JP3769798B2 - Rotating casting machine for copper smelting and copper anode forming method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、銅製錬工程で産出される粗銅を鋳込み、アノードとして次工程の電解精製工程へ供給する銅アノード回転鋳造に関し、具体的には、銅アノードの膨れを表面温度分布の測定により検出するようにした銅アノード回転鋳造に関する。
【0002】
【従来の技術】
銅アノード回転鋳造機は、典型的には、図1に示すように、ターンテーブル1と、該ターンテーブル1の上に載置された複数の鋳型2と、計量樋4と、冷却フード8と、冷却水散布配管9と、異形アノード剥取装置10と、正常アノード剥取装置13と、粘土水散布装置14とからなり、計量樋4から鋳型2に鋳込まれたアノード3を矢印Aの方向に移動させつつ、冷却、剥取りを順次行うように構成されている。
銅アノード回転鋳造機の運転に際しては、転炉から産出される粗銅を精製炉7で還元等の精製処理を行った溶融粗銅を、流し樋6および溜樋5を介して、一定量ずつ計量樋4に供給し、計量樋4から、一定量の溶融精製粗銅を鋳型2の中に傾注する。
【0003】
冷却フード8は、その中に冷却水散布配管9を有し、これにより冷却水が散布され、鋳込後のアノード3および鋳型2の冷却が行われる。
異形アノード剥取装置10では、外観上の不良品、すなわちショルダー部に良好に溶湯が行き渡らなかった等により生ずる不良アノードや、通常とは形状の異なる鋳型に鋳込まれた異形アノードを剥取る。正常アノード剥取装置13では、残りのアノード3が鋳型2から剥取られる。
粘土水散布装置14では、鋳型2の表面に、次の鋳込みを行うための離型剤として粘土水が散布される。
以上のように構成される銅アノード回転鋳造機は、その中央部あるいは近傍に配置された運転室(図示せず)内のオペレーターにより、運転、制御、監視を行う。
【0004】
上記したように、銅アノードの鋳造においては、アノード3と鋳型2の剥離性を良くするために粘土水の散布を行っているが、この粘土水散布には、鋳型2の冷却、保護といった機能もある。鋳型2の冷却のためには、粘土水の散布量が多い方が好ましく、また鋳型2の保護のためには、粘土水の粘土濃度の高い方が好ましい。
しかしながら、粘土水の散布量が多すぎる場合、鋳型の過冷却によって鋳型冷却水や粘土水の水分の蒸発がうまく行われず、溶融粗銅注湯時に鋳型上に残留した水分が蒸発して、図2、図3において示すようにアノード内部に空隙部分あるいは膨れ部分3aが形成され、表面が膨れている不良アノードが発生する(以下、これらの不良アノードを膨れアノードと称す)。
【0005】
一方、粘土水の濃度が高すぎる場合、つまり散布された粘土量が過剰の場合には、鋳型表面の水分の蒸発はうまく行われるが、粘土中には多量の結晶水が存在し、溶融粗銅注湯時にこれらの結晶水の蒸発によって、図2、図3のような膨れアノードが同様に発生する。これらの膨れアノードが、次工程の電解精製工程で処理された場合、次のような問題点が生ずる。
すなわち、電解精製工程においてアノードに膨れがある場合、電気分解中にアノード3が溶解されていく過程において、図4のように膨れ部分3aの表面の脱落あるいは剥れによって、アノード3とカソード20が短絡し、電圧低下による品質悪化等、操業への悪影響が発生する。また、溶解が進んで内部の空隙が露出されると、アノード3の表面が不均一になるため、カソード20の電着も均一化されずに、表面性状の悪い電気銅が発生する。
従って、銅アノードの鋳造工程においては、冷却フード8の出口から出てきたところで、オペレーターの目視によって膨れアノードを判定し、膨れアノードは電解精製工程へ送られる前に異形アノード剥取装置10で不良品として抜き出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、アノードの膨れは、その度合いが様々で、オペレーターの判定基準には差があることや、鋳造工程において次々に移動してくるアノードの1枚1枚について目視によってチェックすることは事実上不可能であることなどから、膨れアノードの発生量について定量的に把握することが困難である。このため、正常アノード剥取装置13から搬出されてくるアノード3の中に膨れアノードが混入してしまう。正常アノード剥取装置13から搬出されたアノードから不良品を取り除くことは、製品の運搬・貯蔵の効率から不可能である。また、膨れアノードが速やかに検出されなければ、粘土水の散布量および濃度を変更する等のフィードバック対応策が遅れることによって、多量の膨れアノードが不良アノードとして抜き出されずに、電解工程へ送られてしまうという問題点がある。
【0007】
従って、本発明は、膨れアノードの検出を自動化することによって、オペレーターの目視チェックの省力化、膨れアノードの判定基準の規格化、および膨れアノード量の定量的な把握を可能にし、アノードの膨れに対し、迅速な対応が取れる銅精錬用鋳造機あるいは銅アノード成形方法を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明者は、散水冷却直後のアノードの温度分布を調べた結果、膨れアノードについて空隙部分あるいは膨れ部分の表面温度が周りのアノード表面温度よりも低い分布になっていることを発見し、これに着目した。すなわち、本発明の銅アノード成形方法は、銅アノード回転鋳造機の冷却装置から出たアノードが一定温度にまで冷却されたとき、その表面温度分布を測定し、温度差によってアノードの膨れ部分を検出することに特徴がある。
このために、本発明の銅製練回転鋳造機では、銅アノード回転鋳造機の冷却装置とアノード剥取装置の間に存在するアノードの表面温度分布を測定する温度計を設置したことに特徴がある。この温度計は、非接触式が好ましい。
さらに、前記表面温度分布によりアノード内における空隙部分の有無を判定する装置を設けたことに特徴がある。
【0009】
空隙部分の有無の判定は、次のように行われる。
図6は、膨れ部分のない表面性状の良好なアノード3を示し、図7および図8は、このアノード3の表面温度分布を示したものであり、中央部が最も高く、縁に行くほど温度が下がっていく分布となる。
図9は、アノード3に図2に示すような膨れ部分3aがある場合の表面温度分布を示したものであり、膨れ部分の温度が周囲に比べて低下していることがわかる。膨れ部分の中心にはあまり温度変化は見られないが、膨れ部分の縁は膨れ部分の中心に向かって急激に温度が低下しており、この温度変化の大きな部分を膨れ部分として検出することができる。
【0010】
なお、鋳込屑等の異物がアノード上に載っている場合は、やはり、温度分布が中央部で凹む領域がある。しかし、異物の場合、この領域の中心部の温度が膨れの中心部に比べて大きく低下しているので、この中心部の絶対温度の差から、膨れ部分3aと異物の識別は可能であり、アノード3の膨れ部分3aの検出率、正解率とも高くできる。
従って、表面温度分布を示す曲線を読み取り、その形状を識別することで、空隙部分の有無を判定できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図によって説明する。
図1に示すように、本実施例の銅アノード回転鋳造機は、ターンテーブル1と、該ターンテーブル1の上に載置された複数の鋳型2と、計量樋4と、冷却フード8と、冷却水散布配管9と、異形アノード剥取装置10と、非接触式温度計11と、正常アノード剥取装置13と、粘土水散布装置14とからなり、計量樋4から鋳込まれたアノード3を矢印Aの方向に移動させつつ、冷却、剥取りを順次行うように構成されている。
銅アノード回転鋳造機の運転に際しては、転炉から産出される粗銅を精製炉7で還元等の精製処理を行った溶融粗銅を、流し樋6および溜樋5を介して、一定量ずつ計量樋4に供給し、ここから、一定量の溶融精製粗銅を鋳型2の中に傾注する。
冷却フード8は、その中に冷却水散布配管9を有し、これより冷却水が散布され、鋳込後のアノードおよび鋳型の冷却が行われる。
【0012】
異形アノード剥取装置10では、外観上の不良品、すなわちショルダー部に良好に溶湯が行き渡らなかった等により生ずる不良アノードを目視により判定し、剥取機に指令を出して剥取る。また、通常とは形状の異なる鋳型に鋳込まれた異形アノードは、検出器によって検出して自動的に剥取機を動作させる。
正常アノード剥取装置13では、リフト(図示せず)により、移動してくる全てのアノード3のショルダー部が引っかけられて、鋳型2から自動的に剥取られる。
粘土水散布装置14では、鋳型2の表面に、次の鋳込みを行うための離型剤として粘土水が散布される。粘土水の濃度を調整する装置が、粘土水散布装置14の中に設けられている。
【0013】
非接触式温度計11(例えば日本電気三栄(株)製赤外放射温度計)が、異形アノード剥取装置10と正常アノード剥取装置13の間の位置に設置されている。そして、図5に示すように、非接触式温度計11は、運転室15内の演算処理装置12に接続されている。非接触式温度計11は、内部のモータによってアノード3をx軸、y軸の座標に従って走査可能なように、固定の架台に固定されており、アノード3の移動に伴い、その全表面を走査する。この走査により感知された温度データが演算処理装置12(横河電気(株)製YEWMAC)に送られ、コンピュータ16により処理される。図10に、演算処理装置12で空隙部分(膨れ)を検出する処理のフローチャートを示す。
【0014】
(1)フィルタリング非接触式温度計11からの生データでは、表面状態などの影響が処理的にはノイズとなってしまう。そこで、表面温度についてフィルタリングすることで、表面温度が平滑化され、温度変化の大きい点が集まっている部分のみ取り出すことができる。
【0015】
(2)温度変化量大部分取り出し(抽出)
フィルタリング後、二値化処理により温度変化量が多い部分を取り出す。
【0016】
(3)温度変化量大部分グループ化(グルーピング)
温度変化量が大きい部分について近接しているものをグループ化する。各グループについて基準点を定め、基準点より解析方向に変化量大の点を発見し、その点が近接していれば同じグループとみなし、グループのドットとしてカウントする。
【0017】
(4)膨れの判定についてグループ化した各グループのドット数について、ドット数が基準値より多い場合は異常であると判断する。異常であるグループについては、中心座標を求め、その中心座標の温度を読み、温度が極端に低いものについては鋳屑と判断し、それ以外を膨れと判断する。演算処理装置12では、コンピュータ16の処理により、表面温度分布のグラフを画くと共にこのグラフの形状変化に基づいて空隙部分の有無を判定する。なお、画かれたチャートを基に目視で判断することもできる。
【0018】
空隙部分(膨れ)の存在が判定されると、粘土水散布装置14に修正信号を送る。これに基づいて、粘土水散水装置14内の調整装置で粘土水の量や濃度を修正する。後続のアノードにおいて、空隙部分(膨れ)の発生を防止するためである。なお、正常アノード剥取装置13に除去信号を送り、当該アノード剥取装置13内で正常アノードの列から除去するのが望ましい。
冷却フード8から出たアノード3の温度は、650〜750℃で、正常アノード剥取装置13では、600〜700℃である。
このアノード3は、その後、当該鋳造機から取り出して、搬出されるまでに室温にまで空冷される。
【0019】
本実施例の過程で、非接触式温度計11で表面温度を測定するのであるが、異形アノード剥取装置10より冷却フード8の側では、冷却フード8からの蒸気によって表面温度が正確に測定できないので、異形アノード剥取装置10と正常アノード剥取装置13の間にあるアノード3の表面温度を測定する。しかし、冷却フード8の蒸気対策がきちんと行われれば、表面温度の測定への影響が無いので、異形アノード剥取装置10より冷却フード8の側から、非接触式温度計11から運転室15を介して異形アノード剥取装置10に指令を送って、異形アノード剥取装置10で、膨れアノードを取り除くようにすることが好ましい。この例を図11に示す。
【0020】
【発明の効果】
本発明によって、膨れアノードの自動検出が可能になり、これによってオペレーターの目視チェックの省力化、膨れアノードの判定基準の規格化および膨れアノードの定量的な評価が可能になり、鋳造工程における迅速な対応が取れるようになった。
さらに、非接触式温度計を冷却フード出口に配設し、異形アノード剥取装置および粘土水散布装置のシステムとリンクさせることによって、粘土水の散布量や濃度をアノードの膨れの検出度合により自動的に調整することが可能になる。
また、調整段階のタイムラグ中に発生する膨れアノードについては、異形アノード剥取装置で自動的に剥取ることも可能になり、鋳造工程および電解精製工程の操業効率の向上につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施した銅アノード回転鋳造機を示す平面配置図。
【図2】 膨れが発生したアノードを示す正面図。
【図3】 膨れが発生したアノードを示す側面図。
【図4】 電解精製工程においてアノードの膨れ部が剥れてアノードとカソードが短絡している様子を表した側面図。
【図5】 非接触式温度計と演算処理装置との関係を示す線図。
【図6】 正常な状態のアノードを示す正面図。
【図7】 アノードの表面温度分布を表した図。
【図8】 アノードの表面温度分布を表した図。
【図9】 アノードの表面温度分布を表した図。
【図10】 空隙部分(膨れ)判定のための処理を示すフローチャート。
【図11】 本発明の他の実施例を示す図1に同様な配置図。
【符号の説明】
1 ターンテーブル
2 鋳型
3 アノード
4 計量樋
6 流し樋
7 精製炉
8 冷却フード
10 異形アノード剥取装置
11 非接触式温度計
12 演算処理装置
13 アノード剥取装置
16 コンピュータ
19 粘土水散布装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a copper anode rotary casting in which crude copper produced in a copper smelting process is cast and supplied as an anode to the subsequent electrolytic purification process. Specifically, the swelling of the copper anode is detected by measuring the surface temperature distribution. The present invention relates to a copper anode rotary casting.
[0002]
[Prior art]
As shown in FIG. 1, the copper anode rotary casting machine typically includes a
During the operation of the copper anode rotary casting machine, molten copper obtained by refining the crude copper produced from the converter in the
[0003]
The
The deformed
In the clay
The copper anode rotary casting machine configured as described above is operated, controlled, and monitored by an operator in a driver's cab (not shown) arranged at or near the center thereof.
[0004]
As described above, in casting the copper anode, spraying of clay water is performed in order to improve the peelability between the
However, if the amount of clay water sprayed is too large, the mold cooling water and the clay water will not evaporate well due to the supercooling of the mold, and the water remaining on the mold will evaporate during molten crude copper pouring. As shown in FIG. 3, voids or swollen portions 3a are formed inside the anode, and defective anodes having a swollen surface are generated (hereinafter, these defective anodes are referred to as swollen anodes).
[0005]
On the other hand, when the concentration of clay water is too high, that is, when the amount of spread clay is excessive, the evaporation of moisture on the mold surface is carried out well, but there is a large amount of crystal water in the clay, and the molten crude copper As the crystal water evaporates during pouring, a swollen anode as shown in FIGS. 2 and 3 is similarly generated. When these swollen anodes are treated in the subsequent electrolytic purification process, the following problems arise.
That is, when the anode is swollen in the electrolytic purification process, the
Therefore, in the copper anode casting process, when it comes out from the outlet of the
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, the degree of swelling of the anode varies, and there is a difference in the operator's judgment criteria, and it is virtually impossible to visually check each anode that moves one after another in the casting process. For example, it is difficult to quantitatively grasp the amount of the swollen anode generated. For this reason, the swollen anode is mixed in the
[0007]
Therefore, the present invention automates the detection of the swollen anode, thereby saving labor of the operator's visual check, standardizing the criteria for the swollen anode, and quantitatively grasping the swollen anode amount. On the other hand, it is an object of the present invention to provide a copper refining casting machine or a copper anode forming method capable of quickly responding.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present inventor has investigated the temperature distribution of the anode immediately after water spray cooling, and as a result, the surface temperature of the void portion or the swollen portion of the swollen anode is lower than the surrounding anode surface temperature. I found out and focused on this. That is, according to the copper anode forming method of the present invention, when the anode from the cooling device of the copper anode rotary casting machine is cooled to a certain temperature, the surface temperature distribution is measured, and the swollen portion of the anode is detected by the temperature difference. There is a feature in doing.
Therefore, the copper kneading rotary casting machine of the present invention is characterized in that a thermometer for measuring the surface temperature distribution of the anode existing between the cooling device and the anode stripping device of the copper anode rotary casting machine is installed. . This thermometer is preferably a non-contact type.
Further, the present invention is characterized in that a device for determining the presence or absence of a void portion in the anode based on the surface temperature distribution is provided.
[0009]
The determination of the presence or absence of a void portion is performed as follows.
FIG. 6 shows the
FIG. 9 shows the surface temperature distribution when the
[0010]
When foreign matter such as casting scraps is placed on the anode, there is a region where the temperature distribution is recessed at the center. However, in the case of foreign matter, the temperature of the central portion of this region is greatly reduced compared to the central portion of the bulge, and from this difference in the absolute temperature of the central portion, it is possible to distinguish the bulging portion 3a from the foreign matter, Both the detection rate and the correct answer rate of the swollen portion 3a of the
Therefore, the presence or absence of a void portion can be determined by reading a curve indicating the surface temperature distribution and identifying its shape.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
As shown in FIG. 1, the copper anode rotary casting machine of this embodiment includes a
During the operation of the copper anode rotary casting machine, molten copper obtained by refining the crude copper produced from the converter in the
The cooling
[0012]
The deformed
In the normal
In the clay
[0013]
A non-contact thermometer 11 (for example, an infrared radiation thermometer manufactured by NEC Sanei Co., Ltd.) is installed at a position between the deformed
[0014]
(1) In the raw data from the filtering
[0015]
(2) Extracting most of the temperature change (extraction)
After filtering, a portion having a large temperature change amount is extracted by binarization processing.
[0016]
(3) Grouping (grouping) of temperature change amount
Group parts that are close to each other in the part where the temperature change is large. A reference point is determined for each group, a point having a large change amount is found in the analysis direction from the reference point, and if the point is close, it is regarded as the same group and counted as a group dot.
[0017]
(4) Regarding the determination of blistering, when the number of dots in each group, which is grouped, is larger than the reference value, it is determined to be abnormal. For the abnormal group, the center coordinate is obtained, the temperature of the center coordinate is read, if the temperature is extremely low, it is determined as slab, and the other is determined as swelling. The
[0018]
When the presence of the void portion (swelling) is determined, a correction signal is sent to the clay
The temperature of the
Thereafter, the
[0019]
In the process of this embodiment, the surface temperature is measured by the
[0020]
【The invention's effect】
The present invention enables automatic detection of a swollen anode, which enables labor saving of operator's visual check, standardization of blister anode criteria, and quantitative evaluation of swollen anodes, and enables rapid detection in the casting process. It became possible to take correspondence.
Furthermore, by installing a non-contact type thermometer at the outlet of the cooling hood and linking it with the irregular anode stripping device and clay water spraying system, the spraying amount and concentration of clay water are automatically detected based on the degree of anode swelling detection. Adjustment is possible.
In addition, the swollen anode generated during the time lag of the adjustment stage can be automatically stripped by the deformed anode stripping device, which leads to improvement in operation efficiency of the casting process and the electrolytic purification process.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing a copper anode rotary casting machine embodying the present invention.
FIG. 2 is a front view showing an anode in which swelling has occurred.
FIG. 3 is a side view showing an anode in which swelling has occurred.
FIG. 4 is a side view showing a state in which an anode swell is peeled off and an anode and a cathode are short-circuited in an electrolytic purification process.
FIG. 5 is a diagram showing a relationship between a non-contact type thermometer and an arithmetic processing unit.
FIG. 6 is a front view showing the anode in a normal state.
FIG. 7 is a diagram showing a surface temperature distribution of an anode.
FIG. 8 is a diagram showing the surface temperature distribution of the anode.
FIG. 9 is a diagram showing the surface temperature distribution of the anode.
FIG. 10 is a flowchart showing a process for determining a void portion (swelling).
FIG. 11 is a layout view similar to FIG. 1 showing another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
16 Computer 19 Clay water spraying device
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