JP3771519B2 - パケット転送方法および装置、パケット転送プログラムおよびパケット転送プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

パケット転送方法および装置、パケット転送プログラムおよびパケット転送プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、送信端末が有する所望のデータを複数の受信端末へ送信するマルチキャスト通信システムに用いられるパケット転送方法および装置、パケット転送プログラムおよびパケット転送プログラムを記録した記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5はマルチキャスト通信システムの一例を示す構成図である。同図において、1はネットワーク、2(2−1〜2−4)はパケット転送装置、3(3−1〜3−3)は端末である。図6はこのマルチキャスト通信システム100に用いられている従来のパケット転送装置2の要部を示す構成図である。同図において、2Aは経路管理部、2Bは経路表、2Cはデータ転送部である。ここで、経路表は、記憶装置上に構成され、後述するマルチキャストアドレスと出力インターフェースとを組にして記憶したものである。
【0003】
このマルチキャスト通信システム100において、従来のマルチキャスト通信技術であるPIM−SM(Protoco1 Independent Mu1ticast-Sparse Mode)を使って端末3−1から端末3−2,3−3へデータを送る場合について説明する。なお、PIM−SMでは、要求パケットの宛先になるパケット転送装置が決められていて、全てのパケット転送装置はそこへ向かって要求パケットを転送する。宛先に指定されたパケット転送装置はマルチキャストアドレスと送信端末との関係を知っているので、端末間のデータ転送を行うことができる。
【0004】
端末3−1は予めパケット転送装置2−1へフロー識別子〔送信するデータフロー(データパケット群)を識別するための識別子〕としてマルチキャストアドレスを付けて送信を始めておく(図5に示す経路(1))。これにより、パケット転送装置2−1の経路管理部2Aは、経路表2Bに端末3−1からのデータパケットに付されているマルチキャストアドレスを書き込む。
【0005】
端末3−2は、端末3−1が送信しているデータを要求するために、パケット転送装置2−3へ端末3−1が送信するデータフローのマルチキャストアドレスを記載した要求パケットを送る(経路(2))。パケット転送装置2−3の経路管理部2Aは、端末3−2からの要求パケットを受信すると、経路表2Bの中に受信した要求パケットに記載されているマルチキャストアドレスがあるか否かを検索する。
【0006】
経路表2Bの中に一致するマルチキャストアドレスがない場合、パケット転送装置2−3の経路管理部2Aは、端末3−2からの要求パケットを受信したインターフェースをデータパケットの出力インターフェースとして、経路表2B中にそのマルチキャストアドレスと出力インターフェースとを組にして書き加える。そして、パケット転送装置2−3の経路管理部2Aは、端末3−2からの要求パケットをパケット転送装置2−2へ転送する(経路(3))。
【0007】
パケット転送装置2−2の経路管理部2Aもパケット転送装置2−3の経路管理部2Aと同様にして、経路表2Bにマルチキャストアドレスとその出力インターフェースとを組にして書き加えて、パケット転送装置2−3からの要求パケットをパケット転送装置2−1へ転送する(経路(4))。
【0008】
パケット転送装置2−1の経路管理部2Aがパケット転送装置2−2からの要求パケットを受信して、経路表2Bを検索すると、その要求パケットに記載されているマルチキャストアドレスが見つかる。しかし、経路表2Bにはそのマルチキャストアドレスに対応する出力インターフェースが記載されていない。この場合、パケット転送装置2−1の経路管理部2Aは、パケット転送装置2−2からの要求パケットを受信したインターフェースを要求パケットに記載されているマルチキャストアドレスに対応するデータパケットの出力インターフェースとして、経路表2Bに書き加える。
【0009】
パケット転送装置2−1のデータ転送部2Cは、端末3−1からのデータパケットに記載されているマルチキャストアドレスに対応して経路表2Bに書き込まれている出力インターフェースからデータパケットを出力する。これにより、端末3−1からのデータパケットは、パケット転送装置2−1を経由してパケット転送装置2−2へ送られる(経路(5))。
【0010】
パケット転送装置2−2のデータ転送部2Cは、パケット転送装置2−1からのデータパケットを受信すると、経路表2Bを検索し、そのデータパケットに記載されているマルチキャストアドレスを見つけ、そのマルチキャストアドレスに対応して書き込まれている出力インターフェースからデータパケットを出力する。これにより、パケット転送装置2−1からのデータパケットは、パケット転送装置2−2を経由してパケット転送装置2−3へ送られる(経路(6))。
【0011】
パケット転送装置2−3のデータ転送部2Cは、パケット転送装置2−2からのデータパケットを受信すると、経路表2Bを検索し、そのデータパケットに記載されているマルチキャストアドレスを見つけ、そのマルチキャストアドレスに対応して書き込まれている出力インターフェースからデータパケットを出力する。この結果、データパケットは要求パケットが通った経路を逆向きに転送され、端末3−2は端末3−1からのデータパケットを受信する(経路(7))。
【0012】
〔端末3−3から端末3−1へのデータの要求〕
次に、端末3−1が端末3−2へデータを送信しているとき、端末3−3が端末3−1の送信するデータを要求する場合について説明する。端末3−3は、端末3−1のデータを要求するための要求パケットをパケット転送装置2−4へ送る(経路(8))。この要求パケットには、端末3−1が送信するデータフローを識別するためのマルチキャストアドレスが記載されている。
【0013】
パケット転送装置2−4の経路管理部2Aは、パケット転送装置2−3の経路管理部2Aと同様に、経路表2Bにマルチキャストアドレスと出力インターフェースを書き加え、端末3−3からの要求パケットをパケット転送装置2−2へ送る(経路(9))。
【0014】
パケット転送装置2−2の経路管理部2Aは、経路表2Bの中にパケット転送装置2−4からの要求パケットに記載されているマルチキャストアドレスがあるか否かを検索する。この場合、要求パケットに記載されているマルチキャストアドレスが見つかる。
【0015】
しかし、そのマルチキャストアドレスに対応して経路表2Bに記載されている出力インターフェースはパケット転送装置2−4からの要求パケットを受信したインターフェースではない。このため、パケット転送装置2−2の経路管理部2Aは、そのマルチキャストアドレスに対応する出力インターフェースとして、パケット転送装置2−4への出力インターフェースを経路表2Bに書き加える。
【0016】
これにより、パケット転送装置2−2のデータ転送部2Cは、経路表2Bに従って、パケット転送装置2−1からのデータパケットをパケット転送装置2−3だけではなく、パケット転送装置2−4へも転送する(経路(10))。パケット転送装置2−4の経路管理部2Aは、パケット転送装置2−2からのデータパケットを受信すると、経路表2Bに従って、そのデータパケットを端末3−3へ転送する(経路(11))。このようにして、端末3−3は端末3−1からのデータを受信する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したマルチキャスト通信システムにおいて、従来のパケット転送装置は、受信端末から要求パケットを受信すると、送信端末の了解を得ることなくデータパケットを転送する。例えば、端末3−1が端末3−2へデータを送信しているときのパケット転送装置2−2について着目すると、パケット転送装置2−2は、端末(受信端末)3−3から要求パケットを受信すると、端末(送信端末)3−1の了解を得ることなく、データパケットを端末3−3へ転送する。このため、従来のパケット転送装置を使用した場合、送信者がデータの受信を特定の端末に限定することができないという問題があった。
【0018】
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、送信側の要望に応じて、送信側の端末での了解を得ることなくデータパケットが受信側の端末へ転送されてしまうということをなくし、送信者がデータの受信を特定の端末に限定することができる、パケット転送方法および装置、パケット転送プログラムおよびパケット転送プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために本発明は、送信側の端末から送られてくる設定パケットを受信し、この設定パケットに記載されているデータフローを識別するためのフロー識別子と送信側の端末での認証の要否を示す認証情報と設定パケットの記載情報によって特定されるデータパケットの出力先とを組にして経路表に書き込む経路情報書き込み手段と、受信側の端末から送られてくる要求パケットを受信し、この要求パケットに記載されているフロー識別子が経路表に書き込まれているか否かを検索する検索手段と、この検索手段によって要求パケットに記載されているフロー識別子が経路表に書き込まれていることが確認された場合、このフロー識別子に対応して経路表に書き込まれている認証情報をチェックする認証情報チェック手段と、この認証情報チェック手段によってチェックされた認証情報が認証要である場合、要求パケットを送信側の端末へ転送する要求パケット転送手段と、認証情報チェック手段によってチェックされた認証情報が認証不要である場合、要求パケットに記載されているフロー識別子に対応して経路表に書き込まれているデータパケットの出力先に受信側の端末への出力先を書き加える経路情報書き換え手段とを設けたものである。
【0020】
この発明によれば、送信側の端末から送られてくる設定パケットを受信すると、この設定パケットに記載されているフロー識別子(送信するデータフローを識別するための識別子:例えば、マルチキャストアドレス)と送信側の端末での認証の要否を示す認証情報と設定パケットの記載情報から特定されるデータパケットの出力先(例えば、受信側の端末のアドレスから特定される出力インターフェース)とを組にして経路表に書き込む。
【0021】
受信側の端末から送られてくる要求パケットを受信すると、この要求パケットに記載されているフロー識別子が経路表に書き込まれているか否かを検索し、書き込まれていれば、そのフロー識別子に対応して経路表に書き込まれている認証情報をチェックし、認証情報が認証要であった場合、要求パケットを送信側の端末へ転送する。認証情報が認証不要であった場合、要求パケットに記載されているフロー識別子に対応して経路表に書き込まれているデータパケットの出力先に受信側の端末への出力先を書き加える。
【0022】
これにより、送信側の端末での認証が必要な場合には、受信側の端末からの要求パケットが送信側の端末に送られ、送信側の端末での了解を得ることなくデータパケットが受信側の端末へ転送されてしまうということがなくなる。
【0023】
なお、本発明は、パケット転送装置として構成できる他、パケット転送方法としてマルチキャスト通信システムに適用することもでき、コンピュータにその処理を実現させるためのプログラムとしても提供できる。また、このプログラムを記憶せたフレキシブルディスク、CD−ROM、メモリカードなどの記録媒体としても提供することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1はこの発明に係るパケット転送装置の一実施の形態を用いたマルチキャスト通信システムを示す構成図である。同図において、4はネットワーク、5(5−1〜5−4)はパケット転送装置、6(6−1〜6−3)は端末である。図2はこのマルチキャスト通信システム200に用いられているパケット転送装置5の要部を示す構成図である。同図において、5Aは経路管理部、5Bは経路表、5Cはデータ転送部である。
【0025】
パケット転送装置5は、プロセッサや記憶装置からなるハードウェアと、これらのハードウェアと協働してパケット転送装置としての各種機能を実現させるプログラムとによって実現される。なお、経路表は、図示しない記憶装置上に構成され、後述するフロー識別子と認証情報と出力インターフェースとを関連付けたデータ構造を有する。
【0026】
〔認証を必要としない場合〕
先ず最初に、このマルチキャスト通信システム200において、送信端末で認証を必要としないデータを端末6−2,6−3が端末6−1から受信する場合について説明する。
【0027】
(1)データパケットの転送
端末(受信端末)6−2が端末6−1のデータを要求するための要求パケットをパケット転送装置5−3へ送る(図1に示す経路(1))。この要求パケットには、端末6−1が送信するデータフローを識別するためのフロー識別子(マルチキャストアドレス等)と端末6−2のアドレスが記載されている。
【0028】
パケット転送装置5−3の経路管理部5Aは、端末6−2から要求パケットを受信すると、経路表5Bの中に要求パケットに記載されたフロー識別子があるか否かを検索する。この場合、経路表5Bの中には一致するフロー識別子はない。このため、パケット転送装置5−3の経路管理部5Aは端末6−2からの要求パケットをパケット転送装置5−2へ転送する(経路(2))。
【0029】
パケット転送装置5−2の経路管理部5Aは、パケット転送装置5−3から要求パケットを受信すると、経路表5Bの中に要求パケットに記載されたフロー識別子があるか否かを検索する。この場合、経路表5Bの中には一致するフロー識別子はない。このため、パケット転送装置5−2の経路管理部5Aはパケット転送装置5−3からの要求パケットをパケット転送装置5−1へ転送する(経路(3))。
【0030】
パケット転送装置5−1の経路管理部5Aは、パケット転送装置5−2の経路管理部5Aと同様に動作する。この場合、経路表5Bにパケット転送装置5−2からの要求パケットに記載されたフロー識別子がないので、パケット転送装置5−2からの要求パケットを端末6−1へ転送する(経路(4))。
【0031】
(2)設定パケットの転送
端末(送信端末)6−1は、フロー識別子と認証不要の認証情報と要求パケットを出した端末6−2のアドレスを記載した設定パケットをパケット転送装置5−1へ送信する(経路(5))。そして、フロー識別子を記載したデータパケットをパケット転送装置5−1へ送信し始める(経路(8))。
【0032】
設定パケットを受信したパケット転送装置5−1の経路管理部5Aは、設定パケットに記載されているフロー識別子と認証不要の認証情報と設定パケットにそのアドレスが記載されている受信端末6−2への出力インターフェース(この場合、パケット転送装置5−2への出力インターフェース)を経路表5Bに書き加える。そして、端末6−1からの設定パケットをパケット転送装置5−2へ転送する(経路(6))。
【0033】
〔受信端末のアドレスから出力インターフェースが分かる理由〕
パケット転送装置5はマルチキャスト用とは別にユニキャスト用の経路表をもっており、このユニキャスト用の経路表には端末アドレスに対する出力インターフェースが記載されている。パケット転送装置5−1の経路管理部5Aは、ユニキャスト用の経路表を参照することにより、受信端末6−2への出力インターフェースを特定し、この特定した出力インターフェースを経路表5Bに書き加える。
【0034】
〔設定パケットに記載されている受信端末のアドレスから出力インターフェースを特定し経路表に書き込むことによる利点〕
パケット転送装置5において、要求パケットを受信したインターフェースを出力インターフェースとして使用する方式とすることが考えられる。この方式を採用した場合、要求パケットを受信したときに受信端末アドレスと受信したインターフェースとの対応を記憶しておき、設定パケットを受信したときに経路表5Bにそのインターフェースを書き込めばよい。
しかし、このような方式とすると、送信端末が受信を拒否したときに(後述)、パケット転送装置5が記憶している受信端末アドレスと要求パケット受信インターフェースとの組の消去を指示する制御パケットを送信端末から出す必要があり、手間がかかる。これに対して、設定パケットに記載されている受信端末のアドレスから出力インターフェースを特定し経路表5Bに書き込む方式とすれば、制御パケットを送信端末から出す必要がなく、簡単となる。
【0035】
パケット転送装置5−1からの設定パケットを受信したパケット転送装置5−2の経路管理部5Aは、設定パケットに記載されているフロー識別子と認証不要の認証情報と設定パケットにそのアドレスが記載されている受信端末6−2への出力インターフェース(この場合、パケット転送装置5−3への出力インターフェース)を経路表5Bに書き加える(第1の工程)。そして、パケット転送装置5−1からの設定パケットをパケット転送装置5−3へ転送する(経路(7))。
【0036】
パケット転送装置5−3の経路管理部5Aもパケット転送装置5−2の経路管理部5Aと同様にして、パケット転送装置5−2からの設定パケットに記載されているフロー識別子と認証不要の認証情報と設定パケットにそのアドレスが記載されている受信端末6−2への出力インターフェース(受信端末6−2のアドレスから特定される出力インターフェース)を経路表5Bに書き加える。
【0037】
(3)データパケットの転送
パケット転送装置5−1のデータ転送部5Cは、端末6−1から送信されたデータパケットを受信すると、経路表5Bを検索し、そのデータパケットに記載されているフロー識別子を見つけ、そのフロー識別子に対応して書き込まれている出力インターフェースからデータパケットを出力する。これにより、端末6−1からのデータパケットは、パケット転送装置5−1を経由してパケット転送装置5−2へ送られる(経路(9))。
【0038】
パケット転送装置5−2のデータ転送部5Cは、パケット転送装置5−1からのデータパケットを受信すると、経路表5Bを検索し、パケット転送装置5−1と同様にして、そのデータパケットに記載されたフロー識別子に対応して書き込まれている出力インターフェースからデータパケットを出力する。これにより、パケット転送装置5−1からのデータパケットは、パケット転送装置5−2を経由してケット転送装置5−3へ送られる(経路(10))。
【0039】
パケット転送装置5−3のデータ転送部5Cは、パケット転送装置5−2からのデータパケットを受信すると、経路表5Bを検索し、パケット転送装置5−2と同様にして、そのデータパケットに記載されたフロー識別子に対応して書き込まれている出力インターフェースからデータパケットを出力する。この結果、設定パケットが通った経路に従ってデータパケットが転送され、端末6−2は端末6−1からのデータパケットを受信する(経路(11))。
【0040】
〔端末6−3から端末6−1へのデータの要求〕
次に、送信端末で認証を必要としないデータを端末6−1が端末6−2へ送信しているとき、端末6−3が端末6−1の送信するデータを要求する場合について説明する。
【0041】
端末6−3は、端末6−1のデータを要求するための要求パケットをパケット転送装置5−4へ送る(経路(12))。この要求パケットには、端末6−1が送信するデータフローを識別するためのフロー識別子と端末6−3のアドレスが記載されている。
【0042】
パケット転送装置5−4の経路管理部5Aは、端末6−3から要求パケットを受信すると、経路表5Bの中にその要求パケットに記載されたフロー識別子があるか否かを検索する。この場合、一致するフロー識別子はない。これにより、パケット転送装置5−4の経路管理部5Aは、端末6−3からの要求パケットをパケット転送装置5−2へ送る(経路(13))。
【0043】
パケット転送装置5−2の経路管理部5Aは、パケット転送装置5−4から要求パケットを受信すると、この要求パケットに記載されているフロー識別子が経路表5Bに書き込まれているか否かを検索し(第2の工程)、フロー識別子が経路表5Bに書き込まれていることが確認された場合、このフロー識別子に対応して経路表5Bに書き込まれている認証情報をチェックする(第3の工程)。
【0044】
この場合、要求パケットに記載されているフロー識別子が見つかり、そのフロー識別子に対応して書き込まれている認証情報は認証不要となっているので、パケット転送装置5−2の経路管理部5Aは、そのフロー識別子に対応する出力インターフェースとして端末6−3への出力インターフェース(パケット転送装置5−4への出力インターフェース)を書き加える(第5工程)。
【0045】
さらに、パケット転送装置5−2の経路管理部5Aは、フロー識別子と認証不要の認証情報と要求パケットを出した端末6−3のアドレスを記載した設定パケットをパケット転送装置5−4へ送信する(経路(14))。パケット転送装置5−2から設定パケットを受信したパケット転送装置5−4は経路表5Bを更新する。
【0046】
パケット転送装置5−2のデータ転送部5Cは、経路表5Bに従って、パケット転送装置5−1からのデータパケットをパケット転送装置5−3だけではなく、パケット転送装置5−4へも転送する(経路(15))。パケット転送装置5−4の経路管理部5Aは、パケット転送装置5−2からのデータパケットを受信すると、経路表5Bに従って、端末6−3へそのデータパケットを転送する(経路(16))。このようにして、端末6−3は端末6−1からのデータを受信する。
【0047】
〔認証を必要とする場合〕
次に、このマルチキャスト通信システム200において、送信端末で認証を必要とするデータを端末6−2,6−3が端末6−1から受信する場合について説明する。
【0048】
(1)要求パケットの転送
端末(受信端末)6−2が端末6−1のデータを要求するための要求パケットをパケット転送装置5−3へ送る(図3に示す経路(1))。この要求パケットには、端末6−1が送信するデータフローを識別するためのフロー識別子(マルチキャストアドレス等)と端末6−2のアドレスが記載されている。
【0049】
パケット転送装置5−3の経路管理部5Aは、端末6−2から要求パケットを受信すると、経路表5Bの中に要求パケットに記載されたフロー識別子があるか否かを検索する。この場合、経路表5Bの中には一致するフロー識別子はない。このため、パケット転送装置5−3の経路管理部5Aは端末6−2からの要求パケットをパケット転送装置5−2へ転送する(経路(2))。
【0050】
パケット転送装置5−2の経路管理部5Aは、パケット転送装置5−3から要求パケットを受信すると、経路表5Bの中に要求パケットに記載されたフロー識別子があるか否かを検索する。この場合、経路表5Bの中には一致するフロー識別子はない。このため、パケット転送装置5−2の経路管理部5Aはパケット転送装置5−3からの要求パケットをパケット転送装置5−1へ転送する(経路(3))。
【0051】
パケット転送装置5−1の経路管理部5Aは、パケット転送装置5−3の経路管理部5Aと同様に動作する。この場合、経路表5Bに要求パケットに記載されたフロー識別子がないので、パケット転送装置5−2からの要求パケットを端末6−1へ転送する(経路(4))。
【0052】
(2)設定パケットの転送
端末(送信端末)6−1は、パケット転送装置5−1からの要求パケットを受信すると、その要求パケットに記載されているフロー識別子およびアドレスに基づいて、そのフロー識別子に対応するデータを端末6−2が受信することを認めるか否かを判断する。
【0053】
端末6−2の受信を認める場合、端末6−1はフロー識別子と認証要の認証情報と要求パケットを出した端末6−2のアドレスを記載した設定パケットをパケット転送装置5−1へ送信する(経路(5))。そして、そのフロー識別子を記載したデータパケットをパケット転送装置5−1へ送信し始める(経路(8))。
【0054】
設定パケットを受信したパケット転送装置5−1の経路管理部5Aは、設定パケットに記載されているフロー識別子と認証要の認証情報と設定パケットにそのアドレスが記載されている受信端末6−2への出力インターフェース(この場合、パケット転送装置5−2への出力インターフェース)を経路表5Bに書き加える。そして、端末6−1からの設定パケットをパケット転送装置5−2へ転送する(経路(6))。
【0055】
パケット転送装置5−1からの設定パケットを受信したパケット転送装置5−2の経路管理部5Aは、設定パケットに記載されているフロー識別子と認証要の認証情報と設定パケットにそのアドレスが記載されている受信端末6−2への出力インターフェース(この場合、パケット転送装置5−3への出力インターフェース)を経路表5Bに書き加える(第1の工程)。そして、パケット転送装置5−1からの設定パケットをパケット転送装置5−3へ転送する(経路(7))。
【0056】
パケット転送装置5−3の経路管理部5Aもパケット転送装置5−2の経路管理部5Aと同様にして、パケット転送装置5−2からの設定パケットに記載されているフロー識別子と認証要の認証情報と設定パケットにそのアドレスが記載されている受信端末6−2への出力インターフェースを経路表5Bに書き加える。
【0057】
(3)データパケットの転送
パケット転送装置5−1のデータ転送部5Cは、端末6−1から送信されたデータパケットを受信すると、経路表5Bを検索し、そのデータパケットに記載されているフロー識別子を見つけ、そのフロー識別子に対応して書き込まれている出力インターフェースからデータパケットを出力する。これにより、端末6−1からのデータパケットは、パケット転送装置5−1を経由してパケット転送装置5−2へ送られる(経路(9))。
【0058】
パケット転送装置5−2のデータ転送部5Cは、パケット転送装置5−1からのデータパケットを受信すると、経路表5Bを検索し、そのデータパケットに記載されているフロー識別子を見つけ、そのフロー識別子に対応して書き込まれている出力インターフェースからデータパケットを出力する。これにより、パケット転送装置5−1からのデータパケットは、パケット転送装置5−2を経由してパケット転送装置5−3へ送られる(経路(10))。
【0059】
パケット転送装置5−3のデータ転送部5Cは、パケット転送装置5−2からのデータパケットを受信すると、経路表5Bを検索し、パケット転送装置5−2と同様にして、そのデータパケットに記載されたフロー識別子に対応して書き込まれている出力インターフェースからデータパケットを出力する。この結果、設定パケットが通った経路に従ってデータパケットが転送され、端末6−2は端末6−1からのデータパケットを受信する(経路(11))。
【0060】
〔端末6−3から端末6−1へのデータの要求〕
次に、送信端末で認証を必要とするデータを端末6−1が端末6−2へ送信しているとき、端末6−3が端末6−1の送信するデータを要求する場合について説明する。
【0061】
端末6−3は、端末6−1のデータを要求するための要求パケットをパケット転送装置5−4へ送る(経路(12))。この要求パケットには、端末6−1が送信するデータフローを識別するためのフロー識別子と端末6−3のアドレスが記載されている。
【0062】
パケット転送装置5−4の経路管理部5Aは、端末6−3から要求パケットを受信すると、経路表5Bの中にその要求パケットに記載されたフロー識別子があるか否かを検索する。この場合、一致するフロー識別子はない。これにより、パケット転送装置5−4の経路管理部5Aは、端末6−3からの要求パケットをパケット転送装置5−2へ送る(経路(13))。
【0063】
パケット転送装置5−2の経路管理部5Aは、パケット転送装置5−4から要求パケットを受信すると、経路表5Bを検索し(第2の工程)、フロー識別子が経路表5Bに書き込まれていることが確認された場合、このフロー識別子に対応して経路表5Bに書き込まれている認証情報をチェックする(第3の工程)。
【0064】
この場合、要求パケットに記載されているフロー識別子が見つかり、そのフロー識別子に対応して書き込まれている認証情報は認証要となっている。この認証情報に従い、パケット転送装置5−2の経路管理部5Aは、パケット転送装置5−4からの要求パケットをパケット転送装置5−1へ転送する(第4の工程:経路(14))。
【0065】
パケット転送装置5−1の経路管理部5Aも経路表5Bを検索する。パケット転送装置5−1の経路表5Bも認証情報は認証要となっている。この認証情報に従い、パケット転送装置5−1の経路管理部5Aは、パケット転送装置5−2からのは要求パケットを端末6−1へ転送する(経路(15))。
【0066】
端末6−1はパケット転送装置5−1からの要求パケットを受信すると、その要求パケットに記載されているフロー識別子およびアドレスに基づき、そのフロー識別子に対応するデータを端末6−3が受信することを認めるか否かを判断する。
【0067】
端末6−3の受信を認める場合、端末6−1は、フロー識別子と認証要の認証情報と要求パケットを出した端末6−3のアドレスを記載した設定パケットをパケット転送装置5−1へ送信する(経路(16))。パケット転送装置5−1の経路管理部5Aは、端末6−1からの設定パケットを受信すると、経路表5Bを検索する。
【0068】
この場合、設定パケットに記載されたフロー識別子を見つけるが、そのフロー識別子に対応する出力インターフェースとして既に端末6−3へのインターフェース(パケット転送装置5−2へのインターフェース)が記載されているので、パケット転送装置5−1の経路管理部5Aは、経路表5Bの更新はせずに、端末6−1からの設定パケットをパケット転送装置5−2へ転送する(経路(17))。
【0069】
パケット転送装置5−2の経路管理部5Aは、設定パケットを受信すると、経路表5Bを検索する、この場合、設定パケットに記載されたフロー識別子を見つけるが、そのフロー識別子に対応する出力インターフェースとしては端末6−2へのインターフェース(パケット転送装置5−3への出力インターフェース)しか記載されておらず、端末6−3へのインターフェースが記載されていない。
【0070】
このため、パケット転送装置5−2の経路管理部5Aは、端末6−3へのインターフェース、すなわちパケット転送装置5−4への出力インターフェースを上記フロー識別子に対応する出力インターフェースとして、経路表5Bに書き加える。そして、パケット転送装置5−1からの設定パケットをパケット転送装置5−4へ送信する(経路(18))。
【0071】
パケット転送装置5−2からの設定パケットを受信したパケット転送装置5−4の経路管理部5Aは、経路表5Bにフロー識別子と認証要の認証情報と端末6−3への出力インターフェースを書き加える。ここで、パケット転送装置5−4を中心に考えれば、これが本願発明の第1の工程に相当する。
【0072】
パケット転送装置5−2のデータ転送部5Cは、経路表5Bに従って、パケット転送装置5−1からのデータパケットをパケット転送装置5−3だけではなく、パケット転送装置5−4へも転送する(経路(19))。パケット転送装置5−4の経路管理部5Aは、パケット転送装置5−2からのデータパケットを受信すると、経路表5Bに従って、そのデータパケットを端末6−3へ転送する(経路(20))。このようにして、端末6−3は端末6−1からのデータを受信する。
【0073】
なお、端末6−1が端末6−3の受信を拒否する場合、端末6−1はパケット転送装置5−1への設定パケットの送信は行わない。したがって、この場合、パケット転送装置5−4での経路設定は行われず、端末6−3へデータは転送されない。
【0074】
次に、図4に示すフローチャートを参照して、パケット転送装置5の特徴的な動作について説明する。
パケット転送装置5の経路管理部5Aはパケットを受信すると、受信端末がデータを要求する要求パケットであるか、データフローの経路を設定する設定パケットであるかを識別する(ステップ401)。
【0075】
〔要求パケットである場合〕
受信したパケットが要求パケットである場合、経路管理部5Aは、要求パケットに記載されているフロー識別子が経路表5Bにあるか否かを検索する(ステップ402)。
要求パケットに記載されているフロー識別子が経路表5Bになければ(ステップ402のNO)、経路管理部5Aは、受信した要求パケットを転送する(ステップ404)。この場合、経路管理部5Aは、PIM−SMと同様に予め決められたパケット転送装置へ向かって要求パケットを転送する。
なお、要求パケットに送信端末アドレスを記載しておき、経路管理部5Aがユニキャスト用の経路表を参照することによって、転送先を特定するような方式を採用してもよい。
【0076】
要求パケットに記載されているフロー識別子が経路表5Bにあれば(ステップ402のYES)、経路管理部5Aは、そのフロー識別子に対応して書き込まれている認証情報を確認する(ステップ403)。
認証情報が認証要であれば(ステップ403のYES)、経路管理部5Aは、受信した要求パケットを送信端末側に転送する(ステップ404)。
【0077】
認証情報が認証不要であれば(ステップ403のNO)、経路管理部5Aは、要求パケットにそのアドレスが記載されている受信端末への出カインターフェースを経路表5Bに書き加える(ステップ406)。そして、フロー識別子と認証不要の認証情報と受信端末のアドレスを記載した設定パケットを受信端末への出カインターフェースから出力する(ステップ408)。
【0078】
〔設定パケットである場合〕
受信したパケットが設定パケットである場合、経路管理部5Aは、設定パケットに記載されているフロー識別子が経路表5Bにあるか否かを検索する(ステップ405)。
【0079】
設定パケットに記載されているフロー識別子が経路表5Bになければ(ステップ405のNO)、その設定パケットに記載されているフロー識別子と認証情報と受信端末のアドレスから特定される出カインターフェースを経路表5Bに書き加える(ステップ406)。そして、受信した設定パケットを受信端末への出カインターフェースから出力する(ステップ408)。
【0080】
経路表5Bに設定パケットに記載されているフロー識別子があれば(ステップ405のYES)、その設定パケットにアドレスが記載されている受信端末への出カインターフェースが経路表5Bに書かれているか否か調べる(ステップ407)。
【0081】
既に受信端末への出力インターフェースが経路表5Bに記載されている場合は(ステップ407のYES)、経路表5Bの変更は行わずに、受信した設定パケットを受信端末への出カインターフェースから出力する(ステップ408)。
【0082】
受信端末への出力インターフェースが経路表5Bに記載されていない場合は(ステップ407のNO)、そのアドレスが設定パケットに記載されている受信端末への出カインターフェースを経路表5Bに書き加える(ステップ406)。そして、受信した設定パケットを受信端末への出カインターフェースから出力する(ステップ408)。
【0083】
パケット転送装置5のデータ転送部5Cはデータパケットを受信すると、経路表5B検索し、データパケットに記載されたフロー識別子に対応して書き込まれている出カインターフェースからデータパケットを出力する
【0084】
なお、図2に示したパケット転送装置5において、そのハードウェアシステムはコンピュータを用いて構築され、このハードウエアシステムで用いられるプログラムは媒体に記録された状態で提供される。
【0085】
プログラムを記憶した媒体としては、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、メモリカードなどを用いることができる。媒体に記録されたプログラムは、ハードウェアシステムに組み込まれている記憶装置、例えばハードディスク装置にインストールされることにより、このプログラムを実行して、経路管理部5Aでの処理、データ転送部5Cでの処理を実現するパケット転送装置5の構築に寄与する。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように本発明によれば、送信側の端末から送られてくる設定パケットを受信すると、この設定パケットに記載されているフロー識別子と送信側の端末での認証の要否を示す認証情報と設定パケットの記載情報から特定されるデータパケットの出力先とが組にして経路表に書き込まれ、受信側の端末から送られてくる要求パケットを受信すると、この要求パケットに記載されているフロー識別子が経路表に書き込まれているか否かが検索され、書き込まれていれば、そのフロー識別子に対応して経路表に書き込まれている認証情報がチェックされ、認証情報が認証要であった場合、要求パケットが送信側の端末へ転送される一方、認証情報が認証不要であった場合、要求パケットに記載されているフロー識別子に対応して経路表に書き込まれているデータパケットの出力先に受信側の端末への出力先が書き加えられるものとなり、送信側の端末での認証が必要な場合には、受信側の端末からの要求パケットが送信側の端末に送られ、送信側の端末での了解を得ることなくデータパケットが受信側の端末へ転送されてしまうということがなくなり、送信者がデータの受信を特定の端末に限定することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るパケット転送装置の一実施の形態を用いたマルチキャスト通信システムを示す構成図(認証不要の場合の情報の送受信経路を合わせて示した図)である。
【図2】 このマルチキャスト通信システムに用いられているパケット転送装置の要部を示す構成図である。
【図3】 本発明に係るパケット転送装置の一実施の形態を用いたマルチキャスト通信システムを示す構成図(認証要の場合の情報の送受信経路を合わせて示した図)である。
【図4】 図2に示したパケット転送装置の特徴的な動作を説明するフローチャートである。
【図5】 マルチキャスト通信システムの一例を示す構成図である。
【図6】 このマルチキャスト通信システムに用いられている従来のパケット転送装置の要部を示す構成図である。
【符号の説明】
4…ネットワーク、5(5−1〜5−4)…パケット転送装置、6(6−1〜6−3)…端末、5A…経路管理部、5B…経路表、5C…データ転送部、200…マルチキャスト通信システム。

Claims (4)

  1. 送信側の端末から送られてくる設定パケットを受信し、この設定パケットに記載されているデータフローを識別するためのフロー識別子と前記送信側の端末での認証の要否を示す認証情報と前記設定パケットの記載情報から特定されるデータパケットの出力先とを組にして経路表に書き込む第1の工程と、
    受信側の端末から送られてくる要求パケットを受信し、この要求パケットに記載されているフロー識別子が前記経路表に書き込まれているか否かを検索する第2の工程と、
    この第2の工程によって前記要求パケットに記載されているフロー識別子が前記経路表に書き込まれていることが確認された場合、このフロー識別子に対応して前記経路表に書き込まれている認証情報をチェックする第3の工程と、
    この第3の工程によってチェックされた認証情報が認証要である場合、前記要求パケットを前記送信側の端末へ転送する第4の工程と、
    前記第3の工程によってチェックされた認証情報が認証不要である場合、前記要求パケットに記載されているフロー識別子に対応して前記経路表に書き込まれているデータパケットの出力先に前記受信側の端末への出力先を書き加える第5の工程と
    を備えたことを特徴とするパケット転送方法。
  2. 送信側の端末から送られてくる設定パケットを受信し、この設定パケットに記載されているデータフローを識別するためのフロー識別子と前記送信側の端末での認証の要否を示す認証情報と前記設定パケットの記載情報から特定されるデータパケットの出力先とを組にして経路表に書き込む経路情報書き込み手段と、
    受信側の端末から送られてくる要求パケットを受信し、この要求パケットに記載されているフロー識別子が前記経路表に書き込まれているか否かを検索する検索手段と、
    この検索手段によって前記要求パケットに記載されているフロー識別子が前記経路表に書き込まれていることが確認された場合、このフロー識別子に対応して前記経路表に書き込まれている認証情報をチェックする認証情報チェック手段と、
    この認証情報チェック手段によってチェックされた認証情報が認証要である場合、前記要求パケットを前記送信側の端末へ転送する要求パケット転送手段と、
    前記認証情報チェック手段によってチェックされた認証情報が認証不要である場合、前記要求パケットに記載されているフロー識別子に対応して前記経路表に書き込まれているデータパケットの出力先に前記受信側の端末への出力先を書き加える経路情報書き換え手段と
    を備えたことを特徴とするパケット転送装置。
  3. コンピュータに、
    送信側の端末から送られてくる設定パケットを受信し、この設定パケットに記載されているデータフローを識別するためのフロー識別子と前記送信側の端末での認証の要否を示す認証情報と前記設定パケットの記載情報から特定されるデータパケットの出力先とを組にして経路表に書き込む第1の処理と、
    受信側の端末から送られてくる要求パケットを受信し、この要求パケットに記載されているフロー識別子が前記経路表に書き込まれているか否かを検索する第2の処理と、
    この第2の処理によって前記要求パケットに記載されているフロー識別子が前記経路表に書き込まれていることが確認された場合、このフロー識別子に対応して前記経路表に書き込まれている認証情報をチェックする第3の処理と、
    この第3の処理によってチェックされた認証情報が認証要である場合、前記要求パケットを前記送信側の端末へ転送する第4の処理と、
    前記第3の処理によってチェックされた認証情報が認証不要である場合、前記要求パケットに記載されているフロー識別子に対応して前記経路表に書き込まれているデータパケットの出力先に前記受信側の端末への出力先を書き加える第5の処理と
    を実現させるためのパケット転送プログラム。
  4. 請求項3に記載されたパケット転送プログラムを記録した記録媒体。
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