JP3770798B2 - 折畳式・組立式構造体 - Google Patents

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    • A01K1/033Cat or dog houses

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は折畳式・組立式構造体に関し、より詳しくは、優れた断熱性能と組立及び分解が容易な軽量動物小屋に関する。その小屋は従って保管及び/又は運搬が容易なコンパクトな状態に簡単に変換できると共に、完成の状態では、それ自身が魅力的な又は典型的な犬小屋デザインを呈するものである。この発明はまたペット搬送運搬装置に関する。より詳しくは、キャリアー内に存在する液状排泄物を吸収し又は分離する組立式・折畳式ペットキャリアー又は携帯式構造体に関し、そのキャリアーデザインは、ペットに対しても、その中に入れられて搬送されるとき、より衛生的な環境を提供するものである。さらに、本発明はまた、一般的に頑丈な壁からなり、少ない空間に数多く積み上げられる構成となるように組立て又は折り畳むことができ、従って、容易に保管又は搬送することができるクーラー又はアイスボックス等の容器を含む保管容器に関する。最後に、本発明は、例えば組立式ゴミ容器などの一般的な組立式構造体に関する。
【0002】
主に動物小屋として使用される折畳式・組立式構造体を開発することを目的とした、かなり多くの文献が近年世の中に出ている。より具体的には、ペットに寝場所を提供する目的で、また例えば旅をするときなど、ペットをその中に閉じ込めておく目的で、数多くのペットハウス及びペット容器がこれまでに提案されている。しかしながら、これらの構造体は全て、かさばり、かなり重く、ある場所から他の場所に移動し難く、そして最も重要なこととして、これらの構造体は、保管及び搬送が容易なほど折畳性及び組立性が十分なものではなかった。そのような従来のデザインは、ペットに対して快適な環境の小屋を提供するために、適当な断熱性を提供する構造体を開発することを考慮に入れたものではなかった。簡単に言えば、今日までに存在していた犬小屋は、1)組立が難しく、2)流通上及び販売店において貴重な場所を占有する、3)卸売業者、販売業者双方にとって搬送が難しい、4)一般消費者にとって、自宅への搬送又は他の場所への搬送が難しい、及び5)一般消費者にとってそれを使用しないときの保管が難しい、ものであった。
【0003】
例えば、組立式動物小屋を製造する一つの試みが、米国特許番号第3,896,766号に報告されており、これは直線状に溶接されたワイヤ骨組体で形成された組立式動物用かごを開示するものである。このかごは、起立位置とかごの底部に位置するトレイ上に覆い被さる折畳位置との間で移動可能な前方及び後方矩形壁面体を有する。側壁面体は、前方及び後方壁面体の上部及び底部との間に蝶番付けされ、そして上面はこの側壁面体の上部に蝶番で固定される。
【0004】
米国特許番号第4,903,637号は、小型動物ペットを飼うため又は搬送するための所謂“容器”を開示する。この容器は、起立使用状態と平面折畳保管状態との間に素早く且つ人手によって形成されるものである。この容器は、起立状態では切り妻屋根を有する家屋形状であり、折畳保管状態では比較的少ない容量を占有する、蝶番で関連付けされた硬い平面部材によって形成された中間構造体を有する。屋根によって支持されたハンドルは、人が手によって容器を運ぶことの目的を達成し、解放可能な締め具により起立又は保管状態が維持され、そして、端面は選択的に取り外し可能なドアを提供する。
【0005】
米国特許番号第4,576,116号は、猫に対して、寝る、運動する、遊ぶための共通の場所を提供する組立式単一フレームの小屋を開示し、この小屋は、二つの一体的ルーフパネルを含むカーペット材料のルーフを含んでなる。ルーフパネルの底端部は、同じくカーペット材料のフロアーパネルの対向する端部に接続されている。強化パネルがルーフパネルの裏面に貼着されている。二つの端部を有したコードがピーク部分を介して小屋の中までスライド可能に通っており、その両端部には、猫の遊び道具が接続されている。コードには小屋を持ち上げるための手用ハンドルが追加的に設けられている。保管又は搬送のために小屋を折り畳むには、小屋は先ずづ最初に、ピーク部分の近くに位置するコードが持ち上げられる。フロアーパネルが柔軟であるため、縦軸中心線に沿って、フロアーは外側に折れ曲がり、それにより、小屋は完全に折畳状態のつぶれた状態となる。
【0006】
米国特許番号第4,520,758号は、特に猫の使用に適した動物小屋を開示する。小屋は、ほぼ垂直の立つようになった縦長基板と、動物の居場所を形成するための、小屋の上端部のプラットフォームとから形成される。基板は一本の自己支持材料からなり、それには、弱くした領域により、または折り目線の所の硬い材料により、または折れることを許容する適当な蝶番によって、適当な折り目線が設けられる。基板は、断面が三角形の三面形状に折り畳まれる三つの分離したパネルで形成することもできる。
【0007】
米国特許番号第5,708,096号は、小型の家庭用ペットを収容し、運ぶための曲線状四面ピラミッド容器を開示する。容器は柔軟な網目カバーを提供し、このカバーは、任意に包囲可能な網目窓と、任意に包囲・開放可能なアクセスドア構造を画定する。容器は頑丈な底部を支持する。容器は、四つの連結された半分位頑丈なロッドによって形成された四角の、取り外し可能に連結された底部部材を有するロッドフレームと、上記構成の対向する角部間を上方に伸びる二つのアーチ形状可撓性支持ロッドとによって支持される。前記全てのロッドは、カバーの内側面に画定される環状部に支持される。支持ロッドは選択的に取り除くことができ、それにより、保存のための構造体の組立て及び折畳みが達成される。
【0008】
米国特許番号5,121,710号は、犬が居るために快適で、且つ簡単にその場所を清掃することができる、屋内用又は屋外用の折畳可能な犬小屋を開示する。この犬小屋は、縦長の側壁と、一組の端部と、屋根部と、重くし得る基板部とを含む。この内、一組に端部は、その一方の端部がアーチ状の入口を含み、また他方の端部が切欠排水スロットを含む。これらは皆、確実にしかも容易に取り除き可能に連結され、そして、清掃及び排水が容易にできるように、且つ軽量な搬送ができるように、実質的に硬いが、しかし柔軟性を有した撥水性プラスチックで形成される。
【0009】
米国特許番号第5,335,618号は、間隔を置いた側壁と柔軟な部材の屋根からなる小屋ユニットと、動物を収容するための包囲された空間を形成する対向する端面からなる折畳可能な動物収容体を開示する。支持弓形部材が、側壁と屋根を開放状の拡がった状態に保持するために、側壁と屋根を横切って延在している。小屋ユニットは、完全に起立した状態と、両端部が互いに内側方向に押し入れられた折畳状態との間で折り畳むことができ、このとき、柔軟な部材は両端部の間で、アコーディオンが折り畳まれたように折り畳まれる。
【0010】
米国特許番号5,425,681号は、キャップ、基板、四本の柱、四つの壁が互いに固定された動物小屋を開示する。キャップ及び基板の双方は、内側周囲部分に形成された溝を有する。それぞれの柱には、壁の端部に嵌合し壁を所定の位置に確実に固定するための二つのスロットを有する。動物小屋は、小型形状に折り畳むことができる。
【0011】
米国特許番号5,65,686号は、使い捨ての折畳可能なペット小屋を開示する。この小屋は、出荷、保存及び廃棄のための折り畳んだ状態と、収容し、起立した使用状態との間で折り畳み可能となっている。
【0012】
米国特許番号5,564,454号は、前方及び後方支持部材を有した前方及び後方端部を備えた折畳可能な構造体を開示する。支持部材は、カバー部材に沿って直線状に通り、カバー部材のほぼ中央部分で全体の構造を支持する単一の中央支持部材を含む。このものは、折り畳まれたとき、最も少ない容量しか占めず、且つ支持部材が重なり合わない態様に容易に形成することができる。
【0013】
米国特許番号5,626,098号は、矩形基板、折り畳み端部壁、折り畳み側壁、及び屋根からなる、犬またはうさぎのための折畳可能なかご又は小屋を開示する。壁と屋根は金属網で形成される。端部壁は、基板上に、一方の上に他方という状態で折り畳まれる。側壁は中間部分で折れ曲がり、屋根の対向する上部部分で蝶番付けされる。この構成により、側壁と屋根は、基板上しかも端部壁上に折り畳まれる。基板には引き出し状の皿が設けられ、また端部壁の一方にはアクセス用のドアが設けられる。構造体を直立状態に保つために、壁と屋根を保持するための取り外し可能なクリップが設けられる。
【0014】
米国特許番号5,727,502号は、基板、側壁、端部壁、屋根を有した折畳可能なペット小屋を開示する。この小屋は、端部壁を基板上に折り畳み、基板を端部にセットし、基板と側壁と屋根を訓練用囲いの周囲壁を形成するように使用することにより、ペットのための訓練用囲いに変換することができるものである。全体の構造体は、小型の収容体に折り畳むことができると言える。
【0015】
米国特許番号5,669,331号は、ペットを収容するために伸長可能であり、且つ搬送時はスーツケースの寸法に折り畳むことが可能なペット用の小屋を開示する。この小屋は、一対のプラットフォームと第1組及び第2組の間隔を置いた壁とからなる。壁はプラットフォームの対向する端部に枢着され、かつ折畳と伸長のために、中間の位置で蝶番着けされている。
【0016】
米国特許番号5,752,470号は、携帯用ペット小屋、及び災害時のひものための緊急用収納体のために使用することができる折畳式システムを開示する。このシステムを使用するときは、中央から側部に押し、そして前後を互いに折り畳むことにより構造体が折り畳まれる。
【0017】
米国特許番号5,769,028号は、本体及び挿入ユニットからなるペットキャリアーを開示する。本体ユニットは、包囲された底部と四面からなる保持空間を画定し、四面の一つには動物が空間に入るためにそこを通るのに十分な大きさの開口が設けられている。挿入ユニットは閉鎖された上部と、四側面と、開放された底部とを有する。動物が本体ユニットに入った後、挿入ユニットが、側部開口を塞ぐように本体ユニット内に降ろされる。本体ユニットのための折畳可能な上部クロージャはキャリアーに固定され、キャリアーを搬送するためのハンドル機構を形成するために折り畳まれる。両ユニットは補強されたキャリアーを提供するために折畳可能に構成されている。
【0018】
米国特許番号4,006,713号は、それぞれが分離可能な部材であって、好ましくは合板からなる、二つの対向側壁、前方壁、後方壁、屋根及び床で構成された折畳可能な犬小屋を開示する。床と屋根には、矩形のスカート部分が設けられる。側壁には、スカート部分と前方壁及び後方壁と嵌り合う切り込み又は溝が設けられる。二つのスカート部分には締め具が設けられ、それにより、スカート部分が衝合したとき、それらはその横部分が犬小屋の屋根と床であるケースの周囲部分を画定する。
【0019】
米国特許番号4,109,427号は、主に犬小屋に適した組立式構造体を開示する。この構造体は、平行な側壁が上部、底部及び平行な端部に結合された伸長状態と、側壁が相互に隣り合っている折畳状態との間で折り畳まれる。折畳み作用を達成するために、上部、底部、短部はそれぞれ二つの部品のセットからなる。これらセットのそれぞれの各部品は、側壁を超えて伸びる。第1グループの蝶番は、各セットのそれぞれの部品を側壁に枢着するために用いられる。第2グループの蝶番は、各セットの部品を側壁の間の中間に結合するために用いられる。
【0020】
米国特許番号4,195,593号は、携帯用ペット小屋を開示する。ルーフパネルはその上部で枢着されており、その結果、それらはほぼ平坦な搬送状態に折畳まれる。床と端部壁部材は、携帯状態の時は、ルーフパネル間に内部的に支持されることが好ましい。
【0021】
米国特許番号4,467,572号は、動物のための折畳可能な住居を開示する。この住居は、互いに蝶番で結合された複数の部材からなり、これらは、組立てられた関係にあるとき、協働してペットに適した収容体を画定する。全ての部材は、それらが部分的に分解できるので、計画的に蝶番着けされている。それは、最も大きい要素のそれより大きくない長さと幅を持っている容器の中に包含するために、一方が他方の上に積み重ねられたパーツを集める。
【0022】
米国特許番号4,169,428号は、厚いキルティング材料の多層パッドシートからなるペット用の寝袋を開示する。この寝袋は、通常、その中央部分に沿って、下側層と上側層を形成するように、対向する半分が重なった状態で、且つ各半分の端部分が互いに揃った状態に折畳まれている。
【0023】
PCT出願国際公開番号WO97/47185は、小動物、特に犬又は猫を飼育するための小屋を開示する。この小屋は、厚紙又は他の折畳める材料からなる折畳まれた部分からなる。底部、側壁を形成するほぼ四角の下部部分と、ルーフ形状の上部部分とを有する。下部部分には、動物のためのアクセス開口が設けられている。下部及び上部部分は、折畳まれた部分から一つの片として形成される。上部部分は、波状のボール紙の少なくとも一つの除去可能な象眼又はもう一つの底部を覆っている吸収性材料があるところの下部部分に適合し、安全に保つことが可能である。
【0024】
ヨーロッパ特許番号0742 999B1は、動物小屋を開示する。この小屋は、箱の内部への入り口の前に、弾性材料からなる少なくとも一つの細線カーテンを有した箱からなる。その特徴とするところは、細線が離脱可能に、より具体的には、箱に締め付けられるクランプ装着により自由に交換可能に締結されることである。
【0025】
最後に、折畳式・組立式構造体の背景技術を示すものとして、ヨーロッパ特許出願番号第0 3667 626A1は、家庭用動物のための折畳式小屋を開示するものである。小屋は、その上端部でそれぞれの傾斜部に関節接続された一組の側壁を有する。この傾斜部は次に中央部材、後部及び前部開口壁に関節接続される。後部及び前部開口壁は側壁の側部端に関節接続される。それぞれは、中央垂直線に沿って折畳可能となっている。小屋の屋根には、引出式の把持ハンドルが設けられている。
【0026】
ペットキャリアーに関する従来技術について考えた場合、従来技術として、非常に多くのペットキャリアーが報告されていることが分かった。これらは全て、一つの態様として又は他の態様として、ペットの搬送を容易にすることを目的としたものである。具体的には、ペットキャリアーは、ペットの所有者がペットを旅行に同伴するときに、またはペットを一つの場所から他の場所に送り出すときにそのペットを収容するための手段として一般的に用いられているものである。ペットキャリアーはまた、ペット所有者がペットを夜の間その中に収容し、ペットが歩きまわり、所有者が占有している家庭又はホテルの部屋に損傷を与えることを防ぐための寝場所としての役割をも一般的に果たすものである。
【0027】
しかしながら、従来のペットキャリアーには固有の幾つかの欠点がある。搬送中、ペットは餌も水も必要であり、また時々は、生理的な排泄も必要であろう。さらに、ペットキャリアー内に置かれた餌と水自体は、ペットによって又は搬送中のキャリアーの動きによってひっくり返されることもあり得る。したがって、何れにしても、今日までのペットキャリアーはそのような問題に十分対処でき、ペットにとって安定した衛生環境を提供するには適切なものではなかったと言える。
【0028】
例えば、現在購入できる幾つかのペットキャリアーは、ニューヨーク州、ブロックポートの“アールシー スティール ホールセール ペット サプライ カタログ(R.C. Steele Wholesale Pet Supply Catalog)”内に宣伝広告されている。その中には、安全搬送のために設計された軽量携帯型犬小屋として、“ドスコシル ケンネル(Doskocil Kennels)”が示されている。また、所謂“ダイアル ラッチ システム(dial latch system)”を含む“ヴァリ−ケンネル(Vari-Kennel)”が示されている。しかしながら、これらの何れのデザインも、特別なキャリアーにおいて動物が排泄を必要としたときに、どのようにして衛生環境を保護しようという対応が何ら示されていない。
【0029】
より具体的に、ペットキャリアーに該当する特許文献を検討してみることとする。先ず最初に、発明の名称が“ペットキャリアー”である米国特許番号5,769,028号は、本体ユニットと挿入ユニットを含んでなるキャリアーを開示する。本体ユニットは、包囲された底部と四面からなる保持空間を画定し、四面の一つには動物が空間に入るためにそこを通るのに十分な大きさの開口が設けられている。挿入ユニットは閉鎖された上部と、四側面と、開放された底部とを有する。動物が本体ユニットに入った後、挿入ユニットが、側部開口を塞ぐように本体ユニット内に降ろされる。本体ユニットのための折畳可能な上部クロージャがキャリアーに固定され、キャリアーを搬送するためのハンドル機構を形成するために折り畳まれる。両ユニットはそれぞれ折畳可能であり、補強されたキャリアーを提供するように構成されている。
【0030】
発明の名称が“ペットキャリアー”と題される米国特許番号5,503,107号は、手でペットを搬送するための収容器を開示する。この収容器は、動物箱と餌容器と水容器を有し、さらに、不用意にこぼれることを防ぐために、動物箱、餌容器、水容器を選択的に閉鎖するために、収容器の外側からアクセス可能なスライドドアを有する。収容器はまた、一つの分室または二つの脱着可能に接続された分室を有してもよく、そうすることにより、動物箱分室部分は餌容器分室、水容器分室から選択的に分離することができる。脱着可能なハンドルが設けられ、こうすることにより、二つの分室からなる実施例の場合にはそれぞれ別々にも、または一体的にも搬送できる。
【0031】
発明の名称が“ペットキャリアー”と題される米国特許番号5,839,392号は、二つのサイドパネルを有した波型プラスチック製ペットキャリアーを開示する。サイトパネルの折目線は、基板パネルと各サイドパネルとの間に延びる。基板パネルの各角部から対角線折目線が、基板パネル、サイドパネル、端部パネルを内側に向けて折り畳み、容器を起立状態から折り畳まれたほぼ平坦状態に、そしてまた起立状態へと戻すために、第1中央折目線に延びている。
【0032】
発明の名称が“ペットキャリアー”と題される米国特許番号5,671,698号はペット小屋を開示する。この小屋は、ペットキャリアーの側部及び上部を形成するプラスチック製の網に取り付けられた、底部カバーで包囲された丈夫な底部パネルを有する。プラスチック製の網は、逆U字型の丈夫なフレーム部材に取り付けられ、このフレーム部材は、側部及び上部の形状を保持すると共に、搬送されているペットを保護するための構造的な支持の機能を果たす。このペットキャリアーは、プラスチック製の背面パネルとドアを有し、これらを以って収容器が完成する。ペットキャリアーの底部には皿と吸収パッドが、排泄物のためと、ペットを外部環境から保護するために設けられている。
【0033】
発明の名称が“乗り物のためのペットキャリアー”と題される米国特許番号5,133,294号は、乗り物の中で使用されるペットキャリアーを開示する。このキャリアーは、乗り物の座席シートにほぼ適合する大きさのプラットフォームを有する。前方、後方、及びサイドパネルは、ほぼ水平な状態と、プラットフォームから起立したペット収容器を形成する起立状態との間で運動できるように、プラットフォームに対して枢着される。
【0034】
ここで、ペットキャリアーで用いるために設計され、存在し得る水分を吸収するための吸収パッドを開示した、発明の名称が“ペットキャリアー吸収パッド”と題された米国特許番号5,715,772号に注目することとする。具体的には、パッドは、第1及び第2サイドを有した吸収層を有すると言える。水分が吸収層に向かって通過することは許容するが、水分がその吸収層から外に出ることを阻止するための第1方向水分搬送路が、吸収層の少なくとも一方のサイドに近接して配置されている。第2方向水分搬送路が、前記吸収層の第2サイドの近接して設けられている。第1及び第2方向水分搬送路が前記吸収層の周囲に方向を以って設けられている結果、水分は、前記吸収層に向かった方向にだけ、前記水分路を横切って移動する。
【0035】
最後に、ペットキャリアーに関する従来技術を示すものとして、発明の名称が“折畳式携帯用家庭ペットかご”と題する米国特許番号4,484,540号に注目することとする。これは、ペットの所有者が、犬、猫などの家庭用ペットを運ぶための折畳式の携帯用家庭用ペットかごに関するものである。かごの折れ曲がり部分は、何かの接続手段または固定手段を用いることにより、容易に構成することができる。小さい形状に折り畳むときは、かごの全周囲壁は、天井板の垂直壁と受け板又は皿の起立した壁との間に収容されることにより、寸法的に小さいサイズとなる。
【0036】
次に、例えば、腐り易い又は壊れ易い物を人が保管し搬送するのに便利な方法を提供することを目的とした、携帯用保管構造物に関する従来技術に話を転ずることとする。
【0037】
最初のものは米国特許番号5,562,228号であり、これは底パネルに対して蝶番状に取付けられた四つの側面壁からなる折畳式クーラーを開示する。四つの側面壁のそれぞれは、中心長手軸に沿って蝶番状に結合された二つの台形サブアセンブリからなり、この二つのサブアセンブリは台形の短い辺に沿って合致する。側面壁は更に柔軟性コーナーパネルを有する。容器の上部には蓋があり、この蓋は、上側側面壁サブアセンブリの一つの長辺部分に蝶番付けされている。この構成では、上部パネルを下方に押し下げることにより、容器は折り畳まれた状態となる。同様に、容器は、対向する二つの上部側面壁サブアセンブリに取付けられたストラップを引き上げることによって伸長した状態となる。クーラーは更に、“ブルーアイス(blue ice)”の密封モジュールを有する。これは、水とグリコールからなる熱伝達材料、または容器のパネル内に収容される同様の熱伝達材料である。
【0038】
米国特許番号5,622,276号は、底パネルに対して四つの側面壁が枢着された折畳式容器・クーラーを開示する。四つの側面壁は、底パネルに対して平行となるように互いに内側に折れ曲がって横たわるようになっている。容器は更に、二つの対向する側面壁に対して固着され且つ残りの二つの側面壁に脱着可能に接続された断熱ライナーと、取外し可能な断熱蓋とを有する。容器は、側面壁を所定の位置に固定するように機能する留め金(スナップ)によって構造的に支持される。これらのスナップが掛け合わされているとき、スナップは側面壁の移動を拘束し、それにより、丈夫な長方形の容器が形成される。
【0039】
米国特許番号4,091,852号は、上部、底部、第1、第2端部、及び第1、第2側部を有した直方体ボックスを形成するように、一体的に接続された六つのふくらまし式パネルからなる膨張式ボックスを開示する。各パネル間の接続部は折目線を構成する。組立てられたボックスの断熱特性は、ふくらまし式パネルのエアーポケットから得られるものである。
【0040】
米国特許番号5,050,766号は、ダンボール紙で作られた折畳式アイス箱を開示する。この容器は、底パネルとまちパネルを持つ四つの側面壁とを形成するように折り曲げられる長方形のシートから構成され、そのまち部分は側面上で折り曲げられ、その結果、形成された容器は、漏れ部分の無いものとなる。このアイス箱は、底部に氷が予め載置され、側面壁の垂直部分が底部パネルに対して平行に折り下げられることにより、比較的低い背で、小さい容量の変換されたアイストレイが形成された状態で、一般消費者に供給される。アイス箱には更に、上で述べたようにアイストレイの形状に折り曲げられたときにでさえ、容器上に嵌り込む蓋が設けられている。使用時には、容器は冷蔵庫から取り出され、そして側面壁を垂直形状に折り曲げれば、そこにはアイス箱が直ぐに使用できるように用意されている。このアイス箱は、安価であって且つ多くの場合使い捨てを意図しているが、使用後、中を一旦空にし、元のシート状の状態に折り戻せることが記載されている。側面壁部分を前に説明したような方法で、再び延ばすだけで、サイズを大幅に減らし、再利用が可能となる。
【0041】
したがって、上に記した全ての従来技術の検討から言えることは、優れた断熱性能を有し、組立・解体が容易な軽量材料からなる、ペットの小屋として適した、完全な折畳式・組立式構造体は、未だに達成されていないということである。したがって、本発明の第1の目的は、上で説明した各種構造体での不都合な点を解消し、製造及び購入がより経済的であり、また、保管及び/又は搬送が容易なコンパクトな状態に簡単に変換でき、そして、完全に組立て上げられたとき、それ自身非常に魅力的な伝統的外観の犬小屋を提供することができる折畳式・組立式構造体を用意することである。さらに本発明のもう一つの目的は、組立て、解体、及び一つの使用から他の使用への変換が容易な、ペットに適した折畳式・組立式構造体を提供することである。
【0042】
さらに、ペットキャリアーに関する従来技術の上の検討に関しては、ある種のペットキャリアーは上で記した通り折畳式であるが、また、ある種の構造の吸水パッドは既に知られているが、たまり積もる液体排泄物をより効率的に扱うことができ、使用していないとき、保管/搬送が容易なほぼ平面状態まで折り畳むことができるペットキャリアーの出現に対する要求はまだまだあると言える。換言すれば、これまでのペットキャリアーはかなり嵩張るものであり、また重いものであったと言える。そのため、ペットにとって快適且つ衛生的な、そして搬送中に安全且つ丈夫な保護を与える、簡単且つ軽量な携帯用ペットキャリアーを提供するものではなかった。
【0043】
したがって、本発明の一般的な目的は、保管のために非常に便利に折り畳むことができ、そして長い時間に亘って、ペットにとっても又ペットの飼い主にとっても、キャリアー内で生じる動物の液状排泄物を都合良く処理することができるペットキャリアーを提供することである。
【0044】
より具体的には、本発明の目的は、動物の排泄物の清掃が容易にでき、また、ペットが排泄をした後、そのキャリアー内に残っていなければならないとき、動物を液状排泄物から隔離することができるペットキャリアーを提供することである。さらに、本発明の目的は、ペットをより思いやりをもって搬送する方法を提供することである。すなわち、本発明の目的は、搬送中、欠くことができない液状の栄養をペットに与えることができるペットキャリアーを提供することである。これにより、ペットは、非衛生的で非健康的な状態にさらされる心配はなくなる。
【0045】
最後にもう一回言うと、上の従来技術の検討から分かる通り、分解できるクーラー等の消費物を提供する各種の試みがなされてきたが、それらを改良して、最小限の手による操作により、携帯できるクーラーの状態から保管状態への変換が容易にできる、より耐久性がある折畳式構造体を提供することの要求はまだまだある。
【0046】
本発明の更なる目的は、上で説明した耐久性に富み且つ信頼性のある構造であり、そしてアイスクーリングのための防水容器であり、折畳式のため及び搬送を容易とするためのクーラー壁の蝶番点の効果的な位置に沿ったリビング型ヒンジを用いて作られる、新規であり且つ改良された折畳式クーラー容器を提供することである。さらに、本発明の目的はまた、例えば、ごみ容器などへのアクセスを制限するのに適した、そして、消費者に対して、ごみ容器を保管することに代えて、便利で、衛生的で、体裁のよい代替物を容易に提供できる携帯式で且つ折畳式の構造体を提供することである。
【0047】
概略的に第一実施例を説明すると、本発明は、底台上の垂直配置下部側部分を含めて、構造体の上部及び下部を画定する上部屋根及び底台を有する組立式/折畳式構造体に関するものである。前面及び背面折畳壁が設けられ、前記前面及び背面壁の枢軸回転可能な折り畳みを提供するために、前記垂直配置側部分にそれぞれ枢着される。前記前面壁は、動物の出入口のための開口を有する。前記側壁が前記底台に向かって枢軸回転されるときに、前記側壁の内側への折り畳みを容易にするために、一対の側壁がそれぞれ前記屋根に枢着され、前記側壁は、前記下側垂直配置側部分を含めて上及び中間部分により画定され、前記上側壁部分及び中間側壁部分が前記底台に向かって内側に枢軸回転可能となるように、前記上部分及び中間部分は互いに枢着され前記中間部分及び下部分は互いに枢着される。上部屋根は、二つの屋根部分が前記底台に向かって前記枢着に沿って下方向に折り畳むことができるように、互いに枢着される二つの屋根部分を任意に有する。側壁は、その外側及び内側面を含み、前記上側壁及び中間側壁は、前記側壁の連続的な外側面により枢着される。
【0048】
別の実施例を概略的に説明すると、本発明は、構造体の上部及び下部、並びに底台上の垂直配置下部側部分を画定する上部屋根及び底台を有する組立式/折畳式構造体に関するものである。前面壁及び背面壁が含まれ、前記前面壁は動物の出入口のための開口を有する。構造体は、側壁が前記底台に向かって枢軸回転されるときに、前記側壁の内側への折り畳みを容易にするために、それぞれ前記屋根に枢着される一対の側壁も含み、前記側壁は、前記下側垂直配置側部分を含めて上部分及び中間部分により画定され、前記上側壁部分及び中間側壁部分が前記底台に向かって内側に枢軸回転可能となるように、前記上部分及び中間部分は互いに枢着され前記中間部分及び下部分は互いに枢着される。前記側壁の前記枢着の少なくとも一つは、任意的には前記側壁の長手方向に実質的に沿ったリビングヒンジである。
【0049】
更に別の実施例を概略的に説明すると、本発明は、水平配置底パネル及び垂直配置側部分、上部パネル、前記垂直配置側部分を含めて上側部分及び中間側部分により画定される一対のサイドパネルとからなり、第一端パネル及び第二端パネルを含む、壊れやすい品物を収容するための組立式/折畳式構造体のような折畳式消費者向け容器に関するものである。そして第一端パネルおよび第二端パネルは、前記第一及び第二端パネルの枢軸回転折り畳みを提供するために、前記垂直配置側部分に蝶番状に取り付けられ、前記上側部分は、前記上部パネル及び前記中間側部分に蝶番状に接続され、前記中間部分は、前記垂直配置側部分に蝶番状に接続され、前記サイドパネルは前記底パネルに向かって内側に枢軸回転可能である。
【0050】
次に本発明の種々の好適実施例のより詳細な説明をすると、図1に示されるように、本発明の組立式/折畳式構造体は、概して10で示され、側壁12及び14を含む。側壁12及び14は、上側略垂直配置部分16、中間略垂直配置部分18及び下側略垂直配置部分20を含む。図から分かるように、側壁は、前記側壁を折り畳むときに(図2参照)、上側壁16及び中間側壁18を底台26に向かって内側に折り畳むことができるように、好ましくは側壁12及び14の外側面に設けられるピボット22と、好ましくは側壁の内側面に設けられるピボット24を含む。更に、上側壁16は、17において屋根部28か30のどちらか一方に枢着される。
【0051】
図1にも示されるように、組立式/折畳式構造体10は、更に、好ましくは前面入口開口を画定する前面壁29を含む。好ましくは、図1にも示されるように、開口は、典型的なペット小屋や犬小屋のデザインの出入口形状である。更に、構造体10は、32において互いに枢着される二つの屋根部分からなる上部屋根部分を含み、屋根部分28及び30は前記底台26に向かって前記枢着32に沿って下方向に折り畳むことが可能となる。
【0052】
その点については、本発明の組立式/折畳式構造体の一部折り畳んだ状態を示す図2に注意を向ける。そこに図示されるように、上側壁部分16及び中間側壁部分は、構造体10の内側に折り畳まれ、図3に最も良く示されるように、完全に折り畳まれ平らな部分となり始める。また、図2に示すように、好ましくは、垂直配置部分20に枢着された前面壁29は、底台26上で横になるように内側へ折り畳まれるようにもなっており、好ましくは、垂直配置部分20に枢着される背面壁34も内側に折り畳まれ、完全に折り畳まれた状態のときに前面壁29上で横になる。しかしながら、当業者は、再度折り畳まれた状態のときに、前面壁29が背面壁34の上部の上に横になりやすいようにこのような枢着を修正することが望ましいかもしれないことを認識する。
【0053】
更に、図1に示すように、前面壁29は、ピボットの位置の下方に直接配置された部分32において、構造体の換気が容易となるように、好ましくは半円形状の開口を含んでも良い。このような開口は、背面壁34に任意に開口を設けても良い。
【0054】
次に、本発明の完全に折り畳んだ状態を示す図3に注意を向ける。図3から分かるように、底部分26に枢着される前面折畳壁28及び背面折畳壁34の内側への折り畳みだけでなく、ピボット点17,22,24の相互作用により、図1に示す典型的なペット小屋のデザインを、実質的に平らで容易に運ぶことが可能な構造体に折り畳むことができる以前には利用できなかった類のない能力を提供する。
【0055】
図4を参照すると、その中により良く図示されているように、前面壁29は、ピボットエッジ36に沿って構造体の内側方向に枢軸回転可能なように示されている。次に図5に注意を向けると、構造体10が底部分26に関して切り取られた状態が示されている。より詳しくは、底部分26は、設置安定性を良くするように底部分に重荷を効果的に加えるために、好ましくは砂又は他の錘又は負荷材料を受け入れることができる中空部分41を含む。更に、図5にも示すように、構造体10は、取り付けられた煙突型部40を任意に含んでも良く、好適実施例では、小屋10内の動物やペットに改良された換気を与えるように、ソーラーパワーのファンを含むように設計される。
【0056】
更に、好適実施例では、小屋10の特定の露出した表面は、ペットによって噛まれたり壊されたりしやすいことが理解されるので、従って、保護材料の効果的な設置によりこのような行為から保護されることが好ましい。その点については、図5に再度注意を向けると、屋根部分又は前面入口の、露出した及び/又は張り出した表面38は、このような露出した表面を噛んだり構造体を壊したりする動物の能力を制限する材料層で好ましくは保護される。従って、露出した表面は、動物の噛むことによる破壊に対して必要な障壁を提供する、ポリオレフィン、ビニル重合体、スチレン重合体、アクリロニトリル‐ブタジエン‐スチレン樹脂、ビニル重合体樹脂、エンジニアリング熱可塑性樹脂、及び熱硬化性樹脂若しくはコーティングを含むがこれに限定されないプラスチックシーティング材料で、更に保護されることが好ましい。
【0057】
更に、好ましくは、図5にも示されるように、底台26は、設置安定性の目的のために構造体10の重さを増やすために、砂等のバラスト材料の受け入れのための中空部分41を含むことが好ましい。あるいはまた、底台が、側壁及び/又は屋根部分と比較して、それ自身がより重い材料から作られても良い。
【0058】
上述の全てを考慮して、好ましくは、構造体10のために利用される材料は、断熱を提供するそれらの材料からまず選択され、従って、膨張型重合体材料、好ましくは発泡材料を含み、薄膜型表面を任意に含むことがここに開示される。上記に沿って、及び再度図1を参照すると、側壁部分16,18及び20、前面壁部分29、背面壁部分34及び底代26だけでなく屋根部分28及び30は、全て、好ましくは膨張又は発泡ポリスチレンのような膨張高分子発泡材料から作られ、発泡材料は、高衝撃ポリスチレンの薄膜表面を含む。更に、ポリウレタン型発泡材料、ポリ尿素/ウレタン、ポリ尿素、三重発泡体等を含むがこれに限定されない他の発泡材料も適している。従って、広い意味での実施例において、組立式/折畳式構造体の内部の断熱及び温度制御を提供するあらゆる合成発泡材料が、本発明の構造体に適応可能である。
【0059】
更にまた、図1の上述の確認した部分は、非発泡プラスチック材料、それについては、同様に断熱性を提供する、その部分の間の隙間や空のスペースを提供するプラスチック材料から適切に用意することも可能である。更に、本発明の構造体は、好ましくはポリカーボネート樹脂のようなエンジニアリング型プラスチック樹脂から作られる、構造型発泡材料から用意することも可能である。当業者が知っているように、おそらく膨張又は多孔性型発泡材料と比べて効果的でないけれど、構造発泡材料もまた、断熱効果と同時に、本発明の種々の構成要素(側壁、底台、屋根部分)に対する構造保全性を提供可能である。
【0060】
更に、ガス支援注入モールディングのような技術により作られる材料から構造体10を用意することも可能である。好ましくは窒素のようなガスを使用して行われるこのような工程は、側壁12及び14、屋根部分28及び30、前面壁29及び背面壁34の内側(空のスペース)に不活性ガスを供給する。更に、前記構造的な構成要素は、中空にされることが可能であり、ファイバガラス又はセルロース型材料のような共通断熱材を任意に含む。
【0061】
本発明に発泡材料を使用したとき、発泡体の外側層(即ち、外気に晒される表面)の上に、発泡層に対する外気による損傷を防ぐ薄膜保護層を含め、より良い又は改良された表面的に繕った外観を提供することが好ましいことが分かる。即ち、当業者は、構造体10が、消費者とって表面的に喜ばしい木製構造体の外観となるように、木目調の外観とするために薄膜層が作られることを認識する。その点については、特に好適な実施例は、構造体10のための膨張ポリスチレン発泡体、及び外側薄膜層、更にポリスチレン樹脂の用途に集中している。図示の膨張ポリスチレンは、構造体の内容物を寒い外気中で温かく、及び暑い外気中で冷たくしておくための断熱層を提供するように、好ましくは1.25cm又はそれ以上のオーダの厚さを有する。
【0062】
注釈すると、外側薄膜材料は、都合良く必須型ヒンジ材料の役目を果たすことが可能である。例えば、図1に示すようなピボット32,17,22及び24は、勿論、アドオンの標準型ヒンジ構造とすることができ、従って、ここで開示した折畳式/組立式機構を達成するために(構造体の長さに沿って動く)十分な数とすることが可能である。あるいはまた、前記ピボットは、構造体の全部の長さを動くこともでき、ポリオレフィン(ポリプロピレン)から作ることが可能であり、従って、本発明にリビングヒンジ特性を提供する。更に、リビングヒンジは、屋根、側壁及び底部分(即ちアドオン)のどれか一つを必須でなくすることができ、又は図示の通りに前記構造的な構成要素に対して必須とすることが可能である。
【0063】
最後に、好適実施例において、とりわけ底垂直側壁部分20が底台26内に留まるようにされたことを示す図6−図8に注意を向ける。更に、好ましくは、前面及び背面壁は、位置決め用窪み部42及び組立用窪み部44を含むようにされている。従って、当業者は、位置窪み部42及び組立窪み部44が、任意的な実施例において、前記前面及び背面側壁部分に屋根部分28及び30を改善して固定し、そのため、改善されたが決して必要ではない、本発明の折畳式/組立式構造体に、構造的な完全性を提供することを認識する。
【0064】
本発明の好適実施例は、側壁及び屋根の内側及び下側に折り畳まれるように、垂直側壁部分20に蝶番状に取り付けられる前面及び背面壁を提供すれば、それは前面及び背面開口から物理的に取り除かれる。開口位置において、前面及び背面壁が、更に側面及び屋根を支持するように作用するとき、及び前面及び背面壁が、構造体から完全に取り除かれるとき、それらは構造体の最上部に、内部に又は最下部のいずれかに設置することが可能であり、従って、完全な構造体は一つの荷物として運搬できるように、適当な締め具により任意的に縛られる。
【0065】
上述の全ての構造体において、側壁部分16,18及び20は、折り畳み動作の間、ヒンジが外側に動くか内側に動くかによって前記側壁の内側面か外側面のどちらかに蝶番で取り付けられることが分かる。即ち、内側及び外側側壁にヒンジを設置することは、分かるように、断熱材料のための隙間のある領域を提供する、好ましい二重壁構造に必要な厚みのために必要になる。
【0066】
上述のことに更に追加すると、22のところで側壁18に蝶番で取り付けられる、側壁の上部分16は、平坦屋根部分に接続されても良い。(内側に傾斜している)二つの上側壁と共に、中央平坦部分は、従って小屋の屋根を形成する。このような任意の構造の型の一部を、関連するペットキャリアーに適用するように、図18に示す。本発明のこの形状によるこの好適な代替実施例において、ヒンジは、好ましい折り畳み動作に望まれるように、内側及び外側エッジの近傍の壁の内側及び外側エッジ上に位置される。
【0067】
本発明による好適なペットキャリアー/携帯用構造デザインを図9に示す。そこに示すように、ペットキャリアー110は、底パネル112及び底パネル上に取り除き自在に設けられるトレイ114、上部パネル116、左パネル118、右パネル120及び、網ドア部分124を含む第一端パネル122を含む。更に、キャリアーは、窪み部128内で横になる折畳式のハンドル126を含む。キャリアーについては、通気口130も示される。図9に示されるように、第一端パネル122は、端パネル122がキャリアー110の内側に折り畳みやすくなるように、垂直側パネル113に蝶番状に取り付けられる。同様に、キャリアー110は、好ましくは、キャリアー110を使用しないときにキャリアー110の内側に折り畳むようにすることもできるように、垂直側パネル113に蝶番状に同様に取り付けられる、キャリアーの背面における第二端パネル(図示なし)を含む。
【0068】
図9及び図10の両方に注意を向けると、トレイ114が、トレイ114の最上部に好ましくは横になる網材132を有するように示されている。従って、網材132は、トレイへの液体の通過を都合良く許し、同時に、トレイ114へ通ったあらゆる液体の上でペットを支持し、そして長期間に渡ってペットに改善された衛生的な状態を提供する。
【0069】
それについては、網132は、網材の二重層から構成されることが好ましい。即ち、網132は、動物の足や爪がそれを通って落ちたり網目材に危険に付着したりするのを防止しつつ、流体の通過を許すため、目の細かい網材の最上層を好ましくは含む。従って、動物がキャリアー内に置かれるときは、網目材の上層は、好ましくは動物にとって上を歩くのに快適であるような穴に十分近づくように作られる。この目の細かい上層は、その中で動物の重みを支えるように設計された、下側構造格子網の上に置かれる。網材の二重層の好ましい使用に関しては、最上層は、好ましくは網目サイズ又は篩サイズNo.400から約0.25(「化学及び物理学ハンドブック CRC、第58版、通常試験篩線地」で示されるように通常の開口は0.0038cmから0.635cm)であることが分かり、プラスチック又は金属型網目材から作ることが可能である。このような網目サイズにおいて、分かるように、網目は、もしキャリアー内で排尿を強いられるなら、動物によりこぼされた液体及び/又は動物による液体排泄物も勿論含む液体の通過を都合良く許す。従って、下側構造層は、0.635cmから約12.7cmの通常の穴に相当する、より大きく重い網目サイズ材、例えば約0.635cmから、例えば12.7cmまでよりも大きい網目サイズの網目材から容易に作られる。下側構造層は、再度液体の通過を許しつつ、その目的として動物の荷重を支持しなければならない。
【0070】
あるいはまた、当業者は、網132は、簡単な単層型網目構造とすることも可能であり、単層は、同様に流動的な通過を許す目的を達成し、動物を傷つける原因となる、動物の足や爪がそれを通って落ちたり嵌ったりするのを防止するように作用することを認識する。しかしながら、もし単層構造を選択したならば、その中に収容する動物の荷重を支えるように、単層自身を十分に強く/堅く作らなければならない。それについては、トレイ114が液体又は液体排泄物を集めるように作用し、且つ同時にこのように捕らえられた液体の上で動物を支持するように、トレイ114上に置くための網目サイズの単層型網目材が、使用するのに都合が良いことが分かった。再度それについては、網目サイズは、好ましくは網目サイズNo.400から0.25の範囲で作られる。しかしながら、これは単に好ましい範囲であり、上述のように、網目サイズの選択は、液体の通過の調整や、動物の足や爪が嵌ったりするのを防止することにより動物が傷つくことを防止することにより行われる。
【0071】
図11はキャリアー110の正面図である。図示の通り、網目ドア部分124は、番号134のところで端部パネル122に対して蝶番付けされるとともに、ラッチ136を有することが好ましい。また、図11に示される通り、トレイ114が底部パネル112内に載置されている。折畳ハンドルは番号126で示されている。
【0072】
次に、その一部分が折畳まれた状態の好適なペットキャリアー構造体の側面図である図12を参照する。図示の通り、網目ドア124を有する第1端部パネル122は、ペットキャリアーの内側に向かって蝶番状に折畳まれている。同様に、第2端部パネル138はペットキャリアーの内側に向かって蝶番状に折畳まれている。第1端部パネル122と第2端部パネル138が折畳まれることにより、キャリアーは、保存の容易なほぼ平坦な形状への折畳動作が始まる。この好適実施例に示されている通り、端部パネル138は、垂直側部パネル113に対して蝶番状に接続される。
【0073】
図12は、第1端部パネル122と第2端部パネル138が垂直側部パネル113に対して蝶番状に接続されている好適実施例を示すが、第1端部パネル122と第2端部パネル138は、瞬間的な離脱が可能なスナップ又はちょうナット等の機械的な付属部品によって、単にペットキャリアーに対して係脱自在に取り付けるようにしても構わない。そのようにすることにより、端部パネルは、ペットキャリアーから容易に離脱/取外すことができ、及び/又は出荷又は保管の目的でペットキャリアー内の所定場所に置くことができる。さらに、特には図示されていないが、端部パネル122又は138の何れかは、前面壁と後面壁とをロックする非摩擦型のロック機構で作られることが好ましい。
【0074】
図13は、一部分が折畳まれた状態の好適なペットキャリアー構造体の正面図である。図示の通り、パネル118と120は、番号140のところで、上部パネル116に対して蝶番付けされている。さらに、蝶番付け接続が番号142のところと、番号144のところに示されている。蝶番接続144は、パネル118と120を底部分144に接続する。図13に示すように、蝶番140,142,144を意図的に設けることにより、パネル118と120は、図14に示す通り、ほぼ平坦に折畳まれた状態まで下方に向かって折畳まれる。すなわち、図14に示す通り、ハンドル126は上部パネル116の窪み部に横たわっており、パネル118,120及びパネル122,138は完全に折畳まれた状態である。この折畳まれた状態では、トレイ114が底部パネル112内にまだ都合良く載置されている。したがって、図14に示される折畳まれた状態では、ペットキャリアー構造体は、将来の使用のために都合良く保管又は搬送されることになる。
【0075】
最後に再び図13に注目すると、図示される通り、蝶番接続140,142,144は、パネル118と120がキャリアーの内側方向に折畳まれるように配置されている。そのような場合、蝶番140はそれ自体がパネル118と120の内側面上に配置されることが好ましい。すなわち、蝶番は図13に示す通り、キャリアーの内側に存在することになる。図13に示される蝶番142は、蝶番自体がパネル118と120の外側面に配置される。最後に蝶番144は、蝶番自体がパネル118と120の内側面に配置されることが好ましい。蝶番接続140,142,144をそのように配置することにより、パネル118と120を下方に向けて折畳み、図14に示すほぼ平坦な状態にまですることを容易にする。
【0076】
更に他の実施例として、ここに開示されている左側パネル118と右側パネル120は、上部、中央部及び下部部分を含むようにすることができる。このとき、前記上部部分と中央部分は相互に枢着又は蝶番付けされ、また前記中央部分と下部部分は相互に枢着又は蝶番付けされ、その結果、前記上部パネル部分及び中央パネル部分は、前記底部パネル112に向かって内側方向に枢軸回動又は蝶番回動することができる。
【0077】
蝶番140,142,144は、図13に示す通り、後付けの標準機械式プラスチック又は金属性蝶番構造からなり、その数は、上で説明した折畳・組立機構を達成するために十分な数(構造体の長さに沿って走る数)である。これに代えて、前記蝶番は構造体の全長に亘って走るように、そしてポリオレフィン(ポリプロピレン)で作ることもできる。これは、本発明の特徴であるリビングヒンジである。リビングヒンジは、パネルと非一体物構成(即ち、後付式)または他の実施例として、パネルに対して一体物として形成されるかの何れかの構成とすることができ、後者の場合、蝶番はパネル118、120の外側面に対して連続状のものとなる。
【0078】
必要により、トレイ114は、動物がキャリアー内に収容されその中で排泄したとき、その動物による排泄物をしみ込ませる目的で、吸収パッドを具備するようにすることもできる。さらに、図14に示すように、トレイ112は番号146の位置に窪み部を有することが好ましい。この窪み部が設けられることにより、使用者は、トレイの清掃が必要になったとき、トレイをしっかりと把持し、キャリアーから取り出すことが便利となる。
【0079】
構造体の好ましい材料としては、ペットキャリアーパネルはそれ自体が、ポリウレタンの発泡コアをプラスチックの外側層で被ったものからなるパネルで形成されることが好ましい。そのように構成することにより、優れた断熱性をもたらすとともに、搬送を容易にする軽量化と耐久性をもたらす。上で述べたプラスチックの外側層は、ポリエチレン又はポリプロピレン樹脂であることが好ましい。このような材料とすることにより、上に記した蝶番部分140,142,144を形成する目的で、柔軟なフィルム状外側層を提供することとなる。ポリプロピレンフィルムは、キャリアーパネルの外側プラスチック層に一体化されることにより、上に記したリビングヒンジを提供することになる。
【0080】
本発明の他の好適実施例を、図15を参照して説明する。図15は、その中の底部パネル112がこれに取り付けられた支持構造体148を有した、ペットキャリアー/携帯型容器110を示す。これに加ええて、プラスチック製の取外し可能な多孔トレイ150が示されており、このトレイ150は、容器110の底部にある支持構造体148の上に載置されるように構成されている。必要により、支持構造体は、トレイ150の一部分とすることもできる。さらに、支持構造体148は、底部部分と一体化することも、または底部部分とは分離した取り出し可能な部品の何れかとすることができる。
【0081】
具体的に示されているとおり、支持構造体148はリブ構造となっている。図16に示されている通り、複数のリブが、底部部分の縁からキャリアー内にそして底部部分112内の円形窪み領域152に向かって延びている。円形窪み領域152は、動物が排泄する液状の排泄物を受け入れるための作りつけの集合器として機能する。したがって、この円形窪み部152内には、場合によっては吸収採取パッドを設けることが好ましい。
【0082】
底部部分112、パネル116,118,120等の本発明の各種構成部分は、吹付成型の方法によって製造されることが好ましい。この吹付成型により、携帯型容器の内側壁及び外側壁の構造(二重壁構造)を提供する。そのような二重壁構造は、携帯型容器の正面断面図である図17の番号154の場所に最も良く表わされている。この点に関し、そのような吹付成型による壁構造は、ペットに対してより安全な環境を提供するものである。これは、外側壁に対する衝撃が、吹付成型による壁構造によって、一重壁の構造の場合に比べて、より良く吸収されるからである。さらに、そのような内側及び外側壁構造は、断熱性発泡材料の使用をより便利にするものである。発泡材料の使用は、搬送時、又は厳しい温度変化に晒された時、携帯型容器内の温度の制御及び調整をより好ましいものとする。
【0083】
しかしながら、本発明の広い意味では、一重壁の構造であっても構わない。特に、低いコストのものを考えた場合には一重壁構造は好ましい。更に、壁の構造が一重壁又は二重壁の何れの壁構造であるか否かに関わらず、パネル116,118,120の縁部分には小さな張り出し部分(オーバーハング)部分が設けられることが好ましい。これは図12において番号131で示されている部分に最も良く表わされている。このオーバーハング部分は、端部パネル122,138が完全に開放された位置に移動されたとき、これらのパネルを所定の位置に保持するように機能する。
【0084】
図17にはまた、把持ハンドル126及び蝶番140,142,144が示されている。これらの蝶番は、上で説明した通り、機械的な構成又はリビングヒンジ構成の何れかである。好適実施例では、蝶番140,142は共にリビングヒンジであり、また蝶番144は機械式又はピアノ型のヒンジとすることができる。また、図17に最も良く表わされている通り、底部部分112は、液状排泄物が円形窪み部152に流れ易くするための下方向に向かった傾斜面156を有することが好ましい。なお、図17においては、窪み部152に吸収パッドが設けられている。最後に、取外し可能なトレイ150は、リブ形状の支持体148の一般位置に断面として示されている。
【0085】
次に、携帯型容器の他の実施例の正面断面図である図18を参照して説明する。この実施例の容器は、金属/クローム線ドア158を使用したものである。図18に示されている通り、ドア158は、ピン162,164を有するスプリング負荷型ピン解除装置160を有する。これにより、ドア158を、携帯型容器に対して左右何れの側からも取り付けることができる。図19を参照すると、ここには、ピン162,164のより詳しい断面図が示されている。ドア158全体が容器から取外し可能であることにより、ある種の特別な動物に対してはその動物により適した別のドアを用いることができる。例えば、鳥である場合には、ドア構造体に小さな止まり木を設けることができる。さらに、ドア158は開放して、左右何れかの方向にヒンジ掛けとすることができる。
【0086】
次に、ドア158に餌及び水の補給器166,168を用いた実施例を示した図20を参照して説明する。本発明によれば、動物は、排泄物に接したままの状態でなく排泄をすることができるので、ペットの飼い主は、長時間の移動の間、動物に対してより思いやりをもって液状の食べ物を与えることができる。最後に図21を参照すると、この図は、携帯型容器の横断面図を示す。図21に最も良く表わされている通り、折畳んだときに全面ドア158を収容するための空間170が設けられている。さらに、穴172を有した端部パネル138は、容器内に折畳まれるために、番号174のところで蝶番付けされている。
【0087】
端部パネル122,138は、好ましくは畳み込めるように容器に対して蝶番付けされるが、これに代えて、完全に取り外し可能な構成とすることでも構わない。この場合、出荷及ぶ保管の間は、取外し及び/又は容器内に置かれる。
【0088】
図22は、本発明による好適な折畳式クーラーの実施例を示す。このクーラーは、ほぼ水平に配置された底部パネル212と、ほぼ垂直に配置された側部部分224を有する。図示の通り、垂直に配置された側部部分224は、底部部分212に隣接し、それと一体化することができる。クーラー210は更に、上部パネル214、側部パネル216,218を有する。側部パネル216,218は、上部部分220、中央部分222、及び垂直に配置された側部部分224からなる。クーラーは更に、ドア又は取除き可能部分226を上部パネル214内に有する。ドア226はピボット手段234によって上部パネル214に取付けられ、その結果、ドア226は上方向に枢軸回動でき、クーラー内に物を入れたり、そこから物を取り出したりする目的で、クーラーの内部にアクセスするこができる。
【0089】
図23に示されている通り、クーラー210はまた、二つの端部パネル226,228を有する。二つの端部パネル226,228は、水平底部パネル212ではなく垂直部分224に対して、番号230,232のところで枢着されることが好ましい。そうすることにより、端部パネル226は、底部パネル212の上に横たわるように内側に向かって容易に枢軸回動でき、また、端部パネル228は端部パネル226の上に横たわるように、番号230のところで内側方向に枢軸回動できる。枢軸230,232は端部パネル226,228の外側縁面上に設けられることが好ましく、そうすることにより、端部パネル226,228の内側に向かっての折畳みが容易となる。図23を参照すると、枢軸位置230,232は、下側部分224を示すことなく示してある。換言すれば、下部部分224は図23に示されておらず、そのために、枢軸230,232の位置がより明確に表わされている。
【0090】
枢軸230,232での枢軸回動は、前面パネル226又は後面パネル228及び垂直に配置された側部部分224の隣接領域の縁上の合致突起物/受入物に向かって行なわれる。突起物/受入物は、前面/後面パネル及び垂直に配置された側部部分224の穴に嵌合されたスタッド、突起物、合致切り込み等であっても構わない。全ての場合において、枢軸の各半分を各パネルと一体的に形成することが可能である。
【0091】
当業者であれば、折畳まれた状態のとき、端部パネル228の上に端部パネル226を横たわらせるように、枢軸/ヒンジの設置場所を変更できる。さらに、当業者であれば、端部パネル226,228は必ずしも枢軸による取付けをすることなく、それらを完全に取除く、分離して保管するようにもできることは理解できる。例えば、本発明が消費者のごみ容器としての簡単な折畳式構造体の場合であるが、もちろん他の用途にも使用できる。そのような実施例の場合、端部パネル226,228は、折畳式構造体内に押し込んで組立てられる。即ち、端部パネル226,228は、折畳式構造体に簡単な圧力でもって取外し自在になるように、容器に組み込むことができる。
【0092】
図24に示されている通り、端部パネル226,228が一旦内側に収まると、側部パネル216,218は、底部パネル212の上に折畳まれる準備状態となる。側部パネル216の上部部分220と中央部分222は、互いに軸238のところで蝶番接続されている。枢軸238は側部パネル216,218の外側面上に配置されることが好ましい。そうすることにより、上部部分220と中央部分222の内側方向への折畳み動作が容易となり、その結果、上部部分220と中央部分222が互いに重なり合って水平な折畳み姿勢となる。さらに、枢軸238はクーラーの全長に亘って延在するリビングヒンジであることが好ましい。この点、当業者であれば、リビングヒンジとすることにより、蝶番としての機能の他に、同時に密閉の機能をも果たすことが分かるであろう。密閉されることにより、クーラー内の液体は外部に漏れることはない。そのようなリビングヒンジは、好ましくはポリプロピレン材料からなる。より広くは、ポリオレフィン型重合体材料、又は柔軟性ポリオレフィン材料である。具体的には、ポリエチレン/ポリプロピレン共重合体、及び/又はα−オレフィン種(例えば、1−ブタン、1−ペンタン等)のコモノマーを含むポリエチレン型共重合体である。
【0093】
上部部分220は更に枢軸236によって上部パネル214に接続されている。枢軸236は側部壁216,218の内側面に配置されることが好ましい。そうすることにより、側部壁216,218の内側への折畳みが容易となる。上の場合と同様に、枢軸236も一体型ヒンジ構成であり、上で説明した好ましい材料によって形成されることが好ましい。
【0094】
さらに、中央部分222は枢軸240のところで下部部分224に接続される。枢軸240は、側部パネル216,218の内側面上に配置されることが好ましい。こうすることにより、中央部分222の内側への枢軸回動が容易となる。又同様に、枢軸240も一体型ヒンジ構成であり、上で説明した好ましい材料によって形成されることが好ましい。
【0095】
蝶番(ヒンジ)をそのように配置することにより、側部パネル216,218は内側に折畳まれる。すなわち、中央部分222は、底部パネル212に向かって内側且つ下方に向かって折畳まれる。そして、上部部分220は上部パネル214に向かって内側に折畳まれる。そして、枢軸238はクーラー210の中央に向かって内側に移動する。
【0096】
図25は、本発明のクーラーが完全に折畳まれた状態を示す。この図は次の状態を示す。上で説明した側部パネル216,218の折畳み動作により、上部パネル214が垂直方向に折畳まれる。図25に示すように、クーラー210が完全に折畳まれた状態では、上部パネル214は、折畳まれた上部部分220の上に横たわる位置まで来る。上部部分220は、中央部分222上に横たわっている。更に、端部パネル226,228が装置に枢軸接続されている、即ちこれらのパネルを完全には取り外せない実施例の場合には、端部パネル226,228は底部パネル212の上に横たわる位置にまで来る。そして、端部パネル226,228は更に、垂直に設けられた部分224によって長手方向に収容される。
【0097】
本発明による容器を最終的使用目的としてクーラー又はアイスボックスとして使用する場合には、全てのパネルは、断熱材料で構成されるべきである。そのような材料には、好ましくは発泡材料である、間隔を広く取った二重壁構造の重合体材料を含み、必要により、吹付成型の方法によって形成される上で説明したフィルム型(一体的ヒンジ)面を有する。しかしながら、本発明の広い意味では、例えば射出成型プラスチックによる非金属材料の一重壁構造であっても良い。この場合でも、上で説明した折畳み性の有利な特徴は得られる。
【0098】
上に記した好ましい発泡材料は、勿論これに限定されるわけではないが、発泡ポリスチレン、ポリ尿素/ウレタン、三量体泡状物質を含む。さらに、好適実施例では、クーラーの耐久性と構造的一体性を増加するために、パネルの断熱材料は、耐久性と強度を増すための材料によって被覆することが好ましい。したがって、各パネルの外側及び好ましくは内側も同様に、プラスチックのシート材料によって被覆されても良い。その材料としては、限定的なものではないが、ポリオレフィン、ビニル重合体、スチレンを基礎とした重合体、アクリロニトリル‐ブタジエン‐スチレン樹脂、ビニル重合体樹脂、熱可塑性樹脂又は被覆、熱硬化性樹脂又は被覆を含むものである。
【0099】
クーラーに要求される耐久性と強度は、断熱性の要求をも考慮にいれて、吹付成型の手法によって好ましく達成される。パネルの外側を高分子材料で形成することにより、強度と耐久性が達成され、同時にパネルの外皮部分の空隙によって断熱性が達成される。中空のパネルも同様に適している。さらに、中空パネルの断熱性能を更に高めるには、例えば泡からなる断熱材料を、パネルを形成する対向する外皮間に設ければ良い。上で説明した適切な耐久性、強度及び断熱性能を有したパネルを形成する方法は、単に考えられるものを列挙しただけで、これらに限定されるものではない。当業者であれば、本発明の構成を得るために使用することができるいろいろな技術及び材料が分かる。
【0100】
本発明において構造体として発泡材料が用いられる場合、その外表面に保護フィルム層を設けることが好ましいことが分かった。こうすることによって、発泡層へのダメージを防ぐことができ、更に、外観を良いものに改善する。例として、クーラー21の発泡材料はポリスチレン発泡材、また外側フィルム層もまたポリスチレン樹脂である。
【0101】
外側フィルム材料は、内部発泡層の保護と外観を改善することに加えて、一体型のヒンジ材料として便利に機能させることができる。例えば、枢軸230,232,234,236,238,240は、図22−図24に示す通り、上で説明した折畳作用が達成されるために、全て機械式の標準型蝶番とすることもできる。特に、枢軸236,238及び/又は240は、クーラー210の全長に沿った、一つ又は複数の機械式の蝶番とすることが好ましい。
【0102】
前記枢軸は構造体の長さに沿ってほぼ全体を走るようにすることもできる。本発明で言うところのリビングヒンジがこれに相当する。リビングヒンジは、非一体型であっても、又は図面に表わされているような、構造体に対して一体的なものであっても良い。上で説明したリビングヒンジが用いられた場合、防水性能を有した繋ぎ目という追加のメリットが容易に達成されることになる。
【0103】
以上、本発明を好適実施例を基に図面を参照しながら説明したが、当業者であれば種々の改良・改変が加えられた実施例を考えることができる。したがって、本発明は、説明した好適実施例に限定されるものではなく、請求の範囲に含まれるものは、その範囲に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の折畳式・組立式構造体の正面図である。
【図2】 図2は、部分的に折畳まれた状態の本発明の折畳式・組立式構造体の正面図である。
【図3】 図3は、完全に折畳まれた状態の本発明の折畳式・組立式構造体の正面図である。
【図4】 図4は、部分的に折畳まれた状態の本発明の折畳式・組立式構造体の正面/側面図である。
【図5】 図5は、本発明の折畳式・組立式構造体の側面/正面分解図であり、ソーラーファンを具備した煙突部分をも示す図である。
【図6】 図6は、組立て状態のとき、折畳式・組立式構造体の安定性を改善するための窪み部の位置を示す図である。
【図7】 図7は、図6中に指示された部分の拡大図である。
【図8】 図8は、図6中に指示された部分の拡大図である。
【図9】 図9は、ペットキャリアー/携帯型構造体の好適実施例の斜視図である。
【図10】 図10は、ペットキャリアー取外し可能トレイの斜視図である。
【図11】 図11は、ペットキャリアーの好適実施例の正面図である。
【図12】 図12は、一部分が折畳まれた状態のペットキャリアーの好適実施例の側面図である。
【図13】 図13は、一部分が折畳まれた状態のペットキャリアーの好適実施例の正面図である。
【図14】 図14は、完全に折畳まれた状態のペットキャリアーの好適実施例の正面図である。
【図15】 図15は、取外し可能な多孔トレイがペットキャリアー/携帯型容器の底上に設けられたリブ状の支持体によって支持された、本発明の更に他の好適実施例を示す図である。
【図16】 図16は、図15のペットキャリアー/携帯型容器の平面図である。
【図17】 図17は、図15のペットキャリアー/携帯型容器の正面断面図である。
【図18】 図18は、図15のペットキャリアー/携帯型容器の正面断面図である。
【図19】 図19は、ペットキャリアー/携帯型容器のフロントドア部分の詳細側断面図である。
【図20】 図20は、餌及び水補給器を示した更に他の正面図である。
【図21】 図21は、図15のペットキャリアー/携帯型容器の側断面図である。
【図22】 図22は、折畳式クーラーとしての本発明実施例の斜視図である。
【図23】 図23は、図22の線A−Aに沿った断面図である。
【図24】 図24は、部分的に折畳まれた状態の折畳式クーラーの斜視図である。
【図25】 図25は、完全に折畳まれた状態の折畳式クーラーの斜視図である。

Claims (11)

  1. 組立式/折畳式構造体であって、該構造体は、
    底台上の垂直配置下部側部分20を含めて、前記構造体の上部及び下部を画定する、上部屋根(28,30)及び底台26と、
    前記垂直配置下部側部分20にそれぞれ枢着され、折り畳み可能な前面折畳壁29及び背面折畳壁34と、
    前記前面壁は、動物の出入口のための開口を有し、
    前記底台に向かって移動されるとき内側方向へ容易に折り畳めるように、それぞれ前記屋根に枢着される一対の側壁(12,14)とからなり、
    前記側壁は、前記垂直配置下部側部分20を含めて上側壁部分16及び中間側壁部分18により画定され、前記上側壁部分及び中間側壁部分が前記底台に向かって回動可能となるように、前記上側壁部分と中間側壁部分は互いに枢着され、且つ、前記中間側壁部分と垂直配置下部側部分は互いに枢着され、
    前記上部屋根は、更に、前記底台に向かって下方向に折り畳むことができるように、中間部分で互いに枢着される二つの屋根部分(28,30)を有し、
    前記上側壁部分及び中間側壁部分は、側壁の外側面及び内側面のうちの外側面のところで連続状に枢着される、
    ことを特徴とする組立式/折畳式構造体。
  2. 請求項1に記載の構造体であって、前記上部屋根(28,30)、底台26、垂直配置下部側部分20、一対の側壁及び前面及び背面壁は、断熱高分子材料、高分子発泡材料、膨張ポリスチレン発泡体、ポリウレタン発泡体、又は構造発泡材料から作られることを特徴とする組立式/折畳式構造体。
  3. 請求項1に記載の構造体であって、前記側壁(12,14)は、前記屋根に対して、前記側壁の長手方向に実質的に沿ってリビングヒンジによって枢着されることを特徴とする組立式/折畳式構造体。
  4. 請求項1に記載の構造体であって、互いに枢着される前記上側壁部分と前記中間側壁部分は、前記側壁の長手方向に実質的に沿ってリビングヒンジによって枢着されることを特徴とする組立式/折畳式構造体。
  5. 請求項1に記載の構造体であって、互いに枢着される前記中間側壁部分と垂直配置下部側部分は、前記側壁の長手方向に実質的に沿ってリビングヒンジによって枢着されることを特徴とする組立式/折畳式構造体。
  6. 組立式/折畳式構造体であって、該構造体は、
    底台上の垂直配置下部側部分20を含めて前記構造体の上部及び下部を画定する、上部屋根(28,30)及び底台26と、
    動物の出入口のための開口を有する前面壁、及び背面壁と、
    前記底台に向かって移動されるとき内側方向へ容易に折り畳めるように、それぞれ前記屋根に枢着される一対の側壁(12,14)とからなり、
    前記側壁は、前記垂直配置下部側部分20を含めて上側壁部分16及び中間側壁部分18により画定され、前記上側壁部分及び中間側壁部分が前記底台に向かって回動可能となるように、前記上側壁部分と中間側壁部分は互いに枢着され、且つ、前記中間側壁部分と垂直配置下部側部分は互いに枢着され、
    前記上側壁部分と中間側壁部分との接続、及び前記中間側壁部分と垂直配置下部側部分との接続の少なくとも一方は、前記側壁の長手方向に実質的に沿って且つ前記側壁と一体的に形成されるリビングヒンジによって達成される、
    ことを特徴とする組立式/折畳式構造体。
  7. 請求項6に記載の構造体であって、前記前面及び背面壁は、前記垂直配置下部側部分に枢着されることを特徴とする組立式/折畳式構造体。
  8. 組立式/折畳式構造体であって、該構造体は、
    前記構造体の上部及び下部を画定する、実質的に平坦な上部屋根及び底台と、
    前記底台に向かって移動されるとき内側へ容易に折り畳めるように、それぞれ前記屋根に枢着される一対の側壁とからなり、
    前記側壁は、更に前記底台に向かって内側へ折り畳むことができるように、互いに枢着された上部分及び下部分を有し、
    前記側壁の前記屋根への接続、及び前記側壁の上部分と下部分との接続の少なくとも一方は、前記側壁の長手方向に実質的に沿って且つ前記側壁と一体的に形成されたリビングヒンジによって達成される、
    ことを特徴とする組立式/折畳式構造体。
  9. 壊れやすい品物を収容するための組立式/折畳式構造体であって、該構造体は、
    水平配置底パネル212、該底パネルに固設された垂直配置下側部分224、上部パネル214、前記垂直配置下側部分224を含む中間側壁部分222と上側壁部分220より画定される一対のサイドパネル(216,218)と、
    第一端パネル226及び第二端パネル228とからなり、
    前記第一端パネルおよび第二端パネルは、第一及び第二端パネルが折り畳めるように、前記垂直配置側部分224に対して蝶番状に取り付けられ、
    前記上側部分220は、前記上部パネル214及び前記中間側部分220に蝶番状に接続され、前記中間側壁部分は、前記垂直配置側部分224に蝶番状に接続され、前記サイドパネルは前記底パネルに向かって内側に回動可能であり
    前記下側部分、上側壁部分及び中間側壁部分は外側面及び内側面を有し、前記中間側壁部分は、前記垂直配置下側部分に対して、前記中間側壁部分の内側面240に沿って蝶番状に接続され、また、前記上側壁部分は、前記上部パネルに対して、前記上側壁部分の内側面236に沿って蝶番状に接続される、
    ことを特徴とする組立式/折畳式構造体。
  10. 請求項9に記載の構造体であって、前記サイドパネル(216,218)の少なくとも一部は、前記サイドパネルの長手方向に実質的に沿った防水リビングヒンジによって取り付けられることを特徴とする組立式/折畳式構造体。
  11. 組立式/折畳式構造体であって、該構造体は、
    底台上に固着された垂直配置下部側部分20を含めて前記構造体の上部及び下部を画定する、上部屋根(28,30)及び底台26と、
    前面及び背面壁を移動できるように、前記垂直配置側部分20に対してそれぞれ回動自在に取り付けられる前面折畳壁29及び背面折畳壁30と、
    前記前面壁は、動物の出入口のための開口を有し、
    前記底台に向かって移動されるとき内側へ容易に折り畳めるように、それぞれ前記屋根に枢着される一対の側壁(12,14)とからなり、
    前記側壁は、更に上側壁部分16及び中間側壁部分18を有し、前記上側壁部分及び中間側壁部分が前記底台に向かって内側に移動可能となるように、前記上側壁部分及び中間側壁部分は互いに枢着され、
    前記上部屋根は、底台に向かって折り畳めるように、前記上側壁部分へ枢着される屋根部分を含んでなり
    前記側壁は、その外側及び内側面を含み、前記中間壁部分は、前記台に向かって内側へ前記中間側壁部分の折り畳みを許容するように、中間壁部分の内側面のエッジに沿って前記垂直配置下側部分20に枢着され、前記壁部分は、前記上壁部分が前記下壁部分の外側面に接するように折り畳むことを許容するように、その外側面のエッジのことろで前記中間壁部分に枢着され、前記屋根部分は、前記上部が前記上壁部分の内側面に接するように折り畳むことを許容するように、その内側面のエッジに沿って前記二つの上側壁部分に枢着される、
    ことを特徴とする組立式/折畳式構造体。
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