方向から挿通されて前記吊り板にラック送りを固着するボルトとから構成されると共に、調節手段は、前記吊り板に形成された透孔と、この透孔に縦方向から挿通された調節ネジと、前記ラック送りに形成され、前記調節ネジのネジ部が螺合するネジ孔とから構成、前記保持手段のボルトを緩く止めてから前記調節手段の調節ネジで高さ方向の調節を行った後、前記保持手段のボルトを締め付けて固定することを特徴とする食器洗浄機。
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