JP3772656B2 - 温度調整器の入力回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、温度調整器の入力回路にかかわり、特には、増幅率可変型とした場合の分解能向上の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
図15は従来の技術の温度調整器の入力回路の構成を示す回路図である。この従来の技術の温度調整器の入力回路は、第1のスイッチS1 と第2のスイッチS2 と抵抗器R6 (第6の抵抗器)とからなる増幅率調整回路100を備えている。基準電圧Vref の高電位側電源端子10とグランドレベルの低電位側電源端子20との間に白金測温抵抗体30を接続するに、第1の抵抗器R1 を白金測温抵抗体30の正極端子側に直列に挿入し、第2の抵抗器R2 を白金測温抵抗体30の負極端子側に直列に挿入する状態で接続してある。すなわち、高電位側電源端子10と第1の抵抗器R1 と白金測温抵抗体30と第2の抵抗器R2 と低電位側電源端子20とを、この順に直列に接続してある。また、白金測温抵抗体30の負極端子を高電位側電源端子10に対して第3の抵抗器R3 を介して接続してある。
【0003】
白金測温抵抗体30の正極端子つまり第1の抵抗器R1 との接続点aをオペアンプ40の非反転入力端子(+)に対して接続するに、第4の抵抗器R4 を直列に挿入する状態で接続してある。
【0004】
白金測温抵抗体30の負極端子つまり第2の抵抗器R2 との接続点bをオペアンプ40の反転入力端子(−)に対して接続するに、第5の抵抗器R5 と第2のスイッチS2 を直列に挿入する状態で接続してある。第3の抵抗器R3 と第5の抵抗器R5 とは接続点fにおいて共通に接続された状態となっている。
【0005】
第5の抵抗器R5 と第2のスイッチS2 との接続点gとオペアンプ40の出力端子jとが第6の抵抗器R6 および第7の抵抗器R7 を介して直列に接続されている。そして、第6の抵抗器R6 と第7の抵抗器R7 との接続点hと第2のスイッチS2 とオペアンプ40の反転入力端子(−)との接続点iとの間が第1のスイッチS1 を介してバイパス的に接続されている。
【0006】
第1のスイッチS1 と第2のスイッチS2 とは切換制御信号Scによって背反的にオン/オフ切り換えされるように構成されている。すなわち、切換制御信号入力端子50を第1のスイッチS1 の制御入力端子に接続し、切換制御信号入力端子50をインバータ60を介して第2のスイッチS2 の制御入力端子に接続してある。
【0007】
第1のスイッチS1 と第2のスイッチS2 と第6の抵抗器R6 とのループ回路は、オペアンプ10の増幅率を調整するための増幅率調整回路100を構成している。
【0008】
この従来技術の温度調整器の入力回路において、例えば−200℃から500℃までの広い温度範囲にわたって温度測定を行うときには、第1のスイッチS1 をオン、第2のスイッチS2 をオフにして第1モードを選択し、図16に示す小さい勾配α0 の特性曲線A0 のもとで温度調整器の入力回路を使用することとし、また、例えば−200℃から100℃までの狭い温度範囲での温度測定を行うときには、第2のスイッチS2 をオン、第1のスイッチS1 をオフにして第2モードを選択し、大きい勾配β0 の特性曲線B0 のもとで温度調整器の入力回路を使用することとしている。
【0009】
この温度調整器の入力回路の電圧‐温度特性を図16に示す。第1モードの特性曲線A0 は、切換制御信号Scを“H”レベルとなして、第1のスイッチS1 をオンにし、インバータ60を介して第2のスイッチS2 をオフにしたときのものである。第2モードの特性曲線B0 は、上記とは逆に、切換制御信号Scを“L”レベルとなして、インバータ60を介して第2のスイッチS2 をオンにし、第1のスイッチS1 をオフにしたときのものである。
【0010】
第1モードの特性曲線A0 は勾配α0 が緩やかであり、第2モードの特性曲線B0 は勾配β0 が急である。当該の温度調整器の入力回路の次段のA/D変換器におけるダイナミックレンジDR0 に対して、第1モードの特性曲線A0 は、−200℃から500℃までの広い温度範囲において対応可能となっており、第2モードの特性曲線B0 は、−200℃から100℃までの狭い温度範囲において対応可能となっている。特性曲線A0 と特性曲線B0 とは基準点P0 を共通としている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の技術の温度調整器の入力回路には次のような問題点がある。
【0012】
大きい勾配β0 の特性曲線B0 のもとで温度調整器の入力回路を使用するときに、−200℃から100℃までの300℃範囲で特性曲線B0 を使用しているが、この範囲をさらに狭くして、例えば0℃から100℃までの100℃範囲で大きい勾配β0 の特性曲線B0 を利用しようとした場合には、そのA/D変換領域DR1 はA/D変換器のダイナミックレンジDR0 のほぼ3分の1程度しか利用しないことになる。
【0013】
0℃から100℃までの測定範囲で高い分解能を得ようとしても、この従来技術の温度調整器の入力回路にあっては、勾配を変更することができても、基準点P0 を水平方向にずらすことができないことが、上記の3分の1程度しか利用できない原因となっている。すなわち、有効領域と無効領域の比がほぼ1:2となっている。もっとも、このような数値は単なる例示にすぎず、ほかに多様な数値関係があり得ることはいうまでもない。
【0014】
ここで理解を深めるために、オペアンプ10の出力電圧Voの計算を行う。
【0015】
(1)第1モード(特性曲線A0 )
切換制御信号Scを“H”レベルとすることにより第1モードが設定される。このとき、増幅率調整回路100において、第1のスイッチS1 がオンにされ、背反的に第2のスイッチS2 がオフとされる。このとき、オペアンプ40の帰還抵抗として第7の抵抗器R7 が選択されている。そして、第6の抵抗器R6 は、第1モードの特性曲線A0 の勾配α0 を低くするために、オペアンプ40の反転入力端子(−)と白金測温抵抗体30の負極端子との間で存在するように、機能素子としては、第7の抵抗器R7 側ではなく第5の抵抗器R5 側に接続され、入力抵抗値を増す機能を担っている。
【0016】
第1の抵抗器R1 と白金測温抵抗体30との直列回路は、第3の抵抗器R3 との直列回路と並列回路を構成している。白金測温抵抗体30を温度センサー抵抗RPtと表現することとして、これら抵抗群の合成抵抗Rcを計算すると、
【0017】
【数1】
となる。
【0018】
白金測温抵抗体30の負極端子bの電圧つまり第3の抵抗器R3 と第5の抵抗器R5 との接続点fの電圧をV2 とすると、この電圧V2 は、基準電圧Vref を合成抵抗Rcと第2の抵抗器R2 とで分圧したときの第2の抵抗器R2 の両端電圧となるので、
【0019】
【数2】
となる。
【0020】
次に、オペアンプ40の非反転入力端子(+)に印加される電圧V1 を、上記の電圧V2 を利用して求める。高電位側電源端子10の基準電圧Vref は、第1の抵抗器R1 と第4の抵抗器R4 を介してオペアンプ40の非反転入力端子(+)に印加される。この経路には電流が実質的に流れないので、非反転入力端子(+)への印加電圧V1 は、結果的に、第1の抵抗器R1 と第4の抵抗器R4 との接続点aの電圧Vaと等しくなる。第1の抵抗器R1 と温度センサー抵抗RPtとによる電圧降下は、(Vref −V2 )である。この電圧(Vref −V2 )を、R1 とRPtとで分圧し、さらに電圧V2 を加えれば、接続点aの電圧Vaとなる。そして、これが非反転入力端子(+)への印加電圧V1 である。すなわち、
【0021】
【数3】
である。
【0022】
増幅率調整回路100において第1のスイッチS1 をオンに、第2のスイッチS2 をオフにした第1モードにおいては、第6の抵抗器R6 と第7の抵抗器R7 との接続点hが第1のスイッチS1 のオンによってオペアンプ10の反転入力端子(−)に接続され、その接続点iの電圧がイマジナル・ショートにより非反転入力端子(+)への印加電圧V1 と等しくなる。オペアンプ40の帰還抵抗は第7の抵抗器R7 のみとなる。
【0023】
オペアンプ10の出力端子jから第7の抵抗器R7 、第6の抵抗器R6 、第5の抵抗器R5 のラインに流れる電流は一定である。したがって、オペアンプ40の出力電圧をVoとして、
【0024】
【数4】
となる。(4)式を変形して、
【0025】
【数5】
となる。
【0026】
ところで、白金測温抵抗体30の両端電圧をVptとすると、
【0027】
【数6】
である。したがって、小さい勾配α0 の特性曲線A0 を示す第1のモードの場合、上記の(5)式は、
【0028】
【数7】
となる。aを定数として、温度変化Δtに対して、
【0029】
【数8】
と定めることができるとすると、
【0030】
【数9】
となる。ここで、
【0031】
【数10】
とおくと、
【0032】
【数11】
となる。
【0033】
これは、温度変化に対してリニアリティを有することを意味している。
【0034】
(2)第2モード(特性曲線B0 )
切換制御信号Scを“L”レベルとすることにより第2モードが設定される。このとき、増幅率調整回路100において、第2のスイッチS2 がオンにされ、背反的に第1のスイッチS1 がオフとされる。オペアンプ40の帰還抵抗として第7の抵抗器R7 と第6の抵抗器R6 との直列抵抗体が選択されている。そして、第6の抵抗器R6 は、第2モードの特性曲線B0 の勾配β0 を高くするために、オペアンプ40の反転入力端子(−)と第5の抵抗器R5 との接続ラインから切り離され、機能素子としては、第5の抵抗器R5 側ではなく第7の抵抗器R7 側に接続され、帰還抵抗値を増す機能を担っている。
【0035】
第1の抵抗器R1 と白金測温抵抗体30との直列回路が第3の抵抗器R3 に対して並列回路を構成している点は第1モードの場合と同様であり、これら抵抗群の合成抵抗Rcは、(1)式と同じである。
【0036】
白金測温抵抗体30の負極端子bの電圧V2 ′は、(2)式と同じであり、次のようになる。
【0037】
【数12】
増幅率調整回路100において第2のスイッチS2 をオンに、第1のスイッチS1 をオフにした第2モードにおいては、第5の抵抗器R5 と第6の抵抗器R6 との接続点gが第2のスイッチS2 のオンによってオペアンプ10の反転入力端子(−)に接続され、その接続点gの電圧がイマジナル・ショートにより非反転入力端子(+)への印加電圧V1 ′と等しくなる。オペアンプ40の帰還抵抗は第7の抵抗器R7 と第6の抵抗器R6 との直列抵抗体となる。
【0038】
オペアンプ10の出力端子から第7の抵抗器R7 、第6の抵抗器R6 、第5の抵抗器R5 のラインに流れる電流は一定である。したがって、オペアンプ40の出力電圧をVo′として、
【0039】
【数13】
となる。(13)式を変形して、
【0040】
【数14】
となる。
【0041】
【数15】
【0042】
【数16】
を代入すると、大きい勾配β0 の特性曲線B0 を示す第2モードの場合、上記の(14)式は、
【0043】
【数17】
となる。ここで、
【0044】
【数18】
とおく。また、V1 ′=V1 としてよいから、
【0045】
【数19】
となる。これは、当該の特性曲線が温度変化に対してリニアリティを有することを意味している。
【0046】
(11)式と(19)式とは同じような形をしている。温度変化についての係数がα0 とβ0 とで異なり、(8)式のように分母に(R5 +R6 )をもち分子にR7 をもつα0 に対して、(15)式のように分母がR5 をもち分子に(R6 +R7 )をもつβ0 の方が大きくなっている。したがって、特性曲線B0 は特性曲線A0 より勾配が大きくなっている。しかし、温度変化Δtが0のときの出力電圧Voの値は、モード1とモード2とでは互いに同じであるV1 となっている。
【0047】
この温度変化Δtがないときの基準のV1 が2つのモードで同一であるということが、基準点P0 が固定であることの要因である。
【0048】
すなわち、図15に示す従来技術の回路構成を採用している限りは、個々の抵抗器の抵抗値をどのように調整しても、図16に示す特性の状況には実質的な変化がなく、より狭い温度範囲での温度測定において、ダイナミックレンジを有効に利用することができず、結局、分解能の十分な向上が期待できないものとなっている。
【0049】
ところで、計装アンプを用いて比較増幅するように構成すれば、勾配および基準点を可変することが可能である。
【0050】
しかしながら、計装アンプは、汎用オペアンプに比べると、非常に高価であるという不都合がある。
【0051】
本発明は上記した課題の解決を図るべく創作したものであって、コストアップを抑制しつつ、分解能を十分に向上させることのできる温度調整器の入力回路を提供することを目的としている。
【0052】
【課題を解決するための手段】
温度調整器の入力回路についての本発明は、次のような手段を講じることにより、上記の課題を解決するものである。
【0053】
本願第1の発明の温度調整器の入力回路は、増幅率の可変に伴って特性曲線の基準点をシフトさせることを特徴とする。すなわち、前提的構成として、まず、高電位側電源端子と低電位側電源端子との間に分圧用の第1の抵抗器と温度‐抵抗特性をもつ温度センサーと第2の抵抗器とがこの順に直列に挿入され、前記第1の抵抗器と前記温度センサーの直列回路に対して第3の抵抗器が並列に接続され、前記第1の抵抗器と前記温度センサーとの接続点がオペアンプの非反転入力端子に接続され、前記温度センサーと前記第2の抵抗器との接続点が第5の抵抗器を介して前記オペアンプの反転入力端子に接続され、前記オペアンプの出力端子と反転入力端子との間の帰還ループに増幅率調整回路が介挿され、この増幅率調整回路は、互いに背反的にオン/オフ制御される第1および第2のスイッチと、これら両スイッチ間に接続されて帰還抵抗の状態と前記第5の抵抗器につながる状態とに切り換えられる第6の抵抗器とを備えて構成されている。上記において、温度‐抵抗特性とは、温度変化に伴って抵抗値が変化する特性のことである。
【0054】
そして、このような構成を前提としてもっている温度調整器の入力回路において、次のような要素を備えたことを特徴としている。すなわち、前記第1の抵抗器と前記温度センサーおよび前記オペアンプの非反転入力端子との間に基準点シフト回路が介挿する。
【0055】
この基準点シフト回路は、前記第1の抵抗器と前記温度センサーとの間に挿入されたシフト用抵抗器と、前記第1の抵抗器と前記シフト用抵抗器との接続点と前記オペアンプの非反転入力端子との間に介挿された第3のスイッチと、前記シフト用抵抗器と前記温度センサーとの接続点と前記非反転入力端子との間に介挿された第4のスイッチとから構成されている。
【0056】
そして、前記増幅率調整回路における前記第6の抵抗器が前記オペアンプの帰還抵抗とならないように前記第1のスイッチをオンしかつ前記第2のスイッチをオフするときに、前記オペアンプに対して前記温度センサーおよび前記シフト用抵抗器の両端間電圧が印加されるように、前記基準点シフト回路における前記第3のスイッチをオンしかつ前記第4のスイッチをオフする。また、前記増幅率調整回路における前記第6の抵抗器が前記オペアンプの帰還抵抗となるように前記第1のスイッチをオフしかつ前記第2のスイッチをオンするときに、前記オペアンプに対して前記シフト用抵抗器が切り離され前記温度センサーの両端間電圧が印加されるように、前記基準点シフト回路における前記第3のスイッチをオフしかつ第4のスイッチをオンする。
【0057】
なお、前記第3のスイッチと第4のスイッチとの接続点と前記オペアンプの非反転入力端子との間に、必要に応じて第4の抵抗器が挿入される。
【0058】
従来技術にあっては、増幅率を可変しても、いずれも特性曲線の基準点は不変であったために、より狭い測定範囲での測定状態に切り換えて特性曲線の勾配を強くしても、その特性曲線の基準点は元通りであるために、前記より狭い測定範囲で実効的に利用可能な出力レベル範囲は、元のより広い測定範囲での利用可能な出力レベル範囲に比べて減少してしまう。つまり、増幅率を増やしたときの特性曲線の変化が基準点を中心とする単純な回転の態様となっている。
【0059】
これに対してこの第1の発明においては、増幅率調整回路によって特性曲線の勾配を変化させ、基準点シフト回路によって特性曲線の基準点のシフトを行わせる。すなわち、特性曲線の基準点の水平移動を基準点シフト回路に役割分担させ、特性曲線の勾配の変化を増幅率調整回路に役割分担させる。
【0060】
オペアンプの帰還ループに介挿された増幅率調整回路において増幅率を変化させることにより、特性曲線の勾配を変化させる。帰還抵抗を増やせば、特性曲線の勾配はきつい方に変化する。また、センサーと高電位側電源端子との間に介挿された基準点シフト回路において特性曲線の基準点をシフトさせる。これは、オペアンプの非反転入力端子に対する印加電圧を変化させることになる。印加電圧を減らせば、基準点は測定範囲の高い側にシフトする。
【0061】
増幅率調整回路において第1のスイッチをオンにし第2のスイッチをオフにしたときに、連動して、基準点シフト回路において第3のスイッチをオンにし第4のスイッチをオフにして、帰還ループの抵抗値を減じることで特性曲線の勾配を緩くするとともに特性曲線の基準点を低い側にシフトさせる。
【0062】
また、上記とは逆に、増幅率調整回路において第2のスイッチをオンにし第1のスイッチをオフにしたときに、連動して、基準点シフト回路において第4のスイッチをオンにし第3のスイッチをオフにして、帰還ループの抵抗値を増すことで特性曲線の勾配をきつくするとともに特性曲線の基準点を高い側にシフトさせる。
【0063】
以上により、増幅率を増やすときには、連動して特性曲線の基準点を測定範囲の高い側にシフトさせることにより、特性曲線の基準点の水平移動と特性曲線全体の回転とが合成される結果、より狭い測定範囲の下限値に基準点を近接または一致させることが可能となり、より狭い測定範囲で実効的に利用可能な出力レベル範囲として、元のより広い測定範囲での利用可能な出力レベル範囲と遜色ない大きなものを確保することが可能となる。
【0064】
したがって、増幅率を増やしたときに、連動して特性曲線の基準点を測定範囲の高い側にシフトさせることにより、特性曲線の全体を、その基準点を高い側にシフトさせつつ回転して立ち上げることになるので、換言すれば、水平移動と回転とが合成されたような特性曲線の変化であるので、より狭い測定範囲の下限値に基準点を近接または一致させることが可能となり、より狭い測定範囲で実効的に利用可能な出力レベル範囲は、元のより広い測定範囲での利用可能な出力レベル範囲と遜色ない大きなものを確保することが可能となっている。
【0065】
それでいて、基準点シフト回路を2つのスイッチとシフト用抵抗器とのきわめて簡単な回路要素によって構築している。
【0066】
本願第2の発明の温度調整器の入力回路は、上記の第1の発明において、前記基準点シフト回路のシフト用抵抗器の抵抗値を、前記温度センサーによる狭い測定範囲の下限値における抵抗値と前記温度センサーによる広い測定範囲の下限値における抵抗値との差分としてあるというものである。
【0067】
このように定めることにより、より狭い測定範囲について、特性曲線の出力レベル範囲の下限値を前記より狭い測定範囲の下限値に一致させることが可能となる。したがって、より狭い測定範囲で実効的に利用可能な出力レベル範囲を、元のより広い測定範囲での利用可能な出力レベル範囲と実質的に同じ大きさにすることができる。
【0068】
本願第3の発明の温度調整器の入力回路は、上記の第1・第2の発明において、前記温度センサーと前記第2の抵抗器との接続点と前記第3の抵抗器との間に、前記シフト用抵抗器と抵抗値が近似しているまたは等しい調整抵抗器を挿入してあることを特徴としている。
【0069】
温度‐抵抗特性をもつ温度センサーの両端間電圧をオペアンプの非反転入力端子と反転入力端子とに印加することにおいては、オペアンプの性質上、非反転入力端子の入力ライン、反転入力端子の入力ラインにおいて流れる電流が実質的にゼロであることが望ましい。オペアンプが動作上安定するのは、非反転入力端子の印加電圧と反転入力端子の印加電圧とが等しい状態である。これを一般にイマジナル・ショートと呼んでいる。本発明では、基準点シフト回路において第1の抵抗器と温度センサーとの間にシフト用抵抗器を挿入してあるが、この第3の発明においては、前記のオペアンプにおける両入力印加電圧等価の条件を維持するために、さらにシフト用抵抗器と抵抗値が近似または等しい調整抵抗器を上記のように挿入してある。これにより、シフト用抵抗器の挿入にもかかわらず、調整抵抗器の挿入によって、オペアンプにおける両入力印加電圧等価の条件を満たすことができており、オペアンプの動作をより安定化させることができる。
【0070】
なお、ここで、両入力印加電圧等価とは、等しい値をとる場合ならびに比較的近い値をとる場合をいい、比較的近い値とは、特に限定するものではなく、目的や条件に応じて任意に定めてよきものとする。また、ここで、調整抵抗器とシフト用抵抗器とにつき、抵抗値が等しいまたは近似しているということについても同様であるとする。
【0071】
本願第4の発明の温度調整器の入力回路は、上記の第1〜第3の発明において、前記温度センサーを白金測温抵抗体となしたものである。白金測温抵抗体は温度‐抵抗特性をもっているとともにリニアリティにすぐれているが、感度(温度変化応答性)が比較的に小さい。そこで、上記のように分解能を高くすると、実質的に感度を向上させることが可能となる。
【0072】
なお、上記の第1〜第4の発明において、前記温度センサーに代えて、温度‐抵抗特性をもつ任意の物理量に対するセンサーを備えたものとして入力回路を構成することも有効なものとなる。
【0073】
さらに、前記オペアンプとして汎用オペアンプを用いることが望ましい。計装アンプに比べて、汎用オペアンプは、その構成がより簡易であり、コストアップを抑制することが可能となるからである。
【0074】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかわる温度調整器の入力回路の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0075】
図1は本発明の実施の形態の温度調整器の入力回路の構成を示す回路図である。この温度調整器の入力回路は、次のように構成されている。この温度調整器の入力回路は、第1のスイッチS11と第2のスイッチS22と抵抗器R6 (第6の抵抗器)とからなる増幅率調整回路100を備えているとともに、第3のスイッチS13と第4のスイッチS24とシフト用抵抗器RT と調整抵抗器RT1とからなる基準点シフト回路200を備えている。
【0076】
基準電圧Vref の高電位側電源端子10とグランドレベルの低電位側電源端子20との間に白金測温抵抗体30を接続するに、第1の抵抗器R1 とシフト用抵抗器RT とを白金測温抵抗体30の正極端子側に直列に挿入し、第2の抵抗器R2 を白金測温抵抗体30の負極端子側に直列に挿入する状態で接続してある。すなわち、高電位側電源端子10と第1の抵抗器R1 とシフト用抵抗器RT と白金測温抵抗体30と第2の抵抗器R2 と低電位側電源端子20とを、この順に直列に接続してある。また、白金測温抵抗体30の負極端子を高電位側電源端子10に対して第3の抵抗器R3 および調整抵抗器RT1を介して接続してある。
【0077】
白金測温抵抗体30の正極端子つまりシフト用抵抗器RT との接続点aをオペアンプ40の非反転入力端子(+)に対して接続するに、第4のスイッチS24および第4の抵抗器R4 を直列に挿入する状態で接続してあるとともに、第1の抵抗器R1 とシフト用抵抗器RT との接続点dと第4のスイッチS24と第4の抵抗器R4 との接続点eとの間を第3のスイッチS13を介して接続してある。
【0078】
第3のスイッチS13と第4のスイッチS24とは切換制御信号Scによって背反的にオン/オフ切り換えされるように構成されている。すなわち、切換制御信号入力端子50を第3のスイッチS13の制御入力端子に接続し、切換制御信号入力端子50をインバータ60を介して第4のスイッチS24の制御入力端子に接続してある。
【0079】
白金測温抵抗体30の負極端子つまり第2の抵抗器R2 との接続点bをオペアンプ40の反転入力端子(−)に対して接続するに、調整抵抗器RT1と第5の抵抗器R5 と第2のスイッチS22を直列に挿入する状態で接続してある。第3の抵抗器R3 と調整抵抗器RT1と第5の抵抗器R5 とは接続点fにおいて共通に接続された状態となっている。
【0080】
第5の抵抗器R5 と第2のスイッチS22との接続点gとオペアンプ40の出力端子jとが第6の抵抗器R6 および第7の抵抗器R7 を介して直列に接続されている。そして、第6の抵抗器R6 と第7の抵抗器R7 との接続点hと第2のスイッチS22とオペアンプ40の反転入力端子(−)との接続点iとの間が第1のスイッチS11を介してバイパス的に接続されている。
【0081】
第1のスイッチS11と第2のスイッチS22とは切換制御信号Scによって背反的にオン/オフ切り換えされるように構成されている。すなわち、切換制御信号入力端子50を第1のスイッチS11の制御入力端子に接続し、切換制御信号入力端子50をインバータ60を介して第2のスイッチS22の制御入力端子に接続してある。
【0082】
第1のスイッチS11と第2のスイッチS22と第6の抵抗器R6 とのループ回路は、オペアンプ10の増幅率を調整するための増幅率調整回路100を構成している。
【0083】
第3のスイッチS13と第4のスイッチS24とシフト用抵抗器RT と調整抵抗器RT1とは基準点シフト回路200を構成している。シフト用抵抗器RT と調整抵抗器RT1とは互いに抵抗値を等しくするものとするが、必ずしもそれにとらわれる必要性はなく、シフト用抵抗器RT と調整抵抗器RT1とは近似する値をもっていればよい。
【0084】
本実施の形態の温度調整器の入力回路において、例えば−200℃から500℃までの広い温度範囲にわたって温度測定を行うときには、第1のスイッチS11および第3のスイッチS13をオン、第2のスイッチS22および第4のスイッチS24をオフにして第1モードを選択し、小さい勾配α1 の特性曲線A1 のもとで温度調整器の入力回路を使用することとし、例えば0℃から100℃までの狭い温度範囲での温度測定を行うときには、第2のスイッチS22および第4のスイッチS24をオン、第1のスイッチS11および第3のスイッチS13をオフにして第2モードを選択し、大きい勾配β1 の特性曲線B1 のもとで温度調整器の入力回路を使用することとしている。
【0085】
この温度調整器の入力回路の電圧‐温度特性を図2に示す。第1モードの特性曲線A1 は、切換制御信号Scを“H”レベルとなして、第1のスイッチS11および第3のスイッチS13をオンにし、インバータ60を介して第2のスイッチS22および第4のスイッチS24をオフにしたときのものである。第2モードの特性曲線B1 は、上記とは逆に、切換制御信号Scを“L”レベルとなして、インバータ60を介して第2のスイッチS22および第4のスイッチS24をオンにし、第1のスイッチS11および第3のスイッチS13をオフにしたときのものである。
【0086】
第1モードの特性曲線A1 は勾配α1 が緩やかであり、第2モードの特性曲線B1 は勾配β1 が急である。当該の温度調整器の入力回路の次段のA/D変換器におけるダイナミックレンジDR0 の全領域に対して、第1モードの特性曲線A1 は、−200℃から500℃までの広い温度範囲において対応可能となっており、第2モードの特性曲線B1 は、0℃から100℃までの狭い温度範囲において、上記同様に、次段のA/D変換器のダイナミックレンジDR0 の全領域に対して対応可能となっている。第1モードの特性曲線A1 の出力レベル範囲の下限値である基準点P1 は−200℃であり、第2モードの特性曲線B1 の出力レベル範囲の下限値である基準点P2 は0℃となっている。すなわち、基準点シフト回路200の存在により、第1モードのときの基準点P1 を第2モードにおいて水平方向に沿って高温側にシフトさせるようになっている。
【0087】
(1)第1モード(特性曲線A1 )
切換制御信号Scを“H”レベルとすることにより第1モードが設定される。このとき、増幅率調整回路100において、第1のスイッチS11および第3のスイッチS13がオンにされ、背反的に第2のスイッチS22および第4のスイッチS24がオフとされる。このときの有効な回路構成を図3に示す。オフとされた第2のスイッチS22および第4のスイッチS24は図示を消してある。オペアンプ40の帰還抵抗として第7の抵抗器R7 が選択されている。そして、第6の抵抗器R6 は、第1モードの特性曲線A1 の勾配α1 を低くするために、オペアンプ40の反転入力端子(−)と白金測温抵抗体30の負極端子との間で存在するように、機能素子としては、第7の抵抗器R7 側ではなく第5の抵抗器R5 側に接続され、入力抵抗値を増す機能を担っている。
【0088】
第1の抵抗器R1 とシフト用抵抗器RT と白金測温抵抗体30との直列回路は、第3の抵抗器R3 と調整抵抗器RT1との直列回路と並列回路を構成している。白金測温抵抗体30を温度センサー抵抗RPtと表現することとして、これら抵抗群の合成抵抗Rcを計算すると、
【0089】
【数20】
となる。
【0090】
白金測温抵抗体30の負極端子bの電圧をVsとすると、この電圧Vsは、基準電圧Vref を合成抵抗Rcと第2の抵抗器R2 とで分圧したときの第2の抵抗器R2 の両端電圧となるので、
【0091】
【数21】
となる。
【0092】
次に、オペアンプ40の非反転入力端子(+)に印加される電圧V1 を、上記の電圧Vsを利用して求める。基準点シフト回路200において、第3のスイッチS13がオンのとき、高電位側電源端子10の基準電圧Vref は、第1の抵抗器R1 と第3のスイッチS13と第4の抵抗器R4 を介してオペアンプ40の非反転入力端子(+)に印加される。この経路には電流が実質的に流れないので、非反転入力端子(+)への印加電圧V1 は、第4の抵抗器R4 と第3のスイッチS13との接続点eの電圧と等しく、また、結果的に、第1の抵抗器R1 とシフト用抵抗器RT との接続点dの電圧Vdと等しくなる。第1の抵抗器R1 とシフト用抵抗器RT と温度センサー抵抗RPtとによる電圧降下は、(Vref −Vs)である。この電圧を、R1 と(RT +RPt)とで分圧し、さらに電圧Vsを加えれば、接続点dの電圧Vdとなる。そして、これが非反転入力端子(+)への印加電圧V1 である。すなわち、
【0093】
【数22】
となる。
【0094】
次に、第3の抵抗器R3 と第5の抵抗器R5 と調整抵抗器RT1との共通接続点bにおける電圧V2 を求める。この電圧V2 は、前記の降下電圧分(Vref −Vs)を、R3 とRT1とで分圧し、さらに電圧Vsを加えれば求まる。すなわち、
【0095】
【数23】
である。
【0096】
増幅率調整回路100において第1のスイッチS11をオンに、第2のスイッチS22をオフにした第1モードにおいては、第6の抵抗器R6 と第7の抵抗器R7 との接続点hが第1のスイッチS11のオンによってオペアンプ10の反転入力端子(−)に接続され、その接続点iの電圧がイマジナル・ショートにより非反転入力端子(+)への印加電圧V1 と等しくなる。オペアンプ40の帰還抵抗は第7の抵抗器R7 のみとなる。
【0097】
オペアンプ10の出力端子jから第7の抵抗器R7 、第6の抵抗器R6 、第5の抵抗器R5 のラインに流れる電流は一定である。したがって、オペアンプ40の出力電圧をVoとして、
【0098】
【数24】
となる。(24)式を変形して、
【0099】
【数25】
となる。さらに、(25)式に(22)式と(23)式を代入して、
【0100】
【数26】
が得られる。
【0101】
(2)第2モード(特性曲線B1 )
切換制御信号Scを“L”レベルとすることにより第2モードが設定される。このとき、増幅率調整回路100において、第2のスイッチS22および第4のスイッチS24がオンにされ、背反的に第1のスイッチS11および第3のスイッチS13がオフとされる。このときの有効な回路構成を図4に示す。オフとされた第1のスイッチS11および第3のスイッチS13は図示を消してある。オペアンプ40の帰還抵抗として第7の抵抗器R7 と第6の抵抗器R6 との直列抵抗体が選択されている。そして、第6の抵抗器R6 は、第2モードの特性曲線B1 の勾配β1 を高くするために、オペアンプ40の反転入力端子(−)と第5の抵抗器R5 との接続ラインから切り離され、機能素子としては、第5の抵抗器R5 側ではなく第7の抵抗器R7 側に接続され、帰還抵抗値を増す機能を担っている。
【0102】
第1の抵抗器R1 とシフト用抵抗器RT と白金測温抵抗体30との直列回路が、第3の抵抗器R3 と調整抵抗器RT1との直列回路に対して並列回路を構成している点は第1モードの場合と同様であり、これら抵抗群の合成抵抗Rcは、(A1)と同じである。
【0103】
白金測温抵抗体30の負極端子bの電圧Vs′は、(20)式と同じであり、次のようになる。
【0104】
【数27】
となる。
【0105】
次に、オペアンプ40の非反転入力端子(+)に印加される電圧V1 ′を、上記の電圧Vs′を利用して求める。基準点シフト回路200において、第4のスイッチS24がオンのとき、高電位側電源端子10の基準電圧Vref は、第1の抵抗器R1 とシフト用抵抗器RT と第4のスイッチS24と第4の抵抗器R4 を介してオペアンプ40の非反転入力端子(+)に印加される。この経路には電流が実質的に流れないので、非反転入力端子(+)への印加電圧V1 ′は、結果的に、シフト用抵抗器RT と温度センサー抵抗RPtとの接続点aの電圧Vaと等しくなる。第1の抵抗器R1 とシフト用抵抗器RT と温度センサー抵抗RPtとによる電圧降下は、(Vref −Vs′)である。この電圧を、(R1 +RT )とRPtとで分圧し、さらに電圧Vs′を加えれば、接続点aの電圧Vaとなる。そして、これが非反転入力端子(+)への印加電圧V1 ′である。すなわち、
【0106】
【数28】
となる。
【0107】
次に、第3の抵抗器R3 と第5の抵抗器R5 と調整抵抗器RT1との共通接続点fにおける電圧V2 ′を求める。この電圧V2 ′は、前記の降下電圧分(Vref −Vs′)を、R3 とRT1とで分圧し、さらに電圧Vs′を加えれば求まる。すなわち、
【0108】
【数29】
となる。
【0109】
増幅率調整回路100において第2のスイッチS22をオンに、第1のスイッチS11をオフにした第2モードにおいては、第5の抵抗器R5 と第6の抵抗器R6 との接続点gが第2のスイッチS22のオンによってオペアンプ10の反転入力端子(−)に接続され、その接続点gの電圧がイマジナル・ショートにより非反転入力端子(+)への印加電圧V1 ′と等しくなる。オペアンプ40の帰還抵抗は第7の抵抗器R7 と第6の抵抗器R6 との直列抵抗体となる。
【0110】
オペアンプ10の出力端子から第7の抵抗器R7 、第6の抵抗器R6 、第5の抵抗器R5 のラインに流れる電流は一定である。したがって、オペアンプ40の出力電圧をVo′として、
【0111】
【数30】
となる。(30)式を変形して、
【0112】
【数31】
となる。さらに、(31)式に(28)式と(29)式を代入して、
【0113】
【数32】
が得られる。
【0114】
第1モードの場合の(26)式において、−200℃のときのオペアンプ40の出力電圧VoをVo(-200)で表し、白金測温抵抗体30の温度センサー抵抗RPtをRPt(-200)で表すと、
【0115】
【数33】
となる。
【0116】
第2モードの場合の(32)式において、0℃のときのオペアンプ40の出力電圧VoをVo′(0) で表し、白金測温抵抗体30の温度センサー抵抗RPtをRPt(0) で表すと、
【0117】
【数34】
となる。
【0118】
(33)式と(34)式を比較考量して、
【0119】
【数35】
とおく。つまり、
【0120】
【数36】
と設定する。また、通常は、Vs=Vs′である。したがって、(34)式をさらに変形すると、(35)式の代入により、
【0121】
【数37】
となる。
【0122】
(33)式と(37)式を比較すると、前者での分母が〔R1 +RT +RPt(-200)〕であるのに対して、後者での分母が〔R1 +2・RT +RPt(-200)〕となっており、ここで差異が生じていることになる。しかし、RT はR1 に比べて十分に小さく設定することが可能であり、例えばRT =R1 /30とかRT =R1 /50のように設定すると、両者の分母は実質的に等しいと見なすことができる。すなわち、
【0123】
【数38】
とみなして差し支えない。
【0124】
ところで、(36)式の〔RT =RPt(0) −RPt(-200)〕の具体例であるが、0℃のときの抵抗値RPt(0) が例えば100Ωであり、−200℃のときの抵抗値RPt(-200)が例えば18.5Ωとなる白金測温抵抗体30があるとして、この場合には、シフト用抵抗器RT の抵抗値は、100−18.5=81.5より、RT =81.5Ωとすればよい。もっとも、このような数値は単なる例示にすぎず、仕様に応じて適宜に変更してよいことはいうまでもない。
【0125】
なお、細かい計算は省略するが、
【0126】
【数39】
として、(26)式のVoをΔtの関数で表現したときのΔtの係数α1 を求めると、
【0127】
【数40】
であり、また、(37)式のVo′をΔtの関数で表現したときのΔtの係数β1 を求めると、
【0128】
【数41】
であり、さらに、β1 −α1 を計算すると、これはプラスになるので、β1 >α1 となっている。
【0129】
以上の結果として、第1のスイッチS11および第3のスイッチS13をオンにしたときの第1モードのときの特性曲線A1 と、第2のスイッチS22および第4のスイッチS24をオンにしたときの第2モードのときの特性曲線B1 とは、図2に示すようになる。すなわち、第1モードの特性曲線A1 の基準点P1 に対して第2モードの特性曲線B1 の基準点P2 が水平方向に高温側にシフトする。
【0130】
すなわち、第1モードの特性曲線A1 を基準として増幅率を増やしたときに、連動して第2モードの特性曲線B1 は、その基準点P2 を測定範囲の高い側にシフトされる。つまり、特性曲線B1 の全体を、その基準点P2 を高い側にシフトさせつつ回転して立ち上げている。換言すれば、水平移動と回転とが合成されたような特性変化となっている。
【0131】
基準点P1 は−200℃に対応し、基準点P2 は0℃に対応している。そして、第1モードの特性曲線A1 の勾配α1 に比べて第2モードの特性曲線B1 の勾配β1 が大きくなっている。第2モードの特性曲線B1 は、第1モードの特性曲線A1 の基準点P1 より高温側にシフトされた基準点P2 を基端として、第1モードの特性曲線A1 の勾配α1 よりも急な勾配β1 で立ち上がるのであるから、第2モードの特性曲線B1 は0℃と100℃との間で第1モードの特性曲線A1 と交差することとなる。なお、ダイナミックレンジDR0 の上限において第2モードの特性曲線B1 を100℃で交差させるには、各抵抗器の抵抗値を適当に定めることで実現できる。
【0132】
−200℃から500℃までの広い温度範囲にわたる勾配の緩やかな第1モードの特性曲線A1 は、従来技術の場合と同様に、当該の温度調整器の入力回路の次段のA/D変換器におけるダイナミックレンジDR0 をフルに利用するが、加えて、0℃から100℃までの狭い温度範囲にわたる勾配のきつい第2モードの特性曲線B1 についても、次段のA/D変換器のダイナミックレンジDR0 をフルに利用するようになっている。すなわち、第2モードにおいて、分解能の高い温度測定が可能となっている。
【0133】
次に、基準点シフト回路200におけるシフト用抵抗器RT の抵抗値と調整抵抗器RT1の抵抗値との実証的な関係について、図5〜図14に基づいて説明する。
【0134】
まず、図5と図6について説明する。
【0135】
抵抗値については、第1ないし第7の抵抗器R1 〜R7 の抵抗値、および白金測温抵抗体30の温度‐抵抗特性の抵抗値がある。第1ないし第7の抵抗値については、それぞれ任意に定めてよいのであるが、従来において、好ましい数値関係がすでに求められている。ここでは、それを基礎にする。代表的な一例として、図5(データ図表)に示すものがある。なお、ここで、第1モードとして、上記の場合と同様に、−200℃から500℃としている。また、第2モードについては、上記の場合とは異なり、ここでは、0℃〜200℃としている。白金測温抵抗体30の温度‐抵抗特性をもつ抵抗値RPtについては、JIS規格としてのものとなっている。必要とするA/D変換領域を2.0〜4.5〔V〕としている。図5の上段は従来回路(旧回路)についての第1モードと第2モードを示し、下段は本発明回路(新回路)についての第1モードと第2モードとを示している。従来回路では、シフト用抵抗器RT および調整抵抗器RT1がないので、RT =0、RT1=0となっている。新回路では、RT =RT1=82Ωとしてある。図5のデータ図表におけるRcは(20)式の合成抵抗であり、Vsは(21)式の白金測温抵抗体30の負極電圧であり、Voは第1モードの場合の(26)式または第2モードの場合の(32)式のオペアンプ出力電圧である。
【0136】
図6は図5のデータをグラフに示したものである。図6において、記号の◆で示す特性曲線A0 は旧回路の第1モード(−200〜500℃)の場合を、記号の×で示す特性曲線B0 は旧回路の第2モード(0〜200℃)の場合をそれぞれ示し、記号の■で示す特性曲線A1 は新回路の第1モード(−200〜500℃)の場合を、記号の▲で示す特性曲線B1 は新回路の第2モード(0〜200℃)の場合をそれぞれ示している。この図6は、図16と図2とを合成したものに相当している。
【0137】
従来技術による旧回路の場合には、−200℃付近を基準に増幅しているため、特性曲線B0 は必要とする温度領域・ダイナミックレンジを確保できていない。これに対して、本発明による新回路の場合には、調整抵抗器RT1を付加し、RT1=RT (またはRT1≒RT )としてあるので、図1に示す電圧V1 と電圧V2 との電位差をなるべく小さくすることができ、その結果として、第2モード(0〜200℃)のときの特性曲線B1 は、第1モード(−200〜500℃)のときの特性曲線A1 と同様に、必要とする温度領域において、必要とするダイナミックレンジの下限の電圧値から増幅を始めることができることとなっている。もちろん、特性曲線B1 の基準点は特性曲線A1 の基準点より測定範囲の高い側に水平シフトしている。
【0138】
次に、図7と図8について説明する。これらは、本発明による新回路での調整抵抗器RT1の影響をみるものである。図7はすべて新回路構成であるが、上段2例は調整抵抗器RT1について、RT1=0を仮想している。また、A/D変換領域を図5と同じ2.0〜4.5〔V〕とするために、第2の抵抗値R2 と第7の抵抗値R7 を調整している。下段の2例は図5の下段の2例と同じである。
【0139】
図8は図7のデータをグラフに示したものである。図8において、記号の◆で示す特性曲線A11は調整抵抗器RT1=0の仮想回路の第1モード(−200〜500℃)の場合を、記号の×で示す特性曲線B11は調整抵抗器RT1=0の仮想回路の第2モード(0〜200℃)の場合をそれぞれ示す。記号の■で示す特性曲線A1 および記号の▲で示す特性曲線B1 については、図6の場合と同じである。
【0140】
調整抵抗器RT1=0すなわち調整抵抗器RT1が存在しないために、特性曲線B11は必要とする温度領域・ダイナミックレンジを確保できていない。この結果から、調整抵抗器RT1の必要性が分かる。
【0141】
次に、図9と図10について説明する。これらは、本発明による新回路での調整抵抗器RT1の影響をみるものである。図9はすべて新回路構成であるが、上段2例は調整抵抗器RT1について、シフト用抵抗器RT の2倍すなわちRT1=2・RT を仮想している(RT1=164Ω)。また、A/D変換領域を図5と同じ2.0〜4.5〔V〕とするために、第2の抵抗値R2 と第7の抵抗値R7 を調整している。下段の2例は図5の下段の2例と同じとなっている。
【0142】
図10は図9のデータをグラフに示したものである。図10において、記号の◆で示す特性曲線A12は調整抵抗器RT1=2・RT の仮想回路の第1モード(−200〜500℃)の場合を、記号の×で示す特性曲線B12は調整抵抗器RT1=2・RT の仮想回路の第2モード(0〜200℃)の場合をそれぞれ示す。記号の■で示す特性曲線A1 および記号の▲で示す特性曲線B1 については、図6の場合と同じである。
【0143】
調整抵抗器RT1をシフト用抵抗器RT の2倍と増加させたために、特性曲線B12は、その出力電圧のレベルが低くなりすぎて、必要とする温度領域・ダイナミックレンジを確保できていない。この結果から、調整抵抗器RT1がシフト用抵抗器RT に比べて大きすぎることは好ましくないことが分かる。
【0144】
次に、図11と図12について説明する。これらは、本発明による新回路での調整抵抗器RT1の影響をみるものである。図11はすべて新回路構成であるが、上段2例は調整抵抗器RT1について、シフト用抵抗器RT の2分の1すなわちRT1=RT /2を仮想している(RT1=41Ω)。また、A/D変換領域を図5と同じ2.0〜4.5〔V〕とするために、第2の抵抗値R2 と第7の抵抗値R7 を調整している。下段の2例は図5の下段の2例と同じとなっている。
【0145】
図12は図11のデータをグラフに示したものである。図12において、記号の◆で示す特性曲線A13は調整抵抗器RT1=RT /2の仮想回路の第1モード(−200〜500℃)の場合を、記号の×で示す特性曲線B13は調整抵抗器RT1=RT /2の仮想回路の第2モード(0〜200℃)の場合をそれぞれ示す。記号の■で示す特性曲線A1 および記号の▲で示す特性曲線B1 については、図6の場合と同じである。
【0146】
調整抵抗器RT1をシフト用抵抗器RT の2分の1と減少させたために、特性曲線B13は、その出力電圧のレベルが高くなりすぎて、必要とする温度領域・ダイナミックレンジを確保できていない。この結果から、調整抵抗器RT1がシフト用抵抗器RT に比べて小さすぎることは好ましくないことが分かる。
【0147】
次に、図13と図14について説明する。これらは、本発明による新回路での調整抵抗器RT1の影響をみるものである。図13の上段左欄は従来回路である。その他はすべて新回路構成である。上段右欄では、100℃と200℃のときのデータである。下段右欄では、0℃と100℃のときのデータである。上段右欄では、シフト用抵抗器RT と調整抵抗器RT1として、100℃のときの白金測温抵抗体30の抵抗値RPtの値138.5Ωと−200℃のときの値18.49Ωとの差分である120Ωを設定してある。第5の抵抗値R5 、第6の抵抗値R6 を調整している。下段では、シフト用抵抗器RT と調整抵抗器RT1として、0℃のときの抵抗値RPtの値100Ωと−200℃のときの値18.49Ωとの差分である81.5Ωよりも少し大きめの87Ωを設定してある。また、A/D変換領域を図5と同じ2.0〜4.5〔V〕とするために、第5の抵抗値R5 と第6の抵抗値R6 を調整している。
【0148】
図14は図13のデータをグラフに示したものである。図14において、記号の◆で示す特性曲線A14は従来回路の第1モード(−200〜500℃)の場合を、記号の×で示す特性曲線B14は上段右欄の仮想回路の第2モード(100〜200℃)の場合をそれぞれ示す。記号の■で示す特性曲線A1′および記号の▲で示す特性曲線B1′については、図6の場合に相当している。特性曲線B14の場合でも有効になっている。
【0149】
以上のことから、調整抵抗器RT1は設けないよりも設けた方が良いこと、および、調整抵抗器RT1はなるべくシフト用抵抗器RT と抵抗値が近似または一致することが好ましいことが分かる。
【0150】
以上、1つの実施の形態について説明してきたが、本発明は次のように構成したものも含み得るものとする。
【0151】
(1)増幅率調整回路100としては図示例のものに限定される必要性はなく、所定の機能を発揮するものであれば、どのような回路構成のものであってもよい。
【0152】
(2)基準点シフト回路200としては図示例のものに限定される必要性はなく、所定の機能を発揮するものであれば、どのような回路構成のものであってもよい。
【0153】
(3)温度センサーとして白金測温抵抗体の場合を例示したが、必ずしもそれにとらわれる必要性はなく、サーミスタなど、温度変化を抵抗値の変化に変換するものであれば、どのような形態のものであってもよい。磁気抵抗効果素子(MR素子)なども有効である。
【0154】
(4)センサーとして温度センサーを取り上げたが、必ずしもそれにとらわれる必要性はなく、光センサー、圧力センサー、変位センサー、速度センサーなど、どのような形態のセンサーであってもよい。
【0155】
(5)その他本発明の要旨と直接に関係しない任意の事項については、公知の任意のものが適用可能であり、また、公知以外のものであっても、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適用可能であるものとする。
【0156】
上記の(1)〜(5)は互いに独立した事項であり、これらのうち任意の事項を任意数適当に組み合わせてもよきものとする。
【0157】
【発明の効果】
温度調整器の入力回路についての本発明によれば、増幅率を増やすことに連動して特性曲線の基準点を測定範囲の高い側にシフトさせるので、すなわち、水平移動と回転とを合成した態様で特性曲線を変化させるので、より狭い測定範囲の下限値に基準点を近接または一致させ、より狭い測定範囲で実効的に利用可能な出力レベル範囲を、元のより広い測定範囲での利用可能な出力レベル範囲と遜色ない大きなものとして確保することができる。したがって、コストアップを抑制しつつ、温度調整器の入力回路の分解能を十分に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の温度調整器の入力回路の構成を示す回路図
【図2】 本発明の実施の形態の温度調整器の入力回路の測定温度‐出力電圧特性図
【図3】 本発明の実施の形態の温度調整器の入力回路の第1モードのときの回路状態図
【図4】 本発明の実施の形態の温度調整器の入力回路の第2モードのときの回路状態図
【図5】 調整抵抗器の影響を検討するためのデータ図表(その1)
【図6】 調整抵抗器の影響を検討するための上記データ図表(その1)に対応する測定温度‐出力電圧特性図
【図7】 調整抵抗器の影響を検討するためのデータ図表(その2)
【図8】 調整抵抗器の影響を検討するための上記データ図表(その2)に対応する測定温度‐出力電圧特性図
【図9】 調整抵抗器の影響を検討するためのデータ図表(その3)
【図10】 調整抵抗器の影響を検討するための上記データ図表(その3)に対応する測定温度‐出力電圧特性図
【図11】 調整抵抗器の影響を検討するためのデータ図表(その4)
【図12】 調整抵抗器の影響を検討するための上記データ図表(その4)に対応する測定温度‐出力電圧特性図
【図13】 調整抵抗器の影響を検討するためのデータ図表(その5)
【図14】 調整抵抗器の影響を検討するための上記データ図表(その5)に対応する測定温度‐出力電圧特性図
【図15】 従来の技術の温度調整器の入力回路の構成を示す回路図
【図16】 従来の技術の温度調整器の入力回路の測定温度‐出力電圧特性図
【符号の説明】
10…高電位側電源端子
20…低電位側電源端子
30…白金測温抵抗体
40…オペアンプ
50…切換制御信号入力端子
60…インバータ
100…増幅率調整回路
200…基準点シフト回路
R1 〜R7 …第1なしい第7の抵抗器
RPt…温度センサー抵抗(白金測温抵抗体)
RT …シフト用抵抗器
RT1…調整抵抗器
S11…第1のスイッチ
S13…第3のスイッチ
S22…第2のスイッチ
S24…第4のスイッチ
Sc…切換制御信号
P1 …第1モードのときの基準点
P2 …第2モードのときの基準点
A1 …第1モードの特性曲線
B1 …第2モードの特性曲線
Claims (5)
- 高電位側電源端子と低電位側電源端子との間に分圧用の第1の抵抗器と温度‐抵抗特性をもつ温度センサーと第2の抵抗器とがこの順に直列に挿入され、前記第1の抵抗器と前記温度センサーの直列回路に対して第3の抵抗器が並列に接続され、前記第1の抵抗器と前記温度センサーとの接続点がオペアンプの非反転入力端子に接続され、前記温度センサーと前記第2の抵抗器との接続点が第5の抵抗器を介して前記オペアンプの反転入力端子に接続され、前記オペアンプの出力端子と反転入力端子との間の帰還ループに増幅率調整回路が介挿され、この増幅率調整回路は、互いに背反的にオン/オフ制御される第1および第2のスイッチと、これら両スイッチ間に接続されて帰還抵抗の状態と前記第5の抵抗器につながる状態とに切り換えられる第6の抵抗器とを備えて構成されている温度調整器の入力回路において、
前記第1の抵抗器と前記温度センサーおよび前記オペアンプの非反転入力端子との間に基準点シフト回路が介挿されており、
この基準点シフト回路は、前記第1の抵抗器と前記温度センサーとの間に挿入されたシフト用抵抗器と、前記第1の抵抗器と前記シフト用抵抗器との接続点と前記オペアンプの非反転入力端子との間に介挿された第3のスイッチと、前記シフト用抵抗器と前記温度センサーとの接続点と前記非反転入力端子との間に介挿された第4のスイッチとから構成されており、
前記増幅率調整回路における前記第6の抵抗器が前記オペアンプの帰還抵抗とならないように前記第1のスイッチをオンしかつ前記第2のスイッチをオフするときに、前記オペアンプに対して前記温度センサーおよび前記シフト用抵抗器の両端間電圧が印加されるように、前記基準点シフト回路における前記第3のスイッチをオンしかつ前記第4のスイッチをオフする一方、
前記増幅率調整回路における前記第6の抵抗器が前記オペアンプの帰還抵抗となるように前記第1のスイッチをオフしかつ前記第2のスイッチをオンするときに、前記オペアンプに対して前記シフト用抵抗器が切り離され前記温度センサーの両端間電圧が印加されるように、前記基準点シフト回路における前記第3のスイッチをオフしかつ第4のスイッチをオンするように構成してあることを特徴とする温度調整器の入力回路。 - 前記基準点シフト回路のシフト用抵抗器の抵抗値を、前記温度センサーによる狭い測定範囲の下限値における抵抗値と前記温度センサーによる広い測定範囲の下限値における抵抗値との差分としてあることを特徴とする請求項1に記載の温度調整器の入力回路。
- 前記温度センサーと前記第2の抵抗器との接続点と前記第3の抵抗器との間に、前記シフト用抵抗器と抵抗値が近似しているまたは等しい調整抵抗器を挿入してあることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の温度調整器の入力回路。
- 前記温度センサーが白金測温抵抗体であることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の温度調整器の入力回路。
- 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の構成を有し、前記温度センサーに代えて、温度‐抵抗特性をもつ任意の物理量に対するセンサーを備えて構成されていることを特徴とする入力回路。
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