JP3768686B2 - 開閉回動機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、開閉回動機構に関し、詳細には、画像形成装置において電装品を取り付けた電装ブラケットの開閉回動機構に適用することができる開閉回動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
開口部を有する基体と、この開口部を開閉する回動部材とからなり、前記回動部材はその一端側である回動端側を前記開口部の一端側である不動端側に回動支持手段を介して回動可能に取り付けられている開閉回動機構として次の技術が知られている。
【0003】
▲1▼.実開平5ー85661号公報に掲載された操作パネル付カバー装置にかかる構成であり、その概要は、図23(a)、(b)に示すように、本体74に取付けられた下ヒンジ71と回動するカバー75に取付けられた上ヒンジ72の位置を合わせてピン73を挿入して回動の支点を定めて、カバー75を開閉するものである。
【0004】
▲2▼.特開平9ー146322号公報に掲載されたシート搬送装置および画像形成装置にかかる構成であり、その概要は、装置本体1側のヒンジ片と第1の開閉部側のヒンジ片との係合により第1の開閉部が装置本体に対して回動可能に構成され、クリック手段により、第1の開閉部材を開放位置で係止するものである。
これら2つの公知技術では、何れも、不動の1点を支点とする固定支点のヒンジ機構で回動部材を回動させる構成になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術では、回動可能な開閉部を設け、開閉部を開閉した後、もろもろの操作を行う場合において、一般的には、ある一点を不動の中心として開閉回動する構造が多い。一点を不動の中心として開閉回動する構造では回動部材の任意の部位のそれぞれの回動半径が決まっているので、この回動半径での回動領域には、干渉を避けるため部材を配置することができない。つまり、ある程度のスペースが必要となり、このことは、回動部材を有する装置の小型化を進める上での障害となる。
【0006】
本発明は、回動部材を小スペース内で開閉回転動作ができるように構成し、当該回動部材と共に構成される装置全体の小型化を図ることを目的とする。さらに、回動部材が画像形成装置の電装ブラケットである場合には、電装ユニットの交換を容易にしたり電装ブラケットの奥に配置された光書き込み装置の交換をするため電装ブラケットを開閉するようにすること、光書き込み装置を取り付けた構造体の剛性を確保してバンディングを防止すること、などを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するため、以下の構成とした。
(1). 開口部を有する基体と、この開口部を開閉する回動部材からなり、前記回動部材はその一端側を前記開口部の一端側に回動支持手段を介して、回動可能に取り付けられている開閉回動機構において、前記回動支持手段は、前記開口部を閉じた状態の前記回動部材が該閉じた状態から開いた状態になる過程で、初めに前記回動部材を前記開口部より離間する向きに変位させ、次いで、前記回動部材が前記一端側を前記基体と干渉させないように回動支点位置を変えつつ回動するよう前記回動部材を案内し、この動作の逆の過程を経て閉じた状態に戻すこととした(請求項1)。
【0008】
(2).(1)記載の開閉回動機構において、前記回動支持手段は、案内溝と該案内溝に係合する案内軸との組合せからなる第1の係合案内手段と案内溝と該案内溝に係合する案内軸との組合せからなる第2の係合案内手段とを有し、前記第1の係合案内手段における前記案内溝は直線状の部位を有し、前記第2の係合案内手段における前記案内溝は直線状の部位とこれに連続した曲線状の部位とを有することとした(請求項2)。
【0009】
(3).(2)記載の開閉回動機構において、前記第1の係合案内手段における前記案内溝と該案内溝に係合する前記案内軸とは前記回動部材と前記基体とに振り分けて設け、前記第2の係合案内手段における前記案内溝と該案内溝に係合する前記案内軸も前記回動部材と前記基体とに振り分けて設けた(請求項3)。
【0010】
(4).(3)記載の開閉回動機構において、前記基体側と前記回動部材側とに振り分けられた前記案内溝が形成された支持部材と、この案内溝に係合する前記案内軸が形成された支持部材とには、前記回動部材による前記開口部の閉じ位置を規定するストッパを設けた(請求項4)。
【0011】
(5).(4)記載の開閉回動機構において、前記第2の係合案内手段の前記案内溝は、前記第1の係合案内手段の前記直線状の案内溝と共に前記各案内軸を案内して、前記回動部材の前記ストッパの回動軌跡を一定の領域で、回動中心寄りに制限する曲線形状とした(請求項5)。
【0012】
(6).(4)又は(5)記載の開閉回動機構において、前記回動部材側の前記支持部材は、前記基体側の前記支持部材の上に重ねられていて、下の前記支持部材が前記前記回動部材の荷重を支える機能を有し、前記基体と前記回動部材にそれぞれ一体に設けられていることとした(請求項6)。
【0013】
(7).(1)、(2)、(3)、(4)、(5)又は(6)記載の開閉回動機構において、
前記回動部材が前記開口部を閉じたときの前記回動部材の位置を第1の位置、前記回動部材が前記第1の位置を基準として前記開口部より離間する向きに変位した位置を第2の位置、前記回動部材が前記一端側を中心として回動させられて前記開口部を開放したときの前記回動部材の位置を第3の位置とするとき、前記回動部材には、前記第3の位置で前記基体の上端縁部に上から重なるひさし状の傾斜板部が形成されていて、前記第2の位置から前記第1の位置へ変位する際に、この傾斜板部が回動中心寄りの位置から順次前記上端部に乗り上げて上から重なっていくように構成されていることとした(請求項7)。
【0014】
(8).(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)又は(7)記載の開閉回動機構において、前記基体は、複数の光書込み装置を並置し、隣接する書込み装置間に補強の構造部材を設け、前記各光書込み装置が構造部材によって仕切られている画像形成装置の本体構造体であり、前記回動部材は、前記開口部を閉じた位置において、前記本体構造体に固定され、かつ隣接する前記書込み装置間に設けた補強の構造部材とも固定されることとした(請求項8)。
【0015】
(9).(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)又は(8)記載の開閉回動機構において、前記回動部材は、電装部品を装着した電装ブラケットであることとした(請求項9)。
【0016】
(10).(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)又は(9)記載の開閉回動機構において、前記開口部の奥の前記基体には、光書き込み装置が設けられていることとした(請求項10)。
【0017】
【発明の実施の形態】
[1]請求項1〜5、9、10に対応する例
図1はフルカラーの画像形成装置を操作部のある前方向から見たときの構成の概要を示したものである。図1において、鉛直方向には、4つの光書き込み装置(以下、光書き込みユニットと称する。)6が並置されている。
【0018】
これら4つの光書き込みユニット6は、それぞれ同じ構成をしていて、鉛直方向に並置された4つの感光体ユニット5とそれぞれ水平方向に対応して配置されている。
【0019】
最上段の光書き込みユニット6と最上段の感光体ユニット5とは対をなしていて、ブラック画像を形成する。他の3つの光書き込みユニット6と感光体ユニット5との対は、シアン、マゼンタ、イエローの各画像を形成するもので、構成は、最上段のものと同じであるので、最上段の各光書き込み装置6と感光体ユニット5について代表して、画像形成の概要を説明する。
【0020】
光書込み装置6より感光体ユニット5のドラム状の感光体100上に光ビームLbがスキャンされることで感光体100上に静電潜像が形成される。光ビームLbは、光書き込みユニット6内で不図示のレーザーダイオードで生成され、ポリゴンミラー101の作用でスキャンされ、fθレンズ、折り返しミラー等を経て目的のビームスポットとして、感光体上に形成される。
【0021】
感光体ユニット5内には感光体100のまわりに、帯電手段102、現像手段103、クリーニング手段104、作像に必要かつ交換寿命を有する部品群が備えられている。帯電手段102と現像手段103との間の感光体100上の位置は、光ビームLbが照射される露光部を構成する。現像手段103とクリーニング手段104との間の感光体100には、転写紙を搬送する転写ベルト105が対向して位置している。転写ベルト105については、鉛直方向に並置された4つの感光体ユニット5についての各感光体に対して共通に対向するように、鉛直方向に長いスパンで構成されている。
【0022】
鉛直方向に並置された4つの感光体ユニット5の各現像手段103には、上から順に、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色のトナーが充填されており、転写ベルト105によって給紙ユニット10より送り出されたシート上に最下の感光体ユニット5から順に、4色の画像を重ねる事でフルカラー画像を得、定着手段106を経て排紙ローラ107より排紙される。
【0023】
このような画像形成装置では、短い鉛直方向に短い並置距離で光書き込みユニット6を配置するので、光書込みユニット6は感光体100よりも比較的離れた位置に配置される構造上の特徴を有している。
【0024】
画像形成装置は、図2(a)に示すように、前側板1、後側板2、底板90(図16参照)、前側板1と後側板2とを結合する左基準ステー3、右基準ステー4(図1参照、図2(a)では図示省略)等の相互の結合による箱状の本体構造体110を骨格とし組立てられている。この本体構造体110は本発明にいう基体の一例である。これらの本体構造体のまわりには、さらに、図9に例示するような後カバー35、左カバー36等の外装カバーが適宜設けられる。
【0025】
前側板1に形成された矩形の穴108は、鉛直方向に並置された4つの感光体ユニット5を交換する際の入れ替え口であり、図22に示すように、交換の対象となる感光体ユニット5は引出される。また、図2(a)において、後側板2に鉛直方向に形成された4つの穴109は、感光体100の駆動部を設けるためのものである。
【0026】
図2(a)、(b)において、本体構造体110の前側板に向かい左方向の端の部位には、底板90(図16参照)、前側板1、後側板2等の各左方向の端の部位により、矩形の開口部111が形成されている。この開口部111を塞ぐようにして、概略形状が矩形板状をした電装ブラケット7が設けられている。
【0027】
この電装ブラケット7の一端側の端部つまり後方向の端部Rと、開口部111の一端側の端部つまり開口部の後方向の端部Sとは、後述する回動支持手段を介して連結されていて、電装ブラケット7は本体構造部110に対して回動して、開口部111を開閉することができる。図3に電装ブラケット7の開状態(2点鎖線)と閉じ状態(実線)の概略を示す。なお、ここで、開口部111の端部Sは、同時に、後側板2の端部でもある。
【0028】
電装ブラケット7には、感光体ユニット5や光書き込みユニット6等を駆動するための駆動電源や、画像形成のための諸制御を行う制御装置などの電装品が装着されている。具体的には、電装部品としての電源ユニット8、制御ボード9等が装着されている。又、電装ブラケット7が開閉する開口部111の奥部には、前記した光書き込みユニット6が配置されている。
【0029】
以下では、後側板2及び電装ブラケット7を板金で構成した例で説明する。
図2〜図9において、電装ブラケット7の端部Rは稜線が鉛直方向に沿うように板材をL字状に折り曲げた如き形状を有し、さらに、この端部Rの上端部は、水平面と平行な面を形成するように折り曲げられて形成された矩形の板状部材による支持部材24を構成し、当該電装ブラケット7と一体(又は一体的)に設けられている。
【0030】
また、開口部111の後方向の端部Sは稜線が鉛直方向に沿うように板材をコ字状に折り曲げた如き形状を有し、さらに、この端部Sの上端部は水平面と平行な面を形成するように折り曲げられて形成された矩形の板状部材による支持部材21を構成し、当該後側板2と一体(又は一体的)に設けられている。支持部材21上に支持部材24を重ねて回動することができるように、支持部材21は支持部材24と略同じ大きさをしていて、重なりにより接触するこれら対向面は、共に、平坦な面に形成されている。
【0031】
後側板2の端部Sの下端部は、支持部21と対向するようにして折曲された板状の取り付け部材113が形成されている。この取り付け部材113は本体構造体110を構成する底板90(図16参照)にねじ114により固定されている。
【0032】
図4において、支持部材21にはねじ穴22と案内溝23が形成されている。案内溝23は左右方向に沿う直線状の溝23Sと、曲線状の溝23Rとからなる。溝23Sと溝23Rとは同じ幅で形成されていて本例では6mmとしている。溝23Sの左方向端は、溝23Rの端と連通している。ねじ穴22は溝23Sの左方向端よりもさらに左方向に進んだ位置であって、溝23Sの幅方向の中心線上にある。
【0033】
溝23Rはこの例では、点Oを中心とする円弧に沿う形状をしている。点Oの位置は、穴22から左方向にy、後方向にxの距離としている。穴22の中心から、溝23Rと溝23Sの各中心線との交点までの半径をRaとし、点Oから溝23Rの中心線までの半径をRbとすれば、本例では、Ra=10mm、Rb=20mm、x=2.5mm、y=10mmで構成している。
【0034】
第5図において、支持部材24には案内溝25が形成されている。案内溝25は左右方向に沿う直線状の溝である。案内溝25の右方向の端よりもさらに右方向にずれた位置には、案内軸としての突出し26が形成されている。
【0035】
この突出し26は、プレスの絞り形状の底が抜けた形状(バーリング形状)をしていて、図6(a)に示すように、筒状の軸部により構成されている。突出し26は、軸部が支持部材24の下面より突出した構成となっている。この突出し26は支持部材21の案内溝23に嵌入される案内軸であり、軸部の外径dは案内溝23にガタつきなく摺動可能に嵌入される大きさにしてある。本例では、外径d=6mm程度、突出量h=2mmで構成している。なお、突出し26に代えてピンをカシメ等により植設した構成とすることもできる。
【0036】
図5において、支持部材24と一体にストッパ80が設けられている。このストッパ80は、電装ブラケット7と一体の板金折り曲げ部から形成されていて、案内溝25の長手方向(左右方向)と直交する鉛直面からなる。同様に、図4において、支持部材21と一体にストッパ81が設けられている。このストッパ81は、後側板2と一体の板金折り曲げ部から形成されていて、溝23の長手方向(左右方向)と直交する鉛直面からなり、後側板2に電装ブラケット7が取り付けられた状態のもとで、該ストッパ81はストッパ80と対向する位置関係にある。
【0037】
後側板2に対する電装ブラケット7の取り付けについて説明する。
図2(a)、図7(a)、(b)に示すように、支持部材21上に支持部材24が重ねられ、図10(a)に示すように突出し26が案内溝23に嵌入される。同時に図6(b)に示す段付きねじ112が図10(b)に示すように案内溝25を通してねじ穴22に螺入される。ここで、段付きねじ112は、頭部112aと、案内軸としての軸部112bと、ねじ部112cからなり、軸部112bは案内溝25に摺動可能に嵌合する大きさの6mm径に形成されていて、ねじ部112cがねじ穴22に螺入されたときに、軸部112bが案内溝25に位置している。
【0038】
電装ブラケット7の開閉動作について説明する。
第1の位置:
当該画像形成装置が通常の状態にあるときには、電装ブラケット7が閉状態にあり、図7(a)に示すように、ストッパ81にストッパ80が押し付けられていて、両ストッパは合致面31で密着しており、その上で、ねじ115により両ストッパ同士は固定されている。図4に符号81aで示す部位は、ねじ81aの螺入部位として形成されたねじ座である。
【0039】
このように図7(a)に示すように、電装ブラケット7が開口部111を閉じた状態にあるときの電装ブラケット7の位置を第1の位置と称する。この第1の位置では、突出し26は溝23Sの右方向端近傍に位置している。また、軸部112bは案内溝25の左方向端近傍に位置している。
【0040】
電装ブラケット7に取り付けられている電装品のメンテナンス等の必要が生じた場合、或いは、図1に示した書込みユニット6を交換等するには、電装ブラケット7を開かねばならない。本体構造体110は図9に示すように、外装カバーである後カバー35と左カバー36とにより、最外表面が被われている。そこで、後カバー35を残して左カバー36だけを外す。その後、電装ブラケット7を固定しているねじ115等を外す。外した状態でも電装ブラケット7は第1の位置を保持したままである。
【0041】
第1の位置から第2の位置への変位:
第1の位置では、前記したようにストッパ80とストッパ81とが合致面31で密着している。そのため、このままの状態で電装ブラケット7を回動させようとしてもストッパ81にストッパ8が干渉して回動させることができない。
【0042】
そこで、両ストッパ80、81の間隔をあけるために、電装ブラケット7を左方向、つまり、本体構造体の左側の位置で右方向に向いている作業者は、電装ブラケット7を手前側(左方向)に引く動作を行う。これにより、電装ブラケット7は第1の位置を基準として開口部111より離間する向き(左方向)に変位させられる。この変位は、突出し26が溝23Sに、軸部112bが案内溝25にそれぞれ案内されることにより行われ、電装ブラケット7は左方向に平行移動させられる。
【0043】
突出し26が溝23Sに当接した位置で電装ブラケット7の移動は制限される。このときの電装ブラケット7の位置が図7(b)に示す第2の位置である。
【0044】
第2の位置において、突出し26が溝23Sに当接した状態のもとでは、案内溝25の端部と軸部112bとの間には、軸部112bの左右方向への移動を可能にする距離が保持されている。また、ねじ穴22の中心を通り前後方向に平行な直線上に溝23Rの端部(突出し26が当接するときの突出し26の中心)が位置する関係にある。
【0045】
第2の位置から第3の位置への変位:
図7(b)に示した第2の位置のもとで、電装ブラケット7の前側の部位を掴んで、手前側(左側)に引くと、電装ブラケット7は軸部112bを支点として、突出し26が溝23Rに沿って回動し始める。この回動の途中の状態を図8(a)に示す。図8(a)に示されるように、電装ブラケット7は突出し26が溝23Rに沿って回動するが、この変位の過程では同時に、案内溝25中で軸部112bの位置も変位し、電装ブラケット7全体は前方向に移動しながら、軸部112bを中心に回動する。回動の支点である軸部112bは、静止系である本体構造体110(後側板2)から観察すれば前側に変位している。
【0046】
図8(a)に示した位置から、さらに電装ブラケット7の回動を進めると、やがて、図8(b)に示すように、突出し26が溝23Rの端部に当接する。このとき、軸部112bは案内溝25の中程の位置にあるものの、突出し26bを支点として電装ブラケット7とともに回動しようとする案内溝25の長手方向が、丁度電装ブラケット7のモーメントの向きと直交する関係にあるので、突出し26と溝23R及び、軸部112bと案内溝25、の各位置関係によって、電装ブラケット7のさらなる回動は阻止された状態となる。このとき、電装ブラケット7は第1の位置から90°回動しており、開口部111を開放している。このような電装ブラケット7の位置を第3の位置と称する。なお、突出し26と軸部112bとは、前後方向と平行な一直線上に位置している。
【0047】
このようにして、電装ユニット7を開いた状態で、電装品のメンテナンスを行う。或いは、図1に示した書込みユニット6を交換等をする。
【0048】
第3の位置から第1の位置への変位:
電装品のメンテナンスを行い、或いは、書込みユニット6を交換等し終えたら電装ブラケット7を第3の位置から第1の位置に戻す。このときには、上記の工程の逆の手順をとる。
【0049】
以上の電装ブラケット7の回動動作の特徴は、回動の過程で電装ブラケット7の回動の支点が一定の位置に固定されず、変位していることである。そして、回動の支点位置をずらすことで、固定支点とした場合よりも電装ブラケット7の回動軌跡を内側にすることができる。
【0050】
本実施例では、図4に基づいて説明したように、Ra=10、Rb=20、x=2.5、y=10と設定しており、そのときの電装ブラケット7の回動時のストッパ80の端点32の回転軌跡は図9に符号33で示すようになる。比較するために仮にRa=Rb,x=0,y=0として溝23Rを形成した場合、つまり、回転の支点をネジ穴22の一点にして電装ブラケット7を回動した場合のストッパ80の端点32の回転軌跡を示すと、図9に符号34で示したようになる。
【0051】
回転軌跡33と回動軌跡34とを比較すれば分かるように、本実施例のように電装ブラケット7の回動過程で、その回動の支点をずらすようにすれば、一定の領域で回転軌跡を固定支点の場合よりも内側にすることができる。
【0052】
図9に示すように、後カバー35と端点32の回動軌跡との距離は、本発明を適用しない場合には、隙間Dが必要であった。特に電装ブラケット7には、図1に示したように、電装関係の電源ユニット8、制御ボード9が装着されているため、ハーネスの通る隙間が必要となってくる。したがって、本実施例のように、後カバー35との対向部において、回動軌跡33が回動軌跡34よりも内側にくれば、より隙間Dに加えて、さらに隙間を確保することができる。また、従来と同じ隙間Dを確保するのであれば、回動軌跡が内側にずれた分、後カバー35の位置を前側に移動でき、画像形成装置のスペース効率を高め、当該画像形成装置の大きさを小さくすることができる。
【0053】
これらの例で、案内溝25とこの案内溝25に係合する軸部112bとの組合せは請求項2にいう第1の係合案内手段の一例であり、案内溝23とこの案内溝23に係合する突出し26との組合せは請求項2〜9にいう第2の係合案内手段の一例である。そして、これら第1の係合案内手段及び第2の係合案内手段を構成する支持部材21、24は請求項1〜9にいう回動支持手段の一例である。
【0054】
第1の係合案内手段を構成する案内軸と案内溝とは、以上の例ように、支持部材21、24間で振り分けられて設けられているが、以上の例の場合と配設位置を入れ替えてもよい。第2の係合案内手段においても同様に、案内軸と案内溝とは、支持部材21、24間で配設位置を入れ替えてもよい。
【0055】
曲線状の溝23Rの形状は、円弧に沿う形状として説明したが、これに限定されるものではなく、定点を中心にして回動する場合よりも回動部材の回動軌跡を一定領域で内側にさせ得るような形状の曲線を全て含むものとする。
【0056】
以上の例では、画像形成装置について説明したが、これに限らず、開閉可能な回動部材と、この回動部材を支持する基体構造を有する装置ついても、本例に準じて、回動支持手段を構成することができ、装置スペース効率を高めることができる。
【0057】
[2]請求項6に対応する例
前記[1]で説明した内容は、全て、本例でも適用することができる。既に説明したように、電装ブラケット7と一体の支持部材24は、後側板2と一体の支持部材21上に重ねられている。よって、電装品を支持していて重量のある電装ブラケット7の荷重を本体構造体110の一部をなす後側板と一体な支持部材21が受けるので、他に荷重を受けるための格別の手段を必要とせず、構成の複雑化を避けることができる。
【0058】
前記[1]で説明した例のように、支持部材21、24の組合せで荷重を受ける場合、電装ブラケット7が大きくなったり、或いは、電装品の荷重が大きくなると、支持部の強度が不十分となり、回動が不安定になるおそれがある。そのような場合には、支持部材21、24と同じ組合せの支持部材を複数設ければ、分担する荷重が減少するので、回動部材を安定して支持することが可能となる。
【0059】
このように、開閉回転機構の支点は、回動部材が大きくなると不安定になるため、後側板2の支持部材21の他にもう一面設けた例を説明する。
図11、図12において、電装ブラケット7及び後側板2の構成は、新たに設けた支持部の他は、前記図2〜図9において説明した構成と同じであるので、同じ部分の構成は、同じ符号を付してある。
【0060】
図10において、支持部材21の下方には、後側板2を曲げ加工して形成したもう一つの支持部材としての矩形板状の下支持部材41が設けられている。この下支持部材41には支持部材21に形成された案内溝23と全く同じ案内溝43が設けられている。
【0061】
また、電装ブラケット7における支持部材24の下方には、下支持部材41の上に重なる位置に、下支持部材41の面に重なるようにして、電装ブラケット7をやはり曲げ加工して形成したもう一つの支持部材としての矩形板状の下支持部材44が設けられている。
【0062】
下支持部材44には前記した突出し26と同じ突出し46が設けられていて、突出し26が案内溝23に係合したのと同じ位置関係で案内溝43に係合している。ここで、支持部材21には、図10(b)に示したように、ねじ穴22に段付ねじ112が螺入されているが、下支持部材41については、案内溝43に沿って突出し46がスライドするときに、案内溝43から外れることがなければ、該下支持部材41には段付きねじを設ける必要がなく、従って、その取り付けのためのねじ穴を設けなくても構わない。
【0063】
図12(a),(b)により変形例を説明する。
図12(a)において、支持部材21の下方には、後側板2を曲げ加工して形成したもう一つの支持部材としての矩形板状の下支持部材51が設けられている。この下支持部材51には支持部材21に形成された案内溝23と同じような案内溝53が設けられている。
【0064】
また、電装ブラケット7における支持部材24の下方には、下支持部材51の上に重なる位置に、下支持部材51の面に重なるようにして、電装ブラケット7をやはり曲げ加工して形成したもう一つの支持部材としての矩形板状の下支持部材54が設けられている。
【0065】
下支持部材54には前記した突出し46と同じ働きをするものとして、図11における突出し46に代えて、折り曲げ部56を設けている。この折り曲げ部56は突出し26が案内溝23に係合しているのと同じ位置関係で案内溝53に係合している。係合の状態を図12(b)に示す。
【0066】
これら図11、図12で示した例では、支持部材24、下支持部材44、54等を電装ブラケット7と一体に構成し、また、支持部材21、下支持部材41、51を後側板2と一体に構成することにより、部品点数を増やすことなく簡単な構成で、安定して開閉回転する機構を得ることができる。
【0067】
[3]請求項7に対応する例
[1]、[2]で説明した開閉回動機構の例において、電装ブラケット7の開閉回転の閉時に電装ブラケット7が第2の位置から第3の位置へ変位して本体構造体110の正規位置に取り付いたときの態様について説明する。
【0068】
図13、図14に示すように、電装ブラケット7の一部であって、開口部111を塞ぐ矩形板状部の上端縁部は、第3の位置において、鉛直な面から90°右に折曲されていて、前後方向に長さを有する一定幅のひさし状部61を形成している。
【0069】
このひさし状部61は、第2の位置から第3の位置へ電装ブラケット7が変位するにつれて、本体構造体110の一部をなす左基準ステー3の左側の上端縁部3aに上から重なって、電装ブラケット7の荷重を第1の位置及び第2の位置で支える機能を有する。
【0070】
第3の位置では、図8(b)で説明したように、電装ブラケット7は第2の位置から90°変位して開口部111を開放した位置にあり、ひさし状部61は上端縁部3aから完全に離間している。この離間した状態から、電装ブラケット7を閉じる向きに回動させるときに、円滑にひさし状部61が上端縁部3aに乗り上げるようにするために、本例では、ひさし状部61の自由端側を一定幅で水平に対してθの傾きを与えて上向きに傾斜させ、傾斜板部62を形成した。
【0071】
このように傾斜板部62を設ければ、電装ブラケット7を第3の位置での開状態から第2の位置での閉状態への変位に際しては、図13(a),(b)に示すように、また、図15に示すように、傾斜板部62は、電装グラケット7の7a→7b→7cの変位に応じて左基準ステー3の上端縁部3aに乗り上げていく。
【0072】
電装ブラケット7が左基準ステー3から外れた、つまり開いた状態においては、通常、電装ブラケット7自体の重さに加えて電源ユニット8、制御ボード9の重さもあり、支点側から離れるほど電装ブラケット7が下がってしまう。
【0073】
しかし、角度θで傾斜させて折り曲げられた傾斜板部62が設けられていることにより、電装ブラケット7が閉じるときには、支点に近い方が下がりが少ないことを利用して、簡単に左基準ステー3に乗り上げさせることができ、正規の取付位置状態に戻すことができる。
【0074】
第1の位置から第2の位置、第2の位置から第1の位置、との間のこれら相互の変位の間は、ひさし状部61が上端縁部3aに乗り上げた状態は保持される。ひさし上部61、傾斜板部62を設けたことで、第2の位置と第3の位置相互間の変位、つまり、電装ブラケット7の開閉いずれの場合においても、回動支持手段に対する急激な荷重の変化が抑えることができ、ひいては、部材を損傷から保護することができる。
【0075】
[4]請求項8、9、10に対応する例
従来、図21(a)に示すように、光書込みユニット6は、上下方向について比較的短い距離で並置する為に、本体構造体110を構成している前側板1と後側板2との間にさし渡して固定された橋梁構造状の支持板116上に取り付けられている。詳しくは、4色の画像が傾いて重ね合わさる事を防止するため、光書込み部から出射される光ビームの走査線の傾きを調整するための調整手段が付帯されているがここでは図示を省略している。
【0076】
かかる単純な橋梁構造による光書き込みユニット6の取り付け構造では、ポリゴンミラー101の駆動装置、その他の駆動源の振動が前後側板を経由して光書き込みユニット6に伝わり、作像部全体が振動を起こしてしまう。基本的な振動モードとして図21(b)に示す上下振動モード、図21(c)に示すねじれ振動モード等が存在する。
【0077】
このような振動が生ずると、感光体100上の光ビーム位置の周期的な変位が引き起こされ、共振周波数に応じた副走査方向の走査ピッチムラが発生する。これは画像上では副走査方向の周期的な濃度ムラとなり、バンディングと呼ばれる。
【0078】
バンディングは0.5mmピッチ付近では視覚的に非常に判別されるが、振動がより高周波数になり、画像上のピッチが狭まると視覚的には判別しにくくなるという特徴がある。このため前述の振動モードでの共振周波数が低い場合には、視覚的に判別されやすく、はなはだしく画像品質を損なう場合があった。
【0079】
本例では、このようなバンディングを解消するため、次のようにして、光書き込みユニット6の支持構造の強度を確保するようにした。
【0080】
電装ブラケット7が第1の位置にあるときであって、当該画像形成装置が通常の使用状態におかれるとき、本体構造体110について、後側板2を外している状態で見たときには、図16に示すように、前側板1、底板90、後側板2と相互9に締結された概略形状がL字状の仕切り板13等が見える。仕切り板13の鉛直面を締結部として、該鉛直面からは左方に、4つの書込み下ステー14が、棚状に設けられている。
【0081】
図1で説明した4つの光書込みユニット6は、これら4つの下ステー14上に締結固定されている。図17に示すように各光書込みユニット6の左側には電装ブラケット7が位置している。電装ブラケット7を、前側板1、後側板2、及び書込み下ステー14にも締結することにより、電装ブラケット7は、本体構造体110と一体的となり、本体構造体110自体を強固することができる。
【0082】
図18により、これら部材間相互の締結関係を具体的に説明する。
各書き込み下ステー14は、仕切り板13との間でねじ117により固定された上で、前側板1との間でねじ119により固定され、後側板2との間でねじ118により固定され、電装ブラケット7との間でねじ120により固定されている。また、電装ブラケット7は、前側板1との間でねじ121により固定されている。なお、電装ブラケット7は、後側板2との間で、回動支持手段の部位でねじ115により固定されていることは、図7(a)で説明した通りである。
【0083】
このように、隣接する光書き込みユニット6(書き込み装置)間に補強の構造部材としての仕切り板13を設け、この仕切り板13を介して、電装ブラケット7や本体構造対110の構成部材とを締結し得る構造として、本体構造体110自体を強固にすることができる。
【0084】
図1、2、16等の位置関係より、本体構造対110について、開口部111の奥に、光書き込みユニット6が設けられる配置となる。このようにすれば、電装ブラケット7を閉じた状態(第1の位置)で電源ユニット8、制御ボード9の交換ができるし、電装ブラケット7を開けた状態(第3の位置)で書込みユニット6の交換を容易に行うことができる。
【0085】
図19(a)、(b)に示すように、電装ブラケット7を後側板2にねじ115で、前側板1にねじ121で取り付け、更に電源ユニット8、制御ボード9等が比較的小型のときには、左基準ステー3にねじ122でねじ止めすることで、3部材に対してねじ止めすることにより、本体構造体を強固に構成することができる。
【0086】
しかし、図20(a)、(b)に示すように、電源ユニット8、制御ボード9が比較的大きくて、前記ねじ122の部位を被うような配置構成を取らざるを得ない場合、つまり、左基準ステー3ねじ止めすることができない場合には、ひさし状部61の面が左基準ステー3を押圧するような位置関係で、それぞれ前側板1、後側板3にねじ止めするようにすれば、左基準ステー3を充分押圧固定でき、本体構造体を強固に構成することができる。
以上の例により、振動を低減し、バンディングを防止することができる。
【0087】
【発明の効果】
請求項1、2、3記載の発明によれば、回動部材の回動軌跡を固定支点の場合よりも内側にすることができるので、基体との干渉を避けることができ、基体と回動部材を有する装置のスペース効率を高めることができる。
【0088】
請求項4、5記載の発明によれば、基体と回動部材とを有する装置において、ストッパにより回動部材の第1の位置を的確に定めることができる。
【0089】
請求項6記載の発明によれば、回動部材の荷重を受ける手段を回動支持手段でまかなうので、全体として構成を簡素化することができる。また、基体と回動部材にそれぞれ一体に支持部材を構成したので、部品点数を増やすことなく簡単な構成で、安定して開閉回転する機構を得ることができる。
【0090】
請求項7記載の発明によれば、傾斜板部を形成したことにより、回動部材の重量が大きくても、開閉動作を容易かつ円滑に行うことができる。
【0091】
請求項8記載の発明によれば、本体構造体、回動部材を含む構造全体を強固にすることにより、光書き込み装置の振動を低減し、バンディングを防止することができる。
【0092】
請求項9記載の発明によれば、電装ブラケットについての回動領域を小さくして、当該電装ブラケットが配置される装置、画像形成装置のスペース効率を高めることができる。
【0093】
請求項10記載の発明によれば、光書き込み装置の交換を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の構成の概要を説明した図である。
【図2】図2(a)本体構造体及び電装ブラケットの分解斜視図,図2(b)は図2(a)に示した本体構造体を組立状態のもとで、この本体構造体を左から右に向かってみたときの概略構造図である。
【図3】電装ブラケットの開閉の様子を説明した平面図である。
【図4】後側板と一体な支持部材の平面図である。
【図5】電装ブラケットと一体な支持部材の平面図である。
【図6】図6(a)は、突出しの部位を示す支持部材の断面図、図6(b)は、段付きねじの正面図である。
【図7】図7(a)は第1の位置における2つの支持部材の関係を説明した図、図7(b)は第2の位置における2つの支持部材の関係を説明した図である。
【図8】図8(a)は第2の位置から第3の位置に移行する途中の2つの支持部材の関係を説明した図、図8(b)は第3の位置における2つの支持部材の関係を説明した図である。
【図9】第1の位置における2つの支持部材の関係を示すと共に、電装ブラケットの回動時の軌跡を比較して説明した図である。
【図10】図10(a)は突出しと溝との係合部の断面図、図10(b)は段付きねじと溝との係合部の断面図である。
【図11】支持部材を上下2段に設けた例を後側板と電装ブラケットとの関係で示した分解斜視図である。
【図12】図12(a)は支持部材を上下2段に設けたもう一つの例を後側板と電装ブラケットとの関係で示した分解斜視図、図12(b)は折り曲げ部と溝との係合部の断面図である。
【図13】図13(a)は電装ブラケットを閉じる途中を説明した斜視図、図13(b)は閉じた状態での斜視図である。
【図14】左基準ステーとひさし状部との関係を説明した断面図である。
【図15】電装ブラケットの閉じ過程を説明した図である。
【図16】本体構造体の一部を説明した斜視図である。
【図17】画像形成装置の構成の概要を説明した図である。
【図18】書き込み下ステー、電装ブラケット、前後側板相互のねじ止め部を説明した図である。
【図19】図19(a)は電装ブラケットに対する電装品の取り付け状態を説明した平面図、図19(b)は電装ブラケットに対する電装品の取り付け状態を説明した正面図である。
【図20】図20(a)は電装ブラケットに対する電装品の取り付け状態を説明した平面図、図20(b)は電装ブラケットに対する電装品の取り付け状態を説明した正面図である。
【図21】21(a)は光書き込みユニットの支持状態を説明した図、図21(b)は光書き込みユニットの上下振動モードを説明した図、図21(c)は光書き込みユニットのねじれ振動モードを説明した図である。
【図22】感光体ユニットの交換時の取り出し状態を説明した斜視図である。
【図23】図23(a)は従来の回動部材の支持構造を説明した斜視図、図23(b)は支持構造の分解斜視図である。
【符号の説明】
8 (回動部材としての)電装ブラケット
23、25 案内溝
26、46 突出し
21、24 (回動支持手段を構成する)支持部材
56 折り曲げ部
110 (基体としての)本体構造体
111 開口部

Claims (10)

  1. 開口部を有する基体と、この開口部を開閉する回動部材からなり、前記回動部材はその一端側を前記開口部の一端側に回動支持手段を介して、回動可能に取り付けられている開閉回動機構において、
    前記回動支持手段は、前記開口部を閉じた状態の前記回動部材が該閉じた状態から開いた状態になる過程で、初めに前記回動部材を前記開口部より離間する向きに変位させ、次いで、前記回動部材が前記一端側を前記基体と干渉させないように回動支点位置を変えつつ回動するよう前記回動部材を案内し、この動作の逆の過程を経て閉じた状態に戻すことを特徴とする開閉回動機構。
  2. 請求項1記載の開閉回動機構において、前記回動支持手段は、案内溝と該案内溝に係合する案内軸との組合せからなる第1の係合案内手段と案内溝と該案内溝に係合する案内軸との組合せからなる第2の係合案内手段とを有し、
    前記第1の係合案内手段における前記案内溝は直線状の部位を有し、前記第2の係合案内手段における前記案内溝は直線状の部位とこれに連続した曲線状の部位とを有することを特徴とする開閉回動機構。
  3. 請求項2記載の開閉回動機構において、前記第1の係合案内手段における前記案内溝と該案内溝に係合する前記案内軸とは前記回動部材と前記基体とに振り分けて設けられており、前記第2の係合案内手段における前記案内溝と該案内溝に係合する前記案内軸も前記回動部材と前記基体とに振り分けて設けられていることを特徴とする開閉回動機構。
  4. 請求項3記載の開閉回動機構において、前記基体側と前記回動部材側とに振り分けられた前記案内溝が形成された支持部材と、この案内溝に係合する前記案内軸が形成された支持部材とには、前記回動部材による前記開口部の閉じ位置を規定するストッパが設けられていることを特徴とする開閉回動機構。
  5. 請求項4記載の開閉回動機構において、前記第2の係合案内手段の前記案内溝は、前記第1の係合案内手段の前記直線状の案内溝と共に前記各案内軸を案内して、前記回動部材の前記ストッパの回動軌跡を一定の領域で、回動中心寄りに制限する曲線形状をしていることを特徴とする開閉回動機構。
  6. 請求項4又は5記載の開閉回動機構において、前記回動部材側の前記支持部材は、前記基体側の前記支持部材の上に重ねられていて、下の前記支持部材が前記前記回動部材の荷重を支える機能を有し、前記基体と前記回動部材にそれぞれ一体に設けられていることを特徴とする開閉回動機構。
  7. 請求項1、2、3、4、5又は6記載の開閉回動機構において、
    前記回動部材が前記開口部を閉じたときの前記回動部材の位置を第1の位置、
    前記回動部材が前記第1の位置を基準として前記開口部より離間する向きに変
    位した位置を第2の位置、
    前記回動部材が前記一端側を中心として回動させられて前記開口部を開放した
    ときの前記回動部材の位置を第3の位置とするとき、
    前記回動部材には、前記第3の位置で前記基体の上端縁部に上から重なるひさし状の傾斜板部が形成されていて、前記第2の位置から前記第1の位置へ変位する際に、この傾斜板部が回動中心寄りの位置から順次前記上端部に乗り上げて上から重なっていくように構成されていることを特徴とする開閉回動機構。
  8. 請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の開閉回動機構において、前記基体は、複数の光書込み装置を並置し、隣接する書込み装置間に補強の構造部材を設け、前記各光書込み装置が構造部材によって仕切られている画像形成装置の本体構造体であり、
    前記回動部材は、前記開口部を閉じた位置において、前記本体構造体に固定され、かつ隣接する前記書込み装置間に設けた補強の構造部材とも固定されることを特徴とする開閉回動機構。
  9. 請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の開閉回動機構において、前記回動部材は、電装部品を装着した電装ブラケットであることを特徴とする開閉回動機構。
  10. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の開閉回動機構において、前記開口部の奥の前記基体には、光書込み装置が設けられていることを特徴とする開閉回動機構。
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