JP3768171B2 - IC card connector eject mechanism - Google Patents
IC card connector eject mechanism Download PDFInfo
- Publication number
- JP3768171B2 JP3768171B2 JP2002138960A JP2002138960A JP3768171B2 JP 3768171 B2 JP3768171 B2 JP 3768171B2 JP 2002138960 A JP2002138960 A JP 2002138960A JP 2002138960 A JP2002138960 A JP 2002138960A JP 3768171 B2 JP3768171 B2 JP 3768171B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- eject button
- eject
- lever
- connector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話器、PDA(personal digital assistance)、小型携帯用オーディオ、デジタルスチルカメラ、ゲーム機等の携帯型電子機器に取り付けられるICカード用コネクタからICカードを排出するイジェクト機構に関し、より詳細には、該イジェクト機構におけるイジェクトボタンを折りたためるようにするとともに、該イジェクトボタンの折りたたみを認識できるようにしたイジェクト機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話器、PDA、携帯型オーディオ、カメラ等の電子機器においては、CPUあるいはメモリ用のIC(integrated circuit;集積回路)が内蔵されたSIM(subscriber identity module)カード、MMC(multi media card)カード、SD(secure digital)カード、スマートメディア(商標名)等のICカードを装着させることで、各種の機能拡張などを行うようにしている。
このようなICカードを着脱自在に装着するためのICカード用コネクタにおいては、コネクタが装着される電子機器側の各種信号処理回路及び電源回路と接続された複数のコンタクト端子がコネクタハウジング内に設けられ、これら複数のコンタクト端子が、装填されたICカードの表面又は裏面に形成されたコンタクトパッドと接触する。すなわち、コネクタに設けられたコンタクト端子を介して、ICカードと該コネクタが取り付けられている電子機器とが電気的に接続される。
【0003】
このようなICカード用コネクタにおいては、該コネクタ内に装着されているICカードを容易に取り出す機構として、イジェクトボタンを単に押し込むことによりICカードをコネクタ内から排出できるようにしたイジェクト機構が従来知られている(例えば、特開平8−90969号公報、特開2001−143789号公報等参照)。
【0004】
このような従来のイジェクト機構においては、イジェクト機構を操作するためのイジェクトボタンは、コネクタのカード挿入口の近傍に配置され、該カード挿入口より前方に突出するように形成されている。これにより、カード挿入口からICカードをイジェクトするために、カード挿入口側でイジェクト操作ができるようになっている。
【0005】
したがって、ICカード用コネクタを内蔵する電子機器において、機能拡張等のためにするICカードの交換が容易となり、電子機器のケース構造も、簡易な構造のものとすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例に示されイジェクト機構においては、特に、コネクタ内にICカード挿入した状態において、該イジェクトボタンがコネクタ挿入口から前方にさらに突出することになり、ICカード用コネクタ自体が電子機器を構成するケース内に設けられているため、該イジェクトボタンがケース外へはみ出してしまい、蓋をすることができなくなる恐れがある。
【0007】
この問題点を避けるべく、例えば、電子機器のケースを大きくすることは、近年のこのような電子機器のコンパクト化の流れに逆行することになり望ましくない。さらに、イジェクトボタンをケース内に折りたたむことも想定されるが、イジェクトボタンが折りたたみ状態からイジェクト操作可能な真っ直ぐの状態になることなくイジェクト操作を実行すると、イジェクトボタンの押圧が不安定になり、ICカードの排出がうまく行われない恐れもある。また、イジェクトボタンがきちんと折りたたまれていないと、上記従来例と同様にケースの蓋を閉めることができない。
【0008】
本発明の目的は、このような問題点に鑑み、イジェクトボタンを折りたたむことにより電子機器のケース内に収容できるようにするとともに、イジェクトボタンの状態を確認できる構造を有し、確実なICカードとの装着、取り外しが可能であり、製造も容易であるICカード用コネクタのイジェクト機構を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のICカード用コネクタのイジェクト機構は、ハウジングに回動自在に取り付けられ、自由端としての一端部がICカードと当接するカムレバーと、末端部において前記カムレバーの他端部と回動自在に係合連結し、ハウジングに摺動自在に取り付けられている操作レバーと、一端部が前記操作レバーの基端部と回動自在に連結されているイジェクトボタンとを備える、搭載されているICカードを排出するためのICカード用コネクタのイジェクト機構において、前記イジェクトボタンの一端部は、該イジェクトボタンの回転軸に平行であって、互いに直交する2つの面を有するとともに、該直交する2つの面が交叉する角部に凸部が設けられ、前記操作レバーの基端部は、前記直交する2つの面に当接する板バネを有するとともに、その基端部を含めて1枚の金属板から成形されていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
先ず、本発明を理解するための参考例について図1を用いて説明する。
【0013】
図1は、ICカードを排出した状態のICカード用コネクタを示しており、(a)は、コネクタの裏面側から見たイジェクト機構のイジェクトボタンを含む部分斜視図であり、(b)は、(a)のB−B断面図である。
【0014】
ICカード用コネクタ1は、電子機器のケース2内に配置されており(図2、3参照)、ICカード(不図示)と電子機器の各種信号処理回路及び電源回路(不図示)とを電気的に接続する複数のコンタクト30を内蔵するハウジング10を含んでいる。該ハウジング10は、上面側を構成するカバー部材11と下面側を構成するベース部材12から形成され、前方にICカード挿入口13を備えている。
【0015】
ICカード用コネクタ1は、また、該コネクタ1に装着されているICカードの取り出しを容易にするためのイジェクト機構20を含んでいる。
【0016】
このイジェクト機構20は、概略、イジェクトボタン21、操作レバー22、カムレバー230(図2参照)を含んでいる。該イジェクト機構20は、ハウジング10の一方の側壁に沿って形成されている。具体的には、イジェクト機構20の操作レバー22が、ハウジング10のカバー部材11及びベース部材12のそれぞれに一体形成されている複数の支持部材11a、12aにより、ハウジング10の側壁に沿って摺動自在に支持されている。
【0017】
イジェクトボタン21は、合成樹脂製である。図1(b)に示されるように、イジェクトボタン21の一端部は、後述する操作レバー22との連結部として形成される。すなわち、該一端部には、係合溝21a及び該係合溝21a内適所に凹部21bが形成されるとともに、連結ピン24を回転軸として、操作レバー22に対して回動自在に取り付けられる。また、イジェクトボタン21の自由端としての他端部は、押圧面21dとして構成されている。
【0018】
操作レバー22は、基端部22aと末端部22cを有し、該基端部22aと末端部22cとの間には、金属製の棒状レバー22bが延在している。操作レバー22の基端部22aは、イジェクトボタン21との連結部として構成されており、合成樹脂で形成されている。該基端部22aの一端側は、図1(b)に示されるように、イジェクトボタン21の係合溝21aに連結ピン24を介して回動自在に連結する係合突出端部22dが形成されている。該係合突出端部22dは、イジェクトボタン21の係合溝21aの凹部21bに対応し、該凹部21bに嵌り込むように形成されている突起22eを有する。また、該基端部22aの他端側は、金属製の棒状レバー22bが圧入固定されている。
【0019】
なお、該突起22eと凹部21bとは、イジェクトボタン21と操作レバー22が一直線状になった時、操作レバー22の突起22eがイジェクトボタン21の凹部21bに嵌り込むように、それぞれ係合突出端部22d及び係合溝21aに設けられている。すなわち、該突起22eと凹部21bとは、イジェクトボタ21と操作レバー22とを一直線状態にロックするロック機構として作用する。
【0020】
さらに、操作レバー22の末端部22cは、カムレバー230に回動自在に係合し、連結されている。
【0021】
カムレバー230は、図2に示されるように、カバー部材11のカード挿入口13と反対側である後方位置において、回転軸としてのリベット部材233を介して該カバー部材11に回動自在に軸支されている。カムレバー230の一端部232は、下方に折り曲げられ、その折り曲げられた先端部234は、カバー部材11に形成されているU溝14を通って、ハウジング10内に配置され、挿入されるICカードに当接するように構成されており、他端部231は、操作レバー22の末端部22cと係合連結している。
【0022】
このように構成されているイジェクト機構20の動作について以下に簡単に説明する。
【0023】
図1(a)に示されるように、ICカードが装着されていない状態にあるコネクタ1に、ICカードがカード挿入口13からハウジング10内に挿入される。該ICカードの複数のパッドと対応する複数のコンタクトが電気的に接触するように充分にハウジング10内に押し込まれるにつれて、挿入されるICカードの先端部が、カムレバー230のハウジング10内に位置しているカムレバー230の折り曲げられている先端部234に当接し、該カムレバー230を回動させる。
【0024】
このカムレバー230の回動に伴い、該カムレバー230と係合連結している操作レバー22を前方へ押し出し、結果としてイジェクトボタン21を図に示されている位置よりさらに前方に押し出す。次に、イジェクトボタン21は、連結ピン24回りに上方に回動され、操作レバー22に対して略直角になるまで折りたたまれる。これにより、電子機器ケース2の蓋3を閉めることが可能となる。
【0025】
なお、イジェクトボタン21が折りたたまれている時、操作レバー22の基端部22aの係合突出端部22dに設けられている突起22eは、イジェクトボタン21の係合溝21aに形成されている凹部21bから抜け出ている。イジェクトボタン21や操作レバー22の基端部22aが合成樹脂製であり、それによって、該イジェクトボタン21の係合溝21aの周囲壁21cや操作レバー22の基端部22a係合突出端部22dの突起22eが若干の弾性変形をするため、突起22eは、凹部21bから抜け出すことができる。
【0026】
コネクタ1からICカードを取り出す時は、先ず、折りたたまれているイジェクトボタン21を操作レバー22とが一直線をなすように開く。上記したように、イジェクトボタン21と操作レバー22が一直線状になった時、操作レバー22の突起22eがイジェクトボタン21の凹部21bに嵌り込むように形成されている。したがって、突起22eが凹部21bに嵌まり込んだ時、若干のスナップ音を発生し、さらにイジェクトボタン21を開こうとする場合突起22eが凹部21bから脱出するための抵抗感もあって、イジェクトボタン21と操作レバー22が一直線状になったことが感知される。なお、これを応用して、上記イジェクトボタン21が操作レバー22に対して略直角に折りたたまれた位置に対応して、イジェクトボタン21の係合溝21aに凹部21bとは別に第2の凹部を形成してもよい。このように構成すれば、イジェクトボタン21が折りたたまれた時、突起22eが第2の凹部に嵌り込むことにより、イジェクトボタン21と操作レバー22が一直線状になった時と同様の上記作用効果が期待できる。
【0027】
イジェクトボタン21と操作レバー22が一直線状になった時点で、該イジェクトボタン21の押圧部21dを後方に押し込むと、カムレバー230がカバー部材11上で回転する。この回転により、ICカードに当接しているカムレバー230の折れ曲げられている先端部234がICカードをカード挿入口13からICカードの一部を前方に押し出す。すなわち、ICカードがコネクタ1からイジェクトされる。次に、この押し出されたICカードの一部を掴むことにより、ICカードは、コネクタ1からケース2外に完全に取り出されることが可能となる。
【0028】
以上説明したように、本参考例におけるイジェクト機構20は、確実に且つ安全で容易に、ICカードをコネクタ1から取り出すことができる。
【0029】
次に、上記参考例をふまえて、本発明の実施形態について図2〜6を用いて説明する。
【0030】
図2は、本発明の第2の実施形態であるICカード用コネクタを示すものであり、電子機器ケース内に配置されている、ICカードを排出した状態にある該ICカード用コネクタの斜視図である。図3は、図2に示されるICカード用コネクタと同様にICカードを排出した状態を示しており、コネクタの裏面側から見たイジェクト機構のイジェクトボタンを含む部分斜視図である。図4は、図2に示される状態から、ICカードを装着して後、イジェクトボタンを折りたたんだ状態にあるICカード用コネクタの斜視図である。図5は、イジェクトボタンの折りたたみを説明するためのイジェクト機構の一部拡大側断面図であり、(a)は、イジェクトボタンが折りたたまれている時、(b)は、イジェクトボタンと操作レバーが一直線状になっている時、(c)は、その中間位置にある時を示しており、(d)は、イジェクトボタンの別の実施形態を示している。図6は、操作レバーの展開図である。
【0031】
ICカード用コネクタ1は、図2、4に示されるように、電子機器のケース2内に配置されており、ICカード5(図4参照)と電子機器の各種信号処理回路及び電源回路とを電気的に接続する複数のコンタクト30を内蔵するハウジング10を含んでいる。該ハウジング10は、上記第1の実施形態と同様に、上面側を構成するカバー部材11と下面側を構成するベース部材12から形成され、前方にICカード挿入口13を備えている。なお、40(図3参照)は、ICカード用コネクタ1を電子機器のケース2内の回路基板(不図示)に固定するための固定脚であり、コンタクト30の脚と同じ高さを有している。
【0032】
ICカード用コネクタ1は、また、該コネクタ1に装着されているICカードの取り出しを容易にするためのイジェクト機構200を含んでいる。
【0033】
このイジェクト機構200は、概略、イジェクトボタン210、操作レバー220、カムレバー230を含んでおり、このような基本構成では、従来例と同様である。該イジェクト機構200は、ハウジング10の一方の側壁に沿って形成されている。具体的には、イジェクト機構200の操作レバー220(より詳細には、該操作レバー22の棒状レバー222)が、ハウジング10のカバー部材11及びベース部材12のそれぞれに一体形成されている複数の支持部材11a、12aにより、ハウジング10の側壁に沿って摺動自在に支持されている。
【0034】
イジェクトボタン210は、金属製で、略四角柱に形成され、その一端部は、連結部212として構成され、自由端としての他端部は、押圧部211として構成されている。連結部212は、回転軸としての連結ピン240を介して操作レバー220に対して回動自在に連結される。図5に示されるように、イジェクトボタン210の連結部212における連結ピン240に平行で、互いには直交している下壁面213及び底壁面214は、後述する操作レバー220の基端部221に設けられている板バネ225に当接するように構成されている。
【0035】
また、イジェクトボタン210の下壁面213と底壁面214は、連結ピン240の回転中心から略等距離に形成されるとともに、イジェクトボタン210の下壁面213と底壁面214までの連結ピン240の回転中心からの距離(回転半径)rが、同じく該下壁面213と底壁面214とが交叉する角部216までの距離(回転半径)Rより小さくなるように形成されている。なお、角部216には、回転半径Rをさらに大きくするために、凸部217が形成されていてもよい。この場合、該凸部217は、図5(d)に示されるように、下壁面213に沿って底壁面214に垂直に突出するように形成されるとともに、イジェクトボタン210が操作レバー220と略直角に折り曲げられた時、該凸部217が板バネ225先端から外れるように設けられることが好ましい。
【0036】
さらに、イジェクトボタン210の連結部212における連結ピン240に垂直な対向する2つの第2の側壁面215、215は、操作レバー22の第1、2の側壁224、226に対応し、これらを連結ピン240が貫通して、イジェクトボタン210と操作レバー220を回動自在に連結している。
【0037】
操作レバー220は、イジェクトボタン210との連結部としての基端部221とカムレバー230との連結部としての末端部223を有し、該基端部221と末端部223との間には、棒状レバー222が延在している。操作レバー220は、金属製で、基端部221、末端部223及びそれらの間に延在する金属製の棒状レバー222を含めて一体に形成されている。すなわち、以下に示すように、金属板をプレス加工により折り曲げられ、特に基端部221は、イジェクトボタン210の断面形状に略等しい四角形の断面形状を有する角筒に加工成形される。
【0038】
操作レバー220は、図6に示されるような形状に打ち抜かれた金属板をプレス加工により折り曲げて成形される。先ず、点線で示される折線aに沿って折り返し、重ね合わせることにより、補強された棒状レバー222が形成され、続いて、実線で示される折線b、c、dに沿って折り曲げ、基端部221の第1の側壁224、下壁225、第2の側壁226及び上壁227が形成され、全体として、角筒形の基端部221を有する操作レバー220として加工成形される。なお、下壁225は、板バネとして機能する。該下壁225は、図6に示されるように、折り線eに沿って若干内側に折り込むようにして板バネとしてのバネ性を増大させてもよい。
【0039】
また、図6に示される228は、イジェクトボタン210と回転自在に連結されるための連結ピン240が嵌合する軸孔であり、図3に示される229は、棒状レバー222の適所に設けられている案内溝であり、該案内溝229には、案内溝229に対応してベース部材12から突出形成されている案内兼用支持部材12bが摺動自在に係合しており、同時に棒状レバー222(すなわち、操作レバー220)を支持している。このような案内溝229及び支持部材12bを設けることにより、操作レバー220の前後方向の移動距離を案内溝229の長さ以内に規制することができる。
【0040】
カムレバー230は、上記第1の実施形態と同じ構造を有しているが、再度簡単に説明しておく。カムレバー230は、カバー部材11のICカード挿入口と反対側である後方位置において回動自在に該カバー部材11にリベット部材233で軸支されており、他方の端部231は、上記したように操作レバー220の末端部223と回動自在に係合連結し、一方の端部232は、下方に折り曲げられている。該端部232の折り曲げられた先端部234は、カバー部材11後方端から切り欠き形成されているU溝14を通ってハウジング10内に配置されている。
【0041】
このように構成されている本実施形態におけるイジェクト機構200の動作について以下に簡単に説明する。
【0042】
図2に示されるように、コネクタ1にICカード5が装着されていない状態において、カード挿入口13からコネクタ1のハウジング10内にICカード5が挿入される。該ICカード5の複数のパッドと対応する複数のコンタクトが電気的に接触するように充分にハウジング10内に押し込まれるにつれて、挿入されるICカード5の先端部が、カムレバー230の他方の端部232においてハウジング10内に折り曲げられている先端部234に当接し、該折り曲げられている先端部234を後方に押し込み、カムレバー230をカバー部材11上でリベット部材233周りに回動させる。
【0043】
このカムレバー230の回動に伴い、該カムレバー230の他方の端部231と係合連結されている操作レバー220が前方へ押し出され、結果としてイジェクトボタン210が図2に示されるよりもさらに前方に押し出される。この時、操作レバー220の案内溝229と支持部材12bとにより移動距離が規制されているので、例えば、カムレバー230の折り曲げられている先端部234が、カバー部材11のU溝14から外れることがない。
【0044】
次に、図3に示されるように、イジェクトボタン210は、連結ピン240回りに上方に回動され、操作レバー220に対して略直角になるまで折りたたまれる。これにより、ICカード用コネクタ1を搭載している電子機器の蓋3を閉じることが可能となる。
【0045】
ここで、本発明の特徴とするイジェクトボタン210の折りたたみ及びイジェクト操作が可能となるイジェクトボタン210の開放を感知する機構について説明する。
【0046】
イジェクトボタン210が折りたたまれる前、すなわちイジェクトボタン210が操作レバー220と一直線上にあるように開いている時、該イジェクトボタン210の下壁面213は、図5(b)に示されるように、操作レバー220の基端部221の下壁を構成する板バネ225に当接(又は押圧)されている。
【0047】
図5(b)に示されるイジェクトボタン210が操作レバー220と一直線上にあるように開いている状態から、図5(a)に示されるイジェクトボタン210が操作レバー220に略直角状態となる位置までイジェクトボタン210を折りたたむ時、先ず、板ばね225に当接する部材が、イジェクトボタン210の下壁面213から角部216へ変わる。この時、イジェクトボタン210の下壁面213の回転半径rより、角部216における回転半径Rのほうが大きいので、イジェクトボタン210の角部216が板バネ225に当接し、該板バネ225を下方に押し下げる。続いて、板ばね225に当接する部材が、イジェクトボタン210の角部216から底壁面214へ変わる。この時、角部216における回転半径Rと底壁面214の回転半径rとの差分下方に押し下げられていた板バネ225は、付与されていたバネ力により瞬時に底壁面214に当たり、スナップ音を発する。このスナップ音により、イジェクトボタン210が所定の位置まで折れ曲がったことが感知される。また、イジェクトボタン210のこれ以上の折り曲げは、操作レバー220の基端部221を構成する上壁227がロック機構として作用する。
【0048】
次に、折り曲げられているイジェクトボタン210を操作レバー220と一直線状になるように開く時は、上記イジェクトボタン210を折り曲げるときと反対に、板ばね225に当接する部材が、底壁面214から角部216を経て下壁面213へと移る。この時、同様に、角部216における回転半径Rと底壁面214の回転半径rとの差分下方に押し下げられていた板バネ225は、付与されていたバネ力により瞬時に下壁面213に当たり、スナップ音を発する。
【0049】
また、操作レバー220の基端部221を構成する下壁すなわち板バネ225がロック機構として作用し、イジェクトボタン210のこれ以上の開放が妨げられる。すなわち、イジェクトボタン210のさらなる開放に対し、板バネ225のバネ力が下壁面213に作用し抵抗感を与えるとともに、イェクトボタン210を押し戻す。
【0050】
イジェクトボタン210と操作レバー220が一直線状になった時点で、該イジェクトボタン210の押圧部211を後方に押し込むと、カムレバー230がカバー部材11上で回転する。この回転により、ICカード5に当接しているカムレバー230の折れ曲げられている先端部234がICカード5の一部をカード挿入口13から前方に押し出す。すなわち、ICカード5がコネクタ1からイジェクトされる。次に、この押し出されたICカード5の一部を掴むことにより、ICカード5は、コネクタ1からケース2外に完全に取り出されることが可能となる。
【0051】
以上説明したように、本実施形態におけるイジェクト機構200は、上記第1の実施形態におけるイジェクト機構20のように、イジェクトボタン21の折り曲げや開放に伴う突起22eの摩耗やイジェクトボタン21の回転軸24方向における変形の繰り返しによる疲労等がなく、イジェクトボタン210の角部216が単に板バネとしての下壁225を上下動させるだけの構造であるから、第1の実施形態よりもより確実に且つ安全で容易に、ICカード5をコネクタ1から取り出すことができる。
【0052】
【発明の効果】
本発明におけるICカード用コネクタのイジェクト機構は、上記したように、イジェクトボタンを折り曲げ可能としたので、電子機器のケースの小型化を維持できるとともに、抵抗感又は音と抵抗感とで、該イジェクト機構のイジェクトボタンの折り曲げ及び一直線化を感知できるようにしたので、確実に且つ安全で容易に、ICカードをコネクタに装着し又はコネクタから取り出すことができる。また、その構造も簡単であるため、容易に且つ安価に製造可能である。
【0053】
さらに、イジェクト機構の操作レバー部分全体を金属板で一体に形成することにより、構造的に強度を増すとともに、音と抵抗感を与える構造の動きに無駄がなく寿命も長くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ICカードを排出した状態のICカード用コネクタを示しており、(a)は、コネクタの裏面側から見たイジェクト機構のイジェクトボタンを含む部分斜視図であり、(b)は、(a)のB−B断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態であるICカード用コネクタを示すものであり、電子機器ケース内に配置されている、ICカードを排出した状態にある該ICカード用コネクタの斜視図である。
【図3】図2に示されるICカード用コネクタと同様にICカードを排出した状態を示しており、コネクタの裏面側から見たイジェクト機構のイジェクトボタンを含む部分斜視図である。
【図4】図2に示される状態から、ICカードを装着して後、イジェクトボタンを折りたたんだ状態にあるICカード用コネクタの斜視図である。
【図5】イジェクトボタンの折りたたみを説明するためのイジェクト機構の一部拡大側断面図であり、(a)は、イジェクトボタンが折りたたまれている時、(b)は、イジェクトボタンと操作レバーが一直線状になっている時、(c)は、その中間位置にある時を示しており、(d)は、イジェクトボタンの別の実施形態を示している。
【図6】操作レバーの展開図である。
【符号の説明】
1 ICカード用コネクタ
2 電子機器ケース
3 ケース用蓋
5 ICカード
10 ハウジング
11 カバー部材
11a 支持部材
12 ベース部材
12a 支持部材
12b 案内兼用支持部材
13 カード挿入口
14 U溝
20、200 イジェクト機構
21、210 イジェクトボタン
21a 係合溝
21b 凹部
21c 周囲壁
21d 押圧面
22、220 操作レバー
22a 基端部(連結部)
22b 棒状レバー
22c 末端部
22d 係合突出端部
22e 突起
24、240 連結ピン(回転軸)
30 コンタクト
(210 イジェクトボタン)
211 押圧部
212 連結部
213 下壁面
214 底壁面
215 側壁面
216 角部
217 凸部
(220 操作レバー)
221 基端部(連結部)
222 棒状レバー
223 末端部
224 第1の側壁
225 下壁(板バネ)
226 第2の側壁
227 上壁
228 軸孔
229 案内溝
230 カムレバー
231 他方の端部
232 一方の端部
233 リベット部材
234 先端部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an eject mechanism that ejects an IC card from a connector for an IC card attached to a portable electronic device such as a mobile phone, a PDA (personal digital assistance), a small portable audio, a digital still camera, or a game machine, and more More specifically, the present invention relates to an eject mechanism that can fold an eject button in the eject mechanism and recognize the folding of the eject button.
[0002]
[Prior art]
In electronic devices such as cellular phones, PDAs, portable audio devices, and cameras, a SIM (subscriber identity module) card or MMC (multi media card) card with an integrated circuit (IC) for CPU or memory Various function expansions are performed by attaching an IC card such as an SD (secure digital) card or a smart media (trade name).
In an IC card connector for detachably mounting such an IC card, a plurality of contact terminals connected to various signal processing circuits and power supply circuits on the electronic device side where the connector is mounted are provided in the connector housing. The plurality of contact terminals come into contact with contact pads formed on the front surface or the back surface of the loaded IC card. That is, the IC card and the electronic device to which the connector is attached are electrically connected via contact terminals provided on the connector.
[0003]
In such an IC card connector, an eject mechanism that allows an IC card to be ejected from the connector by simply pushing the eject button is known as a mechanism for easily removing the IC card mounted in the connector. (See, for example, JP-A-8-90969 and JP-A-2001-143789).
[0004]
In such a conventional eject mechanism, an eject button for operating the eject mechanism is disposed in the vicinity of the card insertion slot of the connector and is formed so as to protrude forward from the card insertion slot. Thereby, in order to eject the IC card from the card insertion slot, the ejection operation can be performed on the card insertion slot side.
[0005]
Therefore, in an electronic device having a built-in IC card connector, it is easy to replace an IC card for function expansion and the case structure of the electronic device can be simplified.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the eject mechanism shown in the conventional example, particularly when the IC card is inserted into the connector, the eject button further protrudes forward from the connector insertion slot, and the IC card connector itself is an electronic device. Since the eject button protrudes outside the case, the lid cannot be covered.
[0007]
In order to avoid this problem, for example, enlarging the case of an electronic device is not desirable because it goes against the recent trend of downsizing electronic devices. Furthermore, it is assumed that the eject button is folded in the case. However, if the eject button is executed without being in a straight state where the eject button can be ejected from the folded state, the ejection of the eject button becomes unstable. Cards may not be ejected properly. Further, if the eject button is not properly folded, the case lid cannot be closed as in the above-described conventional example.
[0008]
In view of such a problem, the object of the present invention is to enable the housing of an electronic device by folding the eject button and to confirm the state of the eject button, and to provide a reliable IC card. It is an object of the present invention to provide an IC card connector ejecting mechanism that can be attached and detached, and that is easy to manufacture.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an ejecting mechanism for an IC card connector according to the present invention is rotatably attached to a housing and has a cam lever whose one end as a free end abuts on the IC card, and the cam lever at the end. An operating lever that is pivotably engaged with the other end and is slidably attached to the housing, and an eject button having one end pivotally connected to the base end of the operating lever. In the eject mechanism of the IC card connector for discharging the mounted IC card, One end of the eject button has two surfaces that are parallel to the rotation axis of the eject button and are orthogonal to each other, and a convex portion is provided at a corner where the two orthogonal surfaces intersect, The base end portion of the lever has a leaf spring that comes into contact with the two orthogonal surfaces, and is formed from a single metal plate including the base end portion. It is characterized by that.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
First, the present invention Examples to understand Will be described with reference to FIG.
[0013]
FIG. 1 shows an IC card connector in a state in which the IC card is ejected, (a) is a partial perspective view including an eject button of an eject mechanism viewed from the back side of the connector, and (b) It is BB sectional drawing of (a).
[0014]
The
[0015]
The
[0016]
The
[0017]
The
[0018]
The
[0019]
The protrusions 22e and the
[0020]
Further, the
[0021]
As shown in FIG. 2, the
[0022]
The operation of the
[0023]
As shown in FIG. 1A, the IC card is inserted into the
[0024]
As the
[0025]
When the
[0026]
When taking out the IC card from the
[0027]
When the
[0028]
As explained above, the book Reference example The
[0029]
next, Based on the above reference example, The present invention The fruit The embodiment will be described with reference to FIGS.
[0030]
FIG. 2 shows an IC card connector according to a second embodiment of the present invention, and is a perspective view of the IC card connector in an electronic device case in a state where the IC card is ejected. It is. FIG. 3 shows a state in which the IC card is ejected in the same manner as the IC card connector shown in FIG. 2, and is a partial perspective view including the eject button of the eject mechanism as viewed from the back side of the connector. FIG. 4 is a perspective view of the IC card connector in a state where the eject button is folded after the IC card is mounted from the state shown in FIG. FIG. 5 is a partially enlarged side cross-sectional view of the eject mechanism for explaining folding of the eject button. FIG. 5A is a view when the eject button is folded, and FIG. When it is in a straight line, (c) shows the time when it is in the middle position, and (d) shows another embodiment of the eject button. FIG. 6 is a development view of the operation lever.
[0031]
As shown in FIGS. 2 and 4, the
[0032]
The
[0033]
The
[0034]
The
[0035]
Further, the
[0036]
Furthermore, two opposing second side wall surfaces 215 and 215 perpendicular to the connecting
[0037]
The
[0038]
The
[0039]
Further,
[0040]
The
[0041]
The operation of the
[0042]
As shown in FIG. 2, the
[0043]
As the
[0044]
Next, as shown in FIG. 3, the
[0045]
Here, a mechanism for sensing the opening of the
[0046]
Before the
[0047]
5B is a position where the
[0048]
Next, when the
[0049]
In addition, the lower wall constituting the
[0050]
When the
[0051]
As described above, the
[0052]
【The invention's effect】
As described above, the eject mechanism of the IC card connector in the present invention enables the eject button to be bent, so that it is possible to maintain the downsizing of the case of the electronic device and to perform the eject with resistance or sound and resistance. Since the bending and alignment of the eject button of the mechanism can be sensed, the IC card can be attached to or removed from the connector reliably and safely. Moreover, since the structure is also simple, it can be manufactured easily and inexpensively.
[0053]
Further, by integrally forming the operation lever portion of the eject mechanism integrally with a metal plate, the strength is structurally increased, and the movement of the structure that gives sound and resistance is not wasted and the life is extended.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows an IC card connector with an IC card ejected, wherein (a) is a partial perspective view including an eject button of an eject mechanism as viewed from the back side of the connector, and (b) is It is BB sectional drawing of (a).
FIG. 2 shows an IC card connector according to a second embodiment of the present invention, and is a perspective view of the IC card connector in an electronic device case in a state where the IC card is ejected. It is.
FIG. 3 is a partial perspective view showing a state where the IC card is ejected in the same manner as the IC card connector shown in FIG.
4 is a perspective view of the IC card connector in a state where the eject button is folded after the IC card is mounted from the state shown in FIG. 2. FIG.
FIG. 5 is a partially enlarged side cross-sectional view of an eject mechanism for explaining folding of the eject button. FIG. 5 (a) shows a state where the eject button is folded, and FIG. When it is in a straight line, (c) shows the time when it is in the middle position, and (d) shows another embodiment of the eject button.
FIG. 6 is a development view of the operation lever.
[Explanation of symbols]
1 IC card connector
2 Electronic equipment case
3 Case lid
5 IC card
10 Housing
11 Cover member
11a Support member
12 Base member
12a Support member
12b Supporting member for guidance and use
13 Card slot
14 U groove
20, 200 Eject mechanism
21, 210 Eject button
21a engaging groove
21b recess
21c Surrounding wall
21d Pressing surface
22, 220 Operation lever
22a Base end (connecting part)
22b Bar-shaped lever
22c end
22d engagement protruding end
22e protrusion
24, 240 Connecting pin (rotary shaft)
30 contacts
(210 Eject button)
211 Pressing part
212 Connecting part
213 Lower wall
214 Bottom wall
215 Side wall surface
216 Corner
217 Convex
(220 Operation lever)
221 Base end (connecting part)
222 Rod lever
223 Terminal
224 first side wall
225 Lower wall (leaf spring)
226 second side wall
227 Upper wall
228 shaft hole
229 guide groove
230 Cam lever
231 The other end
232 One end
233 Rivet member
234 Tip
Claims (1)
末端部において前記カムレバーの他端部と回動自在に係合連結し、ハウジングに摺動自在に取り付けられている操作レバーと、
一端部が前記操作レバーの基端部と回動自在に連結されているイジェクトボタンと、
を備える、搭載されているICカードを排出するためのICカード用コネクタのイジェクト機構において、
前記イジェクトボタンの一端部は、該イジェクトボタンの回転軸に平行であって、互いに直交する2つの面を有するとともに、該直交する2つの面が交叉する角部に凸部が設けられ、
前記操作レバーの基端部は、前記直交する2つの面に当接する板バネを有するとともに、その基端部を含めて1枚の金属板から成形されていることを特徴とするICカード用コネクタのイジェクト機構。A cam lever that is pivotally attached to the housing and has one end as a free end in contact with the IC card;
An operation lever that is rotatably engaged with the other end of the cam lever at the end, and is slidably attached to the housing;
An eject button whose one end is rotatably connected to the base end of the operating lever;
In the eject mechanism of the IC card connector for discharging the mounted IC card, comprising:
One end portion of the eject button is parallel to the rotation axis of the eject button and has two surfaces orthogonal to each other, and a convex portion is provided at a corner where the two orthogonal surfaces intersect,
The base end portion of the operating lever has a leaf spring that abuts against the two orthogonal surfaces, and is formed from a single metal plate including the base end portion. Eject mechanism.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002138960A JP3768171B2 (en) | 2002-05-14 | 2002-05-14 | IC card connector eject mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002138960A JP3768171B2 (en) | 2002-05-14 | 2002-05-14 | IC card connector eject mechanism |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003331986A JP2003331986A (en) | 2003-11-21 |
JP3768171B2 true JP3768171B2 (en) | 2006-04-19 |
Family
ID=29700272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002138960A Expired - Fee Related JP3768171B2 (en) | 2002-05-14 | 2002-05-14 | IC card connector eject mechanism |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3768171B2 (en) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4190471B2 (en) * | 2004-07-15 | 2008-12-03 | シャープ株式会社 | Electrical equipment |
KR101696939B1 (en) | 2008-10-29 | 2017-01-16 | 후지필름 가부시키가이샤 | Dye, photoelectric conversion element and photoelectrochemical cell each comprising the dye, and process for producing dye |
JP5620081B2 (en) | 2009-09-28 | 2014-11-05 | 富士フイルム株式会社 | Method for manufacturing photoelectric conversion element |
JP5524557B2 (en) | 2009-09-28 | 2014-06-18 | 富士フイルム株式会社 | Method for producing photoelectric conversion element, photoelectric conversion element, and photoelectrochemical cell |
JP5972811B2 (en) | 2013-02-22 | 2016-08-17 | 富士フイルム株式会社 | Photoelectric conversion element, method for producing photoelectric conversion element, and dye-sensitized solar cell |
KR200479806Y1 (en) * | 2014-09-25 | 2016-03-10 | 주식회사 제이앤티씨 | Socket connector for Nano-SIM and Micro-SD Combo lever type |
-
2002
- 2002-05-14 JP JP2002138960A patent/JP3768171B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003331986A (en) | 2003-11-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1557781B1 (en) | A card connector for an electronic device and a contact used therein | |
JP4633102B2 (en) | Card connector | |
JP3929052B2 (en) | Card connector | |
JP4698360B2 (en) | Card connector | |
JP3919605B2 (en) | Electronic equipment | |
JP5852056B2 (en) | Card connectors and contacts | |
JP6442258B2 (en) | Card holding member and card connector | |
JP3504897B2 (en) | Card connector structure | |
KR100717739B1 (en) | Dual card type connector of mobile phone | |
CN111697399B (en) | Multi-card socket for mobile communication terminal and multi-card connector including the same | |
TWI327800B (en) | Memory card connector | |
WO2001035333A1 (en) | Card connector | |
JP3768171B2 (en) | IC card connector eject mechanism | |
JP4848980B2 (en) | Card connector | |
JP2006190564A (en) | Connector for card | |
KR100698542B1 (en) | Terminal's manufacturing method of dual card type connector of mobile phone | |
TW202040887A (en) | Connector tray and connector | |
KR100717740B1 (en) | Dual card type connector of mobile phone | |
KR100717741B1 (en) | Switch terminal structure for connector of mobile phone | |
JP6636353B2 (en) | Card connector | |
WO2020170822A1 (en) | Card holding member and connector set for card | |
JP6585416B2 (en) | Card connector | |
JP6423174B2 (en) | Card tray with card tray and card tray | |
KR101076652B1 (en) | Connector and detection switch | |
KR200419255Y1 (en) | Dual card type connector of mobile phone |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050902 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050916 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051115 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20051115 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060127 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060131 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |