JP3772147B2 - Endoscope - Google Patents

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズ枠の軸方向長さを短くすることで、撮像部の軸方向長さを短くできるよう改良した内視鏡に関する。
【０００２】
【従来の技術】
内視鏡は、細長の挿入部の先端側に湾曲部を設け、この湾曲部を湾曲することにより、照明窓、観察窓および鉗子口等を有する先端部を任意の方向へ指向することが可能になっている。このような内視鏡の多くは、挿入部先端の先端構成部において、チューブ類の接続部やその他の内蔵物などの占める割合が大きく、かつレイアウト上、この先端構成部の外径が挿入部の最大径となる場合が多い。
【０００３】
前記湾曲部を構成している湾曲駒部は、挿入部の可撓管部がループを形成している時に、湾曲をかけた時や、体壁に湾曲部を押し付けられても、湾曲駒が変形しないように、十分な肉厚を有している。
【０００４】
また、湾曲部の最後端の湾曲駒は、可撓管部の先端側の接続口金の外周に嵌合させて接続させる為、外径を太くしなければならない。また、湾曲駒部の外周をほぼ全周にわたって被覆しているブレードをろう付けなどにより固着し、更に、その外周を湾曲ゴムで被覆しているため、湾曲部と可撓管部の接続部の外径が、挿入部の最大径となる場合があった。
【０００５】
このような内視鏡の従来技術としては、実公平６−４２６４２公報などに記載のものがあり、これら従来の内視鏡は、レンズ枠を先端構成部材にビスで固定すると共に、気密を保つためにレンズ枠外周にパッキンを設けていた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の内視鏡では、上記のようにレンズ枠にビスとパッキンが嵌合するための溝をそれぞれ別に設けていたため、レンズ枠の軸方向長さが長くなり、結果的に撮像部全体の軸方向長さも長くなっていた。
また、上記撮像部は全体が硬質であるため、内視鏡湾曲部が撮像部の位置する部位で湾曲し、撮像部を無理に曲げて破損することを防ぐため、前記先端構成部材に外嵌する第一の湾曲用駒と、この湾曲用駒に隣接する第二の湾曲用駒とを連結するリベットを、撮像部の手元側端以降の位置に設ける必要があった。この構成により、先端絶縁カバー（以下、絶縁カバーと呼ぶ。）先端側端面から前記リベットの中心までの長さ（以下、先端硬質部長さと呼ぶ。）が長くなるという問題点があった。
さらに、ビスとパッキンが嵌合する前記溝をそれぞれ別に設けるため、前記レンズ枠の肉厚が厚くなり、レンズ枠の径が太くなるために、内視鏡先端径が太くなるという問題があった。
【０００７】
本発明は、これらの事情に鑑みてなされたもので、内視鏡先端構成部に固定するレンズ枠の軸方向長さを短くすることで、撮像部の軸方向長さを短くでき、先端硬質部長さを短くでき、また、上記レンズ枠の径を細径化することで、内視鏡先端部の径を細径化することができ、これにより、良好な挿入性と、体腔内の狭い空間内における良好な観察性を得ることができるようにした内視鏡を提供することを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の内視鏡は、対物レンズと固体撮像素子とを有する撮像部の先端に位置し、単数又は複数枚のレンズを内設したレンズ枠を、先端構成部に固定してなる内視鏡において、
前記レンズ枠外周に設けた溝と、この溝に係合する撮像部固定手段とを有すると共に、前記溝に気密手段を設けたことを特徴とする。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の内視鏡の実施の形態を説明する。
図１に示す電子内視鏡装置１は本発明の第１の実施の形態の電子内視鏡２と、この電子内視鏡２に照明光を供給する光源装置３と、この電子内視鏡２に対する信号処理を行うビデオプロセッサ４と、このビデオプロセッサ４から出力される映像信号を表示するモニタ５と、このビデオプロセッサ４と接続され、映像信号等を記録するＶＴＲデッキ６及びビデオディスク７と、映像信号を映像としてプリントアウトするビデオプリンタ８等から構成されている。
【００１０】
上記電子内視鏡２は細長の挿入部１１を有し、この挿入部１１の後端には太径の操作部１２が形成され、この操作部１２からユニバーサルコード１３が延出されている。このユニバーサルコード１３の先端のコネクタ１４を光源装置３に接続することによりランプ１５の白色光がコンデンサレンズ１６で集光されてライトガイド１７の入射端面に供給される。このコネクタ１４には信号ケーブル１８の一方のコネクタを接続可能であり、他端のコネクタ１９をビデオプロセッサ４に接続することにより、電子内視鏡２で撮像した信号を信号処理して所定の映像信号に変換し、モニタ５等に出力する。
【００１１】
上記挿入部１１には先端側から順に硬質の先端部２０と、湾曲自在の湾曲部２１と、可撓性を有する可撓管部２２とが連設されており、可撓管部２２の後端に前記操作部１２が連設されている。
図２は、挿入部１１の湾曲部２１と可撓管部２２との接続部の構造を示したものである。
可撓管部２２は、内側から第１のフレックス２３、第２のフレックス２４、ブレード２５、樹脂層２６が順に積層されている。
ここで、第１のフレックス２３、第２のフレックス２４は、例えばバネ鋼を巻層したものであり、第１のフレックス２３は例えば右巻き、第２のフレックス２４は第１のフレックス２３とは逆の巻き方向、この場合には左巻きとなっている。第１のフレックス２３の外径と第２のフレックス２４の内径とは、両フレックス２３と２４とが密着するように設定されている。
【００１２】
ブレード２５は、例えば金属の細線を網組して形成されている。また、樹脂層２６は、例えばポリエステル系の樹脂、あるいはポリウレタン系の樹脂で形成されている。また、樹脂層２６とブレード２５とは、例えばポリウレタン樹脂系の接着剤２７で固着されている。
【００１３】
一方、第１のフレックス２３、第２のフレックス２４、ブレード２５の前後の端部は例えば半田などにより、ずれないように固着されている。
さらに、可撓管部２２の先端側には、金属製等の接続口金２８が、例えばエポキシ系の接着剤で固着されている。
この接続口金２８の４箇所の内周位置には、操作部１２に設けられた図示しない操作ノブを回動させることにより軸方向に牽引され、湾曲部２１を湾曲させるためのワイヤ２９をガイドするための例えば密巻きしたコイルなどから形成されるガイドパイプ３０が、例えば半田などで固着されている。
【００１４】
このガイドパイプ３０の端部は例えば４５°になるように面取りしている。本実施の形態では、接続口金２８の内径と可撓管部２２の内径は、同じにしているが、異なる径にしてもかまわない。前記内径は、湾曲時の内蔵物の動きを束縛しない内径となっている。
【００１５】
一方、湾曲部２１は、例えば湾曲部２１の最後端に配置された最後端湾曲駒３１、この最後端湾曲駒３１に隣接して配置された湾曲駒３２、この湾曲駒３２に隣接して配置された湾曲駒３３、…を、前後に隣接する湾曲駒同志をそれぞれリベット３４で回動自在に、かつ直列に（湾曲部２１の長手方向に）連結している。
【００１６】
例えば、最後端湾曲駒３１はその前端がＲＩＧＨＴ、ＬＥＦＴ（右、左）の２箇所で湾曲駒３２の後端とリベット３４で回動自在に連結され、またこの湾曲駒３２はその前端がＵＰ、ＤＯＷＮ（上、下）の２箇所で湾曲駒３３の後端とリベット３４で回動自在に連結されている。
湾曲駒３２には、前記ワイヤ２９をガイドするための円環形状のワイヤガイド３５がＵＰ、ＤＯＷＮ側に例えばろう付けなどで固着されている。同様に湾曲駒３３は、ＲＩＧＨＴ、ＬＥＦＴ側にワイヤガイドが固着している。
ここで、湾曲駒３２と、湾曲駒３３は、９０°回転させると同形状になるようになっている。
【００１７】
これらの湾曲駒群の外周は、金属からなる網目状のブレード３６で被覆されている。また、最後端湾曲駒３１は、前記接続口金２８と嵌合する後端側の部分を大径にした大径部３１ａとしている。ここでブレード３６は、大径部３１ａの外周面に例えば半田で固着されている。完全に大径部３１ａで半田されることが望ましいが、半田の流れ込みにより大径部３１ａの前側の小径の小径部３１ｂにかかって良い。
【００１８】
このようにすることで、最後端湾曲駒３１と、この最後端湾曲駒３１の前に隣接する湾曲駒３２を連結しているリベット３４からブレード３６の固定部までの間で、湾曲時に発生するブレード３６のシワを吸収することができるようになっている。ここで小径部３１ｂは、その前後方向の長さが十分短く（つまり十分短尺）に形成されている。
【００１９】
前記最後端湾曲駒３１の大径部３１ａ上でブレード３６を半田で固着するため、半田の厚み分だけ外径が太くなる。ここで、最後端湾曲駒３１の肉厚をｔｂ、湾曲駒３２の肉厚をｔａ とすると、肉厚ｔａは、所望する強度を有する肉厚である。本実施の形態ではｔａ＞ｔｂとなるように最後端湾曲駒３１の肉厚ｔｂを他の湾曲駒の肉厚ｔａより薄く設定して、湾曲部２１の最後端湾曲駒３１と可撓管部２２との接続に用いる接続口金２８との接続部が太くなるのを解消している。
つまり、ｔａ−ｔｂ＝ｔｃとすると、２×ｔｃ分だけ接続部の外径を細径化することができる。
【００２０】
前記湾曲駒群の外周のブレード３６の更に外周には湾曲ゴム３７が被覆されている。湾曲ゴム３７の一端側は、上から糸３８を樹脂層２６にまたがって、巻きつけ、例えばエポキシ系の樹脂剤３９でより強固に接着固定されている。湾曲ゴム３７は、例えば、シリコンゴム、フッ素系のゴムなどでも良い。
【００２１】
本実施の形態は、湾曲部２１と可撓管部２２の接続部について説明したが先端部２０の後端と湾曲部２１の前端の接続部についても同様である。また、本実施の形態では、４方向の湾曲部について説明したが、２方向のものにも適用できるい。
【００２２】
本実施の形態における作用及び効果は以下のようになる。
このような構成にして、湾曲部２１と可撓管部２２を接続すれば、湾曲部２１と可撓管部２２の内径を変えることなく、湾曲部２１と可撓管部２２との接続部の外径を小さくすることができるため、このような構造にしない場合に比べて接続部の最大径を小さくすることができる。また、接続部の最大径を小さくすることによりこの部分が半径外側に突出することを解消でき、外表面の凸凹も少なくすることができることになる。
【００２３】
具体的には、最後端湾曲駒３１を薄肉にしているので、図２に示すように接続口金２８との嵌合して固定する部分の外径がその後に隣接する部分より突出することを解消でき、最大径を小さくできる（このように最後端湾曲駒３１を薄肉にしないと、嵌合して固定する部分がその後に隣接する部分よりさらに突出する最大径となり、かつ外表面に凹凸ができる）。
【００２４】
最後端湾曲駒３１以外の湾曲駒は十分な強度を有する肉厚ｔａ であり、最後端湾曲駒３１は肉厚を薄くしているが、可撓管部２２の接続口金２８と嵌合させて固定しているので、強度が不足することを解消でき、変形などに対して十分な強度を確保できる。なお、小径部３１ｂは薄肉になるが、この部分を十分に短尺に形成しているため、強度不足を補うことができる。
【００２５】
次に本発明の第２の実施の形態を説明する。本実施の形態の内視鏡はその湾曲部２１の後端と可撓管部２２の接続部の構造は図２と同様の構造であり、さらにこの湾曲部２１では図３等に示すように湾曲駒の連結部を平面状にしたものであり、その他は第１の実施の形態と同様の構成である。
【００２６】
図３のＡーＡ線断面を示す図４のように、湾曲部２１内には送気送水チャンネル５１、処置具挿通チャンネル５２、ユニバーサルコード１３内で１本から２本に分岐するライトガイドファイバ５３、撮像部５４及び撮像部５４に連設される像伝送ケーブル５５が配置されている。
【００２７】
また、図３に示すように湾曲部２１は略円環形状の湾曲駒５８、湾曲駒５９、湾曲駒６０、湾曲駒６１、湾曲駒６２が先端側から略直列に配置され、隣接する湾曲駒同志の連結部がそれぞれリベット３４によって回動自在に連結されている。
【００２８】
つまり、各湾曲駒の連結部には、一体の平面状連結部５６が平行に設けられており、連設する各湾曲駒の一対の平面状連結部５６を重合してリベット３４にて回動自在に枢支している。前記平面状連結部５６は前後の湾曲駒が互いに重合し回動できるように相手の平面状連結部５６と干渉せずに回動できるだけの面積を持った平面部が設けられている。
【００２９】
また、各湾曲駒の外周を、ブレード３６が被覆している。先端から第１番目の湾曲駒５８にリベット３４を用いて枢支された第２番目の湾曲駒５９の一対の平面状連結部５９Ａ、平面状連結部５９Ｂは、この湾曲駒５９の内径中心に対して非対称に設けてある。
【００３０】
図４に示すようにこの湾曲駒５９の平面状連結部５９Ａは撮像部５４、像伝送ケーブル５５とワイヤ２９との干渉を避けるために内径中心よりＬａの距離に設けてあり、内蔵物との干渉のない平面状連結部５９Ｂは内径中心よりＬｂ（Ｌａ＞Ｌｂ）の距離に非対称かつ水平方向に設けてある。
【００３１】
また、この湾曲駒５９の前端には、湾曲駒５８の後端の平面状連結部５６と回動自在に連結するために、水平方向側に形成した１対の平面状連結部５６を有しそれぞれリベット３４で回動自在に連結され、対向する１対のリベット３４を結ぶ水平軸の回りで回動自在に連結している。
【００３２】
また、この湾曲駒５９の後端に形成した１対の平面状連結部５６を、湾曲駒６０の前端の１対の平面状連結部５６とをそれぞれリベット３４で回動自在に連結し、この湾曲駒６０の後端の１対の平面状連結部５６を湾曲駒６１の前端の１対の平面状連結部５６とをそれぞれリベット３４で回動自在に連結することにより湾曲部２１の回動軸を水平方向から垂直方向に変換している。
【００３３】
湾曲駒６０の後端は、この湾曲駒６０を９０度回転した湾曲駒６１が垂直軸の回りで回動自在に連結される。つまり湾曲駒６０と湾曲駒６１は同じものである。
【００３４】
さらに湾曲駒６１の後端には平面状連結部５６が先端側と後端側で回動軸が同一に形成された湾曲駒６２が回動自在に連設されており、この湾曲駒６２の後端には、再び前記湾曲駒６０と同じものが連設される。
【００３５】
湾曲部２１は上述した湾曲駒６０、６１、６２で構成される湾曲駒群を数セット、湾曲部２１の長手方向に連結させることで、所望の湾曲部長、湾曲角度を得ることができるようになっている。
【００３６】
湾曲駒５９の先端側は湾曲駒５８の外径と略同一の太径部６３となっており、後端側は湾曲駒５８の外形より細く、湾曲駒６０の外径と略同一の細径部６４となっている。太径部６３から細径部６４へは、連続した曲面を有する段差部６５よりなる。前記段差部６５はなめらかな傾斜部としても良い。本実施の形態の湾曲部２１は湾曲駒５８の内周面に４本のワイヤ２９の先端部が、例えばろう付けなどで固定されている。
【００３７】
このワイヤ２９は湾曲部２１内に設けられたワイヤガイド３５を挿通し挿入部１１内のガイドパイプ３０を経て操作部１２に設けられた図示しない湾曲操作機構に接続されるようになっている。操作部１２の図示しない操作ノブを回動させることにより、上記ワイヤ２９を牽引、弛緩させ上記湾曲部２１をフレキシブルに湾曲するように各湾曲駒が構成されている。
【００３８】
本実施の形態では、湾曲駒５９の平面状連結部５６つまり平面状連結部５９Ａ、平面状連結部５９Ｂを水平方向に設けたが、内蔵物の配置により垂直方向に設けても良い。また、非対称な平面状連結部５６を設けた湾曲駒は、第２番目の湾曲駒５９に限定するものではなく、湾曲部２１のどの湾曲駒で行うことも可能であり、全ての湾曲駒で行っても良い。
【００３９】
また、湾曲駒５８と湾曲駒５９を連結する平面状連結部５６は、図５に示すように湾曲駒５８の平面状連結部５８ａと湾曲駒５９の平面状連結５９ｃをリベット３４を用いて非対称に重合しても良い。平面状連結部５８ａの片側を平面状連結部５９ｃの外側に設け、もう一方を内側に設ける。また、重合する組み合わせが内側と外側とで逆でも良い。
【００４０】
また、湾曲部２１は図６に示すように構成しても良い。湾曲部２１内の湾曲駒５８の長手方向中心線６６に対して、操作部１２側の湾曲部２１内の湾曲駒５９の長手方向中心線６７は内蔵物の撮像部５４やワイヤ２９と干渉しないように距離ｄだけ水平方向に偏心している。
【００４１】
なお、本実施の形態では先端側から１番目と２番目の湾曲駒において長手方向中心を偏心させているが、湾曲部２１の全ての湾曲駒で偏心させることも可能であり、湾曲部２１内において数回偏心させても良い。本実施の形態では、水平方向に偏心させているが、これに限るものではなく、どの方向に偏心させても良い。
【００４２】
更に、湾曲部２１の先端側に連設する先端部２０は図７に示すように、先端部を構成する硬質の先端構成部７０に設けた送気送水チャンネル用孔７１、処置具挿通チャンネル用孔７２、相対似する２個のライトガイドファイバ用孔７３、撮像部用孔７４に、それぞれ送気送水チャンネルパイプ７５、処置具挿通チャンネルパイプ７６、撮像部５４を嵌挿し、例えばエポキシ系の接着剤により固着することにより構成されている。
【００４３】
ライトガイドファイバ５３はライトガイドパイプ８０に挿入されており、このライトガイドファイバ５３は１点鎖線で示すようにライトガイドパイプ８０の中心方向に、その固定力が作用するように指向した固定用部材７８で固定されている。
【００４４】
より具体的には、ライトガイドファイバ５３はライトガイドパイプ８０の中心方向に、かつその延長線上から撮像用孔７４を避け、かつ先端構成部７０の厚肉部に設けられたネジ部を有する固定用孔７７にネジ部を有する固定用部材７８で締着することにより固定している。先端構成部７０には、ライトガイドファイバ用孔７３の前方に図示しない照明レンズを設けている。なお、７９は先端部２０及び湾曲部２１の外皮を形成する被覆チューブである。
【００４５】
本実施の形態では、内蔵物を固定するのにエポキシ系の接着剤を用いたが、シリコン系の接着剤を用いても良い。また、本実施の形態では固定用孔７７と固定用部材７８にネジ部を設けたが、設けずに貫通孔とピンを用いても良い。また、固定用部材７８はビスでも良い。
【００４６】
以下に本実施の形態の電子内視鏡２の洗滌具及び洗滌方法について説明する。図８は、電子内視鏡２の鉗子口５１６（図１０参照）を洗滌するときに使用する吸引洗滌アダプタ４５７を示す。この吸引洗滌アダプタ４５７は、電子内視鏡２の鉗子口５１６に取り付けられる取付ゴム部４５６ａ、この取付ゴム部４５６ａとチューブ体４５６をつなぐ口金４５６ｂ、チューブ体４５６のもう一端に設けられた錘４５８から構成される。
【００４７】
また、チューブ体４５６と、錘４５８、口金４５６ｂとの接続部には保護チューブ４５６ｃを設けている。この保護チューブ４５６ｃはシリコンゴム、熱可塑性エラストマなどの弾性体によって構成される。
【００４８】
また、保護チューブ４５６ｃは、チューブ体４５６と口金４５６ｂが接続される部分の全長にわたって設けられている。また、チューブ本体４５６は、シリコン、塩化ビニルなどの弾性チューブによって構成される。さらに、錘４５８は、ＳＵＳ（ステンレススチール）などの金属によって構成されている。口金４５６ｂは、ＳＵＳなどの金属または、ＰＳＵ、ＰＥＥＫなどの硬質樹脂により構成される。
保護チューブ４５６ｃは、ＴＦＥ、ＰＴＦＥ、ＦＥＰなどの樹脂からなる。また、錘４５８の底面４５９には溝部４５８ｂが設けられている。
【００４９】
この溝部４５８ｂは図９（Ａ）に示すように、底部に１ヶ所直線状の切り欠きとして設けられている。また、図９（Ｂ）に示すように、十字形の切り欠きで形成されたものでも良い。
【００５０】
この溝部４５８ｂは、錘４５８に設けられた貫通穴である穴部４５８ｃと連通している。このような吸引洗滌アダプタ４５７は、内視鏡検査後に、ベッドサイドにおいて、電子内視鏡２を洗滌するときに使用される。
また、錘４５８と、チューブ４５６の接続部には、その外側に接続部全長にわたって保護チューブ４５６ｃが設けられている。
【００５１】
次に、吸引洗滌アダプタ４５７の取付ゴム部４５６ａを鉗子口５１６に装着し、吸引器の吸引用チューブを、コネクタ１４の吸引口金６１１に接続し、電子内視鏡２の管路内の洗滌を行なう方法を説明する。
【００５２】
図１０に示すように吸引洗滌アダプタ４５７を構成するチューブ体４５６の一端部に設けられている取付ゴム部４５６ａを鉗子口５１６に装着すると共に、錘４５８を配設したチューブ本体４５６の他端部と、少なくとも挿入部１１の先端部２０の吸引口８４をバット４３４内に溜めた洗滌液やリンス用清浄水中に浸漬する。
【００５３】
一方、前記コネクタ１４の吸引口金６１１に吸引器４５５の吸引用チューブ４５５ａを接続する。そして、操作部１２に設けた吸引シリンダ５７４の開口部５７４ａを指４６０で塞ぎ、吸引器４５５のスイッチをＯＮ状態にすることにより、吸引ポンプ４７１の吸引の動作により、矢印で示すように前記バット４３４内の洗滌液やリンス用清浄水が鉗子挿通管路５１６ａ内と、鉗子チャンネル５１６ａ′を経て吸引チャンネル６０７内とに流入し、さらに吸引用チューブ４５５ａを経て吸引タンク４７２内に吸引した洗滌液やリンス用清浄水を貯めるようにすることにより電子内視鏡２の管路内の洗滌、リンス作業が行なわれる。
【００５４】
このとき、図１１に示すよう吸引洗滌アダプタ４５７を構成するチューブ４５６の端部に錘４５８を付けたことにより、錘４５８はバット４３４内に沈む為、吸引洗滌アダプタ４５７の錘４５８をバット４３４内の液体中に確実に浸漬することができる。
【００５５】
このとき、バット４３４の底部に錘４５８の底面４５９がバット４３４にくつっいて洗滌液、消毒液等の液体を吸引洗滌アダプタ４５７内部へ吸入できないおそれがあるが、本実施の形態では図１１に示すように錘４５８に溝部４５８ｂを設けているので、錘４５８の底面４５９が、バット４３４の底部に置かれても、溝部４５８ｂから、穴部４５８ｃへと確実に液体が流れる。
なお、図１０に示すコネクタ１４には送気管６１５、送水管６１４、加圧管６１６が設けてある。
【００５６】
次に、電子内視鏡２の洗滌、消毒を洗滌・消毒槽にて行なう場合の方法を述べる。
まずはじめに、内視鏡洗滌装置６００の詳細構造を述べる。図１２は電子内視鏡２に内視鏡洗滌装置６００を取付けた模式図を示し、図１３は内視鏡洗滌装置６００の外観を示す。
【００５７】
内視鏡洗滌装置６００には電子内視鏡２の吸引管路６０７へ洗滌液を送液する時に使用する吸引側洗滌管路６１７と、送気管路６０８、６０８′、送水管路６１３、６１３′へ洗滌液を送液する時に使用する送気送水側洗滌管路６１８が設けられている。吸引側洗滌管路６１７と送気送水側洗滌管路６１８は内視鏡洗滌装置６００の流体（具体的には洗滌液）を電子内視鏡２の吸引管路６０７側及び送気管路６０８、６０８′、送水管路６１３、６１３′側に送液する機能を有する。
本実施の形態では吸引側洗滌管路６１７と送気送水側洗滌管路６１８は互いに独立した管路構成になっている。
【００５８】
図１４（Ａ）に示すように吸引側洗滌管路６１７の上流側（図１４（Ａ）では右側）の端部には吸引側逆止弁６１９が設けられている。この吸引側逆止弁６１９は略Ｔ字状に２つに分岐し、流体を吸引（或いは吸入）する吸引側の口金６２２にはテーパ部６７１が設けられ、他方のシリンジ口金６３２にはシリンジ６７７（図１２参照）が着脱自在に接続される。また、送液側（或いは排出側）の口金６２６にもテーパ部６７１が設けられている。
【００５９】
一端が上記口金６２２に接続され、シリンジ６７７に洗滌液を吸入させるための吸引側吸引チューブ６２０の他端には、ＰＰ、ＰＡ、ＰＯＭ、ＰＥ、ＰＢＴ、ＰＰＳ、ＰＳ、ＳＡＮ、ＡＢＳ、ＰＭＭＡ、ＰＣ、変性ＰＰＯ、ＰＳＵ、ＰＥＥＫなどの硬質樹脂でできた吸引部６２５がその口金６２４を介して接続されている。
【００６０】
後述するように洗滌槽内に沈められ、洗滌液を吸引する吸引口６２１が設けられた吸引部６２５は、特にＰＳＵ、ＰＥＥＫで作ることにより高圧蒸気滅菌に対する耐性をもたせることができる。吸引部６２５に設けた口金６２４と吸引側吸引側チューブ６２０の接続部は、弾性を有する固定チューブ６２３で覆い、固定している。
【００６１】
また、吸引部６２５の内部には、図１４（Ｂ）および図１５（Ｂ）に示すように、吸引側吸引チューブ６２０へとつながる吸引側吸引口６２１だけでなく、送気送水側吸引チューブ６４４へと連通する送気送水側吸入口６３０が設けられている。なお、図１４（Ｂ）は図１４（Ａ）のＣ方向矢視図、図１５（Ｂ）は図１５（Ａ）の送気送水側洗滌管路６１８におけるＢ−Ｂ線断面図である。
【００６２】
吸引側吸入口６２１の中には、網状部材５４１が接着固定されている。また、送気送水側吸入口６３０の中には、網状部材６４０、錘６３６が設けられ、これらは、固定部材６４１を吸引部６２５に接着することで固定されている。この錘６３６の底面側は例えばテーパ部６３９が形成されている。
【００６３】
この網状部材５４１を設けたことにより、後述する送水作業時に吸引側洗滌管路６１７内部に、糸くず等の異物が吸入されることを防止できる。
【００６４】
さらに吸引部６２５の下部には、複数の切欠９６が設けられている。このため水中で吸引部６２５が洗滌槽の底に沈んでも切欠９６と前記洗滌槽の底との間に隙間ができるので確実に洗滌液を吸引できる。
【００６５】
また、送気送水側吸引口６３０内に錘６３６を固定する場合、送気送水側吸引口６３０内壁に突起９９等を設けて洗滌液等が錘６３６で通路が塞がれることなく、通る隙間６３７を形成している。
【００６６】
ここで、吸引側逆止弁６１９の構造を説明する。この吸引側逆止弁６１９にはルアー口金付きのシリンジ６７７（図１２或いは図２６等参照）を接続できるシリンジ口金６３２が設けられている。このシリンジ口金６３２の内面にはシリンジ６７７のルアー口金に対応して、注射器テーパ面９８が設けられている。
【００６７】
また、この吸引側逆止弁６１９の内部にはステンレスなどの金属、またはＰＰ、ＰＡ、ＰＯＭ、ＰＥ、ＰＢＴ、ＰＰＳ、ＰＳ、ＳＡＮ、ＡＢＳ、ＰＭＭＳ、ＰＣ、変性ＰＰＯ、ＰＳＵ、ＰＥＥＫなどの硬質樹脂でできたボール弁６３３及びボール弁６３４が設けられている。ボール弁６３３、６３４は、特にＰＥＥＫ、ＰＳＵで作製することにより高圧蒸気滅菌に対する耐性を持たせることができる。
【００６８】
ボール弁６３３の収納部は、口金６２２の端部側にボール弁６３３の球面と接するテーパ面７１６が形成され、このテーパ面７１６にボール弁６３３が接する状態では吸引側吸引チューブ６２０と連通路７２３とが連通することを気密及び水密的に遮断する。
【００６９】
また、口金６２２と反対側の吸引側逆止弁６１９側にはテーパ面に複数の突起７１４を設けてボール弁６３３が接する状態でも、突起７１４に隣接する凹部で隙間７１５を形成し、この隙間７１５により吸引側吸引チューブ６２０と吸引側逆止弁６１９側とが連通する状態を維持する。
【００７０】
吸引側逆止弁６１９の送液側には、口金６２６を介してシリコンゴムなどの柔らかい材質からなる吸引側送水チューブ６２７が接続されている。吸引側送水チューブ６２７の内径および肉厚は吸引側吸引チューブ６２０と等しい。口金６２６と吸引側送水チューブ６２７の一方の端部の接続部には固定チューブ６２３が設けられている。
【００７１】
また、この吸引側送水チューブ６２７の他方の端部と口金との接続部も固定チューブ６２３で固定されている。さらに口金６２２と吸引側吸引チューブ６２０との接続部も固定チューブ６２３で固定されている。
吸引側送水チューブ６２７と吸引側吸引チューブ６２０は吸引側逆止弁６１９の内部で連通路７２３を介して連通している。
【００７２】
また、ボール弁６３４の収納部も口金６２６の端部のテーパ面には複数の突起７１８が形成されており、ボール弁６３４が接する状態でも突起７１８に隣接する凹部で隙間７１９が形成され、この隙間７１９により吸引側送水チューブ６２７側と吸引側逆止弁６１９側とを連通する状態を維持する。また、この口金６２６の反対側の口金６２２側にはテーパ面７１３が形成されており、このテーパ面７１３にボール弁６３４が接する状態では吸引側送水チューブ６２７側と吸引側逆止弁６１９側とを気密及び水密的に遮断する。
【００７３】
一端が口金６２６に接続された吸引側送水チューブ６２７の他端には、内部に管路６７０を設けたチューブ接続部材６２８を介して、吸引側送水チューブ６２７と同じ材質からなり、その内径が吸引側送水チューブ６２７よりも大きな吸引側送水チューブ６２９が接続されている。
【００７４】
これは、図１２のコネクタ１４の吸引口金６１１の外形が吸引側送水チューブ６２７の内径よりも大きく、吸引側送水チューブ６２７の弾性変形だけでは吸引口金６１１に吸引側送水チューブ６２７を取り付けることができないため、吸引側送水チューブ６２７よりも内径の大きな吸引側送水チューブ６２９がチューブ接続部材６２８を介して接続するようにしている。このチューブ接続部材６２８の口金と吸引側送水チューブ６２９の接続部も固定チューブ６２３で固定されている。
【００７５】
吸引側送水チューブ６２９は、弾性変形することで、吸引口金６１１に接続される。チューブ接続部材６２８の内部管路６７０は内部で内径が変化し、吸引側送水チューブ６２７と吸引側送水チューブ６２９とを連通する連通路６３５を形成している。
【００７６】
また、チューブ接続部材６２８には、リング６３０を固定するためのリブ６３１が設けられ、このリング６３０にチェーン６６０、６６１の一端を固定し、他端には送水管６１４と加圧管６１６を連通するコネクタプラダ６５０やプレート６６２などが接続されており、チューブ以外の物も接続する手段として利用される。
【００７７】
次に図１５（Ａ）の送気送水側洗滌管路６１８の断面構造を参照してその構成を説明する。送気送水側洗滌管路６１８は送気送水側逆止弁６４５と送気送水側送水チューブ６４３および送気送水側吸入チューブ６４４との接続方法が吸引側洗滌管路６１７の場合と同様であるのでこれらの構成の説明は省略する。
【００７８】
送気送水側洗滌管路６１８はその送水側には、送気送水側送水チューブ６４３が設けられている。送気送水側送水チューブ６４３の先端には接続口金５０２を介して送気管ポート５００が接続される。接続口金５０２はチューブ接続部材６２８と同様の材質で作られている。また、ＳＵＳなどの金属、ＰＥＥＫ、ＰＳＵ等の樹脂で作ることにより高圧蒸気滅菌の耐性を持たせることができる。また、内部には送気送水側送水チューブ６４３とつながる接続通路５０４が設けられている。
【００７９】
送気管ポート５００の内部には送気管６１５（図１２参照）の外径よりも小さな内径の連通穴５０３が設けられている。前記接続通路５０４と連通穴５０３は連通している。この連通穴５０３は端部にテーパ部５０５が設けられており、送気管ポート５００を送気管６１５に取り付ける際に、取付が容易になるよう配慮されてある。
【００８０】
送気管ポート５００が送気管６１５に取り付いた時には送気管ポート５００の弾性変形より、送気管ポート５００は送気管６１５に対して固定される。また、この弾性変形により、送気管ポート５００と送気管６１５の間の水密及び気密が保たれる。
【００８１】
また、送気管ポート５００に、接続口金５０２を接続するとき、図１７（Ａ）に示すように、送気管ポート側には、テーパ部５０７が設けられており、また、接続口金５０２には、テーパ部６７１が設けられているためテーパ部６７１をテーパ部５０７に導入することで容易に接続できる。
【００８２】
本実施の形態においては、テーパ部６７１の端部の径をＤ2 とし、送気管ポート５００のテーパ部５０７の端部の径をＤ1 としたとき、Ｄ1 ＞Ｄ2 となっている。そのため、Ｄ2 ＜Ｄ1 の場合よりもテーパ部６７１をテーパ部５０７へ導入しやすくなっている。
【００８３】
また、本実施の形態ではＤ1 ＞Ｄ2 を保ちながら、さらに、テーパ部６７１のテーパ角θ2 、テーパ部５０７のテーパ角θ1 の間にθ1 ＞θ2 の関係が成立している。θ1 ＞θ2 としたことによりθ1 ≦θ2 の場合にくらべてテーパ部６７１をテーパ部５０７へより導入しやすくしている。
【００８４】
さらに径Ｄ1 が一定のときθ1 ＞θ2 とすると、θ1 ≦θ2 の場合と比べて連通孔５０３と、軸部５０６の嵌合長Ｌが図１７（Ｂ）に示すように長くなり、両者の間の接続強度を大きくできる。
【００８５】
なお、送気管ポート５００の側面には図１３および図１６に示すように着脱時に把持する把持部５０１が２箇所設けられている。
【００８６】
また、送気管ポート５００を、送気管６１５から外すときは、図１６に示すように面５０８に指を当接させたのち、把持部５０１を把持して、送気管ポート５００を矢印の方向に引き抜く、このような動作を行なうことによって、送気管ポート５００は、送気管１５から、容易に取り外すことができる。
【００８７】
また、面５０８を、指５０５が当接できるように大きく設けてあるので、取り外しが容易に行なえるようになっている。
【００８８】
また、送気管ポート５００と、接続口金５０２の接続強度、および、接続口金５０２と、送気送水側チューブ４３の接続強度は、送気管ポート５００と送気管６１５の接続強度よりも十分に大きくなっている。このため、送気管ポート５００を送気管６１５に取付けた状態で送気送水側送水チューブ６４３を急激に引っぱっても、送気管ポート５００と送気管６１５の接続部が外れるだけで、送気管ポート５００と接続口金５０２の接続部、あるいは送気送水側送水チューブ６４３と接続口金５０２の接続部が外れてしまうことがない。
【００８９】
また、図１５（Ａ）及びこの図１５（Ａ）のＢ−Ｂ線断面を示す図１５（Ｂ）に示すように吸引側には送気送水側吸引チューブ６４４を介して吸引部６２５が接続されている。この吸引側６２５は、テーパ面６７１を設けた口金６７２が送気送水側吸引チューブ６４４と接続され、その外側は固定チューブ６２３で被覆固定されている。図１４（Ｂ）、図１５（Ｂ）に示すように、吸入部６２５には、吸引側吸入口６２１と送気送水側吸入口６３０の２つの吸入口が設けられている。
【００９０】
次に図１８ないし図２５を参照して全管路洗滌アダプタ２０１を説明する。
図１８に示す全管路洗滌アダプタ２０１は電子内視鏡２の操作部１２に着脱可能な栓手段である。
また、送気・送水シリンダ５７３と吸引シリンダ５７４は、電子内視鏡２の操作部１２の本体部４０１に形成した開口部に配設され、金属製で略円筒形の部材で構成される。この吸引シリンダ５７４、前記送気・送水シリンダ５７３はそれぞれナット２１３、４０２を螺合させることによりナット２１３、４０２と座板４０７とで本体部４０１に挟持されている。
【００９１】
なお、前記ナット２１３及び４０２と本体部４０１との間には水密確保のためそれぞれＯリング４０４が配設されている。前記ナット４０２のフランジ４０２ａ下部とナット２１３のフランジ２１３ａの下部にはそれぞれ直径がφｄ５（図１９参照）の小径部２４６、２４７が形成されている。また、前記フランジ４０２ａとフランジ２１３ａの直径をφｄ６に形成している。なお、直径φｄ５とφｄ６との間にはφｄ５＜φｄ６の関係が成り立っている。
【００９２】
前記吸引シリンダ５７４の底部には金属製のコネクタ側吸引パイプ６０３が半田付けにて固定され、側周に金属製の吸引パイプ６０４が半田付けにて固定されている。前記コネクタ側吸引パイプ６０３は、コネクタ側の吸引管路６０７と連通しているので、前記図１２に示したコネクタ部１４に設けた金属製の吸引口金６１１に連通している。一方、吸引パイプ６０４は、先端側の吸引管路６０５を構成して操作部１２の把持部先端側で前記図１２に示した電子内視鏡２の挿入部１１の吸引口８４に連通する鉗子挿入管路５１６ａに合流している。
【００９３】
前記全管路洗滌アダプタ２０１は、固定部２１０、送気・送水プラグ２１１、吸引プラグ２１２及び鉗子口５１６に着脱自在な後述する栓体２１５から構成されている。
【００９４】
図１８及び図１９などに示すように固定部２１０は、ステンレス等の金属製の平面板２１６と、曲げ加工した金属板製のハウジング部２１７と、金属製のストッパ２１８とからなり、前記平面板２１６には送気・送水シリンダ５７３及び吸引シリンダ５７４にそれぞれ対応する位置に貫通孔２１９、２２０が設けられている。そして、この平面板２１６からハウジング部２１７が脱落しないようにストッパ２１８を螺合後、接着剤にて固定している。
【００９５】
図１８から図２１などに示すように前記ハウジング部２１７は、全長に渡って幅ｔ１の切り欠き２２５を形成した上面部２２１と、ハウジング部２１７の側端面から距離Ｌ２まで幅ｔ２の切り欠き２２６、ハウジング部２１７の側端面から距離Ｌ３まで幅ｔ３の切り欠き２２８、ハウジング部２１７の側端面から中心位置までの距離Ｌ１に直径φｄ１の円弧部２２７及び切り欠き２２６と切り欠き２２８を繋ぐｔ２に等しい直径φｄ２の円弧部２２９を設けた底面部２２３と、前記上面部２２１と前記底面部２２３とを繋ぐ２つの側面部２２２、２２２と底面部２２３とを連結して上面部２２１との間に平面板２１６の板厚より若干大きな幅のクリアランス２３０を形成し、このクリアランス２３０により平面板２１６に挟持されるようになっている（なお、図２１では簡単化の為、例えばφｄ１を単にｄ１と略記）。
【００９６】
前記送気・送水プラグ２１１は、上方に位置するＰＳＵ等の硬い樹脂製のボタン２３１と、送気・送水シリンダ４０２内に挿通され、前記ボタン２３１同様ＰＳＵ等の樹脂製のピストン２３２と、金属製のコイルバネ２３８とで構成されている。
【００９７】
このコイルバネ２３８は、後述するコイルバネ３３８よりもバネの力量が大きくなっている。
また、送気・送水プラグ２１１を、ボタン２３１とピストン２３２に分けたことで送気・送水プラグ２１１の組立が容易に行なえるので組立作業性が向上する。
【００９８】
前記ボタン２３１の直径は、貫通孔２１９の直径よりも大径で直径がφｄ８の頭部２３３と、貫通口２１９より小径で直径がφｄ７の胴部２３４とで構成されており、前記頭部２３３の上端部には怪我を防止するための面取りが施されている共に、機種名等を表示できる平面部を設け、胴部２３４には、ネジ部２３６を設け、ピストン２３２に螺合固定されるようになっている。
【００９９】
前記ピストン２３２は、貫通孔２１９より大径の頭部２４８と、フランジ部２３７と、嵌合部２３９と、棒体部２４０とで構成されている。前記フランジ部２３７は平面板２１６と底面部２２３との間に設けられ、頭部２４８側から大径部２４１、小径部２４２を有し、大径部２４１と小径部２４２との直径φｄ３、直径φｄ４と円弧部２２７の直径φｄ１との間に、
ｄ１＜ｄ３、ｄ１≧ｄ４
の関係が成り立っている。
【０１００】
つまり、非装着時、小径部２４２が円弧部２２７に略嵌合して位置決めされるので、大径部２４１の下面が底面部２２３の上面に当接して送気・送水プラグ２１１の脱落を防止するようになっている。
【０１０１】
また、平面板２１６とフランジ部２３７との間に介在するコイルバネ２３８は、フランジ部２３７を底面部２２３の方向に押圧している。このため非装着時ではフランジ部２３７を底面部２２３の方向に押圧し、装着時にはフランジ部２３７かをナット４０２の上端面に押圧する。
【０１０２】
ピストン２３２の下部に設けられた嵌合部２３９は、フランジ部２３７の下部に設けられ、図２２に示すように装着時には送気・送水シリンダ５７３に略嵌合している。このとき、送気・送水シリンダ５７３の内周と嵌合面外周との間には０．０５ｍｍ以下の隙間７０４が設けられるようになっている（図２２は図１８に示したＦ部の拡大図である）。
【０１０３】
また、嵌合部２３９と棒体部２４０の径変化部にはピストン２３２の送気・送水シリンダ５７３への挿入を容易にするために上部側から鋭角のテーパ部２４９と、このテーパ部２４９より角度の大きいテーパ部２５０とを形成している。
【０１０４】
棒体部２４０は、嵌合部２３９の下部に設けられ、装着時、送気・送水シリンダ５７３の内周と棒体部２４０の外周との隙間６００が０．４ｍｍないし１ｍｍになるように構成されている。また、図１８に示すようにこの棒体部２４０には装着時に前記送気・送水シリンダ５７３の先端側送気管路６０８′の開口部近傍に位置する連通横孔２４３と、この連通横孔２４３と棒体部下端とを連通する連通縦孔２４４とが形成されている。
【０１０５】
図１９に示すように前記吸引プラグ２１２は、前述の送気・送水プラグ２１１と同じくＰＳＵ等の硬い樹脂製のボタン２５１と、このボタン２５１同様にＰＳＵ等の樹脂製のピストン２５２と、送気・送水プラグ２１１と同じく金属製のコイルバネ３３８とで構成されている。
【０１０６】
前記ボタン２５１の外形は、貫通孔２２０の外形よりも大径で直径がφｄ８の頭部２５３と、小径で直径がφｄ７の胴部２５４とで形成されている。ボタン２５１と、ピストン２５２を別体にしたことで組立が容易に行なえるというメリットがある。胴部２５４に設けたネジ部２５６にピストン２５２を螺合固定している。
【０１０７】
このボタン２５１には、前述のボタン２３１に設けられた機種名等を表示する表示部２３５は設けられていない。しかし、表示部２３５を設けてあってもかまわない。
このピストン２５２は、貫通孔２２０より大径な頭部２５７と、フランジ部２５８と、嵌合部２５９とで形成され、前記平面板２１６とフランジ部２５８との間にコイルバネ３３８を介在させている。このコイルバネ３３８は、フランジ部２５８を底面部２２３の方向に押圧し、非装着時、フランジ部２５８を底面部２２３に押圧して頭部２５３が平面板２１６に押圧されることで吸引プラグ２１２の脱落を防止している。一方、装着時にはフランジ部２５８をナット２１３の上端面に押圧する。
【０１０８】
嵌合部２５９は、ボタン２５１の下部に設けられ、前記図２２に示したのと同様、装着時には吸引シリンダ５７４に略嵌合し、吸引シリンダ５７４の内周面と嵌合面外周との間に０．０５ｍｍ以下の隙間７０５（図２５参照）が設けられるようになっている。この嵌合部２５９の下端にはピストン２５２を吸引シリンダ５７４に挿入し易くするためのテーパ部２６０が設けられている。
【０１０９】
前記フランジ部２５８の下面には少なくとも１つの切り欠き３１８を設けてある。また、図２３（Ａ）および（Ｂ）に示したように、切り欠き３１８の付け根部分には、球形の空間である球形部３１９が設けられている。
【０１１０】
また、図２３（Ａ）に示すようにフランジ部２５８の隅部はテーパ状に切り欠かれて面取りされた面取り部３２３が形成されている。なお、図２３（Ａ）はフランジ部２５８付近を拡大して示し、図２３（Ｂ）は図２３（Ａ）の下側からみた底面図を示す。
【０１１１】
球形部３１９は、球形に限らず、例えば図２４（Ａ）に示すように、円柱形の円柱部３２０であったり、図２４（Ｂ）に示すように半球部３２１であってもかまわない。
これは、後述する送水作業時に、送水された水が、横方向にとび出すことを防止するために設けてある。
【０１１２】
図２０（Ａ）及びこの図２０（Ａ）のＥ−Ｅ線断面を示す図２０（Ｂ）に示した栓体２１５は平面板２１６にチェーン２６３を介して接続され、この栓体２１５は電子内視鏡２の操作部１２の鉗子口５１６に装着されて使用される。図２０（Ａ）に示すように、外表面には機種名等が表示できる表示部２６２が設けられている。
【０１１３】
また、図２０（Ｂ）に示すように内部には小さな円形の孔であるリーク孔２６１が設けられている。リーク孔２６１からわずかに液体が漏れでることによって鉗子口５１６内に液体が充満されるようになっている。また、リーク孔２６１から出た液体は、開口部２６４を通って外部へと排出される。このとき、リーク孔２６１と開口部２６４は、開口位置がずれており、流体がリーク孔２６１から飛び出した時、防御壁６０１に当たり、勢いよく液体がとび出すのを防止している。
【０１１４】
ここで全管路洗滌アダプタ２０１の内視鏡装着時の装着方法を説明する。
まず、送気・送水プラグ２１１と吸引プラグ２１２とをそれぞれ送気・送水シリンダ５７３と吸引シリンダ５７４に挿入する。そして、固定部２１０を送気・送水プラグ２１１と吸引プラグ２１２との軸方向に押し込みながら送気・送水シリンダ５７３から吸引シリンダ５７４の方向に移動させていく。このとき、切り欠き２２６と小径部２４６、２４７とフランジ４０２ａ、２１３ａとの寸法の間にｄ６＞ｔ２≧ｄ５
の関係が成り立つ一方、
頭部２３３、胴部２３４及び切り欠き２２６の寸法の間には
ｄ８＞ｔ１＞ｄ７
の関係が成り立つので、底面部２２３がナット４０２と吸引プラグ２１２との間の小径部２４６、２４７を移動する。
【０１１５】
また、前記ｄ２とｔ２との間には
ｄ２＝ｔ２
の関係があるので、底面部２２３は、円弧部２２９が小径部２４６に当接した位置で位置決め固定される。
さらに、ハウジング部２１７の非装着時から装着時までの移動距離はＬ４であり、この移動距離Ｌ４は距離Ｌ２から距離Ｌ１を減らした値に等しい。なお、距離Ｌ２の値は、距離Ｌ４だけ移動したとき、頭部２４８が切り欠き２２８の端部に干渉しない値に設定されている。
【０１１６】
次に本実施の形態の作用を説明る。
次に図１２を用いてこの内視鏡洗滌装置６００および全管路洗滌アダプタ２０１を電子内視鏡２に接続した状態および使用方法を説明する。
【０１１７】
まずはじめに電子内視鏡２の吸引口金６１１に吸引側送水チューブ６２９を接続する。さらに、送気送水側チューブ６４３の端部に設けられた送気管ポート５００を送気管６１５に接続する。また、コネクタプラグ６５０を送水管６１４と加圧管６１６に取り付ける。さらに、送気送水シリンダ５７３及び吸引シリンダ５７４に全管路洗滌アダプタ２０１を取り付けて各シリンダ５７３、５７４の開口部をほぼ塞ぎ、小さい隙間７０４、７０５にする。
また、鉗子口金５１６には栓体２１５を取り付ける。このような状態にした後、シリンジ口金６３２にルアー口金付きのシリンジ６７７を接続する。
ここで、実際に管路内部に洗滌液を送液する場合の送液方法を図２６および図２７を用いて説明する。なお、図２６（Ｂ），（Ｃ）は図２６（Ａ）のＧ−Ｇ線及びＨ−Ｈ線断面を示す。
管路内に洗滌液を送液する場合、吸入部６２５は、洗滌液の中に沈められている。
シリンジ６７７のピストン７１１を符号７０２で示す矢印方向に引く事で、シリンジ内部７１２に負圧が発生する。このときシリンジ内部７１２と連通状態の吸引側逆止弁６１９内部の連通路７２３内部も負圧の状態になる。すると、ボール弁６３３およびボール弁６３４はシリンジ内部７１２側へ移動する。このとき、ボール弁６３４はテーパ面７１３に当接し、連通路７２３と吸引側送水チューブ６２７の間は管路が遮断される。
【０１１８】
一方、ボール弁６３３は突起７１４に当接するものの、ボール弁６３３と突起７１４の間には隙間部７１５がある。また、ボール弁６３３はテーパ面７１６との間に隙間７１７をもつ。このためシリンジ内部７１２と吸引側吸引チューブ６２０の間は連通路７２３を介して連通状態になる。
【０１１９】
このため、シリンジ内部７１２で発生した、負圧により吸入部６２５の吸入口６２１から、吸引側吸入チューブ６２０および吸引側逆止弁６１９をへてシリンジ内部７１２に矢印８２で示すように洗滌液が吸入される。
【０１２０】
次に図２７が示すようにピストン７１１を符号７０３で示す矢印の方向に押し込むことでシリンジ内部７１２が加圧される。この圧力によってボール弁６３３はテーパ面７１６に押し付けられる。これにより吸引側吸入チューブ６２０と連通路７２３の間は管路が遮断される。
【０１２１】
一方、ボール弁６３４は突起７１８に当接する。このときボール弁６３４と突起７１８の間には隙間７１９がある。また、ボール弁６３４とテーパ面７１３の間には隙間７２０ができている。
【０１２２】
このような状態になると、シリンジ内部７１２の洗滌液は符号５８２で示すようにシリンジ内部７１２から連通路７２３および隙間７２０、隙間７１９を経て吸引側送水チューブ６２７へと送り込まれる。さらに洗滌液はチューブ接続部材６２８、吸引側送水チューブ６２９を経て、図１２に示す吸引口金６１１へと到達する。
【０１２３】
さらに吸引口金６１１から吸引管路６０７を経由して、吸引シリンダ５７４と、ピストン２５２の間の隙間７０５、鉗子口金５１６に取り付けられた栓体２１５のリーク孔２６１、挿入部３の先端に設けられた吸引口８４の３箇所から電子内視鏡２の外部へと排出される。
【０１２４】
このとき、図２５に示すように隙間７０５から排出された洗滌液は吸引シリンダ５７４上部の開口部とテーパ部２６０との隙間７０５を通り上方向へ流れ出てくる。
【０１２５】
ここで、球形部３１９が設けてあるため、上方向へ流れ出た洗滌液は、球形部３１９の壁面にそって流れるため、この図２５に示すように、流れの方向が下向きになる。そして、この下向きのまま、切り欠き３１８の外へと排出される。切り欠き３１８の外へと出て洗滌液は本体部４０１の上面４０１ａに当たるため、洗滌液が直接、横方向にとび出すことが防止できる。
【０１２６】
また、図２４（Ａ）（Ｂ）に示すように、球形部３１９のかわりに、円柱部３２０、半球部３２１を設けたときにも同様の効果が得られる。
【０１２７】
また、コイルバネ３３８により、ピストン２５２は、下側に付勢されているため、洗滌液の水圧により、ピストン２５２が上方向へ浮くことがない。
この操作を数回にわたって繰り返すことで吸引管路６０７の内部にまんべんなく洗滌液を送り込むことができ、十分に洗滌することができる。
【０１２８】
これら一連の洗滌液の吸引および排出の動作は送気送水側洗滌管路６１８においても同様である。シリンジ内部７１２で発生した負圧は、図２６の括弧で示す送気送水側吸引チューブ６４４を経て、吸入部６２５へと伝わる。
【０１２９】
すると吸入部６２５の網状部材６４０の網目、隙間６３８を通って送気送水側吸入チューブ６４４の内部に洗滌液８２が吸入される。隙間６３７があるため、錘６３６は常に洗滌液８２にさらされ、汚れが錘６３６のまわりにたまることがない。さらに、送気送水側逆止弁６４５を通って、シリンジ内部７１２に吸引される。
【０１３０】
次にピストン７１１を押し込むと、図２７の括弧で示す送気送水側送水チューブ６４３及び図１２に示す送気管ポート５００を通って送気管６１５へ矢印５８２で示す洗滌液が送液される。送気管６１５に入った洗滌液５８２は、分岐部８５で送気管路６０８と加圧管６１６へと分岐する。加圧管６１６と送水管６１４はコネクタプラグ６５０によって連通されているため、送水管路６１３にも洗滌液が送水される。
【０１３１】
送気管路６０８、送水管路６１３を通った洗滌液は、送気送水シリンダ５７３と棒体部２４０の間の隙間７０４及び挿入部１１内部の送気管路６０８′、送水管路６１３′をへて先端ノズル１８９の２箇所から排出される。
【０１３２】
この場合、隙間７０４を通って排出された洗滌液は図２２に示すように、横方向へとび出すが、側面部２２２へ当たるので、外側に飛び出すことはない。また、コイルバネ２３８が、ピストン２３２を下方向に付勢しているため、洗滌液の水圧によって、ピストン２３２が上方向にとび出すことはない。
【０１３３】
吸引管路６０７へ送水するときと、送気管路６０８、６０８′、送水管路６１３、６１３′へ送水するときを比べると、吸引管路６０７のほうが、管路抵抗が小さい。このため、送水時の圧力は、吸引側管路６０７の送水時のほうが小さくなる。コイルバネ２３８と、コイルバネ３３８は、同じバネ定数でもよいが、バネ定数は小さいほうが組立性が良い。
【０１３４】
したがって、本実施の形態においては、送水時の圧力が小さい吸引管路６０７側に取り付けられる吸引プラグ２１２を付勢するコイルバネ３３８のバネ定数を、コイルバネ２３８のバネ定数より小さくした。これにより、組立性が向上している。
【０１３５】
以上の動作を繰り返すことで内視鏡の送気管路６０８、６０８′、送水管路６１３、６１３′の内部を十分に洗滌することができる。
【０１３６】
洗滌作業時に洗滌液の内部にほこり５７５や糸屑５７６が混入していると、これらが管路内径の小さい送気管路６０８、６０８′や送水管路６１３、６１３′内部に詰まるおそれがある。しかし、本実施の形態では、図２８に示すように、吸引部６２５内に網状部材５４０および５４１が設けられているので、洗滌槽７３４内に吸引部６２５を入れ、洗滌液を吸入する際に、ほこり５７５や糸屑５７６などは網状部材５４０、５４１によって濾し取られる。これにより、送気管路６０８、６０８′や送水管路６１３、６１３′の詰まりを防止できる。
【０１３７】
ところで、電子内視鏡２の、コネクタ１４には内視鏡先端に設けられた図示しない固体撮像素子の信号を外部のビデオプロセッサ４へ出力するための電気接点が設けられている。この電気接点部に、水の浸入を防ぐためにコネクタ１４には防水キャップ１９０が着脱自在に取付けられる。
【０１３８】
図２９（Ａ），（Ｂ）に電子内視鏡の洗滌時に、コネクタ１４に取付けてコネクタ１４の内部の電気接点へ水が浸入するのを防止する防水キャップ１９０を示す。また、図３０にコネクタ１４に防水キャップ１９０を取り付けた状態を示す。
【０１３９】
防水キャップ１９０には、コネクタ１４の内部に空気に送り込んで漏水検知を行なう時に、図示しない漏水検知装置の検知口金１９３を取付けるための空気供給口金１９４が設けられている。
空気供給口金１９４には、検知口金１９３が取り付ける時に、検知口金１９３のガイド溝１９５をガイドするためのガイドピン１９６が設けられている。
【０１４０】
図３１に示すように、検知口金１９３を空気供給口金１９４に取り付けると、空気供給口金１９４内部の図示しない弁が開いて、空気供給口金１９４を通じて、コネクタ１４と検知口金１９３が連通状態になる。その後、供給チューブ１９７を通して空気を送り込むと、コネクタ１４の内部を加圧することができる。
【０１４１】
コネクタ１４内部が加圧された状態で、水中にコネクタ１４を浸漬することでコネクタ１４内部の気密性を検査することができる。
【０１４２】
ところで、このガイドピン１９６は、図２９（Ａ）示すように防水キャップ１９０の中心線１９８と同じ方向に設けられている。このような方向に設けることによって、ユーザが防水キャップ１９０の着脱を行なうとき、図中に点線で示すように、ガイドピン１９６に指を掛けることなく、空気供給口金１９４にのみ指を掛けて着脱を行なうことができる。
【０１４３】
このガイドピン１９６が例えば図３１に示すように斜め方向を向いていると、点線で示すように取付時に、ガイドピン１９６に指が当たって、作業のじゃまになる。このため、図２９（Ａ）に示した方向にガイドピン１９６を設けたほうが着脱作業時にガイドピン１９６が指に当たらないので、着脱作業性が良い。
【０１４４】
次に本発明の第３の実施の形態における電子内視鏡２の先端側の構成を図３２ないし図３６を参照して説明する。
図３２は挿入部先端側の縦断面図、図３３は照明系を含む挿入部先端側の縦断面図、図３４はノズルを含む図３２の部分拡大断面図、図３５は図３４のＩ−Ｉ線断面図、図３６（Ａ）は係止部材の正面図、図３６（Ｂ）は係止部材の側面図である。
【０１４５】
図３２及び図３３に示す挿入部１１の先端部２０の本体を構成するステンレス等の金属材からなる先端構成部１０１には、後述する各種の部材、例えば観察系、照明光伝達系及び送気又は送水の少なくとも一方がなされる管路等が組み込まれている。
また、図３２に示すように先端構成部１０１はその先端側に突出した先端構成部付き出し凸部（以下、単に凸部と略記）１１１を設けている。前記先端構成部１０１の先端面及び先端側外周面には、例えばポリサルフォン等の電気絶縁性の熱可塑性樹脂からなるキャップ状に形成された絶縁カバー１０６が被嵌されており、先端構成部１０１との当接面及び嵌合面は接着され固定されている。
【０１４６】
先端構成部１０１の先端側端面には凸部１１１が設けられているために段差があり、図３３に示すように絶縁カバー１０６の先端側端面１０６ａと先端構成部１０１の先端側端面１０１ａとの間の肉厚はｒ３であるが、図３２に示す先端側端面１０６ａと凸部１１１の先端側端面１１１ａとの間の肉厚ｒ２は上記肉厚ｒ３より薄くなっている。
また、図３２に示すように、絶縁カバー１０６は後述する対物洗滌ノズル１１９を取り付けるためのノズル取付部１１０を設けている。
【０１４７】
図３２及び図３３に示すように先端部２０には湾曲部２１が隣接しており、湾曲部２１はその内側から例えばステンレスパイプ等の金属材からなる複数の湾曲駒１０２、１０３を互いにリベット１０４で回転自在に連結し、その外周に金属細線を編み組して形成されるブレード１４４を被覆し、さらにその外周に例えばフッ素ゴムやＥＰＴ等の電気絶縁性の合成樹脂からなる外皮１０５を被覆している。
【０１４８】
前記最先端の湾曲駒１０２は先端構成部１０１に外嵌され、図示しないビスによって先端構成部１０１に固定されており、前記絶縁カバー１０６の先端側端面１０６ａから前記リベット１０４の内、最も先端側のものの中心までの長さである先端硬質部長さはｒ１となっている。
【０１４９】
また、この湾曲駒１０２はバルジ部１０２ａを境に手元側部１０２ｂにおいて径が細くなっている。前記手元側部１０２ｂ内面には操作ワイヤ取付部１４５が軸方向に対し、ほぼ上下左右の４ヶ所に設けられており、この操作ワイヤ取付部１４５には操作ワイヤ１４６の先端側端部がろう付けにより固定されている。
【０１５０】
この操作ワイヤ１４６の手元側端部は挿入部１１内を経て、内視鏡操作部まで通じており、操作部において操作ワイヤ操作手段に着脱自在に接続されている。そしてこの操作ワイヤ操作手段を操作することで、操作ワイヤ１４６を通して先端部２０及び湾曲部２１を上下左右の所望の方向に湾曲させることができるようにしている。
【０１５１】
前記ブレード１４４の先端部は前記手元側部１０２ｂ外周に半田付けにより固定されている。また、前記外皮１０５はその先端部１０５ａが絶縁カバー１０６の手元側端面に突き当てられ、前記先端部１０５ａ外周を糸巻きにすることにより先端構成部１０１に密接し、さらに糸巻きの上から例えばエポキシ系の接着剤により接着され固定されている。
【０１５２】
図３３に示すように、絶縁カバー１０６及び先端構成部１０１には照明伝達系を構成し、照明レンズ１３１を内設した照明レンズユニット１２８が配置されており、また、照明レンズユニット１２８の手元側には光学繊維束からなるライトガイド１２９の先端部が設けられている。このライトガイド１２９の先端は先端構成部１０１を貫通して設けられた照明系取付孔１３０の後端側から挿入され、図示しないビスにより先端構成部１０１に固定されている。
【０１５３】
また、前記照明レンズユニット１２８は前記照明系取付孔１３０の先端側から挿入され、例えばエポキシ系の接着剤により先端構成部１０１に固定されると共に、絶縁カバー１０６に照明系取付孔１３０と対応する位置に設けられた貫通孔１３２に緩く嵌合しており、その隙間１３３には例えばエポキシ系の接着剤が気密的に充填されている。ここで照明レンズユニット１２８の軸方向の位置決めは、照明レンズユニット１２８先端近傍に設けられた外枠フランジ部１２８ａが先端側端面１０１ａに突き当たることでなされている。
【０１５４】
図３３に示す処置具チャンネルの先端を構成する処置具挿通パイプ１３４は、先端構成部１０１に貫通して設けられた処置具挿通パイプ取付孔１３６に嵌合し、先端構成部１０１手元側端部に半田付けにより固定されると共に、絶縁カバー１０６に処置具挿通パイプ取付孔１３６と対応する位置に貫通して設けられたチャンネル孔１３５に緩く嵌合しており、その隙間１３９には例えばエポキシ系の接着剤が気密的に充填されている。
処置具挿通パイプ１３４の手元側端の外周には、チャンネルチューブ１３７の先端側内面が接着され、さらにチャンネルチューブ１３７外周の糸巻き部１３８において糸巻きにより接着面を密着させている。
【０１５５】
図３２に示すように、絶縁カバー１０６は前記ノズル取付部１１０部に挿入部１１の軸方向に貫通したノズル用貫通孔１１８を設けており、このノズル用貫通孔１１８には撮像部１０７先端の対物レンズ１０８外表面を洗滌する対物洗滌ノズル１１９が嵌合している。
【０１５６】
この対物洗滌ノズル１１９は係止部材１２０のノズル係止部１２０ａが対物洗滌ノズル１１９の円筒側部に形成された係止溝１１９ａと係合することにより、絶縁カバー１０６内に係止されている。
【０１５７】
ノズル貫通用孔１１８の手元側には対物洗滌ノズル１１９に送気または送水の少なくとも一方を行なうための接続パイプ１２２が緩く嵌合しており、その隙間１２４には例えばエポキシ系の接着剤を気密的に充填している。また、前記接続パイプ１２２は、先端構成部１０１にノズル貫通用孔１１８と対応する位置に貫通して設けられた接続パイプ取付孔１２３に嵌合し、先端構成部１０１の手元側端部に半田付けにより固定されている。
【０１５８】
また、接続パイプ１２２後端部には内視鏡挿入部内を挿通される流体チューブ１２５の先端側内面が接着され、さらに接着面を密着させるために、流体チューブ１２５先端部に糸縛り部１２６を設けると共に、流体チューブ１２５外周に例えばＦＥＰ等の熱収縮チューブ１２７を密着させている。前記係止部材１２０は絶縁カバー１０６と同じく、例えばポリサルフォン等の電気絶縁性の熱可塑性樹脂からなっている。
【０１５９】
図３６（Ｂ）に示すように、係止部材１２０はその先端側にノズル係止部１２０ａが設けられ、側面から見てＬ字型に形成されており、図３２に示すように、係止部材１２０の外表面の内視鏡長手方向の軸方向稜線１２０ｂは、組付時に絶縁カバー１０６外表面と滑らかに一致するよう、滑らかな曲線で形成されている。 なお、前記軸方向稜線１２０ｂは組付時に絶縁カバー１０６外表面と滑らかに一致するようであれば、図３７に示すように曲線に限らず直線で形成しても良い。
【０１６０】
また、図３６（Ａ）に示す係止部材１２０の外表面の周方向稜線１２０ｃは、図３５に示すように組付時に絶縁カバー１０６外周と段差が生じ患者の体腔内を傷つけないように、絶縁カバー１０６の外周と同じ曲率の円弧状に形成されている。前記ノズル係止部１２０ａの先端は前記係止溝１１９ａに係合するよう円弧状に形成されており、また、ノズル係止部１２０ａの根元部には段部１２０ｄが設けられている。
【０１６１】
図３４及び３５に示すように、ノズル取付部１１０は係止部材取付溝１４０と、この係止部材取付溝１４０の先端部から前記ノズル貫通用孔１１８に向ってほぼ直角に貫通して設けられたノズル係止部取付溝１４０ａとが設けられており、ノズル係止部取付溝１４０ａは係止部材取付溝１４０よりも幅が狭いため段部１４０ｂが形成されている。
【０１６２】
前記係止部材１２０は係止部材取付溝１４０に、またノズル係止部１２０ａはノズル係止部取付溝１４０ａにそれぞれ嵌合しており、係止部材１２０は係止部材取付溝１４０との嵌合面及び図３４に示す付き当て面１０９に、例えばシリコン系の接着剤を塗布し、絶縁カバー１０６に接着され固定されている。
【０１６３】
また、図３５に示すように前記ノズル係止部１２０ａは、段部１４０ｂと、前記段部１２０ｄが突き当たることで対物洗滌ノズル１１９に対する位置決めがなされ、ノズル係止部１２０ａの先端部が係止溝１１９ａに係合するようになっている。
【０１６４】
前記係止部材１２０の抜去は、係止部材１２０の外表面側から係止部材１２０に針状の治具を突き刺し、この治具先端部を係止部材１２０に引っかけて絶縁カバー１０６から引き出すことで行う。
【０１６５】
図３２に示すように、先端構成部１０１には挿入部１１の軸方向に撮像部１０７が補修交換のため着脱自在に取付けられており、撮像部１０７先端には対物レンズ１０８を内設したレンズ枠１１２を有している。
【０１６６】
レンズ枠１１２の外周には断面がＶ字形の外周溝１１３が設けられており、外周溝１１３には例えばシリコン系の接着剤１２１が気密的に充填される。さらに、レンズ枠１１２はその外周面１１２ａにも接着剤１２１が塗布されて、前記凸部１１１の位置に先端構成部１０１を貫通して設けられたレンズ枠取付孔１１４に嵌合すると共に、絶縁カバー１０６にレンズ枠取付孔１１４と対応する位置に貫通して設けられた貫通孔１４７に緩く嵌合しており、その隙間１１７には例えばエポキシ系の接着剤が気密的に充填されている。
【０１６７】
この後、ビス形状の撮像部固定部材１１５が凸部１１１の位置で先端構成部１０１外周からレンズ枠取付孔１１４に向って貫通するよう設けられた、撮像部固定部材取付孔１１６内面に設けられたネジに螺合し、外周溝１１３の２つの斜面の内、先端側に配置された斜面に撮像部固定部材１１５の円錐部先端１１５ａが突き当てられて、先端構成部１０１に撮像部１０７が固定される。
【０１６８】
本実施の形態では最先端の湾曲駒１０２は他の湾曲駒１０３等の肉厚よりも薄い肉厚に設定して、薄肉にしない場合よりもその外径を細くし、最大径の部分を細くなるようにしている。また、この最大径の部分を半径外側方向に突出しないようにして外表面に凹凸ができない或いは凹凸を少なくするようにしている。
【０１６９】
次に本実施の形態の作用及び効果を説明する。
本実施の形態によれば、撮像部１０７を固定するための外周溝１１３に接着剤１２１を気密的に充填することで、レンズ枠１１２とレンズ枠取付孔１１４の間の気密を保つことができる。
【０１７０】
この構成により、前記外周溝１１３とは別に気密用のパッキンを取付けるための溝をレンズ枠１１２外周に設ける必要がないため、レンズ枠１１２の軸方向長さを短くでき、結果的に撮像部１０７の軸方向長さを短くすることが出来る。
【０１７１】
撮像部１０７の軸方向長さを短くできるため、湾曲部２１が撮像部１０７の位置する部位で湾曲し、全体が硬質の撮像部１０７を無理に曲げて破損することを防ぐために、撮像部１０７手元側端以降に設けいてたリベット１０４の位置を内視鏡先端側に移動させることができ、これにより先端硬質部長さｒ１を短くすることができる。
【０１７２】
また、レンズ枠１１２を細径化することにより、先端部２０の先端径を細径化することができる。
すなわち、本実施の形態によれば、内視鏡の先端径を細径化し、先端硬質部長さｒ１を短くすることで、患者の苦痛を低減し良好な挿入性を得ることができると共に、体腔内の様に狭い空間内においても良好な観察性を得ることができる効果がある。
【０１７３】
さらに、挿入部１１の最大径となる部分、より具体的には先端部２０と湾曲部２１との接続部における最大径となる部分の径を小さくでき、第１の実施の形態と略同様の効果を有する。
【０１７４】
次に第３の実施の形態の変形例を図３７を参照して説明する。
図３７に示すものは、第３の実施の形態におけるレンズ枠１１２外周の外周溝１１３と、撮像部固定部材１１５および撮像固定部材取付孔１１６を変形した構成であり、その他は第３の実施の形態と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
【０１７５】
本変形例では、レンズ枠１１２の外周に矩形断面の外周溝１４１が設けられており、外周溝１４１には例えばシリコン系の接着剤１２１が気密的に充填されている。この後、撮像部固定部材１４２が撮像部固定部材取付孔１４３に先端構成部１０１外周部から挿入されて嵌合し、撮像部固定部材１４２の先端部が前記外周溝１４１の底面に突き当てられて、先端構成部１０１に撮像部１０７が固定される。
【０１７６】
なお、前記外周溝１４１の形状は矩形に限られたものでなく、円弧状であっても酔い。また外周溝１４１に突き当てられる撮像部固定部材１４２の先端形状も棒状に限らず、外周溝１４１に係合するよう球状であっても良い。
【０１７７】
この変形例は以下の作用及び効果を有する。
本変形例によれば、第３の実施の形態と同じ効果が得られると共に、撮像部固定部材１４２と撮像部固定部材取付孔１４３にネジを設けるための加工が必要ないため、部品加工が容易で製造原価を少なくすることができる。
【０１７８】
次に第４の実施の形態の先端部２０を図３８、図３９に示す。
先端構成部７０には、レンズ枠４１を介して照明レンズ４２が固定されている。このとき、先端構成部７０とレンズ枠４１、レンズ枠４１と照明レンズ４２は共に接着により、固定されている。前記レンズ枠４１の後端側には、ライトガイドパイプ８０が嵌入されていると共に、側面には、切り欠き部４３が設けられている。
【０１７９】
この時、レンズ枠４１とライトガイドパイプ８０の間にはシリコン系接着剤が塗布されている。さらに、ライトガイド固定部４４が外嵌されている。そして、ライトガイド固定部４４は先端構成部７０に接着、半田といった方法で固着されており、前記ライトガイドパイプ８０は切り欠き部４３を通してライトガイド固定ビス４５によりライトガイド固定部４４に着脱自在に固定されている。
結果としてライトガイドパイプ８０はライトガイド固定部４４を介して先端構成部７０に固定される事となる。
【０１８０】
この先端構成部７０内には図３８、図３９に示すように、送気送水チャンネル５１、処置具挿通チャンネル５２、ライトガイドファイバ５３、撮像部５４及び撮像部５４に連設される像伝送ケーブル５５が配置されている。
この先端構成部７０の外周面に、その先端側が嵌合する最先端の湾曲駒９１は固定ピン４６で固定されている。
この最先端の湾曲駒９１は図３８に示す下側の部分、つまり処置具挿通チャンネル５２の外側部分が切り欠かれている。
【０１８１】
この湾曲駒９１の後端はリベット３４により、先端側から２番目の湾曲駒９２により回動自在に連結され、この湾曲駒９２はさらに先端側から３番目の湾曲駒（図示略）にリベット３４で回動自在に連結されるという具合に複数の湾曲駒が回動自在かつ直列に連結されて湾曲部２１を構成湾曲駒群が形成される。
【０１８２】
前記湾曲駒群の外周のブレード３６の更に外周には湾曲ゴム３７が被覆されている。湾曲ゴム３７の先端側は、上から糸３８を巻きつけ、例えばエポキシ系の樹脂剤３９でより強固に接着固定されている。湾曲ゴム３７は、例えば、シリコンゴム、フッ素系のゴムなどでも良い。
先端構成部７０の先端面及び先端側外周面には絶縁カバー１０６が取付けられている。
また、処置具挿通チャンネルパイプ７６の後端にはチャンネルチューブ４７の先端が取り付けられ、糸４８お巻き付けて固定されている。
【０１８３】
本実施の形態においても、最先端の湾曲駒９１の肉厚は、その他の湾曲駒９２等の肉厚より小さくして先端部２０との接続部の径が大きくなることを解消或いは防止している。
【０１８４】
以上の様に構成された先端部２０は以下の様に組み立てる。
まず、先端構成部７０に対して処置具挿通チャンネルパイプ７６を接着や半田付けといった方法で固定し、処置具挿通チャンネルパイプ７６の外周にチャンネルチューブ４７を接着し、さらに糸４８で固定する。その後、レンズ枠４１を送気送水チャンネル孔７１の先端側より嵌入し、接着固定すると共に、前記レンズ枠４１の後端部分に、ライトガイド固定部４４を外嵌し、このライトガイド固定部４４を先端構成部７０の後端面に、半田、接着等で固定する。この時の接着に用いる接着剤は、エポキシ系接着剤でも良いし、あるいは、レンズ枠４１とライトガイドパイプ８０の間に塗布されている接着剤と同じシリコン系接着剤でも良い。
【０１８５】
本実施の形態は以下の作用及び効果を有する。
この様に構成した先端部にすれば、処置具挿通チャンネルパイプ７６を半田で固着する際の半田ゴテとライトガイド固定部４４との干渉や、チャンネルチューブ４７の外周に糸を巻く際のライトガイド固定部４４との干渉が生じる事がないので、先端硬質長が短く、外径の細い内視鏡先端部が可能となる。
【０１８６】
また、先端部２０と湾曲部２１との接続部が最大径となってしまうことに対し、接続部に用いる最先端の湾曲駒９１の肉厚を薄くして最大径となる部分の外径を小さくでき、患者に挿入する際の苦痛を軽減できる。
【０１８７】
ところで、本実施の形態の撮像部５４は図４０に示す方法で固定される。
撮像部５４の先端に設けられたレンズ枠４９の外周側には、ネジ部４９ａが設けられている。撮像部５４は先端構成部７０後端側から、撮像部用孔５０に挿入され、撮像部用孔５０内に設けた、ツバ部５０ａとレンズ枠４９の後端側に設けた、ツバ部４９ｂが当接する。
【０１８８】
そして、前記ネジ部４９ａに、湾曲駒５９に先端側から先端構成部７０に挿入可能とで、かつ先端構成部７０に当接するフランジ部５７ａを有するネジ部材５７を先端側から螺合し、フランジ部５７ａとツバ部４９ｂで、先端構成部７０をはさみ込んで、レンズ枠４９を先端構成部７０に固定している。
【０１８９】
また、撮像部５４の他の固定方法として以下に示す方法（図４１、４２参照）でも良い、撮像部５４の先端に設けられたレンズ枠６８の外周には溝６８ａが設けられ、さらに外周軸方向にも溝６８ｂが設けられている。
【０１９０】
一方、固定リング６９は図４２に示す様に先端構成部７０に当接する当接部６９ａ、幅Ｓが前記溝６８ｂの幅に、厚みｔが前記溝６８ａの幅に、また高さＵが、図４１中に示す先端構成部７０の先端面７０ａと６８ａの後端側の側壁との距離Ｘ（Ｕ＝Ｘ）にそれぞれ等しい大きさの固定片６９ｂからなる。
【０１９１】
また、先端構成部７０にも、幅が溝６８ｂの幅よりも大きく（この幅は溝６８ｂの幅より大きく、周方向に１周ない範囲（３６０°以下）にある。）深さが前記距離Ｘよりも大きい溝７０ｂが設けられている。
【０１９２】
この様に構成した撮像部５４を、後端側から撮像部用孔５０に挿入し、レンズ枠６８が先端構成部７０のツバ部７０ｃに突き当たった後、溝６８ｂと溝７０ｂの位置を合わせ、溝６８ｂ、溝７０ｂ部に固定片６９ｂを挿入する様に固定リング６９を先端側から挿入する。そして当接部６９ａが先端構成部７０に突き当たった所で固定リング６９を回転し、固定片６９ｂの底部６９ｃを溝６８ａに嵌入し固定してもよい。
【０１９３】
なお、上述の説明では内視鏡として固体撮像素子を先端部に内蔵した電子内視鏡で主に説明したが、イメージガイドを備えた光学式の内視鏡の場合にも適用できることは明らかである。
【０１９４】
また、上述の説明では薄肉にする湾曲駒は最先端或いは最後端の湾曲駒で説明したが、他の湾曲駒に適用しても良い。勿論、最大径となる部分に使用される湾曲駒お薄肉にすることが、最も有効効である。
【０１９５】
また、例えば第１の実施の形態において、接続口金２８と嵌合して固定される嵌合部のみを薄肉にするようにしても良い。このようにすると、小径部３１ｂを短くしないでも強度を確保できるので、短くすることは必ずしも必要でない。この構成を最先端の湾曲駒に適用しても良い。
【０１９６】
［付記］
１．略円環形状の複数の湾曲駒を互いに直列に、かつ、回動自在に連結した湾曲部を有する内視鏡において、
前記複数の湾曲の少なくとも１個の肉厚を他の湾曲駒の肉厚より薄くしたことを特徴とする内視鏡。
２．最先端湾曲駒、あるいは最後端湾曲駒の少なくともどちらか一方の肉厚を他の湾曲駒の肉厚より薄くしたことを特徴とする付記１記載の内視鏡。
３．最後端湾曲駒の肉厚を他の湾曲駒の肉厚より薄くすると共に、前記最後端湾曲駒に太径部と細径部を設け、前記太径部の内周に可撓管の接続口金を固定したことを特徴とする付記１又は２記載の内視鏡。
【０１９７】
４．対物レンズと固体撮像素子を有する撮像部の先端に位置し、単数または複数枚のレンズを内設したレンズ枠を、先端構成部に固定してなる内視鏡において、前記レンズ枠外周に設けた溝と、この溝に係合する撮像部固定手段を有すると共に、前記溝に気密手段を設けたことを特徴とする内視鏡。
５．前記固定手段がビスからなる付記４記載の内視鏡。
６．前記固定手段がピンからなる付記４記載の内視鏡。
７．前記気密手段が弾性接着剤からなる付記４〜６記載の内視鏡。
８．前記弾性接着剤がシリコン樹脂からなる付記７記載の内視鏡。
【０１９８】
（付記４〜８に対する従来技術）
従来技術としては、実公平６−４２６４２公報があり、レンズ枠を先端構成部材にビスで固定すると共に、気密を保つためにレンズ枠外周にパッキンを設けていた。
【０１９９】
（上記従来技術の問題点）
レンズ枠にビスとパッキンが嵌合するための溝をそれぞれ別に設けていたため、レンズ枠の軸方向長さが長くなり、結果的に撮像部全体の軸方向長さも長くなっていた。
撮像部は全体が硬質であるため、内視鏡湾曲部が撮像部の位置する部位で湾曲し、撮像部を無理に曲げて破損することを防ぐため、前記先端構成部材に外嵌する第一の湾曲用駒と、この湾曲用駒に隣接する第二の湾曲用駒とを連結するリベットを、撮像部の手元側端以降の位置に設ける必要があった。
【０２００】
この構成により、先端絶縁カバー（以下、絶縁カバーと呼ぶ。）先端側端面から前記リベットの中心までの長さ（以下、先端硬質部長さと呼ぶ。）が長くなるという問題点があった。
さらに、ビスとパッキンが嵌合する前記溝をそれぞれ別に設けるため、前記レンズ枠の肉厚が厚くなり、レンズ枠の径が太くなるために、内視鏡先端径が太くなるという問題があった。
【０２０１】
（付記４〜８の効果）
前記レンズ枠の軸方向長さを短くすることで、撮像部の軸方向長さを短くでき、先端硬質部長さを短くできる。また、レンズ枠の径を細径化することで、内視鏡先端径を細径化することができる。これにより、良好な挿入性と、体腔内の用に狭い空間内における良好な観察性を得ることができる。
【０２０２】
９．先端構成部に、ライトガイドと処置具挿通用チャンネルパイプを固定してなる先端部を有する内視鏡において、
前記ライトガイドの固定部を前記先端構成部とは別体に設けた事を特徴とする内視鏡。
１０．前記固定部を前記先端構成部に固着した事を特徴とする付記９記載の内視鏡。
１１．前記固定部を前記先端構成部の後端面に固着した事を特徴とする付記１０記載の内視鏡。
【０２０３】
１２．前記固定部と、前記先端構成部を半田付けにより固着した付記１０又は１１記載の内視鏡。
１３．前記固定部と前記先端構成部を接着剤により固着した付記１０又は１１記載の内視鏡。
１４．前記接着剤かエポキシ樹脂系である付記１３記載の内視鏡。
１５．前記接着剤がシリコン樹脂系である。付記１３記載の内視鏡。
【０２０４】
（付記９〜１５に対する従来技術と問題点）
従来の内視鏡においては、体内での観察性（主に胃内で胃角の正面視のしやすさの向上）を良くする為に、先端硬質長（先端面から第一リベットまでの距離で図４３中ｒで示す。）を短くしていた。先端硬質長を短くする為に、図４３の如く、先端構成部４０の後端面に段着を設け、その低い（先端側寄り）の部分に、処置具挿通チャンネルパイプ７６を接着や半田付けで固着し、その上にチャンネルチューブ４７を固着し、チャンネルチューブ４７の外周を糸巻きしていた。
【０２０５】
しかしながら、上述の様な構成では、処置具挿通チャンネルパイプ７６を半田付けで固着する際に用いる半田ゴテの入る（図４３中点線で示す）スペースや、糸４８を巻く際の作業スペースを確保する為に処置具挿通チャンネルパイプ７６とライトガイド固定部４０ａと間にスペースを設ける必要があった。そして、このスペースを設ける為に、内視鏡先端部の外径が太くなり、患者の苦痛が増してしまうといった問題があった。なお、図４３中における符号は例えば図３８参照。
【０２０６】
（付記９〜１５の効果）
上述した構成にする事により先端硬質長が短く観察性が良好な上に、細径で患者の苦痛の少ない内視鏡が可能となる。
【０２０７】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、内視鏡先端構成部に固定するレンズ枠の軸方向長さを短くすることで、撮像部の軸方向長さを短して先端硬質部長さを短くでき、また、上記レンズ枠の径を細径化することで、内視鏡先端部の径を細径化することができ、これにより、良好な挿入性と、体腔内の狭い空間内における良好な観察性を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態を備えた電子内視鏡装置の構成図。
【図２】本発明の第１の実施の形態の電子内視鏡の湾曲部と可撓管部との接続部の構造を示す断面図。
【図３】本発明の第２の実施の形態の電子内視鏡の湾曲部の先端側の構造を示す断面図。
【図４】図３のＡ−Ａ線断面図。
【図５】第１の変形例における湾曲駒の連結構造を示す図。
【図６】第２の変形例の構造を図３のＡ−Ａ線断面に対応する図で示す断面図。
【図７】先端部の構造を示す断面図。
【図８】吸引洗滌アダプタの構造を示す断面図。
【図９】図８のＡ′矢視から見た溝部の一例及び変形例を示す図。
【図１０】電子内視鏡２に吸引洗滌アダプタを接続して、吸引器で吸引して洗滌する様子を示す図。
【図１１】図１０において吸引洗滌アダプタの端部がバットの液体内に沈められた場合の溝部の作用を説明する図。
【図１２】電子内視鏡２に内視鏡洗滌層を取付けた模式図。
【図１３】内視鏡洗滌装置の外観を示す斜視図。
【図１４】吸引側洗滌管路の内部構造等を示す断面図。
【図１５】送気送水側洗滌管路の内部構造等を示す断面図。
【図１６】送気管ポートを送気管から取り外す場合の操作を説明する図。
【図１７】送気管ポートとこれに接続される接続口金とを接続前及び接続した状態で示す断面図。
【図１８】操作部に装着された全管路洗滌アダプタの構造を示す断面図。
【図１９】図１８のＤ−Ｄ線断面図。
【図２０】図１８の上方から見た平面図等を示す図。
【図２１】ハウジング部の切り欠き等を示す図。
【図２２】図１８のＦ部の拡大図。
【図２３】吸引プラグを構成するピストンの下端付近の切り欠きを拡大して示す図。
【図２４】図２３（Ａ）の変形例の構造を示す断面図。
【図２５】吸引シリンダ内を洗滌する作用の説明図。
【図２６】シリンジ内部に洗滌液を吸入する作用の説明図。
【図２７】シリンジ内部に供給された洗滌液を内視鏡側に送液する説明図。
【図２８】吸引口金内に設けた網状部材の作用の説明図。
【図２９】防水キャップを示す正面及び平面図。
【図３０】コネクタの電気接点部を覆うように防水キャップを取り付けた状態を示す図。
【図３１】中心線方向から傾いた方向にガイドピンを突設した防水キャップを示す図。
【図３２】本発明の第３の実施の形態における挿入部の先端側の構造を示す縦断面図。
【図３３】挿入部の先端側の照明系を含む縦断面図。
【図３４】図３２のノズル付近の拡大断面図。
【図３５】図３４のＩ−Ｉ線断面図。
【図３６】係止部材の正面及び側面図。
【図３７】第３の実施の形態の変形例における挿入部の先端側の構造を示す縦断面図。
【図３８】本発明の第４の実施の形態における挿入部の先端側の構造を示す縦断面図。
【図３９】図３８のＺ−Ｚ線断面を一部含むＹ−Ｙ線断面図。
【図４０】撮像部を固定する方法を示す説明図。
【図４１】撮像部を固定する他の方法を示す説明図。
【図４２】固定リングを示す正面及び断面図。
【図４３】従来例の挿入部の先端側の構成を示す断面図。
【符号の説明】
１…電子内視鏡装置
２…電子内視鏡
１１…挿入部
１０１…先端構成部
１０７…撮像部
１０８…対物レンズ
１１２…レンズ枠
１１３…外周溝
１１４…レンズ枠取付孔
１１５…撮像部固定部
１１６…撮像部固定部材取付孔
１２１…シリコン系の接着剤[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an endoscope improved so that the axial length of an imaging unit can be shortened by shortening the axial length of a lens frame.
[0002]
[Prior art]
Endoscope has a curved part on the distal end side of the elongated insertion part. By bending the curved part, the distal part having an illumination window, an observation window, a forceps opening, etc. can be directed in an arbitrary direction. It has become. Many of these endoscopes have a large proportion of the tube connection portion and other built-in components in the distal end configuration portion at the distal end of the insertion portion, and the outer diameter of the distal end configuration portion is the insertion portion in terms of layout. In many cases, the maximum diameter becomes.
[0003]
The bending piece portion constituting the bending portion is not bent even when the bending portion is pressed against the body wall or when the bending portion is pressed against the body wall when the flexible tube portion of the insertion portion forms a loop. It has a sufficient thickness so as not to deform.
[0004]
In addition, the bending piece at the rearmost end of the bending portion needs to have a large outer diameter in order to be fitted and connected to the outer periphery of the connection base on the distal end side of the flexible tube portion. In addition, the blade covering the outer periphery of the bending piece is almost fixed by brazing, and the outer periphery is covered with a curved rubber, so that the connection between the bending portion and the flexible tube portion In some cases, the outer diameter is the maximum diameter of the insertion portion.
[0005]
As conventional techniques of such endoscopes, there are those described in Japanese Utility Model Publication No. 6-42642, and these conventional endoscopes fix the lens frame to the tip constituent member with screws and keep airtight. Therefore, packing was provided on the outer periphery of the lens frame.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional endoscope, as described above, since the grooves for fitting the screw and the packing are separately provided in the lens frame, the axial length of the lens frame becomes long, and as a result, the entire imaging unit The axial length of was also longer.
In addition, since the entire imaging unit is hard, the endoscope bending portion is bent at a position where the imaging unit is located, and is externally fitted to the tip component member in order to prevent the imaging unit from being bent and damaged. It is necessary to provide a rivet for connecting the first bending piece to the second bending piece adjacent to the bending piece at a position after the hand side end of the imaging unit. With this configuration, there is a problem in that the length from the distal end side end surface to the center of the rivet (hereinafter referred to as the distal end hard portion length) is increased.
Furthermore, since the grooves for fitting the screws and the packings are provided separately, the lens frame is thick and the lens frame is thick, so that there is a problem that the endoscope tip diameter is thick. .
[0007]
The present invention has been made in view of these circumstances, and by shortening the axial length of the lens frame fixed to the endoscope distal end component, the axial length of the imaging unit can be shortened, and the distal end rigid The length of the part can be shortened, and the diameter of the endoscope frame can be reduced by reducing the diameter of the lens frame. As a result, the insertability and the narrowness in the body cavity can be reduced. An object of the present invention is to provide an endoscope that can obtain good observability in a space.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an endoscope according to the present invention includes a lens frame positioned at the distal end of an imaging unit having an objective lens and a solid-state imaging device, and having a single or a plurality of lenses provided therein. In an endoscope that is fixed to
In addition to having a groove provided on the outer periphery of the lens frame and an imaging unit fixing means that engages with the groove, an airtight means is provided in the groove.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the endoscope of the present invention will be described with reference to the drawings.
An electronic endoscope apparatus 1 shown in FIG. 1 includes an electronic endoscope 2 according to a first embodiment of the present invention, a light source device 3 that supplies illumination light to the electronic endoscope 2, and the electronic endoscope. 2, a video processor 4 that performs signal processing on the video signal 2, a monitor 5 that displays a video signal output from the video processor 4, a VTR deck 6 and a video disk 7 that are connected to the video processor 4 and record video signals and the like. The video printer 8 and the like for printing out a video signal as a video.
[0010]
The electronic endoscope 2 has an elongated insertion portion 11, and a large-diameter operation portion 12 is formed at the rear end of the insertion portion 11, and a universal cord 13 extends from the operation portion 12. By connecting the connector 14 at the tip of the universal cord 13 to the light source device 3, the white light of the lamp 15 is collected by the condenser lens 16 and supplied to the incident end face of the light guide 17. One connector of the signal cable 18 can be connected to the connector 14, and the connector 19 at the other end is connected to the video processor 4, so that a signal picked up by the electronic endoscope 2 is processed and a predetermined video is obtained. It converts into a signal and outputs it to the monitor 5 etc.
[0011]
A rigid distal end 20, a bendable bending portion 21, and a flexible flexible tube portion 22 are connected to the insertion portion 11 in order from the distal end side. The operation unit 12 is connected to the end.
FIG. 2 shows the structure of the connecting portion between the bending portion 21 and the flexible tube portion 22 of the insertion portion 11.
The flexible tube portion 22 has a first flex 23, a second flex 24, a blade 25, and a resin layer 26 laminated in order from the inside.
Here, for example, the first flex 23 and the second flex 24 are formed by winding spring steel, for example, the first flex 23 is right-handed, and the second flex 24 is the first flex 23. The reverse winding direction, in this case left-handed. The outer diameter of the first flex 23 and the inner diameter of the second flex 24 are set so that both the flexes 23 and 24 are in close contact with each other.
[0012]
The blade 25 is formed, for example, by netting fine metal wires. The resin layer 26 is formed of, for example, a polyester resin or a polyurethane resin. The resin layer 26 and the blade 25 are fixed with, for example, a polyurethane resin adhesive 27.
[0013]
On the other hand, the front and rear ends of the first flex 23, the second flex 24, and the blade 25 are fixed so as not to be displaced by, for example, solder.
Further, a connection base 28 made of metal or the like is fixed to the distal end side of the flexible tube portion 22 with, for example, an epoxy adhesive.
At the four inner peripheral positions of the connection base 28, a wire 29 for bending the bending portion 21 is guided by being pulled in the axial direction by rotating an operation knob (not shown) provided in the operation portion 12. For example, a guide pipe 30 formed from a densely wound coil or the like is fixed by, for example, solder.
[0014]
The end portion of the guide pipe 30 is chamfered so as to be 45 °, for example. In the present embodiment, the inner diameter of the connection cap 28 and the inner diameter of the flexible tube portion 22 are the same, but they may be different. The inner diameter is an inner diameter that does not restrict the movement of the built-in object during bending.
[0015]
On the other hand, the bending portion 21 is, for example, arranged at the rearmost end bending piece 31 disposed at the rearmost end of the bending portion 21, the bending piece 32 disposed adjacent to the rearmost end bending piece 31, and adjacent to the bending piece 32. Are connected in series (in the longitudinal direction of the bending portion 21) so that the adjacent bending pieces can be rotated by rivets 34 in series.
[0016]
For example, the front end of the bending piece 31 is pivotally connected to the rear end of the bending piece 32 and the rivet 34 at two locations, RIGHT and LEFT (right and left), and the bending piece 32 has its front end UP. , And DOWN (upper and lower), the rear end of the bending piece 33 and the rivet 34 are rotatably connected.
An annular wire guide 35 for guiding the wire 29 is fixed to the bending piece 32 on the UP and DOWN sides, for example, by brazing. Similarly, the bending piece 33 has a wire guide fixed to the RIGHT and LEFT sides.
Here, the bending piece 32 and the bending piece 33 have the same shape when rotated by 90 °.
[0017]
The outer periphery of these bending piece groups is covered with a mesh-like blade 36 made of metal. The rearmost bending piece 31 has a large-diameter portion 31a having a large diameter at the rear end side portion that fits with the connection base 28. Here, the blade 36 is fixed to the outer peripheral surface of the large-diameter portion 31a with, for example, solder. Although it is desirable that the solder is completely soldered by the large diameter portion 31a, it may be applied to the small diameter portion 31b of the small diameter on the front side of the large diameter portion 31a by the flow of solder.
[0018]
By doing in this way, it occurs at the time of bending between the rear end bending piece 31 and the rivet 34 connecting the adjacent bending piece 32 in front of the rearmost end bending piece 31 to the fixing portion of the blade 36. The wrinkles of the blade 36 can be absorbed. Here, the small-diameter portion 31b has a length in the front-rear direction that is sufficiently short (that is, sufficiently short).
[0019]
Since the blade 36 is fixed by solder on the large-diameter portion 31a of the rearmost end bending piece 31, the outer diameter is increased by the thickness of the solder. Here, assuming that the thickness of the last bending piece 31 is tb and the thickness of the bending piece 32 is ta, the thickness ta is a thickness having a desired strength. In the present embodiment, the thickness tb of the rearmost bending piece 31 is set to be thinner than the thickness ta of the other bending pieces so that ta> tb, and the rearmost bending piece 31 and the flexible tube portion 22 of the bending portion 21 are set. The connection part with the connection base 28 used for connection to the terminal is not thickened.
That is, when ta−tb = tc, the outer diameter of the connection portion can be reduced by 2 × tc.
[0020]
A curved rubber 37 is coated on the outer periphery of the blade 36 on the outer periphery of the bending piece group. One end side of the curved rubber 37 is wound around the resin layer 26 over the thread 38 from above, and is more firmly bonded and fixed by, for example, an epoxy resin agent 39. The curved rubber 37 may be, for example, silicon rubber or fluorine rubber.
[0021]
In the present embodiment, the connection portion between the bending portion 21 and the flexible tube portion 22 has been described, but the same applies to the connection portion between the rear end of the distal end portion 20 and the front end of the bending portion 21. In the present embodiment, the four-direction bending portion has been described, but the present invention can also be applied to a two-direction bending portion.
[0022]
The operations and effects in the present embodiment are as follows.
If the bending portion 21 and the flexible tube portion 22 are connected in such a configuration, the connecting portion between the bending portion 21 and the flexible tube portion 22 without changing the inner diameter of the bending portion 21 and the flexible tube portion 22. Since the outer diameter of the connecting portion can be reduced, the maximum diameter of the connecting portion can be reduced as compared with the case where such a structure is not used. Further, by reducing the maximum diameter of the connecting portion, this portion can be prevented from projecting radially outward, and unevenness of the outer surface can be reduced.
[0023]
Specifically, since the rearmost bending piece 31 is made thin, as shown in FIG. 2, the outer diameter of the portion to be fitted and fixed with the connection base 28 is prevented from protruding from the adjacent portion thereafter. The maximum diameter can be reduced (if the rearmost bending piece 31 is not made thin in this way, the portion to be fitted and fixed becomes the maximum diameter that protrudes further from the adjacent portion, and the outer surface is uneven. ).
[0024]
The bending pieces other than the rearmost end bending piece 31 have a thickness ta having sufficient strength, and the rearmost end bending piece 31 has a reduced thickness, but is fitted with the connection base 28 of the flexible tube portion 22. Since it is fixed, it can be solved that the strength is insufficient, and sufficient strength against deformation can be secured. In addition, although the small diameter part 31b becomes thin wall, since this part is formed short enough, the lack of intensity | strength can be compensated.
[0025]
Next, a second embodiment of the present invention will be described. In the endoscope of the present embodiment, the structure of the connecting portion between the rear end of the bending portion 21 and the flexible tube portion 22 is the same as that in FIG. 2, and the bending portion 21 has a structure as shown in FIG. The connecting portion of the bending piece is made flat, and the other structure is the same as that of the first embodiment.
[0026]
As shown in FIG. 4 showing a cross section taken along line AA in FIG. 3, the air guide / water channel 51, the treatment instrument insertion channel 52, and the light guide fiber branching from one to two in the universal cord 13 in the bending portion 21. 53, an image pickup unit 54, and an image transmission cable 55 connected to the image pickup unit 54 are arranged.
[0027]
Further, as shown in FIG. 3, the bending portion 21 includes a substantially annular bending piece 58, a bending piece 59, a bending piece 60, a bending piece 61, and a bending piece 62 arranged substantially in series from the tip side, and adjacent bending pieces. The communicative connecting portions are rotatably connected by rivets 34, respectively.
[0028]
In other words, the connecting portions of the bending pieces are provided with an integral flat connecting portion 56 in parallel, and a pair of the flat connecting portions 56 of the bending pieces to be connected are overlapped to be rotatable by the rivet 34. It is pivotally supported. The planar connecting portion 56 is provided with a planar portion having an area that can be rotated without interfering with the mating planar connecting portion 56 so that the front and rear bending pieces can overlap and rotate.
[0029]
Further, the outer periphery of each bending piece is covered with a blade 36. The pair of planar connecting portions 59A and 59B of the second bending piece 59 pivotally supported by the first bending piece 58 from the front end using the rivet 34 is centered on the inner diameter of the bending piece 59. In contrast, it is asymmetric.
[0030]
As shown in FIG. 4, the planar connecting portion 59A of the bending piece 59 is provided at a distance La from the center of the inner diameter in order to avoid interference between the imaging portion 54, the image transmission cable 55, and the wire 29. The planar connection portion 59B without interference is provided asymmetrically and horizontally at a distance Lb (La> Lb) from the center of the inner diameter.
[0031]
In addition, the front end of the bending piece 59 has a pair of planar connection portions 56 formed on the horizontal direction side so as to be pivotably connected to the planar connection portion 56 at the rear end of the bending piece 58. Each of them is connected by a rivet 34 so as to be rotatable, and is connected so as to be rotatable around a horizontal axis connecting a pair of opposed rivets 34.
[0032]
Further, the pair of planar connecting portions 56 formed at the rear end of the bending piece 59 and the pair of planar connecting portions 56 at the front end of the bending piece 60 are rotatably connected by the rivets 34, respectively. The pair of planar connecting portions 56 at the rear end of the bending piece 60 and the pair of planar connecting portions 56 at the front end of the bending piece 61 are connected to each other by a rivet 34 so that the bending portion 21 can rotate. The axis is converted from horizontal to vertical.
[0033]
A bending piece 61 obtained by rotating the bending piece 60 by 90 degrees is coupled to the rear end of the bending piece 60 so as to be rotatable around a vertical axis. That is, the bending piece 60 and the bending piece 61 are the same.
[0034]
Further, a bending piece 62 having a planar connecting portion 56 having the same rotation axis on the front end side and the rear end side is rotatably connected to the rear end of the bending piece 61. At the rear end, the same one as the bending piece 60 is connected again.
[0035]
The bending part 21 is connected to the longitudinal direction of the bending part 21 by connecting several sets of bending pieces composed of the bending pieces 60, 61, 62 described above, so that a desired bending part length and bending angle can be obtained. It has become.
[0036]
The front end side of the bending piece 59 has a large diameter portion 63 that is substantially the same as the outer diameter of the bending piece 58, and the rear end side is thinner than the outer shape of the bending piece 58, and has a small diameter that is substantially the same as the outer diameter of the bending piece 60. Part 64 is formed. The large diameter portion 63 to the small diameter portion 64 is composed of a stepped portion 65 having a continuous curved surface. The step portion 65 may be a smooth inclined portion. In the bending portion 21 of the present embodiment, the tips of the four wires 29 are fixed to the inner peripheral surface of the bending piece 58 by, for example, brazing.
[0037]
The wire 29 is inserted into a wire guide 35 provided in the bending portion 21 and connected to a bending operation mechanism (not shown) provided in the operation portion 12 through a guide pipe 30 in the insertion portion 11. Each bending piece is configured to flexibly bend the bending portion 21 by pulling and relaxing the wire 29 by rotating an operation knob (not shown) of the operation portion 12.
[0038]
In the present embodiment, the planar connecting portion 56, that is, the planar connecting portion 59A and the planar connecting portion 59B of the bending piece 59 are provided in the horizontal direction, but may be provided in the vertical direction depending on the arrangement of built-in objects. Further, the bending piece provided with the asymmetric planar connecting portion 56 is not limited to the second bending piece 59, and any bending piece of the bending portion 21 can be used. You can go.
[0039]
Further, as shown in FIG. 5, the planar connecting portion 56 that connects the bending piece 58 and the bending piece 59 is asymmetrical between the planar connecting portion 58 a of the bending piece 58 and the planar connection 59 c of the bending piece 59 using the rivets 34. May be polymerized. One side of the planar connection part 58a is provided outside the planar connection part 59c, and the other side is provided inside. Further, the combination to be polymerized may be reversed between the inside and the outside.
[0040]
Further, the bending portion 21 may be configured as shown in FIG. The longitudinal center line 67 of the bending piece 59 in the bending portion 21 on the operation unit 12 side does not interfere with the built-in imaging unit 54 and the wire 29 with respect to the longitudinal center line 66 of the bending piece 58 in the bending portion 21. Thus, the distance d is eccentric in the horizontal direction.
[0041]
In the present embodiment, the first and second bending pieces from the distal end side are decentered in the longitudinal direction. However, all the bending pieces of the bending portion 21 can be decentered, and the bending portion 21 can be decentered. May be decentered several times. In this embodiment, it is decentered in the horizontal direction, but the present invention is not limited to this, and it may be decentered in any direction.
[0042]
Further, as shown in FIG. 7, the distal end portion 20 connected to the distal end side of the curved portion 21 has an air / water supply channel hole 71 provided in a hard distal end constituting portion 70 constituting the distal end portion, and a treatment instrument insertion channel. The air supply / water supply channel pipe 75, the treatment instrument insertion channel pipe 76, and the imaging unit 54 are inserted into the hole 72, two relatively similar light guide fiber holes 73, and the imaging unit hole 74, respectively. It is comprised by adhering with an agent.
[0043]
The light guide fiber 53 is inserted into the light guide pipe 80, and the light guide fiber 53 is a fixing member oriented so that its fixing force acts in the center direction of the light guide pipe 80 as indicated by a one-dot chain line. 78 is fixed.
[0044]
More specifically, the light guide fiber 53 is fixed in the center direction of the light guide pipe 80 and avoiding the imaging hole 74 from the extension line, and having a screw portion provided in the thick portion of the tip constituting portion 70. The fixing hole 78 is fixed by fastening with a fixing member 78 having a threaded portion. An illumination lens (not shown) is provided in front of the light guide fiber hole 73 in the tip configuration portion 70. Reference numeral 79 denotes a covering tube that forms the outer skin of the distal end portion 20 and the bending portion 21.
[0045]
In the present embodiment, an epoxy adhesive is used to fix the built-in object, but a silicon adhesive may be used. In the present embodiment, the screw holes are provided in the fixing hole 77 and the fixing member 78, but through holes and pins may be used without providing the screw parts. The fixing member 78 may be a screw.
[0046]
Hereinafter, a cleaning tool and a cleaning method of the electronic endoscope 2 according to the present embodiment will be described. FIG. 8 shows a suction washing adapter 457 used when washing the forceps port 516 (see FIG. 10) of the electronic endoscope 2. The suction cleaning adapter 457 includes an attachment rubber portion 456a attached to the forceps port 516 of the electronic endoscope 2, a base 456b connecting the attachment rubber portion 456a and the tube body 456, and a weight 458 provided at the other end of the tube body 456. Consists of
[0047]
Further, a protective tube 456c is provided at a connection portion between the tube body 456, the weight 458, and the base 456b. The protective tube 456c is made of an elastic body such as silicon rubber or a thermoplastic elastomer.
[0048]
The protective tube 456c is provided over the entire length of the portion where the tube body 456 and the base 456b are connected. The tube body 456 is configured by an elastic tube such as silicon or vinyl chloride. Furthermore, the weight 458 is made of a metal such as SUS (stainless steel). The base 456b is made of a metal such as SUS or a hard resin such as PSU or PEEK.
The protective tube 456c is made of a resin such as TFE, PTFE, FEP. Further, a groove portion 458 b is provided on the bottom surface 459 of the weight 458.
[0049]
As shown in FIG. 9A, the groove portion 458b is provided as a linear notch at one place on the bottom portion. Further, as shown in FIG. 9B, it may be formed by a cross-shaped notch.
[0050]
The groove 458 b communicates with a hole 458 c that is a through hole provided in the weight 458. Such a suction washing adapter 457 is used when washing the electronic endoscope 2 at the bedside after the endoscopy.
Further, a protective tube 456c is provided outside the connection portion of the weight 458 and the tube 456 over the entire length of the connection portion.
[0051]
Next, the mounting rubber part 456a of the suction cleaning adapter 457 is attached to the forceps port 516, the suction tube of the suction device is connected to the suction base 611 of the connector 14, and cleaning in the conduit of the electronic endoscope 2 is performed. The method to perform is demonstrated.
[0052]
As shown in FIG. 10, the attachment rubber portion 456a provided at one end portion of the tube body 456 constituting the suction washing adapter 457 is attached to the forceps port 516, and the other end portion of the tube main body 456 provided with the weight 458. Then, at least the suction port 84 of the distal end portion 20 of the insertion portion 11 is immersed in the cleaning liquid or rinsing clean water stored in the bat 434.
[0053]
On the other hand, the suction tube 455 a of the suction device 455 is connected to the suction base 611 of the connector 14. Then, the opening 574a of the suction cylinder 574 provided in the operation unit 12 is closed with a finger 460, and the switch of the suction device 455 is turned on, whereby the suction pump 471 performs the suction operation as shown by the arrow. The cleaning liquid or rinsing clean water in 434 flows into the forceps insertion conduit 516a and into the suction channel 607 through the forceps channel 516a ', and further into the suction tank 472 through the suction tube 455a. In addition, cleaning and rinsing work in the conduit of the electronic endoscope 2 is performed by storing clean water for rinsing.
[0054]
At this time, as shown in FIG. 11, the weight 458 sinks into the bat 434 by attaching the weight 458 to the end of the tube 456 constituting the suction washing adapter 457, so that the weight 458 of the suction washing adapter 457 is moved into the bat 434. Can be reliably immersed in the liquid.
[0055]
At this time, there is a possibility that the bottom surface 459 of the weight 458 is attached to the bottom of the bat 434 and the liquid such as the cleaning liquid and the disinfecting liquid cannot be sucked into the suction cleaning adapter 457. In this embodiment, FIG. As shown, since the groove 458 b is provided in the weight 458, the liquid surely flows from the groove 458 b to the hole 458 c even when the bottom surface 459 of the weight 458 is placed on the bottom of the bat 434.
The connector 14 shown in FIG. 10 is provided with an air supply pipe 615, a water supply pipe 614, and a pressure pipe 616.
[0056]
Next, a method for cleaning and disinfecting the electronic endoscope 2 in a cleaning / disinfecting tank will be described.
First, the detailed structure of the endoscope cleaning apparatus 600 will be described. FIG. 12 shows a schematic view of the endoscope cleaning apparatus 600 attached to the electronic endoscope 2, and FIG. 13 shows the appearance of the endoscope cleaning apparatus 600.
[0057]
In the endoscope cleaning apparatus 600, the suction side cleaning pipe 617 used when the cleaning liquid is sent to the suction pipe 607 of the electronic endoscope 2, the air supply pipes 608 and 608 ′, and the water supply pipes 613 and 613 are used. An air supply / water supply side cleaning pipe 618 is provided for use when the cleaning liquid is supplied to the pipe. The suction-side cleaning pipe 617 and the air / water-feeding side cleaning pipe 618 are used to supply the fluid (specifically, the cleaning liquid) of the endoscope cleaning device 600 to the suction pipe 607 side and the air supply pipe 608 of the electronic endoscope 2. 608 ', having a function of feeding liquid to the water feeding pipelines 613 and 613'.
In the present embodiment, the suction-side washing pipeline 617 and the air / water feeding-side washing pipeline 618 are configured to be independent from each other.
[0058]
As shown in FIG. 14A, a suction-side check valve 619 is provided at the upstream end (the right side in FIG. 14A) of the suction-side washing conduit 617. This suction-side check valve 619 branches into two substantially T-shaped, and a suction-side cap 622 for sucking (or sucking) fluid is provided with a taper portion 671, and the other syringe cap 632 has a syringe 677. (See FIG. 12) are detachably connected. Further, a taper portion 671 is also provided in the base 626 on the liquid feeding side (or the discharge side).
[0059]
One end is connected to the base 622, and the other end of the suction side suction tube 620 for allowing the syringe 677 to suck the washing liquid is PP, PA, POM, PE, PBT, PPS, PS, SAN, ABS, PMMA, A suction part 625 made of a hard resin such as PC, modified PPO, PSU, PEEK or the like is connected through the base 624.
[0060]
As will be described later, the suction part 625 provided with a suction port 621 that is submerged in the washing tank and sucks the washing liquid can be made particularly resistant to high-pressure steam sterilization by being made of PSU or PEEK. The connection part between the base 624 and the suction side suction side tube 620 provided in the suction part 625 is covered and fixed by a fixed tube 623 having elasticity.
[0061]
Further, as shown in FIGS. 14B and 15B, not only the suction side suction port 621 connected to the suction side suction tube 620 but also the air / water supply side suction tube 644 is provided inside the suction unit 625. An air / water intake port 630 communicating with the air supply / air supply port is provided. 14B is a view in the direction of the arrow C in FIG. 14A, and FIG. 15B is a cross-sectional view taken along the line B-B in the air / water supply side washing conduit 618 in FIG. 15A.
[0062]
A mesh member 541 is bonded and fixed in the suction side suction port 621. Further, a reticulated member 640 and a weight 636 are provided in the air / water supply side suction port 630, and these are fixed by adhering the fixing member 641 to the suction part 625. For example, a tapered portion 639 is formed on the bottom surface side of the weight 636.
[0063]
By providing the net-like member 541, foreign matter such as lint can be prevented from being sucked into the suction-side washing conduit 617 during the water supply operation described later.
[0064]
Further, a plurality of notches 96 are provided in the lower part of the suction part 625. For this reason, even if the suction part 625 sinks to the bottom of the washing tank in water, a gap is formed between the notch 96 and the bottom of the washing tank, so that the washing liquid can be reliably sucked.
[0065]
Further, when the weight 636 is fixed in the air / water supply / side suction port 630, a protrusion 99 is provided on the inner wall of the air / water supply / side suction port 630 so that the cleaning liquid or the like passes through the weight 636 without blocking the passage. 637 is formed.
[0066]
Here, the structure of the suction side check valve 619 will be described. The suction side check valve 619 is provided with a syringe base 632 to which a syringe 677 with a luer base (see FIG. 12, FIG. 26, etc.) can be connected. A syringe tapered surface 98 is provided on the inner surface of the syringe base 632 corresponding to the luer base of the syringe 677.
[0067]
The suction side check valve 619 has a metal such as stainless steel or a hard material such as PP, PA, POM, PE, PBT, PPS, PS, SAN, ABS, PMMS, PC, modified PPO, PSU, PEEK. A ball valve 633 and a ball valve 634 made of resin are provided. The ball valves 633 and 634 can be made resistant to high-pressure steam sterilization, particularly by being made of PEEK or PSU.
[0068]
In the storage portion of the ball valve 633, a tapered surface 716 that contacts the spherical surface of the ball valve 633 is formed on the end side of the base 622, and the suction side suction tube 620 and the communication path 723 are in contact with the tapered surface 716. Air and water tightness are blocked from communicating with each other.
[0069]
In addition, a plurality of projections 714 are provided on the tapered surface on the suction side check valve 619 side opposite to the base 622 so that the ball valve 633 is in contact with each other, and a gap 715 is formed by a recess adjacent to the projection 714. 715 maintains the state where the suction side suction tube 620 and the suction side check valve 619 communicate with each other.
[0070]
A suction-side water supply tube 627 made of a soft material such as silicon rubber is connected to the liquid-feeding side of the suction-side check valve 619 via a base 626. The inner diameter and thickness of the suction side water supply tube 627 are equal to those of the suction side suction tube 620. A fixed tube 623 is provided at a connection portion between one end of the base 626 and the suction side water supply tube 627.
[0071]
Further, the connection portion between the other end of the suction side water supply tube 627 and the base is also fixed by a fixed tube 623. Further, the connecting portion between the base 622 and the suction side suction tube 620 is also fixed by a fixed tube 623.
The suction side water supply tube 627 and the suction side suction tube 620 communicate with each other through the communication path 723 inside the suction side check valve 619.
[0072]
In addition, a plurality of projections 718 are formed on the tapered surface of the end portion of the base 626 in the storage portion of the ball valve 634, and even when the ball valve 634 is in contact, a gap 719 is formed in a recess adjacent to the projection 718. A state in which the suction side water supply tube 627 side and the suction side check valve 619 side are communicated with each other by the gap 719 is maintained. Further, a tapered surface 713 is formed on the side of the base 622 opposite to the base 626, and when the ball valve 634 is in contact with the tapered surface 713, the suction side water supply tube 627 side and the suction side check valve 619 side are provided. Shut off airtight and watertight.
[0073]
The other end of the suction side water supply tube 627 whose one end is connected to the base 626 is made of the same material as the suction side water supply tube 627 through a tube connection member 628 having a pipe line 670 inside, and the inner diameter thereof is sucked. A suction side water supply tube 629 larger than the side water supply tube 627 is connected.
[0074]
The outer shape of the suction base 611 of the connector 14 of FIG. 12 is larger than the inner diameter of the suction side water supply tube 627, and the suction side water supply tube 627 cannot be attached to the suction base 611 only by elastic deformation of the suction side water supply tube 627. Therefore, a suction side water supply tube 629 having an inner diameter larger than that of the suction side water supply tube 627 is connected via the tube connection member 628. A connection portion between the base of the tube connection member 628 and the suction side water supply tube 629 is also fixed by a fixed tube 623.
[0075]
The suction side water supply tube 629 is connected to the suction base 611 by elastic deformation. The inner conduit 670 of the tube connecting member 628 has an inner diameter that changes to form a communication path 635 that connects the suction-side water supply tube 627 and the suction-side water supply tube 629.
[0076]
The tube connecting member 628 is provided with a rib 631 for fixing the ring 630. One end of the chains 660 and 661 is fixed to the ring 630, and the water supply pipe 614 and the pressure pipe 616 are communicated with the other end. A connector prada 650, a plate 662 and the like are connected and used as a means for connecting things other than tubes.
[0077]
Next, the structure will be described with reference to the cross-sectional structure of the air / water supply side washing conduit 618 in FIG. The connection method between the air / water supply side check valve 645, the air / water supply side water supply tube 643, and the air / water supply side suction tube 644 is the same as that of the suction side wash line 617. Therefore, description of these structures is abbreviate | omitted.
[0078]
The air / water supply side washing pipeline 618 is provided with an air / water supply side water supply tube 643 on the water supply side. An air supply pipe port 500 is connected to the tip of the air supply / water supply side water supply tube 643 via a connection base 502. The connection cap 502 is made of the same material as the tube connection member 628. Moreover, the tolerance of high pressure steam sterilization can be given by making it with metals, such as SUS, and resin, such as PEEK and PSU. In addition, a connection passage 504 connected to the air / water supply side water supply tube 643 is provided inside.
[0079]
A communication hole 503 having an inner diameter smaller than the outer diameter of the air supply pipe 615 (see FIG. 12) is provided inside the air supply pipe port 500. The connection passage 504 and the communication hole 503 communicate with each other. The communication hole 503 is provided with a tapered portion 505 at the end, and when the air supply pipe port 500 is attached to the air supply pipe 615, consideration is given to facilitate attachment.
[0080]
When the air supply pipe port 500 is attached to the air supply pipe 615, the air supply pipe port 500 is fixed to the air supply pipe 615 due to elastic deformation of the air supply pipe port 500. Further, due to this elastic deformation, watertightness and airtightness between the air supply pipe port 500 and the air supply pipe 615 are maintained.
[0081]
Further, when connecting the connection base 502 to the air supply pipe port 500, as shown in FIG. 17A, a tapered portion 507 is provided on the air supply pipe port side. Since the tapered portion 671 is provided, the tapered portion 671 can be easily connected by introducing the tapered portion 671 into the tapered portion 507.
[0082]
In the present embodiment, when the diameter of the end portion of the tapered portion 671 is D2 and the diameter of the end portion of the tapered portion 507 of the air supply pipe port 500 is D1, D1> D2. Therefore, it is easier to introduce the tapered portion 671 into the tapered portion 507 than in the case of D2 <D1.
[0083]
In the present embodiment, the relationship of θ1> θ2 is established between the taper angle θ2 of the taper portion 671 and the taper angle θ1 of the taper portion 507 while maintaining D1> D2. Since θ1> θ2, the tapered portion 671 can be more easily introduced into the tapered portion 507 than in the case of θ1 ≦ θ2.
[0084]
Further, when θ1> θ2 when the diameter D1 is constant, the fitting length L of the communication hole 503 and the shaft portion 506 becomes longer as shown in FIG. 17 (B) than in the case of θ1 ≦ θ2. The connection strength can be increased.
[0085]
In addition, as shown in FIGS. 13 and 16, two gripping portions 501 are provided on the side surface of the air supply pipe port 500 to be gripped during attachment / detachment.
[0086]
Further, when the air pipe port 500 is removed from the air pipe 615, the finger is brought into contact with the surface 508 as shown in FIG. 16, the grip portion 501 is gripped, and the air pipe port 500 is moved in the direction of the arrow. By performing such an operation of pulling out, the air pipe port 500 can be easily detached from the air pipe 15.
[0087]
In addition, since the surface 508 is large so that the finger 505 can come into contact therewith, it can be easily removed.
[0088]
Further, the connection strength between the air supply pipe port 500 and the connection base 502 and the connection strength between the connection base 502 and the air supply / water supply side tube 43 are sufficiently larger than the connection strength between the air supply pipe port 500 and the air supply pipe 615. ing. For this reason, even if the air supply / water supply side water supply tube 643 is pulled rapidly while the air supply tube port 500 is attached to the air supply tube 615, the connection between the air supply tube port 500 and the air supply tube 615 is disconnected, and the air supply tube port 500 is removed. And the connection part of the connection base 502 or the connection part of the air / water supply side water supply tube 643 and the connection base 502 is not detached.
[0089]
Further, as shown in FIG. 15A and FIG. 15B showing a cross section taken along line BB in FIG. 15A, a suction part 625 is connected to the suction side via an air / water supply side suction tube 644. Has been. On the suction side 625, a base 672 having a tapered surface 671 is connected to an air / water supply side suction tube 644, and the outer side is covered and fixed by a fixed tube 623. As shown in FIGS. 14B and 15B, the suction portion 625 is provided with two suction ports, a suction side suction port 621 and an air / water supply side suction port 630.
[0090]
Next, the all-pipe cleaning adapter 201 will be described with reference to FIGS.
The all-pipe washing adapter 201 shown in FIG. 18 is plug means that can be attached to and detached from the operation unit 12 of the electronic endoscope 2.
Further, the air / water supply cylinder 573 and the suction cylinder 574 are disposed in an opening formed in the main body 401 of the operation unit 12 of the electronic endoscope 2 and are made of a substantially cylindrical member made of metal. The suction cylinder 574 and the air / water supply cylinder 573 are sandwiched between the nuts 213 and 402 and the seat plate 407 by the main body 401 by screwing the nuts 213 and 402, respectively.
[0091]
An O-ring 404 is disposed between the nuts 213 and 402 and the main body 401 to ensure water tightness. Small-diameter portions 246 and 247 having a diameter of φd5 (see FIG. 19) are formed at the lower portion of the flange 402a of the nut 402 and the lower portion of the flange 213a of the nut 213, respectively. The diameters of the flange 402a and the flange 213a are formed to φd6. A relationship of φd5 <φd6 is established between the diameters φd5 and φd6.
[0092]
A metal connector-side suction pipe 603 is fixed to the bottom of the suction cylinder 574 by soldering, and a metal suction pipe 604 is fixed to the side periphery by soldering. Since the connector-side suction pipe 603 communicates with the connector-side suction conduit 607, it communicates with a metal suction base 611 provided in the connector portion 14 shown in FIG. On the other hand, the suction pipe 604 forms a suction pipe 605 on the distal end side, and is a forceps communicating with the suction port 84 of the insertion portion 11 of the electronic endoscope 2 shown in FIG. It merges with the insertion conduit 516a.
[0093]
The all-pipe washing adapter 201 includes a fixing member 210, an air / water supply plug 211, a suction plug 212, and a plug 215, which will be described later, detachably attached to a forceps port 516.
[0094]
As shown in FIGS. 18 and 19, the fixing portion 210 includes a metal flat plate 216 such as stainless steel, a bent metal plate housing portion 217, and a metal stopper 218. Through holes 219 and 220 are provided at positions corresponding to the air / water supply cylinder 573 and the suction cylinder 574, respectively. Then, the stopper 218 is screwed so that the housing portion 217 does not fall off from the flat plate 216, and then fixed with an adhesive.
[0095]
As shown in FIGS. 18 to 21, the housing portion 217 includes an upper surface portion 221 in which a notch 225 having a width t1 is formed over the entire length, and a notch 226 having a width t2 from the side end surface of the housing portion 217 to a distance L2. A notch 228 having a width t3 from the side end face of the housing part 217 to a distance L3, and a distance L1 from the side end face of the housing part 217 to the center position to a circular part 227 having a diameter φd1 and t2 connecting the notch 226 and the notch 228. Between the bottom surface portion 223 provided with the circular arc portion 229 having the same diameter φd2, the two side surface portions 222, 222 connecting the top surface portion 221 and the bottom surface portion 223, and the bottom surface portion 223, and the top surface portion 221. A clearance 230 having a width slightly larger than the plate thickness of the flat plate 216 is formed, and the flat plate 216 is sandwiched by the clearance 230. (For simplification, for example, φd1 is simply abbreviated as d1 in FIG. 21).
[0096]
The air / water supply plug 211 is inserted into a hard resin button 231 such as PSU located above, an air / water supply cylinder 402, and a resin piston 232 such as PSU, as well as the button 231, and a metal. And a coil spring 238 made of metal.
[0097]
The coil spring 238 has a larger spring force than a coil spring 338 described later.
Further, by dividing the air / water supply plug 211 into the button 231 and the piston 232, the air / water supply plug 211 can be easily assembled, so that the assembly workability is improved.
[0098]
The diameter of the button 231 includes a head 233 having a diameter larger than the diameter of the through hole 219 and a diameter of φd8, and a body 234 having a diameter smaller than the through hole 219 and a diameter of φd7. The upper end of the cylinder is chamfered to prevent injuries, and is provided with a flat surface that can display the model name and the like. The body 234 is provided with a screw portion 236 and is screwed and fixed to the piston 232. It is like that.
[0099]
The piston 232 includes a head 248 having a diameter larger than that of the through hole 219, a flange portion 237, a fitting portion 239, and a rod body portion 240. The flange portion 237 is provided between the flat plate 216 and the bottom surface portion 223. The flange portion 237 has a large diameter portion 241 and a small diameter portion 242 from the head 248 side, and a diameter φd3 and a diameter between the large diameter portion 241 and the small diameter portion 242. Between φd4 and the diameter φd1 of the arc portion 227,
d1 <d3, d1 ≧ d4
The relationship is established.
[0100]
That is, when not attached, the small diameter portion 242 is positioned by being substantially fitted to the arc portion 227, so that the lower surface of the large diameter portion 241 contacts the upper surface of the bottom surface portion 223 to prevent the air / water supply plug 211 from falling off. It is supposed to be.
[0101]
The coil spring 238 interposed between the flat plate 216 and the flange portion 237 presses the flange portion 237 toward the bottom surface portion 223. Therefore, the flange portion 237 is pressed in the direction of the bottom surface portion 223 when not attached, and the flange portion 237 is pressed against the upper end surface of the nut 402 when attached.
[0102]
The fitting part 239 provided in the lower part of the piston 232 is provided in the lower part of the flange part 237, and is substantially fitted to the air / water supply cylinder 573 when mounted as shown in FIG. At this time, a gap 704 of 0.05 mm or less is provided between the inner periphery of the air / water supply cylinder 573 and the outer periphery of the fitting surface (FIG. 22 is an enlargement of the F portion shown in FIG. 18). It is a figure).
[0103]
Further, in order to facilitate the insertion of the piston 232 into the air / water supply cylinder 573, the diameter changing portion of the fitting portion 239 and the rod body portion 240 has an acute taper portion 249 from the upper side, and the taper portion 249. A taper portion 250 having a large angle is formed.
[0104]
The rod body portion 240 is provided below the fitting portion 239, and is configured such that the gap 600 between the inner periphery of the air / water supply cylinder 573 and the outer periphery of the rod body portion 240 is 0.4 mm to 1 mm when mounted. Has been. Further, as shown in FIG. 18, the rod body portion 240 has a communication horizontal hole 243 positioned in the vicinity of the opening of the front-end side air supply conduit 608 ′ of the air / water supply cylinder 573 when mounted, and the communication horizontal hole 243. And a communication vertical hole 244 that communicates with the lower end of the rod body portion.
[0105]
As shown in FIG. 19, the suction plug 212 includes a button 251 made of a hard resin such as PSU, the same as the air / water feed plug 211 described above, and a piston 252 made of a resin such as PSU, as well as the button 251. -It is comprised with the metal coil spring 338 similarly to the water supply plug 211.
[0106]
The outer shape of the button 251 is formed by a head portion 253 having a diameter larger than that of the through-hole 220 and a diameter of φd8, and a body portion 254 having a smaller diameter and a diameter of φd7. Since the button 251 and the piston 252 are separated, there is an advantage that the assembly can be easily performed. A piston 252 is screwed and fixed to a screw portion 256 provided on the body portion 254.
[0107]
The button 251 is not provided with the display unit 235 for displaying the model name or the like provided in the button 231 described above. However, the display unit 235 may be provided.
The piston 252 is formed by a head 257 having a diameter larger than that of the through hole 220, a flange portion 258, and a fitting portion 259, and a coil spring 338 is interposed between the flat plate 216 and the flange portion 258. . The coil spring 338 presses the flange portion 258 in the direction of the bottom surface portion 223, and when not attached, the flange portion 258 is pressed against the bottom surface portion 223 and the head portion 253 is pressed against the flat plate 216. Prevents falling off. On the other hand, the flange portion 258 is pressed against the upper end surface of the nut 213 during mounting.
[0108]
The fitting portion 259 is provided below the button 251 and, as shown in FIG. 22, substantially fits into the suction cylinder 574 when mounted, and between the inner peripheral surface of the suction cylinder 574 and the outer periphery of the fitting surface. A gap 705 (see FIG. 25) having a thickness of 0.05 mm or less is provided. A tapered portion 260 for facilitating insertion of the piston 252 into the suction cylinder 574 is provided at the lower end of the fitting portion 259.
[0109]
At least one notch 318 is provided on the lower surface of the flange portion 258. Further, as shown in FIGS. 23A and 23B, a spherical portion 319 which is a spherical space is provided at the base portion of the notch 318.
[0110]
Further, as shown in FIG. 23A, a corner portion of the flange portion 258 is notched in a tapered shape and a chamfered portion 323 is formed. Note that FIG. 23A is an enlarged view of the vicinity of the flange portion 258, and FIG. 23B is a bottom view seen from the lower side of FIG.
[0111]
The spherical portion 319 is not limited to a spherical shape, and may be, for example, a cylindrical columnar portion 320 as shown in FIG. 24A or a hemispherical portion 321 as shown in FIG.
This is provided in order to prevent the water that has been supplied from flowing out in the lateral direction during the water supply operation described below.
[0112]
20A and the plug body 215 shown in FIG. 20B showing a cross section taken along line EE of FIG. 20A is connected to the flat plate 216 via a chain 263, and the plug body 215 is an electronic device. Used by being attached to the forceps port 516 of the operation unit 12 of the endoscope 2. As shown in FIG. 20A, a display portion 262 capable of displaying a model name or the like is provided on the outer surface.
[0113]
Further, as shown in FIG. 20B, a leak hole 261 which is a small circular hole is provided inside. The liquid is filled in the forceps port 516 when the liquid slightly leaks from the leak hole 261. Further, the liquid exiting from the leak hole 261 is discharged to the outside through the opening 264. At this time, the opening positions of the leak hole 261 and the opening 264 are shifted, and when the fluid jumps out of the leak hole 261, it hits the defense wall 601 and prevents the liquid from rushing out.
[0114]
Here, a mounting method when the endoscope is mounted on the all-pipe washing adapter 201 will be described.
First, the air / water supply plug 211 and the suction plug 212 are inserted into the air / water supply cylinder 573 and the suction cylinder 574, respectively. Then, the fixing portion 210 is moved from the air / water supply cylinder 573 toward the suction cylinder 574 while being pushed in the axial direction of the air / water supply plug 211 and the suction plug 212. At this time, d6> t2 ≧ d5 between the dimensions of the notch 226, the small diameter portions 246, 247 and the flanges 402a, 213a.
While the relationship of
Between the dimensions of the head 233, the body 234 and the notch 226
d8>t1> d7
Therefore, the bottom surface portion 223 moves the small diameter portions 246 and 247 between the nut 402 and the suction plug 212.
[0115]
Also, between d2 and t2,
d2 = t2
Therefore, the bottom surface portion 223 is positioned and fixed at a position where the arc portion 229 contacts the small diameter portion 246.
Furthermore, the moving distance from when the housing part 217 is not mounted to when it is mounted is L4, and this moving distance L4 is equal to a value obtained by reducing the distance L1 from the distance L2. The value of the distance L2 is set to a value at which the head 248 does not interfere with the end of the notch 228 when the distance L4 moves.
[0116]
Next, the operation of this embodiment will be described.
Next, a state in which the endoscope cleaning apparatus 600 and the all-pipe cleaning adapter 201 are connected to the electronic endoscope 2 and a usage method will be described with reference to FIG.
[0117]
First, the suction side water supply tube 629 is connected to the suction cap 611 of the electronic endoscope 2. Further, the air supply pipe port 500 provided at the end of the air / water supply side tube 643 is connected to the air supply pipe 615. Further, the connector plug 650 is attached to the water supply pipe 614 and the pressure pipe 616. Further, the all-pipe cleaning adapter 201 is attached to the air / water supply cylinder 573 and the suction cylinder 574 so that the openings of the cylinders 573 and 574 are substantially closed to form small gaps 704 and 705.
A stopper 215 is attached to the forceps base 516. After such a state, a syringe 677 with a luer cap is connected to the syringe cap 632.
Here, the liquid feeding method in the case of actually sending the washing liquid into the pipe line will be described with reference to FIGS. 26 and 27. FIG. 26B and 26C show cross sections taken along the lines GG and HH in FIG.
When the cleaning liquid is fed into the pipe line, the suction part 625 is submerged in the cleaning liquid.
By pulling the piston 711 of the syringe 677 in the direction indicated by the arrow 702, a negative pressure is generated in the syringe interior 712. At this time, the inside of the communication passage 723 inside the suction side check valve 619 in communication with the syringe inside 712 is also in a negative pressure state. Then, the ball valve 633 and the ball valve 634 move to the syringe interior 712 side. At this time, the ball valve 634 comes into contact with the tapered surface 713, and the conduit is blocked between the communication path 723 and the suction side water supply tube 627.
[0118]
On the other hand, although the ball valve 633 contacts the protrusion 714, there is a gap 715 between the ball valve 633 and the protrusion 714. Further, the ball valve 633 has a gap 717 between the tapered surface 716. Therefore, the syringe interior 712 and the suction side suction tube 620 are in communication with each other via the communication path 723.
[0119]
For this reason, as shown by the arrow 82, the washing liquid is generated in the syringe interior 712 through the suction side suction tube 620 and the suction side check valve 619 from the suction port 621 of the suction section 625 due to the negative pressure generated in the syringe interior 712. Inhaled.
[0120]
Next, as shown in FIG. 27, the syringe interior 712 is pressurized by pushing the piston 711 in the direction of the arrow indicated by reference numeral 703. The ball valve 633 is pressed against the tapered surface 716 by this pressure. As a result, the conduit is blocked between the suction side suction tube 620 and the communication path 723.
[0121]
On the other hand, the ball valve 634 contacts the protrusion 718. At this time, there is a gap 719 between the ball valve 634 and the protrusion 718. A gap 720 is formed between the ball valve 634 and the tapered surface 713.
[0122]
In such a state, the cleaning liquid in the syringe interior 712 is sent from the syringe interior 712 to the suction side water supply tube 627 through the communication path 723, the gap 720, and the gap 719 as indicated by reference numeral 582. Further, the washing liquid reaches the suction cap 611 shown in FIG. 12 through the tube connecting member 628 and the suction side water supply tube 629.
[0123]
Further, the suction pipe 611 is connected to the suction cylinder 574 via the suction pipe 607, the gap 705 between the piston 252, the leak hole 261 of the plug 215 attached to the forceps base 516, and the distal end of the insertion portion 3. The three suction ports 84 are discharged to the outside of the electronic endoscope 2.
[0124]
At this time, as shown in FIG. 25, the washing liquid discharged from the gap 705 flows upward through the gap 705 between the opening at the top of the suction cylinder 574 and the tapered portion 260.
[0125]
Here, since the spherical portion 319 is provided, the washing liquid that has flowed upward flows along the wall surface of the spherical portion 319, and therefore the flow direction is downward as shown in FIG. And it is discharged | emitted out of the notch 318 with this downward. Since the washing liquid comes out of the notch 318 and hits the upper surface 401a of the main body 401, the washing liquid can be prevented from directly jumping out in the lateral direction.
[0126]
Also, as shown in FIGS. 24A and 24B, the same effect can be obtained when a cylindrical portion 320 and a hemispherical portion 321 are provided instead of the spherical portion 319.
[0127]
Further, since the piston 252 is biased downward by the coil spring 338, the piston 252 does not float upward due to the water pressure of the washing liquid.
By repeating this operation several times, the washing liquid can be uniformly fed into the suction pipe 607, and the washing can be sufficiently performed.
[0128]
The series of washing liquid suction and discharge operations is the same in the air / water supply side washing pipe 618. The negative pressure generated in the syringe interior 712 is transmitted to the suction unit 625 through the air / water supply side suction tube 644 shown in parentheses in FIG.
[0129]
Then, the cleaning liquid 82 is sucked into the air / water supply side suction tube 644 through the mesh of the mesh member 640 of the suction portion 625 and the gap 638. Due to the gap 637, the weight 636 is always exposed to the cleaning liquid 82, and dirt does not collect around the weight 636. Further, the gas is sucked into the syringe interior 712 through the air / water supply side check valve 645.
[0130]
Next, when the piston 711 is pushed in, the washing liquid indicated by the arrow 582 is supplied to the air supply pipe 615 through the air supply / water supply side water supply tube 643 shown in parentheses in FIG. 27 and the air supply pipe port 500 shown in FIG. The cleaning liquid 582 that has entered the air supply pipe 615 branches into the air supply pipe 608 and the pressure pipe 616 at the branching portion 85. Since the pressurization pipe 616 and the water supply pipe 614 are communicated with each other by the connector plug 650, the washing liquid is also supplied to the water supply pipe line 613.
[0131]
The washing liquid that has passed through the air supply conduit 608 and the water supply conduit 613 passes through the gap 704 between the air supply / water supply cylinder 573 and the rod body 240 and the air supply conduit 608 ′ and the water supply conduit 613 ′ inside the insertion portion 11. And discharged from two locations of the tip nozzle 189.
[0132]
In this case, the washing liquid discharged through the gap 704 jumps out in the lateral direction as shown in FIG. 22, but does not jump out to the outside because it hits the side surface portion 222. Moreover, since the coil spring 238 urges the piston 232 downward, the piston 232 does not jump upward due to the water pressure of the cleaning liquid.
[0133]
When the water is fed to the suction pipe 607 and the water is fed to the air feed pipes 608 and 608 ′ and the water feed pipes 613 and 613 ′, the suction pipe 607 has a smaller pipe resistance. For this reason, the pressure at the time of water supply becomes smaller at the time of water supply of the suction side pipe line 607. The coil spring 238 and the coil spring 338 may have the same spring constant, but the smaller the spring constant, the better the assembly.
[0134]
Therefore, in the present embodiment, the spring constant of the coil spring 338 that biases the suction plug 212 attached to the suction conduit 607 side where the pressure during water supply is small is made smaller than the spring constant of the coil spring 238. Thereby, the assemblability is improved.
[0135]
By repeating the above operations, the insides of the air supply conduits 608 and 608 ′ and the water supply conduits 613 and 613 ′ of the endoscope can be sufficiently washed.
[0136]
If dust 575 and yarn waste 576 are mixed in the cleaning liquid during the cleaning operation, they may be clogged in the air supply pipes 608 and 608 'and the water supply pipes 613 and 613' having a small pipe inner diameter. However, in this embodiment, as shown in FIG. 28, since the mesh members 540 and 541 are provided in the suction part 625, when the suction part 625 is placed in the washing tank 734 and the washing liquid is sucked. Dust 575, yarn waste 576, and the like are filtered out by mesh members 540 and 541. Thereby, clogging of the air supply pipelines 608 and 608 ′ and the water supply pipelines 613 and 613 ′ can be prevented.
[0137]
Incidentally, the connector 14 of the electronic endoscope 2 is provided with an electrical contact for outputting a signal of a solid-state imaging device (not shown) provided at the distal end of the endoscope to the external video processor 4. A waterproof cap 190 is detachably attached to the connector 14 in order to prevent water from entering the electrical contact portion.
[0138]
29A and 29B show a waterproof cap 190 that is attached to the connector 14 and prevents water from entering the electrical contacts inside the connector 14 when the electronic endoscope is washed. FIG. 30 shows a state where the waterproof cap 190 is attached to the connector 14.
[0139]
The waterproof cap 190 is provided with an air supply base 194 for attaching a detection base 193 of a water leakage detection device (not shown) when the leakage is detected by sending the air into the connector 14.
The air supply base 194 is provided with a guide pin 196 for guiding the guide groove 195 of the detection base 193 when the detection base 193 is attached.
[0140]
As shown in FIG. 31, when the detection base 193 is attached to the air supply base 194, a valve (not shown) inside the air supply base 194 is opened, and the connector 14 and the detection base 193 are in communication with each other through the air supply base 194. Thereafter, when air is fed through the supply tube 197, the inside of the connector 14 can be pressurized.
[0141]
The airtightness inside the connector 14 can be inspected by immersing the connector 14 in water while the inside of the connector 14 is pressurized.
[0142]
By the way, the guide pin 196 is provided in the same direction as the center line 198 of the waterproof cap 190 as shown in FIG. By providing in this direction, when the user attaches / detaches the waterproof cap 190, as shown by the dotted line in the figure, the user only puts his / her finger on the air supply base 194 without attaching his / her finger to the guide pin 196. Can be performed.
[0143]
If the guide pin 196 is directed obliquely as shown in FIG. 31, for example, a finger hits the guide pin 196 at the time of mounting as shown by a dotted line, and the operation is disturbed. For this reason, when the guide pin 196 is provided in the direction shown in FIG. 29A, the guide pin 196 does not hit the finger during the attachment / detachment work, so that the attachment / detachment workability is better.
[0144]
Next, the configuration of the distal end side of the electronic endoscope 2 according to the third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
32 is a longitudinal sectional view of the distal end side of the insertion portion, FIG. 33 is a longitudinal sectional view of the distal end side of the insertion portion including the illumination system, FIG. 34 is a partially enlarged sectional view of FIG. 32 including a nozzle, and FIG. FIG. 36A is a front view of the locking member, and FIG. 36B is a side view of the locking member.
[0145]
32 and 33, the distal end component 101 made of a metal material such as stainless steel that constitutes the main body of the distal end 20 of the insertion portion 11 includes various members to be described later, such as an observation system, an illumination light transmission system, and an air supply. Or the pipe line etc. in which at least one of water supply is made are incorporated.
Further, as shown in FIG. 32, the tip constituent portion 101 is provided with a leading convex portion-attached convex portion (hereinafter simply abbreviated as a convex portion) 111 protruding to the tip side. An insulating cover 106 formed in the shape of a cap made of an electrically insulating thermoplastic resin such as polysulfone is fitted on the distal end surface and the distal end side outer peripheral surface of the distal end component 101, The abutment surface and the fitting surface are bonded and fixed.
[0146]
Since the convex portion 111 is provided on the distal end surface of the distal end component 101, there is a step, and as shown in FIG. 33, there is a difference between the distal end surface 106a of the insulating cover 106 and the distal end surface 101a of the distal component 101. The thickness r3 between them is r3, but the thickness r2 between the tip end surface 106a and the tip end surface 111a of the convex portion 111 shown in FIG. 32 is smaller than the thickness r3.
Further, as shown in FIG. 32, the insulating cover 106 is provided with a nozzle mounting portion 110 for mounting an objective cleaning nozzle 119 described later.
[0147]
As shown in FIGS. 32 and 33, a bending portion 21 is adjacent to the distal end portion 20. The bending portion 21 rivets 104 a plurality of bending pieces 102 and 103 made of a metal material such as a stainless steel pipe from the inside thereof. And a blade 144 formed by braiding a thin metal wire on the outer periphery thereof, and an outer skin 105 made of an electrically insulating synthetic resin such as fluorine rubber or EPT on the outer periphery. ing.
[0148]
The state-of-the-art bending piece 102 is externally fitted to the tip constituting portion 101 and is fixed to the tip constituting portion 101 by a screw (not shown), and the most distal side of the rivet 104 from the tip end surface 106a of the insulating cover 106. The length of the hard tip portion, which is the length to the center of the object, is r1.
[0149]
Further, the bending piece 102 has a small diameter at the hand side portion 102b with the bulge portion 102a as a boundary. On the inner surface of the proximal side portion 102b, there are provided operation wire attachment portions 145 at four positions in the vertical and horizontal directions with respect to the axial direction. The operation wire attachment portion 145 is brazed with the end portion on the distal end side of the operation wire 146. It is fixed by.
[0150]
The proximal side end portion of the operation wire 146 passes through the insertion portion 11 to the endoscope operation portion, and is detachably connected to the operation wire operation means in the operation portion. By operating this operation wire operating means, the distal end portion 20 and the bending portion 21 can be bent in a desired direction in the vertical and horizontal directions through the operation wire 146.
[0151]
The tip of the blade 144 is fixed to the outer periphery of the proximal side portion 102b by soldering. Further, the outer end portion 105a of the outer skin 105 is abutted against the proximal end surface of the insulating cover 106, and the outer periphery of the front end portion 105a is in close contact with the front end constituting portion 101, and further, for example, epoxy-based from above the bobbin winder. It is adhered and fixed with an adhesive.
[0152]
As shown in FIG. 33, an illumination lens unit 128 that constitutes an illumination transmission system and includes an illumination lens 131 is disposed on the insulating cover 106 and the distal end constituting portion 101, and a hand side of the illumination lens unit 128 is provided. Is provided with a tip portion of a light guide 129 made of an optical fiber bundle. The distal end of the light guide 129 is inserted from the rear end side of the illumination system mounting hole 130 provided through the distal end configuration portion 101, and is fixed to the distal end configuration portion 101 with a screw (not shown).
[0153]
The illumination lens unit 128 is inserted from the distal end side of the illumination system mounting hole 130 and is fixed to the distal end component 101 by, for example, an epoxy adhesive, and corresponds to the illumination system mounting hole 130 in the insulating cover 106. The gap 133 is loosely fitted into the through-hole 132 provided at the position, and the gap 133 is hermetically filled with, for example, an epoxy-based adhesive. Here, the illumination lens unit 128 is positioned in the axial direction by the outer frame flange portion 128a provided in the vicinity of the distal end of the illumination lens unit 128 abutting against the distal end surface 101a.
[0154]
A treatment instrument insertion pipe 134 constituting the distal end of the treatment instrument channel shown in FIG. 33 is fitted into a treatment instrument insertion pipe mounting hole 136 provided so as to penetrate through the distal end configuration section 101, and the distal end configuration section 101 proximal side end portion. And is loosely fitted into a channel hole 135 provided through the insulating cover 106 at a position corresponding to the treatment instrument insertion pipe mounting hole 136. The adhesive is hermetically filled.
The inner surface of the distal end side of the channel tube 137 is bonded to the outer periphery of the proximal end of the treatment instrument insertion pipe 134, and the adhesive surface is brought into close contact with the thread winding portion 138 on the outer periphery of the channel tube 137 by thread winding.
[0155]
As shown in FIG. 32, the insulating cover 106 is provided with a nozzle through-hole 118 penetrating in the axial direction of the insertion portion 11 in the nozzle mounting portion 110, and the nozzle through-hole 118 is provided at the tip of the imaging unit 107. An objective cleaning nozzle 119 for cleaning the outer surface of the objective lens 108 is fitted.
[0156]
The objective cleaning nozzle 119 is locked in the insulating cover 106 by the engagement of the nozzle locking portion 120a of the locking member 120 with the locking groove 119a formed on the cylindrical side of the objective cleaning nozzle 119. .
[0157]
A connection pipe 122 for supplying air or water to the objective cleaning nozzle 119 is loosely fitted on the proximal side of the nozzle through-hole 118, and an epoxy adhesive, for example, is hermetically sealed in the gap 124. Filling. Further, the connection pipe 122 is fitted into a connection pipe mounting hole 123 provided in a position corresponding to the nozzle penetrating hole 118 in the tip constituent portion 101, and soldered to the proximal end portion of the tip constituent portion 101. It is fixed by attaching.
[0158]
Further, the inner surface of the distal end side of the fluid tube 125 inserted through the endoscope insertion portion is bonded to the rear end portion of the connection pipe 122, and in addition, a thread binding portion 126 is attached to the distal end portion of the fluid tube 125 in order to bring the adhesive surface into close contact. In addition, a heat shrinkable tube 127 such as FEP is closely attached to the outer periphery of the fluid tube 125. Like the insulating cover 106, the locking member 120 is made of an electrically insulating thermoplastic resin such as polysulfone.
[0159]
As shown in FIG. 36 (B), the locking member 120 is provided with a nozzle locking portion 120a on the tip side and is formed in an L shape when viewed from the side. An axial ridgeline 120b in the longitudinal direction of the endoscope on the outer surface of the member 120 is formed with a smooth curve so as to smoothly match the outer surface of the insulating cover 106 during assembly. The axial ridgeline 120b may be formed in a straight line as shown in FIG. 37 as long as it smoothly matches the outer surface of the insulating cover 106 during assembly.
[0160]
In addition, the circumferential ridge line 120c on the outer surface of the locking member 120 shown in FIG. 36 (A) has a step difference from the outer periphery of the insulating cover 106 during assembly as shown in FIG. 35, so as not to damage the body cavity of the patient. It is formed in an arc shape having the same curvature as the outer periphery of the insulating cover 106. The tip of the nozzle locking part 120a is formed in an arc shape so as to engage with the locking groove 119a, and a step part 120d is provided at the base of the nozzle locking part 120a.
[0161]
As shown in FIGS. 34 and 35, the nozzle mounting portion 110 is provided with a locking member mounting groove 140 and a substantially right angle from the tip of the locking member mounting groove 140 toward the nozzle penetration hole 118. The nozzle locking portion mounting groove 140a is provided. Since the nozzle locking portion mounting groove 140a is narrower than the locking member mounting groove 140, a step portion 140b is formed.
[0162]
The locking member 120 is fitted in the locking member mounting groove 140, and the nozzle locking portion 120 a is fitted in the nozzle locking portion mounting groove 140 a, and the locking member 120 is fitted in the locking member mounting groove 140. For example, a silicon-based adhesive is applied to the contact surface 109 and the contact surface 109 shown in FIG. 34, and is adhered and fixed to the insulating cover 106.
[0163]
Further, as shown in FIG. 35, the nozzle locking portion 120a is positioned with respect to the objective cleaning nozzle 119 when the stepped portion 140b and the stepped portion 120d abut against each other. It engages with 119a.
[0164]
To remove the locking member 120, a needle-like jig is pierced into the locking member 120 from the outer surface side of the locking member 120, and the jig tip is hooked on the locking member 120 and pulled out from the insulating cover 106. To do.
[0165]
As shown in FIG. 32, an imaging unit 107 is detachably attached to the distal end constituting unit 101 in the axial direction of the insertion unit 11 for repair and replacement, and a lens having an objective lens 108 provided at the distal end of the imaging unit 107. A frame 112 is provided.
[0166]
An outer peripheral groove 113 having a V-shaped cross section is provided on the outer periphery of the lens frame 112, and the outer peripheral groove 113 is hermetically filled with, for example, a silicon-based adhesive 121. Further, the lens frame 112 is coated with an adhesive 121 on its outer peripheral surface 112a, and is fitted into a lens frame mounting hole 114 provided through the tip constituting portion 101 at the position of the convex portion 111 and insulated. The cover 106 is loosely fitted into a through hole 147 provided in a position corresponding to the lens frame mounting hole 114, and the gap 117 is hermetically filled with, for example, an epoxy-based adhesive.
[0167]
Thereafter, the screw-shaped imaging unit fixing member 115 is provided on the inner surface of the imaging unit fixing member mounting hole 116 provided so as to penetrate from the outer periphery of the tip component 101 to the lens frame mounting hole 114 at the position of the convex portion 111. The conical end 115a of the imaging unit fixing member 115 is abutted against the inclined surface disposed on the distal end side of the two inclined surfaces of the outer circumferential groove 113, and the imaging unit 107 is attached to the distal end constituting unit 101. Fixed.
[0168]
In the present embodiment, the state-of-the-art bending piece 102 is set to a thickness thinner than the thickness of the other bending pieces 103 and the like, and the outer diameter is made thinner and the maximum diameter portion is made thinner than the case where it is not made thin. It is trying to become. In addition, the maximum diameter portion is not protruded outward in the radial direction so that the outer surface is not uneven or the unevenness is reduced.
[0169]
Next, the operation and effect of the present embodiment will be described.
According to the present embodiment, airtight filling between the lens frame 112 and the lens frame mounting hole 114 can be maintained by airtightly filling the outer peripheral groove 113 for fixing the imaging unit 107 with the adhesive 121. .
[0170]
With this configuration, it is not necessary to provide a groove for mounting an airtight packing separately from the outer peripheral groove 113 on the outer periphery of the lens frame 112, so that the axial length of the lens frame 112 can be shortened, resulting in the imaging unit 107. The axial length of can be shortened.
[0171]
Since the axial length of the imaging unit 107 can be shortened, the imaging unit 107 prevents the bending unit 21 from being bent at a position where the imaging unit 107 is located and forcibly bending the entire imaging unit 107 to be damaged. The position of the rivet 104 provided after the proximal end can be moved to the endoscope distal end side, whereby the distal end rigid portion length r1 can be shortened.
[0172]
Further, by reducing the diameter of the lens frame 112, the tip diameter of the tip portion 20 can be reduced.
That is, according to the present embodiment, by reducing the distal end diameter of the endoscope and shortening the distal end hard portion length r1, patient pain can be reduced and good insertability can be obtained, and a body cavity can be obtained. As a result, it is possible to obtain good observability even in a narrow space.
[0173]
Furthermore, the diameter of the portion that becomes the maximum diameter of the insertion portion 11, more specifically, the portion that becomes the maximum diameter in the connection portion between the distal end portion 20 and the bending portion 21 can be reduced, and is substantially the same as in the first embodiment. Has an effect.
[0174]
Next, a modification of the third embodiment will be described with reference to FIG.
FIG. 37 shows a configuration in which the outer peripheral groove 113 on the outer periphery of the lens frame 112, the imaging unit fixing member 115, and the imaging fixing member mounting hole 116 in the third embodiment are modified, and the others are the third embodiment. About the structure similar to a form, the same code | symbol is attached | subjected and description is abbreviate | omitted.
[0175]
In this modification, an outer peripheral groove 141 having a rectangular cross section is provided on the outer periphery of the lens frame 112, and the outer peripheral groove 141 is hermetically filled with, for example, a silicon-based adhesive 121. Thereafter, the imaging unit fixing member 142 is inserted into and fitted into the imaging unit fixing member mounting hole 143 from the outer peripheral portion of the distal end component 101, and the distal end portion of the imaging unit fixing member 142 is abutted against the bottom surface of the outer peripheral groove 141. Thus, the imaging unit 107 is fixed to the tip configuration unit 101.
[0176]
In addition, the shape of the outer peripheral groove 141 is not limited to a rectangular shape, and even if it is an arc shape, it is intoxicated. Further, the distal end shape of the imaging unit fixing member 142 abutted against the outer circumferential groove 141 is not limited to a rod shape, and may be spherical so as to be engaged with the outer circumferential groove 141.
[0177]
This modification has the following operations and effects.
According to the present modification, the same effects as those of the third embodiment can be obtained, and processing for providing screws in the imaging unit fixing member 142 and the imaging unit fixing member mounting hole 143 is not necessary, so that component processing is easy. The manufacturing cost can be reduced.
[0178]
Next, the distal end portion 20 of the fourth embodiment is shown in FIGS.
An illumination lens 42 is fixed to the tip configuration portion 70 via a lens frame 41. At this time, the tip component 70 and the lens frame 41, and the lens frame 41 and the illumination lens 42 are both fixed by bonding. A light guide pipe 80 is fitted on the rear end side of the lens frame 41, and a notch 43 is provided on the side surface.
[0179]
At this time, a silicon-based adhesive is applied between the lens frame 41 and the light guide pipe 80. Further, a light guide fixing portion 44 is fitted on the outside. The light guide fixing portion 44 is fixed to the tip constituting portion 70 by bonding or soldering, and the light guide pipe 80 is detachably attached to the light guide fixing portion 44 by the light guide fixing screw 45 through the notch portion 43. It is fixed.
As a result, the light guide pipe 80 is fixed to the tip constituting portion 70 via the light guide fixing portion 44.
[0180]
As shown in FIGS. 38 and 39, in the distal end constituting portion 70, an air / water feeding channel 51, a treatment instrument insertion channel 52, a light guide fiber 53, an imaging portion 54, and an image transmission cable connected to the imaging portion 54 are provided. 55 is arranged.
The most advanced bending piece 91 fitted to the outer peripheral surface of the tip component portion 70 at the tip side is fixed by a fixing pin 46.
This state-of-the-art bending piece 91 has a lower portion shown in FIG. 38, that is, an outer portion of the treatment instrument insertion channel 52 cut out.
[0181]
The rear end of the bending piece 91 is rotatably connected by a rivet 34 by a second bending piece 92 from the front end side, and the bending piece 92 is further connected to a third bending piece (not shown) from the front end side. A plurality of bending pieces are rotatably connected in series so that the bending portions 21 are formed, and a bending piece group is formed.
[0182]
A curved rubber 37 is coated on the outer periphery of the blade 36 on the outer periphery of the bending piece group. The front end side of the curved rubber 37 is wound with a thread 38 from above, and is more firmly bonded and fixed, for example, with an epoxy resin agent 39. The curved rubber 37 may be, for example, silicon rubber or fluorine rubber.
An insulating cover 106 is attached to the distal end surface and the distal end side outer peripheral surface of the distal end configuration portion 70.
Further, the distal end of the channel tube 47 is attached to the rear end of the treatment instrument insertion channel pipe 76, and the thread 48 is wound around and fixed.
[0183]
Also in the present embodiment, the thickness of the most advanced bending piece 91 is made smaller than the thicknesses of the other bending pieces 92 and the like so as to eliminate or prevent the diameter of the connecting portion with the distal end portion 20 from increasing. Yes.
[0184]
The tip 20 configured as described above is assembled as follows.
First, the treatment instrument insertion channel pipe 76 is fixed to the distal end component 70 by a method such as adhesion or soldering, the channel tube 47 is adhered to the outer periphery of the treatment instrument insertion channel pipe 76, and further fixed with the thread 48. Thereafter, the lens frame 41 is inserted from the front end side of the air / water supply channel hole 71 and bonded and fixed, and a light guide fixing portion 44 is fitted on the rear end portion of the lens frame 41, and the light guide fixing portion 44. Is fixed to the rear end surface of the tip constituting portion 70 by soldering, bonding or the like. The adhesive used for the bonding at this time may be an epoxy-based adhesive, or may be the same silicon-based adhesive as the adhesive applied between the lens frame 41 and the light guide pipe 80.
[0185]
The present embodiment has the following operations and effects.
With the tip portion configured in this manner, interference between the soldering iron and the light guide fixing portion 44 when the treatment instrument insertion channel pipe 76 is fixed with solder, and the light guide when winding a thread around the outer periphery of the channel tube 47 Since there is no interference with the fixed portion 44, an endoscope distal end portion having a short distal end rigid length and a thin outer diameter is possible.
[0186]
Further, in contrast to the connection portion between the tip portion 20 and the bending portion 21 becoming the maximum diameter, the outer diameter of the portion that becomes the maximum diameter by reducing the thickness of the cutting edge bending piece 91 used for the connection portion is reduced. It can be made smaller, and the pain during insertion into the patient can be reduced.
[0187]
By the way, the imaging part 54 of this Embodiment is fixed by the method shown in FIG.
A threaded portion 49 a is provided on the outer peripheral side of the lens frame 49 provided at the tip of the imaging unit 54. The imaging unit 54 is inserted into the imaging unit hole 50 from the rear end side of the front end configuration unit 70 and is provided in the imaging unit hole 50, and is provided on the rear end side of the lens frame 49. Abut.
[0188]
Then, a screw member 57 having a flange portion 57a that can be inserted into the distal end component portion 70 from the distal end side to the bending piece 59 and screwed into the screw portion 49a from the distal end side is screwed into the flange 49a. The lens component 49 is fixed to the tip component 70 by sandwiching the tip component 70 with the portion 57a and the flange 49b.
[0189]
As another fixing method of the imaging unit 54, the following method (see FIGS. 41 and 42) may be used. A groove 68a is provided on the outer periphery of the lens frame 68 provided at the tip of the imaging unit 54. A groove 68b is also provided in the direction.
[0190]
On the other hand, as shown in FIG. 42, the fixing ring 69 has an abutting portion 69a that abuts the tip constituting portion 70, a width S is the width of the groove 68b, a thickness t is a width of the groove 68a, and a height U is The fixed piece 69b has a size equal to the distance X (U = X) between the front end surface 70a of the front end configuration portion 70 shown in FIG. 41 and the rear end side wall 68a.
[0191]
In addition, the width of the tip constituting portion 70 is larger than the width of the groove 68b (this width is larger than the width of the groove 68b and is in a range that does not make one round in the circumferential direction (360 ° or less)). A groove 70b larger than X is provided.
[0192]
After the imaging unit 54 configured in this manner is inserted into the imaging unit hole 50 from the rear end side and the lens frame 68 hits the flange 70c of the front end configuration unit 70, the grooves 68b and 70b are aligned, The fixing ring 69 is inserted from the tip side so that the fixing piece 69b is inserted into the groove 68b and the groove 70b. Then, the fixing ring 69 may be rotated where the abutting portion 69a hits the tip constituting portion 70, and the bottom portion 69c of the fixing piece 69b may be fitted into the groove 68a and fixed.
[0193]
In the above description, an electronic endoscope having a solid-state imaging device built in the tip is mainly described as an endoscope. However, it is obvious that the present invention can also be applied to an optical endoscope having an image guide. is there.
[0194]
In the above description, the bending piece to be thin is described as the cutting piece at the forefront or the end, but it may be applied to other bending pieces. Of course, it is most effective to make the bending piece used in the portion having the maximum diameter thin.
[0195]
Further, for example, in the first embodiment, only the fitting portion fitted and fixed to the connection base 28 may be made thin. In this way, the strength can be ensured without shortening the small diameter portion 31b, so it is not always necessary to shorten it. This configuration may be applied to the most advanced bending piece.
[0196]
[Appendix]
1. In an endoscope having a bending portion in which a plurality of substantially annular bending pieces are connected in series with each other in a rotatable manner,
An endoscope wherein the thickness of at least one of the plurality of curves is made thinner than the thickness of other bending pieces.
2. The endoscope according to appendix 1, wherein the thickness of at least one of the most advanced bending piece or the rearmost bending piece is thinner than the thickness of the other bending pieces.
3. The thickness of the last bending piece is made thinner than the thickness of the other bending pieces, and a thick-diameter part and a small-diameter part are provided on the last-end bending piece. The endoscope according to Supplementary Note 1 or 2, wherein the endoscope is characterized.
[0197]
4). In an endoscope in which a lens frame that is located at the distal end of an imaging unit having an objective lens and a solid-state imaging element and in which one or a plurality of lenses are provided is fixed to the distal end configuration unit, the lens frame is provided on the outer periphery of the lens frame. An endoscope having a groove and an imaging unit fixing means for engaging with the groove, and provided with an airtight means in the groove.
5. The endoscope according to appendix 4, wherein the fixing means is a screw.
6). The endoscope according to appendix 4, wherein the fixing means is a pin.
7). The endoscope according to appendices 4 to 6, wherein the airtight means is made of an elastic adhesive.
8). The endoscope according to appendix 7, wherein the elastic adhesive is made of silicon resin.
[0198]
(Prior art to Appendix 4-8)
As a prior art, there is Japanese Utility Model Publication No. 6-42642, and a lens frame is fixed to a tip constituent member with a screw, and a packing is provided on the outer periphery of the lens frame in order to maintain airtightness.
[0199]
(Problems of the above prior art)
Since the grooves for fitting the screws and the packings are separately provided in the lens frame, the axial length of the lens frame is increased, and as a result, the axial length of the entire imaging unit is also increased.
Since the entire imaging unit is rigid, the endoscope bending portion is bent at the position where the imaging unit is located, and the first fitting part is fitted on the tip component member in order to prevent the imaging unit from being bent and damaged forcibly. It is necessary to provide a rivet connecting the bending piece and the second bending piece adjacent to the bending piece at a position after the proximal end of the imaging unit.
[0200]
With this configuration, there is a problem in that the length from the distal end side end surface to the center of the rivet (hereinafter referred to as the distal end hard portion length) is increased.
Furthermore, since the grooves for fitting the screws and the packings are provided separately, the lens frame is thick and the lens frame is thick, so that there is a problem that the endoscope tip diameter is thick. .
[0201]
(Effects of Supplementary Notes 4-8)
By shortening the axial length of the lens frame, the axial length of the imaging unit can be shortened, and the distal end hard portion length can be shortened. In addition, by reducing the diameter of the lens frame, the endoscope tip diameter can be reduced. Thereby, it is possible to obtain good insertability and good observability in a narrow space for use in a body cavity.
[0202]
9. In an endoscope having a distal end portion formed by fixing a light guide and a treatment instrument insertion channel pipe to the distal end configuration portion,
An endoscope characterized in that a fixing portion of the light guide is provided separately from the tip constituent portion.
10. The endoscope according to appendix 9, wherein the fixing portion is fixed to the tip configuration portion.
11. The endoscope according to appendix 10, wherein the fixing portion is fixed to a rear end surface of the tip constituent portion.
[0203]
12 The endoscope according to appendix 10 or 11, wherein the fixed portion and the tip configuration portion are fixed by soldering.
13. The endoscope according to appendix 10 or 11, wherein the fixing portion and the tip constituent portion are fixed with an adhesive.
14 The endoscope according to appendix 13, wherein the adhesive or epoxy resin is used.
15. The adhesive is a silicone resin system. The endoscope according to appendix 13.
[0204]
(Prior art and problems to Appendix 9-15)
In conventional endoscopes, the distal end length (distance from the distal end surface to the first rivet) is improved in order to improve the observability in the body (mainly improving the ease of frontal view of the stomach angle in the stomach). And indicated by r in FIG. 43). In order to shorten the distal end hard length, as shown in FIG. 43, a stepped portion is provided on the rear end surface of the distal end constituting portion 40, and the treatment instrument insertion channel pipe 76 is bonded or soldered to a lower portion (near the distal end side). The channel tube 47 is fixed on the channel tube 47, and the outer periphery of the channel tube 47 is wound around the thread.
[0205]
However, in the configuration as described above, a space for inserting a soldering iron (indicated by a dotted line in FIG. 43) used when the treatment instrument insertion channel pipe 76 is fixed by soldering and a work space for winding the thread 48 are secured. Therefore, it is necessary to provide a space between the treatment instrument insertion channel pipe 76 and the light guide fixing portion 40a. In order to provide this space, there has been a problem that the outer diameter of the distal end portion of the endoscope becomes thick and the pain of the patient increases. Note that the reference numerals in FIG. 43 refer to FIG. 38, for example.
[0206]
(Effects of Supplementary Notes 9-15)
By adopting the above-described configuration, an endoscope having a small distal end length and good observability and having a small diameter and less pain for the patient can be realized.
[0207]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, by shortening the axial length of the lens frame fixed to the endoscope distal end component, the axial length of the imaging unit is shortened and the distal hard portion length is shortened. In addition, by reducing the diameter of the lens frame, the diameter of the distal end portion of the endoscope can be reduced, which makes it possible to achieve good insertion properties and good in a narrow space in the body cavity. There is an effect that a good observability can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of an electronic endoscope apparatus provided with a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a structure of a connection portion between a bending portion and a flexible tube portion of the electronic endoscope according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a structure on a distal end side of a bending portion of an electronic endoscope according to a second embodiment of the present invention.
4 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 5 is a view showing a connecting structure of bending pieces in a first modified example.
6 is a cross-sectional view showing a structure of a second modified example corresponding to the cross section taken along the line AA of FIG. 3;
FIG. 7 is a cross-sectional view showing the structure of the tip.
FIG. 8 is a sectional view showing a structure of a suction washing adapter.
FIG. 9 is a view showing an example of a groove and a modification as seen from the direction of arrow A ′ in FIG. 8;
FIG. 10 is a view showing a state in which a suction washing adapter is connected to the electronic endoscope 2 and sucked and washed with an aspirator.
FIG. 11 is a view for explaining the operation of the groove when the end of the suction washing adapter is submerged in the liquid of the bat in FIG. 10;
12 is a schematic view in which an endoscope cleaning layer is attached to the electronic endoscope 2. FIG.
FIG. 13 is a perspective view showing an appearance of an endoscope cleaning apparatus.
FIG. 14 is a cross-sectional view showing the internal structure of the suction side washing conduit.
FIG. 15 is a cross-sectional view showing the internal structure and the like of the air / water supply side washing conduit.
FIG. 16 is a diagram for explaining an operation in removing an air pipe port from an air pipe.
FIG. 17 is a cross-sectional view showing an air supply pipe port and a connection base connected thereto before and after connection.
FIG. 18 is a cross-sectional view showing the structure of the all-pipe cleaning adapter mounted on the operation unit.
19 is a sectional view taken along the line DD of FIG.
20 is a diagram showing a plan view and the like seen from above in FIG. 18;
FIG. 21 is a view showing a notch or the like of the housing part.
22 is an enlarged view of a portion F in FIG.
FIG. 23 is an enlarged view showing a notch in the vicinity of the lower end of the piston constituting the suction plug.
24 is a cross-sectional view showing a structure of a modified example of FIG.
FIG. 25 is an explanatory diagram of the action of cleaning the inside of the suction cylinder.
FIG. 26 is an explanatory diagram of the action of sucking a cleaning liquid into the syringe.
FIG. 27 is an explanatory diagram for feeding the cleaning liquid supplied into the syringe to the endoscope side.
FIG. 28 is an explanatory view of the action of a mesh member provided in the suction cap.
FIG. 29 is a front view and a plan view showing a waterproof cap.
FIG. 30 is a view showing a state in which a waterproof cap is attached so as to cover the electrical contact portion of the connector.
FIG. 31 is a view showing a waterproof cap in which a guide pin protrudes in a direction inclined from the center line direction.
FIG. 32 is a longitudinal sectional view showing the structure of the distal end side of the insertion portion in the third embodiment of the present invention.
FIG. 33 is a longitudinal sectional view including an illumination system on the distal end side of the insertion portion.
34 is an enlarged cross-sectional view of the vicinity of the nozzle of FIG. 32. FIG.
35 is a cross-sectional view taken along the line II in FIG. 34. FIG.
FIG. 36 is a front view and a side view of the locking member.
FIG. 37 is a longitudinal sectional view showing the structure of the distal end side of the insertion portion in a modification of the third embodiment.
FIG. 38 is a longitudinal sectional view showing the structure of the distal end side of the insertion portion in the fourth embodiment of the present invention.
39 is a YY line cross-sectional view partially including the ZZ line cross section of FIG. 38;
FIG. 40 is an explanatory diagram illustrating a method for fixing the imaging unit.
FIG. 41 is an explanatory diagram showing another method of fixing the imaging unit.
FIG. 42 is a front view and a sectional view showing a fixing ring.
FIG. 43 is a cross-sectional view showing the configuration of the distal end side of the insertion portion of the conventional example.
[Explanation of symbols]
1. Electronic endoscope device
2 ... Electronic endoscope
11 ... Insertion part
101 ... tip component
107: Imaging unit
108: Objective lens
112 ... Lens frame
113 ... outer peripheral groove
114 ... Lens frame mounting hole
115 ... Imaging unit fixing unit
116: Imaging portion fixing member mounting hole
121 ... Silicon adhesive

Claims (5)

対物レンズと固体撮像素子とを有する撮像部の先端に位置し、単数又は複数枚のレンズを内設したレンズ枠を、先端構成部に固定してなる内視鏡において、
前記レンズ枠外周に設けた溝と、この溝に係合する撮像部固定手段とを有すると共に、前記溝に気密手段を設けたことを特徴とする内視鏡。In an endoscope that is positioned at the distal end of an imaging unit having an objective lens and a solid-state imaging device, and has a lens frame in which one or more lenses are provided, and is fixed to the distal end configuration unit,
An endoscope having a groove provided on an outer periphery of the lens frame and an imaging unit fixing unit that engages with the groove, and an airtight unit provided in the groove. 前記固定手段がビスからなることを特徴とする請求項１に記載の内視鏡。The endoscope according to claim 1, wherein the fixing means is made of a screw. 前記固定手段がピンからなることを特徴とする請求項１に記載の内視鏡。The endoscope according to claim 1, wherein the fixing unit includes a pin. 前記気密手段が弾性接着剤からなることを特徴とする請求項１ないし３の何れかに記載の内視鏡。The endoscope according to any one of claims 1 to 3, wherein the airtight means is made of an elastic adhesive. 前記弾性接着剤がシリコン樹脂からなることを特徴とする請求項４に記載の内視鏡。The endoscope according to claim 4, wherein the elastic adhesive is made of silicon resin.
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