JP3772613B2 - Method for manufacturing nozzle plate for inkjet head - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェットヘッド用ノズルプレートの加工精度の向上に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録装置用インクジェットヘッドの吐出ノズル近傍にインク滴やゴミが付着すると、ノズル口が汚れ、吐出するインク滴の方向が曲がったり、吐出量が低下したり、吐出しなくなる等のトラブルが起こり、画像の解像度を著しく低下させる。又、付着したインクがノズル口全面を覆うと、インク滴が吐出不能になることが知られている。また、ノズル表面がインクで濡れていると、媒体、例えば、紙や布の微細な繊維が付着して、それがノズル口に接触すると吐出を妨げることがある。ノズル口の汚れる原因は、インクに掛けた圧力が、吐出後に残留して、ノズル内のインクを振動させ、インクがノズル口から溢れ出ることや、媒体と衝突したインクが飛び散り微少な滴となって跳ね返り、ノズル表面に付着したり、吐出したインク滴の尾が千切れて、生成したサテライトが付着したり、ヘッドを搭載したキャリッジの作動範囲の末端で、ヘッドが急に加速、減速されるため、加速度の大きな変化を生じて、慣性力でインクがノズル口から溢れ出すこと等が原因と考えられる。
【0003】
特に、残留振動や慣性力により、ノズル口から溢れでたインクが、ノズル口の円周上に不均一に付着すると、吐出インク滴に曲がりを生じ、画像を酷く劣化させるので、ノズル口の周囲を撥インク処理して、インクがノズル口から溢れ出にくくしたり、溢れ出たインクが撥インク面上で、はじかれて微少な液滴となり、コロコロ転がってノズル口から遠ざかることにより、次のインク滴の吐出を阻害しないことが望ましい。
【0004】
ノズル口表面に付着したインクやホコリは、次第に堆積して、大きなインク滴に成長すると、ノズル口に接触するようになるので、時々吐出を中止して、ヘッドをサービスステーションに移して、スポンジやゴムブレード等の多孔性材料でヘッド表面をワイピングして、付着したインクやゴミを取り去るクリーニングプロセスが行われる。この時、ノズル口がワイピングにより傷ついたりすると、更にゴミ付着等を促進することとなる。
【0005】
このために、ノズル口近傍にインクが付着しないよう撥インク処理することが行われてきている。
【0006】
インクジェットヘッドのノズル口の表面に撥インク処理を施す方法については、これまでに種々の方法が提案されている。例えば、特公昭52−24821号、特開昭56−21862号にはフッ素樹脂やシリコーン樹脂等、インクをはじく特性を有する素材のコーティングが、特開昭57−72866号、同60−255441号等には撥インク膜としてテトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)を使用することが、それぞれ記載されている。このFEPはポリテトラフルオロエチレン(PTFE)と同等の低い表面エネルギー(撥インク性)を有しながら、加熱溶融時の粘度がPTFEと比較して低く、水分散液を塗布して加熱溶融によって均一膜を形成する場合にPTFEよりも低温で短時間に均一膜が得られ、成膜加工性に優れるものである。
【0007】
一方、ノズル孔の加工方法としては、例えば特開平6−87216号にあるように、ノズルプレート基材がエキシマレーザーの照射によってアブレーションするものである場合、エキシマレーザーを用いた穿孔が提案されている。これはレーザー加工の中では比較的発熱を伴わないもので、加工部分以外のダメージが小さい等の特徴を有し、高精度の加工方法として優れるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
撥インク性に優れるFEPはエキシマレーザーの波長付近にあまり吸収を持たないので、アブレーションが生じず、エキシマレーザーによる加工性が良くない。従って、FEP樹脂分散液をノズルプレート基材に塗布し、加熱処理を行って撥インク膜を形成した後にエキシマレーザーによるノズル加工を行うと、基材はエキシマレーザーによる加工性に優れていても、撥インク膜を加工する段階で加工精度が悪化し、吐出角度を左右する吐出口付近がその影響を受けて、吐出特性が得られなくなる。
【0009】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、FEP撥インク膜を有し、エキシマレーザーを用いてノズル孔加工が精度良く行なわれた、印字品質の高いノズルプレートの製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、
撥インク膜が形成されたインクジェットヘッド用ノズルプレートの製造方法であって、ポリイミドからなるノズルプレート基板にテトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)の分散液を塗布する工程とテトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体分散塗布膜に粘着シートを貼合してエキシマレーザーの照射によりノズル孔を穿孔する工程と、その後粘着シートを剥離して加熱処理することによりテトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体を溶融成膜して撥インク膜を形成する工程とを有するインクジェットヘッド用ノズルプレートの製造方法、前記粘着シートが天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ポリイソブチレンから選ばれる粘着剤を有すること、エキシマレーザーの照射を分散液が塗布された面とは反対側から行うこと、及び、形成された撥インク膜面に粘着シートを貼合して、該面とは反対側から真空プラズマ処理又は紫外線光源を備えたクリーニング装置による洗浄処理を行う工程を有すること、
によって達成される。
【0011】
以下、本発明について詳しく述べる。
本発明は、FEP樹脂が溶融する300〜400℃での加熱処理が可能で、かつエキシマレーザーによる加工性が良いポリイミドをノズルプレート基板として採用し、エキシマレーザーの加工性が低いFEP樹脂撥インク膜の溶融成膜前にノズル孔の穿孔を行って、加工性の問題を解消するものである。
【0012】
FEP樹脂を溶解する適当な溶媒は無いが、FEPの水性分散液は、FEPの微粒子、界面活性剤、水及びその他の添加剤を成分として、ダイキン工業(株)製ND−1やデュポン社製120−J等が市販されており、これをベースに塗布液を調製すればよい。
【0013】
FEP分散液を塗布して形成した膜は剥がれやすいので、保護するために粘着シートを貼合する。粘着剤が天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ポリイソブチレンから選ばれるゴム系のものであることが、エキシマレーザーによる加工性にも、粘着シートを剥離したときFEP分散液を塗布して形成した膜の表面が均一な状態で維持されることからも、好ましい。
【0014】
エキシマレーザーの照射によりノズル孔を穿孔し、その後粘着シートを剥離して加熱処理することにより、撥インク膜の表面の汚染が防止され、FEP樹脂が溶融して撥インク膜が形成される。
【0015】
未硬化状態のFEP樹脂分散塗布膜を加工することから、エキシマレーザーによる加工は塗布膜面とは反対側から行うことが好ましい。
【0016】
また形成された撥インク膜面に粘着シートを貼合して、該面とは反対側から真空プラズマ処理又は紫外線照射処理によるエッチングを行うことにより、ノズルプレートのクリーニングを行うのが好ましい。
【0017】
真空プラズマ処理は、酸素、窒素、二酸化炭素、アルゴン又はこれらの混合気体雰囲気中、133〜0.133Pa(1〜0.001torr)程度の真空度で高周波電源にてプラズマ状態を発生させ、洗浄処理を行うものである。又、紫外線光源を備えたクリーニング装置は、短波長紫外線を利用することで直接的に洗浄処理を行うものや紫外光によって生成するオゾンによって間接的に洗浄処理を行うものがある。
【0018】
上記洗浄処理の効果は加熱処理によって疎水化したノズル内壁表面を親インク化させることでインクのメニスカス面をノズルプレート端面(先端部分)に安定化させ、安定したインク吐出を行わせるのに都合がよい。
【0019】
【実施例】
以下実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明は以下に述べる実施例に限定されるものではない。
【0020】
実施例1
ノズルプレート基材として厚さ75μmのポリイミドシート(宇部興産社製、ユーピレックスS)を用い、FEP水性分散液(ダイキン工業(株)製、ネオフロンND−1)をワイヤーバーで乾燥膜厚が3μmになる様に塗布し、常温で放置して乾燥させた。
【0021】
次いで、分散液塗膜面にニチバン社製セロテープを貼り付け、次いで該塗膜面の反対側面からエキシマレーザー(波長248nmのKrFレーザー、エネルギー密度2.0J/cm2)にて径25μmのノズル孔加工を行った。
【0022】
除電ブロワー中でセロテープを剥がし、ベーク炉で350℃、1時間の加熱処理を行った。
【0023】
加熱処理終了後、形成された撥インク面にマスキングテープとしてセロテープを貼り付け、該面の反対側からUVクリーナー(寒個インターナショナル研究所製、UV−660)にて紫外線照射を行って洗浄してノズルプレートを作製した。
【0024】
一方、厚さ75μmのポリイミドシート(前出)を用い、FEP水性分散液(同前)をワイヤーバーで乾燥膜厚が2μmになる様に塗布し、常温で放置して乾燥後ベーク炉で350℃、1時間の加熱処理を行った。
【0025】
次いで、分散液塗膜面にニチバン社製セロテープを貼り付け、次いで該塗膜面の反対側面からエキシマレーザーにて同様にノズル孔加工を行って、比較のノズルプレートを作製した。
【0026】
これらのノズルプレートをピエゾタイプのアクチュエーターに接着してインクジェットヘッドを作製し、吐出角度のバラツキの比較を行った。即ち、各々64孔のノズルを有するヘッドを10個ずつ作製して、吐出角度のバラツキの標準偏差の平均を求めたところ、本発明に係るヘッドの吐出角度のバラツキの標準偏差の平均値は0.4度、比較のヘッドのそれは1.3度であった。
【0027】
吐出角度のバラツキはFEP分散液の塗布膜厚が厚いほど抑えられるが、0.1〜1μmといった薄膜であっても本発明は有効であった。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、印字品質の高いインクジェットヘッド用ノズルプレートを、簡便に加工精度良く作製することができる。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an improvement in processing accuracy of a nozzle plate for an inkjet head.
[0002]
[Prior art]
If ink droplets or dust adhere to the vicinity of the ejection nozzle of an inkjet head for an inkjet recording apparatus, the nozzle mouth becomes dirty, the direction of the ejected ink droplet bends, the ejection amount decreases, or it becomes impossible to eject, etc. Significantly reduce image resolution. Further, it is known that ink droplets cannot be ejected when the adhered ink covers the entire nozzle opening. In addition, when the nozzle surface is wet with ink, a medium, for example, fine fibers of paper or cloth, may adhere, and if it touches the nozzle opening, ejection may be hindered. The reason why the nozzle opening is soiled is that the pressure applied to the ink remains after ejection, causing the ink in the nozzle to vibrate, causing the ink to overflow from the nozzle opening, and the ink that collides with the medium to splatter into fine droplets. Bounces off, adheres to the nozzle surface, the tail of the ejected ink drop breaks, the generated satellite adheres, and the head suddenly accelerates or decelerates at the end of the operating range of the carriage on which the head is mounted For this reason, it is considered that a large change in acceleration occurs and ink overflows from the nozzle opening due to inertial force.
[0003]
In particular, if ink that overflows from the nozzle orifice due to residual vibration or inertia force adheres unevenly on the circumference of the nozzle orifice, the ink droplets are bent and the image is severely deteriorated. Ink repellent treatment prevents the ink from overflowing from the nozzle opening, or the overflowed ink is repelled on the ink repellent surface to form fine droplets. It is desirable that ink droplet ejection is not hindered.
[0004]
Ink and dust adhering to the nozzle mouth surface gradually accumulate and grow into large ink droplets, and then come into contact with the nozzle mouth, so sometimes the ejection is stopped, the head is moved to the service station, the sponge and A cleaning process is performed in which the head surface is wiped with a porous material such as a rubber blade to remove the adhered ink and dust. At this time, if the nozzle opening is damaged by wiping, dust adhesion and the like are further promoted.
[0005]
For this reason, ink repellent treatment has been performed so that ink does not adhere to the vicinity of the nozzle opening.
[0006]
Various methods have been proposed so far for applying an ink repellent treatment to the surface of the nozzle opening of an inkjet head. For example, JP-B-52-24821 and JP-A-56-21862 have coatings of materials having an ink-repelling property such as fluororesin and silicone resin. JP-A-57-72866, JP-A-60-255441, etc. Describes the use of tetrafluoroethylene / hexafluoropropylene copolymer (FEP) as the ink repellent film. This FEP has low surface energy (ink repellency) equivalent to that of polytetrafluoroethylene (PTFE), but its viscosity at the time of heating and melting is lower than that of PTFE. When forming a film, a uniform film can be obtained in a short time at a lower temperature than PTFE, and the film forming processability is excellent.
[0007]
On the other hand, as a nozzle hole processing method, for example, as disclosed in JP-A-6-87216, when a nozzle plate substrate is ablated by irradiation with an excimer laser, drilling using an excimer laser has been proposed. . This is relatively free from heat generation during laser processing, has features such as small damage other than the processed portion, and is excellent as a highly accurate processing method.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
Since FEP having excellent ink repellency does not absorb much in the vicinity of the wavelength of the excimer laser, ablation does not occur and workability by the excimer laser is not good. Therefore, when the FEP resin dispersion is applied to the nozzle plate base material and heat treatment is performed to form an ink repellent film and then nozzle processing is performed with an excimer laser, the base material is excellent in excimer laser processability. The processing accuracy deteriorates at the stage of processing the ink repellent film, and the vicinity of the discharge port that affects the discharge angle is affected by this, and the discharge characteristics cannot be obtained.
[0009]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to produce a nozzle plate having an FEP ink repellent film and having a high print quality in which nozzle holes are precisely processed using an excimer laser. It is to provide a method .
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The above object of the present invention is to
A method of manufacturing a nozzle plate for an ink jet head having an ink-repellent film, the step of applying a dispersion of tetrafluoroethylene / hexafluoropropylene copolymer (FEP) to a nozzle plate substrate made of polyimide, and tetrafluoro a step of drilling the nozzle holes by the irradiation of an excimer laser pasted an adhesive sheet to an ethylene-hexafluoropropylene copolymer dispersion coating film, tetrafluoroethylene-hexafluoropropylene by heating after which the adhesive sheet peeled off by A method of manufacturing a nozzle plate for an ink jet head having a step of forming an ink-repellent film by melt-forming a propylene copolymer and the pressure-sensitive adhesive sheet is selected from natural rubber, polyisoprene rubber, styrene-butadiene rubber, and polyisobutylene Having an adhesive Excimer laser irradiation is performed from the side opposite to the surface coated with the dispersion liquid, and an adhesive sheet is bonded to the formed ink repellent film surface, and vacuum plasma treatment or from the side opposite to the surface is performed. Having a step of performing a cleaning process by a cleaning device equipped with an ultraviolet light source;
Achieved by:
[0011]
The present invention will be described in detail below.
The present invention employs, as a nozzle plate substrate, a FEP resin ink-repellent film having low excimer laser processability, which can be heat-treated at 300 to 400 ° C. at which the FEP resin melts, and has good processability by excimer laser. Nozzle holes are drilled before the melt film formation to solve the problem of workability.
[0012]
There is no suitable solvent for dissolving the FEP resin, but the aqueous dispersion of FEP contains FEP fine particles, surfactant, water and other additives as ingredients, and is manufactured by Daikin Industries, Ltd. ND-1 and DuPont. 120-J and the like are commercially available, and a coating solution may be prepared based on this.
[0013]
Since the film formed by applying the FEP dispersion is easily peeled off, an adhesive sheet is bonded to protect the film. The adhesive is a rubber-based material selected from natural rubber, polyisoprene rubber, styrene-butadiene rubber, and polyisobutylene. For the workability by excimer laser, the FEP dispersion is applied when the adhesive sheet is peeled off. It is also preferable because the surface of the formed film is maintained in a uniform state.
[0014]
Nozzle holes are formed by excimer laser irradiation, and then the pressure-sensitive adhesive sheet is peeled off and heat treated to prevent contamination of the surface of the ink repellent film, and the FEP resin is melted to form an ink repellent film.
[0015]
Since an uncured FEP resin dispersion coating film is processed, it is preferable to perform excimer laser processing from the side opposite to the coating film surface.
[0016]
Further, it is preferable to clean the nozzle plate by bonding an adhesive sheet to the formed ink repellent film surface and performing etching by vacuum plasma treatment or ultraviolet irradiation treatment from the opposite side of the surface.
[0017]
The vacuum plasma treatment is a cleaning treatment by generating a plasma state with a high frequency power source at a vacuum degree of about 133 to 0.133 Pa (1 to 0.001 torr) in an atmosphere of oxygen, nitrogen, carbon dioxide, argon or a mixed gas thereof. Is to do. Some cleaning devices equipped with an ultraviolet light source directly perform a cleaning process using short-wavelength ultraviolet light and perform an indirect cleaning process using ozone generated by ultraviolet light.
[0018]
The effect of the above-described washing treatment is advantageous in that the ink meniscus surface is stabilized at the nozzle plate end surface (tip portion) by making the nozzle inner wall surface hydrophobized by the heat treatment into an inphilic ink, and stable ink discharge is performed. Good.
[0019]
【Example】
EXAMPLES The present invention will be specifically described below with reference to examples, but the present invention is not limited to the examples described below.
[0020]
Example 1
A 75 μm thick polyimide sheet (Ube Industries, Upilex S) is used as the nozzle plate base material, and FEP aqueous dispersion (manufactured by Daikin Industries, Ltd., NEOFRON ND-1) is dried to 3 μm with a wire bar. It was applied in such a way that it was allowed to stand at room temperature and dried.
[0021]
Next, a Nichiban cellophane tape was applied to the dispersion coating film surface, and then a nozzle hole with a diameter of 25 μm was applied from the opposite side of the coating film surface with an excimer laser (wavelength 248 nm KrF laser, energy density 2.0 J / cm 2 ). Processing was performed.
[0022]
The cellophane tape was peeled off in a static eliminator and heat treatment was performed at 350 ° C. for 1 hour in a baking furnace.
[0023]
After completion of the heat treatment, a cellophane tape is applied as a masking tape to the formed ink-repellent surface, and UV light is irradiated from the opposite side of the surface with a UV cleaner (manufactured by Kanko International Laboratories, UV-660) for cleaning. A nozzle plate was prepared.
[0024]
On the other hand, a 75 μm-thick polyimide sheet (above) was used, and an aqueous FEP dispersion (same as above) was applied with a wire bar to a dry film thickness of 2 μm, left at room temperature, dried and then baked in a baking oven. Heat treatment was performed at 1 ° C. for 1 hour.
[0025]
Next, cellophane made by Nichiban Co., Ltd. was affixed to the dispersion coating film surface, and then nozzle holes were similarly processed with an excimer laser from the opposite side of the coating film surface to prepare a comparative nozzle plate.
[0026]
These nozzle plates were bonded to piezo-type actuators to produce inkjet heads, and the discharge angle variation was compared. That is, ten heads each having 64 nozzles were prepared, and the average of the standard deviation of the discharge angle variation was determined. The average value of the standard deviation of the discharge angle variation of the head according to the present invention was 0. .4 degrees, that of the comparative head was 1.3 degrees.
[0027]
The variation in the discharge angle is suppressed as the coating film thickness of the FEP dispersion is increased, but the present invention is effective even with a thin film of 0.1 to 1 μm.
[0028]
【The invention's effect】
According to the present invention, a nozzle plate for an inkjet head with high print quality can be easily produced with high processing accuracy.

Claims (4)

撥インク膜が形成されたインクジェットヘッド用ノズルプレートの製造方法であって、ポリイミドからなるノズルプレート基板にテトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体の分散液を塗布する工程とテトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体分散塗布膜に粘着シートを貼合してエキシマレーザーの照射によりノズル孔を穿孔する工程と、その後粘着シートを剥離して加熱処理することによりテトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体を溶融成膜して撥インク膜を形成する工程とを有することを特徴とするインクジェットヘッド用ノズルプレートの製造方法 A method of manufacturing a nozzle plate for an ink jet head having an ink-repellent film, the step of applying a dispersion of a tetrafluoroethylene / hexafluoropropylene copolymer to a nozzle plate substrate made of polyimide, and a tetrafluoroethylene / hexa a step of drilling the nozzle holes by the irradiation of an excimer laser pasted an adhesive sheet hexafluoropropylene copolymer dispersion coating film, tetrafluoroethylene-hexafluoropropylene copolymerization by heating after which the adhesive sheet peeled off by method of manufacturing a nozzle plate for an inkjet head, characterized in that by melting deposited coalescing and forming an ink repellent layer. 前記粘着シートが天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ポリイソブチレンから選ばれる粘着剤を有することを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッド用ノズルプレートの製造方法The method for producing a nozzle plate for an inkjet head according to claim 1, wherein the pressure-sensitive adhesive sheet has a pressure-sensitive adhesive selected from natural rubber, polyisoprene rubber, styrene-butadiene rubber, and polyisobutylene. エキシマレーザーの照射を分散液が塗布された面とは反対側から行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェットヘッド用ノズルプレートの製造方法The method for producing a nozzle plate for an ink jet head according to claim 1 or 2, wherein the excimer laser irradiation is performed from the side opposite to the surface coated with the dispersion. 形成された撥インク膜面に粘着シートを貼合して、該面とは反対側から真空プラズマ処理又は紫外線光源を備えたクリーニング装置による洗浄処理を行う工程を有することを特徴とする請求項1、2又は3に記載のインクジェットヘッド用ノズルプレートの製造方法Pasted an adhesive sheet formed ink repellent film surface, according to claim 1 which is the said surface characterized by having a step of carrying out cleaning with a cleaning apparatus provided with a vacuum plasma treatment or an ultraviolet light source from the opposite side 2. A method for producing a nozzle plate for an inkjet head according to 2 or 3.
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