JP3772927B2 - 義足の膝折れ防止装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、義足の大腿部と下腿部とが膝部において屈曲可能に連結された義足の膝折れ防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記義足としては、図7に示すものが知られている(特開平5−146号公報)。このものは、大腿の断端部を収容するソケット200と下腿パイプ202とを備えており、ソケット200の下部に設けられた回転ストッパ204と、下腿パイプ202の上部に設けられた取付部材206とが、連結部材208により連結されている。連結部材208の上端部は、軸210により回転ストッパ204の側面前方に回動可能に取り付けられており、連結部材208の下端部は、軸212により取付部材206の前方に回動可能に取り付けられている。つまり、大腿部200および下腿パイプ202は、連結部材208を介して回動可能になっており、これにより膝が屈曲される。
【0003】
また、回転ストッパ204の後部と取付部材206の後部との間には圧縮ばね214が介在されている。圧縮ばね214は、義足を踏み切って蹴り返す際に膝が曲がって大腿部200が図中に矢印F1で示す方向に回動した際に圧縮され、蹴り返しを終えるとその復元力により伸長され、膝が伸びた状態に復帰する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のものでは、圧縮ばね214が伸長した状態、つまり、膝が伸びた状態では、回転ストッパ204に掛かる体重は、圧縮ばね214を圧縮する方向に掛かっているため、膝折れを生じ易いという問題がある。
【0005】
そこで本発明は、膝折れを生じ難い義足の膝折れ防止装置を実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、義足(1)の膝部(90)から上の大腿部(3)および膝部(90)から下の下腿部(2)が膝部(90)において屈曲可能に連結された義足(1)の膝折れ防止装置(10)において、前記義足(1)の所定の部位(71)から上の上部義足(6)および所定の部位(71)から下の下部義足(7)を前記所定の部位(71)において接続するとともに、前記義足(1)に体重を掛けながら前記大腿部(3)が前記下腿部(2)に対して所定の姿勢になったときに、前記上部義足(6)を前記所定の部位(71)から前記下部義足(7)に対して歩行方向へ変位開始させ、前記上部義足(6)に掛かる荷重を前記歩行方向へ移動開始させる荷重移動手段(20〜48、60〜79)と、この荷重移動手段により、前記歩行方向へ変位した上部義足(6)を変位する前の位置へ復帰させる復帰手段(50、80)と、が備えられたという技術的手段を採用する。
【0007】
請求項1に記載の発明では、上記に加えて、前記所定の部位(71)は、前記膝部(90)の上方であるという技術的手段を採用する。
【0008】
請求項1に記載の発明では、上記にさらに加えて、前記荷重移動手段(20〜48、60〜79)は、前記上部義足(6)の下部に上端が上下方向に回動可能に取り付けられており、下端が前記下部義足(7)の上部に上下方向に回動可能に取付けられた連結部材(41,41,42,42)を備え、その連結部材(41,41,42,42)の上端が下方へ回動することにより、前記上部義足(6)を歩行方向へ変位開始させ、前記上部義足(6)に掛かる荷重を前記歩行方向へ移動開始させるものであるという技術的手段を採用する。
【0009】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の義足の膝折れ防止装置(10)において、前記荷重移動手段(20〜48、60〜79)には、前記上部義足(6)の下部に固定される第1の固定部材(20、30、31)が備えられており、その第1の固定部材(20、30、31)の前部(30)および後部(31)は、前記連結部材(41,41,42,42)の上端において、上下方向に回動可能に取付けられてなるという技術的手段を採用する。
【0010】
請求項3に記載の発明では、請求項1ないし請求項2のいずれか1つに記載の義足の膝折れ防止装置(10)において、前記連結部材(41,41,42,42)の上端の取付位置は、その下端の取付位置よりも前記歩行方向側であるという技術的手段を採用する。
【0011】
請求項4に記載の発明では、請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の義足の膝折れ防止装置(10)において、前記荷重移動手段(20〜48、60〜79)には、前記下部義足(7)の上部に固定される第2の固定部材(70)が備えられており、前記連結部材(41,41,42,42)には、1対の第1の連結部材(41,41)および1対の第2の連結部材(42,42)が備えられており、前記第1の連結部材(41,41)のそれぞれの上端は、前記第1の固定部材(20、30、31)の相対向する両側面(36、36、37、37)の前部(36、36)に上下方向に回動可能に取付けられているとともに、前記第1の連結部材(41,41)のそれぞれの下端は、前記第2の固定部材(70)の相対向する両側面(71b、71b)の前部に上下方向に回動可能に取付けられており、前記第2の連結部材(42、42)のそれぞれの上端は、前記第1の固定部材(20、30、31)の相対向する両側面(36、36、37、37)の後部(37、37)に上下方向に回動可能に取付けられているとともに、前記第2の連結部材(42、42)のそれぞれの下端は、前記第2の固定部材(70)の相対向する両側面(71b、71b)の後部に上下方向に回動可能に取付けられてなるという技術的手段を採用する。
【0012】
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の義足の膝折れ防止装置(10)において、前記復帰手段(50、80)には、前記第1の固定部材(20、30、31)と第2の固定部材(70)との間に介在された弾性部材(80)が備えられたことを特徴とする。
【0013】
請求項6に記載の発明では、請求項4または請求項5に記載の義足の膝折れ防止装置(10)において、前記第1および第2の連結部材(41,41,42,42)は、互いに連動して回動可能に前記第1および第2の固定部材(20、30、31、70)に取付けられてなるという技術的手段を採用する。
【0014】
請求項7に記載の発明では、請求項4ないし請求項6のいずれか1つに記載の義足の膝折れ防止装置(10)において、前記第1および第2の連結部材(41,41,42,42)は、互いに異なる角度で回動可能に前記第1および第2の固定部材(20、30、31、70)に取付けられてなるという技術的手段を採用する。
【0015】
請求項8に記載の発明では、請求項1ないし請求項7のいずれか1つに記載の義足の膝折れ防止装置(10)において、前記復帰手段(50、80)には、少なくとも1つのコイルスプリング(50,50)が備えられており、そのコイルスプリング(50,50)の一端は、前記連結部材(41、41)に取付けられてなるとともに、他端は、所定箇所(76)に設けられた取付部材(76a)に取付けられてなるという技術的手段を採用する。
【0016】
請求項9に記載の発明では、請求項1ないし請求項8のいずれか1つに記載の義足の膝折れ防止装置(10)において、前記上部義足(6)の変位開始位置を調節する調節手段(76、79、79)が備えられたという技術的手段を採用する。
【0017】
請求項10に記載の発明では、請求項9に記載の義足の膝折れ防止装置(10)において、前記調節手段(76、79、79)は、前記連結部材(41,41,42,42)の上下方向への回動角度を調節するものであるという技術的手段を採用する。
【0018】
請求項11に記載の発明では、請求項10に記載の義足の膝折れ防止装置(10)において、前記回動角度の調節は、前記連結部材(42,42)の後面(47,47)に対して進退自在に設けられた調節ネジ(79,79)と、この調節ネジ(79,79)が進退自在に取付けられた調節ネジ取付部材(76)と、を用いるという技術的手段を採用する。
【0019】
なお、上記括弧内の符号は、後述する発明の実施の形態で用いる符号と対応するものである。また、上記上下方向とは、歩行する場合において、足部から頭部へ向かう方向(上方)および頭部から足部へ向かう方向(下方)を意味するものである。
【0020】
【作用】
請求項1ないし請求項11に記載の発明では、義足を装着して歩行する場合に、義足に体重を掛けながら大腿部が下腿部に対して所定の姿勢になったときに、義足の所定の部位から上の上部義足を所定の部位から下の下部義足に対して歩行方向へ変位開始させ、上部義足に掛かる荷重を歩行方向へ移動開始させることができる。つまり、たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、踏み出した義足が直立の姿勢に近づくにしたがって、上部義足に掛かる荷重が歩行方向へ移動開始するため、膝を屈曲させる荷重のベクトル成分を小さくすることができる。したがって、膝折れの発生を抑制することができる。また、歩行方向へ変位した上部義足は、上記復帰手段により、変位する前の位置へ復帰される。
【0021】
特に、請求項1に記載の発明のように、上記所定の部位は、上記膝部の上方であることにより、膝部から上の部分に掛かる荷重を歩行方向へ移動させることにより、膝折れを抑制できる。
【0022】
また、請求項1に記載の発明では、上記荷重移動手段は、上記上部義足の下部に上端が上下方向に回動可能に取り付けられており、下端が上記下部義足の上部に上下方向に回動可能に取付けられた連結部材を備えているため、その連結部材の上端が下方へ回動することにより、上記上部義足は歩行方向へ変位させることができるため、上部義足に掛かる荷重を歩行方向へ移動開始させることができる。
【0023】
特に請求項4に記載の発明では、上記連結部材が、1対の第1の連結部材および1対の第2の連結部材からなり、第1の連結部材のそれぞれの上端は、上記上部義足の下部に固定される第1の固定部材の相対向する両側面の前部に上下方向に回動可能に取付けられているとともに、上記第1の連結部材のそれぞれの下端は、上記下部義足の上部に固定される第2の固定部材の相対向する両側面の前部に上下方向に回動可能に取付けられている。また、第2の連結部材のそれぞれの上端は、第1の固定部材の相対向する両側面の後部に上下方向に回動可能に取付けられているとともに、第2の連結部材のそれぞれの下端は、第2の固定部材の相対向する両側面の後部に上下方向に回動可能に取付けられてなる。つまり、上部義足および下部義足は、第1および第2の連結部材により連結されており、これら第1および第2の連結部材の上端が歩行方向の下方へ回動することにより、上部義足を歩行方向へ変位させることができるため、上部義足に掛かる荷重を歩行方向へ移動させて膝折れを抑制できる。
【0024】
さらに、請求項2に記載の発明では、上記荷重移動手段には、上記上部義足の下部に固定される第1の固定部材が備えられており、その第1の固定部材の前部および後部は、上記連結部材の上端において、上下方向に回動可能に取付けられてなるため、上記第1の固定部材に固定される上部義足を上下方向に回動させることができる。したがって、たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、踏み出した義足が接地してから直立姿勢へ移る際に、上部義足を下部義足に対して平行にした状態では、上部義足を歩行方向へ変位させ難いが、第1の固定部材が回動可能であることにより、上部義足を下部義足に対して角度を付けることができることから、上部義足に掛かる荷重を踵から爪先へ移動させ易いため、上部義足に掛かる荷重を歩行方向へ移動し易くすることができる。
【0025】
請求項3に記載の発明では、上記連結部材の上端の取付位置は、その下端の取付位置よりも上記歩行方向側であるため、上記連結部材の上端に掛かる荷重により、上記連結部材を下方へ回動させる回転モーメントを発生させ易い。したがって、上部義足に掛かる荷重の歩行方向への移動が容易である。
【0026】
請求項5に記載の発明では、上記復帰手段には、上記第1の固定部材と第2の固定部材との間に介在された弾性部材が備えられているため、その弾性部材の弾性力により、上記連結部材の下方への回動により下降した第1の固定部材に掛かる衝撃力を緩衝できる。しかも、下降した第1の固定部材により圧縮され弾性部材の復元力により、第1の固定部材を下降する前の位置へ復帰させることができる。つまり、上部義足を変位する前の位置へ復帰させることができる。
【0027】
請求項6に記載の発明では、上記第1および第2の連結部材は、互いに連動して回動可能に上記第1および第2の固定部材に取付けられてなるため、第1および第2の連結部材の一方の連結部材の回動により、他方の連結部材を回動させることができるため、つまり、両連結部材はリンクして回動するため、一方の連結部材を回動させて他方の連結部材を回動させることにより、上部義足を歩行方向へ変位させることができる。
【0028】
請求項7に記載の発明では、上記第1および第2の連結部材は、互いに異なる角度で回動可能に上記第1および第2の固定部材に取付けられてなるため、両連結部材の上端が取付けられた第1の固定部材を上下方向へ傾けた状態に設定することができる。たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、第2の連結部材たる連結部材42,42は、第1の連結部材たる連結部材41,41よりも、大きい角度で下方へ回動することができるため、第1の固定部材たる上部取付ベース20の後部、つまり、踵側を沈み込ませることができる。したがって、踵に掛かった荷重を爪先側へ移動させ易くなるため、上部義足を歩行方向へ変位させ易い。しかも、蹴り返しを行い易い。
【0029】
請求項8に記載の発明では、少なくとも1つのコイルスプリングの一端が、上記連結部材に取付けられており、他端が、所定箇所に設けられた取付部材に取付けられてなるため、そのコイルスプリングの収縮力、または、伸長力により、連結部材を回動する前の位置へ戻すことができる。つまり、上部義足を変位する前の位置へ復帰させることができる。
【0030】
請求項9に記載の発明では、上記上部義足の変位開始位置を調節する調節手段が備えられているため、上部義足の変位量を調節することができる。つまり、上部義足が変位を開始する位置は、義足を装着する人の体重や歩幅により異なるが、上記調節手段により、それら個人差に応じて調節することにより、最も効果的な膝折れ防止を行うことができる。
【0031】
また、上記連結部材の回動角度が変化すると、上記上部義足の変位量も変化することから、請求項10に記載の発明にように、上記連結部材の上下方向への回動角度を調節することにより上記上部義足の変位量を調節することができる。
【0032】
そして、その回動角度の調節は、請求項11に記載の発明のように、上記連結部材の後面に対して進退自在に設けられた調節ネジと、この調節ネジが進退自在に取付けられた調節ネジ取付部材とを用いることにより行うことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。図1は、本発明実施形態の義足の膝折れ防止装置(以下、装置と略称する)を装着した義足の左側面説明図、図2は、本装置の分解斜視図、図3は、本装置の平面図、図4は、本装置の背面図をそれぞれ示す。なお、本実施形態では、単軸膝継手を用いた義足に装着する場合を説明する。また、図1において紙面左側を義足の前方向とし、紙面右側を後方向とする。
【0034】
まず、本装置が装着される義足の主要構成について説明する。図1に示すように、義足1の上部には、大腿の断端部を収容するソケット3が備えられており、義足1の下部には、足部モジュール4が備えられている。この足部モジュール4には、下腿パイプ2の下部が軸5により取付けられており、その軸5を中心に足部モジュール4が上下に回動自在になっている。下腿パイプ2の上部には、下腿パイプ継手91が取付けられており、この下腿パイプ継手91の上端後部には、相対向する軸受部92,92が形成されている。この軸受部92,92間には、関節部材94の後端部が膝軸93により回動自在に取付けられている。膝軸93は、軸受部92,92間に設けられた図示しないブレーキドラムに挿通されており、このブレーキドラムと膝軸93との間に発生する摩擦力により、急な膝折れが防止されている。
【0035】
図2に示すように、膝軸93の後方には、相対向する軸受101,101に挿通された軸102により、く字状のロッド103の上端が回動自在に取付けられており、そのロッド103の下端には、下腿パイプ2に上下方向に伸縮自在に内蔵されたコイルスプリング(図示省略)の上端に取付けられたピストン104が取付けられている。これにより、蹴り返しから踏み出しに移行する際に、上記コイルスプリングの復元力により、ロッド103が押し上げられるため、屈曲した膝を伸ばすことができる。
【0036】
下腿パイプ継手91の前面のつば部91aと、関節部材94の前部96との間には、弾性材料で形成されたストッパ95が介在されており、前方への膝折れ防止と、膝を伸ばした際の衝撃吸収とが図られている。関節部材94の上部には、後述する下部取付ベース70を固定するための固定部材97が固定されている。この固定部材97の上部の一側端には、エッジ状のレール98が形成されており、このレール98と相対向する他側端には、上記レール98と相対向するレール98が形成された取付板99がネジ100,100により固定されている。上記下腿パイプ継手91、軸受部92,92、膝軸93、関節部材94、軸受101,101、軸102、ロッド103、ピストン104およびドラムブレーキにより、膝関節90が構成されている。
【0037】
次に、本装置10の構成について説明する。図2に示すように、本装置10には、上記ソケット3の下部に取付ける上部取付ベース20が備えられている。この上部取付ベース20は、図3に示すように、平面から見ると楕円形の板状に形成されており、その上面には、図2に示すように、上部ガイド部21が形成されており、下面には、下部ガイド部22が形成されている。また、その両側面には、つば部23およびつば部24が形成されている。上部ガイド21および下部ガイド22と、つば部23およびつば部24との境界には、V字状の溝25,25が形成されている。
【0038】
上部取付ベース20の下部ガイド22には、スライド部材30およびスライド部材31がはめ込み固定されている。両スライド部材30,31の上部には、先端がV字状に形成されたエッジ32,32が相対向してそれぞれ形成されており、それらエッジ32,32を上記下部ガイド22の一端から溝25,25に沿わせてスライドさせることにより、両スライド部材30,31は、下部ガイド22にはめ込まれる。また、両スライド部材30,31の底面から上面に向けて、ネジ孔33,33がそれぞれ貫通形成されており、それらネジ孔33,33には、ネジ60が、ワッシャ61および座金62を介してねじ込まれ、そのねじ込まれたネジ60の先端は、下部ガイド22の底面を押圧する。これにより、両スライド部材30,31は、下部ガイド22に固定される。なお、上部取付ベース20および両スライド部材30,31が、本発明の第1の固定部材に相当する。
【0039】
スライド部材30の両側面36,36と、スライド部材31の両側面37,37には、ボルト40を挿通するためのボルト挿通孔34がそれぞれ貫通形成されている。また、各ボルト40の先端部の内面には、ネジ43をねじ込むための雌ねじ部44がそれぞれ形成されている。ボルト40は、長円形の板状に形成された右側の連結部材41の上端部に貫通形成されたボルト挿通孔45から、スライド部材30のボルト挿通孔34を通って左側の連結部材41のボルト挿通孔45に挿通されており、ボルト40の先端部の雌ねじ部44には、ネジ43がねじ込まれている。つまり、スライド部材30の両側面36,36には、第1の連結部材たる連結部材41,41の上端部が上下方向へ回動自在に取付けられている。また、スライド部材31の両側面37,37には、連結部材41と同一形状の第2の連結部材たる連結部材42,42の上端部がボルト40およびネジ43により、上下方向へ回動自在に取付けられている。
【0040】
本装置10には、上記固定部材97に取り付けられる第2の固定部材たる下部取付ベース70が備えられている。この下部取付ベース70の上面には、板状の水平部材71が形成されており、その下面には、ガイド72が形成されている。また、その両側面には、つば部73およびつば部74が形成されている。水平部材71の後面には、板状の垂直部材76がその上部を水平部材71から突出させた形で形成されており、その垂直部材76の前面には、板状のストッパ77が垂直部材76の後面からねじ込まれたネジ78,78により固定されている。ガイド72と、つば部73およびつば部74との境界はV字状に形成されている。つまり、ガイド72をレール98,98の端部からスライドさせてはめ込み、ネジ100,100を回して取付板99を前進させることにより、下部取付ベース70が、固定部材97に固定される。
【0041】
右側の連結部材41の下端部に貫通形成されたボルト挿通孔46には、ボルト40(図示省略)が挿通され、この挿通されたボルト40は、水平部材71の両側面71b,71bの前部に貫通形成されたボルト挿通孔75を通って左側の連結部材41のボルト挿通孔46に挿通されており、ボルト40の先端部の雌ねじ部44には、ネジ43がねじ込まれている。つまり、水平部材71の両側面71b,71bの前部には、連結部材41,41の下端部が上下方向へ回動自在に取付けられている。また、水平部材71の両側面71b,71bの後部には、連結部材42,42の下端部がボルト40およびネジ43により、上下方向へ回動自在に取付けられている。なお、図1に示すように、連結部材41,42の上端部の取付位置は、下端部の取付位置よりも歩行方向側になっている。このため、連結部材41,42には、上方からの荷重に対して、その下端部を軸にした下向き(図1において反時計回り)の回転モーメントが作用する。
【0042】
下部取付ベース70の水平部材71の上面71aと、スライド部材30および31の底面35との間には、弾性部材80が介在されている(図4参照)。この弾性部材80の中央には、両スライド部材30,31の底面にねじ込まれた4本のネジ60の4つの頭63が収容される溝81が形成されている。つまり、両スライド部材30,31に上方から掛かる衝撃力を弾性部材80により緩衝することができる。なお、本実施形態では、上部取付ベース20、下部取付ベース70、スライド部材30,31および連結部材41,42は、アルミ合金により形成されており、弾性部材80は、ウレタンゴムにより形成されている。また、下部取付ベース70の水平部材71の位置が、本発明の所定の部位に相当する。
【0043】
また、下部取付ベース70の垂直部材76の両端部には、連結部材42の後面47に先端が当接する調節ネジ79,79が、進退自在にねじ込まれている。つまり、これら調節ネジ79,79を前進させると、連結部材42,42の無荷重時における前傾角度が大きくなり、その分、上部義足6の変位後の復帰位置が膝部90に対して前方寄りに設定されるため、上部義足6に掛かる荷重の歩行方向への移動開始が早くなる。また、調節ネジ79,79を後退させると、逆に、連結部材42,42の無荷重時における前傾角度が小さくなり、その分、上部義足6の変位後の復帰位置が膝部90に対して後方寄りに設定されるため、上部義足6に掛かる荷重の歩行方向への移動が遅くなる。つまり、調節ネジ79,79を進退させることにより、上部義足6の変位開始時期を調節することができる。したがって、本装置10を装着する者の体重や歩幅に応じて上部義足6の変位開始時期を調節することができるため、個人差に対応した最適な膝折れの防止を行うことができる。
【0044】
左側の連結部材41の板面のほぼ中央には、図示しないボルト挿通孔が形成されており、そのボルト挿通孔には、ナット64を介してボルト48がねじ込まれている。このボルト48の軸には、左側のコイルスプリング50の前方のフック51が引掛けられており、後方のフック52は、垂直部材76の左側面にねじ込まれた取付ネジ76aに引掛けられている。また、右側の連結部材41の板面のほぼ中央には、ボルト孔48が形成されており、そのボルト孔48には、ナット64、座金65およびワッシャ66を介してボルト67がそれぞれねじ込まれている。ナット64および座金65の間のボルト67には、右側のコイルスプリング50の前方のフック51が引掛けられており、後方のフック52は、垂直部材76の右側面にねじ込まれた図示しない取付ネジに引掛けられている。これにより、図1において反時計回りに回動した連結部材41,41には、コイルスプリング50,50の復元力により、時計方向へ回動する力が作用する。つまり、歩行方向へ変位した上部取付ベース20には、変位する前の位置へ復帰する力が作用する。したがって、義足1が蹴り返しを終えて上部義足6に掛かる荷重が抜ける際に、歩行方向へ変位した上部義足6を変位する前の位置へ復帰させることができる。
【0045】
次に、本装置10が取付けられた義足1を装着して歩行する場合の各部材の動作および作用について図5および図6を参照して説明する。図5は、義足1を踏み出した状態を示す左側面説明図であり、図6は、義足1に作用する床反力の前後分力と垂直分力とを合成したベクトル図であり、横軸は、足の踵から爪先までの長さを示し、縦軸は、足に掛かる荷重の大きさを示す。また、左側の図は、健足側のベクトル図であり、右側の図は、義足側のベクトル図である。同図(A)は、本装置10を装着しない場合のベクトル図、同図(B)は、平行前方移動の設定にした本装置10を装着した場合のベクトル図、同図(C)は、前方移動可能であるとともに、上部取付ベース20の後部が下方へ沈み込み可能な設定にした本装置10を装着した場合のベクトル図である。
【0046】
なお、ここで用いる本装置10は、図5に示すように、連結部材41の上端の取付位置と連結部材42の上端の取付位置との間隔を、連結部材41の下端の取付位置と連結部材42の下端の取付位置との間隔よりも狭くすることにより、連結部材42の前傾角度が連結部材41の前傾角度よりも大きくなっており、無荷重状態において上部取付ベース20の後方が踵方向へ少し沈み込んだ状態に設定されているものとする。また、上部取付ベース20の変位量は、5mmないし15mmであり、高さの変化は、10mm前後である。
【0047】
まず、義足1を踏み出して、足部モジュールの踵4aが接地すると、上部義足6に掛かる荷重は、上部取付ベース20を介して、連結部材41,42を下方(図5において反時計方向)へ回動させるモーメントとして連結部材41,42に作用し、連結部材41,42の回動により、上部取付ベース20は歩行方向へ変位を開始する。つまり、上部義足6が歩行方向へ変位を開始する。このとき(X=0cm)の床反力は、図6(C)に示すように、後方への傾きが殆ど無いベクトルとして現れている。したがって、義足1が膝折れする成分が殆ど存在しないため、膝折れが発生し難い。しかも、接地時の衝撃力は、弾性部材80により吸収することができるため、断端部が楽である。
【0048】
続いて、義足1が直立姿勢に近づくにつれて、義足1に掛かる荷重は踵4aから爪先4bへ移動を開始し、義足1が直立姿勢を超えて蹴り返し動作に移るときに、土踏まず4c付近に最大荷重が掛かり、上部取付ベース20の変位量は最大となる。このとき、義足1は、上部取付ベース20の後部が沈み込んでソケット3が少し後方に傾いた状態に設定されているため、踏み切り時に蹴り返しを楽に行うことができる。
【0049】
そして、蹴り返しのときに、上部取付ベース20に掛かる荷重が小さくなるため、上部取付ベース20は、上部取付ベース20の下降により圧縮された弾性部材80の復元力および連結部材41,41の回動により伸長したコイルスプリング50,50の復元力により、変位する前の位置へ復帰する。以上のように、本装置10を義足に装着することにより、接地した義足の荷重の後方へ移動する成分を殆ど無くすことができるため、歩行時における膝折れを防止することができる。また、本装置10は、上記実施形態のように、4軸膝継手を用いた義足よりも軽量で小さい単軸膝継手に用いるのが、義足の重量や大きさの増大を防止する上で望ましいが、他の膝継手を用いた義足に装着することも可能である。
【0050】
なお、上記実施形態では、スライド部材30,31を上部取付ベース20に固定した構成を説明したが、スライド部材31を下部ガイド22に沿って前後方向へスライド自在に設ける構成にすることもできる。この構成によれば、上部取付ベース20の後部を荷重に応じて昇降動させることができる。また、スライド部材30,31を下部ガイド22に沿って前後方向へスライド自在に設けることもできる。
【0051】
さらに、上記実施形態では、連結部材41,42を回動させることにより、上部義足6に掛かる荷重を歩行方向へ変位させる構成を説明したが、たとえば、上部取付ベースが下部取付ベースに対してベアリングを介してスライド自在にはめ込まれており、上部取付ベースの後端には、復帰用のコイルスプリングの一端が取付けられた構成など、上部義足6に掛かる荷重を歩行方向へ変位させることができる構成であれば、他の構成でもよい。
【0052】
またさらに、上記実施形態では、弾性部材80としてウレタンゴムを用いたが、コイルスプリングでもよいし、上部取付ベース20、下部取付ベース70、連結部材41,42およびスライド部材30,31は、鉄、ステンレスなど、アルミ合金以外の材料で形成することもできる。そしてさらに、上記実施形態では、本装置10を膝部90の上に装着した構成を説明したが、膝部90の下など、他の部位に装着することもできる。
【0053】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、膝折れを生じ難い義足の膝折れ防止装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態の装置を装着した義足の左側面説明図である。
【図2】本発明実施形態の装置の分解斜視図である。
【図3】本発明実施形態の装置の平面図である。
【図4】本発明実施形態の装置の背面図である。
【図5】本発明実施形態の装置が装着された義足を踏み出した状態を示す左側面説明図である。
【図6】義足に作用する床反力の前後分力と垂直分力とを合成したベクトル図であり、(A)は本装置を装着しない場合のベクトル図、(B)は平行前方移動の設定にした本装置を装着した場合のベクトル図、(C)は前方移動可能であるとともに、上部取付ベースの後部を下方へ沈み込ませた設定にした本装置を装着した場合のベクトル図である。
【図7】従来の義足の右側面説明図である。
【符号の説明】
1 義足
2 下腿パイプ
3 ソケット
4 足部モジュール
6 上部義足
7 下部義足
10 装置
20 上部取付ベース
41 連結部材
42 連結部材
50 コイルスプリング
70 下部取付ベース
80 弾性部材
90 膝部
93 膝軸
Claims (11)
- 義足の膝部から上の大腿部および膝部から下の下腿部が膝部において屈曲可能に連結された義足の膝折れ防止装置において、
前記義足の所定の部位から上の上部義足および所定の部位から下の下部義足を前記所定の部位において接続するとともに、前記義足に体重を掛けながら前記大腿部が前記下腿部に対して所定の姿勢になったときに、前記上部義足を前記所定の部位から前記下部義足に対して歩行方向へ変位開始させ、前記上部義足に掛かる荷重を前記歩行方向へ移動開始させる荷重移動手段と、
この荷重移動手段により、前記歩行方向へ変位した上部義足を変位する前の位置へ復帰させる復帰手段と、
前記所定の部位は、前記膝部の上方であることと、
前記荷重移動手段は、前記上部義足の下部に上端が上下方向に回動可能に取り付けられており、下端が前記下部義足の上部に上下方向に回動可能に取付けられた連結部材を備え、その連結部材の上端が下方へ回動することにより、前記上部義足を歩行方向へ変位開始させ、前記上部義足に掛かる荷重を前記歩行方向へ移動開始させるものであることと、
を備えることを特徴とする義足の膝折れ防止装置。 - 前記荷重移動手段には、前記上部義足の下部に固定される第1の固定部材が備えられており、その第1の固定部材の前部および後部は、前記連結部材の上端において、上下方向に回動可能に取付けられてなることを特徴とする請求項1に記載の義足の膝折れ防止装置。
- 前記連結部材の上端の取付位置は、その下端の取付位置よりも前記歩行方向側であることを特徴とする請求項1ないし請求項2のいずれか1つに記載の義足の膝折れ防止装置。
- 前記荷重移動手段には、前記下部義足の上部に固定される第2の固定部材が備えられており、前記連結部材には、1対の第1の連結部材および1対の第2の連結部材が備えられており、前記第1の連結部材のそれぞれの上端は、前記第1の固定部材の相対向する両側面の前部に上下方向に回動可能に取付けられているとともに、前記第1の連結部材のそれぞれの下端は、前記第2の固定部材の相対向する両側面の前部に上下方向に回動可能に取付けられており、前記第2の連結部材のそれぞれの上端は、前記第1の固定部材の相対向する両側面の後部に上下方向に回動可能に取付けられているとともに、前記第2の連結部材のそれぞれの下端は、前記第2の固定部材の相対向する両側面の後部に上下方向に回動可能に取付けられてなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の義足の膝折れ防止装置。
- 前記復帰手段には、前記第1の固定部材と第2の固定部材との間に介在された弾性部材が備えられたことを特徴とする請求項4に記載の義足の膝折れ防止装置。
- 前記第1および第2の連結部材は、互いに連動して回動可能に前記第1および第2の固定部材に取付けられてなることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の義足の膝折れ防止装置。
- 前記第1および第2の連結部材は、互いに異なる角度で回動可能に前記第1および第2の固定部材に取付けられてなることを特徴とする請求項4ないし請求項6のいずれか1つに記載の義足の膝折れ防止装置。
- 前記復帰手段には、少なくとも1つのコイルスプリングが備えられており、そのコイルスプリングの一端は、前記連結部材に取付けられてなるとともに、他端は、所定箇所に設けられた取付部材に取付けられてなることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1つに記載の義足の膝折れ防止装置。
- 前記上部義足の変位開始位置を調節する調節手段が備えられたことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1つに記載の義足の膝折れ防止装置。
- 前記調節手段は、前記連結部材の上下方向への回動角度を調節するものであることを特徴とする請求項9に記載の義足の膝折れ防止装置。
- 前記回動角度の調節は、前記連結部材の後面に対して進退自在に設けられた調節ネジと、この調節ネジが進退自在に取付けられた調節ネジ取付部材と、を用いるものであることを特徴とする請求項10に記載の義足の膝折れ防止装置。
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